JP2000213518A - ボルトの構造 - Google Patents

ボルトの構造

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JP2000213518A
JP2000213518A JP11017017A JP1701799A JP2000213518A JP 2000213518 A JP2000213518 A JP 2000213518A JP 11017017 A JP11017017 A JP 11017017A JP 1701799 A JP1701799 A JP 1701799A JP 2000213518 A JP2000213518 A JP 2000213518A
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JP
Japan
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head
hole
press
thread part
bolt
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JP11017017A
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English (en)
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Yasushi Kameyama
康司 亀山
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Minebea Co Ltd
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Minebea Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コピー機などの脚部品として使用される
ボルトを、使用後に、合成樹脂の頭部と金属のねじ部の
分解が容易にできるようにする。 【解決手段】 頭部2を合成樹脂で、ねじ部3を金属で
形成したボルト1の構造において、頭部2に孔2a,2
bを設け、ねじ部3に孔2bへの圧入部分を形成し、こ
こにセレーション3cを刻設した。セレーション3cに
より、頭部2へのねじ部3の圧入と取外しが容易にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA機器やコピー
機、電気冷蔵庫などの電気機器の脚部品として使用され
る、ボルトの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばコピー機では、かなり大きな投
影面積を有する本体を、その下面四隅に設けられた4本
の脚部品により、床上に設置する。設置する際には、本
体が傾斜することなく、床上に水平に置かれるように、
アジャスト機能を有する脚部品を使用する。これは、コ
ピー機の下部四隅に脚部品としてのボルトを螺合し、そ
の螺合深さを変えることにより、有効長を変えてコピー
機の水平を保つものである。調整後は、ロックナットで
固定する。
【0003】このように使用されるボルトは、床が傷付
くことのないように、頭部(使用時においては下方に位
置して床に接する)が合成樹脂で製作され、ねじ部は金
属(鉄)で製作されることが多い。その従来における製
作方法は、合成樹脂でボルトの頭部を成形するとき、ね
じ部を一体化する。すなわち、頭部を成形するために高
温で溶融状態の合成樹脂中に鉄の棒にねじを刻設したね
じ部を埋め込み、合成樹脂が冷却することによって固化
するとき、頭部とねじ部が一体化してボルトが形成され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の製作方法によっ
て製作されたボルトも、その機能上においては、なんら
の問題もない。しかしながら、OA機器あるいはコピー
機あるいは電気冷蔵庫などの電気機器が故障するなどし
て廃棄処分をするとき、あるいは脚部品としてのボルト
が破損などによって交換をするとき、ボルトを合成樹脂
の頭部と、金属のねじ部とに分類することになる。この
分類のために頭部とねじ部を分離しようとすると、金属
のねじ部を合成樹脂の頭部が包み込んでいるために、こ
れを分離する作業が非常に煩雑であった。
【0005】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、頭部とねじ部の分離が非常に簡単に行えるボルトの
構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明で
は、頭部を合成樹脂で、ねじ部を金属で形成したボルト
の構造において、前記頭部に孔を設け、ねじ部に、該孔
への圧入部分を形成し、該圧入部分にセレーションを刻
設したことを特徴とする。上記頭部に設けられる孔は、
通常円形とされるが、多角形あるいはその他の形であっ
てもよい。
【0007】また、請求項2に記載された発明は、請求
項1に記載されたものにおいて、前記頭部の厚みが、前
記ねじ部の圧入部分の長さに対して、大きいことを特徴
とする。
【0008】さらに、請求項3に記載された発明は、請
求項1に記載されたものにおいて、前記頭部の孔の径
が、前記ねじ部を圧入する側が、圧入しない側に対して
大きくしてあることを特徴とする。
【0009】このような構成とすれば、ボルトの頭部を
把持した状態でその孔の内部にロッドの先端を位置さ
せ、これをハンマ等で強く叩くことにより、ねじ部が頭
部から脱落する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
ついて説明する。図1に示すものは本発明に係るボルト
1(図4、図5参照)の頭部2の断面であり、図2は、
それを左方から見た正面図である。頭部2は合成樹脂で
製作されており、中央には大径の孔2aと小径の孔2b
の二つの円形の孔が連通して設けられている。孔2b
は、後述するねじ部を圧入する側の径aが、圧入しない
側(図1の左側)の径bより僅かに大きくしたテーパ状
になっている。
【0011】図3に示すものはねじ部3である。このね
じ部3は、鉄の丸棒にねじ3aを刻設して形成されてお
り、フランジ3bを挟んで、その先にはセレーション
(軸方向の溝)3cが刻設されている。フランジ3bの
外径は頭部2の孔2aに挿入できる程度のものであり、
厚みも孔2aの深さに合致させてある。セレーション3
cの外径は、外力を加えて孔2bに圧入できる程度のも
のである。セレーション3cを刻設した部分の長さは、
頭部2の厚みより僅かに短く、換言すれば、頭部2の厚
みが、ねじ部3の圧入部分(セレーション3cの部分)
の長さに対して、僅かに長く(3mm程度)してある
(図4参照)。
【0012】このような構造の頭部2とねじ部3とが結
合するとボルト1になる。結合するには、頭部2を固定
しておいて、孔2a側からねじ部3を挿入する。セレー
ション3cの部分が頭部2の孔2bに達したとき、ねじ
部3に大きな力を加えて圧入する。これにより、図4に
示すようなボルト1ができる。この場合において、孔2
bはテーパ状になっているので、圧入作業が容易であ
り、作業終了後の頭部2とねじ部3の結合が強固にな
る。
【0013】このボルト1を、電気機器たとえばコピー
機の脚部品として使用するところを示したのが図5であ
る。すなわち、コピー機4の底部にはコ字状のブラケッ
ト5が取付けられており、このブラケット5に設けられ
たねじ孔5aに、下方からボルト1を螺合させて、床6
からコピー機4の底部までの高さを調節する。調節後は
ロックナット7を締めて固定する。コピー機4には、通
常4本の脚部材(ボルト1)が設けられているから、こ
れらの螺合度を適宜変えることにより、コピー機4は水
平に保持される。
【0014】ブラケット5からボルト1を取り外し、廃
棄処分とするときには、頭部2を把持し、孔2bの外側
(図4の左側)から棒を当て、ハンマ等によって外力を
加えることにより、頭部2からねじ部3を取り外す。こ
の作業も、孔2bがテーパ状になっていることにより、
また、頭部2の厚みが、ねじ部3の圧入部分の長さに対
して、僅かに大きくしてあることにより、容易に行え
る。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たボルトの構造であるから、請求項1に記載された発明
によれば、セレーションにより、頭部へのねじ部の圧入
と取外しが容易に行えることになる。また、請求項2に
記載された発明によれば、頭部の厚みをねじ部の圧入部
分の長さに対して僅かに大きくしたことにより、ねじ部
に棒を当て易くすることができるので、取り外すときの
作業が楽になる。さらに、請求項3に記載された発明に
よれば、頭部の孔の径がテーパ状であるために、圧入が
容易になり、かつ、圧入後の結合度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボルトの実施の形態のうちの頭部の断
面図である。
【図2】図1のものを左方から見た正面図である。
【図3】本発明のボルトの実施の形態のうちのねじ部の
側面図である。
【図4】図1の頭部に図3のねじ部を結合したところを
示す一部断面図である。
【図5】図4のものを、コピー機の脚部品として使用し
たところを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボルト 2 頭部 2a 孔 2b 孔 3 ねじ部 3a ねじ 3c セレーション

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部を合成樹脂で、ねじ部を金属で形成
    したボルトの構造において、前記頭部に孔を設け、ねじ
    部に、該孔への圧入部分を形成し、該圧入部分にセレー
    ションを刻設したことを特徴とするボルトの構造。
  2. 【請求項2】 前記頭部の厚みが、前記ねじ部の圧入部
    分の長さに対して、大きいことを特徴とする請求項1に
    記載のボルトの構造。
  3. 【請求項3】 前記頭部の孔の径が、前記ねじ部を圧入
    する側が、圧入しない側に対して大きくしてあることを
    特徴とする請求項1に記載のボルトの構造。
JP11017017A 1999-01-26 1999-01-26 ボルトの構造 Withdrawn JP2000213518A (ja)

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