JP2000329126A - 機器の部品締結機構 - Google Patents

機器の部品締結機構

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JP2000329126A
JP2000329126A JP11138842A JP13884299A JP2000329126A JP 2000329126 A JP2000329126 A JP 2000329126A JP 11138842 A JP11138842 A JP 11138842A JP 13884299 A JP13884299 A JP 13884299A JP 2000329126 A JP2000329126 A JP 2000329126A
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JP
Japan
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nut member
resin
fastening
metal
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JP11138842A
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English (en)
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Akimasa Nishimura
明政 西村
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低強度母材に高強度部材を埋設し、これを介し
て前記母材に他物を結合するに当たり、使用済み後のリ
サイクルに好適な結合態様を得る。 【構成】母材に埋設する高強度材の外周、母材に直接当
接する面をテーパー状に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】この発明は事務機器、家電製品などの部材
と、被締結部材とを固定するための締結機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】事務機器、家電製品などでは従来から樹
脂製部材が多量に用いられており、このためこの樹脂部
材に他の部材をねじで固定する部分も当然ながら多数発
生している。
【0003】このような場合、通常、樹脂製本体(母
材)側に雌ねじ部を形成し、これに被締結部材をあてが
って両者を雄ねじで固定するが、雄ねじは普通金属で形
成されていて雌ねじを形成している樹脂製本体よりもは
るかに機械的強度が大であるので雄ねじの挿脱によって
急速に摩耗してバカになり、装着不可能となるという問
題があった。
【0004】このような問題に対処すべく、樹脂製本体
側の、雌ねじの周囲部分のみを金属などの強度の大きい
材料で形成したナット部材とし、これを樹脂部材の成型
時に前記ナット部材を一体にモールドしたり、成型後に
これを圧入して一体化し、このナット部材に雄ねじを螺
合させる手段が提案されている。
【0005】「図4」はこのような公知の締結手段の一
例を示す要部の側断面図であって、樹脂などで構成され
ている母材12には、内部に雌ねじ11aを刻設した円
筒状のナツト部材11が適宜の仕方で前記母材に12に
固着してある。
【0006】この母材12に被締結部材13を重畳し
て、両者を雄ねじ14によって固定するものとする。前
記ナット部材11の外周には、母材12と該ナット部材
との結合を確保するためにローレットを刻設するのがよ
い。
【0007】このような構成によって、樹脂などの低強
度の部材に金属製のねじを固定手段として使用する場合
にも、ナット部材の外周が大きい面積にわたって母材と
強固に接触固定されており、雄ねじが母材とは直接接触
しないので、長期にわたって母材と被締結部材との結合
を良好に維持するのに一定の効果が認められる。
【0008】しかしながら、近来、省資源、環境保全な
どの観点から、使用済みの機器も分解、解体して再利用
をはかることが不可欠となってきており、上述のような
構成では、機器としての本来の使用には好適であって
も、使用済となって解体する場合には、別材料である樹
脂製母材と金属製のナット部材との分離が困難であるの
で、樹脂、金属ともに解体時に生ずる無駄が多くなり、
また、解体に多大の手間を必要とするという問題が生じ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのように事
態に対処すべくなされたものであって、樹脂などの低強
度部材に金属などの高強度部材を締結するの当たって、
締結状態を好適に維持するとともに、使用後に分解する
際にも異材料物質を容易に分離できるような締結機構を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決する技術手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、被締結部材を母材に、該母材側に埋設固
定されたナット部材と雄ねじとによって締結するものに
おいて、前記ナット部材の母材に接触する外周面をテー
パー状に形成してなることを特徴とする機器の部品締結
機構(1)、または、上記(1)のものにおいて、ナツ
ト部材のテーパー状外周面が、締め付け時に母材に食い
込む方向に傾斜して形成してあることを特徴とする機器
の部品締結機構である。
【発明の実施の態様】「図1」は本発明の実施態様を示
す要部の側断面図であって、符号2は樹脂などの比較的
低強度の材料からなる母材、符号1は、成型時に一体と
してモールドされたり、母材に圧入されたナット部材、
符号3は母材2に取り付けられる被締結部材、符号4は
前記母材2に前記被締結部材3を取着するねじである。
【0011】図示のように、前記ナット部材1には中心
部に雌ねじ1aが形成してあり、前記母材2に前述のよ
うな適宜の手段で固定されている。
【0012】前記母材2に被締結部材3が載置されたね
じ4によって該部材3が母材2に固定されることにな
る。
【0013】前記ナット部材1は、全体として円錐台状
に形成してあり、組み付けられる被締結部材が存在する
側の母材表面に前記ナツト部材1の小径側端面がくるよ
うに構成する。なお、図示のものでは、ナット部材1の
上下両端部には、圧入代あるいは位置決め用として最小
限の円筒状部1c、1dが形成してある。
【0014】これによって被締結部材3とナット部材1
によって母材2を挟持するような状態となるので安定し
た固定状態が得られる。又、前記ナット部材1の外周面
1bには、「図2」に示すように、母材2との結合を強
固にして空転を阻止するためにローレットを刻設するの
が好適である。
【0015】「図3」はナツト部材の他の構成を示す斜
視図である。このものにおいては、該部材が角錐台(図
示の場合は四角錐台)状に形成されているので、外周に
ローレットを設ける必要はない。
【0016】本発明による締結機構は、以上のような構
成となっているから、母材とナツト部材との結合(とく
にねじの軸線方向)を、前述の公知の手段のようにロー
レット部分の強度のみに依存していないから、雄ねじの
締め過ぎによってナツト部材が母材から抜脱するような
ことがない。
【0017】また、機器の解体にあたって樹脂製母材と
金属製ナツト部材とを分離する際、ナツツト部材の小径
側からこれを叩くことによって簡単かつ確実に樹脂部分
と金属部分とを分離することが出来る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
樹脂のような比較的低強度の部材に他物を、金属製のね
じのような高強度の部材を用いて締結する際、前記低強
度部材のねじ部位に高強度のナット部材を埋設して締結
を行う場合、前記ナット部材にテーパー部を形成したか
ら、該ナット部材を母材部分から容易、完全に取り外す
ことが出来、分離、解体作業の能率を顕著に向上するこ
とが可能となる。
【0019】また、被締結部材をねじ止めする際、ねじ
の締め過ぎなどによるナツト部材の母材からの抜脱とい
う問題を解消して組立性の向上に資するところが大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施態様を示す締結機構の側断面図
【図2】 同上に用いるナツト部材の斜視図
【図3】 ナツト部材の他の構成を示す斜視図
【図4】 公知の締結機構を示す側断面図
【符号の説明】
1 ナット部材 2 母材 3 被締結部材 4 雄ねじ 5 他の構成のナット部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被締結部材を母材に、該母材側に埋設固定
    されたナット部材と雄ねじとによって締結するものにお
    いて、 前記ナット部材の母材に接触する外周面をテーパー状に
    形成してなることを特徴とする機器の部品締結機構。
  2. 【請求項2】ナツト部材のテーパー状外周面が、締め付
    け時に母材に食い込む方向に傾斜して形成してあること
    を特徴とする「請求項1」記載の機器の部品締結機構
JP11138842A 1999-05-19 1999-05-19 機器の部品締結機構 Withdrawn JP2000329126A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011214685A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Nsk Ltd 十字軸式自在継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011214685A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Nsk Ltd 十字軸式自在継手

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