JP2000329148A - 球面滑り軸受の密封装置 - Google Patents

球面滑り軸受の密封装置

Info

Publication number
JP2000329148A
JP2000329148A JP11138815A JP13881599A JP2000329148A JP 2000329148 A JP2000329148 A JP 2000329148A JP 11138815 A JP11138815 A JP 11138815A JP 13881599 A JP13881599 A JP 13881599A JP 2000329148 A JP2000329148 A JP 2000329148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
bearing
ring
inner ring
elastic member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11138815A
Other languages
English (en)
Inventor
Cho Maruyama
兆 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP11138815A priority Critical patent/JP2000329148A/ja
Publication of JP2000329148A publication Critical patent/JP2000329148A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール性の向上を図って長寿命化を実現し得
る球面滑り軸受を提供することにある。 【解決手段】 球面滑り軸受を構成する内輪1及び外輪
2の両端面に環状の端面部材5,6をそれぞれ装着し、
半径方向に対向する両端面部材5,6間に、軸受の調心
運動及び軸心周りの揺動運動に追従して弾性変形可能な
弾性部材7を固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は球面滑り軸受の密封
装置に関し、詳しくは、建設機械や一般産業機械などに
組み込まれる球面滑り軸受において、外部からの水分な
どの侵入を防止するシール機能を有する密封装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、建設機械や一般産業機械に組み
込まれる軸受の一種に球面滑り軸受がある。この球面滑
り軸受は、図2に示すように凹球状の滑り面2aを有す
る外輪2と、その外輪2の滑り面2aに組み込まれた凸
球状の滑り面1aを有する内輪1とを主体とし、外輪2
の滑り面2aと内輪1の滑り面1aとの滑り接触によっ
て、両方向のスラスト荷重、又はラジアル荷重及び両方
向のスラスト荷重を支持すると共に、軸心のずれを吸収
(調心)する機能を有する。
【0003】前述した外輪2は図示していないハウジン
グ等に位置決め固定され、内輪1は図示していない軸に
外嵌固定されている。外輪2の滑り面2aと内輪1の滑
り面1aとの間には所定の軸受内部すきまが設けられて
いる。
【0004】前述した球面滑り軸受では、外部からのダ
スト、泥水などの異物が軸受内部に侵入するのを防止す
る目的から、シール構造を設けている。従来のシール構
造は、図2に示すように外輪2の両軸端面2bの内周側
縁部に環状の凹陥溝3を形成し、その凹陥溝3にリング
状のゴム製シール部材4を嵌入させ、その内周縁に形成
されたリップ部4aを内輪1の滑り面1aに弾性的に当
接させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した球
面滑り軸受のシール構造では、内輪1が軸受の調心運動
(図2のA矢印参照)及び軸心周りの揺動運動(図2の
B矢印参照)を行った際、シール部材4のリップ部4a
より、微細なダストや泥水が侵入する場合があった。こ
のような微細なダストや泥水が浸入すると、内外輪1,
2の滑り面1a,2aを損傷させ、軸受寿命を低下させ
るという問題があった。
【0006】そこで、本発明は前述した問題点に鑑みて
提案されたもので、その目的とするところは、シール性
の向上を図って長寿命化を実現し得る球面滑り軸受の密
封装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めの技術的手段として、本発明は、球面滑り軸受の内輪
の少なくとも一方の端面側、及び外輪の少なくとも一方
の端面側に環状の端面部材をそれぞれ装着し、半径方向
に対向する両端面部材間に、軸受の調心運動及び軸心周
りの揺動運動に追従して弾性変形可能な弾性部材を固着
したことを特徴とする。
【0008】本発明に係る球面滑り軸受の密封装置で
は、両端面部材間に固着された弾性部材により、外部か
ら微細なダストや泥水などが侵入することを未然に防止
する。なお、前述した弾性部材には、軸受の調心運動及
び軸心周りの揺動運動に追従して弾性変形可能なゴム等
の樹脂材料などの材質を選定すればよい。
【0009】また、前述した両端面部材の嵌め合い面に
Oリングを配設すれば、軸受の嵌め合い面から、端面部
材と内外輪との合わせ面に沿って侵入してくる微細なダ
ストや泥水などを未然に防止する。さらに、球面滑り軸
受の内輪及び外輪と、前述の端面部材及び弾性部材とで
囲まれた空間に潤滑剤を充填すれば、軸受のシール性が
より一層向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る球面滑り軸受の密封
装置の実施形態を以下に詳述する。なお、図2と同一又
は相当部分には同一参照符号を付す。
【0011】図1に示す実施形態の球面滑り軸受は、凹
球状の滑り面2aを有する外輪2と、その外輪2の滑り
面2aに組み込まれた凸球状の滑り面1aを有する内輪
1とを主体とし、外輪2の滑り面2aと内輪1の滑り面
1aとの滑り接触によって、両方向のスラスト荷重、又
はラジアル荷重及び両方向のスラスト荷重を支持すると
共に、軸心のずれを吸収(調心)する機能を有する。
【0012】前述した外輪2は図示していないハウジン
グ等に位置決め固定され、内輪1は図示していない軸に
外嵌固定されている。外輪2の滑り面2aと内輪1の滑
り面1aとの間には所定の軸受内部すきまが設けられて
いる。
【0013】この実施形態の球面滑り軸受の密封装置は
以下のシール構造を有する。球面滑り軸受を構成する内
輪1及び外輪2の両端面1b,2bに環状の端面部材
5,6(以下、内外輪カラーと称す)をそれぞれ装着す
る。そして、内輪カラー5と外輪カラー6間に、軸受の
調心運動(図1のA矢印参照)及び軸心周りの揺動運動
(図1のB矢印参照)に追従して弾性変形可能なゴム等
の樹脂材料からなる弾性部材7を固着する。
【0014】なお、この弾性部材7の断面形状は、図示
では長方形であるが、これ以外にも台形などの任意の断
面形状でも可能である。また、この実施形態では、内輪
1及び外輪2の両端面側に内外輪カラー5,6を配設し
ているが、内輪1及び外輪2の一方の端面側(ダスト
側)のみに内外輪カラー5,6を配設することも可能で
ある。
【0015】また、前述した内外輪カラー5,6の嵌め
合い面5c,6cにOリング8,9を配設するようにし
てもよい。このようにOリング8,9を設けておけば、
軸受の嵌め合い面から、内外輪カラー5,6と内外輪
1,2との合わせ面に沿って侵入してくる微細なダスト
や泥水などを未然に防止する。
【0016】さらに、内輪1及び外輪2と、内外輪カラ
ー5,6及び弾性部材7で囲まれた空間にグリース等の
潤滑剤10を充填すれば、軸受のシール性がより一層向
上する。
【0017】なお、本発明は、両方向のスラスト荷重を
支持する球面滑り軸受、又はラジアル荷重及び両方向の
スラスト荷重を支持する球面滑り軸受のいずれにも適用
可能であるのは勿論である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、球面滑り軸受の内輪の
少なくとも一方の端面側、及び外輪の少なくとも一方の
端面側に環状の端面部材をそれぞれ装着し、半径方向に
対向する両端面部材間に、軸受の調心運動及び軸心周り
の揺動運動に追従して弾性変形可能な弾性部材を固着し
たことにより、外部から微細なダストや泥水などが侵入
することを未然に防止できるのでシール性の向上が図れ
て、軸受内部の滑り面を損傷させることなく、軸受寿命
の向上を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る球面滑り軸受の密封装置の実施形
態を示す断面図
【図2】従来の球面滑り軸受の密封装置を示す断面図
【符号の説明】
1 内輪 2 外輪 5,6 端面部材(内外輪カラー) 5c,6c 嵌め合い面 7 弾性部材 8,9 Oリング 10 潤滑剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球面滑り軸受の内輪の少なくとも一方の
    端面側、及び外輪の少なくとも一方の端面側に環状の端
    面部材をそれぞれ装着し、半径方向に対向する両端面部
    材間に、軸受の調心運動及び軸心周りの揺動運動に追従
    して弾性変形可能な弾性部材を固着したことを特徴とす
    る球面滑り軸受の密封装置。
  2. 【請求項2】 前記両端面部材の嵌め合い面にOリング
    を配設したことを特徴とする請求項1記載の球面滑り軸
    受の密封装置。
  3. 【請求項3】 前記球面滑り軸受の内輪及び外輪と、前
    記端面部材及び弾性部材とで囲まれた空間に潤滑剤を充
    填したことを特徴とする請求項1又は2記載の球面滑り
    軸受の密封装置。
JP11138815A 1999-05-19 1999-05-19 球面滑り軸受の密封装置 Withdrawn JP2000329148A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11138815A JP2000329148A (ja) 1999-05-19 1999-05-19 球面滑り軸受の密封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11138815A JP2000329148A (ja) 1999-05-19 1999-05-19 球面滑り軸受の密封装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000329148A true JP2000329148A (ja) 2000-11-28

Family

ID=15230896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11138815A Withdrawn JP2000329148A (ja) 1999-05-19 1999-05-19 球面滑り軸受の密封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000329148A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105952843A (zh) * 2016-06-27 2016-09-21 株洲时代新材料科技股份有限公司 提高金属橡胶关节减振可靠性的方法及金属橡胶关节组件

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105952843A (zh) * 2016-06-27 2016-09-21 株洲时代新材料科技股份有限公司 提高金属橡胶关节减振可靠性的方法及金属橡胶关节组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5419642A (en) Sealing structure for a bearing
US5730447A (en) Self-aligning magnetic rotary seal
KR101483871B1 (ko) 틸팅 인센서티브 씰 베어링
JPH0222246B2 (ja)
JPH09196083A (ja) カルダン軸に対する自在継手装置
US4460184A (en) Seal assembly comprising two lips, one of which is axial and the other radial, and a labyrinth
JP2557032B2 (ja) シール付き球面ころがり軸受
JP2005076660A (ja) 転がり軸受装置
JP2960040B2 (ja) 密封装置
KR100495018B1 (ko) 유니버설 조인트용 크로스 부재 유닛
JP2000329148A (ja) 球面滑り軸受の密封装置
JP2007113786A (ja) スピンドルシール装置
JP2003097725A (ja) 密封装置
JP4069435B2 (ja) スピンドルシール装置
KR20190117392A (ko) 시일 기구 및 당해 시일 기구를 구비한 장치
JP6866567B2 (ja) 自動調心ころ軸受
JP2008175312A (ja) シール付き転がり軸受
KR102592714B1 (ko) 향상된 씰링 기능을 구비한 차량용 휠베어링
JPH0516410Y2 (ja)
JP2510861Y2 (ja) 自在継手の密封装置
GB2071788A (en) Sealing device for a rolling bearing
EP4224028A1 (en) Sealing device
WO2024009453A1 (ja) 転がり軸受装置
KR102580857B1 (ko) 씰링성이 향상된 구름 베어링
CN115853909A (zh) 盒式密封装置及轴承

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801