JP2000322357A - マルチウインドウシステムおよびそのシステムにおけるウインドウ共有方法 - Google Patents

マルチウインドウシステムおよびそのシステムにおけるウインドウ共有方法

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JP2000322357A
JP2000322357A JP12916699A JP12916699A JP2000322357A JP 2000322357 A JP2000322357 A JP 2000322357A JP 12916699 A JP12916699 A JP 12916699A JP 12916699 A JP12916699 A JP 12916699A JP 2000322357 A JP2000322357 A JP 2000322357A
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Tatsuro Sano
達郎 佐野
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウインドウ単位での共有は考慮されず、ネッ
トワークを介して接続されている複数のウインドウ共有
コンピュータ装置間でウインドウの共有を行うことがで
きないなどの課題があった。 【解決手段】 共有通信プログラム手段18は入力した
ユーザ入力イベント情報を共有メッセージに変換した後
に送信し、共有メッセージを受信したときには、受信し
た共有メッセージをユーザ入力イベント情報に変換し、
アプリケーションプログラム手段14が、ユーザ入力イ
ベント情報を各々のユーザ入力イベント情報に応じた処
理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークを
介して接続されている複数のコンピュータ装置間でウイ
ンドウの共有を行うことができるマルチウインドウシス
テムおよびそのシステムにおけるウインドウ共有方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば、特開平9−91228
号公報に開示された従来のマルチウインドウシステムを
示す構成図である。図において、201はホストコンピ
ュータ、202はゲストコンピュータ、203はネット
ワーク、204,211はマウス、205,212はキ
ーボード、206,213はディスプレイ、208はホ
スト共有制御手段、209は共有対象アプリケーショ
ン、207,214はマルチウインドウオペレーティン
グシステム(以下、マルチウィンドウOSという)、2
10は共有対象アプリケーション、215はゲスト共有
制御手段、216は非共有対象アプリケーションであ
る。
【0003】次に動作について説明する。ホストコンピ
ュータ201上で起動しているホスト共有制御手段20
8は、マルチウィンドウOS207が内蔵しているビッ
トマップイメージデータの取得手段により、共有対象ア
プリケーション209のビットマップイメージデータを
取得する。この取得されたビットマップイメージデータ
は、たとえば、圧縮のような符号化処理を行った後ネッ
トワーク203を介してゲストコンピュータ202に転
送される。
【0004】一方、ゲストコンピュータ202では、ゲ
スト共有制御手段215がホストコンピュータ201か
ら転送された共有対象アプリケーション209の符号化
されたビットマップイメージデータを受信する。ゲスト
共有制御手段215は符号化されたビットマップイメー
ジデータを復号化したビットマップイメージデータをデ
ィスプレイ213に表示する。また、ゲスト共有制御手
段215はマルチウィンドウOS214が有しているマ
ウス操作情報取得手段により、ゲスト共有制御手段21
5に対するマウス操作の情報を取得すると同時に、マル
チウィンドウOS214が有しているキーボード操作情
報取得手段により、ゲスト共有制御手段215に対する
キーボード操作の情報を取得する。ゲスト共有制御手段
215が得たマウス操作情報およびキーボード操作情報
はネットワーク203を介してホストコンピュータ20
1に転送される。
【0005】ホストコンピュータ201では、ホスト共
有制御手段208がゲストコンピュータ202から転送
されたマウス操作情報およびキーボード操作情報を受信
する。ホスト共有制御手段208はマウス操作情報およ
びキーボード操作情報をマルチウィンドウOS207が
有しているマウス情報復元手段及びキーボード情報復元
手段に引き渡し、マウス204、およびキーボード20
5に対する操作のようにマウス操作、キーボード操作を
復元する。これらの動作によりホストコンピュータ20
1上で動作する共有対象アプリケーション209のビッ
トマップイメージデータがゲストコンピュータ202で
表示され同時にゲスト共有制御手段215に対するマウ
ス、キーボードの操作情報をホストコンピュータ201
に転送し復元され、共有対象アプリケーション209が
ホストコンピュータ201およびゲストコンピュータ2
02間で共有される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のマルチウインド
ウシステムは以上のように構成されているので、アプリ
ケーション単位での共有はできるものの、ウインドウ単
位での共有は考慮されず、ネットワークを介して接続さ
れている複数のコンピュータ装置間でウインドウの共有
を行うことができないなどの課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ネットワークを介して接続されて
いる複数のコンピュータ装置間でウインドウの共有を行
うことができるマルチウインドウシステムおよびそのシ
ステムにおけるウインドウ共有方法を得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマルチウ
インドウシステムは、ウインドウマネージャ手段により
固有ウインドウまたは共有ウインドウからのユーザ入力
イベント情報が入力されると、このユーザ入力イベント
情報に、固有ウインドウまたは共有ウインドウで個別の
第1の識別子を付与し出力し、共有通信プログラム手段
によりこのウインドウマネージャ手段から入力したユー
ザ入力イベント情報が共有ウインドウに関係する情報で
ある場合には、第1の識別子に基づいて、第2の識別子
を取得し、ユーザ入力イベント情報に第2の識別子を付
与した共有メッセージに変換し、この共有メッセージを
他のコンピュータ装置に送信し、ウインドウマネージャ
手段から入力したユーザ入力イベント情報が固有ウイン
ドウに関係するユーザ入力イベント情報である場合に
は、ウインドウマネージャ手段に処理を戻し、他のコン
ピュータ装置から共有メッセージを受信したときに、第
2の識別子に基づいて第1の識別子を取得し、第1の識
別子が付与されたユーザ入力イベント情報を出力し、ア
プリケーションプログラム手段によりウインドウマネー
ジャ手段を介して入力した固有ウインドウに関するユー
ザ入力イベント情報、または共有通信プログラム手段を
介して入力した共有ウインドウに関するユーザ入力イベ
ント情報と固有ウインドウまたは共有ウインドウを識別
する第1の識別子とに応じた処理を実行するようにした
ものである。
【0009】この発明に係るマルチウインドウシステム
は、ウインドウマネージャ手段において、識別子付加部
により固有ウインドウまたは共有ウインドウにユーザ入
力イベント情報が入力されると、このユーザ入力イベン
ト情報に固有ウインドウまたは共有ウインドウで固有の
第1の識別子を付与し、イベント情報管理部により識別
子付加部からの第1の識別子が付与されたユーザ入力イ
ベント情報を共有通信プログラム手段に出力し、この出
力した第1の識別子が付与されたユーザ入力イベント情
報が共有通信プログラム手段から返信されたときには、
第1の識別子が付与されたユーザ入力イベント情報をア
プリケーションプログラム手段に出力するようにしたも
のである。
【0010】この発明に係るマルチウインドウシステム
は、共有通信プログラム手段において、ウインドウ識別
子対応関係管理部により共有ウインドウの第1の識別子
と第2の識別子との対応関係を示す識別子対応テーブル
を有し、共有ウインドウの第1の識別子を入力したとき
に第2の識別子を出力し、第2の識別子を入力したとき
に共有ウインドウの第1の識別子を出力し、共有メッセ
ージ送信部により共有ウインドウが立ち上げられたとき
に共有ウインドウの第1の識別子を登録し、ウインドウ
マネージャ手段からユーザ入力イベント情報を入力した
ときに、このユーザ入力イベント情報に付与された第1
の識別子が共有ウインドウの第1の識別子であるときに
は、ウインドウ識別子対応関係管理部を介して第2の識
別子を取得し、ユーザ入力イベント情報に第2の識別子
を付与した共有メッセージに変換し、この変換された共
有メッセージを他のコンピュータ装置に送信し、ウイン
ドウマネージャ手段から入力したユーザ入力イベント情
報の第1の識別子が登録された第1の識別子でないとき
には、ウインドウマネージャ手段に処理を戻し、共有メ
ッセージ受信部により他のコンピュータ装置からの共有
メッセージを受信したときに、この共有メッセージに付
与された第2の識別子を読み取り、ウインドウ識別子対
応関係管理部を介して第1の識別子を取得し、この第1
の識別子が付与されたユーザ入力イベント情報をアプリ
ケーションプログラム手段に出力するようにしたもので
ある。
【0011】この発明に係るマルチウインドウシステム
は、アプリケーションプログラム手段において、イベン
ト情報取得部によりウインドウマネージャ手段から第1
の識別子が付与されたユーザ入力イベント情報を入力
し、共有イベント情報処理部により共有通信プログラム
手段から第1の識別子が付与されたユーザ入力イベント
情報を入力し、イベント情報処理部によりイベント情報
取得部または共有イベント情報処理部を介して入力した
第1の識別子が付与されたユーザ入力イベント情報と固
有ウインドウまたは共有ウインドウを識別する第1の識
別子とに応じた処理を実行するようにしたものである。
【0012】この発明に係るマルチウインドウシステム
は、ウインドウマネージャ手段により固有ウインドウま
たは共有ウインドウからのユーザ入力イベント情報が入
力されると、このユーザ入力イベント情報に、固有ウイ
ンドウまたは共有ウインドウで個別の第1の識別子を付
与し出力し、終了通知共有通信プログラム手段によりこ
のウインドウマネージャ手段から入力したユーザ入力イ
ベント情報が共有ウインドウに関係する情報である場合
には、第1の識別子に基づいて、各コンピュータ装置間
で共有の第2の識別子を取得し、ユーザ入力イベント情
報に第2の識別子を付与した共有メッセージに変換し、
この共有メッセージをサーバコンピュータを介して他の
コンピュータ装置に送信し、ユーザ入力イベント情報に
応じた処理の実行後の処理終了通知を入力したときにサ
ーバコンピュータに送信し、ウインドウマネージャ手段
から入力したユーザ入力イベント情報が固有ウインドウ
に関係するユーザ入力イベント情報である場合には、ウ
インドウマネージャ手段に処理を戻し、ネットワークを
介して他のコンピュータ装置から共有メッセージを受信
したときに、第2の識別子に基づいて第1の識別子を取
得し、この第1の識別子が付与されたユーザ入力イベン
ト情報を出力し、終了通知アプリケーションプログラム
手段によりウインドウマネージャ手段を介して入力した
固有ウインドウに関するユーザ入力イベント情報、また
は共有通信プログラム手段を介して入力した共有ウイン
ドウに関するユーザ入力イベント情報と固有ウインドウ
または共有ウインドウを識別する第1の識別子とに応じ
た処理を実行し、上記共有ウインドウに関するユーザ入
力イベントの実行後に処理終了通知を終了通知共有通信
プログラム手段に出力し、サーバコンピュータは、共有
メッセージのユーザ入力イベント情報の重要度が高いと
きにはコンピュータ装置の処理状況に関係なくユーザ入
力イベント情報を送信し、共有メッセージのユーザ入力
イベント情報の重要度が低いときにはコンピュータ装置
の処理状況に応じてユーザ入力イベント情報を送信する
ようにしたものである。
【0013】この発明に係るマルチウインドウシステム
は、終了通知アプリケーションプログラム手段におい
て、イベント情報取得部によりウインドウマネージャ手
段から第1の識別子が付与されたユーザ入力イベント情
報を入力し、終了通知共有イベント情報処理部により共
有通信プログラム手段から第1の識別子が付与されたユ
ーザ入力イベント情報を入力するとともに、このユーザ
入力イベント情報の処理後に処理終了通知を終了通知共
有通信プログラム手段に出力し、イベント情報処理部に
よりイベント情報取得部または終了通知共有イベント情
報処理部を介して入力した第1の識別子が付与されたユ
ーザ入力イベント情報と固有ウインドウまたは共有ウイ
ンドウを識別する第1の識別子とに応じた処理を実行す
るようにしたものである。
【0014】この発明に係るマルチウインドウシステム
は、終了通知共有通信プログラム手段において、終了通
知共有メッセージ送信部により共有ウインドウが立ち上
げられたときに共有ウインドウの第1の識別子を登録
し、ウインドウマネージャ手段から入力したユーザ入力
イベント情報の第1の識別子が登録された第1の識別子
であるときには、ウインドウ識別子対応関係管理部を介
して第2の識別子を取得し、ユーザ入力イベント情報に
第2の識別子を付与した共有メッセージを構成し、この
共有メッセージを他のコンピュータ装置に送信し、第1
の識別子が登録された第1の識別子でないときには、ウ
インドウマネージャ手段に返信するとともに、終了通知
アプリケーションプログラム手段からの処理終了通知を
入力したときに、この処理終了通知をサーバコンピュー
タに出力し、共有メッセージ受信部により他のコンピュ
ータ装置から共有メッセージを受信したときに、この共
有メッセージに付与された第2の識別子を読み取り、ウ
インドウ識別子対応関係管理部を介して第1の識別子を
取得し、この第1の識別子とユーザ入力イベント情報と
を終了通知共有アプリケーションプログラム手段に出力
するようにしたものである。
【0015】この発明に係るマルチウインドウシステム
は、サーバコンピュータにおいて、省略イベント記憶部
によりコンピュータ装置にとって重要でないユーザ入力
イベント情報を登録し、共有メッセージ分配部により受
信した共有メッセージを該当するコンピュータ装置に送
信したときには、各々コンピュータ装置に対応して設け
られた送信数カウンタ管理部のカウント値を増加し、コ
ンピュータ装置から処理終了通知を受信したときには、
送信数カウンタ管理部のカウント値を減少させる機能を
有し、受信したユーザ入力イベント情報が省略イベント
記憶部に登録されていないときには、受信した共有メッ
セージを該当するコンピュータ装置へ送信し、登録され
ているときには、各コンピュータ装置について、各送信
数カウンタ管理部のカウント値を確認し、このカウント
値が設定された値以下の場合には、受信した共有メッセ
ージを該当するコンピュータ装置に送信し、カウント値
が設定された値以上の場合には、受信した共有メッセー
ジをコンピュータ装置に送信しないものである。
【0016】この発明に係るマルチウインドウシステム
におけるウインドウ共有方法は、コンピュータ装置にお
いて、個々のコンピュータ装置で使用される固有ウイン
ドウまたは他のコンピュータ装置との間で共有される共
有ウインドウからのユーザ入力イベント情報が入力され
ると、このユーザ入力イベント情報に固有ウインドウま
たは共有ウインドウで個別の第1の識別子を付与し、ユ
ーザ入力イベント情報が共有ウインドウに関係する情報
である場合には、第1の識別子に基づいて、各コンピュ
ータ装置間で共有の第2の識別子を取得し、ユーザ入力
イベント情報に第2の識別子を付与した共有メッセージ
に変換し、この共有メッセージを他のコンピュータ装置
に送信するとともに、他のコンピュータ装置から共有メ
ッセージを受信したときに、第2の識別子に基づいて第
1の識別子を取得し、第1の識別子が付与されたユーザ
入力イベント情報を出力し、固有ウインドウに関するユ
ーザ入力イベント情報、または共有通信プログラム手段
を介して入力した共有ウインドウに関するユーザ入力イ
ベント情報に応じた処理を固有ウインドウまたは共有ウ
インドウで実行するものである。
【0017】この発明に係るマルチウインドウシステム
におけるウインドウ共有方法は、コンピュータ装置にお
いて、個々のコンピュータ装置で使用される固有ウイン
ドウまたは他のコンピュータ装置との間で共有される共
有ウインドウからのユーザ入力イベント情報が入力され
ると、このユーザ入力イベント情報に、固有ウインドウ
または共有ウインドウで個別の第1の識別子を付与し、
ユーザ入力イベント情報が共有ウインドウに関係する情
報である場合には、第1の識別子に基づいて、各コンピ
ュータ装置間で共有の第2の識別子を取得し、ユーザ入
力イベント情報に第2の識別子を付与した共有メッセー
ジに変換し、この共有メッセージをサーバコンピュータ
を介して他のコンピュータ装置に送信し、ユーザ入力イ
ベント情報に応じた処理の実行後の処理終了通知を入力
したときにサーバコンピュータに送信するとともに、ネ
ットワークを介して他のコンピュータ装置から共有メッ
セージを受信したときに、第2の識別子に基づいて第1
の識別子を取得し、この第1の識別子が付与されたユー
ザ入力イベント情報を出力し、固有ウインドウに関する
ユーザ入力イベント情報、または共有通信プログラム手
段を介して入力した共有ウインドウに関するユーザ入力
イベント情報と第1の識別子とに応じた処理を実行し、
共有ウインドウに関するユーザ入力イベントを処理した
ときは、その実行後に処理終了通知を出力し、サーバコ
ンピュータにおいて、共有メッセージのユーザ入力イベ
ント情報の重要度が高いときにはコンピュータ装置の処
理状況に関係なくユーザ入力イベント情報を送信し、共
有メッセージのユーザ入力イベント情報の重要度が低い
ときにはコンピュータ装置の処理状況に応じて上記ユー
ザ入力イベント情報を送信するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるマ
ルチウインドウシステムを示す構成図であり、図におい
て、10,30はネットワーク40上のサーバコンピュ
ータ50を介してマルチウインドウシステム上の共有ウ
インドウを共有することができるウインドウ共有コンピ
ュータ装置(コンピュータ装置)であり、このウインド
ウ共有コンピュータ装置10,30はそれぞれウインド
ウマネージャ手段11、アプリケーションプログラム手
段14、共有通信プログラム手段18から構成されてい
る。
【0019】このウインドウ共有コンピュータ装置1
0,30では、個々のウインドウ共有コンピュータ装置
10で使用される固有ウインドウおよび他のウインドウ
共有コンピュータ装置30との間で共有される共有ウイ
ンドウを立ち上げることができ、これら固有ウインドウ
および共有ウインドウには第1の識別子が付与される。
また、共有ウインドウには、他のウインドウ共有コンピ
ュータ装置30との間で共有の第2の識別子も付与さ
れ、各ウインドウ共有コンピュータ装置10,30は第
1の識別子と第2の識別子との対応関係を示すテーブル
を有している。したがって、ウインドウ共有コンピュー
タ装置30が第2の識別子の付与されたユーザ入力イベ
ント情報をウインドウ共有コンピュータ装置10から受
信した場合には、テーブルを介して第2の識別子から自
己の第1の識別子を判断し、この第1の識別子に対応す
る共有ウインドウに対してユーザ入力イベント情報を実
行する。
【0020】11は固有ウインドウ、または共有ウイン
ドウからマウス・キーボード操作等のユーザ入力イベン
ト情報を入力すると、固有ウインドウまたは共有ウイン
ドウからのユーザ入力イベント情報に第1の識別子を付
与し、共有通信プログラム手段18に出力した後、処理
が戻されたときには、このユーザ入力イベント情報は固
有ウインドウに関係するものであるので、アプリケーシ
ョンプログラム手段14に出力するウインドウマネージ
ャ手段であり、このウインドウマネージャ手段11は識
別子付加部12およびイベント情報管理部13から構成
されている。
【0021】12は固有ウインドウ、または共有ウイン
ドウからユーザ入力イベント情報を入力すると、固有ウ
インドウまたは共有ウインドウからのユーザ入力イベン
ト情報に第1の識別子を付与する識別子付加部である。
13は識別子付加部12からのユーザ入力イベント情報
を各アプリケーションごとに設定されたイベントキュー
に保持した後、この第1の識別子が付与されたユーザ入
力イベント情報を共有通信プログラム手段18に出力
し、この第1の識別子が付与されたユーザ入力イベント
情報が共有通信プログラム手段18から返信されたとき
には、このユーザ入力イベント情報は固有ウインドウに
関係するものであるので、アプリケーションプログラム
手段14に出力するイベント情報管理部である。
【0022】14はウインドウマネージャ手段11から
入力したユーザ入力イベント情報または共有通信プログ
ラム手段18から入力した第1の識別子が付与されたユ
ーザ入力イベント情報と固有ウインドウまたは共有ウイ
ンドウを識別する第1の識別子とに応じた処理を実行す
るアプリケーションプログラム手段であり、イベント情
報取得部15、共有イベント情報処理部16、およびイ
ベント情報処理部17から構成される。15はイベント
情報管理部13から出力されたユーザ入力イベント情報
と第1の識別子とを入力するイベント情報取得部であ
る。16は共有通信プログラム手段18から出力された
第1の識別子が付与されたユーザ入力イベント情報を入
力する共有イベント情報処理部である。17はイベント
情報取得部15から出力された固有ウインドウに関係す
るユーザ入力イベント情報または共有イベント情報処理
部16から出力された共有ウインドウに関係するユーザ
入力イベント情報を入力し、第1の識別子に対応する固
有ウインドウまたは共有ウインドウにおいて各々のユー
ザ入力イベント情報に応じた処理を実行するイベント情
報処理部である。
【0023】18は共有通信プログラム手段であり、ウ
インドウマネージャ手段11から共有ウインドウの第1
の識別子が付与されたユーザ入力イベント情報を入力し
たときに、この第1の識別子をサーバコンピュータ50
に送信し、ウインドウマネージャ手段11から入力した
ユーザ入力イベント情報が共有ウインドウに関係するも
のである場合には、このユーザ入力イベント情報の第1
の識別子に基づいて、各ウインドウ共有コンピュータ装
置10,30間で共有の第2の識別子を取得した後、ユ
ーザ入力イベント情報に第2の識別子を付与した共有メ
ッセージに変換し、ネットワーク40を介してサーバコ
ンピュータ50に送信する。
【0024】一方、ウインドウマネージャ手段11から
入力したユーザ入力イベント情報が固有ウインドウに関
係するものである場合には、イベント情報管理部13に
処理を戻す。また、共有通信プログラム手段18は、ネ
ットワーク40を介してサーバコンピュータ50からの
共有メッセージを受信したときに、この共有メッセージ
に付与された第2の識別子に基づいて第1の識別子を取
得し、この第1の識別子とユーザ入力イベント情報とを
共有イベント情報処理部16に出力する。この共有通信
プログラム手段18は、ウインドウ識別子対応関係管理
部19,共有メッセージ送信部20,および共有メッセ
ージ受信部21から構成される。
【0025】19は図2に示すように、各ウインドウ共
有コンピュータ装置10,30で個別の第1の識別子と
各ウインドウ共有コンピュータ装置10,30間で共有
の第2の識別子とを対応させた識別子対応テーブル10
1,111,121を有するウインドウ識別子対応関係
管理部であり、第1の識別子が入力されたときには第2
の識別子を出力し、第2の識別子が入力されたときに第
1の識別子を出力するものである。
【0026】ここで、ウインドウ共有コンピュータ装置
10,30,30’での識別子対応テーブルについて説
明する。図2はこの発明の実施の形態1によるマルチウ
インドウシステムにおいて、各ウインドウ共有コンピュ
ータ装置での識別子対応テーブルを示す構成図である。
いま、ウインドウ共有コンピュータ装置10において共
有ウインドウA1,A2および固有ウインドウA3が立
ち上げられているときには、それぞれ第1の識別子U1
−A1,第1の識別子U1−A2,第1の識別子U1−
A3が付与されている。また、ウインドウ共有コンピュ
ータ装置30において共有ウインドウB1,B2が立ち
上げられているときには、それぞれ第1の識別子U1−
B1および第1の識別子U1−B2が付与されている。
さらに、ウインドウ共有コンピュータ装置30’におい
て共有ウインドウC1,C2および固有ウインドウC3
が立ち上げられているときには、それぞれ第1の識別子
U1−C1,第1の識別子U1−C2,第1の識別子U
1−C3が付与されている。ここで、共有ウインドウA
1,B1,C1は同一の処理を行うウインドウであり、
共有ウインドウA2,B2,C2は同一の処理を行うウ
インドウである。
【0027】このときに、ウインドウ共有コンピュータ
装置10のウインドウ識別子対応関係管理部19の識別
子対応テーブル101には、第1の識別子U1−A1に
対応する第2の識別子U2−1,第1の識別子U1−A
2に対応する第2の識別子U2−2が登録され、第1の
識別子U1−A3は固有ウインドウであるので対応する
第2の識別子が登録されていない。また、ウインドウ共
有コンピュータ装置30のウインドウ識別子対応関係管
理部19の識別子対応テーブル111には、第1の識別
子U1−B1に対応する第2の識別子U2−1,第1の
識別子U1−B2に対応する第2の識別子U2−2が登
録されている。さらに、ウインドウ共有コンピュータ装
置30’のウインドウ識別子対応関係管理部19の識別
子対応テーブル121には、第1の識別子U1−C1に
対応する第2の識別子U2−1,第1の識別子U1−C
2に対応する第2の識別子U2−2が登録され、第1の
識別子U1−C3は固有ウインドウであるので対応する
第2の識別子が登録されていない。
【0028】20は共有メッセージ送信部であり、この
共有メッセージ送信部20は立ち上げられた固有ウイン
ドウまたは共有ウインドウのなかで、共有ウインドウの
第1の識別子を登録するとともに、この共有ウインドウ
の第1の識別子をサーバコンピュータ50に送信し、イ
ベント情報管理部13から第1の識別子が付与されたユ
ーザ入力イベント情報を入力したときに、このユーザ入
力イベント情報に付与された第1の識別子が、固有ウイ
ンドウに関係するユーザ入力イベント情報か、共有ウイ
ンドウに関係するユーザ入力イベント情報かを判断す
る。
【0029】そして、共有ウインドウに関係するユーザ
入力イベント情報である場合には、第1の識別子をウイ
ンドウ識別子対応関係管理部19に出力することによ
り、第2の識別子を取得する。そして、ユーザ入力イベ
ント情報にこの第2の識別子を付与した共有メッセージ
に変換し、ネットワーク40を介してサーバコンピュー
タ50に送信する。一方、固有ウインドウに関係するユ
ーザ入力イベント情報である場合には、第1の識別子が
付与されたユーザ入力イベント情報をイベント情報管理
部13に返信する。
【0030】21はネットワーク40を介してサーバコ
ンピュータ50からの共有メッセージを受信したとき
に、この共有メッセージの第2の識別子をウインドウ識
別子対応関係管理部19に出力することにより、対応す
る第1の識別子を取得し、この第1の識別子が付与され
たユーザ入力イベント情報を共有イベント情報処理部1
6に出力する共有メッセージ受信部である。
【0031】50は第1の識別子と第2の識別子との対
応関係を示すテーブルを有しており、各ウインドウ共有
コンピュータ装置10,30の共有メッセージ送信部2
0から出力された共有ウインドウの第1の識別子を登録
し、ウインドウ共有コンピュータ装置10,30からの
共有メッセージを受信したときに、この第1の識別子に
基づいて、共有メッセージの送信対象となるウインドウ
共有コンピュータ装置30へ分配する共有メッセージ分
配手段51を有するサーバコンピュータである。なお、
このサーバコンピュータ50は、受信した全ての共有メ
ッセージを送信対象となるウインドウ共有コンピュータ
装置10,30の処理状況に関係なく、送信する。
【0032】なお、ウインドウ共有コンピュータ装置3
0はウインドウ共有コンピュータ装置10と機能的に同
等のものであり、特にウインドウ共有コンピュータ装置
10と区別されるものではなく、ウインドウ共有コンピ
ュータ装置10と同様の構成である。また、簡潔のため
に図1ではウインドウの共有を行うコンピュータはウイ
ンドウ共有コンピュータ装置10と30の2台にしてい
るが、それ以上のウインドウ共有コンピュータ装置が接
続する形態でも同様に適用できる。また、サーバコンピ
ュータ50の共有メッセージ分配手段51をウインドウ
共有コンピュータ装置10,30に設けてもよく、この
場合にはサーバコンピュータ50を介して共有メッセー
ジの授受を行う必要はない。
【0033】次に動作について説明する。まず、ウイン
ドウ共有コンピュータ装置10およびウインドウ共有コ
ンピュータ装置30がウインドウを共有しているとき、
ウインドウ共有コンピュータ装置10が共有メッセージ
を送信する場合の処理を説明する。図3はこの発明の実
施の形態1によるマルチウインドウシステムにおいて共
有メッセージを送信する場合の動作を示すフローチャー
ト、図4はこの発明の実施の形態1によるマルチウイン
ドウシステムにおける共有メッセージを示す構成図であ
る。まず、ウインドウマネージャ手段11の識別子付加
部12はユーザ入力イベント情報を入力すると、このユ
ーザ入力イベント情報に第1の識別子を付与し、イベン
ト情報管理部13に出力する。イベント情報管理部13
では、この第1の識別子が付与されたユーザ入力イベン
ト情報を各アプリケーションごとに設定されたイベント
キューに保持した後、共有通信プログラム手段18に出
力する。
【0034】次に、共有通信プログラム手段18の共有
メッセージ送信部20では、イベント情報管理部13か
ら第1の識別子が付与されたユーザ入力イベント情報を
入力したか否かを判断し(ステップST10)、第1の
識別子が付与されたユーザ入力イベント情報を入力した
場合には、入力したユーザ入力イベント情報が共有ウイ
ンドウに関係するユーザ入力イベント情報か、または固
有ウインドウに関係するユーザ入力イベント情報かを第
1の識別子により判断し(ステップST11)、固有ウ
インドウに関係するユーザ入力イベント情報である場合
には、イベント情報管理部13に処理を戻す(ステップ
ST12)。
【0035】一方、ステップST11の判断の結果、共
有ウインドウに関係するユーザ入力イベント情報である
場合には、このユーザ入力イベント情報に付与された第
1の識別子をウインドウ識別子対応関係管理部19に出
力し、第2の識別子を取得する(ステップST13)。
そして、ユーザ入力イベント情報にこの第2の識別子を
付与した共有メッセージに変換し、ネットワーク40を
介してサーバコンピュータ50に共有メッセージを送信
する(ステップST14)。
【0036】また、ステップST12において、イベン
ト情報管理部13は、共有メッセージ送信部20から返
信された固有ウインドウに関係するユーザ入力イベント
情報を入力したときには、このユーザ入力イベント情報
をアプリケーションプログラム手段14のイベント情報
取得部15に出力する。次に、イベント情報取得部15
ではこのユーザ入力イベント情報を入力すると、イベン
ト情報処理部17に出力し、イベント情報処理部17で
は入力したユーザ入力イベント情報を第1の識別子の対
応する固有ウインドウで処理を実行する。
【0037】ここで、図2の識別子対応テーブルを用い
たときのユーザ入力イベント情報の処理を説明する。ウ
インドウ共有コンピュータ装置10の共有ウインドウA
1にユーザ入力イベント情報が入力されると、イベント
情報管理部13はユーザ入力イベント情報に第1の識別
子U1−A1を付与し、共有メッセージ送信部20に出
力する。共有メッセージ送信部20では、この第1の識
別子が付与されたユーザ入力イベント情報を入力する
と、ウインドウ識別子対応関係管理部19に第1の識別
子U1−A1を出力し、第2の識別子U2−1を取得す
る。次に、共有メッセージ送信部20では、ユーザ入力
イベント情報に取得した第2の識別子を付与した共有メ
ッセージに変換し、この共有メッセージをネットワーク
40に接続されたサーバコンピュータ50を介してウイ
ンドウ共有コンピュータ装置30,30’に送信する。
なお、ウインドウ共有コンピュータ装置10の固有ウイ
ンドウA3にユーザ入力イベント情報が入力された場合
には、ウインドウ共有コンピュータ装置10のイベント
情報処理部17はこの第1の識別子U1−A3とユーザ
入力イベント情報とに応じた処理を実行する。
【0038】そして、サーバコンピュータ50を介して
この共有メッセージを受信したウインドウ共有コンピュ
ータ装置30の共有メッセージ受信部21は、共有メッ
セージの第2の識別子U2−1をウインドウ識別子対応
関係管理部19に出力し、第1の識別子U1−B1を取
得する。そして、共有メッセージ受信部21はこの第1
の識別子U1−B1とユーザ入力イベント情報とを共有
イベント情報処理部16を介してイベント情報処理部1
7に出力する。そして、イベント情報処理部17はこの
第1の識別子U1−B1とユーザ入力イベント情報とに
応じた処理を実行する。
【0039】また、サーバコンピュータ50を介して共
有メッセージを受信したウインドウ共有コンピュータ装
置30’の共有メッセージ受信部21は、共有メッセー
ジの第2の識別子U2−1をウインドウ識別子対応関係
管理部19に出力し、第1の識別子U1−C1を取得す
る。そして、共有メッセージ受信部21はこの第1の識
別子U1−C1とユーザ入力イベント情報とを共有イベ
ント情報処理部16を介してイベント情報処理部17に
出力する。そして、イベント情報処理部17はこの第1
の識別子U1−C1とユーザ入力イベント情報とに応じ
た処理を実行する。
【0040】次に、ウインドウ共有コンピュータ装置3
0が共有メッセージを受信した場合の処理を説明する。
図5はこの発明の実施の形態1によるマルチウインドウ
システムにおいて共有メッセージを受信する場合の動作
を示すフローチャートである。まず、共有メッセージ受
信部21はネットワーク40を介してサーバコンピュー
タ50からの共有メッセージを受信したか否かを判断し
(ステップST20)、共有メッセージを受信したとき
に、この共有メッセージに付与された第2の識別子を読
み取り、ウインドウ識別子対応関係管理部19に出力す
ることにより、このウインドウ識別子対応関係管理部1
9から第1の識別子を取得する(ステップST21)。
【0041】次に、共有メッセージ受信部21は、この
第1の識別子が付与されたユーザ入力イベント情報をア
プリケーションプログラム手段14の共有イベント情報
処理部16に出力する。次に、イベント情報処理部17
は共有イベント情報処理部16を介して入力したユーザ
入力イベント情報と固有ウインドウまたは共有ウインド
ウを識別する第1の識別子とに応じた処理を実行する
(ステップST22)。
【0042】次に、サーバコンピュータ50が共有メッ
セージを分配する場合の処理を説明する。図6はこの発
明の実施の形態1によるマルチウインドウシステムにお
いてサーバコンピュータ50が共有メッセージを分配す
る場合の動作を示すフローチャートである。まず、サー
バコンピュータ50の共有メッセージ分配手段51が、
各ウインドウ共有コンピュータ装置10,30から送ら
れてきた共有メッセージを受信したか否かを判断し(ス
テップST31)、共有メッセージを受信したときに、
この共有メッセージの第2の識別子に基づいて登録され
ている共有ウインドウの第1の識別子を特定し、この特
定された第1の識別子から共有メッセージの送信対象と
なるウインドウ共有コンピュータ装置10,30へ分配
する(ステップST32)。
【0043】なお、この実施の形態1では、ウインドウ
共有コンピュータ装置10,30が共有メッセージをサ
ーバコンピュータ50に送信し、サーバコンピュータ5
0がこの共有メッセージをその他のウインドウ共有コン
ピュータ装置10,30に送信するものであったが、共
有通信プログラム手段18がサーバコンピュータ50の
機能を備え、共有メッセージを直接、その他のウインド
ウ共有コンピュータ装置10,30に送信する構成でも
よい。
【0044】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、共有通信プログラム手段18は入力したユーザ入力
イベント情報が共有ウインドウに関係するものである場
合には、ユーザ入力イベント情報に第2の識別子を付与
した共有メッセージをサーバコンピュータ50に送信
し、一方、共有メッセージを受信したときには、受信し
た共有メッセージからユーザ入力イベント情報と第1の
識別子とを取得し、アプリケーションプログラム手段1
4が、ユーザ入力イベント情報と第1の識別子とに応じ
た処理を実行するように構成したので、ネットワーク4
0を介して接続されている複数のウインドウ共有コンピ
ュータ装置10,30間でウインドウの共有を行うこと
ができるなどの効果が得られる。
【0045】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2によるマルチウインドウシステムを示す構成図であ
り、図において、図1と同一符号は同一または相当部分
を示すので説明を省略する。60,70はネットワーク
40上のサーバコンピュータ80を介してマルチウイン
ドウシステム上に表示されているウインドウを共有する
ことができるウインドウ共有コンピュータ装置(コンピ
ュータ装置)であり、このウインドウ共有コンピュータ
装置60,70はそれぞれウインドウマネージャ手段1
1、終了通知アプリケーションプログラム手段61、終
了通知共有通信プログラム手段62から構成されてい
る。
【0046】61はウインドウマネージャ手段11から
入力したユーザ入力イベント情報、または終了通知共有
通信プログラム手段62から入力した入力ユーザ入力イ
ベント情報を実行し、共有ウインドウに関するユーザ入
力イベントの処理が終了したときに処理終了通知を終了
通知共有通信プログラム手段62に出力する終了通知ア
プリケーションプログラム手段であり、イベント情報取
得部15、イベント情報処理部17、および終了通知共
有イベント情報処理部63から構成される。
【0047】63は終了通知共有通信プログラム手段6
2から出力された共有ウインドウに関係するユーザ入力
イベント情報を入力し、イベント情報処理部17に第1
の識別子に対応する共有ウインドウでユーザ入力イベン
ト情報に応じた処理を実行させ、イベント情報処理部1
7からの処理終了通知を入力したときに、この処理終了
通知を終了通知共有通信プログラム手段62に出力する
終了通知共有イベント情報処理部である。
【0048】62はウインドウマネージャ手段11から
入力した第1の識別子が付与されたユーザ入力イベント
情報が、共有ウインドウに関係するものである場合に
は、このユーザ入力イベント情報の第1の識別子に基づ
いて各ウインドウ共有コンピュータ装置60,70間で
共有の第2の識別子を取得し、ユーザ入力イベント情報
に第2の識別子を付与した共有メッセージに変換し、ネ
ットワーク40を介してサーバコンピュータ80に送信
し、固有ウインドウに関係するユーザ入力イベント情報
である場合には、第1の識別子が付与されたユーザ入力
イベント情報をイベント情報管理部13に返信し、ネッ
トワーク40を介してサーバコンピュータ80からの共
有メッセージを受信したときに、共有メッセージの第2
の識別子に基づいて第1の識別子を取得し、この取得し
た第1の識別子が付与されたユーザ入力イベント情報を
終了通知共有イベント情報処理部63に出力する終了通
知共有通信プログラム手段であり、この終了通知共有通
信プログラム手段62は、ウインドウ識別子対応関係管
理部19,共有メッセージ受信部21,および終了通知
共有メッセージ送信部64から構成される。
【0049】64はイベント情報管理部13から入力し
た第1の識別子が付与されたユーザ入力イベント情報
が、共有ウインドウに関係するユーザ入力イベント情報
か、または固有ウインドウに関係するユーザ入力イベン
ト情報かを第1の識別子に基づいて判断し、共有ウイン
ドウに関係するユーザ入力イベント情報である場合に
は、このユーザ入力イベント情報の中の第1の識別子を
ウインドウ識別子対応関係管理部19に出力することに
より、第2の識別子を取得し、この第2の識別子をイベ
ント情報管理部13から入力したユーザ入力イベント情
報に付与した共有メッセージに変換し、ネットワーク4
0を介してサーバコンピュータ80に送信し、固有ウイ
ンドウに関係するユーザ入力イベント情報である場合に
は、イベント情報管理部13に処理を戻し、終了通知共
有イベント情報処理部63からの処理終了通知を入力し
たときに、サーバコンピュータ80に対して処理終了通
知を出力する終了通知共有メッセージ送信部である。
【0050】80は各ウインドウ共有コンピュータ装置
60,70の終了通知共有メッセージ送信部64から出
力された共有ウインドウの第1の識別子を登録してお
り、ウインドウ共有コンピュータ装置60,70からの
共有メッセージを受信したときに、この第1の識別子に
基づいて、共有メッセージの送信対象となるウインドウ
共有コンピュータ装置60,70へ分配するときに、受
信した共有メッセージのユーザ入力イベント情報がウイ
ンドウ共有コンピュータ装置60,70にとって重要で
ないときには、共有メッセージの送信対象となるウイン
ドウ共有コンピュータ装置60,70の処理状況に応じ
て、受信した共有メッセージを送信するか否かを判断す
るサーバコンピュータである。このサーバコンピュータ
80は、省略イベント記憶部81、共有メッセージ分配
部82、および送信数カウンタ管理部83から構成され
る。
【0051】81はウインドウ共有コンピュータ装置6
0,70にとって重要でない共有メッセージのユーザ入
力イベント情報(例えば、マウスカーソルの動きに関す
るもの)を登録する省略イベント記憶部、82は共有メ
ッセージ分配部であり、受信した共有メッセージをウイ
ンドウ共有コンピュータ装置60,70に送信したとき
には、各々に対応する送信数カウンタ管理部83のカウ
ント値を増加し、ウインドウ共有コンピュータ装置6
0,70から処理終了通知を受信したときには、各々に
対応する送信数カウンタ管理部83のカウント値を減少
させ、受信した共有メッセージのユーザ入力イベント情
報が省略イベント記憶部81に登録されているか否かを
照合し、登録されていないときには、ウインドウ共有コ
ンピュータ装置60,70にとって重要なユーザ入力イ
ベント情報であるので、受信した共有メッセージをウイ
ンドウ共有コンピュータ60、70へ送信する。
【0052】一方、登録されているときには、ウインド
ウ共有コンピュータ装置60,70にとって重要でない
ユーザ入力イベント情報であるので、各ウインドウ共有
コンピュータ装置60,70について、それぞれの送信
数カウンタ管理部83のカウント値を確認し、このカウ
ント値が設定された値以下の場合には、この送信数カウ
ンタ管理部83に対応するウインドウ共有コンピュータ
装置60,70の処理状況が進んでいると判断して、受
信した共有メッセージをウインドウ共有コンピュータ6
0、70へ送信し、カウント値が設定された値以上の場
合には、この送信数カウンタ管理部83に対応するウイ
ンドウ共有コンピュータ装置60,70の処理状況が進
んでいないと判断して、受信した共有メッセージをウイ
ンドウ共有コンピュータ60、70には送信しない。
【0053】次に動作について説明する。ウインドウ共
有コンピュータ装置60が共有メッセージを送信する場
合については、実施の形態1の図3と同一であるので、
説明を省略する。まず、ウインドウ共有コンピュータ装
置70が共有メッセージを受信した場合の処理を説明す
る。図8はこの発明の実施の形態2によるマルチウイン
ドウシステムにおいて共有メッセージを受信する場合の
動作を示すフローチャートであるが、実施の形態1の図
5のフローチャートと同一なところについては説明を省
略する。イベント情報処理部17が終了通知共有イベン
ト情報処理部63を介して入力したユーザ入力イベント
情報を第1の識別子に応じた固有ウインドウまたは共有
ウインドウでの処理の実行後に(ステップST22)、
終了通知共有イベント情報処理部63がイベント情報処
理部17からの処理終了通知を入力したときに、この処
理終了通知を共有メッセージとして終了通知共有メッセ
ージ送信部64に出力する(ステップST23)。
【0054】次に、サーバコンピュータ80が共有メッ
セージを分配する場合の処理を説明する。図9はこの発
明の実施の形態2によるマルチウインドウシステムにお
いてサーバコンピュータが共有メッセージを分配する場
合の動作を示すフローチャートである。まず、共有メッ
セージ分配部82は、受信した情報が共有メッセージか
否かを判断し(ステップST41)、共有メッセージで
ないときには処理終了通知か否かを判断し(ステップS
T42)、処理終了通知であるときには、ウインドウ共
有コンピュータ装置60,70の各々に対応する送信数
カウンタ管理部83のカウント値を減少させる(ステッ
プST43)。
【0055】一方、ステップST41の判断の結果、共
有メッセージである場合には、共有メッセージ分配部8
2は受信した共有メッセージのユーザ入力イベント情報
が省略イベント記憶部81に登録されているか否かを判
断する(ステップST44)。判断の結果、登録されて
いないときには、ウインドウ共有コンピュータ装置6
0,70にとって重要なユーザ入力イベント情報である
ので、受信した共有メッセージをウインドウ共有コンピ
ュータ60、70へ送信し(ステップST45)、ウイ
ンドウ共有コンピュータ装置60,70の各々に対応す
る送信数カウンタ管理部83のカウント値を増加させる
(ステップST46)。
【0056】一方、ステップST44の判断の結果、登
録されているときには、ウインドウ共有コンピュータ装
置60,70にとって重要でないユーザ入力イベント情
報であるので、各ウインドウ共有コンピュータ装置6
0,70について、それぞれの送信数カウンタ管理部8
3のカウント値が設定された値以下か否かを判断し(ス
テップST47)、設定された値以下である場合には、
送信数カウンタ管理部83に対応するウインドウ共有コ
ンピュータ装置60,70の処理状況が進んでいると判
断して、ステップST45へ進み、受信した共有メッセ
ージをウインドウ共有コンピュータ60、70へ送信す
る。一方、カウント値が設定された値以上の場合には、
この送信数カウンタ管理部83に対応するウインドウ共
有コンピュータ装置60,70の処理状況が進んでいな
いと判断して、受信した共有メッセージを破棄し送信し
ない(ステップST48)。なお、上記においてはユー
ザ入力イベント情報の重要度に応じて共有メッセージを
送信するか否かを判断していますが、処理能力の速いウ
インドウ共有コンピュータ装置60,70については指
定しておき、この処理能力の速いウインドウ共有コンピ
ュータ装置60,70には無条件で共有メッセージを送
信する。
【0057】なお,実施の形態1,2に記載した手法
は,コンピュータに実行させることのできるプログラム
として,コンピュータ読みとり可能な記録媒体に格納し
て頒布することもできる。
【0058】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、サーバコンピュータ80は受信した共有メッセージ
のユーザ入力イベント情報がウインドウ共有コンピュー
タ装置60,70にとって重要でないときには、共有メ
ッセージの送信対象となるウインドウ共有コンピュータ
装置60,70の処理状況に応じて、受信した共有メッ
セージを送信するか否かを判断する構成であるので、実
施の形態1の効果の他に、クライアント側のウインドウ
共有コンピュータ装置70の負担を減らし処理効率を向
上させることができるなどの効果が得られる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ウイ
ンドウマネージャ手段により固有ウインドウまたは共有
ウインドウからのユーザ入力イベント情報が入力される
と、このユーザ入力イベント情報に、固有ウインドウま
たは共有ウインドウで個別の第1の識別子を付与し出力
し、共有通信プログラム手段によりこのウインドウマネ
ージャ手段から入力したユーザ入力イベント情報が共有
ウインドウに関係する情報である場合には、第1の識別
子に基づいて、第2の識別子を取得し、ユーザ入力イベ
ント情報に第2の識別子を付与した共有メッセージに変
換し、この共有メッセージを他のコンピュータ装置に送
信し、ウインドウマネージャ手段から入力したユーザ入
力イベント情報が固有ウインドウに関係するユーザ入力
イベント情報である場合には、ウインドウマネージャ手
段に処理を戻し、他のコンピュータ装置から共有メッセ
ージを受信したときに、第2の識別子に基づいて第1の
識別子を取得し、第1の識別子が付与されたユーザ入力
イベント情報を出力し、アプリケーションプログラム手
段によりウインドウマネージャ手段を介して入力した固
有ウインドウに関するユーザ入力イベント情報、または
共有通信プログラム手段を介して入力した共有ウインド
ウに関するユーザ入力イベント情報と固有ウインドウま
たは共有ウインドウを識別する第1の識別子に応じた処
理を実行するように構成したので、ネットワークを介し
て接続されている複数のウインドウ共有コンピュータ装
置間でウインドウの共有を行うことができる効果があ
る。
【0060】この発明によれば、ウインドウマネージャ
手段において、識別子付加部により固有ウインドウまた
は共有ウインドウにユーザ入力イベント情報が入力され
ると、このユーザ入力イベント情報に固有ウインドウま
たは共有ウインドウで固有の第1の識別子を付与し、イ
ベント情報管理部により識別子付加部からの第1の識別
子が付与されたユーザ入力イベント情報を共有通信プロ
グラム手段に出力し、この出力した第1の識別子が付与
されたユーザ入力イベント情報が共有通信プログラム手
段から返信されたときには、第1の識別子が付与された
ユーザ入力イベント情報をアプリケーションプログラム
手段に出力するように構成したので、ネットワークを介
して接続されている複数のウインドウ共有コンピュータ
装置間でウインドウの共有を行うことができる効果があ
る。
【0061】この発明によれば、共有通信プログラム手
段において、ウインドウ識別子対応関係管理部により共
有ウインドウの第1の識別子と第2の識別子との対応関
係を示す識別子対応テーブルを有し、共有ウインドウの
第1の識別子を入力したときに第2の識別子を出力し、
第2の識別子を入力したときに共有ウインドウの第1の
識別子を出力し、共有メッセージ送信部により共有ウイ
ンドウが立ち上げられたときに共有ウインドウの第1の
識別子を登録し、ウインドウマネージャ手段からユーザ
入力イベント情報を入力したときに、このユーザ入力イ
ベント情報に付与された第1の識別子が共有ウインドウ
の第1の識別子であるときには、ウインドウ識別子対応
関係管理部を介して第2の識別子を取得し、ユーザ入力
イベント情報に第2の識別子を付与した共有メッセージ
に変換し、この変換された共有メッセージを他のコンピ
ュータ装置に送信し、ウインドウマネージャ手段から入
力したユーザ入力イベント情報の第1の識別子が登録さ
れた第1の識別子でないときには、ウインドウマネージ
ャ手段に処理を戻し、共有メッセージ受信部により他の
コンピュータ装置からの共有メッセージを受信したとき
に、この共有メッセージに付与された第2の識別子を読
み取り、ウインドウ識別子対応関係管理部を介して第1
の識別子を取得し、この第1の識別子が付与されたユー
ザ入力イベント情報をアプリケーションプログラム手段
に出力するように構成したので、ネットワークを介して
接続されている複数のウインドウ共有コンピュータ装置
間でウインドウの共有を行うことができる効果がある。
【0062】この発明によれば、アプリケーションプロ
グラム手段において、イベント情報取得部によりウイン
ドウマネージャ手段から第1の識別子が付与されたユー
ザ入力イベント情報を入力し、共有イベント情報処理部
により共有通信プログラム手段から第1の識別子が付与
されたユーザ入力イベント情報を入力し、イベント情報
処理部によりイベント情報取得部または共有イベント情
報処理部を介して入力した第1の識別子が付与されたユ
ーザ入力イベント情報と固有ウインドウまたは共有ウイ
ンドウを識別する第1の識別子とに応じた処理を実行す
るように構成したので、ネットワークを介して接続され
ている複数のウインドウ共有コンピュータ装置間でウイ
ンドウの共有を行うことができる効果がある。
【0063】この発明によれば、ウインドウマネージャ
手段により固有ウインドウまたは共有ウインドウからの
ユーザ入力イベント情報が入力されると、このユーザ入
力イベント情報に、固有ウインドウまたは共有ウインド
ウで個別の第1の識別子を付与し出力し、終了通知共有
通信プログラム手段によりこのウインドウマネージャ手
段から入力したユーザ入力イベント情報が共有ウインド
ウに関係する情報である場合には、第1の識別子に基づ
いて、各コンピュータ装置間で共有の第2の識別子を取
得し、ユーザ入力イベント情報に第2の識別子を付与し
た共有メッセージに変換し、この共有メッセージを他の
コンピュータ装置に送信し、ユーザ入力イベント情報に
応じた処理の実行後の処理終了通知を入力したときにサ
ーバコンピュータに送信し、ウインドウマネージャ手段
から入力したユーザ入力イベント情報が固有ウインドウ
に関係するユーザ入力イベント情報である場合には、ウ
インドウマネージャ手段に処理を戻し、ネットワークを
介して他のコンピュータ装置から共有メッセージを受信
したときに、第2の識別子に基づいて第1の識別子を取
得し、この第1の識別子が付与されたユーザ入力イベン
ト情報を出力し、終了通知アプリケーションプログラム
手段によりウインドウマネージャ手段を介して入力した
固有ウインドウに関するユーザ入力イベント情報、また
は共有通信プログラム手段を介して入力した共有ウイン
ドウに関するユーザ入力イベント情報と固有ウインドウ
または共有ウインドウを識別する第1の識別子とに応じ
た処理を実行し、上記共有ウインドウに関するユーザ入
力イベントの実行後に処理終了通知を終了通知共有通信
プログラム手段に出力し、サーバコンピュータは、共有
メッセージのユーザ入力イベント情報の重要度が高いと
きにはコンピュータ装置の処理状況に関係なくユーザ入
力イベント情報を送信し、共有メッセージのユーザ入力
イベント情報の重要度が低いときにはコンピュータ装置
の処理状況に応じてユーザ入力イベント情報を送信する
ように構成したので、ネットワークを介して接続されて
いる複数のウインドウ共有コンピュータ装置間でウイン
ドウの共有を行うことができるとともに、クライアント
側のウインドウ共有コンピュータ装置の負担を減らし処
理効率を向上させ、また、サーバコンピュータの処理効
率を向上させることができる効果がある。
【0064】この発明によれば、終了通知アプリケーシ
ョンプログラム手段において、イベント情報取得部によ
りウインドウマネージャ手段から第1の識別子が付与さ
れたユーザ入力イベント情報を入力し、終了通知共有イ
ベント情報処理部により共有通信プログラム手段から第
1の識別子が付与されたユーザ入力イベント情報を入力
するとともに、このユーザ入力イベント情報の処理後に
処理終了通知を終了通知共有通信プログラム手段に出力
し、イベント情報処理部によりイベント情報取得部また
は終了通知共有イベント情報処理部を介して入力した第
1の識別子が付与されたユーザ入力イベント情報と固有
ウインドウまたは共有ウインドウを識別する第1の識別
子とに応じた処理を実行するように構成したので、ネッ
トワークを介して接続されている複数のウインドウ共有
コンピュータ装置間でウインドウの共有を行うことがで
きるとともに、クライアント側のウインドウ共有コンピ
ュータ装置の負担を減らし処理効率を向上させ、また、
サーバコンピュータの処理効率を向上させることができ
る効果がある。
【0065】この発明によれば、終了通知共有通信プロ
グラム手段において、終了通知共有メッセージ送信部に
より共有ウインドウが立ち上げられたときに共有ウイン
ドウの第1の識別子を登録し、ウインドウマネージャ手
段から入力したユーザ入力イベント情報の第1の識別子
が登録された第1の識別子であるときには、ウインドウ
識別子対応関係管理部を介して第2の識別子を取得し、
ユーザ入力イベント情報に第2の識別子を付与した共有
メッセージを構成し、この共有メッセージを他のコンピ
ュータ装置に送信し、第1の識別子が登録された第1の
識別子でないときには、ウインドウマネージャ手段に返
信するとともに、終了通知アプリケーションプログラム
手段からの処理終了通知を入力したときに、この処理終
了通知をサーバコンピュータに出力し、共有メッセージ
受信部により他のコンピュータ装置から共有メッセージ
を受信したときに、この共有メッセージに付与された第
2の識別子を読み取り、ウインドウ識別子対応関係管理
部を介して第1の識別子を取得し、この第1の識別子と
ユーザ入力イベント情報とを終了通知共有アプリケーシ
ョンプログラム手段に出力するように構成したので、ネ
ットワークを介して接続されている複数のウインドウ共
有コンピュータ装置間でウインドウの共有を行うことが
できるとともに、クライアント側のウインドウ共有コン
ピュータ装置の負担を減らし処理効率を向上させ、ま
た、サーバコンピュータの処理効率を向上させることが
できる効果がある。
【0066】この発明によれば、サーバコンピュータに
おいて、省略イベント記憶部によりコンピュータ装置に
とって重要でないユーザ入力イベント情報を登録し、共
有メッセージ分配部により受信した共有メッセージを該
当するコンピュータ装置に送信したときには、各々コン
ピュータ装置に対応して設けられた送信数カウンタ管理
部のカウント値を増加し、コンピュータ装置から処理終
了通知を受信したときには、送信数カウンタ管理部のカ
ウント値を減少させる機能を有し、受信したユーザ入力
イベント情報が省略イベント記憶部に登録されていない
ときには、受信した共有メッセージを該当するコンピュ
ータ装置へ送信し、登録されているときには、各コンピ
ュータ装置について、各送信数カウンタ管理部のカウン
ト値を確認し、このカウント値が設定された値以下の場
合には、受信した共有メッセージを該当するコンピュー
タ装置に送信し、カウント値が設定された値以上の場合
には、受信した共有メッセージをコンピュータ装置に送
信しない構成としたので、ネットワークを介して接続さ
れている複数のウインドウ共有コンピュータ装置間でウ
インドウの共有を行うことができるとともに、クライア
ント側のウインドウ共有コンピュータ装置の負担を減ら
し処理効率を向上させ、また、サーバコンピュータの処
理効率を向上させることができる効果がある。
【0067】この発明によれば、コンピュータ装置にお
いて、個々のコンピュータ装置で使用される固有ウイン
ドウまたは他のコンピュータ装置との間で共有される共
有ウインドウからのユーザ入力イベント情報が入力され
ると、このユーザ入力イベント情報に固有ウインドウま
たは共有ウインドウで個別の第1の識別子を付与し、ユ
ーザ入力イベント情報が共有ウインドウに関係する情報
である場合には、第1の識別子に基づいて、各コンピュ
ータ装置間で共有の第2の識別子を取得し、ユーザ入力
イベント情報に第2の識別子を付与した共有メッセージ
に変換し、この共有メッセージを他のコンピュータ装置
に送信するとともに、他のコンピュータ装置から共有メ
ッセージを受信したときに、第2の識別子に基づいて第
1の識別子を取得し、第1の識別子が付与されたユーザ
入力イベント情報を出力し、固有ウインドウに関するユ
ーザ入力イベント情報、または共有通信プログラム手段
を介して入力した共有ウインドウに関するユーザ入力イ
ベント情報に応じた処理を固有ウインドウまたは共有ウ
インドウで実行するように構成したので、ネットワーク
を介して接続されている複数のウインドウ共有コンピュ
ータ装置間でウインドウの共有を行うことができる効果
がある。
【0068】この発明によれば、コンピュータ装置にお
いて、個々のコンピュータ装置で使用される固有ウイン
ドウまたは他のコンピュータ装置との間で共有される共
有ウインドウからのユーザ入力イベント情報が入力され
ると、このユーザ入力イベント情報に、固有ウインドウ
または共有ウインドウで個別の第1の識別子を付与し、
ユーザ入力イベント情報が共有ウインドウに関係する情
報である場合には、第1の識別子に基づいて、各コンピ
ュータ装置間で共有の第2の識別子を取得し、ユーザ入
力イベント情報に第2の識別子を付与した共有メッセー
ジに変換し、この共有メッセージをサーバコンピュータ
を介して他のコンピュータ装置に送信し、ユーザ入力イ
ベント情報に応じた処理の実行後の処理終了通知を入力
したときにサーバコンピュータに送信するとともに、ネ
ットワークを介して他のコンピュータ装置から共有メッ
セージを受信したときに、第2の識別子に基づいて第1
の識別子を取得し、この第1の識別子が付与されたユー
ザ入力イベント情報を出力し、固有ウインドウに関する
ユーザ入力イベント情報、または共有通信プログラム手
段を介して入力した共有ウインドウに関するユーザ入力
イベント情報と第1の識別子とに応じた処理を実行し、
共有ウインドウに関するユーザ入力イベントを処理した
ときは、その実行後に処理終了通知を出力し、サーバコ
ンピュータにおいて、共有メッセージのユーザ入力イベ
ント情報の重要度が高いときにはコンピュータ装置の処
理状況に関係なくユーザ入力イベント情報を送信し、共
有メッセージのユーザ入力イベント情報の重要度が低い
ときにはコンピュータ装置の処理状況に応じて上記ユー
ザ入力イベント情報を送信するように構成したので、ネ
ットワークを介して接続されている複数のウインドウ共
有コンピュータ装置間でウインドウの共有を行うことが
できるとともに、クライアント側のウインドウ共有コン
ピュータ装置の負担を減らし処理効率を向上させ、ま
た、サーバコンピュータの処理効率を向上させることが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるマルチウイン
ドウシステムを示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるマルチウイン
ドウシステムにおいて、各ウインドウ共有コンピュータ
装置での識別子対応テーブルを示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるマルチウイン
ドウシステムにおいて共有メッセージを送信する場合の
動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1によるマルチウイン
ドウシステムにおける共有メッセージを示す構成図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態1によるマルチウイン
ドウシステムにおいて共有メッセージを受信する場合の
動作を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1によるマルチウイン
ドウシステムにおいてサーバコンピュータが共有メッセ
ージを分配する場合の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2によるマルチウイン
ドウシステムを示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態2によるマルチウイン
ドウシステムにおいて共有メッセージを受信する場合の
動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態2によるマルチウイン
ドウシステムにおいてサーバコンピュータが共有メッセ
ージを分配する場合の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】 従来のマルチウインドウシステムを示す構
成図である。
【符号の説明】
10,30,60,70 ウインドウ共有コンピュータ
装置(コンピュータ装置)、11 ウインドウマネージ
ャ手段、12 識別子付加部、13 イベント情報管理
部、14 アプリケーションプログラム手段、15 イ
ベント情報取得部、16 共有イベント情報処理部、1
7 イベント情報処理部、18 共有通信プログラム手
段、19 ウインドウ識別子対応関係管理部、20 共
有メッセージ送信部、21 共有メッセージ受信部、4
0 ネットワーク、50,80サーバコンピュータ、6
1 終了通知アプリケーションプログラム手段、62終
了通知共有通信プログラム手段、63 終了通知共有イ
ベント情報処理部、64 終了通知共有メッセージ送信
部、81 省略イベント記憶部、82 共有メッセージ
分配部、83 送信数カウンタ管理部、101,11
1,121 識別子対応テーブル。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンピュータ装置間で共有メッセ
    ージの授受を行うマルチウインドウシステムにおいて、 上記コンピュータ装置は、個々のコンピュータ装置で使
    用される固有ウインドウまたは他のコンピュータ装置と
    の間で共有される共有ウインドウからのユーザ入力イベ
    ント情報が入力されると、このユーザ入力イベント情報
    に上記固有ウインドウまたは上記共有ウインドウで個別
    の第1の識別子を付与し出力するウインドウマネージャ
    手段と、 このウインドウマネージャ手段から入力した上記ユーザ
    入力イベント情報が上記共有ウインドウに関係する情報
    である場合には、上記第1の識別子に基づいて、上記各
    コンピュータ装置間で共有の第2の識別子を取得し、上
    記ユーザ入力イベント情報に上記第2の識別子を付与し
    た上記共有メッセージに変換し、この共有メッセージを
    他の上記コンピュータ装置に送信し、上記ウインドウマ
    ネージャ手段から入力した上記ユーザ入力イベント情報
    が固有ウインドウに関係するユーザ入力イベント情報で
    ある場合には、上記ウインドウマネージャ手段に処理を
    戻し、他の上記コンピュータ装置から上記共有メッセー
    ジを受信したときに、上記第2の識別子に基づいて上記
    第1の識別子を取得し、第1の識別子が付与されたユー
    ザ入力イベント情報を出力する共有通信プログラム手段
    と、 上記ウインドウマネージャ手段を介して入力した固有ウ
    インドウに関するユーザ入力イベント情報、または上記
    共有通信プログラム手段を介して入力した共有ウインド
    ウに関するユーザ入力イベント情報に応じた処理を上記
    固有ウインドウまたは上記共有ウインドウで実行するア
    プリケーションプログラム手段とを備えたことを特徴と
    するマルチウインドウシステム。
  2. 【請求項2】 ウインドウマネージャ手段は、固有ウイ
    ンドウまたは共有ウインドウにユーザ入力イベント情報
    が入力されると、このユーザ入力イベント情報に上記固
    有ウインドウまたは上記共有ウインドウで固有の第1の
    識別子を付与する識別子付加部と、 この識別子付加部からの第1の識別子が付与されたユー
    ザ入力イベント情報を共有通信プログラム手段に出力
    し、この出力した第1の識別子が付与されたユーザ入力
    イベント情報が上記共有通信プログラム手段から返信さ
    れたときには、上記第1の識別子が付与されたユーザ入
    力イベント情報をアプリケーションプログラム手段に出
    力するイベント情報管理部とを備えたことを特徴とする
    請求項1記載のマルチウインドウシステム。
  3. 【請求項3】 共有通信プログラム手段は、共有ウイン
    ドウの第1の識別子と第2の識別子との対応関係を示す
    識別子対応テーブルを有し、上記共有ウインドウの第1
    の識別子を入力したときに上記第2の識別子を出力し、
    上記第2の識別子を入力したときに上記共有ウインドウ
    の第1の識別子を出力するウインドウ識別子対応関係管
    理部と、 共有ウインドウが立ち上げられたときに上記共有ウイン
    ドウの第1の識別子を登録し、ウインドウマネージャ手
    段からユーザ入力イベント情報を入力したときに、この
    ユーザ入力イベント情報に付与された第1の識別子が上
    記共有ウインドウの第1の識別子であるときには、上記
    ウインドウ識別子対応関係管理部を介して上記第2の識
    別子を取得し、上記ユーザ入力イベント情報に上記第2
    の識別子を付与した上記共有メッセージに変換し、この
    変換された共有メッセージを他の上記コンピュータ装置
    に送信し、上記ウインドウマネージャ手段から入力した
    ユーザ入力イベント情報の上記第1の識別子が上記で登
    録された第1の識別子でないときには、第1の識別子が
    付与されたユーザ入力イベント情報を上記ウインドウマ
    ネージャ手段に処理を戻す共有メッセージ送信部と、 他の上記コンピュータ装置からの上記共有メッセージを
    受信したときに、この共有メッセージに付与された第2
    の識別子を読み取り、上記ウインドウ識別子対応関係管
    理部を介して上記第1の識別子を取得し、この第1の識
    別子が付与されたユーザ入力イベント情報をアプリケー
    ションプログラム手段に出力する共有メッセージ受信部
    とを備えたことを特徴とする請求項1記載のマルチウイ
    ンドウシステム。
  4. 【請求項4】 アプリケーションプログラム手段は、ウ
    インドウマネージャ手段から第1の識別子が付与された
    ユーザ入力イベント情報を入力するイベント情報取得部
    と、 共有通信プログラム手段から上記第1の識別子が付与さ
    れたユーザ入力イベント情報を入力する共有イベント情
    報処理部と、 上記イベント情報取得部または共有イベント情報処理部
    を介して入力した第1の識別子が付与されたユーザ入力
    イベント情報を上記第1の識別子に対応する固有ウイン
    ドウまたは共有ウインドウで処理するイベント情報処理
    部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のマルチウ
    インドウシステム。
  5. 【請求項5】 ネットワークに接続されたサーバコンピ
    ュータを介して複数のコンピュータ装置間で共有メッセ
    ージの授受を行うマルチウインドウシステムにおいて、 上記コンピュータ装置は、個々のコンピュータ装置で使
    用される固有ウインドウまたは他のコンピュータ装置と
    の間で共有される共有ウインドウからのユーザ入力イベ
    ント情報が入力されると、このユーザ入力イベント情報
    に、上記固有ウインドウまたは上記共有ウインドウで個
    別の第1の識別子を付与し出力するウインドウマネージ
    ャ手段と、 このウインドウマネージャ手段から入力した上記ユーザ
    入力イベント情報が上記共有ウインドウに関係する情報
    である場合には、上記第1の識別子に基づいて、上記各
    コンピュータ装置間で共有の第2の識別子を取得し、上
    記ユーザ入力イベント情報に上記第2の識別子を付与し
    た上記共有メッセージに変換し、この共有メッセージを
    上記サーバコンピュータを介して他の上記コンピュータ
    装置に送信し、上記ユーザ入力イベント情報に応じた処
    理の実行後の処理終了通知を入力したときに上記サーバ
    コンピュータに送信し、上記ウインドウマネージャ手段
    から入力した上記ユーザ入力イベント情報が固有ウイン
    ドウに関係するユーザ入力イベント情報である場合に
    は、上記ウインドウマネージャ手段に処理を戻し、上記
    ネットワークを介して他の上記コンピュータ装置から上
    記共有メッセージを受信したときに、上記第2の識別子
    に基づいて上記第1の識別子を取得し、この第1の識別
    子が付与された上記ユーザ入力イベント情報を出力する
    終了通知共有通信プログラム手段と、 上記ウインドウマネージャ手段を介して入力した上記固
    有ウインドウに関するユーザ入力イベント情報、または
    上記共有通信プログラム手段を介して入力した上記共有
    ウインドウに関するユーザ入力イベント情報と上記第1
    の識別子とに応じた処理を実行し、上記共有ウインドウ
    に関するユーザ入力イベントを処理したときは、その実
    行後に処理終了通知を上記終了通知共有通信プログラム
    手段に出力する終了通知アプリケーションプログラム手
    段とを備え、 上記サーバコンピュータは、上記共有メッセージのユー
    ザ入力イベント情報の重要度が高いときには上記コンピ
    ュータ装置の処理状況に関係なく上記ユーザ入力イベン
    ト情報を送信し、上記共有メッセージのユーザ入力イベ
    ント情報の重要度が低いときには上記コンピュータ装置
    の処理状況に応じて上記ユーザ入力イベント情報を送信
    することを特徴とするマルチウインドウシステム。
  6. 【請求項6】 終了通知アプリケーションプログラム手
    段は、ウインドウマネージャ手段から第1の識別子が付
    与されたユーザ入力イベント情報を入力するイベント情
    報取得部と、 共有通信プログラム手段から第1の識別子が付与された
    ユーザ入力イベント情報を入力するとともに、このユー
    ザ入力イベント情報の処理後に処理終了通知を上記終了
    通知共有通信プログラム手段に出力する終了通知共有イ
    ベント情報処理部と、 上記イベント情報取得部または終了通知共有イベント情
    報処理部を介して入力した第1の識別子が付与されたユ
    ーザ入力イベント情報と固有ウインドウまたは共有ウイ
    ンドウを識別する第1の識別子とに応じた処理を実行す
    るイベント情報処理部とを備えたことを特徴とする請求
    項5記載のマルチウインドウシステム。
  7. 【請求項7】 終了通知共有通信プログラム手段は、共
    有ウインドウの第1の識別子と第2の識別子との対応関
    係を示す識別子対応テーブルを有し、上記第1の識別子
    を入力したときに上記第2の識別子を出力し、上記第2
    の識別子を入力したときに上記第1の識別子を出力する
    ウインドウ識別子対応関係管理部と、 共有ウインドウが立ち上げられたときに上記共有ウイン
    ドウの第1の識別子を登録し、ウインドウマネージャ手
    段から入力したユーザ入力イベント情報の上記第1の識
    別子が登録された上記第1の識別子であるときには、上
    記ウインドウ識別子対応関係管理部を介して上記第2の
    識別子を取得し、上記ユーザ入力イベント情報に第2の
    識別子を付与した上記共有メッセージを構成し、この共
    有メッセージを他の上記コンピュータ装置に送信し、上
    記第1の識別子が登録された上記第1の識別子でないと
    きには、ウインドウマネージャ手段に返信するととも
    に、終了通知アプリケーションプログラム手段からの処
    理終了通知を入力したときに、この処理終了通知をサー
    バコンピュータに出力する終了通知共有メッセージ送信
    部と、 他のコンピュータ装置から上記共有メッセージを受信し
    たときに、この共有メッセージに付与された第2の識別
    子を読み取り、上記ウインドウ識別子対応関係管理部を
    介して上記第1の識別子を取得し、この第1の識別子と
    上記ユーザ入力イベント情報とを終了通知共有アプリケ
    ーションプログラム手段に出力する共有メッセージ受信
    部とを備えたことを特徴とする請求項5記載のマルチウ
    インドウシステム。
  8. 【請求項8】 サーバコンピュータは、コンピュータ装
    置にとって重要でないユーザ入力イベント情報を登録す
    る省略イベント記憶部と、 受信した共有メッセージを該当する上記コンピュータ装
    置に送信したときには、各々コンピュータ装置に対応し
    て設けられた送信数カウンタ管理部のカウント値を増加
    し、上記コンピュータ装置から処理終了通知を受信した
    ときには、上記送信数カウンタ管理部のカウント値を減
    少させる機能を有し、受信した上記ユーザ入力イベント
    情報が上記省略イベント記憶部に登録されていないとき
    には、受信した上記共有メッセージを該当する上記コン
    ピュータ装置へ送信し、登録されているときには、上記
    各コンピュータ装置について、上記各送信数カウンタ管
    理部のカウント値を確認し、このカウント値が設定され
    た値以下の場合には、受信した上記共有メッセージを該
    当する上記コンピュータ装置に送信し、上記カウント値
    が設定された値以上の場合には、受信した上記共有メッ
    セージを上記コンピュータ装置に送信しない共有メッセ
    ージ分配部とを備えたことを特徴とする請求項5記載の
    マルチウインドウシステム。
  9. 【請求項9】 複数のコンピュータ装置間で共有メッセ
    ージの授受を行うマルチウインドウシステムにおけるウ
    インドウ共有方法において、 上記コンピュータ装置は、個々のコンピュータ装置で使
    用される固有ウインドウまたは他のコンピュータ装置と
    の間で共有される共有ウインドウからのユーザ入力イベ
    ント情報が入力されると、このユーザ入力イベント情報
    に上記固有ウインドウまたは上記共有ウインドウで個別
    の第1の識別子を付与し、 上記ユーザ入力イベント情報が上記共有ウインドウに関
    係する情報である場合には、上記第1の識別子に基づい
    て、上記各コンピュータ装置間で共有の第2の識別子を
    取得し、上記ユーザ入力イベント情報に上記第2の識別
    子を付与した上記共有メッセージに変換し、この共有メ
    ッセージを他の上記コンピュータ装置に送信するととも
    に、他の上記コンピュータ装置から上記共有メッセージ
    を受信したときに、上記第2の識別子に基づいて上記第
    1の識別子を取得し、第1の識別子が付与されたユーザ
    入力イベント情報を出力し、 上記固有ウインドウに関するユーザ入力イベント情報、
    または上記共有通信プログラム手段を介して入力した共
    有ウインドウに関するユーザ入力イベント情報に応じた
    処理を上記固有ウインドウまたは上記共有ウインドウで
    実行することを特徴とするマルチウインドウシステムに
    おけるウインドウ共有方法。
  10. 【請求項10】 ネットワークに接続されたサーバコン
    ピュータを介して複数のコンピュータ装置間で共有メッ
    セージの授受を行うマルチウインドウシステムにおける
    ウインドウ共有方法において、 上記コンピュータ装置は、個々のコンピュータ装置で使
    用される固有ウインドウまたは他のコンピュータ装置と
    の間で共有される共有ウインドウからのユーザ入力イベ
    ント情報が入力されると、このユーザ入力イベント情報
    に、上記固有ウインドウまたは上記共有ウインドウで個
    別の第1の識別子を付与し、 上記ユーザ入力イベント情報が上記共有ウインドウに関
    係する情報である場合には、上記第1の識別子に基づい
    て、上記各コンピュータ装置間で共有の第2の識別子を
    取得し、上記ユーザ入力イベント情報に上記第2の識別
    子を付与した上記共有メッセージに変換し、この共有メ
    ッセージを上記サーバコンピュータを介して他の上記コ
    ンピュータ装置に送信し、上記ユーザ入力イベント情報
    に応じた処理の実行後の処理終了通知を入力したときに
    上記サーバコンピュータに送信するとともに、上記ネッ
    トワークを介して他の上記コンピュータ装置から上記共
    有メッセージを受信したときに、上記第2の識別子に基
    づいて上記第1の識別子を取得し、この第1の識別子が
    付与された上記ユーザ入力イベント情報を出力し、 上記固有ウインドウに関するユーザ入力イベント情報、
    または上記共有通信プログラム手段を介して入力した上
    記共有ウインドウに関するユーザ入力イベント情報と上
    記第1の識別子とに応じた処理を実行し、上記共有ウイ
    ンドウに関するユーザ入力イベントを処理したときは、
    その実行後に処理終了通知を出力し、 上記サーバコンピュータは、上記共有メッセージのユー
    ザ入力イベント情報の重要度が高いときには上記コンピ
    ュータ装置の処理状況に関係なく上記ユーザ入力イベン
    ト情報を送信し、上記共有メッセージのユーザ入力イベ
    ント情報の重要度が低いときには上記コンピュータ装置
    の処理状況に応じて上記ユーザ入力イベント情報を送信
    することを特徴とするマルチウインドウシステムにおけ
    るウインドウ共有方法。
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JP2013246539A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Toshiba Corp 画面被操作装置
JP2016091159A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社セルシス 共同ペインティングシステム、共同ペインティング端末装置、共同ペインティング管理装置、共同ペインティング端末プログラムおよび共同ペインティング管理プログラム

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JPH06214743A (ja) * 1993-01-14 1994-08-05 Hitachi Ltd 共同情報処理システム

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