JP2000321851A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000321851A
JP2000321851A JP13277299A JP13277299A JP2000321851A JP 2000321851 A JP2000321851 A JP 2000321851A JP 13277299 A JP13277299 A JP 13277299A JP 13277299 A JP13277299 A JP 13277299A JP 2000321851 A JP2000321851 A JP 2000321851A
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microcapsule toner
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microcapsule
image forming
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JP13277299A
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English (en)
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Yukikazu Kamei
幸和 亀井
Tomohiro Oikawa
智博 及川
Shiro Wakahara
史郎 若原
Hideki Onishi
英樹 大西
Hiroshi Doshoda
洋 道正田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数色の液体現像剤のそれぞれについての現像
器を個別に配置する必要をなくし、装置の小型化及びコ
ストの低廉化を実現する。 【解決手段】4色のカプセルトナー35a〜35dが懸
濁する現像液24を収納した現像槽23の上部に、透明
の感光体18を矢印A方向に回転自在に支持した。感光
体18の周面の一部を現像槽23内に収納されている現
像液24内に浸漬し、感光体18の内部に光書込手段2
2a〜22dを配置した。光書込手段22a〜22dの
それぞれから各色の画像光を感光体18及びマイクロカ
プセルトナー35に照射すると、感光体18の表面にお
いて画像光が照射された部分に、画像光に対応して選択
的に硬化したマイクロカプセルトナー35が静電吸着す
る。転写ローラ27による押圧によって未硬化のマイク
ロカプセルトナー35のみが破壊されて漏出した着色剤
によって用紙30の表面にカラー画像が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロカプセ
ル化した複数色のトナーを液体現像剤として用いて画像
形成を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体現像剤を用いたフルカラー電子写真
方式の画像形成装置として、従来より、マルチドラム型
及びシングルドラム型等の画像形成装置があり、いずれ
も、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及
びブラック(B)の各色のそれぞれに対応した4個の現
像ユニットを順次配置して構成されている。
【0003】例えば、マルチドラム型の画像形成装置で
は、図4に示すように、4個の現像器4a〜4dのそれ
ぞれが、個別の感光体ドラム1a〜1dの周囲に、帯電
器2a〜2d、露光器3a〜3d及び転写器6a〜6d
を備えている。感光体ドラム1a〜1dのそれぞれの表
面は、帯電器2a〜2dにより電荷を均一に帯電した後
に各色に現像されるべき画像の静電潜像が露光器3a〜
3dによって形成され、現像器4a〜4dによって各色
のトナーが供給されてY,M,C,Bの各色のトナー像
が形成される。
【0004】記録紙7が感光体ドラム1a〜1dと転写
器6a〜6dとの間を順に通過することにより、感光体
ドラム1aの表面に形成されたイエロー(Y)のトナー
像、感光体ドラム1bの表面に形成されたマゼンタ
(M)のトナー像、感光体ドラム1cの表面に形成され
たシアン(C)のトナー像、及び、感光体ドラム1dの
表面に形成されたブラック(B)のトナー像が順に重な
った状態で記録紙7上に転写される。Y,M,C,Bの
各色のトナー像が転写された記録紙7は、加熱ローラ等
からなる定着器8を通過する際に加熱及び加圧を受け、
これらのトナー像が記録紙7上に定着されてフルカラー
画像が得られる。
【0005】また、従来技術におけるシングルドラム型
のフルカラー液体現像装置は、図5に示すように、単一
の感光体ドラム1の周囲に、その回転方向に沿って単一
の帯電器2、単一の露光器3、Y,M,C,Bの各色の
トナーのそれぞれを収納した4個の現像器4a〜4d、
及び、単一の転写器7を順に配置し、露光器3a〜3d
のそれぞれによって感光体ドラム1上に順次イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(B)の各色に現像されるべき画像の静電潜像を露光形
成するとともに、現像器4a〜4dによって各色のトナ
ー像を感光体ドラム11上に重ねて形成する。このよう
にして得られた感光体ドラム1上のカラートナー像を転
写器6によって記録紙7に転写し、定着器8によって記
録紙7上に定着させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに従来方式による装置でマルチドラム型及びシングル
ドラム型のいずれの方式をとる場合においても、フルカ
ラーの画像形成装置では、各色の液体現像剤を収納した
複数の現像器を配置する必要があり、装置の大型化及び
コストの上昇を招く問題があった。
【0007】この発明の目的は、複数色のそれぞれにつ
いての現像器を個別に配置する必要をなくし、装置の小
型化及びコストの低廉化を実現することができ、かつ、
オゾン等の環境を劣化させる物質を発生させることのな
い液体現像剤を用いた画像形成装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0009】(1) 露光により面積方向の部分的な電位差
を形成する感光体と、複数色の着色剤のそれぞれを互い
に異なる波長の光によって硬化する光硬化性樹脂に内包
した複数種のマイクロカプセルトナーが混合して懸濁す
る現像液を収納するとともに、現像液中のマイクロカプ
セルトナーを感光体の表面近傍に供給する現像槽と、複
数種のマイクロカプセルトナーのそれぞれに対応して互
いに異なる波長の複数色の画像光のそれぞれを感光体及
び感光体の表面近傍に位置するマイクロカプセルトナー
に選択的に照射する光書込手段と、面積方向の部分的な
電位差によってマイクロカプセルトナーを選択的に静電
吸着した感光体の表面に、記録媒体を挟んで、未硬化の
マイクロカプセルトナーの強度より大きい押圧力を作用
させる加圧手段と、を設けたことを特徴とする。
【0010】この構成においては、現像液に懸濁した複
数種のマイクロカプセルトナーのそれぞれが内包する着
色剤の各色に応じた互いに異なる波長の複数種の画像光
が光書込手段から感光体及びマイクロカプセルトナーに
照射され、画像光の露光により感光体に面積方向の部分
的な電位差が形成されるとともに、感光体の表面近傍に
供給されたマイクロカプセルトナーのうち照射された画
像光の波長に対応するマイクロカプセルトナーのみが感
光体の表面近傍において硬化し、感光体の表面には感光
体における電位差に基づいてマイクロカプセルトナーが
部分的に静電吸着した後、記録媒体を挟んで加圧手段か
ら未硬化のマイクロカプセルトナーの強度より大きい押
圧力が作用し、感光体の表面において未硬化のマイクロ
カプセルトナーのみが破壊されて漏出した着色剤が記録
媒体に付着する。したがって、光書込手段から感光体及
びマイクロカプセルトナーに照射する画像光の波長を適
宜選択することにより、単一の現像槽に収納された1種
類の現像液を用いて、照射されなかった画像光の波長に
対応した未硬化のマイクロカプセルトナーが内包してい
る着色剤によって記録媒体にカラー画像が形成される。
【0011】(2) (1) の構成において、光書込手段が対
向する感光体の表面近傍に電極を配置し、感光体と電極
との間にマイクロカプセルトナーの帯電極性と逆極性の
電圧を印加する現像電源手段を設けたものとすることが
できる。
【0012】この構成においては、感光体の表面と電極
との間に供給されたマイクロカプセルトナーが感光体と
電極との間に印加される電圧とは逆極性に帯電し、感光
体の表面において光書込手段による画像光の露光を受け
て電位が上昇した部分のみに確実にマイクロカプセルト
ナーを静電吸着させることができる。
【0013】(3) (2) の構成において、電極が、光書込
手段から照射された画像光の感光体の表面近傍に供給さ
れたマイクロカプセルトナー以外の現像槽内のマイクロ
カプセルトナーに照射されることを防止する遮光手段を
兼ねるものとすることができる。
【0014】この構成においては、現像槽に収納された
現像液中に懸濁したマイクロカプセルトナーのうち、感
光体の表面近傍に供給されたマイクロカプセルトナーの
みに画像光が照射され、今回の画像形成に使用されない
マイクロカプセルトナーが画像光の照射を受けて硬化す
ることがなく、現像槽に収納された現像液中に懸濁して
いるマイクロカプセルトナーを有効に活用することがで
きる。
【0015】(4) (2) 又は(3) の構成において、現像電
源が感光体と電極との間に印加する電圧と同極性でより
高い電圧を加圧手段に印加する転写電源を設けたものと
することができる。
【0016】この構成においては、感光体の表面に静電
吸着したマイクロカプセルトナーを記録媒体に確実に移
動させることができ、破壊された未硬化のマイクロカプ
セルトナーに内包されていた着色剤を記録媒体に確実に
付着させることができる。
【0017】(5) 前記感光体が、電極層及び光導電層を
含む多層構造の無端ベルト又は円筒形状を呈し、周面の
一部において現像槽内に露出する位置を経由して回転す
ることを特徴とする。
【0018】この構成においては、感光体の回転によっ
て感光体の表面の各部分が繰り返し現像槽内に露出す
る。したがって、感光体の表面の各部が画像形成処理に
繰り返し使用され、画像処理毎に新たな感光体を準備す
る必要がない。
【0019】(6) (5) の構成において、加圧手段による
押圧を受けた後の感光体の表面から残留物を除去するク
リーナと、加圧手段による押圧を受けた後の感光体表面
における面積方向の電位を均一化する除電手段と、を設
けたものとすることができる。
【0020】この構成においては、加圧手段による押圧
を受け、未硬化のマイクロカプセルトナーが破壊される
ことによる記録用紙への画像の形成を終了した感光体の
表面において、残留物がクリーナによって除去されると
ともに、面積方向の電位差が除電手段によって均一化さ
れる。したがって、感光体の表面の各部分を前回の画像
形成処理の影響を受けることなく画像形成処理に繰り返
し使用することができる。
【0021】(7) 前記現像槽内に露出する位置におい
て、感光体の周面の一部が現像槽内に収納された現像液
中に浸漬することを特徴とする。
【0022】この構成においては、感光体の周面の一部
がマイクロカプセルトナーが懸濁した現像液中に位置す
る。したがって、現像液中に懸濁している複数種のマイ
クロカプセルトナーが感光体の表面近傍に確実に供給さ
れる。
【0023】(9) 前記現像槽が、現像液を加振する振動
手段を備えたことを特徴とする。
【0024】この構成においては、現像槽内に収納され
た現像液が振動手段によって加振される。したがって、
現像液中において複数種のマイクロカプセルトナーが均
一に分散した状態で懸濁する。
【0025】(10)前記振動手段が、現像槽内において感
光体の周面の一部が露出する空間にミスト化した現像液
を供給することを特徴とする。
【0026】この構成においては、現像槽内の空間にお
いてミスト状の現像液が飛散しており、この空間に感光
体の周面の一部が露出する。したがって、感光体の表面
近傍にミスト状の現像液を介してマイクロカプセルトナ
ーが供給されるとともに、マイクロカプセルトナーの適
正な帯電状態の維持が容易になる。
【0027】(11)前記感光体が透光性材料によって構成
されるとともに、前記光書込手段が感光体の内周面に対
して複数種のマイクロカプセルトナーのそれぞれについ
て着色剤の各色、及び、光硬化性樹脂を硬化させる光の
各波長に対応した画像光を照射することを特徴とする。
【0028】この構成においては、感光体の内に配置さ
れた光書込手段によって感光体及びマイクロカプセルト
ナーに対して画像光が照射される。したがって、感光体
の外部に光書込手段の配置スペースを設ける必要がな
く、装置が小型化される。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態に係
る画像形成装置の概略図である。この実施形態に係る画
像形成装置は、底面に攪拌手段17を備え、Y,M,
C,Bの各色のマイクロカプセルトナー35a〜35d
が懸濁する現像液24を収納した現像槽23の上部に、
透明支持体19、透明電極板20及び透明感光層21か
らなる感光体18を、周面の一部を現像槽23内に露出
して、矢印A方向に回転自在に支持している。感光体1
8の周面の一部は、現像槽23内に収納されている現像
液24内に浸漬されている。マイクロカプセルトナー3
5a〜35dは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン
及びブラックの各色の着色顔料又は染料を内包してい
る。
【0030】なお、以下に、マイクロカプセルトナー3
5a〜35dを適宜、マイクロカプセルトナー35と総
称する。
【0031】感光体18の内部には、光書込手段22a
〜22dが配置されている。また、感光体18の周囲に
は、矢印A方向の回転方向に沿って、転写ローラ27、
クリーナ32及び除電器29が配置されている。現像槽
23の内部には、感光体18の周面の一部に対向する現
像電極板25が配置されており、感光体18と現像電極
板25と間に所定極性の電圧を印加する現像電源26が
備えられており、転写ローラ27に所定の電圧を印加す
る転写電源28が備えられている。さらに、攪拌手段1
7を振動させる超音波発信回路40を備えている。
【0032】現像電極板25は、現像電源26から電圧
の印加を受ける。攪拌手段17は、例えば、超音波振動
体によって構成されており、超音波発信回路40から、
一例として、35k〜40kHz、100〜600Wの
信号を供給することにより液体現像槽23を振動させ、
マイクロカプセルトナー35(35a〜35b)を分散
した液体現像剤24を攪拌し、数十msecの間に液体
現像剤24中に4色のマイクロカプセルトナー35a〜
35dを均一に分散させる。
【0033】液体現像剤24中において4色のマイクロ
カプセルトナー35a〜35dが均一に分散しているこ
とから、透明感光体18の表面に形成された潜像面にお
いて液体現像剤24中に浸漬した部分に電気泳動現象に
より、4色のマイクロカプセルトナー35a〜35dの
それぞれが略均一な割合で付着する。なお、透明感光体
18の表面にマイクロカプセルトナー35のそれぞれを
均一に付着させるための超音波発振回路40から出力さ
れる信号の周波数等の条件は、マイクロカプセルトナー
35の粒径等の他の条件に応じて実験的に決定すること
ができる。
【0034】例えば、粒径3μmのマイクロカプセルト
ナー35を使用した場合、超音波発振回路40からの信
号を40kHz,100Wとすることにより、透明感光
体18の表面に対する4色のマイクロカプセルトナー3
5a〜35dのそれぞれの付着量が略0.27mg/c
2 に均一化された。
【0035】透明感光体18は、円筒形状の3層構造を
呈し、基体である透明支持体19として例えば導電性を
有するアクリルパイプを用い、このアクリルパイプの表
面に透光性を有するITO分散樹脂をコーティングして
中間層である透明電極板20を構成し、さらに、透光性
を有する有機系光導電体又はアモルファスシリコンによ
って最外層の光導電層21を構成したものである。ま
た、透明感光体18は、3層構造であることを条件とし
てベルト状に構成することもでき、例えば透明支持体1
9として可撓性を有する透明フィルム又はガラスを用
い、透明電極板20を透光性を有するITO分散樹脂の
コーティング層とし、光導電層21として透光性を有す
る有機系光導電体又はアモルファスシリコンを用いるこ
とができる。なお、光導電層21は、光を透過する性質
を有するとともに、光が照射された部分にキャリア(電
荷)が発生する性質を有する。
【0036】光導電層21は、400〜700nmの範
囲に感度域を有するものとし、より好ましくは450〜
650nmの範囲に感度域を有するビスアゾ顔料等を使
用した高感度OPC層の電荷発生材料を用いる。この波
長域において光導電層21の表面電位特性等を均一にす
ることができるためである。この光導電層21において
は、照射される光の波長の相違によって抵抗変化を生じ
ることはない。
【0037】光書込手段22a〜22dは、例えば、発
光ダイオード又は半導体レーザによって構成することが
できる。光書込手段22a〜22dのそれぞれは、4色
のマイクロカプセルトナー35a〜35dのそれぞれを
硬化させる波長の光を照射する。即ち、光書込手段22
aはイエローのマイクロカプセルトナー35aの光硬化
性樹脂と反応する波長の光を照射し、光書込手段22b
はマゼンタのマイクロカプセルトナー35bの光硬化性
樹脂と反応する波長の光を照射し、光書込手段22cは
シアンのマイクロカプセルトナー35cの光硬化性樹脂
と反応する波長の光を照射し、光書込手段22dはブラ
ックのマイクロカプセルトナー35dの光硬化性樹脂と
反応する波長の光を照射する。
【0038】ここに、照射する光の波長に応じて4色の
マイクロカプセルトナー35a〜35dのそれぞれを選
択的に硬化させる際に、特開昭59−30537号公
報、又は、特開平6−27713号公報に開示されてい
る方法を用いることができる。即ち、4色のマイクロカ
プセルトナー35a〜35dのカプセルを、ラジカル重
合性不飽和基含有化合物と光重合開始剤とからなる光硬
化型の組成物によって構成する。
【0039】ラジカル重合性不飽和基含有化合物として
は、モノマー、ポリマー、オリゴマー、コポリマー又は
トリポリマーのいずれであるかを問わず、例えば、N−
ビニル−2−ピロリドン、ビスフェノールAジアクリレ
ート若しくはメタクリレート、トリプロピレングリコー
ルジアクリレート若しくはメタクリレート、ポリエチレ
ングリコールジアクリレート若しくはメタクリレート、
ペンタエリスリトールトリアクリレート若しくはメタク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
若しくはメタクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート若しくはメタクリレート、又は、オリゴエ
ステルアクリレート若しくはメタクリレートを単独で、
又は、2種以上を混合して使用することができる。
【0040】光重合開始剤としては、ベンゾフェノン、
ベンジル、キサントン、チオキサントン、アントラキノ
ン等の芳香族カルボニル化合物、アセトフェノン等のア
セトフェノン類、ベンゾイルパーオキサイド、3,
3′,4,4′−テトラ(ターシャリブチルベンゾフェ
ノン)等の有機過酸化物、ジフェニルヨードニウムブロ
マイド、ジフェニルヨードニウムクロライド等のジフェ
ニルハロニウム塩、四塩化炭素、四臭化炭素等の有機ハ
ロゲン化物、2,4,6−置換−S−トリアジン類、
2,4,5−トリアリールイミダゾール2量体、アゾ化
合物、染料ボレート錯体、鉄アーレン錯体、チタノセン
化合物等を単独で、又は、2種以上を混合して使用する
ことができる。
【0041】これらの組成物には、増感色素としてキサ
ンテン系染料、クマリン系染料、メロシアニン系染料、
チアジン系染料、アジン系染料、メチン系染料、オキサ
ジン系染料、フェニルメタン系染料、シアニン系染料、
アゾ系染料、アントラキノン系染料、ピラゾリン系染
料、スチルベン系染料又はキノリン系染料等の染料を用
いることができる。
【0042】この発明の感光性マイクロカプセルトナー
35は、例えば、米国特許第2730456号明細書、
同第2800457号明細書、同第2800458号明
細書、同第2969331号明細書、同第311140
7号明細書、同第3281383号明細書、同第328
7154号明細書、同第3418250号明細書、同第
3551346号明細書又は同第3576660号明細
書等に記載されている方法を用いて製造することができ
る。
【0043】上記の構成を有する本発明のマイクロカプ
セルトナー35は、例えば、イエロー、マゼンタ、シア
ンの増感色素によって特定の波長で硬化する。即ち、6
50nm付近(レッド)の波長の光の露光によってシア
ンの増感色素を内包したマイクロカプセルトナー35c
が硬化し、550nm付近(グリーン)の波長の光の露
光によってマゼンタの増感色素を内包したマイクロカプ
セルトナー35bが硬化し、450nm付近(ブルー)
の波長の光の露光によってイエローの増感色素を内包し
たマイクロカプセルトナー35aが硬化する。
【0044】以上のように、各画像信号のデータに基づ
いて、所定の色素カプセルが硬化するため、転写部にお
いて転写ローラ27と透明感光体18とのニップ部の記
録紙30上において非硬化色素カプセルだけを選択的に
破砕し、非硬化色素カプセル内の色素を記録紙30上に
散布し、目的とする画像を形成することができる。この
時、非硬化色素カプセル内の色素は記録紙30上で現像
剤と混合して原色を構成する一方、感光層上にて硬化さ
れたカプセルは外殻が破砕されず、色素が記録紙30上
に散布されないため、塗料は現像剤と混合できず発色し
ない。
【0045】この画像形成装置の転写部においては転写
ローラ27と透明感光体18とのニップ圧は1〜2kg
/cm2 に設定されており、一方、硬化したマイクロカ
プセルは5kg/cm2 以上の圧力が作用した時に破壊
される。したがって、感光層上で硬化されたカプセルは
転写部において破壊されることがなく、記録紙30が転
写部を通過することにより非硬化マイクロカプセルのみ
が破壊される。
【0046】以下に、この発明の画像形成装置における
画像形成状態の具体例を説明する。記録紙30の特定の
領域に赤色の画像を形成する場合には、透明感光体18
において記録紙30の特定の領域に対応する部分に対し
て、先ず、光書込手段22cからシアンのマイクロカプ
セル35cに含まれている光硬化性樹脂と反応する波長
の光を照射する。透明感光体18において光書込手段2
2cからの光の照射を受けた部分は、光導電層21中に
フォトキャリアeを発生し、このフォトキャリアeが電
界作用により光導電層21の表面近傍に導かれてその部
分の電界が強くなる。
【0047】光書込手段22a〜22dは、透明感光体
18の内周面において絶縁性液体現像剤24内に浸漬し
ている部分に対向しており、絶縁性液体現像剤24中に
分散されているマイクロカプセルトナー35が電気泳動
現象によって光導電層21の光照射部分に移動し、この
部分に静電気力によって付着する。この時、絶縁性液体
現像剤24中において各色のマイクロカプセルトナー3
5が均一に分散していることから、光導電層21の光照
射部分に各色のマイクロカプセルトナー35が均等に付
着し、付着したマイクロカプセルトナー35のうちシア
ンのマイクロカプセルトナー35cが光書込手段22c
から照射されて透明感光体18を透過した光によって硬
化する。
【0048】次に、透明感光体18において記録紙30
の特定の領域に対応する部分に対して、光書込手段22
dからブラックのマイクロカプセルトナー35dに含ま
れている光硬化性樹脂と反応する波長の光を照射する。
これによって、光導電層21に付着したマイクロカプセ
ルトナー35のうちブラックのマイクロカプセルトナー
35dが光書込手段22dから照射されて透明感光体1
8を透過した光によって硬化する。
【0049】このようにして、透明感光体18において
記録紙30の特定の領域に対応する部分は、表面に硬化
したシアンのマイクロカプセルトナー35c、硬化した
ブラックのマイクロカプセルトナー35d、未硬化のイ
エローのマイクロカプセルトナー35a、及び、未硬化
のマゼンタのマイクロカプセルトナー35bが付着した
状態で転写部に導かれ、これらのマイクロカプセルトナ
ー35a〜35dが記録紙30の特定の領域に転写され
る。マイクロカプセルトナー35a〜35dを転写した
記録紙30が転写ローラ27と透明感光体18との間で
加圧されることにより、未硬化のイエローのマイクロカ
プセルトナー35a、及び、未硬化のマゼンタのマイク
ロカプセルトナー35bが破砕され、イエローの色素と
マゼンタの色素との混色によって記録紙30の特定の領
域に赤色の画像が形成される。
【0050】なお、4色のマイクロカプセルトナー35
a〜35dのそれぞれにおいて、マイクロカプセル全体
に占めるカプセルの外殻の重量は8%未満であり、破砕
されたイエローのマイクロカプセルトナー35a、及
び、マゼンタのマイクロカプセルトナー35bの外殻が
記録紙30上に形成された画像の形成状態に影響を与え
ることはない。また、破砕されないシアンのマイクロカ
プセルトナー35c、及び、ブラックのマイクロカプセ
ルトナー35dの外殻は透明色であるとともに十分に硬
化していることから、記録紙30上における画像の形成
状態に影響を与えることはない。したがって、記録紙3
0の特定の領域には、イエローの色素とマゼンタの色素
との混色によって鮮明に赤色の画像が形成される。
【0051】図2は、この発明の実施例形態に係る画像
形成装置に用いられるマイクロカプセルトナーの構成を
示す図である。マイクロカプセルトナー35は、光硬化
性樹脂を素材とするカプセル外殻36によって着色剤3
7を内包したものである。カプセル外殻36の外径は例
えば3μm程度であり、着色剤37の粒子径は染料であ
れば0.05μm未満、顔料であれば0.1μm未満が
好ましい。カプセル外殻36の材料、及び、マイクロカ
プセルトナー35の製造方法としては、また、特開平6
−324511号公報又は特開平10−114107号
公報に開示されている材料及び方法を用いることができ
る。
【0052】着色剤37としては、シアンについては銅
フタロシアニン等の顔料又は商品名Blue220等の
ロイコ染料、マゼンタについてはキナクリドン系若しく
はカーミン6B等の顔料又は商品名Red500等のロ
イコ染料、イエローについてはジスアゾイエロー等の顔
料又は商品名Y−721等のロイコ染料、ブラックにつ
いてはカーボンブラック等の顔料を、それぞれ用いるこ
とができる。着色剤37は、これらの顔料や染料に、必
要に応じて樹脂及び電荷制御剤が加えられた状態で、各
色に応じて異なる波長の光によって効果する樹脂モノマ
ーで構成されたカプセル外殻36内に均一に分散されて
いる。
【0053】4色のマイクロカプセルトナー35a〜3
5dのそれぞれは、5〜20重量%の割合で分散媒中に
混入される。分散媒としては、例えば、イソパラフィン
系溶剤であるアイソパー(エクソンケミカル社製)若し
くはエクソール(エクソンケミカル社製)等の絶縁性の
有機溶媒を用いることができる。また、マイクロカプセ
ルトナー35中の着色剤37に樹脂粉を添加すること、
及び、分散媒をミスト化することによってマイクロカプ
セルトナー35に十分な帯電保持性を与えることを条件
として、水又はエマルジョン水溶液等の導電性分散媒を
用いることができ、この場合には、無臭化及び無公害化
により製造環境の快適性及び安全性を向上できる。
【0054】以上のように構成された液体現像装置にお
ける画像形成プロセスについて、以下に説明する。絶縁
性液体現像剤24中に浸漬された現像電極板25と透明
電極板20とは直流電源26に接続されており、透明電
極板20及び現像電極板25の間に直流電源26から直
流バイアス電圧を印加すると、透明電極板20と現像電
極板25との間の絶縁性現像剤24中のマイクロカプセ
ルトナー35が、付加されたバイアス電圧に近い値に帯
電する。このバイアス電圧としては、例えば透明電極板
20と現像電極板25との間に1.0×10-3A/cm
2 程度の電流密度で電流が流れる程度の電圧値とする。
【0055】この状態において、透明支持体19の背面
から光書込手段22a〜22dによって画像信号に応じ
た4色のマイクロカプセルトナー35a〜35dを選択
的に硬化させる波長の光を照射する。光が照射された部
分は光導電層21中にフォトキャリアeが発生し、この
フォトキャリアeが電界作用を受けて光導電層21の表
面近傍に導かれる。これによって、光導電層21の表面
近傍において光が照射された部分は電界が強くなり、こ
の部分に絶縁性液体現像剤24内のマイクロカプセルト
ナー35が電気泳動によって付着する。光導電層21の
表面に付着したマイクロカプセルトナー35のうち、カ
プセル外殻が光書込手段から照射された光の波長に反応
するマイクロカプセルトナー35のみが硬化した状態で
透明感光体18の表面に付着した状態で転写部に搬送さ
れる。また、カプセル外殻が光書込手段から照射された
光の波長に反応しない他のマイクロカプセルトナー35
は、未硬化のまま透明感光体18の表面に付着した状態
で転写部に搬送される。
【0056】なお、光導電層21において光書込手段か
らの光の照射を受けなかった部分は、透明電極板20と
現像電極板25との間に静電気力が作用しているもの
の、透明電極板20と現像電極板25との間の距離が大
きいため、マイクロカプセルトナー35を透明感光体1
8の表面に静電吸着させることはできない。したがっ
て、透明感光体18の表面において光書込手段22a〜
22dからの光の照射を受けた部分にのみ、光書込手段
が照射した光の波長に応じて選択的に、硬化したマイク
ロカプセルトナー35が静電吸着する。
【0057】透明感光体18の回転によって透明感光体
18の表面に静電吸着したマイクロカプセルトナー35
は転写部に搬送され、用紙30を挟んで転写ローラ27
による押圧を受ける。この押圧によって透明感光体18
の表面に静電吸着したマイクロカプセルトナー35のう
ち、未硬化のマイクロカプセルトナー35が破壊され、
内包していた着色剤が用紙30の表面に付着することに
より、用紙30の表面に画像が形成される。
【0058】転写ローラ27は、例えば、導電性スポン
ジを素材とし、電源28から直流電源26と同一極性で
直流電源26の電圧よりも高い電圧が印加され、未硬化
のマイクロカプセルトナー35を十分に破壊できる程度
のニップ圧で透明感光体18の表面に当接している。こ
れによって、転写ローラ27は、透明感光体18の表面
に静電吸着したマイクロカプセルトナー35を静電気力
によって用紙30の表面に移動させるとともに、未硬化
のマイクロカプセルトナー35を破壊して用紙30の表
面に画像を形成する。
【0059】なお、転写部を通過後の透明感光体18の
表面は、クリーニングローラ32によって残留している
マイクロカプセルトナー35の除去を受けるとともに、
除電器29によってアース電位又は直流電源26と逆極
性の電位にされる。また、転写部を通過した用紙30
は、排紙ローラ36によって装置外部に排出される。こ
の排紙ローラ36は、転写部において破壊されたマイク
ロカプセルトナー35から用紙30の表面に漏出した着
色剤の乾燥を促進させるために、用紙30を加熱する手
段を備えたものであってもよい。
【0060】図3は、この発明の別の実施形態に係る画
像形成装置の構成を示す概略図である。この実施形態に
係る画像形成装置は、図1に示した画像形成装置の構成
において、液体現像槽23内にマイクロカプセルトナー
35(35a〜35d)を分散させた水溶性現像液48
を収納するとともに、液体現像槽23に対して電源49
から電圧が印加されている。その他の構成は、図1に示
した画像形成装置と同様である。
【0061】図3に示す構成において、超音波発振器4
0から一例として14MHz、30Wの超音波振動を液
体現像槽23の底面に設置された攪拌手段17に入力す
ると、攪拌手段17の振動によって水溶性現像液48の
液面が加振され、0.5秒以内にマイクロカプセルトナ
ー35を含む水溶性現像液48がミスト化される。マイ
クロカプセルトナー35を含むミスト化された水溶性現
像液48は、液体現像槽23内において水溶性現像液4
8の上方の空間内に拡散する。この拡散したミスト状の
水溶性現像液48に含まれるマイクロカプセルトナー3
5は、電源49から液体現像槽23に印加される現像電
圧によって所定の帯電量に帯電する。
【0062】なお、攪拌手段17は、透明感光体18の
軸方向において均一な状態で液体現像装置23内の空間
に拡散させる必要があり、この方向の全域において水溶
性現像液48を均一にミスト化すべく攪拌手段17は透
明感光体18の軸方向の全域に対向する大きさにされて
いる。
【0063】この状態で光書込手段22a〜22dから
画像光が透明感光体18の透明支持体19に照射される
と、光導電層21において画像光の照射を受けた部分に
おいてキャリアeが発生する。このキャリアeは電界作
用によって光導電層21の表面近傍に移動し、画像光の
照射を受けた部分において透明電極板20と現像電極板
25との間の電界が強まり、ミスト状の水溶性現像液4
8に含まれて透明感光体18の表面の近傍に拡散してい
るマイクロカプセルトナー35が、光書込手段22a〜
22dから照射された光の波長に応じて選択的に硬化し
た状態で透明感光体18の表面に静電吸着する。
【0064】一方、透明感光体18の表面において、光
書込手段22a〜22dから光の照射を受けなかった部
分における電界強度は強まらないため、ミスト状の水溶
性現像液48に含まれて透明感光体18の表面の近傍に
拡散しているマイクロカプセルトナー35がこの部分に
静電吸着することはない。したがって、透明感光体18
の表面において光書込手段22a〜22dからの光の照
射を受けた部分にのみ、光書込手段が照射した光の波長
に応じて選択的に硬化したマイクロカプセルトナー35
が静電吸着する。
【0065】この後、図1に示した画像形成装置と同様
に、透明感光体18の回転によって透明感光体18の表
面に静電吸着したマイクロカプセルトナー35は、転写
部に搬送され、用紙30を挟んで転写ローラ27に対向
し、電源28から転写ローラ27に印加される転写電圧
により、透明感光体18の表面から用紙30の表面に移
動するとともに、透明感光体18の表面に所定のニップ
圧で当接する転写ローラ27による押圧を受ける。この
押圧によって透明感光体18の表面に静電吸着したマイ
クロカプセルトナー35のうち、未硬化のマイクロカプ
セルトナー35が破壊され、内包していた着色剤が用紙
30の表面に付着することにより、用紙30の表面に画
像が形成される。
【0066】また、転写部を通過後の透明感光体18の
表面は、クリーニングローラ32によって残留している
マイクロカプセルトナー35の除去を受けるとともに、
除電器29によってアース電位又は直流電源26と逆極
性の電位にされる。転写部を通過した用紙30は、排紙
ローラ36によって装置外部に排出される。
【0067】
【発明の効果】この発明によれば、光書込手段から感光
体及びマイクロカプセルトナーに照射する画像光の波長
を適宜選択することにより、単一の現像槽に収納された
1種類の現像液を用いて、照射されなかった画像光の波
長に対応した未硬化のマイクロカプセルトナーが内包す
る着色剤によって記録媒体にカラー画像を形成すること
ができ、フルカラー画像を含む複数色画像を形成するた
めの構成を極めて簡略化することができ、装置の小型化
及びコストダウンを実現することができる。
【0068】また、感光体の回転によって感光体の表面
の各部分を繰り返し現像槽内に露出させることにより、
感光体の表面の各部を画像形成処理に繰り返し使用する
ことができ、画像処理毎に新たな感光体を準備する必要
がなく、画像形成処理のランニングコストを低廉化する
ことができる。
【0069】さらに、感光体の周面の一部をマイクロカ
プセルトナーが懸濁した現像液中に位置させることによ
り、現像液中に懸濁している複数種のマイクロカプセル
トナーを感光体の表面近傍に確実にかつ容易に供給する
ことができる。
【0070】加えて、現像槽内に収納された現像液を振
動手段によって加振することにより、現像液中において
複数種のマイクロカプセルトナーを均一に分散した状態
で懸濁させ、複数種のマイクロカプセルトナーを均等に
感光体の表面近傍に供給することができ、画像データに
忠実なカラー画像を形成することができる。
【0071】また、現像槽内の空間においてミスト状の
現像液を飛散させ、この空間に感光体の周面の一部を露
出させることにより、感光体の表面近傍にミスト状の現
像液を介してマイクロカプセルトナーを確実に供給する
ことができるとともに、マイクロカプセルトナーの適正
な帯電状態を容易に維持することができる。
【0072】さらに、感光体の内部に配置した光書込手
段から感光体及びマイクロカプセルトナーに対して画像
光を照射することにより、感光体の外部に光書込手段の
配置スペースを設ける必要がなく、装置を小型化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る画像形成装置の概略
図である。
【図2】この発明の実施例形態に係る画像形成装置に用
いられるマイクロカプセルトナーの構成を示す図であ
る。
【図3】この発明の別の実施形態に係る画像形成装置の
概略図である。
【図4】従来のマルチドラム型の画像形成装置の構成を
示す概略図である。
【図5】従来のシングルドラム型の画像形成装置の構成
を示す概略図である。
【符号の説明】
17−攪拌手段(振動手段) 18−感光体ドラム(感光体) 22a〜22d−光書込手段 23−現像槽 24−現像液 27−転写ローラ(押圧手段) 35a〜35d−マイクロカプセルトナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若原 史郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 大西 英樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 道正田 洋 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA11 AA21 CA02 CA21 2H029 DB00 DB01 DB04 DB13 2H069 CA03 CA27 FA04 2H074 AA11 AA41 AA44 BB11 EE07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露光により面積方向の部分的な電位差を形
    成する感光体と、 複数色の着色剤のそれぞれを互いに異なる波長の光によ
    って硬化する光硬化性樹脂に内包した複数種のマイクロ
    カプセルトナーが混合して懸濁する現像液を収納すると
    ともに、現像液中のマイクロカプセルトナーを感光体の
    表面近傍に供給する現像槽と、 複数種のマイクロカプセルトナーのそれぞれに対応して
    互いに異なる波長の複数色の画像光のそれぞれを感光体
    及び感光体の表面近傍に位置するマイクロカプセルトナ
    ーに選択的に照射する光書込手段と、 面積方向の部分的な電位差によってマイクロカプセルト
    ナーを選択的に静電吸着した感光体の表面に、記録媒体
    を挟んで、未硬化のマイクロカプセルトナーの強度より
    大きい押圧力を作用させる加圧手段と、を設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記感光体が、電極層及び光導電層を含む
    多層構造の無端ベルト又は円筒形状を呈し、周面の一部
    において現像槽内に露出する位置を経由して回転する請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記現像槽内に露出する位置において、感
    光体の周面の一部が現像槽内に収納された現像液中に浸
    漬する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記現像槽が、現像液を加振する振動手段
    を備えた請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記振動手段が、現像槽内において感光体
    の周面の一部が露出する空間にミスト化した現像液を供
    給する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記感光体が透光性材料によって構成され
    るとともに、前記光書込手段が感光体の内周面に対して
    複数種のマイクロカプセルトナーのそれぞれについて着
    色剤の各色、及び、光硬化性樹脂を硬化させる光の各波
    長に対応した画像光を照射する請求項1乃至5のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009058842A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Fuji Xerox Co Ltd テストパターン画像、色ずれ補正方法、及び画像形成装置
JP2009058836A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
KR101792796B1 (ko) * 2016-04-29 2017-11-02 한국기계연구원 파장 선택형 롤 장치 및 이를 포함하는 패턴 전사 장치
CN108535981A (zh) * 2018-05-10 2018-09-14 深圳市志凌伟业技术股份有限公司 一种减少药性挥发的药水槽

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