JP2000328625A - 排水トラップ - Google Patents

排水トラップ

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JP2000328625A
JP2000328625A JP11142741A JP14274199A JP2000328625A JP 2000328625 A JP2000328625 A JP 2000328625A JP 11142741 A JP11142741 A JP 11142741A JP 14274199 A JP14274199 A JP 14274199A JP 2000328625 A JP2000328625 A JP 2000328625A
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JP
Japan
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drain
trap
lid
lower lid
inlet
Prior art date
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Pending
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JP11142741A
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English (en)
Inventor
Masayuki Someya
正之 染谷
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SOMETANI APART KK
Original Assignee
SOMETANI APART KK
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラップ用の水が蒸発して無くなった場合に
おいても悪臭の侵入を確実に遮断できる構成の排水トラ
ップを提案すること。 【解決手段】 床排水トラップ1は、その排水流入口3
1に取り付けた上蓋4および下蓋5を有している。これ
らの蓋4、5には同一位置に同一形状の開口部401〜
408、501〜508が形成されており、下蓋5は回
転可能となっている。下蓋5をコイルばね10のばね力
に逆らって僅かに押し下げた状態で回転することによ
り、双方の蓋の開口部が一致した状態、双方の開口部が
共に封鎖された状態を形成できる。よって、必要に応じ
て、下蓋5を回転させて排水流入口31を封鎖できる。
この結果、トラップ用の水が蒸発して無くなった場合に
おいても、排水流入口31を介して悪臭が建物内等に侵
入することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床排水口等に取り
付けられる排水トラップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の床等には排水口が設けられてお
り、清掃後の汚水や、雨水等が排水口から床下に埋設さ
れている排水管を通って外部に排出される。この排水口
には、排水管の側から悪臭等が逆流して建物内等に侵入
することの無いように、一般に、排水トラップが取り付
けられている。
【0003】排水トラップは、床排水口と排水管の間に
接続され、上下に湾曲したトラップ用排水経路を備えて
おり、当該トラップ用排水経路に溜まっている排水によ
って、床排水口と排水管の間の通路が遮断された状態が
形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな排水トラップには次のような解決すべき課題があ
る。すなわち、床排水口と排水管を遮断している水が蒸
発して無くなると、これらの間が連通状態になってしま
う。この結果、トラップ作用が無くなり、悪臭等が床排
水口から建物内等に侵入してしまう。
【0005】また、排水トラップ付きの床排水口は常に
開いているので、例えば、雨水の流入が予想される床排
水口では、排水管の排水容量を越えるような多量の雨水
が流入すると、水が排水口から溢れ出すおそれもある。
【0006】本発明の課題は、このような点に鑑みてな
されたものであり、トラップ用排水経路に溜まっている
水が蒸発してしまった場合においても確実に悪臭等の侵
入を遮断することのできる排水トラップを提案すること
にある。また、本発明の課題は、必要に応じて、排水の
排出動作を阻止可能な排水トラップを提案することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、排水管に接続される排水管接続口と、
排水を受け入れる排水流入口と、この排水流入口および
前記排水管接続口を連通しているトラップ用排水経路と
を有する排水トラップにおいて、前記排水流入口に対し
て、相対移動可能な状態で取り付けられている第1およ
び第2の蓋を有し、前記第1の蓋には第1の開口部が形
成され、前記第2の蓋には第2の開口部が形成されてお
り、前記第1および第2の蓋を相対的に移動させること
により、前記第1および第2の開口部が少なくとも部分
的に重なることにより前記排水流入口が開いた状態と、
前記第1および第2の開口部が封鎖されて前記排水流入
口が閉じた状態が形成されることを特徴としている。
【0008】ここで、前記第1および第2の蓋として
は、相対回転可能な円盤状のものを採用することができ
る。
【0009】この構成の排水トラップにおいては、必要
に応じて、第1および第2の蓋を相対移動させることに
より、排水流入口を開閉することができる。よって、排
水の必要がない時には排水流入口を閉鎖しておけば、ト
ラップ用排水経路に溜まっている水が蒸発することを抑
制できる。また、水が蒸発してしまった場合にも、排水
流入口を閉鎖すれば、悪臭が当該排水流入口を介して侵
入することを防止できる。さらに、容量を越える多量の
雨水等が侵入しないように、当該排水流入口を閉鎖する
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した床排水トラップの実施例を説明する。
【0011】図1(a)、(b)は、本例の床排水トラ
ップの縦断面図および上面図である。これらの図に示す
ように、床排水トラップ1は、上方に開口している碗状
のトラップ下半部分2と、このトラップ下半部分2の上
端に嵌め込まれている円筒状のトラップ上半部分3と、
このトラップ上端部分3の上端開口(排水流入口)31
に取り付けた円盤状の上蓋4および円盤状の下蓋5を有
している。
【0012】トラップ下半部分2は、上方に向けて僅か
に広がった円錐状の外筒部分21と、同軸状態に一体形
成された円形の内筒部分22から形成されており、この
内筒22の下端開口部分が不図示の排水管に接続される
排水管接続口23とされている。
【0013】これら外筒部分21、内筒部分22およ
び、下蓋5によって区画される空間には、下方に開口し
た姿勢でカップ状部材6が配置されている。このカップ
状部材6は、下方に向けて僅かに広がった円錐状の筒部
分61と、この筒部分61の上端開口を封鎖している天
板部分62から形成されている。この筒部分61によっ
て、排水流入口31から内筒部分22の上端開口24に
向かうU字状のトラップ用排水経路7が区画形成されて
いる。このトラップ用排水経路7には、図1(a)に示
すように、水Wが溜まっており、この水によって、排水
管の側から当該排水トラップ1を経由して悪臭等が逆流
することを防止している。
【0014】次に、下蓋5は、その中心に取り付けた皿
ねじ8の頭部81によって、当該等部81を中心として
回転自在の状態で支持されている。すなわち、下蓋5の
中心部分には上方に向けて円柱状に突き出たボス51が
形成されており、この中心には、ねじ頭部81を上方側
から回転可能に受入れ可能なねじ孔56が形成されてい
る。また、このボス51の下方に位置しているカップ状
部材6の天板部分62の中心部分にも、円柱状に上方に
突き出た小径のボス63が形成され、このボス上面によ
って下蓋5のボス51の下面部分が支持されている。さ
らに、このボス63の中心にはねじ貫通孔64が形成さ
れ、皿ねじ8の脚部82はこのねじ貫通孔64を貫通し
て延びており、その下方から突き出た部分にはナット9
がねじ込み固定されている。
【0015】ここで、カップ状部材の天板部分62の中
心に形成したボス63は、その裏面側において、当該ボ
ス63と、内筒部分22の上端開口に形成されている放
射状のリブ22aとの間に、圧縮状態で装着されたコイ
ルばね10によって、常に、下蓋のボス51の裏面に押
しつけられている。
【0016】次に、上蓋4の中心部分には、下蓋側のボ
ス51が、回転自在の状態で差込み可能な大きさの差込
み孔41が形成されている。また、この上蓋4は丁度、
トラップ上半部分3の排水流入口31の内周面に嵌まり
込む大きさとなっている。
【0017】従って、上蓋4は排水流入口31に固定さ
れた状態となっているのに対して、下蓋5は、ねじ頭部
81を中心として、上蓋4に対して相対回転可能な状態
となっている。
【0018】なお、下蓋5の下面外周側部分は、トラッ
プ上半部分3の排水流入口31に形成されている円形段
面33から僅かに浮いた状態に保持されている。
【0019】次に、図2(a)、(b)は本例の上蓋4
の平面図および断面図であり、図3(a)、(b)は本
例の下蓋5の平面図および断面図である。これらの図か
ら分かるように、上蓋4および下蓋5には、同一形状で
同一角度間隔に形成された8個の開口部401〜408
および開口部501〜508が形成されている。また、
回転可能な下蓋5の中心部分に形成されているボス51
の表面には、当該下蓋を回転する際に使用する溝55が
形成されている。
【0020】この溝55に下蓋回転用の治具を差込み、
当該下蓋5をコイルばね10のばね力に逆らって押す
と、当該下蓋5は上蓋4の裏面から離れて下方に移動す
る。この状態で、下蓋5を回転させると、当該下蓋5に
形成されている8個の開口部501〜508の位置が、
上蓋側の開口部401〜408に対して円周方向にずれ
る。
【0021】これらの双方の蓋4、5の開口が相互に完
全に一致している状態が、排水流入口31が最も大きな
開度で開いている状態であり、図1(b)に示すよう
に、双方の開口部が完全に不一致の状態では、双方の開
口部が他方の蓋部分によって完全に封鎖されるので、排
水流入口31は全閉状態である。
【0022】このように構成した本例の床排水トラップ
1においては、排水を流す必要がある時のみ、下蓋5を
回して、排水流入口31を開け、それ以外の時は排水流
入口31を封鎖しておけば、トラップ用排水経路に溜ま
っている水が蒸発して無くなってしまうことを確実に防
止できる。
【0023】また、常に排水流入口31を開けておいた
場合においても、トラップ用排水経路に溜まっている水
が蒸発してしまった場合には、当該排水流入口31を閉
鎖すれば、悪臭等が排水管の側から侵入することを確実
に防止できる。
【0024】さらには、多量の雨水等が流れ込むおそれ
がある場合には、当該排水流入口31を閉鎖すれば、排
水容量を越える水が当該床排水トラップに流れ込み、当
該トラップから溢れ出る等といった弊害も回避できる。
【0025】(その他の実施の形態)なお、上記の例で
は、下蓋の側を回転できるようにしてあるが、下蓋を固
定し、上蓋の側を回転できるようにしてもよい。あるい
は、双方の蓋を回転できるようにしてもよい。
【0026】また、上記の例では、上蓋および下蓋を円
盤形状として、これらを相対回転させることにより排水
流入口を開閉できるようにしている。この代わりに、上
下の蓋を相対的にスライドさせることにより、それらに
形成されている開口位置を相対的にずらすことにより、
排水流入口を開閉するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の排水トラ
ップでは、その排水流入口に、開口部が形成された第1
および第2の蓋を取り付けると共に、これらの蓋を相対
させることにより、排水流入口を開閉できるようにして
ある。従って、本発明によれば、トラップ用の水が蒸発
してしまった場合等において排水流入口を封鎖すること
により、悪臭が建物内等に侵入することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は、本発明を適用した床排水ト
ラップを示す縦断面図および上面図である。
【図2】(a)、(b)は、図1の床排水トラップにお
ける上蓋の平面図および断面図である。
【図3】(a)〜(c)は、図1の床排水トラップにお
ける下蓋の平面図および、直交する方向で切断した場合
の各断面図である。
【符号の説明】
1 床排水トラップ 2 トラップ下半部分 21 外筒部分 22 内筒部分 23 排水管接続口 3 トラップ上半部分 31 排水流入口 4 上蓋(第1の蓋) 41 差込み孔 5 下蓋(第2の蓋) 51 ボス 6 カップ状部材 7 トラップ用排水経路 8 皿ねじ 9 ナット 10 コイルねじ 401〜408 開口部(第1の開口部) 501〜508 開口部(第2の開口部)
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月25日(1999.6.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水管に接続される排水管接続口と、排
    水を受け入れる排水流入口と、この排水流入口および前
    記排水管接続口を連通しているトラップ用排水経路とを
    有する排水トラップにおいて、 前記排水流入口に対して、相対移動可能な状態で取り付
    けられている第1および第2の蓋を有し、 前記第1の蓋には第1の開口部が形成され、前記第2の
    蓋には第2の開口部が形成されており、 前記第1および第2の蓋を相対移動させることにより、
    前記第1および第2の開口部が少なくとも部分的に重な
    ることにより前記排水流入口が開いた状態と、前記第1
    および第2の開口部が封鎖されて前記排水流入口が閉じ
    た状態とが形成されることを特徴とする排水トラップ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1および第2
    の蓋は相対回転が可能な円盤形状をしていることを特徴
    とする排水トラップ。
JP11142741A 1999-05-24 1999-05-24 排水トラップ Pending JP2000328625A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100362176C (zh) * 2004-02-24 2008-01-16 朴正烈 防止倒流的密封式排水设备
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KR102534277B1 (ko) * 2022-09-30 2023-05-26 강동원 싱크대 배수구 커버

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