JP2000329087A - キャンドモータポンプ - Google Patents

キャンドモータポンプ

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JP2000329087A
JP2000329087A JP11140822A JP14082299A JP2000329087A JP 2000329087 A JP2000329087 A JP 2000329087A JP 11140822 A JP11140822 A JP 11140822A JP 14082299 A JP14082299 A JP 14082299A JP 2000329087 A JP2000329087 A JP 2000329087A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ロータの羽根車側及び反羽根車側の両側に軸
受を配置したキャンドモータポンプにおいて、その軸受
進行状況を電気的に検出手法を用いて、容易に且つ確実
に監視することのできるキャンドモータポンプを提供す
ること。 【解決手段】 ロータ5の反羽根車2側端部にセンサタ
ーゲット20bを固定し、半径方向にラジアルセンサS
5bを、軸方向にアキシャルセンサS6を配置すると共
に、該ラジアルセンサS5b及びアキシャルセンサS6
をセンサスペーサ17bと肉厚の補強板18を介在させ
てセンサケース16b内に配置し、センサキャン12b
を配置し、且つセンサケース16b及び該センサスペー
サ17bのセンサキャン12bに接する内径部をラジア
ルセンサ先端部を除いて半径方向に肉厚となるように構
成し、更にロータの羽根車側の軸受側はアキシャルセン
サS6を除き同様の構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャンドモータポン
プに関し、特に軸受のラジアル方向及びアキシャル方向
摩耗の進行状況を電気的な検出手法を用いて容易に監視
できるようにしたキャンドモータポンプに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図17は従来のこの種の一般的なキャン
ドモータポンプの断面構造を示す図である。図示するよ
うに、キャンドモータポンプはポンプ部Pとモータ部M
とからなる。ポンプ部Pのポンプケーシング1の内部に
は、羽根車2が配置されると共に、該ポンプケーシング
1の高圧側の開口部にはケーシングカバー3が固着され
ている。また、該ケーシングカバー3には、羽根車2を
通過した後の昇圧されたポンプ取扱液の一部をモータ部
M内に導く流通孔4が形成されている。
【0003】前記ケーシングカバー3の内部には、ロー
タ5の一端が挿通され、このロータ5の一端に、ここに
嵌合されたディスタンスピース(スリーブ)6、スラス
ト板7a、軸スリーブ8a及び羽根車2がボルト22に
より固定されている。また、ロータ5の他端にはスラス
ト板7b、軸スリーブ8bがボルト23により固定され
ている。
【0004】ロータ5の略中央部にはモータMの回転子
10が固着され、その両端が一対の軸受9a、9bを介
して回転自在に支承される。該軸受9a、9bはそれぞ
れケーシングカバー3、エンドカバー11に嵌合してい
る。また、ロータ5の内部には、軸方向に貫通する貫通
孔14が形成されており、該貫通孔14は、両端のボル
ト22、23を貫通して両端側に開口している。
【0005】モータ部Mの固定子13はモータフレーム
24に嵌合し、該モータフレーム24の両端にはフレー
ム側板25a、25bが嵌合している。更に、モータ部
Mの回転子10のキャン12a及びモータ部Mの固定子
13のキャン12bとで、それぞれ回転子10及び固定
子13をポンプ取扱液に触れないように保護している。
また、固定子13の鉄心の両端面に、2組の磁気検出素
子S1とS3、S2とS4が配設されている。
【0006】上記従来構造のキャンドモータポンプにお
いては、運転中に回転側である軸スリーブ8a、8b及
びスラスト板7a、7bが、固定側である軸受9a、9
bに接触しながら回転しているために、一般的にカーボ
ン製の軸受9a、9bが主に摩耗し、運転時間に伴って
その摩耗量が増加していく。このように、運転時間に伴
ってその摩耗量が増加するにつれて、ロータ5の振れ回
りが大きくなって、摩耗が更に進むと、回転子10のキ
ャン12aと固定子13のキャン12bとが接触し始
め、回転子10のキャン12a及び固定子13のキャン
12bがそれぞれ損傷し、更に運転を続けると破損に至
る。固定子13のキャン12bが破損すれば、固定子1
3の内部にポンプ取扱液が侵入して、固定子13の巻線
を劣化させる原因となり、キャンドモータ本体の致命的
な故障を引き起こす。
【0007】また、キャンドモータポンプは、キャンド
モータとポンプとの間に軸シール部を持たない一体の圧
力容器構造であるため、ロータ5の振れ回りを本体外部
より目視することが不可能である。そのため長期の使用
や異物の混入等、何らかの原因により軸受9a、9bに
摩耗が発生した場合においても、その変化を外部から確
認することができなかった。そこで軸受9a、9bの摩
耗状況を検出する種々の検出手段が提案されている。
【0008】これまで実施されてきた軸受の摩耗状況を
検出する検出手段のうち、電気的に検出する手段として
は、固定子13の鉄心の両端面に2組の磁気検出素子S
1とS3、S2とS4を設けた構成の検出手段がある。
該検出手段は軸受9a、9bの半径方向(ラジアル方向
A)の摩耗を磁気検出素子S1とS3、S2とS4とで
検出し、軸方向(アキシャル方向B)の摩耗は磁気検出
素子S1とS2、若しくはS3とS4で検出する。
【0009】その他の電気的検出手段としては、固定子
13の巻線スロット内にサーチコイルを巻き込むもの、
又は特殊な巻線構造のキャンドモータを用いて軸受の摩
耗状況をその巻線を利用して検出する検出手段等があ
る。
【0010】しかしながら、これらの電気的検出手段の
場合、キャンドモータ自体の構造が複雑で特殊なものと
なってしまい、安価な製品の提供を妨げる原因となった
り、キャンドモータの負荷変動による影響が大きく、摩
耗状況が正確に表示されなかったり、或いは、後述する
ようにセンサが両側の軸受の内側に配置され、しかもそ
れぞれの軸受近傍に配置されていないため、軸受の摩耗
量に対するセンサの出力変化が顕著でなく、信頼性の低
下という問題がある。
【0011】一方、機械的検出手段の一例としては、ロ
ータ5の軸端にロータ5と一定の間隔を保つ、エンドカ
バー11に固着された機械的接触部と、この接触部が回
転体との接触摩耗によって内部に封入したガスが外部に
排出される機能を備えた検出手段がある。このような検
出手段の場合には、一度検出手段が作動した後は、内部
に封入されたガスが放出されてしまうため、摩耗した軸
受とともに検出手段自体の交換も必要となり、保守部品
の増加を余儀なくされる等の問題を有する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたもので、ロータの羽根車側及び反羽根車側
の両側に軸受を配置したキャンドモータポンプにおい
て、その軸受摩耗の進行状況を電気的な検出手法を用い
て、容易に且つ確実に監視することのできるキャンドモ
ータポンプを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、ロータの一端に羽根車を固定
し、該ロータを羽根車側及び反羽根車側の両側に配置し
た軸受で支承するキャンドモータポンプにおいて、ロー
タの反羽根車側端部に円板状のセンサターゲットを固定
し、該センサターゲットの半径方向に誘導型のラジアル
センサを、該センサターゲットの軸方向に誘導型のアキ
シャルセンサを対向させて配置すると共に、該ラジアル
センサ及びアキシャルセンサをセンサスペーサと肉厚の
補強板を介在させてセンサケース内に配置し、該センサ
ケースとセンサスペーサとの内周面及び該センサターゲ
ットと対向する該補強板の端面を覆うセンサキャンを配
置し、且つ該センサケース及び該センサスペーサの該セ
ンサキャンに接する内径部をラジアルセンサ先端部を除
いて半径方向に肉厚となるように構成し、更にロータの
羽根車側の軸受近傍にもう一つの円板状のセンサターゲ
ットを固定し、該センサターゲットの半径方向にもう一
つの誘導型のラジアルセンサを対向させて配置すると共
に、該ラジアルセンサをもう一つのセンサスペーサを介
在させてセンサケース内に配置し、該センサケースとセ
ンサスペーサとの内周面を覆うもう一つのセンサキャン
を配置し、且つ該センサケース及び該センサスペーサの
該センサキャンに接する内径部をラジアルセンサ先端部
を除いて半径方向に肉厚となるように構成したことを特
徴とする。
【0014】請求項2に記載の発明は、ロータの一端に
羽根車を固定し、該ロータを羽根車側及び反羽根車側の
両側に配置した軸受で支承するキャンドモータポンプに
おいて、ロータの反羽根車側端部に円板状のセンサター
ゲットを固定し、該センサターゲットの半径方向に誘導
型のラジアルセンサを、該センサターゲットの軸方向に
誘導型のアキシャルセンサを対向させて配置すると共
に、該ラジアルセンサ及びアキシャルセンサをセンサス
ペーサと肉厚の補強板を介在させてセンサケース内に配
置し、該センサケースとセンサスペーサとの内周面及び
該センサターゲットと対向する該補強板の端面を覆うセ
ンサキャンを配置し、且つ該センサケース及び該センサ
スペーサの該センサキャンに接する内径部をラジアルセ
ンサ先端部を除いて半径方向に肉厚となるように構成
し、更に羽根車側の軸受と羽根車側の軸スリーブとの軸
方向の接触長さを反羽根車側の軸受と反羽根車側の軸ス
リーブとの軸方向の接触長さよりも長くなるように構成
したことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明は、ロータの一端に
羽根車を固定し、該ロータを羽根車側及び反羽根車側の
両側に配置した軸受で支承するキャンドモータポンプに
おいて、ロータの反羽根車側端部に円板状のセンサター
ゲットを固定し、該センサターゲットの半径方向に誘導
型のラジアルセンサを、該センサターゲットの軸方向に
誘導型のアキシャルセンサを対向させて配置すると共
に、該ラジアルセンサ及びアキシャルセンサをセンサス
ペーサと肉厚の補強板を介在させてセンサケース内に配
置し、該センサケースとセンサスペーサとの内周面及び
該センサターゲットと対向する該補強板の端面を覆うセ
ンサキャンを配置し、且つ該センサケース及び該センサ
スペーサの該センサキャンに接する内径部をラジアルセ
ンサ先端部を除いて半径方向に肉厚となるように構成
し、更に羽根車側の軸受材料と反羽根車側の軸受材料は
異なるように構成したことを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1つに記載のキャンドモータポンプにおい
て、誘導型のラジアルセンサ又は誘導型のアキシャルセ
ンサのいずれか若しくは全てを渦電流型のセンサに替え
たことを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1つに記載のキャンドモータポンプにおい
て、センサターゲットの外周面と両端面にメッキ若しく
は溶射を施したことを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれか1つに記載のキャンドモータポンプにおい
て、目視できる位置に検出器を設け、ラジアルセンサ及
びアキシャルセンサの出力を処理し、該検出器に出力
し、軸受の摩耗状況を目視できるようにしたことを特徴
とする。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のキャンドモータポンプにおいて、検出器にラジアルセ
ンサがそれぞれ個々にラジアル方向の検出出力を出力す
るようになっている場合、該複数のラジアル方向の検出
出力のうち、最高値のみを該検出器に出力し、軸受の摩
耗状況を目視できるようにしたことを特徴とする。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項6又は7
に記載のキャンドモータポンプにおいて、ラジアルセン
サ及びアキシャルセンサの出力を初期値を差し引いて、
検出器に出力し、軸受の摩耗状況を目視できるようにし
たことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図1乃至図3は請求項1に記載
の発明に係るキャンドモータポンプの構成例を示す図
で、図1はキャンドモータポンプの断面図、図2(a)
は羽根車側のラジアルセンサ部の詳細を示す図、図2
(b)は反羽根車側のセンサ部の詳細を示す図、図3は
ラジアルセンサ部の垂直断面図である。
【0022】図1乃至図3に示す本キャンドモータポン
プにおいて、図17と同一又は相当部分には、同一符号
を付して、その重複した説明は省略する。以下、他の図
においても同様とする。
【0023】図1及び図2(a)、(b)に示すよう
に、羽根車2の反対側(反羽根車2側)の軸受9bは軸
受ホルダ15bに嵌合しており、該軸受ホルダ15bは
フレーム側板25bに固着されたセンサケース16bに
嵌合している。該センサケース16bには、誘導型のラ
ジアルセンサS5b及び誘導型のアキシャルセンサS6
がそれぞれ配置されている。ラジアルセンサS5bはセ
ンサスペーサ17bを介在させてセンサケース16b内
に配置され、アキシャルセンサS6はセンサターゲット
20bに対向する補強板18を介在させてセンサケース
16b内に配置されている。
【0024】センサスペーサ17bの内周の一方の端面
に円周状に溶接されたセンサキャン19bが配置されて
いる。センサケース16bのセンサキャン19bに接す
る内径部16biは肉厚となっていて、且つセンサスペ
ーサ17bのセンサキャン19bに接する内径部17b
iは、図2(b)及び図3に示すように、ラジアルセン
サS5bの磁極部分S5biを除いて、半径方向に肉厚
となっている。
【0025】また、円板状のセンサターゲット20b
は、補助軸21を介してロータ5の反羽根車2側の軸端
に固定されていて、センサターゲット20bの外径とセ
ンサキャン19bの内径とで、ラジアル方向の半径隙間
δ1bを、センサキャン19bの端面とセンサターゲッ
ト20bに対向する端面とでアキシャル方向の隙間δ2
をそれぞれ形成している。
【0026】更に、ラジアルセンサS5bとアキシャル
センサS6とは、キャンドモータポンプの駆動電源を利
用して作動する発振回路を含む検出回路をキャンドモー
タポンプの端子箱(図示せず)内に設けて、該検出回路
でラジアル方向の隙間δ1bとアキシャル方向の隙間δ
2の位置(大きさ)を検出し、後に詳述するように、端
子箱の外部から目視できる位置に取り付けられた検出器
に出力するように構成している。ラジアルセンサS5b
及びアキシャルセンサS6と上記検出回路とケーブル
は、センサケース16bとキャンドモータポンプの端子
箱との間で鋼管等で外気とは遮断された構成となってい
る。
【0027】また、羽根車2側の軸受9aは軸受ホルダ
15aに嵌合しており、該軸受ホルダ15aはフレーム
側板25aに固着されたセンサケース16aに嵌合して
いる。該センサケース16aには、誘導型のラジアルセ
ンサS5aが配置されている。該ラジアルセンサS5a
は、センサスペーサ17aを介在させてセンサケース1
6a内に配置されている。
【0028】センサスペーサ17aの内周の両端面に円
周状に溶接されたセンサキャン19aが配置されてい
る。センサケース16aのセンサキャン19aに接する
内径部16aiは肉厚となっていて、且つセンサスペー
サ17aのセンサキャン19aに接する内径部17ai
は、図2(a)及び図3に示すように、ラジアルセンサ
S5aの磁極部分S5aiを除いて、半径方向に肉厚と
なっている。
【0029】また、円板状のセンサターゲット20a
は、ロータ5の羽根車2側にディスタンスピース6と羽
根車2側のスリーブ8aとの間に、羽根車2を含んでボ
ルト22により固定されていて、センサターゲット20
aの外径とセンサキャン19aの内径とで、ラジアル方
向の半径隙間δ1aを構成している。
【0030】更に、ラジアルセンサS5aは、ラジアル
センサS5bと同様に、キャンドモータポンプの駆動電
源を利用して作動する発振回路を含む検出回路をキャン
ドモータポンプの端子箱内に設けて、該検出回路のラジ
アル方向の隙間δ1aの位置(大きさ)を検出し、後に
詳述するように、端子箱の外部から目視できる位置に取
り付けられた検出器に出力するように構成している。ラ
ジアルセンサS5aと上記検出回路とケーブルは、セン
サケース16aとキャンドモータポンプの端子箱との間
で鋼管等で外気と遮断された構成となっている。なお、
図2(a)、(b)において、符号Pで示す部分は溶接
部を示す。
【0031】上記構成のキャンドモータポンプにおい
て、軸受9a、9bのラジアル方向の摩耗が進行してい
ると、ロータ5は軸受9a、9bが摩耗していない状態
のラジアル方向の隙間に加え、摩耗して形成された隙間
分だけ大きく振れ回る。このため、ラジアル方向の隙間
δ1a、δ1bは軸受9a、9bが摩耗していない状態
の時よりは、大きくなったり小さくなったり、所謂大小
の振幅が大きくなって、ラジアルセンサS5a、S5b
の出力の最大値が大きくなってくる。例えば、検出回路
を軸受9a、9bのそれぞれについて最大値のみ検出す
る回路に構成すれば、図4(a)に示すように、端子箱
に取り付けられた検出器40の針41は摩耗の進行に伴
って徐々に目盛板42上を時計回りに振れてくるので、
軸受9a、9bの摩耗状況を外部から監視できる。
【0032】しかしながら、このラジアル方向の隙間δ
1a、δ1bは、必ずしも軸受9a、9bのラジアル方
向の摩耗量と等しくない。いわば、間接的にロータ5の
振れをみているからであるが、軸受9aと軸受9bとが
同程度に摩耗した場合、軸受9aが軸受9bより多く摩
耗した場合、軸受9bが軸受9aよりも多く摩耗した場
合のそれぞれについて実験して、モータ部Mの回転子1
0のキャン12aと固定子13のキャン12bとが接触
する時のラジアルセンサS5a、S5bの出力の最大値
を、それぞれについて予め把握しておき、接触しない程
度に若干余裕をみて目盛板42に目印を付けておく。こ
のようにすることによって、軸受9a、9bがラジアル
方向にどのように摩耗しても、確実に摩耗状況を監視し
て、モータ部Mの回転子10のキャン12aと固定子1
3のキャン12bとが接触して破損する前に、軸受9
a、9bの摩耗限界を検知して、軸受9a若しくは9b
を交換することができる。
【0033】また、ロータ5にアキシャルスラストが羽
根車2側に作用するキャンドモータポンプにおいては、
主に軸受9aのアキシャル方向の摩耗が進行してくるの
で、この場合にはアキシャル方向の隙間δ2は大きくな
り、アキシャルセンサS6の出力は小さくなる。一方、
ロータ5にアキシャルスラストが反羽根車2側に作用す
るキャンドモータポンプでは、主に軸受9bのアキシャ
ル方向の摩耗が進行してくるので、この場合にはアキシ
ャル方向の隙間δ2は小さくなり、アキシャルセンサの
出力は大きくなる。いずれの方向に作用するかは、キャ
ンドモータポンプの各部の寸法により、どちらか一方に
なる。また、同一のキャンドモータポンプにおいても、
運転点を変えることによって、その方向が変わる場合が
ありえる。しかし、いずれにしても、運転点が決まれ
ば、どちらかの一方向になる。
【0034】例えば、図4(b)に示すように、軸受9
aのアキシャル方向の摩耗が進行してくると、アキシャ
ル方向の隙間δ2は大きくなり、アキシャルセンサS6
の出力は小さくなるために、端子箱に取り付けられた検
出器40の針41は摩耗の進行に伴って徐々にBのよう
に反時計回りに振れてくる。一方、軸受9bのアキシャ
ル方向の摩耗が進行してくると、アキシャル方向の隙間
δ2は小さくなり、アキシャルセンサS6の出力は大き
くなるために、検出器40の針41は摩耗の進行に伴っ
て徐々にCのように時計回りに振れてくる。
【0035】軸受9a、9bが摩耗していない状態の時
に、キャンドモータポンプを規定の運転点で運転しなが
ら、検出器40の針41をAの位置に調整しておくこと
によって、長時間の運転経過後の軸受9a、9bが摩耗
した場合、どちらが摩耗したかが判る。ラジアル方向の
摩耗と同様に、端子箱に取り付けられた検出器40の針
41は摩耗の進行と伴って徐々に時計回り、若しくは反
時計回りに振れるので、軸受の摩耗状況を外部から監視
できる。
【0036】ここで、センサキャン19a、19bによ
って、ラジアルセンサS5a、S5b及びアキシャルセ
ンサS6は、ポンプ取扱液に触れないよう保護され、セ
ンサケース16bのセンサキャン19bに接する内径部
の肉厚部16bi、センサスペーサ17bのセンサキャ
ン19bに接する内径部の肉厚部17bi、補強板18
によって、センサキャン19bを介して受けるポンプ取
扱液の内圧に対して、充分な強度を保つ肉厚としてい
る。また、同様に、センサケース16aのセンサキャン
19aに接する内径部の肉厚部16ai、センサスペー
サ17aのセンサキャン19aに接する内径部の肉厚部
17aiによって、センサキャン19aを介して受ける
ポンプ取扱液の内圧に対して、充分な強度を保った肉厚
としているので高圧ガス保安法にも適用できる。
【0037】また、ラジアル方向の隙間δ1a、δ1b
は、軸受9a、9bの内径の半径方向の許容摩耗量より
僅かに大きくしている。つまり、軸受9a、9bがそれ
ぞれ内径の半径方向の許容摩耗量に達しても、モータ部
Mの回転子10のキャン12aとモータ部Mの固定子1
3のキャン12bとが接触して破損しないように、且つ
ラジアルセンサS5a、S5bの磁極とセンサターゲッ
ト20a、20bの外径との隙間をできるだけ小さくし
て、ラジアルセンサS5a、S5bの出力低下を防止す
るためである。
【0038】そして、アキシャル方向の隙間δ2は、ロ
ータ5の軸方向の遊び量と軸受9a、9bのアキシャル
方向の許容摩耗量分のロータ5の移動距離及び温度差に
よって起こる熱膨張による伸びを考慮して、軸受9a、
9bがアキシャル方向の許容摩耗量に達しても接触しな
いように、且つアキシャルセンサS6の磁極とターゲッ
ト20bの対向する端面との隙間をできるだけ小さくし
て、アキシャルセンサS6の出力低下を防止する。
【0039】更に、ラジアルセンサS5a、S5b及び
アキシャルセンサS6と検出回路とを接続するケーブル
を、センサケース16a、16bとキャンドモータポン
プの端子箱との間を後に詳述するように、鋼管等で外気
とは遮断することによって、防爆地域での使用も可能と
なる。
【0040】図5は請求2に記載の発明に係るキャンド
モータポンプの構成例を示す断面図である。図5に示す
ように、羽根車2側の軸受9aと羽根車2側の軸スリー
ブ8aとの軸方向の接触長さLaは、反羽根車2側の軸
受9bと反羽根車2側の軸スリーブ8bとの軸方向の接
触長さLbよりも長く(La>Lb)なるように構成し
ている。
【0041】上記構成のキャンドモータポンプにおい
て、軸受9a、9bのラジアル方向の摩耗が進行してく
ると、ロータ5は軸受9a、9bが摩耗していない状態
のラジアル方向の隙間に加え、摩耗して形成された隙間
分だけ大きく振れ回る。このため、ラジアル方向の隙間
δ1bは軸受9a、9bが摩耗していない状態の時より
は、大きくなったり小さくなったり、所謂大小の振れ幅
が大きくなって、ラジアルセンサS5bの出力の最大値
が大きくなっている。例えば、検出回路を最大値のみを
検出する回路に構成すれば、図4(a)に示すように、
端子箱に取り付けられた検出回路40の針41は摩耗の
進行に伴って徐々に目盛板42上を時計回りに振れてく
るので、軸受9a、9bの摩耗状況を外部から監視でき
る。
【0042】しかしながら、このラジアル方向の隙間δ
1bは、必ずしも軸受9a、9bのラジアル方向の摩耗
量と等しくはない。いわば、間接的にロータ5の振れを
みているからである。図6(a)乃至(c)は軸受摩耗
の異なる形態を模擬的に示す図で、図6(a)は軸受9
a、9bが摩耗していない状態、図6(b)は軸受9b
のみが摩耗した状態、図6(c)は軸受9aのみが摩耗
した状態を示す。
【0043】図6(a)、図6(b)、図6(c)に示
したように、軸受9aのみ摩耗した場合と軸受9bのみ
摩耗した場合のラジアル方向の隙間δ1bを比較する
と、軸受9bのみ摩耗した場合の方がラジアル方向の隙
間δ1bはかなり小さくなる。しかし、軸受9aのみ摩
耗した場合には、ラジアル方向の隙間δ1bは摩耗して
いないときと比較して、ラジアル方向の隙間δ1bはさ
ほど大きくならない。つまり、軸受9aの摩耗量とラジ
アル方向の隙間δ1bとの関係と、軸受9bの摩耗量と
ラジアル方向の隙間δ1bとの関係はかなり異なり、軸
受9aの摩耗を検出できない恐れがある。
【0044】軸受9aと軸受9bの潤滑と冷却は、ポン
プ取扱液を一部循環させて行われるが、この潤滑と冷却
は軸受9aと軸受9bとも同一条件である。従って、実
際の運転における軸受の摩耗量は、軸受に作用する、所
謂軸受荷重によって決まると考えてよい。つまり、軸受
に作用する単位面積当りの荷重が大きいほど、軸受の摩
耗量が大きくなる。
【0045】軸受荷重を計算で求めるために、先ず、羽
根車2に作用するラジアルスラストを計算する。羽根車
2に作用するラジアルスラストは、ポンプの運転点によ
って変化する。一般的には、次の公知の計算式で計算で
きる。
【0046】 Fr=K×H×γ×D×B×ξ K=ko×{1−(Q/Qbep)2} ここに、Fr:羽根車に作用するラジアルスラスト K :ラジアルスラスト係数 H :ポンプ全揚程 γ :ポンプ取扱液の比重量 D :羽根車の外径 B :羽根車の出口幅(通路と主板と側板の厚さの総
和) ξ :ポンプケーシングのボリュートによる係数で、単
ボリュートの場合ξ=1 Ko:締切点におけるラジアルスラスト係数 Q :ポンプ運転流量 Qbep:ポンプの最高効率点における流量 である。
【0047】また、ラジアルスラストの方向も広く一般
的に知られているように、横型単段の遠心ポンプにおい
て、ポンプケーシングが単ボリュートの場合ではポンプ
ケーシングのボリュート舌部が上方にある場合、ポンプ
の運転点が0%からおよそ100%までは、ラジアルス
ラストは上向きに作用し、100%を越えると下向きに
作用する。
【0048】上記計算式に基づき、キャンドモータポン
プの各部の寸法から軸受荷重を計算する。軸受荷重の一
例として、ポンプケーシング1が単ボリュートの場合の
ある特定の横型単段キャンドモータポンプの計算値によ
る軸受荷重を図7に示す。図7において、横軸にはポン
プの運転点の流量比(%)を示し、100%は最高効率
点の流量を示す。縦軸には軸受9a及び軸受9bに作用
する軸受荷重(kgf)を示す。
【0049】軸受荷重の符号が正と負の両方があるの
は、ポンプケーシングのボリュート舌部が上方にあるの
で、符号が正の場合は下向きに荷重が作用し、負の場合
は上向きに作用する。即ち、軸受9aに作用する軸受荷
重は、流量比0%(締切点)で上向きの荷重が最大とな
り、最高効率に近づくにつれて小さくなり、約80%点
で0となり、それを越えると下向きに増加していく。一
方、軸受9bに作用する軸受荷重は、流量比0%(締切
点)で下向きの荷重が最大となり、最高効率点に近づく
につれて除々に小さくなっていく。
【0050】図7における同一の横型単段キャンドモー
タポンプの軸受に作用する軸受荷重を、投影面積(軸受
内径と接触長さの積)で割って求めた、所謂単位面積当
りの荷重を図8に示す。図8において、横軸には、図7
と同様にポンプの運転点の流量比(%)を示し、100
%は最高効率点の流量を示す。縦軸には、軸受9a及び
軸受9bに作用する単位面積当りの軸受荷重(kgf/
cm2)を示す。曲線A1、A2、A3は、それぞれ羽
根車2側の軸受9aに作用する単位面積当りの軸受荷重
を示し、曲線B1は反羽根車2側の軸受9bに作用する
単位面積当りの軸受荷重を示す。曲線A1は、羽根車2
側の接触長さLaが反羽根車2側の接触長さLbと等し
い(La=Lb)場合、曲線A2はLa=2×Lbの場
合、曲線A3はLa=3×Lbの場合である。
【0051】ここで、La=Lbに構成すれば、運転点
の流量が0%から約70%までは曲線A1の絶対値が曲
線B1よりも大きいので、羽根車2側の軸受9aの摩耗
量が反羽根車2側の軸受9bの摩耗量より大きくなる。
La=2×Lbに構成すれば、運転点の流量が0%から
約50%までの間では、曲線A2の絶対値は、曲線B1
の値とほぼ同じなので、羽根車2側の軸受9aの摩耗量
は反羽根車2側の軸受9bの摩耗量と略同じになる。L
a=3×Lbに構成すれば、運転点の流量が0%から1
00%までの間では、曲線A3の絶対値は、曲線B1の
値よりも小さいので、反羽根車2側の軸受9bの摩耗量
が羽根車2側の軸受9aの摩耗量よりも大きくなる。
【0052】即ち、本ポンプのように構成されたキャン
ドモータポンプにおいては、羽根車2側の軸受9aと羽
根車2側の軸スリーブ8aとの軸方向の接触長さLa
を、反羽根車2側の軸受9bと反羽根車2側の軸スリー
ブ8bとの軸方向の接触長さLbの2乃至3倍(La=
2乃至3×Lb)とすれば、長時間運転しても、反羽根
車2側の軸受9bの摩耗量は羽根車2側の軸受9aの摩
耗量と略同じか、より大きくなると考えてよい。つま
り、La=2乃至3×Lbと構成することによって、反
羽根車2側の軸受9bの摩耗量は羽根車2側の軸受9a
の摩耗量と略同じか、より大きくなる。
【0053】従って、軸受9aと軸受9bが同程度に摩
耗した場合、軸受9bが軸受9aより多く摩耗した場合
のそれぞれについて実験して、モータ部Mの回転子10
のキャン12aと固定子13のキャン12bとが接触す
る時のラジアルセンサS5bの出力の最大値を予め把握
しておき、接触しない程度に若干余裕をみて目盛板42
に目印を付けておく。このようにすることによって、軸
受9a、9bがラジアル方向にどのように摩耗しても、
確実に摩耗状況を監視して、モータ部Mの回転子10の
キャン12aと固定子13のキャン12bとが接触して
破損する前に、軸受9a、9bの摩耗限界を検知して、
軸受9a若しくは軸受9bを交換することができる。
【0054】図9は請求項2に記載の発明に係るキャン
ドモータポンプの他の構成例を示す断面図である。本キ
ャンドモータポンプは図9に示すように、羽根車2側の
軸受9aの軸方向の長さと反羽根車2側の軸受9bの軸
方向の長さとは同じに構成しているが、羽根車2側の軸
受9aと羽根車2側の軸スリーブ8aとの軸方向の接触
長さLaは、反羽根車2側の軸受9bと反羽根車2側の
軸スリーブ8bとの軸方向の接触長さLbより長く(L
a>Lb)なるように構成している。例えば、La=2
乃至3×Lbとすれば、図5乃至図8で上述したような
同じ効果が得られると同時に、軸受9aと軸受9bは互
換性のあるものにすることができる。
【0055】図10は請求項3に記載の発明に係るキャ
ンドモータポンプの構成例を示す断面図である。本キャ
ンドモータポンプは図10に示すように、羽根車2側の
軸受9aと羽根車2側の軸スリーブ8aとの軸方向の接
触長さLaと反羽根車2側の軸受9bと反羽根車2側の
軸スリーブ8bとの軸方向の接触長さLbとは同じ(L
a=Lb)にし、且つ軸受9aと軸受9bの軸方向の長
さも同じに構成しているが、材料は羽根車2側の軸受9
aの方が反羽根車2側の軸受9bより耐摩耗性に優れた
ものにする。
【0056】例えば軸受9aの材料をセラミックス、軸
受9bの材料をカーボンにすれば、長時間の運転によっ
ても、反羽根車2側の軸受9bの摩耗量が羽根車2側の
軸受9aの摩耗量より大きくなるため、図5乃至図8で
上述したように同じ効果が得られると同時に、軸受9a
と軸受9bは同一の寸法にすることができる。
【0057】図11は請求項4に記載の発明に係るキャ
ンドモータポンプの構成例を示す断面図である。本キャ
ンドモータポンプは図5に示す構成のキャンドモータポ
ンプにおいて、誘導型のラジアルセンサS5bと誘導型
のアキシャルセンサS6とを、それぞれ渦電流型のセン
サに替えた例である。図11において、センサターゲッ
ト20bの半径方向には渦電流型のラジアルセンサS
7、軸方向に渦電流型のアキシャルセンサS8が配置さ
れている。このような構成としても、本キャンドモータ
ポンプは図5に示す構成のキャンドモータポンプと同
様、軸受9a、9bの摩耗の状況を容易に且つ確実に監
視することができる。
【0058】図12(a)、(b)は請求項5に記載の
発明に係るキャンドモータポンプのセンサターゲットの
詳細を示す図である。本センサターゲット20a、20
bは磁性材料にする必要があり、もし、ポンプ取扱液が
腐食性のものであれば、耐腐食性の高い高価な材料を使
ってもよいが、図12(a)、(b)に示すように、セ
ンサターゲット20a、20bの外周面と両端面に、メ
ッキ膜層若しくは金属溶射層20cを形成することによ
って、センサターゲット20a、20bを腐食から保護
することができる。しかもそのための必要な費用が安価
となる。
【0059】図13は図1のキャンドモータポンプに端
子箱を取り付けた状態の構成例を示す断面図である。図
示するように、モータフレーム24の所定の位置に端子
箱台31を介して端子箱32が取り付けられている。端
子箱32は端子箱カバー33及び端子箱カバー34を具
備し、その上部から目視できる位置に検出器40が設け
られている。端子箱32の内部には端子板38、検出回
路を構成する電子部品等が実装された検出回路基板35
が設けられている。
【0060】センサケース16a、16bと端子箱32
の間は鋼管37a、37bで接続され、ラジアルセンサ
S5a、S5b及びアキシャルセンサS6と検出回路基
板35を接続するケーブル28a、28bは鋼管37
a、37b内を通して配線され、外部から遮断されてい
る。また、検出回路基板35と検出器40を接続するケ
ーブル29も端子箱32内を通して配線され、検出回路
の出力が検出器40に出力されるようになっている。
【0061】図14は図5、図9、図10及び図11に
示す構成のキャンドモータポンプに端子箱を取り付けた
状態の構成例を示す図である。端子箱及びその取付構造
は図13と略同一であるのでその説明は省略する。
【0062】図15(a)、(b)は軸受摩耗の検出回
路の構成例を示す図で、図15(a)は図1に示す構成
のキャンドモータポンプの場合で、図15(b)は図
5、図9、図10及び図11に示す構成のキャンドモー
タポンプの場合を示す。
【0063】図15(a)において、ラジアル方向のX
方向隙間δ1aを検出するラジアルセンサS5a(X)
の出力はフィルタ回路51−1、増幅器52−1を通し
てレベル検出回路53−1に出力され、ラジアル方向の
Y方向隙間δ1aを検出するラジアルセンサS5a
(Y)の出力はフィルタ回路51−2、増幅器52−2
を通してレベル検出回路53−2に出力される。レベル
検出回路53−1とレベル検出回路53−2の両出力は
OR回路54−1を通してピークホールド回路55−1
に出力され、ここでラジアル方向隙間δ1aのピーク値
が保持され、ドライバ回路56−1を通して検出器40
に出力される。これにより図4(a)に示すように検出
回路40の目盛板42上に針41で軸受9aのラジアル
方向の摩耗状況が表示される。
【0064】同様に、反羽根車2側について、ラジアル
方向のX方向隙間δ1bを検出するラジアルセンサS5
b(X)の出力はフィルタ回路51−3、増幅器52−
3を通してレベル検出回路53−3に出力され、ラジア
ル方向のY方向隙間δ1bを検出するラジアルセンサS
5b(Y)の出力はフィルタ回路51−4、増幅器52
−4を通してレベル検出回路53−4に出力される。レ
ベル検出回路53−3とレベル検出回路53−4の両出
力はOR回路54−2を通してピークホールド回路55
−2に出力され、ここでラジアル方向隙間δ1bのピー
ク値が保持され、ドライバ回路56−2を通して検出器
40に出力される。これにより図4(a)に示すように
検出回路40の目盛板42上に針41で軸受9bのラジ
アル方向の摩耗状況が表示される。
【0065】アキシャル方向の隙間δ2を検出するアキ
シャルセンサS6(Z)の出力はフィルタ回路61、増
幅器62を通してレベル検出回路63に出力され、レベ
ル検出回路63の出力はピークホールド回路64に出力
され、ここでアキシャル方向の隙間δ2のピーク値が保
持され、ドライバ回路65を通して検出器40に出力さ
れる。これにより図4(b)に示すように検出回路40
の目盛板42上に針41で軸受9aもしくは9bのアキ
シャル方向の摩耗状況が表示される。
【0066】キャンドモータポンプは数多くの機械加工
による部品から構成されているために、個々の部品の直
角度や平行度、或いは偏心度は、厳密に言うと狂いのな
い部品はありえず、通常の許容範囲内の狂いは必ず存在
すると考えるのが自然である。このような部品から構成
されるために、キャンドモータポンプには若干の直角度
や平行度、或いは偏心度の狂いがあり、また複数のキャ
ンドモータポンプを比較すると、それぞれの狂いの量は
異なる。また、同一のキャンドモータポンプにおいて
も、例えば軸受9a若しくは軸受9bを交換しただけで
もこの狂いの量が変化する。このような状況において
は、正規の摩耗していない軸受の場合におけるセンサ出
力がすでに正確な摩耗量を表示していないことになる。
【0067】図16は請求項8に記載の発明に係るキャ
ンドモータポンプにおいて、この狂いの量を解消するた
めに、検出器の初期値を調整する例を示す図である。図
16において、横軸にはキャンドモータポンプの運転時
間(年)を示し、縦軸にはラジアルセンサS5a若しく
はラジアルセンサS5b若しくはアキシャルセンサS6
の出力V0を示す。線分B1乃至B4は、実際に組み立
てられたキャンドモータポンプ4台のセンサ出力V0
(B)を示し、運転時間0の点の初期値、即ち正規の摩
耗していない軸受の場合におけるセンサ出力をそれぞれ
値が異なるが、V1とする。運転時間に伴って軸受が摩
耗していくため、センサV0(B)は増大していく。ま
た、線分A0は、初期値を調整した後のセンサ出力V0
(A)を示し、運転時間に伴う出力の傾きは調整をしな
い場合のセンサV0(B)と同じと考えてよい。従っ
て、図16に示した例の4台それぞれについて、初期値
を、 V0(A)=V0(B)−V1 として調整する。
【0068】このように、検出器の初期値を調整するこ
とによって、数多くの機械加工による部品から構成され
ているキャンドモータポンプにおいて、個々の部品の直
角度や平行度、或いは偏心度に通常の許容範囲内の狂い
が存在しても或いは、同一のキャンドモータポンプにお
いて、軸受を交換した場合でも、常に正確な摩耗量を表
示することができる。
【0069】
【発明の効果】以上、説明したように各請求項に記載の
発明によれば下記のような優れた効果が得られる。
【0070】請求項1に記載の発明によれば、(1)ロ
ータの反羽根車側端部に円板状のセンサターゲットを固
定し、該センサターゲットの半径方向に誘導型のラジア
ルセンサを、該センサターゲットの軸方向に誘導型のア
キシャルセンサを対向させて配置すると共に、該ラジア
ルセンサ及びアキシャルセンサをセンサスペーサと肉厚
の補強板を介在させてセンサケース内に配置したので、
軸受の摩耗進行状況を電気的な検出方法を用いて、容易
に且つ確実に監視することができる。
【0071】(2)また、センサケースとセンサスペー
サとの内周面及び該センサターゲットと対向する補強板
の端面を覆うセンサキャンを配置し、且つ該センサケー
ス及び該センサスペーサの該センサキャンに接する内径
部をラジアルセンサ先端部を除いて半径方向に肉厚とな
るように構成したので、センサキャンを介して受けるポ
ンプ取扱液の内圧に対して耐えうる充分な強度を有し、
高圧ガス保安法にも適用できる。
【0072】(3)更に、ロータの羽根車側の軸受近傍
にもう一つの円板状のセンサターゲットと半径方向にも
う一つの誘導型のラジアルセンサを対向させて配置した
ので、軸受のいかなる摩耗進行状況でも、容易に且つ確
実に監視することができる。
【0073】また、請求項2に記載の発明によれば、羽
根車側の軸受と羽根車側の軸スリーブとの軸方向の接触
長さを反羽根車側の軸受と反羽根車側の軸スリーブとの
軸方向の接触長さよりも長くなるように構成したので、
請求項1に記載の発明の上記(1)、(2)の効果に加
え、比較的構造が簡単な軸受構造となる。また、羽根車
側の軸受の軸方向長さと反羽根車側の軸受の軸方向長さ
とは同じに構成できるので、羽根車側の軸受と反羽根車
側の軸受は互換性のあるものにすることができ、保守が
容易になる。
【0074】また、請求項3に記載の発明によれば、羽
根車側の軸受材料と反羽根車側の軸受材料は異なるよう
に構成したので、請求項1に記載の発明の上記(1)、
(2)の効果に加え、羽根車側の軸受と反羽根車側の軸
受は同一の寸法にできるため、キャンドモータポンプの
軸方向の長さを小さくできる。
【0075】また、請求項4に記載の発明によれば、誘
導型のラジアルセンサ又は誘導型のアキシャルセンサの
いずれか若しくは全てを渦電流型のセンサに替えても、
請求項1乃至3に記載の発明と同様、軸受の摩耗進行状
況を電気的な検出方法を用いて、容易に且つ確実に監視
することができる。
【0076】また、請求項5に記載の発明によれば、セ
ンサターゲットの外周面と両端面にメッキ若しくは溶射
を施したので、センサターゲットの母材に腐食性のある
安価な材料を用いてもセンサターゲットを腐食から保護
することができる。
【0077】また、請求項6に記載の発明によれば、目
視できる位置に検出器を設け、軸受状況を目視できるよ
うにしたので、キャンドモータポンプの軸受の摩耗状況
を外部から監視できる。
【0078】また、請求項7に記載の発明によれば、複
数のラジアル方向出力のうち最高値のみを検出器に出力
できるようにしたので、キャンドモータポンプの軸受の
摩耗状況をなお一層確実に外部から監視できる。
【0079】また、請求項8に記載の発明によれば、検
出器の初期値を調整するようにしたので、数多くの機械
加工による部品から構成されているキャンドモータポン
プにおいて、個々の部品の直角度や平行度、或いは偏心
度に、通常の許容範囲内の狂いが存在しても、或いは、
同一のキャンドモータポンプおいて、軸受を交換した場
合でも、常に正確な摩耗量を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明に係るキャンドモータポ
ンプの構成例を示す断面図である。
【図2】図2(a)は図1のキャンドモータポンプの羽
根車側のラジアルルセンサ部の詳細を示す図、図2
(b)は羽根車側のラジアル及びアキシャルセンサ部の
詳細を示す図である。
【図3】図1のキャンドモータポンプのラジアルセンサ
部の垂直断面図である。
【図4】本発明に係るキャンドモータポンプの軸受摩耗
を外部に示す検出器の一例を示す図である。
【図5】請求項2に記載の発明に係るキャンドモータポ
ンプの構成例を示す断面図である。
【図6】図6(a)乃至(c)は図5のキャンドモータ
ポンプの軸受摩耗の異なる形態を模擬的に示す図であ
る。
【図7】図5のキャンドモータポンプの計算による軸受
荷重を示す図である。
【図8】図5のキャンドモータポンプの計算による軸受
に作用する単位面積当りの軸受荷重を示す図である。
【図9】請求項2に記載の発明に係るキャンドモータポ
ンプの他の構成例を示す断面図である。
【図10】請求項3に記載の発明に係るキャンドモータ
ポンプの構成例を示す断面図である。
【図11】請求項4に記載の発明に係るキャンドモータ
ポンプの構成例を示す断面図である。
【図12】請求項5に記載の発明に係るキャンドモータ
ポンプのセンサターゲットの構成例を示す断面図であ
る。
【図13】請求項6及び7に記載の発明に係るキャンド
モータポンプの構成例を示す断面図である。
【図14】請求項6及び7に記載の発明に係るキャンド
モータポンプの構成例を示す断面図である。
【図15】本発明に係るキャンドモータポンプの軸受摩
耗の検出回路の構成例を示す図である。
【図16】請求項8に記載の発明に係るキャンドモータ
ポンプの検出器の初期値を調整する例を示す図である。
【図17】従来のこの種のキャンドモータポンプの一般
的な断面構造を示す図である。
【符号の説明】
1 ポンプケーシング 2 羽根車 3 ケーシングカバー 4 流通孔 5 ロータ 6 ディスタンスピース(スリーブ) 7a,b スラスト板 8a,b 軸スリーブ 9a,b 軸受 10 回転子 11 エンドカバー 12a,b キャン 13 固定子 14 貫通孔 15a,b 軸受ホルダ 16a,b センサケース 17a,b センサスペーサ 18 補強板 19a,b センサキャン 20a,b センサターゲット 21 補助軸 22 ボルト 23 ボルト 24 モータフレーム 25a,b フレーム側板 26 センサカバー 28 ケーブル 29 ケーブル 31 端子箱台 32 端子箱 33 端子箱カバー 34 端子箱カバー 35 検出回路基板 37 鋼管 38 端子板 39 端子板 40 検出器 La,Lb 軸受と軸スリーブとの軸方向の接触長さ S1〜4 磁気検出素子 S5a,b ラジアルセンサ S7 ラジアルセンサ S6,8 アキシャルセンサ δ1,δ2 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/22 F04D 29/22 C 29/34 29/34 K (72)発明者 平田 智敏 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 3H020 AA01 AA07 BA00 BA21 CA00 CA08 EA01 EA07 EA16 3H022 AA01 BA06 CA01 CA13 CA15 CA46 CA51 DA16 3H033 AA01 AA11 BB01 BB06 BB13 CC01 CC06 DD13 DD26 DD30 EE16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータの一端に羽根車を固定し、該ロー
    タを羽根車側及び反羽根車側の両側に配置した軸受で支
    承するキャンドモータポンプにおいて、 前記ロータの反羽根車側端部に円板状のセンサターゲッ
    トを固定し、該センサターゲットの半径方向に誘導型の
    ラジアルセンサを、該センサターゲットの軸方向に誘導
    型のアキシャルセンサを対向させて配置すると共に、該
    ラジアルセンサ及びアキシャルセンサをセンサスペーサ
    と肉厚の補強板を介在させてセンサケース内に配置し、
    該センサケースとセンサスペーサとの内周面及び該セン
    サターゲットと対向する該補強板の端面を覆うセンサキ
    ャンを配置し、且つ該センサケース及び該センサスペー
    サの該センサキャンに接する内径部をラジアルセンサ先
    端部を除いて半径方向に肉厚となるように構成し、更に
    前記ロータの羽根車側の軸受近傍にもう一つの円板状の
    センサターゲットを固定し、該センサターゲットの半径
    方向にもう一つの誘導型のラジアルセンサを対向させて
    配置すると共に、該ラジアルセンサをもう一つのセンサ
    スペーサを介在させてセンサケース内に配置し、該セン
    サケースとセンサスペーサとの内周面を覆うもう一つの
    センサキャンを配置し、且つ該センサケース及び該セン
    サスペーサの該センサキャンに接する内径部をラジアル
    センサ先端部を除いて半径方向に肉厚となるように構成
    したことを特徴とするキャンドモータポンプ。
  2. 【請求項2】 ロータの一端に羽根車を固定し、該ロー
    タを羽根車側及び反羽根車側の両側に配置した軸受で支
    承するキャンドモータポンプにおいて、 前記ロータの反羽根車側端部に円板状のセンサターゲッ
    トを固定し、該センサターゲットの半径方向に誘導型の
    ラジアルセンサを、該センサターゲットの軸方向に誘導
    型のアキシャルセンサを対向させて配置すると共に、該
    ラジアルセンサ及びアキシャルセンサをセンサスペーサ
    と肉厚の補強板を介在させてセンサケース内に配置し、
    該センサケースとセンサスペーサとの内周面及び該セン
    サターゲットと対向する該補強板の端面を覆うセンサキ
    ャンを配置し、且つ該センサケース及び該センサスペー
    サの該センサキャンに接する内径部をラジアルセンサ先
    端部を除いて半径方向に肉厚となるように構成し、更に
    羽根車側の軸受と羽根車側の軸スリーブとの軸方向の接
    触長さを反羽根車側の軸受と反羽根車側の軸スリーブと
    の軸方向の接触長さよりも長くなるように構成したこと
    を特徴とするキャンドモータポンプ。
  3. 【請求項3】 ロータの一端に羽根車を固定し、該ロー
    タを羽根車側及び反羽根車側の両側に配置した軸受で支
    承するキャンドモータポンプにおいて、 前記ロータの反羽根車側端部に円板状のセンサターゲッ
    トを固定し、該センサターゲットの半径方向に誘導型の
    ラジアルセンサを、該センサターゲットの軸方向に誘導
    型のアキシャルセンサを対向させて配置すると共に、該
    ラジアルセンサ及びアキシャルセンサをセンサスペーサ
    と肉厚の補強板を介在させてセンサケース内に配置し、
    該センサケースとセンサスペーサとの内周面及び該セン
    サターゲットと対向する該補強板の端面を覆うセンサキ
    ャンを配置し、且つ該センサケース及び該センサスペー
    サの該センサキャンに接する内径部をラジアルセンサ先
    端部を除いて半径方向に肉厚となるように構成し、更に
    羽根車側の軸受材料と反羽根車側の軸受材料は異なるよ
    うに構成したことを特徴とするキャンドモータポンプ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    キャンドモータポンプにおいて、 前記誘導型のラジアルセンサ又は前記誘導型のアキシャ
    ルセンサのいずれか若しくは全てを渦電流型のセンサに
    替えたことを特徴とするキャンドモータポンプ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    キャンドモータポンプにおいて、 前記センサターゲットの外周面と両端面にメッキ若しく
    は溶射を施したことを特徴とするキャンドモータポン
    プ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の
    キャンドモータポンプにおいて、 目視できる位置に検出器を設け、前記ラジアルセンサ及
    びアキシャルセンサの出力を処理し、該検出器に出力
    し、前記軸受の摩耗状況を目視できるようにしたことを
    特徴とするキャンドモータポンプ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のキャンドモータポンプ
    において、 前記検出器に前記ラジアルセンサがそれぞれ個々にラジ
    アル方向の検出出力を出力するようになっている場合、
    該複数のラジアル方向の検出出力のうち、最高値のみを
    該検出器に出力し、前記軸受の摩耗状況を目視できるよ
    うにしたことを特徴とするキャンドモータポンプ。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載のキャンドモータ
    ポンプにおいて、 前記ラジアルセンサ及びアキシャルセンサの出力を初期
    値を差し引いて、前記検出器に出力し、前記軸受の摩耗
    状況を目視できるようにしたことを特徴とするキャンド
    モータポンプ。
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