JPH05106746A - 回転軸のシール装置 - Google Patents

回転軸のシール装置

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JPH05106746A
JPH05106746A JP3296631A JP29663191A JPH05106746A JP H05106746 A JPH05106746 A JP H05106746A JP 3296631 A JP3296631 A JP 3296631A JP 29663191 A JP29663191 A JP 29663191A JP H05106746 A JPH05106746 A JP H05106746A
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seal
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sealing
rotary shaft
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Tsunemi Hayashi
恒美 林
Takeshi Kono
斌 河野
Yu Akimoto
祐 秋元
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 この発明の目的は、運転中におけるV型モー
ルドパッキンのリップの磨耗あるいは高圧側の圧力の減
少にもかかわらず、所定のシール機能を保持することが
できる、回転軸のシール装置を提供することである。 【構成】 この発明による回転軸のシール装置2は、内
部の圧力がP1である圧力容器の壁を貫通した回転軸8
の周囲に設けられた、第1のシール手段10と第2のシ
ール手段12とを含む。第1のシール手段と第2のシー
ル手段とは軸方向に間隔をおいて配置され、第1のシー
ル手段のV型モールドパッキン16と第2のシール手段
のV型モールドパッキン18とは、V型開放側が軸方向
に向き合って配置されている。第1のシール手段と第2
のシール手段との間隔内には、圧力P2を有する流体が
供給される。圧力P1とP2とは、P1≦P2の関係を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内外で圧力差を有す
る圧力容器の壁を貫通して設けられた回転軸のシール装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3により、従来の回転軸のシール装置
の一例を説明する。符号100は、全体を図示しない圧
力容器の底壁の一部を示す。底壁100の上部は圧力容
器の内部であり、下部は大気側である。圧力容器内には
所定の圧力をもって流体が供給されている。この流体
は、例えば空気、ガス等の気体、水、油等の液体、ある
いはガスにより所定の圧力をかけられた粉体等を含んで
いる。底壁100には貫通孔が形成され、この貫通孔を
介してシールケース102が挿入固定されている。シー
ルケース102は、円筒部と取付けフランジ部とを有し
ており、その中央部には支持孔が形成されている。回転
軸104が、シールケース102の支持孔を介して、底
壁100の内外にわたって延びるよう配置されている。
シールケース102の支持孔内には、第1のシール手段
106が保持されている。第1のシール手段106は回
転軸104の周囲を覆うよう配置されている。
【0003】シールケース102には、また、第1のシ
ール押さえ108が、その軸方向位置調整自在に取付ら
れている。第1のシール押さえ108は、円筒部と取付
けフランジ部とを有しており、その中央部には貫通孔が
形成されている。第1のシール押さえ108の円筒部
は、シールケース102の支持孔と回転軸104との間
の環状隙間に位置付けられ、その上端部は、第1のシー
ル手段106の下端位置を規定している。なお第1のシ
ール手段106の上端位置は、シールケース102の支
持孔上端部に形成された位置決めフランジにより規定さ
れている。第1のシール押さえ108の貫通孔の下端部
側に位置する支持孔内には、第2のシール手段110が
保持されている。第2のシール手段110は、回転軸1
04の周囲を覆うよう配置されている。
【0004】第1のシール押さえ108には、第2のシ
ール押さえ112が、軸方向位置調整自在に取付られて
いる。第2のシール押さえ112は、円筒部と取付けフ
ランジ部とを有しており、その中央部には貫通孔が形成
されている。第2のシール押さえ112の円筒部の上端
部は、第1のシール押さえ108の支持孔と回転軸10
4との間の環状隙間に位置付けられ、その上端部は、第
2のシール手段110の下端位置を規定している。なお
第2のシール手段110の上端位置は、第1のシール押
さえ108の支持孔の上端位置に形成された位置決めフ
ランジにより規定されている。
【0005】第1のシール押さえ108の貫通孔の中央
部と回転軸104との間の環状隙間114には、潤滑用
のグリースが供給されている。このグリースは、シール
ケース102に形成されたグリース供給通路116を介
して、図示しないグリース供給源から供給される。
【0006】第1のシール手段106は、3個の同形の
V型モールドパッキン116を含んでいる。各V型モー
ルドパッキン116は、それらのV型開放側が、いずれ
も圧力容器方向に向くよう配列されている。第1のシー
ル手段106の上端位置には、端部リング118が配置
され、その下端部の一部は、最上部に位置するV型モー
ルドパッキン116のV型開放側に接触し、上端部がシ
ールケース102の前記位置決めフランジに接触するよ
う構成されている。一方、第2のシール手段110は、
4個の同形のV型モールドパッキン120を含んでい
る。各V型モールドパッキン120は、それらのV型開
放側が、いずれも圧力容器方向に向くよう配列されてい
る。第2のシール手段110の上端位置には、端部リン
グ122が配置され、その下端部の一部は、最上部に位
置するV型モールドパッキン120のV型開放側に接触
し、上端部が第1のシール押さえ108の位置決めフラ
ンジに接触するよう構成されている。各V型モールドパ
ッキン116及び120、各端部リング118及び12
2は、いずれもこの例では、グラスファイバ混入のテフ
ロン(商品名)から構成されている。
【0007】概略以上のように構成された従来のシール
装置のシール作用を、第1のシール手段106を例に説
明する。図3及び図4を参照して、第1のシール手段1
06は、第1のシール押さえ108により軸方向の力が
付与される。これにより各V型モールドパッキン116
のリップは、半径方向の内外方向に押し広げられ、その
内径側のリップは、回転軸104の外周面に押し付けら
れてシールする。一方、圧力容器側からの流体の圧力に
より、V型モールドパッキン116のリップは、半径方
向の内外方向に押し広げられ、その内径側のリップは、
回転軸104の外周面に押し付けられてシールする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の回転軸のシ
ール装置は、以上のような構成及び作用を有するので、
次のような解決すべき課題を有している。 (1)運転中に、V型モールドパッキン116あるいは
120のリップが磨耗すると、パッキンの厚さ(半径方
向の厚さ)が薄くなるので、第1のシール押さえ108
あるいは第2のシール押さえ112で増し締めを行わな
ければならない。しかしながら、増し締めを行うための
力を適正に設定することはきわめて難しい。また、増し
締めを必要とする状態になってから、増し締め作業を行
うまでの間は、シール性能が低下した状態にあるため、
高圧側(圧力容器側)にある気体、液体あるいは粉体等
がシール部に侵入するため、回転軸104やシール(各
V型モールドパッキン)を損傷することがある。特に、
粉体が混入した場合には、それらを短時間で磨耗させる
ことになる。 (2)圧力容器側の流体の圧力によりV型モールドパッ
キン116あるいは120のリップが押し広げられて、
回転軸104に押し付けられてシールを行う。しかしな
がら、圧力容器側の圧力が減少して、底壁100の上下
(圧力容器の内外)で圧力差がなくなると、前記流体の
圧力によりV型モールドパッキン116あるいは120
のリップを押し広げる力がなくなる(図5参照)。した
がって、前記(1)に記載したと同様に、高圧側(圧力
容器側)にある気体、液体あるいは粉体等がシール部に
侵入するため、回転軸104やシール(各V型モールド
パッキン)を損傷することがある。特に、粉体が混入し
た場合には、それらを短時間で磨耗させることになる。
【0009】したがってこの発明の主な目的は、運転中
におけるV型モールドパッキンのリップの磨耗あるいは
高圧側の圧力の減少にもかかわらず、所定のシール機能
を保持することができる、改良された回転軸のシール装
置を提供することである。
【0010】この発明のその他の目的は、この発明に従
って構成された回転軸のシール装置の実施例について、
添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から明らか
になるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明によれば、内部圧力がP1である圧力容器
の壁に固定されたシールケースと、該シールケースを介
して該壁を貫通するよう設けられた回転軸と、該回転軸
の周囲を覆うよう該シールケース内の所定位置に保持さ
れたシール手段とを備え、該シール手段は、少なくとも
1個のV型モールドパッキンを含む第1のシール手段
と、少なくとも1個のV型モールドパッキンを含む第2
のシール手段とを含み、該第1のシール手段と該第2の
シール手段とは、軸方向に所定の間隔を置いて配置さ
れ、該第1のシール手段のV型モールドパッキンと該第
2のシール手段のV型モールドパッキンとは、V型開放
側が軸方向に向き合って配置され、該第1のシール手段
と該第2のシール手段との間に設けられた該間隔内に
は、圧力P2を有する流体が供給され、該圧力P1とP
2とは、P1≦P2の関係を有するよう設定されたこと
を特徴とする回転軸のシール装置、が提供される。
【0012】
【実施例】以下、この発明に従って構成された回転軸の
シール装置の実施例を、添付図面により詳細に説明す
る。図1を参照して、全体を番号2で示す回転軸のシー
ル装置は、内部圧力がP1である、全体を図示しない圧
力容器の壁4に固定されたシールケース6と、シールケ
ース6を介して壁4を貫通するよう設けられた回転軸8
と、回転軸8の周囲を覆うようシールケース6内に保持
された第1のシール手段10及び第2のシール手段12
からなるシール手段と、シールケース6に取り付けられ
かつシール手段の軸方向の一端位置を規定するシール押
さえ14とを備えている。
【0013】壁4は、圧力容器の底壁の一部である。壁
4の上部は、圧力容器の内部であり、下部は、大気側で
ある。圧力容器内には所定の圧力P1をもって流体が供
給されている。この流体は、先の従来例の説明において
述べた通りである。なお、この例では、壁4の下部は大
気側であるが、壁4が圧力容器内を仕切る仕切り壁であ
る場合もある。その場合、仕切り壁の上部の室の圧力
は、下部の室の圧力より高く設定される。壁4には貫通
孔が形成され、この貫通孔を介してシールケース6が挿
入固定されている。シールケース6は、円筒部と取付け
フランジ部とを有しており、その中央部には支持孔が形
成されている。回転軸8が、シールケース6の支持孔を
介して、壁4の内外にわたって延びるよう配置されてい
る。なお回転軸8は、シールケース6の下方に位置する
図示しない支持手段により回転自在に支持されるととも
に、図示しない駆動源に連結されている。シールケース
6の支持孔内には、第1のシール手段10及び第2のシ
ール手段12が、軸方向に所定の間隔を置いて保持され
ている。これらのシール手段は回転軸8の周囲を覆うよ
う配置されている。
【0014】第1のシール手段10は、少なくとも1
個、この例では3個のV型モールドパッキン16を含
み、第2のシール手段12は、少なくとも1個、この例
では3個のV型モールドパッキン18を含んでいる。各
V型モールドパッキン16及び18は、実質的に同形で
ある。第1のシール手段10のV型モールドパッキン1
6と第2のシール手段12のV型モールドパッキン18
とは、V型開放側が軸方向に向き合って配置されてい
る。シールケース6の上端部には、位置決めフランジ2
0が半径方向内側に延びるよう形成されている。シール
手段の一端位置すなわち第1のシール手段10の上端位
置は、このフランジ20により規定され、シール手段の
下端位置すなわち第2のシール手段12の下端位置は、
前記シール押さえ14の端部により規定される。すなわ
ちシール押さえ14は、円筒部と取付けフランジ部とを
有しており、円筒部が、シールケース6の貫通孔と回転
軸8との間の環状隙間に挿入されている。この円筒部の
端部が、第2のシール手段12の下端位置を規定してい
る。シール押さえ14は、シールケース6に対し、その
軸方向位置が調整自在に取付けられている。
【0015】第1のシール手段10の上端には、端部リ
ング22が配置されている。端部リング22はテフロン
(商品名)により形成され、軸方向の両端部は軸線に直
交する平坦面をなしている。第1のシール手段10及び
第2のシール手段12における、軸方向に互いに向き合
った端部には、それぞれ、端部リング22及び24が配
置されている。端部リング22の軸方向の一端側(上端
側)の一部がV型モールドパッキン16のV型開放側に
接触するよう構成されかつ他端側(下端側)が軸方向に
直交する平坦面により構成されている。端部リング24
の軸方向の一端側(下端側)の一部がV型モールドパッ
キン18のV型開放側に接触するよう構成されかつ他端
側(上端側)が軸方向に直交する平坦面により構成され
ている。前記V型モールドパッキン16及び18と、端
部リング22及び24とは、グラスファイバ混入のテフ
ロン(商品名)から構成されている。
【0016】図1とともに図2を参照して、端部リング
22と24との間には、ランタンリング26が配置され
ている。第1のシール手段10と第2のシール手段12
との間の前記間隔は、ランタンリング26により規定さ
れる。ランタンリング26は、例えば砲金、ステンレス
等により形成されている。ランタンリング26の内径と
回転軸8の外径との間及びランタンリング26の外径と
シールケース6の支持孔の内径との間には、それぞれ隙
間が形成されている。ランタンリング26により形成さ
れる前記間隔には、圧力P2を有する流体が供給され
る。ランタンリング26部に供給された流体の圧力は、
前記隙間の各々を介して第1のシール手段10と第2の
シール手段12とに作用するよう構成されている。具体
的に説明すると、ランタンリング26は、円筒部28
と、円筒部28の両端に直交して設けられたリングプレ
ート部30及び32とから構成されている。円筒部28
にはその周方向に複数個の貫通孔34が形成されてい
る。リングプレート部30及び32の各々の内径と回転
軸8の外径との間及びリングプレート部30及び32の
各々の外径とシールケース6の支持孔の内径との間に、
それぞれ前記隙間が形成される。
【0017】シールケース6には、流体供給通路36と
流体排出通路38が形成されている。流体供給通路36
の一端は、シールケース6の支持孔内の、ランタンリン
グ26が位置する前記間隔部に開口し、他端は取付けフ
ランジ部から通路40を介して圧力流体収納容器42に
連結されている。圧力流体収納容器42内には、グリー
スが収納されている。圧力流体収納容器42はまた、図
示しない圧力源に通路44を介して連結され、高圧ガス
が圧力P2をもって供給されるよう構成されている。圧
力P1とP2とは、P1≦P2の関係を有するよう設定
されている。なお圧力P1は、圧力容器内の最高圧力で
ある。流体排出通路38の一端は、シールケース6の支
持孔内の、ランタンリング26が位置する前記間隔部に
開口し、他端は取付けフランジ部から通路46を介して
開閉弁48に連結されている。開閉弁48は通常閉じら
れている。
【0018】したがって、運転中、圧力流体収納容器4
2内のグリースは、圧力P2をもった高圧ガスにより加
圧されて、ランタンリング26の部分に供給される。ラ
ンタンリング26部に供給された加圧グリースは、前記
隙間の各々を介して端部リング22及び24の各々の平
坦面に作用する。V型モールドパッキン16及び18の
各々のリップは、半径方向の内外方向に押し広げられ、
その内径側のリップは、回転軸8の外周面に押し付けら
れてシールする。圧力容器内の圧力P1が減少しても、
V型モールドパッキン16及び18の各々のリップは、
一定の圧力P2で押されている。また運転中にV型モー
ルドパッキン16及び18の各々のリップが磨耗してそ
の厚さが薄くなっても、磨耗に応じてリップは押し広げ
られる。加圧グリースはまた、回転軸8の周囲に拡散し
てこれを潤滑する。
【0019】以上、この発明を、実施例に基づいて詳細
に説明したが、この発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内において、さまざまな変形
あるいは修正ができるものである。例えば、ランタンリ
ング26の部分に供給される流体は、この例では加圧さ
れたグリースであるが、単なる高圧流体、例えば高圧ガ
スのみであってもよい。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、次のような効果が達
成される。 (1)この発明においては、第1のシール手段と第2の
シール手段とが、軸方向に所定の間隔を置いて配置さ
れ、第1のシール手段のV型モールドパッキンと第2の
シール手段のV型モールドパッキンとが、V型開放側が
軸方向に向き合って配置され、第1のシール手段と第2
のシール手段との間に設けられた間隔内には、圧力P2
を有する流体が供給され、圧力P1とP2とは、P1≦
P2の関係を有するよう構成されている。したがって、
運転中に、V型モールドパッキンのリップが磨耗してそ
の厚さが薄くなっても、圧力P2の作用により、磨耗の
程度に応じて自動的にV型モールドパッキンのリップが
押し広げられ、所定のシール機能を確実に保持すること
ができる。 (2)また、前記したこの発明の構成により、運転中
に、高圧側の圧力が減少しても、それに関係なく、圧力
P2の作用によりV型モールドパッキンのリップが押し
広げられているので、所定のシール機能を確実に保持す
ることができる。 (3)前記(1)及び(2)の結果、高圧側にある気
体、液体あるいは粉体等のシール部への侵入を確実に防
止することができ、V型モールドパッキン等のシールの
寿命を飛躍的に長くできる。 (4)第1のシール手段と該第2のシール手段との間に
設けられた間隔内に供給する流体が、圧力P2で加圧さ
れたグリースである場合には、グリースが潤滑機能をも
有するので、低コストで高い機能が得られ、その実用的
価値は著しく向上する。 (5)第1のシール手段と該第2のシール手段との間に
設けられた間隔を、ランタンリングにより規定するよう
構成された場合には、きわめて簡単な構成により、低コ
ストで、前記間隔を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従って構成された回転軸のシール装
置の一実施例を示す断面図。
【図2】図1に示す回転軸のシール装置に含まれるラン
タンリングと端部リングの一部を破断して示す斜視図。
【図3】従来の回転軸のシール装置の一実施例を示す断
面図。
【図4】図3に示す回転軸のシール装置のシール作動を
説明するためのモデル図。
【図5】図4の他の作動態様を示すモデル図。
【符号の説明】
2 回転軸のシール装置 4 壁 6 シールケース 8 回転軸 10 第1のシール手段 12 第2のシール手段 14 シール押さえ 16 V型モールドパッキン 18 V型モールドパッキン 22 端部リング 24 端部リング 26 ランタンリング 42 圧力流体収納容器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部圧力がP1である圧力容器の壁に固
    定されたシールケースと、該シールケースを介して該壁
    を貫通するよう設けられた回転軸と、該回転軸の周囲を
    覆うよう該シールケース内の所定位置に保持されたシー
    ル手段とを備え、 該シール手段は、少なくとも1個のV型モールドパッキ
    ンを含む第1のシール手段と、少なくとも1個のV型モ
    ールドパッキンを含む第2のシール手段とを含み、 該第1のシール手段と該第2のシール手段とは、軸方向
    に所定の間隔を置いて配置され、 該第1のシール手段のV型モールドパッキンと該第2の
    シール手段のV型モールドパッキンとは、V型開放側が
    軸方向に向き合って配置され、 該第1のシール手段と該第2のシール手段との間に設け
    られた該間隔内には、圧力P2を有する流体が供給さ
    れ、 該圧力P1とP2とは、P1≦P2の関係を有するよう
    設定されたことを特徴とする回転軸のシール装置。
  2. 【請求項2】 該流体は、該圧力P2をもって加圧され
    たグリースであることを特徴とする請求項1記載の回転
    軸のシール装置。
  3. 【請求項3】 該第1のシール手段及び該第2のシール
    手段は、該シールケースに設けられた支持孔内に保持さ
    れ、 該第1のシール手段と該第2のシール手段との間の該間
    隔は、該第1のシール手段と該第2のシール手段との間
    に配置されたランタンリングにより規定され、 該ランタンリングの内径と該回転軸の外径との間及び該
    ランタンリングの外径と該シールケースの該支持孔の内
    径との間には、それぞれ隙間が形成され、 該ランタンリング部に供給された該流体の圧力は、該隙
    間の各々を介して該第1のシール手段と該第2のシール
    手段とに作用するよう構成されたことを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の回転軸のシール装置。
  4. 【請求項4】 該第1のシール手段及び該第2のシール
    手段における、軸方向に互いに向き合った端部には、そ
    れぞれ、軸方向の一端側の一部がV型モールドパッキン
    のV型開放側に接触するよう構成されかつ他端側が軸方
    向に直交する平坦面により構成された端部リングが配置
    され、 該端部リングの各々における該平坦面間には、該ランタ
    ンリングが配置されて該間隔を規定し、 該ランタンリングは、円筒部と、該円筒部の両端に直交
    して設けられたリングプレート部とから構成され、該円
    筒部にはその周方向に複数個の貫通孔が形成され、 該リングプレート部の各々の内径と該回転軸の外径との
    間及び該リングプレート部の各々の外径と該シールケー
    スの該支持孔の内径との間に、それぞれ該隙間が形成さ
    れ、 該ランタンリング部に供給された該流体の圧力は、該隙
    間の各々を介して該端部リングの各々の該平坦面に作用
    するよう構成されたことを特徴とする請求項3記載の回
    転軸のシール装置。
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