JP2000329359A - 保護ガード - Google Patents

保護ガード

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JP2000329359A
JP2000329359A JP11136294A JP13629499A JP2000329359A JP 2000329359 A JP2000329359 A JP 2000329359A JP 11136294 A JP11136294 A JP 11136294A JP 13629499 A JP13629499 A JP 13629499A JP 2000329359 A JP2000329359 A JP 2000329359A
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frame
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JP11136294A
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English (en)
Inventor
Noboru Mitsuguchi
登 三ッ口
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SANTOMI KOGYO KK
Original Assignee
SANTOMI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前面ガードを暖房器具の正面側から所定距離
だけ移動して離間させると共に、不使用時には、該前面
ガードを暖房器具の正面側に近接させ得る。 【解決手段】 第1側面ガード14における第1枠体2
0の上部開放端の挿入を許容する有底孔19を形成して
なる有底筒体18aと、該有底筒体18aの外周面から
接線方向に沿って一部が延在すると共に、その延在端部
が前記第2側面ガード16における第2枠体28の上部
側の嵌入を許容するよう断面円弧状に成形してなる第1
掛止部18bと、前記有底筒体18aの外周面から接線
方向に延在して前記第1掛止部18bと対向し、第1枠
体20と第2枠体28を同一方向に整列的に重ねた際
に、この延在部分が第2枠体28の上部側を第1掛止部
18bと反対側から掛止する第2掛止部18cとからな
るガード保持手段18が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、保護ガードに関
し、更に詳細には、暖房器具を所定間隔で囲繞すること
により該器具に身体等が直接接触するのを防止する保護
ガードであって、前面ガードを近接離間し得るよう構成
することにより、暖房器具から発せられる熱によって前
面ガードが焼損するのを防止するようにした保護ガード
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】暖房器具として、石油あるいはガスを使
用したストーブやファンヒータ等が広く普及するに至っ
ている。これらの暖房器具は、室内の空気を燃焼する可
搬タイプが主流となっており、その何れもがコンパクト
でありながら室内を暖めるのに充分な能力を具有してい
る。そのためこれらの使用中における熱源部分はかなり
の高温となり、幼児等が不用意に触れた場合には火傷し
たりする危惧がある。そこで、該暖房器具の周囲に柵体
からなる保護ガードを囲繞し、これらの事故を未然に防
止する措置が図られている。この保護ガードは、少なく
とも暖房器具の熱源部分における正面側に配置される前
面ガードと、該前面ガードの左右両端部に所定の取付け
手段を介して配設される側面ガードとから基本的に構成
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した暖房器具を囲
繞する保護ガードは、その材質としてスチールが一般的
に採用されている。このため、暖房器具の正面側に位置
する前面ガードが熱源体からの熱で経時的に加熱された
際に、この高温となった該前面ガードに不用意に手足等
が接触することで火傷すると云った危惧がある。そこで
当該保護ガードには、その前面ガード全体あるいは主要
部分に植毛加工を施すことで、該ガードに手足等が接触
しても火傷し難くする手段を講じたタイプがある。然る
に近年の暖房器具は、コンパクトでありながら高性能に
改良されており、例えばファンヒータでは、その電源を
入れた後に僅かの時間差をおいて高温に熱せられた空気
を一気に吐出するものがある。このため、ある程度の耐
熱性を有した植毛部であっても、この温風が直接吹付け
られる部分では該植毛部が焼損して前記スチール部が露
出してしまうことになる。このことは前述した高性能の
ファンヒータ以外のストーブに関しても、長期使用の間
に経時的に植毛部が焼損してその機能を充分に果たせな
くなる点で共通した課題と云える。
【0004】
【発明の目的】この発明は、前述した従来技術に内在し
ている解決課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、暖房器具を使用する際に、前面ガ
ードを暖房器具の正面側から所定距離だけ移動して離間
させると共に、不使用時には、該前面ガードを暖房器具
の正面側に近接させ得るよう構成した保護ガードを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため本発明に係る保護ガー
ドは、所要径の管状部材を曲折してなる第1枠体にガー
ド部が設けられ、暖房器具の正面側に位置する前面ガー
ドの両端部に連接される第1側面ガードと、所要径の管
状部材を曲折してなる第2枠体にガード部が設けられ、
前記第1側面ガードに重ねて配置される第2側面ガード
と、これら第1側面ガードおよび第2側面ガードを摺動
自在に接続して、両側面ガードの重なり状態を調節する
ガード保持手段とから構成される保護ガードにおいて、
前記ガード保持手段は、前記第1側面ガードにおける第
1枠体の上部開放端の挿入を許容するる有底孔を形成し
てなる有底筒体と、前記有底筒体の外周面から接線方向
に沿って一部が延在すると共に、その延在端部が前記第
2側面ガードにおける前記第2枠体の上部側の嵌入を許
容するよう断面円弧状に成形してなる第1掛止部と、前
記有底筒体の外周面から接線方向に延在して前記第1掛
止部と対向し、前記第1枠体と第2枠体を同一方向に整
列的に重ねた際に、この延在部分が該第2枠体の上部側
を前記第1掛止部と反対側から掛止する第2掛止部とか
らなり、前記第1側面ガードにおける第1枠体の上部開
放端を前記有底筒体の有底孔に挿入すると共に、該有底
筒体の第1掛止部を前記第2側面ガードにおける第2枠
体の上部側に嵌入掛止させ、併せて前記第2掛止部によ
り、前記第2枠体の上部側を前記第1掛止部と反対側か
ら押圧的に掛止させるよう構成したことを特徴とする。
【0006】また前述した課題を解決し、所期の目的を
好適に達成するため別の発明に係る保護ガードは、所要
径のワイヤ部材を曲折してなる第1枠体にガード部が設
けられ、暖房器具の正面側に位置する前面ガードの両端
部に連接される第1側面ガードと、所要径のワイヤ部材
を曲折してなる第2枠体にガード部が設けられ、前記第
1側面ガードに重ねて配置される第2側面ガードと、こ
れら第1側面ガードおよび第2側面ガードを相互に移動
可能に接続して、両側面ガードの重なり状態を調節する
ガード保持手段とから構成される保護ガードにおいて、
前記ガード保持手段は、前記第1側面ガードにおける第
1枠体の上部開放端を半ピッチだけコイル状に折曲げた
ものとして構成され、このガード保持手段のコイル状折
曲部を前記第2側面ガードにおける第2枠体の上部側に
係合させることで、前記第1側面ガードと第2側面ガー
ドとを重ねた状態で掛止するよう構成したことを特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る保護ガードに
つき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら
以下説明する。この保護ガードは、暖房器具の正面側に
配置される前面ガードの両端部に連接された第1側面ガ
ードと、該第1側面ガードと略同一の高さに寸法設定さ
れてこれと重ねて配置される第2側面ガードと、前記第
1側面ガードおよび第2側面ガードとを摺動自在に接続
して両側面ガードの重なり状態を調節するガード保持手
段とから構成されている。
【0008】
【第1実施例】図1は、本発明に係る保護ガードの第1
実施例を示すものであって、暖房器具11を囲繞するた
めの該保護ガード10を構成する前記第1側面ガード1
4が、所要径の管体を逆L字状に折曲成形した第1枠体
20と該第1枠体20に配設されたガード部21とから
構成されている。この第1枠体20を形成する短尺な上
端部20aの開放端部近傍と前面ガード12が連接され
る長尺な垂直部20bの開放端部近傍には、該第1枠体
20よりも充分に小径であるワイヤを略L字状に屈曲し
た支持枠22の各端部が固定されている。また該支持枠
22と第1枠体20とで囲繞される仮想平面部には、上
端部20aに近接する位置と垂直部20bの略中央部に
位置した箇所に、支持枠22と第1枠体20との間に横
桟24が架設され、この横桟24および該支持枠22の
下端部との間に、縦長の逆U字状に曲折成形された複数
のワイヤ26が所定間隔離間して複数並設されている。
従って前記ガード部21は、このワイヤ26、横桟24
および支持枠22とで構成されている。
【0009】前記第1側面ガード14の第1枠体20に
は、図に示すように、前記ガード保持手段18が配設さ
れている。このガード保持手段18は、該第1枠体20
における上端部20aの開放端への挿入を許容する有底
孔19を設けてなる有底筒体18aと、該有底筒体18
aの外周面に一体成形される第1掛止部18bおよび第
2掛止部18cとから主に構成されている。第1掛止部
18bは、図2〜図4に示すように、有底筒体18aの
外径寸法よりも充分に肉厚の薄い板部分を該筒体18a
の外周面からその接線方向に沿って直線的に延在させる
と共に、その延在端部を断面円弧状に成形してなるもの
であって、該延在部分の幅は、前記有底孔19の挿通前
端部から有底筒体18aの長手方向中央近傍に掛けての
寸法に設定されている。また延在部分から連続する円弧
状部分は、図に示すように、鉛直下方に向けて1/4周
分の円弧状に曲折成形されている。この円弧状部分は、
後述する第2側面ガード16における第2枠体28の上
部側の嵌入を許容する曲率半径に設定された部分であっ
て、有底筒体18aの中央部に近接した側における延在
部分と連続する部位から前記有底孔19の挿通前端部に
掛けての部分が、側面視で略45度に傾斜するよう切欠
成形されている(図2)。
【0010】また前記第2掛止部18cは、有底筒体1
8aの外周面から接線方向に延在して前記第1掛止部1
8bと対向し、第1枠体20と第2枠体28を同一方向
に整列的に重ねた際に、この延在部分が該第2枠体28
の上部側である水平上端部28aを第1掛止部18bと
反対側から掛止する部分であって、その厚みが該第1掛
止部18bの厚みと略同一で、かつその幅寸法が有底筒
体18aの挿通後端部から挿通前端部に向けて該筒体1
8aの長手方向の略1/4に設定されている。また第2
掛止部18cが有底筒体18aの接線方向に延出する長
さは、図3および図4に示すように、第1掛止部18b
の延在部分よりも僅かに外周方向に突出するよう設定さ
れている。これにより第1掛止部18bと第2掛止部1
8cとが有底筒体18aの軸線を挟んで対向する離間幅
は、有底筒体18aの有底孔19に挿通される第1側面
ガード14の第1枠体20の外径に略一致すると共に、
円弧状部分の傾斜部分と第2掛止部18cの延在端部と
が相互に離間する幅が、第2側面ガード16における第
2枠体28の水平上端部28aの外径よりも充分に広く
なるよう構成されている。
【0011】また有底筒体18aの前記有底孔19にお
ける内周面には、図4および図5に示すように、挿通後
端部から挿通前端部近傍に掛けての部分に、断面半円状
の係合支持体18dが軸線方向に突出成形されている。
該係合支持体18dは、有底筒体18aに挿通された第
1側面ガード14の上端部が、該有底筒体18aから容
易に脱落するのを防止するためのものである。更に挿通
後端部の壁面部には、内側面から軸線に向けて突出する
規制板18eが一体成形されている。この規制板18e
は、第1側面ガード14の上端部における開放端部に形
成した切欠凹部(図示せず)と係合することにより、ガー
ド保持手段18が該第1側面ガード14に位置決めされ
ると共に、ガード保持手段18が回動するのを防止する
ようになっている。従って該ガード保持手段18は、有
底孔19を介して該上端部20aの背面側から挿通配置
されるようになっている。
【0012】なお第1側面ガード14に配設される前記
前面ガード12は、図1に示す如く、例えば断面が小径
のワイヤを矩形状に折曲してなる枠体部分12aと、該
枠体部分12aの仮想平面部に配設される柵体12bと
から基本的に構成されている。柵体12bは、該第1側
面ガード14と同様に、縦長の逆U字状に曲折成形され
た複数のワイヤ26が所定間隔離間して並設されてい
る。該ワイヤ26は、所定の塗装が施されたものである
が、このワイヤ26には、従来技術で述べたような植毛
加工を施してもよい。
【0013】また前記第2側面ガード16は、第1側面
ガード14と同径の管状部材を該第1側面ガード14と
略一致した高さの門型に折曲してなる前記第2枠体28
と、該第2枠体28で囲繞される仮想平面部に配設され
たガード部30とから基本的に構成されている。第2枠
体28の水平上端部28aから直角方向に折曲した垂直
部28bには、該水平上端部28aに近接する部分と下
端部近傍およびその略中間部位に横桟32が架設され、
この横桟32を介して、縦長の逆U字状に曲折成形され
た複数のワイヤ26が所定間隔離間して並設されてい
る。従って第2側面ガード16は、後述するように、そ
の水平上端部28aが前記ガード保持手段18の第1掛
止部18bと第2掛止部18cとの間に介在した状態で
第1側面ガード14に隣接配置される。
【0014】
【実施例の作用】次に、前述した第1実施例に係る保護
ガードの作用につき説明する。この保護ガード10は、
図1に示すように、第1側面ガード14における第1枠
体20の上部開放端部に前記有底孔19を介して挿入配
置された前記ガード保持手段18を介して第1側面ガー
ド14と第2側面ガード16が重なり状態で接続されて
いる。このように、第1側面ガード14の第1枠体20
における上端部20aと第2側面ガード16における水
平上端部28aが同一方向で整列した重なり状態にある
場合は、図6および図7に示す如く、ガード保持手段1
8を構成する前記第1掛止部18bが第2側面ガード1
6における第2枠体28の水平上端部28aに嵌入掛止
される。またこれと併せて前記第2掛止部18cが、当
該水平上端部28aを第1掛止部18bと反対側の下面
側から押圧的に掛止される。すなわち第1掛止部18b
の前記円弧状部分は、水平上端部28aの外周面を1/
4に亘って密着状態となる。従って、第2側面ガード1
6はこのガード保持手段18によって保護ガード10の
前後方向に沿った移動が規制される。
【0015】また第1側面ガード14を第2側面ガード
16に対して移動させる際には、図8に示す如く、該第
1側面ガード14を第2側面ガード16に対して所定角
度だけ回動させる。この場合に、前記第1掛止部18a
における円弧状部分は、第2側面ガード16における水
平上端部28aの上半面部のみに当接しているため上方
への移動規制はなく、該第2側面ガード16の水平上端
部28aにおける外周面下端に当接した前記第2掛止部
18cによって該水平上端部28aからの離脱が規制さ
れている。すなわち第1側面ガード14をガード保持手
段18と共に回動した際には、図に示すように、この第
2掛止部18cの幅方向における前端部が水平上端部2
8aと接触状態を保持して回動の支点となる。これによ
り第1側面ガード14は、第2側面ガード16から離脱
することなく所定位置まで回動し得ると共に、第1掛止
部18bおよび第2掛止部18cによる該第2側面ガー
ド16に対しての挟持状態が解除されるため、該第1側
面ガード14を第2側面ガード16に対して所要範囲で
移動させることができる。
【0016】更に、第1側面ガード14を所定位置まで
回動させた際には、図に示すように、第1掛止部18b
における円弧状部分の開放端部が第2側面ガード16の
水平上端部28aの上方に移動することになる。すなわ
ち円弧状部分の傾斜部分と第2掛止部18cの延在端部
とが相互に離間する幅は、前述したように、第2側面ガ
ード16における水平上端部28aの外径よりも充分に
広くなるよう設定されている。従って、当該水平上端部
28aをこの円弧状部分と第2掛止部18cとの間を通
して水平方向に移動させることにより、第1側面ガード
14と第2側面ガード16を必要に応じて分離させるこ
とができる。
【0017】
【第1発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る保
護ガードは、第1側面ガードを形成する管状本体部の上
端部背面側に、第1掛止部と第2掛止部を千鳥状に配設
したガード保持手段が配設されている。このため第1側
面ガードを第2側面ガードと平行に位置させた状態で
は、この第1掛止部と第2掛止部が第2側面ガードの上
端部に所定圧で係合するために第1側面ガードの移動が
規制させる。また第1側面ガードを第2側面ガードに対
して所定角度だけ回動させることにより、該第1側面ガ
ードの規制が解除されて第2側面ガードに対して移動さ
せることができるため、前面ガード自体に施した植毛加
工等を保護し得ると共に必要に応じて両ガードを容易に
離脱させることもできる。
【0018】
【第2実施例】図9は、本発明に係る保護ガード10の
第2実施例を示すものであって、該保護ガード10を構
成する第1側面ガード34が、逆L字状に折曲成形した
小径のワイヤからなる第1枠体36と、該第1枠体36
に配設されたガード部37とから構成されている。この
第1枠体36の上端部背面側には、図10および図11
に示すように、コイル状に曲折してなるガード保持手段
38が形成されている。すなわち該ガード保持手段38
は、第1枠体36の上端部36aをその開放端部から所
定長さだけ延在方向に沿った位置で鉛直上方に曲折し
(以下 この部分を「鉛直部」と云う)、更に該鉛直部38
aの曲折部位から僅かの距離だけ開放端部に近接した部
位を基点として半ピッチだけコイル状に折曲成形したも
のである。
【0019】このコイル状に折曲成形した部分38b
(以下 「コイル状部」と云う)の開放端部が前記上端部3
6aの延在方向と直交して水平に延出する長さは、該上
端部36aの延在方向に沿って観察した際に、前記鉛直
部38aと交差するのに充分な寸法となるよう設定され
る(図12)。更にガード保持手段38は、側面から観察
した状態において、コイル状部38bがその開放端部に
向けて約45度に傾斜しており、鉛直部38aと該コイ
ル状部38bの開放端部との間に所要幅の隙間が生じる
こととなる。この幅は、第1側面ガード34の上端部3
6aが挿通するのに充分な寸法となっている。またコイ
ル状部38b自体の曲率半径は、前記第1枠体36の断
面半径よりも充分に大きい寸法に設定されている。
【0020】なお第2側面ガード40は、第1側面ガー
ド34と同径のワイヤ部材を該第1側面ガード34と略
一致した高さの門型に折曲してなる本体部42と、該本
体部42で囲繞される仮想平面部に配設された柵体43
とから基本的に構成されている。本体部42の上端部4
2aから直角方向に折曲した垂直部42bには、該上端
部42aに近接する部分と下端部近傍およびその略中間
部位に横桟44が架設され、この横桟44を介して、縦
長の逆U字状に曲折成形された複数のワイヤ46が所定
間隔離間して並設されている。従って第2側面ガード4
0は、後述するように、その上端部42aが前記ガード
保持手段38のコイル状部38bに介在した状態で第1
側面ガード34に隣接配置される。
【0021】
【実施例の作用】次に、前述した第2実施例に係る保護
ガードの作用につき説明する。この保護ガード10は、
図9に示すように、前記ガード保持手段38を介して第
1側面ガード34と第2側面ガード40が連接される。
このように第1側面ガード34の上端部36aと第2側
面ガード40の上端部42aが平行状態にある場合は、
図13に示す如く、該上端部42aが、ガード保持手段
38のコイル状部38bに緩やかに掛止されると共に、
第1側面ガード34の上端部36aが延在する方向にお
いて該コイル状部38bの開放端部と前記鉛直部38a
とで形成される所謂ループによってコイル状部38bか
らの離脱が防止されている。しかもこの場合には、コイ
ル状部38bの曲率半径が上端部42aの断面直径より
も充分に大きく設定されているため、第1側面ガード3
4は、この状態でも第2側面ガード40に対して前後方
向に所定範囲で移動させることができる。
【0022】また第1側面ガード34を所定位置まで回
動させた際には、図14に示すように、前記コイル状部
38bが第2側面ガード40の上端部42aの上方に移
動する。コイル状部38bは、第1実施例で述べたガー
ド保持手段38の円弧状部分と同様に上方への移動規制
はないが、該コイル状部38bの開放端部が第2側面ガ
ード40の上端部42aにおける外周面下端に当接して
いる。従って第1側面ガード34をガード保持手段38
と共に回動した際には、図に示すように、コイル状部3
8bの開放端部が上端部42aと接触して第1側面ガー
ド34の回動支点となる。これにより第1側面ガード3
4を、第2側面ガード40から離脱することなく所定位
置まで回動させることができる。また前述した如く、コ
イル状部38bが前記鉛直部38aに対して約45度で
傾斜することにより、該鉛直部38aの折曲基部と該コ
イル状部38bの開放端部との間において第1側面ガー
ド34の上端部36aが挿通するのに充分な隙間が生じ
ている。従って第1側面ガード34は、必要に応じてこ
のコイル状部38bに形成された隙間を介して第2側面
ガード40から離脱させることができる。
【0023】
【第2発明の効果】以上説明した如く、第2の発明に係
る保護ガードは、第1側面ガードを形成するワイヤ状本
体部の上部背面側をコイル状に半ピッチだけ折曲し、こ
の部分に、第1側面ガードの上端部が介在されている。
これにより第1側面ガードが第2側面ガードから抜け止
めされた状態で所定範囲で前後にスライドすると共に、
第1側面ガードを第2側面ガードに対して回動し得る。
また第1側面ガードを移動できることで、前面ガード自
体に施した植毛加工等を保護し得ると共に必要に応じて
両ガードを容易に離脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る保護ガードを示す
全体斜視図である。
【図2】本発明の好適な実施例に係る保護ガードに配設
されるガード保持手段を示す正面図である。
【図3】本発明の好適な実施例に係る保護ガードに配設
されるガード保持手段を示す平面図である。
【図4】本発明の好適な実施例に係る保護ガードに配設
されるガード保持手段を示す左側面図である。
【図5】図2における5−5線断面図である。
【図6】本発明の好適な実施例に係る保護ガードにおい
て、ガード保持手段を介して側面ガードが掛止している
状態を示す正面図である。
【図7】図6における7−7線断面図である。
【図8】本発明の好適な実施例に係る保護ガードにおい
て、ガード保持手段を介して側面ガードが回動している
状態を示す正面図である。
【図9】第2本発明の好適な実施例に係る保護ガードを
示す全体斜視図である。
【図10】第2本発明の好適な実施例に係る保護ガード
に配設されるガード保持手段を示す正面図である。
【図11】第2本発明の好適な実施例に係る保護ガード
に配設されるガード保持手段を示す平面図である。
【図12】図10における12−12線断面図である。
【図13】第2本発明の好適な実施例に係る保護ガード
において、ガード保持手段を介して側面ガードが掛止し
ている状態を示す正面図である。
【図14】第2本発明の好適な実施例に係る保護ガード
において、ガード保持手段を介して側面ガードが回動し
ている状態を示す正面図である。
【符号の説明】
12 前面ガード 14 (第1発明の)第1側面ガード 16 (第1発明の)第2側面ガード 18 (第1発明の)ガード保持手段 18a 有底筒体 18b 第1掛止部 18c 第2掛止部 19 有底孔 20 (第1側面ガードの)第1枠体 21 ガード部 28 (第2側面ガードの)第2枠体 30 ガード部 34 (第2発明の)第1側面ガード 36 (第1側面ガードの)第1枠体 37 ガード部 38 (第2発明の)ガード保持手段 40 (第2発明の)第2側面ガード 42 第2枠体 43 ガード部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要径の管状部材を曲折してなる第1枠
    体(20)にガード部(21)が設けられ、暖房器具の正面側に
    位置する前面ガード(12)の両端部に連接される第1側面
    ガード(14)と、所要径の管状部材を曲折してなる第2枠
    体(28)にガード部(30)が設けられ、前記第1側面ガード
    (14)に重ねて配置される第2側面ガード(16)と、これら
    第1側面ガード(14)および第2側面ガード(16)を摺動自
    在に接続して、両側面ガード(14,16)の重なり状態を調
    節するガード保持手段(18)とから構成される保護ガード
    において、前記ガード保持手段(18)は、前記第1側面ガ
    ード(14)における第1枠体(20)の上部開放端の挿入を許
    容するる有底孔(19)を形成してなる有底筒体(18a)と、
    前記有底筒体(18a)の外周面から接線方向に沿って一部
    が延在すると共に、その延在端部が前記第2側面ガード
    (16)における前記第2枠体(28)の上部側の嵌入を許容す
    るよう断面円弧状に成形してなる第1掛止部(18b)と、
    前記有底筒体(18a)の外周面から接線方向に延在して前
    記第1掛止部(18b)と対向し、前記第1枠体(20)と第2
    枠体(28)を同一方向に整列的に重ねた際に、この延在部
    分が該第2枠体(28)の上部側を前記第1掛止部(18b)と
    反対側から掛止する第2掛止部(18c)とからなり、前記
    第1側面ガード(14)における第1枠体(20)の上部開放端
    を前記有底筒体(18a)の有底孔(19)に挿入すると共に、
    該有底筒体(18a)の第1掛止部(18b)を前記第2側面ガー
    ド(16)における第2枠体(28)の上部側に嵌入掛止させ、
    併せて前記第2掛止部(18c)により、前記第2枠体(28)
    の上部側を前記第1掛止部(18b)と反対側から押圧的に
    掛止させるよう構成したことを特徴とする保護ガード。
  2. 【請求項2】 所要径のワイヤ部材を曲折してなる第1
    枠体(36)にガード部(37)が設けられ、暖房器具の正面側
    に位置する前面ガード(12)の両端部に連接される第1側
    面ガード(34)と、所要径のワイヤ部材を曲折してなる第
    2枠体(42)にガード部(43)が設けられ、前記第1側面ガ
    ード(34)に重ねて配置される第2側面ガード(40)と、こ
    れら第1側面ガード(34)および第2側面ガード(40)を相
    互に移動可能に接続して、両側面ガード(34,40)の重な
    り状態を調節するガード保持手段(38)とから構成される
    保護ガードにおいて、前記ガード保持手段(38)は、前記
    第1側面ガード(34)における第1枠体(36)の上部開放端
    を半ピッチだけコイル状に折曲げたものとして構成さ
    れ、このガード保持手段(38)のコイル状折曲部を前記第
    2側面ガード(40)における第2枠体(42)の上部側に係合
    させることで、前記第1側面ガード(34)と第2側面ガー
    ド(40)とを重ねた状態で掛止するよう構成したことを特
    徴とする保護ガード。
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