JP2000331361A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
- Publication number
- JP2000331361A JP2000331361A JP11140029A JP14002999A JP2000331361A JP 2000331361 A JP2000331361 A JP 2000331361A JP 11140029 A JP11140029 A JP 11140029A JP 14002999 A JP14002999 A JP 14002999A JP 2000331361 A JP2000331361 A JP 2000331361A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- focusing
- objective lens
- conductor
- driving device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 振動モードにおいて、フォーカッシングバ
ネの振動を十分に吸収できる対物レンズ駆動装置を提供
する。 【解決手段】 対物レンズ（１）と、当該対物レンズ
を保持するレンズホルダ（２）と、前記対物レンズをフ
ォーカッシング方向に平行移動可能に支持するフォーカ
ッシングバネ（３）と、前記対物レンズをトラッキング
方向に回動可能に支持するトラッキングバネ（４）と、
前記フォーカッシングバネとトラッキングバネとを保持
するバネホルダ（８）と、フォーカッシングコイル
（５）と、トラッキングコイル（６）と、前記フォーカ
ッシングコイルおよび前記トラッキングコイルと共に磁
気回路を構成するマグネット（７）と、前記フォーカッ
シングコイルとトラッキングコイルに前記フォーカッシ
ングバネを介して外部電流を供給する外部電流供給手段
（９、１０）とを具える対物レンズ駆動装置において、
前記導体と前記フォーカッシングバネとをフレキシブル
に連結した。
ネの振動を十分に吸収できる対物レンズ駆動装置を提供
する。 【解決手段】 対物レンズ（１）と、当該対物レンズ
を保持するレンズホルダ（２）と、前記対物レンズをフ
ォーカッシング方向に平行移動可能に支持するフォーカ
ッシングバネ（３）と、前記対物レンズをトラッキング
方向に回動可能に支持するトラッキングバネ（４）と、
前記フォーカッシングバネとトラッキングバネとを保持
するバネホルダ（８）と、フォーカッシングコイル
（５）と、トラッキングコイル（６）と、前記フォーカ
ッシングコイルおよび前記トラッキングコイルと共に磁
気回路を構成するマグネット（７）と、前記フォーカッ
シングコイルとトラッキングコイルに前記フォーカッシ
ングバネを介して外部電流を供給する外部電流供給手段
（９、１０）とを具える対物レンズ駆動装置において、
前記導体と前記フォーカッシングバネとをフレキシブル
に連結した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、対物レンズ駆動装
置に関するものであり、特に、光ディスク装置等におけ
る情報の記録・再生に用いられる光学ヘッドの対物レン
ズの駆動装置に関する。
置に関するものであり、特に、光ディスク装置等におけ
る情報の記録・再生に用いられる光学ヘッドの対物レン
ズの駆動装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】光ディスクや光磁気ディスク等の情報記
録媒体に情報の記録／再生を行う光学式情報記録再生装
置では、光ビームを情報記録媒体のトラック上に正確に
集光するため、フォーカッシング方向およびトラッキン
グ方向の２軸方向に変位させうる対物レンズ駆動装置が
用いられている。
録媒体に情報の記録／再生を行う光学式情報記録再生装
置では、光ビームを情報記録媒体のトラック上に正確に
集光するため、フォーカッシング方向およびトラッキン
グ方向の２軸方向に変位させうる対物レンズ駆動装置が
用いられている。
【０００３】図６は、このような情報記録再生装置に従
来から用いられている対物レンズ駆動装置の構成を示す
図である。対物レンズ１０１はレンズホルダ１０２に保
持されており、この対物レンズホルダ１０２は４枚のフ
ォーカッシングバネ１０３でフォーカッシング方向に平
行移動可能に、また、１枚のトラッキングバネ１０４で
トラッキング方向に回動可能に支持されている。又、レ
ンズホルダ１０２の周囲にはフォーカッシングコイル１
０５およびトラッキングコイル１０６が設けられてお
り、これらのコイル１０５および１０６に外部電流を供
給してレンズホルダの両側に設けたマグネット１０７と
作用させて、対物レンズ１０１をフォーカッシング方向
およびトラッキング方向に駆動するように構成されてい
る。各フォーカッシングバネ１０３と、トラッキングバ
ネ１０４との両端部は、バネホルダ１０９とレンズホル
ダ１０２にそれぞれ固定されており、バネホルダ１０９
の背面に導体１１０を設けて外部電流をフォーカッシン
グコイル１０５およびトラッキングコイル１０６に取り
入れるようにしている。
来から用いられている対物レンズ駆動装置の構成を示す
図である。対物レンズ１０１はレンズホルダ１０２に保
持されており、この対物レンズホルダ１０２は４枚のフ
ォーカッシングバネ１０３でフォーカッシング方向に平
行移動可能に、また、１枚のトラッキングバネ１０４で
トラッキング方向に回動可能に支持されている。又、レ
ンズホルダ１０２の周囲にはフォーカッシングコイル１
０５およびトラッキングコイル１０６が設けられてお
り、これらのコイル１０５および１０６に外部電流を供
給してレンズホルダの両側に設けたマグネット１０７と
作用させて、対物レンズ１０１をフォーカッシング方向
およびトラッキング方向に駆動するように構成されてい
る。各フォーカッシングバネ１０３と、トラッキングバ
ネ１０４との両端部は、バネホルダ１０９とレンズホル
ダ１０２にそれぞれ固定されており、バネホルダ１０９
の背面に導体１１０を設けて外部電流をフォーカッシン
グコイル１０５およびトラッキングコイル１０６に取り
入れるようにしている。
【０００４】このような従来の対物レンズ駆動装置で
は、フォーカッシングバネ１０３は、レンズホルダ１０
２側においてフォーカッシングコイル１０５およびトラ
ッキングコイル１０６と硬質の導体を介して、あるいは
フォーカッシングコイル１０５およびトラッキングコイ
ル１０６に直接接続されている。又、バネホルダ１０９
側においては、フォーカッシングバネ１０３はバネホル
ダの背面全体に設けた硬質の導体１１０に接続されてい
る。なお、導体１１０にフレキシブルプリンティッド回
路を用いた例もあるが、この場合も、プリンティッド回
路１１０は矩形をしているとともに、バネホルダ１０９
の背面全体に取り付けられており、フォーカッシングバ
ネ１０３と回路１１０との接合は剛体接合である。
は、フォーカッシングバネ１０３は、レンズホルダ１０
２側においてフォーカッシングコイル１０５およびトラ
ッキングコイル１０６と硬質の導体を介して、あるいは
フォーカッシングコイル１０５およびトラッキングコイ
ル１０６に直接接続されている。又、バネホルダ１０９
側においては、フォーカッシングバネ１０３はバネホル
ダの背面全体に設けた硬質の導体１１０に接続されてい
る。なお、導体１１０にフレキシブルプリンティッド回
路を用いた例もあるが、この場合も、プリンティッド回
路１１０は矩形をしているとともに、バネホルダ１０９
の背面全体に取り付けられており、フォーカッシングバ
ネ１０３と回路１１０との接合は剛体接合である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の対
物レンズ駆動装置においては、フォーカッシングバネ１
０３の前後、すなわち、フォーカッシングコイル１０５
とフォーカッシングバネ１０３との間、トラッキングコ
イル１０６とフォーカッシングバネ１０３との間、およ
び、外部電流供給用の導体１１０とフォーカッシングバ
ネ１０３との間が、剛体接合の関係にある。このため、
図７に示すようなフォーカッシングバネ１０３が振動モ
ードにある時に、十分にフォーカッシングバネ１０３の
振動を減衰させることができない。特に、昨今用いられ
ているトラックが過密に形成されている情報記録媒体に
おいては、上述した従来の装置では情報の記録／再生を
正確に行えなくなるという問題がある。
物レンズ駆動装置においては、フォーカッシングバネ１
０３の前後、すなわち、フォーカッシングコイル１０５
とフォーカッシングバネ１０３との間、トラッキングコ
イル１０６とフォーカッシングバネ１０３との間、およ
び、外部電流供給用の導体１１０とフォーカッシングバ
ネ１０３との間が、剛体接合の関係にある。このため、
図７に示すようなフォーカッシングバネ１０３が振動モ
ードにある時に、十分にフォーカッシングバネ１０３の
振動を減衰させることができない。特に、昨今用いられ
ているトラックが過密に形成されている情報記録媒体に
おいては、上述した従来の装置では情報の記録／再生を
正確に行えなくなるという問題がある。
【０００６】図８は、図６に示す従来の対物レンズ駆動
装置において測定したゲイン・位相−周波数特性を示す
グラフである。この測定結果を見ると、従来の対物レン
ズ駆動装置では、周波数約４ｋＨｚ付近で顕著な位相の
乱れが認められる。
装置において測定したゲイン・位相−周波数特性を示す
グラフである。この測定結果を見ると、従来の対物レン
ズ駆動装置では、周波数約４ｋＨｚ付近で顕著な位相の
乱れが認められる。
【０００７】本発明は、このような問題を解決するべく
なされたものであり、フォーカッシングバネとフォーカ
ッシングコイルおよびトラッキングコイル、また、フォ
ーカッシングバネと外部電流供給手段とをフレキシブル
な状態で連結することによって、フォーカッシングバネ
の振動を十分に減衰させ得るようにした対物レンズ駆動
装置を提供することを目的とする。
なされたものであり、フォーカッシングバネとフォーカ
ッシングコイルおよびトラッキングコイル、また、フォ
ーカッシングバネと外部電流供給手段とをフレキシブル
な状態で連結することによって、フォーカッシングバネ
の振動を十分に減衰させ得るようにした対物レンズ駆動
装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の対物レンズ駆動装置は、対物レンズと、当
該対物レンズを保持するレンズホルダと、前記対物レン
ズをフォーカッシング方向に平行移動可能に支持するフ
ォーカッシングバネと、前記対物レンズをトラッキング
方向に回動可能に支持するトラッキングバネと、前記フ
ォーカッシングバネとトラッキングバネとを保持するバ
ネホルダと、フォーカッシングコイルと、トラッキング
コイルと、前記フォーカッシングコイルおよび前記トラ
ッキングコイルと共に磁気回路を構成するマグネット
と、前記フォーカッシングコイルとトラッキングコイル
に前記フォーカッシングバネを介して外部電流を供給す
る外侮電流供給手段とを具える対物レンズ駆動装置にお
いて、前記導体と前記フォーカッシングバネとをフレキ
シブルに連結した。
に、本発明の対物レンズ駆動装置は、対物レンズと、当
該対物レンズを保持するレンズホルダと、前記対物レン
ズをフォーカッシング方向に平行移動可能に支持するフ
ォーカッシングバネと、前記対物レンズをトラッキング
方向に回動可能に支持するトラッキングバネと、前記フ
ォーカッシングバネとトラッキングバネとを保持するバ
ネホルダと、フォーカッシングコイルと、トラッキング
コイルと、前記フォーカッシングコイルおよび前記トラ
ッキングコイルと共に磁気回路を構成するマグネット
と、前記フォーカッシングコイルとトラッキングコイル
に前記フォーカッシングバネを介して外部電流を供給す
る外侮電流供給手段とを具える対物レンズ駆動装置にお
いて、前記導体と前記フォーカッシングバネとをフレキ
シブルに連結した。
【０００９】このように、本発明の対物レンズ駆動装置
は、フォーカッシングコイルおよびトラッキングコイル
に外部電流を供給する手段とフォーカッシングバネとを
フレキシブルに連結するようにしているため、振動モー
ドにあるときでも、フォーカッシングバネの振動が十分
に減衰され、良好なフォーカッシング特性を得ることが
できる。
は、フォーカッシングコイルおよびトラッキングコイル
に外部電流を供給する手段とフォーカッシングバネとを
フレキシブルに連結するようにしているため、振動モー
ドにあるときでも、フォーカッシングバネの振動が十分
に減衰され、良好なフォーカッシング特性を得ることが
できる。
【００１０】なお、前記外部電流供給手段は、前記対物
レンズ駆動装置の外部から前記フォーカッシングバネの
一端部にまで延在する第１の導体と、前記フォーカッシ
ングバネの他端部と前記フォーカッシングコイルおよび
前記トラッキングコイルを接続する第２の導体とで構成
されていることが好ましい。
レンズ駆動装置の外部から前記フォーカッシングバネの
一端部にまで延在する第１の導体と、前記フォーカッシ
ングバネの他端部と前記フォーカッシングコイルおよび
前記トラッキングコイルを接続する第２の導体とで構成
されていることが好ましい。
【００１１】フォーカッシングバネとフォーカッシング
コイルおよびトラッキングコイルとを第２の導体を介し
てフレキシブルに連結することにより、振動モードにお
いてフォーカッシングバネの振動をより好適に減衰させ
ることができる。なお、これらの導体は、前記第１およ
び第２の導体の双方をフレキシブルプリンティッド回路
で構成するか、あるいは、前記第１の導体を線材で構成
し、前記第２の導体をフレキシブルプリンティッド回路
で構成することが好ましい。さらに、第１の導体を線材
で構成する場合は、当該線材にリッツ線を好適に用いる
ことができる。
コイルおよびトラッキングコイルとを第２の導体を介し
てフレキシブルに連結することにより、振動モードにお
いてフォーカッシングバネの振動をより好適に減衰させ
ることができる。なお、これらの導体は、前記第１およ
び第２の導体の双方をフレキシブルプリンティッド回路
で構成するか、あるいは、前記第１の導体を線材で構成
し、前記第２の導体をフレキシブルプリンティッド回路
で構成することが好ましい。さらに、第１の導体を線材
で構成する場合は、当該線材にリッツ線を好適に用いる
ことができる。
【００１２】さらに、本発明の対物レンズ駆動装置は、
前記第１の導体が前記バネホルダの背面側に取り付けら
れており、前記バネホルダおよび前記第１の導体が前記
フォーカッシングバネの延在方向（第１方向）に見て
「エ」の字形状を有し、前記バネホルダ背面の前記フォ
ーカッシングバネの延在方向に直交する方向（第２方
向）における両側に切り欠きを設けることによって、前
記第１の導体の両端部を自由端とし、前記フォーカッシ
ングバネの先端を前記切り欠き部内へ突出させて、前記
第１の導体の自由端先端に連結したことを特徴とする。
前記第１の導体が前記バネホルダの背面側に取り付けら
れており、前記バネホルダおよび前記第１の導体が前記
フォーカッシングバネの延在方向（第１方向）に見て
「エ」の字形状を有し、前記バネホルダ背面の前記フォ
ーカッシングバネの延在方向に直交する方向（第２方
向）における両側に切り欠きを設けることによって、前
記第１の導体の両端部を自由端とし、前記フォーカッシ
ングバネの先端を前記切り欠き部内へ突出させて、前記
第１の導体の自由端先端に連結したことを特徴とする。
【００１３】また、本発明の対物レンズ駆動装置は、前
記レンズホルダが前記フォーカッシングバネの延在方向
（第１方向）に見て「エ」の字形状を有し、前記レンズ
ホルダがその少なくとも先端面に前記フォーカッシング
バネの延在方向に直交する方向（第２方向）における両
側に切り欠きを具え、前記第２の導体が前記第１方向に
見て「コ」の字形状を有しており、当該第２の導体の中
央部分を前記レンズホルダの前記切り欠き部に固定して
両端部を自由端とするとともに、前記フォーカッシング
バネの先端を前記切り欠き部内へ突出させて、前記第２
の導体の自由端先端に連結したことを特徴とする。
記レンズホルダが前記フォーカッシングバネの延在方向
（第１方向）に見て「エ」の字形状を有し、前記レンズ
ホルダがその少なくとも先端面に前記フォーカッシング
バネの延在方向に直交する方向（第２方向）における両
側に切り欠きを具え、前記第２の導体が前記第１方向に
見て「コ」の字形状を有しており、当該第２の導体の中
央部分を前記レンズホルダの前記切り欠き部に固定して
両端部を自由端とするとともに、前記フォーカッシング
バネの先端を前記切り欠き部内へ突出させて、前記第２
の導体の自由端先端に連結したことを特徴とする。
【００１４】このように構成することによって、フォー
カッシングバネと第１の導体との間（バネホルダ側）、
およびフォーカッシングバネと第２の導体との間（レン
ズホルダ側）がフレキシブルに連結され、フォーカッシ
ング方向における対物レンズの駆動特性を改善すること
ができる。
カッシングバネと第１の導体との間（バネホルダ側）、
およびフォーカッシングバネと第２の導体との間（レン
ズホルダ側）がフレキシブルに連結され、フォーカッシ
ング方向における対物レンズの駆動特性を改善すること
ができる。
【００１５】さらに、本発明の対物レンズ駆動装置は、
前記バネホルダおよび前記レンズホルダが前記フォーカ
ッシングバネ取り付け位置に前記フォーカッシングバネ
の延在方向にスリットを具えており、当該スリット内に
前記フォーカッシングバネをダンパ部材を介して取り付
けたことを特徴とする。
前記バネホルダおよび前記レンズホルダが前記フォーカ
ッシングバネ取り付け位置に前記フォーカッシングバネ
の延在方向にスリットを具えており、当該スリット内に
前記フォーカッシングバネをダンパ部材を介して取り付
けたことを特徴とする。
【００１６】このように構成することによって、振動モ
ードにおけるフォーカッシングバネの振動をさらに十分
に吸収することができる。
ードにおけるフォーカッシングバネの振動をさらに十分
に吸収することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】図１は、本発明に係る対物レンズ
駆動装置の第一の実施形態の構成を示す図である。対物
レンズ駆動装置は、対物レンズ１と、この対物レンズを
保持するレンズホルダ２と、対物レンズ１をフォーカッ
シング方向に移動可能に支持する４枚のフォーカッシン
グバネ３と、対物レンズ１をトラッキング方向に移動可
能に支持するトラッキングバネ４と、フォーカッシング
コイル５と、トラッキングコイル６と、マグネット７
と、フォーカッシングバネ３およびトラッキングバネ４
を保持するバネホルダ８と、可撓性を有しフォーカッシ
ングバネ３のバネホルダ側端部に接続して外部電流を供
給する第１の導体９と、可撓性を有しフォーカッシング
バネ３とフォーカッシングコイル５およびトラッキング
コイル６とを接続する第２の導体１０とを具えている。
第２の導体１０、フォーカッシングバネ３、第１の導体
９を介してフォーカッシングコイル５およびトラッキン
グコイル６に外部電流が供給され、レンズホルダ２近傍
に配置したマグネット７の電磁力により対物レンズ１を
所望の位置に駆動するように構成されている。
駆動装置の第一の実施形態の構成を示す図である。対物
レンズ駆動装置は、対物レンズ１と、この対物レンズを
保持するレンズホルダ２と、対物レンズ１をフォーカッ
シング方向に移動可能に支持する４枚のフォーカッシン
グバネ３と、対物レンズ１をトラッキング方向に移動可
能に支持するトラッキングバネ４と、フォーカッシング
コイル５と、トラッキングコイル６と、マグネット７
と、フォーカッシングバネ３およびトラッキングバネ４
を保持するバネホルダ８と、可撓性を有しフォーカッシ
ングバネ３のバネホルダ側端部に接続して外部電流を供
給する第１の導体９と、可撓性を有しフォーカッシング
バネ３とフォーカッシングコイル５およびトラッキング
コイル６とを接続する第２の導体１０とを具えている。
第２の導体１０、フォーカッシングバネ３、第１の導体
９を介してフォーカッシングコイル５およびトラッキン
グコイル６に外部電流が供給され、レンズホルダ２近傍
に配置したマグネット７の電磁力により対物レンズ１を
所望の位置に駆動するように構成されている。
【００１８】図２は、本実施形態の対物レンズ駆動装置
のバネホルダ８側における、フォーカッシングバネ３と
バネホルダ８および第１の導体９との連結部分の構成を
示す図である。図２に示すように、バネホルダ８は、フ
ォーカッシングバネ３の延在方向（第１方向）に見て
「エ」の字形状をしており、左右に２本ずつ、計４本の
フォーカッシングバネ３を各腕に保持している。また、
バネホルダ８の背面側の、前記第１方向に直交する方向
（第２方向）における両端に切り欠き８ａが設けられて
いる。また、バネホルダ８の背面には第１の導体として
外部から電流を供給するフレキシブルプリンティッド回
路９が設けられている。このプリンティッド回路９も前
記第１方向に見て「エ」の字形状をしており、バネホル
ダ８側に設けられている切り欠き８ａの存在によって、
プリンティッド回路９の各アーム部は自由端として作用
している。
のバネホルダ８側における、フォーカッシングバネ３と
バネホルダ８および第１の導体９との連結部分の構成を
示す図である。図２に示すように、バネホルダ８は、フ
ォーカッシングバネ３の延在方向（第１方向）に見て
「エ」の字形状をしており、左右に２本ずつ、計４本の
フォーカッシングバネ３を各腕に保持している。また、
バネホルダ８の背面側の、前記第１方向に直交する方向
（第２方向）における両端に切り欠き８ａが設けられて
いる。また、バネホルダ８の背面には第１の導体として
外部から電流を供給するフレキシブルプリンティッド回
路９が設けられている。このプリンティッド回路９も前
記第１方向に見て「エ」の字形状をしており、バネホル
ダ８側に設けられている切り欠き８ａの存在によって、
プリンティッド回路９の各アーム部は自由端として作用
している。
【００１９】一方、バネホルダ８の各腕にはそれぞれ水
平方向に延在するスリット８ｂが設けられており、これ
らのスリット８ｂ内に充填したダンパ材１１を介してフ
ォーカッシングバネ３を保持している。フォーカッシン
グバネ３のバネホルダ８側の先端３ａはスリット８ｂか
ら切り欠き部８ａへ突出しており、プリンティッド回路
９の各アーム部の自由端先端に連結されている。
平方向に延在するスリット８ｂが設けられており、これ
らのスリット８ｂ内に充填したダンパ材１１を介してフ
ォーカッシングバネ３を保持している。フォーカッシン
グバネ３のバネホルダ８側の先端３ａはスリット８ｂか
ら切り欠き部８ａへ突出しており、プリンティッド回路
９の各アーム部の自由端先端に連結されている。
【００２０】図３は、本実施形態の対物レンズ駆動装置
のレンズホルダ２側におけるフォーカッシングバネ３と
フォーカッシングコイル５およびトラッキングコイル６
との連結部分の構成を示す図である。レンズホルダ２
は、フォーカッシングバネ３の延在方向に見て「エ」の
字形状をしている。また、上下方向に見て、四隅に切り
欠きが設けられており、先端側の切り欠き２ａ内に第２
の導体１０を設けてフォーカッシングバネ３とフォーカ
ッシングコイル５およびトラッキングコイル６とを接続
するようにしている。
のレンズホルダ２側におけるフォーカッシングバネ３と
フォーカッシングコイル５およびトラッキングコイル６
との連結部分の構成を示す図である。レンズホルダ２
は、フォーカッシングバネ３の延在方向に見て「エ」の
字形状をしている。また、上下方向に見て、四隅に切り
欠きが設けられており、先端側の切り欠き２ａ内に第２
の導体１０を設けてフォーカッシングバネ３とフォーカ
ッシングコイル５およびトラッキングコイル６とを接続
するようにしている。
【００２１】第２の導体１０は、前記第１の方向に見て
「コ」字形状を有するフレキシブルプリンディド回路で
構成されている。プリンティッド回路１０の中央部はレ
ンズホルダ２の切り欠き部２ａ側面に取り付けられてお
り、先端部は切り欠き部２ａ内で自由端を形成してい
る。フォーカッシングバネ３のレンズホルダ側先端部３
ｂは、レンズホルダ２の切り欠き部２ａ内に突出してお
り、この突出部分がプリンティッド回路１０の自由端に
連結されている。なお、レンズホルダ２の各アームには
前記第１の方向に延在するスリット２ｂが設けられてお
り、このスリット２ｂ内にダンパ部材１１を介してフォ
ーカッシングバネ３がレンズホルダ２に固定されてい
る。
「コ」字形状を有するフレキシブルプリンディド回路で
構成されている。プリンティッド回路１０の中央部はレ
ンズホルダ２の切り欠き部２ａ側面に取り付けられてお
り、先端部は切り欠き部２ａ内で自由端を形成してい
る。フォーカッシングバネ３のレンズホルダ側先端部３
ｂは、レンズホルダ２の切り欠き部２ａ内に突出してお
り、この突出部分がプリンティッド回路１０の自由端に
連結されている。なお、レンズホルダ２の各アームには
前記第１の方向に延在するスリット２ｂが設けられてお
り、このスリット２ｂ内にダンパ部材１１を介してフォ
ーカッシングバネ３がレンズホルダ２に固定されてい
る。
【００２２】このように、本発明にかかる対物レンズ駆
動装置では、フォーカッシングバネがその前後端部にお
いて、ダンパ部材を介してホルダに固定されていると共
に、その各先端部は切り欠き（２ａ、８ａ）内にて第１
および第２の導体の自由端に連結されているため、振動
モードにあるときにフォーカッシングバネ３の振動が極
めて良好に吸収される。
動装置では、フォーカッシングバネがその前後端部にお
いて、ダンパ部材を介してホルダに固定されていると共
に、その各先端部は切り欠き（２ａ、８ａ）内にて第１
および第２の導体の自由端に連結されているため、振動
モードにあるときにフォーカッシングバネ３の振動が極
めて良好に吸収される。
【００２３】図４は、本発明の対物レンズ駆動装置の第
２の実施形態の構成を示す図である。第２の実施形態で
は、フォーカッシングコイルおよびトラッキングコイル
に外部電流を供給する導体をリッツ材１２で構成するよ
うにした。このようにしても、第１の実施形態と同様の
効果を得ることができる。
２の実施形態の構成を示す図である。第２の実施形態で
は、フォーカッシングコイルおよびトラッキングコイル
に外部電流を供給する導体をリッツ材１２で構成するよ
うにした。このようにしても、第１の実施形態と同様の
効果を得ることができる。
【００２４】図５は、本発明の対物レンズ駆動装置にお
いて測定したゲイン・位相−周波数特性を示すグラフで
ある。図８に示す従来の対物レンズ駆動装置では、周波
数約４ＫＨｚ付近で顕著な位相の乱れが見られるのに対
して、本発明に係る対物レンズ駆動装置では、そのよう
な位相の乱れは見受けられず、周波数特性が改善されて
いることがわかる。
いて測定したゲイン・位相−周波数特性を示すグラフで
ある。図８に示す従来の対物レンズ駆動装置では、周波
数約４ＫＨｚ付近で顕著な位相の乱れが見られるのに対
して、本発明に係る対物レンズ駆動装置では、そのよう
な位相の乱れは見受けられず、周波数特性が改善されて
いることがわかる。
【００２５】
【発明の効果】上述したとおり、本発明に係る対物レン
ズ駆動装置によれば、フォーカッシングバネと第１およ
び第２の導体とをフレキシブルに連結するようにしてお
り、振動モードにある場合にフォーカッシングバネの振
動を好適に減衰させることができる。また、レンズホル
ダおよびバネホルダにスリットを設け、このスリット内
にダンパ材を介してフォーカッシングバネを保持してい
るため、フォーカッシングバネの振動をより一層好適に
減衰させ得、従って、安定した状態で対物レンズを駆動
制御することができる。
ズ駆動装置によれば、フォーカッシングバネと第１およ
び第２の導体とをフレキシブルに連結するようにしてお
り、振動モードにある場合にフォーカッシングバネの振
動を好適に減衰させることができる。また、レンズホル
ダおよびバネホルダにスリットを設け、このスリット内
にダンパ材を介してフォーカッシングバネを保持してい
るため、フォーカッシングバネの振動をより一層好適に
減衰させ得、従って、安定した状態で対物レンズを駆動
制御することができる。
【図１】本発明にかかる第１の実施形態の対物レンズ駆
動装置の構成を示す斜視図である。
動装置の構成を示す斜視図である。
【図２】図１に示す対物レンズ駆動装置のバネホルダ側
の構成を詳細に示す斜視図である。
の構成を詳細に示す斜視図である。
【図３】図１に示す対物レンズ駆動装置のレンズホルダ
側の構成を詳細に示す斜視図である。
側の構成を詳細に示す斜視図である。
【図４】本発明にかかる第２の実施形態の対物レンズ駆
動装置の構成を示す斜視図である。
動装置の構成を示す斜視図である。
【図５】本発明にかかる対物レンズ駆動装置におけるゲ
イン・位相−周波数特性を示すグラフである。
イン・位相−周波数特性を示すグラフである。
【図６】従来の対物レンズ駆動装置の構成を示す斜視図
である。
である。
【図７】従来の対物レンズ駆動装置の振動モードにおけ
る状態を示す斜視図である。
る状態を示す斜視図である。
【図８】従来の対物レンズ駆動装置におけるゲイン・位
相−周波数特性を示すグラフである。
相−周波数特性を示すグラフである。
１ 対物レンズ ２ レンズホルダ ２ａ 切り欠き ２ｂ スリット ３ フォーカッシングバネ ３ａ フォーカッシングバネ先端部 ４ トラッキングバネ ５ フォーカッシングコイル ６ トラッキングコイル ７ マグネット ８ バネホルダ ８ａ 切り欠き ８ｂ スリット ９ 第１の導体 １０ 第２の導体 １１ ダンパ部材 １２ リッツ材
Claims (8)
- 【請求項１】 対物レンズと、当該対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記対物レンズをフォーカッシング
方向に平行移動可能に支持するフォーカッシングバネ
と、前記対物レンズをトラッキング方向に回動可能に支
持するトラッキングバネと、前記フォーカッシングバネ
とトラッキングバネとを保持するバネホルダと、フォー
カッシングコイルと、トラッキングコイルと、前記フォ
ーカッシングコイルおよび前記トラッキングコイルと共
に磁気回路を構成するマグネットと、前記フォーカッシ
ングコイルとトラッキングコイルに前記フォーカッシン
グバネを介して外部電流を供給する外部電流供給手段と
を具える対物レンズ駆動装置において、前記導体と前記
フォーカッシングバネとをフレキシブルに連結したこと
を特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項２】 前記外部電流供給手段が、前記対物レン
ズ駆動装置の外部から前記フォーカッシングバネの一端
部にまで延在する第１の導体と、前記フォーカッシング
バネの他端部と前記フォーカッシングコイルおよび前記
トラッキングコイルを接続する第２の導体とで構成され
ていることを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項３】 前記第１および第２の導体がフレキシブ
ルプリンティッド回路で構成されていることを特徴とす
る請求項２に記載の対物レンズ駆動装置。 - 【請求項４】 前記第１の導体が線材で構成されてお
り、前記第２の導体がフレキシブルプリンティッド回路
で構成されていることを特徴とする請求項２に記載の対
物レンズ駆動装置。 - 【請求項５】 前記第１の導体がリッツ線で構成されて
いることを特徴とする請求項４に記載の対物レンズ駆動
装置。 - 【請求項６】 請求項１ないし３のいずれかに記載の対
物レンズ駆動装置において、前記第１の導体が前記バネ
ホルダの背面側に取り付けられており、前記バネホルダ
および前記第１の導体が前記フォーカッシングバネの延
在方向（第１方向）に見て「エ」の字形状を有し、前記
バネホルダ背面の前記フォーカッシングバネの延在方向
に直交する方向（第２方向）における両側に切り欠きを
設けることによって、前記第１の導体の両端部を自由端
とし、前記フォーカッシングバネの先端を前記切り欠き
部内へ突出させて、前記第１の導体の自由端先端に連結
したことを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項７】 請求項１ないし６のいずれかに記載の対
物レンズ駆動装置において、前記レンズホルダが前記フ
ォーカッシングバネの延在方向（第１方向）に見て
「エ」の字形状を有し、前記レンズホルダがその少なく
とも先端面に前記フォーカッシングバネの延在方向に直
交する方向（第２方向）における両側に切り欠きを具
え、前記第２の導体が前記第１方向に見て「コ」の字形
状を有しており、当該第２の導体の中央部分を前記レン
ズホルダの前記切り欠き部に固定して両端部を自由端と
するとともに、前記フォーカッシングバネの先端を前記
切り欠き部内へ突出させて、前記第２の導体の自由端先
端に連結したことを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項８】 請求項１ないし７のいずれかに記載の対
物レンズ駆動装置において、前記バネホルダおよび前記
レンズホルダが前記フォーカッシングバネ取り付け位置
に前記フォーカッシングバネの延在方向にスリットを具
えており、当該スリット内に前記フォーカッシングバネ
をダンパ部材を介して取り付けたことを特徴とする対物
レンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11140029A JP2000331361A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 対物レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11140029A JP2000331361A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000331361A true JP2000331361A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15259309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11140029A Pending JP2000331361A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000331361A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103680531A (zh) * | 2012-09-24 | 2014-03-26 | 株式会社东芝 | 透镜驱动装置、信息记录和再生设备以及电子仪器 |
-
1999
- 1999-05-20 JP JP11140029A patent/JP2000331361A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103680531A (zh) * | 2012-09-24 | 2014-03-26 | 株式会社东芝 | 透镜驱动装置、信息记录和再生设备以及电子仪器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6724696B2 (en) | Four-axial driving actuator for optical pickup | |
| JP3822434B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
| US7028318B2 (en) | Optical head with lens holder supported by suspension wires at central and end portions | |
| JPH07182671A (ja) | コイルボビン及びコイルボビンを用いた対物レンズ駆動装置 | |
| KR20000017306A (ko) | 2축 액추에이터, 광학 부품 및 광학 디스크 장치 | |
| US5748410A (en) | Slotted flex circuit for a disk drive actuator | |
| JP3061521B2 (ja) | 光ディスクドライブ用の電磁レンズアクチュエータ | |
| JP3912292B2 (ja) | 光ピックアップ及びディスクドライブ装置 | |
| US20060168607A1 (en) | Objective-lens driving apparatus, optical pickup and optical disk apparatus | |
| JP2000331361A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
| JPWO2003098614A1 (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
| JPH0514335Y2 (ja) | ||
| JP4016196B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置及びディスクドライブ装置 | |
| JP3137255B2 (ja) | 光学式ピックアップ装置 | |
| JPH11306563A (ja) | 光学ヘッド駆動装置 | |
| JP3855729B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置及びディスクドライブ装置 | |
| JPH09161288A (ja) | 光ピックアップ用対物レンズ駆動装置 | |
| JPS6076039A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
| JPH02230522A (ja) | 光ディスク装置の対物レンズ保持装置 | |
| JP3110854B2 (ja) | 光学系駆動装置 | |
| JP2004127492A (ja) | 光ピックアップアクチュエータ及びそれを採用した光ディスクドライブ | |
| JP3440461B2 (ja) | 二軸アクチュエータ | |
| JP3912068B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置及びディスクドライブ装置 | |
| JPH11306560A (ja) | 二軸アクチュエータ及びこれを用いた光学装置 | |
| JP2000020987A (ja) | 光ピックアップ |