JP2000331300A - 航空交通流管理システム及び航空交通流管理方法 - Google Patents

航空交通流管理システム及び航空交通流管理方法

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JP2000331300A
JP2000331300A JP11143136A JP14313699A JP2000331300A JP 2000331300 A JP2000331300 A JP 2000331300A JP 11143136 A JP11143136 A JP 11143136A JP 14313699 A JP14313699 A JP 14313699A JP 2000331300 A JP2000331300 A JP 2000331300A
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Japan
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aircraft
delay time
flight plan
traffic flow
sector
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Tomohiro Kawai
知博 川合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 航空交通流の管理及び制御において、セクタ
及び目的空港に加えて特定航空路を通過する航空機につ
いても計算機による処理で制御できる航空交通流管理シ
ステム及び航空交通流管理方法に関する技術を提供する
点にある。 【解決手段】 図1に示すように、本実施の形態1に係
る航空交通流管理システムを有する航空管制システム
は、出発制御時刻(以下、EDCTと称す)を算出する
Aシステム(航空交通流管理システム)1と、フライト
プラン6の発生、変更及び消滅の情報がシステムに入力
される都度、それらのフライトプラン2をAシステムへ
送るFシステム(飛行計画情報処理システム)3と、航
空レーダと接続され、飛行中の航空機の位置情報から予
定と実際の通過時刻のずれを時刻ずれ情報4としてFシ
ステム3へ送るRシステム(レーダ情報処理システム)
5と、フライトプランの発生や消滅に関する情報が入力
されるIシステム(入力監査システム)8とから概略構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空交通流の管理
及び制御を行う航空交通流管理システムに関し、特にセ
クタ及び目的空港に加え、特定航空路を通過する航空機
についての航空交通流管理システム及び航空交通流管理
方法に関する技術に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、航空の管制は、近年の航空交通量
の増加に伴い、航空交通流の管理が不可欠となってい
る。航空交通流制御を実施している例として特開7−6
5300合公報に示すものがある。この技術はセクタ及
び目的空港に対して交通流を制御し、交通量が処理容量
を超過しないように空域を管理するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。この従来技術で
は、特定航空路に対する交通流制御が行われていなかっ
た。例えば、国内の空域から外国の空域へ飛行すると
き、国内の管制機関から外国の管制機関へ管制移管が行
われる。このとき従来の方法では、管制官の判断によ
り、先行機との時間間隔を一定に保ちながら国内から外
国空域へ各航空機を出域させていた。
【0004】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、航空交通流の管理
及び制御において、セクタ及び目的空港に加えて特定航
空路を通過する航空機についても計算機による処理で制
御できる航空交通流管理システム及び航空交通流管理方
法に関する技術を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、国内及び国外から集められた航空機のフライト
プランを受取り、該フライトプランに基づき航空機の出
発制御時刻を算出する航空交通流管理システムであっ
て、国内及び国外の空港からの前記フライトプランの発
生と消滅に関する情報を受入れて前記フライトプランの
監査、修正を行う入力監査システムから送られた定期便
情報に基づいて作成された定期フライトプラン情報と対
象とする目的航空機が出発する前に、前記入力監査シス
テムからの前記フライトプランと管制官から入力された
前記フライトプランとを含む全ての前記フライトプラン
に関する情報が集まる飛行計画情報処理システムから送
られた前記フライトプランに基づいて作成されたフライ
トプラン情報とを記憶する第1記憶装置と、空港以外の
所定の区分された空域であるセクタと前記空港と航空路
上の1つの地点として特定される特定航空路とから構成
される各空域における交通流制御実施の状態を記憶する
第2記憶装置と、前記特定航空路における前記目的航空
機の遅延時間を算出する第1遅延時間算出部と、前記セ
クタ及び目的空港における前記目的航空機の遅延時間を
算出する第2遅延時間算出部とを有するデータ処理装置
とを備えたことを特徴とする航空交通流管理システムに
存する。請求項2記載の本発明の要旨は、前記第1遅延
時間算出部は、前記特定航空路を飛行する航空機の抽出
を行う第1パターンと、該第1パターンで抽出された前
記航空機のうち交通流制御の対象外となる、既に飛行
中、又は、外国空港を出発する等の制御対象外機の交通
量の算出を行う第2パターンと、前記第1パターンで抽
出された前記航空機のうち制御対象機の交通量と前記特
定航空路の処理容量とを比較して、該処理容量におさま
る前記目的航空機の遅延時間の算出を行う第3パターン
とを備えたことを特徴とする請求項1記載の航空交通流
管理システムに存する。請求項3記載の本発明の要旨
は、前記第2遅延時間算出部は、第1記憶装置に記憶さ
れる全ての航空機のうち交通流制御を実施している前記
セクタ及び前記目的空港を飛行する航空機の抽出を行う
第4パターンと、該第4パターンにて抽出された前記航
空機のうち前記制御対象外機の交通量の算出を行う第5
パターンと、前記第4パターンにて抽出された前記航空
機のうち前記制御対象機の交通量と前記セクタ及び前記
目的空港の処理容量とを比較し、該処理容量におさまる
前記目的航空機の遅延時間の算出を行う第6パターンと
を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の航空交
通流管理システムに存する。請求項4記載の本発明の要
旨は、前記第1遅延時間算出部は、前記特定航空路を飛
行する航空機の抽出を行う第1パターンと、該第1パタ
ーンで抽出された前記航空機のうち指定された目的空港
へ到着する航空機の抽出を行う第7パターンと、該第7
パターンで抽出された前記航空機のうち交通流制御の対
象外となる既に飛行中、又は、外国空港を出発する等の
制御対象外機の交通量の算出を行う第2パターンと、前
記第7パターンで抽出された前記航空機のうち制御対象
機の交通量と前記特定航空路の処理容量とを比較して、
該処理容量におさまる前記目的航空機の遅延時間の算出
を行う第3パターンとを備えたことを特徴とする請求項
1又は3記載の航空交通流管理システムに存する。請求
項5記載の本発明の要旨は、請求項1乃至4のいずれか
に記載の航空交通流管理システムを備えたことを特徴と
する航空管制システムに存する。請求項6記載の本発明
の要旨は、国内及び国外から集められた航空機のフライ
トプランを受取り、該フライトプランに基づき航空機の
出発制御時刻を算出する航空交通流管理方法であって、
受信したフライトプラン/EDCT要求のなかから出発
制御時刻要求を受信し(ステップS1)、航空交通流管
理する目的航空機の情報を入力して、通過空域の入出域
予定時刻を算出し(ステップS2)、出発制御時刻の算
出に使用する仮遅延時間と遅延時間との初期化を行い
(ステップS3)、前記目的航空機が交通流制御を実施
している特定航空路を飛行しているかどうかのチェック
を行い(ステップS4)、前記目的航空機が前記特定航
空路を飛行している場合、前記特定航空路を飛行する航
空機を飛行計画ファイルから抽出し(ステップS5)、
抽出された航空機のうち、制御対象外機となる航空機に
ついて交通量の集計を行い(ステップS6)、前記目的
航空機を含む制御対象機を入域時刻順に前記特定航空路
の処理容量と比較し、該処理容量を超えない遅延時間を
算出し、交通量の集計を行い(ステップS7)、算出さ
れた前記遅延時間を仮遅延時間とし(ステップS8)、
該仮遅延時間をもとに飛行計画情報を更新し(ステップ
S9)、算出された前記遅延時間を新しい遅延時間とし
て確定し(ステップS20)、前記目的航空機に対して
設定された前記遅延時間をもとに仮飛行計画情報を作り
(ステップS21)、該仮飛行計画情報により前記目的
航空機が飛行する全ての空域の交通量の集計を行い(ス
テップS22)、前記目的航空機に対して設定された前
記遅延時間をもとに出発制御時刻を算出する(ステップ
S23)ことを特徴とする航空交通流管理方法に存す
る。請求項7記載の本発明の要旨は、前記等外航空機が
前記特定航空路を飛行していない場合、前記目的航空機
が交通流制御を実施しているセクタを飛行しているかど
うかのチェックを行い(ステップS10)、前記セクタ
を前記目的航空機が飛行している場合、前記セクタを飛
行する航空機を前記飛行計画ファイルから抽出し(ステ
ップS11)、抽出された前記航空機のうち、制御対象
外機となる航空機について交通量の集計を行い(ステッ
プS12)、抽出された前記航空機のうち、前記目的航
空機を含む制御対象機を入域時刻順に前記セクタの処理
容量と比較し、該処理容量を超えないように遅延時間を
算出し、交通量の集計を行い(ステップS13)、前記
制御対象機に対して算出された遅延時間を各航空機の仮
遅延時間とし(ステップS14)、該仮遅延時間をもと
に各通過空域の入出域時間を再計算した仮飛行計画情報
を作り(ステップS15)、処理を行っている前記セク
タより先に通過する先通過セクタの中に交通流制御を実
施しているセクタがあるかどうかをチェックし(ステッ
プS16)、前記交通流制御を実施している前記先通過
セクタがある場合、前記仮飛行計画情報に従って前記先
通過セクタの処理容量を超えるかどうかをチェックし
(ステップS17)、前記先通過セクタにて処理容量を
超えずに入域可能である場合、前記仮遅延時間を新しい
遅延時間として設定し(ステップS18)、前記セクタ
より後方に後通過セクタ、又は、目的空港があるかどう
かをチェックし(ステップS19)、前記後通過セクタ
と前記目的空港とが両方ともない場合、算出された遅延
時間を新しい遅延時間として確定し(ステップS2
0)、前記後通過セクタ、又は、前記目的空港がある場
合、ステップS10に戻り、前記交通流制御を実施して
いるセクタを前記目的航空機が飛行していない場合、前
記仮遅延時間を新しい遅延時間として設定する(ステッ
プS18)ことを特徴とする請求項6記載の航空交通流
管理方法に存する。請求項8記載の本発明の要旨は、前
記先通過セクタにて処理容量を超えて入域不可能である
場合、設定されている前記仮遅延時間と前記仮飛行計画
情報とをキャンセルし、前記仮遅延時間と前記仮飛行計
画情報が設定される以前の仮遅延時間と仮飛行計画情報
とを新しい仮遅延時間と仮飛行計画情報として一時的に
確定する(ステップS20)ことを特徴とする請求項6
又は7記載の航空交通流管理方法に存する。請求項9記
載の本発明の要旨は、国内及び国外から集められた航空
機のフライトプランを受取り、該フライトプランに基づ
き航空機の出発制御時刻を算出する航空交通流管理方法
であって、受信したフライトプラン/EDCT要求のな
かから出発制御時刻要求を受信し(ステップS1)、目
的航空機の情報を入力して、通過空域の入出域予定時刻
を算出し(ステップS2)、出発制御時刻の算出に使用
する仮遅延時間と遅延時間との初期化を行い(ステップ
S3)、前記目的航空機が交通流制御を実施している特
定航空路を飛行しているかどうかのチェックを行い(ス
テップS4)、前記目的航空機が前記特定航空路を飛行
している場合、前記特定航空路を飛行する航空機を飛行
計画ファイルから抽出し(ステップS5)、前記等外航
空機が指定された目的空港へ到着するだけの前記交通流
制御の場合、指定された前記目的空港へ到着する航空機
の抽出を行い(ステップS5−1)、抽出された航空機
のうち、制御対象外機となる航空機について交通量の集
計を行い(ステップS6)、抽出された航空機のうち、
前記目的航空機を含む制御対象機を入域時刻順に前記特
定航空路の処理容量と比較し、該処理容量を超えないよ
うに遅延時間を算出し、交通量の集計を行い(ステップ
S7)、算出された前記遅延時間を仮遅延時間とし(ス
テップS8)、該仮遅延時間をもとに飛行計画情報を更
新し(ステップS9)、算出された前記遅延時間を新し
い遅延時間として確定し(ステップS20)、前記目的
航空機に対して設定された前記遅延時間をもとに仮飛行
計画情報を作り(ステップS21)、該仮飛行計画情報
により前記目的航空機が飛行する全ての空域の交通量の
集計を行い(ステップS22)、前記目的航空機に対し
て設定された前記遅延時間をもとに出発制御時刻を算出
する(ステップS23)ことを特徴とする航空交通流管
理方法に存する。請求項10記載の本発明の要旨は、請
求項6乃至9のいずれかに記載の航空交通流管理方法を
実行可能なプログラムが記録された記憶媒体に存する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。 (実施の形態1)図1に示すように、本実施の形態1に
係る航空交通流管理システムを有する航空管制システム
は、出発制御時刻(以下、EDCTと称す)を算出する
Aシステム(航空交通流管理システム)1と、フライト
プラン6の発生、変更及び消滅の情報がシステムに入力
される都度、それらのフライトプラン2をAシステムへ
送るFシステム(飛行計画情報処理システム)3と、航
空レーダと接続され、飛行中の航空機の位置情報から予
定と実際の通過時刻のずれを時刻ずれ情報4としてFシ
ステム3へ送るRシステム(レーダ情報処理システム)
5と、フライトプランの発生や消滅に関する情報が入力
されるIシステム(入力監査システム)8とから概略構
成される。
【0007】Iシステムは、国内外の空港からのフライ
トプランの発生や消滅に関する情報が入力され、フライ
トプランの監査が行われ、誤ったフライトプランには修
正が行われる。このIシステムで処理されたフライトプ
ラン6に関する情報は、Fシステム3へ送られる。ま
た、航空会社が毎月提出している時刻表をベースに作成
した定期便情報7は、Aシステム1へ送られ定期フライ
トプラン情報として記憶される。
【0008】Rシステム5は、航空レーダと接続され、
飛行中の航空機の位置情報より予定と実際の通過時刻の
ずれを時刻ずれ情報4としてFシステム3へ送る。Fシ
ステム3は、航空管制官の業務をサポートするためのシ
ステムであり、Iシステム8やRシステム5からのフラ
イトプランの発生、変更及び消滅に関する情報がここに
集まる。また、このFシステム3に備えられた端末から
も、フライトプランの変更に関する情報が管制官によっ
て入力される。Fシステム3ではこれらのフライトプラ
ンの発生、変更及び消滅の情報がシステムに入力される
都度、それらの情報はフライトプラン2としてAシステ
ムへ送られる。
【0009】図2は、図1のAシステムとFシステムと
航空機のパイロットとの情報の流れを示す図である。図
2において、Aシステム1にてEDCTが算出され、こ
のEDCTは管制官を通じて航空機に通知される。最初
に、交通流制御を実施した後、交通流制御対象となる航
空機(以下制御対象機と称す)に対して、交通流制御対
象機通知24がAシステム1からFシステム3へ送られ
る。Fシステム3を扱う管制官は、この通知により制御
対象機を認識できる。航空機のパイロット23はフライ
トプランで指示された出発時刻の間際になると、管制機
関(Fシステム)に対して出発承認(クリアランス)2
5の要求を発する。管制官は、クリアランス25の要求
を受けた時点でその航空機が制御対象機であれば、Fシ
ステム3の端末からEDCT要求26のコマンドを入力
し、このコマンドはAシステム1へ送信される。
【0010】Aシステム1では、このコマンドを受け取
った時点で、この航空機のEDCTを算出する。そし
て、この算出されたEDCT27はAシステム1からF
システム3へ送信され、管制官はFシステム3の端末に
よりEDCT27を認識し、このEDCT27に基づき
EDCT28をパイロットへ通知し、パイロットはその
EDCT28に従って出発する。
【0011】図3は、図1のAシステムの処理構成を示
す図である。図4は、図1のAシステムの処理の流れを
示すフローチャートである。図3において、第1記憶装
置(飛行計画ファイル)31はIシステムから送られる
定期便情報をもとに経路情報を付加して作成される定期
フライトプラン情報と航空機が出発する前にFシステム
から得られるフライトプランから作成されるフライトプ
ラン情報とを記憶する。すなわち、その時点で飛行する
と見込まれる航空機の情報を格納したファイルである。
なお、予め定期便情報をもとに作成された定期フライト
プラン情報はFシステムから同一機のフライトプランを
受け取った際にこのフライトプランから作成されるフラ
イトプラン情報で更新される。
【0012】第2記憶装置(空域管理ファイル)32は
各空域(セクタ/空港/特定航空路)における交通流制
御の実施の状態を記憶するファイルである。フライトプ
ラン/EDCT要求33は、Fシステム3から得られ
る。データ処理装置34は、第1記憶装置(飛行計画フ
ァイル)31に記憶される全ての航空機のうち、交通流
制御を実施している特定航空路を制御対象となる方向
(例えば東から西へ)へ飛行する航空機(以下、特定航
空路を飛行する航空機と称す)の抽出を行う第1パター
ン131と抽出された航空機のうち交通流制御の対象外
となる、既に飛行中あるいは外国空港を出発する等の航
空機(以下、制御対象外機と称す)の交通量の算出を行
う第2パターン132と制御対象機の交通量と特定航空
路の処理容量とを比較し、この処理容量におさまるよう
な遅延時間の算出を行う第3パターン133とで構成さ
れる、特定航空路における第1遅延時間算出部101
と、第1記憶装置(飛行計画ファイル)に格納される全
ての航空機のうち交通流制御を実施しているセクタ及び
目的空港を飛行する航空機の抽出を行う第4パターン1
34と抽出された航空機のうち制御対象外機の交通量の
算出を行う第5パターン135と制御対象機の交通量と
セクタ及び目的空港の処理容量を比較し、この処理容量
におさまるような遅延時間の算出を行う第6パターン1
36とから構成される、セクタ/目的空港における第2
遅延時間算出部102とを備える。
【0013】特定航空路は、例えばその地点を15分に
1機の割合で通過させるという制御方法で運用されてい
るので、単位時間あたり何機も滞在できるセクタや2〜
3分に1機の割合で着陸できる空港と比べると、処理容
量が小さい分だけ遅延時間が大きくなるので、特定航空
路での遅延時間をその航空機の遅延時間とする。すなわ
ち、特定航空路はセクタ及び目的空港より遅延時間算出
の優先度が高くなる。
【0014】また出力装置35として、交通流制御によ
り遅延時間を課された航空機のEDCTを格納するファ
イル(EDCTファイル)がある。
【0015】データ処理装置34は、例えばEDCT要
求を受信したとき、第1記憶装置(飛行計画ファイル)
31に格納される飛行計画情報を1件ずつ入力し、交通
流制御を実施中のセクタ、目的空港及び特定航空路につ
いてそれぞれ制御対象外機と制御対象機の交通量を集計
し、制御対象機については遅延時間を算出し、出力装置
(EDCTファイル)35に対してEDCTの出力処理
を行うものである。
【0016】まず、航空機の抽出を行う第1パターン1
31で全ての飛行計画情報に対して、交通流制御中の特
定航空路を飛行する航空機の抽出を行い、抽出されたデ
ータに対しては特定航空路について制御対象外機の交通
量集計を行う第2パターン132に進む。第2パターン
132では、制御対象外機だけで特定航空路の処理容量
に対する交通量を算出する。第2パターン132で処理
されなかった交通流制御対象機は遅延時間を算出する第
3パターン133へ進む。第3パターン133では、制
御対象機だけで集計された交通量に対して、処理容量を
超過しないように各制御対象機に遅延時間を割り当て
る。第1遅延時間算出部101にて特定航空路の制御対
象機に対して、遅延時間を算出した後はセクタ及び目的
空港における第2遅延時間算出部102へ進み、算出さ
れたEDCTを出力装置(EDCTファイル)35へ出
力する。セクタ及び目的空港における第2遅延時間算出
部102の第4パターン134と第5パターン135と
第6パターン136とは第1パターン131と第2パタ
ーン132と第3パターン133と同様の処理を行う。
なお、第5パターン135で制御対象外となる航空機に
は交通流制御を実施中の特定航空路にて遅延時間を課さ
れた航空機も含む。
【0017】次に図3及び図4を参照して本実施の形態
1に係る航空交通流管理システムの動作について詳細に
説明する。図3においてFシステム3からの入力情報で
あるフライトプラン/EDCT要求33のなかで、例え
ば出発制御時刻(EDCT)要求がデータ処理装置34
に供給される(図4のS1)。データ処理装置では、第
1遅延時間算出部101へ処理が進む前に、初期設定と
して、第1記憶装置(飛行計画ファイル)31に登録さ
れている全ての航空機の中から出発制御を受けた航空機
の情報を入力し、通過空域(特定航空路を含む)の入出
域予定時刻の算出(図4のS2)、EDCTの算出で使
用する仮遅延時間と遅延時間の初期化(図4のS3)を
行う。
【0018】次に特定航空路における第1遅延時間算出
部101へ進む。EDCTが算出される目的航空機が交
通流制御を実施している特定航空路を飛行しているかど
うかのチェックを行う(図4のS4)。もし交通流制御
を実施中の特定航空路を目的航空機が飛行しているとき
は第1パターン131の処理として、この特定航空路を
飛行する航空機を第1記憶装置(飛行計画ファイル)か
ら抽出する(図4のS5)。第2パターン132の処理
として、抽出された航空機のうち、制御対象外機となる
航空機について交通量の集計を行う(図4のS6)。次
に第3パターン133の処理として、目的航空機を含む
制御対象機を入域時刻順に処理容量と比較し、特定航空
路の処理容量を超えないように遅延時間を算出し、交通
量の集計を行う(図4のS7)。算出した遅延時間を仮
遅延時間とし(図4のS8)、この仮遅延時間をもとに
飛行計画情報を更新する(図4のS9)。次に算出され
た遅延を新しい遅延時間として確定する(図4のS2
0)。
【0019】一方、交通流制御を実施中の特定航空路を
飛行していないときは、セクタ及び目的空港における第
2遅延時間算出部102へ進む。目的航空機が交通流制
御を実施しているセクタを飛行しているかのチェックを
行う(図4のS10)。もし交通流制御実施中のセクタ
を目的航空機が飛行しているときは第4パターン134
の処理として、このセクタを飛行する航空機を第1記憶
装置(飛行計画ファイル)から抽出する(図4のS1
1)。第5パターン135の処理として、抽出された航
空機のうち、制御対象外機となる航空機について交通量
の集計を行う(図4のS12)。次に第6パターン13
6の処理として、目的航空機を含む制御対象機を入域時
刻順に処理容量と比較し、セクタ及び目的空港の処理容
量を超えないように遅延を算出し、交通量の集計を行う
(図4のS13)。
【0020】次に制御対象機に対して算出された遅延を
各航空機の仮遅延時間とする(図4のS14)。次に仮
遅延時間をもとに各通過空域の入出域時間を再計算した
仮飛行計画情報を作る(図4のS15)。次に現在処理
を行っているセクタより先に通過する先通過セクタの中
に交通流制御を実施しているセクタがあるかどうかをチ
ェックし(図4のS16)、もしあれば、仮飛行計画情
報に従って先通過セクタに処理容量を超えるか否かをチ
ェックする(図4のS17)。その結果、その先通過セ
クタにて処理容量を超過せずに入域可能であれば、この
先程設定した仮遅延時間を遅延時間として設定する(図
4のS18)。一方、入域不可能であれば先程設定した
仮遅延時間と仮飛行計画情報をキャンセルし、それ以前
に設定してある仮遅延時間と仮飛行計画情報を現時点で
の仮遅延時間と仮飛行計画情報として一応確定する(図
4のS20)。図4のS18へ進んだ場合には、現在着
目しているセクタより後方にも後通過セクタまたは目的
空港があるか否かをチェックする(図4のS19)。
【0021】ある場合には、その後通過セクタ及び目的
空港について、図4のS10〜S20の処理を繰り返
す。こうして、設定された目的航空機に対して遅延時間
が設定されると、この遅延時間をもとに仮飛行計画情報
を作る(図4のS21)。次に、この仮飛行計画情報に
より目的航空機が飛行する全ての空域の交通量の集計を
行い(図4のS22)、目的航空機に対して課された遅
延時間をもとにEDCTを算出する(図4のS23)。
【0022】本実施の形態1に係る航空交通流管理シス
テムは上記の如く構成されているので、以下に掲げる効
果を奏する。遅延時間計算に最も優先度の高い特定航空
路を飛行する航空機を一定の交通量に抑えることで、特
定航空路の処理を最適化し、管制を行う管制官の作業負
荷を軽減できる。
【0023】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係る航空交通流管理システムについて図面を参照して詳
細に説明する。図5は、本実施の形態2に係る航空交通
流管理システムの処理構成を示す図である。図5に示す
ように、本実施の形態2では、データ処理装置54が、
実施の形態1における図3のデータ処理装置34の構成
に加え、第1遅延時間算出部111に第7パターン14
1(指定された目的空港での抽出)を有する。その他の
構成要素である第1記憶装置51は第1記憶装置31、
第2記憶装置52は第2記憶装置32、出力装置55は
出力装置35に対応して、実施の形態1と同様なので説
明は省略する。
【0024】本実施の形態2に係る航空交通流管理シス
テムの動作を図面を参照して詳細に説明する。図6は、
図5の処理の流れを示すフローチャートである。実施の
形態1における図4で示されるS5の処理である航空機
を抽出した場合の次に以下の動作を行う。データ処理装
置54で交通流制御を実施している特定航空路を飛行す
る航空機の抽出を行う第1パターン131の後に更に、
指定された目的空港へ到着する航空機だけに対して交通
流制御を行う場合には第7パターンにて、指定された目
的空港へ到着する航空機の抽出を行う(図6のS5−
1)。その他の処理は実施の形態1と同様なので説明は
省略する。
【0025】実施の形態2に係る航空交通流管理システ
ムは上記の如く構成されているので、実施の形態1の奏
する効果の他に以下に掲げる効果を奏する。ある特定航
空路を飛行する航空機のうち、任意の目的空港へ向かっ
ている航空機だけを制御することができ、よりきめ細か
い条件下で交通流制御が可能となる。また、条件設定に
おいて、飛行高度別の交通流制御ということもできる。
【0026】なお、本実施の形態においては、本発明は
それに限定されず、本発明を適用する上で好適な航空交
通流管理システム及び航空交通流管理方法に適用するこ
とができる。特に、本実施の形態においては、航空機に
おける交通流の制御システムについて説明しているが、
あらゆる「移動体」の交通流制御としての適用・応用が
可能である。
【0027】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【0028】なお、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。セクタと目的空港に加
え、特定航空路を飛行する航空機に対しても交通流を最
適化することでより一層、円滑な航空管制を可能とする
ことである。その理由としては、国内の空港を出発して
特定航空路を飛行する航空機が遅延時間を付加した出発
制御時刻をもとに出発することにより、特定航空路上を
飛行する航空機が一定の交通量に抑えられ、管制を行う
管制官の作業負荷が軽減できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る航空交通流管理シ
ステムを有する航空管制システムの構成を示す図であ
る。
【図2】図1のAシステムとFシステムと航空機との情
報の流れを示す図である。
【図3】図1のAシステムの処理構成を示す図である。
【図4】図1のAシステムの処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図5】本発明の実施の形態2に係る航空交通流管理シ
ステムの処理構成を示す図である。
【図6】図5の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 Aシステム(航空交通流管理システム) 2、6 フライトプラン 3 Fシステム(飛行計画情報処理システム) 4 時刻ずれ情報 5 Rシステム(レーダ情報処理システム) 7 定期便情報 8 Iシステム(入力監査システム) 23 パイロット 24 交通流制御対象機通知 25 出発承認(クリアランス) 26 EDCT要求 27、28 EDCT 31、51 第1記憶装置 32、52 第2記憶装置 34、54 データ処理装置 33 フライトプラン/EDCT要求 35、55 出力装置(EDCTファイル) 101、111 第1遅延時間算出部 102、112 第2遅延時間算出部 131 第1パターン 132 第2パターン 133 第3パターン 134 第4パターン 135 第5パターン 136 第6パターン 141 第7パターン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 国内及び国外から集められた航空機のフ
    ライトプランを受取り、該フライトプランに基づき航空
    機の出発制御時刻を算出する航空交通流管理システムで
    あって、 国内及び国外の空港からの前記フライトプランの発生と
    消滅に関する情報を受入れて前記フライトプランの監
    査、修正を行う入力監査システムから送られた定期便情
    報に基づいて作成された定期フライトプラン情報と対象
    とする目的航空機が出発する前に、前記入力監査システ
    ムからの前記フライトプランと管制官から入力された前
    記フライトプランとを含む全ての前記フライトプランに
    関する情報が集まる飛行計画情報処理システムから送ら
    れた前記フライトプランに基づいて作成されたフライト
    プラン情報とを記憶する第1記憶装置と、 空港以外の所定の区分された空域であるセクタと前記空
    港と航空路上の1つの地点として特定される特定航空路
    とから構成される各空域における交通流制御実施の状態
    を記憶する第2記憶装置と、 前記特定航空路における前記目的航空機の遅延時間を算
    出する第1遅延時間算出部と、前記セクタ及び目的空港
    における前記目的航空機の遅延時間を算出する第2遅延
    時間算出部とを有するデータ処理装置とを備えたことを
    特徴とする航空交通流管理システム。
  2. 【請求項2】 前記第1遅延時間算出部は、 前記特定航空路を飛行する航空機の抽出を行う第1パタ
    ーンと、 該第1パターンで抽出された前記航空機のうち交通流制
    御の対象外となる、既に飛行中、又は、外国空港を出発
    する等の制御対象外機の交通量の算出を行う第2パター
    ンと、 前記第1パターンで抽出された前記航空機のうち制御対
    象機の交通量と前記特定航空路の処理容量とを比較し
    て、該処理容量におさまる前記目的航空機の遅延時間の
    算出を行う第3パターンとを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の航空交通流管理システム。
  3. 【請求項3】 前記第2遅延時間算出部は、 第1記憶装置に記憶される全ての航空機のうち交通流制
    御を実施している前記セクタ及び前記目的空港を飛行す
    る航空機の抽出を行う第4パターンと、 該第4パターンにて抽出された前記航空機のうち前記制
    御対象外機の交通量の算出を行う第5パターンと、 前記第4パターンにて抽出された前記航空機のうち前記
    制御対象機の交通量と前記セクタ及び前記目的空港の処
    理容量とを比較し、該処理容量におさまる前記目的航空
    機の遅延時間の算出を行う第6パターンとを備えたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の航空交通流管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記第1遅延時間算出部は、 前記特定航空路を飛行する航空機の抽出を行う第1パタ
    ーンと、 該第1パターンで抽出された前記航空機のうち指定され
    た目的空港へ到着する航空機の抽出を行う第7パターン
    と、 該第7パターンで抽出された前記航空機のうち交通流制
    御の対象外となる既に飛行中、又は、外国空港を出発す
    る等の制御対象外機の交通量の算出を行う第2パターン
    と、 前記第7パターンで抽出された前記航空機のうち制御対
    象機の交通量と前記特定航空路の処理容量とを比較し
    て、該処理容量におさまる前記目的航空機の遅延時間の
    算出を行う第3パターンとを備えたことを特徴とする請
    求項1又は3記載の航空交通流管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の航空
    交通流管理システムを備えたことを特徴とする航空管制
    システム。
  6. 【請求項6】 国内及び国外から集められた航空機のフ
    ライトプランを受取り、該フライトプランに基づき航空
    機の出発制御時刻を算出する航空交通流管理方法であっ
    て、 受信したフライトプラン/EDCT要求のなかから出発
    制御時刻要求を受信し(ステップS1)、 航空交通流管理する目的航空機の情報を入力して、通過
    空域の入出域予定時刻を算出し(ステップS2)、 出発制御時刻の算出に使用する仮遅延時間と遅延時間と
    の初期化を行い(ステップS3)、 前記目的航空機が交通流制御を実施している特定航空路
    を飛行しているかどうかのチェックを行い(ステップS
    4)、 前記目的航空機が前記特定航空路を飛行している場合、
    前記特定航空路を飛行する航空機を飛行計画ファイルか
    ら抽出し(ステップS5)、 抽出された航空機のうち、制御対象外機となる航空機に
    ついて交通量の集計を行い(ステップS6)、 前記目的航空機を含む制御対象機を入域時刻順に前記特
    定航空路の処理容量と比較し、該処理容量を超えない遅
    延時間を算出し、交通量の集計を行い(ステップS
    7)、 算出された前記遅延時間を仮遅延時間とし(ステップS
    8)、 該仮遅延時間をもとに飛行計画情報を更新し(ステップ
    S9)、 算出された前記遅延時間を新しい遅延時間として確定し
    (ステップS20)、 前記目的航空機に対して設定された前記遅延時間をもと
    に仮飛行計画情報を作り(ステップS21)、 該仮飛行計画情報により前記目的航空機が飛行する全て
    の空域の交通量の集計を行い(ステップS22)、 前記目的航空機に対して設定された前記遅延時間をもと
    に出発制御時刻を算出する(ステップS23) ことを特徴とする航空交通流管理方法。
  7. 【請求項7】 前記等外航空機が前記特定航空路を飛行
    していない場合、前記目的航空機が交通流制御を実施し
    ているセクタを飛行しているかどうかのチェックを行い
    (ステップS10)、 前記セクタを前記目的航空機が飛行している場合、前記
    セクタを飛行する航空機を前記飛行計画ファイルから抽
    出し(ステップS11)、 抽出された前記航空機のうち、制御対象外機となる航空
    機について交通量の集計を行い(ステップS12)、 抽出された前記航空機のうち、前記目的航空機を含む制
    御対象機を入域時刻順に前記セクタの処理容量と比較
    し、該処理容量を超えないように遅延時間を算出し、交
    通量の集計を行い(ステップS13)、 前記制御対象機に対して算出された遅延時間を各航空機
    の仮遅延時間とし(ステップS14)、 該仮遅延時間をもとに各通過空域の入出域時間を再計算
    した仮飛行計画情報を作り(ステップS15)、 処理を行っている前記セクタより先に通過する先通過セ
    クタの中に交通流制御を実施しているセクタがあるかど
    うかをチェックし(ステップS16)、 前記交通流制御を実施している前記先通過セクタがある
    場合、前記仮飛行計画情報に従って前記先通過セクタの
    処理容量を超えるかどうかをチェックし(ステップS1
    7)、 前記先通過セクタにて処理容量を超えずに入域可能であ
    る場合、前記仮遅延時間を新しい遅延時間として設定し
    (ステップS18)、 前記セクタより後方に後通過セクタ、又は、目的空港が
    あるかどうかをチェックし(ステップS19)、 前記後通過セクタと前記目的空港とが両方ともない場
    合、算出された遅延時間を新しい遅延時間として確定し
    (ステップS20)、 前記後通過セクタ、又は、前記目的空港がある場合、ス
    テップS10に戻り、 前記交通流制御を実施しているセクタを前記目的航空機
    が飛行していない場合、前記仮遅延時間を新しい遅延時
    間として設定する(ステップS18) ことを特徴とする請求項6記載の航空交通流管理方法。
  8. 【請求項8】 前記先通過セクタにて処理容量を超えて
    入域不可能である場合、設定されている前記仮遅延時間
    と前記仮飛行計画情報とをキャンセルし、前記仮遅延時
    間と前記仮飛行計画情報が設定される以前の仮遅延時間
    と仮飛行計画情報とを新しい仮遅延時間と仮飛行計画情
    報として一時的に確定する(ステップS20)ことを特
    徴とする請求項6又は7記載の航空交通流管理方法。
  9. 【請求項9】 国内及び国外から集められた航空機のフ
    ライトプランを受取り、該フライトプランに基づき航空
    機の出発制御時刻を算出する航空交通流管理方法であっ
    て、 受信したフライトプラン/EDCT要求のなかから出発
    制御時刻要求を受信し(ステップS1)、 目的航空機の情報を入力して、通過空域の入出域予定時
    刻を算出し(ステップS2)、 出発制御時刻の算出に使用する仮遅延時間と遅延時間と
    の初期化を行い(ステップS3)、 前記目的航空機が交通流制御を実施している特定航空路
    を飛行しているかどうかのチェックを行い(ステップS
    4)、 前記目的航空機が前記特定航空路を飛行している場合、
    前記特定航空路を飛行する航空機を飛行計画ファイルか
    ら抽出し(ステップS5)、 前記等外航空機が指定された目的空港へ到着するだけの
    前記交通流制御の場合、指定された前記目的空港へ到着
    する航空機の抽出を行い(ステップS5−1)、 抽出された航空機のうち、制御対象外機となる航空機に
    ついて交通量の集計を行い(ステップS6)、 抽出された航空機のうち、前記目的航空機を含む制御対
    象機を入域時刻順に前記特定航空路の処理容量と比較
    し、該処理容量を超えないように遅延時間を算出し、交
    通量の集計を行い(ステップS7)、 算出された前記遅延時間を仮遅延時間とし(ステップS
    8)、 該仮遅延時間をもとに飛行計画情報を更新し(ステップ
    S9)、 算出された前記遅延時間を新しい遅延時間として確定し
    (ステップS20)、 前記目的航空機に対して設定された前記遅延時間をもと
    に仮飛行計画情報を作り(ステップS21)、 該仮飛行計画情報により前記目的航空機が飛行する全て
    の空域の交通量の集計を行い(ステップS22)、 前記目的航空機に対して設定された前記遅延時間をもと
    に出発制御時刻を算出する(ステップS23) ことを特徴とする航空交通流管理方法。
  10. 【請求項10】 請求項6乃至9のいずれかに記載の航
    空交通流管理方法を実行可能なプログラムが記録された
    記憶媒体。
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