JP2000326570A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2000326570A
JP2000326570A JP11142138A JP14213899A JP2000326570A JP 2000326570 A JP2000326570 A JP 2000326570A JP 11142138 A JP11142138 A JP 11142138A JP 14213899 A JP14213899 A JP 14213899A JP 2000326570 A JP2000326570 A JP 2000326570A
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paper
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JP11142138A
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English (en)
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Takeshi Sakuma
剛 佐久間
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙ジャムバックアップ処理を開始する前
に、バックアップ処理を行うか否かを選択できるように
して、不必要なジャムバックアップ処理を防止する。 【解決手段】 用紙ジャムが発生した場合に備えて複数
のページのジャムバックアップ情報を保持し、用紙ジャ
ム解除後に前記ジャムバックアップ情報に基づき、用紙
ジャムが発生した画像データを再成形して用紙のバック
アップ処理を行う印刷装置において、パネル表示部にバ
ックアップ処理を行うか否かを選択するための表示を行
い、ユーザーによる例えば操作パネル等からの指示によ
り、用紙ジャム解除後に、例えば、用紙ジャムバックア
ップ処理または用紙ジャムが発生したページのジャムバ
ックアップ処理を中止する処理の指示を行い、指示に従
った処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジャムバックアッ
プ処理の機能を有する印刷装置に関し、とくジャムバッ
クアップ処理の開始/中止を行える機能を有する印刷装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】用紙のジャムバックアップ処理機能を有
する印刷装置として、例えば、本出願人による、メモリ
の記憶容量を抑えるために圧縮符号化の方法を使用し
て、複数ページのジャムバックアップ処理の機能を可能
にする印刷装置(特開平6−253088号公報)及
び、同じく本出願人による、記憶手段を効率的に利用し
てジャムバックアップ情報を保持するため、ページバッ
ファ領域及びフレームバッファ領域に使用状況に対応さ
せて、バックアップ情報としてレイアウト情報又はビッ
トマップイメージ情報のいずれか一方を選択するように
したプリンタコントローラ(特開平7−290772号
公報)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レーザープリンタ等ペ
ージ単位で画像データ処理を行い印刷するページプリン
タ(印刷装置)では、用紙ジャムが発生した場合に、用
紙ジャム解除後その用紙ジャムが発生したページの画像
データを再形成して印刷するジャムバックアップ処理の
機能を有している。また、これまで、前掲の従来例のよ
うに、ジャムバックアップ処理のために必要なバックア
ップ情報を保持する効率的な手段が既に知られている。
印刷装置を使用するユーザーにとってジャムバックアッ
プ処理の機能は大変便利な機能であることは言うまでも
ないが、用紙ジャムが発生した状況によってはジャムバ
ックアップ処理が開始されない方が都合が良い場合もあ
る。例えば、機械的な不具合によって常にあるいは頻繁
に用紙ジャムが発生しているものとは考えられても、そ
の原因が特定できない状況にあるため、印刷中に用紙ジ
ャム発生時のジャムバックアップ処理を中止したいよう
な場合、或いはユーザーが指示した用紙サイズと異なる
サイズの用紙が印刷装置側で選択されてしまったために
用紙ジャムが発生した場合(この場合は、用紙ジャム解
除後にジャムバックアップ処理が開始されても、印刷装
置側で選択される用紙サイズは同じ用紙であるので再び
用紙ジャムが発生してしまう)等である。
【0004】つまり、ユーザーには単なる用紙ジャムで
ジャムバックアップ処理によって正常に印刷できると思
われても、実際には用紙ジャムの原因がユーザーが考え
ているものとは別のところにある場合には、その原因が
完全に解消されない状況でジャムバックアップ処理の機
能が開始されてしまうと、再び用紙ジャムを引き起こし
てしまう。このような場合には、ジャムバックアップ処
理の機能を中止することができれば便利である。もっと
も、最近は、ネットワーク環境で印刷装置を使用する場
合が多いため、印刷装置の電源をOFFによってジャム
バックアップ処理を中止させてしまうと、他のユーザー
の印刷データまでも削除してしまうことになり問題を引
き起こす場合もあり得るのでその点の配慮が必要であ
る。
【0005】本発明の第1の目的は、まずジャムバック
アップ処理の機能を開始する前に、印刷装置の表示手段
(例えば操作パネル)にジャムバックアップ処理を行う
か否かを選択するための表示を行い、ユーザーによる表
示手段からの指示によりジャムバックアップ処理の開始
/中止を行える機能を有する印刷装置を提供することで
ある。ところが、用紙ジャムが解除される度に毎回表示
手段にジャムバックアップ処理を行うか否かを選択する
ための表示が行われ、その指示を実行しなければならな
いことは煩わしい場合がある。そこで、本発明の第2の
目的は、印刷装置に対する機能追加として、用紙ジャム
が発生し用紙ジャムを発生している旨を表示手段に表示
している状態のとき、例えば操作パネル上の特定の操作
キー(ボタン)を押下することによって、用紙ジャム解
除後用紙ジャムが発生したページのジャムバック処理を
中止することを可能としたり、用紙ジャム解除後用紙ジ
ャムが発生したページを含むジョブの印刷データ全てを
破棄して印刷を中止することを可能とする印刷装置を提
供することである。本発明の第3の目的は、前記第1及
び第2の目的を達成する印刷装置に対して、更に同一ペ
ージ又は同一ジョブ内で発生する用紙ジャム回数を計数
することによって、その回数が一定数に達した段階で、
通常のジャムバックアップ処理を行うか否かを選択でき
る機能を追加した印刷装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、用紙
ジャムが発生した場合に備えて複数のページのジャムバ
ックアップ情報を保持し、用紙ジャム解除後に前記ジャ
ムバックアップ情報に基づき、用紙ジャムが発生した画
像データを再成形して用紙のバックアップ処理を行う印
刷装置において、用紙ジャムバックアップ処理またはジ
ャムが発生したページのジャムバックアップ処理を中止
する処理のいずれかを選択する手段を有し、用紙ジャム
に対し、前記いずれかの処理が可能であることを特徴と
する印刷装置である。
【0007】請求項2の発明は、用紙ジャムが発生した
場合に備えて複数のページのジャムバックアップ情報を
保持し、用紙ジャム解除後に前記ジャムバックアップ情
報に基づき、用紙ジャムが発生した画像データを再成形
して用紙のバックアップ処理を行う印刷装置において、
用紙ジャムバックアップ処理または用紙ジャムが発生し
たページを含むジョブの印刷データを全て破棄して印刷
しないようにする処理のいずれかを選択する手段を有
し、用紙ジャムに対し、前記いずれかの処理が可能であ
ることを特徴とする印刷装置である。
【0008】請求項3の発明は、用紙ジャムが発生した
場合に備えて複数のページのジャムバックアップ情報を
保持し、用紙ジャム解除後に前記ジャムバックアップ情
報に基づき、用紙ジャムが発生したページの画像データ
を再形成して用紙のバックアップ処理を行う印刷装置に
おいて、用紙ジャムバックアップ処理、用紙ジャムが発
生したページのジャムバックアップを中止する処理、用
紙ジャムが発生したページを含むジョブの印刷データを
全て破棄して印刷しないようにする処理のいずれかを設
定する手段を有し、用紙ジャムに対し、前記設定に従っ
た処理が可能であることを特徴とする印刷装置である。
【0009】請求項4の発明は、用紙ジャムが発生した
場合に備えて複数のページのジャムバックアップ情報を
保持し、用紙ジャム解除後に前記ジャムバックアップ情
報に基づき、用紙ジャムが発生したページの画像データ
を再形成して用紙のバックアップ処理を行う印刷装置に
おいて、用紙ジャムが発生したページのジャムバックア
ップを中止する処理を設定する手段を有し、用紙ジャム
に対し、ジャムバックアップ処理又は用紙ジャムが発生
したページのジャムバックアップを中止する処理が可能
であることを特徴とする印刷装置である。
【0010】請求項5の発明は、用紙ジャムが発生した
場合に備えて複数のページのジャムバックアップ情報を
保持し、用紙ジャム解除後に前記ジャムバックアップ情
報に基づき、用紙ジャムが発生したページの画像データ
を再形成して用紙のバックアップ処理を行う印刷装置に
おいて、用紙ジャムが発生したページを含むジョブの印
刷データ全てを破棄して印刷しない処理を設定する手段
を有し、用紙ジャムに対し、ジャムバックアップ処理又
は前記前記用紙ジャムが発生したページを含むジョブの
印刷データを全て破棄して印刷しないようにする処理が
可能であることを特徴とする印刷装置である。
【0011】請求項6の発明は、用紙ジャムが発生した
場合に備えて複数のページのジャムバックアップ情報を
保持し、用紙ジャム解除後に前記ジャムバックアップ情
報に基づき、用紙ジャムが発生したページの画像データ
を再形成して用紙ジャムバックアップ処理を行う印刷装
置において、用紙ジャムが発生したページのジャムバッ
クアップを中止する処理を設定する手段及び、前記設定
後、ジャムバックアップ処理または用紙ジャムが発生し
たページのジャムバックアップを中止する処理をさらに
選択する手段を有し、用紙ジャムに対し、ジャムバック
アップ処理又は用紙ジャムが発生したページのジャムバ
ックアップを中止する処理が可能であることを特徴とす
る印刷装置である。
【0012】請求項7の発明は、用紙ジャムが発生した
場合に備えて複数のページのジャムバックアップ情報を
保持し、用紙ジャム解除後に前記ジャムバックアップ情
報に基づき、用紙ジャムが発生したページの画像データ
を再形成して用紙ジャムバックアップ処理を行う印刷装
置において、用紙ジャムが発生したページを含むジョブ
の印刷データ全てを破棄して印刷しない処理を設定する
手段及び、前記設定後、ジャムバックアップ処理または
用紙ジャム解除後に用紙ジャムが発生したページを含む
ジョブの印刷データ全てを破棄して印刷しない処理をさ
らに選択する手段を有し、用紙ジャムに対し、ジャムバ
ックアップ処理又は前記前記用紙ジャムが発生したペー
ジを含むジョブの印刷データを全て破棄して印刷しない
ようにする処理が可能であることを特徴とする印刷装置
である。
【0013】請求項8の発明は、請求項4乃至7のいず
れかに記載された印刷装置において、前記設定する手段
の設定を有効又は無効にする手段を有することを特徴と
する印刷装置。
【0014】請求項9の発明は、用紙ジャムが発生した
場合に備えて複数のページのジャムバックアップ情報を
保持し、用紙ジャム解除後に前記ジャムバックアップ情
報に基づき用紙ジャムが発生したページの画像データを
再形成して用紙のバックアップ処理を行う印刷装置にお
いて、同一ページにおいて連続して発生した用紙ジャム
の発生回数を記録する連続用紙ジャム回数記録手段、同
一ページにおいて連続して発生する用紙ジャムの発生限
度回数を設定保持しておく連続用紙ジャム限度回数保持
手段、用紙ジャムが発生した場合、連続用紙ジャム発生
回数値と連続用紙ジャム限度回数保持部に設定された連
続用紙ジャム限度回数値を比較する比較手段、及び、連
続用紙ジャム発生回数値が連続用紙ジャム限度回数値よ
りも少ない場合にはジャムバックアップ処理を指示し、
かつ、連続用紙ジャム発生回数値が連続用紙ジャム限度
回数値と同じか越えた場合には、ジャムアップ処理、又
は用紙ジャムが発生したページのジャムバックアップ処
理を中止する処理、又は用紙ジャム解除後用紙ジャムが
発生したページを含むジョブの印刷データ全てを破棄し
て印刷しない処理を指示する手段を有し、用紙ジャムに
対して、前記各処理が可能であることを特徴とする印刷
装置である。
【0015】請求項10の発明は、用紙ジャムが発生し
た場合に備えて複数のページのジャムバックアップ情報
を保持し、用紙ジャム解除後に前記ジャムバックアップ
情報に基づき用紙ジャムが発生したページの画像データ
を再形成して印刷する印刷装置において、1つのジョブ
内で発生した用紙ジャムの発生回数を記録する用紙ジャ
ム回数記録部、1つのジョブ内で発生する用紙ジャムの
発生限度回数を設定保持しておく用紙ジャム限度回数保
持部及び、用紙ジャムが発生した場合に用紙ジャム発生
回数値と用紙ジャム限度回数保持部に設定された用紙ジ
ャム限度回数値を比較する比較手段、及び、用紙ジャム
発生回数値が用紙ジャム限度回数値よりも少ない場合に
は用紙ジャムバックアップ処理を指示し、かつ、用紙ジ
ャム発生回数値が用紙ジャム限度回数値と同じか越えた
場合には、ジャムアップ処理、又は用紙ジャムが発生し
たページのジャムバックアップ処理を中止する処理、又
は用紙ジャム解除後用紙ジャムが発生したページを含む
ジョブの印刷データ全てを破棄して印刷しないようにす
る処理を指示する手段を有し、用紙ジャムに対して、前
記各処理が可能であることを特徴とする印刷装置であ
る。
【0016】請求項11の発明は、請求項9又は10に
記載された印刷装置において、前記処理を指示する手段
の有効又は無効を設定する手段を有することを特徴とす
る印刷装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例の概略
構成図である。図中1はCPU(中央処理装置)であっ
て、印刷装置に接続されている入出力装置の制御、プロ
グラムやメモリの管理などを行う。ROM2は印刷描画
制御や操作パネル制御など印刷装置全体を制御するシス
テムプログラムやプリンタ言語を処理するプログラム、
フォントデータや印刷制御に使用する固定データが格納
されている読み出し専用メモリである。RAM3は読み
書き可能なメモリであって、ホストI/F(ホストイン
ターフェース)5を介して入力される受信データを格納
する受信用バッファや実際に用紙に印刷される画像デー
タを作成するためのビットマップメモリ、ジャムバック
アップ処理時に画像データを再形成するために必要なバ
ックアップ情報の保持領域などに使用する。NV−RA
M4は印刷に使用される設定データを電源OFF時でも
保持可能な読み書き可能なメモリ、ホストI/F5は図
示されていない上位装置との間で相互通信を行うインタ
ーフェース、操作パネル6は印刷装置の様々な設定項目
や印刷装置の状態などの表示や設定を行うための操作表
示部、プリンタエンジン7は用紙の給紙又は排紙及び画
像データの用紙上への描画処理を行うハードウェア装
置、8はこれらを接続するバスである。なお、本発明の
実施例では、ジャムバックアップ処理時に画像データを
再形成するために必要なバックアップ情報の保持領域に
RAM3を使用しているが、印刷装置にハードディスク
などの大容量の読み書き可能な記憶装置が装着している
場合には、それらの大容量の読み書き可能な記憶装置も
使用可能である。
【0018】以上の印刷装置において、印刷中に用紙ジ
ャムが発生した場合には、プリンタエンジン7は用紙ジ
ャムのステータスを印刷装置全体を制御するシステムプ
ログラムに通知すると共に用紙の給紙/排紙動作を停止
する。このとき、操作パネル6には、ユーザーに用紙ジ
ャムが発生したことを通知するための表示が行われ、用
紙ジャムを解除することを促す表示が行われる。ユーザ
ーによって用紙が取り除かれ用紙ジャムが解除される
と、プリンタエンジン7はジャム解除のステータスある
いは印刷可能なレディ状態のステータスを印刷装置全体
を制御するシステムプログラムに通知し、システムプロ
グラムはRAM3に保持されている用紙ジャムが発生し
た場合に備えて保持している複数ページのバックアップ
情報の中、用紙ジャムが発生したページのバックアップ
情報から画像データを再形成して印刷処理を行うように
なっている。
【0019】次に、以上の構成を備えた印刷装置を基本
として、各請求項に記載された印刷装置のそれぞれの実
施例について説明する。請求項1の実施例のフロー図を
図2に示す。請求項1では、ユーザーにより用紙が取り
除かれ用紙ジャムが解除された後(S101,YE
S)、操作パネル6に用紙ジャムが発生したページのジ
ャムバックアップ処理を開始するか中止するかを選択さ
せるメッセージ表示を行う(S102)。同時に、操作
パネル上ではキー入力待ちの状態となり(S103)、
ユーザーによって操作パネル6上からジャムバックアッ
プ処理を開始する指示が入力された場合には、用紙ジャ
ムが発生したページのジャムバックアップ処理を行い
(S104)、ジャムバックアップ処理を中止する(つ
まりジャムバックアップ処理を行わない)指示が入力さ
れた場合には用紙ジャムが発生したページのジャムバッ
クアップ処理は行わず、次のページの画像データの処理
を行う(S105)。
【0020】請求項2の実施例のフロー図を図3に示
す。この実施例では、ユーザーにより用紙が取り除かれ
用紙ジャムが解除された後(S201,YES)、操作
パネル6に用紙ジャムが発生したページのジャムバック
アップ処理を開始するか、ジャムバックアップ処理を中
止して用紙ジャムが発生したページを含むジョブの印刷
データを全て破棄するかを選択させるメッセージ表示を
行う(S202)。同時に操作パネル上でキー入力待ち
の状態になり(S203)、ユーザーによって操作パネ
ル6上からジャムバックアップ処理を開始する指示が入
力された場合には(S203、開始キー入力)、用紙ジ
ャムが発生したページのジャムバックアップ処理を行
い、ジャムバックアップ処理を中止して用紙ジャムが発
生したページを含むジョブの印刷データを全て破棄する
指示が入力された場合には(S203、中止キー入
力)、用紙ジャムが発生したページのジャムバックアッ
プ処理は行わず、つまりジャムバックアップ処理を中止
して(S205)、用紙ジャムが発生したページを含む
ジョブの印刷データを全て破棄して印刷しないようにし
て、次のジョブの印刷データの処理を行う(S20
6)。
【0021】請求項3の実施例のフロー図を図4に示
す。この実施例では、用紙ジャム解除後に、従来通り直
ちにジャムバックアップ処理の機能を開始するか、上記
の請求項1の機能を実行するか、請求項2の機能を実行
するかどうかの設定を、NV−RAM4にソフトウェア
フラグとして保持し、このソフトウェアフラグの設定内
容によって従来通り直ちにジャムバック処理機能を開始
するか、または請求項1の機能を実行するか、または請
求項2の機能の実行する。機能を選択するためのソフト
ウェアフラグの設定は、印刷装置の操作パネル6からの
入力指示、あるいは上位装置からの指示によって設定さ
れる。印刷装置全体を制御するシステムプログラムは、
用紙ジャム解除後に行う処理を、このソフトウェアフラ
グの設定内容を参照して、ソフトウェアフラグに設定さ
れている機能の処理を行う。
【0022】以下、図4を参照して請求項3の実施例の
処理手順を説明する。この実施例では、用紙ジャムが発
生すると、用紙ジャムが解除されたか否かチェックし
(S301)、排除された後(S301,YES)、N
V−RAM4に保持されたソフトウェアフラグを参照し
(S302)、ソフトウェアフラに設定された機能、即
ちグジャムバックアップ処理を実行する(S303)
か、請求項1の処理、即ち、請求項1の実施例ついて図
2を参照して既に説明した処理(S304)か、請求項
2の処理、即ち、請求項2の実施例ついて図3を参照し
て既に説明した処理(S304)を実行する。
【0023】請求項4の実施例のフロー図を図5に示
す。この実施例では、用紙ジャムが発生し用紙ジャムを
発生している旨を操作パネル6に表示している状態で、
操作パネル6上の特定の操作キー(ボタン)(この場
合、操作キーAとする)が用紙ジャム解除までに押下さ
れたかどうかをチェックする(S401)。RAM3に
用紙ジャム発生中に操作キーAが押下されたかどうかを
判定するためのソフトウェアフラグAを用意し、操作パ
ネルに用紙ジャム発生を表示中に操作キーAが押下され
た場合には(S401、YES)、ソフトウェアフラグ
Aに操作キーAが押下されたことを示す値(この場合、
“1”)を書き込む。操作キーAが押下されなければ
(S401、NO)、ソフトウェアフラグAは“0”の
値を取るものとする。
【0024】次に、ユーザにより用紙が取り除かれたか
否かをチェックし(S403)、用紙ジャムが解除され
ていれば(S403、YES)、ソフトウェアフラグA
の値をチェックしソフトウェアフラグAがA=“1”、
つまりソフトウェアフラグAをA=1に設定されていれ
ば(S404、YES)、用紙ジャムが発生したページ
のジャムバックアップ処理は行わず(中止して)(S4
05)、ソフトウェアフラグA=“0”に設定して(S
407)、次のページの画像データの処理を行う。ステ
ップ404において、ソフトウェアフラグA=“0”で
あれば(S404、NO)、通常のジャムバックアップ
処理を行う(S406)。
【0025】請求項5の実施例のフロー図を図6に示
す。この実施例では、請求項4の実施例と同様に、用紙
ジャムが発生し用紙ジャムを発生している旨を操作パネ
ル6に表示している状態で、操作パネル6上の特定の操
作キー(ボタン)(この場合、操作キーBとする)が用
紙ジャム解除までに押下されたかどうかをチェックする
(S501)。RAM3に用紙ジャム発生中に操作キー
Bが押下されたかどうかを判定するためのソフトウェア
フラグBを用意し、用紙ジャム発生中に操作キーBが押
下された場合には(S501、YES)、ソフトウェア
フラグBに操作キーBが押下されたことを示す値(この
場合、“1”)を書き込む、つまり、ソフトウェアフラ
グB=1に設定する(S502)。操作キーBが押下さ
れなければ(S501、NO)ソフトウェアフラグBは
“0”の値を取るものとする。次に、ユーザにより用紙
が取り除かれたか否かをチェックし(S503)、用紙
ジャムが削除されていれば(S503、YES)、ソフ
トウェアフラグBの値をチェックし(S504)、ソフ
トウェアフラグB=“1”、つまり操作キーBが押下さ
れていれば(S504、YES)、用紙ジャムが発生し
たページのジャムバックアップ処理は行わず(S50
6)、かつ用紙ジャムが発生したページ含むジョブの印
刷データを全て破棄して印刷しないようにし(S50
7)、ソフトウェアフラグBをB=“0”に設定して
(S508)、次のジョブの印刷データの処理を行う。
ステップ504において、ソフトウェアフラグBの値が
B=1でなければ(S504、NO)、通常のジャムバ
ックアップ処理を行う(S506)。その後、前記と同
様にソフトウェアフラグBをB=“0”に設定して(S
508)、次のジョブの印刷データの処理を行う。
【0026】請求項6の実施例について説明する。この
実施例では、通常のジャムバックアップ処理及び用紙ジ
ャムが発生したページのジャムバックアップを中止する
処理の選択を行うための表示を、一旦印刷装置の操作パ
ネル表示部で行い、操作パネル上からの選択指示によっ
て前記各処理を行うものであって、ユーザにより用紙が
取り除かれ用紙ジャムを解除されたか否かチェックする
ところまでは既に説明した請求項4の実施例と同様であ
る。即ち、図7において用紙のジャムが発生すると、操
作キーAが押下されたか否かをチェックし(S60
1)、操作キーAが押下されたときは、ソフトウェアフ
ラグAをA=1に設定し(S602)、また、押下され
ないときはそのまま、次に用紙ジャムが解除されたか否
かをチェックする(S603)、用紙が解除されていれ
ば(S603、YES)、ソフトウェアフラグAがA=
1か否かをチェックし(S604)、YESつまりソフ
トウェアフラグA=1ならば、操作パネル6表示部に用
紙ジャムが発生したページのジャムバックアップ処理を
中止するか開始するかを選択させるメッセージ表示を行
う(S605)。ここで、ジャムバックアップ処理を中
止する処理を選択すると(S606、YES)、ジャム
パックアップ処理を行わず(S607)、ソフトウェア
フラグAをA=0に設定して用紙のジャム処理を終了す
る。ステップ604において、ソフトウェアフラグA=
1でないとき(S604,NO)又は、ステップ606
においてジャムバックアップ処理を中止しない処理が選
択すれたとき(S606、NO)は、ジャムバックアッ
プ処理を行い(S608)、更にソフトウェアフラグA
=1のときはソフトウェアフラグA=0に設定して(S
609)用紙のジャム処理を終了する。
【0027】次に、請求項7の実施例を図8に示すジャ
ム処理フローについて説明する。通常のジャムバックア
ップ処理及び用紙ジャム発生したページを含むジョブの
印刷データ全てを破棄して印刷しない処理の選択を行う
ための表示を、一旦印刷装置の操作パネル表示部で行
い、操作パネル上からの選択指示によって前記各処理を
行うものであって、ユーザにより用紙が取り除かれ用紙
ジャムを解除されたか否かチェックするところまでは既
に説明した請求項5の実施例と同様である。即ち、用紙
のジャムが発生すると、操作キーBが押下されたか否か
をチェックし(S610)、操作キーBが押下されたと
きは、ソフトウェアフラグBをB=1に設定し(S61
1)、また、押下されないときはそのまま、次に用紙ジ
ャムが解除されたか否かをチェックする(S612)、
用紙が解除されていれば(S612、YES)、ソフト
ウェアフラグBがB=1か否かをチェックし(S61
3)、YESつまりソフトウェアフラグB=1ならば、
操作パネル6表示部に用紙ジャムが発生したページのジ
ャムバックアップ処理を中止し且つこの印刷ジョブを破
棄するか、ジャムバックアップ処理を開始し処理を継続
するかを選択するためのメッセージを表示し(S61
4)、操作パネル6上からの指示に従い処理を行う。即
ち、ジャムバックアップ処理を中止し、この印刷ジョブ
を破棄するを選択したときは(S615、YES)、ジ
ャムバックアップ処理を行わず(S616)かつ、用紙
ジャムが発生したページを含む印刷ジョブのデータを破
棄し(S617)、ソフトウェアフラグBをB=0に設
定して用紙のジャム処理を終了する。ステップ613に
おいて、ソフトウェアフラグBがB=1でないとき(S
613,NO)又は、ステップ615においてジャムバ
ックアップ処理を中止せず、印刷ジョブを破棄しない
(S615、NO)が選択されたとき(S606、N
O)は、ジャムバックアップ処理を行い(S618)、
更にソフトウェアフラグB=1のときはソフトウェアフ
ラグB=0に設定して(S619)用紙のジャム処理を
終了する。
【0028】以上、請求項6及び7の処理を別々のもの
として説明したが、両者を組み合わせることによって、
つまり、既に説明した図7に示す処理と図8に示す処理
及び通常のジャムバックアップ処理の選択を行うための
表示を一旦印刷装置の操作パネル表示部で行い、操作パ
ネル上からの選択指示によって前記各処理を行うように
することもできる。
【0029】請求項8の実施例につい説明する。この実
施例では、用紙ジャム発生時において、請求項4の実施
例について既に説明した請求項4または請求項6の処理
を実行するための操作キーAの押下を有効とするか無効
とするかの設定、同様に既に説明した請求項5または請
求項7の処理を実行するための操作キーBの押下を有効
とするか無効とするかの設定を、NV−RAM4にそれ
ぞれソフトウェアフラグA2、ソフトウェアフラグB2
として保持して、それぞれこのソフトウェアフラグA
2、ソフトウェアフラグB2の設定内容によって操作キ
ーAまたは操作キーBの押下が有効か無効かが決定され
る。操作キーAまたは操作キーBの押下が有効に設定さ
れている場合には、それぞれ請求項4または6の機能、
請求項5または7の機能を実行することが可能であり、
無効に設定されている場合には操作キーAまたは操作キ
ーBを押下してもそれぞれ前記請求項4または6の処
理、請求項5または7の処理は実行されない。操作キー
Aまたは操作キーBの押下の有効/無効を設定するため
のソフトウェアフラグA2、ソフトウェアフラグB2の
設定は、印刷装置の操作パネル6からの入力指示、ある
いは上位装置からの指示によって設定される。
【0030】以上の処理を図9及び10に示すものを例
に採って説明する。まず、図9において、用紙ジャムが
発生すると、操作キーAが押下され且つ操作キーAが有
効(つまりソフトウェアフラグA2=1)か否かをチェ
ックし(701)、YESであればソフトウェアフラグ
AをA=1に設定し(S702)、またNOであればそ
のまま用紙ジャムが解除されたか否かをチェックする
(S703)。ここで、用紙ジャムが解除されていれば
(S703、YES)、ソフトウェアフラグA=1であ
るか否かをチェックし(S704)、A=1、つまり有
効な操作キーAが操作されているときは(S704,Y
ES)、ジャムバックアップ処理を行わず(S70
5)、ソフトウェアフラグA=0に設定してジャム処理
を終了する。ステップ704において、ソフトウェアフ
ラグA=1でなければ、つまり操作キーAが無効である
かまたは操作キーAが押下されていないときは(S70
4、NO)、ジャムバックアップ処理を行い(S70
6)用紙のジャム処理を終了する。
【0031】図10において、用紙ジャムが発生する
と、操作キーAが押下され且つ操作キーAが有効(つま
りソフトウェアフラグB2=1)か否かをチェックし
(710)、YESであればソフトウェアフラグBをB
=1に設定し(S711)、またNOであればそのまま
用紙ジャムが解除されたか否かをチェックする(S71
2)。ここで、用紙ジャムが解除されていれば(S71
2、YES)、ソフトウェアフラグB=1であるか否か
をチェックし(S713)、B=1であれば(S71
3,YES)、ジャムバックアップ処理を行わず(S7
14)、用紙ジャムが発生したページを含む印刷ジョブ
のデータをすべて破棄する(S715)。破棄後ソフト
ウェアフラグB=0に設定してジャム処理を終了する。
図中、ステップ713において、ソフトウェアフラグB
がB=1でなければ(S713、NO)、ジャムバック
アップ処理を行い(S716)用紙のジャム処理を終了
する。
【0032】請求項9の実施例のフロー図を図11に示
す。この実施例では、図1に示すように、連続用紙ジャ
ム回数値を格納する連続用紙ジャム回数記録部9はRA
M3に領域を確保し、連続用紙ジャム限度回数値を格納
する連続用紙ジャム限度回数保持部11はNV−RAM
4に領域を確保する。なお、連続用紙ジャム限度回数保
持部11は、NV−RAM4以外に電源OFF時でも保
持可能な読み書き可能なメモリや記憶装置であれば、そ
こに領域を確保して使用しても構わない。連続用紙ジャ
ム限度回数値の設定は、印刷装置の操作パネル6からの
入力指示、あるいは上位装置からの指示によって設定さ
れる。
【0033】用紙ジャムが発生した場合、連続用紙ジャ
ム回数記録部9の連続用紙ジャム発生回数値をインクリ
メント(1を加算)する(S801)。次に、用紙ジャ
ムが解除されたか否かをチェックし(S802)、用紙
ジャムが解除された後、連続用紙ジャム発生回数値と連
続用紙ジャム限度回数保持部11の連続用紙ジャム限度
回数値を比較して、連続用紙ジャム発生回数値が連続用
紙ジャム限度回数値より小さい場合には(S803、N
O)、ジャムバックアップ処理を行う(S809)。ジ
ャムバックアップ処理により印刷した用紙が用紙ジャム
を発生させず正常に終了した場合(S810、NO)、
連続用紙ジャム発生回数値をクリア(値に0をセット)
して(S811)、次ページの印刷処理を行う。ステッ
プ810において、ジャムバックアップ処理により印刷
した用紙が再び用紙ジャムを発生させた場合には(S8
10、YES)、ステップ801に戻って連続用紙ジャ
ム発生回数値をインクリメント(1を加算)する(S8
01)。このように同一ページが連続して用紙ジャムを
発生している場合、連続用紙ジャム発生回数値がインク
リメント(1を加算)されていく。
【0034】前記ステップ803において、用紙ジャム
が解除後の連続用紙ジャム発生回数値と連続用紙ジャム
限度回数値の比較において、連続用紙ジャム発生回数値
が連続用紙ジャム限度回数値と同じか大きい場合には
(S803、YES)、操作パネル6表示部に、“用紙
ジャムが発生したページのジャムバックアップ処理を中
止して次ページの印刷処理を行う”か、あるいは“用紙
ジャムが発生したページのジャムバックアップ処理を中
止し且つ用紙ジャムが発生したページを含む印刷ジョブ
を全て破棄して終了する”か、あるいは“通常のジャム
バックアップ処理を継続して行う”か、を選択するため
のメッセージを表示する(S804)。ここで、“用紙
ジャムが発生したページのジャムバックアップ処理を中
止し且つ用紙ジャムが発生したページを含む印刷ジョブ
を全て破棄して終了する”が選択された場合には、ジャ
ムバックアップ処理を中止して(S805、YES)、
用紙ジャムが発生したページを含む印刷ジョブのデータ
を全て破棄して、連続用紙ジャム発生回数値をクリア
(値に0をセット)して処理を終了する(S811)。
【0035】“用紙ジャムが発生したページのジャムバ
ックアップ処理を中止して次ページの印刷処理を行う”
が選択された場合には(S805、NO)、用紙ジャム
が発生したページのジャムバックアップ処理を中止して
(S807、YES、S808)、連続用紙ジャム発生
回数値をクリア(値に0をセット)して(S811)、
次ページの印刷処理を行う。“通常のジャムバックアッ
プ処理を継続して行う”が選択された場合には(S80
5、NO,S807NO)、再びジャムバックアップ処
理を行なう。このように、同一ページが指定した回数以
上連続して用紙ジャムを発生させたとき、ジャムバック
アップ処理の機能を中止すること等が可能となる。
【0036】請求項10の実施例のフロー図を図12に
示す。この実施例では、図1に示すように、用紙ジャム
回数値を格納する用紙ジャム回数記録部10はRAM3
に領域を確保し、用紙ジャム限度回数値を格納する用紙
ジャム限度回数保持部12はNV−RAM4に領域を確
保している。用紙ジャム限度回数保持部12は、NV−
RAM4以外に電源OFF時でも保持可能な読み書き可
能なメモリや記憶装置であれば、そこに領域を確保して
使用しても構わない。用紙ジャム限度回数値の設定は、
印刷装置の操作パネル6からの入力指示、あるいは上位
装置からの指示によって設定される。前記請求項9の実
施例では同一ページにおいて連続して用紙ジャムが発生
した場合の連続用紙ジャム発生回数をカウントしたが、
この実施例では1つの印刷ジョブ内で発生した用紙ジャ
ムの発生回数をカウントする点で相違している。
【0037】印刷ジョブ開始、つまりページ印刷処理開
始後(S901)、用紙ジャムが発生した場合には(S
902、YES)、用紙ジャム回数記録部10の用紙ジ
ャム発生回数値をインクリメント(1を加算)する(S
903)。用紙ジャムが解除された後(S904、YE
S)、用紙ジャム発生回数値と用紙ジャム限度回数保持
部12の用紙ジャム限度回数値を比較して、用紙ジャム
発生回数値が用紙ジャム限度回数値より小さい場合には
(S905,NO)、ジャムバックアップ処理を行う
(S911)。ジャムバックアップ処理により印刷した
用紙が用紙ジャムを発生させず(S912、NO)、ペ
ージ印刷処理を終了し(S913)、印刷ジョブが正常
に終了した場合(S913、S914、YES)、用紙
ジャム発生回数値をクリアして(S915)、次ページ
の印刷処理を行う。ステップ912において、ジャムバ
ックアップ処理により印刷した用紙が再び用紙ジャムを
発生させた場合には(S912,YES)、ステップ9
03に戻り、用紙ジャム発生回数値をインクリメント
(1を加算)する(S903)。印刷ジョブが終了する
と(S914、YES)、用紙ジャム発生回数値をクリ
ア(値に0をセット)して(S915)処理を終了す
る。
【0038】ステップ905の用紙ジャムが解除後の用
紙ジャム発生回数値と用紙ジャム限度回数値の比較にお
いて、用紙ジャム発生回数値が用紙ジャム限度回数値と
同じか大きい場合には(S905、YES)、請求項9
の実施例について説明したと同様に、操作パネル6表示
部に、“用紙ジャムが発生したページのジャムバックア
ップ処理を中止して次ページの印刷処理を行う”か、あ
るいは“用紙ジャムが発生したページのジャムバックア
ップ処理を中止し且つ用紙ジャムが発生したページを含
む印刷ジョブを全て破棄して終了する”か、あるいは
“通常のジャムバックアップ処理を継続して行う”か、
を選択するためのメッセージを表示する(S906)。
【0039】ここで、“用紙ジャムが発生したページの
ジャムバックアップ処理を中止し且つ用紙ジャムが発生
したページを含む印刷ジョブを全て破棄して終了する”
が選択された場合には(S907、YES)、ジャムバ
ックアップ処理を中止して、用紙ジャムが発生したペー
ジを含む印刷ジョブのデータを全て破棄して(S90
8)、用紙ジャム発生回数値をクリア(値に0をセッ
ト)して(S915)、処理を終了する。“用紙ジャム
が発生したページのジャムバックアップ処理を中止して
次ページの印刷処理を行う”が選択された場合には(S
907,NO)、用紙ジャムが発生したページのジャム
バックアップ処理を中止して(S909、YES、S9
10)、次ページの印刷処理を行う(S911)。“通
常のジャムバックアップ処理を継続して行う”(S90
7、NO、S909、NO)が選択された場合には、再
びジャムバックアップ処理を行なう(S911)。この
ように、1つのジョブ内で指定した回数以上の用紙ジャ
ムが発生したとき、ジャムバックアップ機能の処理を中
止するか否かを選択することができる。
【0040】請求項11の実施例では、用紙ジャム発生
時において、前記請求項9の実施例について説明した処
理機能及び、請求項10の実施例について説明した処理
機能を有効とするか無効とするかの設定を、NV−RA
M4(NV−RAM4以外に電源OFF時でも保持可能
な読み書き可能なメモリや記憶装置であれば構わな
い。)にそれぞれソフトウェアフラグA、ソフトウェア
フラグBとして保持しておき、それぞれのソフトウェア
フラグA、ソフトウェアフラグBの設定内容によって、
前記請求項9の処理機能、請求項10の処理機能がそれ
ぞれ有効か無効かが決定される。ソフトウェアフラグ
A、ソフトウェアフラグBに有効を示す値が設定されて
いる場合には、用紙ジャム発生時には、それぞれ前記請
求項9の処理、請求項10の処理を実行し、無効を示す
値が設定されている場合には、前記請求項9の処理、請
求項10の処理は実行されない。また、前記請求項9の
処理、請求項10の処理の両方を実行することも可能で
ある。前記請求項9の処理機能、請求項10の処理機能
の有効/無効を設定するためのソフトウェアフラグA、
ソフトウェアフラグBの設定は、印刷装置の操作パネル
6からの入力指示、あるいは上位装置からの指示によっ
て設定される。
【0041】
【発明の効果】請求項1に対応する効果: 用紙ジャム
解除後のジャムバックアップ処理開始前に用紙ジャムが
発生したページのジャムバックアップ処理の開始/中止
をユーザーが選択できるので、用紙ジャムの原因が完全
に解消されないままジャムバックアップ処理を開始して
再び用紙ジャムを引き起こすような状況が発生した場合
に、用紙ジャムの原因が完全に解消されるまでジャムバ
ックアップ処理を中止することができる。 請求項2の対応する効果: 用紙ジャム解除後のジャム
バックアップ処理開始前に用紙ジャムが発生したページ
のジャムバックアップ処理の開始/中止および用紙ジャ
ムが発生したページを含むジョブの印刷データを全て破
棄するかをユーザーが選択できるので、用紙ジャムの原
因が完全に解消されないままジャムバックアップ処理を
開始して再び用紙ジャムを引き起こしたり、1つの印刷
ジョブで頻繁に用紙ジャムを発生させるような状況が発
生した場合に、ジョブの印刷を中止してジャムの原因を
解消を図ることができる。 請求項3に対応する効果: 用紙ジャム解除後に従来通
り直ちにジャムバックアップ処理を行うか、あるいは用
紙ジャムが発生したページのジャムバックアップ処理の
中止の処理を行うか、用紙ジャムが発生したページのジ
ャムバックアップ処理の中止および用紙ジャムが発生し
たページを含むジョブの印刷データを全て破棄する処理
を実行するかを、例えば印刷装置の操作パネル上からま
たは上位装置からの指示によって処理(機能)を設定で
きるので、ユーザーは状況によって機能を選択すること
ができる。
【0042】請求項4に対応する効果: ユーザーは、
処理を指示する手段によって、用紙ジャム発生時に用紙
ジャムが発生したページのジャムバックアップ処理を中
止する処理を実行しいときのみ実行することができるた
め、用紙ジャムの原因が完全に解消されないままジャム
バックアップ処理を開始して再び用紙ジャムを引き起こ
すような状況が発生した場合には便利であることに加え
て、用紙ジャムが発生したページのジャムバックアップ
処理の開始/中止の選択指示を用紙ジャム解除後毎回行
う必要がなくなるので、より利便性が高い。 請求項5に対応する効果: ユーザーは処理を指示する
手段によって、用紙ジャム発生時に用紙ジャムが発生し
たページを含むジョブの印刷データを全て破棄して印刷
しないようにする処理を実行したいときのみ実行するこ
とができるため、用紙ジャムの原因が完全に解消されな
いままジャムバックアップ処理を開始して再び用紙ジャ
ムを引き起こしたり、1つの印刷ジョブで頻繁に用紙ジ
ャムを発生させるような状況が発生した場合で、かつそ
のジョブの印刷を中止したい場合には便利であることに
加えて、用紙ジャムが発生したページを含むジョブの印
刷データを全て破棄するかの選択指示を用紙ジャム解除
後毎回行う必要がなくなるので、より利便性が良くな
る。 請求項6に対応する効果: 用紙ジャムが発生したペー
ジのジャムバックアップ処理を中止する処理を選択した
後においても、用紙のジャムアップ処理に戻すことがで
きるので、誤って指示した場合等において便利である。 請求項7に対応する効果:用紙ジャム発生時に、用紙ジ
ャムが発生したページを含むジョブの印刷データを全て
破棄して印刷しないようにする処理を選択した後におい
ても、用紙のジャムアップ処理に戻すことができるの
で、誤って指示した場合等において便利である。 請求項8に対応する効果: 用紙ジャム発生時に用紙ジ
ャムが発生したページのジャムバックアップ処理を中止
する処理又は用紙ジャムが発生したページを含むジョブ
の印刷データを全て破棄して印刷しないようにする処理
を実行するための設定を有効または無効とすることがで
きるので、前記処理の選択が行え、またユーザーの操作
ミスによる印刷データの消失も防ぐことができる。
【0043】請求項9に対応する効果: 同一ページが
ユーザーによって指定された回数以上連続して用紙ジャ
ムが発生したときに、その連続して用紙ジャムを発生す
るページのジャムバックアップ処理の機能を中止した
り、その連続して用紙ジャムを発生するページを含む印
刷ジョブ全てを破棄することが可能となるので、ユーザ
ーは必要以上に連続で用紙ジャムを発生させることがな
く、ページ単位、あるいは印刷ジョブ単位で、印刷を中
止する見極めがつく。 請求項10に対応する効果: 1つの印刷ジョブ内でユ
ーザーによって指定された回数以上用紙ジャムが発生し
たときに、用紙ジャムを発生するページのジャムバック
アップ処理の機能を中止したり、その用紙ジャムを発生
するページを含む印刷ジョブ全てを破棄することが可能
となるので、ユーザーは必要以上に用紙ジャムを発生さ
せることがなく、ページ単位、あるいは印刷ジョブ単位
で、印刷を中止する見極めがつく。 請求項11に対応する効果: 請求項9又は10で規定
した各処理を指示する手段を有効とするか無効とするか
を設定できることで、ユーザーは必要に応じてジャム発
生後の処理を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を概略的に示す図である。
【図2】 請求項1の発明の実施例のフロー図である。
【図3】 請求項2の発明の実施例のフロー図である。
【図4】 請求項3の発明の実施例のフロー図である。
【図5】 請求項4の発明の実施例のフロー図である。
【図6】 請求項5の発明の実施例のフロー図である。
【図7】 請求項6の発明お実施例のフロー図である。
【図8】 請求項7の発明の実施例のフロー図である。
【図9】 請求項8の発明の実施例のフロー図(その
1)である。
【図10】 請求項8の発明の実施例のフロー図(その
2)である。
【図11】 請求項9の発明の実施例のフロー図であ
る。
【図12】 請求項10の発明の実施例のフロー図であ
る。
【符号の説明】
1…CPU,2…ROM、3…RAM、4…NV−RA
M、5ホストI/F、6…操作パネル、7…プリンタエ
ンジン、8…バス、9…連続用紙ジャム回数記録部、1
0…用紙ジャム回数記録部、11…連続用紙ジャム限度
回数保持部、12…用紙ジャム限度回数保持部、

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙ジャムが発生した場合に備えて複数
    のページのジャムバックアップ情報を保持し、用紙ジャ
    ム解除後に前記ジャムバックアップ情報に基づき、用紙
    ジャムが発生した画像データを再成形して用紙のバック
    アップ処理を行う印刷装置において、 用紙ジャムバックアップ処理またはジャムが発生したペ
    ージのジャムバックアップ処理を中止する処理のいずれ
    かを選択する手段を有し、用紙ジャムに対し、前記いず
    れかの処理が可能であることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 用紙ジャムが発生した場合に備えて複数
    のページのジャムバックアップ情報を保持し、用紙ジャ
    ム解除後に前記ジャムバックアップ情報に基づき、用紙
    ジャムが発生した画像データを再成形して用紙のバック
    アップ処理を行う印刷装置において、 用紙ジャムバックアップ処理または用紙ジャムが発生し
    たページを含むジョブの印刷データを全て破棄して印刷
    しないようにする処理のいずれかを選択する手段を有
    し、用紙ジャムに対し、前記いずれかの処理が可能であ
    ることを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 用紙ジャムが発生した場合に備えて複数
    のページのジャムバックアップ情報を保持し、用紙ジャ
    ム解除後に前記ジャムバックアップ情報に基づき、用紙
    ジャムが発生したページの画像データを再形成して用紙
    のバックアップ処理を行う印刷装置において、 用紙ジャムバックアップ処理、用紙ジャムが発生したペ
    ージのジャムバックアップを中止する処理、用紙ジャム
    が発生したページを含むジョブの印刷データを全て破棄
    して印刷しないようにする処理のいずれかを設定する手
    段を有し、用紙ジャムに対し、前記設定に従った処理が
    可能であることを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 用紙ジャムが発生した場合に備えて複数
    のページのジャムバックアップ情報を保持し、用紙ジャ
    ム解除後に前記ジャムバックアップ情報に基づき、用紙
    ジャムが発生したページの画像データを再形成して用紙
    のバックアップ処理を行う印刷装置において、 用紙ジャムが発生したページのジャムバックアップを中
    止する処理を設定する手段を有し、用紙ジャムに対し、
    ジャムバックアップ処理又は用紙ジャムが発生したペー
    ジのジャムバックアップを中止する処理が可能であるこ
    とを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 用紙ジャムが発生した場合に備えて複数
    のページのジャムバックアップ情報を保持し、用紙ジャ
    ム解除後に前記ジャムバックアップ情報に基づき、用紙
    ジャムが発生したページの画像データを再形成して用紙
    のバックアップ処理を行う印刷装置において、 用紙ジャムが発生したページを含むジョブの印刷データ
    全てを破棄して印刷しない処理を設定する手段を有し、
    用紙ジャムに対し、ジャムバックアップ処理又は前記前
    記用紙ジャムが発生したページを含むジョブの印刷デー
    タを全て破棄して印刷しないようにする処理が可能であ
    ることを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 用紙ジャムが発生した場合に備えて複数
    のページのジャムバックアップ情報を保持し、用紙ジャ
    ム解除後に前記ジャムバックアップ情報に基づき、用紙
    ジャムが発生したページの画像データを再形成して用紙
    ジャムバックアップ処理を行う印刷装置において、 用紙ジャムが発生したページのジャムバックアップを中
    止する処理を設定する手段及び、前記設定後、ジャムバ
    ックアップ処理または用紙ジャムが発生したページのジ
    ャムバックアップを中止する処理をさらに選択する手段
    を有し、用紙ジャムに対し、ジャムバックアップ処理又
    は用紙ジャムが発生したページのジャムバックアップを
    中止する処理が可能であることを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】 用紙ジャムが発生した場合に備えて複数
    のページのジャムバックアップ情報を保持し、用紙ジャ
    ム解除後に前記ジャムバックアップ情報に基づき、用紙
    ジャムが発生したページの画像データを再形成して用紙
    ジャムバックアップ処理を行う印刷装置において、 用紙ジャムが発生したページを含むジョブの印刷データ
    全てを破棄して印刷しない処理を設定する手段及び、前
    記設定後、ジャムバックアップ処理または用紙ジャム解
    除後に用紙ジャムが発生したページを含むジョブの印刷
    データ全てを破棄して印刷しない処理をさらに選択する
    手段を有し、用紙ジャムに対し、ジャムバックアップ処
    理又は前記前記用紙ジャムが発生したページを含むジョ
    ブの印刷データを全て破棄して印刷しないようにする処
    理が可能であることを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至7のいずれかに記載された
    印刷装置において、前記設定する手段の設定を有効又は
    無効にする手段を有することを特徴とする印刷装置。
  9. 【請求項9】 用紙ジャムが発生した場合に備えて複数
    のページのジャムバックアップ情報を保持し、用紙ジャ
    ム解除後に前記ジャムバックアップ情報に基づき用紙ジ
    ャムが発生したページの画像データを再形成して用紙の
    バックアップ処理を行う印刷装置において、 同一ページにおいて連続して発生した用紙ジャムの発生
    回数を記録する連続用紙ジャム回数記録手段、同一ペー
    ジにおいて連続して発生する用紙ジャムの発生限度回数
    を設定保持しておく連続用紙ジャム限度回数保持手段、
    用紙ジャムが発生した場合、連続用紙ジャム発生回数値
    と連続用紙ジャム限度回数保持部に設定された連続用紙
    ジャム限度回数値を比較する比較手段、及び、連続用紙
    ジャム発生回数値が連続用紙ジャム限度回数値よりも少
    ない場合にはジャムバックアップ処理を指示し、かつ、
    連続用紙ジャム発生回数値が連続用紙ジャム限度回数値
    と同じか越えた場合には、ジャムアップ処理、又は用紙
    ジャムが発生したページのジャムバックアップ処理を中
    止する処理、又は用紙ジャム解除後用紙ジャムが発生し
    たページを含むジョブの印刷データ全てを破棄して印刷
    しない処理を指示する手段を有し、用紙ジャムに対し
    て、前記各処理が可能であることを特徴とする印刷装
    置。
  10. 【請求項10】 用紙ジャムが発生した場合に備えて複
    数のページのジャムバックアップ情報を保持し、用紙ジ
    ャム解除後に前記ジャムバックアップ情報に基づき用紙
    ジャムが発生したページの画像データを再形成して印刷
    する印刷装置において、 1つのジョブ内で発生した用紙ジャムの発生回数を記録
    する用紙ジャム回数記録部、1つのジョブ内で発生する
    用紙ジャムの発生限度回数を設定保持しておく用紙ジャ
    ム限度回数保持部及び、用紙ジャムが発生した場合に用
    紙ジャム発生回数値と用紙ジャム限度回数保持部に設定
    された用紙ジャム限度回数値を比較する比較手段、及
    び、用紙ジャム発生回数値が用紙ジャム限度回数値より
    も少ない場合には用紙ジャムバックアップ処理を指示
    し、かつ、用紙ジャム発生回数値が用紙ジャム限度回数
    値と同じか越えた場合には、ジャムアップ処理、又は用
    紙ジャムが発生したページのジャムバックアップ処理を
    中止する処理、又は用紙ジャム解除後用紙ジャムが発生
    したページを含むジョブの印刷データ全てを破棄して印
    刷しないようにする処理を指示する手段を有し、用紙ジ
    ャムに対して、前記各処理が可能であることを特徴とす
    る印刷装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10に記載された印刷装
    置において、前記処理を指示する手段の有効又は無効を
    設定する手段を有することを特徴とする印刷装置。
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