JP2000325497A - ペダル式回転運動装置 - Google Patents
ペダル式回転運動装置Info
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- JP2000325497A JP2000325497A JP11135319A JP13531999A JP2000325497A JP 2000325497 A JP2000325497 A JP 2000325497A JP 11135319 A JP11135319 A JP 11135319A JP 13531999 A JP13531999 A JP 13531999A JP 2000325497 A JP2000325497 A JP 2000325497A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クランク軸トルクを擬似した擬似トルクを目
標値に滑らかに漸近させて筋力訓練を行うことができる
ペダル式回動運動装置を得る。 【解決手段】 クランク軸8の回動角度に応じて変化す
るクランク軸トルクを擬似した擬似トルクを発生させ、
この擬似トルクの変化に合わせて負荷トルクを変化する
ようにしておいて、擬似トルクを別途設定された目標値
と比較し、この比較結果に基づいて擬似トルクを漸増又
は漸減して得られた値を新たな負荷トルクとして設定す
ることにより、擬似トルクを目標値に漸近させて筋力訓
練を行う。
標値に滑らかに漸近させて筋力訓練を行うことができる
ペダル式回動運動装置を得る。 【解決手段】 クランク軸8の回動角度に応じて変化す
るクランク軸トルクを擬似した擬似トルクを発生させ、
この擬似トルクの変化に合わせて負荷トルクを変化する
ようにしておいて、擬似トルクを別途設定された目標値
と比較し、この比較結果に基づいて擬似トルクを漸増又
は漸減して得られた値を新たな負荷トルクとして設定す
ることにより、擬似トルクを目標値に漸近させて筋力訓
練を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筋力によって抵
抗に抗してペダルを回動させることによって人の筋力訓
練の用に供されるペダル式回動運動装置に係る。
抗に抗してペダルを回動させることによって人の筋力訓
練の用に供されるペダル式回動運動装置に係る。
【0002】
【従来の技術】従来のペダル式回動運動装置としては、
例えば実願昭59−9908号(実開昭60−1221
31号公報)の明細書及び図面で開示されたものがあ
る。図21は、上記出願内容と同様なペダル式回動運動
装置1を示す。即ち、人は、本体フレーム2に立設され
たサドル4に跨乗し、ハンドル3を把持して足をペダル
6及び7の踏面に載置して踏み下げることにより、クラ
ンク軸8にクランク軸トルクを発生させる。また、この
クランク軸8には第1ギヤ5が固着されていてペダル6
及び7の回動によって回動する。一方、本体フレーム2
には第2ギヤ9が回動自在に軸支され、タイミングベル
ト11を介して第1ギヤ5によって駆動される。この第
2ギヤ9には渦電流式ブレーキ12が係合していて、設
定手段21で設定することにより、制御手段25を介し
て任意の負荷トルクを発生させることができる。
例えば実願昭59−9908号(実開昭60−1221
31号公報)の明細書及び図面で開示されたものがあ
る。図21は、上記出願内容と同様なペダル式回動運動
装置1を示す。即ち、人は、本体フレーム2に立設され
たサドル4に跨乗し、ハンドル3を把持して足をペダル
6及び7の踏面に載置して踏み下げることにより、クラ
ンク軸8にクランク軸トルクを発生させる。また、この
クランク軸8には第1ギヤ5が固着されていてペダル6
及び7の回動によって回動する。一方、本体フレーム2
には第2ギヤ9が回動自在に軸支され、タイミングベル
ト11を介して第1ギヤ5によって駆動される。この第
2ギヤ9には渦電流式ブレーキ12が係合していて、設
定手段21で設定することにより、制御手段25を介し
て任意の負荷トルクを発生させることができる。
【0003】ところで、負荷(W)=負荷トルク(T)
×ペダル回動数(N)であり、従って、負荷トルク
(T)=負荷(W)/ペダル回動数(N)となる。ペダ
ル回動数(N)を回動計24で検出し、その変動に応じ
て渦電流式ブレーキ12の励磁電流を変動させることに
より、回動数(N)に追従させて負荷(W)を変化さ
せ、これにより負荷トルク(T)が一定となるように制
御されていた。これに対し、クランク軸8におけるクラ
ンク軸トルクは、図21に示すようにペダル6が垂直方
向に対して回動角度θだけ時計方向に回動したとする。
このペダル6を垂直方向に一定力Fで踏み下げたとする
と、ギヤクランク6aの長さをLとしてクランク軸トル
クTc=L・Fsinθとなる。即ち、θ=0゜である
上死点とθ=180゜である下死点では共にTc=0と
なる。このように、踏下げ力を一定とした場合、ペダル
6、7が1回動する間にクランク軸トルクは大きく変動
する。
×ペダル回動数(N)であり、従って、負荷トルク
(T)=負荷(W)/ペダル回動数(N)となる。ペダ
ル回動数(N)を回動計24で検出し、その変動に応じ
て渦電流式ブレーキ12の励磁電流を変動させることに
より、回動数(N)に追従させて負荷(W)を変化さ
せ、これにより負荷トルク(T)が一定となるように制
御されていた。これに対し、クランク軸8におけるクラ
ンク軸トルクは、図21に示すようにペダル6が垂直方
向に対して回動角度θだけ時計方向に回動したとする。
このペダル6を垂直方向に一定力Fで踏み下げたとする
と、ギヤクランク6aの長さをLとしてクランク軸トル
クTc=L・Fsinθとなる。即ち、θ=0゜である
上死点とθ=180゜である下死点では共にTc=0と
なる。このように、踏下げ力を一定とした場合、ペダル
6、7が1回動する間にクランク軸トルクは大きく変動
する。
【0004】このようなクランク軸トルクの変動に対
し、従来は、ペダル6、7の回動角度に応じて負荷トル
クを変動させていなかったので、ペダル6、7の上死点
及び下死点では極端に重くなっていた。そこで、こうし
た極端な変動を軽減するために、第2ギャ9の軸10に
フライホイール効果を与え、小さいクランク軸トルクで
各死点を通過できるようにしていた。しかし、クランク
軸トルクの変動に対する根本対策ではないので、起動時
は各死点で依然として大きな踏下げ力を必要とした。
し、従来は、ペダル6、7の回動角度に応じて負荷トル
クを変動させていなかったので、ペダル6、7の上死点
及び下死点では極端に重くなっていた。そこで、こうし
た極端な変動を軽減するために、第2ギャ9の軸10に
フライホイール効果を与え、小さいクランク軸トルクで
各死点を通過できるようにしていた。しかし、クランク
軸トルクの変動に対する根本対策ではないので、起動時
は各死点で依然として大きな踏下げ力を必要とした。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のペダル式回動運
動装置は、上記のとおり負荷トルクがペダル6、7の回
動角度に無関係に一定であった。このように一定の負荷
トルクに抗してペダル6、7を回動させる場合、上死点
では大きな踏下げ力を必要とし、上死点から90゜回動
したときは最小の踏下げ力となって筋力は大きく変動す
る。筋力訓練は、個人毎に筋力目標が設定されるが、こ
の筋力目標は、通常1回動中の最大値で設定されるた
め、筋力のばらつきが大きい場合は平均的筋力はかなり
低くなる。このため、踏下げ力の変動の著しい従来のペ
ダル式回動運動装置による筋力訓練では、筋力のばらつ
きが大きく、しかも平均的筋力が低くなって、運動効果
が低い、という問題があった。
動装置は、上記のとおり負荷トルクがペダル6、7の回
動角度に無関係に一定であった。このように一定の負荷
トルクに抗してペダル6、7を回動させる場合、上死点
では大きな踏下げ力を必要とし、上死点から90゜回動
したときは最小の踏下げ力となって筋力は大きく変動す
る。筋力訓練は、個人毎に筋力目標が設定されるが、こ
の筋力目標は、通常1回動中の最大値で設定されるた
め、筋力のばらつきが大きい場合は平均的筋力はかなり
低くなる。このため、踏下げ力の変動の著しい従来のペ
ダル式回動運動装置による筋力訓練では、筋力のばらつ
きが大きく、しかも平均的筋力が低くなって、運動効果
が低い、という問題があった。
【0006】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、略一定の踏下げ力でペダルを踏み
込んだときにクランク軸の回動角度に応じて変化するク
ランク軸トルクを擬似した擬似トルクを発生させ、負荷
トルクを擬似トルクの波形に合わせて変化させ、かつ、
擬似トルクを別途設定された目標値と比較して漸増又は
漸減した値を新たに負荷トルクとして発生するようにし
て、ペダルの1回動中における踏下げ力を略一定として
目標のクランク軸トルクに滑らかに漸近させることがで
きるペダル式回動運動装置を提供することを目的とす
る。また、この発明は、クランク軸の回動数を検出し、
この検出結果に基づいて擬似トルクを増減させて設定回
動数に一致させた状態でペダルの踏下げ力一定の筋力訓
練が可能となるペダル式回動運動装置を提供することを
目的とする。
なされたものであり、略一定の踏下げ力でペダルを踏み
込んだときにクランク軸の回動角度に応じて変化するク
ランク軸トルクを擬似した擬似トルクを発生させ、負荷
トルクを擬似トルクの波形に合わせて変化させ、かつ、
擬似トルクを別途設定された目標値と比較して漸増又は
漸減した値を新たに負荷トルクとして発生するようにし
て、ペダルの1回動中における踏下げ力を略一定として
目標のクランク軸トルクに滑らかに漸近させることがで
きるペダル式回動運動装置を提供することを目的とす
る。また、この発明は、クランク軸の回動数を検出し、
この検出結果に基づいて擬似トルクを増減させて設定回
動数に一致させた状態でペダルの踏下げ力一定の筋力訓
練が可能となるペダル式回動運動装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1のペ
ダル式回動運動装置は、略一定の力でペダルを踏み下げ
ることによりクランク軸の回動角度に応じて変化するク
ランク軸トルクを擬似した擬似トルクを発生させ、この
擬似トルクの変化に合わせて負荷トルクを変化するよう
にしておいて、擬似トルクを別途設定された目標値と比
較し、この比較結果に基づいて擬似トルクを漸増又は漸
減して得られた値を新たな負荷トルクとして設定するこ
とにより、擬似トルクを目標値に漸近させるようにし
て、筋力訓練をするものである。
ダル式回動運動装置は、略一定の力でペダルを踏み下げ
ることによりクランク軸の回動角度に応じて変化するク
ランク軸トルクを擬似した擬似トルクを発生させ、この
擬似トルクの変化に合わせて負荷トルクを変化するよう
にしておいて、擬似トルクを別途設定された目標値と比
較し、この比較結果に基づいて擬似トルクを漸増又は漸
減して得られた値を新たな負荷トルクとして設定するこ
とにより、擬似トルクを目標値に漸近させるようにし
て、筋力訓練をするものである。
【0008】この発明に係る第2のペダル式回動運動装
置は、クランク軸の回動数に対して目標値を設定し、こ
の目標値と計測された回動数とを比較し、この比較結果
に基づいて擬似トルクを漸増又は漸減して得られた値を
新たな負荷トルクとして設定することにより回動数を目
標値に漸近させるようにして、筋力訓練をするものであ
る。
置は、クランク軸の回動数に対して目標値を設定し、こ
の目標値と計測された回動数とを比較し、この比較結果
に基づいて擬似トルクを漸増又は漸減して得られた値を
新たな負荷トルクとして設定することにより回動数を目
標値に漸近させるようにして、筋力訓練をするものであ
る。
【0009】この発明に係る第3のペダル式回動運動装
置は、クランク軸の回動数に対して目標値を設定し、こ
の目標値を上回った場合は、擬似トルクを漸増させて目
標値の下でクランク軸を回動するようにしておいて、ク
ランク軸が回動するごとに擬似トルクを漸増させていっ
て、クランク軸の回動数が目標値よりも減少したときの
擬似トルクを最大の擬似トルクとして表示手段に表示す
るようにしたものである。
置は、クランク軸の回動数に対して目標値を設定し、こ
の目標値を上回った場合は、擬似トルクを漸増させて目
標値の下でクランク軸を回動するようにしておいて、ク
ランク軸が回動するごとに擬似トルクを漸増させていっ
て、クランク軸の回動数が目標値よりも減少したときの
擬似トルクを最大の擬似トルクとして表示手段に表示す
るようにしたものである。
【0010】この発明に係る第4のペダル式回動運動装
置は、運動者の生体情報に対して目標値を設定し、この
目標値と検知された生体情報とを比較し、この比較結果
に基づいて擬似トルクを漸増又は漸減させた値を新たな
負荷トルクとして設定することにより運動者の生体情報
を目標値に漸近させるようにして、筋力訓練をするもの
である。
置は、運動者の生体情報に対して目標値を設定し、この
目標値と検知された生体情報とを比較し、この比較結果
に基づいて擬似トルクを漸増又は漸減させた値を新たな
負荷トルクとして設定することにより運動者の生体情報
を目標値に漸近させるようにして、筋力訓練をするもの
である。
【0011】この発明に係る第5のペダル式回動運動装
置は、第1のペダル式回動運動装置において、擬似トル
ク制御手段を、トルク設定手段によって設定された目標
値に対する擬似トルクの最大値の比を演算し、この演算
結果から得られた係数を擬似トルクに乗算することによ
って漸増又は漸減させるようにしたものである。
置は、第1のペダル式回動運動装置において、擬似トル
ク制御手段を、トルク設定手段によって設定された目標
値に対する擬似トルクの最大値の比を演算し、この演算
結果から得られた係数を擬似トルクに乗算することによ
って漸増又は漸減させるようにしたものである。
【0012】この発明に係る第6のペダル式回動運動装
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、擬似トルク発生手段を、クランク軸に楕円形
のカムを固着し、このカムに係合して進退移動して移動
量相当分の電圧を出力するポテンショメータに基づいて
擬似トルクを発生させるようにしたものである。
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、擬似トルク発生手段を、クランク軸に楕円形
のカムを固着し、このカムに係合して進退移動して移動
量相当分の電圧を出力するポテンショメータに基づいて
擬似トルクを発生させるようにしたものである。
【0013】この発明に係る第7のペダル式回動運動装
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、擬似トルク発生手段を、クランク軸トルクに
擬似させたトルク値を、クランク軸の回動角度と共に配
列して記録したメモリと、クランク軸の回動角度を検出
して対応するトルク値をメモリから読み取り、この読み
取られたトルク値から擬似トルクを発生させるようにし
たものである。
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、擬似トルク発生手段を、クランク軸トルクに
擬似させたトルク値を、クランク軸の回動角度と共に配
列して記録したメモリと、クランク軸の回動角度を検出
して対応するトルク値をメモリから読み取り、この読み
取られたトルク値から擬似トルクを発生させるようにし
たものである。
【0014】この発明に係る第8のペダル式回動運動装
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、ペダルを回動する際に人が跨座するサドル
と、このサドルの前方に人が把持するハンドルとを本体
フレームに立設したものである。
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、ペダルを回動する際に人が跨座するサドル
と、このサドルの前方に人が把持するハンドルとを本体
フレームに立設したものである。
【0015】この発明に係る第9のペダル式回動運動装
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、本体フレームのペダル装着部の後方に低床部
を設け、この低床部に人が横行可能な空間を隔てて椅子
を載置し、この椅子に座ってペダルを回動するようにし
たものである。
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、本体フレームのペダル装着部の後方に低床部
を設け、この低床部に人が横行可能な空間を隔てて椅子
を載置し、この椅子に座ってペダルを回動するようにし
たものである。
【0016】この発明に係る第10のペダル式回動運動
装置は、第9のペダル式回動運動装置において、椅子の
両側にペダルを回動する際に人が把持する把持体を取り
付けたものである。
装置は、第9のペダル式回動運動装置において、椅子の
両側にペダルを回動する際に人が把持する把持体を取り
付けたものである。
【0017】この発明に係る第11のペダル式回動運動
装置は、第9のペダル式回動運動装置において、椅子の
前方の本体フレームにペダルを回動させる際に人が把持
するハンドルを立設したものである。
装置は、第9のペダル式回動運動装置において、椅子の
前方の本体フレームにペダルを回動させる際に人が把持
するハンドルを立設したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この実施の形態1
は、ペダルの踏下げ力を略一定としたときにクランク軸
の回動角度に応じて正弦波上に変化するクランク軸トル
クを擬似した擬似トルクを発生させ、この擬似トルクの
変化に合わせて負荷トルクを変化するようにしておい
て、この擬似トルクを漸増又は漸減させて別途設定され
た目標値の下で筋力訓練をするものである。
は、ペダルの踏下げ力を略一定としたときにクランク軸
の回動角度に応じて正弦波上に変化するクランク軸トル
クを擬似した擬似トルクを発生させ、この擬似トルクの
変化に合わせて負荷トルクを変化するようにしておい
て、この擬似トルクを漸増又は漸減させて別途設定され
た目標値の下で筋力訓練をするものである。
【0019】図1から図8は、この発明の実施の形態1
を示す。図において、1はペダル式回動運動装置を示
し、2は本体フレーム、3は本体フレーム2に立設され
たハンドル、4はハンドル3の後方の本体フレーム2に
立設されて人が跨座するサドルである。詳細を図2に示
し、5は本体フレーム2内に収納された第1ギヤ、6は
第1ギヤ5の一側に設けられたギヤクランク6aの端部
に取り付けられて回動するペダル、7は第1ギヤ5の他
側でギヤクランク6aと180゜ずれた位置に設けられ
たギヤクランク7aの端部に取り付けられて回動するペ
ダル、8は本体フレーム1に回動自在に軸支されたクラ
ンク軸で、第1ギヤ5が固着されてギヤクランク6a及
び7aを介してそれぞれペダル6及び7によって駆動さ
れる。11は第1ギヤ5に巻き掛けられたタイミングベ
ルトである。
を示す。図において、1はペダル式回動運動装置を示
し、2は本体フレーム、3は本体フレーム2に立設され
たハンドル、4はハンドル3の後方の本体フレーム2に
立設されて人が跨座するサドルである。詳細を図2に示
し、5は本体フレーム2内に収納された第1ギヤ、6は
第1ギヤ5の一側に設けられたギヤクランク6aの端部
に取り付けられて回動するペダル、7は第1ギヤ5の他
側でギヤクランク6aと180゜ずれた位置に設けられ
たギヤクランク7aの端部に取り付けられて回動するペ
ダル、8は本体フレーム1に回動自在に軸支されたクラ
ンク軸で、第1ギヤ5が固着されてギヤクランク6a及
び7aを介してそれぞれペダル6及び7によって駆動さ
れる。11は第1ギヤ5に巻き掛けられたタイミングベ
ルトである。
【0020】詳細を図3に示し、9は回動体であって、
ここではタイミングベルト11が巻き掛けられて第1ギ
ヤ5によって駆動される第2ギヤからなる。10は第2
ギヤ9が固着され本体フレーム2に回動自在に軸支され
た軸、12は軸10を介して回動体9に係合して任意設
定された値の負荷トルクを生じさせるトルク発生手段
で、ここでは電磁式トルク発生器が使用される。即ち、
固定部12aは本体フレーム2に固着され、この固定部
12aに内包された回動部12bは軸10に固着され
て、内部に磁粉が封入されている。更に、固定部12a
にはコイル12cが装着されていて、このコイル12c
を付勢することにより電流に比例した負荷トルクが軸1
0に発生し、ペダル6及び7によるクランク軸トルクに
対する負荷トルクとなる。
ここではタイミングベルト11が巻き掛けられて第1ギ
ヤ5によって駆動される第2ギヤからなる。10は第2
ギヤ9が固着され本体フレーム2に回動自在に軸支され
た軸、12は軸10を介して回動体9に係合して任意設
定された値の負荷トルクを生じさせるトルク発生手段
で、ここでは電磁式トルク発生器が使用される。即ち、
固定部12aは本体フレーム2に固着され、この固定部
12aに内包された回動部12bは軸10に固着され
て、内部に磁粉が封入されている。更に、固定部12a
にはコイル12cが装着されていて、このコイル12c
を付勢することにより電流に比例した負荷トルクが軸1
0に発生し、ペダル6及び7によるクランク軸トルクに
対する負荷トルクとなる。
【0021】詳細を図4に示し、13はクランク軸8の
回動角度に応じて変化してクランク軸トルクを擬似した
擬似トルクを発生させるために正弦波状の電圧V0を発
生する擬似トルク発生手段で、ここではクランク軸8に
固着された楕円形のカム14と、このカム14の外周面
を転動する転子14aと、この転子14aによって駆動
されるポテンショメータ15とからなる。更に、このポ
テンショメータ15は、絶縁体からなる円筒形の本体1
5hと、この本体15hの内面に長手方向に延設された
抵抗素子15nと、この抵抗素子15nに電圧Vmを印
加する接地端子15t0及び電極端子15tmと、本体
15hの内面に抵抗線15nと対向させて延設された銅
線15cと、転子4aに係合して本体15h内を進退移
動するロッド15rと、本体15h内に固着されたスト
ッパ15sと、このストッパ15sに抑止されてロッド
15rを本体15hの外側へ押圧するばね15bと、ロ
ッド15rの端部に固着されてばね15bの押圧を受
け、抵抗線15n及び銅線15cにそれぞれ摺動して進
退移動して移動量に応じて電圧Vmを分圧した電圧Vg
を銅線15cを介して摺動端子15tに出力する導電性
のピストン15pとからなる。
回動角度に応じて変化してクランク軸トルクを擬似した
擬似トルクを発生させるために正弦波状の電圧V0を発
生する擬似トルク発生手段で、ここではクランク軸8に
固着された楕円形のカム14と、このカム14の外周面
を転動する転子14aと、この転子14aによって駆動
されるポテンショメータ15とからなる。更に、このポ
テンショメータ15は、絶縁体からなる円筒形の本体1
5hと、この本体15hの内面に長手方向に延設された
抵抗素子15nと、この抵抗素子15nに電圧Vmを印
加する接地端子15t0及び電極端子15tmと、本体
15hの内面に抵抗線15nと対向させて延設された銅
線15cと、転子4aに係合して本体15h内を進退移
動するロッド15rと、本体15h内に固着されたスト
ッパ15sと、このストッパ15sに抑止されてロッド
15rを本体15hの外側へ押圧するばね15bと、ロ
ッド15rの端部に固着されてばね15bの押圧を受
け、抵抗線15n及び銅線15cにそれぞれ摺動して進
退移動して移動量に応じて電圧Vmを分圧した電圧Vg
を銅線15cを介して摺動端子15tに出力する導電性
のピストン15pとからなる。
【0022】上記擬似トルク発生手段13の動作を図5
及び図6に基づいて説明する。ペダル6が上死点、即
ち、回動角度θ=0のとき、ピストン15pはS0の位
置にあり、そのときの摺動端子15tの電圧をV0とす
る。この位置S0からピストン15pがストッパ15s
側へ移動すると図5に示すとおり、摺動端子15tには
移動量に比例した電圧Vgが出力される。従って、図6
に示すとおり、ペダル6が上死点のときは回動角度θ=
0で摺動端子15tの電圧Vgは「0」であり、ペダル
6の回動に伴って上昇してθ=90゜回動したときに最
大となる。更にペダル6が回動すると減少に転じてθ=
180゜のときに摺動端子15tの電圧Vgは再び
「0」となる。以後、ペダル6の回動に伴って同様の電
圧波形が摺動端子15tに出力される。即ち、摺動端子
15tの電圧Vgの波形は、ペダル6及び7を一定の力
で踏み下げたときにクランク軸8に発生するクランク軸
トルクの波形を擬似したもので、この波形に基づいて擬
似トルクを発生させるようにしたものである。
及び図6に基づいて説明する。ペダル6が上死点、即
ち、回動角度θ=0のとき、ピストン15pはS0の位
置にあり、そのときの摺動端子15tの電圧をV0とす
る。この位置S0からピストン15pがストッパ15s
側へ移動すると図5に示すとおり、摺動端子15tには
移動量に比例した電圧Vgが出力される。従って、図6
に示すとおり、ペダル6が上死点のときは回動角度θ=
0で摺動端子15tの電圧Vgは「0」であり、ペダル
6の回動に伴って上昇してθ=90゜回動したときに最
大となる。更にペダル6が回動すると減少に転じてθ=
180゜のときに摺動端子15tの電圧Vgは再び
「0」となる。以後、ペダル6の回動に伴って同様の電
圧波形が摺動端子15tに出力される。即ち、摺動端子
15tの電圧Vgの波形は、ペダル6及び7を一定の力
で踏み下げたときにクランク軸8に発生するクランク軸
トルクの波形を擬似したもので、この波形に基づいて擬
似トルクを発生させるようにしたものである。
【0023】21はハンドル3に装着された設定手段
で、ここでは擬似トルクに対して目標値を設定する。こ
こでは擬似トルクの最大値Xに対して目標値Yが設定さ
れる。25は負荷トルク発生手段12を制御する制御手
段で、詳細を図7に示す。回動角度はペダル6及び7の
内のいずれであってもよいが、以下の説明では、ペダル
6に注目したクランク軸8の回動角をいう。従って、ペ
ダル6の回動角と一致する。31は正弦波状の擬似トル
クの最大値Xを検出するピークホールド回路からなる最
大トルク検出回路、32は目標値Yに対する擬似トルク
Xnの最大値Xの比A、即ちA=X/Yを演算する倍率
演算回路、33は演算結果から擬似トルクXnに乗ずる
係数αを演算する係数演算回路である。
で、ここでは擬似トルクに対して目標値を設定する。こ
こでは擬似トルクの最大値Xに対して目標値Yが設定さ
れる。25は負荷トルク発生手段12を制御する制御手
段で、詳細を図7に示す。回動角度はペダル6及び7の
内のいずれであってもよいが、以下の説明では、ペダル
6に注目したクランク軸8の回動角をいう。従って、ペ
ダル6の回動角と一致する。31は正弦波状の擬似トル
クの最大値Xを検出するピークホールド回路からなる最
大トルク検出回路、32は目標値Yに対する擬似トルク
Xnの最大値Xの比A、即ちA=X/Yを演算する倍率
演算回路、33は演算結果から擬似トルクXnに乗ずる
係数αを演算する係数演算回路である。
【0024】34は次にペダル6が1回動して上死点に
達する迄係数αを記憶するメモリ、35は擬似トルク発
生手段13の出力Vgからペダル6の上死点を検出する
死点検出回路で、図6に示す電圧Vgが2度「0」にな
る毎に1度作動する。36はペダル6が上死点に達した
現時点からみて、メモリ34に記憶されている係数α
と、その係数αが演算された回動直前の回動までの各回
動における全係数αを全て乗じて、その結果を記憶する
メモリである。即ち、第1回動は、初期設定された係数
α(=1)と同様に初期設定されたα0の乗算値である
α0が使用され、第2回動は、第1回動で演算された係
数αと係数α0の乗算値であるα1が使用され、第3回
動は、第2回動で演算された係数αと係数α1の乗算値
であるα2が使用され、同様に第n回動は、第(n−
1)回動で演算された係数αと係数α(n−2)の乗算
値であるα(n−1)が使用される。
達する迄係数αを記憶するメモリ、35は擬似トルク発
生手段13の出力Vgからペダル6の上死点を検出する
死点検出回路で、図6に示す電圧Vgが2度「0」にな
る毎に1度作動する。36はペダル6が上死点に達した
現時点からみて、メモリ34に記憶されている係数α
と、その係数αが演算された回動直前の回動までの各回
動における全係数αを全て乗じて、その結果を記憶する
メモリである。即ち、第1回動は、初期設定された係数
α(=1)と同様に初期設定されたα0の乗算値である
α0が使用され、第2回動は、第1回動で演算された係
数αと係数α0の乗算値であるα1が使用され、第3回
動は、第2回動で演算された係数αと係数α1の乗算値
であるα2が使用され、同様に第n回動は、第(n−
1)回動で演算された係数αと係数α(n−2)の乗算
値であるα(n−1)が使用される。
【0025】37は擬似トルク発生手段13からの出力
Vgと係数α(n−1)を乗じてn回動における擬似ト
ルクXnを出力する乗算回路、38は乗算回路37の出
力電圧を電流に変換する変換回路、39は負荷トルク発
生手段12のコイル12cを励磁して擬似トルクXnに
見合った負荷トルクXpnを発生させるパワアンプであ
る。なお、Gcは擬似トルクを増減させる擬似トルク制
御手段で、最大トルク検出手段31と、倍率演算回路3
2と、係数演算回路33と、メモリ34と、死点検出回
路35と、メモリ36と、乗算回路37からなる。ま
た、Lcは擬似トルクに相当する負荷トルクを発生させ
るように制御する負荷トルク制御手段で、変換回路38
とパワーアンプ39とからなる。擬似トルク制御手段G
c及び負荷トルク制御手段Lcはいずれも制御手段25
を構成する。
Vgと係数α(n−1)を乗じてn回動における擬似ト
ルクXnを出力する乗算回路、38は乗算回路37の出
力電圧を電流に変換する変換回路、39は負荷トルク発
生手段12のコイル12cを励磁して擬似トルクXnに
見合った負荷トルクXpnを発生させるパワアンプであ
る。なお、Gcは擬似トルクを増減させる擬似トルク制
御手段で、最大トルク検出手段31と、倍率演算回路3
2と、係数演算回路33と、メモリ34と、死点検出回
路35と、メモリ36と、乗算回路37からなる。ま
た、Lcは擬似トルクに相当する負荷トルクを発生させ
るように制御する負荷トルク制御手段で、変換回路38
とパワーアンプ39とからなる。擬似トルク制御手段G
c及び負荷トルク制御手段Lcはいずれも制御手段25
を構成する。
【0026】次に、図7及び図8に従って動作について
述べる。回動角度が0゜から360゜のとき 設定手段21は、擬似トルクXnの目標値Yが設定され
ているとする。メモリ34には係数演算回路33の演算
結果が入力されていないのでα=1が初期設定され、メ
モリ36にはα0が初期設定されているとする。ペダル
6及び7を踏み込んで擬似トルク発生手段13から図8
に符号Vgで示す一定のピーク値Vgmの正弦波状の電
圧が出力される。乗算回路37からは、擬似トルクX1
=α0・Vgが出力される。この擬似トルクX1に相当
する負荷トルクXp1が負荷トルク発生手段12から出
力される。
述べる。回動角度が0゜から360゜のとき 設定手段21は、擬似トルクXnの目標値Yが設定され
ているとする。メモリ34には係数演算回路33の演算
結果が入力されていないのでα=1が初期設定され、メ
モリ36にはα0が初期設定されているとする。ペダル
6及び7を踏み込んで擬似トルク発生手段13から図8
に符号Vgで示す一定のピーク値Vgmの正弦波状の電
圧が出力される。乗算回路37からは、擬似トルクX1
=α0・Vgが出力される。この擬似トルクX1に相当
する負荷トルクXp1が負荷トルク発生手段12から出
力される。
【0027】また、擬似トルクX1は最大トルク検出回
路31にも入力され、そのピーク値Xが倍率演算回路3
2で目標値Yと比較され、比A=X/Yが演算される。
係数演算回路33では比Aに基づいて演算されて第1回
動の係数αがメモリ34に記録される。ペダル6が1回
動する間に出力Vgの「0」値が2度発生し、死点検出
回路35は2度目の「0」値によって作動してメモリ3
6において係数αと初期設定値α0が乗算されて係数α
1として記録されて、次の回動に備える。なお、乗算回
路37からの擬似トルクX1のピーク値Xは目標値Yに
対してΔ1だけ小さい。このため係数α>1となり、従
って、α1>α0となる。
路31にも入力され、そのピーク値Xが倍率演算回路3
2で目標値Yと比較され、比A=X/Yが演算される。
係数演算回路33では比Aに基づいて演算されて第1回
動の係数αがメモリ34に記録される。ペダル6が1回
動する間に出力Vgの「0」値が2度発生し、死点検出
回路35は2度目の「0」値によって作動してメモリ3
6において係数αと初期設定値α0が乗算されて係数α
1として記録されて、次の回動に備える。なお、乗算回
路37からの擬似トルクX1のピーク値Xは目標値Yに
対してΔ1だけ小さい。このため係数α>1となり、従
って、α1>α0となる。
【0028】回動角度が360゜から720゜のとき 乗算回路37は、メモリ36から係数α1を読み取って
擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算して擬似
トルクX2を出力する。この擬似トルクX2に相当する
負荷トルクXp2が負荷トルク発生手段12から出力さ
れる。
擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算して擬似
トルクX2を出力する。この擬似トルクX2に相当する
負荷トルクXp2が負荷トルク発生手段12から出力さ
れる。
【0029】また、擬似トルクX2は最大トルク検出回
路31にも入力され、そのピーク値Xが倍率演算回路3
2で目標値Yと比較され、比A=X/Yが演算される。
係数演算回路33では比Aに基づいて演算されて第2回
動の係数αがメモリ34に記録される。死点検出回路3
5が作動してメモリ36において係数αと係数α1が乗
算されて係数α2として記録されて、次の回動に備え
る。なお、乗算回路37からの擬似トルクX2のピーク
値Xは目標値Yに対してΔ2だけ小さい。このため係数
α>1となり、従って、α2>α1となる。
路31にも入力され、そのピーク値Xが倍率演算回路3
2で目標値Yと比較され、比A=X/Yが演算される。
係数演算回路33では比Aに基づいて演算されて第2回
動の係数αがメモリ34に記録される。死点検出回路3
5が作動してメモリ36において係数αと係数α1が乗
算されて係数α2として記録されて、次の回動に備え
る。なお、乗算回路37からの擬似トルクX2のピーク
値Xは目標値Yに対してΔ2だけ小さい。このため係数
α>1となり、従って、α2>α1となる。
【0030】回動角度が720゜から1080゜のとき 同様に、乗算回路37は、メモリ36から係数α2を読
み取って擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算
して擬似トルクX3を出力する。この擬似トルクX3に
相当する負荷トルクXp3が負荷トルク発生手段12か
ら出力される。
み取って擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算
して擬似トルクX3を出力する。この擬似トルクX3に
相当する負荷トルクXp3が負荷トルク発生手段12か
ら出力される。
【0031】更に、目標値Yに対するピーク値Xの比A
=X/Yに基づいて第3回動の係数αが演算されてメモ
リ34に記録される。死点検出回路35が作動してメモ
リ36において係数αと係数α2が乗算されて係数α3
として記録されて、次の回動に備える。なお、乗算回路
37からの擬似トルクX3のピーク値Xは目標値Yに対
してΔ3だけ大きい。このため係数α<1となり、従っ
て、α3<α2となる。
=X/Yに基づいて第3回動の係数αが演算されてメモ
リ34に記録される。死点検出回路35が作動してメモ
リ36において係数αと係数α2が乗算されて係数α3
として記録されて、次の回動に備える。なお、乗算回路
37からの擬似トルクX3のピーク値Xは目標値Yに対
してΔ3だけ大きい。このため係数α<1となり、従っ
て、α3<α2となる。
【0032】回動角度が1080゜から1260゜のと
き 同様に、乗算回路37は、メモリ36から係数α3を読
み取って擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算
して擬似トルクX4を出力する。この擬似トルクX4に
相当する負荷トルクXp4が負荷トルク発生手段12か
ら出力される。なお、擬似トルクX4のピーク値Xは目
標値Yに等しい。このため、係数α=1となり、α4=
α3・α=α3となる。即ち、以後、擬似トルク発生手
段13からの出力Vgに数α3を乗じた擬似トルクXn
が出力され、相当する負荷トルクXpnが負荷トルク発
生手段12から出力される。
き 同様に、乗算回路37は、メモリ36から係数α3を読
み取って擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算
して擬似トルクX4を出力する。この擬似トルクX4に
相当する負荷トルクXp4が負荷トルク発生手段12か
ら出力される。なお、擬似トルクX4のピーク値Xは目
標値Yに等しい。このため、係数α=1となり、α4=
α3・α=α3となる。即ち、以後、擬似トルク発生手
段13からの出力Vgに数α3を乗じた擬似トルクXn
が出力され、相当する負荷トルクXpnが負荷トルク発
生手段12から出力される。
【0033】上記実施の形態1によれば、擬似トルクX
nをクランク軸トルクの波形に合わせて変化させたの
で、略一定の踏下げ力で筋力訓練をすることができる。
また、擬似トルクXnを目標値Yに一致させるように制
御したので、クランク軸トルクを実測して、その実測値
を目標値Yに一致させる場合に比べて装置が簡単にな
る。更に、擬似トルクXnを目標値Yと比較し、その結
果によって擬似トルクXnを漸増又は漸減するようにし
たので、目標値Yに滑らかに漸近させ、この目標値と一
致した擬似トルクXnで筋力訓練をすることができる。
nをクランク軸トルクの波形に合わせて変化させたの
で、略一定の踏下げ力で筋力訓練をすることができる。
また、擬似トルクXnを目標値Yに一致させるように制
御したので、クランク軸トルクを実測して、その実測値
を目標値Yに一致させる場合に比べて装置が簡単にな
る。更に、擬似トルクXnを目標値Yと比較し、その結
果によって擬似トルクXnを漸増又は漸減するようにし
たので、目標値Yに滑らかに漸近させ、この目標値と一
致した擬似トルクXnで筋力訓練をすることができる。
【0034】なお、上記実施の形態1では、目標値Yは
擬似トルクXnの最大値Xと比較されるものとしたが、
最大値には限らない。所定の回動角度における擬似トル
クXnと比較されるものとして設定された目標値であれ
ば、上記回動角度における擬似トルクXnと比較され
る。また、擬似トルクXnの平均値を対象として設定さ
れた目標値であれば、上記擬似トルクXnの平均値と上
記目標値とが比較される。更に、上記実施の形態1で
は、擬似トルク発生手段13の出力Vgのピーク値は一
定としたが、模擬トルク発生手段13の接地端子15t
0と電極端子15tmに印加される電圧Vmを上記係数
α0、α1〜αnで増減させて、直接擬似トルクを発生
させるようにしてもよい。更にまた、擬似トルク発生手
段13の出力は正弦波状の波形としたが、これに限らず
クランク軸8の回動角度に応じて変化するクランク軸ト
ルクの実情に合った波形が採用される。
擬似トルクXnの最大値Xと比較されるものとしたが、
最大値には限らない。所定の回動角度における擬似トル
クXnと比較されるものとして設定された目標値であれ
ば、上記回動角度における擬似トルクXnと比較され
る。また、擬似トルクXnの平均値を対象として設定さ
れた目標値であれば、上記擬似トルクXnの平均値と上
記目標値とが比較される。更に、上記実施の形態1で
は、擬似トルク発生手段13の出力Vgのピーク値は一
定としたが、模擬トルク発生手段13の接地端子15t
0と電極端子15tmに印加される電圧Vmを上記係数
α0、α1〜αnで増減させて、直接擬似トルクを発生
させるようにしてもよい。更にまた、擬似トルク発生手
段13の出力は正弦波状の波形としたが、これに限らず
クランク軸8の回動角度に応じて変化するクランク軸ト
ルクの実情に合った波形が採用される。
【0035】実施の形態2.実施の形態2は、クランク
軸8の回動数Pを目標の回動数Qに一致させた状態でペ
ダル6及び7の踏下げ力一定の筋力訓練を可能とするも
のである。図9から図12は、実施の形態2を示す。図
中、図1から図8と同符号は同一又は相当部分を示す。
24はクランク軸8が所定の微小角度、例えば、1゜回
動する毎にパルス信号を発する回動計で、円周に沿って
鋸歯状に細隙が刻まれてクランク軸8に固着されて回動
する円板24aと、円板24aの細隙を光が通過するご
とにパルスを発生するパルス発生器24bとからなる。
従って、死点検出回路35の作動信号を始点としてパル
スを計数することによりペダル6及び7の回動角度を検
知することができる。
軸8の回動数Pを目標の回動数Qに一致させた状態でペ
ダル6及び7の踏下げ力一定の筋力訓練を可能とするも
のである。図9から図12は、実施の形態2を示す。図
中、図1から図8と同符号は同一又は相当部分を示す。
24はクランク軸8が所定の微小角度、例えば、1゜回
動する毎にパルス信号を発する回動計で、円周に沿って
鋸歯状に細隙が刻まれてクランク軸8に固着されて回動
する円板24aと、円板24aの細隙を光が通過するご
とにパルスを発生するパルス発生器24bとからなる。
従って、死点検出回路35の作動信号を始点としてパル
スを計数することによりペダル6及び7の回動角度を検
知することができる。
【0036】41は回動計24が単位時間に発するパル
ス信号を計数することによりクランク軸8の回動数Pを
計測する回動数検出回路で、死点検出回路35が作動す
るごとに、その時点の回動数Pを出力する。42は設定
手段21で設定された回動数の目標値Qに対する計測値
Pの比B、即ちB=P/Qを演算する倍率演算回路、4
3は比Bから係数βを演算する係数演算回路である。4
4は係数βが演算されると、その係数βが演算された回
動直前の回動までの各回動における全係数βを全て乗
じ、その結果を記憶するメモリである。即ち、第1回動
は、初期設定された係数β=1と同様に初期設定された
β0の乗算値であるβ0が使用され、第2回動は、第1
回動で演算された係数βと係数β0の乗算値であるβ1
が使用され、第3回動は、第2回動で演算された係数β
と係数β1の乗算値であるβ2が使用され、同様に第n
回動は、第(n−1)回動で演算された係数βと係数β
(n−2)の乗算値であるβ(n−1)が使用される。
ス信号を計数することによりクランク軸8の回動数Pを
計測する回動数検出回路で、死点検出回路35が作動す
るごとに、その時点の回動数Pを出力する。42は設定
手段21で設定された回動数の目標値Qに対する計測値
Pの比B、即ちB=P/Qを演算する倍率演算回路、4
3は比Bから係数βを演算する係数演算回路である。4
4は係数βが演算されると、その係数βが演算された回
動直前の回動までの各回動における全係数βを全て乗
じ、その結果を記憶するメモリである。即ち、第1回動
は、初期設定された係数β=1と同様に初期設定された
β0の乗算値であるβ0が使用され、第2回動は、第1
回動で演算された係数βと係数β0の乗算値であるβ1
が使用され、第3回動は、第2回動で演算された係数β
と係数β1の乗算値であるβ2が使用され、同様に第n
回動は、第(n−1)回動で演算された係数βと係数β
(n−2)の乗算値であるβ(n−1)が使用される。
【0037】45は擬似トルク発生手段13からの出力
Vgと係数β(n−1)を乗じてn回動における擬似ト
ルクXnを出力する乗算回路で、変換回路38、パワア
ンプ39を介して負荷トルク発生手段12のコイル12
cを励磁して擬似トルクXnに見合った負荷トルクXp
nを発生させる。
Vgと係数β(n−1)を乗じてn回動における擬似ト
ルクXnを出力する乗算回路で、変換回路38、パワア
ンプ39を介して負荷トルク発生手段12のコイル12
cを励磁して擬似トルクXnに見合った負荷トルクXp
nを発生させる。
【0038】次に、図12に基づいて動作を説明する。
回動数Pはトルクの変動によって変動するものである
が、説明の都合上、ここではクランク軸8の回動数Pは
1回動中は一定とした。なお、図12に示すとおり、ク
ランク軸8の回動数の目標値は設定手段21によって値
Qに設定されているとする。
回動数Pはトルクの変動によって変動するものである
が、説明の都合上、ここではクランク軸8の回動数Pは
1回動中は一定とした。なお、図12に示すとおり、ク
ランク軸8の回動数の目標値は設定手段21によって値
Qに設定されているとする。
【0039】1.回動角度が0゜から360゜のとき ペダル6及び7を踏み込んで擬似トルク発生手段13か
ら図12に符号Vgで示す一定のピーク値Vgmの正弦
波状の電圧が出力される。第1回動では、係数βは
「1」に初期設定されているから、乗算回路45から
は、擬似トルクX1=β0・Vgが出力される。この擬
似トルクX1に相当する負荷トルクXp1が負荷トルク
発生手段12から出力される。ペダル6が1回動する
と、死点検出回路35が作動し、回動数検出手段41は
その時点での回動数P1を検出する。倍率演算回路42
は目標値Qに対する比B=P1/Qを演算し、計数演算
回路43は比Bに基づいて計数βを演算する。メモリ4
4はβ1=β0・βを演算して第2回動によって書きか
えられるまで記録する。なお、回動数P1は目標値Qに
対してΔP1だけ小さい。このため係数β<1となり、
従って、β1<β0となる。
ら図12に符号Vgで示す一定のピーク値Vgmの正弦
波状の電圧が出力される。第1回動では、係数βは
「1」に初期設定されているから、乗算回路45から
は、擬似トルクX1=β0・Vgが出力される。この擬
似トルクX1に相当する負荷トルクXp1が負荷トルク
発生手段12から出力される。ペダル6が1回動する
と、死点検出回路35が作動し、回動数検出手段41は
その時点での回動数P1を検出する。倍率演算回路42
は目標値Qに対する比B=P1/Qを演算し、計数演算
回路43は比Bに基づいて計数βを演算する。メモリ4
4はβ1=β0・βを演算して第2回動によって書きか
えられるまで記録する。なお、回動数P1は目標値Qに
対してΔP1だけ小さい。このため係数β<1となり、
従って、β1<β0となる。
【0040】回動角度が360゜から720゜のとき 乗算回路45は、メモリ44から係数β1を読み取って
擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算して擬似
トルクX2を出力する。この擬似トルクX2に相当する
負荷トルクXp2が負荷トルク発生手段12から出力さ
れる。擬似トルクX2は擬似トルクX1よりもΔX1だ
け小さくなる。回動数Pを目標値Qに漸近させるためで
ある。ペダル6が2回動すると、死点検出回路35が作
動し、回動数検出手段41はその時点での回動数P2を
検出する。倍率演算回路42は目標値Qに対する比B=
P2/Qを演算し、計数演算回路43は比Bに基づいて
計数βを演算する。メモリ44はβ2=β1・βを演算
して第3回動によって書きかえられるまで記録する。な
お、回動数P2は目標値Qに対してΔP2だけ小さい。
このため係数β<1となり、従って、β2<β1とな
る。
擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算して擬似
トルクX2を出力する。この擬似トルクX2に相当する
負荷トルクXp2が負荷トルク発生手段12から出力さ
れる。擬似トルクX2は擬似トルクX1よりもΔX1だ
け小さくなる。回動数Pを目標値Qに漸近させるためで
ある。ペダル6が2回動すると、死点検出回路35が作
動し、回動数検出手段41はその時点での回動数P2を
検出する。倍率演算回路42は目標値Qに対する比B=
P2/Qを演算し、計数演算回路43は比Bに基づいて
計数βを演算する。メモリ44はβ2=β1・βを演算
して第3回動によって書きかえられるまで記録する。な
お、回動数P2は目標値Qに対してΔP2だけ小さい。
このため係数β<1となり、従って、β2<β1とな
る。
【0041】回動角度が720゜から1080゜のとき 同様に、乗算回路45は、メモリ44から係数β2を読
み取って擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算
して擬似トルクX3を出力する。この擬似トルクX3に
相当する負荷トルクXp3が負荷トルク発生手段12か
ら出力される。擬似トルクX3は擬似トルクX2よりも
ΔX2だけ小さくなる。これによって回動数P3と目標
値Qが一致する。ペダル6が3回動すると、死点検出回
路35が作動し、回動数検出手段41はその時点での回
動数P3を検出する。倍率演算回路42は目標値Qに対
する比B=P3/Qを演算し、計数演算回路43は比B
に基づいて計数βを演算する。ここでは比B=1である
からβ=1となり、メモリ44はβ3=β2となって第
4回動によって書きかえられるまで記録する。
み取って擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算
して擬似トルクX3を出力する。この擬似トルクX3に
相当する負荷トルクXp3が負荷トルク発生手段12か
ら出力される。擬似トルクX3は擬似トルクX2よりも
ΔX2だけ小さくなる。これによって回動数P3と目標
値Qが一致する。ペダル6が3回動すると、死点検出回
路35が作動し、回動数検出手段41はその時点での回
動数P3を検出する。倍率演算回路42は目標値Qに対
する比B=P3/Qを演算し、計数演算回路43は比B
に基づいて計数βを演算する。ここでは比B=1である
からβ=1となり、メモリ44はβ3=β2となって第
4回動によって書きかえられるまで記録する。
【0042】回動角度が1080゜から1260゜のと
き 同様に、乗算回路45は、擬似トルクX3と同値の擬似
トルクX4を出力し、相当する負荷トルクXp4が負荷
トルク発生手段12から出力される。回動数P4と目標
値Qは一致するから、以後、ペダル6及び7は、目標値
の回動数Qで回動することになる。
き 同様に、乗算回路45は、擬似トルクX3と同値の擬似
トルクX4を出力し、相当する負荷トルクXp4が負荷
トルク発生手段12から出力される。回動数P4と目標
値Qは一致するから、以後、ペダル6及び7は、目標値
の回動数Qで回動することになる。
【0043】上記実施の形態2によれば、クランク軸8
の回動数Pと目標値Qと比較し、その結果によって擬似
トルクを増減させて目標値Qに一致させるようにしたの
で、目標値Qへ滑らかに移行できると共に、目標の回動
数Qでペダル6及び7の踏下げ力一定の筋力訓練が可能
となる。
の回動数Pと目標値Qと比較し、その結果によって擬似
トルクを増減させて目標値Qに一致させるようにしたの
で、目標値Qへ滑らかに移行できると共に、目標の回動
数Qでペダル6及び7の踏下げ力一定の筋力訓練が可能
となる。
【0044】実施の形態3.実施の形態3は、クランク
軸8の回動数Pを目標値Qに収斂させながら擬似トルク
を漸増させていき、クランク軸8の回動数Pを目標値Q
にした状態で運動者による最大の筋力を検出し、そのと
きの擬似トルクを表示するようにしたものである。図1
3及び図14は、実施の形態3を示す。なお、全体構成
は図9による。図中、図1から図12と同符号は同一又
は相当部分を示す。
軸8の回動数Pを目標値Qに収斂させながら擬似トルク
を漸増させていき、クランク軸8の回動数Pを目標値Q
にした状態で運動者による最大の筋力を検出し、そのと
きの擬似トルクを表示するようにしたものである。図1
3及び図14は、実施の形態3を示す。なお、全体構成
は図9による。図中、図1から図12と同符号は同一又
は相当部分を示す。
【0045】46は倍率演算回路42による回動数Pと
回動数の目標値Qの比Bから係数βを演算する係数演算
回路である。ここで、比B≦1.05の範囲では計数β
=1となり、比B>1.05の範囲ではβ>1となる。
即ち、回動数Pが目標値Qを1.05倍以上超えたとき
のみ擬似トルクを増大させて回動数Pを抑えるようにし
たものである。47は係数βが演算されると、その係数
βが演算された回動直前の回動までの各回動における全
係数βを全て乗じ、その結果を記憶するメモリで、実施
の形態2におけるメモリ44と同様であって、第n回動
では、第(n−1)回動で演算された係数βと係数β
(n−2)の乗算値であるβ(n−1)が使用される。
48は初回の1回動はγ1=1に設定され、以後ペダル
6が1回動して死点検出回路35が作動するごとに所定
値だけ段階的に増加し、n回動では係数γnを演算する
係数演算回路である。
回動数の目標値Qの比Bから係数βを演算する係数演算
回路である。ここで、比B≦1.05の範囲では計数β
=1となり、比B>1.05の範囲ではβ>1となる。
即ち、回動数Pが目標値Qを1.05倍以上超えたとき
のみ擬似トルクを増大させて回動数Pを抑えるようにし
たものである。47は係数βが演算されると、その係数
βが演算された回動直前の回動までの各回動における全
係数βを全て乗じ、その結果を記憶するメモリで、実施
の形態2におけるメモリ44と同様であって、第n回動
では、第(n−1)回動で演算された係数βと係数β
(n−2)の乗算値であるβ(n−1)が使用される。
48は初回の1回動はγ1=1に設定され、以後ペダル
6が1回動して死点検出回路35が作動するごとに所定
値だけ段階的に増加し、n回動では係数γnを演算する
係数演算回路である。
【0046】49は擬似トルク発生手段13からの出力
Vgとメモリ47からの係数β(n−1)と計数演算回
路48からの計数γnとを乗じてn回動における擬似ト
ルクXnを出力する乗算回路で、変換回路38、パワア
ンプ39を介して負荷トルク発生手段12のコイル12
cを励磁して擬似トルクXnに見合った負荷トルクXp
nを発生させる。
Vgとメモリ47からの係数β(n−1)と計数演算回
路48からの計数γnとを乗じてn回動における擬似ト
ルクXnを出力する乗算回路で、変換回路38、パワア
ンプ39を介して負荷トルク発生手段12のコイル12
cを励磁して擬似トルクXnに見合った負荷トルクXp
nを発生させる。
【0047】次に、図14に基づいて動作を説明する。
回動数Pはトルクの変動によって変動するものである
が、説明の都合上、ここでは回動数Pは1回動中は一定
とした。なお、図14に示すとおり、目標値Qは、慣性
力の影響を抑えた適当な値に設定されている。また、筋
力訓練に先立って回動数Pは、目標値QよりもΔP1だ
け大きいP11になっているとする。
回動数Pはトルクの変動によって変動するものである
が、説明の都合上、ここでは回動数Pは1回動中は一定
とした。なお、図14に示すとおり、目標値Qは、慣性
力の影響を抑えた適当な値に設定されている。また、筋
力訓練に先立って回動数Pは、目標値QよりもΔP1だ
け大きいP11になっているとする。
【0048】1.回動角度が0゜から360゜のとき ペダル6及び7を踏み込んで擬似トルク発生手段13か
ら図14に符号Vgで示す一定のピーク値Vgmの正弦
波状の電圧が出力される。第1回動は、係数βとγ1
は、共に「1」に初期設定されているから、乗算回路4
9からは、擬似トルクX1=β0・Vgが出力される。
この擬似トルクX1に相当する負荷トルクXp1が負荷
トルク発生手段12から出力される。また、擬似トルク
X1は1回動毎にトルク波形メモリ50に記録されて表
示手段51に表示される。ペダル6が1回動すると、死
点検出回路35が作動し、回動数検出手段41はその時
点での回動数P11を検出する。倍率演算回路42は目
標値Qに対する比B=P11/Qを演算し、計数演算回
路46は比Bに基づいて計数βを演算する。メモリ47
はβ1=β0・βを演算して第2回動によって書きかえ
られるまで記録する。なお、回動数P11は目標値Qに
対してΔP1だけ大きい。このため係数β>1、β1>
β0となる。従って、第2回動目の擬似トルクは計数γ
による増分に加重して計数βによっても増大する。
ら図14に符号Vgで示す一定のピーク値Vgmの正弦
波状の電圧が出力される。第1回動は、係数βとγ1
は、共に「1」に初期設定されているから、乗算回路4
9からは、擬似トルクX1=β0・Vgが出力される。
この擬似トルクX1に相当する負荷トルクXp1が負荷
トルク発生手段12から出力される。また、擬似トルク
X1は1回動毎にトルク波形メモリ50に記録されて表
示手段51に表示される。ペダル6が1回動すると、死
点検出回路35が作動し、回動数検出手段41はその時
点での回動数P11を検出する。倍率演算回路42は目
標値Qに対する比B=P11/Qを演算し、計数演算回
路46は比Bに基づいて計数βを演算する。メモリ47
はβ1=β0・βを演算して第2回動によって書きかえ
られるまで記録する。なお、回動数P11は目標値Qに
対してΔP1だけ大きい。このため係数β>1、β1>
β0となる。従って、第2回動目の擬似トルクは計数γ
による増分に加重して計数βによっても増大する。
【0049】回動角度が360゜から720゜のとき 乗算回路49は、メモリ47から係数β1を、また、計
数演算回路48からは計数γ2をそれぞれ読み取って擬
似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算して擬似ト
ルクX2(=γ2・β1・V0)を出力する。この擬似
トルクX2はトルク波形メモリ50に記録されて表示器
51に表示されると共に、相当する負荷トルクXp2が
負荷トルク発生手段12から出力される。擬似トルクX
2は擬似トルクX1よりもΔX1だけ大きくなる。回動
数Pを目標値Qに漸近させるためである。ペダル6が2
回動すると、死点検出回路35が作動し、回動数検出手
段41はその時点での回動数P12を検出する。倍率演
算回路42は目標値Qに対する比B=P12/Qを演算
し、計数演算回路46は比Bに基づいて計数βを演算す
る。メモリ47はβ2=β1・βを演算して第3回動に
よって書きかえられるまで記録する。また、計数演算回
路48は死点検出回路35の作動により、計数γ3を出
力する。なお、回動数P12は目標値Qに対してΔP2
だけ大きいが、B=P12/Q<1.05とする。この
場合係数β=1となり、従って、計数βによる回動数P
の抑制はなく、β2=β1となる。
数演算回路48からは計数γ2をそれぞれ読み取って擬
似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算して擬似ト
ルクX2(=γ2・β1・V0)を出力する。この擬似
トルクX2はトルク波形メモリ50に記録されて表示器
51に表示されると共に、相当する負荷トルクXp2が
負荷トルク発生手段12から出力される。擬似トルクX
2は擬似トルクX1よりもΔX1だけ大きくなる。回動
数Pを目標値Qに漸近させるためである。ペダル6が2
回動すると、死点検出回路35が作動し、回動数検出手
段41はその時点での回動数P12を検出する。倍率演
算回路42は目標値Qに対する比B=P12/Qを演算
し、計数演算回路46は比Bに基づいて計数βを演算す
る。メモリ47はβ2=β1・βを演算して第3回動に
よって書きかえられるまで記録する。また、計数演算回
路48は死点検出回路35の作動により、計数γ3を出
力する。なお、回動数P12は目標値Qに対してΔP2
だけ大きいが、B=P12/Q<1.05とする。この
場合係数β=1となり、従って、計数βによる回動数P
の抑制はなく、β2=β1となる。
【0050】回動角度が720゜から1080゜のとき 同様に、乗算回路49は、メモリ47から係数β2を、
また、計数演算回路48からは係数γ3をそれぞれ読み
取って擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算し
て擬似トルクX3(=γ3・β2・Vg)を出力する。
この擬似トルクX3はトルク波形メモリ50に記録され
て表示器51に表示されると共に、相当する負荷トルク
Xp3が負荷トルク発生手段12から出力される。擬似
トルクX3は擬似トルクX2よりもΔX2だけ大きくな
る。これは係数γ3による増分である。これによって回
動数P13は目標値Qに一致したとする。ペダル6が3
回動すると、死点検出回路35が作動し、回動数検出手
段41はその時点での回動数P13を検出する。倍率演
算回路42は目標値Qに対する比B=P13/Qを演算
し、計数演算回路46は比Bに基づいて計数β3を演算
する。ここでは比B=1であるからβ=1となり、メモ
リ44はβ3=β2=β1となって第4回動によって書
きかえられるまで記録する。
また、計数演算回路48からは係数γ3をそれぞれ読み
取って擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算し
て擬似トルクX3(=γ3・β2・Vg)を出力する。
この擬似トルクX3はトルク波形メモリ50に記録され
て表示器51に表示されると共に、相当する負荷トルク
Xp3が負荷トルク発生手段12から出力される。擬似
トルクX3は擬似トルクX2よりもΔX2だけ大きくな
る。これは係数γ3による増分である。これによって回
動数P13は目標値Qに一致したとする。ペダル6が3
回動すると、死点検出回路35が作動し、回動数検出手
段41はその時点での回動数P13を検出する。倍率演
算回路42は目標値Qに対する比B=P13/Qを演算
し、計数演算回路46は比Bに基づいて計数β3を演算
する。ここでは比B=1であるからβ=1となり、メモ
リ44はβ3=β2=β1となって第4回動によって書
きかえられるまで記録する。
【0051】回動角度が1080゜から1260゜のと
き 同様に、乗算回路49は、メモリ47から係数β3を、
また、計数演算回路48からは係数γ4をそれぞれ読み
取って擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算し
て擬似トルクX4(=γ4・β3・Vg)を出力する。
この擬似トルクX4はトルク波形メモリ50に記録され
て表示器51に表示されると共に、相当する負荷トルク
Xp4が負荷トルク発生手段12から出力される。擬似
トルクX4は擬似トルクX3よりもΔX3だけ大きくな
る。これは係数γ4による増分である。これによって回
動数P14は目標値QをΔP4下回り、大幅に減少した
とする。この減少によってそれ迄の擬似トルクX3が回
動数Qにおける最大の擬似トルクとなり、そのトルク波
形が表示手段51に表示される。
き 同様に、乗算回路49は、メモリ47から係数β3を、
また、計数演算回路48からは係数γ4をそれぞれ読み
取って擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算し
て擬似トルクX4(=γ4・β3・Vg)を出力する。
この擬似トルクX4はトルク波形メモリ50に記録され
て表示器51に表示されると共に、相当する負荷トルク
Xp4が負荷トルク発生手段12から出力される。擬似
トルクX4は擬似トルクX3よりもΔX3だけ大きくな
る。これは係数γ4による増分である。これによって回
動数P14は目標値QをΔP4下回り、大幅に減少した
とする。この減少によってそれ迄の擬似トルクX3が回
動数Qにおける最大の擬似トルクとなり、そのトルク波
形が表示手段51に表示される。
【0052】上記実施の形態3によれば、係数演算回路
46によって目標回動数Qを維持しつつ、係数演算回路
48で擬似トルクを徐々に増大するようにしたので、任
意に設定した目標回動数Qにおける最大擬似トルク、即
ち、最大筋力を検知することができる。
46によって目標回動数Qを維持しつつ、係数演算回路
48で擬似トルクを徐々に増大するようにしたので、任
意に設定した目標回動数Qにおける最大擬似トルク、即
ち、最大筋力を検知することができる。
【0053】実施の形態4.実施の形態4は、脈拍数等
の生体情報を目標値に維持した状態でペダル6及び7の
踏下げ力一定の筋力訓練を可能とするものである。図1
5及び図16は、実施の形態4を示す。なお、全体構成
は図1に準ずる。図中、図1から図14と同符号は同一
又は相当部分を示す。61は生体情報である脈拍を検出
する脈拍検出器、62は生体情報検知手段である脈拍数
検出回路で、脈拍検出器61の出力を計数して単位時間
当たりの脈拍数Tを検出し、死点検出回路35の作動信
号によってリセットされる。21は生体情報の目標値R
を設定する設定手段、63は目標値Rに対する脈拍数T
の比C、即ちC=T/Rを演算する倍率演算回路、64
は演算結果の比Cから擬似トルク発生手段13からの出
力Vgに乗ずる係数δを演算する係数演算回路である。
の生体情報を目標値に維持した状態でペダル6及び7の
踏下げ力一定の筋力訓練を可能とするものである。図1
5及び図16は、実施の形態4を示す。なお、全体構成
は図1に準ずる。図中、図1から図14と同符号は同一
又は相当部分を示す。61は生体情報である脈拍を検出
する脈拍検出器、62は生体情報検知手段である脈拍数
検出回路で、脈拍検出器61の出力を計数して単位時間
当たりの脈拍数Tを検出し、死点検出回路35の作動信
号によってリセットされる。21は生体情報の目標値R
を設定する設定手段、63は目標値Rに対する脈拍数T
の比C、即ちC=T/Rを演算する倍率演算回路、64
は演算結果の比Cから擬似トルク発生手段13からの出
力Vgに乗ずる係数δを演算する係数演算回路である。
【0054】65は係数δが演算されると、その係数δ
が演算された回動の直前の回動までの各回動における全
係数δを全て乗じ、その結果を記憶するメモリで、実施
の形態2におけるメモリ44と同様であって、第n回動
では、第(n−1)回動で演算された係数δと係数δ
(n−2)の乗算値であるδ(n−1)が出力Vgに乗
ずる係数として使用される。66は擬似トルク発生手段
13からの出力Vgと係数δ(n−1)を乗じてn回動
における擬似トルクXnを出力する乗算回路で、変換回
路38、パワアンプ39を介して負荷トルク発生手段1
2のコイル12cを励磁して擬似トルクXnに見合った
負荷トルクXpnを発生させる。
が演算された回動の直前の回動までの各回動における全
係数δを全て乗じ、その結果を記憶するメモリで、実施
の形態2におけるメモリ44と同様であって、第n回動
では、第(n−1)回動で演算された係数δと係数δ
(n−2)の乗算値であるδ(n−1)が出力Vgに乗
ずる係数として使用される。66は擬似トルク発生手段
13からの出力Vgと係数δ(n−1)を乗じてn回動
における擬似トルクXnを出力する乗算回路で、変換回
路38、パワアンプ39を介して負荷トルク発生手段1
2のコイル12cを励磁して擬似トルクXnに見合った
負荷トルクXpnを発生させる。
【0055】図16に基づいて動作を説明する。脈拍数
Tはペダル6、従ってクランク軸8の1回動で急変する
ことはないが、説明の都合上、ここでは図16に示すと
おり変化するものとし、各1回動の終了時点の脈拍数T
を検出する。 1.回動角度が0゜から360゜のとき ペダル6及び7を踏み込んで擬似トルク発生手段13か
ら図16に符号Vgで示す一定のピーク値Vgmの正弦
波状電圧が出力される。第1回動では、係数βは「1」
に、係数δ0にそれぞれ初期設定されているから、乗算
回路66からは、擬似トルクX1=δ0・Vgが出力さ
れる。この擬似トルクX1に相当する負荷トルクXp1
が負荷トルク発生手段12から出力される。脈拍数Tは
当初は目標値を下回っており、ペダル6が1回動すると
死点検出回路35が作動し、脈拍数検出回路62は脈拍
数T1を検出する。この脈拍数T1は目標値RよりもΔ
T1だけ小さいとする。このため、倍率演算回路63
は、比C<1を出力し、係数演算回路64は係数δ>1
を演算してメモリ65でδ1=δ0・δが演算されて記
録され、次の回動に備える。
Tはペダル6、従ってクランク軸8の1回動で急変する
ことはないが、説明の都合上、ここでは図16に示すと
おり変化するものとし、各1回動の終了時点の脈拍数T
を検出する。 1.回動角度が0゜から360゜のとき ペダル6及び7を踏み込んで擬似トルク発生手段13か
ら図16に符号Vgで示す一定のピーク値Vgmの正弦
波状電圧が出力される。第1回動では、係数βは「1」
に、係数δ0にそれぞれ初期設定されているから、乗算
回路66からは、擬似トルクX1=δ0・Vgが出力さ
れる。この擬似トルクX1に相当する負荷トルクXp1
が負荷トルク発生手段12から出力される。脈拍数Tは
当初は目標値を下回っており、ペダル6が1回動すると
死点検出回路35が作動し、脈拍数検出回路62は脈拍
数T1を検出する。この脈拍数T1は目標値RよりもΔ
T1だけ小さいとする。このため、倍率演算回路63
は、比C<1を出力し、係数演算回路64は係数δ>1
を演算してメモリ65でδ1=δ0・δが演算されて記
録され、次の回動に備える。
【0056】2.回動角度が360゜から720゜のと
き 乗算回路66は、メモリ65から係数δ1を読み取って
擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算して擬似
トルクX2を出力する。この擬似トルクX2に相当する
負荷トルクXp2が負荷トルク発生手段12から出力さ
れる。擬似トルクX2は擬似トルクX1よりもΔX1だ
け大きい。脈拍数Tを目標値Rに漸近させるためであ
る。ペダル6が2回動すると、死点検出回路35が作動
し、脈拍数検出回路62は脈拍数T2を検出する。この
脈拍数T2は目標値RよりもΔT2だけ大きいとする。
このため、倍率演算回路63は、比C>1を出力し、係
数演算回路64は係数δ<1を演算してメモリ65でδ
2=δ1・δが演算されて記録され、次の回動に備え
る。
き 乗算回路66は、メモリ65から係数δ1を読み取って
擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算して擬似
トルクX2を出力する。この擬似トルクX2に相当する
負荷トルクXp2が負荷トルク発生手段12から出力さ
れる。擬似トルクX2は擬似トルクX1よりもΔX1だ
け大きい。脈拍数Tを目標値Rに漸近させるためであ
る。ペダル6が2回動すると、死点検出回路35が作動
し、脈拍数検出回路62は脈拍数T2を検出する。この
脈拍数T2は目標値RよりもΔT2だけ大きいとする。
このため、倍率演算回路63は、比C>1を出力し、係
数演算回路64は係数δ<1を演算してメモリ65でδ
2=δ1・δが演算されて記録され、次の回動に備え
る。
【0057】3.回動角度がが720゜から1080゜
のとき 同様に、乗算回路66は、メモリ65から係数δ2を読
み取って擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算
して擬似トルクX3を出力する。この擬似トルクX3に
相当する負荷トルクXp3が負荷トルク発生手段12か
ら出力される。擬似トルクX3は擬似トルクX2よりも
ΔX2だけ小さい。脈拍数Tを目標値Rに漸近させるた
めである。ペダル6が3回動すると、死点検出回路35
が作動し、脈拍数検出回路62は脈拍数T3を検出す
る。この脈拍数T3は目標値Rと一致する。このため、
倍率演算回路63は、比C=1を出力し、係数演算回路
64は係数δ=1を演算してメモリ65でδ3=δ2・
δ=δ2が演算されて記録され、次の回動に備える。
のとき 同様に、乗算回路66は、メモリ65から係数δ2を読
み取って擬似トルク発生手段13からの電圧Vgと乗算
して擬似トルクX3を出力する。この擬似トルクX3に
相当する負荷トルクXp3が負荷トルク発生手段12か
ら出力される。擬似トルクX3は擬似トルクX2よりも
ΔX2だけ小さい。脈拍数Tを目標値Rに漸近させるた
めである。ペダル6が3回動すると、死点検出回路35
が作動し、脈拍数検出回路62は脈拍数T3を検出す
る。この脈拍数T3は目標値Rと一致する。このため、
倍率演算回路63は、比C=1を出力し、係数演算回路
64は係数δ=1を演算してメモリ65でδ3=δ2・
δ=δ2が演算されて記録され、次の回動に備える。
【0058】4.回動角度が1080゜から1260゜
のとき 同様に、乗算回路66は、擬似トルクX3と同値の擬似
トルクX4を出力し、相当する負荷トルクXp4が負荷
トルク発生手段12から出力される。脈拍数T3と目標
値Rは一致するから、以後、擬似トルクX4で回動する
ことになる。
のとき 同様に、乗算回路66は、擬似トルクX3と同値の擬似
トルクX4を出力し、相当する負荷トルクXp4が負荷
トルク発生手段12から出力される。脈拍数T3と目標
値Rは一致するから、以後、擬似トルクX4で回動する
ことになる。
【0059】上記実施の形態4によれば、脈拍数Tを計
測し、この計測値Tに基づいて擬似トルクXnを増減さ
せるようにしたので、目標の脈拍数Rに滑らかに一致さ
せてペダル6及び7の踏下げ力一定の筋力訓練が可能と
なる。なお、上記実施の形態4では、生体情報として脈
拍数を例示したが、生体情報はこれに限られるものでは
なく、呼吸数であってもよく、呼気中の炭酸ガス量であ
ってもよい。
測し、この計測値Tに基づいて擬似トルクXnを増減さ
せるようにしたので、目標の脈拍数Rに滑らかに一致さ
せてペダル6及び7の踏下げ力一定の筋力訓練が可能と
なる。なお、上記実施の形態4では、生体情報として脈
拍数を例示したが、生体情報はこれに限られるものでは
なく、呼吸数であってもよく、呼気中の炭酸ガス量であ
ってもよい。
【0060】実施の形態5.上記各実施の形態では、擬
似トルク発生手段13は、楕円状のカム14とポテンシ
ョメータ15からなるものとしたが、この実施の形態5
では、図17に示したとおり、擬似トルク発生手段13
から出力される正弦波状の電圧波形に相当する値を、ペ
ダル6の回動角度と共に配列して表にし、この表をメモ
リ74に記録しておいて、回動計24のパルスを計数す
ることによりペダル6の回動角度を検知して、所定の回
動角度ごとに対応する電圧波形値を上記メモリ74から
読み取り、この読み取られた値から擬似トルクを出力手
段76から出力するようにしたものである。
似トルク発生手段13は、楕円状のカム14とポテンシ
ョメータ15からなるものとしたが、この実施の形態5
では、図17に示したとおり、擬似トルク発生手段13
から出力される正弦波状の電圧波形に相当する値を、ペ
ダル6の回動角度と共に配列して表にし、この表をメモ
リ74に記録しておいて、回動計24のパルスを計数す
ることによりペダル6の回動角度を検知して、所定の回
動角度ごとに対応する電圧波形値を上記メモリ74から
読み取り、この読み取られた値から擬似トルクを出力手
段76から出力するようにしたものである。
【0061】図18は実施の形態5の動作を示す流れ図
である。手順S1でペダル6が上死点に達し、死点検出
手段23が突起片22と対抗して作動すると、手順S2
で回動角度θが「0」にリセットされる。ペダル6が上
死点外のときは手順S1から手順S3に移る。手順S3
でパルス発生器24bからのパルス信号が入力されると
回動角度θが1゜加算される。パルス信号が入力されな
ければ処理を終わり、次の割込みを待つ。手順S5で回
動角度θが範囲外となった場合は、手順S6で回動角度
θは「0」にリセットされる。手順S7で回動角度θに
対応する電圧波形値Vgをメモリ74から読取り、手順
S8で電圧波形値Vgを制御手段25へ出力する。
である。手順S1でペダル6が上死点に達し、死点検出
手段23が突起片22と対抗して作動すると、手順S2
で回動角度θが「0」にリセットされる。ペダル6が上
死点外のときは手順S1から手順S3に移る。手順S3
でパルス発生器24bからのパルス信号が入力されると
回動角度θが1゜加算される。パルス信号が入力されな
ければ処理を終わり、次の割込みを待つ。手順S5で回
動角度θが範囲外となった場合は、手順S6で回動角度
θは「0」にリセットされる。手順S7で回動角度θに
対応する電圧波形値Vgをメモリ74から読取り、手順
S8で電圧波形値Vgを制御手段25へ出力する。
【0062】上記実施の形態5によれば、メモリ74の
内容は容易に書きかえることができる。この変更によっ
て実情に更に適合した擬似トルクを発生させることがで
きる。なお、実施の形態5では、擬似トルク発生手段1
3から出力される正弦波状の電圧波形に相当する値Vg
が出力されるものとしたが、例えば図7において、乗算
回路37から出力される擬似トルクXn相当値を出力す
るものとしてもよい。
内容は容易に書きかえることができる。この変更によっ
て実情に更に適合した擬似トルクを発生させることがで
きる。なお、実施の形態5では、擬似トルク発生手段1
3から出力される正弦波状の電圧波形に相当する値Vg
が出力されるものとしたが、例えば図7において、乗算
回路37から出力される擬似トルクXn相当値を出力す
るものとしてもよい。
【0063】実施の形態6.実施の形態6は、図19に
示すように、サドル4に跨座する替わりに椅子83に腰
掛けてペダル6及び7を踏むようにしたものである。即
ち、本体フレーム2のペダル装着部81の後方に低床部
82が設けられ、ペダル6及び7を回動する際に腰掛け
る椅子83が、低床部82上にペダル装着部81との間
に人MMが横行可能な空間84を隔てて載置され、か
つ、ハンドル85が本体フレーム2に前後方向に進退自
在に取り付けられたものである。このものにあっても、
実施の形態1から4と同様に機能すると共に、跨座を必
要としないこと、更にハンドル85が進退することのた
めに、乗降が容易であり、かつ、楽な姿勢でペダル操作
ができる。更に、サドル4に比べて安定感があり、高齢
者や病人等であっても利用し易い。
示すように、サドル4に跨座する替わりに椅子83に腰
掛けてペダル6及び7を踏むようにしたものである。即
ち、本体フレーム2のペダル装着部81の後方に低床部
82が設けられ、ペダル6及び7を回動する際に腰掛け
る椅子83が、低床部82上にペダル装着部81との間
に人MMが横行可能な空間84を隔てて載置され、か
つ、ハンドル85が本体フレーム2に前後方向に進退自
在に取り付けられたものである。このものにあっても、
実施の形態1から4と同様に機能すると共に、跨座を必
要としないこと、更にハンドル85が進退することのた
めに、乗降が容易であり、かつ、楽な姿勢でペダル操作
ができる。更に、サドル4に比べて安定感があり、高齢
者や病人等であっても利用し易い。
【0064】実施の形態7.実施の形態7は、図20に
示すように、実施の形態6のハンドル85に替えて椅子
83の両側に把持体86を固着したもので、人MMはこ
の把持体86を把持してペダル6及び7を回動させるよ
うにしたものである。このものにあっても利用し易いこ
とに加えて、把持体86を肘掛と兼用できるので見栄え
がよい。
示すように、実施の形態6のハンドル85に替えて椅子
83の両側に把持体86を固着したもので、人MMはこ
の把持体86を把持してペダル6及び7を回動させるよ
うにしたものである。このものにあっても利用し易いこ
とに加えて、把持体86を肘掛と兼用できるので見栄え
がよい。
【0065】
【発明の効果】この発明は以上述べたとおり構成されて
いるので、以下の効果を奏する。この発明に係る第1の
ペダル式回動運動装置は、ペダルを踏み下げることによ
りクランク軸の回動角度に応じて変化するクランク軸ト
ルクを擬似した擬似トルクを発生させ、この擬似トルク
の変化に合わせて負荷トルクを変化するようにしておい
て、擬似トルクを別途設定された目標値と比較し、この
比較結果に基づいて擬似トルクを漸増又は漸減して得ら
れた値を新たな負荷トルクとして設定することにより、
擬似トルクを目標値に漸近させるようにして、筋力訓練
をするものである。このため、擬似トルクを目標値に一
致させるようにしたので、クランク軸トルクを実測し
て、その実測値を目標値に一致させる場合に比べて装置
が簡単になる、という効果を奏する。また、擬似トルク
をクランク軸トルクの波形に合わせて変化させたので、
実情にあった踏下げ力で筋力訓練をすることができる、
という効果も奏する。更に、擬似トルクを目標値と比較
し、その結果によって擬似トルクを漸増又は漸減するよ
うにしたので、目標値に滑らかに漸近させることができ
る、という効果も奏する。
いるので、以下の効果を奏する。この発明に係る第1の
ペダル式回動運動装置は、ペダルを踏み下げることによ
りクランク軸の回動角度に応じて変化するクランク軸ト
ルクを擬似した擬似トルクを発生させ、この擬似トルク
の変化に合わせて負荷トルクを変化するようにしておい
て、擬似トルクを別途設定された目標値と比較し、この
比較結果に基づいて擬似トルクを漸増又は漸減して得ら
れた値を新たな負荷トルクとして設定することにより、
擬似トルクを目標値に漸近させるようにして、筋力訓練
をするものである。このため、擬似トルクを目標値に一
致させるようにしたので、クランク軸トルクを実測し
て、その実測値を目標値に一致させる場合に比べて装置
が簡単になる、という効果を奏する。また、擬似トルク
をクランク軸トルクの波形に合わせて変化させたので、
実情にあった踏下げ力で筋力訓練をすることができる、
という効果も奏する。更に、擬似トルクを目標値と比較
し、その結果によって擬似トルクを漸増又は漸減するよ
うにしたので、目標値に滑らかに漸近させることができ
る、という効果も奏する。
【0066】この発明に係る第2のペダル式回動運動装
置は、クランク軸の回動数に対して目標値を設定し、こ
の目標値と計測された回動数とを比較し、この比較結果
に基づいて擬似トルクを漸増又は漸減して得られた値を
新たな負荷トルクとして設定することにより回動数を目
標値に漸近させるようにして、筋力訓練をするものであ
る。このため、クランク軸の回動数と目標回動数を比較
し、その結果によって擬似トルクを増減させて目標値に
一致させるようにしたので、目標値へ滑らかに移行でき
ると共に、目標回動数の下でペダルの踏下げによる筋力
訓練が可能となる、という効果も奏する。
置は、クランク軸の回動数に対して目標値を設定し、こ
の目標値と計測された回動数とを比較し、この比較結果
に基づいて擬似トルクを漸増又は漸減して得られた値を
新たな負荷トルクとして設定することにより回動数を目
標値に漸近させるようにして、筋力訓練をするものであ
る。このため、クランク軸の回動数と目標回動数を比較
し、その結果によって擬似トルクを増減させて目標値に
一致させるようにしたので、目標値へ滑らかに移行でき
ると共に、目標回動数の下でペダルの踏下げによる筋力
訓練が可能となる、という効果も奏する。
【0067】この発明に係る第3のペダル式回動運動装
置は、クランク軸の回動数に対して目標値を設定し、こ
の目標値を上回った場合は、擬似トルクを漸増させて目
標値の下でクランク軸を回動するようにしておいて、ク
ランク軸が回動するごとに擬似トルクを漸増させてい
き、クランク軸の回動数が目標値よりも減少したときの
擬似トルクを最大の擬似トルクとして表示手段に表示す
るようにしたものである。このため、目標回動数を維持
しつつ、擬似トルクを徐々に増大するようにしたので、
任意に設定した目標回動数の下で最大筋力を検知するこ
とができる、という効果も奏する。
置は、クランク軸の回動数に対して目標値を設定し、こ
の目標値を上回った場合は、擬似トルクを漸増させて目
標値の下でクランク軸を回動するようにしておいて、ク
ランク軸が回動するごとに擬似トルクを漸増させてい
き、クランク軸の回動数が目標値よりも減少したときの
擬似トルクを最大の擬似トルクとして表示手段に表示す
るようにしたものである。このため、目標回動数を維持
しつつ、擬似トルクを徐々に増大するようにしたので、
任意に設定した目標回動数の下で最大筋力を検知するこ
とができる、という効果も奏する。
【0068】この発明に係る第4のペダル式回動運動装
置は、運動者の生体情報に対して目標値を設定し、この
目標値と検知された生体情報とを比較し、この比較結果
に基づいて擬似トルクを漸増又は漸減させた値を新たな
負荷トルクとして設定することにより運動者の生体情報
を目標値に漸近させるようにして、筋力訓練をするもの
である。このため、脈拍数を計測し、この計測値に基づ
いて擬似トルクを増減させるようにしたので、目標の脈
拍数に滑らかに一致させた筋力訓練が可能となる、とい
う効果も奏する。
置は、運動者の生体情報に対して目標値を設定し、この
目標値と検知された生体情報とを比較し、この比較結果
に基づいて擬似トルクを漸増又は漸減させた値を新たな
負荷トルクとして設定することにより運動者の生体情報
を目標値に漸近させるようにして、筋力訓練をするもの
である。このため、脈拍数を計測し、この計測値に基づ
いて擬似トルクを増減させるようにしたので、目標の脈
拍数に滑らかに一致させた筋力訓練が可能となる、とい
う効果も奏する。
【0069】この発明に係る第5のペダル式回動運動装
置は、第1のペダル式回動運動装置において、擬似トル
ク制御手段を、トルク設定手段によって設定された目標
値に対する擬似トルクの最大値の比を演算し、この演算
結果から得られた係数を擬似トルクに乗算することによ
って漸増又は漸減させるようにしたものである。このた
め、最大値は検出が容易であり、かつ、比較がこの最大
値に限られるので、制御回路が簡単になる、という効果
を奏する。
置は、第1のペダル式回動運動装置において、擬似トル
ク制御手段を、トルク設定手段によって設定された目標
値に対する擬似トルクの最大値の比を演算し、この演算
結果から得られた係数を擬似トルクに乗算することによ
って漸増又は漸減させるようにしたものである。このた
め、最大値は検出が容易であり、かつ、比較がこの最大
値に限られるので、制御回路が簡単になる、という効果
を奏する。
【0070】この発明に係る第6のペダル式回動運動装
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、擬似トルク発生手段を、クランク軸に楕円形
のカムを固着し、このカムに係合して進退移動して移動
量相当分の電圧を出力するポテンショメータに基づいて
擬似トルクを発生させるようにしたものである。このた
め、擬似トルク発生手段は、クランク軸8の回動角度に
応じて変化するクランク軸トルクを擬似した信号を出力
し、実情に合ったペダルの踏下げによる筋力訓練が可能
となる、という効果を奏する。
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、擬似トルク発生手段を、クランク軸に楕円形
のカムを固着し、このカムに係合して進退移動して移動
量相当分の電圧を出力するポテンショメータに基づいて
擬似トルクを発生させるようにしたものである。このた
め、擬似トルク発生手段は、クランク軸8の回動角度に
応じて変化するクランク軸トルクを擬似した信号を出力
し、実情に合ったペダルの踏下げによる筋力訓練が可能
となる、という効果を奏する。
【0071】この発明に係る第7のペダル式回動運動装
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、擬似トルク発生手段を、クランク軸トルクに
擬似させたトルク値を、クランク軸の回動角度と共に配
列して記録したメモリと、クランク軸の回動角度を検出
して対応するトルク値をメモリから読み取り、この読み
取られたトルク値から擬似トルクを発生させるようにし
たものである。このため、メモリの内容を変更すること
によって実情に更に適合した擬似トルクを容易に発生さ
せることができる、という効果を奏する。
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、擬似トルク発生手段を、クランク軸トルクに
擬似させたトルク値を、クランク軸の回動角度と共に配
列して記録したメモリと、クランク軸の回動角度を検出
して対応するトルク値をメモリから読み取り、この読み
取られたトルク値から擬似トルクを発生させるようにし
たものである。このため、メモリの内容を変更すること
によって実情に更に適合した擬似トルクを容易に発生さ
せることができる、という効果を奏する。
【0072】この発明に係る第8のペダル式回動運動装
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、ペダルを回動する際に人が跨座するサドル
と、このサドルの前方に人が把持するハンドルとを本体
フレームに立設したものである。このため、ペダルを踏
下する際に体重を乗せて大きな力を掛けることができ
る、という効果を奏する。
置は、第1から第4のいずれかのペダル式回動運動装置
において、ペダルを回動する際に人が跨座するサドル
と、このサドルの前方に人が把持するハンドルとを本体
フレームに立設したものである。このため、ペダルを踏
下する際に体重を乗せて大きな力を掛けることができ
る、という効果を奏する。
【0073】この発明に係る第9のペダル式回動運動装
置は、第1から第5のいずれかのペダル式回動運動装置
において、本体フレームのペダル装着部の後方に低床部
を設け、この低床部に人が横行可能な空間を隔てて椅子
を載置し、この椅子に座ってペダルを回動するようにし
たものである。このため、跨座を必要とせず乗降が容易
であって、高齢者や病人等にも利用し易い、という効果
を奏する。
置は、第1から第5のいずれかのペダル式回動運動装置
において、本体フレームのペダル装着部の後方に低床部
を設け、この低床部に人が横行可能な空間を隔てて椅子
を載置し、この椅子に座ってペダルを回動するようにし
たものである。このため、跨座を必要とせず乗降が容易
であって、高齢者や病人等にも利用し易い、という効果
を奏する。
【0074】この発明に係る第10のペダル式回動運動
装置は、第9のペダル式回動運動装置において、椅子の
両側にペダルを回動する際に人が把持する把持体を取り
付けたものである。このものにあっても利用し易いこと
に加えて、把持体を肘掛と兼用できるので見栄えがよ
い、という効果を併せ奏する。
装置は、第9のペダル式回動運動装置において、椅子の
両側にペダルを回動する際に人が把持する把持体を取り
付けたものである。このものにあっても利用し易いこと
に加えて、把持体を肘掛と兼用できるので見栄えがよ
い、という効果を併せ奏する。
【0075】この発明に係る第11のペダル式回動運動
装置は、第9のペダル式回動運動装置において、椅子の
前方の本体フレームにペダルを回動させる際に人が把持
するハンドルを立設したものである。このものにあって
も利用し易いことに加えて、腕力の訓練もできる、とい
う効果を併せ奏する。
装置は、第9のペダル式回動運動装置において、椅子の
前方の本体フレームにペダルを回動させる際に人が把持
するハンドルを立設したものである。このものにあって
も利用し易いことに加えて、腕力の訓練もできる、とい
う効果を併せ奏する。
【図1】 この発明の実施の形態1におけるペダル式回
動運動装置の全体構成図。
動運動装置の全体構成図。
【図2】 図1のII−II線断面を図示矢印方向から
見た断面図。
見た断面図。
【図3】 図1のIII−III線断面を図示矢印方向
から見た断面図。
から見た断面図。
【図4】 この発明の要部詳細を一部断面で示す側面
図。
図。
【図5】 この発明の要部の動作説明図。
【図6】 この発明の要部の動作説明図。
【図7】 この発明の実施の形態1における制御回路の
ブロック図。
ブロック図。
【図8】 この発明の実施の形態1における動作説明
図。
図。
【図9】 この発明の実施の形態2におけるペダル式回
動運動装置の全体構成図。
動運動装置の全体構成図。
【図10】 図9のX−X線断面を図示矢印方向から見
た断面図。
た断面図。
【図11】 この発明の実施の形態2における制御回路
のブロック図。
のブロック図。
【図12】 この発明の実施の形態2における動作説明
図。
図。
【図13】 この発明の実施の形態3における制御回路
のブロック図。
のブロック図。
【図14】 この発明の実施の形態3における動作説明
図。
図。
【図15】 この発明の実施の形態4における制御回路
のブロック図。
のブロック図。
【図16】 この発明の実施の形態4における動作説明
図。
図。
【図17】 この発明の実施の形態5におけるブロック
図。
図。
【図18】 この発明の実施の形態5における動作の流
れ図。
れ図。
【図19】 この発明の実施の形態6におけるペダル式
回動運動装置の側面図。
回動運動装置の側面図。
【図20】 この発明の実施の形態7におけるペダル式
回動運動装置の側面図。
回動運動装置の側面図。
【図21】 従来のペダル式回動運動装置の全体構成
図。
図。
1 ペダル式回動運動装置、 2 本体フレーム、 3
ハンドル、 4 サドル、 5 第1ギヤ、 6 ペ
ダル、 6a ギヤクランク 7 ペダル、7a ギヤ
クランク、 8 クランク軸、 9 第2ギヤ(回動
体)、 10軸、 11 タイミングベルト、 12
負荷トルク発生手段、 12a 固定部、 12b 回
動体、 12c コイル、 13 擬似トルク発生手
段、 14 カム、 14a 転子、 15ポテンショ
メータ、21 設定手段、 22 突起片、 23 死
点検出手段、 24 回転計、24a 円板、 24b
パルス発生器、 25 制御手段、 81 ペダル装
着部、 82 低床部、 83 椅子、 84 空間、
85 ハンドル、86 把持体、 Gc 擬似トルク
制御手段、 Lc 負荷トルク制御手段、MM 人。
ハンドル、 4 サドル、 5 第1ギヤ、 6 ペ
ダル、 6a ギヤクランク 7 ペダル、7a ギヤ
クランク、 8 クランク軸、 9 第2ギヤ(回動
体)、 10軸、 11 タイミングベルト、 12
負荷トルク発生手段、 12a 固定部、 12b 回
動体、 12c コイル、 13 擬似トルク発生手
段、 14 カム、 14a 転子、 15ポテンショ
メータ、21 設定手段、 22 突起片、 23 死
点検出手段、 24 回転計、24a 円板、 24b
パルス発生器、 25 制御手段、 81 ペダル装
着部、 82 低床部、 83 椅子、 84 空間、
85 ハンドル、86 把持体、 Gc 擬似トルク
制御手段、 Lc 負荷トルク制御手段、MM 人。
Claims (11)
- 【請求項1】 本体フレームに回動自在に軸支された回
動体に、任意設定された値の負荷トルクを生じさせる負
荷トルク発生手段を係合させると共に、上記本体フレー
ムに取り付けられたクランク軸に係止されたペダルを踏
み下げることにより上記クランク軸の回動角度に応じて
変化するクランク軸トルクを上記クランク軸に発生さ
せ、このクランク軸トルクによって上記負荷トルクに抗
して上記回動体を回動させることにより人の筋力訓練の
用に供されるペダル式回動運動装置において、上記クラ
ンク軸の回動角度に応じて変化して上記クランク軸トル
クを擬似した擬似トルクを発生する擬似トルク発生手段
と、上記擬似トルクに対して目標値を設定するトルク設
定手段と、このトルク設定手段によって設定された上記
目標値と上記擬似トルク発生手段から発生された上記擬
似トルクとを比較し、この比較結果に基づいて上記擬似
トルクを漸増又は漸減させる擬似トルク制御手段と、こ
の擬似トルク制御手段によって制御された上記擬似トル
クを新たな上記負荷トルクとして発生するように上記負
荷トルク発生手段を制御することにより上記擬似トルク
を上記目標値に漸近させる負荷トルク制御手段とを備え
たペダル式回動運動装置。 - 【請求項2】 本体フレームに回動自在に軸支された回
動体に、任意設定された値の負荷トルクを生じさせる負
荷トルク発生手段を係合させると共に、上記本体フレー
ムに取り付けられたクランク軸に係止されたペダルを踏
み下げることにより上記クランク軸の回動に応じて変化
するクランク軸トルクを上記クランク軸に発生させ、こ
のクランク軸トルクによって上記負荷トルクに抗して上
記回動体を回動させることにより人の筋力訓練の用に供
されるペダル式回動運動装置において、上記クランク軸
の回動角度に応じて変化して上記クランク軸トルクを擬
似した擬似トルクを発生する擬似トルク発生手段と、上
記クランク軸の回動数に対して目標値を設定する回動数
設定手段と、上記クランク軸の上記回動数を計測する回
動数計測手段と、上記回動数の上記目標値と上記計測値
とを比較し、この比較結果に基づいて上記擬似トルクを
漸増又は漸減させる擬似トルク制御手段と、この擬似ト
ルク制御手段によって制御された上記擬似トルクを新た
な上記負荷トルクとして発生するように上記負荷トルク
発生手段を制御することにより上記回動数を上記目標値
に漸近させる負荷トルク制御手段とを備えたペダル式回
動運動装置。 - 【請求項3】 本体フレームに回動自在に軸支された回
動体に、任意設定された値の負荷トルクを生じさせる負
荷トルク発生手段を係合させると共に、上記本体フレー
ムに取り付けられたクランク軸に係止されたペダルを踏
み下げることにより上記クランク軸の回動角度に応じて
変化するクランク軸トルクを上記クランク軸に発生さ
せ、このクランク軸トルクによって上記負荷トルクに抗
して上記回動体を回動させることにより人の筋力訓練の
用に供されるペダル式回動運動装置において、上記クラ
ンク軸の回動角度に応じて変化して上記クランク軸トル
クを擬似した擬似トルクを発生する擬似トルク発生手段
と、上記クランク軸の回動数を所定値に設定する回動数
設定手段と、上記クランク軸の上記回動数を計測する回
動数計測手段と、上記クランク軸が回動するごとに上記
擬似トルクを漸増させる擬似トルク漸増手段と、上記擬
似トルクを表示する表示手段と、上記擬似トルクを上記
擬似トルク漸増手段に従って漸増させると共に、上記ク
ランク軸の上記回動数が上記所定値を上回った場合は、
上記擬似トルク漸増手段による漸増分に、上記回動数の
増加による漸増分を加重して上記擬似トルクを漸増させ
る擬似トルク制御手段と、この擬似トルク制御手段によ
って制御された上記擬似トルクを新たな上記負荷トルク
として発生するように上記負荷トルク発生手段を制御す
ることにより上記所定値の回動数で上記擬似トルクを漸
増させ、上記クランク軸の回動数が上記所定値よりも減
少したときの上記擬似トルクを最大の上記擬似トルクと
して上記表示手段に表示する負荷トルク制御手段とを備
えたペダル式回動運動装置。 - 【請求項4】 本体フレームに回動自在に軸支された回
動体に、任意設定された値の負荷トルクを生じさせる負
荷トルク発生手段を係合させると共に、上記本体フレー
ムに取り付けられたクランク軸に係止されたペダルを踏
み下げることにより上記クランク軸の回動角度によって
変化するクランク軸トルクを上記クランク軸に発生さ
せ、このクランク軸トルクによって上記負荷トルクに抗
して上記回動体を回動させることにより人の筋力訓練の
用に供されるペダル式回動運動装置において、上記クラ
ンク軸の回動角度に応じて変化して上記クランク軸トル
クを擬似した擬似トルクを発生する擬似トルク発生手段
と、上記人の生体情報を検知する生体情報検知手段と、
上記生体情報に対して目標値を設定する生体情報設定手
段と、上記生体情報の上記目標値と上記検知値とを比較
し、この比較結果に基づいて上記擬似トルクを漸増又は
漸減させる擬似トルク制御手段と、この擬似トルク制御
手段によって制御された上記擬似トルクを新たな上記負
荷トルクとして発生するように上記負荷トルク発生手段
を制御することにより上記生体情報を上記目標値に漸近
させる負荷トルク制御手段とを備えたペダル式回動運動
装置。 - 【請求項5】 擬似トルク制御手段を、トルク設定手段
によって設定された目標値に対する擬似トルクの最大値
の比を演算し、この演算結果から得られた係数を上記擬
似トルクに乗算することによって漸増又は漸減させるも
のとした請求項1に記載のペダル式回動運動装置。 - 【請求項6】 擬似トルク発生手段を、クランク軸に固
着された楕円形のカムと、このカムの外周面を転動する
転子と、この転子によって駆動されて電圧が印加された
抵抗素子に摺動して進退移動して上記電圧を分圧するポ
テンショメータに基づいて擬似トルクを発生させるもの
とした請求項1から請求項4のいずれかに記載のペダル
式回動運動装置。 - 【請求項7】 擬似トルク発生手段を、クランク軸トル
クに擬似させたトルク値を、クランク軸の回動角度と共
に配列して記録されたメモリと、上記クランク軸の上記
回動角度を検出して対応する上記トルク値を上記メモリ
から読み取り、この読み取られたトルク値から上記擬似
トルクを発生させるものとした請求項1から請求項4の
いずれかに記載のペダル式回動運動装置。 - 【請求項8】 本体フレームに、ペダルを回動する際に
人が跨座するサドルと、このサドルの前方に上記人が把
持するハンドルとがそれぞれ立設された請求項1から4
のいずれかに記載のペダル式回動運動装置。 - 【請求項9】 本体フレームのペダル装着部の後方に低
床部が設けられ、上記ペダルを回動する際に座する椅子
が、上記低床部上に上記ペダル装着部との間に人が横行
可能な空間を隔てて載置された請求項1から4のいずれ
かに記載のペダル式回動運動装置。 - 【請求項10】 椅子の両側にペダルを回動させる際に
人が把持する把持体が固着された請求項9に記載のペダ
ル式回動運動装置。 - 【請求項11】 椅子の前方の本体フレームにペダルを
回動させる際に人が把持するハンドルが立設された請求
項9に記載のペダル式回動運動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11135319A JP2000325497A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | ペダル式回転運動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11135319A JP2000325497A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | ペダル式回転運動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000325497A true JP2000325497A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15148978
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11135319A Pending JP2000325497A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | ペダル式回転運動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000325497A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008055995A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 電動自転車 |
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-
1999
- 1999-05-17 JP JP11135319A patent/JP2000325497A/ja active Pending
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