JP2000326253A - 締付ツール - Google Patents

締付ツール

Info

Publication number
JP2000326253A
JP2000326253A JP11135187A JP13518799A JP2000326253A JP 2000326253 A JP2000326253 A JP 2000326253A JP 11135187 A JP11135187 A JP 11135187A JP 13518799 A JP13518799 A JP 13518799A JP 2000326253 A JP2000326253 A JP 2000326253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
piston
main shaft
cylindrical body
tightening tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11135187A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Sonoda
慶二 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP11135187A priority Critical patent/JP2000326253A/ja
Publication of JP2000326253A publication Critical patent/JP2000326253A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルク制御付きの締付ツールを簡単に構成
し、また設定トルク値を容易に変更出来るようにする。 【解決手段】 主軸に連結される筒状体16の内周面に
鋸歯状のカム面cを形成し、この筒状体16の筒内に、
モータ軸に連結されるオイル貯留ケース6を内装すると
ともに、このオイル貯留ケース6に対して放射方向に摺
動自在な複数のピストン7を設け、このピストン7をス
プリング8の圧力及びオイル10の圧力で外側方向に付
勢することで、ピストン7の先端面をカム面cに圧接さ
せる。そして主軸のトルクが高まると、ピストン7が内
側方向に後退してオイル貯留ケース6が空転するように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばボルトやナ
ット等のネジ部品を一定のトルクで締め付けることの出
来る締付ツールに関する。
【0002】
【従来の技術】ネジ部品等を締め付ける際、一般的に、
同一条件の締付箇所では、回転力と締付時間を一定にす
ればほぼ安定したトルクを得ることが出来るといわれて
いるが、時間を一定に保つことは、通常の作業では無理
が生じる。このため、従来、ネジ部品等を一定のトルク
で締め付けるような技術として、例えば図5に示すよう
に、モータ駆動等の締付ツール51の主軸51aに、一
方向にのみ回転可能に嵌合する手動操作等の定トルクレ
ンチ52を組合せたような装置とか、特公昭58―34
265号のようなエアドライバのクラッチ式トルク制御
装置等が知られている。
【0003】そして前者の図5の装置では、締付ツール
51によってモータ等により概略のトルクまで締め付け
た後、定トルクレンチ52を手動操作して一定のトルク
にセットするようにしており、また、後者の特公昭58
―34265号の装置では、エアバルブから導入される
エア圧で作動する主軸に一定以上のトルクがかかると、
プッシュロッド等を介してエアバルブを閉じてエアモー
タを停止させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者のよう
に締付ツール51と定トルクレンチ52を組合せるよう
な装置は、作業手順が煩雑となり、また装置も大型化す
るという問題がある。また、後者のように一定トルクに
達したら駆動源の駆動そのものを停止させる技術は、ト
ルク制御のための機構が装置全般に関与するため、トル
ク制御機能のない既存のエアドライバ等に簡易に適用す
ることが出来ず、また設定トルク値を容易に変更出来な
いという難点がある。
【0005】そこで本発明は、トルク制御付きの締付ツ
ールを簡単に構成出来るようにし、また設定トルク値を
容易に変更出来る締付ツールの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、被締付品を一定のトルクで締め付けるように
した締付ツールにおいて、駆動部とこの駆動部によって
回転駆動される主軸との間に、主軸が一定のトルクに達
したら主軸への駆動力伝達を遮断するトルクリミッター
機構を設けた。
【0007】このように、トルクリミッター機構によ
り、駆動部を駆動させたままで主軸への駆動力伝達を遮
断するようにすれば、装置構成が簡単となり、またトル
ク制御機能のない既存の締付ツールにも、トルクリミッ
ター機構を介在させることにより、容易にトルク制御付
き締付ツールに改変出来るようになる。ここで、主軸へ
の駆動力伝達を遮断するトルクリミッター機構として
は、例えば係脱自在なクラッチ機構等が適用出来る。
【0008】また請求項2では、トルクリミッター機構
として、内周に鋸歯状のカム面を備えた筒状体と、この
筒状体の筒内に内装させるピストン支持体を設け、この
ピストン支持体に、放射方向に沿って移動自在な複数の
ピストンを配設して付勢手段によってカム面に向けて所
定圧で圧接させるとともに、主軸側とモータ軸側のいず
れか一方に筒状体を形成し、他方側にピストン支持体を
形成するようにした。
【0009】そして、筒状体のカム面とピストンを圧接
させて駆動部の駆動力を主軸に伝達するようにし、主軸
のトルク値がピストンの付勢力を超えると、ピストンが
鋸歯状のカム面を滑って動力伝達が遮断されるようにす
る。この際、筒状体とピストン支持体は、どちらが駆動
部側でも主軸側でも良く、また付勢手段としては、スプ
リング圧や液圧やそれらの組合せ等が適用出来る。
【0010】また請求項3では、ピストンを外側方向に
付勢する付勢手段に、付勢力を調整出来る調整機能を設
けた。
【0011】このように付勢手段の付勢力を調整するこ
とによって、設定トルク値を変更することが出来る。す
なわち、ピストンの付勢力を強めれば、カム面とピスト
ンの圧接力が強まって設定トルク値が高まり、付勢力を
弱めれば、設定トルク値を下げることが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
締付ツールの分解図、図2はトルクリミッター機構の説
明図、図3は筒状体のカム面とピストンの圧接状態の説
明図、図4はカム面とピストンが滑り始める前の状態の
拡大図である。
【0013】本発明に係る締付ツール1は、締付けの途
中で締付トルクが一定に達した時点で主軸に対する駆動
力伝達が遮断されるよう制御することを特徴としてお
り、図1に示すように、駆動部としてのエアモータ部2
と、駆動力伝達を制御するためのトルクリミッター部3
と、このトルクリミッター部3の周囲を覆うケース部4
を備えている。
【0014】そして、エアモータ部2の回転力によって
ネジ部品等を締付け、一定のトルクに達した時点でトル
クリミッター機構としてのトルクリミッター部3により
動力伝達を遮断するようにしている。
【0015】トルクリミッター部3は、図2に示すよう
に、不図示のモータ軸に連結されるモータジョイント5
と、このモータジョイント5と一体に結合されるピスト
ン支持体としてのオイル貯留ケース6と、このオイル貯
留ケース6の底面側の周壁に所定間隔置きに形成される
複数のピストン孔6hに、放射方向に沿ってスライド自
在に内装されるピストン7と、各ピストン7を放射方向
の外側に向けて付勢するそれぞれのスプリング8を備
え、前記ピストン7とピストン孔6hの間は液密状態に
保持されるとともに、オイル貯留ケース6内には、オイ
ル10が貯留されている。
【0016】そしてこのオイル10は、前記スプリング
8とともにピストン7を放射方向の外側に向けて付勢す
るよう、ピストン7の基端側に充填されており、このオ
イル10とスプリング8によって付勢手段を構成してい
る。
【0017】また、オイル貯留ケース6内には、シール
材11を介して上下動自在な押圧ピストン12が配設さ
れ、この押圧ピストン12の上部には、スプリング13
を介して押圧板14が配設されており、この押圧板14
にはトルクアジャスターネジ15が結合されている。そ
してこのトルクアジャスターネジ15はケース蓋17の
ネジ孔に螺合しており、このトルクアジャスターネジ1
5の操作によってオイル10の圧力を調整出来るように
されている。
【0018】一方、オイル貯留ケース6の底面側の一部
は、筒状体16の筒内に内装され、この筒状体16の内
面には、図3にも示すように、略V字型に切り込まれる
鋸歯状のカム面cが形成されている。また筒状体16の
他端側は、ケース部4の軸受17で支持される主軸ジョ
イント16jとされ、不図示の主軸に結合可能とされて
いる。
【0019】そして、前記ピストン7の前面は、カム面
cの一方側の傾斜面に面接触するよう傾斜しており、こ
の傾斜方向は、ピストン7の回転時に筒状体16を連れ
回すことの出来る方向とされている。
【0020】以上のように構成した締付ツール1におい
て、ピストン7の前面はスプリング8の圧力とオイル1
0の圧力により、カム面cの一方側の傾斜面に圧接され
ており、不図示のエアモータが作動すると、モータジョ
イント5を介してオイル貯留ケース6、ピストン7が回
転し、筒状体16を連れ回す。このため、不図示の主軸
が回転し、ネジ部品等が締付けられる。
【0021】ネジ部品等が締付けられて主軸のトルクが
高まり、このトルク値がスプリング8圧とオイル10圧
によるピストン7の付勢力を超えるようになると、図4
に示すように、ピストン7はカム面cの傾斜面に押され
て後退し始める。そして、ピストン7側がカム面cを外
れて滑り出すと空転を始め、主軸への動力伝達が遮断さ
れる。
【0022】また、以上のようなトルクリミッター部3
において、例えば設定トルク値を高めたい場合には、ト
ルクアジャスターネジ15を締付けてオイル10圧を高
めるようにし、設定トルク値を低めたい場合には、トル
クアジャスターネジ15を弛めてオイル10圧を低くす
れば良く、簡単に調整出来る。
【0023】また、以上のような構成により、既存の締
付ツール等にトルクリミッター部3を介装するような改
修を簡単に行うことが出来、トルク制御機能のない締付
ツールにも簡単に適用出来るようになる。
【0024】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば筒状
体16をモータ軸側に設け、ピストン7を主軸側に設け
ても良く、また駆動部は電動モータ等でも良い。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明に係る締付ツール
は、駆動部と主軸との間に、主軸が一定のトルクに達し
たら主軸への駆動力伝達を遮断するトルクリミッター機
構を設けたため、例えばトルク制御機能のない既存の締
付ツールにも、簡単にトルク制御機能を持たせることが
出来る。そしてトルクリミッター機構としては、請求項
2のように、内周に鋸歯状のカム面を備えた筒状体と、
このカム面に向けて所定圧で圧接される複数のピストン
によって構成すれば好適である。そして請求項3のよう
に、ピストンを外側方向に付勢する付勢手段に調整機能
を設ければ、任意のトルクで締め付けることが出来て便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る締付ツールの分解図
【図2】トルクリミッター機構の説明図
【図3】筒状体のカム面とピストンの圧接状態の説明図
【図4】カム面とピストンが滑り始める前の状態の拡大
【図5】従来の定トルク締付装置の一例を示す説明図
【符号の説明】 1…締付ツール、3…トルクリミッター部、5…モータ
ジョイント、6…オイル貯留ケース、7…ピストン、8
…スプリング、10…オイル、15…トルクアジャスタ
ーネジ、16…筒状体、16j…主軸ジョイント、c…
カム面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被締付品を一定のトルクで締め付けるよ
    うにした締付ツールであって、駆動部とこの駆動部によ
    って回転駆動される主軸との間に、主軸が一定のトルク
    に達したら主軸への駆動力伝達を遮断するトルクリミッ
    ター機構が設けられることを特徴とする締付ツール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の締付ツールにおいて、
    前記トルクリミッター機構は、内周に鋸歯状のカム面を
    備えた筒状体と、この筒状体の筒内に内装されるピスト
    ン支持体を備え、このピストン支持体には、放射方向に
    沿って移動自在な複数のピストンが配設されて付勢手段
    によって前記カム面に向けて所定圧で圧接されるととも
    に、前記主軸側とモータ軸側のいずれか一方に前記筒状
    体が形成され、他方側に前記ピストン支持体が形成され
    ることを特徴とする締付ツール。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の締付ツールにおいて、
    前記ピストンを外側方向に付勢する付勢手段は、付勢力
    を調整出来る調整機能を備えたことを特徴とする締付ツ
    ール。
JP11135187A 1999-05-17 1999-05-17 締付ツール Pending JP2000326253A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11135187A JP2000326253A (ja) 1999-05-17 1999-05-17 締付ツール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11135187A JP2000326253A (ja) 1999-05-17 1999-05-17 締付ツール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000326253A true JP2000326253A (ja) 2000-11-28

Family

ID=15145879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11135187A Pending JP2000326253A (ja) 1999-05-17 1999-05-17 締付ツール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000326253A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009148201A1 (en) * 2008-06-02 2009-12-10 Korea Institute Of Science And Technology Device for genrating limit torque and rotating device using the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009148201A1 (en) * 2008-06-02 2009-12-10 Korea Institute Of Science And Technology Device for genrating limit torque and rotating device using the same
KR100987087B1 (ko) 2008-06-02 2010-10-11 한국과학기술연구원 항복 토크 발생장치 및 이를 이용한 회전기구
US8366560B2 (en) 2008-06-02 2013-02-05 Korea Institute Of Science And Technology Coupling device for coupling a rotating shaft and a rotating member, and rotating device using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI105168B (fi) Sokkoniittimuttereiden asennuslaite
US7234536B2 (en) Power screwdriver
US5203242A (en) Power tool for two-step tightening of screw joints
JPS6389267A (ja) 円板形工具用固定装置
US7806198B2 (en) Hybrid impact tool
US7878090B2 (en) Handheld power tool, in particular a power drill or screwdriver
US4024994A (en) Power operated caulking gun
US4429775A (en) Clutch type torque control device for air driver
JPS6165785A (ja) 電動ねじ回し装置
US5217079A (en) Hydro-impulse screwing device
JP2000326253A (ja) 締付ツール
US2239072A (en) Tool
GB2029746A (en) Compressed air driven screwdriver
GB2098528A (en) A power tool
US4836349A (en) Clutch type tightening apparatus for allowing free adjustment of tightening force
EP1375072A3 (fr) Outil, notamment clé, dynamométrique comprenant des moyens cliquetants de réglage du couple
JP2552000B2 (ja) パンチングプレスのストローク調整のためのストローク調整装置
JP2000188845A (ja) 電動アクチュエータ
US4318334A (en) Torque control for a fluid operated motor
US3645341A (en) Pneumatic nut-runner having a torque sensing device
JPS594262B2 (ja) ボルト締付機
HU217699B (hu) Csavarozógép
JP3289955B2 (ja) 電動式トルクコントロールレンチ
JP3561283B2 (ja) 圧縮空気ねじ締め機の反動低減機構
JPH059202Y2 (ja)