JP2000323284A - トンネル照明用自動調光装置 - Google Patents
トンネル照明用自動調光装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トンネル坑外照明とトンネル坑内照明を１台
の自動調光装置で制御する。 【解決手段】 トンネル外に設置される輝度を測定する
ための受光器と接続されたトンネル照明を制御する機能
を備えた制御部に、坑外照明回路を制御する機能を付加
し、坑外照明回路の制御を、予め設定されたＯＮ−ＯＦ
Ｆする時刻と、受光器により測定される輝度値の両方を
用いて行う。また坑外照明の一部を消灯する坑外消灯回
路を制御する機能を付加し、時刻または時間のいずれで
も制御できるようにする。
の自動調光装置で制御する。 【解決手段】 トンネル外に設置される輝度を測定する
ための受光器と接続されたトンネル照明を制御する機能
を備えた制御部に、坑外照明回路を制御する機能を付加
し、坑外照明回路の制御を、予め設定されたＯＮ−ＯＦ
Ｆする時刻と、受光器により測定される輝度値の両方を
用いて行う。また坑外照明の一部を消灯する坑外消灯回
路を制御する機能を付加し、時刻または時間のいずれで
も制御できるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル照明の制
御を行うためのトンネル照明用自動調光装置に関する。
御を行うためのトンネル照明用自動調光装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】トンネル照明は、基本照明、入口・出口
照明等のトンネル坑内照明とトンネル坑外照明等からな
る。基本照明は時刻や交通量に応じて予め点灯状態が設
定されるほぼ常的視覚状態にある自動車の運転手に対応
する照明であり、入口・出口照明はトンネル内外の明る
さの違いによる自動車運転手の眼の順応の遅れを補うた
めの照明であって、トンネル坑口付近の野外輝度の変化
を検知してその点灯状態が調整されている。また、トン
ネル坑外照明は入口・出口照明と同様、トンネル内外の
明るさの違いによる自動車運転手の眼の順応の遅れを補
うための照明であって、トンネル坑口付近の野外照度の
変化を検知してその点灯状態が調整されている。
照明等のトンネル坑内照明とトンネル坑外照明等からな
る。基本照明は時刻や交通量に応じて予め点灯状態が設
定されるほぼ常的視覚状態にある自動車の運転手に対応
する照明であり、入口・出口照明はトンネル内外の明る
さの違いによる自動車運転手の眼の順応の遅れを補うた
めの照明であって、トンネル坑口付近の野外輝度の変化
を検知してその点灯状態が調整されている。また、トン
ネル坑外照明は入口・出口照明と同様、トンネル内外の
明るさの違いによる自動車運転手の眼の順応の遅れを補
うための照明であって、トンネル坑口付近の野外照度の
変化を検知してその点灯状態が調整されている。
【０００３】このようなトンネル照明の点灯状態の調整
は、トンネル坑内照明に関しては、輝度を測定して主と
して入口・出口照明を制御するためのトンネル外に設置
される受光器と、該受光器と接続されて受光器から入力
される輝度信号に応じてトンネル照明を制御する機能を
有する制御部を備えたトンネル照明用自動調光装置によ
ってなされており、トンネル坑外照明に関しては別途照
度によって制御される自動点滅器やタイマ−装置によっ
てなされている。そして、これらによって、安全で円滑
な交通の確保に必要な照明効果が維持されると共に無駄
な点灯の抑制が図られている。
は、トンネル坑内照明に関しては、輝度を測定して主と
して入口・出口照明を制御するためのトンネル外に設置
される受光器と、該受光器と接続されて受光器から入力
される輝度信号に応じてトンネル照明を制御する機能を
有する制御部を備えたトンネル照明用自動調光装置によ
ってなされており、トンネル坑外照明に関しては別途照
度によって制御される自動点滅器やタイマ−装置によっ
てなされている。そして、これらによって、安全で円滑
な交通の確保に必要な照明効果が維持されると共に無駄
な点灯の抑制が図られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の輝度計型トンネ
ル照明用自動調光装置は、トンネル坑内の照明を制御す
るものであった為、トンネル坑外照明を制御する場合に
別途装置が必要になり、不経済であったり、更に、自動
点滅器等の設置では、時間コントロ−ル等のきめの細か
い制御が行えないといったような問題があった。本発明
は、トンネル坑外照明とトンネル坑内照明を１台のトン
ネル照明用自動調光装置で制御できるようにすることを
目的とする。
ル照明用自動調光装置は、トンネル坑内の照明を制御す
るものであった為、トンネル坑外照明を制御する場合に
別途装置が必要になり、不経済であったり、更に、自動
点滅器等の設置では、時間コントロ−ル等のきめの細か
い制御が行えないといったような問題があった。本発明
は、トンネル坑外照明とトンネル坑内照明を１台のトン
ネル照明用自動調光装置で制御できるようにすることを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本願第１の発明のトンネ
ル照明用自動調光装置は、トンネル外に設置される輝度
を測定するための受光器と、該受光器と接続され、該受
光器から入力される輝度信号に応じてトンネル照明を制
御する機能を備えた制御部を有し、該制御部が坑外照明
回路を制御する機能を備えていることを特徴とするもの
である。
ル照明用自動調光装置は、トンネル外に設置される輝度
を測定するための受光器と、該受光器と接続され、該受
光器から入力される輝度信号に応じてトンネル照明を制
御する機能を備えた制御部を有し、該制御部が坑外照明
回路を制御する機能を備えていることを特徴とするもの
である。
【０００６】上記坑外照明回路の制御は、予め設定され
たＯＮ−ＯＦＦする時刻と、受光器により測定される輝
度値の両方を用いて行われるようにするのが、より的確
で安全な制御が行えるという理由から、好ましい。さら
にこの場合、坑外照明の点灯を、ＯＮ時刻になった場合
または受光器により測定される輝度値が所定の輝度値以
下になった場合のいずれかの場合に行い、坑外照明の消
灯を、ＯＦＦ時刻になった場合または受光器により測定
される輝度値が所定の輝度値以上になった場合のいずれ
かの場合に行うように制御するのがより好ましい。
たＯＮ−ＯＦＦする時刻と、受光器により測定される輝
度値の両方を用いて行われるようにするのが、より的確
で安全な制御が行えるという理由から、好ましい。さら
にこの場合、坑外照明の点灯を、ＯＮ時刻になった場合
または受光器により測定される輝度値が所定の輝度値以
下になった場合のいずれかの場合に行い、坑外照明の消
灯を、ＯＦＦ時刻になった場合または受光器により測定
される輝度値が所定の輝度値以上になった場合のいずれ
かの場合に行うように制御するのがより好ましい。
【０００７】また上記坑外照明回路の制御機能に加え、
上記制御部に坑外照明の一部を消灯する坑外消灯回路を
制御する機能を備えるようにするとなお好ましく、例え
ば、トンネル照明の電力消費を低減する事が可能とな
る。
上記制御部に坑外照明の一部を消灯する坑外消灯回路を
制御する機能を備えるようにするとなお好ましく、例え
ば、トンネル照明の電力消費を低減する事が可能とな
る。
【０００８】この場合、坑外消灯回路の制御を時間によ
る制御と時刻による制御のいずれの方法によっても行え
るようにし、どちらの制御を採用するかが適宜選択でき
るように構成するのが好ましく、予め設定されるＯＦＦ
時刻からＯＮ時刻まで坑外消灯回路がＯＦＦされるよう
に制御される時刻による制御と、予め設定された時刻に
坑外消灯回路がＯＮされて後、所定時間後に坑外消灯回
路がＯＦＦされるように制御される時間による制御とが
行えるようにするのがより好ましい。
る制御と時刻による制御のいずれの方法によっても行え
るようにし、どちらの制御を採用するかが適宜選択でき
るように構成するのが好ましく、予め設定されるＯＦＦ
時刻からＯＮ時刻まで坑外消灯回路がＯＦＦされるよう
に制御される時刻による制御と、予め設定された時刻に
坑外消灯回路がＯＮされて後、所定時間後に坑外消灯回
路がＯＦＦされるように制御される時間による制御とが
行えるようにするのがより好ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を示しな
がら、さらに本発明について説明する。図１は本発明の
トンネル照明用自動調光装置の一実施形態の構成を説明
するための説明図である。本装置は受光器１と制御部２
とからなり、トンネル坑口の野外輝度および時刻の変化
等に応じて制御部２が制御信号を照明負荷回路３に出力
し、該制御信号に応じて照明負荷回路３がトンネル照明
４に電力を供給することでトンネル照明４の点灯状態が
自動的に制御され、これにより道路通行の安全を確保す
るとともに電力代、人手を省くことのできるものであ
る。なお、図には表れていないがトンネル坑外照明も合
わせて制御されるようになっている。
がら、さらに本発明について説明する。図１は本発明の
トンネル照明用自動調光装置の一実施形態の構成を説明
するための説明図である。本装置は受光器１と制御部２
とからなり、トンネル坑口の野外輝度および時刻の変化
等に応じて制御部２が制御信号を照明負荷回路３に出力
し、該制御信号に応じて照明負荷回路３がトンネル照明
４に電力を供給することでトンネル照明４の点灯状態が
自動的に制御され、これにより道路通行の安全を確保す
るとともに電力代、人手を省くことのできるものであ
る。なお、図には表れていないがトンネル坑外照明も合
わせて制御されるようになっている。
【００１０】図２は本実施形態トンネル照明用自動調光
装置の受光器１の構造を示す概略構成図である。受光器
１の受光部には先端が斜めに切断された円筒形状の筒１
５が取り付けられ、筒１５の開口部には防鳥針１６が取
り付けられている。筒１５の取付部の受光窓部には硬質
ガラス板１４が取り付けられ、その奥に輝度計１１が備
えられてガラス板１４を通して入射した光が輝度計１１
に入って輝度が測定されるようになっている。さらに、
受光器１内部には輝度計１１が接続され、温度センサー
１２とプリアンプ部、電源部の組み込まれた回路基板１
３が備えられており、該回路基板１３からケーブル１７
に輝度計出力に基づく輝度信号と温度センサー出力に基
づく温度信号が別々に出力され、制御部２にこれら信号
がケーブル１７を介して入力されるようになっている。
この受光器１と制御部２とを結ぶケーブル１７は、最長
３ｋｍの長さを有する。
装置の受光器１の構造を示す概略構成図である。受光器
１の受光部には先端が斜めに切断された円筒形状の筒１
５が取り付けられ、筒１５の開口部には防鳥針１６が取
り付けられている。筒１５の取付部の受光窓部には硬質
ガラス板１４が取り付けられ、その奥に輝度計１１が備
えられてガラス板１４を通して入射した光が輝度計１１
に入って輝度が測定されるようになっている。さらに、
受光器１内部には輝度計１１が接続され、温度センサー
１２とプリアンプ部、電源部の組み込まれた回路基板１
３が備えられており、該回路基板１３からケーブル１７
に輝度計出力に基づく輝度信号と温度センサー出力に基
づく温度信号が別々に出力され、制御部２にこれら信号
がケーブル１７を介して入力されるようになっている。
この受光器１と制御部２とを結ぶケーブル１７は、最長
３ｋｍの長さを有する。
【００１１】輝度計１１は、受光素子としてシリコンフ
ォトダイオードを備え、視野角２０度、測定距離５０ｍ
〜２００ｍ、０℃〜４０℃の温度範囲において±３％の
温度特性を有するものであり、受光器１は、トンネルの
設計速度に応じた制動停止距離だけ離れたトンネル坑口
の手前位置に、取り付け高さ３ｍ以上で受光部をトンネ
ル坑口中心に向けて設置される。
ォトダイオードを備え、視野角２０度、測定距離５０ｍ
〜２００ｍ、０℃〜４０℃の温度範囲において±３％の
温度特性を有するものであり、受光器１は、トンネルの
設計速度に応じた制動停止距離だけ離れたトンネル坑口
の手前位置に、取り付け高さ３ｍ以上で受光部をトンネ
ル坑口中心に向けて設置される。
【００１２】図３は本実施形態の制御機能を説明するた
めのブロック図である。制御部２は、種々のデータやプ
ログラムが記憶された記憶装置２２、これらデータやプ
ログラムに基づいて制御信号を出力する演算装置２１、
時間や時刻をカウントするタイマー２４、スイッチング
回路２３を備えている。
めのブロック図である。制御部２は、種々のデータやプ
ログラムが記憶された記憶装置２２、これらデータやプ
ログラムに基づいて制御信号を出力する演算装置２１、
時間や時刻をカウントするタイマー２４、スイッチング
回路２３を備えている。
【００１３】記憶装置２２には、トンネル照明を制御す
る手順を定め輝度や時刻の変化等に応じて演算装置が予
め定められた制御信号をスイッチング回路２３に出力す
るように動作させるための制御プログラムやこのプログ
ラムを動作させる為のデータ、異常補償機能や自動復帰
機能を動作させる為のプログラム、輝度信号の温度補正
を行う為の温度補正データ等が記憶されている。演算装
置２１は、上記プログラムに基づいて動作し、輝度の温
度補正を行ったり、坑外照明等の制御信号等、各種制御
信号を出力したりする機能を有している。
る手順を定め輝度や時刻の変化等に応じて演算装置が予
め定められた制御信号をスイッチング回路２３に出力す
るように動作させるための制御プログラムやこのプログ
ラムを動作させる為のデータ、異常補償機能や自動復帰
機能を動作させる為のプログラム、輝度信号の温度補正
を行う為の温度補正データ等が記憶されている。演算装
置２１は、上記プログラムに基づいて動作し、輝度の温
度補正を行ったり、坑外照明等の制御信号等、各種制御
信号を出力したりする機能を有している。
【００１４】そして、受光器１の輝度計１１からトンネ
ル坑口の野外輝度に基づく輝度信号と温度センサー１２
から受光器１内の温度を示す温度信号がそれぞれ制御部
２に入力されると、これらの信号が演算装置２１に入力
され、演算装置２１は入力された温度信号に基づき記憶
装置２２内の温度補正データを基にその温度に応じた補
正係数を選択して輝度信号から得られる輝度値の補正を
行い、真の輝度値を算出する。そして、演算装置２１は
この真の輝度値に基づいて制御プログラムに応じた制御
信号をスイッチング回路２３に出力し、これに基づいて
スイッチング回路２３が照明負荷回路３の動作を制御す
るスイッチング信号を出力する。そして、このスイッチ
ング信号により所定の照明負荷回路電磁接触器コイルが
動作させられ、これによって所定の照明負荷回路が動作
し、トンネル坑口の野外輝度に基づくトンネル照明の調
光制御が行われる。また、異常が生じた場合には、異常
補償機能、自動復帰機能が働き、異常発生時にも安全に
トンネル照明が行われるようにされている。
ル坑口の野外輝度に基づく輝度信号と温度センサー１２
から受光器１内の温度を示す温度信号がそれぞれ制御部
２に入力されると、これらの信号が演算装置２１に入力
され、演算装置２１は入力された温度信号に基づき記憶
装置２２内の温度補正データを基にその温度に応じた補
正係数を選択して輝度信号から得られる輝度値の補正を
行い、真の輝度値を算出する。そして、演算装置２１は
この真の輝度値に基づいて制御プログラムに応じた制御
信号をスイッチング回路２３に出力し、これに基づいて
スイッチング回路２３が照明負荷回路３の動作を制御す
るスイッチング信号を出力する。そして、このスイッチ
ング信号により所定の照明負荷回路電磁接触器コイルが
動作させられ、これによって所定の照明負荷回路が動作
し、トンネル坑口の野外輝度に基づくトンネル照明の調
光制御が行われる。また、異常が生じた場合には、異常
補償機能、自動復帰機能が働き、異常発生時にも安全に
トンネル照明が行われるようにされている。
【００１５】
【実施例】以下、上記構成の実施例装置により、さらに
具体的に説明する。本実施例の装置は上記実施形態で説
明した構成を備えた装置であり、これにより制御される
照明負荷回路３は、晴天Ａ回路、晴天Ｂ回路、曇天Ａ回
路、曇天Ｂ回路、昼間回路、昼夜回路、常時回路、深夜
消灯回路、坑外照明回路、坑外消灯回路を備えてなる。
そして、これらの回路にはそれぞれ照明負荷回路電磁接
触器コイルが接続され、スイッチング回路２３からの信
号出力によりこれらのコイルが動作させられて各回路が
動作するようになっている。各回路を動作させるための
スイッチング回路２３からの信号出力は、演算装置２１
からの制御信号に基づいて出力され、演算装置２１は記
憶装置２２内に予め設定された制御プログラムに従って
動作する。
具体的に説明する。本実施例の装置は上記実施形態で説
明した構成を備えた装置であり、これにより制御される
照明負荷回路３は、晴天Ａ回路、晴天Ｂ回路、曇天Ａ回
路、曇天Ｂ回路、昼間回路、昼夜回路、常時回路、深夜
消灯回路、坑外照明回路、坑外消灯回路を備えてなる。
そして、これらの回路にはそれぞれ照明負荷回路電磁接
触器コイルが接続され、スイッチング回路２３からの信
号出力によりこれらのコイルが動作させられて各回路が
動作するようになっている。各回路を動作させるための
スイッチング回路２３からの信号出力は、演算装置２１
からの制御信号に基づいて出力され、演算装置２１は記
憶装置２２内に予め設定された制御プログラムに従って
動作する。
【００１６】図４は、トンネル坑内照明各回路のＯＮ、
ＯＦＦ条件と、動作例を示す図である。なお、図中網線
部はＯＮ状態を示しており、各条件中のＬは設定野外輝
度の数値を表わしており、この数値を変えることでトン
ネル場所環境等により５００ｃｄ／ｍ2 〜８０００ｃｄ
／ｍ2 の範囲で設定できるようになっている。
ＯＦＦ条件と、動作例を示す図である。なお、図中網線
部はＯＮ状態を示しており、各条件中のＬは設定野外輝
度の数値を表わしており、この数値を変えることでトン
ネル場所環境等により５００ｃｄ／ｍ2 〜８０００ｃｄ
／ｍ2 の範囲で設定できるようになっている。
【００１７】晴天Ａ、Ｂ、曇天Ａ、Ｂ回路はいずれもト
ンネル入口（出口）区間に設置される照明を制御する回
路で、所定のトンネル坑口の野外輝度に応じて点灯、消
灯が制御されるようになっている。昼間回路はトンネル
内中程に設置される照明を制御する回路で、所定のトン
ネル坑口の野外輝度に応じて点灯、消灯が制御されるよ
うになっている。昼夜間回路、常時回路はいずれもトン
ネル全体に亘って設置される照明を制御する回路で、昼
間回路はタイマー回路２４を利用して設定される点灯・
消灯時刻（Ｔ０）によって制御され、常時回路は常時点
灯されるよう制御されるようになっている。
ンネル入口（出口）区間に設置される照明を制御する回
路で、所定のトンネル坑口の野外輝度に応じて点灯、消
灯が制御されるようになっている。昼間回路はトンネル
内中程に設置される照明を制御する回路で、所定のトン
ネル坑口の野外輝度に応じて点灯、消灯が制御されるよ
うになっている。昼夜間回路、常時回路はいずれもトン
ネル全体に亘って設置される照明を制御する回路で、昼
間回路はタイマー回路２４を利用して設定される点灯・
消灯時刻（Ｔ０）によって制御され、常時回路は常時点
灯されるよう制御されるようになっている。
【００１８】坑外照明回路は坑外照明を制御する回路
で、これに対しては、タイマー回路２４を利用して設定
される点灯・消灯時刻による制御と所定のトンネル坑口
の野外輝度に応じた点灯・消灯制御とが同時に行われる
ようになっている。なお、野外輝度による制御の輝度設
定値には、野外設定輝度を反映しないようにしており、
野外設定輝度が変更されてもこの設定値は変わらない。
で、これに対しては、タイマー回路２４を利用して設定
される点灯・消灯時刻による制御と所定のトンネル坑口
の野外輝度に応じた点灯・消灯制御とが同時に行われる
ようになっている。なお、野外輝度による制御の輝度設
定値には、野外設定輝度を反映しないようにしており、
野外設定輝度が変更されてもこの設定値は変わらない。
【００１９】例えば、点灯時刻１８時、消灯時刻６時、
点灯輝度１６ｃｄ／ｍ2 以下、消灯輝度２０ｃｄ／ｍ2
以上に設定される。この場合、タイマー２４から１８時
になったことを表わす信号が演算装置２１に入力される
と、演算装置２１はスイッチング回路２３に対し坑外照
明回路をＯＮさせる制御信号を出力し、坑外照明回路が
点灯される。また、１８時になる前に、受光器１から１
６ｃｄ／ｍ2 以下の輝度を表わす信号が演算装置２１に
入力されても、演算装置２１はスイッチング回路２３に
対し坑外照明回路をＯＮさせる制御信号を出力し、坑外
照明回路が点灯される。消灯動作もこれと同様である。
点灯輝度１６ｃｄ／ｍ2 以下、消灯輝度２０ｃｄ／ｍ2
以上に設定される。この場合、タイマー２４から１８時
になったことを表わす信号が演算装置２１に入力される
と、演算装置２１はスイッチング回路２３に対し坑外照
明回路をＯＮさせる制御信号を出力し、坑外照明回路が
点灯される。また、１８時になる前に、受光器１から１
６ｃｄ／ｍ2 以下の輝度を表わす信号が演算装置２１に
入力されても、演算装置２１はスイッチング回路２３に
対し坑外照明回路をＯＮさせる制御信号を出力し、坑外
照明回路が点灯される。消灯動作もこれと同様である。
【００２０】深夜消灯回路、坑外消灯回路は、深夜交通
量が減少した時にそれぞれトンネル坑内照明、トンネル
坑外照明の一部を消灯または調光して、省エネルギーを
行う為の消灯制御回路で、タイマー回路２４を利用して
設定される点灯・消灯時刻に応じて制御されるようにな
っている。なお、いずれの回路についても、この回路を
働かせるか否かを制御部において選択できるようになっ
ている。
量が減少した時にそれぞれトンネル坑内照明、トンネル
坑外照明の一部を消灯または調光して、省エネルギーを
行う為の消灯制御回路で、タイマー回路２４を利用して
設定される点灯・消灯時刻に応じて制御されるようにな
っている。なお、いずれの回路についても、この回路を
働かせるか否かを制御部において選択できるようになっ
ている。
【００２１】さらに、坑外消灯回路については、点灯時
間を設定することもできるようになっており、この回路
を動作させる場合、時刻制御にするか時間制御にするか
を制御部において適宜選択できるようになっている。
間を設定することもできるようになっており、この回路
を動作させる場合、時刻制御にするか時間制御にするか
を制御部において適宜選択できるようになっている。
【００２２】例えば、坑外照明回路が点灯時刻１８時、
消灯時刻６時に設定されており、輝度による制御が働か
なかった場合を考え、時刻制御を選択したとする。坑外
消灯回路の時刻制御条件が、点灯時刻２時、消灯時刻２
３時に設定されていれば、坑外照明は１８時〜２３時と
２時〜６時の間はすべて点灯され、２３時〜２時の間は
間引いて点灯されることになる。また、この場合、時間
制御を選択したとし、時間制御条件が点灯時間８時間と
設定されておれば、１８時〜２時までの間坑外照明はす
べて点灯され、２時〜６時の間は間引いて点灯されるこ
とになる。さらに、この場合、坑外消灯回路を働かせな
いように制御部で選択したとすると、１８時〜６時まで
の間坑外照明はすべて点灯される。
消灯時刻６時に設定されており、輝度による制御が働か
なかった場合を考え、時刻制御を選択したとする。坑外
消灯回路の時刻制御条件が、点灯時刻２時、消灯時刻２
３時に設定されていれば、坑外照明は１８時〜２３時と
２時〜６時の間はすべて点灯され、２３時〜２時の間は
間引いて点灯されることになる。また、この場合、時間
制御を選択したとし、時間制御条件が点灯時間８時間と
設定されておれば、１８時〜２時までの間坑外照明はす
べて点灯され、２時〜６時の間は間引いて点灯されるこ
とになる。さらに、この場合、坑外消灯回路を働かせな
いように制御部で選択したとすると、１８時〜６時まで
の間坑外照明はすべて点灯される。
【００２３】本実施例では、坑外照明回路と坑外消灯回
路を設け、坑外消灯回路の消灯動作が坑外照明回路の点
灯動作に優先して行われるように制御部が制御動作を行
う為、坑外消灯回路の設定を種々変えることでいろいろ
な制御が可能となっている。
路を設け、坑外消灯回路の消灯動作が坑外照明回路の点
灯動作に優先して行われるように制御部が制御動作を行
う為、坑外消灯回路の設定を種々変えることでいろいろ
な制御が可能となっている。
【００２４】
【発明の効果】本発明のトンネル照明用自動調光装置に
よれば、トンネル坑外照明とトンネル坑内照明を１台の
自動調光装置で制御でき、さらに、坑外消灯回路制御機
能を設けることで道路状況に応じた坑外照明の木目細か
な省エネルギー制御が可能となる。
よれば、トンネル坑外照明とトンネル坑内照明を１台の
自動調光装置で制御でき、さらに、坑外消灯回路制御機
能を設けることで道路状況に応じた坑外照明の木目細か
な省エネルギー制御が可能となる。
【図１】この発明のトンネル照明用自動調光装置の一実
施形態の構成を説明する説明図である。
施形態の構成を説明する説明図である。
【図２】この発明のトンネル照明用自動調光装置の実施
形態の受光器の構造を示す概略構成図である。
形態の受光器の構造を示す概略構成図である。
【図３】この発明のトンネル照明用自動調光装置の実施
形態の制御機能を説明するためのブロック図である。
形態の制御機能を説明するためのブロック図である。
【図４】この発明のトンネル照明用自動調光装置のトン
ネル照明各回路のＯＮ、ＯＦＦ条件と、動作例を示す図
である。
ネル照明各回路のＯＮ、ＯＦＦ条件と、動作例を示す図
である。
１ 受光器 ２ 制御部 ３ 照明負荷回路 ４ トンネル照明 １１ 輝度計 １２ 温度センサー ２１ 演算装置 ２２ 記憶装置 ２３ スイッチング回路 ２４ タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3K073 AA70 AA75 AA83 AA86 AB02 BA29 BA31 CA05 CG02 CG06 CG15 CG23 CH02 CH12 CH21
Claims (4)
- 【請求項１】 トンネル外に設置される輝度を測定する
ための受光器と、該受光器と接続され、該受光器から入
力される輝度信号に応じてトンネル照明を制御する機能
を備えた制御部を有し、該制御部が坑外照明回路を制御
する機能を備えていることを特徴とするトンネル照明用
自動調光装置。 - 【請求項２】 上記坑外照明回路が、予め設定されたＯ
Ｎ−ＯＦＦする時刻と、受光器により測定される輝度値
の両方を用いて制御されることを特徴とする請求項１記
載のトンネル照明用自動調光装置。 - 【請求項３】 上記制御部が坑外照明の一部を消灯する
坑外消灯回路を制御する機能を備えていることを特徴と
する請求項１または２記載のトンネル照明用自動調光装
置。 - 【請求項４】 坑外消灯回路の制御が時間による制御と
時刻による制御のいずれの方法によっても制御できるよ
うにされており、どちらの制御を採用するかが適宜選択
できるように構成されていることを特徴とする請求項３
記載のトンネル照明用自動調光装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13477599A JP2000323284A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | トンネル照明用自動調光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13477599A JP2000323284A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | トンネル照明用自動調光装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000323284A true JP2000323284A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15136281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13477599A Pending JP2000323284A (ja) | 1999-05-14 | 1999-05-14 | トンネル照明用自動調光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000323284A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005259618A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-09-22 | Iwasaki Electric Co Ltd | 照明制御装置 |
| JP2007141581A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Iwasaki Electric Co Ltd | 照明制御装置 |
-
1999
- 1999-05-14 JP JP13477599A patent/JP2000323284A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005259618A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-09-22 | Iwasaki Electric Co Ltd | 照明制御装置 |
| JP4534129B2 (ja) * | 2004-03-15 | 2010-09-01 | 岩崎電気株式会社 | 照明制御装置 |
| JP2007141581A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Iwasaki Electric Co Ltd | 照明制御装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20051213 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20060119 |