JP2000330873A - コンテンツ流通システムおよびその方法、記録媒体 - Google Patents

コンテンツ流通システムおよびその方法、記録媒体

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JP2000330873A
JP2000330873A JP11136940A JP13694099A JP2000330873A JP 2000330873 A JP2000330873 A JP 2000330873A JP 11136940 A JP11136940 A JP 11136940A JP 13694099 A JP13694099 A JP 13694099A JP 2000330873 A JP2000330873 A JP 2000330873A
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Akira Suzuki
晶 鈴木
Yutaka Ogoshi
豊 大越
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M KEN KK
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M KEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上で流通するデジタルコンテン
ツの著作権保護を電子透かしを用いて図るシステム全体
の仕組みを提供する。 【解決手段】 ウェブページへの掲載が許可されたコン
テンツの識別情報を管理する利用許可DB12と、各ウ
ェブページ上に存在するコンテンツを順次取得するコン
テンツ探索部14と、取得したコンテンツ中から取り出
した電子透かしとしての識別情報と、利用許可DB12
により管理されている識別情報とを照合して不正利用を
検出する不正検出部16とを設け、ウェブページ上のコ
ンテンツを順次取り込み、それらのコンテンツに電子透
かしとして埋め込まれたコンテンツ識別情報が、ウェブ
ページへの掲載を許可するものとして登録されているか
否かによって不正利用を検出することにより、ウェブペ
ージへの掲載が許可されていないコンテンツの不正利用
を確実に発見できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツ流通シ
ステムおよびその方法、更にはこれらを実現するプログ
ラムを格納した記録媒体に関するものであり、特に、オ
ープンな広域ネットワーク上で流通する画像データや音
声データ等のデジタルコンテンツの著作権を保護するた
めの仕組みに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信関連の技術革新に伴っ
て、インターネット等のオープンなコンピュータネット
ワークを用いて大容量のデジタルデータをやり取りする
ことが簡単にできるようになってきた。このインターネ
ット上では、応用プログラムや音楽、画像、ゲーム等の
デジタル著作物(デジタルコンテンツ)のやり取りも盛
んに行われている。
【0003】これらのデジタルコンテンツは、複製・編
集・伝送などの操作が容易であり、またこれらの操作を
行っても品質の劣化が起こらないという特徴を持つ。そ
のため、正当な権利を持たない第三者がデジタルコンテ
ンツを不正に利用することが予想される。そこで、コン
テンツ提供者の権利を保護するという観点から、デジタ
ルコンテンツに対する課金方式や不正コピー等の防止も
しくは摘発技術の実現が不可欠となっている。
【0004】従来、デジタルコンテンツの著作権を保護
するために、デジタルデータ中に電子透かしを埋め込ん
で管理するシステムが提案されている。電子透かしと
は、デジタルコンテンツやその著作者を識別するための
権利情報などを改ざん困難な形でデジタルコンテンツ内
に埋め込む技術である。この電子透かしを用いたシステ
ムでは、コンテンツ提供者等の著作者は、デジタルコン
テンツと権利情報とをサービス事業者に預託し、このサ
ービス事業者が持つ埋め込みサーバ等により電子透かし
入りコンテンツの作成を行っていた。
【0005】また、近年においては、デジタルコンテン
ツに対する課金方式として、超流通システムなる技術が
提案されてきている。超流通とは、複製が簡単であるデ
ジタルデータの特性を活かして、デジタルコンテンツの
コピー自体は許してその利用に対して課金を行おうとす
るものである。すなわち、これは、デジタルコンテンツ
を暗号化しておき、その暗号化されたデジタルコンテン
ツを入手することは自由にできるが、暗号を解くための
暗号鍵を利用者が購入しない限り利用できないようにす
ることによって著作権保護を図ろうとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
子透かしは近年になって着目されてきた技術であり、そ
の埋め込み方式や埋め込みシステム、あるいは埋め込ん
だ電子透かしの抽出方式等の技術については種々のアイ
デアが提案されているものの、デジタルコンテンツ中に
埋め込んだ電子透かしを用いて不正利用をどのように摘
発するかといったシステム全体の仕組みについては何ら
考えられていなかった。
【0007】また、暗号化技術を利用した超流通システ
ムでは、デジタルコンテンツを利用するに当たって利用
者に課せられている条件は、暗号鍵に対する課金だけで
あり、課金を行った後の不正利用を防止する手段につい
ては何ら講じられていなかった。そのため、デジタルコ
ンテンツの利用に何ら制限を設けないと、利用者が暗号
鍵を購入して暗号を復号した後は複製や編集等が全く自
由に行えるようになるため、例えば再販を行うなどの不
正利用に供されることもある。そのため、従来の超流通
システムでは、暗号鍵を購入した場合でもデジタルコン
テンツの利用に制限を設けざるを得ず、ユーザの要求に
応じた様々な態様でデジタルコンテンツを提供すること
はできなかった。
【0008】さらに、購入した暗号鍵を第三者に配付す
れば、デジタルコンテンツ自体は無料で入手できるた
め、第三者はその暗号鍵を用いてデジタルコンテンツを
利用することが可能となってしまう。つまり、従来の超
流通システムでは、1次的な利用者に対して課金という
条件を課すことができるのみで、著作権の厳密な保護は
図れていなかった。
【0009】本発明は、このような実情に鑑みて成され
たものであり、ネットワーク上で流通するデジタルコン
テンツの著作権保護を図るための電子透かしを用いたシ
ステム全体の仕組みを提供することを目的とする。ま
た、本発明は、超流通システムにおいてデジタルコンテ
ンツの不正利用をより確実に防止できるようにすること
をも目的とする。さらに、本発明は、超流通システムに
おけるデジタルコンテンツの利用制限を緩和して様々な
態様でデジタルコンテンツを利用できるようにするとと
もに、その不正利用を確実に摘発できるようにすること
をも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のコンテンツ流通
システムは、デジタルコンテンツにその識別情報を電子
透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み手段と、上記
デジタルコンテンツのウェブページへの掲載の許否に関
する情報を管理する許否情報管理手段と、上記ウェブペ
ージを探索し、当該ウェブページ上に存在するデジタル
コンテンツを取得するコンテンツ探索手段と、上記取得
したデジタルコンテンツの中から電子透かしとして埋め
込まれた上記識別情報を取り出す電子透かし抽出手段
と、上記デジタルコンテンツの中から取り出された識別
情報と、上記許否情報管理手段にて管理されている情報
とを照合して上記デジタルコンテンツの不正利用を検出
する不正検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】例えば、上記許否情報管理手段は、上記ウ
ェブページへの掲載が許可もしくは拒否されたデジタル
コンテンツの識別情報を少なくとも管理し、上記不正検
出手段は、上記デジタルコンテンツの中から取り出され
た識別情報と、上記許否情報管理手段により管理されて
いる識別情報とを照合して上記デジタルコンテンツの不
正利用を検出する。また、上記許否情報管理手段は、上
記ウェブページへの掲載が許可もしくは拒否されたデジ
タルコンテンツの識別情報と、上記デジタルコンテンツ
の掲載が許可もしくは拒否されたウェブページを表すリ
ソース情報とを互いに対応付けて管理し、上記不正検出
手段は、上記デジタルコンテンツの中から取り出された
識別情報および探索先のウェブページを表すリソース情
報と、上記許否情報管理手段により管理されている識別
情報およびリソース情報とを照合して上記デジタルコン
テンツの不正利用を検出するようにしても良い。
【0012】本発明の他の態様では、上記不正検出手段
による検出結果を通知する不正通知手段を備えたことを
特徴とする。ここで、上記不正通知手段は、上記不正検
出手段による検出結果をHTMLファイル形式で記録
し、そのHTMLファイルをウェブページに公開するよ
うにしても良い。また、上記HTMLファイルは、上記
デジタルコンテンツの不正利用の検出先であるウェブペ
ージを表すリソース情報を含むものであっても良い。
【0013】本発明のその他の態様では、暗号化された
デジタルコンテンツを配付する配付手段と、上記デジタ
ルコンテンツの提供を受けて利用する利用手段と、上記
デジタルコンテンツの利用料をユーザに対して課金し、
上記利用料の支払いを条件に各デジタルコンテンツ毎に
固有の暗号鍵を発行する課金・利用許可発行手段とを有
し、入手したデジタルコンテンツの利用に対して課金を
行うようになされたコンテンツ流通システムであって、
上記課金・利用許可発行手段は、上記各デジタルコンテ
ンツ毎に固有の暗号鍵の他に、上記デジタルコンテンツ
を利用する各ユーザ毎に固有のユーザ鍵を発行し、上記
暗号鍵とユーザ鍵の両方を用いて上記デジタルコンテン
ツの利用を制限するようにしたことを特徴とする。
【0014】本発明のその他の態様では、入手したデジ
タルコンテンツの利用に対して課金を行うコンテンツ流
通システムであって、上記デジタルコンテンツのウェブ
ページへの張り付けを含む各種用途のうち利用を許可も
しくは拒否する用途を設定する利用情報設定手段と、上
記デジタルコンテンツのウェブページへの掲載の許否に
関する情報を管理する許否情報管理手段と、上記デジタ
ルコンテンツを暗号化する各コンテンツ毎に固有の暗号
鍵の他に、上記デジタルコンテンツを利用する各ユーザ
毎に固有のユーザ鍵も用いて上記デジタルコンテンツの
利用を制限する利用制限手段と、上記デジタルコンテン
ツにその識別情報を電子透かしとして埋め込む電子透か
し埋め込み手段と、上記ウェブページを探索し、当該ウ
ェブページ上に存在するデジタルコンテンツを取得する
コンテンツ探索手段と、上記取得したデジタルコンテン
ツ中から電子透かしとして埋め込まれた上記識別情報を
取り出す電子透かし抽出手段と、上記デジタルコンテン
ツ中から取り出された識別情報と、上記許否情報管理手
段により管理されている情報とを照合して上記デジタル
コンテンツの不正利用を検出する不正検出手段とを備え
る。
【0015】また、本発明のコンテンツ流通方法は、ネ
ットワーク上に存在するウェブページへのデジタルコン
テンツの掲載の許否に関する情報を管理するようにな
し、上記ウェブページを探索して当該ウェブページ上に
あるデジタルコンテンツを取得し、取得したデジタルコ
ンテンツの中から電子透かしとして埋め込まれている上
記デジタルコンテンツの識別情報を取り出し、当該取り
出した識別情報と上記管理されている情報とを照合して
上記デジタルコンテンツの不正利用を検出するようにし
たことを特徴とする。
【0016】本発明の他の態様では、入手したデジタル
コンテンツの利用に対して課金を行うコンテンツ流通シ
ステムにおいて、上記デジタルコンテンツを暗号化する
各コンテンツ毎に固有の暗号鍵の他に、上記デジタルコ
ンテンツを利用する各ユーザ毎に固有のユーザ鍵も用い
て上記デジタルコンテンツの利用を制限するようにした
ことを特徴とする。
【0017】本発明のその他の態様では、入手したデジ
タルコンテンツの利用に対して課金を行うコンテンツ流
通システムにおいて、上記デジタルコンテンツのウェブ
ページへの張り付けを含む各種用途のうち利用を許可も
しくは拒否する用途を設定し、上記デジタルコンテンツ
のウェブページへの掲載の許否に関する情報を管理する
ようになし、上記デジタルコンテンツを暗号化する各コ
ンテンツ毎に固有の暗号鍵の他に、上記デジタルコンテ
ンツを利用する各ユーザ毎に固有のユーザ鍵も用いて上
記デジタルコンテンツの利用を制限するようにするとと
もに、上記ウェブページを探索して当該ウェブページ上
にあるデジタルコンテンツを取得し、取得したデジタル
コンテンツの中から電子透かしとして埋め込まれている
上記デジタルコンテンツの識別情報を取り出し、当該取
り出した識別情報と上記管理されている情報とを照合し
て上記デジタルコンテンツの不正利用を検出するように
したことを特徴とする。
【0018】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、請求項1〜4、16〜19の何れか1項
に記載の各手段としてコンピュータを機能させるための
プログラムを記録したことを特徴とする。本発明の他の
態様では、入手したデジタルコンテンツの利用に対して
課金を行うコンテンツ流通システムにおいて、上記デジ
タルコンテンツを暗号化する各コンテンツ毎に固有の暗
号鍵の他に、上記デジタルコンテンツを利用する各ユー
ザ毎に固有のユーザ鍵も用いて上記デジタルコンテンツ
の利用を制限する利用制限手段としてコンピュータを機
能させるためのプログラムを記録したことを特徴とす
る。本発明のその他の態様では、請求項20〜22の何
れか1項に記載のコンテンツ流通方法の処理手順をコン
ピュータに実行させるためのプログラムを記録したこと
を特徴とする。
【0019】本発明は上記技術手段より成るので、ネッ
トワークのウェブページ上にあるデジタルコンテンツが
順次取り込まれ、それらのデジタルコンテンツに電子透
かしとして埋め込まれたコンテンツ識別情報と、ウェブ
ページへの掲載を許可もしくは拒否するものとして管理
されている情報とを照合することによって、ウェブペー
ジへの掲載が許可されていないデジタルコンテンツの不
正利用等を発見することが可能となる。
【0020】また、デジタルコンテンツの掲載が許可さ
れたウェブページを表すリソース情報をコンテンツ識別
情報と対応付けて管理し、このリソース情報も加味して
不正検出を行うようにした本発明によれば、ウェブペー
ジへの掲載自体は許可されているが、許可されていない
ウェブページに掲載されたデジタルコンテンツの不正利
用等を発見することが可能となる。
【0021】また、暗号鍵の他にユーザ鍵も用いてデジ
タルコンテンツの利用を制限するようにした本発明によ
れば、デジタルコンテンツを正当に購入していない第三
者に対してデジタルコンテンツとその暗号鍵を配付した
としても、その第三者はユーザ鍵を持たないためにデジ
タルコンテンツを利用することができず、正当に購入し
たユーザだけにデジタルコンテンツの利用を制限するこ
とが可能となる。
【0022】また、上述の電子透かしに関する発明とユ
ーザ鍵に関する発明とを組み合わせて適用した本発明に
よれば、正当に購入したユーザだけにデジタルコンテン
ツの利用を制限することが可能となるだけでなく、正当
にデジタルコンテンツを購入したユーザがその後、許可
されていないにも関わらずウェブページへの掲載を行っ
たり、許可されていないウェブページへの掲載を行った
りしたことも発見することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態によるコンテンツ流通システムの全
体構成を示すブロック図である。
【0024】図1において、1はデジタルコンテンツ
(以下、コンテンツと略す)の作成者やプロダクション
等が使用するコンテンツ作成者端末、2はコンテンツを
配付する販売店等が使用する販売店端末、3はコンテン
ツの提供を受けて利用するユーザ等が使用する利用者端
末、4はコンテンツの不正流出を監視する不正流出監視
センタ、5はインターネット等のネットワーク、あるい
はCD−ROMやフロッピーディスク等の記録メディア
により構成される情報伝達媒体である。
【0025】本実施形態のコンテンツ流通システムは、
上記コンテンツ作成者端末1、販売店端末2、利用者端
末3および不正流出監視センタ4が、インターネットや
CD−ROM等の情報伝達媒体5を介して以下に述べる
ような種々の情報をやり取りすることができるように構
成されている。なお、ここでは図面の都合上、コンテン
ツ作成者端末1、販売店端末2、利用者端末3を1つず
つ示しているが、それぞれ複数存在しても良い。
【0026】上記コンテンツ作成者端末1は、利用情報
設定部6とコンテナエンコーダ7とを備える。利用情報
設定部6は、コンテンツ作成者やプロダクション等の著
作者がコンテンツを提供する際に、提供を受けるユーザ
が利用可能な範囲を表す情報を設定する。この利用可能
情報は、例えば利用有効期限、利用回数、通算使用時間
などの制限情報、著作権料などの価格情報、コンテンツ
を利用する際の用途を規制する用途情報などを含む。用
途情報としては少なくとも、コンテンツの表示あるいは
再生のみ、およびウェブページ(ウェブサイト)への張
り付け許可を含む。上述の著作権料は、これらの用途ご
とに設定することが可能である。
【0027】また、コンテナエンコーダ7は、作成され
たコンテンツと、そのコンテンツの利用に必要な上記利
用可能情報とを1つのファイルにまとめる処理を行う。
このようにコンテンツと利用可能情報とが1つのファイ
ルにまとめられたものを「コンテナ」と呼ぶ。情報伝達
媒体5上でコンテンツは、そのままの形態ではなく、こ
のコンテナの形で流通する。なお、ここでは図示してい
ないが、暗号鍵を用いてコンテンツを暗号化し、暗号化
したコンテンツと利用可能情報とをまとめてコンテナ化
するようにしても良い。
【0028】また、上記販売店端末2も、利用情報設定
部8とコンテナエンコーダ9とを備える。販売店は、コ
ンテンツ作成者端末1にて作成されたコンテナの提供を
受けて、例えばウェブページ上にユーザがダウンロード
できる形で陳列する。また、CD−ROM等の記録メデ
ィアを利用してオフラインでコンテナを配付することも
可能である。販売店は、配付するコンテナの宣伝等も行
う。
【0029】販売店端末2の利用情報設定部8は、上述
のような販売のための各種サービス等に対する手数料を
設定する。また、コンテナエンコーダ9は、コンテンツ
作成者端末1にて作成されたコンテナと上記手数料等の
価格情報とを1つのファイルにまとめ、更にコンテナ化
する。なお、ここでは著作権者と販売店が異なる場合を
例に挙げているが、著作者自身がコンテナの販売を行っ
ても良く、その場合にはこの販売店端末2は不要であ
る。
【0030】また、利用者端末3は、コンテナデコーダ
10と利用URL登録部11とを備える。コンテナデコ
ーダ10は、コンテンツ作成者や販売店から配付を受け
たコンテナに対して所定の処理を行うことにより、利用
可能情報や販売手数料などの情報が付加されたコンテナ
内のコンテンツを利用できる形態に変換する。その際に
ユーザは、コンテナ内に含まれている利用可能情報を参
照して、どの用途でコンテンツを利用するかを決定す
る。
【0031】例えば、コンテンツに暗号化が施されてい
る場合は、コンテナデコーダ10でその復号処理を行
う。この復号処理を行うためには暗号鍵が必要であるた
め、ユーザはその暗号鍵を購入することになる。この場
合、コンテナ自体の入手は無料としても良い。なお、コ
ンテンツに暗号化処理が施されていない場合には、用途
に応じた料金の支払いを条件にコンテナの配付を行うよ
うにしても良い。
【0032】また、利用URL登録部11は、ユーザが
コンテンツをウェブページに張り付けて使用することを
選択した場合に、どのコンテンツをどのウェブページ上
に張り付けるかの情報(例えば、ウェブページに張り付
けるコンテンツの識別情報とウェブページのリソース場
所であるURL(Uniform Resource Locator)情報)を
不正流出監視センタ4に登録する。これらの情報は、不
正流出監視センタ4内で利用許可データベース(DB)
12として保存、管理される。
【0033】なお、上記コンテンツ作成者端末1内の利
用情報設定部6で設定された利用可能情報も、この利用
許可DB12に登録され、保存、管理される。すなわ
ち、不正流出監視センタ4は、利用可能情報としてウェ
ブページへの張り付け許可が記述されたコンテンツの識
別情報、つまり、どのコンテンツがユーザのウェブペー
ジに張り出しても良いのかを表すコンテンツIDをコン
テンツ作成者端末1から受け取り、それを利用許可DB
12に格納する。
【0034】また、上記不正流出監視センタ4は、上述
の利用許可DB12の他に、電子透かしエンコーダ1
3、コンテンツ探索部14、電子透かしデコーダ15、
不正検出部16および不正通知部17を備える。上記電
子透かしエンコーダ13は、コンテンツ作成者により作
成されたコンテンツを受け取り、電子透かしを埋め込ん
で返却する処理を行う。したがって、上述のようにコン
テンツ作成者端末1、販売店端末2および利用者端末3
間で流通するコンテナ内のコンテンツは、電子透かしが
埋め込まれたものである。ここで埋め込む電子透かし
は、例えばそのコンテンツを識別するためのユニークな
コンテンツIDである。
【0035】コンテンツ探索部14は、インターネット
上を巡回し、ウェブページに置かれたコンテンツファイ
ルを自動的にダウンロードする。すなわち、ウェブペー
ジ上に掲載されている様々な形態のデータファイルのう
ち、画像ファイルや音楽ファイル等の著作権に関連する
コンテンツファイルを探し出してダウンロードする。こ
れらのコンテンツファイルは、例えばファイル名の拡張
子を見ることによって識別することが可能である。
【0036】このコンテンツ探索部14は、例えば、何
を処理するべきかを自ら判断して実行できるソフトウェ
アモジュール(エージェント)により構成される。つま
り、コンテンツ探索部14のエージェントは、インター
ネット上に存在するウェブサイトに常駐してそこに置か
れたコンテンツファイルを自動的にダウンロードし、1
つのウェブサイトでの処理が終わったら次のウェブサイ
トに移動して、そこのコンテンツファイルをダウンロー
ドするという処理を順次行っていく。
【0037】このとき、ウェブサイト間の移動は、各ウ
ェブサイトに張られたリンクを利用して行う。すなわ
ち、最初は初期登録されたウェブサイトに移動してそこ
のウェブページに置かれているコンテンツファイルのダ
ウンロードを行い、その後は各ウェブサイトに張られた
リンクを辿ることによってインターネット上のウェブペ
ージを順次探索する。このとき、どのウェブページを探
索したかをURLの履歴として保持しておき、一度探索
したウェブページは再び探索しないようにすることがで
きる。
【0038】このようにリンクを辿ってインターネット
上のウェブサイトを順次探索していき、或るウェブサイ
トから張られた次のリンク先のURLが全て履歴の中に
存在することとなった場合には、インターネット上に存
在するウェブページの探索が一巡したことになる。この
場合は、再び初期登録されたウェブサイトに戻り、以下
同様にしてコンテンツファイルのダウンロードを自動実
行する。
【0039】なお、インターネット上に存在するウェブ
ページの数は非常に多いため、全てのウェブページを巡
回するには多くの時間がかかる。そこで、このダウンロ
ードの処理を高速化するために、コンテンツ探索部14
のエージェントを複数設け、巡回を並列処理で行うよう
にしても良い。
【0040】また、リンクを辿る際に、コンテンツファ
イルを多く有するウェブサイトが運営するリンクを重視
して巡回を行うようにすることも可能である。これは、
画像や音楽等のコンテンツファイルを多く有するウェブ
サイトには、同じくコンテンツファイルを多く有する同
業者等のウェブサイトがリンクしていることが多いため
である。
【0041】例えば、インターネット上のウェブサイト
を最初に巡回する際に、各ウェブサイトの中にあるコン
テンツファイルの数をファイル拡張子をもとに数えるこ
とにより、コンテンツファイルを多く有するウェブサイ
トを把握する。そして、2巡目以降ではコンテンツファ
イルを多く有するウェブサイトを優先してリンクを辿る
ようにする。このようにすれば、インターネット上に存
在する数多くのウェブページを効率的に探索することが
できる。
【0042】また、上記電子透かしデコーダ15は、コ
ンテンツ探索部14がダウンロードしてきたコンテンツ
ファイルの中から電子透かしとして埋め込まれたコンテ
ンツIDを取り出す。コンテンツ探索部14がコンテン
ツファイルをダウンロードしてくる速度に対して電子透
かしデコーダ15の処理速度が十分でなく、処理の渋滞
を起こす可能性がある場合には、この電子透かしデコー
ダ15を複数設け、電子透かしのデコードを並列処理で
行うようにしても良い。
【0043】不正検出部16は、電子透かしデコーダ1
5によりコンテンツ内から取り出された電子透かしとし
てのコンテンツIDと、利用許可DB12に登録されて
いるコンテンツIDとを照合して、ダウンロードされて
きたコンテンツがウェブページへの掲載が許可されたコ
ンテンツであるかどうかを検査する。ここで、コンテン
ツ内から取り出されたコンテンツIDが利用許可DB1
2に登録されていない場合には、そのコンテンツは不正
に利用されたものであるということを検出することがで
きる。
【0044】このとき、不正検出部16においてコンテ
ンツの不正利用を検出する際に、コンテンツ作成者端末
1から利用許可DB12に登録されたコンテンツIDを
用いれば、ウェブページへの張り付け自体が許可されて
いないコンテンツがユーザによって不正に張り付けられ
たことを少なくとも検出することができる。これによ
り、ユーザに提供された画像や音楽等のコンテンツがウ
ェブページ上で販売されるなどの不正利用を発見するこ
とができる。
【0045】さらに、利用URL登録部11から利用許
可DB12に登録されたURL情報も用いれば、ダウン
ロードされたコンテンツ内から取り出したコンテンツI
Dとダウンロード先のURLとを利用許可DB12に問
い合わせることにより、ウェブページへの張り付け自体
は許可されているが、許可されていないURLのウェブ
ページにそのコンテンツが不正に張り付けられたことを
も検出することができる。これにより、或るユーザに提
供されたコンテンツが無断で第三者に配付され、その第
三者のウェブページ上にて無断で販売が行われるなどの
不正利用を発見することができる。
【0046】不正通知部17は、不正検出部16によっ
てコンテンツの不正流出が検出された場合に、その旨を
コンテンツ作成者等の著作者に通知する。この通知は、
例えばメールによって行うことが可能である。また、不
正検出部16による検査結果をHTML(Hyper Text M
arkup Language)ファイル形式で記録し、その記録ファ
イルを不正流出監視センタ4のウェブサイトに公開する
ことによって行うようにしても良い。このようにすれ
ば、検査結果の確認をしたい著作者等が、コンテンツの
不正利用状況を手元のウェブブラウザを用いていつでも
簡単に確認することができる。
【0047】また、検査結果をウェブサイトに公開する
際に、検査結果のHTMLファイルに不正利用検出先の
URLを記載するようにしても良い。このようにするこ
とにより、検査結果の確認者が、手元のウェブブラウザ
を用いて検査対象のコンテンツファイルがあるウェブサ
イトに容易にアクセスすることができ、そこに置かれて
いるコンテンツの確認等を容易に行うことができるよう
になる。
【0048】図2は、上記図1のように構成したコンテ
ンツ流通システムにおいて行われる一連の動作を説明す
るための図である。図2において、まず最初にコンテン
ツ作成者やプロダクション等の著作者は、コンテンツ作
成者端末1においてコンテンツを作成し、その作成した
コンテンツを不正流出監視センタ4に預ける。不正流出
監視センタ4は、電子透かしエンコーダ13を用いて、
預かったコンテンツ内にコンテンツIDを電子透かしと
して埋め込み、それをコンテンツ作成者端末1に返す。
【0049】また、著作者は、コンテンツの利用可能範
囲や著作権料を決めて、利用可能情報を設定する。この
とき、コンテンツ作成者端末1内のコンテナエンコーダ
7によって、利用可能情報でウェブページへの掲載が許
可されたコンテンツのIDが不正流出監視センタ4に通
知され、利用許可DB12に登録される。さらに著作者
は、コンテナエンコーダ7を用いて、電子透かしの埋め
込まれたコンテンツと利用可能情報とをコンテナ化す
る。そして、このようにして作成したコンテナファイル
を販売店に納める。
【0050】販売店は、自らの販売手数料を上乗せして
コンテナの販売価格(利用料)を設定し、コンテナエン
コーダ9を用いてコンテナファイル内の利用可能情報に
追加する。そして、このようにして2次的にコンテナ化
したファイルを販売店のウェブサイトに掲載したり、C
D−ROMに納めることなどによってコンテナの販売を
行う。なお、上述したように、著作者自身が販売店とな
ってコンテナを販売することも可能である。
【0051】ユーザは、販売店のウェブサイトからコン
テナをダウンロードしたり、CD−ROMを介してコン
テナを入手する。そして、入手したコンテナ内の利用可
能情報を参照して利用可能な用途と利用価格を把握し、
利用したい用途を選択する。このとき、コンテンツをウ
ェブページに張り付けて利用することを選択した場合
は、そのウェブページのURLとコンテンツIDとが利
用URL登録部11によって不正流出監視センタ4に通
知され、利用許可DB12に登録される。
【0052】ユーザは、選択した用途に応じた利用料を
販売店もしくは著作者に支払う。これは、インターネッ
トのオンライン上で電子マネーを利用して行っても良い
し、オフラインで行っても良い。この利用料を支払うこ
とによって始めてコンテナデコーダ10が利用できるよ
うになり(例えば、コンテンツが暗号化されている場合
には暗号鍵が与えられる)、ユーザは、この利用可能と
なったコンテナデコーダ10を用いて、コンテナ内のコ
ンテンツを利用できる形態に変換する。
【0053】本実施形態において、コンテンツの利用形
態としては、再生のみを可能とする再生利用と、ウェブ
ページへの張り付けを可能とする抜き出し利用との2パ
ターンがある。再生利用の場合、コンテナデコーダ10
は、内部メモリ上で展開したコンテンツファイルを静止
画や動画であれば表示し、音楽であればスピーカに出力
する。ただし、汎用の画像フォーマットや音楽フォーマ
ットのファイルとして外部記憶装置に書き込むことはし
ない。よって、再生後にユーザの手元にコンテンツファ
イルが残ることはない。
【0054】一方、抜き出し利用の場合、上記コンテナ
デコーダ10は、内部メモリ上で展開したコンテンツフ
ァイルを汎用フォーマットのデータファイルに変換して
コンテナデコーダ10の外部に出力し、外部記憶装置に
書き込む。これによりユーザは、コンテンツをウェブペ
ージに張り付けて利用することを選択した場合には、コ
ンテナ内からコンテンツを取り出してウェブページに張
り付けることが可能となる。
【0055】不正流出監視センタ4では、コンテンツ探
索部14(エージェントで構成される検索ロボット)を
用いて、インターネット上のウェブサイトを巡回して各
ウェブページに置かれたコンテンツを順次ダウンロード
する。このとき、不正流出しているコンテンツがウェブ
ページ上に置かれていれば、それもダウンロードされ
る。
【0056】さらに、不正流出監視センタ4では、電子
透かしデコーダ15を用いて、ダウンロードしたコンテ
ンツの中から電子透かしを取り出し、そのコンテンツに
固有のIDを検出する。そして、不正検出部16におい
て、その検出したコンテンツIDおよびダウンロード先
のURLと、利用許可DB12に登録されているコンテ
ンツIDおよびURLとを照合することにより、コンテ
ンツの不正利用の検出を行う。
【0057】すなわち、利用許可DB12に登録されて
いないコンテンツIDを検出した場合や、ユーザが正規
料金を支払ってコンテンツを張り付けたウェブページの
URL以外の場所でコンテンツIDを検出した場合に
は、そのコンテンツは無許可で張り付けられたものとい
うことになる。よって、この場合には、不正通知部17
を用いて、不正利用を摘発したコンテンツIDとそれが
置かれていたウェブページのURLとをそのコンテンツ
の著作者に通知する。また、そのウェブページの運営者
に警告を発するようにしても良い。
【0058】以上説明したように、本実施形態では、イ
ンターネット上のウェブサイトを巡回してそこに置かれ
たウェブページ上のコンテンツファイルを順次ダウンロ
ードし、それらのコンテンツに電子透かしとして埋め込
まれているコンテンツIDが、利用を許可するものとし
て登録されているか否かを検出するようにしている。こ
れにより、ウェブページへの張り付けが許可されていな
いコンテンツの不正利用や、許可されていないウェブペ
ージへの張り付け等の不正利用を常に監視し、コンテン
ツの不正利用を有効に発見することができる。
【0059】なお、上記実施形態では、コンテンツファ
イルをコンテナ化する前に不正流出監視センタ4におい
て電子透かしを埋め込む例を示しているが、電子透かし
は、最終的にユーザが入手したコンテンツをウェブペー
ジに張り付けるまでの間に埋め込まれていれば良く、そ
の埋め込む場所やタイミングは上記の例に限定されな
い。例えば、ユーザが利用者端末3上に入手したコンテ
ナからコンテンツを取り出すときに電子透かしを埋め込
むようにしても良い。
【0060】また、上記実施形態では、コンテンツ作成
者端末1と利用者端末3の両方から不正流出監視センタ
4の利用許可DB12にウェブページ張り付けの利用許
可に関する情報を登録しているが、どちらか一方のみか
ら登録を行うようにしても良い。また、ここでは利用許
可に関する情報を登録しているが、利用拒否に関する情
報を登録するようにしても良い。
【0061】例えば、上記実施形態では著作者が作成し
たコンテンツを第三者に販売することを前提としている
が、著作者以外の利用は全く許さないようにすることも
考えられる。この場合には、作成したコンテンツのID
を利用拒否に関する情報として登録しておき、ダウンロ
ードしたコンテンツ内から取り出したコンテンツIDが
この登録されたIDと一致するか否かを見ることによっ
て、不正利用を検出するようにしても良い。なお、この
場合には、コンテンツの価格情報や用途情報の設定等は
不要である。
【0062】また、上記実施形態では、コンテンツを利
用可能情報と共に1つのファイルにまとめたコンテナと
して流通する例を示したが、必ずしもコンテナ化する必
要はない。例えば、コンテンツの流通と利用可能情報の
流通とを別個に行うようにしても良い。
【0063】(第2の実施形態)次に、本発明によるコ
ンテンツ流通システムの第2の実施形態について説明す
る。以下に述べる第2の実施形態は、本発明を超流通シ
ステムに適用したものである。図3は、第2の実施形態
によるコンテンツ流通システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。なお、図3において、図1に示したブロッ
クと同じブロックには同一の符号を付している。
【0064】図3に示すように、第2の実施形態による
コンテンツ流通システムは、コンテンツ作成者端末1、
販売店端末2、利用者端末3、ライセンス発行センタ2
1および課金センタ22が、インターネットやCD−R
OM等の情報伝達媒体5を介して以下に述べるような種
々の情報をやり取りすることができるように構成されて
いる。なお、ここでは図面の都合上、コンテンツ作成者
端末1、販売店端末2、利用者端末3を1つずつ示して
いるが、それぞれ複数存在しても良い。
【0065】本実施形態のコンテンツ作成者端末1は、
利用情報設定部6とコンテナエンコーダ19とを備え
る。コンテナエンコーダ19は、コンテンツ作成者によ
って作成されたコンテンツと、そのコンテンツの利用に
必要な上記利用可能情報とを1つのファイルにまとめる
処理を行う。図4は、このコンテナエンコーダ19の構
成例を示す図である。
【0066】図4において、31はコンテナ鍵生成部で
あり、コンテンツファイルを暗号化するために必要な暗
号鍵であるコンテナ鍵を生成する。このコンテナ鍵は、
個々のコンテンツに固有の暗号鍵であり、利用者端末3
内のコンテナデコーダ20(この構成については後述す
る)においてコンテナ内の暗号化コンテンツファイルを
復号する際の復号鍵でもある。
【0067】32はコンテナ鍵登録部であり、上記コン
テナ鍵生成部31により生成されたコンテナ鍵をライセ
ンス発行センタ21に登録する。ユーザは、このコンテ
ナ鍵をライセンス発行センタ21から購入することで、
暗号化コンテンツを復号して利用することが可能とな
る。33はコンテンツ入力部であり、コンテンツ作成者
により作成されたコンテンツファイルを入力する。ま
た、34はコンテンツ暗号化部であり、コンテンツ入力
部33より入力されたコンテンツファイルを、コンテナ
鍵生成部31により生成されたコンテナ鍵を用いて暗号
化する。
【0068】また、35はコンテナ化部であり、上記コ
ンテンツ暗号化部34により暗号化されたコンテンツフ
ァイルに対し、図3の利用情報設定部6により設定され
た利用可能情報を付加することにより、暗号化コンテン
ツとそのコンテンツの利用に必要な利用可能情報とを1
つのファイルにまとめたコンテナを生成する。36はコ
ンテナ出力部であり、上記コンテナ化部35により生成
されたコンテナを外部に出力する。このように生成され
たコンテナは、例えば販売店を介してそのウェブサイト
上から利用者端末3に無料でダウンロードされたり、あ
るいはCD−ROM等を用いて配付される。
【0069】販売店端末2は、利用情報設定部8とコン
テナエンコーダ9とを備える。これらの機能については
第1の実施形態と同様なので、ここでは説明を省略す
る。利用者端末3は、コンテナデコーダ20を備える。
このコンテナデコーダ20は、コンテンツ作成者や販売
店から配付を受けたコンテナに対して所定の処理を行う
ことによってコンテナ内のコンテンツを利用できる形態
にするものであり、例えば図5のように構成される。
【0070】図5において、41はコンテナ入力部であ
り、上記コンテンツ作成者や販売店から配付を受けたコ
ンテナを入力する。42は利用情報抽出部であり、コン
テナ内に付加情報として埋め込まれている利用可能情報
を抽出する。ユーザは、このコンテナ内から抽出した利
用可能情報を参照して、どの用途でコンテンツを利用す
るかを決定する。このときユーザは、暗号化コンテンツ
の復号を行うのに必要なコンテナ鍵に加えて、利用する
コンテンツの用途を表す利用許可情報をライセンス発行
センタ21から購入する。ユーザは、購入した利用許可
情報の制限下でコンテンツを利用できることになる。
【0071】43はコンテンツ抽出部であり、コンテナ
内に含まれている暗号化コンテンツを抽出する。44は
コンテンツ復号化部であり、コンテンツ抽出部43によ
りコンテナ内から抽出された暗号化コンテンツを、上述
のコンテナ鍵と後述するユーザ鍵とを用いて復号し、コ
ンテンツを利用できる形態にする。45は鍵入手部であ
り、コンテンツを利用するユーザからの要求に応じて、
上記コンテナ鍵とユーザ鍵をライセンス発行センタ21
から入手する。
【0072】その際にユーザは、課金センタ22に対し
て用途に応じた利用料を支払うことが必要であり、例え
ばコンテナ鍵は、課金センタ22からライセンス発行セ
ンタ21に決済通知があったことを条件にライセンス発
行センタ21から発行される。一方、ユーザ鍵は、例え
ば、ユーザがコンテナデコーダ20を入手する際に、ラ
イセンス発行センタ21に対してユーザ登録を行うこと
を条件にライセンス発行センタ21から発行される。な
お、ユーザ鍵も課金を条件として発行するようにしても
良い。
【0073】上記ライセンス発行センタ21は、図3に
示すように鍵管理部23を備えている。この鍵管理部2
3は、例えば図6のように構成される。図6において、
51はユーザ鍵生成部であり、代金を支払ったユーザだ
けにコンテンツの利用を可能とするために、利用者端末
3内のコンテナデコーダ20においてコンテナ内のコン
テンツファイルを利用できる形にする際に必要なユーザ
鍵を生成する。このユーザ鍵は、個々のユーザに固有の
鍵であり、第三者への譲渡は不可能である。
【0074】例えば、ユーザがライセンス発行センタ2
1から利用者端末3にコンテナ鍵をダウンロードする際
に、ライセンス発行センタ21において、ユーザ鍵を用
いてコンテナ鍵に所定の処理を行うことにより、ユーザ
鍵がなければコンテナ鍵を使って暗号化コンテンツを復
号できないようにする。このようにコンテナ鍵の他にユ
ーザ鍵がないとコンテンツの利用ができないようにする
処理のことを、以下では「ユーザ鍵でロックする」と言
う。なお、このロックの例としては暗号化処理がある。
【0075】52はユーザ鍵管理部であり、ユーザから
の要求に応じてユーザ登録を行い、ユーザ鍵生成部51
によりそれぞれのユーザ毎に生成されたユーザ鍵を管理
する。53はコンテナ鍵収集部であり、コンテンツ作成
者端末1内のコンテナエンコーダ19においてそれぞれ
のコンテンツ毎に生成されたコンテナ鍵を収集する。5
4はコンテナ鍵管理部であり、上記コンテナ鍵収集部5
3により収集されたコンテナ鍵を管理する。
【0076】55は鍵発行部であり、ユーザが選択した
利用用途に応じた料金の支払いが完了した旨の通知を課
金センタ22から受けて、そのユーザに対してコンテナ
鍵を発行するとともに、その選択した用途にコンテンツ
の利用を制限する利用許可情報も発行する。ここで、コ
ンテナ鍵については、上述したようにユーザ鍵でロック
することにより、そのユーザにしか使用できないコンテ
ナ鍵に変換したしたものを発行する。この鍵発行部55
はまた、ユーザからのユーザ登録に応じてユーザ鍵も発
行する。
【0077】また、上記課金センタ22は、図3に示す
ように課金部24および料金分配部25を備えている。
課金部24は、ユーザが利用可能情報の中から選択した
利用方法に準じる代金を受け取る。そして、課金処理が
済んだ後に、ライセンス発行センタ21に決済完了を通
知する。また、料金分配部25は、受け取った代金をコ
ンテンツの権利者および販売店に対して著作権料および
販売手数料として分配する処理を行う。
【0078】図7は、上記図3〜図6のように構成した
コンテンツ流通システムにおいて行われる一連の動作を
説明するための図である。図7において、まず最初にコ
ンテンツ作成者やプロダクション等の著作者は、コンテ
ンツ作成者端末1にてコンテンツを作成する。また著作
者は、コンテンツの利用可能範囲や著作権料を決めて利
用可能情報を設定する。さらに著作者は、コンテナエン
コーダ19を用いてコンテンツと利用可能情報とをコン
テナ化し、コンテナファイルを生成する。
【0079】このコンテナ化の際に、コンテナエンコー
ダ19は、暗号鍵であるコンテナ鍵を生成し、そのコン
テナ鍵でコンテンツファイルを暗号化してコンテナに組
み込む。さらにコンテナエンコーダ19は、生成したコ
ンテナ鍵をライセンス発行センタ21に登録するととも
に、著作者により設定された著作権料を課金センタ22
に登録する。また、著作者は、以上のようにして作成し
たコンテナファイルを販売店に納める。
【0080】販売店は、自らの販売手数料を上乗せして
コンテナの販売価格(利用料)を設定し、コンテナエン
コーダ9を用いてコンテナファイル内の利用可能情報に
追加する。このときコンテナエンコーダ9は、設定され
た販売手数料を課金センタ22に登録する。ここで課金
センタ22に登録された販売店の販売手数料と、上記コ
ンテンツ作成者端末1のコンテナエンコーダ19により
課金センタ22に登録された著作権料とによって、ユー
ザが支払った代金の分配情報が構成される。
【0081】販売店は、コンテナエンコーダ9を用いて
2次的にコンテナ化したファイルを販売店のウェブサイ
トに掲載したり、CD−ROMに納めることなどによっ
てコンテナの販売を行う。ユーザは、販売店のウェブサ
イトからコンテナをダウンロードしたり、CD−ROM
を介してコンテナを入手する。そして、入手したコンテ
ナ内の利用可能情報を参照して利用可能な用途と利用価
格を把握し、利用したい用途を選択する。
【0082】そして、ユーザは、選択した用途に応じた
利用料を課金センタ22を通して支払う。これに応じて
課金センタ22は、課金処理の完了をライセンス発行セ
ンタ21に通知する。この通知を受けたライセンス発行
センタ21は、支払い価格に準じた利用許可情報とコン
テナ鍵(ユーザ鍵でロックされたもの)をユーザに対し
て発行する。これとは別に、ライセンス発行センタ21
はユーザからの要求に応じてユーザ鍵も発行する。
【0083】このようにコンテナ鍵、ユーザ鍵および利
用許可情報を入手することによって始めて、コンテナデ
コーダ20が利用できるようになる。ユーザは、この利
用可能となったコンテナデコーダ20を用いて、コンテ
ナ内のコンテンツを利用できる形態に変換する。このと
きコンテナデコーダ20は、利用許可情報に記載された
利用方法だけをユーザに許可する。これによりユーザ
は、自分が選択した方法でコンテンツを利用することが
できるようになる。
【0084】さらに、課金センタ22では、ユーザから
コンテンツの利用料を徴収する。そして、コンテンツ作
成者端末1より登録された著作権料と、販売店端末2よ
り登録された販売手数料とから成る分配情報をもとに、
ユーザから支払われたコンテンツの利用代金をコンテン
ツ権利者と販売店に分配する。このとき、コンテンツ権
利者に対する著作権料は、図7のように著作権管理団体
26を通して支払われることもある。
【0085】なお、図7に示すように、ユーザが利用可
能情報の中から選択した用途情報等をもとに、ユーザ情
報やコンテンツの利用状況を課金センタ22において収
集して、それをコンテンツ作成者やプロダクションに通
知したり、マーケティング情報として販売店に提供した
りするようにしても良い。
【0086】以上説明したように、第2の実施形態で
は、各コンテナ毎に固有のコンテナ鍵の他に、各ユーザ
毎に固有のユーザ鍵も用いてコンテンツの利用を制限す
るようにしている。これにより、コンテナ鍵に相当する
暗号鍵しかなかった従来の超流通システムと異なり、コ
ンテナ鍵を第三者に転売しても、そのコンテナ鍵のロッ
クを解くためのユーザ鍵を持たない第三者はコンテンツ
を利用できないようにすることができ、コンテナ鍵を正
当に購入したユーザだけにそのコンテンツの利用を確実
に制限することができる。よって、コンテンツの不正利
用をより有効に防止することができる。
【0087】なお、上記実施形態では、ライセンス発行
センタ21からコンテナ鍵をユーザがダウンロードする
際に、ライセンス発行センタ21においてコンテナ鍵を
ユーザ鍵でロックする例を示したが、この形態に限定さ
れるものではない。例えば、コンテナファイルをユーザ
がダウンロードする際に、コンテンツ作成者端末1また
は販売店端末2においてコンテナファイルをユーザ鍵で
ロックするようにしても良い。
【0088】また、利用者端末3内のコンテナデコーダ
20において、ユーザがコンテンツファイルをダウンロ
ードした際にそのコンテナファイルをユーザ鍵でロック
するようにしても良い。さらに、利用者端末3内のコン
テナデコーダ20において、ユーザがコンテナ鍵をダウ
ンロードした際にそのコンテナ鍵をユーザ鍵でロックす
るようにしても良い。
【0089】また、上記実施形態では、ユーザが入手し
たコンテナ内から利用可能情報を抽出し、これを参照し
て利用可能な用途を選択する例を示したが、この形態に
限定されるものではない。例えば、ライセンス発行セン
タ21がコンテンツ権利者や販売店から利用可能情報を
収集し、ユーザからの要求に応じてその利用可能情報を
提供するようにしても良い。
【0090】(第3の実施形態)次に、本発明によるコ
ンテンツ流通システムの第3の実施形態について説明す
る。以下に述べる第3の実施形態は、第1の実施形態に
示した電子透かしと第2の実施形態に示した超流通シス
テムとを組み合わせたものである。
【0091】上記第2の実施形態によれば、正当にコン
テナ鍵を購入したユーザだけがそのコンテンツを利用す
ることが可能となる仕組みを提供できるが、抜き出し利
用されたコンテンツのその後の不正利用については特に
考慮していない。第3の実施形態は、この抜き出し利用
されたコンテンツのその後の不正利用も有効に摘発でき
るようにしたものである。
【0092】図8は、第3の実施形態によるコンテンツ
流通システムの全体構成を示すブロック図である。な
お、図8において、図1および図3に示した符号と同一
の符号を付したものは、同一の機能を有するものである
ので、これについての詳細な説明は省略する。
【0093】図8に示すように、第3の実施形態に係る
コンテンツ流通システムは、コンテンツ作成者端末1、
販売店端末2、利用者端末3、不正流出監視センタ4、
ライセンス発行センタ21および課金センタ22が、イ
ンターネットやCD−ROM等の情報伝達媒体5を介し
て以下に述べるような種々の情報をやり取りすることが
できるように構成されている。
【0094】なお、ここでは図面の都合上、コンテンツ
作成者端末1、販売店端末2、利用者端末3を1つずつ
示しているが、それぞれ複数存在しても良い。また、不
正流出監視センタ4、ライセンス発行センタ21および
課金センタ22の構成は、それぞれ図1および図3に示
したものと同様である。
【0095】本実施形態のコンテンツ作成者端末1は、
利用情報設定部18とコンテナエンコーダ19とを備え
る。利用情報設定部18は、図1や図3に示した利用情
報設定部6と同様に制限情報、価格情報、用途情報など
から成る利用可能情報を設定する機能を持つが、設定可
能な用途の範囲が広い点で上述の実施形態と異なる。す
なわち、第1、第2の実施形態では、コンテンツの用途
としては再生利用、もしくはウェブページへの張り付け
利用の何れかであったが、本実施形態では以下に述べる
ような多種の用途を設定可能である。
【0096】すなわち、コンテンツが静止画や動画の場
合、用途情報としては、コンテンツの表示、コピー、編
集、印刷、ウェブページへの張り付け、コピーしたコン
テンツの配付などの情報を含む。また、コンテンツが音
楽の場合は、コンテンツの再生、コピー、編集、デジタ
ル録音、ウェブページへの張り付け、コピーしたコンテ
ンツの配付などの情報を含む。
【0097】図9は、上記図8のように構成したコンテ
ンツ流通システムにおいて行われる一連の動作を説明す
るための図である。図9において、まず最初にコンテン
ツ作成者やプロダクション等の著作者は、コンテンツ作
成者端末1においてコンテンツを作成し、その作成した
コンテンツを不正流出監視センタ4に預ける。不正流出
監視センタ4は、電子透かしエンコーダ13を用いて、
預かったコンテンツ内にコンテンツIDを電子透かしと
して埋め込み、それをコンテンツ作成者端末1に返す。
【0098】また、著作者は、コンテンツの利用可能範
囲や著作権料を決めて、利用可能情報を設定する。この
とき、コンテンツ作成者端末1内のコンテナエンコーダ
19によって、利用可能情報でウェブページへの掲載が
許可されたコンテンツのIDが不正流出監視センタ4に
通知され、利用許可DB12に登録される。さらに著作
者は、コンテナエンコーダ19を用いて、電子透かしの
埋め込まれたコンテンツと利用可能情報とをコンテナ化
し、コンテナファイルを生成する。
【0099】このコンテナ化の際に、コンテナエンコー
ダ19は、暗号鍵であるコンテナ鍵を生成し、そのコン
テナ鍵でコンテンツファイルを暗号化してコンテナに組
み込む。さらにコンテナエンコーダ19は、生成したコ
ンテナ鍵をライセンス発行センタ21に登録するととも
に、著作者により設定された著作権料を課金センタ22
に登録する。また、著作者は、以上のようにして作成し
たコンテナファイルを販売店に納める。
【0100】販売店は、自らの販売手数料を上乗せして
コンテナの販売価格(利用料)を設定し、コンテナエン
コーダ9を用いてコンテナファイル内の利用可能情報に
追加する。このときコンテナエンコーダ9は、設定され
た販売手数料を課金センタ22に登録する。ここで課金
センタ22に登録された販売店の販売手数料と、上記コ
ンテンツ作成者端末1のコンテナエンコーダ19により
課金センタ22に登録された著作権料とによって、ユー
ザが支払った代金の分配情報が構成される。
【0101】販売店は、コンテナエンコーダ9を用いて
2次的にコンテナ化したファイルを販売店のウェブサイ
トに掲載したり、CD−ROMに納めることなどによっ
てコンテナの販売を行う。なお、著作者自身が販売店と
なってコンテナを販売することも可能である。
【0102】ユーザは、販売店のウェブサイトからコン
テナをダウンロードしたり、CD−ROMを介してコン
テナを入手する。そして、入手したコンテナ内の利用可
能情報を参照して利用可能な用途と利用価格を把握し、
利用したい用途を選択する。このとき、コンテンツをウ
ェブページに張り付けて利用することを選択した場合
は、そのウェブページのURLとコンテンツIDとが利
用URL登録部11によってライセンス発行センタ21
に通知される。
【0103】ライセンス発行センタ21は、その受け取
ったURLとコンテンツIDとを更に不正流出監視セン
タ4に通知し、利用許可DB12に登録する。なお、こ
こではURLとコンテンツIDの利用許可DB12への
登録をライセンス発行センタ21を介して行っている
が、第1の実施形態と同様に、利用者端末3から不正流
出監視センタ4に直接行っても良い。
【0104】コンテンツの用途を選択したユーザは、そ
の選択した用途に応じた利用料を課金センタ22を通し
て支払う。これに応じて課金センタ22は、課金処理の
完了をライセンス発行センタ21に通知する。この通知
を受けたライセンス発行センタ21は、支払い価格に準
じた利用許可情報とコンテナ鍵(例えば、ユーザ鍵でロ
ックされたもの)をユーザに対して発行する。これとは
別に、ライセンス発行センタ21はユーザからの要求に
応じてユーザ鍵も発行する。
【0105】このようにコンテナ鍵、ユーザ鍵および利
用許可情報を入手することによって始めて、コンテナデ
コーダ20が利用できるようになる。ユーザは、この利
用可能となったコンテナデコーダ20を用いて、コンテ
ナ内のコンテンツを利用できる形態に変換する。このと
きコンテナデコーダ20は、利用許可情報に記載された
利用方法だけをユーザに許可する。これによりユーザ
は、自分が選択した方法でコンテンツを利用することが
できるようになる。
【0106】ここで、ユーザが再生利用を選択していた
場合、コンテナデコーダ20は、コンテナ鍵を用いてコ
ンテナファイル内の暗号化コンテンツを内部メモリ上で
復号し、静止画や動画であれば表示あるいは印刷する。
また、音楽であればスピーカに出力する。ただし、汎用
の画像フォーマットや音楽フォーマットのファイルとし
て外部記憶装置に書き込むことはしない。よって、再生
後にユーザの手元にコンテンツファイルが残ることはな
く、ユーザは復号データのコピー、編集、ウェブページ
への張り付けなどは行うことができず、またコピーした
コンテンツを他者に勝手に配付することもできない。つ
まり、この場合ユーザは、コンテンツを個人的用途のた
めに再生することだけが可能である。
【0107】一方、コピー、編集、ウェブページへの張
り付けなどの抜き出し許可をユーザが選択していた場
合、コンテナデコーダ20は、内部メモリ上で復号した
コンテンツファイルを汎用フォーマットのデータファイ
ルに変換してコンテナデコーダ20の外部に出力し、外
部記憶装置に書き込む。これにより、ユーザは、汎用フ
ォーマットのコンテンツファイルをユーザ所有のウェブ
ページに張り付けることなどが可能となる。
【0108】不正流出監視センタ4では、コンテンツ探
索部14(エージェントで構成される検索ロボット)を
用いて、インターネット上のウェブサイトを巡回して各
ウェブページに置かれたコンテンツを順次ダウンロード
する。このとき、不正流出しているコンテンツがウェブ
ページ上に置かれていれば、それもダウンロードされ
る。
【0109】さらに、不正流出監視センタ4では、電子
透かしデコーダ15を用いて、ダウンロードしたコンテ
ンツの中から電子透かしを取り出し、そのコンテンツに
固有のIDを検出する。そして、不正検出部16におい
て、その検出したコンテンツIDおよびダウンロード先
のURLと、利用許可DB12に登録されているコンテ
ンツIDおよびURLとを照合することにより、コンテ
ンツの不正利用の検出を行う。
【0110】すなわち、利用許可DB12に登録されて
いないコンテンツIDを検出した場合や、ユーザが正規
料金を支払ってコンテンツを張り付けたウェブページの
URL以外の場所でコンテンツIDを検出した場合に
は、そのコンテンツは無許可で張り付けられたものとい
うことになる。よって、この場合には、不正通知部17
を用いて、不正利用を摘発したコンテンツIDとそれが
置かれていたウェブページのURLとをそのコンテンツ
の著作者に通知する。また、そのウェブページの運営者
に警告を発するようにしても良い。
【0111】さらに、課金センタ22では、ユーザから
コンテンツの利用料を徴収する。そして、コンテンツ作
成者端末1より登録された著作権料と、販売店端末2よ
り登録された販売手数料とから成る分配情報をもとに、
ユーザから支払われたコンテンツの利用代金をコンテン
ツ権利者と販売店に分配する。このとき、コンテンツ権
利者に対する著作権料は、図9のように著作権管理団体
26を通して支払われることもある。
【0112】以上説明したように、第3の実施形態で
は、ユーザがコンテンツを利用可能とするための鍵とし
てコンテナ鍵とユーザ鍵とを用いているので、コンテナ
鍵を正当に購入したユーザだけにそのコンテンツの利用
を制限することができる。しかも、本実施形態では、コ
ンテンツに埋め込んだ電子透かしを利用してウェブペー
ジへの不正流出も監視しているので、コンテナ鍵を正当
に購入したユーザによって汎用フォーマットに変換され
たコンテンツが無断で第三者に配付され、第三者のウェ
ブページ上でそのコンテンツの販売が行われるなどの不
正利用も確実に発見することができる。
【0113】入手したコンテンツをコピーして転売した
り、あるいは適当に編集して販売するなどの不正利用
は、コンテンツをウェブページ上に掲載することによっ
て行われるケースが多いため、コンテンツのウェブペー
ジへの不正流出を摘発することによって、コンテンツの
著作権保護を格段に向上させることができる。これによ
り、従来超流通システムにおいて不正流出の観点から課
せられていた利用制限から開放され、様々な用途にコン
テンツを利用することができる。
【0114】なお、上記第3の実施形態では、コンテン
ツファイルをコンテナ化する前に不正流出監視センタ4
において電子透かしを埋め込む例を示しているが、電子
透かしは、最終的にユーザが入手したコンテンツをウェ
ブページに張り付けるまでの間に埋め込まれていれば良
く、その埋め込む場所やタイミングは上記の例に限定さ
れない。例えば、ユーザが利用者端末3上に入手したコ
ンテナからコンテンツを取り出すときに電子透かしを埋
め込むようにしても良い。
【0115】また、上記実施形態では、コンテンツ作成
者端末1と利用者端末3の両方から不正流出監視センタ
4の利用許可DB12にウェブページ張り付けの利用許
可に関する情報を登録しているが、どちらか一方のみか
ら登録を行うようにしても良い。また、ここでは利用許
可に関する情報を登録しているが、利用拒否に関する情
報を登録するようにしても良い。
【0116】また、上記実施形態では、コンテンツを利
用可能情報と共に1つのファイルにまとめたコンテナと
して流通する例を示したが、必ずしもコンテナ化する必
要はない。例えば、コンテンツの流通と利用可能情報の
流通とを別個に行うようにしても良い。
【0117】また、上記実施形態では、ライセンス発行
センタ21からコンテナ鍵をユーザがダウンロードする
際に、ライセンス発行センタ21においてコンテナ鍵を
ユーザ鍵でロックする例を示したが、この形態に限定さ
れるものではない。例えば、コンテナファイルをユーザ
がダウンロードする際に、コンテンツ作成者端末1また
は販売店端末2においてコンテナファイルをユーザ鍵で
ロックするようにしても良い。
【0118】また、利用者端末3内のコンテナデコーダ
20において、ユーザがコンテンツファイルをダウンロ
ードした際にそのコンテナファイルをユーザ鍵でロック
するようにしても良い。さらに、利用者端末3内のコン
テナデコーダ20において、ユーザがコンテナ鍵をダウ
ンロードした際にそのコンテナ鍵をユーザ鍵でロックす
るようにしても良い。
【0119】また、上記実施形態では、ユーザが入手し
たコンテナ内から利用可能情報を抽出し、これを参照し
て利用可能な用途を選択する例を示したが、この形態に
限定されるものではない。例えば、ライセンス発行セン
タ21がコンテンツ権利者や販売店から利用可能情報を
収集し、ユーザからの要求に応じてその利用可能情報を
提供するようにしても良い。
【0120】(本発明の他の実施形態)なお、以上に説
明した本実施形態のコンテンツ流通システムは、それぞ
れの端末やセンタが備えるコンピュータのCPUあるい
はMPU、RAM、ROMなどで構成されるものであ
り、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作する
ことによって実現できる。
【0121】したがって、コンピュータが上記の機能を
果たすように動作させるプログラムを例えばCD−RO
Mのような記録媒体に記録し、これをコンピュータに読
み込ませることによって実現できるものである。上記プ
ログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以
外に、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、DVD、磁気テー
プ、不揮発性メモリカード等を用いることができる。
【0122】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現さ
れるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおい
て稼働しているOS(オペレーティングシステム)ある
いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実
施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラ
ムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張
ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形
態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発
明の実施形態に含まれる。
【0123】なお、上記に説明した各実施形態は、何れ
も本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示した
ものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限
定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本
発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱するこ
となく、様々な形で実施することができる。
【0124】
【発明の効果】本発明は上述したように、ネットワーク
上のウェブページを探索してウェブページ上のコンテン
ツを順次取り込み、それらのコンテンツに電子透かしと
して埋め込まれたコンテンツ識別情報と、ウェブページ
への掲載の許否に関する管理情報とを照合しでデジタル
コンテンツの不正利用を検出するようにしたので、ウェ
ブページへの掲載が許可されていないコンテンツの不正
利用等を電子透かしを用いて常に監視し、ネットワーク
上で流通するデジタルコンテンツの著作権保護を図る仕
組みを提供することができる。
【0125】また、本発明の他の特徴によれば、デジタ
ルコンテンツの掲載が許可されたウェブページを表すリ
ソース情報をコンテンツ識別情報と対応付けて管理し、
このリソース情報も加味して不正検出を行うようにした
ので、ウェブページへの掲載自体は許可されているが、
許可されていないウェブページに掲載されたコンテンツ
の不正利用等を発見することができ、ネットワーク上で
流通するデジタルコンテンツの著作権保護をより確実な
ものとすることができる。
【0126】また、本発明のその他の特徴によれば、デ
ジタルコンテンツを暗号化する各コンテンツ毎に固有の
暗号鍵の他に、デジタルコンテンツを利用する各ユーザ
毎に固有のユーザ鍵も用いてデジタルコンテンツの利用
を制限するようにしたので、デジタルコンテンツを正当
に購入していない第三者にデジタルコンテンツとその暗
号鍵を配付したとしても、ユーザ鍵を持たない第三者は
そのデジタルコンテンツを利用できないようにすること
ができ、正当に購入したユーザだけにデジタルコンテン
ツの利用を制限することができる。よって、ネットワー
ク上で流通するデジタルコンテンツの著作権保護を更に
確実なものとすることができる。
【0127】また、本発明のその他の特徴によれば、上
述の電子透かしに関する発明とユーザ鍵に関する発明と
を組み合わせて適用したので、正当に購入したユーザだ
けにデジタルコンテンツの利用を制限することができる
だけでなく、正当にデジタルコンテンツを購入したユー
ザがその後、許可されていないにも関わらずウェブペー
ジへの掲載を行ったり、許可されていないウェブページ
への掲載を行ったりすることなどの不正利用も確実に発
見することができる。このように、本発明では、デジタ
ルコンテンツを正当に購入した後の不正利用についても
ケアしているので、デジタルコンテンツの利用方法の制
限を緩和し、ユーザの要求に応じた様々な態様でデジタ
ルコンテンツを提供することもできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるコンテンツ流通
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1のように構成したコンテンツ流通システム
において行われる一連の動作を説明するための図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施形態によるコンテンツ流通
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図4】第2の実施形態によるコンテンツ作成者端末が
備えるコンテナエンコーダの構成例を示す図である。
【図5】第2の実施形態による利用者端末が備えるコン
テナデコーダの構成例を示す図である。
【図6】第2の実施形態によるライセンス発行センタが
備える鍵管理部の構成例を示す図である。
【図7】図3のように構成したコンテンツ流通システム
において行われる一連の動作を説明するための図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施形態によるコンテンツ流通
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図9】図8のように構成したコンテンツ流通システム
において行われる一連の動作を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 コンテンツ作成者端末 2 販売店端末 3 利用者端末 4 不正流出監視センタ 5 情報伝達媒体 6 利用情報設定部 7 コンテナエンコーダ 8 利用情報設定部 9 コンテナエンコーダ 10 コンテナデコーダ 11 利用URL登録部 12 利用許可DB 13 電子透かしエンコーダ 14 コンテンツ探索部 15 電子透かしデコーダ 16 不正検出部 17 不正通知部 18 利用情報設定部 19 コンテナエンコーダ 20 コンテナデコーダ 21 ライセンス発行センタ 22 課金センタ 23 鍵管理部 24 課金部 25 料金分配部 31 コンテナ鍵生成部 32 コンテナ鍵登録部 33 コンテンツ入力部 34 コンテンツ暗号化部 35 コンテナ化部 36 コンテナ出力部 41 コンテナ入力部 42 利用情報抽出部 43 コンテンツ抽出部 44 コンテンツ復号化部 45 鍵入手部 51 ユーザ鍵生成部 52 ユーザ鍵管理部 53 コンテナ鍵収集部 54 コンテナ鍵管理部 55 鍵発行部

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルコンテンツにその識別情報を電
    子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み手段と、 上記デジタルコンテンツのウェブページへの掲載の許否
    に関する情報を管理する許否情報管理手段と、 上記ウェブページを探索し、当該ウェブページ上に存在
    するデジタルコンテンツを取得するコンテンツ探索手段
    と、 上記取得したデジタルコンテンツの中から電子透かしと
    して埋め込まれた上記識別情報を取り出す電子透かし抽
    出手段と、 上記デジタルコンテンツの中から取り出された識別情報
    と、上記許否情報管理手段にて管理されている情報とを
    照合して上記デジタルコンテンツの不正利用を検出する
    不正検出手段とを備えたことを特徴とするコンテンツ流
    通システム。
  2. 【請求項2】 上記許否情報管理手段は、上記ウェブペ
    ージへの掲載が許可もしくは拒否されたデジタルコンテ
    ンツの識別情報を少なくとも管理し、 上記不正検出手段は、上記デジタルコンテンツの中から
    取り出された識別情報と、上記許否情報管理手段により
    管理されている識別情報とを照合して上記デジタルコン
    テンツの不正利用を検出することを特徴とする請求項1
    に記載のコンテンツ流通システム。
  3. 【請求項3】 上記許否情報管理手段は、上記ウェブペ
    ージへの掲載が許可もしくは拒否されたデジタルコンテ
    ンツの識別情報と、上記デジタルコンテンツの掲載が許
    可もしくは拒否されたウェブページを表すリソース情報
    とを互いに対応付けて管理し、 上記不正検出手段は、上記デジタルコンテンツの中から
    取り出された識別情報および探索先のウェブページを表
    すリソース情報と、上記許否情報管理手段により管理さ
    れている識別情報およびリソース情報とを照合して上記
    デジタルコンテンツの不正利用を検出することを特徴と
    する請求項1に記載のコンテンツ流通システム。
  4. 【請求項4】 上記不正検出手段による検出結果を通知
    する不正通知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜
    3の何れか1項に記載のコンテンツ流通システム。
  5. 【請求項5】 上記不正通知手段は、上記不正検出手段
    による検出結果をHTMLファイル形式で記録し、その
    HTMLファイルをウェブページに公開することを特徴
    とする請求項4に記載のコンテンツ流通システム。
  6. 【請求項6】 上記HTMLファイルは、上記デジタル
    コンテンツの不正利用の検出先であるウェブページを表
    すリソース情報を含むことを特徴とする請求項5に記載
    のコンテンツ流通システム。
  7. 【請求項7】 上記コンテンツ探索手段は、ウェブサイ
    トに移動してそこのウェブページ上に存在するコンテン
    ツファイルを順次ダウンロードするソフトウェアモジュ
    ールにより構成されることを特徴とする請求項1〜3の
    何れか1項に記載のコンテンツ流通システム。
  8. 【請求項8】 上記コンテンツ探索手段は、上記ウェブ
    サイトに張られたリンクを辿ることによってネットワー
    ク上のウェブページを順次探索することを特徴とする請
    求項7に記載のコンテンツ流通システム。
  9. 【請求項9】 上記ウェブサイトに張られたリンクを辿
    る際に、探索済のウェブページを表す情報を履歴として
    保持しておき、この履歴を参照することによって一度探
    索したウェブページは探索しないようにすることを特徴
    とする請求項8に記載のコンテンツ流通システム。
  10. 【請求項10】 上記コンテンツ探索手段は、上記デジ
    タルコンテンツを多く持つウェブサイトに張られたリン
    クを重視してネットワーク上のウェブページを順次探索
    することを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ流通
    システム。
  11. 【請求項11】 暗号化されたデジタルコンテンツを配
    付する配付手段と、上記デジタルコンテンツの提供を受
    けて利用する利用手段と、上記デジタルコンテンツの利
    用料をユーザに対して課金し、上記利用料の支払いを条
    件に各デジタルコンテンツ毎に固有の暗号鍵を発行する
    課金・利用許可発行手段とを有し、入手したデジタルコ
    ンテンツの利用に対して課金を行うようになされたコン
    テンツ流通システムであって、 上記課金・利用許可発行手段は、上記各デジタルコンテ
    ンツ毎に固有の暗号鍵の他に、上記デジタルコンテンツ
    を利用する各ユーザ毎に固有のユーザ鍵を発行し、上記
    暗号鍵とユーザ鍵の両方を用いて上記デジタルコンテン
    ツの利用を制限するようにしたことを特徴とするコンテ
    ンツ流通システム。
  12. 【請求項12】 上記暗号鍵をユーザが取得する際に、
    上記暗号鍵の発行元において、上記暗号鍵の利用を上記
    ユーザ鍵で制限する処理を行うことを特徴とする請求項
    11に記載のコンテンツ流通システム。
  13. 【請求項13】 上記暗号鍵に基づき暗号化されたデジ
    タルコンテンツをユーザが取得する際に、上記デジタル
    コンテンツの配付元において、上記暗号化されたデジタ
    ルコンテンツの利用を上記ユーザ鍵で制限する処理を行
    うことを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ流通
    システム。
  14. 【請求項14】 上記暗号鍵に基づき暗号化されたデジ
    タルコンテンツをユーザが取得した際に、上記デジタル
    コンテンツの取得先において、上記暗号化されたデジタ
    ルコンテンツの利用を上記ユーザ鍵で制限する処理を行
    うことを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ流通
    システム。
  15. 【請求項15】 上記暗号鍵をユーザが取得した際に、
    上記暗号鍵の取得先において、上記暗号鍵の利用を上記
    ユーザ鍵で制限する処理を行うことを特徴とする請求項
    11に記載のコンテンツ流通システム。
  16. 【請求項16】 入手したデジタルコンテンツの利用に
    対して課金を行うコンテンツ流通システムであって、 上記デジタルコンテンツのウェブページへの張り付けを
    含む各種用途のうち利用を許可もしくは拒否する用途を
    設定する利用情報設定手段と、 上記デジタルコンテンツのウェブページへの掲載の許否
    に関する情報を管理する許否情報管理手段と、 上記デジタルコンテンツを暗号化する各コンテンツ毎に
    固有の暗号鍵の他に、上記デジタルコンテンツを利用す
    る各ユーザ毎に固有のユーザ鍵も用いて上記デジタルコ
    ンテンツの利用を制限する利用制限手段と、 上記デジタルコンテンツにその識別情報を電子透かしと
    して埋め込む電子透かし埋め込み手段と、 上記ウェブページを探索し、当該ウェブページ上に存在
    するデジタルコンテンツを取得するコンテンツ探索手段
    と、 上記取得したデジタルコンテンツ中から電子透かしとし
    て埋め込まれた上記識別情報を取り出す電子透かし抽出
    手段と、 上記デジタルコンテンツ中から取り出された識別情報
    と、上記許否情報管理手段により管理されている情報と
    を照合して上記デジタルコンテンツの不正利用を検出す
    る不正検出手段とを備えたことを特徴とするコンテンツ
    流通システム。
  17. 【請求項17】 上記許否情報管理手段は、上記ウェブ
    ページへの掲載が許可もしくは拒否されたデジタルコン
    テンツの識別情報を少なくとも管理し、 上記不正検出手段は、上記デジタルコンテンツの中から
    取り出された識別情報と、上記許否情報管理手段により
    管理されている識別情報とを照合して上記デジタルコン
    テンツの不正利用を検出することを特徴とする請求項1
    6に記載のコンテンツ流通システム。
  18. 【請求項18】 上記許否情報管理手段は、上記ウェブ
    ページへの掲載が許可もしくは拒否されたデジタルコン
    テンツの識別情報と、上記デジタルコンテンツの掲載が
    許可もしくは拒否されたウェブページを表すリソース情
    報とを互いに対応付けて管理し、 上記不正検出手段は、上記デジタルコンテンツの中から
    取り出された識別情報および探索先のウェブページを表
    すリソース情報と、上記許否情報管理手段により管理さ
    れている識別情報およびリソース情報とを照合して上記
    デジタルコンテンツの不正利用を検出することを特徴と
    する請求項16に記載のコンテンツ流通システム。
  19. 【請求項19】 上記不正検出手段による検出結果を通
    知する不正通知手段を備えたことを特徴とする請求項1
    6〜18の何れか1項に記載のコンテンツ流通システ
    ム。
  20. 【請求項20】 ネットワーク上に存在するウェブペー
    ジへのデジタルコンテンツの掲載の許否に関する情報を
    管理するようになし、 上記ウェブページを探索して当該ウェブページ上にある
    デジタルコンテンツを取得し、取得したデジタルコンテ
    ンツの中から電子透かしとして埋め込まれている上記デ
    ジタルコンテンツの識別情報を取り出し、当該取り出し
    た識別情報と上記管理されている情報とを照合して上記
    デジタルコンテンツの不正利用を検出するようにしたこ
    とを特徴とするコンテンツ流通方法。
  21. 【請求項21】 入手したデジタルコンテンツの利用に
    対して課金を行うコンテンツ流通システムにおいて、上
    記デジタルコンテンツを暗号化する各コンテンツ毎に固
    有の暗号鍵の他に、上記デジタルコンテンツを利用する
    各ユーザ毎に固有のユーザ鍵も用いて上記デジタルコン
    テンツの利用を制限するようにしたことを特徴とするコ
    ンテンツ流通方法。
  22. 【請求項22】 入手したデジタルコンテンツの利用に
    対して課金を行うコンテンツ流通システムにおいて、上
    記デジタルコンテンツのウェブページへの張り付けを含
    む各種用途のうち利用を許可もしくは拒否する用途を設
    定し、上記デジタルコンテンツのウェブページへの掲載
    の許否に関する情報を管理するようになし、 上記デジタルコンテンツを暗号化する各コンテンツ毎に
    固有の暗号鍵の他に、上記デジタルコンテンツを利用す
    る各ユーザ毎に固有のユーザ鍵も用いて上記デジタルコ
    ンテンツの利用を制限するようにするとともに、 上記ウェブページを探索して当該ウェブページ上にある
    デジタルコンテンツを取得し、取得したデジタルコンテ
    ンツの中から電子透かしとして埋め込まれている上記デ
    ジタルコンテンツの識別情報を取り出し、当該取り出し
    た識別情報と上記管理されている情報とを照合して上記
    デジタルコンテンツの不正利用を検出するようにしたこ
    とを特徴とするコンテンツ流通方法。
  23. 【請求項23】 請求項1〜4、16〜19の何れか1
    項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるため
    のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  24. 【請求項24】 入手したデジタルコンテンツの利用に
    対して課金を行うコンテンツ流通システムにおいて、上
    記デジタルコンテンツを暗号化する各コンテンツ毎に固
    有の暗号鍵の他に、上記デジタルコンテンツを利用する
    各ユーザ毎に固有のユーザ鍵も用いて上記デジタルコン
    テンツの利用を制限する利用制限手段としてコンピュー
    タを機能させるためのプログラムを記録したことを特徴
    とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  25. 【請求項25】 請求項20〜22の何れか1項に記載
    のコンテンツ流通方法の処理手順をコンピュータに実行
    させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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