JP2000323387A - 露光装置及び露光方法 - Google Patents

露光装置及び露光方法

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JP2000323387A
JP2000323387A JP11129901A JP12990199A JP2000323387A JP 2000323387 A JP2000323387 A JP 2000323387A JP 11129901 A JP11129901 A JP 11129901A JP 12990199 A JP12990199 A JP 12990199A JP 2000323387 A JP2000323387 A JP 2000323387A
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reticle
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recipe
exposure
exposure apparatus
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JP11129901A
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English (en)
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Muneyasu Yokota
宗泰 横田
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Nikon Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レシピデータの切替を迅速に行なえるように
することを目的とする。 【解決手段】 各レイヤーで使用されるレチクルの組み
合わせであるレシピデータに基づいて、前記レチクルに
形成されたパターンを基板(12)に露光する露光装置
において、レシピデータ保持手段(19)は複数のレシ
ピデータを保持し、レチクル載置手段(8)は前記レシ
ピグループに対応する複数のレチクル(R1、R2、・
・・R6)を載置して移動可能であり、制御手段(1
8)は、前記複数のレシピデータに応じて前記レチクル
載置手段(8)を制御して露光を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、例えば半導体素子、液
晶表示素子、撮像素子(CCD等)、または薄膜磁気ヘ
ッド等を製造するためのフォトリソグラフィー工程でレ
チクルやフォトマスク等上のパターンを感光基板上に露
光するために使用される露光装置に関する。より詳しく
は、レシピデータの切り替え時に必要な処理を迅速に行
う機能を備えた露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば半導体素子等の製造工
程におけるフォトリソグラフィー工程では、半導体層や
金属配線層に回路パターンを形成させるために露光装置
が用いられる。この露光装置では、回路パターンの形成
されたレチクルやフォトマスク等(以下、レチクルと称
する)を用いる。露光装置のレチクルステージにレチク
ルを載置し、フォトレジスト等の感光剤が塗布された半
導体ウエハやガラスプレート等を基板ステージに載置す
る。そして、レチクルに形成された回路パターンを基板
に転写する。回路パターンの大型化(具体的には液晶の
大型化)により、複数のレチクルのパターンの一部を基
板上で重ねて露光し大型の回路パターンを露光する画面
合成露光法が提案され実用されている。
【0003】図7は従来における露光装置の概略構成図
である。ここでは、例として液晶露光用のステップ・ア
ンド・リピート型露光装置を用いて説明する。露光装置
1000は、露光光源1と、複数のレチクルR1、R
2、・・・R6を載置するレチクル載置装置8と、レチ
クルR1、R2、・・・R6をセットするレチクルステ
ージ9と、投影光学系10と、ガラスプレート12と、
基板ステージ13、14及び15とを主として構成され
ている。
【0004】露光光源1からの露光光は、シャッター
3、ブラインド4、フライアイレンズ2及びコーンレン
ズ5を介して液晶表示素子用のパターンが形成されたレ
チクルに入射する。
【0005】フライアイレンズ2は、露光光源1からの
露光光の強度分布を均一化するものである。レチクル載
置装置8には、複数のレチクルが載置可能である。従
来、回路パターンの1レイヤーに対する露光に用いる1
つのレシピデータ用のレチクルをレチクル載置装置8に
載置している。レチクル載置装置8は、図中X方向にス
ライド可能な構造となっている。レチクル載置装置8に
載置されたレチクルは、レチクル載置装置8をスライド
することにより、交換可能である。ここで、レシピデー
タとは、形成すべき回路パターンに応じたレチクルの組
み合わせをいう。
【0006】レシピデータは、後述のホストコンピュー
タの指示に基づいて切り替えられ、レシピデータ切替の
度にレチクル載置装置8に載置されたレチクルを取り外
し、別のレシピデータ用のレチクルをレチクル載置装置
8に載置し直す。
【0007】レチクルステージ9上にセットされたレチ
クル上に形成されたパターンは、露光光によって照射さ
れ、投影光学系10によって基板ステージ13、14及
び15上に載置された角型のガラスプレート12の所定
の露光領域に露光される。
【0008】レチクルR1、R2、・・・R6のアライ
メントは、ミラー7を介してレチクルアライメントセン
サー6によって行われる。ガラスプレート12のアライ
メントは、プレートアライメントセンサー11によって
行われる。
【0009】基板ステージは、回転ステージ13、Xス
テージ14及びYステージ15からなり、それぞれ不図
示の光軸を中心に回転、X方向にシフト、Y方向にシフ
トすることができる。基板ステージは、ガラスプレート
12が静止した状態でレチクルに形成されたパターンが
露光によりガラスプレート12に転写されると、Xステ
ージ13及びYステージ14の移動により、ステージ上
に載置されたガラスプレート12は所定の距離だけ移動
する。そして、レチクルに形成されたパターンはガラス
プレート12の他の露光領域に露光により転写される。
このようなステップ・アンド・リピート動作により所定
の回数だけパターンの露光を繰り返す。
【0010】また、基板ステージは、後述のレチクルセ
ットアップの過程におけるベースライン計測、オフセッ
ト計測の結果に基づいても移動する。干渉計17は、基
板ステージ上のガラスプレート12の位置を計測し、ガ
ラスプレート12の位置座標を特定する。
【0011】なお、基板ステージは水平な定盤16上に
設置されている。また、露光装置1000は、不図示の
制御装置により装置全体が制御されている。図8は自動
化された製造ラインの一例を示す図である。図8に示す
ように、感光剤塗布装置1100、露光装置1000及
び現像装置1200が製造ライン3000上に備えられ
ている。感光剤塗布装置1100は、ガラスプレート1
2の露光領域に感光剤を塗布するものである。露光装置
1000は上述のものである。現像装置1200は露光
装置1000による露光処理が施されたガラスプレート
12上の回路パターンを現像するものである。各装置は
ホストコンピュータ2000に接続され、ホストコンピ
ュータ2000からの指示に基づいて動作する。
【0012】図9は従来におけるレシピデータ管理の一
例を示す図である。図9に示すように、レシピデータA
は2枚のレチクルA−1及びA−2の組み合わせであ
る。レシピデータAは、ある回路パターンの1レイヤー
に対する露光に用いるレチクルの組み合わせである。レ
シピデータBは、2枚のレチクルB−1及びB−2の組
み合わせである。レシピデータBは、レシピデータAと
異なる回路パターンの1レイヤーに対する露光に用いる
レチクルの組み合わせである。レシピデータCは、2枚
のレチクルC−1及びC−2の組み合わせであり、レシ
ピデータA及びBと異なる回路パターンの1レイヤーに
対する露光に用いるレチクルの組み合わせである。この
ように、各レシピデータA、B及びCはそれぞれ別個に
管理されており、互いに関連付けられていない。
【0013】図8に示すホストコンピュータ2000か
ら、あるレシピデータ用のレチクルを使用して露光する
ようにとの指示があると、露光装置1000は、そのレ
シピデータ用のレチクルを不図示のレチクル搬送装置に
よりレチクル載置装置8にセットアップする。
【0014】ここで、上述のように、レチクル載置装置
8にセットアップされるレチクルは、回路パターンの1
レイヤーに対する露光に用いる1つのレシピデータ用の
レチクルである。
【0015】図10は、従来における、レチクルのセッ
トアップの手順を示す図である。まず、不図示の制御装
置は、あるレシピデータに基づいて所定ロット分ガラス
プレート12を露光するようにとの指示を、ホストコン
ピュータ2000から受信する(ステップS100)。
【0016】不図示の制御装置は、不図示のレチクル搬
送装置により指示のあったレシピデータ用のレチクルを
レチクル載置装置8に載置する(ステップS101)。
指示のあったレシピデータとして、図9に示すレシピデ
ータAを例にして説明する。この場合、レシピデータA
のレチクルA−1及びレチクルA−2をレチクル載置装
置8に載置する。
【0017】続いて、不図示の制御装置は、レチクルア
ライメントセンサー6を介してレシピデータAの1枚目
のレチクルA−1のアライメントを行う(ステップS1
02)。
【0018】不図示の制御装置は、指示されたレシピデ
ータが1層目のレイヤーについてのものかどうか判定す
る(ステップS103)。不図示の制御装置は、指示さ
れたレシピデータが1層目のレイヤーについてのもので
ない場合に(ステップS103、No)、プレートアラ
イメントセンサー11によりガラスプレート12上の不
図示のアライメントマークを光電的に検出してガラスプ
レート12をアライメントした後、レチクルA−1につ
いてベースライン計測を行う(ステップS104)。
【0019】ベースライン計測とは、レチクル中心と不
図示のプレートアライメントセンサー11間の相対距離
をプレートアライメントセンサー11を用いて計測する
ことである。このベースライン計測により、プレートア
ライメントセンサー11に対するレチクルのずれを補正
するための補正値が検出される。この補正値はベースラ
イン値と呼ばれる。基板ステージの移動量は、ベースラ
イン値に基づいて補正される。
【0020】ステップS103の判定の結果、指示され
たレシピデータが1層目のレイヤーについてのものであ
る場合(ステップS103、Yes)、ベースライン計
測は不要であるため、ステップS105に進む。
【0021】続いて、レシピの1枚目のレチクルのアラ
イメント位置を基準にして、レシピの2枚目のレチクル
のアライメントを行う(ステップS105)。上述の手
順は、ホストコンピュータからレシピの切替の指示があ
る度に行われる。
【0022】図11は従来における、レシピデータ用の
レチクルの切替及び露光手順を示す図である。この説明
では、図9に示すレシピデータを例として用いる。図1
1に示すように、不図示の制御装置は、ホストコンピュ
ータ2000から、あるレシピデータに基づいて、製造
ライン3000上のガラスプレートを所定ロット分露光
するようにとの指示を受信する。ここではレシピデータ
Aに基づいて基板を所定ロット分露光するようにとの指
示を受信したとする(ステップS200)。
【0023】不図示の制御装置は、ホストコンピュータ
2000から指示のあったレシピデータ用のレチクルを
レチクル載置装置8に載置し、セットアップする。ここ
では、レシピデータA用のレチクルをレチクル載置装置
8に載置し、セットアップする。図9に示す例による
と、レシピデータAはレチクルA−1及びレチクルA−
2からなる。従って、レチクル載置装置8にはこの2枚
のレチクルA−1及びレチクルA−2を載置することに
なる(ステップS201)。
【0024】続いて、指示のあったレシピデータに基づ
いて、製造ライン3000を流れてくるガラスプレート
を所定ロット分露光する。ここでは、レシピデータAに
基づいてガラスプレート12を露光する(ステップS2
02)。
【0025】次に、不図示の制御装置は、ホストコンピ
ュータ2000からの指示に基づき、露光すべき基板が
あるかどうか判定する(ステップS203)。不図示の
制御装置は、ホストコンピュータ2000から更に露光
するようにとの指示がなければ、露光処理を終了する
(ステップS203、No)。不図示の制御装置は、ホ
ストコンピュータ2000から更に露光するようにとの
指示があれば、ステップS200に戻り、同様の処理を
繰り返す(ステップS203、Yes)。
【0026】例えば、不図示の制御装置は、ホストコン
ピュータ2000から、今度はレシピデータB用のレチ
クルを使用して、製造ライン3000上の基板を所定ロ
ット分露光するようにとの指示を受信する場合、ホスト
コンピュータ2000からの指示に基づいて、レチクル
載置装置8からレシピデータA用のレシピを取外し、レ
シピデータB用のレチクルをレチクル載置装置8に載置
し、セットアップを行う。
【0027】上述のように、不図示の制御装置は、レシ
ピ切替の指示をホストコンピュータ2000から受ける
度に、それまで使用していたレシピデータ用のレチクル
をレチクル載置装置8から取外し、新たな指示のあった
レシピデータ用のレチクルをレチクル載置装置8に載置
し、再度レチクルのセットアップを行なっていた。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来に
おいて、レシピデータは、それぞれ別個に管理されてい
た。そして、レチクル載置装置8に、1レイヤーを照射
するために必要なレシピデータ用のレチクルを載置して
いた。そのため、所定ロット分の露光が終了する毎に、
ホストコンピュータ2000からの指示に基づいて、レ
シピデータの切替が行われていた。
【0029】しかし、レシピデータの切替に伴なうレチ
クルのセットアップの手順は上述の通り複雑であるた
め、時間がかかる。例えば、4枚のレチクルからなるレ
シピの切替に伴なうレチクルのセットアップには、30
0秒から400秒程度の時間を要する。そして、レチク
ルのセットアップの間製造ラインは停止することにな
る。
【0030】従って、頻繁にレシピデータの切替のため
に製造ラインが数百秒停止することになり、製造ライン
の効率がよくないという問題があった。上述の説明にお
いて、例として液晶用のステップ・アンド・リピート型
露光装置を用いた。しかし、上述の問題は、液晶用ステ
ップ・アンド・リピート型露光装置のみならず、半導体
素子等用の露光装置でも生じ得る。
【0031】また、上述のガラスプレート12のアライ
メントの説明において、投影光学系10を介さずにプレ
ートアライメントセンサー11を用いてガラスプレート
12の位置を計測するオフアクシス・アライメント方式
を例とした。しかし、アライメントの方式には、この方
式以外に投影光学系10及びレチクルを介してガラスプ
レート12の位置を計測するTTM(Through
The Mask)方式、投影光学系10を介してガラ
スプレート12の位置を計測するTTL(Throug
h The Lens)等がある。これら方式において
も上述の問題は生じ得る。
【0032】また、上述のようにアライメントは、ガラ
スプレート12上に形成されたアライメントマーク及び
レチクル上に形成されたアライメントマークを光電的に
検出することにより行われる。このアライメント方式と
して、レーザー光をドット列状のアライメントマークに
照射するとともに基板ステージを移動させて、そのアラ
イメントマークにより回折または散乱された光を用いて
アライメントマークを検出するLSA(Laser S
tep Alignment)方式、ハロゲンランプ等
を光源とする波長帯域幅の広い光で照射して撮像したア
ライメントマークの画像データを画像処理して計測する
FIA(Field Image Alignmen
t)方式、回折格子状のアライメントマークに周波数を
わずかに変えたレーザー光を2方向から照射し、発生し
た2つの回折光を干渉させ、その位相からアライメント
マークの位置を計測するLIA(Laser Inte
rferometric Alignment)方式等
がある。これらのアライメント方式においても、上述の
問題は生じうる。
【0033】本発明は、レシピデータの切替を迅速に行
なえるようにすることを目的とする。また、レシピデー
タ切替に伴ってそれまで使用していたレシピデータ用の
レチクルをレチクル載置手段から取外し、新たに指示の
あったレシピデータ用のレチクルを載置し、セットアッ
プし直すことの頻度を低減することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、一実施形態を示す図1及び図6に対応づけて説明す
ると、請求項1記載の露光装置は、各レイヤーで使用さ
れるレチクル(R1、R2、・・・R6)の組み合せて
あるレシピデータに基づいて、レチクル(R1、R2、
・・・R6)に形成されたパターンを基板(12)に露
光する露光装置において、複数のレシピデータを保持す
るレシピデータ保持手段(19)と、複数のレシピデー
タに対応する複数のレチクル(R1、R2、・・・R
6)を載置して移動可能なレチクル載置手段(8)と、
複数のレシピデータの応じてレチクル載置手段(8)を
制御して前記露光を行う制御手段(18)とを備えてい
る。
【0035】従って、上述の露光装置では、レシピデー
タ保持手段(19)は、複数のレシピデータを保持し、
レチクル載置手段(8)は複数のレシピデータに対応す
る複数のレチクル(R1、R2、・・・R6)を載置
し、移動可能である。制御手段(18)は、レシピデー
タに応じてレチクル載置手段(8)を制御して露光を行
う。
【0036】これにより、制御手段18は、1つのレシ
ピデータ用のレチクルを使って所定ロット分露光を行っ
た後、ホストコンピュータから他のレシピデータに切り
替えるように指示を受けた場合、レチクル載置手段の移
動によって、即座にレシピデータの切替指示に対応する
ことが可能となる。
【0037】ホストコンピュータからレシピデータの切
替指示を受信する毎に、それまで使用していたレシピデ
ータ用のレチクルをレチクル載置手段から取外し、新た
に指示されたレシピデータ用のレチクルをレチクル載置
手段に載置し、セットアップし直す必要がなくなる。
【0038】延いては、レチクルのセットアップのため
に製造ラインが頻繁に停止するという問題が解決され
る。製造ラインが停止される回数を低減するため、製造
ラインの効率を向上させることが可能となる。
【0039】請求項2記載の露光装置は、基板(12)
を静止した状態で露光を行うステップ・アンド・リピー
ト型露光装置と、基板(12)の移動中に露光を行う走
査型露光装置とのいずれか一方である。
【0040】請求項3記載の露光装置によれば、前記各
レイヤーのうち、第一のレイヤーに対応するレチクルに
はゲートパターンが形成され、第二のレイヤーに対応す
るレチクルにはソース・ドレインパターンが形成されて
いるようにすることが可能である。
【0041】請求項4記載の露光方法は、各レイヤーで
使用されるレチクル(R1、R2、・・・R6)の組み
合わせてあるレシピデータに基づいて、レチクル(R
1、R2、・・・R6)に形成されたパターンを基板
(12)に露光する露光方法において、複数のレシピデ
ータを保持するステップ(ステップS11)と、複数の
レシピデータに対応する複数のレチクル(R1、R2、
・・・R6)を載置するステップ(ステップS12から
S17及びS25)と、複数のレシピデータに応じて複
数のレチクル(R1、R2、・・・R6)の位置を制御
して露光を行うステップ(ステップS21からS24)
とを含む。
【0042】従って、本発明による露光方法は、まず、
複数のレシピデータを保持し、複数のレシピデータに対
応するレチクル(R1、R2、・・・R6)を載置す
る。続いて、前記複数のレシピデータに応じて複数のレ
チクル(R1、R2、・・・R6)の位置を制御して露
光を行う。複数のレシピデータに対応するレチクルを載
置しているため、ホストコンピュータから指示されたレ
シピデータに応じてレチクルの位置を制御することによ
り、即座にレシピデータを切り替えて露光を行うことが
可能となる。
【0043】また、請求項5記載の露光方法によれば、
前記各レイヤーで使用される複数のレチクル(R1、R
2、・・・R6)のパターンの一部を基板(12)上で
重複露光することも可能である。
【0044】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係わ
る露光装置の概略構成図である。この図において、図7
に示す露光装置の構成要素と同じ要素には同じ参照番号
をつけ、説明を省略する。本実施形態の露光装置100
は、液晶用ステップ・アンド・リピート型露光装置を例
として用いる。この露光装置100は、図7に示した従
来における露光装置1000の構成に加えて、更に制御
装置18及びレシピデータグループ管理装置19を備え
ている。
【0045】なお、本実施の形態においては、複数のレ
チクルのパターンの一部をガラスプレート12上で重複
露光する画面合成法を適用しているものとする。制御装
置18は、露光装置100全体を制御するものであり、
特に、レシピデータグループ管理装置19の管理するレ
シピデータに基づいて、レチクル載置装置8を制御して
レチクルの交換及びレチクルのセットアップを行う。な
お、レシピデータとは、従来の技術の項でも説明した通
り、ガラスプレート12上に形成すべき回路パターンに
応じた複数のレチクルの組み合わせをいう。レチクルの
交換及びレチクルのセットアップは、必ずしも自動化さ
れている必要はない。レチクルの交換及びレチクルのセ
ットアップの一部または全部をオペレータが行う場合で
あっても本実施の形態は適用可能である。
【0046】レシピデータグループ管理装置19は、ガ
ラスプレート12に対し一連の露光処理を施すために使
用される複数のレシピデータを1つのレシピグループと
して管理する。より具体的には、ガラスプレート12の
複数のレイヤー分を露光するために使用される複数のレ
シピデータを1つのレシピグループとして管理する。
【0047】なお、図1において6枚のレチクルを載置
可能なレチクル載置装置8を備える露光装置100を示
すが、本発明はそれに限定されないことはいうまでもな
い。6枚載置可能でなくとも、複数のレチクルを載置す
ることが可能なレチクル載置装置であればよい。
【0048】図2は、制御装置18及びレシピデータグ
ループ管理装置19の装置構成を示す図である。図2に
おいて、制御装置18は、CPU(Central P
rocessing Unit)20、メモリー21、
入力装置22、出力装置23、外部記憶装置24、ネッ
トワーク・インターフェース25を備える。各装置は、
バス26を介して接続されている。
【0049】CPU20は、バス26を介して接続され
たメモリー21等の各機器の動作を制御する。CPU2
0は、以下に述べる制御装置18の機能を実現するもの
である。
【0050】メモリー21は、実行中のプログラムや処
理中のデータ等を保存する。例えばRAM(Rando
m Access Memory)、ROM(Read
Only Memory)等が考えられる。制御装置
18の機能を各装置に実行させるためのプログラムは、
外部記憶装置24から読み出したり、ネットワーク・イ
ンターフェース25を介してネットワークからダウンロ
ードしたりすることによっても入手可能である。
【0051】入力装置22は、露光装置100のオペレ
ータが、指示やデータ等を入力するための装置である。
例えば、マウス、キーボード等が考えられる。出力装置
23は、露光装置100からオペレータに対し、情報を
出力するための装置である。例えば、ディスプレイ、プ
ロジェクター、プリンター、音響装置等が考えられる。
【0052】外部記憶装置24は、プログラムやデータ
を記憶する。記憶媒体として、HD(Hard Dis
k)及びFD(Floppy Disk)等のMD(M
agnetic Disk)、CD(Compact
Disk)及びMO(Magneto Optical
disk)等の光ディスク及び磁気テープが考えられ
る。
【0053】上述のメモリー21及び外部記憶装置24
は、制御装置18の機能を実現するためのプログラムを
記憶している。また、後述のレシピデータグループ管理
装置19の機能を実現させることも可能である。
【0054】ネットワーク・インターフェース25は、
ネットワークに接続して、ネットワークを介して接続す
る装置、例えば露光装置100のホストコンピュータと
データやりとりするためのものである。また、制御装置
18の機能を各装置に実行させるためのプログラムを入
手する場合に用いることも可能である。ネットワークと
しては、イーサ・ネットのようなLAN(Local
Area Network)等が考えられる。
【0055】レシピデータグループ管理装置19は、制
御装置18に接続されており、レシピグループを管理す
るためのデータベースとして機能する。具体的には、レ
シピグループを記憶する記憶装置である。記憶装置とし
て、RAM、ROM、HD等多くが考えられる。また、
上述のように、レシピデータグループ管理装置19は、
制御装置18のメモリー21または外部記憶装置24に
組み入れることも可能である。
【0056】更にまた、露光装置100のオペレータ
は、入力装置22によりレシピデータグループ管理装置
19の管理するデータを変更等することも可能である。
更にまた、制御装置18等は、ネットワーク・インター
フェース25を用いて、ネットワークを介してレシピグ
ループに関するデータを入手し、レシピデータグループ
管理装置19に記憶させるようにすることも可能であ
る。
【0057】上述の制御装置18及びレシピデータグル
ープ管理装置19を従来の露光装置に備え、他に必要と
思われる所定の変更を露光装置に加えることにより、本
実施の形態に係わる露光装置の実現する諸機能を、従来
の露光装置においても実現可能とすることができる。
【0058】図3は、レシピデータグループ管理の一例
を示す図である。上述のように、レシピデータグループ
管理装置19がレシピデータグループの管理を行う。図
3に示すように、レシピグループXは複数のレシピデー
タA、B及びCからなる。レシピデータAはレチクルA
−1及びA−2からなる。レシピデータBはレチクルB
−1及びB−2からなる。レシピデータCはレチクルC
−1及びC−2からなる。レシピデータA、B及びC
は、グループXとして互いに関連して管理される。
【0059】図4は、レシピデータ管理のさらなる一例
を示す図である。図4に示すように、レシピグループY
は複数のレシピデータD、E、F及びGからなる。レシ
ピデータDはレチクルD−1及びレチクルD−2からな
る。レシピデータEはレチクルE−1及びE−2からな
る。レシピデータFはレチクルF−1及びF−2からな
る。また、レシピデータGはレチクルD−2、E−1及
びF−1からなる。このように、レシピデータ間にまた
がるレチクルの組み合わせに係わるレシピデータであっ
ても、1つのレシピグループとして管理することが可能
である。
【0060】なお、図3、4はレシピグループの一例に
すぎず、本実施の形態はこの例に限定されないことは言
うまでもない。また、レシピデータグループ管理装置1
9の管理するレシピグループは、1つに限定されないこ
とは言うまでもない。
【0061】従って、レシピグループデータ管理装置1
9は、基板に一連の露光処理を施すために使用される複
数のレシピデータを1つのレシピグループとして管理す
る。ここで、各レシピデータは、前述のように例えばガ
ラスプレート12の1レイヤーに露光処理を施すために
使用されるレチクルの組み合わせである。従って、レシ
ピグループデータ管理装置19は、ガラスプレート12
に複数レイヤー分露光処理を施すために使用される複数
のレシピデータを1つのレシピグループとして管理す
る。
【0062】レシピグループを構成するレシピの数は、
レシピグループに含まれるレチクルの枚数の合計がレチ
クル載置装置8上のレチクル載置可能枚数以下に設定さ
れるものとする。図1を例にすると、レチクル載置装置
8にはレチクルが6枚載置可能である。従って、1つの
レシピグループに含まれるレチクルの枚数は6枚以下に
設定される。
【0063】図5は、レシピグループのセットアップの
手順の一例を示すフローチャートである。なお、図5の
例では、図3に示すレシピグループの一例に即して、セ
ットアップの手順を説明する。ここで、レシピデータA
は第1層目のレイヤーのレシピデータ、レシピデータB
及びレシピデータCは第2層目(重ねあわせ露光)のレ
イヤーのレシピデータとする。
【0064】なお、第1層目のパターンとしては、液晶
表示素子のゲート線パターンが形成され、第2層目のパ
ターンとしては、液晶表示素子のソース・ドレイン・パ
ターンが形成されているものとする。また、第1層目の
レチクルA−1とレチクルA−2とは、前述の画面合成
法により互いのパターンの一部が重複してガラスプレー
ト12に露光される。同様に、レチクルB−1とレチク
ルB−2及びレチクルC−1とレチクルC−2とにも画
面合成法が適用される。また、従来の技術の説明におい
て述べた手順と同様な手順については、詳しい説明を省
略する。
【0065】制御装置18は、不図示のホストコンピュ
ータからレシピデータを切り替えるよう指示を受ける。
ここでは、レシピデータAに切り替えるよう指示があっ
たとする(ステップS10)。制御装置18は、指示の
あったレシピデータを含むレシピグループをレシピデー
タグループ管理装置19から検索する。例によれば、レ
シピデータAを含むレシピグループXが検索されること
となる(ステップS11)。
【0066】制御装置18は、不図示のレチクル搬送装
置により、検索されたレシピグループに属する全てのレ
チクルをレチクル載置装置8に載置する。すなわち、レ
シピグループXに属する全てのレチクルをレチクル載置
装置8に載置する(ステップS12)。
【0067】続いて、制御装置18は、レチクルアライ
メントセンサー6により指示されたレシピデータの1枚
目のレチクルのアライメントを行う。本実施の形態で
は、レシピデータAのレチクルA−1のアライメントを
行う(ステップS13)。
【0068】制御装置18は、指示されたレシピデータ
が第1層目のレイヤーについてのものかどうか判定する
(ステップS14)。指示されたレシピデータが第1層
目のレイヤーについてのものである場合、ベースライン
計測は第1層目のレイヤーについては不要である。従っ
て、ステップS16に進む(ステップS14、Ye
s)。制御装置18は、指示されたレシピデータが第1
層目のレイヤーについてのものではない場合に(ステッ
プS14、No)、ベースライン計測を実行する(ステ
ップS15)。本実施の形態では、レシピデータAは第
1層目のレイヤーについてのものであるためベースライ
ン計測はしない。
【0069】続いて、制御装置18は、レチクルアライ
メントセンサー6によりレシピデータの1枚目のレチク
ルのアライメント位置を基準にして、レシピデータの2
枚目以降のレチクルのアライメントを行う(ステップS
16)。この例によれば、レチクルA−1のアライメン
ト位置を基準にして、レシピデータの2枚目以降のレチ
クルアライメントをそれぞれ行う。
【0070】更に、制御装置18は、このレシピグルー
プ内の全てのレシピデータに含まれるレチクルのアライ
メントを終了したかどうかを判断する(ステップS1
7)。制御装置18は、ステップS17の判断がNoの
場合に、レシピグループ内N+1番目のレシピデータの
1枚目のレチクルアライメントを行う(ステップS1
8)。全てのレチクルアライメントが終了すると、レシ
ピグループのセットアップは終了する。
【0071】上述のように1つのレシピグループに属す
るレチクルを全てセットアップした後、露光処理が行わ
れる。図4に示すレシピグループYの場合のように、複
数のレシピデータ間にまたがるレチクルの組み合わせに
係わるレシピデータであっても、各レチクルのセットア
ップについての手順は上述と同様にして行なえばよい。
【0072】なお、レチクルのセットアップ手順は上述
の例に限定されず、他のレチクルのセットアップ手順を
適用することは可能である。図6はレシピデータ切替及
び露光手順を示す図である。以下、図6のフローチャー
トを参照して、レシピデータ切替の手順について説明す
る。なお、この説明において、まず図3に示すレシピグ
ループXを例として説明する。
【0073】制御装置18は、不図示のホストコンピュ
ータからあるレシピデータを用いて所定のロット分だけ
ガラスプレート12を露光するようにとの指示を受ける
(ステップS20)。ここでは、既にレチクル載置装置
8にレシピグループXに属するレチクルがセットアップ
されており、レシピデータAを用いて露光するようにと
の指示を新たに受けるとする。
【0074】まず、制御装置18は、現在レチクル載置
装置8にセットアップされているレシピグループに、指
示されたレシピデータが属しているかどうか、レシピデ
ータグループ管理装置19を参照することにより判定す
る(ステップS21)。
【0075】セットアップされているレシピグループ
に、指示されたレシピデータが属している場合(ステッ
プS21、Yes)、制御装置18は、レチクル載置装
置8を移動させることにより、即座にレシピグループを
切り替える(ステップS22)。指示されたレシピデー
タが属していない場合(ステップS21、No)、ステ
ップS25に進む。図3によれば、レシピデータAはレ
シピグループXに属し、レシピグループは既にセットア
ップされているので、制御装置18は、レチクル載置装
置8を移動させて即座にレシピデータの切替に対応する
ことができる。
【0076】制御装置18は、ステップS22でレシピ
データを切り替えた後、指示されたレシピデータに基づ
いて所定ロット分露光処理を行う(ステップS23)。
制御装置18は、所定ロット分露光した後、他に露光す
べきガラスプレート12があるかどうか判定する(ステ
ップS24)。他に露光すべきガラスプレート12があ
る場合(ステップS24、Yes)はステップS20へ
進み、ホストコンピュータから使用すべきレシピデータ
の指示を受信する。図3によれば、レシピグループXは
レシピデータA、B及びCからなるため、ホストコンピ
ュータからレシピデータA、B及びCのいずれかが指示
された場合に、制御装置18はレチクル載置装置8の移
動により、即座にレシピデータの切替に対応することが
できる。他に露光すべきガラスプレート12がない場合
は処理を終了する(ステップS24、No)。
【0077】ここで、上述のステップS21の判定にお
いて、指示されたレシピデータが既にセットアップされ
ているレシピグループに属していない場合(ステップS
21、No)、制御装置18は、指示のあったレシピデ
ータを含むレシピグループを、レシピデータグループ管
理装置19を参照することにより検索する。そして、検
索されたレシピグループに属する全てのレチクルをセッ
トアップする(ステップS25)。
【0078】なお、図6には示していないが、指示され
たレシピデータがどのレシピグループにも属していない
場合、制御装置18は、その旨を出力装置23を介して
露光装置のオペレータに知らせる。例えば、ディスプレ
イに表示する、音響装置を介して警告音を発する等によ
りオペレータに知らせることが考えられる。知らせを受
けたオペレータは入力装置22を介して、必要と思われ
る情報を入力する等の処理を行う。
【0079】上述の説明において、図3に示すグループ
データXを例とした。図4に示すグループデータYにお
いても、同様である。グループデータYには、複数のレ
シピデータ用のレチクルの組み合わせであるレシピデー
タGが属している。この場合でも、レチクル載置装置8
の移動により、即座にレシピデータを切り替えることが
可能である。
【0080】従って、本実施の形態によれば、複数のレ
シピデータを1つのレシピグループとして管理し、1つ
のレシピグループに属するレチクル全てをレチクル載置
装置8にセットアップする。あるレシピデータが指示さ
れたときに、レチクル載置装置8に現在セットアップさ
れているレシピグループに、指示されたレチクルが属し
ている場合は、指示されたレシピデータに応じたレチク
ルを選択すべく前記レチクル載置装置8を移動させるこ
とにより、即座にレシピデータを切り替えて露光処理を
行うことが可能である。また、指示されたレチクルが現
在セットアップされているレシピグループに属していな
い場合は、使用するレシピデータを含む別のレシピグル
ープを検索し、検索されたレシピグループで使用される
レチクルの全てを前記レチクル載置装置8にセットアッ
プし、露光処理を行う。通常、液晶デバイスは5から6
層からなり、多くとも10層程度である。このため、複
数の露光装置を有する製造ラインにおいては、各露光装
置を2から3層程度のレイヤー専用にすることができる
ので、上述の実施の形態で説明した内容を適用すること
ができる。これにより、レチクルセットアップの時間を
短縮し、スループットを向上することができる。さら
に、レシピデータ切替に伴ない、レチクルをセットアッ
プし直す頻度を低減することが可能である。
【0081】以上、本実施形態について説明したが、上
述した実施形態に限定されるものではなく、他の様々な
変更が可能である。例えば、上記実施形態では、LCD
用ステップ・アンド・リピート型投影露光装置について
説明したが、半導体素子、撮像素子(CCD等)、原板
用レチクル及び薄膜磁気ヘッド等用のステップ・アンド
・リピート型投影露光装置にも適用可能である。
【0082】また、ステップ・アンド・リピート型投影
露光装置以外、走査型投影露光装置等の露光装置にも適
用可能である。ステップ・アンド・リピート型投影露光
装置では、ウエハやガラスプレート等の基板が静止した
状態で、パターンが露光領域に露光される。一方、走査
型投影露光装置では、レチクルと基板とが同期移動して
パターンが露光領域に露光される。走査型投影露光装置
の投影光学系には、倒立縮小系と等倍正立正像系とがあ
るが、いずれの投影光学系にも適応可能である。
【0083】本実施の形態は、ステップ・アンド・リピ
ート型投影露光装置と同様、LCD、半導体素子、撮像
素子(CCD等)、及び薄膜磁気ヘッド等用の走査型投
影露光装置にも適用することができる。
【0084】また、上記実施形態において、投影光学系
10を介さずにガラスプレート12の位置を計測するオ
フアクシス・アライメント方式を例として説明した。こ
の方式以外に、投影光学系及びレチクルを介して基板の
位置を計測するTTM方式、投影光学系を介して基板の
位置を計測するTTL等に適用することも可能である。
【0085】また、アライメント方式として、レーザー
光をドット列状のアライメントマークに照射し、そのア
ライメントマークにより回折または散乱された光を用い
てアライメントマークを検出するLSA方式、ハロゲン
ランプ等を光源とする波長帯域幅の広い光で照射して撮
像したアライメントマークの画像データを画像処理して
計測するFIA方式、回折格子状のアライメントマーク
に周波数をわずかに変えたレーザー光を2方向から照射
し、発生した2つの回折光を干渉させ、その位相からア
ライメントマークの位置を計測するLIA方式等があ
る。これらのアライメント方式においても、適用可能で
ある。
【0086】また、露光装置としては、ArF露光装
置、EB(Electron Beam)露光装置にも
適用可能である。更に、F2 レーザー光(波長157n
m)等の真空紫外域光を露光用照明光として用いるVU
V露光装置や、波長5から15nmの光を露光用照明光
とするEUV露光装置、X線露光装置やイオンビーム露
光装置などの荷電粒子線を用いる露光装置等にも適用可
能である。
【0087】更に、複数のレンズから構成される照明光
学系及び投影光学系(または電子光学系)を露光装置本
体に組み込み光学調整するとともに、レチクルステージ
(レチクル交換機構)、基板ステージ及び本発明に係わ
る制御装置、表示装置及び指示装置を露光装置本体に取
付けて配線や配管を接続し、更に総合調整(電気調整、
動作確認等)をすることにより上記各実施形態の露光装
置を製造することができる。なお、露光装置の製造は温
度及びクリーン度等が管理されたクリーンルームで行う
ことが望ましい。
【0088】また、LCDデバイスや半導体デバイス等
は、デバイスの機能・性能設計を行うステップ、この設
計ステップに基づいたレチクルを製作するステップ、ガ
ラス基板やウエハ等を製作するするステップ、上述した
各実施形態の露光装置により所定パターンをガラス基板
やウエハ等に転写するステップ、デバイス組み立てステ
ップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ
工程を含む)、検査ステップ等を経て製造される。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、レシピデータを即座に
切り替えることが可能となる。また、本発明によれば、
レシピデータの切替に伴ない、レチクルをセットアップ
し直すことの頻度を低減することが可能となる。
【0090】延いては、レチクルのセットアップのため
に、製造ラインが停止される回数を低減するため、製造
ラインの効率を向上させることが可能となる。また、本
発明に係わる制御装置及びレシピデータグループ管理装
置を従来の露光装置に備え、他に必要と思われる所定の
変更を露光装置に加えることにより、本発明に係わる露
光装置の実現する諸機能を、従来の露光装置においても
実現可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の露光装置の概略構成図である。
【図2】制御装置及びレシピデータグループ管理装置を
示す図である。
【図3】レシピグループ管理の一例を示す図である。
【図4】レシピグループ管理のさらなる一例を示す図で
ある。
【図5】レシピグループのセットアップの手順を示す図
である。
【図6】レシピデータ切替及び露光手順を示す図であ
る。
【図7】従来における露光装置の概略構成図である。
【図8】製造ラインの一例を示す図である。
【図9】従来におけるレシピデータ管理を示す図であ
る。
【図10】従来における、レチクルのセットアップ手順
を示す図である。
【図11】従来における、レシピデータ切替及び露光手
順を示す図である。
【符号の説明】
1 露光光源 2 フライアイレンズ 3 シャッター 4 ブラインド 5 コーンレンズ 6 レチクルアライメントセンサー 7 ミラー 8 レチクル載置装置 9 レチクルステージ 10 投影光学系 11 プレートアライメントセンサー 12 ガラスプレート 13 回転ステージ 14 Xステージ 15 Yステージ 16 定盤 17 干渉計 18 制御装置 19 レシピデータグループ管理装置 20 CPU 21 メモリー 22 入力装置 23 出力装置 24 外部記憶装置 25 ネットワーク・インターフェース 26 バス 100 露光装置 A、B、C、D、E、F、G レシピデータ A−1、A−2、B−1、B−2、C−1、C−2、D
−1、D−2、E−1、E−2、F−1、F−2 レチ
クル R1、R2、R3、R4、R5、R6 レチクル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各レイヤーで使用されるレチクルの組み合
    せてあるレシピデータに基づいて、前記レチクルに形成
    されたパターンを基板に露光する露光装置において、 複数のレシピデータを保持するレシピデータ保持手段
    と、 前記複数のレシピデータに対応する複数のレチクルを載
    置して移動可能なレチクル載置手段と、 前記複数のレシピデータに応じて前記レチクル載置手段
    を制御して前記露光を行う制御手段とを備えることを特
    徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記露光装置は、前記基板を静止した状
    態で前記露光を行うステップ・アンド・リピート型露光
    装置と、前記基板の移動中に前記露光を行う走査型露光
    装置とのいずれか一方であることを特徴とする請求項1
    記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記各レイヤーのうち、第一のレイヤー
    に対応するレチクルにはゲートパターンが形成され、第
    二のレイヤーに対応するレチクルにはソース・ドレイン
    パターンが形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 各レイヤーで使用されるレチクルの組み
    合せてあるレシピデータに基づいて、前記レチクルに形
    成されたパターンを基板に露光する露光方法において、 複数のレシピデータを保持するステップと、 前記複数のレシピデータに対応する複数のレチクルを載
    置するステップと、 前記複数のレシピデータに応じて前記複数のレチクルの
    位置を制御して前記露光を行うステップとを含むことを
    特徴とする露光方法。
  5. 【請求項5】前記各レイヤーで使用される複数のレチク
    ルのパターンの一部を前記基板上で重複露光することを
    特徴とする露光方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006013402A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Canon Inc 露光装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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