JP2000327941A - 液体組成物、インクセット、画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

液体組成物、インクセット、画像形成方法及び画像形成装置

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JP2000327941A
JP2000327941A JP13680099A JP13680099A JP2000327941A JP 2000327941 A JP2000327941 A JP 2000327941A JP 13680099 A JP13680099 A JP 13680099A JP 13680099 A JP13680099 A JP 13680099A JP 2000327941 A JP2000327941 A JP 2000327941A
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liquid composition
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JP13680099A
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Yoichi Takada
陽一 高田
Takeshi Santo
剛 三東
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般のオフィス等で使用されている普通紙に
対し印字記録を行った場合にも、得られる印字物の発色
に悪影響を与えることなく、印字記録物が充分な耐光性
を有し、且つ高品位な印字を可能とする液体組成物、イ
ンクセット、画像形成方法及び画像形成装置を提供する
こと。 【解決手段】 下記一般式(I)及び/又は(II)で表
される近赤外吸収化合物を含有することを特徴とする液
体組成物、インクセット、画像形成方法及び画像形成装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体組成物、イン
クセット、画像形成方法及び画像形成装置に関し、更に
詳しくは、特に耐光堅牢性に優れた画像を形成し得るイ
ンクジェット記録方式に適した液体組成物、インクセッ
ト、画像形成方法及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、インクジェット記録用インク
に関しては様々なものが報告されている。中でも近年
は、オフィスで一般に使用されているコピー用紙、レポ
ート用紙或いはボンド紙等のいわゆる普通紙に対しても
良好な記録を行なうことができるように、インクの組
成、安定性、長期保存性、吐出安定性及び画像堅牢性
等、様々な面から詳細な研究開発が為されている。特に
カラー画像においては、普通紙において優れた色再現性
を持つこと、耐光性、耐久性等の堅牢性に優れた画像を
与えること等の性能が要求されている。
【0003】このような要求に対して、例えば、特開平
5−214259号公報、USP5,273,573号
明細書では、特定の構造を有するイエロー、シアン、マ
ゼンタ各色の染料を使用したインクセットによって、優
れた色再現性が得られることが開示されている。しか
し、このような染料を用いてカラー画像の記録を行った
場合、光に曝された場合に画像が退色するという問題が
あった。
【0004】又、画像の耐光性を向上させるために、イ
ンク中に種々の化合物を添加することが広く検討されて
いる。例えば、特開平2−238067号公報にはハイ
ドロキノン類をインクに添加することが開示されてお
り、特開平4−227773号公報には、ヒンダードフ
ェノール類をインクに添加することが開示されている。
しかし、ハイドロキノン類やヒンダードフェノール類
は、酸化防止効果を発現した後に自身が酸化されてキノ
ン類となるため、画像の色調を変化させるという問題が
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、一般のオフィス等で使用されている酸性紙、或いは
中性紙等の所謂普通紙に対し画像形成を行った場合に
も、得られる画像の発色に悪影響を与えることなく画像
が充分な耐光性を有し、且つ高品位な画像形成を可能と
する液体組成物、インクセット、画像形成方法及び画像
形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、下記一般式
(I)及び/又は(II)で表される近赤外吸収化合物を
含有することを特徴とする液体組成物を提供する。
【化2】 (式中、R1〜R8は、水素原子、炭素数1〜8の置換
若しくは未置換のアルキル基、置換若しくは未置換のア
ルケニル基、置換若しくは未置換のアラルキル基、又は
置換若しくは未置換のアルキニル基を示す。又、窒素原
子に結合し且つ互いに隣接する2個のRの基は、窒素原
子と共に置換若しくは未置換の5員環、置換若しくは未
置換の6員環、又は置換若しくは未置換の7員環を形成
してもよい。又、R1〜R8及びその置換基はそれぞれ
同一又は異なってもよい。nは1又は2である。X
陰イオンを示す。)。
【0007】又、本発明は、前記液体組成物と、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラック、レッド、ブルー及び
グリーンから選ばれる少なくとも1色のインクとを組み
合わせたことを特徴とするインクセットを提供する。
【0008】又、本発明は、上記インクセットを使用
し、該インクセット中の液体組成物をインクジェット方
式により被記録材上の画像形成領域に付与する工程
(A)と、インクセット中のインクをインクジェット方
式により上記被記録材上の画像形成領域に付与する工程
(B)とを少なくとも有することを特徴とする画像形成
方法を提供する。
【0009】更に本発明は、前記のインクセットと、イ
ンクジェット手段とを有することを特徴とする画像形成
装置、及び前記液体組成物の収納部及び吐出手段を有す
る第一のユニットと、インクの収納部及び吐出手段を有
する第二のユニットを備えたことを特徴をする画像形成
装置を提供する。
【0010】本発明者らは、普通紙に対し画像形成を行
った場合にも、得られる画像の発色に悪影響を与えるこ
となく、画像が十分な耐光性を有し、且つ高品位な画像
形成を可能とする液体組成物について鋭意検討した結
果、前記一般式(I)及び/又は(II)で表される近赤
外吸収化合物を含有する液体組成物を使用することによ
り、前記目的が達成されることを見出した。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を挙げて本発明を詳細に説明する。本発明の液体組成
物は、前記の一般式(I)及び/又は(II)で表される
近赤外吸収化合物を含有することを特徴とする。
【0012】一般式(I)及び(II)中、各々のR1〜
R8としては、水素原子、炭素数1〜8の置換若しくは
未置換のアルキル基、置換若しくは未置換のアルケニル
基、置換若しくは未置換のアラルキル基、又は置換若し
くは未置換のアルキニル基が挙げられる。
【0013】前記の置換又は未置換のアルキル基として
は、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i
so−プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、
iso−ブチル基、tert−ブチル基、n−アミル
基、sec−アミル基、iso−アミル基、tert−
アミル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチ
ルへキシル基、tert−オクチル基、2−ヒドロキシ
エチル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシ
ブチル基等のヒドロキシアルキル基;2−アセトキシエ
チル基、2−アセトキシプロピル基等のアセトキシアル
キル基;カルボキシメチル基、2−カルボキシエチル
基、3−カルボキシプロピル基等のカルボキシアルキル
基;メトキシエチル基、エトキシエチル基、メトキシプ
ロピル基等のアルコキシアルキル基等が挙げられる。
【0014】前記の置換又は未置換のアルケニル基とし
ては、例えば、ビニル基、プロペニル基、ブテニル基、
ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニ
ル基、2−ヒドロキシビニル基、3−ヒドロキシプロピ
ル基、3−カルボキシプロペニル基等が挙げられる。前
記の置換又は未置換のアラルキル基としては、例えば、
ベンジル基、p−クロロベンジル基、p−メチルベンジ
ル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル
基、α−ナフチルメチル基、β−ナフチルエチル基等が
挙げられる。又、前記の置換又は未置換のアルキニル基
としては、例えば、プロピニル基、ブチニル基、ペンチ
ニル基、ヘキシニル基、2−ヒドロキシブチニル基、2
−カルボキシペンチニル基、2−クロロブチニル基等が
挙げられる。
【0015】尚、一般式(I)及び(II)中のR1〜R
8及びその置換基はそれぞれ同一又は異なってもよい。
又、窒素原子に結合し且つ互いに隣接する2個のRの基
は、窒素原子と共に置換若しくは未置換の5員環、置換
若しくは未置換の6員環、又は置換若しくは未置換の7
員環を形成してもよい。置換若しくは未置換の5員環と
しては、例えば、ピロリジン環等が、置換若しくは未置
換の6員環としてはピペリジン環、モルホリン環、テト
ラヒドロピリジン環が、置換若しくは未置換の7員環と
してはヘキサメチレンイミン環等がそれぞれ挙げられ
る。又、一般式(I)及び(II)において、中心の芳香
環は低級アルキル基或いはハロゲン基で置換されていて
もよい。nは1又は2である。
【0016】一般式(I)及び(II)中のX-は陰イオン
を表わす。該陰イオンとしては、例えば、塩素イオン、
臭素イオン、よう素イオン、過塩素酸イオン、硝酸イオ
ン、ベンゼンスルホン酸イオン、p−トルエンスルホン
酸イオン、メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン、プロ
ピル硫酸イオン、テトラフルオロ硼酸イオン、テトラフ
ェニル硼酸イオン、ヘキサフルオロりん酸イオン、ベン
ゼンスルフィン酸イオン、酢酸イオン、トリフルオロ酢
酸イオン、プロピオン酸イオン、安息香酸イオン、しゅ
う酸イオン、コハク酸イオン、マロン酸イオン、オレイ
ン酸イオン、ステアリン酸イオン、クエン酸イオン、一
水素二りん酸イオン、二水素二りん酸イオン、ペンタク
ロロスズ酸イオン、クロロスルホン酸イオン、フルオロ
スルホン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオ
ン、ヘキサフルオロヒ酸イオン、ヘキサフルオロアンチ
モン酸イオン、モリブデン酸イオン、タングステン酸イ
オン、チタン酸イオン、ジルコン酸イオン等が挙げられ
る。
【0017】一般式(I)及び(II)で表される近赤外
吸収化合物であるアミニウム塩及びジイモニウム塩は、
USP3,251,881号明細書、USP3,48
4,467号明細書及び特開昭61−69991号公報
に記載された方法を利用して製造することができる。例
えば、次の工程により製造することができる。即ち、ウ
ルマン反応及び還元反応により得た前記一般式(I)及
び(II)に対応するアミノ体を、選択的にアルキル化、
アルケニル化、アラルキル化、アルキニル化等を行って
アミノ基の水酸基と置換した後、銀塩酸化或いは電解酸
化反応によりアミニウム塩化合物及びジイモニイウム塩
化合物を得ることができる。R1〜R8が非対称である
化合物を製造する場合には、このアルキル化等を多段階
的に行う必要がある。
【0018】一般式(I)及び(II)で表される近赤外
吸収化合物は、極大吸収波長が900〜1,400nm
にあり、そのモル吸光係数も数万〜数十万程度と大きい
ピークを持つ。しかしながら、可視域での吸収は殆どな
いために、インク中の着色剤である染料や顔料と接触し
ても、それらの着色剤の色調の変化や退色を生じる恐れ
は殆どない。
【0019】又、本発明の液体組成物は、水系溶剤を使
用するため、使用する近赤外吸収化合物としては、一般
式(II)のジイモニウム塩化合物を用い、更にR1〜R
8の少なくとも1個がメトキシエチル基、エトキシエチ
ル基等のアルコキシアルキル基であることが好ましい。
本発明の液体組成物中の、上記の一般式(I)及び/又
は(II)で表される近赤外吸収化合物の含有量として
は、液体組成物全量に対して好ましくは0.1〜10重
量%の範囲であり、更に好ましくは0.2〜5重量%の
範囲である。含有量がこの範囲であると、記録特性や、
装置やへッド周辺における信頼性等を損なうことなく、
画像の耐光堅牢性が向上する。又、本発明において、上
記した近赤外吸収化合物は、一種類に限定されるもので
はなく、二種類以上を混合して使用してもよい。
【0020】本発明の液体組成物は、上記のような近赤
外吸収化合物を水性の液媒体に溶解させて得られるが、
この際に使用する水性の液媒体としては、水と水溶性有
機溶剤との混合溶剤を使用することが好ましい。水溶性
有機溶剤としては、液体組成物のノズル先端での乾燥防
止効果を有するものが特に好ましく、又、水は、種々の
イオンを含有する一般の水ではなく、脱イオン水を使用
することが望ましい。
【0021】このような水溶性有機溶剤としては、例え
ば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルア
ルコール、イソブチルアルコール、sec−ブチルアル
コール、tert−ブチルアルコール等の炭素数1〜4
のアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコー
ル等のケトン又はケトアルコール類;テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類;ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリ
コール類;エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,2,6−へキサントリオール、チオジグリコール、
ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等のアル
キレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコ
ール類;ポリエチレングリコールモノメチルエーテルア
セテート等の低級アルキルエーテルアセテート;グリセ
リン;エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチル(又はエチ
ル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又
はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキル
エーテル類;トリメチロールプロパン、トリメチロール
エタン等の多価アルコール;N−メチル−2−ピロリド
ン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾ
リジノン等が挙げられる。上記の如き水溶性有機溶剤
は、単独でも或いは混合物としても使用することができ
る。
【0022】本発明の液体組成物中に含有される水溶性
有機溶剤の量は特に限定されないが、液体組成物全量に
対して好ましくは3〜50重量%の範囲である。又、液
体組成物に含有される水の含有量は、液体組成物全量に
対して好ましくは50〜95重量%の範囲である。
【0023】又、本発明の液体組成物は、特開平8−2
24955号公報に記載されているようなカチオン性の
ポリマーを含有することにより、更にインクの付与によ
り形成された画像の耐水性の向上、カラー画像を形成し
た際の異色インク間の境界部分の滲みを抑える等の効果
を得ることができる。カチオン性のポリマーとしては、
重量平均分子量が400〜5,000の範囲にあるもの
が好ましい。即ち、重量平均分子量400〜5,000
のカチオン性ポリマーは、水溶性が高いため、ポリマー
水溶液の粘度が低く、ノズルの先端から水分の蒸発が起
こっても、液体組成物がノズルの先端に固着しにくい。
又、重量平均分子量400〜5,000のカチオン性ポ
リマーを使用すれば、液体組成物の初期粘度及び水分が
蒸発した後の粘度を低く抑えることができるため、実使
用上における耐固着性、吐出の周波数応答特性、スター
トアップ特性等の信頼性が確保できる。
【0024】本発明の液組成物で使用するカチオン性ポ
リマーとしては、例えば、ポリアリルアミン、ポリアミ
ンスルホン及びこれらの共重合体、ポリビニルアミン等
が挙げられる。尚、本発明で述べる分子量とはGPCに
より求めたポリエチレンオキシド換算の重量平均分子量
のことを指す。
【0025】本発明の液体組成物に上記カチオン性ポリ
マーを含有させる場合は、カチオン性ポリマーの含有量
は、液体組成物全量に対して、0.05〜20重量%の
範囲とすることが好ましい。カチオン性ポリマーの含有
量が20重量%を超えると、液体組成物の粘度が高くな
り過ぎ、一方、カチオン性ポリマーの含有量が0.05
重量%より少ないと、形成される画像の耐水性の向上、
カラー画像を形成した際の異色インク間の境界部分の滲
みを抑える等の効果が十分でなくなる。又、本発明の液
体組成物には、上記成分の他に更に必要に応じて所望の
物性値を持たせるために、界面活性剤、消泡剤、防腐
剤、防黴剤等を添加することができる。
【0026】上記のような構成材料からなる本発明の液
体組成物の好ましい表面張力の範囲としては、25〜5
0dyn/cm、更に好ましくは30〜40dyn/c
mである。更に本発明の液体組成物の粘度の範囲として
は1.3〜5cP、更に好ましくは1.5〜3cPであ
る。
【0027】次に、上記した本発明の液体組成物と、イ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラック、レッド、ブルー
及びグリーンから選ばれる少なくとも1色のインクとを
組み合わせて構成される本発明のインクセットについて
説明する。例えば、本発明においては、本発明の液体組
成物をイエロー、マゼンタ及びシアンの三原色のインク
と組み合わせたインクセットや、本発明の液体組成物を
イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの四原色のイ
ンクと組み合わせたインクセット等がフルカラー画像を
形成するものとして好ましく使用される。更にこれらの
三原色又は四原色にレッド、ブルー又はグリーンのイン
クを組み合わせることにより更に色再現性の良好なカラ
ー画像が形成される。
【0028】上記したインクセットにおいて使用される
各色のインクは、着色剤としては、顔料又は水溶性染料
が用いられる。顔料又は水溶性染料としては、カラーイ
ンデックスに記載されているものであれば特に制限はな
い。本発明においては、これらの中でもアニオン性基を
有する水溶性染料が好適に用いられる。好適に用いられ
る水溶性染料としては、例えば、直接染料、酸性染料、
反応染料、食用色素等の如く、その分子中にスルホン酸
基及び/又はカルボキシル基若しくはそれらの塩の基を
有する水溶性染料が挙げられる。
【0029】上記着色剤の含有量は液媒体成分の種類、
インクに要求される特性等に依存して決定されるが、一
般にインク全量に対して0.5〜15重量%、好ましく
は1〜7重量%の範囲である。本発明で使用されるイン
クは上記のような着色剤に、少なくとも水、又は水と水
溶性有機溶剤とからなる液媒体とを有し、更にその他の
成分として、例えば、粘度調整剤、pH調整剤、防腐
剤、界面活性剤或いは酸化防止剤が必要に応じて含まれ
る。このように本発明で使用するインクは、特別なもの
ではなく従来公知の何れのインクジェット用インクも使
用できる。
【0030】次に、本発明の画像形成方法及び画像形成
装置について説明する。本発明の画像形成方法は、以上
の如きインクセットを使用し、該インクセット中の液体
組成物をインクジェット方式により被記録材上の画像形
成領域に付与する工程(A)と、インクセット中のイン
クをインクジェット方式により上記被記録材上の画像形
成領域に付与する工程(B)とを少なくとも有すること
を特徴とする画像形成方法である。上記方法の理解を容
易にするに、インクジェット画像形成装置の1例とし
て、記録ヘッド(以下単にヘッドという)のインクに画
像信号を与え、発生した熱エネルギーにより液滴を吐出
するインクジェット装置の主要部であるヘッドの構成
を、図1、図2及び図3に示す。
【0031】ヘッド13は、インクを通す溝14を有す
るガラス、セラミック又はプラスチック板等と、感熱記
録に用いられる発熱抵抗体層18を有する発熱ヘッド1
5(図では薄膜ヘッドが示されているが、これに限定さ
れるものではない)とを接着して得られる。発熱ヘッド
15は、酸化シリコン等で形成される保護膜16、アル
ミニウム電極17−1及び17−2、ニクロム等で形成
される発熱抵抗体層18、蓄熱層19、及びアルミナ等
の放熱性のよい基板20よりなっている。
【0032】インク21は吐出オリフィス22まで来て
おり、圧力Pによりメニスカス23を形成している。こ
こでアルミニウム電極17−1及び17−2に電気信号
が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激
に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生
し、その圧力でメニスカス23が突出し、吐出オリフィ
ス22よりインク小滴24となり、被記録材25に向か
って飛翔する。
【0033】図3には、図1に示したノズルを多数並べ
たマルチノズルヘッド26の概略図を示す。該ヘッドは
多数の流路を有するガラス板等27と、図1において説
明したものと同様の発熱ヘッド28を密着して作られ
る。尚、図1は、インク流路に沿ったヘッド13の断面
図であり、図2は、図1のA−B線での断面図である。
【0034】図4に、該ヘッドを組み込んだインクジェ
ット画像形成装置の一例を示す。図4において、61は
ワイピング部材としてのブレードで、その一端はブレー
ド保持部材によって保持されて固定端となり、カンチレ
バーの形態をなす。ブレード61はヘッド65による記
録領域に隣接した位置に配置され、又、本例の場合、ヘ
ッド65の移動経路中に突出した形態で保持される。
【0035】62はヘッド65の吐出口面のキャップで
あり、ブレード61に隣接するホームポジションに配設
され、ヘッド65の移動方向と垂直な方向に移動して、
インク吐出口面と当接し、キャッピングを行う構成を備
える。更に、63はブレード61に隣接して設けられる
インク吸収体であり、ブレード61と同様、ヘッド65
の移動経路中に突出した形態で保持される。上記ブレー
ド61、キャップ62及びインク吸収体63によって吐
出回復部64が構成され、ブレード61及びインク吸収
体63によってインク吐出口面の水分、塵埃等の除去が
行われる。
【0036】65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐
出口を配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐
出して記録を行うヘッド、66はヘッド65を搭載して
その移動を行うためのキャリッジである。キャリッジ6
6はガイド軸67と摺動可能に係合し、キャリッジ66
の一部はモーター68によって駆動されるベルト69と
接続(不図示)している。これによりキャリッジ66は
ガイド軸67に沿った移動が可能となり、ヘッド65に
よる記録領域及びその隣接した領域の移動が可能とな
る。
【0037】51は被記録材を挿入するための給紙部、
52はモーター(図示せず)により駆動する紙送りロー
ラーである。これらの構成によってヘッド65の吐出口
面と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行す
るにつれて排紙ローラー53を配した排紙部へ排紙され
る。
【0038】上記構成においてヘッド65が記録終了等
でホームポジションに戻る際、吐出回復部64のキャッ
プ62はヘッド65の移動経路から退避しているが、ブ
レード61は移動経路中に突出している。この結果、ヘ
ッド65の吐出口面がワイピングされる。尚、キャップ
62がヘッド65の吐出口面に当接してキャッピングを
行う場合、キャップ62はヘッドの移動経路中に突出す
るように移動する。
【0039】ヘッド65がホームポジションから記録開
始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード61
は、上述したワイピング時の位置と同一の位置にある。
この結果、この移動においてもヘッド65の吐出口面は
ワイピングされる。上述のヘッド65のホームポジショ
ンへの移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、
ヘッド65が記録のために記録領域を移動する間に所定
の間隔で記録領域に隣接したホームポジションへ移動
し、この移動に伴って上記ワイピングが行われる。
【0040】図5は、ヘッドにインク供給部材、例え
ば、チューブを介して供給されるインクを収容したイン
クカートリッジの一例を示す図である。ここで、40は
供給用インクを収容したインク収容部、例えば、インク
袋であり、その先端にはゴム製の栓42が設けられてい
る。この栓42に針(図示せず)を挿入することによ
り、インク袋40中のインクをヘッドに供給可能ならし
める。44は廃インクを受容するインク吸収体である。
インク吸収部としては、インクとの接液面がポリオレフ
ィン、特にポリエチレンで形成されているものが好まし
い。
【0041】インクジェット画像形成装置としては、上
記の如きヘッドとインクカートリッジとが別体となった
ものに限らず、図6に示す如きそれらが一体になったも
のにも好適に用いられる。図6において、70は記録ユ
ニットであって、この中にはインクを収容したインク収
容部、例えば、インク吸収体が収納されており、かかる
インク吸収体中のインクが複数のオリフィスを有するヘ
ッド部71からインク滴として吐出される構成になって
いる。
【0042】インク吸収体の材料としては、ポリウレタ
ンを用いることができる。72は記録ユニット内部を大
気に連通させるための大気連通口である。この記録ユニ
ット70は、図4で示すヘッドに代えて用いられるもの
であって、キャリッジ66に対し着脱自在になってい
る。
【0043】尚、本発明の画像形成方法を好適に実施で
きる画像形成装置において、上記ではインクに熱エネル
ギーを作用させてインク液滴を吐出するインクジェット
画像形成装置を例に挙げたが、その他、圧電素子を使用
するピエゾ方式のインクジェット画像形成装置でも同様
に利用できる。
【0044】本発明の画像形成方法を実施する場合に
は、例えば、前記図3に示したヘッドを5つキャリッジ
上に並べた画像形成装置を使用することが好ましい。図
7はその一例である。81、82、83、84はそれぞ
れイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色のインク
を吐出するためのヘッドである。又、85は本発明の液
体組成物を吐出するためのヘッドである。このようなヘ
ッド81〜85は前記した画像形成装置に配置され、画
像信号に応じて、液体組成物と各色のインクを吐出す
る。又、本発明の液体組成物は、少なくとも各色のイン
クが被記録材に付着する部分に予め付着させておくこと
が好ましい。
【0045】図7ではヘッドを5つ使用した例を示した
が、これに限定されるものではなく、図8に示したよう
に、1つのヘッドでイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ック及び本発明の液体組成物を液流路を分けて行う例も
好ましい。勿論、本発明の液体組成物と各色インクの順
序が上記した順序とは逆になるようなヘッドの配置をと
ってもよい。
【0046】本発明で好適に使用されるインクジェット
ヘッドの配置の具体的な構成例としては、図9及び10
に示したような態様が挙げられる。図9及び10におい
て、Y、M、C及びBkは、それぞれイエロー、マゼン
タ、シアン及びブラックの各色のインクを吐出するため
のヘッドである。又、Sは本発明の液体組成物を吐出す
るためのヘッドである。各ヘッドは、図7で示したと同
様にキャリッジ上に並べられる(順序は、構成例によっ
て異なる。)。各ヘッドは、前記したような画像形成装
置に配置され、画像信号に応じて本発明の液体組成物及
び各色のインクを吐出する。一方、本発明の液体組成物
は、インクの吐出に先立ち或いは後に、少なくとも各色
のインクが被記録材に付着する領域に吐出され付着させ
られる。尚、各ヘッドは矢印(1)の方向にキャリッジ
によって移動し、被記録材は矢印(2)方向に給紙ロー
ラー等によって移動する。
【0047】図9の例は、液体組成物(S)、ブラック
インク(Bk)、イエローインク(Y)、マゼンタイン
ク(M)及びシアンインク(C)用の記録へッドが並列
にキャリッジ上に配置されている例であるが、図10の
例は、並列に配置された液体組成物(S)及びブラック
インク(Bk)用のヘッドと、これらのヘッドとは並列
に、且つ互いに直列に配列されたイエローインク
(Y)、マゼンタインク(M)及びシアンインク(C)
用の記録へッドとからなっている例を示している。
【0048】ここで、各ヘッドの1ドットあたりの吐出
体積は、必ずしも同一である必要はなく、液体組成物の
組成等により、画像形成の適性が最適になるように、各
へッドの1ドットあたりの吐出体積を調整してもよい。
又、本発明においては、画像形成領域における液体組成
物とインクの被記録材上の単位面積当たりの付与量の比
は、1:1であってもよいが、液体組成物:インク=
1:10〜8:10と設定することもできる。
【0049】前述したように、本発明の液体組成物は、
インクの吐出に先立ち或いは後に、少なくとも各色のイ
ンクが被記録材に付着する領域に吐出され付着させられ
る。即ち、本発明の画像形成方法は、本発明の液体組成
物を被記録材上に付与する工程(A)と、インクを画像
信号に従って吐出オリフィスから液滴として被記録材上
に噴射し、付与する工程(B)の2つの工程を少なくと
も有する。工程(A)は、工程(B)により形成される
画像の耐光性を向上させる目的でなされるものであり、
工程(A)を工程(B)に先立って行っても、工程
(B)を工程(A)に先立って行っても同様の効果が得
られる。
【0050】工程(A)を工程(B)に先立って行う場
合の、本発明の液体組成物を被記録材に付着せさせてか
ら、インクを付着させるまでの時間については特に制限
されるものではないが、その時間は、本発明をより一層
効果的なものにするためには、数秒以内、特に好ましく
は1秒以内である。これは、工程(A)を工程(B)の
後に行う場合についても同様である。
【0051】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明する。尚、以下の記載で、部及び%とあ
るものは特に断らない限り重量基準である。実施例で使
用した一般式(I)及び(II)で表わされる近赤外吸収
化合物は以下の表1の通りである。
【0052】
【表1】
【0053】実施例1〜24 以下に示す成分を混合溶解した後、ポアサイズ0.2μ
mのミクロフィルター(富士写真フィルム製)にて加圧
ろ過し、実施例1〜24で使用する液体組成物1、2及
びインク1〜4を調製した。 液体組成物−1 ・チオジグリコール 5部 ・エチレングリコール 5部 ・尿素 5部 ・表1に示す近赤外吸収化合物のいずれか1種 1部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 0.5部 ・水 83.5部
【0054】 液体組成物−2 ・グリセリン 5部 ・エチレングリコール 5部 ・尿素 5部 ・表1に示す近赤外吸収化合物のいずれか1種 1部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 0.5部 ・ポリアリルアミン 2部 ・水 81.5部
【0055】 インク−1 ・チオジグリコール 5部 ・エチレングリコール 5部 ・尿素 5部 ・C.I.ダイレクトブラック168 3部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 0.2部 ・水 81.8部
【0056】 インク−2 ・グリセリン 5部 ・エチレングリコール 5部 ・尿素 5部 ・C.I.アシッドレッド94 2.5部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 0.5部 ・水 82部
【0057】 インク−3 ・チオジグリコール 10部 ・ジエチレングリコール 5部 ・C.I.アシッドブルー9 3部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 0.7部 ・水 81.3部
【0058】 インク−4 ・グリセリン 5部 ・ジエチレングリコール 5部 ・尿素 5部 ・C.I.ダイレクトイエロー86 2.2部 ・アセチレノールEH(川研ファインケミカル社製) 0.7部 ・水 82.1部
【0059】以上のように調製した液体組成物1、2及
びインク1〜4を以下のように組み合わせて本発明のイ
ンクセットとし、図10に示した構成のヘッドを使用し
画像形成を行った。 実施例1〜12のインクセット ・液体組成物−1 ・インク−1 ・インク−2 ・インク−3 ・インク−4
【0060】実施例13〜24のインクセット ・液体組成物−2 ・インク−1 ・インク−2 ・インク−3 ・インク−4
【0061】又、比較例として、インク1〜4のみを使
用し、本発明の液体組成物を使用しないで画像形成を行
い、比較例1〜4とした。以上のインクセットを使用
し、画像信号に応じた熱エネルギーをインクに付与する
ことによりインクを吐出させるオンデマンド型マルチヘ
ッドを有するインクジェット画像形成装置BJC−70
00(キヤノン製)を用いて下記の評価を行った。尚、
ヘッドの駆動条件、即ち、ヒーターヘの通電条件は、印
加電圧24V、パルス幅4.5μs、駆動周波数9.6
kHzとした。
【0062】耐光性評価 実施例1〜24及び比較例1〜4のインクセットを用い
た各画像に関して、ODを測定し、ATRUSフェードメー
ターで63℃、70%RHの条件下で50時間照射後、
再びODを測定し、以下の基準で評価した。その結果を
表2に示す。
【0063】
【表2】
【0064】
【発明の効果】本発明の液体組成物、又は本発明のイン
クセットを使用すれば、一般のオフィス等で使用されて
いる酸性紙、或いは中性紙等の所謂普通紙に対し画像形
成を行った場合にも、得られる画像の発色に悪影響を与
えることなく、画像が十分な耐光性を有し、且つ高品位
な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット画像形成装置のヘッドの縦断面
図。
【図2】インクジェット画像形成装置のヘッドの横断面
図。
【図3】図1に示したヘッドをマルチ化したヘッドの外
観斜視図。
【図4】インクジェット画像形成装置の一例を示す斜視
図。
【図5】インクカートリッジの縦断面図。
【図6】記録ユニットの一例を示す斜視図。
【図7】複数のヘッドが配列した記録部を示した斜視
図。
【図8】本発明に使用する別のヘッドの斜視図。
【図9】ヘッドの構成例。
【図10】ヘッドの別の構成例。
【符号の説明】
13:ヘッド 14:溝 15:発熱ヘッド 16:保護膜 17−1、17−2:電極 18:発熱抵抗体層 19:蓄熱層 20:基板 21:インク 22:吐出オリフィス 23:メニスカス 24:インク小滴 25:被記録材 26:マルチノズルヘッド 27:ガラス板 28:発熱ヘッド 40:インク収容部 42:栓 44:インク吸収体 45:インクカートリッジ 51:給紙部 52:紙送りローラー 53:排紙ローラー 61:ブレード 62:キャップ 63:インク吸収体 64:吐出回復部 65:ヘッド 66:キャリッジ 67:ガイド軸 68:モーター 69:ベルト 70:記録ユニット 71:ヘッド部 72:大気連通ロ 81〜84:ヘッド 85:液体組成物吐出ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 FC02 2H086 BA56 BA59 BA60 BA62 4J039 AD23 BA35 BA36 BA39 BC05 BC07 BC12 BC19 BC32 BC33 BC50 BC53 BC54 BC56 BE06 BE33 CA03 EA15 EA16 EA17 EA19 EA20 EA35 EA42 GA24

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(I)及び/又は(II)で
    表される近赤外吸収化合物を含有することを特徴とする
    液体組成物。 【化1】 (式中、R1〜R8は、水素原子、炭素数1〜8の置換
    若しくは未置換のアルキル基、置換若しくは未置換のア
    ルケニル基、置換若しくは未置換のアラルキル基、又は
    置換若しくは未置換のアルキニル基を示す。又、窒素原
    子に結合し且つ互いに隣接する2個のRの基は、窒素原
    子と共に置換若しくは未置換の5員環、置換若しくは未
    置換の6員環、又は置換若しくは未置換の7員環を形成
    してもよい。又、R1〜R8及びその置換基はそれぞれ
    同一又は異なってもよい。nは1又は2である。X-
    陰イオンを示す。)。
  2. 【請求項2】 近赤外吸収化合物の含有量が、液体組成
    物全量に対して0.1〜10重量%の範囲である請求項
    1に記載の液体組成物。
  3. 【請求項3】 更にカチオン性ポリマーを含有する請求
    項1に記載の液体組成物。
  4. 【請求項4】 カチオン性ポリマーの重量平均分子量
    が、400〜5,000の範囲である請求項3に記載の
    液体組成物。
  5. 【請求項5】 カチオン性ポリマーの含有量が、液体組
    成物全量に対して0.05〜20重量%の範囲である請
    求項3に記載の液体組成物。
  6. 【請求項6】 近赤外線吸収化合物のR1〜R8のうち
    の少なくとも1つは、置換若しくは未置換のアルコキシ
    アルキル基から選ばれる請求項1に記載の液体組成物。
  7. 【請求項7】 5員環が、ピロリジン環である請求項1
    に記載の液体組成物。
  8. 【請求項8】 6員環が、ピペリジン環、モルホリン
    環、又はテトラヒドロピリジン環である請求項1に記載
    の液体組成物。
  9. 【請求項9】 7員環が、ヘキサメチレンイミン環であ
    る請求項1に記載の液体組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れか1項に記載の液
    体組成物と、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、
    レッド、ブルー及びグリーンから選ばれる少なくとも1
    色のインクとを組み合わせたことを特徴とするインクセ
    ット。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9の何れか1項に記載の液
    体組成物と、イエロー、マゼンタ及びシアンの3色のイ
    ンクとを組み合わせた請求項10に記載のインクセッ
    ト。
  12. 【請求項12】 請求項1〜9の何れか1項に記載の液
    体組成物と、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック
    の4色のインクとを組み合わせた請求項10に記載のイ
    ンクセット。
  13. 【請求項13】 インクが、アニオン性基を有する水溶
    性染料を含有するインクである請求項10〜12のいず
    れか1項に記載のインクセット。
  14. 【請求項14】 請求項10〜13に記載のインクセッ
    トを使用し、該インクセット中の液体組成物をインクジ
    ェット方式により被記録材上の画像形成領域に付与する
    工程(A)と、インクセット中のインクをインクジェッ
    ト方式により上記被記録材上の画像形成領域に付与する
    工程(B)とを少なくとも有することを特徴とする画像
    形成方法。
  15. 【請求項15】 インクジェット方式が、オンデマンド
    型インクジェット方式である請求項14に記載の画像形
    成方法。
  16. 【請求項16】 インクジェット方式が、インクに熱エ
    ネルギーを作用させてインクを吐出させる方式である請
    求項14に記載の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 工程(A)を工程(B)に先だって行
    なう請求項14に記載の画像形成方法。
  18. 【請求項18】 工程(A)を工程(B)の後に行なう
    請求項14に記載の画像形成方法。
  19. 【請求項19】 請求項10〜13の何れか1項に記載
    のインクセットと、インクジェット手段とを有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 請求項1〜9の何れか1項に記載の液
    体組成物の収納部及び吐出手段を有する第一のユニット
    と、インクの収納部及び吐出手段を有する第二のユニッ
    トを備えたことを特徴をする画像形成装置。
  21. 【請求項21】 吐出手段が、インクジェット手段であ
    る請求項20に記載の画像形成装置。
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