JP2001066680A - ストロボ装置付きカメラ - Google Patents

ストロボ装置付きカメラ

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JP2001066680A
JP2001066680A JP24006199A JP24006199A JP2001066680A JP 2001066680 A JP2001066680 A JP 2001066680A JP 24006199 A JP24006199 A JP 24006199A JP 24006199 A JP24006199 A JP 24006199A JP 2001066680 A JP2001066680 A JP 2001066680A
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JP
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camera
capacitor
optical system
strobe
chamber
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JP24006199A
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Hiroshi Terada
洋志 寺田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スペ−ス効率のよいストロボ発光チャージ用の
コンデンサを適用し、同時にコンパクト化のために上記
コンデンサの配置を考慮したストロボ装置付きカメラを
提供する。 【解決手段】本発明のストロボ装置付きカメラにおいて
は、ストロボ発光チャージ用のコンデンサ15として厚
みtの扁平形状のものを適用し、そのコンデンサ15
は、フォーカルプレーン式シャッタ装置4とパトローネ
室6との間にパトローネ室の軸に沿い、レンズ光軸Oと
平行方向に厚みtをなす主平面15aが保持された姿勢
で配置される。したがって、カメラのグリップ部1aを
含めた外形幅(左右)寸法Zを極力抑えることができ、
使い勝手や携帯性を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置付き
カメラのストロボチャージ用のコンデンサの配置構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の閃光発光装置(ストロボ装置)付
きカメラには、ストロボ発光のためのチャージ用のコン
デンサとして円筒形状のアルミ電解コンデンサが用いら
れている。この円筒形状のコンデンサは、陰極箔と、酸
化アルミによって誘電体を形成した陽極箔とを巻き取
り、電解液によって陽極箔と陰極箔を電気的に接続した
ことにより構成されている。このコンデンサは、単位体
積当たりのコンデンサ容量が大きいので、特にストロボ
発光用のコンデンサとしては最適なものであり、従来よ
り使用されていた。図11は、上記円筒形状のコンデン
サの斜視図である。
【0003】ところが、この円筒形状のコンデンサ95
は、電極箔を巻き取ることでコンデンサを形成している
ので、外形が円筒形になってしまう。また、該コンデン
サを製造する場合には、芯になるものを軸として巻き取
って製造するので、どうしても芯部分の空間が形成され
ることになり、その形状を小型化にすることができな
い。さらに、該コンデンサ95では、構造上電極端子を
取り出すには円筒の上部側(下部も同等)のみからしか取
り出すことができず、側面からは取り出すことができな
いという特徴がある。
【0004】近年、カメラにおいては、撮影性能の向上
化に反してカメラ自体の小型化及び薄型化が望まれてい
る。しかし、従来のカメラでは、上述したようにコンデ
ンサ容量が大きいという利点があるということから円筒
型状のコンデンサ95を用いて構成されているので、構
造的にカメラの直角部分にコンデンサを設置した場合に
は、無駄な部分(空間)が生じていた。また、該コンデン
サの製造方法の理由から円の直径を小さくすることが困
難であるため、結果としてカメラの小型化や使い勝手の
よいカメラ本体形状のカメラが実現できないなどの不具
合があった。
【0005】そこで、従来は、上記円筒形状のコンデン
サ95をストロボ装置付きカメラのカメラ本体内に内蔵
する場合、できるだけデッドスペースが生じないように
するため、例えば、カメラ本体のグリップ部に収容する
構造が採用されていた。
【0006】図12は、上記従来のストロボ装置付きカ
メラの一例のカメラの配置を示す横断面図であり、図1
3は、上記ストロボ装置付きカメラのミラーボックス周
りの配置を示すレンズ正面側からみた縦断面図であり、
図14は、上記ストロボ装置付きカメラの配置を示すレ
ンズ光軸に沿った縦断面図である。
【0007】図12等に示すようにカメラ本体81に
は、フォーカルプレンシャッタ装置84と、その前面、
および、後面にミラーボックス83と非交換式レンズ鏡
筒82、また、アパーチャ部85がそれぞれ配設されて
いる。また、上記シャッタ装置84を挟んでグリップ8
1a側(左側)にパトローネ室86とその反対側(右
側)にスプール室87が配設されている。カメラ本体の
グリップ81a内には、上記パトローネ室86の他に駆
動電源用電池89と、円筒形状のストロボチャージ用コ
ンデンサ95がパトローネ室軸に沿って配設されてい
る。
【0008】また、図13,14に示すようにミラーボ
ックス83の上部にファインダ用プリズム90とポップ
アップ可能なストロボ装置91が配設されている。さら
に、ミラーボックス83の下部には駆動ユニット(フィ
ルム・レンズ駆動用)92がその主平面が光軸Oと直交
する水平方向に沿った状態でが配設されている。
【0009】上述の従来のストロボ装置付きカメラにお
いて、上記チャージ用コンデンサ95をカメラ本体81
のグリップ部81aに収容した場合、確かにカメラ本体
全体のコンパクト化に効果がある。しかしながら、グリ
ップ部81a内に上記円筒形状のコンデンサ95を収容
することから最適の大きさのグリップ部より大きくな
り、必ずしもホールディング性が最善であるとはいえな
い。
【0010】しかしながら、上記チャージ用コンデンサ
95を上記グリップ部以外の場所に収容しようとしても
円筒形状であるためカメラ本体をコンパクトで使い勝手
がよい形状にすることが難しい。
【0011】そこで、特開平9−080603号公報に
提案されたカメラのバッテリとストロボコンデンサ(ス
トロボ発光用チャージコンデンサ)の配置構造に関する
ものは、上記ストロボコンデンサを2つの円筒形状のコ
ンデンサに分割して、バッテリと上記コンデンサの1つ
とをカメラ本体のグリップ部に収納する。そして、他の
上記コンデンサをグリップ部以外のカメラ本体内部に配
置したものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平9−080
603号公報に提案されたカメラのストロボコンデンサ
の配置構造によると、グリップ部は適切な形状にするこ
とが可能であるが、カメラ全体としてのコンパクト化が
難しくなる。また、上記ストロボコンデンサが複数個使
用することからコンデンサ端子の接続部が増え組立工数
が増える。さらに、コンデンサの容量を変化させる必要
があるときにカメラ本体の形状を同時に変更せざるを得
ないなどの不具合もあった。
【0013】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、ストロボ発光チャージ用のコンデ
ンサとしてスペ−ス効率のよいものを適用し、同時にコ
ンパクト化の支障にならないようにカメラ本体内での上
記コンデンサの配置を考慮したストロボ装置付きカメラ
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
撮影光学系とこの撮影光学系を挟むようにスプール室と
カートリッジ室とが配置されたストロボ装置付きカメラ
において、上記ストロボ装置の発光を行うための扁平形
状のコンデンサを有し、上記コンデンサを上記撮影光学
系と、上記スプール室もしくは上記カートリッジ室との
間に配置する。
【0015】本発明の請求項2記載の撮影光学系とこの
撮影光学系を挟むようにスプール室とカートリッジ室と
が配置されたストロボ装置付きカメラにおいて、上記ス
トロボ装置の発光を行うための扁平形状のコンデンサを
有し、上記コンデンサの扁平面を上記撮影光学系の光軸
に平行な平面上に沿わせた状態で、かつ、上記撮影光学
系の光路領域と上記スプール室もしくは上記カートリッ
ジ室との間に配置する。
【0016】本発明の請求項3記載の撮影光学系とこの
撮影光学系を挟むようにスプール室とカートリッジ室と
が配置されたストロボ装置付きカメラにおいて、上記ス
トロボ装置の発光を行うための扁平形状のコンデンサ
と、上記撮影光学系からの被写体光をフィルム面に露光
するためのアパーチャとを有し、上記コンデンサを上記
アパーチャと上記撮影光学系の上記フィルム面側のレン
ズ面との間に形成される空間部と、上記スプール室もし
くはカートリッジ室との間に配置する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態
のストロボ装置付きカメラの配置を示す横断面図であ
り、図2は、上記カメラのミラーボックス周りの配置を
示すレンズ正面側からみた縦断面図である。
【0018】本実施形態のストロボ装置付きカメラは、
一眼レフタイプであって、図1等に示すようにカメラ本
体1にマグネット制御部4aを持つフォーカルプレン式
シャッタ装置4と、上記シャッタ装置4の前面、およ
び、後面の撮影光路上にクイックリターンミラーを内蔵
するミラーボックス3と非交換式レンズ鏡筒2、また、
開口5aを有するアパーチャ部5がそれぞれ配置されて
いる。
【0019】また、上記ミラーボックス3,シャッタ装
置4の上方には、ファインダ用ペンタプリズム10およ
びストロボ発光部を内蔵するポップアップ可能なストロ
ボ装置が配置され、また、上記ミラーボックス3,シャ
ッタ装置4の下方には、その主平面(最大平面部)が光
軸Oと直交する水平方向に沿った状態でフィルム給送駆
動,レンズ進退駆動のための歯車列等を内蔵する駆動ユ
ニット12が配置されている。また、上記シャッタ装置
4のマグネット制御部4aの前部には、駆動ユニット1
2の駆動源となるシーケンスモータ8が配置されてい
る。
【0020】さらに、上記シャッタ装置4を挟んでグリ
ップ1a側(前方から見て左側)にパトローネ室6と、
その反対側(前方から見て右側)にスプール室7が設け
られている。カメラ本体1のグリップ1a内に上記パト
ローネ室6の他に2つの駆動電源用電池9が配置されて
いる。
【0021】そして、上記シャッタ装置4のマグネット
制御部4aとパトローネ室6に挟まれたパトローネ室軸
に沿った隙間にストロボ発光チャージ用の扁平形状のコ
ンデンサ15が配設されている。
【0022】図3の斜視図は、上記シャッタ装置4周り
のコンデンサ,駆動ユニット,シーケンスモータの配置
を示す。シャッタ装置4のマグネット制御部4aは、シ
ャッタ駆動用マグネットの他にシャッタ制御用スイッチ
を収容する直方体形状を有し、光軸Oと直交する姿勢で
配置される。シーケンスモータ8も同様に光軸Oと直交
する姿勢で配置されている。また、上記コンデンサ15
は、上述のマグネット制御部4aとパトローネ室6との
隙間であって、上記マグネット制御部4aとシーケンス
モータ8に隣接し、厚さtを与える扁平面である主平面
15b(図4参照)がパトローネ室6の軸に沿い、レン
ズ光軸Oと略平行となる姿勢で配設されている。
【0023】上記コンデンサ15は、図4の斜視図にそ
の外観形状を示すように幅a,長さbと上記幅,長さの
寸法より薄い厚さtの外形の主平面15bを有する扁平
形状の電解コンデンサとする。また、その外部に接続用
端子15aを有している。上記幅a,長さb,薄い厚さ
tの体積は、前記図11に示した上記従来の円筒形状の
コンデンサ95の直径d,長さlの体積と略同等になっ
ており、ストロボ発光チャージ用のコンデンサとして必
要な発光用エネルギーを蓄えるだけの容量をもつ体積と
する。なお、図4に示すコンデンサ15は、幅a側端面
が角形状のものであるが、その端面部分が丸みのある形
状であってもよい。
【0024】上述のような構成の本実施形態のストロボ
付きカメラにおいて、ストロボ撮影を行う場合、上記ス
トロボ装置11をストロボ発光可能なポップアップ位置
に回動させる。そして、図示しないストロボ発光制御回
路を介して上記コンデンサ15にチャージされた電荷を
図示しない発光管に供給してストロボ発光を行い、スト
ロボ撮影が実行される。
【0025】以上、説明した本実施形態のストロボ付き
カメラによれば、扁平形状のチャージ用コンデンサ15
をシャッタ装置4のマグネット制御部4aとパトローネ
室6との隙間に薄い厚みt部を挿入する状態で配置して
いる。したがって、カメラのグリップ部1aを含めた外
形幅(左右)寸法Zを極力抑えることができ、携帯性が
改善できる。また、グリップ部1a内にコンデンサ15
を配置しないことからグリップ部1aをもっともホール
ドし易い形状にまとめることができる。
【0026】また、ストロボ発光光量が大きいカメラに
対しては、、コンデンサを大容量のものにする必要があ
るが、コンデンサとして厚みtを増やすことで対応する
ことができるので、カメラ本体として横幅がわずかに増
える程度で済み、デザインや配置等を大きく変更する必
要がなく、デザイン上の自由度も高い。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態のストロ
ボ装置付きカメラについて説明する。図5は、本実施の
形態のストロボ装置付きカメラの配置を示す横断面図で
あり、図6は、上記カメラのミラーボックス周りの配置
を示すレンズ正面側からみた縦断面図を示す。
【0028】本実施形態のストロボ装置付きカメラは、
一眼レフタイプであり、前記第1の実施形態のカメラに
対してストロボ発光チャージ用コンデンサの配置状態が
異なる。以下、異なる部分について説明する。なお、レ
ンズ鏡筒などの同一の構成部材については、同一符号を
付して説明する。
【0029】図5,6に示すように本実施形態のカメラ
に適用するストロボ発光チャージ用コンデンサ21とし
て、必要な発光用エネルギーを蓄えるだけの容量を有
し、前記図4に示したコンデンサ15と同様の厚みtの
扁平形状の電解コンデンサを用いる。
【0030】そして、上記コンデンサ21は、シャッタ
装置4の前面側に配置されるミラーボックス3とスプー
ル室7とに挟まれた隙間にて、厚さtを与える扁平面で
ある主平面21bがスプール室7の軸に沿い、レンズ光
軸Oと略平行となる姿勢で配設されている。
【0031】以上、説明した本実施形態のストロボ付き
カメラによれば、扁平形状のチャージ用コンデンサ21
を撮影光路領域上に配置されるミラーボックス3とスプ
ール室7との隙間に薄い厚みt部を挿入する状態で配置
している。したがって、前記第1の実施形態のカメラと
同様にカメラのグリップ部1aを含めた外形幅(左右)
寸法を極力抑えることができ、カメラの使い勝手や携帯
性を改善することができる。特に、本実施形態のカメラ
の場合、上記コンデンサ21をミラーボックス3の前方
からみて右側面であって、シャッタ装置4のマグネット
制御部4a,シーケンスモータ8の反対側の位置に配置
するようにしているので、カメラ本体1の重さや形状の
点で左右のバランスがよくなり、ホールド性が改善され
る。
【0032】次に、本発明の第3の実施の形態のストロ
ボ装置付きカメラについて説明する。図7は、本実施の
形態のストロボ装置付きカメラの配置を示す横断面図で
あり、図8は、上記カメラに適用されるミラーボックス
の斜視図である。図9は、図8のD−D断面図である。
【0033】本実施形態のストロボ装置付きカメラは、
一眼レフタイプであって、前記第1,2の実施形態のカ
メラに対してストロボ発光チャージ用コンデンサをミラ
ーボックス本体内に収容したことが異なるものである。
以下、異なる部分について説明する。なお、レンズ鏡筒
などの同一の構成部材については、同一符号を付して説
明する。
【0034】図7に示すように本実施形態のカメラに適
用されるストロボ発光チャージ用コンデンサ33は、必
要な発光用エネルギーを蓄えるだけの容量を有する電解
コンデンサであり、やはり、厚さtの扁平形状を有す
る。
【0035】そして、上記コンデンサ33は、フォーカ
ルプレーン式シャッタ装置4の前面に配置されるミラー
ボックス31のスプール室7側の側壁部内に一体的に封
入して組み込まれる。その組み込み状態でコンデンサ3
3は、厚さtを与える扁平面である主平面33dがスプ
ール室7の軸に沿い、レンズ光軸Oと略平行な姿勢で配
置される。
【0036】図8の斜視図,図9の断面図に示すように
ミラーボックス31には、そのボックス本体31a内部
の中央部分の撮影光路領域にクイックリターンミラー3
2が配され、また、上記本体31aのスプール室7側壁
部31c,31d内にコンデンサ33の電荷蓄積部33
cが封止部33bで封入される。上記壁部31cとは反
端側の壁部31b側には、図示しないがクイックリター
ンミラー32を回動駆動するための回動力伝達機構が配
置されている。なお、ボックス本体31aの上面側に
は、カメラ本体1への取り付け用のビス孔31eが設け
られている。また、コンデンサ33の端子部33aは、
外部に露呈されている。
【0037】以上、説明した本実施形態のストロボ装置
付きカメラによれば、扁平形状のチャージ用コンデンサ
33を撮影光路領域上に位置するミラーボックス31の
本体内部にその扁平面である主平面33dがスプール室
7側壁部に沿った状態で封入される。したがって、前記
第1の実施形態のカメラの場合よりもカメラのグリップ
部1aを含めた外形幅(左右幅)寸法をさらに減少で
き、カメラの使い勝手や携帯性を改善することができ
る。また、上記コンデンサ33がミラーボックス31内
のミラー回動駆動機構部とは逆側の壁面部内に収容した
のでスペ−ス効率がさらに改善され、カメラ本体1のさ
らなるコンパクト化が実現できる。
【0038】なお、上述した第1〜3実施の形態のスト
ロボ装置付きカメラは、非交換式レンズ鏡筒を適用した
ものであるが、交換式レンズ鏡筒を適用するストロボ装
置付きカメラに対しても前述の扁平形状のチャージ用コ
ンデンサを同様な場所に組み込むことが可能である。
【0039】次に、本発明の第4の実施の形態のストロ
ボ装置付きカメラについて説明する。この実施形態は、
本発明の要旨をレンズシャッタ式カメラに適用した場合
のものである。図10は、本実施形態のストロボ装置付
きカメラの内部構成部材の配設状態を示す斜視図であ
る。
【0040】本実施形態のカメラのカメラ本体ユニット
41は、左右のスプール室43a,カートリッジ室(パ
トローネ室)43bと、アパーチャ部43cを有するカ
メラ本体43と、上記本体43に支持され、レンズシャ
ッタ部を内蔵するレンズ鏡筒42と、上記本体43の底
部に固着されるフィルム給送駆動用の駆動ユニット44
と、上記本体43のカートリッジ室43bの上部に配設
されるストロボ装置であるストロボユニット45と、上
記スプール室43aとレンズ鏡筒42の間の隙間に配設
されるストロボ発光チャージ用コンデンサ46を有して
なる。
【0041】上記コンデンサ46は、ストロボ発光チャ
ージ用のコンデンサとして必要な発光用エネルギーを蓄
えるだけの容量を有し、厚みtの扁平形状の電解コンデ
ンサであり、上記厚みtをなす扁平面である主平面46
aがスプール室43aの軸方向に沿い、レンズ光軸Oと
平行な姿勢で配置される。
【0042】以上、説明した本実施形態のストロボ装置
付きカメラによれば、扁平形状のチャージ用コンデンサ
46をスプール室43a側のレンズ鏡筒42の側面に配
置することにより、カメラ本体の外形幅(左右)寸法を
極力抑えることができ、カメラの使い勝手や携帯性を改
善することができる。なお、上記コンデンサ46の配設
位置は、レンズ鏡筒42とカートリッジ室43bの間で
あってもよい。
【0043】また、上述の第1〜4実施の形態のストロ
ボ装置付きカメラは、自動装填・自動送り出し可能な新
型フィルムカートリッジを用いるカメラにも適用可能で
ある。さらに、ストロボ装置についてもストロボ発光部
が外付けであるカメラについても同様のチャージ用コン
デンサを組み込み可能である。
【0044】上述の各実施形態に基づいて、 (1) 撮影光学系とこの撮影光学系を挟むようにスプ
ール室とカートリッジ室とが配置されたストロボ装置付
きカメラにおいて、上記ストロボ装置の発光を行うため
の扁平形状のコンデンサを有し、上記コンデンサを上記
撮影光学系の光路領域と、上記スプール室もしくは上記
カートリッジ室との間に配置することを特徴とするスト
ロボ装置付きカメラを提案することができる。
【0045】(2) ストロボ装置と、上記ストロボ装
置の発光を行うための扁平形状のコンデンサと、撮影光
学系と、上記撮影光学系の光路中に配設されるミラーボ
ックスと、パトローネ室と、を有しており、上記コンデ
ンサを上記ミラーボックスと上記パトローネ室の間に配
置することを特徴とするストロボ装置付き一眼レフカメ
ラを提案することができる。
【0046】(3) ストロボ装置と、上記ストロボ装
置の発光を行うための扁平形状のコンデンサと、撮影光
学系と、上記撮影光学系の光路中に配設されるミラーボ
ックスと、スプール室と、を有しており、上記コンデン
サを上記ミラーボックスと上記スプール室の間に配置す
ることを特徴とするストロボ装置付き一眼レフカメラを
提案することができる。
【0047】(4) ストロボ装置と、上記ストロボ装
置の発光を行うための扁平形状のコンデンサと、撮影光
学系と、上記撮影光学系の光路中に配設されるミラーボ
ックスと、を有しており、上記コンデンサと上記ミラー
ボックスとは一体構造であることを特徴とするストロボ
装置付き一眼レフカメラを提案することができる。
【0048】
【発明の効果】上述のように本発明のストロボ装置付き
カメラは、ストロボ発光チャージ用のコンデンサとして
スペ−ス効率のよい扁平形状のものを適用し、同時にカ
メラ本体内でコンパクト化の支障にならないように撮影
光学系の光路領域の外側部分とスプール室、または、パ
トローネ室との間に扁平形状のコンデンサを配置するこ
とによりカメラ本体の幅を抑えることができ、使い勝手
や携帯性のよいストロボ装置付きカメラを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のストロボ装置付きカ
メラの配置を示す横断面図。
【図2】上記第1の実施形態のストロボ装置付きカメラ
のミラーボックス周りの配置を示すレンズ正面側からを
みた縦断面図。
【図3】上記第1の実施形態のストロボ装置付きカメラ
におけるシャッタ装置周りのコンデンサ,駆動ユニッ
ト,シーケンスモータの配置を示す斜視図。
【図4】上記第1の実施形態のストロボ装置付きカメラ
に適用されるストロボ発光チャージ用コンデンサの斜視
図。
【図5】本発明の第2の実施形態のストロボ装置付きカ
メラの配置を示す横断面図。
【図6】上記第2の実施形態のストロボ装置付きカメラ
のミラーボックス周りの配置を示すレンズ正面側からを
みた縦断面図。
【図7】本発明の第3の実施形態のストロボ装置付きカ
メラの配置を示す横断面図。
【図8】上記第3の実施形態のストロボ装置付きカメラ
に適用されるコンデンサ内蔵のミラーボックスの斜視
図。
【図9】図8のD−D断面図。
【図10】本発明の第4の実施形態のストロボ装置付き
カメラの配置を示すカメラ本体ユニットの斜視図。
【図11】従来のストロボ装置付きカメラに適用されて
いるストロボ発光チャージ用の円筒形状のコンデンサの
斜視図。
【図12】従来のストロボ装置付きカメラの配置を示す
横断面図。
【図13】図12の従来のストロボ装置付きカメラのミ
ラーボックス周り配置を示すレンズ正面側からをみた縦
断面図。
【図14】図12の従来のストロボ装置付きカメラの配
置を示すレンズ光軸に沿った縦断面図。
【符号の説明】
2,42 ……レンズ鏡筒(撮影光学系) 3 ……ミラーボックス(撮影光学系) 5 ……アパーチャ 6 ……パトローネ室 7,43a ……スプール室 15,21,33 ……扁平形状のストロボ発光用のコンデンサ 32 ……クイックリターンミラー(撮影光学系) 43b……カートリッジ室(パトローネ室)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系とこの撮影光学系を挟むよう
    にスプール室とカートリッジ室とが配置されたストロボ
    装置付きカメラにおいて、 上記ストロボ装置の発光を行うための扁平形状のコンデ
    ンサを有し、上記コンデンサを上記撮影光学系と、上記
    スプール室もしくは上記カートリッジ室との間に配置す
    ることを特徴とするストロボ装置付きカメラ。
  2. 【請求項2】 撮影光学系とこの撮影光学系を挟むよう
    にスプール室とカートリッジ室とが配置されたストロボ
    装置付きカメラにおいて、 上記ストロボ装置の発光を行うための扁平形状のコンデ
    ンサを有し、上記コンデンサの扁平面を上記撮影光学系
    の光軸に平行な平面上に沿わせた状態で、かつ、上記撮
    影光学系の光路領域と上記スプール室もしくは上記カー
    トリッジ室との間に配置することを特徴とするストロボ
    装置付きカメラ。
  3. 【請求項3】 撮影光学系とこの撮影光学系を挟むよう
    にスプール室とカートリッジ室とが配置されたストロボ
    装置付きカメラにおいて、 上記ストロボ装置の発光を行うための扁平形状のコンデ
    ンサと、 上記撮影光学系からの被写体光をフィルム面に露光する
    ためのアパーチャと、 を有し、上記コンデンサを上記アパーチャと上記撮影光
    学系の上記フィルム面側のレンズ面との間に形成される
    空間部と、上記スプール室もしくはカートリッジ室との
    間に配置することを特徴とするストロボ装置付きカメ
    ラ。
JP24006199A 1999-08-26 1999-08-26 ストロボ装置付きカメラ Withdrawn JP2001066680A (ja)

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