JP2000329238A - 非接触形メカニカルシール - Google Patents

非接触形メカニカルシール

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JP2000329238A
JP2000329238A JP11140970A JP14097099A JP2000329238A JP 2000329238 A JP2000329238 A JP 2000329238A JP 11140970 A JP11140970 A JP 11140970A JP 14097099 A JP14097099 A JP 14097099A JP 2000329238 A JP2000329238 A JP 2000329238A
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康孝 岩本
Katsuaki Furuya
勝昭 古谷
Masachika Ikehara
正親 池原
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Mayekawa Manufacturing Co
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Mayekawa Manufacturing Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油分等の異物を含有するガスについても、長
期に亘って良好なシール機能を発揮,維持しうる静圧形
のガスシールを提供する。 【解決手段】 シールケース2と回転軸12との間に、
複数の環状溝71とこれに突入する複数の環状板72と
からなるラビリンスシール7が設けられている。このラ
ビリンスシール7により、シールケース2内における密
封端面31,41の外径側領域Cを機内領域Aとが区画
されている。シールケース2には、環状溝71…の底部
に連通し且つ機内領域Aに開口する返戻通路8と、外径
側領域Cに機内領域Aより高圧のパージガスを供給する
パージガス供給路と、外径側領域Cに開口すると共に該
領域Cと同圧に保持された異物回収タンク103に連通
する異物回収路101とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状又は固体状の
異物(油分,水分,スラッジ等)を含有するガスを扱う
湿式コンプレッサ,ミキサ,ポンプ等の回転機器に軸封
装置として装備される非接触形メカニカルシールに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】非接触形メカニカルシールとしては、回
転軸側の回転密封環とシールケース側の静止密封環と
を、両密封環の対向端面たる密封端面間に静圧を発生さ
せることにより、非接触状態に保持させつつ、回転機器
の内部領域たる機内領域と外部領域たる大気領域とをシ
ールするように構成されたものが公知である。かかる非
接触形メカニカルシールは、密封端面が相対回転摺接す
る端面接触形のメカニカルシールと異なって、ドライな
条件下においても密封端面が焼き付く等の問題を生じる
ことがなく、ガスを扱う回転機器の軸封装置として好適
に使用されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シールすべき
ガスが油分等の液状異物やスラッジ等の固体状異物を含
有する場合には、かかる異物が非接触状態にある密封端
面間に侵入したり、密封端面に付着,堆積したりする虞
れがある。そして、このような事態が発生すると、密封
端面間の静圧を適正にコントロールすることができなく
なり、シール機能が低下,喪失する。
【0004】本発明は、このような異物含有ガスを扱う
回転機器においても、上記した問題を生じることなく、
長期に亘って良好なシール機能を発揮,維持しうる非接
触形メカニカルシールを提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転機器に、
その機内領域に一端部を開口させた水平状態で取着され
た筒状のシールケースと、シールケースの他端部に相対
回転不能に且つ軸線方向に移動自在に保持された静止密
封環と、静止密封環より機内領域側に配して、シールケ
ース及び静止密封環を洞貫する回転軸に固定された回転
密封環と、静止密封環を回転密封環へと押圧附勢する附
勢部材と、両密封環の対向端面たる密封端面間に、これ
を非接触状態に保持すべく静圧を発生させる静圧発生機
構とを具備する非接触形メカニカルシールにおいて、上
記の目的を達成すべく、特に、機シールケースと回転軸
との間に、シールケースの一端部の内周部に軸線方向に
並列状に設けた複数の環状溝と回転軸の外周部に軸線方
向に並列し且つ各環状溝に突入する状態で設けた複数の
環状板とで構成されるラビリンスシールを設けて、この
ラビリンスシールによりシールケース内における密封端
面の外径側領域を機内領域と区画するように構成してお
くことを提案する。
【0006】かかる非接触形メカニカルシールにあって
は、シールケースに、前記環状溝の底部に連通し且つ機
内領域に開口する返戻通路を設けると共に、返戻通路の
下面を、その機内領域への開口部に向かって下り傾斜す
るテーパ面に構成しておくことが好ましい。また、シー
ルケースには、前記外径側領域に機内領域より高圧のパ
ージガスを供給するパージガス供給路を設けておくこと
が好ましい。また、シールケースに前記外径側領域に開
口する異物回収路を設けると共に、この異物回収路に当
該外径側領域と同圧に保持された異物回収タンクを接続
しておくことが好ましい。また、回転軸が水平である場
合においては、前記返戻通路を当該回転軸の下方に配置
すると共に、前記異物回収路を当該回転軸の直下位置に
おいて前記外径側領域に開口させておくことが好まし
い。本発明の非接触形メカニカルシールは、特に、液状
又は固体状の異物(油分,水分,スラッジ等)を含有す
るガスを扱う湿式コンプレッサ,ミキサ,ポンプ等の回
転機器に軸封装置として好適するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図5に基づいて具体的に説明する。
【0008】図1〜図4に示した非接触形メカニカルシ
ールは、液状異物(水分,油分等)又は固体状異物(ス
ラッジ等)を含有するガス(以下「機内ガス」という)
を扱う湿式コンプレッサ等の回転機器1の軸封部11に
装着されて、回転機器1の内部領域たる機内領域Aと回
転機器1の外部たる機外領域(大気領域)Bとを遮蔽シ
ールする静圧形のガスシールであり、シールケース2と
静止密封環3と回転密封環4と附勢部材5と静圧発生機
構6とラビリンスシール7と返戻通路8とパージガス供
給機構9と異物回収機構10とを具備する。回転機器1
の回転軸12は、機外領域Bに設置された駆動装置(図
示せず)から軸封部11を洞貫して機内領域Aへと水平
に延びるものである。なお、以下の説明において、前,
後というときは図1又は図2における左,右を意味す
る。
【0009】シールケース2は、回転機器1の軸封部1
1に水平に取り付けられた筒状のものである。すなわ
ち、シールケース2は、図1及び図2に示す如く、軸封
部11の前端面に衝合取着された円筒状の本体部21
と、その後端部に一体形成されており、軸封部11の内
周面にOリング26を介して嵌合取着された円筒状の取
付部22と、本体部21の前端部に固着された円筒状の
第一保持部23と、その前端部に固着された環状の第二
保持部24と、その内周部から後方に突出形成された円
筒状の第三保持部25とからなる。シールケース2の内
部は、その一端部(後端部)を構成する取付部22にお
いて機内領域Aに開口している。なお、この例では、取
付部22の内周部22aを円筒状の別部材で構成してあ
る。また、回転軸12はシールケース2を同心状に洞貫
しており、シールケース2内に位置する回転軸部分の外
周部12aは円筒状の別部材(スリーブ)によって構成
されている。
【0010】静止密封環3は、回転軸12に同心状に遊
嵌された状態で、シールケース2の他端部(前端部)を
構成する保持部23,24,25に相対回転不能且つ軸
線方向に移動自在に保持されている。すなわち、静止密
封環3は、図1及び図2に示す如く、その外周面を所定
間隔を隔てて並列する前後一対の第一Oリング27,2
7を介在させた二次シール状態で、第一保持部23の内
周面に保持させると共に、その内周面を第二Oリング2
8を介在させた二次シール状態で第三保持部25の外周
面に保持させることにより、シールケース2に軸線方向
に移動自在に保持されている。また静止密封環3は、図
2に示す如く、その前端部に穿設した係合凹部32に第
二保持部24に植設した回り止めピン29を係合させる
ことによって、一定範囲での前後移動が許容された状態
で、シールケース2に対する相対回転が阻止されてい
る。なお、静止密封環3の第一保持部23による保持形
態は、図1及び図2に示す如く、当該静止密封環3の外
周面における密封端面側(後端縁部側)の極く僅かな部
分のみが後述するパージガス領域Cに露出するように工
夫されている。
【0011】回転密封環4は、図1及び図2に示す如
く、静止密封環3より機内領域A側(後方側)に配し
て、回転軸12に固定されている。すなわち、回転密封
環4は、シールケース2の本体部21内に配して、静止
密封環3と直対向した状態で回転軸12の外周部12a
に嵌合固定されている。両密封環3,4の対向端面たる
密封端面31,41(以下、静止密封環3の密封端面3
1を「静止密封端面」という)は、軸線に直交する平滑
面とされている。
【0012】附勢部材5は、図1に示す如く、静止密封
環3と第二保持部24との間に介挿された一又は複数の
コイルスプリングで構成されていて、静止密封環3を回
転密封環4へと押圧附勢するものであり、密封端面3
1,41を閉じる方向に作用する閉力を発生させるもの
である。
【0013】静圧発生機構6は、図1に示す如く、静止
密封端面31に形成された静圧発生溝61と、静圧発生
溝61にシールガス62を供給する一連のシールガス供
給路63,64,65と、シールガス供給路63,6
4,65の適所に設けた絞り器66とを具備して、シー
ルガス62を静圧発生溝61に供給させることにより、
密封端面31,41間にこれを開く方向に作用する静圧
(開力)を発生させるようになっている。
【0014】静圧発生溝61は、静止密封端面31と同
心状の環状をなして連続又は断続する浅い凹溝であり、
この例では後者を採用している。すなわち、静圧発生溝
61は、図4に示す如く、静止密封端面31と同心環状
をなして並列する複数の円弧状凹溝61a…で構成され
ている。
【0015】シールガス供給路は、図1に示す如く、シ
ールケース2及び静止密封環3に形成された一連のもの
であり、静止密封環3の外周面と第一保持部23の内周
面との間に形成される環状空間であって第一Oリング2
7,27によってシールされた連通空間64と、シール
ケース2の第一保持部23を貫通して連通空間64に至
るケース側通路63と、静止密封環3を貫通して連通空
間64から静圧発生溝61に至る密封環側通路65とか
らなる。密封環側通路65の下流端部は分岐されてい
て、その各分岐部を、図4に示す如く、静圧発生溝61
を構成する各円弧状凹溝61aに開口65aさせてあ
る。ケース側通路63には、所定のシールガス供給源
(図示せず)から導かれたシールガス供給管が接続され
ていて、シールガス62をシールガス供給路63,6
4,65から静圧発生溝61に供給するようになってい
る。シールガス62としては、各領域A,Bに流出して
も無害であり且つ機内ガスに悪影響を及ぼさない性状の
ものを、シール条件に応じて適宜に選定する。この例で
は、各種物質に対して不活性であり且つ人体に無害であ
る清浄な窒素ガスが使用されている。なお、シールガス
62は、回転機器1の運転中(回転軸12の駆動中)に
おいてのみ供給され、運転停止後には供給を停止され
る。回転機器1の運転は、シールガス62の供給が開始
された後であって、密封端面31,41間が適正な非接
触状態に保持された後において開始され、シールガス6
2の供給停止は、当該回転機器1の運転停止後であって
回転軸12が完全に停止した後に行なわれる。
【0016】絞り器66は、オリフィス,毛細管,多孔
質部材等の絞り機能を有するものであり、図1に示す如
く、密封環側通路65の適所(各円弧状凹溝61aへの
分岐部分より上流側の部分)に配設されている。
【0017】而して、シールガス62をシールガス供給
路63,64,65から静圧発生溝61に供給すると、
静圧発生溝61に導入されたシールガス62により、密
封端面31,41間にこれを開く方向に作用する開力が
発生する。この開力は、密封端面31,41間に導入さ
れたシールガス62によって発生する静圧によるもので
ある。したがって、密封端面31,41は、この開力と
密封端面31,41間を閉じる方向に作用するスプリン
グ荷重による閉力とがバランスする非接触状態に保持さ
れる。すなわち、静圧発生溝61に導入されたシールガ
ス62は密封端面31,41間に静圧の流体膜を形成
し、この流体膜の存在によって、密封端面31,41の
内外径側領域間が遮蔽シールされる。シールガス62の
圧力及びスプリング5のバネ力(スプリング荷重)は、
密封端面31,41間の隙間が適正(一般に、5〜15
μmである)となるように、シール条件に応じて適宜に
設定される。ところで、シールガス62は絞り器66で
絞られた上で静圧発生溝61に導入されることから、密
封端面31,41の隙間が変動した場合にも、その隙間
が自動的に調整されて適正に保持される。すなわち、回
転機器1の振動等により密封端面31,41の隙間が大
きくなったときは、静圧発生溝61から密封端面31,
41間に流出するシールガス量と絞り器66を通って静
圧発生溝61に供給されるシールガス量とが不均衡とな
り、静圧発生溝61内の圧力が低下して、開力が閉力よ
り小さくなるため、密封端面31,41間の隙間が小さ
くなるように変化して、その隙間が適正なものに調整さ
れる。逆に、密封端面31,41間の隙間が小さくなっ
たときは、上記したと同様の絞り器66による絞り機能
により静圧発生溝61内の圧力が上昇して、開力が閉力
より大きくなり、密封端面31,41間の隙間が大きく
なるように変化して、その隙間が適正なものに調整され
る。
【0018】ラビリンスシール7は、図1及び図2に示
す如く、シールケース2の一端部である取付部22の内
周部22aに軸線方向に並列状に形成された複数の環状
溝71…と回転軸12の外周部12aに軸線方向に並列
し且つ各環状溝71に突入する状態で一体形成された複
数の環状板72…とからなり、取付部22と回転軸12
との間に、シールケース2内における密封端面31,4
1の外径側領域(以下「パージガス領域」という)Cと
機内領域Aとを連通する蛇行状通路73を形成するもの
である。なお、蛇行状通路73を構成する取付部22の
内周部と回転軸12の外周部との隙間及び環状溝71内
に形成される環状板72との隙間は、可及的に微小とな
るように工夫されている。
【0019】返戻通路8は、環状溝71…の底部に連通
し且つ機内領域Aに開口するものである。この例では、
返戻通路8は、図2及び図3に示す如く、回転軸12の
下方位において水平に延びる円形断面をなすものであ
り、最前位の環状溝71aを除く全ての環状溝71…の
底部側において蛇行状通路73に開口されている。
【0020】パージガス供給機構9は、図1に示す如
く、シールケース2の本体部21を貫通してパ−ジガス
領域Cに開口するパージガス供給路91と、その適所に
設けたオリフィス92とを具備して、パージガス供給路
91から機内領域Aより高圧のパージガス93をパージ
ガス領域Cに供給,充満させるように構成されている。
パージガス93は、オリフィス92を通過することによ
り、パージガス領域Cに噴出することなく緩慢に供給さ
れ、パージガス領域Cを機内領域Aより高圧のパージガ
ス雰囲気に保持する。パージガス93の圧力は、一般
に、機内領域Aの圧力つまり機内ガスの圧力より2ba
r程度高く設定され、シールガス62と同一又は略同一
に設定されている。また、パージガス93の性状は、前
記したシールガス62の選定基準と同一の基準で選定さ
れ、この例では、シールガス62と同一性状の窒素ガス
を使用している。
【0021】異物排出機構10は、図1及び図2に示す
如く、シールケース2に設けられた異物回収路101及
び圧力保持路102と、シールケース2外に設置された
密閉状の異物回収タンク103と、異物回収路101と
異物回収タンク103とを連通接続する第1接続管10
4と、圧力保持路102と異物回収タンク103とを連
通接続する第2接続管105と、コンプレッサ106
と、コンプレッサ106の吐出口と異物回収タンク10
3とを連通接続する吐出管107と、異物回収タンク1
03に接続された異物排出管108とを具備する。
【0022】異物回収路101は、図2に示す如く、回
転密封環4の直下位においてパージガス領域Cに開口1
01aされていて、第1接続管104に設けた第1開閉
弁104aを開操作することにより、パージガス領域C
に侵入した異物を異物回収タンク103へと排出させる
ようになっている。なお、シールケース2の本体部21
の内周面に、ラビリンスシール7側から異物回収路10
1の開口部101aへと拡径する(本体部21の内周面
における下部側部分については開口部101aへと下り
傾斜することになる)テーパ面21aを形成して、パー
ジガス領域Cに侵入した異物の異物回収路101への排
出が円滑に行なわれるように工夫してある。圧力保持路
102は、図2に示す如く、シールケース2に設けられ
て、パージガス領域Cに開放されている。異物回収タン
ク103は、第2接続管105に設けた第2開閉弁10
5aを開操作することにより、圧力保持路102及び第
2接続管105を介してパージガス領域Cに連通され、
パージガス領域Cと同圧に保持されるようになってい
る。また、異物回収タンク103には、吐出管107に
設けた第3開閉弁107aを開操作すると共にコンプレ
ッサ106を作動させることにより、所定圧の加圧空気
が供給されるようになっている。また、異物回収路10
1及び第1接続管104から異物回収タンク103に回
収された異物は、異物排出管108に設けた第4開閉弁
108aを開操作することにより、異物排出管108か
ら適宜の異物処理部(図示せず)に排出されるようにな
っている。
【0023】以上のように構成された非接触形メカニカ
ルシールにあっては、密封端面31,41の外径側領域
であるパージガス領域Cがラビリンスシール7により機
内領域Aと区画されており、且つパージガス領域Cには
機内領域Aより高圧のパージガス93が充満されている
ことから、機内ガスのパージガス領域Cへの侵入が可及
的に阻止されることになる。
【0024】また、機内ガスはラビリンスシール7の蛇
行状通路73を通過する間において環状板72…の回転
による遠心力の作用を受け、機内ガスに含まれる異物は
環状溝71…の底部から返戻通路8へと排出され、返戻
通路8から機内領域Aに排出されることになる。すなわ
ち、機内領域Aとパージガス領域Cとの境界部分におい
ては、機内ガスが蛇行状通路73と返戻通路8との間で
循環され、機内ガスに含まれる異物が蛇行状通路73を
通過してパージガス領域Cに侵入することが殆どない。
【0025】さらに、異物がラビリンスシール7を通過
してパージガス領域Cに侵入した場合にも、その異物
は、テーパ面21aによる開口部101aへの流下作用
とも相俟って、異物排出機構10により、異物回収路1
01からパージガス領域C外に速やかに排出され、パー
ジガス領域Cに異物が堆積して当該メカニカルシールの
機能を損なうことがない。しかも、第1〜第4開閉弁1
04a,105a,107a,108aを開閉操作させ
るだけで、当該メカニカルシールの運転を停止すること
なく大量の異物処理を行なうことができる。
【0026】すなわち、当該メカニカルシールの運転時
においては、第1及び第2開閉弁104a,105aを
開放すると共に第3及び第4開閉弁107a,108a
を閉塞して、異物回収タンク103をパージガス領域C
と同圧に保持しておく。この状態において、パージガス
領域Cに異物が侵入すると、当該異物は異物回収路10
1及び第1接続管104から異物回収タンク103に回
収される。このとき、パージガス領域Cと異物回収タン
ク103とが同圧であるから、異物の異物回収タンク1
03への排出が速やかに行なわれ、異物がパージガス領
域Cに堆積して密封環3,4によるシール機能に悪影響
を及ぼすようなことがない。そして、異物回収タンク1
03に所定量の異物が回収されると、第1及び第2開閉
弁104a,105aを閉じた上、第3及び第4開閉弁
107a,108aを開くと共にコンプレッサ106を
作動させ、異物回収タンク103内の異物を異物排出管
108から排出させる。このとき、第1及び第2開閉弁
104a,105aを閉じることにより、パージガス領
域Cの圧力は低下せず、パージガス領域Cないし機内領
域Aの圧力は変動しないから、異物回収タンク103か
らの異物排出を当該メカニカルシールの運転を停止する
ことなく行なうことができる。而して、異物回収タンク
103内の異物が排出されると、第4開閉弁108aを
閉じた上、コンプレッサ106からの加圧空気供給によ
り異物回収タンク103の圧力がパージガス領域Cと同
圧若しくは略同圧となった時点で、第3開閉弁107a
を閉じると共にコンプレッサ106を停止する。しかる
後、第1及び第2開閉弁104a,105aを開いて、
異物回収タンク103をパージガス領域Cに連通させ、
異物回収タンク103からの異物排出を行なう前の状態
に復帰させる。このような操作を繰り返すことにより、
パージガス領域Cへの異物侵入が大量である場合にも、
パージガス領域Cからの異物排出を当該メカニカルシー
ルの運転を継続した状態で良好に行なうことができる。
【0027】これらのことから、機内ガスに含まれる異
物の密封端面31,41間への侵入が極めて効果的に防
止され、冒頭で述べた如き問題を生じることなく、長期
に亘って良好なシール機能が発揮,維持される。
【0028】なお、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範
囲において、適宜に改良,変更することができる。例え
ば、返戻通路8の設置数,形状等は、ラビリンスシール
7による機能を損なわないことを条件として、任意であ
る。特に、回転軸12の下方に配して設けられる返戻通
路8にあっては、図5に示す如く、当該通路8内におけ
る異物の機内領域A方向への移動(流下)を促進させる
べく、当該通路8の下面を開口部(機内領域Aへの開口
部)に向かって下り傾斜するような形状としておくこと
ができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明によれば、機内ガスに含まれる異物の密封端面間への
侵入を可及的に阻止することができ、長期に亘って良好
なシール機能を発揮,維持しうる非接触形メカニカルシ
ール(静圧形のガスシール)を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非接触形メカニカルシールの一例
を示す上半部分の縦断側面図である。
【図2】同非接触形メカニカルシールの下半部分を示す
縦断側面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う要部の縦断正面図であ
る。
【図4】同非接触形メカニカルシールにおける静止密封
端面を示す正面図である。
【図5】同非接触形メカニカルシールの変形例を示す図
2相当の縦断側面図である。
【符号の説明】
1…回転機器、2…シールケース、3…静止密封環、4
…回転密封環、5…スプリング(附勢部材)、6…静圧
発生機構、7…ラビリンスシール、8…返戻通路、9…
パージガス供給機構、10…異物回収機構、11…軸封
部、12…回転軸、12a…スリーブ(回転軸の外周
部)、21…本体部、22…取付部(シールケースの一
端部)、22a…取付部の内周部、23,24,25…
保持部(シールケースの他端部)、27…第一Oリン
グ、28…第二Oリング、29…回り止めピン、31…
静止密封端面(静止密封環の密封端面)、32…係合凹
部、41…回転密封環の密封端面、61…静圧発生溝、
62…シールガス、63,64,65…シールガス供給
路、66…絞り器、71…環状溝、72…環状板、73
…蛇行状通路、91…パージガス供給路、92…オリフ
ィス、93…パージガス、101…異物回収路、102
…圧力保持路、103…異物回収タンク、104a,1
05a,107a,108a…開閉弁、106…コンプ
レッサ、A…機内領域、B…機外領域、C…パージガス
領域(シールケース内における密封端面の外径側領
域)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月18日(2000.2.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転機器に、
その機内領域に一端部を開口させた水平状態で取着され
た筒状のシールケースと、シールケースの他端部に相対
回転不能に且つ軸線方向に移動自在に保持された静止密
封環と、静止密封環より機内領域側に配して、シールケ
ース及び静止密封環を洞貫する回転軸に固定された回転
密封環と、静止密封環を回転密封環へと押圧附勢する附
勢部材と、両密封環の対向端面たる密封端面間に、これ
を非接触状態に保持すべく静圧を発生させる静圧発生機
構とを具備する非接触形メカニカルシールにおいて、上
記の目的を達成すべく、特に、シールケースと回転軸と
の間に、シールケースの一端部の内周部に軸線方向に並
列状に設けた複数の環状溝と回転軸の外周部に軸線方向
に並列し且つ各環状溝に突入する状態で設けた複数の環
状板とで構成されるラビリンスシールを設けて、このラ
ビリンスシールによりシールケース内における密封端面
の外径側領域を機内領域と区画するように構成し、且つ
シールケースに、前記外径側領域に機内領域より高圧の
パージガスを供給するパージガス供給路を設けると共に
前記外径側領域に開口する異物回収路を設けておくこと
を提案する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】かかる非接触形メカニカルシールにあって
は、シールケースに、前記環状溝の底部に連通し且つ機
内領域に開口する返戻通路を設けると共に、返戻通路の
下面を、その機内領域への開口部に向かって下り傾斜す
るテーパ面に構成しておくことが好ましい。また、異物
回収路には当該外径側領域と同圧に保持された異物回収
タンクを接続しておくことが好ましい。また、回転軸が
水平である場合においては、前記返戻通路を当該回転軸
の下方に配置すると共に、前記異物回収路を当該回転軸
の直下位置において前記外径側領域に開口させておくこ
とが好ましい。本発明の非接触形メカニカルシールは、
特に、液状又は固体状の異物(油分,水分,スラッジ
等)を含有するガスを扱う湿式コンプレッサ,ミキサ,
ポンプ等の回転機器に軸封装置として好適するものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 康孝 大阪府大阪市淀川区野中南2丁目11番48号 日本ピラー工業株式会社内 (72)発明者 古谷 勝昭 東京都千代田区大手町2丁目6番1号 信 越化学工業株式会社内 (72)発明者 池原 正親 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会 社前川製作所内 Fターム(参考) 3J041 AA02 AA06 BC03 DA05 DA11 3J042 AA03 AA13 BA01 CA10 DA09 DA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転機器に、その機内領域に一端部を開
    口させた水平状態で取着された筒状のシールケースと、
    シールケースの他端部に相対回転不能に且つ軸線方向に
    移動自在に保持された静止密封環と、静止密封環より機
    内領域側に配して、シールケース及び静止密封環を洞貫
    する回転軸に固定された回転密封環と、静止密封環を回
    転密封環へと押圧附勢する附勢部材と、両密封環の対向
    端面たる密封端面間に、これを非接触状態に保持すべく
    静圧を発生させる静圧発生機構とを具備する非接触形メ
    カニカルシールにおいて、 シールケースと回転軸との間に、シールケースの一端部
    の内周部に軸線方向に並列状に設けた複数の環状溝と回
    転軸の外周部に軸線方向に並列し且つ各環状溝に突入す
    る状態で設けた複数の環状板とで構成されるラビリンス
    シールを設けて、このラビリンスシールによりシールケ
    ース内における密封端面の外径側領域を機内領域と区画
    するように構成したことを特徴とする非接触形メカニカ
    ルシール。
  2. 【請求項2】 シールケースに、前記環状溝の底部に連
    通し且つ機内領域に開口する返戻通路を設けると共に、
    返戻通路の下面が、その機内領域への開口部に向かって
    下り傾斜するテーパ面に構成されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載する非接触形メカニカルシール。
  3. 【請求項3】 シールケースに、前記外径側領域に機内
    領域より高圧のパージガスを供給するパージガス供給路
    を設けたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記
    載する非接触形メカニカルシール。
  4. 【請求項4】 シールケースに前記外径側領域に開口す
    る異物回収路を設けると共に、この異物回収路に当該外
    径側領域と同圧に保持された異物回収タンクを接続した
    ことを特徴とする、請求項3に記載する非接触形メカニ
    カルシール。
  5. 【請求項5】 回転軸が水平である場合において、前記
    返戻通路が当該回転軸の下方に配置されていると共に、
    前記異物回収路が当該回転軸の直下位置において前記外
    径側領域に開口していることを特徴とする、請求項4に
    記載する非接触形メカニカルシール。
  6. 【請求項6】 液状又は固体状の異物を含有するガスを
    扱う回転機器に装備されるものであることを特徴とす
    る、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求
    項5に記載する非接触形メカニカルシール。
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