JP2000323682A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2000323682A
JP2000323682A JP11134900A JP13490099A JP2000323682A JP 2000323682 A JP2000323682 A JP 2000323682A JP 11134900 A JP11134900 A JP 11134900A JP 13490099 A JP13490099 A JP 13490099A JP 2000323682 A JP2000323682 A JP 2000323682A
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memory
capacitor
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Toshiji Ueda
利次 上田
Koichi Sakaguchi
公一 坂口
Akira Imai
彰 今井
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ対策用容量を備える論理機能付きメモ
リ等の特に高周波動作時の電源ノイズを抑制し、その動
作をさらに安定化する。 【解決手段】 複数のDRAMマクロセルと論理部を備
え、メモリセルの情報蓄積容量と同一構造とされる多数
の単位容量が並列結合されてなるノイズ対策用容量を備
える論理機能付きメモリ等の半導体集積回路装置におい
て、ノイズ対策用容量の各単位容量の情報蓄積ノードS
Nを、コンタクトSNCT及びプラグPLUG1を介し
て拡散層DN1に共通結合した後、さらにプラグPLU
G2を介して、タングステン等の金属材料からなりメモ
リアレイのビット線と同一工程で形成されるビット線配
線層BLにそれぞれ結合し、これらのビット線配線層B
Lをその一端において互いに共通結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体集積回路装
置に関し、例えば、複数のDRAM(ダイナミック型ラ
ンダムアクセスメモリ)マクロセルと論理部を備える論
理機能付きメモリならびにその動作のさらなる安定化に
利用して特に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】情報蓄積容量及びアドレス選択MOSF
ETからなるダイナミック型メモリセルが格子配列され
てなるメモリアレイをその基本構成要素とするDRAM
マクロセルと、各種の論理ゲートが組み合わされてなる
論理部とを備え、例えばコンピュータシステムの高速キ
ャッシュメモリを構成する論理機能付きメモリがある。
また、このような論理機能付きメモリ等において、DR
AMマクロセル及び論理部の電源経路の所定位置に、複
数の単位容量が並列結合されてなるノイズ対策用容量を
配置することで、多数のセンスアンプやメインアンプが
一斉動作することにともなう電源ノイズを抑制する方法
が知られており、ノイズ対策用容量の各単位容量をメモ
リセルの情報蓄積容量と同一構造とすることで、レイア
ウト所要面積を抑制しつつ比較的大きな静電容量を得る
方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者等は、この
発明に先立って、上記のようなノイズ対策用容量を備え
る論理機能付きメモリの開発に従事し、次の問題点に気
付いた。すなわち、この論理機能付きメモリにおいて、
ノイズ対策用容量を構成する単位容量は、図7に例示さ
れるように、メモリアレイのダイナミック型メモリセル
の情報蓄積容量と同一構造とされ、所定の材料からなる
プレートPLと、所定の絶縁層ILを挟んでプレートP
Lと対峙する情報蓄積ノードSNとを備える。複数の単
位容量の共通電極となるプレートPLは、図示されない
コンタクトを介して所定の金属配線層に結合される。ま
た、各単位容量の他方の電極となる情報蓄積ノードSN
は、対応するコンタクトSNCT及びプラグPLUGを
介して、P型ウェル領域PWELL内に形成されたN型
拡散層DNに共通結合された後、スルーホールDNTH
を介して第1層の金属配線層M1に結合される。
【0004】この結果、メモリアレイのメモリセルと同
一工程を用いて、しかもレイアウト所要面積の割には比
較的静電容量の大きな単位容量つまりノイズ対策用容量
を容易に形成でき、これによってチップサイズの増大を
抑えつつ、論理機能付きメモリの電源ノイズを抑制し、
その動作を安定化できるものである。
【0005】ところが、この論理機能付きメモリでは、
上記のように、ノイズ対策用容量を構成する多数の単位
容量の情報蓄積ノードSNが、比較的抵抗値の大きなN
型拡散層DNを介して共通結合されることから、ノイズ
対策用容量の情報蓄積ノード側の寄生抵抗が大きくな
る。このため、ノイズ対策用容量の特に高周波特性つま
り高速動作時の特性が劣化し、電源ノイズを充分に吸収
できなくなって、論理機能付きメモリの安定動作に対す
る効果が制限されるものとなる。
【0006】この発明の目的は、ノイズ対策用容量を備
える論理機能付きメモリ等の特に高周波動作時の電源ノ
イズを抑制し、その動作をさらに安定化することにあ
る。
【0007】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、複数のDRAMマクロセルと
論理部を備え、メモリセルの情報蓄積容量と同一構造と
される多数の単位容量が並列結合されてなるノイズ対策
用容量を備える論理機能付きメモリ等において、ノイズ
対策用容量を構成する各単位容量の情報蓄積ノードを、
第1のコンタクト及び第1のプラグを介して拡散層に共
通結合した後、さらに第2のプラグを介して、タングス
テン等の金属材料からなりメモリアレイのビット線と同
一工程で形成されるビット線配線層に結合し、各ビット
線配線層を、その一端で互いに共通結合する。
【0009】上記した手段によれば、ノイズ対策用容量
の情報蓄積ノード側の寄生抵抗を大幅に低減することが
でき、これによって論理機能付きメモリ等の特に高周波
動作時の電源ノイズを抑制し、その動作をさらに安定化
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用された
論理機能付きメモリ(半導体集積回路装置)の一実施例
のブロック図が示されている。同図をもとに、まずこの
実施例の論理機能付きメモリの構成及び動作の概要につ
いて説明する。なお、この実施例の論理機能付きメモリ
は、特に制限されないが、所定のコンピュータシステム
に含まれ、例えばその高速キャッシュメモリとして作用
する。図1の各ブロックを構成する回路素子は、特に制
限されないが、公知のMOSFET(金属酸化物半導体
型電界効果トランジスタ。この明細書では、MOSFE
Tをして絶縁ゲート型電界効果トランジスタの総称とす
る)集積回路の製造技術により、単結晶シリコンのよう
な1個の半導体基板面上に形成される。
【0011】図1において、この実施例の論理機能付き
メモリは、特に制限されないが、4個のDRAMマクロ
セルDRAM1〜DRAM4と、多数の各種論理ゲート
が組み合わされてなる論理部LCとを備える。このう
ち、論理部LCには、コンピュータシステムの図示され
ないアクセス装置からコントロールバスを介して、アド
レスストローブ信号ASB(ここで、それが有効とされ
るとき選択的にロウレベルとされるいわゆる反転信号等
については、その名称の末尾にBを付して表す。以下同
様),リードライト信号R/WBならびにリセット制御
信号RSTBが入力される。また、上記アクセス装置か
らアドレスバスを介してi+1ビットのアドレス信号A
B0〜ABiが入力されるとともに、データバスを介し
てj+1ビットのデータDB0〜DBjが入力され、又
は出力される。
【0012】一方、DRAMマクロセルDRAM1〜D
RAM4には、論理部LCから対応するロウアドレスス
トローブ信号RASB1〜RASB4ならびにカラムア
ドレスストローブ信号CASB1〜CASB4が起動制
御信号としてそれぞれ供給される。また、ライトイネー
ブル信号WEBが同じく起動制御信号として論理部LC
から共通に供給されるとともに、p+1ビットのアドレ
ス信号A0〜Apならびにq+1ビットのデータD0〜
Dqが共通に供給される。
【0013】論理機能付きメモリには、さらに、外部の
電源装置から外部端子VDD及びVSSを介して電源電
圧VDD及び接地電位VSSがそれぞれ供給される。ま
た、論理機能付きメモリは、さらに、外部供給される電
源電圧VDDをもとにその二分の一の絶対値の中間電圧
HVDを生成する内部電圧発生回路HVDGを備え、こ
の中間電圧HVDは、メモリアレイを構成するダイナミ
ック型メモリセルのプレート電位としてDRAMマクロ
セルDRAM1〜DRAM4に供給される。電源電圧V
DDは、各部の主たる動作電源として、論理部LCなら
びにDRAMマクロセルDRAM1〜DRAM4に供給
される。
【0014】この実施例において、電源電圧供給点VD
D及び中間電圧供給点HVD間、ならびに中間電圧供給
点HVD及び接地電位供給点VSS間には、ノイズ対策
用容量C01〜C41ならびにC02〜C42がそれぞ
れ設けられる。これらのノイズ対策用容量は、後述する
ように、それぞれが並列結合される多数の単位容量から
なり、各単位容量は、メモリアレイのメモリセルを構成
する情報蓄積容量と実質同一構造とされる。また、ノイ
ズ対策用容量C01〜C41ならびにC02〜C42
は、実際には一斉動作する各DRAMマクロセルのセン
スアンプやメインアンプ、ならびに論理部LCの所定ブ
ロックに近接して配置される。
【0015】なお、メモリセルの情報蓄積容量と同一構
造とされるノイズ対策用容量C01〜C41ならびにC
02〜C42の単位容量は、極めて微細化・高集積化さ
れることでその耐圧が比較的小さくなるが、上記のよう
に、電源電圧供給点VDD,中間電圧供給点HVDなら
びに接地電位供給点VSS間にそれぞれ2個のノイズ対
策用容量C01及びC02,C11及びC12,C21
及びC22,C31及びC32ならびにC41及びC4
2が直列形態に設けられることで、各単位容量の両電極
間に印加される電圧の絶対値は電源電圧VDDの二分の
一となり、これによって各単位容量の耐圧破壊を防止す
ることができるものとされる。
【0016】図2には、図1の論理機能付きメモリの一
実施例の基板配置図が示されている。同図により、この
実施例の論理機能付きメモリの基板配置の概要と、ノイ
ズ対策用容量C01〜C41ならびにC02〜C42の
配置形態について説明する。なお、論理機能付きメモリ
の基板配置等に関する以下の記述では、図2の位置関係
をもって半導体基板CHIP面での上下左右を表す。
【0017】図2において、半導体基板CHIPの上部
には、2個のDRAMマクロセルDRAM1及びDRA
M2が隣接配置され、その下部には、残り2個のDRA
MマクロセルDRAM3及びDRAM4が隣接配置され
る。これらのDRAMマクロセルに挟まれた半導体基板
CHIPの中央部には、論理部LCが配置され、この論
理部LCの中央部には、半導体基板CHIPの横の中心
線に沿って多数のボンディングパッドPADが直線状に
配置される。
【0018】論理部LCのボンディングパッドPADの
上下には、その動作電流が比較的大きな変動を呈する所
定のブロックに沿って、それぞれ多数の単位容量が並列
結合されてなるノイズ対策用容量C01及びC02が配
置される。また、DRAMマクロセルDRAM1〜DR
AM4の論理部LC側には、やはりその動作電流が比較
的大きな変動を呈するセンスアンプやメインアンプ等に
沿って、それぞれ多数の単位容量が並列結合されてなる
ノイズ対策用容量C11及びC12,C21及びC2
2,C31及びC32ならびにC41及びC42が配置
される。各ノイズ対策用容量を構成する単位容量は、後
述するように、DRAMマクロセルDRAM1〜DRA
M4のメモリアレイ部を構成する凹型クラウン構造のメ
モリセルの情報蓄積容量と同一構造とされ、ほぼ同一工
程をもって形成される。
【0019】このように、その動作電流が比較的大きな
変動を呈するブロックに近接してノイズ対策用容量C0
1〜C41ならびにC02〜C42が設けられること
で、各部における電源電圧及び接地電位の電位変動を抑
制でき、これによって論理機能付きメモリの動作を安定
化することができるものとなる。
【0020】図3には、図1の論理機能付きメモリに含
まれるノイズ対策用容量の一実施例の平面配置図が示さ
れ、図4には、そのA部における一実施例の部分的な拡
大配置図が示されている。また、図5には、図4のノイ
ズ対策用容量の一実施例のB−B’断面構造図が示さ
れ、図6には、図1の論理機能付きメモリのDRAMマ
クロセルDRAM1〜DRAM4のメモリアレイ部の一
実施例の部分的な断面構造図が示されている。これらの
図をもとに、この実施例の論理機能付きメモリに含まれ
るノイズ対策用容量の平面配置とデバイス構造ならびに
その特徴を説明する。なお、以下の説明は、ノイズ対策
用容量C11及びC12を例に進めるが、その他のノイ
ズ対策用容量C01及びC02,C21及びC22ない
しC41及びC42については、これと同一構造とされ
るため類推されたい。
【0021】まず、図3において、ノイズ対策用容量C
11及びC12は、プレートPL1とN型拡散層DN1
との間、あるいはプレートPL2とN型拡散層DN2と
の間に形成される多数の単位容量を含む。これらの単位
容量のそれぞれは、図5に例示されるように、一体化し
て形成される共通のプレートPL1をその一方の電極と
し、Ta2 5 等からなる絶縁層ILを挟んで対峙すべ
く例えばポリシリコンにより形成される情報蓄積ノード
SNをその他方の電極とする。
【0022】なお、ノイズ対策用容量C11及びC12
を構成する単位容量は、図6に例示されるように、DR
AMマクロセルDRAM1〜DRAM4のメモリアレイ
部を構成するメモリセルの情報蓄積容量Csと同一構造
とされる。
【0023】ただし、メモリセルの情報蓄積容量Csの
情報蓄積ノードSNは、タングステン等からなるコンタ
クトSNCTとポリシリコン等からなるプラグPLUG
とを介してメモリセルのアドレス選択MOSFETQa
のソースとなるN型拡散層DNに結合され、アドレス選
択MOSFETQaのドレインとなるN型拡散層DN
は、タングステン等からなるコンタクトBLCTを介し
てタングステン等からなるビット線つまりビット線配線
層BLに結合されるが、ノイズ対策用容量C11を構成
する各単位容量の情報蓄積ノードSNは、タングステン
等からなるコンタクトSNCT(第1のコンタクト)と
ポリシリコン等からなるプラグPLUG1(第1のプラ
グ)とを介して共通のN型拡散層DN1に結合される。
このN型拡散層DN1は、ポリシリコン等からなるプラ
グPLUG2(第2のプラグ)とタングステン等からな
るコンタクトBLCTとを介して、タングステン等の金
属材料からなるビット線配線層BLに結合される。
【0024】この実施例において、ノイズ対策用容量C
11及びC12を構成する各単位容量のプレートPL1
及びPL2,絶縁層ILならびに情報蓄積ノードSN
は、メモリアレイ部の各メモリセルを構成する情報蓄積
容量のプレートPL,絶縁層ILならびに情報蓄積ノー
ドSNとそれぞれ同一工程で形成される。また、ノイズ
対策用容量C11を構成する各単位容量のコンタクトS
NCT及びプラグPLUG1〜PLUG2は、メモリア
レイ部の各メモリセルを構成する情報蓄積容量のコンタ
クトSNCT及びプラグPLUGとそれぞれ同一工程で
形成され、ノイズ対策用容量C11を構成する各単位容
量のコンタクトBLCT及びビット線配線層BLは、メ
モリアレイ部の各メモリセルを構成する情報蓄積容量の
コンタクトBLCT及びビット線配線層BLとそれぞれ
同一工程で形成される。
【0025】ここで、プラグPLUG2を介してN型拡
散層DN1に結合されるビット線配線層BLは、図3か
ら明らかなように、メモリアレイ部のワード線方向に平
行して形成され、互いに向かい合う一対の櫛状の配置形
態をとる。このように、ビット線配線層BLが互いに向
かい合う一対の櫛状の配置形態をとる理由は、ビット線
配線層BLの形成がいわゆるシフト工法を用いて行われ
るからである。
【0026】ノイズ対策用容量C11を構成する単位容
量の共通電極となるプレートPL1は、スルーホールT
H1を介して第1層の金属配線層M11に結合され、各
単位容量の個別電極が結合されるビット線配線層BL
は、その外側でビット線配線層BLDとして互いに共通
結合された後、スルーホールTH2を介して第1層の金
属配線層M12に結合される。同様に、ノイズ対策用容
量C12を構成する単位容量の共通電極となるプレート
PL2は、スルーホールTH3を介して、上記金属配線
層M12に結合され、各単位容量の個別電極が結合され
るビット線配線層BLは、その外側でビット線配線層B
LDとして互いに共通結合された後、スルーホールTH
4を介して第1層の金属配線層M13に結合される。
【0027】これらの結果、プレートPL1及びN型拡
散層DN1間に形成される多数の単位容量は、金属配線
層M11及びM12間において互いに並列結合された形
となってその個数倍の大きな静電容量値を有するノイズ
対策用容量C11となり、プレートPL2及びN型拡散
層DN2間に形成される多数の単位容量も、金属配線層
M12及びM13間において互いに並列結合された形と
なってその個数倍の大きな静電容量値を有するノイズ対
策用容量C12となる。
【0028】ノイズ対策用容量C11を構成する単位容
量の共通電極たるプレートPL1が結合される金属配線
層M11には、電源電圧VDDが供給される。また、ノ
イズ対策用容量C11を構成する単位容量の個別電極た
るビット線配線層BLならびにノイズ対策用容量C12
を構成する単位容量の共通電極たるプレートPL2が結
合される金属配線層M12には、中間電圧HVDが供給
され、ノイズ対策用容量C12を構成する単位容量の個
別電極たるビット線配線層BLが結合される金属配線層
M13には、接地電位VSSが供給される。
【0029】周知のように、メモリアレイ部の情報蓄積
容量と同一構造とされるノイズ対策用容量C11及びC
12の単位容量は、その平面的なレイアウト所要面積の
割には比較的大きな静電容量値を有するため、ノイズ対
策用容量C11及びC12としての静電容量値も相応し
て大きなものとなる。また、メモリセルの微細化・高集
積化が進むにしたがって、情報蓄積容量と同一構造とさ
れるノイズ対策用容量C11及びC12の単位容量はそ
の耐圧が低下するが、ノイズ対策用容量C11及びC1
2の共通結合ノードに中間電圧HVDが印加されること
で、各単位容量の両電極間に印加される電圧の絶対値が
電源電圧VDDの二分の一となり、これによって各単位
容量の耐圧破壊を防止することができる。
【0030】前述のように、ノイズ対策用容量C11及
びC12は、その動作電流が比較的大きな変動を呈する
DRAMマクロセルDRAM1のセンスアンプ又はメイ
ンアンプ等に近接して配置される。このように比較的大
きな静電容量値を有するノイズ対策用容量C11及びC
12がセンスアンプ又はメインアンプ等に近接して配置
されることで、多数のセンスアンプ又はメインアンプ等
が一斉に動作状態とされることにともなう電源電圧VD
Dの電位変動を抑制することができ、これによって論理
機能付きメモリの動作を安定化することができる。
【0031】さらに、この実施例の論理機能付きメモリ
では、ノイズ対策用容量C11及びC12を構成する単
位容量の個別電極たる情報蓄積ノードSNが、コンタク
トSNCT及びプラグPLUG1を介してN型拡散層D
N1に共通結合された後、このN型拡散層DN1が、多
数のプラグPLUG2を介して、タングステン等の金属
材料からなる櫛状のビット線配線層BLに結合され、金
属配線層M12又はM13に結合される。この結果、ノ
イズ対策用容量C11及びC12の情報蓄積ノードSN
側の寄生抵抗を大幅に低減でき、これによって論理機能
付きメモリの特に高周波動作時の電源ノイズを抑制し、
その動作をさらに安定化できる。
【0032】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)複数のDRAMマクロセルと論理部を備え、メモ
リセルの情報蓄積容量と同一構造とされる多数の単位容
量が並列結合されてなるノイズ対策用容量を備える論理
機能付きメモリ等において、ノイズ対策用容量を構成す
る各単位容量の情報蓄積ノードを、第1のコンタクト及
び第1のプラグを介して拡散層に共通結合した後、さら
に第2のプラグを介して、タングステン等の金属材料か
らなりビット線と同一工程で形成されるビット線配線層
にそれぞれ結合し、これらのビット線配線層を、その一
端において互いに共通結合することで、ノイズ対策用容
量の情報蓄積ノード側の寄生抵抗を大幅に低減できると
いう効果が得られる。
【0033】(2)上記(1)項により、論理機能付き
メモリ等の特に高周波動作時の電源ノイズを抑制するこ
とができるという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、論理機能付き
メモリ等の動作をさらに安定化することができるという
効果が得られる。
【0034】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、論理機能付きメモリは、任意数のD
RAMマクロセルを備えることができる。また、これら
のDRAMマクロセルは、例えばSRAM(スタティッ
ク型RAM)やフラッシュメモリ等の各種メモリマクロ
セルに置き換えることができる。論理機能付きメモリに
設けられるノイズ対策用容量の個数及び配置は、任意に
設定できる。さらに、論理機能付きメモリのブロック構
成やそのアクセス装置側とのインタフェースならびに電
源電圧の極性等は、種々の実施形態をとりうる。
【0035】図2において、論理機能付きメモリが形成
される半導体基板CHIPは、任意の形状をとりうる
し、そのチップレイアウトも任意である。また、ノイズ
対策用容量C01〜C41ならびにC02〜C42の配
置位置や具体的な個数等は、この実施例による制約を受
けることなく種々の形態をとりうる。
【0036】図3ないし図5において、ノイズ対策用容
量の具体的な平面配置や断面構造ならびに各部の配線材
料等は、本発明の主旨に制約を与えない。
【0037】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野である論理
機能付きメモリに適用した場合について説明したが、そ
れに限定されるものではなく、例えば、ダイナミック型
RAM等として単体で形成されるメモリ集積回路装置や
このようなメモリ集積回路装置を搭載するシングルチッ
プマイクロコンピュータ等の論理集積回路装置にも適用
できる。この発明は、少なくともメモリセルの情報蓄積
容量と同一構造とされる複数の単位容量が並列結合され
てなるノイズ対策用容量を備える半導体集積回路装置な
らびにこのような半導体集積回路装置を含む装置又はシ
ステムに広く適用できる。
【0038】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、複数のDRAMマクロセル
と論理部を備え、メモリセルの情報蓄積容量と同一構造
とされる多数の単位容量が並列結合されてなるノイズ対
策用容量を備える論理機能付きメモリ等において、ノイ
ズ対策用容量を構成する各単位容量の情報蓄積ノード
を、第1のコンタクト及び第1のプラグを介して拡散層
に共通結合した後、さらに第2のプラグを介して、タン
グステン等の金属材料からなりメモリアレイのビット線
と同一工程で形成されるビット線配線層にそれぞれ結合
し、これらのビット線配線層を、その一端において互い
に共通結合することで、ノイズ対策用容量の情報蓄積ノ
ード側の寄生抵抗を大幅に低減でき、これによって論理
機能付きメモリ等の特に高周波動作時の電源ノイズを抑
制し、論理機能付きメモリ等の動作を安定化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された論理機能付きメモリの一
実施例を示すブロック構成図である。
【図2】図1の論理機能付きメモリの一実施例を示す基
板配置図である。
【図3】図1の論理機能付きメモリに含まれるノイズ対
策用容量の一実施例を示す平面配置図である。
【図4】図3のノイズ対策用容量のA部の一実施例を示
す拡大配置図である。
【図5】図4のノイズ対策用容量の一実施例を示すB−
B’断面構造図である。
【図6】図1の論理機能付きメモリのDRAMマクロセ
ルに含まれるメモリアレイ部の一実施例を示す部分的な
断面構造図である。
【図7】この発明に先立って本願発明者等が開発した論
理機能付きメモリに含まれるノイズ対策用容量の一例を
示す部分的な断面構造図である。
【符号の説明】
LC……論理部、DRAM1〜DRAM4……DRAM
(ダイナミック型ランダムアクセスメモリ)マクロセ
ル、HVDG……内部電圧発生回路、HVD……中間電
圧、C01〜C41,C02〜C42……ノイズ対策用
容量、ASB……アドレスストローブ信号又はその入力
端子、R/WB……リードライト信号又はその入力端
子、RSTB……リセット制御信号又はその入力端子、
AB0〜ABi……アドレス信号又はその入力端子、D
B0〜DBj……データ又はその入出力端子、VDD…
…電源電圧又はその入力端子、GND……接地電位又は
その入力端子、RASB1〜RASB4……ロウアドレ
スストローブ信号、CASB1〜CASB4……カラム
アドレスストローブ信号、WEB……ライトイネーブル
信号、A0〜Ap……アドレス信号、D0〜Dq……デ
ータ。CHIP……半導体基板(チップ)、PAD……
ボンディングパッド。PL1〜PL2,PL……プレー
ト、DN,DN1〜DN2……N型拡散層、TH1〜T
H5,BLTH,DNTH……スルーホール、M1,M
11〜M13……第1層の金属配線層、M2……第2層
の金属配線層、BL,BLD……ビット線配線層、SN
……情報蓄積ノード、SNCT,BLCT……コンタク
ト、IL……絶縁層、PLUG1〜PLUG2,PLU
G……プラグ、Cs……情報蓄積容量、Qa……アドレ
ス選択MOSFET、FG……ゲート層、WL……ワー
ド線、PWELL……P型ウェル領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂口 公一 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 今井 彰 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F083 AD24 AD48 GA02 GA09 GA12 GA24 JA06 JA32 JA39 KA05 LA29 MA06 MA17 MA20 PR47 PR48 ZA12 ZA13 ZA30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交して配置されるワード線及びビット
    線、ならびに該ワード線及びビット線の交点に格子配列
    されそれぞれ情報蓄積容量を含む複数のメモリセルを含
    むメモリアレイと、 上記メモリセルの情報蓄積容量と実質同一構造とされ、
    互いに並列結合される複数の単位容量からなるノイズ対
    策用容量とを具備し、 上記単位容量の情報蓄積ノード側の電極が、ビット線配
    線層を介して互いに共通結合されることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記メモリセルは、凹型クラウン構造セルとされるもの
    であって、 上記単位容量の情報蓄積ノード側の電極は、第1のコン
    タクト及び第1のプラグを介して拡散層に結合された
    後、第2のプラグを介して上記ビット線配線層に結合さ
    れるものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記ビット線配線層は、上記ワード線と平行する方向に
    櫛状に配置され、かつその一端において互いに共通結合
    されるものであることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2又は請求項3におい
    て、 上記単位容量は、上記メモリセルの情報蓄積容量と同一
    工程で形成され、 上記ビット線配線層は、上記ビット線と同一工程で形成
    され、 上記第1のコンタクト及び第1のプラグは、上記メモリ
    セルの情報蓄積容量の情報蓄積ノードと対応するアドレ
    ス選択MOSFETのソースとの間を結合するためのコ
    ンタクト及びプラグと同一工程で形成され、 上記第2のプラグは、上記アドレス選択MOSFETの
    ドレインと対応する上記ビット線との間を接続するため
    のプラグと同一工程で形成されるものであることを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,請求項2,請求項3又は請求
    項4において、 上記単位容量の情報蓄積ノード側の電極,上記ビット線
    配線層ならびに上記第1のコンタクトは、タングステン
    を材料として形成され、 上記第1及び第2のプラグは、ポリシリコンを材料とし
    て形成されるものであることを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,請求項2,請求項3,請求項
    4又は請求項5において、 上記半導体集積回路装置は、複数のDRAMマクロセル
    と、所定の論理ゲートが組み合わされてなる論理部とを
    備える論理機能付きメモリであることを特徴とする半導
    体集積回路装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005101609A (ja) * 2003-09-23 2005-04-14 Samsung Electronics Co Ltd オンチップバイパスキャパシタの製造方法及びチップ
KR100844982B1 (ko) * 2002-06-29 2008-07-09 주식회사 하이닉스반도체 캐패시터의 제조 방법

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