JP2000329948A - フレキシブル光ファイバシート - Google Patents
フレキシブル光ファイバシートInfo
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- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/36—Mechanical coupling means
- G02B6/3608—Fibre wiring boards, i.e. where fibres are embedded or attached in a pattern on or to a substrate, e.g. flexible sheets
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- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/36—Mechanical coupling means
- G02B6/3628—Mechanical coupling means for mounting fibres to supporting carriers
- G02B6/368—Mechanical coupling means for mounting fibres to supporting carriers with pitch conversion between input and output plane, e.g. for increasing packing density
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2枚の可撓性プラスチックフィルムの間に多
数本の光ファイバを配線状態で固定した構造のフレキシ
ブル光ファイバシートにおいて、光ファイバを2段以上
に積層して配線,固定した場合に、光ファイバの交差部
で曲げ半径の小さい過酷な曲げが光ファイバに加わらな
いようにする。 【解決手段】 発泡シート11の両面にそれぞれ複数本
の光ファイバ14,14…を配線し、この上から可撓性
プラスチックフィルム15,15を重ねて接着して光フ
ァイバ14,14…を固定する。
数本の光ファイバを配線状態で固定した構造のフレキシ
ブル光ファイバシートにおいて、光ファイバを2段以上
に積層して配線,固定した場合に、光ファイバの交差部
で曲げ半径の小さい過酷な曲げが光ファイバに加わらな
いようにする。 【解決手段】 発泡シート11の両面にそれぞれ複数本
の光ファイバ14,14…を配線し、この上から可撓性
プラスチックフィルム15,15を重ねて接着して光フ
ァイバ14,14…を固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数本の光ファ
イバを配線状態で多段に積層した構造のフレキシブル光
ファイバシートに関する。
イバを配線状態で多段に積層した構造のフレキシブル光
ファイバシートに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、光機器内等の光配線の高密度化な
どに対応するものとして、図3および図4に示すような
フレキシブル光ファイバシートが提案されている。図に
おいて、符号1は光ファイバを示す。この光ファイバ1
には、光ファイバ素線,光ファイバ心線,光ファイバコ
ード,光ファイバテープ心線,光ファイバテープコード
などの種々の形態のものが用いられ、図示の例において
は光ファイバ素線の例を示す。
どに対応するものとして、図3および図4に示すような
フレキシブル光ファイバシートが提案されている。図に
おいて、符号1は光ファイバを示す。この光ファイバ1
には、光ファイバ素線,光ファイバ心線,光ファイバコ
ード,光ファイバテープ心線,光ファイバテープコード
などの種々の形態のものが用いられ、図示の例において
は光ファイバ素線の例を示す。
【0003】また、符号2は、厚み50〜200μmの
可撓性のプラスチックフィルムである。この可撓性プラ
スチックフィルム2,2はその2枚が重ね合せられ、接
着層3によって貼り合せられているとともに2枚のフィ
ルム2,2の間に多数本の光ファイバ素線1,1が、図
1に示すように整然と配線された状態で固定されてい
る。接着層3には、感圧型接着剤(粘着剤)からなるも
のが用いられる。
可撓性のプラスチックフィルムである。この可撓性プラ
スチックフィルム2,2はその2枚が重ね合せられ、接
着層3によって貼り合せられているとともに2枚のフィ
ルム2,2の間に多数本の光ファイバ素線1,1が、図
1に示すように整然と配線された状態で固定されてい
る。接着層3には、感圧型接着剤(粘着剤)からなるも
のが用いられる。
【0004】このようなフレキシブル光ファイバシート
は、例えば可撓性プラスチックフィルム2の表面に粘着
剤を塗布して接着層3を形成しておき、この接着層3上
に光ファイバ素線1をコンピュータ制御マニュピレータ
などの機器を用いて配線してゆき、接着層3上に仮付け
してゆく。所望の光ファイバ素線1,1…の配線が終了
したならば、別の可撓性プラスチックフィルム2をこの
上から重ね合せ、軽く加圧するか、必要に応じて加圧,
加熱して両フィルム2,2を接着し、2枚の可撓性プラ
スチックフィルム2,2の間に光ファイバ素線1,1…
を挟み込んだ状態で固定する方法などによって製造され
る。
は、例えば可撓性プラスチックフィルム2の表面に粘着
剤を塗布して接着層3を形成しておき、この接着層3上
に光ファイバ素線1をコンピュータ制御マニュピレータ
などの機器を用いて配線してゆき、接着層3上に仮付け
してゆく。所望の光ファイバ素線1,1…の配線が終了
したならば、別の可撓性プラスチックフィルム2をこの
上から重ね合せ、軽く加圧するか、必要に応じて加圧,
加熱して両フィルム2,2を接着し、2枚の可撓性プラ
スチックフィルム2,2の間に光ファイバ素線1,1…
を挟み込んだ状態で固定する方法などによって製造され
る。
【0005】このような構造のフレキシブル光ファイバ
シートにあっては、薄く可撓性を有し、光ファイバ素線
1,1…がフィルム2で保護され、かつ小面積に多数本
の光ファイバ素線1,1…を配線でき、さらにはその端
末部分での光コネクタの取付けも容易であるなどの理由
により、種々の光機器内の狭い空間内での立体的かつ高
密度の光配線に有用なものとされている。
シートにあっては、薄く可撓性を有し、光ファイバ素線
1,1…がフィルム2で保護され、かつ小面積に多数本
の光ファイバ素線1,1…を配線でき、さらにはその端
末部分での光コネクタの取付けも容易であるなどの理由
により、種々の光機器内の狭い空間内での立体的かつ高
密度の光配線に有用なものとされている。
【0006】ところが、このようなフレキシブル光ファ
イバシートでは、光ファイバ1,1…の配線密度を一層
高密度化したものが要求されている。この要求に対応す
る方法に、2枚の可撓性プラスチックフィルム2,2の
間に光ファイバ1,1…を2段以上に重ねた状態で配
線,固定するものが考えられる。
イバシートでは、光ファイバ1,1…の配線密度を一層
高密度化したものが要求されている。この要求に対応す
る方法に、2枚の可撓性プラスチックフィルム2,2の
間に光ファイバ1,1…を2段以上に重ねた状態で配
線,固定するものが考えられる。
【0007】しかしながら、光ファイバ1,1…を2段
以上に積層した場合には、図5に示すように、光ファイ
バ1,1…の積層方向での交差が必然的に生じる。この
交差部分では、光ファイバ1,1…に5mm以下の極め
て小さい曲げ半径での曲げが発生し、この激しい曲げに
伴って1交差当り約0.6dBもの大きな曲げ損失が生
じるとともに光ファイバ1,1…に作用する大きな曲げ
応力による破断寿命の低下が起る可能性もある。
以上に積層した場合には、図5に示すように、光ファイ
バ1,1…の積層方向での交差が必然的に生じる。この
交差部分では、光ファイバ1,1…に5mm以下の極め
て小さい曲げ半径での曲げが発生し、この激しい曲げに
伴って1交差当り約0.6dBもの大きな曲げ損失が生
じるとともに光ファイバ1,1…に作用する大きな曲げ
応力による破断寿命の低下が起る可能性もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、フレキシブル光ファイバシートにおいて、光
ファイバを2段以上に積層して配線,固定した場合に、
交差部の光ファイバに曲げ半径の小さい過酷な曲げが加
わらないようにすることにある。
る課題は、フレキシブル光ファイバシートにおいて、光
ファイバを2段以上に積層して配線,固定した場合に、
交差部の光ファイバに曲げ半径の小さい過酷な曲げが加
わらないようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、光ファイ
バを発泡シートを介して2段以上に積層することで解決
される。すなわち、発泡シートの両面にそれぞれ光ファ
イバを配線し、可撓性プラスチックフイルムを重ねて固
定することで解決される。
バを発泡シートを介して2段以上に積層することで解決
される。すなわち、発泡シートの両面にそれぞれ光ファ
イバを配線し、可撓性プラスチックフイルムを重ねて固
定することで解決される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明のフレキシブル光ファイバシートの一例
を示すもので、図中符号11は発泡シートを示す。この
発泡シート11は、ポリウレタンフォーム,アクリルフ
ォーム,ポリエチレンフォーム,ポリスチレンフォーム
などの柔軟で弾性に富む合成樹脂発泡体やゴム発泡体か
らなる厚み0.2〜0.6mmのシートである。
図1は、本発明のフレキシブル光ファイバシートの一例
を示すもので、図中符号11は発泡シートを示す。この
発泡シート11は、ポリウレタンフォーム,アクリルフ
ォーム,ポリエチレンフォーム,ポリスチレンフォーム
などの柔軟で弾性に富む合成樹脂発泡体やゴム発泡体か
らなる厚み0.2〜0.6mmのシートである。
【0011】この発泡シート11の両面には、ゴム系,
アクリル系などの常温感圧型接着剤(粘着剤)を塗布し
てなる厚み0.05〜0.2μmの接着層12,12が
設けられており、この発泡体シート11と接着層12,
12とで中間シート13が構成されている。この中間シ
ート13のそれぞれの接着層12,12の表面には、複
数の光ファイバ14,14…が配線状態で接着,固定さ
れて、2段の光ファイバ14,14…の配線物が設けら
れている。
アクリル系などの常温感圧型接着剤(粘着剤)を塗布し
てなる厚み0.05〜0.2μmの接着層12,12が
設けられており、この発泡体シート11と接着層12,
12とで中間シート13が構成されている。この中間シ
ート13のそれぞれの接着層12,12の表面には、複
数の光ファイバ14,14…が配線状態で接着,固定さ
れて、2段の光ファイバ14,14…の配線物が設けら
れている。
【0012】 ここでの光フ
ァイバ14としては、特に限定されず、通常の光ファイ
バ素線,光ファイバ心線,光ファイバコード,光ファイ
バテープ心線,光ファイバテープコードなどが用いられ
る。また、これらの光ファイバのうち、なかでもカーボ
ンコート光ファイバが曲げ疲労特性が良好であることか
ら、特に好ましい。カーボンコート光ファイバとして
は、光ファイバ裸線上にアモルファスカーボンを主体と
した厚み10〜100nmのカーボン膜を形成し、この
カーボン膜上に紫外線硬化型樹脂,シリコーン樹脂など
からなる被覆材を形成した光ファイバ素線やこの光ファ
イバ素線を用いた心線,テープ心線,コード,テープコ
ードなどが用いられる。
ァイバ14としては、特に限定されず、通常の光ファイ
バ素線,光ファイバ心線,光ファイバコード,光ファイ
バテープ心線,光ファイバテープコードなどが用いられ
る。また、これらの光ファイバのうち、なかでもカーボ
ンコート光ファイバが曲げ疲労特性が良好であることか
ら、特に好ましい。カーボンコート光ファイバとして
は、光ファイバ裸線上にアモルファスカーボンを主体と
した厚み10〜100nmのカーボン膜を形成し、この
カーボン膜上に紫外線硬化型樹脂,シリコーン樹脂など
からなる被覆材を形成した光ファイバ素線やこの光ファ
イバ素線を用いた心線,テープ心線,コード,テープコ
ードなどが用いられる。
【0013】さらに、光ファイバ14,14…の配線物
のそれぞれの上には、可撓性プラスチックフィルム1
5,15が重ねられ、接着層12,12によって光ファ
イバ14,14…の配線物を挟み込むようにして発泡シ
ート11に接着されている。ここでの可撓性プラスチッ
クフィルム15には、可撓性を有する厚み0.05〜
0.2mm程度の種々のプラスチックフィルムが用いら
れるが、なかでも可撓性プラスチックフィルムの熱収縮
を防止するために、その軟化点が150℃以上のプラス
チックからなるフィルムもしくは、予め100℃以上の
温度で加熱処理して除歪したフィルムを用いることが望
ましい。
のそれぞれの上には、可撓性プラスチックフィルム1
5,15が重ねられ、接着層12,12によって光ファ
イバ14,14…の配線物を挟み込むようにして発泡シ
ート11に接着されている。ここでの可撓性プラスチッ
クフィルム15には、可撓性を有する厚み0.05〜
0.2mm程度の種々のプラスチックフィルムが用いら
れるが、なかでも可撓性プラスチックフィルムの熱収縮
を防止するために、その軟化点が150℃以上のプラス
チックからなるフィルムもしくは、予め100℃以上の
温度で加熱処理して除歪したフィルムを用いることが望
ましい。
【0014】ここでの軟化点は、ASTMD648(曲
げ応力4.6kg/cm2)で規定される熱変形温度を
言うものとする。この軟化点が150℃以上のプラスチ
ックフィルムの具体例としては、ポリイミドフィルム、
ポリテトラフルオロエチレンフィルム、架橋ゴムフィル
ムなどが挙げられる。また、予め除歪したプラスチック
フィルムには、耐熱温度が100℃以上の、例えばポリ
カーボネイト,フッ素樹脂フィルム,ポリプロピレンフ
ィルムなどを不活性ガス中または真空中で100℃以上
で10分ないし1時間程度加熱処理し、フィルム加工時
に残留する内部歪を取り除いたものが用いられる。
げ応力4.6kg/cm2)で規定される熱変形温度を
言うものとする。この軟化点が150℃以上のプラスチ
ックフィルムの具体例としては、ポリイミドフィルム、
ポリテトラフルオロエチレンフィルム、架橋ゴムフィル
ムなどが挙げられる。また、予め除歪したプラスチック
フィルムには、耐熱温度が100℃以上の、例えばポリ
カーボネイト,フッ素樹脂フィルム,ポリプロピレンフ
ィルムなどを不活性ガス中または真空中で100℃以上
で10分ないし1時間程度加熱処理し、フィルム加工時
に残留する内部歪を取り除いたものが用いられる。
【0015】このような構造のフレキシブル光ファイバ
コートにあっては、シート内で光ファイバ14,14…
が2段に積層された状態となり、上段の光ファイバ1
4,14…と下段の光ファイバ14,14…との交差部
分が形成されても、上段の光ファイバ14,14…と下
段の光ファイバ14,14…との間に弾性変形に富む柔
軟な発泡シート11が存在するため、それぞれの光ファ
イバ14,14…が発泡シート11に埋まるような形態
となり、交差部分の光ファイバ14,14…に曲げ半径
の小さい激しい曲げが加わることがなくなる。例えば、
発泡シート11に厚み0.2mmのアクリルフォームを
用いれば、曲げ半径は10mm以上となる。このため、
1交差当りの曲げによる伝送損失は0.01dB以下に
抑えられる。さらに、光ファイバ14に過酷な曲げ応力
が作用しないので、光ファイバの破断寿命が低下するこ
とがない。
コートにあっては、シート内で光ファイバ14,14…
が2段に積層された状態となり、上段の光ファイバ1
4,14…と下段の光ファイバ14,14…との交差部
分が形成されても、上段の光ファイバ14,14…と下
段の光ファイバ14,14…との間に弾性変形に富む柔
軟な発泡シート11が存在するため、それぞれの光ファ
イバ14,14…が発泡シート11に埋まるような形態
となり、交差部分の光ファイバ14,14…に曲げ半径
の小さい激しい曲げが加わることがなくなる。例えば、
発泡シート11に厚み0.2mmのアクリルフォームを
用いれば、曲げ半径は10mm以上となる。このため、
1交差当りの曲げによる伝送損失は0.01dB以下に
抑えられる。さらに、光ファイバ14に過酷な曲げ応力
が作用しないので、光ファイバの破断寿命が低下するこ
とがない。
【0016】また、光ファイバ14として、カーボンコ
ート光ファイバを用いたものでは、カーボンコート光フ
ァイバが曲げ疲労特性が極めて良好であるので、交差部
分での曲げに対する信頼性が一層向上し、破断の恐れは
より小さいものとなる。さらに、可撓性プラスチックフ
ィルム15として、軟化点が150℃以上のフイルムも
しくは予め加熱処理して除歪したフィルムを用いたもの
では、得られるフレキシブル光ファイバシートが使用
時、100℃程度に長期間加熱されても、可撓性プラス
チックフィルム15,15が熱収縮することがなく、該
フイルム15,15が熱収縮して、光ファイバ14,1
4…にマイクロベンドを起こさせることがなくなり、伝
送損失が増大することがない。
ート光ファイバを用いたものでは、カーボンコート光フ
ァイバが曲げ疲労特性が極めて良好であるので、交差部
分での曲げに対する信頼性が一層向上し、破断の恐れは
より小さいものとなる。さらに、可撓性プラスチックフ
ィルム15として、軟化点が150℃以上のフイルムも
しくは予め加熱処理して除歪したフィルムを用いたもの
では、得られるフレキシブル光ファイバシートが使用
時、100℃程度に長期間加熱されても、可撓性プラス
チックフィルム15,15が熱収縮することがなく、該
フイルム15,15が熱収縮して、光ファイバ14,1
4…にマイクロベンドを起こさせることがなくなり、伝
送損失が増大することがない。
【0017】図2は、本発明のフレキシブル光ファイバ
シートの他の例を示すもので、図1に示した例と同一構
成部分には同一符号を付してその説明を省略する。この
例のフレシキブル光ファイバシートは、発泡シート11
を2枚使用し、光ファイバ14,14…の配線物を3段
に積層したもので、単位面積当りの光ファイバ14,1
4…の集積度を大きくすることが可能である。また、こ
の例以外にも、必要に応じて発泡シート11を3枚以上
とすることも可能である。
シートの他の例を示すもので、図1に示した例と同一構
成部分には同一符号を付してその説明を省略する。この
例のフレシキブル光ファイバシートは、発泡シート11
を2枚使用し、光ファイバ14,14…の配線物を3段
に積層したもので、単位面積当りの光ファイバ14,1
4…の集積度を大きくすることが可能である。また、こ
の例以外にも、必要に応じて発泡シート11を3枚以上
とすることも可能である。
【0018】次に、このような構造のフレキシブル光フ
ァイバシートの製法について説明する。まず、中間シー
ト基材を用意する。この中間シート基材は、発泡シート
11の両面に接着層12,12を設けた中間シート13
の一方の接着層12の表面にシリコーンコート紙などの
離型紙を貼り合せたものを言う。このような中間シート
基材は、市販品として販売されており、例えば「スコッ
チ印 VHBアクリルフォーム接合材」(商品名、住友
スリーエム社製)などを使用することができる。
ァイバシートの製法について説明する。まず、中間シー
ト基材を用意する。この中間シート基材は、発泡シート
11の両面に接着層12,12を設けた中間シート13
の一方の接着層12の表面にシリコーンコート紙などの
離型紙を貼り合せたものを言う。このような中間シート
基材は、市販品として販売されており、例えば「スコッ
チ印 VHBアクリルフォーム接合材」(商品名、住友
スリーエム社製)などを使用することができる。
【0019】この中間シート基材の表面に露出している
他方の接着層12上に、複数本の光ファイバ14,14
…をコンピュータ制御マニュピュレータなどを用いて配
線してゆき、仮付けを行う。ついで、この光ファイバ1
4,14…の配線物上に可撓性プラスチックフィルム1
5を重ね、軽く加圧するか、加熱加圧して可撓性プラス
チックフイルム15を発泡シート11に接着し、光ファ
イバ14,14…の配線物を固定する。
他方の接着層12上に、複数本の光ファイバ14,14
…をコンピュータ制御マニュピュレータなどを用いて配
線してゆき、仮付けを行う。ついで、この光ファイバ1
4,14…の配線物上に可撓性プラスチックフィルム1
5を重ね、軽く加圧するか、加熱加圧して可撓性プラス
チックフイルム15を発泡シート11に接着し、光ファ
イバ14,14…の配線物を固定する。
【0020】ついで、得られた積層物を裏返して、離型
紙側を上面とし、離型紙を取り除いて一方の接着層12
を露出し、この上に同様にして光ファイバ14,14…
を配線し、さらに可撓性プラスチックフィルム15を重
ねて発泡シート11に接着して、目的のフレキシブル光
ファイバシートとする。この方法では、効率よく、この
発明のフレキシブル光ファイバシートを製造できる。
紙側を上面とし、離型紙を取り除いて一方の接着層12
を露出し、この上に同様にして光ファイバ14,14…
を配線し、さらに可撓性プラスチックフィルム15を重
ねて発泡シート11に接着して、目的のフレキシブル光
ファイバシートとする。この方法では、効率よく、この
発明のフレキシブル光ファイバシートを製造できる。
【0021】また、光ファイバ14,14…の配線物を
3段以上に積み重ねる場合には、2枚以上の中間シート
基材を使用する。まず、第1の中間シート基材の片面側
に上述のようにして光ファイバ14,14…を配線した
ら、この上に第2の中間シート基材をその接着層が接す
るように重ね合せ、接着する。ついで、第2の中間シー
ト基材の離型紙を取り除いて、その接着層12上にさら
に光ファイバ14,14…を配線し、必要に応じてさら
に第3,第4の中間シート基材を積み重ね、光ファイバ
14,14…を配線する方法を採用すればよい。
3段以上に積み重ねる場合には、2枚以上の中間シート
基材を使用する。まず、第1の中間シート基材の片面側
に上述のようにして光ファイバ14,14…を配線した
ら、この上に第2の中間シート基材をその接着層が接す
るように重ね合せ、接着する。ついで、第2の中間シー
ト基材の離型紙を取り除いて、その接着層12上にさら
に光ファイバ14,14…を配線し、必要に応じてさら
に第3,第4の中間シート基材を積み重ね、光ファイバ
14,14…を配線する方法を採用すればよい。
【0022】このようなフレキシブル光ファイバシート
の製法にあっては、図1,図2に示した構造のフレキシ
ブル光ファイバシートを効率よく、簡単に製造できるだ
けではなく、光ファイバ14,14…の配線物の積層段
数が増加しても容易に対応できるものとなる。
の製法にあっては、図1,図2に示した構造のフレキシ
ブル光ファイバシートを効率よく、簡単に製造できるだ
けではなく、光ファイバ14,14…の配線物の積層段
数が増加しても容易に対応できるものとなる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
および2に係るフレキシブル光ファイバシートによれ
ば、配線状態の光ファイバが多段に積層されることによ
って必然的に生じる光ファイバの交差部分において、交
差部分の光ファイバが曲げ半径の小さい過酷な曲げ変形
を受けることがなく、そこでの大きな曲げ損失の発生が
抑えられ、寿命が短くなることもない。
および2に係るフレキシブル光ファイバシートによれ
ば、配線状態の光ファイバが多段に積層されることによ
って必然的に生じる光ファイバの交差部分において、交
差部分の光ファイバが曲げ半径の小さい過酷な曲げ変形
を受けることがなく、そこでの大きな曲げ損失の発生が
抑えられ、寿命が短くなることもない。
【0024】また、本発明の請求項3に係るフレキシブ
ル光ファイバシートの製法によれば、上述のフレキシブ
ル光ファイバシートを効率よく、簡単に製造でき、しか
もその仕様変更等にも対応することができるなどの効果
を得ることができる。
ル光ファイバシートの製法によれば、上述のフレキシブ
ル光ファイバシートを効率よく、簡単に製造でき、しか
もその仕様変更等にも対応することができるなどの効果
を得ることができる。
【図1】 本発明のフレキシブル光ファイバシートの一
例の要部を拡大して示す概略断面図である。
例の要部を拡大して示す概略断面図である。
【図2】 本発明のフレキシブル光ファイバシートの他
の例を示す概略断面図である。
の例を示す概略断面図である。
【図3】 従来のフレキシブル光ファイバシートを示す
平面図である。
平面図である。
【図4】 従来のフレキシブル光ファイバシートを示す
概略断面図である。
概略断面図である。
【図5】 従来のフレキシブル光ファイバシートにおけ
る光ファイバの交差部分を示す概略断面図である。
る光ファイバの交差部分を示す概略断面図である。
11…発泡シート、12…接着層、13…中間シート、
14…光ファイバ、15…可撓性プラスチックフィルム
14…光ファイバ、15…可撓性プラスチックフィルム
Claims (3)
- 【請求項1】 2枚の可撓性プラスチックフィルム間
に、複数本の光ファイバが1枚以上の発泡シートを介し
て配線状態で多段に積層され、固定されていることを特
徴とするフレキシブル光ファイバシート。 - 【請求項2】 発泡シートの両面に接着層が形成された
中間シートの両方の接着層上に複数本の光ファイバが配
線され、この上に可撓性プラスチックフィルムが重ね合
せられ、接着されていることを特徴とするフレキシブル
光ファイバシート。 - 【請求項3】 発泡シートの両面に接着層が形成され、
その一方の接着層上に離型紙が積層された中間シート基
材の他方の接着層上に複数本の光ファイバを配線状態で
仮付けし、この上に可撓性プラスチックフィルムを重ね
て接合し、ついで、離型紙を剥離し、一方の接着層上に
複数本の光ファイバを配線状態で仮付けし、この上に可
撓性プラスチックフィルムを重ねて接合することを特徴
とするフレキシブル光ファイバシートの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11144116A JP2000329948A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | フレキシブル光ファイバシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11144116A JP2000329948A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | フレキシブル光ファイバシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000329948A true JP2000329948A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15354573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11144116A Withdrawn JP2000329948A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | フレキシブル光ファイバシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000329948A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6873781B2 (en) | 2003-03-11 | 2005-03-29 | 3M Innovative Properties Company | Optical fiber wiring board |
US6985667B2 (en) * | 2001-03-21 | 2006-01-10 | Ntt Electronics Corporation | Optical fiber component for connection and manufacturing method thereof |
-
1999
- 1999-05-24 JP JP11144116A patent/JP2000329948A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6985667B2 (en) * | 2001-03-21 | 2006-01-10 | Ntt Electronics Corporation | Optical fiber component for connection and manufacturing method thereof |
US6873781B2 (en) | 2003-03-11 | 2005-03-29 | 3M Innovative Properties Company | Optical fiber wiring board |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |