JP2000323606A - ピン及びピン立設基板の製造方法 - Google Patents

ピン及びピン立設基板の製造方法

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JP2000323606A
JP2000323606A JP11128088A JP12808899A JP2000323606A JP 2000323606 A JP2000323606 A JP 2000323606A JP 11128088 A JP11128088 A JP 11128088A JP 12808899 A JP12808899 A JP 12808899A JP 2000323606 A JP2000323606 A JP 2000323606A
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pin
distal end
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tip
base end
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JP11128088A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Matsuura
哲司 松浦
Koji Nishiura
光二 西浦
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ピン立て治具に容易に向きを一定にして立て
ることのできるピン、及びピンの立設が容易で、安価に
製造することのできるピン立設基板の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 入出力端子としてのピン1は、係合部2
とこれから互いに逆方向に延びた先端部3及び基端部4
を有し、係合部の径は、先端部及び基端部の径よりも大
きい。また、基端部の径は先端部の径よりも小さい。こ
のピンを、主面11A側に開口した多数の先端部挿入孔
12を備えるピン立て治具11に立てると、ピンが先端
部側から挿入された場合には、傾くことなく、ピンの基
端部が突出した状態でピン立て治具に遊嵌状に立てられ
る。これに対し、ピンが基端部側から挿入された場合に
は、傾いた状態になり抜け易い。このため、ピン立て治
具上に多数のピンを配置して移動させることにより、容
易に先端部側からピンを先端部挿入孔に挿入して立たせ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入出力端子として
のピン、及びピンが基板本体に多数立設されたピン立設
基板の製造方法に関し、特に、ピン立て治具に容易に立
てることのできるピン、及びピンの立設が容易で安価に
製造することのできるピン立設基板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、入出力端子としてのピンが基
板本体に多数立設されたピン立設基板が知られている。
このようなピン立設基板を製造するにあたり、通常、ピ
ンは、次のようにして基板本体に立設される。即ち、ま
ず、ピンを突出させた状態に立てるピン立て治具を用意
する。図11(a)に示すように、ピン立て治具101
は、上面101Aと下面101Bを有する略板形状をな
し、上下面間を貫通する透孔104が多数形成されてい
る。この透孔104は、ピンが挿入され易いように面取
りされた面取り部103と、その奥に位置する先端部挿
入孔102からなる。
【0003】次に、このピン立て治具101の上面10
1A上に、ピン111を多数載置する。このピン111
は、係合部112と係合部から互いに逆方向に延びた先
端部113及び基端部114とからなる。先端部113
及び基端部114の径はほぼ同じであり、係合部112
よりも小さくされている。また、先端部113は、基端
部114よりも軸方向に長くされている。
【0004】次に、ピン立て治具101を振動させたり
揺動させたりして、ピン立て治具101上でピン111
を移動させる。これとともに、ピン立て治具101の下
面101B側から透孔104内の空気を吸引して、図1
1(b)に示すように、先端部挿入孔102にピン11
1が挿入されるようにする。このとき、後にピン111
の基端部114を基板本体に挿入できるように、ピン立
て治具101の先端部挿入孔102には、ピン111の
先端部113が挿入されるようにする必要がある。
【0005】次に、上面121A及び下面121Bを有
する略板形状をなし、ピン立て治具101の透孔104
(先端部挿入孔102)に対応した位置に、多数のピン
接続孔122を有する基板本体121を用意する。そし
て、図11(c)に示すように、ピン111を立てたピ
ン立て治具101と基板本体121とを位置合わせし、
基板本体121のピン接続孔122に、ピン立て治具1
01から突出するピン111の基端部114を挿入す
る。その後、ピン111と基板本体121とをハンダ固
着すると、ピン111が基板本体121に立設される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピン立
て治具101の先端部挿入孔102にピン111を挿入
する際、ピン111の先端部113側が挿入されるべき
であるのに、例えば図12に示すように、実際にはかな
りの割合で、ピン111の基端部114側が挿入されて
しまう。特に、上記ピン111のように、先端部113
と基端部114の径が同じで、長さの差が小さい場合に
は、半分近い割合で、ピン111の基端部114側がピ
ン立て治具111の先端部挿入孔102に挿入されてし
まう。このように逆向きにピン111が挿入されると、
手作業などでピン111を抜き、向きを変えて挿入し直
さなければならないので、多大な時間と労力がかかる。
このため、ピン立設基板のコストアップとなっていた。
【0007】本発明はかかる現状に鑑みてなされたもの
であって、ピン立て治具に容易に向きを一定にして立て
ることのできるピン、及びピンの立設が容易で、安価に
製造することのできるピン立設基板の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】その解決
手段は、主面を有し、この主面側に開口した先端部挿入
孔を多数備えるピン立て治具に、遊嵌状に立てられる入
出力端子としてのピンであって、係合部とこの係合部か
ら互いに逆方向に延びた先端部及び基端部とを有し、上
記係合部の軸に直交する方向の最大寸法は、上記先端部
及び上記基端部の軸に直交する方向の最大寸法よりも大
きく、上記基端部の上記最大寸法は、上記先端部の上記
最大寸法よりも小さく、上記先端部は、上記ピン立て治
具の先端部挿入孔に挿入可能であることを特徴とするピ
ンである。
【0009】先端部挿入孔を多数有するピン立て治具
に、このピンを立てると、ピンのうち先端部が主面側か
ら先端部挿入孔に挿入された場合には、ピンの基端部側
が突出した状態で、ピンがピン立て治具に遊嵌状に立て
られる。この状態では、ピンの先端部が、あまり傾くこ
となくピン立て治具の先端部挿入孔に挿入されているの
で、ピン立て治具を振動または揺動させたり、その主面
上のピンを払い除けても、比較的抜け難くなる。
【0010】これに対し、ピンのうち基端部が、ピン立
て治具の主面側から先端部挿入孔に挿入された場合に
は、基端部の最大寸法が先端部の最大寸法よりも小さい
ため、主面から先端部側が突出した状態でピンが立った
としても、傾いた状態になる。よって、ピン立て治具を
振動または揺動させたり、主面上のピンを払い除けた場
合に、比較的抜け易い。
【0011】このため、ピン立て治具に多数のピンを載
せて、ピン立て治具上でピンを移動させると、正しく先
端部が先端部挿入孔に挿入されているピンについては、
その後、ピン立て治具を振動または揺動させても、先端
部挿入孔から抜けずにピンが立った状態が維持される。
これに対し、誤って基端部が先端部挿入孔に挿入された
ピンについては、一旦挿入されても、その後、ピン立て
治具を振動または揺動させると抜け易い。従って、この
ようなピンが抜けた後に、別のピンが正しく先端部側か
ら挿入されることがある。
【0012】さらに、エアやブラシ等によって、主面上
のピンを払い除ける場合にも、正しく先端部が先端部挿
入孔に挿入されているピンについては、抜けずに立った
状態が維持される。これに対し、先端部挿入孔に先端部
も基端部も挿入されなかったピンはもとより、先端部挿
入孔に誤って基端部が挿入されたピンについても容易に
払い除けられる。結局、このようにして、効率よくピン
を正しい方向に挿入するとともに、正しく先端部側が挿
入されたピンのみをピン立て治具上に残すことができ
る。さらに、複数サイクル、即ち、ピンの載置、ピンの
移動、あるいは、ピンの載置、ピンの移動、ピンの除去
を順に繰り返すことにより、容易にすべての先端部挿入
孔に正しく先端部を挿入してピンを立たせることができ
る。
【0013】ここで、ピンの形状としては、係合部の最
大寸法が先端部及び基端部の最大寸法よりも大きく、基
端部の最大寸法が先端部の最大寸法よりも小さいもので
あれば良く、先端部、係合部及び基端部の形状は、適宜
選択することができる。例えば、先端部、係合部及び基
端部が、それぞれ略円柱形状であるものの他、これらの
断面が、略長円、略楕円、四角形、六角形等の多角形そ
の他の形状とすることもできる。また、先端部、係合部
及び基端部の形状をそれぞれ別形状とすることもでき
る。
【0014】なお、ピン立て治具の先端部挿入孔は、少
なくとも主面側に開口していれば良く、有底孔とするこ
とも、貫通孔とすることもできる。また、例えば、ピン
が挿入され易くするために、主面側に向けてテーパ状に
拡がった面取り部などを、先端部挿入孔の主面側に設け
ることもできる。また、先端部挿入孔の主面側に、例え
ば、主面に沿う方向の最大寸法が先端部挿入孔のそれよ
りも大きな径大部などを設けることもできる。また、先
端部挿入孔の裏面(主面と反対側の面)側に、例えば、
主面に沿う方向の最大寸法が先端部挿入孔のそれよりも
大きな裏面径大部などを設けることもできる。また、先
端部挿入孔は、ピンの先端部を遊嵌状に挿入可能な範囲
において、ピンの先端部の挿入時に生じる隙間を小さく
するようにすると良い。
【0015】さらに、上記のピンであって、前記基端部
の軸方向の長さが、前記先端部の軸方向の長さよりも小
さくされていることを特徴とするピンとするのが好まし
い。基端部の長さが先端部の長さよりも短くされたピン
では、誤ってピンが基端部側から先端部挿入孔に挿入さ
れても、その最大寸法が小さいので傾きやすい上、浅く
入るのでより傾き易いから、ピン立て治具を振動または
揺動させたり、主面上のピンを払い除けた場合に、ピン
は先端部挿入孔からさらに抜け易くなる。
【0016】さらに、上記のピンであって、前記先端部
の径は、前記基端部の径よりも大きく、かつ、前記先端
部挿入孔の径よりも小さいことを特徴とするピンとする
と良い。
【0017】本発明によれば、ピンの先端部の径は、基
端部の径よりも大きく、ピン立て治具の先端部挿入孔の
径よりも小さい。このため、ピン立て治具に多数のピン
を載せて、ピン立て治具上でピンを移動させると、ピン
の先端部及び基端部やピン立て治具の先端部挿入孔の断
面が略円形であるため、ピンは容易に先端部挿入孔に挿
入される。そして、先端部側から挿入されたピンは、外
力が加わっても、先端部挿入孔から抜けることなく立っ
た状態を維持する。これに対し、基端部側から先端部挿
入孔に挿入されたピンは、外力が加わると、先端部挿入
孔から容易に抜ける。従って、ピン立て治具の先端部挿
入孔に、容易に正しく先端部を挿入してピンを立たせる
ことができる。また、ピンの先端部及び基端部やピン立
て治具の先端部挿入孔の断面が略円形であるため、ピン
及びピン立て治具の先端部挿入孔の加工も容易となる。
【0018】さらに、上記のピンであって、前記ピンの
基端部の径は、前記先端部の径の90%以下の大きさで
あることを特徴とするのが好ましい。このようなピンで
は、ピンをピン立て治具に立てる際、ピンが誤って基端
部側から先端部挿入孔に挿入された場合に、十分に大き
く傾くので、ピン立て治具を振動または揺動させたり、
主面上のピンを払い除ける場合に、ピンは先端部挿入孔
からより一層抜け易くなる。
【0019】また、他の解決手段は、基板主面を有し、
この基板主面側に開口した多数のピン接続孔を備える基
板本体に、入出力端子としての多数のピンが立設された
ピン立設基板の製造方法であって、主面を有し、この主
面側に開口した先端部挿入孔を多数備えるピン立て治具
のうち、上記主面上に、係合部とこの係合部から互いに
逆方向に延びた先端部及び基端部とを有し、上記係合部
の軸に直交する方向の最大寸法は上記先端部及び上記基
端部の軸に直交する方向の最大寸法よりも大きく、上記
基端部の上記最大寸法は上記先端部の上記最大寸法より
も小さく、上記先端部は上記先端部挿入孔に挿入可能で
ある上記ピンを、多数配置するピン配置工程と、上記主
面上に載せた上記ピンを移動させて、上記多数の先端部
挿入孔に上記ピンの先端部を遊嵌状に挿入して、上記基
端部側が突出した状態に上記ピンを立てるピン立て工程
と、上記ピンを立てたピン立て治具と上記基板本体とを
位置合わせをし、上記基板本体の多数のピン接続孔に、
上記ピン立て治具から突出する上記ピンの基端部を挿入
し、係合部を係合させるピン挿入工程と、を備えること
を特徴とするピン立設基板の製造方法である。
【0020】本発明によれば、ピン立て工程において、
基端部の最大寸法が先端部の最大寸法よりも小さいピン
が、ピン立て治具の主面上に多数配置される。そして、
ピン立て工程において、ピンはピン立て治具に立てられ
る。ピン立て工程において、ピン立て治具上のピンを移
動させることにより、ピンのうち先端部が先端部挿入孔
に挿入された場合には、ピンの基端部が突出した状態
で、ピンがピン立て治具に遊嵌状に立てられる。これに
対し、ピンのうち基端部側が先端部挿入孔に挿入された
場合には、主面から先端部側が突出した状態でピンが立
ったとしても、傾いた状態になる。このため、ピン立て
治具を振動または揺動させたり、主面上のピンを払い除
けた場合に、比較的抜け易い。つまり、一旦先端部挿入
孔に挿入されたとしても、その後抜け易い。
【0021】従って、効率よくピンを正しく先端部側か
ら挿入するとともに、正しく先端部側から挿入されたピ
ンのみをピン立て治具上に残すことができる。さらに、
ピンの載置、ピンの移動、及びピンの除去を順に複数回
繰り返すことにより、さらに効率よく、容易にすべての
先端部挿入孔に正しく先端部を挿入してピンと立てるこ
とができる。
【0022】また、ピン挿入工程において、基板本体の
ピン接続孔にピンを挿入する際には、ピン立て治具に立
てられたピンは、いずれも基端部が突出しているので、
ピンの基端部だけを基板本体のピン接続孔に挿入するこ
とができる。このように、本発明では、ピンがその向き
を一定にして基板本体に容易に立設されるので、従来の
ように、基端部側からピン立て治具に挿入されたピンを
手作業などで抜き、向きを変えて挿入し直す必要がな
い。従って、大幅に時間と労力を削減することができ、
従来のようにしてピン立設基板を製造するのに比べて、
安価にピン立設基板を製造することができる。
【0023】ここで、ピンを移動させる方法としては、
例えば、ピン立て治具を揺動させたり、振動させたりす
る他、ピンにエアを吹き付けたり、ブラシで直接ピンを
移動させたりする方法が挙げられる。また、ピン立て治
具の材質としては、その後のピンの処理方法(ハンダ付
けやロウ付け、あるいは圧入など)や熱膨張係数、強度
等を考慮して、適宜選択すればよいが、耐熱性が高く加
工容易な、カーボンや、窒化ホウ素等のマシナブルセラ
ミックの他、アルミナ、窒化珪素などのセラミック、鋼
材、ステンレス等の金属等が挙げられる。
【0024】また、基板本体としては、エポキシ樹脂な
どの樹脂、あるいはこれらの樹脂とガラス繊維等との複
合材料からなる絶縁材を用いた樹脂製のものや、アルミ
ナ、窒化アルミニウム、ムライト、ガラスセラミック等
のセラミックからなる絶縁材を用いたセラミック製のも
のなどが挙げられる。また、その表面や内部に配線層が
形成されたものや、集積回路チップ、集積回路チップを
搭載した配線基板、チップ部品、その他の電子部品等を
接続するための接続パッドや、ソルダーレジスト層など
が形成されたものも含まれる。
【0025】また、基板本体のピン接続孔の形状として
は、ピン接続孔に挿入するピンの基端部の形状や、ピン
と基板本体との接合強度の確保等を考慮して適宜変更す
ることができる。例えば、基板本体の基板主面側にのみ
開口する有底孔や基板本体を貫通する貫通孔などが挙げ
られる。なお、ピンを基板本体に固着する方法として
は、ピンの基端部とピン接続孔の形状を調整して、ピン
の基端部をピン接続孔に圧入して固着したり、ピンを基
板本体にハンダ付けして固着したりする方法が挙げられ
る。また、基板本体にピン接続孔として貫通孔を設け、
基板本体の厚さよりも長い基端部を有するピンを挿入
し、基板本体から突出した部分をプレスで潰して固着す
る方法なども含まれる。
【0026】さらに、上記のピン立設基板の製造方法で
あって、前記ピン立て工程は、前記ピン立て治具の主面
上の前記多数のピンのうち、前記先端部挿入孔に未挿入
の上記ピン、及び上記先端部挿入孔に上記基端部が挿入
された上記ピンを払い除けるピン払い工程を含むことを
特徴とするピン立設基板の製造方法とするのが好まし
い。
【0027】ピン立て工程で、ピン立て治具上のピンを
移動させて、先端部挿入孔にピンを挿入する際、ピンの
一部が先端部挿入孔に引っかかったり、複数のピンが組
み合わさって先端部挿入孔に詰まったりして、振動や揺
動などではこれらを解消できない状態となることがあ
る。また、基端部側から先端部挿入孔に挿入されたピン
が、抜かれずにそのまま残っていることもある。このよ
うな状態では、その部分でピンが先端部挿入孔に正しく
先端部側から挿入されないことになる。
【0028】しかし、本発明では、ピン立て工程に含ま
れるピン払い工程で、先端部挿入孔に引っかかり、詰ま
ったりしたピンや、基端部側から挿入されたピンを確実
に払い除けることができるので、その後、その先端部挿
入孔には、ピンが先端部側から正しく挿入されるように
なる。従って、より確実に、ピン立て治具のすべての先
端部挿入孔に、ピンを正しく先端部側から挿入すること
ができる。また、ピン挿入工程において、基板本体のす
べてのピン接続孔に、ピン立て治具から突出したピンの
基端部だけを確実に挿入することができる。ここで、ピ
ンを払う方法としては、ピンにエアを吹き付けて払い除
けたり、ブラシで直接ピンを払い除けたりする方法が挙
げられる。
【0029】さらに、上記のピン立設基板の製造方法で
あって、前記ピンは、前記基端部が前記先端部よりも軸
方向の長さが小さく、前記ピン立て治具は、主面側に開
口した径大部を多数備え、前記先端部挿入孔は、上記径
大部内に開口し、上記径大部の奥側に位置し、上記径大
部は、上記主面に沿う最大寸法が上記先端部挿入孔の主
面に沿う最大寸法よりも大きく、上記先端部及び上記基
端部は遊挿可能で、上記係合部は挿入不能であり、上記
先端部挿入孔の開口縁までの深さが、上記基端部の軸方
向の長さよりも大きく、上記先端部の軸方向の長さより
も小さいことを特徴とするピン立設基板の製造方法とす
ると良い。
【0030】本発明よれば、ピンのうち先端部が主面側
からピン立て治具に挿入された場合には、先端部が径大
部を越えて先端部挿入孔にまで挿入される。このため、
あまり傾かせることなく、ピンを主面から基端部側を突
出させた状態で立たせることができる。また、主面に沿
った方向に外力が加わっても、比較的抜け難くなる。こ
れに対し、ピンのうち基端部が主面側からピン立て治具
に挿入された場合には、径大部の深さが基端部の長さよ
りも大きいため、基端部が径大部を越えて先端部挿入孔
にまで挿入されることはない。さらに、径大部において
は、主面に沿う方向の最大寸法が先端部挿入孔のそれよ
りも大きく、その上、ピンの基端部は先端部よりも最大
寸法が小さいので、主面から先端部が突出した状態でピ
ンが立ったとしても、大きく傾いた状態で立ち易い。従
って、主面に沿った方向に外力が加わると、容易にピン
が抜ける。
【0031】従って、ピン立て工程では、より一層効率
よく、ピンを正しい方向から挿入するとともに、正しく
先端部側が挿入されたピンのみをピン立て治具に残すこ
とができる。さらに、ピン挿入工程でより確実にピンの
基端部側のみを基板本体のピン接続孔に挿入することが
できる。
【0032】さらに、上記のピン立設基板の製造方法で
あって、前記ピン立て治具の前記径大部は、いずれも、
前記主面に沿う方向のうち所定方向に長くされており、
前記ピン立て工程は、上記主面上に配置した多数の前記
ピンを上記所定方向に沿って移動させる所定方向移動ピ
ン立て工程を備えることを特徴とするピン立設基板の製
造方法とすると良い。
【0033】本発明によれば、ピン立て治具の径大部
は、それぞれ所定方向に長くされている。そして、ピン
立て工程において、その所定方向に沿って、ピン立て治
具上のピンを移動させる。このようなピン立て治具に基
端部側から挿入されたピンは、特に、径大部が長くされ
た所定方向に傾きやすく、よって、その方向に抜け易
い。このため、この所定方向に沿ってピン立て治具上の
ピンを移動させると、基端部側から挿入されたピンがさ
らに抜け易くなる。従って、さらに効率よく、先端部側
からピンを挿入するとともに、先端部側から挿入された
ピンのみをピン立て治具上に残すことができる。
【0034】ここで、ピンを所定方向に移動させる方法
としては、例えば、斜面方向が所定方向と一致するよう
に、ピン立て治具を傾けて揺動させたり、あるいは、ピ
ンに所定方向に沿ってエアを吹き付けたり、所定方向に
移動するブラシで直接移動させたりする方法が挙げられ
る。
【0035】さらに、上記のピン立設基板の製造方法で
あって、前記ピン立て工程は、前記所定方向に沿ってピ
ンを払い除ける所定方向ピン払い工程を備えることを特
徴とするピン立設基板の製造方法とするのが好ましい。
【0036】ピン立て治具に基端部側から挿入されたピ
ンは、特に、径大部が長くされた方向に傾きやすい。よ
って、この方向にピンを払うと、ピンはより容易に抜け
る。従って、このようにすると、さらに効率よく、ピン
を先端部側から挿入するとともに、先端部側から挿入さ
れたピンのみをピン立て治具に残すことができる。ここ
で、ピンを所定方向に払う方法としては、ピンに所定方
向に沿ってエアを吹き付けたり、所定方向に移動するブ
ラシで直接ピンを払ったりする方法がある。
【0037】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、本発明の実
施の形態を、図を参照しつつ説明する。本実施形態のピ
ン1について、図1(a)に基端部4側から見た図を、
図1(b)に正面図を、図1(c)に先端部3側から見
た図を示す。このピン1は、コバールからなり、その表
面には、酸化防止のためにNi−Auメッキ層(図示し
ない)が形成されている。その形状は、係合部2と、こ
の係合部2から互いに逆方向に延びた先端部3及び基端
部4とからなる。係合部2は直径0.7mm、高さ(厚
さ)0.1mmの略円板形状をなし、先端部3は直径
0.45mm、高さ(軸方向の長さ)3.08mmの略
円柱形状をなし、また、基端部4は、直径0.4mm、
高さ(軸方向の長さ)1.05mmの略円柱形状をな
す。
【0038】従って、このピン1は、係合部2の軸A−
A′に直交する方向の最大寸法(係合部2の径=0.7
mm)が、先端部3の軸A−A′に直交する方向の最大
寸法(先端部3の径=0.45mm)、及び基端部4の
軸A−A′に直交する方向の最大寸法(0.4mm)よ
りも大きくされている。また、基端部4の径(0.4m
m)は、先端部3の径(0.45mm)よりも小さくさ
れている。
【0039】次に、図2に、このピン1がピン立て治具
11に立てられた状態を示す。本実施形態で用いるピン
立て治具11は、カーボンからなり、主面11A(図中
上方)及び裏面11B(図中下方)を有し、53.3×
53.3mmの略正方形の略板形状をなす。そして、主
面11Aと裏面11Bとの間を貫通する多数の透孔14
が、主面11A側から見て、略格子状に並んで形成され
ている(図示しない)。この透孔14は、主面11Aに
向けてテーパ状に開口した面取り部13と、これより奥
側(図中下方)に位置し、主面11A側に開口した先端
部挿入孔12とからなる。
【0040】このうち先端部挿入孔12は、主面に沿う
方向の最大寸法(先端部挿入孔12の径)が、直径0.
48mmの略円筒形状をなす。なお、先端部挿入孔12
と主面11Aとの間に形成された面取り部13により、
ピン1は先端部挿入孔12に挿入され易くなる。ピン1
の先端部3の径(直径0.45mm)及び基端部4の径
(直径0.4mm)は、ピン立て治具11の先端部挿入
孔12の径(直径0.48mm)よりもそれぞれ小さい
ので、先端部3及び基端部4は先端部挿入孔12に挿入
可能である。
【0041】図2(a)に示すように、ピン1のうち先
端部3側が、ピン立て治具11の透孔14に挿入される
と、即ち、ピン1が正しく挿入されると、先端部3が先
端部挿入孔12に遊嵌状に挿入され、ピン1の係合部2
が面取り部13に係合する。この状態では、ピン立て治
具11の主面11Aに沿う方向(図中左右方向)に外力
が加わっても、ほとんど傾かず、ピン1は先端部挿入孔
12の軸方向に立てられた状態を維持する。
【0042】これに対し、図2(b)に示すように、ピ
ン1のうち基端部4側が、ピン立て治具11の透孔14
に挿入されても、即ち、ピン1が誤って挿入されても、
基端部4が先端部挿入孔12に挿入され、ピン1の係合
部2が面取り部13に係合する。しかし、この状態のピ
ン1は、基端部4の径(0.4mm)が先端部3の径
(0.45mm)よりも小さいため、ピン立て治具11
の主面11Aに沿う方向(図中左右方向)に外力が加わ
ると、図中に破線で示すように、容易にピン1が傾き、
先端部挿入孔12から抜け易い。
【0043】特に、本実施形態では、基端部4の径
(0.4mm)が先端部3の径(0.45mm)の90
%以下となっているので、ピン1が大きく傾いて抜け易
い。さらに、ピン1は、基端部4の高さ(1.05m
m)が先端部3の高さ(3.08mm)よりも小さくさ
れているので、基端部4が先端部挿入孔12に浅くしか
入らないためにより傾き易くなる。
【0044】次に、本実施形態で製造されるピン立設基
板20について、図3(a)に正面図を、図3(b)に
部分拡大断面図を示す。このピン立設基板20は、平面
視49.3×49.3mmの略正方形状で、図3(a)
に示すように、基板主面21A(図中下方)と基板裏面
21B(図中上方)とを有する略板形状をなす基板本体
21を備える。その基板主面21A側には、上記ピン1
が多数立設されている。
【0045】このうち基板本体21は、図3(b)に示
すように、エポキシ樹脂からなる樹脂絶縁層22を有
し、この樹脂絶縁層22には、その主面22A(図中下
方)と裏面22B(図中上方)との間を貫通するピン接
続孔23が多数形成されている。このピン接続孔23の
内壁面23A、樹脂絶縁層22の主面22Aのピン接続
孔周縁22AR、及び裏面22Bのピン接続孔周縁22
BRには、銅からなる導体層25が形成されている。な
お、ピン接続孔23の内壁面23Aに形成された導体層
25によって、ピン接続孔23の開口部分は、直径0.
5mmとされている。
【0046】また、樹脂絶縁層22の裏面22Bには、
この基板本体21に集積回路チップ、集積回路チップを
搭載した配線基板、チップ部品、その他の電子部品(図
示しない)を搭載するために、接続パッド27が多数形
成され、さらに、各接続パッド27に、共晶ハンダから
なるハンダバンプ29が形成されている。この接続パッ
ド27は、それぞれ配線層26を介して、導体層25に
導通している。また、エポキシ樹脂からなるソルダーレ
ジスト層28が、接続パッド27の周縁及び導体層25
のうち裏面22Bのピン接続孔周縁22BRに形成され
た部分の周縁に、それぞれ若干掛かるようにして、樹脂
絶縁層22の裏面22B上及び配線層26上に形成され
ている。
【0047】ピン1は、基端部4が基板本体21のピン
接続孔23に挿入されるとともに、係合部2がピン接続
孔23に係合している。そして、ピン1の先端部3が、
基板本体21の基板主面21Aから図中下方に向けて突
出している。また、ピン1の基端部4及び係合部2の一
部が、ハンダ材30で基板本体21の導体層25に固着
されることにより、ピン1が基板本体21に立設されて
いる。
【0048】次に、ピン1及びピン立設基板20の製造
方法について、図4〜図7を参照しつつ説明する。図4
に、上記ピン1の製造方法について示す。まず、図4
(a)に示すように、断面が直径約0.4mmの略円形
のコバール線材MTを用意する。次に、図4(b)に示
すように、公知のプレス加工により、コバール線材MT
の径よりも大きい直径0.45mmの略円柱形状の先端
部3と、直径0.7mmの略円板形状の係合部2を形成
する。
【0049】次に、図4(c)に示すように、コバール
線材MTを所定の位置で切断し、基端部4を形成する。
その後、バレル研磨し、さらに、酸化防止のために、そ
の表面にNi−Auメッキを施す(図示しない)。この
ようにして、ピン1が製造される。このように、ピン1
は、従来からの一連のピン製造工程によって製造するこ
とができるので、その製造が容易である。
【0050】次に、ピン立設基板20の製造方法につい
て説明する。図5(a)に示すように、予め上記のピン
立て治具11を製作しておく。このピン立て治具11
は、公知の手法により、カーボンからなる略正方形状の
板にドリルで先端部挿入孔12を多数穿孔し、さらに主
面11A側に面取り部13を形成して、作製される。
【0051】まず、ピン配置工程において、図5(a)
に示すように、ピン立て治具11の主面11A上に、多
数のピン1を載置する。その後、ピン立て工程におい
て、図5(b)に示すように、ピン立て治具11を振動
させたり、揺動させたりして、その主面11A上でピン
1を移動させる。これとともに、ピン立て治具11の裏
面11B側から、各透孔14内の空気を吸引して、透孔
14(先端部挿入孔12)にピン1が挿入されるように
する。このようにすることで、多数の先端部挿入孔12
のうちいくつかには、ピン1が挿入される。
【0052】その際、先端部挿入孔12には、ピン1の
先端部3が挿入されることも、また、基端部4が挿入さ
れることもある(図2参照)。しかし、ピン1の基端部
4が挿入された場合には、一旦挿入されても、ピン立て
治具11の振動や揺動により、ピン1は容易に傾いて抜
け易い。このため、全体としてみると、ピン立て治具1
1の先端部挿入孔12には、先端部3側からピン1が挿
入され易い。なお、本実施形態では、ピン1の先端部3
が略円柱形状であり、ピン立て治具11の先端部挿入孔
12が略円筒形状とされているので、先端部3は、容易
に先端部挿入孔12に挿入される。
【0053】次に、ピン立て工程のうちピン払い工程に
おいて、図6(a)に示すように、ブラシBRを用い
て、透孔14(先端部挿入孔12)に挿入されていな
い、ピン立て治具11上のピン1を払い除ける。このと
き同時に、透孔14内に引っかかったり、詰まったりし
たピン1や、透孔14内に基端部4側が挿入されたピン
1も、一緒に払い除けられる。一方、先端部3側が先端
部挿入孔12に挿入されたピン1は、ブラシBRが当た
っても、先端部挿入孔12の軸方向に立ったまま抜けな
い。従って、この工程で、正しく、先端部3側が挿入さ
れたピン1だけが、ピン立て治具11に残る。
【0054】次に、再びピン立て治具1の主面11A上
に多数のピン1を載置し、ピン立て治具11を振動・揺
動させながらピン1を移動させ、吸引して先端部挿入孔
12内にピン1を挿入する(図5参照)。その後、先端
部挿入孔12に挿入されていないピン1等は、再度ブラ
シBRで払い除ける(図6(a)参照)。このような作
業を複数回繰り返して、図6(b)に示すように、ピン
立て治具11のすべての先端部挿入孔12にピン1を挿
入する。このような方法でピン立て治具11にピン1を
立てると、ピン1は正しく、先端部3側からのみ先端部
挿入孔12に挿入されるので、例えば手作業により、逆
向きに挿入されたピン1を挿入し直す必要がなく、ピン
1を仮立する作業効率を大幅に向上させることができ
る。
【0055】次に、ピン挿入工程において、図7(a)
に示すように、ピン1を立てたピン立て治具11と基板
本体21とを位置合わせし、図7(b)に示すように、
基板本体21の基板主面21A側に開口したピン接続孔
23に、ピン立て治具11から突出するピン1の基端部
4をそれぞれ挿入する。さらに、基板本体21のピン接
続孔23にピン1の係合部2をそれぞれ係合させる。そ
して、基板本体21の基板裏面21Bのうち、ピン接続
孔23及びその周縁上(図中上方)に、ピン1を基板本
体21にハンダ固着するためのハンダペースト30Pを
印刷する。この工程では、ピン立て治具11に立てられ
たピン1は、いずれもその基端部4側が突出しているの
で、基板本体21のピン接続孔23には、ピン1の基端
部4側のみが挿入される。
【0056】その後、ピン1を介して重ねた基板本体2
1とピン立て治具11とをリフロー炉に投入し、リフロ
ーして、ピン1と基板本体21とをハンダ材30により
固着する。リフローの際、溶解したハンダは、基板本体
21の導体層25やピン1の基端部4などに沿って濡れ
拡がり、導体層25とピン1の基端部4及び係合部2の
一部とを固着させる(図3(b)参照)。このようにし
て、各々のピン1が基板本体21に立設されて、ピン立
設基板20が完成する。
【0057】以上で説明したように、本実施形態のピン
1は、ピン立て治具11に立てる際、先端部3側から先
端部挿入孔12に挿入されると、ピン立て治具11に遊
嵌状に立てられる。これに対し、ピン1の基端部4側か
ら挿入されると、容易に傾いて抜け易い。このため、ピ
ン立て治具11に、容易に正しく先端部3を挿入して、
ピン1を立たせることができる。
【0058】また、本実施形態のピン立設基板20の製
造方法では、ピン立て工程で、ピン立て治具11のすべ
ての先端部挿入孔12に、容易に正しく先端部3側から
挿入して、ピン1を立たせることができる。さらに、ピ
ン挿入工程で、基板本体21のピン接続孔23に、ピン
1の基端部4側だけを挿入することができる。このた
め、手作業などで、逆向きで挿入されたピン1を抜き、
向きを変えて挿入し直す必要がなく、大幅に時間と労力
を削減することができる。従って、従来に比して、安価
にピン立設基板20を製造することができる。
【0059】なお、本実施形態では、ピン立て工程にお
いて、ピン立て治具11の裏面11B側から、透孔14
内の空気を吸引して、ピン1が先端部挿入孔12内に挿
入され易くしている。しかし、このような吸引を行わ
ず、ピン立て治具1を振動や揺動させることのみでも、
ピン立て治具11にピン1を立てることができる。ま
た、ピン立て治具11の振動や揺動の代わりに、あるい
は、これらとともに、ピン1にエアを吹き付けたり、ブ
ラシで直接払ったりすることによっても、ピン立て治具
11にピン1を立てることができる。
【0060】また、本実施形態のピン立て工程では、ピ
ン立て治具11に、より効率よくピン1を立てるため
に、ピン払い工程で、先端部挿入孔12に挿入されてい
ないピン1などを払い除けている。しかし、このような
工程を備えなくとも、振動や揺動などにより、ピン立て
治具11上のピン1を移動させることのみで、ピン立て
治具11にピン1を立てることもできる。
【0061】(変形形態1)次いで、上記実施形態1の
変形形態1について、図8を参照しつつ説明する。本変
形形態では、ピンの形状、特にピンの基端部の形状が、
上記実施形態1のピン1と異なる。本変形形態のピン4
1について、図8(a)に基端部44側から見た図を、
図8(b)に正面図を、図8(c)に先端部43側から
見た図を示す。このピン41は、係合部42と、この係
合部42から互いに逆方法に延びた先端部43及び基端
部44とからなる。このうち係合部42及び先端部43
は、上記実施形態1のピン1と同様の形状をなす。一
方、基端部44は、上記実施形態1のピン1と略同径
(直径0.4mm)で、基端側(図8(b)中上方)が
面取りされている。
【0062】従って、このピン41も、上記実施形態1
と同様に、係合部42の最大寸法(係合部42の径=
0.7mm)が、先端部43の最大寸法(先端部43の
径=0.45mm)、及び基端部44の最大寸法(0.
4mm)よりも大きくされている。また、基端部44の
最大寸法(0.4mm)は、先端部43の径(0.45
mm)よりも小さくされている。なお、このピン41
も、上記実施形態1のピン1と同様に、コバールからな
り、その表面には、Ni−Auメッキ層(図示しない)
が形成されている。
【0063】上記実施形態1と同様のピン立て治具11
を用いて、本変形形態のピン41を立てると、上記実施
形態1と同様に、ピン41のうち先端部43側が透孔1
4に挿入される場合には、先端部43が先端部挿入孔1
2に挿入され、係合部42が面取り部13に係合して、
ピン41は立てられる(図2(a)参照)。これに対
し、ピン41のうち基端部44側が透孔14に挿入され
る場合には、一旦挿入されても、その後傾いて抜け易く
不安定である(図2(b)参照)。
【0064】このため、このピン41を用いて、ピン立
て治具11に立てれば、ピン立て工程において、ピン立
て治具11の先端部挿入孔12には、容易に、正しく先
端部43側からピン41が挿入される(図6(b)参
照)。また、ピン挿入工程において、ピン立て治具11
に立てられたピン41は、いずれも基端部44側が突出
しているので、基板本体21のピン接続孔23には、確
実に基端部44のみを挿入することができる(図7
(b)参照)。従って、本変形形態のピン41及びピン
立設基板の製造方法において、上記実施形態1と同様の
効果が得られる。
【0065】しかも、本変形形態のピン41を用いて、
上記実施形態1の基板本体21からピン立設基板を製造
するとき、ピン41の基端部44の基端が面取りされて
いるので、基端部44を基板本体21のピン接続孔23
に挿入し易い。即ち、ピン挿入工程において、ピン41
を立てたピン立て治具11と基板本体21とを位置合わ
せをし、ピン接続孔23にピン立て治具11から突出す
るピン41の基端部44を挿入する際(図7参照)、ピ
ン接続孔23を破損させたりすることなく、容易かつ確
実にピン接続孔23に基端部44を挿入することができ
る。なお、このピン41は、上記実施形態1のピン1と
同様の形状のピンを成形し、その基端部の基端を面取り
した後、表面にNi−Auメッキ処理等を施すことによ
り、製作される。
【0066】(実施形態2)次いで、実施形態2につい
て、図9及び図10を参照しつつ説明する。本実施形態
に係るピン立て治具51について、図9(a)に主面5
1A側から見た透孔54近傍の部分拡大図を、図9
(b)にその部分拡大断面図を示す。このピン立て治具
51は、上記実施形態1のピン立て治具11と同様に、
略正方の略板形状をなすカーボンからなり、主面51A
から裏面51Bを貫通する多数の透孔54を備えてい
る。
【0067】この透孔54は、主面51Aに開口した径
大部53と、その奥側に位置し、径大部53内に開口し
た先端部挿入孔52からなる。このうち径大部53は、
いずれも、その主面51Aに沿う方向のうち所定方向
(図中左右方向)に長くされ、その断面が長径1.3m
m、短径0.6mmの略長円形状で、その深さ(先端部
挿入孔52の開口縁52Cまでの深さ)が1.2mmで
ある。一方、先端部挿入孔52は、直径0.48mmの
略円筒形状をなしている。
【0068】本実施形態で用いるピン1は、上記実施形
態1と同様である。即ち、ピン立て治具51の径大部5
3は、先端部挿入孔52の開口縁52Cまでの深さ
(1.2mm)が、上記実施形態1のピン1の基端部4
の軸方向の長さ(1.05mm)よりも大きく、ピン1
の先端部3の軸方向の長さ(3.08mm)よりも小さ
い。また、ピン1の先端部3及び基端部4は、径大部5
3内に遊挿可能で、係合部2は挿入不能である。
【0069】次に、図10に、ピン1がピン立て治具5
1に立てられた状態を示す。図10(a)に示すよう
に、ピン1のうち先端部3側が、ピン立て治具51の透
孔54に挿入されると、即ち、ピン1が正しく挿入され
ると、先端部3が径大部53を越えて先端部挿入孔52
に遊嵌状に挿入され、ピン1の係合部2が径大部53に
係合する。この状態では、ピン立て治具51の主面51
Aに沿う方向(図中左右方向)に外力が加わっても、先
端部3が先端部挿入孔52に支えられているので、ほと
んど傾かず、ピン1は先端部挿入孔52の軸方向に立て
られた状態を維持する。
【0070】これに対し、図10(b)に示すように、
ピン1のうち基端部4側が、ピン立て治具51の透孔5
4に挿入されると、基端部3が透孔54のうち径大部5
3のみに挿入され、係合部2が径大部53に係合する。
この状態のピン1は、基端部4の径(0.4mm)が先
端部3の径(0.45mm)よりも小さく、その上、基
端部4が径大部53にのみ遊挿された状態にあるので、
主面51Aに平行な方向(図中左右方向)に外力が加わ
ると、容易にピン1が傾き、透孔54から抜け易くな
る。特に、このピン立て治具51では、径大部53が所
定方向(図中左右方向)に長くされているので、その方
向に外力が加わると、図中に破線で示すように、ピン1
はその方向に大きく傾いて抜ける。
【0071】次に、本実施形態のピン立設基板の製造方
法について説明する。ピン立設基板20については、上
記実施形態1と同様である。その製造方法については、
まず、公知の手法により、カーボンからなる略正方形状
の板に、ドリルで先端部挿入孔52及び径大部53を穿
孔して、上記ピン立て治具51を製作しておく。次に、
ピン立て工程において、ピン立て治具51の主面51A
上に、ピン1を多数載置する(図5(a)参照)。
【0072】その後ピン立て工程のうち所定方向移動ピ
ン立て工程において、ピン1を載せたピン立て治具51
を、径大部53が長くされた所定方向に沿う方向に傾斜
して揺動させる。これと同時に、透孔54内の空気を吸
引して、先端部挿入孔52内にピン1が挿入されるよう
にする(図5(b)参照)。このとき、透孔54内に
は、上記実施形態1と同様に、ピン1が先端部3側から
挿入されることも、また、基端部4側から挿入されるこ
ともある。しかし、本実施形態では、先端部挿入孔52
の主面51A側に径大部53を持ち、さらに、径大部5
3が所定方向に長くされているので、基端部4側から挿
入されたピン1が大きく傾き易く抜け易い。その上、そ
の所定方向にピン立て治具51を揺動させているので、
基端部4側から挿入されたピン1は、さらに傾き易く抜
け易い。従って、結果的には、この段階でほとんどのピ
ン1が正しく先端部3側から挿入される。
【0073】次に、ピン立て工程のうち所定方向ピン払
い工程において、ブラシBRにより、ピン立て治具51
上に残ったピン1を排除するとともに、透孔54に基端
部4側から挿入されたピン1も払い除ける(図6(a)
参照)。ここで、ブラシBRは、ピン立て治具51の径
大部53が長くされた所定方向に沿って、移動させるよ
うにする。このようにすると、径大部53が所定方向に
長いので、基端部4側から挿入されたピン1が大きく傾
き易く、抜け易い。従って、本実施形態では、ピン立て
工程において、径大部53が長くされた所定方向に揺動
させ、また、この方向にブラシBRを移動させることに
より、さらに効率よく、正しく先端部3側から挿入され
たピン1のみをピン立て治具51に残すことができる。
【0074】次に、上記実施形態1と同様に、ピン1の
載置、ピン1の移動、ピン1の除去を順に複数回繰り返
して、ピン立て治具51のすべての先端部挿入孔52に
ピン1を挿入する(図6(b)参照)。本実施形態で
は、誤って基端部4側から挿入されたピン1が、上記実
施形態1に比して、容易に透孔54から抜かれるので、
さらに効率よく、確実にピン1をピン立て治具51に立
てることができる。その後は、上記実施形態1と同様
に、ピン挿入工程において、基板本体21のピン接続孔
23に、ピン1の基端部4を挿入し、係合部2をそれぞ
れ係合させる(図7(b)参照)。そして、基板本体2
1とピン1をハンダ固着させ、基板本体21にピン1を
立設する。
【0075】以上で説明したように、本実施形態のピン
立設基板20の製造方法によっても、ピン立て工程にお
いて、ピン立て治具51のすべての先端部挿入孔52
に、容易に、正しくピン1の先端部3側のみを挿入し
て、ピン1を立たせることができる。特に、先端部挿入
孔52の主面51A側に径大部53を有し、さらに、径
大部53が所定方向に長くされ、その上、その所定方向
に沿ってピン立て治具51を揺動させているので、基端
部4側から挿入されたピン1が、透孔54から抜け易
い。また、その所定方向に沿ってブラシBRで移動させ
るので、基端部4側から挿入されたピン1が、容易に透
孔54から抜かれて払い除けられる。さらに、ピン挿入
工程において、基板本体21のピン接続孔23には、ピ
ン1の基端部4側だけが挿入されるので、ピン1を容易
に立設することができる。従って、従来に比して安価に
ピン立設基板20を製造することができる。
【0076】以上において、本発明を各実施形態に即し
て説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して
適用できることはいうまでもない。例えば、上記各実施
形態1,2では、基板本体として、基板本体21の基板
裏面21Bに、電子部品や電子部品を搭載した配線基板
を搭載するものを示したが、電子部品等を、ピンが立設
される主面側(基板本体21における基板主面21A
側)に搭載する基板本体を用いても良い。
【0077】また、ピンを基板本体に固着する方法とし
ては、ピンの基端部とピン接続孔の形状を調整して、ピ
ンの基端部をピン接続孔に圧入して固着しても良い。ま
た、基板本体にピン接続孔として貫通孔を設け、基板本
体の厚さよりも長い基端部を有するピンを挿入し、基板
本体から突出した部分をプレスで潰して固着する方法な
ども含まれる。また、これらの方法とともに、ハンダ材
を用いて固着させても良い。なお、ピン接続孔は、基板
本体を貫通する貫通孔に限らず、基板主面側にのみ開口
した有底孔としても良い。
【0078】また、上記各実施形態1,2では、係合部
2,42及び先端部3,43の形状は、いずれもその断
面が略円形状とされていたが、これらの形状は、その断
面が略長円、略楕円、多角形その他の形状に適宜変更す
ることができる。その際、前述したように、ピンの形状
が、従来の一連のピン製造工程と大きく違わない方法で
製作できる形状であると、ピン及びピン立設基板を安価
に製造することができる。
【0079】また、上記各実施形態1,2のピン立て治
具11,51では、先端部挿入孔12,52の主面11
A,51A側に、面取り部13や径大部53が形成され
ているが、これらを有しない、即ち、先端部挿入孔を主
面まで延ばした形状としても良い。また、先端部挿入孔
と裏面11B,51Bとの間に裏面径大部等を形成する
こともできる。
【0080】また、上記実施形態2において、ピン立て
治具51の多数の径大部53のうち、所定方向において
隣り合う複数の径大部53について、径大部53同士が
連結した所定方向に長い共通径大部とすることもでき
る。このようにすると、ピン立て治具上のピン1を移動
させる際、また、ピン1を払い除ける際に、基端部4側
から挿入されたピン1がさらに傾きやすくなり、抜け易
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係るピンを示す図であり、(a)
は基端部側から見た図を示し、(b)は正面図を示し、
(c)は先端部側から見た図を示す。
【図2】実施形態1に係り、ピンをピン立て治具に立て
た状態を示す断面図であり、(a)はピンが先端部側か
ら挿入された状態を示し、(b)はピンが基端部側から
挿入された状態を示す。
【図3】実施形態1に係るピン立設基板を示す図であ
り、(a)は正面図を示し、(b)は部分拡大断面図を
示す。
【図4】実施形態1に係るピンの製造方法を示す図であ
り、(a)はコバール線材を示し、(b)は先端部及び
係合部を形成した状態を示し、(c)は基端部を形成し
た状態を示す。
【図5】実施形態1に係るピン立設基板の製造方法を示
す図であり、(a)はピン立て治具にピンを載置した状
態を示し、(b)は一部の先端部挿入孔にピンを挿入し
た状態を示す。
【図6】実施形態1に係るピン立設基板の製造方法を示
す図であり、(a)は先端部挿入孔に挿入されていない
ピンや基端部側から挿入されたピンをブラシで払い除け
た状態を示し、(b)はすべての先端部挿入孔にピンを
挿入した状態を示す。
【図7】実施形態1に係るピン立設基板の製造方法を示
す図であり、(a)はピンを立てたピン立て治具に、基
板本体を位置合わせした状態を示し、(b)は基板本体
を重ねた状態を示す。
【図8】変形形態1に係るピンを示す図であり、(a)
は基端部側から見た図を示し、(b)は正面図を示し、
(c)は先端部側から見た図を示す。
【図9】実施形態2に係るピン立て治具を示す図であ
り、(a)は主面側から見た透孔近傍の部分拡大図を示
し、(b)はその部分拡大断面図を示す。
【図10】実施形態2に係り、ピンをピン立て治具に立
てた状態を示す断面図であり、(a)はピンが先端部側
から挿入された状態を示し、(b)はピンが基端部側か
ら挿入された状態を示す。
【図11】従来技術に係るピン立設基板の製造方法を示
す図であり、(a)はピン立て治具にピンを載置した状
態を示し、(b)ピン立て治具にピンの先端部側を挿入
して、ピンを立てた状態を示し、(c)はピン立て治具
に基板本体を重ねた状態を示す。
【図12】従来技術に係るピン立設基板の製造方法のう
ち、ピン立て治具にピンを立てた状態を示す。
【符号の説明】
1,41 ピン 2,42 係合部 3,43 先端部 4,44 基端部 11,51 ピン立て治具 11A,51A (ピン立て治具の)主面 12,52 先端部挿入孔 13 面取り部 14,54 透孔 20 ピン立設基板 21 基板本体 21A 基板主面 23 ピン接続孔 52C (先端部挿入孔の)開口縁 53 径大部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主面を有し、この主面側に開口した先端部
    挿入孔を多数備えるピン立て治具に、遊嵌状に立てられ
    る入出力端子としてのピンであって、 係合部とこの係合部から互いに逆方向に延びた先端部及
    び基端部とを有し、 上記係合部の軸に直交する方向の最大寸法は、上記先端
    部及び上記基端部の軸に直交する方向の最大寸法よりも
    大きく、 上記基端部の上記最大寸法は、上記先端部の上記最大寸
    法よりも小さく、 上記先端部は、上記ピン立て治具の先端部挿入孔に挿入
    可能であることを特徴とするピン。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のピンであって、 前記先端部の径は、前記基端部の径よりも大きく、か
    つ、前記先端部挿入孔の径よりも小さいことを特徴とす
    るピン。
  3. 【請求項3】基板主面を有し、この基板主面側に開口し
    た多数のピン接続孔を備える基板本体に、入出力端子と
    しての多数のピンが立設されたピン立設基板の製造方法
    であって、 主面を有し、この主面側に開口した先端部挿入孔を多数
    備えるピン立て治具のうち、上記主面上に、 係合部とこの係合部から互いに逆方向に延びた先端部及
    び基端部とを有し、上記係合部の軸に直交する方向の最
    大寸法は上記先端部及び上記基端部の軸に直交する方向
    の最大寸法よりも大きく、上記基端部の上記最大寸法は
    上記先端部の上記最大寸法よりも小さく、上記先端部は
    上記先端部挿入孔に挿入可能である上記ピンを、 多数配置するピン配置工程と、 上記主面上に載せた上記ピンを移動させて、上記多数の
    先端部挿入孔に上記ピンの先端部を遊嵌状に挿入して、
    上記基端部側が突出した状態に上記ピンを立てるピン立
    て工程と、 上記ピンを立てたピン立て治具と上記基板本体とを位置
    合わせをし、上記基板本体の多数のピン接続孔に、上記
    ピン立て治具から突出する上記ピンの基端部を挿入し、
    係合部を係合させるピン挿入工程と、を備えることを特
    徴とするピン立設基板の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のピン立設基板の製造方法
    であって、 前記ピンは、前記基端部が前記先端部よりも軸方向の長
    さが小さく、 前記ピン立て治具は、主面側に開口した径大部を多数備
    え、 前記先端部挿入孔は、上記径大部内に開口し、上記径大
    部の奥側に位置し、 上記径大部は、上記主面に沿う最大寸法が上記先端部挿
    入孔の主面に沿う最大寸法よりも大きく、上記先端部及
    び上記基端部は遊挿可能で、上記係合部は挿入不能であ
    り、上記先端部挿入孔の開口縁までの深さが、上記基端
    部の軸方向の長さよりも大きく、上記先端部の軸方向の
    長さよりも小さいことを特徴とするピン立設基板の製造
    方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のピン立設基板の製造方法
    であって、 前記ピン立て治具の前記径大部は、いずれも、前記主面
    に沿う方向のうち所定方向に長くされており、 前記ピン立て工程は、上記主面上に配置した多数の前記
    ピンを上記所定方向に沿って移動させる所定方向移動ピ
    ン立て工程を備えることを特徴とするピン立設基板の製
    造方法。
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