JP2000324840A - 半波または複数経路高周波ダイオード整流回路 - Google Patents
半波または複数経路高周波ダイオード整流回路Info
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Abstract
電圧測定が可能なダイオード整流回路の提供 【解決手段】 少なくとも1つの整流ダイオードと少な
くとも1つの出力側キャパシタを有する半波又は多数経
路無線周波ダイオード整流回路において、出力が、ゼロ
バイアス時のビデオ帯抵抗と略同様な相対温度係数をも
ち非線形特性をもつ非線形負荷抵抗に与えられる。こう
することによって、出力電圧と入力電圧の2乗との線形
的関係が、2乗法則領域以外でも得られる。故に変調信
号の平均パワー値又はrms電圧値の測定も可能であ
る。
Description
整流ダイオード及び少なくとも1個の出力側充電容量を
持つ半波、全波、又は複数経路高周波ダイオード整流回
路に関する。
ダイオードにもとづくこのタイプのダイオード整流回路
は非常に広範な実施例によってよく知られている。図1
は、1個のダイオードVと1個の充電容量Crを持つ、
これら総ての回路について共通な基本的な配線接続を示
している。これらの回路は非常に小さい時定数とそれに
よるより高速な測定スピード持つように製造することが
でき、それらは、しばしば、パワー測定に対する熱セン
サーのかわりに使われる。
にも使われる。パワーとrms電圧の測定に対しては、
信号の種類に関係なく、出力電圧の平均値と入力電圧の
rms値Uinとの間の明確な相互関係が必須であり、
したがって、次式によって、パワーセンサーの終端抵抗
Z0で変換されるパワーが計算できる。
数関数的な電圧電流特性のために、ダイナミックレンジ
に狭い制限が課されている。すなわち、入力電圧の比較
的狭い範囲、いわゆる2乗法則領域でだけ、したがっ
て、厳密にいえば、出力電圧が入力電圧のrms値に忠
実に依存するこの領域内においてのみ、信号の形、変調
の形にかかわらず、パワー測定が可能となる。2乗法則
領域外では、入力電圧のピーク値が出力電圧のレベルの
決定に大きく影響するので、入力パワーと出力電圧の間
のはっきりとした相互関係は失われてしまう。
無変調のスペクトル的に純粋な信号−− に限れば、2
乗法則領域以外でも、その信号に対して入力電圧のrm
s値と出力電圧の間の特定の相互関係を、正確なパワー
測定の実行に使うことができる。
れた曲線の形から変わる(たとえば、スペクトル的に純
粋な信号のかわりに高調波を含む正弦波の測定)とか、
測定信号の包絡線が変調(AM、π/4−DQPSK、
QAM、等々)されていたりすると、2乗法則領域の外
では測定ずれが出てくる。
ーンを2乗法則カーブの領域外のも拡張するために、整
流ダイオードのビデオ帯抵抗値(ゼロバイアス時のビデ
オ抵抗値)(ゼロ点抵抗値)Roに対して適当であるよ
うに選んだオーミックな抵抗Rp(負温度係数(NT
C)サーミスター)で整流器の出力を負荷することが知
られている(Hoer, C. A., Roe K. C., Allread,C.M.,
ダイオード検出器の非線形性の測定とその最小化、IEEE
Transactions on Instrumentation and Measureme
nt IM-25巻、4号、1976年12月、324-329ページ)。
たとき、ダイナミックレンジの無負荷ダイオードに比べ
ての改善度17dBが得られる。しかし、オーミックな抵抗
で負荷をとっているために、出力電圧も同時に、無負荷
時の約1/3に減少し、したがって、比例範囲の実効的な
増加は約12dBに過ぎないと見なすことができる。
間の整合が不適当なために、強い温度依存性を持ってお
り、したがって、大量生産には単に条件付きで適してい
るに過ぎない。ダイナミックレンジが簡単な回路要素を
用いることによって2乗法則領域を超えて拡大でき、ま
た、改善された熱特性を持っていて、その結果、たとえ
ば、変調された正弦信号の平均パワー値測定もGHz領域
でさえ可能なダイオード整流回路を提供することが本発
明の目的である。
文の半波又は複数経路高周波ダイオード整流回路を用い
て達成され、その特徴は主請求項で述べられる。有利な
展開は付属請求項で述べられる。
(NTCサーミスター)の代わりに、整流ダイオードのビ
デオ帯抵抗値(video resistance)(ゼロバイアス時の
ビデオ抵抗値)(ゼロ点抵抗値)(der Nullpunktwider
stand)に等しくなるように選ばれた相対温度係数を持つ
非線形な負荷抵抗が用いられる。この負荷抵抗の非線形
性のために、線形の負荷抵抗を用いて場合よりも、より
高い出力電圧が得られ、また、負荷抵抗とビデオ抵抗値
の温度的な同期によって、出力電圧の温度係数は無負荷
整流器のそれに対応し、また、比例範囲の増加は約10dB
である。
なダイオード整流回路が得られており、それによって、
整流ダイオードの特性曲線の2乗法則領域外での変調正
弦信号の平均パワー値又はrms電圧値の測定も可能と
なっている。また、入力インピーダンスは2乗法則領域
外でも広範囲にほぼ同じ値に留まっている。
が、たとえば、ダイオードの通常の電圧-電流特性で表
されるように、非線形な関係にある抵抗であると理解さ
れている。このために、非線形な負荷抵抗は、好ましく
は、このようなダイオードによっても実現できる。
効的に、整流ダイオード(V)のゼロバイアス時のビデ
オ帯抵抗値(R0)と同じ相対温度係数を持ち、それに
よって入力パワーに対する出力電圧の関係の線形化が2
乗法則領域を越えて成り立つ非線形負荷抵抗(Rp)で
負荷されていることを特徴とする、少なくとも1個の整
流ダイオード(V)と少なくとも1個の出力側充電容量
(Cr)を持つ、半波又は複数経路高周波ダイオード整
流回路である。
てさらに:非線形負荷抵抗の相対温度係数が整流ダイオ
ード(V)のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値のそれか
ら±25%以上、好ましくは±2%以上は異なることの
ない、ことを特徴とする。
の回路であってさらに:非線形負荷抵抗が少なくとも1
個のダイオード(V1; V5からV7; V8から
V11)からなる、ことを特徴とする。
てさらに:非線形負荷抵抗を構成する単数又は複数のダ
イオードのゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値の相対温度
係数が整流ダイオード(V)のゼロバイアス時のビデオ
帯抵抗値のそれから±25%以上、好ましくは、±2%
以上異なることのない、ことを特徴とする。
の回路であってさらに:非線形抵抗を構成する単数又は
複数のダイオードの理想係数が整流ダイオード(V)の
理想係数から±25%以上異なることなく、なかんず
く、±2%以上異なることのない、ことを特徴とする。
のいずれか1つの回路であってさらに:非線形負荷抵抗
を構成する単数又は複数のダイオードと単数の整流ダイ
オード(V)又は複数の整流ダイオード(Va,Vb)
が同じ温度レベルに配設される、ことを特徴とする。
のいずれか1つの回路であってさらに:非線形負荷抵抗
を構成する単数又は複数のダイオードと単数の整流ダイ
オード(V)又は複数の整流ダイオード(Va,Vb)
がモノリシック集積回路の一部である、ことを特徴とす
る。
のいずれか1つの半波ダイオードであってさらに:整流
回路 非線形負荷抵抗(Rp)が直流電圧出力(A)と
入力電圧の測定基準点(M)との間に接続されている
(図4)、ことを特徴とする。
項7のいずれか1つの全波ダイオード整流回路であって
さらに:両極性の出力電圧を持ち、各々付属する出力側
充電容量(CraとCrb)を持つ2個の整流ダイオー
ド(Va とVb)からなり、非線形負荷抵抗
(Rpa,Rpb)がそれぞれ2つの直流電圧出力(A
a,Ab)と入力電圧の測定基準点(M)との間に接続
されている(図12a)、ことを特徴とする。
求項7のいずれか1つの全波ダイオード整流回路であっ
てさらに:両極性の出力電圧を持ち、各々付属する出力
側充電容量(CraとCrb)を持つ2個の整流ダイオ
ード(VaとVb)からなり、非線形負荷抵抗(Rp)
が2つの直流電圧出力(Aa,Ab)の間に接続されて
いる(図12b)、ことを特徴とする。
求項7のいずれか1つの全波又は多経路ダイオード整流
回路であってさらに:単極性の出力電圧を持ち、結合容
量(Ck)、1個又は1個以上の整流ダイオード(V
a とVb)、及び1個又は1個以上の 充電容量(C
r)などからなり、非線形負荷抵抗(Rp)が直流電圧
出力(A)と入力電圧の測定基準点(M)との間に接続
されている(図14)、ことを特徴とする。
9の回路であってさらに:非線形抵抗(Rp,Rpa,
Rpb)が、そのゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値が整
流ダイオード(V,Va,Vb)のゼロバイアス時のビ
デオ帯抵抗値から-50% から+100%以上異なることな
く、なかんずく、±10%以上異ななることのない1個の
ダイオード(V1)であり、また、その極性が整流電圧
によって逆方向に励起されるような極性である(図
6)、ことを特徴とする。
9の回路であってさらに:非線形抵抗(Rp,Rpa,
Rpb)が1個のダイオード(V5 )であって、それ
が逆方向に励起され、直列接続された2個の付加的ダイ
オード(V6,V7)がこの1個のダイオード(V5)
に、少なくともそのうちの1個は、それと同方向の極性
で、他の1個のダイオードは同方向か逆方向の極性で、
並列接続され、各ダイオードのゼロバイアス時のビデオ
帯抵抗値が整流ダイオード(V,Va,Vb)のゼロバ
イアス時のビデオ帯抵抗値から -50%から+100%以上異
なることなく、なかんずく、±10%以上異なることが
ない(図10と図11)ことを特徴とする。
項11の回路であってさらに:非線形負荷抵抗(Rp)
が請求項12又は請求項13中にある2個の負荷抵抗の
直列接続からなり、それらがそれぞれ整流ダイオード
(Va,Vb)のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値の平
均値になるようにとられていることをことを特徴とす
る。
項11の回路であってさらに:非線形負荷抵抗(Rp)
が請求項12又は請求項13中にある負荷抵抗からな
り、それが2個の整流ダイオード(Va,Vb)のゼロ
バイアス時のビデオ帯抵抗値の和になるようにされてい
ることを特徴とする。
項11の回路であってさらに:非線形負荷抵抗(Rp)
のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値が、2個の整流ダイ
オード(Va,Vb)のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗
値の平均値から-50% から+100%以上異なることなく、
なかんずく、±10%以上異ななることのない4個のダイ
オード(V8 からV11)からなり、また、その回路
は、そのうちの2個ずつが逆極性に直列接続され、さら
に、それら直列接続回路が並列に接続されたものである
(図13)ことを特徴とする。
項11の回路であってさらに:非線形負荷抵抗(Rp)
が逆極性で直列に接続された2個のダイオードからな
り、それらのゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値が、2個
の整流ダイオード(Va,V b)のゼロバイアス時のビ
デオ帯抵抗値の平均値の半分で、-50% から+100%以上
異なることなく、なかんずく、±10%以上異ななること
のないことを特徴とする。
それ以上の請求項の回路であってさらに:付加的な非線
形抵抗(Rs,Rsa,Rsb)が、単極性出力電圧を
持つ半波整流回路の場合には、単一出力(A)に、両方
向出力電圧を持つ複数経路整流回路の場合には、両方の
出力(AaとAb)に、それぞれ直列に接続され、それ
が出力抵抗の線形化を導き、それによって、その相対温
度係数が整流ダイオード(V)又は整流ダイオード(V
a,Vb)のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値の相対温
度係数にマッチさせられることを特徴とする。
ってさらに:ダイオードの回路網が非線形抵抗(Rs,
Rsa,Rsb)として用いられ、そのゼロバイアス時
のビデオ帯抵抗値の温度係数がほぼ整流ダイオード
(V)又は整流ダイオード(V a,Vb)のゼロバイア
ス時のビデオ帯抵抗値の温度係数に大体対応しているこ
とを特徴とする。
19の回路であってさらに:非線形抵抗(Rs,
Rsa,Rsb)の相対温度係数が、整流ダイオード
(V)又は整流ダイオード(Va,Vb)のゼロバイア
ス時のビデオ帯抵抗値のそれから-50% から+100%以上
異なることなく、なかんずく、±10%以上異ななること
のないことを特徴とする。
20のいずれか1つの回路であってさらに:非線形抵抗
(Rs,Rsa,Rsb)が、少なくとも1個のダイオ
ード(V4 )と少なくとも1個のNTC サーミスター
(R1)からなる(図8)ことを特徴とする。
いずれか1つの回路であってさらに:非線形抵抗
(Rs,Rsa,Rsb)が同方向に並列接続された2
個のダイオード(V2,V3)からなり、その陰極が正
の出力電圧を持つ回路中で(図9)、すなわち、その陽
極が負の出力電圧を持つ回路中で、整流ダイオード
(V,Va,Vb)と非線形負荷抵抗(Rs,Rsa,
Rsb)の接続点に接続され、それらのゼロバイアス時
のビデオ帯抵抗値が整流ダイオード(V)のゼロバイア
ス時のビデオ帯抵抗値又は整流ダイオード(Va,
Vb)のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値の平均値から
-50% から+100%以上異なることなく、また、好ましく
は±10%以上異なることのないことを特徴とする請求
項。
ってさらに:非線形抵抗(Rs,R sa,Rsb)が1
個のダイオード(V4)と1個のNTC サーミスター
(R 1)の並列接続によって構成され、ダイオードのカ
ソードターミナルが回路中で正の出力電圧を持ち(図
8)、すなわち、そのアノードターミナルが回路中で負
の出力電圧を持ち、整流ダイオード(V,Va,Vb)
と非線形負荷抵抗(Rs,Rsa,Rsb)との接続点
に接続され、ダイオード(V4)のゼロバイアス時のビ
デオ帯抵抗値が整流ダイオード(Va,Vb)のゼロバ
イアス時のビデオ帯抵抗値の平均値から-50% から+100
%以上異なることなく、好ましくは、整流ダイオード
(V)のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値又は整流ダイ
オード(Va,Vb)の抵抗値の平均値から±10%以上
異なることがなく、またNTC サーミスターの抵抗値
が好ましくは整流ダイオード(V)のゼロバイアス時の
ビデオ帯抵抗値又は整流ダイオード(Va,Vb)のゼ
ロバイアス時のビデオ帯抵抗値の平均値より55%±25%
大きく選ぶことを特徴とする。
発明をより詳細に説明する。図1に示されている半波整
流の基本的な回路に対して、理想的なダイオードVを仮
定すると、電圧 uv と電流 iv の間に次式の関係が存
在する。
流で、ショットキーダイオードの場合、次式が適用され
る。
lity factor, Idealitatsfaktor)としても知られてい
る。これは使われている技術によって変わり、その範囲
は1.0から1.5である。uTは熱エネルギーに等価な電圧
として知られており、下式(4)のように2つの自然定数
の他には、絶対温度Tにだけ依存する。
数、kはボルツマン定数(1.38・10− 23 J/K)、e0
は基本電子電荷(1.60・10−19C)、TはKで表した
温度、: e0ФBnはポテンシャル障壁、である。
圧電流特性は逆方向飽和電流 is と理想係数によって
完全に表すことができる。しかし飽和電流 is のかわ
りに、理想係数nとisに次式の関係でリンクしている
ゼロバイアスでのダイオードの抵抗値、すなわちビデオ
帯抵抗値値(video resistance)(der Nullpunktwiders
tand)の方を使う方が多い。
オーミック抵抗という直接の物理的な意味を持ってお
り、それは整流器の入出力抵抗として検知できるもので
ある。
オ抵抗値はisと同じ強い温度依存性を持っており、ま
た、実際、−− 障壁レベル e0ФBn に依存して
−− 15Kごとに倍又は半分になる。
値Uinを持つ正弦的な起電力を持つ電源からフィード
されており、出力電圧は、その入力が容量C1 によっ
て表される回路中でさらに処理される(この回路以後の
オーミックな入力抵抗は非常に大きいので、無視するこ
とができる)。
回路の入力を高周波的にデカップルすることである。ダ
イオードのゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値と負荷容量
Crの値によって決まる整流器の低周波側端のはるか上
で、しかもRi を無視すると全入力電圧Uin はダイ
オードの両端の間でドロップするので、整流器の出力電
圧uout は次の式によって表される。
ドを指定するパラメータのうち、ただ1個の係数nだけが
無負荷時の出力電圧レベルを決定することが式(6)から
分かる。IO(....) は第1種0次の変形ベッセル関数で
あり、それは Uin についてベキ級数に展開でき
る。高次の成分を無視すれば、2次までの範囲で、次式
を得る。
いる時に起こるように、ダイオードの逆方向飽和電流よ
りずっと小さい出力電流については、出力抵抗はダイオ
ードのゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値R0に等しく、
図2の線形等価回路図が適用でる。
Uin 2 との間の比例関係のため、時間的に変化す
る振幅の入力信号があるとき、出力電圧 uout の
平均値は常にの平均値に比例すること、すなわち、測定
信号のパワー平均値に比例することが保証されている。
価回路図においては、整流ダイオードVのところはR0
で表されなければならない。したがって無負荷出力電圧
は、式(6)に従えばもはや入力パワーに線形に依存し
なくなる。負荷インピーダンス(l/jωCr)・{Rd+(l
/jωC1)}/〔(l/jωCr)+{Rd+(l/jωC1)}〕
が、R0に対して、すなわち、整流電圧の高周波成分に
対して無視できなくなると、整流器の非線形出力インピ
ーダンスが妨害として目立つようになってくる。
る励起依存形の分圧が起こり、出力電圧が回路開放電圧
の平均値を超えて増加する。この影響は、高い波高率を
持つ広帯域高周波信号の場合(たとえば、W−CDM
A)に目立つ。−−そしてそれは、バンド幅が大きくな
るにつれて−−整流電圧の中に大きな振幅の高周波側成
分を含むことになる。
る整流器の測定範囲を増大するために、2段のステップ
が必要である。第1に、回路開放電圧は2乗法則領域に
よって達成されるよりも広い範囲にわたって Uin 2
に比例していなければならない。第2に、回路の出力抵
抗が線形化されていなければならない。この第2の対策
は、もし、整流電圧のすべてのスペクトル成分につい
て、関係する負荷インピーダンスがダイオードのゼロバ
イアス時のビデオ帯抵抗値に比して大きく、すなわち、
励起に依存する分圧が起こらないと予想できるものと保
証されるなら、省略してもかまわない。
の実施例を示しており、図4aは正の出力電圧のための
ダイオードVの構成を示しており、また、図4bは負の
出力電圧のための構成を示している。本発明によれば、
非線形負荷抵抗 Rp が整流電圧出力Aと入力電圧の共
通基準点Mとの間に接続されている。最適負荷抵抗Rp
の電圧電流特性に対して、下式9の関係が式(2)と式
(6)から導かれる。
整流器の開放回路出力電圧に対する出力電圧の関係が電
圧電流特性の最適領域を提供するが、それはまた種々の
やり方で近似することができる。
は、大きな温度範囲で線形化が維持されるように、常
に整流ダイオードVのビデオ帯抵抗値値と同じ相対温度
依存性を持っていなければならない。したがって、好ま
しくは、負荷抵抗は整流器にマッチした個別ダイオード
として、又は、整流ダイオードと同じ温度依存性を持つ
マッチしたダイオードのネットワークとして構成され
る。
って、直列接続の非線形抵抗 Rsによっても補償する
ことができ、それによって、線形出力抵抗Routと出
力に比例する開放回路電圧を持つ図5の線形出力等価回
路が得られる。
おり、したがって、ダイオードVと同じ温度レベルにあ
る本発明の非線形負荷抵抗Rpを用いると、比例領域は
約10dB、すなわち、基本的には線形負荷抵抗を持つ既知
の回路と同じ値だけ増大する。しかも、これが、十分に
改善された温度動作、すなわち、同一パワーにおいて、
比例範囲以外で入力アドミッタンスのより好ましい動作
が、より高い出力電圧とともに得られる。
ロバイアス時のビデオ帯抵抗値と理想係数が整流ダイオ
ードVの対応するパラメーターにできるだけ近いダイオ
ードV1が用いられる。図6は直列抵抗Rsを持つ場合
の実施例を示し、図7は直列抵抗を持たない場合の実施
例を示している。
対して、たとえばウエファー上の近接する場所から得ら
れたペアのダイオードを用いる場合(ダイオードペアの
形、又は4ダイオードセットの形で入手可能である)、
すべてのパラメーターの温度トラッキングが実際に見込
める。したがって、すべてのダイオードが同じ温度で配
設されているということにだけに注意すればよい。
わたって保証される。これら両方の性質、すなわち、パ
ラメーターの温度トラッキングと温度がほぼ同じである
ことは、もしそれらのダイオードがモノリシック集積回
路の一部として構成されているなら、自動的に達成され
る。
ー)を持つ回路に比べて、本発明の回路の入力アドミッ
タンスは、比例領域の外側で、線形のオーミック負荷を
持つ回路におけるよりも入力電圧のレベルに依存する度
合いがかなり小さい。このことは、少なくとも1つの整
流器を比例領域をずっと越えて励起されることから保護
することが不可能であるような回路においては特に有利
である。
ーダンスを変えることが少なければ少ないほど、それだ
け、残りの回路が影響されることが少なくなり、それだ
け、回路の入力側の整合の変化が少なくなる。したがっ
て、本発明の回路では、入力アドミッタンスは比例領域
を越えると減少する −− 回路のインピーダンスは高
くなる −− 、そして他方、線形な負荷抵抗を持つ回
路では、それは増大する。整流器による測定対象への妨
害信号は、これによって最小化され、反対に、線形負荷
抵抗を持つ回路においては、それは増大する。
性のために、本発明の回路は線形負荷抵抗を持つ回路よ
りも高い出力電圧を供給することができる。もし整流器
と負荷ダイオードのゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値が
同じであるならば、本発明の回路の2乗法則領域での出
力電圧は、回路開放整流器の出力電圧の正確に半分にな
るが、一方、NTCサーミスターを持つ回路では、回路
開放電圧のちょうど29%になる。したがって、本発明の
回路によれば、NTCサーミスターを持つ回路によるよ
りも、いくらか小さなパワーの測定が可能となる。
容量 (Cr) と接続されている回路(C1)によるダイ
ナミックな分圧のために2乗法則領域の外側で測定誤差
が出てくる。充電容量 は、大抵の場合、−− 500MHz
以上の周波数ではふつう広帯域変調信号が使われ、また
その目的のためには数pFの充電容量で充分であるので−
− 、十分小さく保つことができるが、C1の削減には
ある限度がある。
の出力と図4による後続の回路の入力との間に接続すれ
ば、それによって出力抵抗が線形化されるので、かなり
緩和できる。したがって、C1の影響も無視することが
できる。最も簡単な場合には、図9にあるように、付加
された非線形抵抗 Rs は、整流器とビデオ抵抗値に保
たれている負荷ダイオードにマッチした2個の並列接続
ダイオードV2とV3によるものであるか、又は、図8
におけるように、整流器とビデオ抵抗値に保たれている
負荷ダイオードと1個の並列接続されたNTCサーミス
ターR1 によるものである。
のビデオ抵抗値よりも幾分大きく、たとえば、1.55 倍
に、選ばれていなければならない。NTCサーミスター
R1の温度係数はダイオードのビデオ抵抗値の温度係数
にマッチしていなければならない。
実際、整流器と負荷ダイオードが完全に同一の性質を持
つときに達成される。しかし、ある状況下では、それに
よって比例領域のより大きな拡張が可能となる(低入力
時の線形性の犠牲においてではあるが)。それゆえ、負
荷ダイオードV1のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値を
整流ダイオードのそれよりも幾分小さく選択することは
有用なことである。
で可能である。すなわち、第1に、適当なマッチングに
よって、第2に、1枚のウエーファー上に寸法の異なる
(ビデオ抵抗値の関係に従って)ダイオード又はモノリ
シックな集積回路を製造することによって、あるいは、
第3に、負荷ダイオードに並列の整流ダイオードのビデ
オ抵抗値の数倍の抵抗を持つダイオードの並列接続によ
って、の3つの方法がある。
抗値が、たとえば、整流ダイオードのそれの10倍程度
大きく選ばれているならば、それはビデオ抵抗値の比r
= 0.9 に対応している。したがって、マッチングが議論
される場合、完全なマッチングからのはっきりと指定さ
れた小さな変動もその議論の中に含めなければならな
い。
る要件は、そのパラメーターごとに異なる。整流器と負
荷ダイオードの理想係数n及びゼロバイアス時のビデオ
帯抵抗値の相対温度係数が一致していることが重要であ
る。
同様、比例領域の拡大に関して好ましい特性を持つ本発
明の整流回路のさらなる実施例を示している。図10に
よる回路においては、図11におけると同様、非線形抵
抗が3個のダイオードV5、V6及び V7 によって構
成されている。
な1個のダイオードV5 が直流電圧出力Aとグラウン
ドMとの間に配設されており、それに並列に、他の2個
のダイオードV6とV7が逆方向に直列に接続されて、
出力 AとグラウンドMとの間に接続されている。図1
1の実施例では、これら2個の2個のダイオードV6と
V7が同じ極性で直列に接続され、出力 Aとグラウン
ドMとの間に接続されている。
ドで構成することができるが、重要なことは、これらす
べてのダイオードのビデオ抵抗値の相対温度係数の間に
可能な限りの一致を持たせることである。
整流器、すなわち、その方向によって、正又は負の出力
電圧を供給する1個の整流ダイオードを持って構成され
てたものである。もちろん、本発明のすべての特徴は全
波整流の回路に移すことができる。最も簡単な例では、
全波整流器は、図12aに示すように、同じ高周波電圧
の供給されている2個の殆ど同一の特性を持つ整流ダイ
オードVaとVbを含んでなり、異なるのは、それらダ
イオードの方向だけであって、1個の整流器は正の出力
電圧を、もう一方は負の出力電圧を出力する(両極性の
出力電圧を持つ全波整流器)。
非線形負荷抵抗を伴っていてもよい。しかし、しばし
ば、2つの出力の間の差動的な出力だけが、同相モード
部分を減衰するためにさらに、さらに処理される。この
場合、2個の負荷抵抗が接続されるか、あるいは、対応
する大きさの半波整流器(図12b)に対する負荷抵抗
の2倍だけ大きい1個の負荷抵抗だけが2つの出力Aa
とAbの間に接続される。直列抵抗、線形化のための素
子RsaとRsbは変更なしに残されている。
きさは、13図に示すような半波整流回路には移せない
方法によっても決められる。この場合、それぞれ2個の
ダイオードの2個のセット、V8とV9 又はV10と
V11が出力Aa 、Ab 間に逆極性で直列に接続さ
れている。
オード整流回路を示している。入力電圧は結合容量Ck
を介して共通の充電容量Cr を持つ2個の整流ダイ
オードVa と Vbに供給される。ここでも、非線形
負荷抵抗Rpと直列抵抗Rs が、それぞれ対応する半波
ダイオード整流回路に対するものの2倍の大きさにとら
れるが、そうでない場合には、上に示された実施例に従
って構成される。
る。最も簡単な場合には、ここでも、半波ダイオード整
流回路から大きさを決めることができ、負荷抵抗Rpと
直列抵抗Rsは、電圧増倍率をNとするとき、半波回路
のN倍の大きさに選ばれる。
特許出願番号199133387のすべての内容は本願に組み入
れられる。
出力電圧のためのダイオードVの構成を示す。
出力電圧のためのダイオードVの構成を示す。
いた場合の線形等価出力回路。
例。
ダイオードと1個の並列NTCサーミスタR1による回
路。
抵抗値値に保たれている負荷ダイオードにマッチした2
個の並列接続ダイオードV2とV3による回路。
ードV5を直接電圧出力AとグラウンドMとの間に、ま
た他の2個のダイオードV5とV7を逆方向に直列に接
続してAとMとの間に接続した回路。
に接続され1個のダイオードV5も同極性である回路。
抵抗をもつ回路。
抵抗をもつ回路。
2個のセットV8とV9又はV1 0とV11が出力端A
a、Aa間に逆極性で直列に接続されている。
路。
Claims (23)
- 【請求項1】 整流回路の出力が、実効的に、整流ダイ
オード(V)のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値(ゼロ
点抵抗値)(R0)と同じ相対温度係数を持ち、それに
よって入力パワーに対する出力電圧の関係の線形化が2
乗法則領域を越えて成り立つ非線形負荷抵抗(Rp)で
負荷されていることを特徴とする、少なくとも1個の整
流ダイオード(V)と少なくとも1個の出力側充電容量
(Cr)を持つ、 半波又は複数経路高周波ダイオード整流回路。 - 【請求項2】 非線形負荷抵抗の相対温度係数が整流ダ
イオード(V)のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値のそ
れから±25%以上、好ましくは±2%以上は異なるこ
とのない、ことを特徴とする請求項1の回路。 - 【請求項3】 非線形負荷抵抗が少なくとも1個のダイ
オード(V1; V5からV7; V8からV11)からな
る、ことを特徴とする請求項1又は請求項2の回路。 - 【請求項4】 非線形負荷抵抗を構成する単数又は複数
のダイオードのゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値の相対
温度係数が整流ダイオード(V)のゼロバイアス時のビ
デオ帯抵抗値のそれから±25%以上、好ましくは、±
2%以上異なることのない、ことを特徴とする請求項3
の回路。 - 【請求項5】 非線形抵抗を構成する単数又は複数のダ
イオードの理想係数が整流ダイオード(V)の理想係数
から±25%以上異なることなく、なかんずく、±2%
以上異なることのない、ことを特徴とする請求項3又は
請求項4の回路。 - 【請求項6】 非線形負荷抵抗を構成する単数又は複数
のダイオードと単数の整流ダイオード(V)又は複数の
整流ダイオード(Va,Vb)が同じ温度レベルに配設
される、ことを特徴とする請求項3から請求項5のいず
れか1つの回路。 - 【請求項7】 非線形負荷抵抗を構成する単数又は複数
のダイオードと単数の整流ダイオード(V)又は複数の
整流ダイオード(Va,Vb)がモノリシック集積回路
の一部である、ことを特徴とする請求項3から請求項5
のいずれか1つの回路。 - 【請求項8】 非線形負荷抵抗(Rp)が直流電圧出力
(A)と入力電圧の測定基準点(M)との間に接続され
ている、ことを特徴とする請求項1から請求項7のいず
れか1つの半波ダイオード整流回路。 - 【請求項9】 両極性の出力電圧を持ち、各々付属する
出力側充電容量(C raとCrb)を持つ2個の整流ダ
イオード(Va とVb)からなり、非線形負荷抵抗
(Rpa,Rpb)がそれぞれ2つの直流電圧出力(A
a,Ab)と入力電圧の測定基準点(M)との間に接続
されている、ことを特徴とする先行請求項1から請求項
7のいずれか1つの全波ダイオード整流回路。 - 【請求項10】 両極性の出力電圧を持ち、各々付属す
る出力側充電容量(CraとCrb)を持つ2個の整流
ダイオード(VaとVb)からなり、非線形負荷抵抗
(Rp)が2つの直流電圧出力(Aa,Ab)の間に接
続されている、ことを特徴とする先行請求項1から請求
項7のいずれか1つの全波ダイオード整流回路。 - 【請求項11】 単極性の出力電圧を持ち、結合容量
(Ck)、1個又は1個以上の整流ダイオード(Va
とVb)、及び1個又は1個以上の 充電容量(Cr)
などからなり、非線形負荷抵抗(Rp)が直流電圧出力
(A)と入力電圧の測定基準点(M)との間に接続され
ている、ことを特徴とする先行請求項1から請求項7の
いずれか1つの全波又は多経路ダイオード整流回路。 - 【請求項12】 非線形抵抗(Rp,Rpa,Rpb)
が、そのゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値が整流ダイオ
ード(V,Va,Vb)のゼロバイアス時のビデオ帯抵
抗値から-50% から+100%以上異なることなく、なかん
ずく、±10%以上異なることのない1個のダイオード
(V1)であり、また、その極性が整流電圧によって逆
方向に励起されるような極性である、ことを特徴とする
請求項8又は請求項9の回路。 - 【請求項13】 非線形抵抗(Rp,Rpa,Rpb)
が1個のダイオード(V5 )であって、それが逆方向
に励起され、直列接続された2個の付加的ダイオード
(V6,V7)がこの1個のダイオード(V5)に、少
なくともそのうちの1個は、それと同方向の極性で、他
の1個のダイオードは同方向か逆方向の極性で、並列接
続され、各ダイオードのゼロバイアス時のビデオ帯抵抗
値が整流ダイオード(V,Va ,Vb)のゼロバイア
ス時のビデオ帯抵抗値から -50%から+100%以上異なる
ことなく、なかんずく、±10%以上異なることがないこ
とを特徴とする請求項8又は請求項9の回路。 - 【請求項14】 非線形負荷抵抗(Rp)が請求項12
又は請求項13中にある2個の負荷抵抗の直列接続から
なり、それらがそれぞれ整流ダイオード(V a,Vb)
のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値の平均値になるよう
にとられていることをことを特徴とする請求項10又は
請求項11の回路。 - 【請求項15】 非線形負荷抵抗(Rp)が請求項12
又は請求項13中にある負荷抵抗からなり、それが2個
の整流ダイオード(Va ,Vb)のゼロバイアス時の
ビデオ帯抵抗値の和になるようにされていることを特徴
とする請求項10又は請求項11の回路。 - 【請求項16】 非線形負荷抵抗(Rp)のゼロバイア
ス時のビデオ帯抵抗値が、2個の整流ダイオード
(Va,Vb)のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値の平
均値から-50% から+100%以上異なることなく、なかん
ずく、±10%以上異ななることのない4個のダイオード
(V8 からV11)からなり、また、その回路は、そ
のうちの2個ずつが逆極性に直列接続され、さらに、そ
れら直列接続回路が並列に接続されたものであることを
特徴とする請求項10又は請求項11の回路。 - 【請求項17】 非線形負荷抵抗(Rp)が逆極性で直
列に接続された2個のダイオードからなり、それらのゼ
ロバイアス時のビデオ帯抵抗値が、2個の整流ダイオー
ド(Va,Vb)のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値の
平均値の半分で、-50% から+100%以上異なることな
く、なかんずく、±10%以上異ななることのないことを
特徴とする請求項10又は請求項11の回路。 - 【請求項18】 付加的な非線形抵抗(Rs,Rsa,
Rsb)が、単極性出力電圧を持つ半波整流回路の単一
出力(A)に、又は両方向出力電圧を持つ複数経路整流
回路の両方の出力(AaとAb)に、それぞれ直列に接
続され、それが出力抵抗の線形化を導き、それによっ
て、その相対温度係数が整流ダイオード(V)又は整流
ダイオード(Va,Vb)のゼロバイアス時のビデオ帯
抵抗値の相対温度係数にマッチさせられることを特徴と
する先行請求項の1つまたはそれ以上の請求項の回路。 - 【請求項19】 ダイオードの回路網が非線形抵抗(R
s,Rsa,Rsb)として用いられ、そのゼロバイア
ス時のビデオ帯抵抗値の温度係数がほぼ整流ダイオード
(V)又は整流ダイオード(Va,Vb)のゼロバイア
ス時のビデオ帯抵抗値の温度係数に大体対応しているこ
とを特徴とする請求項18の回路。 - 【請求項20】 非線形抵抗(Rs,Rsa,Rsb)
の相対温度係数が、整流ダイオード(V)又は整流ダイ
オード(Va,Vb)のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗
値のそれから-50% から+100%以上異なることなく、な
かんずく、±10%以上異ななることのないことを特徴と
する請求項18又は請求項19の回路。 - 【請求項21】 非線形抵抗(Rs,Rsa,Rsb)
が、少なくとも1個のダイオード(V4 )と少なくと
も1個のNTC サーミスター(R1)からなることを
特徴とする請求項18から請求項20のいずれか1つの
回路。 - 【請求項22】 非線形抵抗(Rs,Rsa,Rsb)
が同方向に並列接続された2個のダイオード(V2,V
3)からなり、その陰極が正の出力電圧を持つ回路中で
(図9)、すなわち、その陽極が負の出力電圧を持つ回
路中で、整流ダイオード (V,Va,Vb)と非線形
負荷抵抗(Rs,Rsa,Rsb)の接続点に接続さ
れ、それらのゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値が整流ダ
イオード(V)のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値又は
整流ダイオード(Va , Vb)のゼロバイアス時のビ
デオ帯抵抗値の平均値から-50% から+100%以上異なる
ことなく、なかんずく、±10%以上異ななることのない
ことを特徴とする請求項18から請求項20のいずれか
1つの回路。 - 【請求項23】 非線形抵抗(Rs,Rsa,Rsb)
が1個のダイオード(V4)と1個のNTC サーミス
ター(R1)の並列接続によって構成され、ダイオード
のカソードターミナルが回路中で正の出力電圧を持ち、
すなわち、そのアノードターミナルが回路中で負の出力
電圧を持ち整流ダイオード(V,Va,Vb)と非線形
負荷抵抗(Rs,Rsa,Rsb)との接続点に接続さ
れ、ダイオード(V4)のゼロバイアス時のビデオ帯抵
抗値が整流ダイオード(Va,Vb)のゼロバイアス時
のビデオ帯抵抗値の平均値から-50% から+100%以上異
なることなく、好ましくは、整流ダイオード(V)のゼ
ロバイアス時のビデオ帯抵抗値又は整流ダイオード(V
a,Vb)とNTC サーミスターの抵抗値の平均値か
ら±10%以上異ななることがなく、またNTC サーミ
スターの抵抗値が好ましくは整流ダイオード(V)のゼ
ロバイアス時のビデオ帯抵抗値又は整流ダイオード(V
a,Vb)のゼロバイアス時のビデオ帯抵抗値の平均値
より55%±25%大きく選ぶことを特徴とする請求項21
の回路。
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