JP2000322032A - 平面型表示器の駆動方法 - Google Patents
平面型表示器の駆動方法Info
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- JP2000322032A JP2000322032A JP11128089A JP12808999A JP2000322032A JP 2000322032 A JP2000322032 A JP 2000322032A JP 11128089 A JP11128089 A JP 11128089A JP 12808999 A JP12808999 A JP 12808999A JP 2000322032 A JP2000322032 A JP 2000322032A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 これまで高精細な画像を画面全体に渡って表
示するような表示器の実現は容易ではなく、実現できた
としても価格が非常に高くなるという問題点があった。 【解決手段】 同時に2行づつ順次走査し、2行毎に同
一の画像データを書き込むことで、UXGAの表示器に
XGA様式の画像を表示する。
示するような表示器の実現は容易ではなく、実現できた
としても価格が非常に高くなるという問題点があった。 【解決手段】 同時に2行づつ順次走査し、2行毎に同
一の画像データを書き込むことで、UXGAの表示器に
XGA様式の画像を表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の走査線を同
時に選択すること及び個別に選択することを、必要に応
じて切り替え可能とする平面型表示器の駆動方法に関す
る。
時に選択すること及び個別に選択することを、必要に応
じて切り替え可能とする平面型表示器の駆動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電算機に代表される情報処理装置
の表示器として、カラー液晶表示器を代表とする平面型
表示器が用いられている。図11は、カラー液晶表示器
の一般的な画素配列を示す。図11において、Rは赤
色、Gは緑色及びBは青色の画素である。図11に示す
色配列方法はストライプ配列と呼ばれるものであり、列
方向(縦方向の画素の並びを列と言い、横方向の画素の
並びを行と言う)で同一の色配列となっている。また、
情報処理装置の表示器では、赤色、緑色及び青色の画素
が1組となって画像の1単位を表示することが普通であ
る。従って、赤色、緑色及び青色の各々の画素を副画素
と呼び、それらの1組を画素と区別して呼ぶこともあ
る。画素と副画素との対応関係は表示器の設計時に固定
され、一般に、表示パターン及び表示器の使用様態によ
ってその対応関係を動的に変更することは行われていな
い。
の表示器として、カラー液晶表示器を代表とする平面型
表示器が用いられている。図11は、カラー液晶表示器
の一般的な画素配列を示す。図11において、Rは赤
色、Gは緑色及びBは青色の画素である。図11に示す
色配列方法はストライプ配列と呼ばれるものであり、列
方向(縦方向の画素の並びを列と言い、横方向の画素の
並びを行と言う)で同一の色配列となっている。また、
情報処理装置の表示器では、赤色、緑色及び青色の画素
が1組となって画像の1単位を表示することが普通であ
る。従って、赤色、緑色及び青色の各々の画素を副画素
と呼び、それらの1組を画素と区別して呼ぶこともあ
る。画素と副画素との対応関係は表示器の設計時に固定
され、一般に、表示パターン及び表示器の使用様態によ
ってその対応関係を動的に変更することは行われていな
い。
【0003】図12は、従来の駆動方法による、表示器
の走査線の駆動タイミングを示す。図12において、G
CKはゲートクロック、GSPはゲートスタートパル
ス、G(1)〜G(9)はゲートクロックGCKのタイ
ミングに応じて駆動される走査線の駆動パルス(図12
では、1〜9行の走査線の駆動パルスを表している)で
ある。尚、走査線の駆動パルスを作成するための走査駆
動器では、高電位の出力のシフトを開始するためのゲー
トスタートパルスGSPとその出力を順次シフトするた
めのゲートクロックGCKとが最低限の制御信号として
必須であり、これらの信号を基にして走査線の駆動パル
スを作成している。ここで、図12(a)はある行の駆
動パルスの立ち下がりと次の行の駆動パルスの立ち上が
りとが共にゲートクロックGCKの立ち上がりに同期し
て変化する場合、図12(b)はある行の駆動パルスの
立ち下がりがゲートクロックGCKの立ち上がり、次の
行の駆動パルスの立ち上がりがゲートクロックGCKの
立ち下がりに同期して変化する場合を示している。以後
の走査線の駆動タイミングの説明では、特に断らない限
り、図12(a)のように駆動パルスが変化する場合に
対応して説明している。また、説明はしないが、図12
(b)のように駆動パルスが変化する場合に対応した説
明も同じように考えることができるのは自明である。
の走査線の駆動タイミングを示す。図12において、G
CKはゲートクロック、GSPはゲートスタートパル
ス、G(1)〜G(9)はゲートクロックGCKのタイ
ミングに応じて駆動される走査線の駆動パルス(図12
では、1〜9行の走査線の駆動パルスを表している)で
ある。尚、走査線の駆動パルスを作成するための走査駆
動器では、高電位の出力のシフトを開始するためのゲー
トスタートパルスGSPとその出力を順次シフトするた
めのゲートクロックGCKとが最低限の制御信号として
必須であり、これらの信号を基にして走査線の駆動パル
スを作成している。ここで、図12(a)はある行の駆
動パルスの立ち下がりと次の行の駆動パルスの立ち上が
りとが共にゲートクロックGCKの立ち上がりに同期し
て変化する場合、図12(b)はある行の駆動パルスの
立ち下がりがゲートクロックGCKの立ち上がり、次の
行の駆動パルスの立ち上がりがゲートクロックGCKの
立ち下がりに同期して変化する場合を示している。以後
の走査線の駆動タイミングの説明では、特に断らない限
り、図12(a)のように駆動パルスが変化する場合に
対応して説明している。また、説明はしないが、図12
(b)のように駆動パルスが変化する場合に対応した説
明も同じように考えることができるのは自明である。
【0004】ところで、最近になって一部の分野では、
従来高精細と言われたXGA(1024列×768行の
画素数)以上の高精細な表示器への要求がある。例え
ば、XGAの4倍の画素数であるUXGA(2048列
×1536行の画素数)の表示器も開発されつつある。
このような超高精細な表示器を駆動する場合、基本的に
は従来の駆動方法の延長により駆動可能なはずである。
最も正攻法的な考え方は、従来の駆動方法を単純に発展
させることである。即ち、表示器の走査線の駆動速度を
2倍にすることである。
従来高精細と言われたXGA(1024列×768行の
画素数)以上の高精細な表示器への要求がある。例え
ば、XGAの4倍の画素数であるUXGA(2048列
×1536行の画素数)の表示器も開発されつつある。
このような超高精細な表示器を駆動する場合、基本的に
は従来の駆動方法の延長により駆動可能なはずである。
最も正攻法的な考え方は、従来の駆動方法を単純に発展
させることである。即ち、表示器の走査線の駆動速度を
2倍にすることである。
【0005】図13は、従来の駆動方法の考え方に基づ
く、UXGAの表示器における走査線の駆動タイミング
を示す。図13において、Vsyncは垂直同期信号、
Hsyncは水平同期信号、G(1)〜G(1536)
はゲートクロックGCKのタイミングに応じて駆動され
る走査線の駆動パルスである。図13では、1フレーム
期間中において、1〜1536行の走査線を水平同期信
号Hsyncに同期して順次走査している。尚、行線を
選択状態にすることを走査と呼び、例えばTFT型液晶
表示器の場合は行線を高電位とすることで走査してい
る。また、図13では、ゲートスタートパルスGSPは
図12と同様なものであるため、記載を省略している。
以後の走査線の駆動タイミングの説明においても、図1
3と同じようにゲートスタートパルスGSPの記載は省
略している。
く、UXGAの表示器における走査線の駆動タイミング
を示す。図13において、Vsyncは垂直同期信号、
Hsyncは水平同期信号、G(1)〜G(1536)
はゲートクロックGCKのタイミングに応じて駆動され
る走査線の駆動パルスである。図13では、1フレーム
期間中において、1〜1536行の走査線を水平同期信
号Hsyncに同期して順次走査している。尚、行線を
選択状態にすることを走査と呼び、例えばTFT型液晶
表示器の場合は行線を高電位とすることで走査してい
る。また、図13では、ゲートスタートパルスGSPは
図12と同様なものであるため、記載を省略している。
以後の走査線の駆動タイミングの説明においても、図1
3と同じようにゲートスタートパルスGSPの記載は省
略している。
【0006】ここで、UXGAの表示器の走査線の動作
速度が、XGAの場合と比較して2倍となることは、駆
動器の動作速度という観点からみると殆ど問題はない。
走査駆動器の動作速度はXGAの場合でも高々50kH
z程度であり、2倍になったとしても100kHz程度
の動作速度になるだけだからである。しかしながら、駆
動される側の表示器の特性という観点からみると、その
ような単純な問題ではない。走査駆動器の動作速度を2
倍にするということは、走査線の1行当たりの駆動時間
は1/2になるということである。つまり、表示器の特
性は、その短くなった時間で画素が十分に目的の電圧ま
で充電できるようなものでなければならない。正攻法の
解決策として、走査線及びデータ線の抵抗及び容量を
小さくすること、画素に接続されるスイッチング素子
のオン抵抗を下げること等が挙げられる。但し、そのた
めには、走査線及びデータ線の材料の変更や表示器を作
成するプロセスの改善等が必要であり、工場設備への新
規の投資を必要とするのみならず、表示器の良品率の低
下をも伴いがちとなる。その問題を回避するために、1
行当たりの駆動時間を短縮することなしに超高精細な表
示器を駆動する方法として、表示器のデータ線を中央部
で分断し、表示器の上側及び下側のデータ線に別々にデ
ータを供給し、走査線は上半分と下半分を同時に走査す
るという方法が従来より考えられている。
速度が、XGAの場合と比較して2倍となることは、駆
動器の動作速度という観点からみると殆ど問題はない。
走査駆動器の動作速度はXGAの場合でも高々50kH
z程度であり、2倍になったとしても100kHz程度
の動作速度になるだけだからである。しかしながら、駆
動される側の表示器の特性という観点からみると、その
ような単純な問題ではない。走査駆動器の動作速度を2
倍にするということは、走査線の1行当たりの駆動時間
は1/2になるということである。つまり、表示器の特
性は、その短くなった時間で画素が十分に目的の電圧ま
で充電できるようなものでなければならない。正攻法の
解決策として、走査線及びデータ線の抵抗及び容量を
小さくすること、画素に接続されるスイッチング素子
のオン抵抗を下げること等が挙げられる。但し、そのた
めには、走査線及びデータ線の材料の変更や表示器を作
成するプロセスの改善等が必要であり、工場設備への新
規の投資を必要とするのみならず、表示器の良品率の低
下をも伴いがちとなる。その問題を回避するために、1
行当たりの駆動時間を短縮することなしに超高精細な表
示器を駆動する方法として、表示器のデータ線を中央部
で分断し、表示器の上側及び下側のデータ線に別々にデ
ータを供給し、走査線は上半分と下半分を同時に走査す
るという方法が従来より考えられている。
【0007】図14は、従来考えられた駆動方法に基づ
く、UXGAの表示器における走査線の駆動タイミング
を示す。図14では、1フレーム期間中において、1行
と769行とを同時に走査し、以下2行と770行、3
行と771行、・・・という具合に、水平同期信号Hs
yncに同期して順次走査している。このとき、1〜7
68行の画像データは上側のデータ線に供給され、76
9〜1536行の画像データは下側のデータ線に供給さ
れる。この駆動方法を用いると、走査線の1行当たりの
駆動時間を2倍にすることができる。従って、XGAに
対して2倍の行数のUXGAの表示器においても、1行
の駆動時間はXGAの表示器と同一にすることができ
る。
く、UXGAの表示器における走査線の駆動タイミング
を示す。図14では、1フレーム期間中において、1行
と769行とを同時に走査し、以下2行と770行、3
行と771行、・・・という具合に、水平同期信号Hs
yncに同期して順次走査している。このとき、1〜7
68行の画像データは上側のデータ線に供給され、76
9〜1536行の画像データは下側のデータ線に供給さ
れる。この駆動方法を用いると、走査線の1行当たりの
駆動時間を2倍にすることができる。従って、XGAに
対して2倍の行数のUXGAの表示器においても、1行
の駆動時間はXGAの表示器と同一にすることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来考
えられた駆動方法は、表示器のデータ線を中央部で分断
し、上半分及び下半分の走査線を同時に走査する方法で
あるため、走査線の1行当たりの駆動時間を短縮するこ
となしに超高精細な表示器を駆動することが可能であっ
た。
えられた駆動方法は、表示器のデータ線を中央部で分断
し、上半分及び下半分の走査線を同時に走査する方法で
あるため、走査線の1行当たりの駆動時間を短縮するこ
となしに超高精細な表示器を駆動することが可能であっ
た。
【0009】しかしながら、UXGA等の超高精細な表
示器で表示する画像は、必ずしも表示器の精細度を全て
使用するわけではない。表示器の使用様態として、高
精細性を画面全体に渡って十分に活用した画像を表示す
る様態(この様態では駆動回路は最高速で動作してお
り、消費電力も最も多い)、画面のある部分のみに高
精細性を活用した画像を表示する様態、画面全体に渡
って表示器の精細度の1/N(NはN>1の整数)の画
像を表示する様態(例えばUXGAの表示器にXGA様
式の画像パターンを表示するような場合には、Nは2と
なる)が考えられる。ここで、従来考えられた駆動方法
はの使用様態に対応したものであるが、の使用様態
のような常に高品位の画像を表示できる表示器の実現は
必ずしも容易ではなかった。また、実現できたとして
も、現在の技術水準の限界を一歩超えたところにある程
の超高精細な表示器ということを考えると、価格が非常
に高くなってしまうという問題点が付きまとっていた。
示器で表示する画像は、必ずしも表示器の精細度を全て
使用するわけではない。表示器の使用様態として、高
精細性を画面全体に渡って十分に活用した画像を表示す
る様態(この様態では駆動回路は最高速で動作してお
り、消費電力も最も多い)、画面のある部分のみに高
精細性を活用した画像を表示する様態、画面全体に渡
って表示器の精細度の1/N(NはN>1の整数)の画
像を表示する様態(例えばUXGAの表示器にXGA様
式の画像パターンを表示するような場合には、Nは2と
なる)が考えられる。ここで、従来考えられた駆動方法
はの使用様態に対応したものであるが、の使用様態
のような常に高品位の画像を表示できる表示器の実現は
必ずしも容易ではなかった。また、実現できたとして
も、現在の技術水準の限界を一歩超えたところにある程
の超高精細な表示器ということを考えると、価格が非常
に高くなってしまうという問題点が付きまとっていた。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、又はの
使用様態という条件下ではあるものの、超高精細な表示
器での実用上十分な性能の表示を実現可能とするもので
ある。
れたものであり、その目的とするところは、又はの
使用様態という条件下ではあるものの、超高精細な表示
器での実用上十分な性能の表示を実現可能とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
平面型表示器の駆動方法は、n(nはn>1の整数)行
の走査線を持つ平面型表示器に、該平面型表示器より垂
直方向の精細度が低い画像を表示するための平面型表示
器の駆動方法において、前記平面型表示器の少なくとも
画面の一部では、連続した走査線をm(mはm>1かつ
m<nの整数)行毎に走査することを特徴としている。
平面型表示器の駆動方法は、n(nはn>1の整数)行
の走査線を持つ平面型表示器に、該平面型表示器より垂
直方向の精細度が低い画像を表示するための平面型表示
器の駆動方法において、前記平面型表示器の少なくとも
画面の一部では、連続した走査線をm(mはm>1かつ
m<nの整数)行毎に走査することを特徴としている。
【0012】本発明の請求項2記載の平面型表示器の駆
動方法は、請求項1記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、前記m行は2行であることを特徴としている。
動方法は、請求項1記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、前記m行は2行であることを特徴としている。
【0013】本発明の請求項3記載の平面型表示器の駆
動方法は、請求項1記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、前記画面の一部以外では、連続した走査線を1行
毎に走査することを特徴としている。
動方法は、請求項1記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、前記画面の一部以外では、連続した走査線を1行
毎に走査することを特徴としている。
【0014】本発明の請求項4記載の平面型表示器の駆
動方法は、請求項1記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、画面全体に渡って、連続した走査線をm行毎に走
査することを特徴としている。
動方法は、請求項1記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、画面全体に渡って、連続した走査線をm行毎に走
査することを特徴としている。
【0015】本発明の請求項5記載の平面型表示器の駆
動方法は、請求項1記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、前記平面型表示器の上半分の走査線及び下半分の
走査線を独立に走査することを特徴としている。
動方法は、請求項1記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、前記平面型表示器の上半分の走査線及び下半分の
走査線を独立に走査することを特徴としている。
【0016】本発明の請求項6記載の平面型表示器の駆
動方法は、請求項3記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、全ての走査線の1行当たりの駆動時間が同じとな
ることを特徴としている。
動方法は、請求項3記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、全ての走査線の1行当たりの駆動時間が同じとな
ることを特徴としている。
【0017】本発明の請求項7記載の平面型表示器の駆
動方法は、請求項6記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、全ての走査線を走査するのに要する時間は、走査
線を走査する回数と走査線の1行当たりの駆動時間との
積であることを特徴としている。
動方法は、請求項6記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、全ての走査線を走査するのに要する時間は、走査
線を走査する回数と走査線の1行当たりの駆動時間との
積であることを特徴としている。
【0018】本発明の請求項8記載の平面型表示器の駆
動方法は、マトリックス状に複数個の画素を持ち、該画
素を行方向に赤色、緑色及び青色の3個の副画素に分割
し、該副画素を列方向に同じ色のr(rはr>1の整
数)個の副副画素に分割し、該副副画素の行毎に対応し
た走査線を備える平面型表示器の駆動方法において、前
記平面型表示器の少なくとも画面の一部では、前記副画
素を構成する前記副副画素に対応したr行毎に走査線を
走査することを特徴としている。
動方法は、マトリックス状に複数個の画素を持ち、該画
素を行方向に赤色、緑色及び青色の3個の副画素に分割
し、該副画素を列方向に同じ色のr(rはr>1の整
数)個の副副画素に分割し、該副副画素の行毎に対応し
た走査線を備える平面型表示器の駆動方法において、前
記平面型表示器の少なくとも画面の一部では、前記副画
素を構成する前記副副画素に対応したr行毎に走査線を
走査することを特徴としている。
【0019】本発明の請求項9記載の平面型表示器の駆
動方法は、請求項8記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、前記r個は2個であることを特徴としている。
動方法は、請求項8記載の平面型表示器の駆動方法にお
いて、前記r個は2個であることを特徴としている。
【0020】本発明の請求項10記載の平面型表示器の
駆動方法は、請求項8記載の平面型表示器の駆動方法に
おいて、前記r個は3個であることを特徴としている。
駆動方法は、請求項8記載の平面型表示器の駆動方法に
おいて、前記r個は3個であることを特徴としている。
【0021】以下、上記構成による作用を説明する。
【0022】本発明の請求項1記載の平面型表示器の駆
動方法は、平面型表示器より垂直方向の精細度が低い画
像を表示する場合に、少なくとも画面の一部では連続し
た走査線を複数行毎に走査しているため、表示器の特性
(画素が十分に目的の電圧まで充電するのに要求される
時間)を向上させる必要なしに、限定された使用様態の
下ではあるものの、超高精細な表示器での表示を実現す
ることができる。また、そのための大きな投資が必要な
く、表示器の生産性も損なわずにすむのでコスト削減に
繋がる。
動方法は、平面型表示器より垂直方向の精細度が低い画
像を表示する場合に、少なくとも画面の一部では連続し
た走査線を複数行毎に走査しているため、表示器の特性
(画素が十分に目的の電圧まで充電するのに要求される
時間)を向上させる必要なしに、限定された使用様態の
下ではあるものの、超高精細な表示器での表示を実現す
ることができる。また、そのための大きな投資が必要な
く、表示器の生産性も損なわずにすむのでコスト削減に
繋がる。
【0023】本発明の請求項2記載の平面型表示器の駆
動方法は、少なくとも画面の一部では連続した走査線を
2行毎に走査している(複数行毎の中でも一番少ない2
行毎である)ため、画面全体を1行毎に走査している場
合と比較して、画像の表示品位をそれほど損なわずに超
高精細な表示器での表示を実現することができる。
動方法は、少なくとも画面の一部では連続した走査線を
2行毎に走査している(複数行毎の中でも一番少ない2
行毎である)ため、画面全体を1行毎に走査している場
合と比較して、画像の表示品位をそれほど損なわずに超
高精細な表示器での表示を実現することができる。
【0024】本発明の請求項3記載の平面型表示器の駆
動方法は、画面の一部では連続した走査線を2行毎に走
査し、その画面の一部以外では連続した走査線を1行毎
に走査しているため、画面のある部分(ここでは、画面
の一部以外)のみに漢字等の超高精細が必要な画像表示
を実現することができる。また、超高精細が必要ではな
い部分での動作速度を落としており、その分の消費電力
を削減することができる。
動方法は、画面の一部では連続した走査線を2行毎に走
査し、その画面の一部以外では連続した走査線を1行毎
に走査しているため、画面のある部分(ここでは、画面
の一部以外)のみに漢字等の超高精細が必要な画像表示
を実現することができる。また、超高精細が必要ではな
い部分での動作速度を落としており、その分の消費電力
を削減することができる。
【0025】本発明の請求項4記載の平面型表示器の駆
動方法は、画面全体に渡って連続した走査線を複数行毎
に走査しているため、表示器の垂直方向の精細度の1/
N(NはN>1の整数)に対応した画像表示を実現する
ことができる。また、画面全体での動作速度を落として
おり、その分の消費電力を削減することができる。
動方法は、画面全体に渡って連続した走査線を複数行毎
に走査しているため、表示器の垂直方向の精細度の1/
N(NはN>1の整数)に対応した画像表示を実現する
ことができる。また、画面全体での動作速度を落として
おり、その分の消費電力を削減することができる。
【0026】本発明の請求項5記載の平面型表示器の駆
動方法は、平面型表示器の上半分の走査線及び下半分の
走査線を独立に走査しているため、上半分及び下半分を
独立とせずに走査している場合と比較して、走査線の1
行当たりの駆動時間を2倍にすることができる。
動方法は、平面型表示器の上半分の走査線及び下半分の
走査線を独立に走査しているため、上半分及び下半分を
独立とせずに走査している場合と比較して、走査線の1
行当たりの駆動時間を2倍にすることができる。
【0027】本発明の請求項6記載の平面型表示器の駆
動方法は、画面の一部では複数行毎に走査し、画面の一
部以外では1行毎に走査しているが、全ての走査線の1
行当たりの駆動時間が同じとなるため、複数行毎の走査
と1行毎の走査で走査線の1行あたりの駆動時間が異な
る場合と比較して、画像表示の不均質を防ぐことができ
る。
動方法は、画面の一部では複数行毎に走査し、画面の一
部以外では1行毎に走査しているが、全ての走査線の1
行当たりの駆動時間が同じとなるため、複数行毎の走査
と1行毎の走査で走査線の1行あたりの駆動時間が異な
る場合と比較して、画像表示の不均質を防ぐことができ
る。
【0028】本発明の請求項7記載の平面型表示器の駆
動方法は、画面の一部では複数行毎に走査し、画面の一
部以外では1行毎に走査しているが、全ての走査線の1
行当たりの駆動時間が同じとなり、全ての走査線を走査
するのに要する時間は走査線を走査する回数と走査線の
1行当たりの駆動時間との積であるため、画像表示の不
均質を防ぐことができるだけでなく、走査線の1行当た
りの駆動時間を長くすることができる。また、ちらつき
のない状態で駆動するには不十分な特性の表示器でも、
限定された使用様態の下ではあるものの、ちらつきが生
じないほど十分に短いフレーム期間になるように駆動速
度を上げることができる。
動方法は、画面の一部では複数行毎に走査し、画面の一
部以外では1行毎に走査しているが、全ての走査線の1
行当たりの駆動時間が同じとなり、全ての走査線を走査
するのに要する時間は走査線を走査する回数と走査線の
1行当たりの駆動時間との積であるため、画像表示の不
均質を防ぐことができるだけでなく、走査線の1行当た
りの駆動時間を長くすることができる。また、ちらつき
のない状態で駆動するには不十分な特性の表示器でも、
限定された使用様態の下ではあるものの、ちらつきが生
じないほど十分に短いフレーム期間になるように駆動速
度を上げることができる。
【0029】本発明の請求項8記載の平面型表示器の駆
動方法は、1つの画素を行方向に赤色、緑色及び青色の
3個の副画素に分割し、3個の副画素を列方向に同じ色
の複数個の副副画素に分割し、その副副画素の行毎に対
応した走査線を、少なくとも画面の一部では1つの副画
素を構成する副副画素に対応した走査線毎に走査してい
るため、表示器の特性の向上をあまり必要とせずに、限
定された使用様態の下ではあるものの、垂直方向の解像
度を上げた表示器での表示を実現することができる。
動方法は、1つの画素を行方向に赤色、緑色及び青色の
3個の副画素に分割し、3個の副画素を列方向に同じ色
の複数個の副副画素に分割し、その副副画素の行毎に対
応した走査線を、少なくとも画面の一部では1つの副画
素を構成する副副画素に対応した走査線毎に走査してい
るため、表示器の特性の向上をあまり必要とせずに、限
定された使用様態の下ではあるものの、垂直方向の解像
度を上げた表示器での表示を実現することができる。
【0030】本発明の請求項9記載の平面型表示器の駆
動方法は、副副画素を2個に分割しているため、走査線
の1行当たりの駆動時間をそれほど短くする必要なしに
高精細な画像表示を実現することができる。
動方法は、副副画素を2個に分割しているため、走査線
の1行当たりの駆動時間をそれほど短くする必要なしに
高精細な画像表示を実現することができる。
【0031】本発明の請求項10記載の平面型表示器の
駆動方法は、副副画素を3個に分割しているため、1つ
の画素内で水平方向と垂直方向とが同一の解像度とな
り、適切な高精細の画像表示を実現することができる。
駆動方法は、副副画素を3個に分割しているため、1つ
の画素内で水平方向と垂直方向とが同一の解像度とな
り、適切な高精細の画像表示を実現することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】まず、本発明の基本概念について
説明する。図1は、本発明の基本概念による、走査線の
駆動パルスを2本づつ対とした場合の表示器の走査線の
駆動タイミングを示す。図1において、MOUTは走査
線の駆動パルスの制御信号、G(1)〜G(21)はゲ
ートクロックGCKのタイミングに応じて駆動される走
査線の駆動パルス(図1では、1〜21行の走査線の駆
動パルスを表している)である。尚、走査線の駆動パル
スを作成するための走査駆動器では、図12での説明と
同じように、高電位の出力のシフトを開始するためのゲ
ートスタートパルスGSPとその出力を順次シフトする
ためのゲートクロックGCKとが必須であることに代わ
りはないが、図1の場合は、更に走査線の駆動パルスを
複数出力とするか又は単数出力とするかを指示するため
の制御信号MOUTが必須であり、MOUTが高電位の
とき走査線の駆動パルスを2本づつ対として出力してい
る。
説明する。図1は、本発明の基本概念による、走査線の
駆動パルスを2本づつ対とした場合の表示器の走査線の
駆動タイミングを示す。図1において、MOUTは走査
線の駆動パルスの制御信号、G(1)〜G(21)はゲ
ートクロックGCKのタイミングに応じて駆動される走
査線の駆動パルス(図1では、1〜21行の走査線の駆
動パルスを表している)である。尚、走査線の駆動パル
スを作成するための走査駆動器では、図12での説明と
同じように、高電位の出力のシフトを開始するためのゲ
ートスタートパルスGSPとその出力を順次シフトする
ためのゲートクロックGCKとが必須であることに代わ
りはないが、図1の場合は、更に走査線の駆動パルスを
複数出力とするか又は単数出力とするかを指示するため
の制御信号MOUTが必須であり、MOUTが高電位の
とき走査線の駆動パルスを2本づつ対として出力してい
る。
【0033】図2は、本発明の基本概念による、走査線
の駆動パルスを3本づつ対とした場合の表示器の走査線
の駆動タイミングを示す。図2において、G(1)〜G
(16)はゲートクロックGCKのタイミングに応じて
駆動される走査線の駆動パルス(図2では、1〜16行
の走査線の駆動パルスを表している)である。尚、走査
線の駆動パルスを作成するための走査駆動器では、MO
UTが高電位のとき走査線の駆動パルスを3本づつ対と
して出力している。
の駆動パルスを3本づつ対とした場合の表示器の走査線
の駆動タイミングを示す。図2において、G(1)〜G
(16)はゲートクロックGCKのタイミングに応じて
駆動される走査線の駆動パルス(図2では、1〜16行
の走査線の駆動パルスを表している)である。尚、走査
線の駆動パルスを作成するための走査駆動器では、MO
UTが高電位のとき走査線の駆動パルスを3本づつ対と
して出力している。
【0034】以後の走査線の駆動タイミングの説明で
は、特に断らない限り、図1のように走査線の駆動パル
スを2本づつ対とした場合に対応して説明している。ま
た、説明はしないが、図2のように走査線の駆動パルス
を3本づつ対とした場合に対応した説明も同じように考
えることができるのは自明である。更に言えば、走査線
の駆動パルスは複数本づつ対とした場合に対応した説明
は全て同じように考えることができるのは自明である。
は、特に断らない限り、図1のように走査線の駆動パル
スを2本づつ対とした場合に対応して説明している。ま
た、説明はしないが、図2のように走査線の駆動パルス
を3本づつ対とした場合に対応した説明も同じように考
えることができるのは自明である。更に言えば、走査線
の駆動パルスは複数本づつ対とした場合に対応した説明
は全て同じように考えることができるのは自明である。
【0035】本発明の実施の形態について以下に説明す
る。
る。
【0036】(実施の形態1)図3は、実施の形態1に
よる、XGA様式の画像を表示する場合のUXGAの表
示器における走査線の駆動タイミングを示す。図3で
は、1行と2行とを同時に走査し、以下3行と4行、5
行と6行、・・・・という具合に、2行毎に順次走査し
ている。このとき2行毎に同一の画像データが書き込ま
れることで、UXGAの表示器にXGA様式の画像が表
示される。また、水平同期信号Hsyncは表示器本来
の様式であるUXGA様式で送られてくるものであり、
走査線の1行当たりの駆動時間は2水平同期期間を割り
当てているため、ゲートクロックGCKは水平同期信号
Hsyncの周波数の1/2の周波数となっている。
よる、XGA様式の画像を表示する場合のUXGAの表
示器における走査線の駆動タイミングを示す。図3で
は、1行と2行とを同時に走査し、以下3行と4行、5
行と6行、・・・・という具合に、2行毎に順次走査し
ている。このとき2行毎に同一の画像データが書き込ま
れることで、UXGAの表示器にXGA様式の画像が表
示される。また、水平同期信号Hsyncは表示器本来
の様式であるUXGA様式で送られてくるものであり、
走査線の1行当たりの駆動時間は2水平同期期間を割り
当てているため、ゲートクロックGCKは水平同期信号
Hsyncの周波数の1/2の周波数となっている。
【0037】この実施の形態1は、発明が解決しようと
する課題で明示した使用様態である、画面全体に渡っ
て表示器の精細度の1/N(Nは整数)の画像を表示す
る様態について説明している。尚、実施の形態1では、
制御信号MOUTが常に高電位であるため、走査駆動器
の出力動作中(出力動作中とは、ゲートスタートパルス
GSPが入力されることにより走査駆動器が走査線の駆
動パルスの出力を開始し、その駆動パルスの出力をシフ
トし終わるまでを言う)に走査線の駆動パルスが2本づ
つ対として出力しているものから切り替わることはな
い。他の実施の形態においても、使用様態の場合には
実施の形態1と同じように走査線の駆動パルスが2本づ
つ対として出力しているものから切り替わることはな
い。
する課題で明示した使用様態である、画面全体に渡っ
て表示器の精細度の1/N(Nは整数)の画像を表示す
る様態について説明している。尚、実施の形態1では、
制御信号MOUTが常に高電位であるため、走査駆動器
の出力動作中(出力動作中とは、ゲートスタートパルス
GSPが入力されることにより走査駆動器が走査線の駆
動パルスの出力を開始し、その駆動パルスの出力をシフ
トし終わるまでを言う)に走査線の駆動パルスが2本づ
つ対として出力しているものから切り替わることはな
い。他の実施の形態においても、使用様態の場合には
実施の形態1と同じように走査線の駆動パルスが2本づ
つ対として出力しているものから切り替わることはな
い。
【0038】また、制御信号MOUTをどのように決定
するかについて、種々の方法が考えられる。最も単純に
考えられるのは、使用者が表示器の現在の使用様態を管
理している場合である。例えば、使用者がUXGAの表
示器において、XGA様式の画像を表示することを意識
している場合であり、この場合には、手動により制御信
号MOUTを決定することが可能である。勿論、使用者
からの何らかの設定を介して、制御回路が制御信号MO
UTを決定しても良い。次に考えられるのは、情報処理
装置が何らかの情報から現在の表示様態を判断する場合
である。例えば、動作中のソフトウェアによる直接又は
間接の何からの情報提供がある場合である。これは、表
示器を表示のための汎用LSIであるLCDC等から与
えられる情報であっても良いし、データの転送速度等か
ら何らかの判断回路によって作成された情報であっても
良い。以上のように、制御信号MOUTをどのように決
定するかについては種々の方法が考えられるが、実施の
形態1は制御信号MOUTの決定方法に直接的に拘束さ
れるものではない。他の実施の形態においても、実施の
形態1と同じように制御信号MOUTの決定方法に直接
的に拘束されるものではない。
するかについて、種々の方法が考えられる。最も単純に
考えられるのは、使用者が表示器の現在の使用様態を管
理している場合である。例えば、使用者がUXGAの表
示器において、XGA様式の画像を表示することを意識
している場合であり、この場合には、手動により制御信
号MOUTを決定することが可能である。勿論、使用者
からの何らかの設定を介して、制御回路が制御信号MO
UTを決定しても良い。次に考えられるのは、情報処理
装置が何らかの情報から現在の表示様態を判断する場合
である。例えば、動作中のソフトウェアによる直接又は
間接の何からの情報提供がある場合である。これは、表
示器を表示のための汎用LSIであるLCDC等から与
えられる情報であっても良いし、データの転送速度等か
ら何らかの判断回路によって作成された情報であっても
良い。以上のように、制御信号MOUTをどのように決
定するかについては種々の方法が考えられるが、実施の
形態1は制御信号MOUTの決定方法に直接的に拘束さ
れるものではない。他の実施の形態においても、実施の
形態1と同じように制御信号MOUTの決定方法に直接
的に拘束されるものではない。
【0039】また、実施の形態1では、UXGA及びX
GAを具体例として説明しているが、実施の形態1の本
質はこのような表示器及び画像信号の様式に制約される
ものではない。他の実施の形態においても、実施の形態
1と同じように表示器及び画像信号の様式に制約される
ものではない。
GAを具体例として説明しているが、実施の形態1の本
質はこのような表示器及び画像信号の様式に制約される
ものではない。他の実施の形態においても、実施の形態
1と同じように表示器及び画像信号の様式に制約される
ものではない。
【0040】(実施の形態2)図4は、実施の形態2に
よる、XGA様式の画像を表示する場合のUXGAの表
示器における走査線の駆動タイミングを示す。図4で
は、基本的な駆動タイミングは図3と同じようなもので
あるが、水平同期信号Hsyncは画像と同じ様式であ
るXGA様式で送られてくるものであるため、ゲートク
ロックGCKは水平同期信号Hsyncの周波数と同じ
周波数となっている。
よる、XGA様式の画像を表示する場合のUXGAの表
示器における走査線の駆動タイミングを示す。図4で
は、基本的な駆動タイミングは図3と同じようなもので
あるが、水平同期信号Hsyncは画像と同じ様式であ
るXGA様式で送られてくるものであるため、ゲートク
ロックGCKは水平同期信号Hsyncの周波数と同じ
周波数となっている。
【0041】この実施の形態2でも実施の形態1と同じ
ように、発明が解決しようとする課題で明示した使用様
態である、画面全体に渡って表示器の精細度の1/N
(Nは整数)の画像を表示する様態について説明してい
る。尚、実施の形態2の駆動方法を実現するためには、
情報処理装置から送られる画像が始めからXGA様式で
ある場合、或いは、表示器の内部又は外部でXGA様式
の画像に変換されてから表示器に供給される場合等が考
えられるが、実施の形態2は画像の供給元に拘束される
ものではない。他の実施の形態においても、実施の形態
2と同じように画像の供給元に拘束されるものではな
い。
ように、発明が解決しようとする課題で明示した使用様
態である、画面全体に渡って表示器の精細度の1/N
(Nは整数)の画像を表示する様態について説明してい
る。尚、実施の形態2の駆動方法を実現するためには、
情報処理装置から送られる画像が始めからXGA様式で
ある場合、或いは、表示器の内部又は外部でXGA様式
の画像に変換されてから表示器に供給される場合等が考
えられるが、実施の形態2は画像の供給元に拘束される
ものではない。他の実施の形態においても、実施の形態
2と同じように画像の供給元に拘束されるものではな
い。
【0042】(実施の形態3)図5は、実施の形態3に
よる、XGA様式の画像を表示する場合のUXGAの表
示器における走査線の駆動タイミングを示す。図5で
は、図14の従来考えられた駆動方法(上半分及び下半
分の走査線を同時に走査する方法)を基にして、UXG
Aの表示器にXGA様式の画像を表示する場合の駆動方
法を示している。また、水平同期信号Hsyncは画像
と同じ様式であるXGA様式で送られてくるものであ
り、走査線の1行当たりの駆動時間は2水平同期期間を
割り当てているため、ゲートクロックGCKは水平同期
信号Hsyncの周波数の1/2の周波数となってい
る。
よる、XGA様式の画像を表示する場合のUXGAの表
示器における走査線の駆動タイミングを示す。図5で
は、図14の従来考えられた駆動方法(上半分及び下半
分の走査線を同時に走査する方法)を基にして、UXG
Aの表示器にXGA様式の画像を表示する場合の駆動方
法を示している。また、水平同期信号Hsyncは画像
と同じ様式であるXGA様式で送られてくるものであ
り、走査線の1行当たりの駆動時間は2水平同期期間を
割り当てているため、ゲートクロックGCKは水平同期
信号Hsyncの周波数の1/2の周波数となってい
る。
【0043】この実施の形態3でも実施の形態1と同じ
ように、発明が解決しようとする課題で明示した使用様
態である、画面全体に渡って表示器の精細度の1/N
(Nは整数)の画像を表示する様態について説明してい
る。尚、表示器の上半分及び下半分の走査線を駆動する
ための走査駆動器は、各々制御信号MOUTで独立に制
御されている。スペースの関係上、図5には記載してい
ないが、制御信号MOUTは図4の制御信号MOUTと
同様なものである。
ように、発明が解決しようとする課題で明示した使用様
態である、画面全体に渡って表示器の精細度の1/N
(Nは整数)の画像を表示する様態について説明してい
る。尚、表示器の上半分及び下半分の走査線を駆動する
ための走査駆動器は、各々制御信号MOUTで独立に制
御されている。スペースの関係上、図5には記載してい
ないが、制御信号MOUTは図4の制御信号MOUTと
同様なものである。
【0044】(実施の形態4)図6は、実施の形態4に
よる、画面の約1/4の走査線数の領域に高精細性を活
用した画像を表示する場合の、UXGAの表示器におけ
る走査線の駆動タイミングを示す。図6では、高精細性
を必要とする部分は1行毎に順次走査し、それ以外の部
分は2行毎に順次走査している。また、水平同期信号H
syncは表示器本来の様式であるUXGA様式で送ら
れてくるものであるが、制御信号MOUTが高電位であ
る期間のみ走査線の1行当たりの駆動時間は2水平同期
期間を割り当てているため、ゲートクロックGCKは制
御信号MOUTが高電位である期間は水平同期信号Hs
yncの周波数の1/2の周波数となっており、制御信
号MOUTが低電位である期間は水平同期信号Hsyn
cの周波数と同じ周波数となっている。
よる、画面の約1/4の走査線数の領域に高精細性を活
用した画像を表示する場合の、UXGAの表示器におけ
る走査線の駆動タイミングを示す。図6では、高精細性
を必要とする部分は1行毎に順次走査し、それ以外の部
分は2行毎に順次走査している。また、水平同期信号H
syncは表示器本来の様式であるUXGA様式で送ら
れてくるものであるが、制御信号MOUTが高電位であ
る期間のみ走査線の1行当たりの駆動時間は2水平同期
期間を割り当てているため、ゲートクロックGCKは制
御信号MOUTが高電位である期間は水平同期信号Hs
yncの周波数の1/2の周波数となっており、制御信
号MOUTが低電位である期間は水平同期信号Hsyn
cの周波数と同じ周波数となっている。
【0045】この実施の形態4は、発明が解決しようと
する課題で明示した使用様態である、画面のある部分
のみに高精細性を活用した画像を表示する様態について
説明している。尚、実施の形態4では、制御信号MOU
Tが高電位から低電位又は低電位から高電位に変化して
おり、走査駆動器の出力動作中に走査線の駆動パルスが
2本づつ対として出力しているものと1本づつ出力して
いるものとが切り替わっている。他の実施の形態におい
ても、使用様態の場合には実施の形態4と同じように
走査線の駆動パルスが2本づつ対として出力しているも
のと1本づつ出力しているものとが切り替わっている。
する課題で明示した使用様態である、画面のある部分
のみに高精細性を活用した画像を表示する様態について
説明している。尚、実施の形態4では、制御信号MOU
Tが高電位から低電位又は低電位から高電位に変化して
おり、走査駆動器の出力動作中に走査線の駆動パルスが
2本づつ対として出力しているものと1本づつ出力して
いるものとが切り替わっている。他の実施の形態におい
ても、使用様態の場合には実施の形態4と同じように
走査線の駆動パルスが2本づつ対として出力しているも
のと1本づつ出力しているものとが切り替わっている。
【0046】(実施の形態5)図7は、実施の形態5に
よる、画面の約1/4の走査線数の領域に高精細性を活
用した画像を表示する場合の、UXGAの表示器におけ
る走査線の駆動タイミングを示す。図6では、ゲートク
ロックGCKが高精細性を必要とする部分はそれ以外の
部分より2倍の周波数となっており、各々の部分で走査
線の1行当たりの駆動時間が異なっている。このこと
は、表示器の画像の不均質をもたらす原因となる可能性
がある。図7では、それを避けるために、図12(b)
のように駆動パルスが変化する場合において、高精細性
を必要とする部分及びそれ以外の部分の走査線の1行当
たりの駆動時間が同一となるようにゲートクロックGC
Kに修正を加えている。水平同期信号Hsyncは表示
器本来の様式であるUXGA様式で送られてくるもので
あるが、ゲートクロックGCKは制御信号MOUTが高
電位である期間は水平同期信号Hsyncの周波数の1
/2の周波数となっており、制御信号MOUTが低電位
である期間は水平同期信号Hsyncの周波数と同じ周
波数となっている。
よる、画面の約1/4の走査線数の領域に高精細性を活
用した画像を表示する場合の、UXGAの表示器におけ
る走査線の駆動タイミングを示す。図6では、ゲートク
ロックGCKが高精細性を必要とする部分はそれ以外の
部分より2倍の周波数となっており、各々の部分で走査
線の1行当たりの駆動時間が異なっている。このこと
は、表示器の画像の不均質をもたらす原因となる可能性
がある。図7では、それを避けるために、図12(b)
のように駆動パルスが変化する場合において、高精細性
を必要とする部分及びそれ以外の部分の走査線の1行当
たりの駆動時間が同一となるようにゲートクロックGC
Kに修正を加えている。水平同期信号Hsyncは表示
器本来の様式であるUXGA様式で送られてくるもので
あるが、ゲートクロックGCKは制御信号MOUTが高
電位である期間は水平同期信号Hsyncの周波数の1
/2の周波数となっており、制御信号MOUTが低電位
である期間は水平同期信号Hsyncの周波数と同じ周
波数となっている。
【0047】この実施の形態5でも実施の形態4と同じ
ように、発明が解決しようとする課題で明示した使用様
態である、画面のある部分のみに高精細性を活用した
画像を表示する様態について説明している。尚、実施の
形態4及び実施の形態5では、高精細性を必要としない
部分での動作速度を落としており、その分の消費電力削
減の効果がある。
ように、発明が解決しようとする課題で明示した使用様
態である、画面のある部分のみに高精細性を活用した
画像を表示する様態について説明している。尚、実施の
形態4及び実施の形態5では、高精細性を必要としない
部分での動作速度を落としており、その分の消費電力削
減の効果がある。
【0048】(実施の形態6)図8は、実施の形態6に
よる、画面の約1/4の走査線数の領域に高精細性を活
用した画像を表示する場合の、UXGAの表示器におけ
る走査線の駆動タイミングを示す。図8では、UXGA
の表示器の場合に、本来ならば1フレーム期間に153
6回走査しなければならないところを961回の走査で
良いことに着目し、その分、走査線の1行当たりの駆動
時間を約1.6倍長くしたものである。そのため、水平
同期信号Hsyncの周波数を表示器本来の様式である
UXGA様式より周波数を低くしたものとしており、ゲ
ートクロックGCKは水平同期信号Hsyncの周波数
と同じ周波数となっている。
よる、画面の約1/4の走査線数の領域に高精細性を活
用した画像を表示する場合の、UXGAの表示器におけ
る走査線の駆動タイミングを示す。図8では、UXGA
の表示器の場合に、本来ならば1フレーム期間に153
6回走査しなければならないところを961回の走査で
良いことに着目し、その分、走査線の1行当たりの駆動
時間を約1.6倍長くしたものである。そのため、水平
同期信号Hsyncの周波数を表示器本来の様式である
UXGA様式より周波数を低くしたものとしており、ゲ
ートクロックGCKは水平同期信号Hsyncの周波数
と同じ周波数となっている。
【0049】この実施の形態6でも実施の形態4と同じ
ように、発明が解決しようとする課題で明示した使用様
態である、画面のある部分のみに高精細性を活用した
画像を表示する様態について説明している。もし、UX
GAの表示器が、1536回走査するには不十分である
(画素が十分に目的の電圧まで充電できない)が、96
1回ならば十分である(画素が十分に目的の電圧まで充
電できる)というような特性を持っている場合、実施の
形態6を適用することで、本来不十分な表示品位の画像
しか得られなかった状態が改善され、高品位な画像表示
が可能となる。また、UXGAの表示器で十分な階調特
性を出すために、画素が十分に目的の電圧まで充電でき
る時間となるように走査線の1行当たりの駆動時間を長
くした場合は、1536回の走査を行うために1フレー
ム期間が長くなってしまい、階調特性は十分であるがち
らつきが見えてくるという問題が生じる。実施の形態6
を適用することで、ちらつきがない状態まで1フレーム
期間を短縮することが可能となる。尚、実施の形態6で
は、画面全体の走査を行うのに要する期間を1フレーム
期間としているが、それに拘束されるものではなく、イ
ンターレース方式等の場合には1フィールド期間として
も良い。他の実施の形態においても、実施の形態6と同
じように画面全体の走査を行うのに要する期間を1フレ
ーム期間とするのに拘束されるものではない。
ように、発明が解決しようとする課題で明示した使用様
態である、画面のある部分のみに高精細性を活用した
画像を表示する様態について説明している。もし、UX
GAの表示器が、1536回走査するには不十分である
(画素が十分に目的の電圧まで充電できない)が、96
1回ならば十分である(画素が十分に目的の電圧まで充
電できる)というような特性を持っている場合、実施の
形態6を適用することで、本来不十分な表示品位の画像
しか得られなかった状態が改善され、高品位な画像表示
が可能となる。また、UXGAの表示器で十分な階調特
性を出すために、画素が十分に目的の電圧まで充電でき
る時間となるように走査線の1行当たりの駆動時間を長
くした場合は、1536回の走査を行うために1フレー
ム期間が長くなってしまい、階調特性は十分であるがち
らつきが見えてくるという問題が生じる。実施の形態6
を適用することで、ちらつきがない状態まで1フレーム
期間を短縮することが可能となる。尚、実施の形態6で
は、画面全体の走査を行うのに要する期間を1フレーム
期間としているが、それに拘束されるものではなく、イ
ンターレース方式等の場合には1フィールド期間として
も良い。他の実施の形態においても、実施の形態6と同
じように画面全体の走査を行うのに要する期間を1フレ
ーム期間とするのに拘束されるものではない。
【0050】(実施の形態7)図9は、実施の形態7に
よる、垂直方向の解像度を上げるために列方向に画素を
2分割したカラー液晶表示器の画素配列を示す。図9で
は、垂直方向の解像度を上げるために、列方向に画素を
2分割にしている。赤色、緑色及び青色の各々の副画素
を上下2つの副副画素に分割し、各々の副副画素は独立
の走査線によって走査している。従って、もし全ての副
副画素を同等に走査しようとするならば、本来の走査数
の2倍の走査を行う必要が生じる。
よる、垂直方向の解像度を上げるために列方向に画素を
2分割したカラー液晶表示器の画素配列を示す。図9で
は、垂直方向の解像度を上げるために、列方向に画素を
2分割にしている。赤色、緑色及び青色の各々の副画素
を上下2つの副副画素に分割し、各々の副副画素は独立
の走査線によって走査している。従って、もし全ての副
副画素を同等に走査しようとするならば、本来の走査数
の2倍の走査を行う必要が生じる。
【0051】ところで、図9のような表示器の目的は、
言うまでもなく縦方向の解像度を上げることにある。こ
のような表示器は、複雑な漢字(特に横方向の線数が多
い漢字)を高精度に表示したいときに特に効果を発揮す
るが、通常、全画面に渡ってこのような複雑な漢字の表
示が必要となることは極めて希である。そのため、例え
ば、画面の1/4の領域(必ずしも連続していなくても
良い)のみ副副画素を個別に走査できれば良いというよ
うな限定を加えれば、実施の形態6と同じような考え方
で、走査線の1行当たりの駆動時間を長くすることがで
きる。そうすることで、表示器の設計及び製造が容易と
なるのみならず、駆動回路の負担も減少する。尚、図9
では列方向への分割は2としたが、より精細度を高める
ために分割数を増やしても良い。例えば図10のように
分割数を3とした場合、3つの副画素を同時に走査する
領域と個別に走査する領域とを持てば良い。
言うまでもなく縦方向の解像度を上げることにある。こ
のような表示器は、複雑な漢字(特に横方向の線数が多
い漢字)を高精度に表示したいときに特に効果を発揮す
るが、通常、全画面に渡ってこのような複雑な漢字の表
示が必要となることは極めて希である。そのため、例え
ば、画面の1/4の領域(必ずしも連続していなくても
良い)のみ副副画素を個別に走査できれば良いというよ
うな限定を加えれば、実施の形態6と同じような考え方
で、走査線の1行当たりの駆動時間を長くすることがで
きる。そうすることで、表示器の設計及び製造が容易と
なるのみならず、駆動回路の負担も減少する。尚、図9
では列方向への分割は2としたが、より精細度を高める
ために分割数を増やしても良い。例えば図10のように
分割数を3とした場合、3つの副画素を同時に走査する
領域と個別に走査する領域とを持てば良い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の平面型表
示器の駆動方法においては、以下のような効果を奏す
る。
示器の駆動方法においては、以下のような効果を奏す
る。
【0053】本発明の請求項1記載の平面型表示器の駆
動方法は、平面型表示器より垂直方向の精細度が低い画
像を表示する場合に、少なくとも画面の一部では連続し
た走査線を複数行毎に走査しているため、表示器の特性
(画素が十分に目的の電圧まで充電するのに要求される
時間)を向上させる必要なしに、限定された使用様態の
下ではあるものの、超高精細な表示器での表示を実現す
ることができる。また、そのための大きな投資が必要な
く、表示器の生産性も損なわずにすむのでコスト削減に
繋がる。
動方法は、平面型表示器より垂直方向の精細度が低い画
像を表示する場合に、少なくとも画面の一部では連続し
た走査線を複数行毎に走査しているため、表示器の特性
(画素が十分に目的の電圧まで充電するのに要求される
時間)を向上させる必要なしに、限定された使用様態の
下ではあるものの、超高精細な表示器での表示を実現す
ることができる。また、そのための大きな投資が必要な
く、表示器の生産性も損なわずにすむのでコスト削減に
繋がる。
【0054】本発明の請求項2記載の平面型表示器の駆
動方法は、少なくとも画面の一部では連続した走査線を
2行毎に走査している(複数行毎の中でも一番少ない2
行毎である)ため、画面全体を1行毎に走査している場
合と比較して、画像の表示品位をそれほど損なわずに超
高精細な表示器での表示を実現することができる。
動方法は、少なくとも画面の一部では連続した走査線を
2行毎に走査している(複数行毎の中でも一番少ない2
行毎である)ため、画面全体を1行毎に走査している場
合と比較して、画像の表示品位をそれほど損なわずに超
高精細な表示器での表示を実現することができる。
【0055】本発明の請求項3記載の平面型表示器の駆
動方法は、画面の一部では連続した走査線を2行毎に走
査し、その画面の一部以外では連続した走査線を1行毎
に走査しているため、画面のある部分(ここでは、画面
の一部以外)のみに漢字等の超高精細が必要な画像表示
を実現することができる。また、超高精細が必要ではな
い部分での動作速度を落としており、その分の消費電力
を削減することができる。
動方法は、画面の一部では連続した走査線を2行毎に走
査し、その画面の一部以外では連続した走査線を1行毎
に走査しているため、画面のある部分(ここでは、画面
の一部以外)のみに漢字等の超高精細が必要な画像表示
を実現することができる。また、超高精細が必要ではな
い部分での動作速度を落としており、その分の消費電力
を削減することができる。
【0056】本発明の請求項4記載の平面型表示器の駆
動方法は、画面全体に渡って連続した走査線を複数行毎
に走査しているため、表示器の垂直方向の精細度の1/
N(NはN>1の整数)に対応した画像表示を実現する
ことができる。また、画面全体での動作速度を落として
おり、その分の消費電力を削減することができる。
動方法は、画面全体に渡って連続した走査線を複数行毎
に走査しているため、表示器の垂直方向の精細度の1/
N(NはN>1の整数)に対応した画像表示を実現する
ことができる。また、画面全体での動作速度を落として
おり、その分の消費電力を削減することができる。
【0057】本発明の請求項5記載の平面型表示器の駆
動方法は、平面型表示器の上半分の走査線及び下半分の
走査線を独立に走査しているため、上半分及び下半分を
独立とせずに走査している場合と比較して、走査線の1
行当たりの駆動時間を2倍にすることができる。
動方法は、平面型表示器の上半分の走査線及び下半分の
走査線を独立に走査しているため、上半分及び下半分を
独立とせずに走査している場合と比較して、走査線の1
行当たりの駆動時間を2倍にすることができる。
【0058】本発明の請求項6記載の平面型表示器の駆
動方法は、画面の一部では複数行毎に走査し、画面の一
部以外では1行毎に走査しているが、全ての走査線の1
行当たりの駆動時間が同じとなるため、複数行毎の走査
と1行毎の走査で走査線の1行あたりの駆動時間が異な
る場合と比較して、画像表示の不均質を防ぐことができ
る。
動方法は、画面の一部では複数行毎に走査し、画面の一
部以外では1行毎に走査しているが、全ての走査線の1
行当たりの駆動時間が同じとなるため、複数行毎の走査
と1行毎の走査で走査線の1行あたりの駆動時間が異な
る場合と比較して、画像表示の不均質を防ぐことができ
る。
【0059】本発明の請求項7記載の平面型表示器の駆
動方法は、画面の一部では複数行毎に走査し、画面の一
部以外では1行毎に走査しているが、全ての走査線の1
行当たりの駆動時間が同じとなり、全ての走査線を走査
するのに要する時間は走査線を走査する回数と走査線の
1行当たりの駆動時間との積であるため、画像表示の不
均質を防ぐことができるだけでなく、走査線の1行当た
りの駆動時間を長くすることができる。また、ちらつき
のない状態で駆動するには不十分な特性の表示器でも、
限定された使用様態の下ではあるものの、ちらつきが生
じないほど十分に短いフレーム期間になるように駆動速
度を上げることができる。
動方法は、画面の一部では複数行毎に走査し、画面の一
部以外では1行毎に走査しているが、全ての走査線の1
行当たりの駆動時間が同じとなり、全ての走査線を走査
するのに要する時間は走査線を走査する回数と走査線の
1行当たりの駆動時間との積であるため、画像表示の不
均質を防ぐことができるだけでなく、走査線の1行当た
りの駆動時間を長くすることができる。また、ちらつき
のない状態で駆動するには不十分な特性の表示器でも、
限定された使用様態の下ではあるものの、ちらつきが生
じないほど十分に短いフレーム期間になるように駆動速
度を上げることができる。
【0060】本発明の請求項8記載の平面型表示器の駆
動方法は、1つの画素を行方向に赤色、緑色及び青色の
3個の副画素に分割し、3個の副画素を列方向に同じ色
の複数個の副副画素に分割し、その副副画素の行毎に対
応した走査線を、少なくとも画面の一部では1つの副画
素を構成する副副画素に対応した走査線毎に走査してい
るため、表示器の特性の向上をあまり必要とせずに、限
定された使用様態の下ではあるものの、垂直方向の解像
度を上げた表示器での表示を実現することができる。
動方法は、1つの画素を行方向に赤色、緑色及び青色の
3個の副画素に分割し、3個の副画素を列方向に同じ色
の複数個の副副画素に分割し、その副副画素の行毎に対
応した走査線を、少なくとも画面の一部では1つの副画
素を構成する副副画素に対応した走査線毎に走査してい
るため、表示器の特性の向上をあまり必要とせずに、限
定された使用様態の下ではあるものの、垂直方向の解像
度を上げた表示器での表示を実現することができる。
【0061】本発明の請求項9記載の平面型表示器の駆
動方法は、副副画素を2個に分割しているため、走査線
の1行当たりの駆動時間をそれほど短くする必要なしに
高精細な画像表示を実現することができる。
動方法は、副副画素を2個に分割しているため、走査線
の1行当たりの駆動時間をそれほど短くする必要なしに
高精細な画像表示を実現することができる。
【0062】本発明の請求項10記載の平面型表示器の
駆動方法は、副副画素を3個に分割しているため、1つ
の画素内で水平方向と垂直方向とが同一の解像度とな
り、適切な高精細の画像表示を実現することができる。
駆動方法は、副副画素を3個に分割しているため、1つ
の画素内で水平方向と垂直方向とが同一の解像度とな
り、適切な高精細の画像表示を実現することができる。
【図1】本発明の基本概念による、走査線の駆動パルス
を2本づつ対とした場合の表示器の走査線の駆動タイミ
ングを示す図である。
を2本づつ対とした場合の表示器の走査線の駆動タイミ
ングを示す図である。
【図2】本発明の基本概念による、走査線の駆動パルス
を3本づつ対とした場合の表示器の走査線の駆動タイミ
ングを示す図である。
を3本づつ対とした場合の表示器の走査線の駆動タイミ
ングを示す図である。
【図3】実施の形態1による、XGA様式の画像を表示
する場合のUXGAの表示器における走査線の駆動タイ
ミングを示す図である。
する場合のUXGAの表示器における走査線の駆動タイ
ミングを示す図である。
【図4】実施の形態2による、XGA様式の画像を表示
する場合のUXGAの表示器における走査線の駆動タイ
ミングを示す図である。
する場合のUXGAの表示器における走査線の駆動タイ
ミングを示す図である。
【図5】実施の形態3による、XGA様式の画像を表示
する場合のUXGAの表示器における走査線の駆動タイ
ミングを示す図である。
する場合のUXGAの表示器における走査線の駆動タイ
ミングを示す図である。
【図6】実施の形態4による、画面の約1/4の走査線
数の領域に高精細性を活用した画像を表示する場合の、
UXGAの表示器における走査線の駆動タイミングを示
す図である。
数の領域に高精細性を活用した画像を表示する場合の、
UXGAの表示器における走査線の駆動タイミングを示
す図である。
【図7】実施の形態5による、画面の約1/4の走査線
数の領域に高精細性を活用した画像を表示する場合の、
UXGAの表示器における走査線の駆動タイミングを示
す図である。
数の領域に高精細性を活用した画像を表示する場合の、
UXGAの表示器における走査線の駆動タイミングを示
す図である。
【図8】実施の形態6による、画面の約1/4の走査線
数の領域に高精細性を活用した画像を表示する場合の、
UXGAの表示器における走査線の駆動タイミングを示
す図である。
数の領域に高精細性を活用した画像を表示する場合の、
UXGAの表示器における走査線の駆動タイミングを示
す図である。
【図9】実施の形態7による、垂直方向の解像度を上げ
るために列方向に画素を2分割したカラー液晶表示器の
画素配列を示す。
るために列方向に画素を2分割したカラー液晶表示器の
画素配列を示す。
【図10】実施の形態7による、垂直方向の解像度を上
げるために列方向に画素を3分割したカラー液晶表示器
の画素配列を示す。
げるために列方向に画素を3分割したカラー液晶表示器
の画素配列を示す。
【図11】カラー液晶表示器の一般的な画素配列を示す
図である。
図である。
【図12】従来の駆動方法による、表示器の走査線の駆
動タイミングを示す図である。
動タイミングを示す図である。
【図13】従来の駆動方法の考え方に基づく、UXGA
の表示器における走査線の駆動タイミングを示す図であ
る。
の表示器における走査線の駆動タイミングを示す図であ
る。
【図14】従来考えられた駆動方法に基づく、UXGA
の表示器における走査線の駆動タイミングを示す図であ
る。
の表示器における走査線の駆動タイミングを示す図であ
る。
R 赤色の画素 G 緑色の画素 B 青色の画素 GCK ゲートクロック GSP ゲートスタートパルス Vsync 垂直同期信号 Hsync 水平同期信号 G(1)〜G(1536) ゲートクロックGCKのタ
イミングに応じて駆動される走査線の駆動パルス MOUT 走査線の駆動パルスの制御信号
イミングに応じて駆動される走査線の駆動パルス MOUT 走査線の駆動パルスの制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA06 NA22 NA43 NA47 NA64 NC21 ND52 5C006 AA22 AC23 AF42 AF47 BB14 BC03 BC12 FA15 FA21 FA41 FA47 FA51 5C080 AA10 BB05 DD03 DD22 DD26 DD27 FF13 JJ04 JJ05
Claims (10)
- 【請求項1】 n(nはn>1の整数)行の走査線を持
つ平面型表示器に、該平面型表示器より垂直方向の精細
度が低い画像を表示するための平面型表示器の駆動方法
において、 前記平面型表示器の少なくとも画面の一部では、連続し
た走査線をm(mはm>1かつm<nの整数)行毎に走
査することを特徴とする平面型表示器の駆動方法。 - 【請求項2】 前記m行は2行であることを特徴とする
請求項1記載の平面型表示器の駆動方法。 - 【請求項3】 前記画面の一部以外では、連続した走査
線を1行毎に走査することを特徴とする請求項1記載の
平面型表示器の駆動方法。 - 【請求項4】 画面全体に渡って、連続した走査線をm
行毎に走査することを特徴とする請求項1記載の平面型
表示器の駆動方法。 - 【請求項5】 前記平面型表示器の上半分の走査線及び
下半分の走査線を独立に走査することを特徴とする請求
項1記載の平面型表示器の駆動方法。 - 【請求項6】 全ての走査線の1行当たりの駆動時間が
同じとなることを特徴とする請求項3記載の平面型表示
器の駆動方法。 - 【請求項7】 全ての走査線を走査するのに要する時間
は、走査線を走査する回数と走査線の1行当たりの駆動
時間との積であることを特徴とする請求項6記載の平面
型表示器の駆動方法。 - 【請求項8】 マトリックス状に複数個の画素を持ち、
該画素を行方向に赤色、緑色及び青色の3個の副画素に
分割し、該副画素を列方向に同じ色のr(rはr>1の
整数)個の副副画素に分割し、該副副画素の行毎に対応
した走査線を備える平面型表示器の駆動方法において、 前記平面型表示器の少なくとも画面の一部では、前記副
画素を構成する前記副副画素に対応したr行毎に走査線
を走査することを特徴とする平面型表示器の駆動方法。 - 【請求項9】 前記r個は2個であることを特徴とする
請求項8記載の平面型表示器の駆動方法。 - 【請求項10】 前記r個は3個であることを特徴とす
る請求項8記載の平面型表示器の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11128089A JP2000322032A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 平面型表示器の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11128089A JP2000322032A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 平面型表示器の駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000322032A true JP2000322032A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=14976141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11128089A Pending JP2000322032A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 平面型表示器の駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000322032A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100549156B1 (ko) * | 2001-07-23 | 2006-02-06 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 표시 장치 |
US7202846B2 (en) | 2001-11-30 | 2007-04-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | Signal line drive circuit and display device using the same |
CN100437728C (zh) * | 2005-03-14 | 2008-11-26 | 友达光电股份有限公司 | 像素驱动电路、时序控制器和扫描方法 |
CN100495519C (zh) * | 2002-03-20 | 2009-06-03 | 株式会社日立显示器 | 有源矩阵型液晶显示装置的驱动方法 |
KR100934093B1 (ko) * | 2003-04-16 | 2009-12-24 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 |
EP2214153A1 (en) * | 2009-01-29 | 2010-08-04 | Samsung Mobile Display Co., Ltd. | Organic light emitting display device and method of driving the same |
-
1999
- 1999-05-10 JP JP11128089A patent/JP2000322032A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100549156B1 (ko) * | 2001-07-23 | 2006-02-06 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 표시 장치 |
US7202846B2 (en) | 2001-11-30 | 2007-04-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | Signal line drive circuit and display device using the same |
CN100495519C (zh) * | 2002-03-20 | 2009-06-03 | 株式会社日立显示器 | 有源矩阵型液晶显示装置的驱动方法 |
KR100934093B1 (ko) * | 2003-04-16 | 2009-12-24 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 |
CN100437728C (zh) * | 2005-03-14 | 2008-11-26 | 友达光电股份有限公司 | 像素驱动电路、时序控制器和扫描方法 |
EP2214153A1 (en) * | 2009-01-29 | 2010-08-04 | Samsung Mobile Display Co., Ltd. | Organic light emitting display device and method of driving the same |
US8988321B2 (en) | 2009-01-29 | 2015-03-24 | Samsung Display Co., Ltd. | Organic light emitting display device including a plurality of scan driving circuits for driving scan signals corresponding to image signals and black image signals and method of driving the same |
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