JP2000321936A

JP2000321936A - 画像形成装置

Info

Publication number: JP2000321936A
Application number: JP11128729A
Authority: JP
Inventors: Masahiko Yamada; 正彦山田
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1999-05-10
Filing date: 1999-05-10
Publication date: 2000-11-24

Abstract

(57)【要約】【課題】容易に機能切り替え操作ができると共に、省
スペースの操作パネルを持った画像形成装置を提供す
る。【解決手段】操作パネル１０に、操作者が回転させる
ことで機能の分類を選択する操作ダイアル１１と、印刷
処理を実行させるためのスタートキー１２と、選択した
機能の分類に含まれる各種機能を表示するタッチパネル
式液晶表示装置１３と、印刷部数や倍率などの各種選択
を入力するためのテンキー１４とを配設する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に操作キーと表示部を配設した複写機等の画像形
成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、複写機等の画像形成装置において
機能の多様化が進んでいる。その多様化に合わせて機能
の切り替え操作の複雑化が進むと共に、操作者の操作感
が悪くなる事態が生じている。このことを防ぐために、
最近では入力操作の分かり易さという点で操作性の向上
が図られてきている。ところが、機能の多様化より複雑
化した操作を、操作者に効率よく快適に行わせるための
操作部は、製品の小型化に合わせて省スペース化が必要
になってきているため、従来のように、大型で、一度に
多くの入力操作方法を表示することが困難になってきて
いる。

【０００３】例えば従来例１として、タッチパネル式液
晶表示等を用いることで、複数ある機能を分類して表示
し、表示の切り換えを操作者によるタッチキーの操作で
行うことで、操作パネルが煩雑になるのを避けると共
に、省スペース化しているものがある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
１によるタッチパネル式液晶表示を備えてあっても、機
能切り替えキーを押してからでないと希望する機能のタ
ッチキーが出てこないものがあり、操作性の向上という
面において問題があった。また、省略化された表示のた
め、基本機能の切り替えすらわかりにくいという問題も
あった。

【０００５】また、操作性を向上させようとする従来技
術２として、特開平１０−３０７５１２号公報によれ
ば、操作部の設定ウィンドウが開かれてから一定時間無
操作であれば、自動的にガイドを表示すると共に音声に
よりガイドも行ない、設定操作を援助することにより操
作性を向上させている画像形成装置が開示されている。

【０００６】しかしながら、本従来技術２が開示するガ
イドによる操作の援助は、操作性向上の補助的手段でし
かなく、一瞬で操作者が求める操作が判るというもので
はなかった。

【０００７】このような従来例１の操作部の省スペース
化と従来例２の操作性向上は、画像形成装置だけでな
く、あらゆる機器の開発において相反するものとなり、
その両方が成り立っている例は少ないといえる。

【０００８】すなわち、操作性を向上するためには、操
作者に多くの情報を表示する必要があり、そのため、表
示部を大きくする必要があるのだが、これが最近の画像
形成装置の小型化による操作部の省スペース化と相反す
るものとなっている。

【０００９】かかる問題を解決するために、本発明では
容易に機能切り替え操作ができると共に、省スペースの
操作パネルを持った画像形成装置を提供することを目的
とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項１記載の発明は、サイズ検出手段により検
出された原稿サイズと、画像形成処理における分類毎の
機能とを表示し、操作者が触れることで決定するタッチ
パネル式表示手段と、回転することにより、タッチパネ
ル式表示手段に表示された各機能の分類を切り替える切
換手段とを有する。

【００１１】また、請求項２記載の発明は、原稿画像を
読み取る画像読取手段と、画像読取手段により読み取ら
れた画像データから、原稿サイズを検出するサイズ検出
手段と、該画像データを被記録媒体に出力する画像形成
出力手段と、上記各手段を制御する制御手段とをさらに
有する。

【００１２】また、請求項３記載の発明は、タッチパネ
ル式表示手段に表示された機能を、操作者が選択操作す
るための入力手段をさらに有する。

【００１３】また、請求項４記載の発明によれば、切換
手段は、ダイヤル式である。

【００１４】また、請求項５記載の発明によれば、入力
手段は、テンキー式である。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明による画像形成装置
の一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図１は本発明による画像形成装置の操作パネルを備える
画像形成装置の第１の実施例を示すブロック図である。
また、図２、及び図３は、本発明による画像形成装置の
操作パネルの第１の実施例を示す構成図である。また、
図４は、本発明による画像形成装置の操作パネルの第２
の実施例を示す構成図である。また、図５は、本発明に
よる第１の実施例、及び第２の実施例を選択する手段を
備えた第３の実施例の複写操作の処理と表示の流れを示
すフローチャートである。

【００１６】まず、図１によれば、発明による画像形成
装置の第１の実施例である画像形成装置１００は、操作
パネル１０と、原稿画像を読み取る画像読み取り部２０
と、読み込んだ原稿画像を印刷して出力する画像形成出
力装置４０と、上記の操作パネル１０、及び画像読み取
り部２０、及び画像形成出力装置４０とを制御する制御
装置３０とから構成される。

【００１７】操作パネル１０は、操作ダイヤル１１と、
スタートキー１２と、液晶表示装置１３と、テンキー１
４とで構成され、液晶表示装置１３は、液晶表示部１５
と、タッチパネル１６とで構成される。この操作パネル
１０の説明は、図２、及び図３を用いて、後に詳細に説
明する。

【００１８】また、画像読み取り部２０は、原稿画像を
画像データとして読み取る画像読み取り装置２１と、原
稿画像の原稿サイズを読み取るための原稿サイズ読み取
り装置２２とで構成される。

【００１９】ここで図２及び図３を用いて、本発明によ
る画像形成装置の操作パネルを説明すると、操作パネル
１０には操作者が回転させることで機能の分類を選択す
る操作ダイアル１１と、印刷処理を実行させるためのス
タートキー１２と、選択した機能の分類に含まれる各種
機能を表示するタッチパネル式液晶表示装置１３と、印
刷部数や倍率などの各種選択を入力するためのテンキー
１４とが配設されている。なお、図２には本発明の第１
の実施例で用いる部分のみを記載してあり、実際には搭
載される機能に合わせて、各種の操作表示等が追加され
る。

【００２０】操作ダイアル１１は、画像形成情報に関す
る切り替え機能を持ち、例えば変倍、コピー枚数、濃
度、片面／両面、ソート、給紙トレイ等の画像形成情報
を切り替えられる。

【００２１】タッチパネル式液晶表示装置１３は、操作
ダイアル１１の操作に応じて変更可能な選択肢と、それ
をタッチキー４により選択すると共に画像形成における
現在の全ての選択情報を示す機能を持つ。

【００２２】また、タッチパネル式液晶表示装置１３に
は、原稿サイズの自動読取り機能により読み取られた原
稿サイズを表示すると共に、操作ダイアル１１にて原稿
サイズを無選択の場合には、収納されている用紙に応じ
て等倍コピーまたは用紙指定変倍コピーになることを表
示する。

【００２３】すなわち、タッチパネル式液晶表示装置１
３は、画像形成装置１００の画像読み取り部（コンタク
トガラス上）に原稿をセットすると、原稿サイズ自動読
取り機能により原稿サイズを自動判別し、原稿サイズを
表示すると共に、原稿と同サイズの用紙が収納されてい
れば、さらに同じサイズで１枚、自動濃度、片面で画像
形成することを表示する。

【００２４】操作者が操作ダイアル１１を回して用紙モ
ードを選択することにより、図２のようにタッチパネル
式液晶表示装置３は用紙トレイが搭載する用紙サイズの
全てを表示する。これにより操作者は、液晶に表示され
た選択肢より適切なものをタッチキーにより選択決定す
ることができる。また、そのときタッチパネル式液晶表
示装置３には、自動計算された原稿サイズから用紙サイ
ズの変倍率が表示される。

【００２５】ここで、操作者は、形成される画像サイズ
を変倍したい場合、操作ダイアル１を回して変倍モード
を選択する。これにより図３のようにタッチパネル式液
晶表示装置３は代表的な変倍率を表示する。操作者はタ
ッチパネル式液晶表示装置３に表示された選択肢に適切
なものがあれば、タッチパネル式液晶表示装置３のタッ
チキーにより選択決定することができる。無ければ、タ
ッチパネル式液晶表示装置３のテンキー選択キーを押
し、テンキー４により適切な変倍率を入力する。入力さ
れた数字により、変倍率は液晶部に表示される。

【００２６】さらに操作者は、操作ダイアル１を回すこ
とにより、画像形成装置に搭載された機能に合わせて備
えられる濃度モード、両面モード、ソートモード等の画
像形成情報を選択し、決定することができる。

【００２７】各モードの選択決定が終了したら、操作ダ
イアル１の上面に備えられたスタートキー２を押すこと
によりコピーが実行されることになる。

【００２８】図４は、本発明による画像形成装置の操作
パネルの第２の実施例を示す構成図である。なお、図２
及び図３にて説明した部分と同一部分は同一符号で示
し、説明も省略する。

【００２９】本発明による画像形成装置の第２の実施例
には操作ダイアル１、スタートキー２、液晶表示装置
５、テンキー４、操作キー６が配設されている。液晶表
示装置５は、第１の実施例でのタッチパネル式液晶表示
装置３と同様の表示機能を持つが、選択決定は近傍に配
設された操作キー６により行なうものである。

【００３０】操作ダイアル１はクリック感を持ったロー
タリーＳＷ等に結合し、操作ダイアル１を回すことによ
り機能の切り替えを制御装置に電気的に伝えるものであ
る。これにより、制御装置からは選択した機能に応じて
液晶表示装置に変更可能な選択肢を表示させることがで
きる。

【００３１】次に、図５を用いて、本発明による画像形
成装置の第１の実施例によるタッチパネル式液晶表示装
置による入力方法と、第２の実施例による操作キーによ
る入力方法との選択を有する画像形成装置における印刷
操作と、液晶表示装置１３に表示される情報の流れとを
詳細に説明する。

【００３２】まず、操作者により画像形成装置のコンタ
クトガラス上に原稿がセットされると、画像形成装置１
００はその原稿の原稿サイズを読み取る処理を行う（ス
テップＳ１０１）。このとき液晶表示部１３には、読み
取った原稿サイズと、標準時の画像形成情報を表示する
（ステップＳ１１１）。

【００３３】操作者は、液晶表示部１３の内容に従っ
て、所望の設定を行う（ステップＳ１０２）。ここで、
設定の変更が無い場合、ステップＳ１０２のＮｏを選択
し、画像形成情報の入力を終了する。また、設定の変更
がある場合、ステップＳ１０２のＹｅｓを選択する。

【００３４】ステップＳ１０２のＹｅｓを選択した場
合、操作ダイヤル１１で画像形成機能モードを切り換る
（ステップＳ１０３）。このとき、液晶表示装置１３に
は、画像形成機能に合わせた選択可能なタッチキーを表
示する（ステップＳ１１２）。操作者は所望の機能モー
ドを選択したら、各機能設定の入力に用いる手段を選択
する（ステップＳ１０４）。テンキー１４により入力す
る場合、ステップＳ１０５に進み、タッチパネル１６に
より入力する場合、ステップＳ１０６に進む。

【００３５】選択した画像形成機能モードの入力を終了
すると（ステップＳ１０７）、画像形成装置１００は、
操作者に画像形成機能の入力を追加するか選択させる
（ステップＳ１０８）。このときの情報として、液晶表
示部１３は最新の画像形成情報を表示する（ステップＳ
１１３）。操作者は、入力の追加が無い場合、ステップ
Ｓ１０８のＮｏを選択し、画像形成情報の入力を終了す
る。また、入力の追加がある場合、ステップＳ１０８の
Ｙｅｓを選択し、ステップＳ１０３にもどり、画像形成
情報の入力の追加が無くなるまで繰り返す。

【００３６】

【発明の効果】以上の説明より明らかなように、操作パ
ネルに配置された操作ダイアルを操作することにより瞬
時に変更可能な操作キーを表示させると共に、常に画像
形成情報を液晶表示装置に表示させることにより、画像
形成に関わる機能選定からコピー実行までを、基本機能
の選定だけなら操作ダイアルから手を離すことなく、か
つ視線を液晶表示装置から逸らさないで操作を行なうこ
とができるようになる。

【００３７】すなわち、操作者は、操作ダイヤルに明記
された機能の分類を基として、それを見ながら機能の選
択を行えることにより、容易に機能の切り換え操作が行
え、また、操作ダイヤルに記載された機能分類が操作者
へのガイドの役割を果たすため、必要以上に表示部を大
きくする必要がなく、省スペースの操作パネルを備えた
画像形成装置を提供することが可能となる。

【００３８】また、タッチパネルでの入力の替わりに、
確実なクリック感のある操作キーを使用することで、よ
りスムーズに機能の選択を行うことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による画像形成装置の操作パネルを備え
る画像形成装置の第１の実施例を示すブロック図であ
る。

【図２】本発明による画像形成装置の操作パネルの第１
の実施例を示す構成図である。

【図３】本発明による画像形成装置の操作パネルの第１
の実施例を示す構成図である。

【図４】本発明による画像形成装置の操作パネルの第２
の実施例を示す構成図である。

【図５】本発明による第１の実施例、及び第２の実施例
を選択する手段を備えた第３の実施例の複写操作の処理
と表示の流れを示すフローチャートである。

【符号の説明】

１０操作パネル１１操作ダイヤル１２スタートキー１３液晶表示装置（タッチパネル式液晶表示装置）１４テンキー１５液晶表示部１６タッチパネル１７液晶表示装置１８操作キー２０画像読み取り部２１画像読み取り装置２２原稿サイズ読み取り装置３０制御装置４０画像形成出力装置１００画像形成装置１３１液晶表示部１３２タッチパネル式入力部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】前記サイズ検出手段により検出された原
稿サイズと、画像形成処理における分類毎の機能とを表
示し、操作者が触れることで決定するタッチパネル式表
示手段と、回転することにより、前記タッチパネル式表示手段に表
示された前記各機能の分類を切り替える切換手段とを有
することを特徴とする画像形成装置。
【請求項２】原稿画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段により読み取られた画像データから、
原稿サイズを検出するサイズ検出手段と、該画像データを被記録媒体に出力する画像形成出力手段
と、印刷枚数や倍率をテンキーにより入力するためのテンキ
ー式入力手段と、上記各手段を制御する制御手段とをさらに有することを
特徴とする請求項１記載の画像形成装置。
【請求項３】前記タッチパネル式表示手段に表示され
た機能を、操作者が選択操作するための入力手段をさら
に有することを特徴とする請求項１または２記載の画像
形成装置。
【請求項４】前記切換手段は、ダイヤル式であること
を特徴とする請求項１から３のいずれかに記載の画像形
成装置。
【請求項５】前記入力手段は、キー入力式であること
を特徴とする請求項３または４記載の画像形成装置。