JP2000325184A - 流体圧入プレート及び流体圧入プレートの製造方法 - Google Patents
流体圧入プレート及び流体圧入プレートの製造方法Info
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- JP2000325184A JP2000325184A JP11143116A JP14311699A JP2000325184A JP 2000325184 A JP2000325184 A JP 2000325184A JP 11143116 A JP11143116 A JP 11143116A JP 14311699 A JP14311699 A JP 14311699A JP 2000325184 A JP2000325184 A JP 2000325184A
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Abstract
トが大きく、縁部が長くなっても、容易に製造を行なう
ことができる流体圧入プレートを提供する。 【解決手段】流体圧入プレート11は一対の表層シート
12,13を備え、その表層シート12,13の内側に
立体織物14を設ける。この立体織物14は、生地1
5,16と、各生地15,16を連結する非伸張性を有
する複数の繋ぎ糸17とから構成する。シール帯19に
てシールされる部分は、表層シート12の平面状をなす
部分であって、シール帯19を平坦状に同部をシールす
る。シール帯19は、帯状に形成し、表層シート12,
13の縁部に沿って表層シート12,13に対して取着
し、このシール帯19により表層シート12,13の縁
部全体をシールする。
Description
等の流体を収容する流体圧入プレート及び流体圧入プレ
ートの製造方法に関するものである。
脂の表層シートを所望の形状の気密性の袋に加工し、そ
の中にエアや液体等の流体を封入した流体圧入プレート
が知られており、多種の用途に用いられている。この流
体圧入プレートは、局部的に応力を加えると、この応力
の加わった部分がへこみ、このへこんだ部分の流体が移
動し、他の部分を膨らます。そのため、従来の流体圧入
プレートは局部的に応力を加えると、全体的に変形す
る。そして従来、この現象が流体圧入プレートの特性と
考えられ、この特性を利用して各種の用途に利用されて
きた。
トの縁部を単に溶着してあるだけなので、流体が外部に
漏れやすく、表層シート内の密閉性が低かった。これを
解消するために、本出願人は特開平11−36170号
において、密閉性の高い流体圧入プレートとを提案して
いる。図9(a)は、前記流体圧入プレートの要部断面
図、図9(b)は同じく流体圧入する前の要部断面図で
ある。
(a)に示すように上下一対の表層シート112,11
3と、前記表層シート間に固定された繊維基材114
と、表層シート112,113を外部でシールするシー
ル部材123とにて構成されている。前記繊維基材11
4は表層シート112,113の内側に設けられ、相対
する生地115,116が非伸張性の繋ぎ糸117を介
して連結されている。前記シール部材123は前記表層
シート112,113の縁部に沿って溶着又は接着する
ことにより、表層シート112,113の外部をシール
し、表層シート112,113を袋状に形成している。
部材123を表層シート112,113の縁部にてシー
ルする場合、図9(b)に示すように、シール部材12
3を折った状態で表層シートに対して接着又は溶着して
いるため、シール部材123の長さ方向全体に亘って折
曲げ作業が必要であった。
113が大きくなって、その縁部の全長が長くなると、
シール部材123の折曲げ部分も長くなり、折曲げ作業
が難しくなる問題があった。
なされたものであり、その目的は、シール部材の折曲げ
作業が少なくでき、表層シートが大きく、縁部が長くな
っても、容易に製造を行なうことができる流体圧入プレ
ートを提供することにある。
は、袋状をなし流体を収容するための表層部材と、前記
表層部材の内側に設けられ、相対する生地が非伸張性の
繋ぎ糸を介して連結されてなる繊維基材と、前記表層部
材を外部でシールするシール部材を備え、前記シール部
材により表層部材内の密閉性を保持するようにした流体
圧入プレートにおいて、前記表層部材における前記シー
ル部材にてシールされる部分の少なくとも一部は、折曲
げ加工されていないシール部材にてシールされているこ
とを特徴とする流体圧入プレートを要旨とするものであ
る。
て、前記シール部材にてシールされる部分は、表層部材
の平面状をなす部分であって、同シール部材は平坦状に
同部をシールした流体圧入プレートを要旨とするもので
ある。なお、本明細書でいう、平坦状とは、シール部材
の折曲げが必要でないような状態をいい、シール部材が
折曲されて平坦とならない場合を除外する意味である。
又、平面状をなす部分とは、全体が略平面であればよ
く、若干の湾曲面は含む意味である。
求項2において、前記シール部材は、帯状に形成される
とともに、表層部材の縁部に沿って表層部材に対して取
着されている流体圧入プレートを要旨とするものであ
る。
求項3において、前記表層部材は、上下一対からなり、
いずれか一方の表層部材は、他方の表層部材の表面積よ
りも大きくされ、同表面積の大きな表層部材の周縁は、
互いに内方に向かうように形成されている流体圧入プレ
ートを要旨とするものである。
て、前記表面積の大きい表層部材は、前記シール部材に
近接した縁部を含み、流体が圧入されて三次元形状にさ
れた際にその縁部が立ち上がるように形成されている流
体圧入プレートを要旨とするものである。
対の表層部材の内側面のそれぞれに対して相対する生地
が非伸張性の繋ぎ糸を介して連結されてなる繊維基材を
接着する第1工程と、前記両表層部材の縁部を互いに一
側方に平行にずらして、縁部間を表裏面に露出させた状
態で、その縁部間を跨るよう表層部材に対してシール部
材を接着する第2工程と、前記第2工程とは異なる前記
両表層部材の縁部を互いに他側方に平行にずらして、そ
の縁部間を表裏面に露出させた状態で、その縁部間を跨
るように同表層部材に対してシール部材を接着する第3
工程と、前記第2工程及び第3工程でもシールされてい
ないコーナ部における表層部材間の縁部間を跨るように
予め湾曲形成したシール部材で接着する工程とを含むこ
とを特徴とする流体圧入プレートの製造方法を要旨とす
るものである。
部材におけるシール部材にてシールされる部分は、シー
ル部材にてシールされる部分の少なくとも一部が、折曲
げ加工されていないシール部材にてシールされる。
てシールされる部分は、表層部材の平面状をなす部分で
あって、同シール部材は平坦状に同部をシールしている
ため、シール部材を折曲げずに、表層部材に対して、取
着することができる。
れたシール部材は表層部材の縁部に沿わせることによ
り、折り曲げずに表層部材に対して取着することができ
る。請求項4に記載の発明では、表面積の大きな表層部
材の周縁は、互いに内方に向かうように形成し、表面積
の小さな表層部材を表面積の大きい表層部材の周縁に沿
って、配置することにより、シールされる部分は、平面
状となる。このため、同部分において、シール部材は折
り曲げることなく、表層部材に対して、取着される。
れて三次元形状にされた際に、表面積の大きい表層部材
の縁部が立ち上がる。請求項6に記載の発明では、第1
工程では、大きさが同じ一対の表層部材の内側面のそれ
ぞれに対して繊維基材を接着する。第2工程では、両表
層部材の縁部を互いに一側方に平行にずらして、縁部間
を表裏面に露出させた状態で、その縁部間を跨るよう表
層部材に対してシール部材を接着する。第3工程では、
第2工程とは異なる前記両表層部材の縁部を互いに他側
方に平行にずらして、その縁部間を表裏面に露出させた
状態で、その縁部間を跨るように同表層部材に対してシ
ール部材を接着する。第4工程では、前記第2工程及び
第3工程でもシールされていないコーナ部における表層
部材間の縁部間を跨るように予め湾曲形成したシール部
材で接着する。
具体化した第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明す
る。
なす流体圧入プレート11は、合成樹脂(塩化ビニル樹
脂)からなる表層部材としての一対の表層シート12,
13を備えている。その表層シート12,13の内側に
は合成繊維(レーヨン)からなる繊維基材としての立体
織物14が設けられている。この立体織物14は、各表
層シート12,13の内面にそれぞれ接着剤により接着
されている生地15,16と、各生地15,16を連結
する非伸張性を有する複数の繋ぎ糸17とから構成され
ている。繋ぎ糸17は生地15,16間に縫い付けられ
ている。
シートの四方側縁が縁部12aを介して内方へ折曲げら
れ、各コーナ部に相当する部分は図3及び図4に示すよ
うに予め所定の円弧状に形成されている。表層シート1
3は、前記表層シート12よりもその面積が小さくされ
て平面四角形状に形成され、前記表層シート12の内方
に折曲げされた縁部にて形成される開口部を塞ぐように
配置されている。
縁部に沿って合成樹脂(塩化ビニル樹脂)からなるシー
ル部材としてのシール帯19が設けられ、そのシール帯
19は各表層シート12,13の外部においてその縁部
全体を包囲した状態で溶着されている。本実施形態で
は、シール帯は無端状の四角リング状に形成されてい
る。このシール帯19により表層シート12,13の縁
部全体がシールされている。そして、流体圧入プレート
11の内部空間には図示しないエア取入れ口を介して流
体としてのエアが圧入されると、流体圧入プレート11
は直方体状に膨らみ形成される。前記エア取入れ口は、
流体圧入プレートの任意の箇所に形成された孔に設けら
れており、自動車のタイヤチューブに使用されている空
気バルブ等からなる。
めに、表層シート12,13、生地15,16、シール
帯19等の厚さを誇張して描いてある。さて、上記のよ
うに構成された流体圧入プレート11の内部空間にエア
が送り込まれると、表層シート12の縁部12aが立ち
上がって、流体圧入プレート11全体が膨らみ、繋ぎ糸
17の張力でもって各表層シート12,13はその周縁
部付近を除いて平行に保持される。そして、エアが収容
された状態において、シール帯19により表層シート1
2,13の縁部がシールされているため、流体圧入プレ
ート11の内部空間の密閉性が高くなり、エアが抜ける
ことはない。
ついて説明する。図3に示すように四角形状の表層シー
ト12の縁部12aを立ち上げ、各コーナ部を円弧状に
予め形成するとともに、縁部を内方に向かうように折曲
形成しておく。この場合、表層シート12は熱可塑性で
あるため、加熱することにより、同部分の円弧状の形成
を容易に行なうことができる。次に、各表層シート1
2,13の内側面に立体織物14の生地15,16を接
着することにより、各表層シート12,13の間に立体
織物14を介在させる。このとき、表層シート13は、
表層シート12よりも表面積が小さく、表層シート12
の内方に折れ曲がった縁部にて形成される開口部内に位
置させておく。
シール材によりなるシール帯19により、各表層シート
12,13の縁部間に位置するようにして配置し、その
シール帯19を表層シート12,13の縁部に対して超
音波溶着する。
以下に記載する。 (1) 繋ぎ糸17の長さを部分的に変えた立体織物1
4を基材に用いることにより、種々の形状の流体圧入プ
レート11を製造することができる。例えば、表面が一
方向に傾斜した平坦な板状の流体圧入プレート11や、
表面が波形等の所望の形状した流体圧入プレート11と
することができる。
的に応力を加えた場合、その部分がへこむためには、他
の部分が膨らむ必要があるが、相対する立体織物14の
生地15,16が繋ぎ糸17により連結され、両表層シ
ート12,13が適宜間隔に保持されているため、流体
圧入プレート11に局部的に応力を加えても、その部分
がほとんどへこむことがないとともに、他の部分が膨ら
むことがない。従って、流体圧入プレート11でありな
がら、形状保持性がよくなる。
小さく畳めるという特性、流動体としてエアを圧入した
際には軽くて水に浮くという特性、丸みを帯びない所望
の形状に作成できるという特性を流体圧入プレート11
に持たせることができる。更には流体圧入プレート11
を水に沈めたり、重くする必要があるときには、流動体
として比重の大きい液体や粉体を封入することによっ
て、簡単に種々の用途に変更して使用することができ
る。
に挿入し、膨らませることにより荷を持ち上げるエアー
ジャッキ、積み荷と積み荷との間に挿入し、膨らませる
ことにより荷崩れしないようにするダンネージバッグ、
コンクリート型枠、布団、自動車用マット、アウトドア
用グランドマット、アウトドア用グランドマット、アウ
トドア用テーブル又は椅子、建築用間仕切り、エアフェ
ンス、衝撃吸収保護マット、架設貯水槽、簡易浴槽、仮
設プール、広告柱、広告板、エアーシュウター、ボート
用桟橋の浮体、船の補助フロート、筏、仮橋、ボート、
オイルフェンス、自動車用エアバッグ(緊急時に膨張し
て人体を保護するものであるが、膨らみ過ぎの反動によ
り生じる二次災害を防止できる)等に使用することがで
きる。
2,13の縁部に沿って折曲げ加工されていないシール
帯19を設け、このシール帯19により両表層シート1
2,13内のエアが抜けないように表層シート12,1
3の縁部をシールした。従って、流体圧入プレート11
の密閉性を高くすることができ、エアが抜けるのを確実
に防止することができる。
の縁部を内方に向くように予め折曲げて、各表層シート
12,13の間に立体織物14を介在した後、各表層シ
ート12,13の縁部をシール帯19を溶着したため、
シール帯19を折曲げすることなく、シール帯19の溶
着作業が行い易くなる。なお、表層シート12の内方へ
の折曲げは、コーナ部を円弧状にするとき、そのコーナ
部の縁部を内方に向けさせることによって、略全体の縁
部を内方に向けさせることができる。このことから、従
来はシール帯全体を折曲する場合と異なり、表層シート
12の折曲は、主にコーナ部という比較的その折曲箇所
が少ないため、その表層シート12の内方への折曲作業
は、簡易なものとなっている。
レート11を簡単に製造することができる。又、各表層
シート12,13の外部においてシール帯19を溶着し
たため、例えば表層シート12,13の内部においてシ
ール帯19を溶着するよりも、作業を容易に行うことが
できる。
ール部材)にてシールされる部分は、表層シート12
(表層部材)の平面状をなす部分であって、同シール帯
19は平坦状に同部をシールした。この結果、シール帯
19を折曲げずに、表層シート12,13に対して、取
着することができる。
は、帯状に形成されるとともに、表層シート12,13
の縁部に沿って表層シート12,13に対して取着し
た。この結果、帯状に形成されたシール帯19は表層シ
ート12,13の縁部に沿わせることにより、折り曲げ
ずに表層シート12,13に対して取着することができ
る。
2,13は、上下一対からなり、表層シート12は、他
方の表層シート13の表面積よりも大きくし、表層シー
ト12の周縁は、互いに内方に向かうように形成した。
この結果、シールされる部分は、平面状となり、同部分
において、シール帯19は折り曲げることなく、表層シ
ート12,13に対して、取着することができる。
2は、シール帯19に近接した縁部12aを備え、流体
が圧入されて三次元形状にされた際にその縁部12aが
立ち上がるように形成した。この結果、縁部12aに
て、立体形状の形成を行なうことができる。
圧入プレート11を図5〜図8を参照して説明する。な
お、前記第1実施形態と異なるところを中心にして説明
し、同一構成又は相当する構成については同一符号を付
してその説明を省略する。
は、表層部材としての一対の表層シート12,13は同
一形状及び同一面積を有する平面正方形状をなしている
ところ、及び、表層シート12,13の四方周縁の直線
部分の縁部がそれぞれ4片の折曲げ加工されていないシ
ール帯19a〜19dにて溶着されるとともに、各コー
ナ部が4片のコーナシール帯20a〜20c(図7にお
いては、説明の便宜上、コーナシール帯は3片のみ図示
されている。)にて溶着されているところが異なってい
る。そして、立体織物14の構成及び組付け構造は、第
1実施形態と同様に構成されている。なお、本実施形態
では、表層シート12,13の四方の縁部12a,13
aが立体織物14の四方縁部よりも側方に突出するよう
に、立体織物14の正方形状は小さくされている。
dは図8(a),図8(b)に示すように予め所定の円
弧状に形成されたものが接着されている。このシール帯
19a〜19d及びコーナシール帯20a〜20dによ
り表層シート12,13の縁部12a,13a全体がシ
ールされている。そして、流体圧入プレート11の内部
空間には図示しないエア取入れ口を介して流体としての
エアが圧入されると、流体圧入プレート11は直方体状
に膨らみ形成される。前記エア取入れ口は、第1実施形
態と同様に流体圧入プレートの任意の箇所に形成された
孔に設けられ、自動車のタイヤチューブに使用されてい
る空気バルブ等からなる。
レート11の製造方法について説明する。なお、図5〜
図7(b)においては理解を容易にするために、表層シ
ート12,13、生地15,16、シール帯19等の厚
さを誇張して描いてある。
に立体織物14の生地15,16を接着剤にて接着し、
図5(a)に示すように、各表層シート12,13の間
に立体織物14を介在させる。次に、図5(b)及び図
5(c)に示すように表層シート12,13を一側方
(図5(b)及び図5(c)においては、反X矢印方
向)に向かって、X方向、及び反X方向側の縁部が平行
となるようにずらして配置する。
12,13のX方向、及び反X方向側に位置する両縁部
12a,13aは、一方が表面側に、他方が裏面側に位
置する。この状態で図6(a)に示すように、その表裏
面側に位置する表層シート12,13の縁部12a,1
3aに対して、その縁部12a,13aよりも短いシー
ル帯19a,19bを超音波溶着する。
方向に向かって、X方向、及び反X方向側の縁部が図5
(a)に示す位置、すなわち、元に戻るように平行にず
らして配置する。次に、6(c)に示すように表層シー
ト12,13をY方向に向かって、Y方向、及び反Y方
向側の縁部12a,13aが平行となるようにずらして
配置する。
シート12,13のY方向、及び反Y方向側に位置する
両縁部12a,13aは、一方が表面側に、他方が裏面
側に位置する。この状態で図7(a)に示すように、そ
の表裏面側に位置する表層シート12,13の縁部12
a,13aに対して、その縁部12a,13aよりも短
いシール帯19c,19dを超音波溶着する。
印方向に向かって、Y方向、及び反Y方向側の縁部12
a,13aが図5(a)に示す位置、すなわち、元に戻
るように平行にずらして配置する。
うに、合成樹脂(塩化ビニル樹脂)からなる各コーナシ
ール帯20a〜20dを円弧状に予め形成するととも
に、縁部を内方に向かうように湾曲形成しておく。この
場合、コーナシール帯20a〜20dは熱可塑性である
ため加熱することにより、同部分の円弧状の形成を容易
に行なうことができる。このように形成されたコーナシ
ール帯20a〜20dを図7(b)に示した状態の表層
シート12,13の各コーナ部の縁部12a,13aに
対して、超音波溶着する(図7(c)参照)。なお、こ
のときコーナシール帯20a〜20dの両端部は、それ
ぞれ隣接するシール帯19a〜19dの表面に対して超
音波溶着する。
部12a,13aがシール帯19a〜19d、及びコー
ナシール帯20a〜20dにてシールされる。次に、前
記実施形態から見い出せる効果を以下に記載する。
形態の(1)〜(5)、(7),(8)の作用効果を奏
する。 (2) 本実施形態では、表層シート12,13の互い
に直交するX方向及びY方向において、それぞれ縁部を
平行にずらすことにより、表面及び裏面側に位置した縁
部12a,13a間をシール帯19a〜19dにて超音
波接着し、残りのコーナ部の縁部12a,13a間を、
予め湾曲して形成したコーナシール帯20a〜20dに
て超音波接着した。このため、シール帯19a〜19d
を折曲げすることなく、シール帯19の溶着作業が行い
易くなる。従って、本実施形態によれば、流体圧入プレ
ート11を簡単に製造することができる。
ール部材)にてシールされる部分は、表層シート12
(表層部材)の平面状をなす部分であって、同シール帯
19は平坦状に同部をシールした。この結果、シール帯
19を折曲げずに、表層シート12,13に対して、取
着することができる。
2,13は、シール帯19に近接した縁部12a,13
aを備え、流体が圧入されて三次元形状にされた際にそ
の縁部12a,13aが立ち上がるように形成した。こ
の結果、縁部12a,13aにて、立体形状の形成を行
なうことができる。
てもよい。 (1) 立体織物14の材質をレーヨン以外にも、ナイ
ロン、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊維、又
は綿や麻等の天然繊維にすること。
化ビニル樹脂以外にも、オレフィン系樹脂、ウレタン系
樹脂にすること。 (3) シール帯19を各表層シート12,13に対し
て接着剤により接着すること。
こと。 (5) 前記実施形態では、非伸張性の繋ぎ糸17の長
さを同じにしたが、この繋ぎ糸17の長さを変えること
によって流体圧入プレート11の厚みを変えること。
エステル、ナイロン等より形成される合成繊維にて構成
し、さらに、所定又は任意の間隔をおいて織り込んだ織
物の表裏面を、塩化ビニル樹脂によりコーティングして
もよい。
思想について以下に記載する。 (a) 前記表層部材の形状を平面四角形状に形成した
請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の流体
圧入プレート。
ナ部に相当する部分をシールするシール部材の部分を容
易かつ確実に形成することができる。
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、シール部材の折曲げ作業が少なくでき、表
層シートが大きく、縁部が長くなっても、容易に製造を
行なうことができる。
の平面状をなす部分であって、同シール部材は平坦状に
同部をシールしているため、シール部材を折曲げずに、
表層部材に対して、取着することができる。
成されたシール部材は表層部材の縁部に沿わせることに
より、折り曲げずに表層部材に対して取着することがで
きる。
大きな表層部材の周縁は、互いに内方に向かうように形
成し、表面積の小さな表層部材を表面積の大きい表層部
材の周縁に沿って、配置しているため、シールされる部
分は、平面状とすることができ、このため、同部分にお
いて、シール部材は折り曲げることなく、表層部材に対
して、取着できる。
入されて三次元形状にされた際に、表面積の大きい表層
部材の縁部が立ち上がり、立体形状とすることができ
る。請求項6に記載の発明によれば、請求項1の流体圧
入プレートを容易に製造することができる。
の斜視図。
図、(b)は流体圧入プレートの製造過程を示す断面
図。
図。
図。
視図、(b)は、製造工程時の説明のための流体圧入プ
レートの断面図、(c)は、同じく流体圧入プレートの
斜視図。
時の説明のための斜視図。
時の説明のための斜視図。
るシール部材の斜視図、(b)は同じく平面図。
レートの要部断面図、(b)は流体圧入プレートの製造
過程を示す要部断面図。
層部材)、12a,13a…縁部、14…立体織物(繊
維基材)、15,16…生地、17…繋ぎ糸、19…シ
ール帯(シール部材)。
Claims (6)
- 【請求項1】 袋状をなし流体を収容するための表層部
材と、 前記表層部材の内側に設けられ、相対する生地が非伸張
性の繋ぎ糸を介して連結されてなる繊維基材と、 前記表層部材を外部でシールするシール部材を備え、 前記シール部材により表層部材内の密閉性を保持するよ
うにした流体圧入プレートにおいて、 前記表層部材における前記シール部材にてシールされる
部分の少なくとも一部は、折曲げ加工されていないシー
ル部材にてシールされていることを特徴とする流体圧入
プレート。 - 【請求項2】 前記シール部材にてシールされる部分
は、表層部材の平面状をなす部分であって、同シール部
材は平坦状に同部をシールしたことを特徴とする請求項
1に記載の流体圧入プレート。 - 【請求項3】 前記シール部材は、帯状に形成されると
ともに、表層部材の縁部に沿って表層部材に対して取着
されている請求項1又は請求項2に記載の流体圧入プレ
ート。 - 【請求項4】 前記表層部材は、上下一対からなり、い
ずれか一方の表層部材は、他方の表層部材の表面積より
も大きくされ、同表面積の大きな表層部材の周縁は、互
いに内方に向かうように形成されている請求項2又は請
求項3に記載の流体圧入プレート。 - 【請求項5】 前記表面積の大きい表層部材は、前記シ
ール部材に近接した縁部を含み、流体が圧入されて三次
元形状にされた際にその縁部が立ち上がるように形成さ
れていることを特徴とする請求項3に記載の流体圧入プ
レート。 - 【請求項6】 大きさが同じ一対の表層部材の内側面の
それぞれに対して相対する生地が非伸張性の繋ぎ糸を介
して連結されてなる繊維基材を接着する第1工程と、 前記両表層部材の縁部を互いに一側方に平行にずらし
て、縁部間を表裏面に露出させた状態で、その縁部間を
跨るよう表層部材に対してシール部材を接着する第2工
程と、 前記第2工程とは異なる前記両表層部材の縁部を互いに
他側方に平行にずらして、その縁部間を表裏面に露出さ
せた状態で、その縁部間を跨るように同表層部材に対し
てシール部材を接着する第3工程と、 前記第2工程及び第3工程でもシールされていないコー
ナ部における表層部材間の縁部間を跨るように予め湾曲
形成したシール部材で接着する工程とを含むことを特徴
とする流体圧入プレートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14311699A JP4058192B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 流体圧入プレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14311699A JP4058192B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 流体圧入プレート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000325184A true JP2000325184A (ja) | 2000-11-28 |
JP4058192B2 JP4058192B2 (ja) | 2008-03-05 |
Family
ID=15331299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14311699A Expired - Lifetime JP4058192B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 流体圧入プレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4058192B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008238845A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Joycraft Kk | ボート用浮力体 |
-
1999
- 1999-05-24 JP JP14311699A patent/JP4058192B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008238845A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Joycraft Kk | ボート用浮力体 |
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Publication number | Publication date |
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JP4058192B2 (ja) | 2008-03-05 |
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