JP2000331728A - 電極用コネクタ - Google Patents

電極用コネクタ

Info

Publication number
JP2000331728A
JP2000331728A JP11143430A JP14343099A JP2000331728A JP 2000331728 A JP2000331728 A JP 2000331728A JP 11143430 A JP11143430 A JP 11143430A JP 14343099 A JP14343099 A JP 14343099A JP 2000331728 A JP2000331728 A JP 2000331728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
connector
electrode terminal
light emitting
receiving element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11143430A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Kobayashi
博文 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11143430A priority Critical patent/JP2000331728A/ja
Publication of JP2000331728A publication Critical patent/JP2000331728A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同心円上に等間隔で配置されたリードピンを
持つ発受光素子をプリント基板上に実装した場合に、大
幅なコストアップを招くことなしに、良好な伝送特性を
得る。 【解決手段】 発受光素子11の各リードピン12をコ
ネクタ15のガイド部16に挿入することで発受光素子
11をプリント基板13に実装する。コネクタ15は、
リードピン12を挿入可能な挿入孔17を有するガイド
部16を直線上に複数配置し、かつガイド部16の少な
くとも一つをリードピン12が挿入された状態で電気的
に同軸ケーブルと等価に機能するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光通信システム
に用いられる電極用コネクタに関し、詳しくはファイバ
結合CAN型発受光素子をプリント基板へ実装する際に
用いられるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、CAN型発受光素子と光ファイ
バとが光学的に結合されたファイバ結合CAN型発受光
素子(以下、発受光素子)の概略斜視図である。図7に
示すように、一般的な発受光素子1では4本のリードピ
ン(電極端子)2が同心円上に等間隔で配置されてい
る。図8は、上記発受光素子1をプリント基板上に実装
した場合の概略斜視図である。実装に際し、発受光素子
1の各リードピン2は直線上に配置されるように曲げ加
工され、プリント基板3上に形成された電極パッド4に
それぞれハンダ付けされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記発受光素子1の各
リードピン2の曲げ加工は、治具又は手作業により行わ
れる。しかし、治具を用いた場合には、リードピンの位
置精度や治具の磨耗具合などの管理が必要となり、また
手作業の場合には、治具を用いた場合よりもリードピン
の位置精度を出すのが難しく、加工にも手間と時間が必
要になるという問題点があった。これらは、いずれもコ
ストアップの原因となっていた。
【0004】一方、プリント基板3に実装された発受光
素子1のリードピン2は、空間に対して剥き出し状態と
なっている。このため、高周波信号が伝送される線路と
接続されたリードピンは、電磁波による外来ノイズの影
響を受け、信号が劣化するという問題点があった。ま
た、リードピン2は高周波領域ではインダクタ成分とな
るため、電気反射が発生するという問題点があった。こ
れらは、いずれも伝送特性を低下させる原因となってい
た。
【0005】この発明の目的は、発受光素子をプリント
基板上に実装した場合に、大幅なコストアップを招くこ
となしに、良好な伝送特性を得ることができる電極用コ
ネクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、同心円上に複数の電極端子を備
えた発受光素子の各電極端子を基板上に実装する際に用
いる電極用コネクタであって、前記電極端子を挿入可能
な挿入孔を有するガイド部が直線上に複数配置され、前
記ガイド部の少なくとも一つは、前記電極端子が挿入さ
れた状態で電気的に同軸ケーブルと等価に機能するよう
に構成されていることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、前
記ガイド部の少なくとも一つは、高周波信号源又は電源
と接続される電極端子を挿入するための挿入孔と、前記
挿入孔の周囲を覆う誘電体層とを備え、この誘電体層が
接地電位に接続された構造を有し、他のガイド部は、駆
動又は増幅機能回路の接地電位と接続する電極端子を挿
入するための挿入孔を備え、この挿入孔の周囲が接地電
位に接続された構造を有し、前記両ガイド部は、絶縁性
材料からなる筐体に形成されていることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1において、前
記ガイド部の少なくとも一つは、高周波信号源又は電源
と接続される電極端子を挿入するための略U字形状の挿
入溝と、前記挿入溝の周囲と前記基板の電極パッドに接
する部分とを覆う誘電体層とを備え、この誘電体層が接
地電位に接続された構造を有し、他のガイド部は、駆動
又は増幅機能回路の接地電位と接続する電極端子を挿入
するための略U字形状の挿入溝を備えた構造を有し、前
記両ガイド部は、導電性材料からなる筐体に形成され、
前記基板上に固定されていることを特徴とする。
【0009】また、上記目的を達成するため、請求項4
の発明は、同心円上に複数の電極端子を備えた発受光素
子の各電極端子を基板上に実装する際に用いる電極用コ
ネクタであって、前記電極端子を挿入可能な挿入孔を備
え、かつ前記電極端子が挿入された状態で電気的に同軸
ケーブルと等価に機能するように構成されたガイド部か
らなることを特徴とする。
【0010】上記電極用コネクタによれば、電極用コネ
クタが電極端子の配列を変える治具として機能するた
め、作業者は一回の動作で電極端子の曲げ加工を終了す
ることができる。しかも、専用の治具が不要となるた
め、電極端子の位置精度や治具の磨耗具合などを管理す
る必要もない。また手作業で曲げる場合に比べて、電極
端子の位置精度を容易に出すことができるうえ、加工に
も特別な技術が不要となり、加工に要する手間と時間を
大幅に減らすことができる。
【0011】また、ガイド部へ電極端子を挿入したとき
の断面構造は、同軸ケーブルと電気的に等価な構造とな
るため、電極端子に高周波信号が伝送された場合でも、
電磁波による外来ノイズの影響を受けにくく、信号の劣
化を低減することができる。また、同じく高周波領域で
発生する電気反射も抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる電極用コ
ネクタを、ファイバ結合CAN型発受光素子(発受光素
子)をプリント基板へ実装する際に用いるコネクタに適
用した場合の実施形態1〜3について説明する。
【0013】[実施形態1]図1は、実施形態1に係わ
るコネクタを用いて、発受光素子をプリント基板上に実
装した場合の概略斜視図、図2は、図1のa−a断面図
である(ただし、図2は、リードピン12が挿入されて
いない状態の断面を示している)。
【0014】発受光素子11は、図7に示す発発受光素
子1と同一構成のものを示しており、4本のリードピン
(電極端子)12が同心円上に等間隔で配置されてい
る。この4本のリードピンのうち、2本は高周波信号源
又は電源と接続されるリードピンであり、他の2本は駆
動又は増幅機能回路のグランド電位と接続されるリード
ピンである。
【0015】コネクタ15の本体は、箱形に成形された
樹脂材料(例えばプラスチックなど)で構成されてお
り、リードピン12を挿入するためのガイド部16が直
線上に4つ配置されている。ガイド部16の配置間隔
は、プリント基板13上に形成された電極パッド14の
配置間隔に対応している。
【0016】ガイド部16a〜16dのうち、ガイド部
16a、16bは高周波信号源又は電源と接続されるリ
ードピン12を挿入するための挿入孔17a、17bが
形成されている。挿入孔17a、17bの内径は、リー
ドピン12の径と等しくなるように形成されている。こ
の挿入孔17a、17bの周囲は、セラミックやガラス
エポキシなどの誘電体層18a、18bにより覆われて
いる。さらに、この誘電体層18a、18bの周囲は、
電気伝導度の良好な金属からなるグランド層19a、1
9bにより覆われている。したがって、ガイド部16
a、16bにリードピン12が挿入されると、その断面
構造は同軸ケーブルと電気的に等価な構造となる。
【0017】一方、ガイド部16c、16dは駆動又は
増幅機能回路のグランド電位と接続されるリードピン1
2を挿入するための挿入孔17c、17dが形成されて
いる。挿入孔17c、17dの内径は、リードピン12
の径と等しくなるように形成されている。この挿入孔1
7c、17dの周囲は、電気伝導度の良好な金属からな
るグランド層19c、19dにより覆われている。そし
て、グランド層19aと19cはグランドリード21
で、またグランド層19bと19dグランドリード22
でそれぞれ接続されている。これにより、誘電体層18
a、18bの周囲は、グランドリード21、22を介し
てグランド層19bと19dとそれぞれ同電位となって
いる。
【0018】上記コネクタ15は、リードピン12を挿
入した状態で支持されているが、図示しないケース、支
持部材あるいはプリント基板13などにボルト止め又は
接着などの手法により固定してもよい。
【0019】次に、発受光素子11をコネクタ15を用
いてプリント基板13へ実装する際の手順について説明
する。
【0020】まず、発受光素子11の各リードピン12
の先端を、コネクタ15の対応するガイド部16a〜1
6dへそれぞれ挿入し、発受光素子11をコネクタ15
側へ押し込む。そして、リードピン12の形状が物理的
に変形しなくなるまで位置まで押し込んだところで挿入
を終える。これにより、同心円上に配列していた各リー
ドピン12の先端は、コネクタ15から突出した時点で
直線上に配列する。この後、各リードピン12をプリン
ト基板13上に形成された電極パッド14上に載せ、ハ
ンダ付けすることにより実装は完了する。
【0021】上記のような実装作業においては、コネク
タ15はリードピン12の配列を変える治具として機能
するため、作業者は一回の動作でリードピン12の曲げ
加工を終了することができる。しかも、専用の治具が不
要となるため、リードピンの位置精度や治具の磨耗具合
などを管理する必要もない。また手作業で曲げる場合に
比べて、リードピンの位置精度を容易に出すことができ
るうえ、加工にも特別な技術が不要となり、加工に要す
る手間と時間を大幅に減らすことができる。したがっ
て、従来のようにリードピンを治具や手作業により曲げ
加工した場合に比べて、加工により生ずるコストアップ
を抑えることができる。
【0022】また、ガイド部16a、16bへリードピ
ン12を挿入したときの断面構造は、同軸ケーブルと電
気的に等価な構造となるため、リードピンに高周波信号
が伝送された場合でも、電磁波による外来ノイズの影響
を受けにくく、信号の劣化を低減することができる。ま
た、同じく高周波領域で発生する電気反射も抑制するこ
とができる。したがって、従来のようにリードピンが剥
き出しの状態になっている場合に比べて、良好な伝送特
性を得ることができる。ちなみに、同軸ケーブルによる
伝送損失の低減については、例えば「Design Wave Maga
zine」(CQ出版社),NO.8,P.145に解説さ
れている。
【0023】一方、リードピンを同心円上に配列した状
態から直線上に配列した場合、リードピンの曲げ部分に
は復元力が残ることになる。そして、この復元力がハン
ダ付け部分に応力として加わる結果、リードピンが電極
パッドから剥離したり接触不良を起こすことがあり、ハ
ンダ部分の信頼性低下の原因となっていた。しかし、こ
の実施形態に示す実装においては、コネクタ15がハン
ダ付け部分とリードピンの曲げ部分との間に存在するた
め、リードピン12の持つ復元力はコネクタ15のガイ
ド部16により吸収される。したがって、ハンダ付け部
分に加わる復元力を低減し、ハンダ部分の信頼性を向上
させることができる。とくに、コネクタ15を図示しな
いケース、支持部材あるいはプリント基板などに固定し
た場合は、コネクタ自身に外部から応力が加わった場合
でも、コネクタとハンダ付け部分の位置関係を常に一定
に保つことができるため、ハンダ部分の信頼性をより向
上させることができる。
【0024】なお、誘電体層18a、18bの厚さは、
挿入されるリードピン12の半径、誘電体層自体の誘電
率と高周波信号が伝送される線路のインピーダンスによ
り決定される。すなわち、コネクタ15のインピーダン
スが、発受光素子11と接続するプリント基板13上の
回路と高周波信号を伝送する線路に整合するように誘電
体層の厚みを決定することにより、良好な伝送特性を得
ることができる。
【0025】[実施形態2]図3は、実施形態2に係わ
るコネクタを用いて、発受光素子をプリント基板上に実
装した場合の概略斜視図、図4は、図3のa−a断面図
(ボルト部分を除く)である。なお、図1と同等部分を
同一符号で示している。
【0026】この実施形態2のコネクタ23は、箱形に
成形された導電性材料(例えばアルミなど)で構成され
ており、リードピン12を挿入するための略U字形状の
ガイド部24が、本体の片面上に4つ配置されている。
ガイド部24の配置間隔は、プリント基板13上に形成
された電極パッド14の配置間隔に対応している。な
お、コネクタ本体を形成する材料によっては、腐食を防
ぐためにメッキなどの表面処理を施すことが望ましい。
【0027】ガイド部24a〜24dのうち、ガイド部
24a、24bは高周波信号源又は電源と接続されるリ
ードピン12を挿入するための挿入溝25a、25bが
形成されている。この挿入溝25a、25bの内側は、
セラミックやガラスエポキシなどの誘電体層26a、2
6bにより略U字形状に覆われている。誘電体層26
a、26bは、その内径がリードピン12の径と等しく
なるように形成されている。
【0028】この実施形態2の構成において、ガイド部
24a、24bにリードピン12が挿入されると、その
断面構造は同軸ケーブルと電気的に等価な構造となる。
【0029】一方、ガイド部24c、24dは駆動又は
増幅機能回路のグランド電位と接続されるリードピン1
2を挿入するための挿入溝25c、25dが形成されて
いる。挿入孔25c、25dの内径は、リードピン12
の径と等しくなるように形成されている。
【0030】コネクタ23本体及び誘電体層26a、2
6bの周囲は、挿入溝25a、25bに挿入されるリー
ドピン12を介してグランド電位と接続される。
【0031】上記のように構成されたコネクタ23は、
プリント基板13上の一端にボルト26、27により固
定される。この状態で、ガイド部24a、24bと接す
る電極パッド14は誘電体層26a、26bとのみ接
し、コネクタ23の本体とは接触していない。
【0032】上記のように構成されたコネクタ23を用
いて発受光素子11をプリント基板13へ実装するに
は、発受光素子11の各リードピン12の先端を、コネ
クタ23の対応するガイド部24a〜24dへそれぞれ
挿入し、発受光素子11をコネクタ23側へ押し込む。
そして、リードピン12の形状が物理的に変形しなくな
るまで位置まで押し込んだところで挿入を終える。これ
により、同心円上に配列していた各リードピン12の先
端は、コネクタ23の内部で直線上に配列する。また同
時に、各リードピン12は電極パッド14とコネクタ2
3本体との間に保持された状態となるので、発受光素子
11を図示しない支持部材で固定することにより、ハン
ダ付けすることなしに実装を完了することができる。
【0033】この実施形態2においても、実装に際して
は実施形態1と同様に治具や手作業で曲げ加工する場合
の問題点を解消することができるため、加工により生ず
るコストの上昇を抑えることができる。
【0034】また、ガイド部24a、24bへリードピ
ン12を挿入したときの断面構造は、同軸ケーブルと電
気的に等価な構造となるため、リードピンに高周波信号
が伝送された場合でも、電磁波による外来ノイズの影響
を受けにくく、信号の劣化を低減することができる。ま
た、同じく高周波領域で発生する電気反射も抑制するこ
とができる。したがって、従来のようにリードピンが剥
き出しの状態になっている場合に比べて、良好な伝送特
性を得ることができる。
【0035】とくに、この実施形態2の構成では、コネ
クタ23が電極パッド14上に位置しているため、リー
ドピン12の露出面積が大幅に少なくなり、またコネク
タ23の金属部分が外来ノイズを遮蔽する役割を果たす
ため、外来ノイズの影響による信号の劣化をさらに低減
することができる。
【0036】また、コネクタ23がプリント基板13上
に固定されているため、リードピン12に曲げ部分に加
わる復元力を低減することができ、ハンダ部分の信頼性
を向上させることができる。
【0037】[実施形態3]図5は、実施形態3に係わ
るコネクタを用いて、発受光素子をプリント基板上に実
装した場合の概略斜視図、図6は、コネクタの部分断面
図である。この実施形態においても、図1と同等部分を
同一符号で示している。
【0038】この実施形態3のコネクタ28は、独立し
た4つのガイド部29a〜29dにより構成されてい
る。ガイド部29a〜29dのうち、ガイド部29a、
29bには高周波信号源又は電源と接続されるリードピ
ン12が挿入され、ガイド部29c、29dには駆動又
は増幅機能回路のグランド電位と接続されるリードピン
12が挿入される。各ガイド部の構成は同一であるた
め、ここではガイド部29aを例に構成を説明する。
【0039】図6に示すように、ガイド部29aには、
リードピン12を挿入するための挿入孔30が形成され
ている。挿入孔30の内径は、リードピン12の径と等
しくなるように形成されている。この挿入孔30の周囲
は、セラミックやガラスエポキシなどの誘電体層31に
より覆われている。さらに、この誘電体層31の周囲
は、電気伝導度の良好な金属からなる金属層32により
覆われている。なお、金属層32の表面は酸化による危
弱化を防ぎ、かつハンダ付けが容易となるようにメッキ
処理が施されていることが望ましい。この実施形態3の
構成において、ガイド部29にリードピン12が挿入さ
れると、その断面構造は同軸ケーブルと電気的に等価な
構造となる。
【0040】一方、プリント基板13上には、第1の電
極パッド32と第2の電極パッド33がそれぞれ4つづ
つ2列に形成されている。
【0041】このうち第1の電極パッド32は、駆動又
は増幅機能回路のグランド電位と同電位となるようにプ
リント基板13上に形成されている。上記コネクタ28
を構成するガイド部29a〜29dは、それぞれ第1の
電極パッド32上にハンダ付けされている。したがっ
て、各ガイド部の外側を覆う金属層32は、駆動又は増
幅機能回路のグランド電位と同電位となる。また、第2
の電極パッド33は、上記実施形態1及び2に示す電極
パッド14と同じ機能の電極パッドである。
【0042】上記のように構成されたコネクタ28を用
いて発受光素子11をプリント基板13へ実装するに
は、発受光素子11の各リードピン12の先端を、コネ
クタ28の対応するガイド部29a〜29dへそれぞれ
挿入し、発受光素子11をコネクタ28側へ押し込む。
そして、リードピン12の形状が物理的に変形しなくな
るまで位置まで押し込んだところで挿入を終える。これ
により、同心円上に配列していた各リードピン12の先
端は、コネクタ28の内部で直線上に配列する。この
後、各リードピン12をプリント基板13上に形成され
た第2の電極パッド33上に載せ、ハンダ付けすること
により実装は完了する。
【0043】この実施形態3においても、実装に際して
は実施形態1と同様に治具や手作業で曲げ加工する場合
の問題点を解消することができるため、加工により生ず
るコストの上昇を抑えることができる。
【0044】また、ガイド部29へリードピン12を挿
入したときの断面構造は、同軸ケーブルと電気的に等価
な構造となるため、リードピンに高周波信号が伝送され
た場合でも、電磁波による外来ノイズの影響を受けにく
く、信号の劣化を低減することができる。また、同じく
高周波領域で発生する電気反射も抑制することができ
る。したがって、従来のようにリードピンが剥き出しの
状態になっている場合に比べて、良好な伝送特性を得る
ことができる。
【0045】とくに、この実施形態3の構成では、コネ
クタ28を構成するガイド部29がそれぞれ独立してい
るため、プリント基板ごとに電極パッドの位置に合わせ
てガイド部を配置したコネクタを用意する必要がなく、
汎用性の高いコネクタを提供することができる。しか
も、ガイド部29は必要最小限の部品で構成されている
ため、安価かつ容易に発受光素子の実装を行うことが可
能となる。
【0046】なお、上記実施形態1〜3においては、い
ずれも4本のリードピンが同心円上に等間隔で配置され
ている発受光素子を例に示して説明したが、リードピン
の数と同数のガイド部を設けることにより、さらに多ピ
ンの発受光素子にも適用することができる。また、3本
のリードピンが直線上に配置されている発受光素子にも
適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
電極用コネクタでは、電極端子を挿入可能な挿入孔を有
するガイド部を直線上に複数配置するようにしたので、
電極用コネクタは電極端子の配列を変える治具として機
能し、治具や手作業による電極端子の曲げ加工が不要と
なる。このため、電極端子の位置精度や治具の磨耗具合
などを管理する必要もなくなり、電極端子の位置精度を
容易に出すことができる。しかも、加工にも特別な技術
が不要となり、加工に要する手間と時間を大幅に減らす
ことができる。したがって、従来のようにリードピンを
治具や手作業により曲げ加工した場合に比べて、加工に
より生ずるコストアップを抑えることができる。
【0048】また、ガイド部の少なくとも一つが、前記
電極端子が挿入された状態で電気的に同軸ケーブルと等
価に機能するように構成したため、電磁波による外来ノ
イズの影響を受けにくく、信号の劣化を低減することが
できる。また、同じく高周波領域で発生する電気反射も
抑制することができるので、従来のようにリードピンが
剥き出しの状態になっている場合に比べて、良好な伝送
特性を得ることができる。
【0049】したがって、この発明に係わる電極用コネ
クタによれば、発受光素子をプリント基板上に実装した
場合に、大幅なコストアップを招くことなしに、良好な
伝送特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係わるコネクタを用いて発受光素
子をプリント基板上に実装した場合の概略斜視図。
【図2】図1のa−a断面図。
【図3】実施形態2に係わるコネクタを用いて発受光素
子をプリント基板上に実装した場合の概略斜視図。
【図4】図3のa−a断面図。
【図5】実施形態3に係わるコネクタを用いて発受光素
子をプリント基板上に実装した場合の概略斜視図。
【図6】コネクタの部分断面図。
【図7】ファイバ結合CAN型発受光素子(発受光素
子)の概略斜視図。
【図8】図7の発受光素子をプリント基板上に実装した
場合の概略斜視図。
【符号の説明】
11 発受光素子 12 リードピン 13 プリント基板 14 電極パッド 15、23 、28 コネクタ 16、24、29 ガイド部 17、30 挿入孔 18、26 誘電体層 19 グランド層 25 挿入溝 32 第1の電極パッド 33 第2の電極パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E077 BB12 BB22 BB31 CC26 DD01 EE03 FF21 FF24 GG07 HH07 JJ11 JJ16 JJ17 5F041 AA37 AA42 AA43 DC23 DC66 FF14 5F088 BA16 EA16 JA18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心円上に複数の電極端子を備えた発受
    光素子の各電極端子を基板上に実装する際に用いる電極
    用コネクタであって、 前記電極端子を挿入可能な挿入孔を有するガイド部が直
    線上に複数配置され、前記ガイド部の少なくとも一つ
    は、前記電極端子が挿入された状態で電気的に同軸ケー
    ブルと等価に機能するように構成されていることを特徴
    とする電極用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部の少なくとも一つは、高周
    波信号源又は電源と接続される電極端子を挿入するため
    の挿入孔と、前記挿入孔の周囲を覆う誘電体層とを備
    え、この誘電体層が接地電位に接続された構造を有し、 他のガイド部は、駆動又は増幅機能回路の接地電位と接
    続する電極端子を挿入するための挿入孔を備え、この挿
    入孔の周囲が接地電位に接続された構造を有し、 前記両ガイド部は、絶縁性材料からなる筐体に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の電極用コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部の少なくとも一つは、高周
    波信号源又は電源と接続される電極端子を挿入するため
    の略U字形状の挿入溝と、前記挿入溝の周囲と前記基板
    の電極パッドに接する部分とを覆う誘電体層とを備え、
    この誘電体層が接地電位に接続された構造を有し、 他のガイド部は、駆動又は増幅機能回路の接地電位と接
    続する電極端子を挿入するための略U字形状の挿入溝を
    備えた構造を有し、 前記両ガイド部は、導電性材料からなる筐体に形成さ
    れ、前記基板上に固定されていることを特徴とする請求
    項1記載の電極用コネクタ。
  4. 【請求項4】 同心円上に複数の電極端子を備えた発受
    光素子の各電極端子を基板上に実装する際に用いる電極
    用コネクタであって、 前記電極端子を挿入可能な挿入孔を備え、かつ前記電極
    端子が挿入された状態で電気的に同軸ケーブルと等価に
    機能するように構成されたガイド部からなることを特徴
    とする電極用コネクタ。
JP11143430A 1999-05-24 1999-05-24 電極用コネクタ Pending JP2000331728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11143430A JP2000331728A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 電極用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11143430A JP2000331728A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 電極用コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000331728A true JP2000331728A (ja) 2000-11-30

Family

ID=15338546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11143430A Pending JP2000331728A (ja) 1999-05-24 1999-05-24 電極用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000331728A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004207259A (ja) * 2002-10-04 2004-07-22 Kyocera Corp 光半導体素子収納用パッケージおよび光半導体装置
JP2011129546A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光モジュール製造方法及び検査方法
JP2015130307A (ja) * 2014-01-09 2015-07-16 日本電気株式会社 実装構造および実装方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004207259A (ja) * 2002-10-04 2004-07-22 Kyocera Corp 光半導体素子収納用パッケージおよび光半導体装置
JP2011129546A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光モジュール製造方法及び検査方法
JP2015130307A (ja) * 2014-01-09 2015-07-16 日本電気株式会社 実装構造および実装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8109791B2 (en) Shield connector
US6837741B2 (en) Connector and cable positioning member of connector
JP6430160B2 (ja) 光モジュール及び光モジュールの製造方法
US7695289B1 (en) Connector
TW200934009A (en) Multicore cable connector
JPH04368785A (ja) 同軸マルチ混在コネクタ
KR20040024591A (ko) 자가보정되는 초소형 동축 커넥터
US6210174B1 (en) Electrical connection assembly
US20040037516A1 (en) Optical transmission module
JP2000331728A (ja) 電極用コネクタ
US6837747B1 (en) Filtered connector
JP2017069138A (ja) コネクタ、送受信モジュールおよび送受信モジュールの製造方法
JP3128568B2 (ja) 電気コネクタの実装構造及びその実装に用いる治具
JPH05161602A (ja) 固体撮像装置及び該装置を用いる内視鏡
US7161366B2 (en) Method and apparatus for probe tip contact
JP2007165217A (ja) 同軸コネクタ
JPH11204204A (ja) コネクタ
CN220324776U (zh) 一种线缆连接器绝缘主体、线缆连接器及连接器组件
KR102148179B1 (ko) 커넥터 어셈블리
JP2002296459A (ja) 光コネクタ及びシールドケース
JP7370559B2 (ja) 回路基板、基板モジュール、及びデバイスモジュール
US20230127687A1 (en) High frequency transmission cable
JP3235369B2 (ja) 光素子モジュール組立体
JPH10189182A (ja) 表面実装型電気コネクタ
JP2023068262A (ja) 端子及びコネクタ