JP2000325924A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

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JP2000325924A
JP2000325924A JP2000133554A JP2000133554A JP2000325924A JP 2000325924 A JP2000325924 A JP 2000325924A JP 2000133554 A JP2000133554 A JP 2000133554A JP 2000133554 A JP2000133554 A JP 2000133554A JP 2000325924 A JP2000325924 A JP 2000325924A
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JP
Japan
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garbage
stirring
tank
claw
fermentation
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Withdrawn
Application number
JP2000133554A
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English (en)
Inventor
Masahisa Ono
允久 小野
Toshihito Oba
利人 大羽
Kenji Kawaguchi
剣士 川口
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ゴミを確実に発酵さらには熟成処理するこ
と。 【解決手段】 生ゴミを発酵さらには熟成処理する生ゴ
ミ処理部と、同生ゴミ処理部により処理した最終残渣物
を回収する回収部と、上記生ゴミ処理部により処理され
る生ゴミから発生する臭気を脱臭する脱臭部とを具備
し、生ゴミ処理部は、生ゴミを撹拌しながら発酵処理す
る発酵処理槽と、同発酵処理槽により発酵処理した発酵
処理物を撹拌しながら熟成処理する熟成処理槽とを隣接
させて配置し、同熟成処理槽により熟成処理した最終残
渣物を回収部より回収するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミを発酵させ
て分解処理する生ゴミ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、生ゴミ処理装置の一形態として生
ゴミ処理槽内に、回転駆動手段に連動連結した撹拌爪支
軸を横架し、同撹拌爪支軸に複数の撹拌爪を取付けたも
のがある。
【0003】そして、かかる生ゴミ処理装置では、生ゴ
ミ処理槽内に発酵促進材と共に生ゴミを投入し、撹拌爪
を回転駆動手段により回転させて、同撹拌爪により生ゴ
ミを撹拌しながら発酵処理するようにしている。
【0004】また、生ゴミ処理槽の下部には、取出し口
を形成し、同取出し口に開閉蓋を開閉自在に取付けて、
同開閉蓋を開放することにより、生ゴミ処理槽内の発酵
処理物を取出し口を通して取出すことができるようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した生
ゴミ処理装置では、生ゴミ処理槽内に投入した生ゴミを
完全に発酵処理した後に、取出し口を通して発酵処理物
を取出さなければならないが、生ゴミは種類によって発
酵しやすいもの(例えば、タンパク質を多分に含むもの
や肉類)と、発酵しにくいもの(例えば、植物、特に、
繊維質の植物)があり、発酵しにくいものについては、
発酵しやすいもの以上に時間をかけて充分に発酵させる
必要があった。
【0006】また、最初に投入した生ゴミが発酵処理さ
れる前に、新たに生ゴミを追加して投入した場合には、
この最後に投入した生ゴミが完全に発酵処理されるまで
は、取出せないという不具合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、生
ゴミを発酵さらには熟成処理する生ゴミ処理部と、同生
ゴミ処理部により処理した最終残渣物を回収する回収部
と、上記生ゴミ処理部により処理される生ゴミから発生
する臭気を脱臭する脱臭部とを具備し、生ゴミ処理部
は、生ゴミを撹拌しながら発酵処理する発酵処理槽と、
同発酵処理槽により発酵処理した発酵処理物を撹拌しな
がら熟成処理する熟成処理槽とを隣接させて配置し、同
熟成処理槽により熟成処理した最終残渣物を回収部より
回収するようにしたことを特徴とする生ゴミ処理装置を
提供せんとするものである。
【0008】また、本発明は、発酵処理槽の容積を、熟
成処理槽の容積の略3倍としたことにも特徴を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0010】図1〜図5に示すAは、本発明に係る生ゴ
ミ処理装置であり、同生ゴミ処理装置Aは、ケーシング
1内に、生ゴミを発酵さらには熟成処理する生ゴミ処理
部2と、同生ゴミ処理部2により処理した最終残渣物を
回収する回収部3と、上記生ゴミ処理部2により処理さ
れる生ゴミから発生する臭気を脱臭する脱臭部4とを設
けている。
【0011】ケーシング1は、図1〜図4に示すよう
に、矩形箱型のケーシング本体10の天井部10aに生ゴミ
投入口11を形成して、同生ゴミ投入口11の後側縁部に投
入蓋12の後側縁部を枢支して、同投入蓋12を上下方向に
開閉自在とし、また、前壁10bの下部に処理物排出口13
を形成して、同処理物排出口13の下端縁部に排出蓋14の
下端縁部を枢支して、同排出蓋14を前後方向に開閉自在
としている。
【0012】そして、図1及び図4に示すように、投入
蓋12の前端縁中央部には、同投入縁12の開閉状態を検出
する投入蓋開閉検出スイッチ15を取付け、また、排出蓋
14の上端縁中央部には、排出蓋14の開閉状態を検出する
排出蓋開閉検出スイッチ16を取付けている。17は投入蓋
枢支ブラケット、18は枢軸、19は排出蓋枢支ブラケッ
ト、20は枢支ピン、21は取手、22は、取手21に連動連設
した係止用フック、23はフック受体である。
【0013】また、図1〜図3に示すように、ケーシン
グ本体10の天井部10aの右側部には、制御部収納空間24
を形成し、同収納空間24内に後述する生ゴミ処理部2を
制御する制御部80を収納している。
【0014】さらに、図4及び図5に示すように、ケ−
シング本体10の後壁10cの下部には、左右幅方向に細長
の複数の吸気孔25を上下方向に間隔を開けて形成し、各
吸気孔25の上縁には後下方へ向けて傾斜状のガラリ26を
取付けている。
【0015】生ゴミ処理部2は、図3〜図5に示すよう
に、ケーシング本体10内の上半部に、生ゴミ処理槽30を
配置し、同生ゴミ処理槽30内にて生ゴミを撹拌手段31に
より撹拌しながら発酵さらには熟成処理するようにして
いる。
【0016】生ゴミ処理槽30は、図3〜図5に示すよう
に、ケーシング本体10の天井部10aに形成した生ゴミ投
入口11の左側縁部近傍位置に垂設した左側壁30aと、ケ
ーシング本体10の天井部10aの右側部に垂設した右側壁3
0bとの前後端縁間に、前後壁30c,30dを架設すると共
に、左右側壁30a,30bの下端縁を下方へ凸状の半円弧状
に形成して、両左右側壁30a,30b の下端周縁間に円弧状
底部30eを架設して形成しており、同生ゴミ処理槽30内
には、生ゴミ投入口11の右側縁部近傍位置に仕切壁30f
を立設することにより、生ゴミ投入口11の直下方位置に
発酵処理槽32を形成すると共に、その右側方に熟成処理
槽33を隣接させて形成している。
【0017】ここで、発酵処理槽32の容積は、熟成処理
槽33の容積の略3倍の大きさに形成している。
【0018】このようにして、発酵処理槽32内に生ゴミ
を定時的に投入して、大量の生ゴミを発酵処理すること
ができ、発酵処理物は、熟成処理槽33内でさらに発酵さ
せて熟成処理した後、回収部より定期的に回収して、最
終残渣物を堆肥として有効利用することができるように
しており、特に、一般家庭で排出される生ゴミの処理に
効果的なものとしている。
【0019】なお、発酵処理槽32と熟成処理槽33の容積
比は、上記した略3:1に限らず適宜設定することがで
きるものであり、例えば、業務用の生ゴミ処理槽30とし
ては,上記容積比を略2:1に設定するのが好ましい。
【0020】そして、図3及び図5に示すように、仕切
壁30fの前側上部位置には、発酵処理槽32内で発酵処理
した発酵処理物を、熟成処理槽33内にオーバーフローさ
せるための1オーバーフロー窓34を形成し、また、右側
壁30bの前側上部位置に、熟成処理槽33内で熟成処理し
た熟成処理物を後述する回収部3内にオーバーフローさ
せるための第2オーバーフロー窓35を形成しており、両
オーバーフロー窓34,35,は、左右幅方向に符合させると
共に、第1オーバーフロー窓34,34 は第2オーバーフロ
ー窓35よりも一定高さHだけ上方に位置させている。
【0021】また、図3〜図5に示すように、仕切壁30
fの上端縁は、左右側壁30a,30bの上端縁よりも一定幅だ
け下方に位置させて、生ゴミ処理槽30の上部に槽内排気
流路36を形成しており、同槽内排気流路36は、発酵処理
槽32の上方と熟成処理槽33の上方とを連通させて形成し
ている。
【0022】生ゴミ処理槽30の円弧状底部30eの下面に
は、図5に示すように、面状のヒータ37を全面にわたっ
て張設しており、同ヒータ37は、後述する制御部80によ
り温度調節が行なえるようにしている。38は、生ゴミ処
理槽30の前後壁30c,30d及び円弧状底部30eの全面にわた
って張設した断熱材である。
【0023】撹拌手段31は、図3〜図5に示すように、
生ゴミ処理槽30の左右側壁30a,30b及び仕切壁30fの各中
央部に、撹拌爪支軸40を左右幅方向に貫通させ、ケ−シ
ング本体10の床部10dに立設した左右一対の軸支持スタ
ンド56,57の上部間に同撹拌爪支軸40を横架し、発酵処
理槽32内において、撹拌爪支軸40の左右側部に左右対の
第1・第2撹拌爪41,42の中央部を、側面視にて相互に
交差する状態に取付け、両撹拌爪41,42の中間位置する
撹拌爪支軸40に第3撹拌爪43の基端部を上記第1・第2
撹拌爪41,42と側面視にて略60度の位相角をもたせて
取付ける一方、熟成処理槽33内において、撹拌爪支軸40
に第4撹拌爪44の中央部を、第2撹拌爪,42と側面視に
て略30度の位相角をもたせて取付けている。
【0024】ここで、第1・第2撹拌爪41,42 は、一側
先端部を内側方へ略直角に折曲させて一側先端刃41a,42
a を形成すると共に、他側先端部を外側方へ略直角に折
曲させて他側先端刃41b,42b を形成し、また、第3撹拌
爪43は直状に形成しており、これら撹拌爪41,42,43は、
同一回転半径にて、円弧状底部30e の内面に沿って回転
するようにしている。
【0025】しかも、生ゴミ処理槽30の後壁30dの中途
部には、図3及び図5に示すように、左右幅方向に間隔
を開けて四個の板状の第1・第2・第3・第4受刃45,4
6,47,48 を各撹拌爪41,42,43の回転軌跡と平行させて突
設しており、第1受刃45は第1撹拌爪41の一側先端刃41
aの先端回転軌跡の左側近傍に配置し、また、第2受刃4
6と第3受刃47は、第3撹拌爪43の先端刃43a の先端回
転軌跡の左右側近傍に配置し、また、第4受刃48は第2
撹拌爪42の一側先端刃42a の先端回転軌跡の右側近傍に
配置している。
【0026】このようにして、各撹拌爪41,42,43の各先
端刃41a,41b,42a,42b,43a と、これらに近接する各受刃
45,46,47,48 との間で生ゴミを破砕処理することができ
るようにしている。
【0027】また、第4撹拌爪44は、図3及び図5に示
すように、一側先端刃44a と他側先端刃44b とは、正面
視にて左右幅方向に一定幅だけオフセットさせて配置
し、しかも、一側先端刃44a は、図7にも示すように、
第2撹拌爪42の一側先端刃41aよりも、側面視にて一定
の位相角θだけ時計方向である正回転方向に進めて配置
しており、かかる位相角θは、第2撹拌爪42により掻揚
げられた発酵処理物が第1オーバーフロー窓34を通して
熟成処理槽33内にオーバーフローする際に、第4撹拌爪
44の一方の先端刃が同第1オーバーフロー窓34の大部分
を閉塞する位置にくるようにタイミングが整合すべく設
定している。
【0028】ここで、位相角θは、例えば、略30度〜
略45度の範囲で設定することができ、本実施例では、
略30度を採用している。
【0029】また、上記した撹拌手段31では、各撹拌爪
41,42,43,44 を撹拌爪駆動用モータ50により正・逆回転
駆動させるようにしており、同モータ50は、図3及び図
4に示すように、ケーシング本体10内の左側で、かつ、
後側下部位置に配置し、同モータ50より出力軸50a を左
側方へ突出させ、同出力軸50a と撹拌爪支軸40の左側端
部40a との間に伝動チェン51をスプロケット52,53 を介
して巻回している。54,55 はそれぞれ伝動チェン51に張
力を付与するためのチェン張り体である。75はモ−タ回
転センサであり、同モ−タ回転センサ75により撹拌爪駆
動用モータ50の回転数を検出するようにしている。
【0030】このようにして、生ゴミ処理部2では、図
6に示すように、発酵処理槽32内に生ゴミを投入した
後、撹拌爪駆動用モータ50により撹拌爪支軸40に取付け
た各撹拌爪41,42,43,44 を側面視にて反時計方向に逆回
転させることにより、生ゴミを撹拌しながら発酵処理す
ることができるようにしている。
【0031】この際、生ゴミの投入を初めて行なう場合
には好気性菌を種菌として付着させた副資材(例えば、
オガクズ、ゼオライト、パーライト)を生ゴミと一緒に
投入して、生ゴミの発酵を促進させると共に、破砕・撹
拌される生ゴミがすりつぶされて液状化しないように
し、できるだけポーラス状となるようにする。そして、
その後は、発酵処理槽32内に一部滞溜している発酵処理
物が副資材に代わって発酵促進機能を果すようにしてお
り、生ゴミは一定期間、例えば、1ケ月間生ゴミ処理槽
32内に滞溜させて、発酵さらには熟成処理して最終残渣
物として回収するようにしている。
【0032】そして、発酵処理を行なった発酵処理物
は、図7に示すように、撹拌駆動用モータ50により各撹
拌爪41,42,43,44 を側面視にて時計方向に正回転させる
ことにより、第2撹拌爪42により掻上げられる発酵処理
物Bを第1オーバーフロー窓34を通して熟成処理槽33内
にオーバーフローさせることができるようにしている。
【0033】この際、熟成処理槽33内に配置した第4撹
拌爪44の各先端刃44a,44b は、第2撹拌爪42の各先端刃
42a,42b よりも正回転方向に位相角θだけ進めて配置し
ているために、第2撹拌爪42により掻上げられた発酵処
理物Bが第1オーバーフロー窓34より熟成処理槽33内に
オーバーフローする際には、第4撹拌爪44の一方の先端
爪が第1オーバーフロー窓34の大部分を側面視にて閉塞
するようにし、しかも、第1オーバーフロー窓34と第2
オーバーフロー窓35との間に一定高さHの高低差をもた
せて、オーバーフローする発酵処理物Bが、直に第2オ
ーバーフロー窓35を通して回収部3に回収されるショー
トパスを防止することができるようにしている。
【0034】また、熟成処理槽33内に移送された発酵処
理物は、第4撹拌爪44により撹拌しながら、さらに発酵
させて熟成処理することができるようにしている。従っ
て、かかる熟成処理槽33内で発酵されにくい繊維質の植
物も、確実に発酵させて熟成することができる。
【0035】この際、熟成処理槽33内では、正回転する
第4撹拌爪44により熟成処理物が第2オーバーフロー窓
35を通して回収部3にオーバーフローさせることができ
るようにしている。
【0036】ここで、上記のような発酵処理及び熟成処
理を行なう際には、生ゴミ処理槽30の円弧状底部30e に
張設した面状のヒータ37により同生ゴミ処理槽30を加温
するようにしており、同生ゴミ処理槽30の左側壁30a の
下部には、温度センサ76と湿度センサ77とを発酵処理槽
32内に突出させて取付け、両センサ76,77 を後述する制
御部80に接続して、同制御部80によりヒータ37の温度制
御を行なって、所望の温度で発酵・熟成処理が行なえる
ようにしている。
【0037】回収部3は、図3〜図5に示すように、ケ
ーシング本体10の右側壁10fと生ゴミ処理槽30の右側壁3
0bとの間に形成される空間内に配置した回収用樋60と、
同回収用樋60の下端部60bの直下方位置に配置した回収
トレイ61とから形成している。
【0038】そして、回収用樋60は、図3〜図5に示す
ように、生ゴミ処理槽30の右側壁30b に形成した第2オ
ーバーフロー窓35に上端部60a を連通させて取付け、同
右側壁30b に沿わせて内側下方へ向けて伸延させて、生
ゴミ処理槽30の円弧状底部30e 位置より下端部60b を左
側下方へ向けて突出させている。78は排出センサであ
り、同排出センサ78により回収トレイ61内に収容される
最終残渣物が満配になる排出時期を検出するようにして
いる。
【0039】回収トレイ61は、図3〜図5に示すよう
に、前後方向に伸延する横長矩形箱状に形成して、回収
用樋60の下端部60b の直下方に位置するケーシング本体
10の床部10d 上に載置している。
【0040】このようにして、生ゴミ処理槽30の熟成処
理槽33内に熟成された熟成処理物が第2オーバーフロー
窓35を通して回収用樋60内にオーバーフローし、同回収
用樋60を通して回収トレイ61内に回収されるようにして
いる。
【0041】そして、かかる回収トレイ61は、排出蓋14
を取手21を操作して開放することにより容易に取出すこ
とができるようにしている。
【0042】脱臭部4は、図3〜図5に示すように、ケ
ーシング本体10の床部10d 上に、脱臭器65を前記回収ト
レイ61に隣接させて配置し、同脱臭器65に排気ファン
(図示せず)を内蔵した排気ファンケース66を連通連設
し、同排気ファンケース66に排気ダクト67の下端を連通
連設し、同排気ダクト67を生ゴミ処理槽30の後壁30d に
沿わせて上方へ立上げて、同排気ダクト67の上端を上記
後壁30d の上部に取付けた排気ケース68の底部に連通連
設しており、同排気ケース68は、上記後壁30d の左右幅
よりもやや幅細で左右幅方向に伸延する横長矩形箱状に
形成し、同排気ケース68に対面する後壁30d の部分に、
同排気ケース68と略同一左右幅を有する排気窓69を形成
し、同排気窓69に網体70を張設し、また、同排気窓69と
対向する生ゴミ処理槽30の前壁30c の上部には、左右幅
方向に横長の吸入窓7 1を形成し、同吸入窓71に網体72
を張設している。
【0043】ここで、脱臭器65は、岩石を焼成して綿状
に加工したロックウールを内部に収容しており、同ロッ
クウールに悪臭成分を分解する好気性微生物を繁殖させ
て、ロックウールに排気中の悪臭成分を吸着させ、同悪
臭成分を好気性微生物により分解させて、脱臭した排気
を放出するようにしている。
【0044】また、脱臭器65の下部には排出孔(図示せ
ず)を形成するを共に、ケーシング本体10の床部10d に
も排気孔10e を上下に符合させて形成し、同排気孔10e
に排気を床部10d の下面に沿わせて後方へ向けて案内す
る排気ガイド体73を取付けている。
【0045】このようにして、脱臭部4では、排気ファ
ンを作動させることにより、生ゴミ処理槽30内の排気
を、槽内排気流路36→排気窓69→排気ケース68→排気ダ
クト67→排気ファンケース66内に吸入すると共に、脱臭
器65内に圧送し、同脱臭器65内で脱臭した後、同脱臭器
65の排出孔10e →ケーシング本体10の床部10d の排気孔
10e →排気ガイド体73に沿わせて後方へ排出するように
している。
【0046】この際、ケーシング本体10内は負圧になる
ために、同ケーシング本体10の後壁10c に形成した吸気
孔25を通してケーシング本体10の下部空間内に外気が吸
引され、同外気はケーシング本体10の下部空間より生ゴ
ミ処理槽30の前壁30c とケーシング本体10の前壁10b と
の間に形成される空間内を上昇して、同前壁10b の上部
に形成した吸入窓71より生ゴミ処理槽30内に流入して、
排気の流出・脱臭効率を高めることができるようにして
いる。
【0047】制御部80は、図8に示すように、入力側
に、投入蓋開閉検出スイッチ15と、排出蓋開閉検出スイ
ッチ16と、モータ回転センサ75と、温度センサ76と、湿
度センサ77と、排出センサ78と、乾燥スイッチ79とを接
続する一方、出力側に、ヒータ37と、撹拌爪駆動用モー
タ50と、排気ファン駆動用モータ81と、電源投入表示ラ
ンプ82と、モータ過負荷表示ランプ83と、乾燥モード表
示ランプ84と、排出表示ランプ85とを接続している。
【0048】ここで、電源投入表示ランプ82は、電源に
コンセントが接続された時に点灯し、また、モータ過負
荷表示ランプ83は、撹拌爪駆動用モータ50に過負荷が発
生した時に点滅し、また、乾燥モード表示ランプ84は、
乾燥スイッチ79をONした時に点灯し、また、排出表示
ランプ85は、回収トレイ61内の熟成処理物である最終残
渣物の排出時期を排出センサ78が検出した時に点滅する
ようにしている。
【0049】そして、かかる制御部80では、第1・第2
・第3撹拌爪41,42,43と第1・第2・第3、第4受刃4
5,46,47,48 により生ゴミの破砕運転を制御する〔破砕
運転制御〕と、第1・第2・第3・第4撹拌爪41,42,4
3,44 の撹拌運転を制御する〔撹拌運転制御〕と、ヒー
タ37により加熱される生ゴミ処理槽30内の温度を制御す
る〔温度制御〕と、回収トレイ61内の熟成処理物である
最終残渣物を排出する時期であることを警報する〔排出
制御〕と、生ゴミ処理槽30内の乾燥運転を制御する〔乾
燥運転制御〕と、排気運転を制御する〔排気運転制御〕
と、撹拌爪駆動用モータ50の過負荷を制御する〔モータ
過負荷制御〕とが行なえるようにしている。
【0050】次に、上記した各制御及び各制御のタイミ
ングを、図9〜図13に示すタイミングチャートを参照
しながら説明する。
【0051】〔破砕運転制御〕破砕運転は、図9に示す
ように、電源にコンセントを接続して、電源投入表示ラ
ンプ82が点灯している状態において、閉塞されている投
入蓋12が開放されると撹拌爪駆動用モータ50を直ちに停
止し、同投入蓋12が閉塞されて5秒経過後に撹拌爪駆動
モータ50を2時間連続して逆回転させる運転である。
【0052】このようにして、第1・第2・第3撹拌爪
41,42,43を逆回転させて、各撹拌爪41,42,43の各先端刃
41a,41b,42a,42b,43a と第1・第2・第3・第4受刃4
5,46,47,48 との間で生ゴミを破砕することができる。
【0053】この際、電源の電流が60Hzの場合は、撹拌
爪駆動用モータ50の回転数を、例えば、4.0rpmに設定す
ることができ、また、50Hzの場合は、同モータ50の回転
数を、例えば、3.5rpmに設定することができる。
【0054】〔撹拌運転制御〕撹拌運転は、図9に示す
ように、前記した破砕運転が終了した後、1時間経過前
の6分間だけ各撹拌爪41,42,43,44 を逆回転させる運転
を、連続して5回繰返し、その後、1時間経過前の6分
間だけ各撹拌爪41,42,43,44 を正回転させる運転を、投
入蓋12が開放されるまで連続して繰返す運転である。
【0055】そして、かかる撹拌運転中に投入蓋12が開
放されると、図10に示すように、タイマーリセットさ
れて、破砕運転を始めから実行するようにしている。
【0056】従って、投入蓋12が閉塞されてから7時間
経過後に、再度、各撹拌爪41,42,43,44 が正回転するこ
とになる。
【0057】このようにして、24時間を1サイクルと
して、1サイクル中に必ず各撹拌爪41,42,43,44 を正回
転させるように設定して、発酵処理槽32→熟成処理槽33
へ第1オーバーフロー窓34を通して発酵処理物をオーバ
ーフローさせると共に、熟成処理槽33→回収用樋60へ第
2オーバーフロー窓35を通して熟成処理物をオーバーフ
ローさせる撹拌兼オーバーフロー運転を行なうようにし
て、各処理槽32,33 内の処理物の量を所定量以上に増大
させないようにすることにより、各処理槽32,33 内で適
正に発酵・熟成処理が行なえるようにしている。
【0058】〔温度制御〕温度制御は、ヒータ37により
加温した生ゴミ処理槽30内の温度を、温度センサ76によ
る検出結果にもとづいて制御するものであり、以下に、
(破砕処理工程)と(発酵処理工程)と(熟成処理工
程)における温度制御について説明する。
【0059】 (破砕処理工程) 破砕処理工程では、1サイクル中の当初の2時間行なう
破砕運転中は、生ゴミに付着している嫌気性菌を殺菌処
理する殺菌処理温度である50℃〜80℃、好ましく
は、65℃に温度設定して、かかる殺菌処理温度条件下
で生ゴミの破砕処理を行なうようにしている。
【0060】このようにして、生ゴミを破砕処理しなが
ら、生ゴミに付着している嫌気性菌を熱殺菌して、嫌気
性菌が発する臭いを消すようにしている。
【0061】 (発酵処理工程) 発酵処理工程では、破砕運転終了後に開始される撹拌運
転中の12時間は、上記殺菌処理温度よりも低温の発酵
処理温度である40℃〜60℃、好ましくは、50℃に
温度設定して、かかる発酵処理温度条件下で破砕処理さ
れた生ゴミの発酵処理を行なうようにしている。
【0062】このようにして、前記したように、1時間
内に6分間だけ各撹拌爪41,42,43,44 が回転される撹拌
運転が12回繰返されることになり、この間に各処理槽
32,33 内の温度分布を均一化することができると共に、
空気の補給を行なって、適温状態にて迅速かつ確実に発
酵処理を行なうことができるようにしている。
【0063】 (熟成処理工程) 熟成処理工程では、撹拌運転中の残り10時間は、上記
発酵処理温度よりも低温の熟成処理温度である30℃〜
50℃、好ましくは、40℃に温度設定して、かかる熟
成処理温度条件下で発酵処理物の熟成処理を行なうよう
にしている。
【0064】このようにして、生ゴミは発酵処理し、発
酵処理物は、さらに発酵させて熟成処理して、完全な最
終残渣物として回収トレイ61内に回収することができる
ようにしている。
【0065】ここで、湿度センサ77により検出される処
理物の含水率が30%〜40%以下、好ましくは、35
%になると、直ちに設定温度を40℃に変更するように
している。
【0066】このようにして、ヒータ37のランニングコ
ストを低下させて、電力を有効利用することができるよ
うにしている。
【0067】〔排出制御〕排出制御は、排出センサ78に
よる制御と、経時による制御とがあり、排出センサ78に
よる制御は、図11(イ)に示すように、排出センサ78
が、回収トレイ61内に回収した熟成処理物が満配になっ
たことを検出すると、排出表示ランプ85が点滅して、排
出時期であることを使用者に警報するようにしている。
【0068】そして、排出蓋14が閉塞状態から一旦開放
され、再度閉塞されたことを排出蓋開閉スイッチ15が検
出すると、排出表示ランプ85を消灯させるようにしてい
る。
【0069】また、経時による排出制御は、図11
(ロ)に示すように、最初の電源投入時は、投入蓋12が
閉塞状態から一旦開放され、再度閉塞されてから3週間
経過後に排出表示ランプ85が点滅するようにしている。
【0070】そして、排出表示ランプ85の点滅の解除
は、ランプ点滅中に排出蓋14が閉塞状態から一旦開放さ
れ、再度閉塞されたことを排出蓋開閉検出スイッチ16が
検出した時に実行するようにしている。
【0071】それ以後は、排出蓋14が閉塞されてから1
週間経過後に排出表示ランプ85が点滅するようにしてい
る。
【0072】また、排出蓋14を閉塞状態から、一旦開放
された場合には、撹拌爪駆動用モータ50と排気ファン駆
動用モータ81の駆動を停止し、再度排出蓋14が閉塞され
た場合には、図10に示すように、排出蓋14の開放時に
行なっていた制御を継続して行なうようにしている。た
だし、温度制御は、排出蓋14が開放される直前の状態を
維持するようにしている。
【0073】〔乾燥運転制御〕乾燥運転は、前記した発
酵処理工程が終了した時点で、湿度センサ77により検出
される発酵処理物の含水率が50%以上である場合に、
乾燥モード表示ランプ84を点灯させ、温度制御を乾燥用
高温度である65℃に維持し、各撹拌爪41,42,43,44 を
20分間逆回転させ、その後、20分間停止させるとい
う運転を12時間繰返し、12時間経過後に、乾燥モー
ド表示ランプ84を消灯する運転である。
【0074】また、乾燥運転は、使用者が発酵状態の不
具合を判断して、強制的に行なわせることもでき、図1
2に示すように、乾燥スイッチ79を連続して5秒間ON
させると、乾燥運転が開始されるようにしている。
【0075】なお、乾燥運転を行なわない場合には、破
砕運転制御又は撹拌運転制御が行なわれている状態を再
開するようにしている。
【0076】ここで、湿度センサ77により検出される処
理物の含水率が30%〜40%以下、好ましくは、35
%になると、直ちに乾燥運転を停止するようにしてい
る。
【0077】このようにして、ヒータ37のランニングコ
ストを低下させて、電力を有効利用することができるよ
うにしている。
【0078】〔排気運転制御〕排気運転は、投入蓋12又
は排気蓋14が閉塞状態から開放状態にされたことを投入
蓋開閉検出スイッチ15又は排出蓋開閉スイッチ16が検出
すると、撹拌爪駆動用モータ50と排出ファン駆動用モー
タ81を直ちに停止させ、また、投入蓋12又は排出蓋14が
開放状態から閉塞状態にされたことを投入蓋開閉検出ス
イッチ15又は排出蓋開閉検出スイッチ16が検出すると、
上記両モータ5 0,81 を直ちに連続駆動させる運転であ
る。
【0079】〔モータ過負荷制御〕モータ過負荷制御
は、図13に示すように、撹拌爪駆動用モータ50の駆動
を開始してから1秒経過後に、モータ回転センサ75によ
り500ms 毎のパルスをカウントし、上記モータ50の回転
数が800rpm以下になると、同モータ50に過負荷が作用し
たものと判断して、同モータ50を5秒間停止させ、その
後、上記モータ50を停止以前の回転と逆方向に20秒間
回転させ、その後、5秒間停止させ、その後、過負荷が
作用する以前の運転を継続させる制御である。
【0080】そして、かかる運転を3回まで繰返し、な
おも過負荷が作用している場合には、撹拌爪駆動用モー
タ50を停止させて、モータ過負荷表示ランプ83を点滅さ
せる。ただし、ヒータ37はモータ過負荷制御する前の状
態を維持させる。
【0081】また、かかる維持状態は、電源が「切」の
状態となるまで継続させ、次に電源「入」の状態となっ
た時に、モータ過負荷制御する前の状態から再開するよ
うにしている。
【0082】なお、上記した制御の説明において、時間
や温度や回数等について具体的数値を記載しているが、
これらはあくまで、好ましい数値の具体例であり、何ら
これらの数値に限られるものではない。
【0083】次に、撹拌手段31の他実施例について、図
14〜図17を参照しながら説明する。
【0084】図14(イ)(ロ)は、第2実施例として
の撹拌手段31の正面模式図と側面模式図であり、同撹拌
手段31では、第1撹拌爪41と第2撹拌爪42を、それぞれ
生ゴミ処理槽30の左側壁30a と仕切壁30f に近接させて
配置すると共に、各撹拌爪41,42 の先端部を内側方へ対
向状態に折曲させて先端刃41a,42a を形成し、両先端刃
41a,42a の先端回転軌跡と、第3撹拌爪43の先端刃43a
の先端回転軌跡との間に位置する生ゴミ処理槽30の前後
壁30c,30d に第1・第2受刃45,45,46,46 を配置して、
各撹拌爪41,42,43の先端刃41a,42a,43a と各受刃45,46
との間で生ゴミを破砕処理することができるようにして
いる。
【0085】従って、かかる撹拌手段31では、撹拌爪の
数を可及的に少なくして、かつ、効率良く破砕と撹拌を
行なうことができる。
【0086】図15(イ)(ロ)は、第3実施例として
の撹拌手段31の正面模式図と側面模式図であり、同撹拌
手段31では、撹拌爪支軸40に第1・第2・第3・第4撹
拌爪41,42 ,43,44 を左右幅方向に間隔を開けて取付け
ると共に、順次撹拌爪支軸40の円周方向に隣接する撹拌
爪同士を相互に90度づつ位相させて取付けており、第
1撹拌爪41と第4撹拌爪44は各先端部を内方へ傾斜状に
折曲させて先端刃41a,44a を形成する一方、第2撹拌爪
42と第3撹拌爪43は、撹拌爪支軸40より放射状に伸延す
る撹拌爪本体42c,43c の先端部に左右幅方向に伸延する
破砕兼撹拌刃42d,43d の中途部を、正面視にて略直交状
態に、かつ、平面視にて斜めに交差する状態に取付けて
形成し、各破砕兼撹拌刃42d, 43d の外側端部の回転軌
跡に近接する生ゴミ処理槽30の前後壁30c,30d に、第1
・第2受刃45,46 を配置して、各破砕兼撹拌刃42d,43d
と各受刃45,46 との間で生ゴミを破砕処理することがで
きるようにしている。
【0087】従って、かかる撹拌手段31では、破砕兼撹
拌刃42d,43d により、確実な破砕と撹拌を行なうことが
できる。
【0088】図16(イ)(ロ)は、第4実施例として
の撹拌手段31の正面模式図と側面模式図であり、同撹拌
手段31では、撹拌爪支軸40に、四本の棒状の撹拌爪41,4
1,41,41 と、先端T字状の撹拌爪42とを左右幅方向に間
隔を開けて放射状に、かつ、同軸的に取付け、各撹拌爪
41,41,41,41,42の先端刃41a,41a,41a,41a,42a の先端回
転軌跡の間に位置する生ゴミ処理槽30の前後壁30c,30d
に、受刃45,46,47,48を配置して、各先端刃41a,41a,41
a,41a,42a と受刃45,46,47,48 との間で生ゴミを破砕処
理することができるようにしている。
【0089】ここで、先端T字状の撹拌爪42は撹拌爪支
軸40の中央部に取付け、同撹拌爪42の左右側方にそれぞ
れ棒状の撹拌爪41,41,41,41 を取付けている。
【0090】従って、かかる撹拌手段31では、先端T字
状の撹拌爪42を撹拌爪支軸40の中央部に取付けているた
めに、同撹拌爪42による撹拌効率を良好に確保しなが
ら、他の撹拌爪41と受刃45,46,47,48 との協働により生
ゴミの破砕処理も確実に行なうことができる。
【0091】図17(イ)(ロ)は、第5実施例として
の撹拌手段31の正面模式図と側面模式図であり、同撹拌
手段31では、撹拌爪支軸40に第1・第2撹拌爪41,42 の
各撹拌爪本体41c,42c の中央部を左右幅方向に間隔を開
け、かつ、相互に90度回転方向に位相させて取付け、
各撹拌爪本体41c,42c の先端に左右幅方向に伸延する破
砕兼撹拌刃41d,41e,42d,42e を正面視にて略直交状態
に、かつ、正面視にて斜めに交差する状態に取付けて形
成し、各破砕兼撹拌刃41d,41e,42d,42e の回転軌跡に近
接する生ゴミ処理槽30の前後壁30c,30d に、第1・第2
受刃45,46 を配置して、各破砕兼撹拌刃41d,41e,42d,42
e と各受刃45,46 との間で生ゴミを破砕処理することが
できるようにしている。
【0092】従って、かかる撹拌手段31では、破砕兼撹
拌刃41d,41e,42d,42e により確実な破砕と撹拌を行なう
ことができる。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0094】 請求項1記載の本発明では、生ゴミ処
理部に、生ゴミを撹拌しながら発酵処理する発酵処理槽
と、同発酵処理槽により発酵処理した発酵処理物を撹拌
しながら熟成処理する熟成処理槽とを隣接させて配置
し、同熟成処理した最終残渣物を回収部より回収するよ
うにしているために、発酵処理槽内に定時的に生ゴミを
投入して、発酵しやすい生ゴミは発酵処理槽にて発酵さ
せ、発酵しにくい生ゴミは熟成処理槽にてさらに発酵さ
せて熟成し、発酵処理槽と熟成処理槽とにより連続的に
生ゴミの発酵・熟成処理を行ないながら、回収部より定
期的に熟成処理された最終残渣物を回収することができ
る。
【0095】 請求項2記載の本発明では、発酵処理
槽の容積を、熟成処理槽の容積の略3倍としているため
に、発酵処理槽内に生ゴミを定時的に投入して、大量の
生ゴミを発酵処理することができ、発酵処理物は、熟成
処理槽内でさらに発酵させて熟成処理した後、回収部よ
り定期的に回収して、最終残渣物を堆肥として有効利用
することができ、特に、一般家庭で排出される生ゴミの
処理に効果的なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生ゴミ処理装置の正面図。
【図2】同生ゴミ処理装置の平面図。
【図3】同生ゴミ処理装置の断面正面図。
【図4】同生ゴミ処理装置の断面側面図。
【図5】同生ゴミ処理装置の断面側面図。
【図6】同生ゴミ処理装置の逆回転方向の撹拌状態説明
図。
【図7】同生ゴミ処理装置の正回転方向の撹拌状態説明
図。
【図8】制御ブロック図。
【図9】タイミングチャート。
【図10】タイミングチャート。
【図11】タイミングチャート。
【図12】タイミングチャート。
【図13】タイミングチャート。
【図14】第2実施例としての撹拌手段の正面模式図と
側面模式図。
【図15】第3実施例としての撹拌手段の正面模式図と
側面模式図。
【図16】第4実施例としての撹拌手段の正面模式図と
側面模式図。
【図17】第5実施例としての撹拌手段の正面模式図と
側面模式図。
【符号の説明】
A 生ゴミ処理装置 1 ケーシング 2 生ゴミ処理部 3 回収部 4 脱臭部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミを発酵さらには熟成処理する生ゴ
    ミ処理部と、同生ゴミ処理部により処理した最終残渣物
    を回収する回収部と、上記生ゴミ処理部により処理され
    る生ゴミから発生する臭気を脱臭する脱臭部とを具備
    し、 生ゴミ処理部は、生ゴミを撹拌しながら発酵処理する発
    酵処理槽と、同発酵処理槽により発酵処理した発酵処理
    物を撹拌しながら熟成処理する熟成処理槽とを隣接させ
    て配置し、同熟成処理槽により熟成処理した最終残渣物
    を回収部より回収するようにしたことを特徴とする生ゴ
    ミ処理装置。
  2. 【請求項2】 発酵処理槽の容積は、熟成処理槽の容積
    の略3倍としたことを特徴とする請求項1記載の生ゴミ
    処理装置。
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