JP2000323471A - 膜形成方法及び膜形成装置 - Google Patents

膜形成方法及び膜形成装置

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JP2000323471A JP2000043138A JP2000043138A JP2000323471A JP 2000323471 A JP2000323471 A JP 2000323471A JP 2000043138 A JP2000043138 A JP 2000043138A JP 2000043138 A JP2000043138 A JP 2000043138A JP 2000323471 A JP2000323471 A JP 2000323471A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上に塗布された処理液が乾ききらない間
に基板を移動させても処理液が基板周縁部に流出するこ
とを防止する。 【解決手段】 ウェハWにポリイミド液を供給してこの
ウェハWをスピンチャック56で回転させることでウェ
ハW上にポリイミド膜を形成する膜形成装置15におい
て,ウェハWの周辺部に対してレーザ光を照射する照射
装置81を設ける。ポリイミド膜が形成されてサイドリ
ンスされた後,レーザ光を周辺部に照射して周辺部の膜
を固化する。固化したポリイミド膜が堰となって,乾き
きっていないポリイミド液が周縁部に流出することを防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,基板に処理液を供
給して当該基板の表面に処理液の膜を形成する膜形成方
法及び膜形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては,
例えば半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という。)等の
表面にアルミニウム電極を多層に形成する,いわゆる多
層配線技術が行われている。そして,アルミニウム電極
間には層間絶縁膜,例えばポリイミド膜が形成されてい
る。
【0003】ところで,製品歩留まりの低下を防止する
には,ポリイミド膜を均一に形成することが必要であ
る。また,多層配線技術後に行われるリソグラフィ技術
において,均一な露光処理やエッチング処理等を行うた
めにも,均一なポリイミド膜の形成が不可欠である。そ
こで,均一なポリイミド膜を形成するにあたり,例えば
従来からスピンコート法が行われてきた。このスピンコ
ート法は,ウェハの表面に液状のポリイミドを供給し,
ウェハを回転させてその時の遠心力によって,ウェハ上
のポリイミドを拡散させて塗布する方法である。
【0004】また従来では,スピンコート法によりポリ
イミド膜を形成したウェハの周縁部に対して,例えばポ
リイミドの溶剤(以下,「溶剤」という。)等の洗浄液
を供給し,当該ウェハの周縁部にあるポリイミド膜を除
去する,いわゆるサイドリンス処理が行われていた。こ
れにより,ウェハの周縁部にあるポリイミド膜がウェハ
の周縁部を支持するピンセットに付着して汚染すること
を防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,ポリイ
ミド膜は流動性が高く,ウェハの中心部側にある乾きき
らないポリイミド膜がウェハの周縁部側に流れ出してし
まうことがあった。従って,上述のサイドリンス処理を
施しても,その後ウェハの周縁部側に流れ出したポリイ
ミドがピンセットに付着して汚染してしまうという懸念
が生じていた。
【0006】そこで本発明は,ポリイミド膜のような薄
膜を形成した後,薄膜を形成する処理液が乾ききってい
ない状態で基板を移動させても,処理液が周縁部に流出
することを防止して,ピンセットなど基板を支持する支
持部材が汚染されない膜形成方法及び膜形成装置を提供
して,上記課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば,基板に処理液を供給し,当該基板の表面に所定の厚
さの処理液の膜を形成する工程と,前記基板の周縁部に
形成された処理液の膜を除去する工程と,前記基板の周
辺部の端部に形成された処理液の膜を固化させる工程と
を有することを特徴とする膜形成方法が提供される。
【0008】請求項1に記載の膜形成方法によれば,例
えば,基板の周縁部に形成された処理液の膜を除去した
後に,基板の周辺部の端部に形成された処理液の膜を固
化させる。このように,基板周辺部の処理液を固化させ
ることにより,この固化部分がいわゆる堰となり,基板
の中心部側にある乾いていない処理液が基板の周縁部か
ら基板外に流出することが防止できる。ここで,「ウェ
ハWの周縁部」とは,ウェハWの側周端面及びエッジ部
分並びにその後のプロセスにおいて半導体デバイス等が
形成されない部分をいい,「ウェハWの周辺部」とは上
記「ウェハWの周縁部」よりもウェハWの内側に位置し
た部分をいう。なお,請求項1の膜形成方法には,上述
した基板の周縁部に形成された処理液の膜を除去する工
程と前記基板の周辺部の端部に形成された処理液の膜を
固化させる工程とが,何れの工程が先に行われる場合も
含まれる。
【0009】かかる請求項1における前記基板の周縁部
に形成された処理液の膜を除去する工程は,請求項2の
ように前記基板の周縁部に洗浄液を供給することにより
行われてもよいし,請求項3のように,前記基板の周縁
部に対してレーザ光を照射することにより行われてもよ
いし,さらに請求項4のように,前記基板の周縁部に対
して洗浄液を供給し,レーザ光を照射して行われてもよ
い。
【0010】これらの方法により,基板の周縁部に形成
された処理液の膜を好適に除去することができるが,特
にレーザ光は,その出力の強弱或いは,照射時間の変更
により,前記処理膜の除去する量を調節ことができるた
め,基板上に形成された処理液の膜の膜厚が異なる場合
にも適応できる。なお,請求項4の前記処理液の膜の除
去工程には,洗浄液を供給すると同時にレーザ光を照射
する場合と,いずれかを先に行う場合が含まれる。
【0011】上述した請求項1,3,4の各膜形成方法
において,請求項5のように前記基板の周辺部の端部に
形成された処理液の膜を固化させる工程は,前記基板の
周辺部に対してレーザ光を照射することにより行われる
ようにしてもよい。このように,レーザ光を用いて前記
処理液の膜を固化させることにより,レーザ光は比較的
エネルギーが高く指向性に優れているため,短時間でか
つ正確な位置に前記固化部分すなわち堰を形成すること
ができる。
【0012】請求項6によれば,基板に処理液を供給
し,当該基板の表面に所定の厚さの処理液の膜を形成す
る工程と,基板の周縁部に洗浄液を供給して,当該基板
の周縁部に形成された処理液の膜を除去する工程と,基
板の周辺部に対してレーザ光を照射し,前記基板の周辺
部の端部に形成された処理液の膜を固化させる工程とを
有することを特徴とする,膜形成方法が提供される。
【0013】請求項6に記載の膜形成方法によれば,例
えば基板の周縁部に洗浄液を供給して,周縁部にある処
理液の膜を溶解除去した後,この基板の周辺部にレーザ
光を照射して,処理液の膜の周辺部の端部を加熱して固
化させるようにしている。従って,この基板の周辺部に
は処理液の固化部分によっていわば堰が形成されること
となる。従って,基板の中心部側にある乾ききらない処
理液の流出は,前記固化部分によって防止される。
【0014】請求項7の発明によれば,基板に処理液を
供給し,当該基板の表面に所定の厚さの処理液の膜を形
成する工程と,基板の周辺部に対してレーザ光を照射
し,前記基板の周辺部の端部に形成された処理液の膜を
固化させる工程と,さらに基板の周縁部にある処理液の
膜を前記レーザ光で除去する工程とを有することを特徴
とする膜形成方法が提供される。
【0015】請求項7に記載の膜形成方法によれば,処
理液の膜が表面に形成された基板の周辺部にレーザ光を
照射し,先ず基板の周辺部の端部に形成された処理液の
膜を固化させるようにしている。これによって,固化し
た処理液の堰が基板の周辺部に形成されるので,乾きき
っていない処理液の流出を防止できる。次いで,基板の
周縁部にある処理液の膜をレーザ光で除去するので,洗
浄液を使用せずに基板の周縁部にある処理液の膜を除去
することが可能となる。ここで,基板上の処理液の膜厚
に差がある場合には,レーザ光の照射時間を調整して好
適に対処することができる。
【0016】かかる請求項7の発明において,請求項8
のように,前記基板の周辺部の端部に形成された処理液
の膜を固化させる工程と,基板の周縁部にある処理液の
膜を前記レーザ光で除去する工程との間に,基板に対し
て照射するレーザ光の出力を調整する工程を具備するよ
うにしてもよい。
【0017】請求項8に記載の膜形成方法によれば,周
辺部の端部にある処理液の膜を固化させた後に,基板の
周縁部に対して照射するレーザ光の出力を調整するの
で,例えば処理液の膜が厚く形成された箇所には出力の
大きなレーザ光を,また処理液の膜が薄く形成された箇
所には出力の小さなレーザ光を照射することにより,基
板の周縁部から効率よく,かつ常に所定の時間で不要な
処理液の膜を除去することができる。
【0018】請求項9の発明によれば,基板に処理液を
供給し,当該基板の表面に所定の厚さの処理液の膜を形
成する工程と,基板の周辺部及び周縁部に対してレーザ
光を照射して,所定の間隔を有するように前記基板の周
辺部に形成された処理液の膜と前記基板の周縁部に形成
された処理液の膜の2箇所を固化する工程と,その後,
前記固化された2箇所の処理液の膜の間にある処理液の
膜を前記レーザー光で除去する工程とを有することを特
徴とする膜形成方法が提供される。
【0019】このように,処理液の膜の固化する部分を
2重に形成することにより,いわゆる処理液に対する堰
が2つ形成されることになるため,基板周縁部から乾い
ていない処理液が流出することをより確実に防止でき
る。
【0020】請求項10の発明によれば,基板に処理液
を供給し,当該基板の表面に所定の厚さの処理液の膜を
形成する工程と,基板の周辺部に対してレーザ光を照射
し,前記基板の周辺部の端部に形成された処理液の膜を
固化させると共に当該基板の周縁部にある処理液の膜を
前記レーザ光で除去する工程とを有することを特徴とす
る膜形成方法が提供される。
【0021】請求項10に記載の膜形成方法によれば,
例えばスピンコート法によって,基板の周縁部にまで延
出した余分な処理液の膜はレーザ光によって除去され
る。一方,基板の周辺部に対しては,レーザ光で固化し
た処理液による堰が形成されるので,乾ききっていない
処理液の流出を防ぐことができる。しかも,基板の周縁
部にある処理液の膜の除去を上述した堰の形成と同時に
行うので,かかる固化と除去とに要する時間をより短縮
化できる。
【0022】上述した請求項1〜4の前記基板の周辺部
の端部に形成された処理液の膜を固化させる工程は,請
求項11のように前記基板の周辺部に対して紫外線を照
射することにより行われてもよいし,請求項12のよう
に前記基板の周辺部を加熱することにより行われてもよ
いし,さらに,請求項13のように基板の周辺部に対し
て硬化剤を供給することにより行われるようにしてもよ
い。上記の方法を用いて処理液の膜を固化させても,固
化部分すなわち堰を基板の周辺部の端部に好適に形成す
ることができる。従って,基板の中心部側にある乾いて
いない処理液が基板の周縁部から基板外に流出すること
が防止される。
【0023】請求項14の発明によれば,請求項5〜1
2において前記基板の周辺部に形成された処理液の膜を
固化させる際に前記基板の周辺部を冷却する工程を有す
ることを特徴とする膜形成方法が提供される。請求項5
〜12のように,レーザ光や加熱素子等を用いて,前記
基板の周辺部の端部に形成された処理液の膜を固化させ
る場合は,基板に熱的な悪影響を与えるおそれがある。
そこで,請求項14のようにレーザ光や熱が与えられる
基板の周辺部を冷却することにより,熱的な影響を受け
ることを防止する。
【0024】請求項15に記載の発明は,請求項3〜1
0に記載の膜形成方法において,基板は略円盤状であっ
て,この基板を回転させながらレーザ光を照射する工程
を有することを特徴としている。
【0025】請求項15に記載の膜形成方法によれば,
基板の周辺部や周縁部の一点にレーザ光を照射し続ける
だけで,基板の全周にわたって周辺部や周縁部に対して
レーザ光の照射が行える。
【0026】請求項16の発明によれば,上述した請求
項8以外の各膜形成方法において,前記基板は略円盤状
であって,前記基板の周辺部の端部に形成された処理液
の膜を固化させる工程は,この基板を回転させながら行
われることを特徴とする膜形成方法が提供される。
【0027】請求項16に記載の膜形成方法によれば,
例えば前記基板の周辺部の一点に紫外線を照射し続ける
だけで,基板の全周にわたって基板の周辺部の端部に形
成された処理液の膜を固化させることができる。また,
回転の速度を変えることにより,例えば紫外線の照射量
を変えることができる。
【0028】また,かかる請求項16の発明は,請求項
17のように,前記基板の周縁部に形成された処理液の
膜を除去する工程は,前記基板を回転させながら行われ
ることを特徴とする基板の膜形成方法が提供される。
【0029】請求項17に記載の膜形成方法によれば,
例えば前記基板の周辺部の一点にレーザ光を照射し続け
るだけで,基板の全周にわたって基板の周縁部に形成さ
れた処理液の膜を除去することができる。また,回転の
速度を変えることにより,例えばレーザ光の照射量を変
えることができ,処理膜の除去量を適宜変更することが
できる。
【0030】請求項18の発明によれば,基板に処理液
を供給し,当該基板の表面に所定の厚さの処理液の膜を
形成する装置であって,前記基板の周縁部に形成された
処理液の膜を除去する手段と,前記基板の周辺部の端部
に形成された処理液の膜を固化させる手段とを有するこ
とを特徴とする膜形成装置が提供される。
【0031】このように,前記基板の周縁部に形成され
た処理液の膜を除去する手段と,前記基板の周辺部の端
部に形成された処理液の膜を固化させる手段とを有する
ことにより,請求項1に記載の膜形成方法を好適に実施
することができる。従って,基板周辺部に形成された処
理液の膜にいわゆる堰が形成され,基板中心部側にある
乾いていない処理液が基板周縁部から基板外に流出する
ことが防止される。
【0032】かかる請求項18の発明は,請求項19の
ように前記処理液の膜を除去する手段は,前記基板の周
縁部に対して洗浄液を供給する供給部を有するようにし
てもよい。このように,前記供給部を設けることによ
り,洗浄液によって前記処理液の膜を除去することがで
きるため,上述した請求項2の膜形成方法が好適に実施
できる。
【0033】さらに請求項20のように,前記基板の処
理液の膜を固化する手段を前記基板に対してレーザ光を
照射する照射装置としてもよい。こうすることにより,
前記基板の周縁部に形成された処理液の膜は,前記洗浄
液により除去され,前記基板の周辺部に形成された処理
液の膜は,レーザ光により固化できる。したがって,請
求項6に記載の膜形成方法を好適に実施できる。
【0034】請求項21の発明によれば,基板に処理液
を供給し,当該基板の表面に所定の厚さの処理液の膜を
形成する装置であって,前記基板の周辺部に対してレー
ザ光を照射可能な照射装置を備えたことを特徴とする膜
形成装置が提供される。
【0035】請求項21に記載の膜形成装置によれば,
処理液の膜が表面に形成された基板の周辺部に対して照
射装置からのレーザ光を照射して加熱することができる
から,基板の周辺部の端部に形成された処理液の膜を固
化することができる。従って,請求項5,6に記載の膜
形成方法を好適に実施することができる。
【0036】そして請求項20又は21における照射装
置は,請求項22のように,少なくとも基板の周縁部ま
で移動自在に構成してもよい。
【0037】かかる構成によれば,照射装置から基板の
周辺部に対してレーザ光を照射した後に,照射装置を移
動させて基板の周辺部よりもさらに外側の周縁部にレー
ザ光を照射することが可能である。従って,請求項7に
記載の膜形成方法を好適に実施することができる。
【0038】請求項23によれば,基板に処理液を供給
し,当該基板の表面に所定の厚さの処理液の膜を形成す
る装置であって,基板の周辺部に対してレーザ光を照射
する第1の照射装置と,基板の周縁部に対してレーザ光
を照射する第2の照射装置とを有することを特徴とす
る,膜形成装置が提供される。
【0039】請求項23に記載の膜形成装置によれば,
基板の周辺部及び基板の周縁部に対してそれぞれ第1,
第2の照射装置から同時にレーザ光を照射することがで
きる。従って,例えば第1の照射装置よりも第2の照射
装置の出力を大きくし,基板の周辺部に照射するレーザ
光よりも光強度の強いレーザ光,即ちエネルギーの高い
レーザ光を基板の周縁部に照射すれば,固化した処理液
の堰が基板の周辺部に形成され,同時に基板の周縁部に
ある不要な処理液の膜を除去することができる。その結
果,請求項10に記載の膜形成方法を好適に実施するこ
とができる。
【0040】請求項24によれば,基板に処理液を供給
し,当該基板の表面に所定の厚さの処理液の膜を形成す
る装置であって,前記基板の周辺部に対して紫外線を照
射可能な照射装置を備えたことを特徴とする膜形成装置
が提供される。
【0041】このように,紫外線の照射装置を備えるこ
とにより,請求項21におけるレーザ光の代わりに紫外
線を照射して,基板の周辺部の端部に形成された処理液
の膜を固化することができる。従って,請求項11に記
載の膜形成方法を好適に実施することができる。
【0042】請求項25によれば,基板に処理液を供給
し,当該基板の表面に所定の厚さの処理液の膜を形成す
る装置であって,前記基板の周辺部を加熱する加熱素子
を備えたことを特徴とする膜形成装置が提供される。
【0043】このように,基板の周辺部を加熱する加熱
素子を備えることにより,基板の周辺部に形成された処
理液の膜を加熱して,前記処理液の膜を固化することが
できる。従って,請求項12に記載の膜形成方法を好適
に実施することができる。
【0044】請求項26の発明によれば,基板に処理液
を供給し,当該基板の表面に所定の厚さの処理液の膜を
形成する装置であって,前記基板の周辺部に硬化剤を供
給する供給部を備えたことを特徴とする膜形成装置が提
供される。
【0045】このように,基板の周辺部に硬化剤を供給
する供給部を備えることにより,基板の周辺部の端部に
形成された処理液の膜に硬化剤を供給して,前記処理液
の膜を固化することができる。従って,請求項13に記
載の膜形成方法を好適に実施することができる。
【0046】請求項27の発明によれば,請求項18〜
25の膜形成装置において,前記基板の周辺部を冷却す
る冷却装置を有することを特徴とする膜形成装置が提供
される。
【0047】このように,基板の周辺部を冷却する冷却
装置を備えることにより,基板の周辺部を冷却して,例
えば,レーザ光の照射による温度上昇を抑制することが
できる。従って,請求項14に記載の膜形成方法を好適
に実施することができる。
【0048】また,かかる請求項27における冷却装置
は,請求項28のように前記基板の周辺部に対応した前
記基板の裏面に冷却水を供給するように構成されていて
もよいし,請求項29のように前記基板の周辺部に冷却
された気体を供給するように構成されていてもよい。
【0049】請求項28によれば,基板周辺部の裏面に
対して冷却水を供給するため,処理液に直接触れること
なく,基板周辺部の温度上昇を抑制することができる。
また,請求項29によれば,処理液に直接触れてもさほ
ど影響を与えない気体を用いて基板周辺部を冷却するこ
とができるので,冷却装置の配置位置の自由度が広が
る。
【0050】以上の各膜形成装置は,請求項30のよう
に前記基板を回転させる基板支持機構を有するようにし
てもよい。
【0051】かかる構成によれば,例えば基板支持機構
によって回転する基板の周辺部にレーザ光を照射するこ
とができる。従って,請求項15,16又は17に記載
の膜形成方法を好適に実施することができる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態にかか
る膜形成装置を備えた膜形成システムについて説明す
る。図1〜3は膜形成システムの外観を示しており,図
1は平面図,図2は正面図,図3は背面図である。
【0053】膜形成システム1は図1に示すように,例
えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布現
像処理装置1に搬入出したり,カセットCにウェハWを
搬入出したりするためのカセットステーション2と,枚
葉式に所定の処理を施す各種処理ユニットを多段配置し
てなる処理ステーション3とを一体に接続した構成を有
している。
【0054】カセットステーション2では,カセット載
置台6上の所定の位置にカセットCがウェハWの出入口
を処理ステーション3側に向けてX方向(図1中の上下
方向)一列に載置自在である。そして,このカセット配
列方向(X方向)及びカセットCに収容されたウェハW
のウェハ配列方向(Z方向;垂直方向)に移動可能なウ
ェハ搬送体8が搬送路9に沿って移動自在であり,カセ
ットCに対して選択的にアクセスできるようになってい
る。
【0055】ウェハ搬送体8はθ方向(Z軸を中心とす
る回転方向)にも回転自在に構成されており,後述する
ように処理ステーション3側の第3の処理装置群G
属するアライメントユニット32及びエクステンション
ユニット33に対してもアクセスできるように構成され
ている。
【0056】処理ステーション3では,ウェハWの周縁
部を保持するピンセット10と,ウェハWの裏面を保持
するピンセット11,12とを上中下に備えた主搬送装
置13が中心部に配置されており,主搬送装置13の周
囲には各種処理ユニットが多段に配置されて処理装置群
を構成している。膜形成システム1においては,4つの
処理装置群G,G,G,Gが配置可能である。
第1及び第2の処理装置群G,Gは膜形成装置1の
正面側に配置されており,第3の処理装置群G はカセ
ットステーション2に隣接して配置されており,第4の
処理装置群Gは主搬送装置13を挟んで第3の処理装
置群Gと相対向するようにして配置されている。ま
た,必要に応じて第5の処理装置群Gも背面側に配置
可能である。
【0057】第1の処理装置群Gでは図2に示すよう
に,処理液としてのポリイミド液をウェハWに供給して
処理する膜形成装置15と,後述のポンプ68,71を
収納可能な収納室16とが上下2段に配置されている。
第2の処理装置群Gでは,膜形成装置15と基本的に
同様な構成を有する膜形成装置17と,収納室16と基
本的に同様な構成を有する収納室18とが上下2段に積
み重ねられている。なお,これらの収納室16,18の
下部には,後述するポリイミド液供給タンク65及び溶
剤供給タンク70を収納可能なケミカルボックス19,
19が設けられている。
【0058】第3の処理装置群Gでは図3に示すよう
に,ウェハWを載置台に載せて所定の処理を施すオーブ
ン型の処理ユニット,例えば冷却処理を行うクーリング
ユニット30,ポリイミド膜とウェハWとの定着性を高
めるアドヒージョンユニット31,ウェハWの位置合わ
せを行うアライメントユニット32,ウェハWを待機さ
せるエクステンションユニット33,加熱処理を行うベ
ーキングユニット34,35,36,37等が下から順
に8段に重ねられている。
【0059】第4の処理装置群Gでは,例えばクーリ
ングユニット40,載置したウェハWを自然冷却させる
エクステンション・クーリングユニット41,エクステ
ンションユニット42,クーリングユニット43,ベー
キングユニット44,45,46,47等が下から順に
8段に積み重ねられている。
【0060】膜形成システム1は以上のように構成され
ている。次に,本発明の実施の形態にかかる膜形成装置
15について説明する。
【0061】膜形成装置15は図4,5に示すように,
ケーシング54内に備えられたカップ55内部で真空吸
着したウェハWを回転自在なスピンチャック56を備え
ており,このウェハWの下側にはウェハWの裏面周縁部
に洗浄液,例えば溶剤等を供給して洗浄する,いわゆる
バックリンスを行うための洗浄液供給手段57,57が
設けられている。また,ウェハWから飛散したポリイミ
ド液は,スピンチャック56の外方からカップ55の底
部に設けられた排液管58を通じて,カップ55の下方
に設置されているドレインタンク59へと排出される。
【0062】本実施の形態にかかる膜形成装置15にお
いては,ウェハWに供給されるポリイミド液は,各々ポ
リイミド液供給ノズルP〜Pから供給されるように
なっており,これらのポリイミド液供給ノズルP〜P
はウェハWに溶剤を供給する溶剤供給ノズルT〜T
とそれぞれ組になってノズルホルダ60,61,6
2,63に夫々組み込まれている。
【0063】ノズルホルダ60,61,62,63は上
記カップ55の外側に配置する保持機構64によって保
持されるようになっている。これらのノズルホルダ6
0,61,62,63はそれぞれ基本的に同一の構成を
有しており,例えば図4に示したノズルホルダ60に基
づいてその構成を説明すると,ノズルホルダ60にはポ
リイミド液供給ノズルPと,溶剤供給ノズルTとが
設けられている。
【0064】ポリイミド液供給ノズルPへは,上記ケ
ミカルボックス19に収納されているポリイミド液供給
タンク65から,ポリイミド液供給チューブ66を通じ
て所定のポリイミド液が供給されるようになっており,
このポリイミド液供給チューブ66には途中にパーティ
クル等の不純物を除去するフィルタ67が介装されてい
る。また,ポリイミド液は収納室16内のポンプ68等
によって送られるようになっている。
【0065】またノズルホルダ60には,温度調節流体
を循環させるためのチューブによって構成された往路6
9a,復路69bが設けられており,往路69aを通じ
て外部から供給される温度調節水等の温度調節流体を往
路69aから復路69bに循環させている。これによ
り,ポリイミド液供給チューブ66内を流通するポリイ
ミド液を一定温度に保ち,ポリイミド液供給ノズルP
からウェハWに対して吐出されるポリイミド液が常に所
定温度となるように配慮されている。
【0066】一方,溶剤供給ノズルTにはケミカルボ
ックス19に収納されている溶剤供給タンク70の溶剤
がポンプ71によって溶剤供給チューブ72を通じて送
液されるようになっており,ノズルホルダ60には溶剤
供給チューブ72内を流通する溶剤を所定温度に維持す
るために,所定温度の温度調節流体を流通させるチュー
ブからなる往路73a,73bが設けられている。
【0067】なお,ノズルホルダ61,62,63には
ポリイミド液供給ノズルP,P,Pと,溶剤供給
ノズルT,T,Tとが夫々設けられており,ノズ
ルホルダ60,61,62,63には後述するスキャン
アーム80aの保持する保持ピン60a,61a,62
a,63aがそれぞれ設けられている。
【0068】そして,スピンチャック55を挟んで保持
機構64の反対側には他の保持機構74が設けられてお
り,この保持機構74にはウェハWの周縁部に溶剤を供
給して洗浄する,いわゆるサイドリンス専用のノズルホ
ルダ75,76,77,78が備えられている。ノズル
ホルダ75,76,77,78は基本的に同様の構成を
有しており,ノズルホルダ75,76,77,78には
ウェハWの周縁部に溶剤を吐出する溶剤吐出ノズル
,S,S,Sと,後述するスキャンアーム8
0aに保持される保持ピン75a,76a,77a,7
8aとがそれぞれ設けられている。
【0069】そして,前出のノズルホルダ60,61,
62,63及びノズルホルダ75,76,77,78は
保持機構64,74からスキャン機構80のスキャンア
ーム80aによってそれぞれ取り出される。このスキャ
ンアーム80aは三次元方向,即ちX方向,Y方向,Z
方向への移動が可能であり,ノズルホルダ60,61,
62,63及びノズルホルダ75,76,77,78を
保持した状態でウェハWの上方に位置する所定の位置ま
で移動するように構成されている。
【0070】また,カップ55の上方には,ウェハWの
周辺部に対してレーザ光を照射可能な照射装置81が備
えられている。この照射装置81は移動機構83によっ
てカップ55上方の所定の位置まで移動することができ
るように構成されており,光源が例えばGaAlAs等
で出力が数W程度の赤外レーザダイオード81aと,発
生したレーザ光をウェハWの周辺部に対して垂直に照射
させるためのレンズ81bとを有している。
【0071】本実施の形態にかかる膜形成装置15は以
上のように形成されている。次に,膜形成装置15の作
用効果について説明する。
【0072】ウェハWが膜形成装置15に搬入される
と,このウェハWはカップ55内のスピンチャック56
に真空引きされて吸着保持される。次いで,スピンチャ
ック56が回転して,所定のポリイミド液を供給するポ
リイミド液供給ノズルP,例えばポリイミド液供給ノ
ズルPが選択されて,スキャンアーム80aがポリイ
ミド液供給ノズルPを有するノズルホルダ60を保持
機構64まで取りに行く。
【0073】そして,ノズルホルダ60がカップ55上
方の所定位置,例えばウェハWの中心部まで移動して,
回転するウェハWの中心部に溶剤供給ノズルTから所
定の溶剤を供給し拡散させる。次いで,溶剤の供給後に
ノズルホルダ60が移動して,図6に示すように回転の
停止したウェハWの中心部にポリイミド液供給ノズルP
から所定のポリイミド液を供給する。かかる供給終了
後,スキャンアーム80aは処理位置から退避し,ノズ
ルホルダ60をもとの保持機構64に戻しに行く。
【0074】次いで,ポリイミド液の供給されたウェハ
Wをスピンチャック56で回転させてウェハWに供給さ
れたポリイミド液を拡散させて,図7に示すようにウェ
ハW上にポリイミド膜Pを形成する。そして,ウェハW
の回転によってウェハWの周縁部まで延出したポリイミ
ド膜Pを除去するために,いわゆるサイドリンス及びバ
ックリンスが行われる。
【0075】即ち,保持機構74に移動したスキャンア
ーム80aによって,例えばノズルホルダ75が取り出
され,ノズルホルダ75が図8に示すように,スキャン
アーム80aに保持された状態でウェハWの周縁部上方
の所定位置まで移動する。このとき,ウェハWは再び回
転が開始されている。そして,回転するウェハWの周縁
部に溶剤吐出ノズルSから溶剤が吐出されてサイドリ
ンスが行われる。また,このサイドリンスと並行して,
当該ウェハWの裏面周縁部に対して洗浄液供給手段5
7,57から溶剤が供給されてバックリンスが行なわれ
る。かかるサイドリンス及びバックリンスによって,ウ
ェハWの周縁部にある不要なポリイミド膜Pが溶剤に溶
解し,図9に示すように除去される。
【0076】そして,上記サイドリンス及びバックリン
ス終了後に,ウェハWの周辺部上方に照射装置81を移
動させて,図10に示すように,回転するウェハWの周
辺部に照射装置81からレーザ光を照射する。このレー
ザ光の照射によってウェハWの周辺部が加熱されるの
で,ウェハWの周辺部にあるポリイミド膜Pの端部82
が図11に示すように固化する。
【0077】この固化したポリイミド膜Pの端部82は
いわば堰として機能する。従って,例えばウェハWをピ
ンセット10で搬送している最中に乾ききっていないポ
リイミド液が当該ピンセット10の移動,停止等により
ウェハWの周縁部方向に移動しようとしても,このポリ
イミド液はポリイミド膜Pの固化した端部82によって
せき止められる。その結果,ポリイミド液がウェハWの
周縁部側に流出することを未然に防止することができ,
ポリイミド液がピンセット10に付着して汚染すること
を防止することができる。
【0078】そのようにして,膜形成装置15にて所定
のポリイミド膜が形成されたウェハWは,その後ベーキ
ングユニット44,クーリングユニット43に順次搬送
されて所定の処理が施される。膜形成装置17において
も膜形成装置15と同様なプロセスによってポリイミド
膜Pが形成される。なお,この実施に形態においては,
サイドリンス及びバックリンスが行われ,ウェハWの周
縁部のポリイミド膜Pが除去された後に,ウェハWの周
辺部に形成されたポリイミド膜Pの端部を固化したが,
その逆すなわちウェハWの周辺部の端部に形成されたポ
リイミド膜Pを固化し,堰を形成した後に,ウェハW周
縁部のポリイミド膜Pを除去してもよい。
【0079】前記実施の形態ではウェハWの周縁部にあ
るポリイミド膜Pを除去するためにサイドリンスとバッ
クリンスとを併用した例を挙げて説明したが,これに替
えて,レーザ光の照射によってウェハWの周縁部にある
ポリイミド膜Pを除去するようにしてもよい。
【0080】即ち図12に示すように,先ずポリイミド
が表面に塗布されたウェハWの周辺部上方に照射装置8
1を移動させて,ウェハWの周辺部にレーザ光を照射
し,端部を固化させてポリイミド膜Pの堰を形成する。
次いで図13に示すように,照射装置81をウェハWの
周縁部まで移動させると共に,レーザ光の出力を高め
る。そして,ウェハWに形成されたポリイミド膜Pの堰
の最外端に位置する周縁部にレーザ光を照射し,ウェハ
Wの外側周縁部にあるポリイミド膜Pを蒸発させて,こ
れを除去する。また,レーザ光の出力を高める代わり
に,ポリイミド膜Pの堰を形成した後で,除去しようと
するポリイミド膜Pに照射装置81からのレーザ光を複
数回重ねて照射してもよい。また,ウェハWの回転速度
を遅くしてポリイミド膜Pに照射されるレーザ光のエネ
ルギー量を実質的に多くするようにしてもよい。
【0081】かかる方法によれば,レーザ光によってウ
ェハWの周縁部にあるポリイミド膜Pを除去するので,
従来のようにウェハWの周縁部に溶剤を供給しなくて
も,即ちサイドリンスやバックリンスを行わなくても,
当該ウェハWの周縁部にあるポリイミド膜Pを除去する
ことが可能となる。なお,かかる方法とは逆に,レーザ
光によりウェハWの周縁部にあるポリイミド膜Pを除去
した後に,ウェハW周辺部の端部のポリイミド膜Pをレ
ーザ光により固化してもよい。
【0082】さらに図14に示したように,ウェハWの
周辺部に対してレーザ光を照射する第1の照射装置90
と,ウェハWの周縁部に対してレーザ光を照射する第2
の照射装置91とを備えるようにしてもよい。
【0083】かかる構成によれば,ウェハWの周辺部に
対して第1の照射装置90からのレーザ光を,ウェハW
の周縁部に対して第2の照射装置91からのレーザ光を
それぞれ同時に照射することができるので,ポリイミド
膜Pの固化と除去を同時に行うことができる。従って,
前記実施の形態,即ち周辺部のポリイミド膜Pを固化さ
せた後に周縁部のポリイミド膜Pを除去するプロセスよ
りも,ポリイミド膜Pの固化及び除去に要する時間を短
縮化することができる。この際,例えば第1の照射装置
90よりも第2の照射装置91の出力を大きくしてウェ
ハWの周辺部よりも光強度の強いレーザ光,即ちよりエ
ネルギの高いレーザ光をウェハWの周縁部に照射すれ
ば,ポリイミド膜Pの固化よりも時間のかかるポリイミ
ド膜Pの除去に要する時間をより短縮化することができ
る。さらに,第1,第2の照射装置90,91を移動さ
せるための適宜の移動機構83も不要となるので,装置
全体の簡素化を図ることも可能である。なお,図14に
示した例では,第1の照射装置90と第2の照射装置9
1とが一体化されていたが,もちろん第1,第2の照射
装置90,91を別体にして各々好適な位置に別々に配
置するようにしてもよい。
【0084】次に,本発明のさらに別の実施の形態を説
明する。図15に示すように,この実施の形態では,サ
イドリンス用の各ノズルホルダ175〜178にウェハ
Wの周辺部及び周縁部に対してレーザ光を照射する照射
装置181〜184をそれぞれ搭載している。例えば,
ノズルホルダ175〜178では,ウェハWの周縁部に
対して溶剤を吐出する溶剤吐出ノズルS,S
,Sと照射装置181〜184とが回転するウェ
ハの接線方向に向けて隣接するように配置されている。
【0085】ウェハW上にポリイミド溶剤を供給した
後,溶剤吐出ノズルS,S,S,S及び照射装
置181〜184がウェハWの周縁部に位置する1つの
ノズルホルダ175〜178を移動させ,溶液吐出ノズ
ルS,S,S,Sから溶液を吐出しつつ照射装
置181〜184からレーザ光を照射する。その後,照
射装置181〜184がウェハWの周辺部に位置するよ
うに1つのノズルホルダ175〜178を移動させ,照
射装置181〜184からレーザ光を照射して堰を形成
する。
【0086】この実施の形態によれば,照射装置を移動
するための特別な手段は不要となり,装置全体の簡素化
を図ることができる。なお,この実施の形態では,先に
ウェハW周縁部のポリイミド膜Pを除去し,その後ウェ
ハW周辺部端部に堰を形成したが,その逆すなわち先に
ウェハW周辺部端部のポリイミド膜Pに堰を形成してか
らウェハW周縁部のポリイミド膜Pを除去してもよい。
【0087】さらに,図16に示すように,各ノスルホ
ルダ175〜178にさらに別の照射装置191〜19
4をウェハWの接線方向に向けて隣接するように配置し
てのよい。この場合,図15に示した動作に加えて,照
射装置191〜194については,ウェハWの周辺部を
レーザ光で照射するときにだけ使用する。これにより,
堰を形成する時にはより大きなエネルギーが必要となる
が,それを2つの照射装置を使ってレーザ光を照射する
ことで,照射装置のコントロールをON・OFFだけで
行え,照射装置内のエネルギーコントロールは不要とな
り,照射装置の構成を簡略化することができる。
【0088】次に,本発明のまた別の実施の形態を説明
する。図17に示すように,この実施の形態では,ウェ
ハW上にポリイミド溶剤を供給した後,照射装置81に
より内外2重の堰201,202を形成した後,これら
の堰201,202間に残存する溶剤203を照射装置
81により除去している。本実施の形態によれば,サイ
ドリンスやバックリンスを行わなくても,より確実に当
該ウェハWの周縁部にあるポリイミド膜Pを除去するこ
とが可能となる。また,堰を2重にすることにより,ポ
リイミド溶液が基板周縁部に流れる可能性をさらに低減
できる。
【0089】上述した実施の形態では,レーザ光を使っ
て堰の形成等を行っていたが,本発明は基板の周辺部に
処理液の堰等ができるように構成すればよく,例えば,
レーザ光に代えて紫外線を用いて紫外線のエネルギーで
堰の形成及び処理液の除去を行うようにしてもよい。ま
た,図18に示すように,ウェハWの周辺部及び周縁部
に近接可能に加熱素子211を配置し,加熱素子211
のエネルギーで堰を形成,或いは処理液の除去を行うよ
うにしてもよい。さらに,図19に示すように,ウェハ
Wの周辺部に近接可能に,処理液を硬化することができ
る硬化剤を供給する硬化剤供給ヘッド212を配置し,
硬化剤供給ヘッド212からウェハW上に硬化剤を供給
することで堰の形成を行うようにしてもよい。
【0090】上述した実施の形態では,堰を形成するた
めにウェハW上にレーザ光の照射等を行っているため,
ウェハWに熱的な悪影響を及ぼすおそれがある。そこ
で,例えば,図20に示すように,照射装置81のレー
ザ照射位置の直下におけるウェハWの裏面側で,ウェハ
Wの裏面に向けて冷却水を噴出するノズル213を配置
し,レーザの照射と冷却水の噴出とを同時に行うように
してもよい。また,図21に示すように,照射装置81
に隣接し,かつ,照射装置81より内周側に(ウェハW
から見て)冷却された気体,例えば窒素ガスを噴出する
ノズル214を配置し,レーザ光の照射と冷却ガスの噴
出とを同時に行うようにしてもよい
【0091】前記実施の形態では,処理液の膜としてポ
リイミド膜を形成する場合を例に挙げて説明したが,本
発明は他の薄膜,例えばスピン・オン・グラス膜(SO
G膜)を形成する場合も応用可能である。特に,SOD
膜の形成に本発明を適用する場合,堰が形成されたまま
であると,SOD膜の上にさらに上層を形成していくと
上層に凹凸を生じてウェハW上の実装領域にまで悪影響
を生じるため,例えばSOD膜の形成して加熱処理した
後に堰を除去することが好ましい。
【0092】また基板もウェハには限定されず,例えば
LCD基板やCD基板等の他の基板であってもよい。
【0093】以上の本発明によれば,レーザ光等で基板
の周辺部に処理液の子株分を形成するので,基板の中心
部にある乾ききらない処理液が基板の周縁部側に流出す
ることが防止できる。したがって,基板を支持する支持
部材の汚染を防止することが可能である。
【0094】
【発明の効果】請求項1〜17によれば,基板の周辺部
に処理液の固化部分を形成するので,この固化部分がい
わゆる堰となり,基板の中心部側にある乾ききらない処
理液が基板の周縁部側に流出することを防止できる。従
って,基板を支持する支持部材の汚染を防止することが
可能である。
【0095】特に請求項9によれば,いわゆる堰が2重
に形成されるため,基板中心側にある乾ききらない処理
液が基板の周縁部に流出することがより確実に防止され
る。
【0096】また,請求項14のように,基板の周辺部
を冷却することにより,基板に与えられる熱的影響を最
小限に抑制することができる。
【0097】請求項18によれば,請求項1の膜形成方
法が好適に実施することができ,請求項19は,請求項
2の膜形成方法,請求項20は,請求項6の膜形成方
法,請求項21は,請求項5及び6の膜形成方法,請求
項22は,請求項7の膜形成方法,請求項23は,請求
項10の膜形成方法,請求項24は,請求項11の膜形
成方法,請求項25は,請求項12の膜形成方法,請求
項26は,請求項13の膜形成方法,請求項27〜29
は,請求項14の膜形成方法,請求項30は,請求項1
5〜17の膜形成方法をそれぞれ好適に実施することが
できる。
【0098】特に,請求項23によれば,請求項10の
膜形成方法を好適に実施することができる。また,基板
の周辺部と周縁部とに同時にレーザ光を照射するので,
処理液の膜の固化及び除去に要する時間を請求項22よ
りも短縮化できる。さらに,照射装置を基板の基板の周
縁部に移動させる適宜の移動機構が不要となるので,装
置全体の簡素化を図ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる膜形成装置を備え
た膜形成システムの平面図である。
【図2】図1の膜形成システムの正面図である。
【図3】図1の膜形成システムの背面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる膜形成装置の概略
的な説明図である。
【図5】図4の膜形成装置の平面図である。
【図6】ウェハにポリイミド液を塗布する様子を示す説
明図である。
【図7】図6のポリイミド液を拡散させてポリイミド膜
を形成したウェハを示す説明図である。
【図8】図7のウェハにサイドリンス及びバックリンス
を施す様子を示す説明図である。
【図9】図8のウェハ及びポリイミド膜の拡大図であ
る。
【図10】図9のウェハの周辺部にレーザ光を照射する
様子を示す説明図である。
【図11】図10のウェハ及びポリイミド膜の拡大図で
ある。
【図12】ウェハの周辺部にレーザ光を照射する様子を
示す説明図である。
【図13】図12の状態からウェハの周縁部にレーザ光
を照射する様子を示す説明図である。
【図14】ウェハの周辺部及び周縁部にレーザ光をそれ
ぞれ同時に照射する様子を示す説明図である。
【図15】本発明の他の実施の形態にかかる膜形成装置
の平面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態にかかる膜形成装置
の平面図である。
【図17】本発明の他の実施の形態にかかるウェハの周
辺部にレーザ光を照射する様子を示す説明図である。
【図18】本発明の他の実施の形態にかかるウェハの周
辺部を加熱する様子を示す説明図である。
【図19】本発明の他の実施の形態にかかるウェハの周
辺部に硬化剤を供給する様子を示す説明図である。
【図20】本発明の他の実施の形態にかかるウェハの周
辺部を冷却する様子を示す説明図である。
【図21】本発明の他の実施の形態にかかるウェハの周
辺部を冷却する様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 膜形成システム 10 ピンセット 15,17 膜形成装置 57 洗浄水供給手段 65 ポリイミド液供給タンク 70 溶剤供給タンク 81 照射装置 60,61,62,63 ノズルホルダ 75,76,77,78 ノズルホルダ S〜S 溶剤吐出ノズル T〜T 溶剤供給ノズル P〜P ポリイミド液供給ノズル P ポリイミド膜 W ウェハ

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に処理液を供給し,当該基板の表面
    に所定の厚さの処理液の膜を形成する工程と,前記基板
    の周縁部に形成された処理液の膜を除去する工程と,前
    記基板の周辺部の端部に形成された処理液の膜を固化さ
    せる工程とを有することを特徴とする,膜形成方法。
  2. 【請求項2】 前記基板の周縁部に形成された処理液の
    膜を除去する工程は,前記基板の周縁部に洗浄液を供給
    することにより行われることを特徴とする,請求項1に
    記載の膜形成方法。
  3. 【請求項3】 前記基板の周縁部に形成された処理液の
    膜を除去する工程は,前記基板の周縁部に対してレーザ
    光を照射することにより行われることを特徴とする,請
    求項1に記載の膜形成方法。
  4. 【請求項4】 前記基板の周縁部に形成された処理液の
    膜を除去する工程は,前記基板の周縁部に対して洗浄液
    を供給し,レーザ光を照射して行われることを特徴とす
    る,請求項1に記載の膜形成方法。
  5. 【請求項5】 前記基板の周辺部の端部に形成された処
    理液の膜を固化させる工程は,前記基板の周辺部に対し
    てレーザ光を照射することにより行われることを特徴と
    する,請求項1,3又は4のいずれかに記載の膜形成方
    法。
  6. 【請求項6】 基板に処理液を供給し,当該基板の表面
    に所定の厚さの処理液の膜を形成する工程と,基板の周
    縁部に洗浄液を供給して,当該基板の周縁部に形成され
    た処理液の膜を除去する工程と,基板の周辺部に対して
    レーザ光を照射し,前記基板の周辺部の端部に形成され
    た処理液の膜を固化させる工程とを有することを特徴と
    する,膜形成方法。
  7. 【請求項7】 基板に処理液を供給し,当該基板の表面
    に所定の厚さの処理液の膜を形成する工程と,基板の周
    辺部に対してレーザ光を照射し,前記基板の周辺部の端
    部に形成された処理液の膜を固化させる工程と,さらに
    基板の周縁部にある処理液の膜を前記レーザ光で除去す
    る工程とを有することを特徴とする,膜形成方法。
  8. 【請求項8】 前記基板の周辺部の端部に形成された処
    理液の膜を固化させる工程と,基板の周縁部にある処理
    液の膜を前記レーザ光で除去する工程との間に,基板に
    対して照射するレーザ光の出力を調整する工程を具備す
    ることを特徴とする,請求項7に記載の膜形成方法。
  9. 【請求項9】 基板に処理液を供給し,当該基板の表面
    に所定の厚さの処理液の膜を形成する工程と,基板の周
    辺部及び周縁部に対してレーザ光を照射して,前記基板
    の周辺部に形成された処理液の膜と前記基板の周縁部に
    形成された処理液の膜との2箇所を所定の間隔を有する
    ように固化する工程と,その後,前記固化された2箇所
    の処理液の膜の間にある処理液の膜を前記レーザー光で
    除去する工程とを有することを特徴とする,膜形成方
    法。
  10. 【請求項10】 基板に処理液を供給し,当該基板の表
    面に所定の厚さの処理液の膜を形成する工程と,基板の
    周辺部に対してレーザ光を照射し,前記基板の周辺部の
    端部に形成された処理液の膜を固化させると共に当該基
    板の周縁部にある処理液の膜を前記レーザ光で除去する
    工程とを有することを特徴とする,膜形成方法。
  11. 【請求項11】 前記基板の周辺部の端部に形成された
    処理液の膜を固化させる工程は,前記基板の周辺部に対
    して紫外線を照射することにより行われることを特徴と
    する,請求項1,2,3又は4のいずれかに記載の膜形
    成方法。
  12. 【請求項12】 前記基板の周辺部の端部に形成された
    処理液の膜を固化させる工程は,前記基板の周辺部を加
    熱することにより行われることを特徴とする,請求項
    1,2,3又は4のいずれかに記載の膜形成方法。
  13. 【請求項13】 前記基板の周辺部の端部に形成された
    処理液の膜を固化させる工程は,基板の周辺部に対して
    硬化剤を供給することにより行われることを特徴とす
    る,請求項1,2,3又は4のいずれかに記載の膜形成
    方法。
  14. 【請求項14】 前記基板の周辺部に形成された処理液
    の膜を固化させる際に前記基板の周辺部を冷却する工程
    を有することを特徴とする,請求項5,6,7,8,
    9,10,11又は12のいずれかに記載の膜形成方
    法。
  15. 【請求項15】 前記基板は略円盤状であって,この基
    板を回転させながらレーザ光を照射する工程を有するこ
    とを特徴とする,請求項3,4,5,6,7,8,9又
    は10のいずれかに記載の膜形成方法。
  16. 【請求項16】 前記基板は略円盤状であって,前記基
    板の周辺部の端部に形成された処理液の膜を固化させる
    工程は,この基板を回転させながら行われることを特徴
    とする,請求項1,2,3,4,5,6,7,8,1
    0,11,12,13又は14のいずれかに記載の膜形
    成方法。
  17. 【請求項17】 前記基板の周縁部に形成された処理液
    の膜を除去する工程は,前記基板を回転させながら行わ
    れることを特徴とする,請求項16に記載の膜形成方
    法。
  18. 【請求項18】 基板に処理液を供給し,当該基板の表
    面に所定の厚さの処理液の膜を形成する装置であって,
    前記基板の周縁部に形成された処理液の膜を除去する手
    段と,前記基板の周辺部の端部に形成された処理液の膜
    を固化させる手段とを有することを特徴とする,膜形成
    装置。
  19. 【請求項19】 前記処理液の膜を除去する手段は,前
    記基板の周縁部に対して洗浄液を供給する供給部を有す
    ることを特徴とする,請求項18に記載の膜形成装置。
  20. 【請求項20】 前記基板の処理液の膜を固化する手段
    は,前記基板に対してレーザ光を照射する照射装置であ
    ることを特徴とする,請求項18に記載の膜形成装置。
  21. 【請求項21】 基板に処理液を供給し,当該基板の表
    面に所定の厚さの処理液の膜を形成する装置であって,
    前記基板の周辺部に対してレーザ光を照射可能な照射装
    置を備えたことを特徴とする,膜形成装置。
  22. 【請求項22】 前記照射装置は,少なくとも基板の周
    縁部まで移動自在であることを特徴とする,請求項20
    又は21のいずれかに記載の膜形成装置。
  23. 【請求項23】 基板に処理液を供給し,当該基板の表
    面に所定の厚さの処理液の膜を形成する装置であって,
    基板の周辺部に対してレーザ光を照射する第1の照射装
    置と,基板の周縁部に対してレーザ光を照射する第2の
    照射装置とを有することを特徴とする,膜形成装置。
  24. 【請求項24】 基板に処理液を供給し,当該基板の表
    面に所定の厚さの処理液の膜を形成する装置であって,
    前記基板の周辺部に対して紫外線を照射可能な照射装置
    を備えたことを特徴とする,膜形成装置。
  25. 【請求項25】 基板に処理液を供給し,当該基板の表
    面に所定の厚さの処理液の膜を形成する装置であって,
    前記基板の周辺部を加熱する加熱素子を備えたことを特
    徴とする,膜形成装置。
  26. 【請求項26】 基板に処理液を供給し,当該基板の表
    面に所定の厚さの処理液の膜を形成する装置であって,
    前記基板の周辺部に硬化剤を供給する供給部を備えたこ
    とを特徴とする,膜形成装置。
  27. 【請求項27】 前記基板の周辺部を冷却する冷却装置
    を有することを特徴とする,請求項18,19,20,
    21,22,23,24又は25のいずれかに記載の膜
    形成装置。
  28. 【請求項28】 前記冷却装置は,前記基板の周辺部に
    対応した前記基板の裏面に冷却水を供給するように構成
    されていることを特徴とする,請求項27に記載の膜形
    成装置。
  29. 【請求項29】 前記冷却装置は,前記基板の周辺部に
    冷却された気体を供給するように構成されていることを
    特徴とする,請求項27に記載の膜形成装置。
  30. 【請求項30】 前記基板を回転させる基板支持機構を
    有することを特徴とする,請求項18,19,20,2
    1,22,23,24,25,26,27,28又は3
    0のいずれかに記載の膜形成装置。
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