JP2000330163A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2000330163A
JP2000330163A JP11138980A JP13898099A JP2000330163A JP 2000330163 A JP2000330163 A JP 2000330163A JP 11138980 A JP11138980 A JP 11138980A JP 13898099 A JP13898099 A JP 13898099A JP 2000330163 A JP2000330163 A JP 2000330163A
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JP
Japan
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capacitor
camera
light emitting
strobe
emitting unit
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JP11138980A
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English (en)
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Keiichi Tsuchida
啓一 土田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状のコンデンサを用いるとともに該コ
ンデンサ、ストロボ発光ユニット間のリード線が短くな
るように構成することで、発光効率の向上化及び装置の
小型化、薄型化を図るこのとできるカメラを提供するに
ある。 【解決手段】 本発明のカメラには、直方体のコンデン
サとしてシート形状のコンデンサ8が用いられ、該コン
デンサ8は該装置本体を構成する外装本体1の背面、例え
ば外装本体1の背面に開閉可能に取り付けられた裏ブタ7
内に設置される。この場合、コンデンサ8は裏ブタ7内に
て各電極8B,8Aがストロボユニット2に対して最も近くな
るように各電極8A,8Bを有する側面をストロボユニット
2方向に向けて配置している。よって、コンデンサ8と
ストロボユニット2とを接続するリード線8a,8bを短くす
ることができるので、発光効率を向上させることができ
る。また薄型のシート形状のコンデンサを使用し且つ該
コンデンサの厚み方向をカメラの厚み方向と同じ方向と
なるように裏ブタ7内に配置しているので、結果として
カメラの薄型化及び小型化に大きく寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を照射するスト
ロボ発光ユニットとこのストロボ発光ユニット発光用と
してエネルギーを蓄えるコンデンサとの配置構造及び接
続構造に改良を施すことで、発光効率の向上化及び装置
の薄型化を図ることのできるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラにおいては、撮影環境条
件に関わらず被写体をより鮮明に且つ最適に撮像するた
めにストロボ撮影機能が備えられているのものがある。
ストロボ撮影機能を備えることにより、例えば被写体に
対する露光量が不足している場合には、自動的に満足す
る露光量が得られるように被写体に光を照射することが
できるので、より鮮明な撮影映像を得ることが可能とな
る。
【0003】このようなカメラには、ストロボ撮影機能
を実行するのに必要なものとして、発光回路を含み被写
体に向けて光を照射するストロボ発光ユニットと、この
ストロボ発光ユニットの発光用のエネルギーを蓄えるコ
ンデンサと、これらの発光制御を含むカメラ撮影全般に
おる制御を行う制御回路等が設けられている。
【0004】ストロボ発光ユニットは、通常カメラ本体
の前面側に取り付けられ、これに接続される前記コンデ
ンサからの電気的エネルギーが供給されるとともに前記
制御回路によって発光制御がなされることで、目的とす
る露光量が得られるように被写体に対して光を照射す
る。
【0005】コンデンサは、少なくとも前記ストロボ発
光ユニットの発光用の電気的エネルギーを蓄えるものと
して設けられ、またその配置はカメラ本体内部に搭載さ
れるるとともに前記ストロボ発光ユニットとに電気的に
接続されるようになっている。
【0006】ところで、従来のストロボ発光機能を備え
たカメラでは、前記コンデンサとして例えば円筒型のア
ルミ電解コンデンサが用いられている。
【0007】このコンデンサは、陰極箔と酸化アルミに
よって誘電体を形成した陽極箔とを巻き取り、電解液に
よって陽極箔と陰極箔を電気的に接続したことにより構
成されたものである。このコンデンサは、単位体積当た
りのコンデンサ容量が大きいので、特にストロボ発光用
のコンデンサとしては最適なものであり、従来より使用
されていた。
【0008】ところが、この円筒型のコンデンサは、電
極箔を巻き取ることでコンデンサを形成しているので、
外形が円筒形になってしまい、また該コンデンサを製造
する場合には、芯になるものを軸として巻き取って製造
するので、どうしても芯の空間が形成されることにな
り、その形状を小型化にすることができない。さらに、
円筒型のコンデンサでは、構造上電極端子を取り出すに
は円筒の上部側(下部も同等)のみからしか取り出すこと
ができず、側面からは取り出すことが出来ないという特
徴がある。
【0009】近年、カメラにおいては、撮影性能の向上
化に反してカメラ自体の小型化及び薄型化が望まれてい
る。しかし、従来のカメラでは、上記の如くコンデンサ
容量が大きいという利点があるということから円筒型の
コンデンサを用いて構成されているので、構造的にカメ
ラの直角部分にコンデンサを設置した場合には、無駄な
部分(空間)が生じてしまったり、あるいは該コンデンサ
の製造方法の理由から円の直径を小さくすることが困難
であるため、カメラ厚み方向を薄く構成することができ
ず、結果としてカメラの小型化及び薄型化を図ることが
できないという問題点があった。
【0010】また、上記従来のカメラでは、発光効率の
点を考えると、コンデンサの電極とストロボ発光ユニッ
ト内のストロボ基板とを結ぶリード線は太く短い方が発
光々量にとって有利となるが、上述したように円筒型の
コンデンサでは、構造上電極端子を側面からは取り出す
ことが出来ない構造となっているので、特に円筒型のコ
ンデンサを使用した場合、設置状況によってはリード線
が長くなる可能性があり、よって発光効率を向上させる
ことができないという問題点もあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のカ
メラでは、少なくともストロボ発光ユニットの発光用と
して電気的エネルギーを蓄えるコンデンサとして、コン
デンサ容量が大きいという利点を備えた円筒型のコンデ
ンサを用いて構成されていることから、構造的にカメラ
の直角部分にコンデンサを設置した場合には、無駄な部
分(空間)が生じてしまったり、あるいは該コンデンサの
製造方法の理由から円の直径を小さくすることが困難で
あるため、カメラ厚み方向を薄く構成することができ
ず、結果としてカメラの小型化及び薄型化を図ることが
できないという問題点があった。
【0012】また、発光効率の点を考えると、コンデン
サの電極とストロボ発光ユニット内のストロボ基板とを
結ぶリード線は太く短い方が発光々量にとって有利とな
るが、上述したように円筒型のコンデンサでは、構造上
電極端子を側面からは取り出すことが出来ない構造とな
っているので、特に円筒型のコンデンサを使用した場
合、設置状況によってはリード線が長くなる可能性があ
り、よって発光効率を向上させることができないという
問題点もあった。
【0013】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、シート状のコンデンサを用いるとともに該
コンデンサ、ストロボ発光ユニット間のリード線が短く
なるように構成することで、発光効率の向上化及び装置
の小型化、薄型化を図るこのとできるカメラの提供を目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラは、発光
回路を含み被写体に向けて光を照射するストロボ発光ユ
ニットと、該発光ストロボユニットの発光エネルギーを
蓄えるとともに該ストロボ発光ユニットの前記発光回路
に接続するための電極を有するコンデンサとを備えたカ
メラにおいて、前記コンデンサとして直方体のコンデン
サを前記カメラの背面に設けるとともに、前記電極が前
記ストロボ発光ユニットに近い2つの側面の少なくとも
一方に配置されるように該コンデンサを設置したことを
特徴とするものである。
【0015】本発明によれば、従来のカメラに用いられ
ていた、カメラの大型化に起因する円筒型のコンデンサ
に替えて、直方体のコンデンサを前記カメラの背面に設
けるとともに、前記電極が前記ストロボ発光ユニットに
近い2つの側面の少なくとも一方に配置されるように該
コンデンサを設置したことにより、コンデンサとストロ
ボ発光ユニットとを接続するリード線の長さが短くて済
み、しかも太いものを使用することで発光光量を増大さ
せることができ、発光効率向上を図ることが可能とな
る。また、直方体のコンデンサとしてシート形状のコン
デンサを使用しているのでコンデンサ自体が薄型化とな
り、さらにこのシート形状のコンデンサの厚み方向をカ
メラの厚み方向と同じ方向となるようにカメラの背面に
配置しているので、結果としてカメラの薄型化及び小型
化に大きく寄与する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0017】第1の実施の形態:図1乃至図5は本発明
に係るカメラの第1の実施の形態を示し、図1は該装置
の概略構成を説明するための該装置の側面方向から見た
場合の断面図、図2は該装置の背面(裏側)方向から見
た場合の背面図、図3はストロボ発光ユニット周辺の主
要回路の一例を示す回路図、図4はリード線に替えてフ
レシキブル基板を設けて構成した場合の装置の変形例を
示す構成図、図5はさらにコンデンサの各電極配置を変
更した場合の装置の変形例を示す構成図である。
【0018】(構成)本実施の形態では、カメラ本体と
その背面側に配置された裏ブタとを含んで構成されたカ
メラについて本発明を採用することにより、その目的を
達成しようとしている。
【0019】具体的な構成としては、図1に示すよう
に、本実施の形態のカメラには、該装置本体構成の主要
部分となる外装本体1が備えられ、該外装本体1の上部
には、レリーズボタン等のスイッチ1aが設けられてい
る。
【0020】また、カメラ内部には、ストロボ発光用の
部品,ストロボ基板等からなるストロボユニット2と、
被写体を撮影する為のレンズが入っている鏡枠3a,3
bからなる鏡枠ユニット3と、ストロボ発光ユニット4
とが設けられている。
【0021】ストロボユニット2とストロボ発光ユニッ
ト4とは、それぞれ該カメラの外装本体1内部の例えば
上部左側近傍に配置されており、該ストロボ発光ユニッ
ト4については、該外装本体1の前面側に配置されるよ
うになっている。
【0022】このストロボ発光ユニット4は、反射傘台
4a、リフレクタ4b、キセノン発光管4c及びパネル
4dとを含んで構成されている。つまり、このストロボ
発光ユニット4においては、キセノン発光管4cにより
発した光を反射傘台4aにより固定されたリフレクタ4
bを介して反射し、この反射光を外装本体1の前面と例
えば面一状に配置されたパネル4dを介して被写体に向
けて照射することができるようになっている。
【0023】一方、カメラの側面近傍には、電池室5が
形成されている。この電池室5は、カメラのあらゆる電
力を供給する電源としての電池を収容可能に形成された
もので、該電池の各電極(プラス電極,マイナス電極)
と接触することにより電気的な接続を行うとともに該電
池の配置に応じて対向配置されたプラス接点5a,マイ
ナス接点5bとが設けられている。この電池室5に収容
された電池からの電力は、上記プラス接点5a,マイナ
ス接点5bを介して図示しないカメラ内部の各主要回路
群へと供給されるようになっている。
【0024】外装本体1の背面側は、フィルムを装着す
る装着室を形成するように凹形状にに形成されており、
この凹形状の装着室は、該外装本体1の所定位置に設け
られた軸部材7a(図2参照)に軸止された裏ブタ7に
よって閉鎖されるようになっている。また、該外装本体
1の背面、つまり凹形状部分の一方の面には、レール面
6が形成されており、該レール面6は、このカメラにフ
ィルム(図示せず)を装着する際のフィルムをガイドす
る役割を有している。
【0025】裏ブタ7の裏側には、アッパン9が取り付
けられている、このアッパン9は、フィルム(図示せ
ず)を鏡枠ユニット3のレンズに対して平滑にするため
のもので、前記レール面6とで平滑面を形成するように
なっている。また、アッパン9は、コンデンサ8のGN
D端子又はコンデンサの外装と接続されていて、フィル
ムの巻き上げ・巻き戻しによる静電気の発生によってフ
ィルムにその跡が露光されてしまうことを防止するよう
にしている。
【0026】本実施の形態のカメラでは、従来使用して
いた円筒型のコンデンサに替えて直方体のコンデンサ、
例えばシート形状のコンデンサ8を用いている。このコ
ンデンサ8は、シート形状に形成されてはいるが、スト
ロボ発光用のコンデンサとして必要な発光用エネルギー
を蓄えるためのコンデンサ容量を備えたものである。
【0027】このコンデンサ8は、裏ブタ7の内面側に
設置され、前記ストロボユニット2内のストロボ基板等
にリード線8a,8bを介して電気的に接続するための
電極8A,8Bを同じ側面に設けられている。これらの
電極8A,8Bには、リード線8a,8bがそれぞれ接
続され、これらのリード線8a,8bの基端部はそれぞ
れストロボ基板等に接続される。これにより、コンデン
サ8により発光用として蓄えられたエネルギーをストロ
ボユニット2に供給することができる。
【0028】また、本実施の形態では、上記リード線8
a,8bを短くして発光効率を向上させるために、コン
デンサ8の配置において、各電極8B,8Aがストロボ
ユニット2に対して最も近くなるようにこれらの核電極
8A,8Bを有する側面をストロボユニット2方向に向
けて配置している。このようなコンデンサ8の配置状態
が図2(波線部分)に示されており、コンデンサ8とス
トロボ発光ユニット4の位置関係は図示のごとくなって
いる。
【0029】なお、コンデンサ8の設置については、図
示例のごとくカメラの厚み方向に対して一番薄くなる方
向に設置するようにしている。
【0030】また、図2に示すように、前記裏ブタ7
は、軸7aを支点に開閉し、開閉スイッチ10によって
閉状態を保ち、スイッチの動作で裏ブタ7が開くように
なっている。また、カメラの上部中央近傍に設けられた
ファインダ11は、撮影の為被写体を見る部分である。
【0031】コンデンサ8のリード線8a、8bは、図
2に示すように裏ブタ7の軸部材7a近傍を通って本体
内部のストロボユニット2に向かって配線されており、
コンデンサ8の核電極8A,8Bは上述したように裏ブ
タ7の軸部材7aの方向に向けて設置されるようになっ
ている。
【0032】次に、ストロボ発光ユニットによる発光動
作を行うのに必要な主要回路(発光回路)の構成を図3
に示す回路図を参照しながら説明する。
【0033】上記構成のカメラには、ストロボ発光ユニ
ットによる発光動作を行うのに必要な発光回路として、
例えば図3に示す発光回路が備えられている。
【0034】図3において、この発光回路には、昇圧回
路101を備え、該昇圧回路101で昇圧された電荷を
コンデンサ8に供給することにより、該コンデンサは発
光するのに必要なエネルギーを蓄える。
【0035】また、昇圧回路101からの電荷は、トリ
ガ回路102にも供給される。このトリガ回路102
は、図示しない制御回路又はスイッチ1aと連動するス
イッチ手段であり、該トリガ回路102が動作すると、
ストロボ発光ユニット4のキセノン管4cに電荷を供給
することで発光可能状態にさせ、コンデンサ8に蓄えら
れたエネルギーを用いて発光を行わせる。
【0036】このとき、キセノン管4cの発光は、コン
デンサ8に蓄えられた電荷がリード線8a→キセノン管
4c→リード線8b→コンデンサ8のGND端子へと流
れることによって発光動作が行われることになる。
【0037】したがって、このように発光動作させる発
光回路においては、発光光量はコンデンサ8に蓄えられ
たエネルギによって決定するが、例えばリード線8a、
8bの断面積が小さかったり、あるいはリード線8a,
8bの長さが長くなるとリード線の抵抗分によってキセ
ノン管4cに加わるエネルギーが減り、光量が低くな
る。つまり、光量が低くなると、撮影するのに最適な発
光光量と略同じくらいの光量を出力しようとするために
は、コンデンサ8のエネルギを増やすことによって対応
させなければならない。しかし、エネルギを増やすため
にはコンデンサを大きする必要があり、結果としてコス
トの増加、カメラの大型化に起因してしまうことにな
る。このような理由から、発光経路に用いるリード線8
a,8bは太く、長さも短かいものをを用いることが好
ましい。
【0038】(作用及び効果)上記構成のカメラでは、
上記の如くカメラの大型化に起因してしまう円筒型のコ
ンデンサに替えて、直方体としてのシート形状のコンデ
ンサ8を使用するとともに、該コンデンサ8の各電極8
A,8Bを裏ブタ7の開閉の軸部材7aの方向に設置す
るように構成したので、コンデンサ8からストロボ発光
ユニット4までのリード線8a,8bの長さが短くて済
み、しかも太いものを使用することができるので発光光
量を増大させることができ、発光効率向上を図ることが
可能となる。また、シート形状のコンデンサ8を使用し
ているのでコンデンサ自体が薄型化となり、さらにこの
シート形状のコンデンサの厚み方向をカメラの厚み方向
と同じ方向となるように配置しているので、結果として
カメラの薄型化及び小型化に大きく寄与する。
【0039】次に、本実施の形態のカメラの変形例を図
4及び図5を参照しながら詳細に説明する。
【0040】変形例1: (構成)全体的な構成は、前記第1の実施の形態のカメ
ラと略同様であるが、図4に示すようにコンデンサ8と
ストロボユニット2内のストロボ基板との接続に用いた
リード線8a8,8bに替えて、フレシキブル基板12
を用いて構成したことが異なる点である。
【0041】フレシキブル基板12には周知のように配
線パターンが施されており、該配線バーンの一方をコン
デンサ8の各電極8A,8Bに接続し、他方をストロボ
ユニット2のストロボ基板等に接続することにより、コ
ンデンサ8,ストロボ基板間を電気的に接続する。
【0042】(作用及び効果)上記構成によれば、コン
デンサ8,ストロボ基板間の接続部材として極めて薄い
フレシキブル基板12を用いているので、裏ブタ7と外
装本体1との周辺部を薄く形成することが可能となり、
カメラの薄型化及び小型化に大きく寄与する。他の作用
効果については、前記第1の実施の形態と同様である。
【0043】変形例2: (構成)全体的な構成は、前記第1の実施の形態のカメ
ラと略同様であるが、図5に示すようにコンデンサ8の
各電極8A,8Bがカメラに対して垂直方向に向くよう
に該コンデンサ8を設置したことが異なる点である。
【0044】このようにコンデンサ8が配置されたこと
で、該コンデンサ8の各電極8A,8Bに接続されるリ
ード線8a,8bは、図5に示すように裏ブタ7の上
部,軸部材7a近傍を介する配線経路にてストロボユニ
ット2のストロボ基板に接続することができる。
【0045】(作用及び効果)上記構成によれば、コン
デンサ8の各電極8A,8Bがカメラに対して垂直方向
に向くように設置することにより、該コンデンサ8の各
電極8A,8Bとストロボユニット2のストロボ基板と
を接続しているリード線8a,8bの長さをさらに短く
することが可能となり、またこの場合太いリード線8
a,8bを用いれば、発光効率をより向上させることが
可能となる。他の作用構成については、前記第1の実施
の形態と同様である。
【0046】ところで、上記第1の実施の形態では、背
面側に裏ブタを有するカメラに本発明を適用した場合に
ついて説明したが、本発明では、背面側に裏ブタが設け
られていない他のカメラにも適応させることが可能であ
る。このような実施の形態を図6及び図7を用いて説明
する。
【0047】第2の実施の形態:図6及び図7は本発明
に係るカメラの第2の実施の形態を示し、図6は該装置
の概略構成を示す装置の上面方向から見た場合の断面
図、図7は該装置の背面(裏側)方向から見た場合の断
面図である。
【0048】(構成)本実施の形態では、カメラ本体と
その背面側に配置された裏ブタとを含んで構成されたカ
メラとは異なり、背面側に裏ブタが設置されていない他
のカメラについて本発明を採用することにより、上記実
施の形態と同様に目的を達成しようとしている。
【0049】つまり、本実施の形態におけるカメラは、
該装置本体の背面側に裏ブタが設置されていない構造の
もので、パトローネをカメラの下面より挿入することに
よって撮影準備を行う、いわゆるAPSカメラである。
【0050】概略構成を説明すると、図6に示すように
本実施の形態のカメラには、該装置本体構成の主要部分
となる外装本体51が備えられ、該外装本体1の前面に
は鏡枠52が設けられている。この鏡枠52は、外装本
体51の中に図示はしないが撮影レンズとシャッターを
組み込んで構成されている。
【0051】また、外装本体21の左右両側部分には、
該カメラの下部からパトローネ58aを取り出し可能に
収容するパトローネ室58と撮影されたフィルム58b
が供給されるフィルム室59とが形成されている。
【0052】カメラの背面側の外装本体51の内面に
は、撮影用フィルムを押さえる圧板54が設けられてお
り、該圧板54は、後述するコンデンサ53の鏡枠側に
設置されるようになっている。撮影時及び撮影終了時、
フィルム58bは該圧板54のレンズ52側面に押さえ
られながら移動し、図中の点線に示すようにストロボ基
板57の下部にあるフィルム室59へと供給されるよう
になっている。
【0053】一方、該カメラには、メイン基板55が設
けられている。このメイン基板55は、カメラ全体の制
御を行う制御回路(CPU)を実装したものであり、こ
のカメラにおいては、カメラの上面に設置されるように
なっている。
【0054】カメラの内部左側上部には、図中に示すよ
うにフレネルレンズ56a、反射傘56b、キセノン管
56cからなるストロボ発光ユニット56と、ストロボ
発光用の部品が実装されたストロボ基板57とが配置さ
れている。
【0055】このストロボ発光ユニット56において
は、前記実施の形態と同様にキセノン発光管56cによ
り発した光を反射傘56bを介して反射し、この反射光
を外装本体1の前面と例えば面一状に配置されたフレネ
ルレンズ56aを介して被写体に向けて照射する。な
お、キセノン管56cとストロボ基板57とは、リード
線53a,53bを介してコンデンサ53に接続される
ようになっており、これにより、発光するのに必要な発
光エネルギーをコンデンサ53から供給される。
【0056】本実施の形態におけるカメラにおいても、
前記実施の形態と同様に直方体のコンデンサ、例えばシ
ート形状のコンデンサ53を用いている。このコンデン
サ53は、カメラの背面側の外装本体51内面側に設置
され、前記ストロボ基板57及びキセノン管57にリー
ド線52a,53bを介して電気的に接続するための電
極53A,53Bを有する側面がストロボ発光ユニット
56方向に向くように配置される。
【0057】なお、前記リード線53a,53bについ
ては、前記実施の形態と同様に太い形状のものを使用す
ることが望ましい。
【0058】(作用及び効果)上記構成のカメラでは、
前記第1の実施の形態と同様に直方体としてのシート形
状のコンデンサ53を使用するとともに、該コンデンサ
53の各電極53A,53Bをカメラの左側上部に配置
されたストロボ発光ユニット56及びストロボ基板57
に近い方向となるように設置するように構成したので、
コンデンサ53からストロボ発光ユニット56及びスト
ロボ基板57までのリード線53a,53bの長さが短
くて済み、しかも太いものを使用することができるので
発光光量を増大させることができ、発光効率向上を図る
ことが可能となる。また、シート形状のコンデンサ53
を使用しているので、コンデンサ自体が薄型化となるこ
とから、カメラの小型化に大きく寄与することができ、
すなわち、APSカメラにおいても、前記実施の形態と
同様の効果を得ることができる。
【0059】次に、本実施の形態のカメラの変形例を図
7に示す。
【0060】変形例1: (構成)全体的な構成は、前記第2の実施の形態のカメ
ラと略同様であるが、図7に示すようにコンデンサ53
の各電極53A,53BがASPカメラに対して垂直方
向に向くように該コンデンサ53を設置したことが異な
る点である。
【0061】このようにコンデンサ53が配置されたこ
とで、該コンデンサ53の各電極53A,53Bに接続
されるリード線53a,53bは、図7に示すように外
装本体1の内部上方における最短距離での配線経路にて
キセノン管56c及びストロボ基板57に接続すること
ができる。
【0062】(作用及び効果)上記構成によれば、コン
デンサ53の各電極53A,53Bがカメラに対して垂
直方向に向くように設置することにより、該コンデンサ
53の各電極53A,53Bとキセノン管56c及びス
トロボ基板57とを接続しているリード線53a,53
bの長さをさらに短くすることが可能となり、またこの
場合太いリード線53a,53bを用いれば、発光効率
をより向上させることが可能となる。他の作用構成につ
いては、前記第2の実施の形態と同様である。
【0063】なお、本発明においては、上記第1、第2
の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、各
実施の形態及び変形例の組み合わせや応用させたものも
含まれるものである。
【0064】[付記] (付記項1) 発光回路を含み被写体に向けて光を照射
するストロボ発光ユニットと、該発光ストロボユニット
の発光エネルギーを蓄えるとともに該ストロボ発光ユニ
ットに接続するための電極を有するコンデンサとを備え
たカメラにおいて、前記コンデンサとして直方体のコン
デンサを前記カメラの背面に設けるとともに、前記電極
が前記ストロボ発光ユニットに近い2つの側面の少なく
とも一方に配置されるように該コンデンサを設置したこ
とを特徴とするカメラ。
【0065】(付記項2) 前記カメラは、本体と、こ
の本体の背面側に開閉可能に設けられた裏ブタとを備え
て構成されたもので、前記コンデンサは、前記裏ブタ内
部に設置したことを特徴とする付記項1に記載のカメ
ラ。
【0066】(付記項3) 前記コンデンサの電極と前
記ストロボ発光ユニットとの接続は、太い形状のリード
線を用いたことを特徴とする付記項1又は付記項2に記
載のカメラ。
【0067】(付記項4) 前記コンデンサの電極と前
記ストロボ発光ユニットとの接続は、薄型形状のフレシ
キブル基板を用いたことを特徴とする付記項1又は付記
項2に記載のカメラ。
【0068】(付記項4) 前記カメラは、本体下部よ
りパトレーネを取り出し可能に収容するパトレーネ室と
フィルムを収容するフィルム室とを本体内部に設けて構
成されたもので、前記コンデンサを該本体内部の背面側
に設置したことを特徴とする付記項1記載のカメラ。
【0069】(付記項5) 前記コンデンサは、シート
形状のコンデンサであり、コンデンサの厚み方向をカメ
ラの厚み方向と同じ方向となるようにカメラの背面に配
置したことを特徴とする付記項1乃至付記項4のいずれ
か一つに記載のカメラ。
【0070】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
従来のカメラに用いられていた、カメラの大型化に起因
する円筒型のコンデンサに替えて、直方体(シート形
状)のコンデンサを前記カメラの背面に設けるととも
に、前記電極が前記ストロボ発光ユニットに近い2つの
側面の少なくとも一方に配置されるように該コンデンサ
を設置したことにより、コンデンサとストロボ発光ユニ
ットとを接続するリード線の長さが短くて済み、しかも
太いものを使用することで発光光量を増大させることが
でき、発光効率向上を図ることが可能となる。また、直
方体のコンデンサとしてシート形状のコンデンサを使用
しているのでコンデンサ自体が薄型化となり、さらにこ
のシート形状のコンデンサの厚み方向をカメラの厚み方
向と同じ方向となるようにカメラの背面に配置している
ので、結果としてカメラの薄型化及び小型化に大きく寄
与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの第1の実施の形態を示し、該
装置の概略構成を示す側面断面図。
【図2】図1のカメラの背面図。
【図3】ストロボ発光ユニット周辺の主要回路の一例を
示す回路図。
【図4】リード線に替えてフレシキブル基板を設けて構
成した場合の装置の変形例を示す構成図。
【図5】コンデンサの電極配置を変更した場合の装置の
変形例を示す構成図。
【図6】本発明のカメラの第2の実施の形態を示し、該
装置の概略構成を示す上面断面図。
【図7】コンデンサの電極配置を変更した場合の装置の
変形例を示す構成図。
【符号の説明】
1…外装本体、 1a…スイッチ、 2…ストロボユニット、 3…鏡枠ユニット、 4…ストロボ発光ユニット、 4a…反射傘台、 4b…リフレクタ、 4c…キセノン発光管、 4d…パネル、 5…電池室、 5a…プラス接点、 5b…マイナス接点、 6…レール面、 7…裏ブタ、 7a…軸部材、 8…コンデンサ、 8A,8B…電極、 8a,8b…リード線、 9…アッパン、 10…開閉スイッチ、 11…ファインダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光回路を含み被写体に向けて光を照射
    するストロボ発光ユニットと、該発光ストロボユニット
    の発光エネルギーを蓄えるとともに該ストロボ発光ユニ
    ットの前記発光回路に接続するための電極を有するコン
    デンサとを備えたカメラにおいて、 前記コンデンサとして直方体のコンデンサを前記カメラ
    の背面に設けるとともに、前記電極が前記ストロボ発光
    ユニットに近い2つの側面の少なくとも一方に配置され
    るように該コンデンサを設置したことを特徴とするカメ
    ラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108196206A (zh) * 2017-05-31 2018-06-22 北京西门子西伯乐斯电子有限公司 频闪灯发光效率测量系统、方法及存储介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108196206A (zh) * 2017-05-31 2018-06-22 北京西门子西伯乐斯电子有限公司 频闪灯发光效率测量系统、方法及存储介质
CN108196206B (zh) * 2017-05-31 2020-08-18 北京西门子西伯乐斯电子有限公司 频闪灯发光效率测量系统、方法及存储介质

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