JP2000326192A - レンズの自動曲率補正加工方法および装置 - Google Patents

レンズの自動曲率補正加工方法および装置

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JP2000326192A
JP2000326192A JP13642899A JP13642899A JP2000326192A JP 2000326192 A JP2000326192 A JP 2000326192A JP 13642899 A JP13642899 A JP 13642899A JP 13642899 A JP13642899 A JP 13642899A JP 2000326192 A JP2000326192 A JP 2000326192A
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lens
curvature
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radius
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Shinji Yokoyama
真司 横山
Koji Ishizaki
幸治 石崎
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズの自動加工ラインにおいて、曲率精度
の厳しいレンズ面を加工する場合であっても、稼働率の
向上、持ちライン数の増加を実現でき、精研削工具の修
正を少なくする。 【解決手段】 レンズ素材1の供給から、カーブジェネ
レータ加工、精研削加工、研磨加工を行って、少なくと
も一方のレンズ面1aを形成するレンズのライン加工方
法において、所望の曲率半径を有するマスターレンズ2
0のレンズ面20aとカーブジェネレータ加工を終えた
少なくとも2個のレンズ素材1のレンズ面1aとの曲率
半径を測定する工程と、測定されたマスターレンズ20
とレンズ素材1との曲率半径の誤差の平均値ΔH(AV
G)を演算する工程と、演算された誤差の平均値ΔH
(AVG)に基づいて補正量を演算してカーブジェネレ
ータ加工の各軸位置を補正する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ素材の供給
からカーブジェネレータ加工(以下CG加工という)、
精研削加工、研磨加工を行って少なくとも一方のレンズ
面を形成するレンズの自動加工ラインまたはCG加工を
行う加工機におけるレンズの自動曲率補正加工方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズの自動加工ラインには、
「レンズ素材の表裏判別装置」として特許第26922
63号(平成9年9月5日登録)に開示された技術があ
る。図9および図10を用いて、この技術を説明する。
レンズ素材は、つぎのような工程に従って、自動的にレ
ンズに加工される。
【0003】(1)レンズ素材の自動供給 図9において、レンズ素材自動供給装置101に置かれ
た多数のレンズ素材115は、ロボット102により次
のCG加工装置103に1個ずつ自動供給される。
【0004】(2)CG加工 CG加工装置103の加工ヘッド104では、図10に
示すように、側周面cがチャック116によって保持さ
れたレンズ素材115のA面aにカップ型ダイヤモンド
砥石117を用いて球面を創成し(図10・)、加工ヘ
ッド105(図9参照)では、レンズ素材115のB面
bにカップ型ダイヤモンド砥石118を用いて球面を創
成する(図10・)。
【0005】(3)精研削加工 精研削加工装置106(図9参照)の加工ヘッド107
では、レンズホルダ119に保持されたレンズ素材11
5のA面aをダイヤモンドペレット120を貼付した球
面精研削工具121で精研削加工し(図10・)、加工
ヘッド108では、レンズホルダ122に保持されたレ
ンズ素材115のB面bをダイヤモンドペレット120
を貼付した球面精研削工具123で精研削加工する(図
10・)。
【0006】(4)研磨加工 研磨加工装置109(図9参照)の加工ヘッド110で
は、レンズホルダ124に保持されたレンズ素材115
のB面bをポリウレタンシートなどの研磨用シート12
5を貼付した球面研磨工具126で、酸化セリウムなど
の研磨材を含む研磨液127の供給を受けながら研磨し
(図10・)、加工ヘッド111では、レンズホルダ1
28に保持されたレンズ素材115のA面aをポリウレ
タンシートなどの研磨用シート125を貼付した球面研
磨工具129を用い、酸化セリウムなどの研磨材を含む
研磨液127の供給を受けながら研磨する(図10
・)。
【0007】(5)心取り加工 心取り装置112(図9参照)では、一対のカップ型ホ
ルダ130、131によってレンズ素材115を挟持し
て心出しを行い、その中心線回りにレンズ素材115を
回転させながら側周面cをダイヤモンド砥石132で真
円に研削加工する(図10・)。
【0008】(6)完成品の収納 図9に示すように、心取り加工が終了したレンズはロボ
ット113により、完成品収納装置114に収納され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、カメ
ラ、顕微鏡、内視鏡などの光学機器では、小型化および
機能向上が進展している。これに応えるため、光学機器
の光学系で用いられているレンズ単体の品質、とくに曲
率精度(レンズ面の曲率半径の精度)の向上が必要不可
欠になっている。
【0010】しかるに、上記従来技術により曲率精度を
向上させるには、CG加工から研磨加工までの各工程に
おけるレンズを抜取り、ダイヤルゲージやニュートンゲ
ージ等を用いてレンズ面の曲率精度の測定を、マスター
レンズのレンズ面との比較測定により行い、測定値が目
標値からズレてくると、その工程または前工程の加工条
件を補正するという操作を頻繁に行う必要がある。これ
に伴って測定および条件補正を実施する間は、加工ライ
ンが停止し、稼働率が低下するという欠点があった。ま
た、数台の加工ラインを一人のオペレータが受け持つの
で、曲率精度の厳しいレンズ面の場合は、測定および条
件補正の作業が頻繁に発生するため、受け持ち可能なラ
イン数が減少し、生産数が減少するという問題があっ
た。
【0011】さらに、CG加工は精研削加工および研磨
加工の前工程となるが、CG加工におけるレンズ面の曲
率精度が低下すると精研削工具の曲率半径を狂わせるこ
とになる。CG加工は母性原理に基づいた加工方法であ
るため、レンズ素材に創成した曲率半径が、目標の曲率
半径からズレても修正が容易であるが、精研削加工や研
磨加工は、工具の曲率半径をレンズ面に転写させる加工
方法であるため、工具の曲率半径が狂った場合は、工数
をかけて修正する必要がある。従って、上述の生産数が
減少するという問題を回避するために測定頻度を少なく
すると、上記のように、工数をかけて工具の曲率半径を
修正しなければならなかった。
【0012】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1、2または3に係る発明の課題
は、レンズの自動加工ラインにおいて、曲率精度の厳し
いレンズ面を加工する場合であっても、稼働率の向上、
持ちライン数の増加を実現でき、精研削工具の修正を少
なくするレンズの自動曲率補正加工方法を提供すること
である。
【0013】請求項4に係る発明の課題は、上記レンズ
の自動曲率補正加工方法を実施することができるレンズ
の自動曲率補正加工装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1、2または3に
係る発明は、レンズ素材の供給から、カーブジェネレー
タ加工、精研削加工、研磨加工を行って、少なくとも一
方のレンズ面を形成するレンズのライン加工方法におい
て、所望の曲率半径を有するマスターレンズのレンズ面
とカーブジェネレータ加工を終えた少なくとも2個のレ
ンズ素材のレンズ面との曲率半径を測定する工程と、測
定されたマスターレンズとレンズ素材との曲率半径の誤
差の平均値ΔH(AVG)を演算する工程と、演算され
た誤差の平均値ΔH(AVG)に基づいて補正量を演算
してカーブジェネレータ加工の各軸位置を補正する工程
とを有する。
【0015】請求項4に係る発明は、貼付皿に貼付され
たレンズ素材を供給し、このレンズ素材の非貼付面に対
してカーブジェネレータ加工を行うレンズの加工装置に
おいて、レンズ素材を貼付した貼付皿を挿入する素材保
持リング、該素材保持リングと同一形状でマスターレン
ズを貼付した貼付皿を挿入するマスター保持リング、前
記2つの保持リングの対称軸上を回転軸として前記2つ
の保持リングを保持した回転台、および該回転台を回転
方向に位置決めするための回転駆動手段からなるレンズ
保持部と、該レンズ保持部を上下動自在に保持するリニ
アガイドと、前記素材保持リングの中心軸上に対向して
配設された曲率半径測定手段と、該曲率半径測定手段の
外周部に保持されるとともにレンズ素材またはマスター
レンズのレンズ面に当接するための円環部を有する測定
リングとを備えた。
【0016】請求項1、2または3に係る発明のレンズ
の自動曲率補正加工方法では、レンズ加工ライン上にお
いて、・レンズ素材供給、・CG加工、・曲率半径測
定、・曲率半径演算・自動補正(少なくとも2個の曲率
半径測定値の平均値と目標曲率半径との誤差を演算し、
誤差が生じたときにはその後加工されるレンズ素材に対
して、CG加工装置の各軸の加工終了時位置に対して補
正をかける)、・精研削加工、・研磨加工、・完成品収
納を順に行う。
【0017】請求項2に係る発明のレンズの自動曲率補
正加工方法では、上記作用に加え、レンズ素材が貼付皿
に貼付されていることにより、貼付皿のハンドリングに
よってレンズ素材の各工程が進行される。
【0018】請求項3に係る発明のレンズの自動曲率補
正加工方法では、上記作用に加え、・曲率半径測定にお
いて、予め設定された曲率半径の規格幅を超えた測定値
が出現した場合、アラームによってエラーを表示する。
【0019】請求項4に係る発明のレンズの自動曲率補
正加工装置では、曲率測定において、回転駆動手段によ
り回転台が回転し、マスターレンズが貼付された貼付皿
が挿入されているマスター保持リングの中心軸と曲率半
径測定手段の中心軸とが合致する位置で、回転台が停止
する。直進駆動手段によりリニアガイドに支持されたレ
ンズ保持部が上方に移動する。マスターレンズのレンズ
面に曲率半径測定手段に固定された測定リングの円環部
が当接する。測定リングの円環部が当接した状態で、レ
ンズ面頂に当接する曲率半径測定手段の押し込み量を測
定する。直進駆動手段によりレンズ保持部が下方に移動
し、回転駆動手段により回転台が回転し、レンズ素材が
貼付された貼付皿が挿入されている素材保持リングの中
心軸と曲率半径測定手段の中心軸とが合致する位置で回
転台が停止する。直進駆動手段によりリニアガイドに支
持されたレンズ保持部が上方に移動する。加工したレン
ズ素材のレンズ面と曲率半径測定手段に固定された測定
リングの円環部が当接する。測定リングの円環部が当接
した状態で、レンズ面頂に当接する曲率半径測定手段の
押し込み量を測定する。曲率半径測定手段は、マスター
レンズの押し込み量とレンズ素材の押し込み量とを演算
して、曲率半径の誤差を制御装置に伝達し、制御装置
は、曲率半径の誤差の大きさによって、カーブジェネレ
ータ加工を行うレンズの加工装置の各軸位置を補正する
指令を出す。
【0020】
【発明の実施の形態】以下具体的な実施の形態について
説明する。なお、以下の本発明の実施の形態の説明にお
いては、「曲率半径」を「曲率」と略称する。
【0021】(実施の形態1)図1〜図6は実施の形態
1を示し、図1はレンズ自動加工ラインの構成図、図2
は曲率測定ユニットの構成図、図3はカーブジェネレー
タ加工装置(以下CG加工装置という)の加工ヘッドの
構成図、図4は曲率自動補正加工のフローチャート、図
5は曲率測定ユニットにより曲率を測定するモデル図、
図6はカーブジェネレータ加工(以下CG加工という)
時の軸位置の詳細図である。
【0022】まず、レンズ自動加工ラインについて説明
する。図1において、レンズ自動加工ラインは、主に、
左側から順にCG加工装置6、第1精研削加工装置7、
第2精研削加工装置8および研磨加工装置9の各ユニッ
トが列設され、右端にストッカー3が配設されて構成さ
れている。各ユニット相互間およびストッカー3とは、
第1コンベア10および第2コンベア11によって連結
され、レンズ素材1が搬送される。また、CG加工装置
6と第1精研削装置7との間には、曲率測定ユニット1
6が配設され、CG加工装置6で加工されたレンズ素材
1のレンズ面1a(図2参照)の曲率を測定する。
【0023】ストッカー3は、貼付皿2(図2参照)に
既に研磨加工が完了したレンズ面を接着剤で貼付された
レンズ素材1(レンズ素材1の非接着面は、未だCG加
工が実施されていない面である)の供給、およびこのレ
ンズ素材1の非接着面に対して研磨加工を完了したレン
ズ面を有するレンズ完成品を収納するユニットである。
このストッカー3に取り付けられたロボット4は、貼付
皿2に貼付されたレンズ素材1を多数個収納したパレッ
ト5からレンズ素材1を順次に供給すると共に、レンズ
完成品をパレット5に順次収納する。
【0024】CG加工装置6は、加工ヘッド12にて、
カップ型ダイヤモンド砥石により、レンズ素材1のレン
ズ面1a(図2参照)をCG加工する。第1精研削加工
装置7は、加工ヘッド13にて球面形状のメタルボンド
ダイヤモンドペレットにより、レンズ素材1のレンズ面
1a(図2参照)を倣い加工する(これを精研削加工1
とする)。第2精研削加工装置8は、加工ヘッド14に
て球面形状のレジンボンドダイヤモンドペレットによ
り、レンズ素材1のレンズ面1a(図2参照)を倣い加
工する(これを精研削加工2とする)。研磨加工装置9
は、加工ヘッド15にて、球面形状のレジンボンド酸化
セリウム砥石で、水の供給を受けながら研磨加工する。
第1ベルトコンベア10は、ストッカー3よりCG加工
装置6までレンズ素材1を搬送し、第2ベルトコンベア
11に載せ換える。第2ベルトコンベア11は、各加工
ヘッド12、13、14、15へ、順次にレンズ素材1
を搬送する。第2コンベア11と各加工ヘッド12、1
3、14、15との間、または曲率測定ユニット16へ
のレンズ素材1を貼付した貼付皿2の搬送は、図示を省
略したロボットにより行われる。
【0025】つぎに、曲率測定ユニット16について説
明する。図2において、曲率測定ユニット16は、主
に、レンズ素材1を保持して上下動するレンズ保持部3
2と、このレンズ保持部32に対向して配設されレンズ
素材1の曲率を測定する曲率測定部33と、レンズ保持
部32および曲率測定部33をそれぞれ支持する本体部
34とから構成されている。
【0026】レンズ保持部32では、レンズ素材1の既
に研磨が完了した面1bが貼付皿2に貼付され、貼付皿
2はレンズ素材1のCG加工が実施されたレンズ面1a
を上側にして、筒状の素材保持リング17の穴17aに
挿入されている。素材保持リング17は回転台18に固
定され、回転台18は回転駆動手段としてのステッピン
グモータ19(回転駆動手段はサーボモータでもよい)
の回転軸19aに保持されている。この回転軸19aの
軸心fに対して素材保持リング17の対称位置に、マス
ター保持リング22が配設されている。マスター保持リ
ング22の穴22aには、所定の曲率のレンズ面20a
を有するマスターレンズ20を貼付した貼付皿21が挿
入されている。マスター保持リング22の形状寸法は、
素材保持リング17と同一である。ステッピングモータ
19、回転台18、素材保持リング17、およびマスタ
ー保持リング22によりレンズ保持部32を構成してい
る。
【0027】本体部34では、支柱25が垂直に立設さ
れ、支柱25にはリニアガイド24が敷設されている。
リニアガイド24には、下アーム23が上下動自在に保
持され、下アーム23にはレンズ保持部32のステッピ
ングモータ19が支持されている。また、下アーム23
は、直進駆動手段としての図示しないエアーシリンダに
連結されて上下駆動される。支柱25の上部には、水平
方向に上アーム29が横設され、上アーム29には曲率
測定部33が配備されている。
【0028】曲率測定部33では、レンズ保持部32の
素材保持リング17に対向する上アーム29に、曲率半
径測定手段の一つとしての磁気スケール26(曲率半径
測定手段は光学式スケールであってもよい)が嵌装さ
れ、その外周部26aは上アーム29を貫通して上下動
自在に保持されている。その移動量は、上アーム29の
上面29aに磁気スケール26の外周部26aに固定さ
れたリング28の下面が接触する位置から、磁気スケー
ル26の突起部26bの上面が上アーム29の下面29
bに接触する位置までである。素材保持リング17の中
心軸gと磁気スケール26の中心軸hとは合致してい
る。磁気スケール26の下端部には、測定端子27が保
持され、測定端子27の下端面27aは、凹面測定時に
は、針状または凸球面状に、凸面測定時には平面状に形
成されている。
【0029】測定端子27の外側には、筒状の測定リン
グ30が配設され、磁気スケール26の突起部26bの
下側のネジ部26cに螺着している。この測定リング3
0の中心軸は、磁気スケール26の中心軸hと一致して
いる。測定リング30の下端には、マスターレンズ20
のレンズ面20aおよびレンズ素材1のレンズ面1aに
当接する円環部としての下端内周縁30aと下端外周縁
30bとが形成されている。マスターレンズ20のレン
ズ面20aおよびレンズ素材1のレンズ面1aが凸面の
場合は下端内周縁30aが、凹面の場合は下端外周縁3
0bが当接する。磁気スケール26は、曲率演算回路を
有する曲率半径測定手段の他の一つとしての曲率演算装
置16aに接続され、曲率演算装置16aは、制御回路
6aを経由してCG加工装置6(図1参照)の加工ヘッ
ド12と、曲率測定ユニット16に隣接して配備された
アラーム16bとに接続されている。磁気スケール26
と曲率演算装置16aとにより曲率半径測定手段を構成
している。
【0030】加工ヘッド12は、図3に示すように、レ
ンズ素材1を貼付した貼付皿2を保持して回転するワー
クヘッド6Cと、ワークヘッド6Cのワーク送り位置設
定軸6cと垂直に交差する砥石角度設定軸6aを有する
砥石旋回ヘッド6Aと、砥石旋回ヘッド6A上にあって
砥石角度設定軸6aと垂直に交差する砥石前後位置設定
軸6bを有する砥石ヘッド6Bとによって構成されてい
る。砥石旋回ヘッド6Aには、砥石角度設定軸6aを中
心に砥石ヘッド6Bを旋回させる砥石角度設定用サーボ
モータ40が、砥石ヘッド6Bには、これを砥石前後位
置設定軸6bの方向に進退させる砥石前後位置設定用サ
ーボモータ41が、ワークヘッド6Cには、これをワー
ク送り位置設定軸6cの方向に進退させるワーク送り位
置設定用サーボモータ42が、それぞれ配設されてい
る。
【0031】上述の磁気スケール26(図2参照)で測
定された電気信号は、曲率演算装置16aおよび制御装
置6a(図2参照)を経由して制御信号に変換され、加
工ヘッド12の砥石角度設定用サーボモータ40、砥石
前後位置設定用サーボモータ41、ワーク送り位置設定
用サーボモータ42にそれぞれ伝達され、砥石旋回ヘッ
ド6A、砥石ヘッド6B、ワークヘッド6Cのそれぞれ
の位置補正がなされる。なお、砥石ヘッド6Bには、カ
ップ型ダイヤモンド砥石43が装着され、図示しないモ
ータにより回転駆動される。ワークヘッド6Cにも、レ
ンズ素材1を貼付した貼付皿2を回転駆動させるための
図示しないモータが配設されている。
【0032】つぎに、上記レンズ自動加工ラインを用い
たレンズのライン加工方法を、図4のフローチャートに
示す・〜・の工程に従って説明する。
【0033】・レンズ素材供給 図1において、ストッカー3のロボット4により、貼付
皿2(図2参照)に接着剤で貼付したレンズ素材1をパ
レット5から第1コンベア10に載せ、レンズ素材1は
第2コンベア11に載せ換えられて図示しない搬送装置
によりCG加工装置6に供給される。
【0034】・CG加工 第2コンベア11からレンズ素材1を貼付した貼付皿2
を、CG加工装置6の加工ヘッド12に移し換えること
により、加工ヘッド12にレンズ素材1を保持し、レン
ズ素材1の非接着面(被加工面)をカップ型ダイヤモン
ド砥石43(図3参照)によりCG加工する。
【0035】・曲率測定 CG加工後、加工ヘッド12からレンズ素材1を貼付し
た貼付皿2を、図2に示すように、曲率測定ユニット1
6の素材保持リング17に搬送し、貼付皿2を素材保持
リング17の穴17aに挿入する。このレンズ素材1の
レンズ面1aの曲率測定に先立って、マスターレンズ2
0のレンズ面20aの曲率測定が行われる。まず、ステ
ッピングモータ19を駆動して、回転台18が回転し、
マスターレンズ20を貼付した貼付皿21が挿入された
マスター保持リング22が、その中心軸と磁気スケール
26の中心軸hとが合致する位置で停止する。図示しな
いエアーシリンダにより、リニアガイド24に支持され
たレンズ保持部32が上昇する。マスターレンズ20の
凸面に形成されたレンズ面20aと測定リング30の下
端内周縁(稜線部分)30aとが接触するとともに、磁
気スケール26の先端に固定された測定端子27の下端
面27aがマスターレンズ20のレンズ面20aに当接
する位置にて、レンズ保持部32の上昇が停止する。な
お、マスターレンズ20のレンズ面20aが凹面の場合
は、測定リング30の下端外周縁30bがレンズ面20
aに当接する。後述するレンズ素材1のレンズ面1aが
凹面の場合も同様である。
【0036】この状態において、測定端子27の下端面
27aが押し込まれた量を示す測定値H0 (測定端子2
7の下端面27aがレンズ面20aと接触しない状態を
基準とし、レンズ面20aで押し上げられた測定端子2
7の下端面27aの移動量が測定値H0 となる)が測定
される。なお、この測定は、レンズ素材1が素材保持リ
ング17に挿入される以前の空き時間(例えばCG加工
中)に行うことが可能である。測定終了後、図示しない
エアーシリンダによりレンズ保持部32が下降し、測定
端子27とマスターレンズ20とが離反する。
【0037】ついで、ステッピングモータ19により回
転台18が回転し、レンズ素材1を貼付した貼付皿2が
挿入されている素材保持リング17が、その中心軸gと
磁気スケール26の中心軸hとが合致する位置で停止す
る。図示しないエアーシリンダにより、リニアガイド2
4に支持されたレンズ保持部32が上昇する。レンズ素
材1のレンズ面1aと測定リング30の下端内周縁(稜
線部分)30aとが接触するとともに、磁気スケール2
6の先端に固定された測定端子27の下端面27aがレ
ンズ素材1のレンズ面1aに当接する位置にて、レンズ
保持部32の上昇が停止する。この状態において、測定
端子27が押し込まれた量を示す測定値H1 が測定され
る。マスターレンズ20の測定値H0 とレンズ素材1の
測定値H1 との誤差ΔHの大きさが、曲率演算装置16
aに予め入力されている規格の値ΔHS と曲率演算回路
を介して比較され、規格の幅を超えた場合、曲率演算装
置16aからの信号でアラーム16bを介してランプ点
灯または音声を発して、曲率不良のレンズであることを
知らせる。なお、測定値H0 、H1 、誤差ΔHの関係
は、図5に示す通りである。
【0038】・曲率演算・自動補正 マスターレンズ20の測定値H0 とレンズ素材1の測定
値H1 との誤差ΔHが0でない限り、以降に加工するレ
ンズ素材1に対して、図3および図6に示すように、C
G加工装置6の加工ヘッド12の砥石角度設定軸6a、
砥石前後位置設定軸6bおよびワーク送り位置設定軸6
cの位置補正を行う。本実施の形態では、マスターレン
ズ20の測定値H0 に対して、レンズ素材1の測定値H
1 が5個連続でプラス(またはマイナス)の誤差ΔHが
生じたときのみ上記位置補正を行うように制御する(例
えば、プラスの誤差ΔHが3個連続で生じた後に0また
はマイナスの誤差ΔHがあったときは、カウント数をリ
セットする)。5個連続で同一方向(プラスまたはマイ
ナス)の誤差ΔHが生じた場合、その誤差の平均値ΔH
(AVG)を算出し、その誤差の平均値ΔH(AVG)
の大きさ分だけCG加工装置6の加工ヘッド12の各軸
の補正を行う。
【0039】・精研削加工1 図1において、曲率測定ユニット16での曲率測定後、
レンズ素材1を貼付した貼付皿2は、素材保持リング1
7(図2参照)から取り出され、ついで第2コンベア1
1によりレンズ素材1は搬送され、精研削装置7の加工
ヘッド13にて、球面形状のメタルボンドダイヤモンド
ペレットにより、研削液の供給を受けつつ精研削加工1
である倣い加工がされる。
【0040】・精研削加工2 精研削加工1の終了後、レンズ素材1を貼付した貼付皿
2は、加工ヘッド13から取り出され、ついで第2コン
ベア11によりレンズ素材1は搬送され、精研削装置8
の加工ヘッド14にて、球面形状のレジンボンドダイヤ
モンドペレットにより、研削液の供給を受けつつ精研削
加工2である倣い加工がされる。
【0041】・研磨加工 精研削加工2の終了後、レンズ素材1を貼付した貼付皿
2は、加工ヘッド14から取り出され、ついで第2コン
ベア11によりレンズ素材1は搬送され、研磨加工装置
9の加工ヘッド15にて、球面形状のレジンボンド酸化
セリウム砥石により、水の供給を受けつつ研磨加工であ
る倣い加工がされる。
【0042】・完成品収納 研磨加工の終了後、レンズ素材1を貼付した貼付皿2
は、加工ヘッド15から取り出され、ついで第2コンベ
ア11によりレンズ素材1は搬送され、ストッカー3の
ロボット4にて完成品をパレット5に収納する。
【0043】以上、レンズのライン加工方法を説明した
が、図6を用いて、曲率補正の概念について説明する。
図6において、CG加工装置6は、加工径Dのカップ型
ダイヤモンド砥石43(カップ型ダイヤモンド砥石は砥
石部分の骨格のみ図示している)を旋回中心Oを中心と
して旋回可能とし、砥石角度θを設定し得るようにした
砥石角度設定軸6a(図6では旋回中心Oと同軸であ
る)と、カップ型ダイヤモンド砥石43をその回転軸方
向(即ちカップ型ダイヤモンド砥石43が回転する際の
回転軸線となる方向)に移動可能になるように設定した
砥石前後位置設定軸6bと、ワーク(レンズ素材1)を
その回転軸方向(即ちレンズ素材1が回転する際の回転
軸線となる方向)に移動可能となるように設定したワー
ク送り位置設定軸6cの3つの軸を有する。砥石角度設
定軸6aの旋回中心Oは、ワーク送り位置設定軸6c上
にある。
【0044】所望の曲率をRとした場合、カップ型ダイ
ヤモンド砥石43の先端43a(レンズ素材1と当接す
る位置)と砥石角度設定軸6aの旋回中心Oとの距離
は、所望の曲率Rと等しい。よって、砥石前後位置設定
軸6bによって与えられる砥石前後位置座標L1 は、下
記の式(1)で求められる。 L1 =Rcosθ (1) また、砥石角度設定軸6aによって与えられる砥石角度
θは、下記の式(2)で求められる。 θ=sin-1(D/2R) (2) レンズ素材1を貼付して固定する貼付皿2の厚さをL、
所望のレンズ厚さをtとすると、旋回中心OからCGチ
ャック面6dまでで示されるワーク送り位置座標L2 は
下記の式(3)で示される。 L2 =R−t−L (3)
【0045】図5において、曲率測定により求められた
誤差の平均値ΔH(AVG)と測定リング30のレンズ
素材1との当接径Kから、測定された曲率R1 を算出す
る。この曲率R1 の値を、式(1)の曲率Rに代入して
砥石前後位置座標L1 を求め、砥石前後位置を補正す
る。さらに、算出された曲率R1 の値を、式(2)の曲
率Rに代入して補正後の砥石角度θを算出する。さらに
砥石前後位置座標L1 および砥石角度θを変更すること
により生じるワーク送り位置設定軸6c上の移動量を求
め、求めた移動量に従ってワーク送り位置座標L2 を補
正する。
【0046】本実施の形態によれば、曲率精度の厳しい
レンズ素材において、自動的に曲率の測定を行い、加工
条件を自動的に補正するので、手動での抜き取り測定お
よび補正の必要がなくなるとともに、自動加工ラインを
その測定および補正のために停止する必要がなくなるの
で、サイクルタイムの短縮や作業者の持ちライン数の増
加につながり、単位時間あたりの生産数を増大させるこ
とができる。また、機械的な測定を行うことにより常に
一定の条件での測定が行えるため、手動で行う測定と比
較して誤差の少ない測定が行える。また、万が一測定ミ
スがあったとしても、エラーとして知らせることができ
るとともに、複数個の平均値に対して補正を行うため、
バラツキの影響が少ない状態での補正を行うことができ
る。これらの効果により、結果的に、CG加工における
曲率精度を高精度に仕上げることができるために、後工
程における曲率精度も高精度にすることができる。
【0047】なお、本実施の形態では、5個連続でマス
ターレンズの曲率との誤差ΔHを測定したが、2個を連
続で行って、誤差の平均値ΔH(AVG)を求めてても
よい。また、1個おき(2〜3個おきにでもよい)に曲
率の誤差ΔHを測定し、2個から誤差の平均値ΔH(A
VG)求めてもよい。
【0048】(実施の形態2)図7〜図8は実施の形態
2を示し、図7はカーブジュネレータ自動加工機(以下
CG自動加工機という)の構成図、図8は曲率自動補正
加工のフローチャートである。本実施の形態は、レンズ
のCG加工のみを曲率自動補正加工する例であり、CG
自動加工機は実施の形態1のレンズの自動加工ラインと
同一の部分が多いため、同一の部材には同一の符号を付
し説明を省略する。
【0049】まず、CG自動加工機について説明する。
図7において、ストッカー3は、レンズ素材1の供給お
よびCG加工後のレンズ素材を収納するユニットであ
り、ロボット4によりCG加工装置6の加工ヘッド12
への着脱を行う。CG加工装置6は、実施の形態1と同
一の構成であり、加工ヘッド12にてカップ型ダイヤモ
ンド砥石43(図3参照)によりCG加工する。曲率測
定ユニット16は、実施の形態1と同一の構成で、マス
ターレンズ20(図2参照)のレンズ面20aとCG加
工後のレンズ素材1のレンズ面1aとの比較測定により
曲率測定を行う。
【0050】つぎに、上記CG自動加工機を用いたレン
ズの曲率自動補正加工方法を、図8のフローチャートに
示す・〜・に従って説明する。
【0051】・レンズ素材供給 図7において、ストッカー3のロボット4により、レン
ズ素材1をパレット5からCG加工装置6の加工ヘッド
12に搬送する。
【0052】・CG加工 加工ヘッド12にレンズ素材1を保持し、カップ型ダイ
ヤモンド砥石43(図3参照)によりCG加工する。
【0053】・曲率測定 ストッカー3のロボット4により、CG加工装置6の加
工ヘッド12から曲率測定ユニット16にレンズ素材1
を搬送する。実施の形態1と同様の方法により、曲率測
定を行う。
【0054】・曲率演算・自動補正 実施の形態1と同一の方法により実施する。
【0055】・加工完了品収納 ストッカー3のロボット4により、測定が終了したレン
ズ素材1は曲率測定ユニット16からストッカー3に搬
送され、パレット5に収納される。
【0056】本実施の形態によれば、CG加工後のレン
ズ素材のレンズ面の曲率精度に関しては、実施の形態1
と同様の効果が得られる。また、曲率精度管理および投
入・収納を自動で行うので、無人運転を可能とし、人手
を要しないCG加工を実現することができる。
【0057】なお、上述の具体的な実施の形態から、つ
ぎのような構成の技術的思想が導き出される。 (付記) (1) レンズ素材の供給から、カーブジェネレータ加
工、精研削加工、研磨加工を行って、少なくとも一方の
レンズ面を形成するレンズの加工ラインにおいて、カー
ブジェネレータ加工を終えたレンズ面と所望の曲率を有
するマスターレンズのレンズ面との曲率測定することを
少なくとも2個以上のレンズ面について行う工程と、測
定されたレンズ曲率の平均値ΔH(AVG)を演算する
工程と、演算された平均値ΔH(AVG)と所望の曲率
との差を演算してカーブジェネレータ加工の各軸位置を
補正する工程とを有することを特徴とするレンズの自動
曲率補正加工方法。
【0058】付記(1)に係るレンズの自動曲率補正加
工方法によれば、レンズの自動加工ラインにおいて、曲
率精度の厳しいレンズ面を加工する場合であっても、サ
イクルタイムの短縮、稼働率の向上、持ちライン数の増
加を実現でき、精研削加工用工具の修正を少なくするこ
とができる。
【0059】(2) 前記レンズ素材が貼付皿に貼り付
けられていることを特徴とする付記(1)記載のレンズ
の自動曲率補正加工方法。
【0060】付記(2)に係るレンズの自動曲率補正加
工方法によれば、付記(1)の効果に加え、貼付皿のハ
ンドリングによってレンズ素材の各工程が進行し、自動
加工が円滑に行われる。
【0061】(3) 前記曲率半径の測定を行う工程に
おいて、規格を超えた測定値である場合には、アラーム
によってエラーを表示することを特徴とする付記(1)
記載のレンズの自動曲率補正加工方法。
【0062】付記(3)に係るレンズの自動曲率補正加
工方法によれば、付記(1)の効果に加え、レンズ素材
の曲率半径が規格幅を超えた場合にアラームでエラーを
表示することにより、曲率精度不良のレンズが後工程に
流れて不良を多発させるのを防止する。
【0063】(4) 貼付皿に貼り付けたレンズ素材を
供給し、このレンズ素材の非貼付面に対してカーブジェ
ネレータ加工を行うレンズの加工装置において、レンズ
素材を貼り付けた貼付皿を挿入する保持リング、該保持
リングと同一形状でマスターレンズを貼り付けた貼付皿
を挿入する保持リング、前記2つの保持リングの対称軸
上を回転軸として前記2つの保持リングを保持した回転
台、および該回転台を回転方向に位置決めするための回
転駆動手段からなるレンズ保持部と、該レンズ保持部を
上下動自在に保持するリニアガイドと、前記素材保持リ
ングの中心軸上に対向して保持された磁気スケールまた
は光学式スケールと、前記スケールの外周部に保持され
るとともにレンズ素材またはマスターレンズのレンズ面
に当接するための円環部を有する測定リングとを有する
ことを特徴とするレンズの自動曲率補正加工装置。
【0064】付記(4)に係るレンズの自動曲率補正加
工装置によれば、曲率精度の厳しいレンズ面を加工する
場合であっても、測定ミスをなくし、稼働率の向上、持
ち台数の増加を実現でき、精研削加工用工具の修正を少
なくすることができる。
【0065】
【発明の効果】請求項1、2または3に係る発明によれ
ば、レンズの自動加工ラインにおいて、曲率精度の厳し
いレンズ面を加工する場合であっても、サイクルタイム
の短縮、稼働率の向上、持ちライン数の増加を実現で
き、精研削加工用工具の修正を少なくすることができ
る。請求項2に係る発明によれば、上記効果に加え、貼
付皿のハンドリングによってレンズ素材の各工程が進行
し、自動加工が円滑に行われる。請求項3に係る発明に
よれば、上記効果に加え、レンズ素材の曲率半径が規格
幅を超えた場合にアラームでエラーを表示することによ
り、曲率精度不良のレンズが後工程に流れて不良を多発
させるのを防止する。請求項4に係る発明によれば、曲
率精度の厳しいレンズ面を加工する場合であっても、測
定ミスをなくし、稼働率の向上、持ち台数の増加を実現
でき、精研削加工用工具の修正を少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のレンズ自動加工ラインの構成図
である。
【図2】実施の形態1の曲率測定ユニットの構成図であ
る。
【図3】実施の形態1のカーブジェネレータ加工装置の
加工ヘッドの構成図である。
【図4】実施の形態1の曲率自動補正加工のフローチャ
ートである。
【図5】実施の形態1の曲率測定ユニットにより曲率半
径を測定するモデル図である。
【図6】実施の形態1のカーブジェネレータ加工時の軸
位置の詳細図である。
【図7】実施の形態2のカーブジュネレータ自動加工機
の構成図である。
【図8】実施の形態2の曲率自動補正加工のフローチャ
ートである。
【図9】従来技術のレンズ自動加工ラインの工程を示す
概略図である。
【図10】従来技術のレンズ自動加工ラインの加工工程
を図解した断面図である。
【符号の説明】
1 レンズ素材 1a レンズ面 20 マスターレンズ 20a レンズ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C034 AA13 CA03 CB14 3C049 AA04 AA07 AA18 AC02 BA01 BA07 BB02 BB06 BB09 CA01 CB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ素材の供給から、カーブジェネレ
    ータ加工、精研削加工、研磨加工を行って、少なくとも
    一方のレンズ面を形成するレンズのライン加工方法にお
    いて、 所望の曲率半径を有するマスターレンズのレンズ面とカ
    ーブジェネレータ加工を終えた少なくとも2個のレンズ
    素材のレンズ面との曲率半径を測定する工程と、測定さ
    れたマスターレンズとレンズ素材との曲率半径の誤差の
    平均値ΔH(AVG)を演算する工程と、演算された誤
    差の平均値ΔH(AVG)に基づいて補正量を演算して
    カーブジェネレータ加工の各軸位置を補正する工程とを
    有することを特徴とするレンズの自動曲率補正加工方
    法。
  2. 【請求項2】 前記レンズ素材が貼付皿に貼付されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のレンズの自動曲率補
    正加工方法。
  3. 【請求項3】 前記曲率半径の測定を行う工程におい
    て、規格を超えた測定値である場合には、アラームによ
    ってエラーを表示することを特徴とする請求項1記載の
    レンズの自動曲率補正加工方法。
  4. 【請求項4】 貼付皿に貼付されたレンズ素材を供給
    し、このレンズ素材の非貼付面に対してカーブジェネレ
    ータ加工を行うレンズの加工装置において、 レンズ素材を貼付した貼付皿を挿入する素材保持リン
    グ、該素材保持リングと同一形状でマスターレンズを貼
    付した貼付皿を挿入するマスター保持リング、前記2つ
    の保持リングの対称軸上を回転軸として前記2つの保持
    リングを保持した回転台、および該回転台を回転方向に
    位置決めするための回転駆動手段からなるレンズ保持部
    と、該レンズ保持部を上下動自在に保持するリニアガイ
    ドと、前記素材保持リングの中心軸上に対向して配設さ
    れた曲率半径測定手段と、該曲率半径測定手段の外周部
    に保持されるとともにレンズ素材またはマスターレンズ
    のレンズ面に当接するための円環部を有する測定リング
    とを備えたことを特徴とするレンズの自動曲率補正加工
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190136347A (ko) * 2018-05-30 2019-12-10 아이오솔루션(주) 렌즈 로터리 회전 연마 시스템 및 이를 이용한 렌즈 자동 가공 방법
CN111958375A (zh) * 2020-08-18 2020-11-20 母亚强 一种基于红外扫描点位且具有警报功能的汽车加工用零件打磨装置
CN120134141A (zh) * 2025-05-15 2025-06-13 南京茂莱光学科技股份有限公司 一种凹形镜片的高精度口径加工控制方法及加工装置

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