JP2000321811A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000321811A
JP2000321811A JP13067399A JP13067399A JP2000321811A JP 2000321811 A JP2000321811 A JP 2000321811A JP 13067399 A JP13067399 A JP 13067399A JP 13067399 A JP13067399 A JP 13067399A JP 2000321811 A JP2000321811 A JP 2000321811A
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JP
Japan
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toner
carrier
magnetic
image forming
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JP13067399A
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Inventor
Hiroto Higuchi
博人 樋口
Masanori Suzuki
政則 鈴木
Hiroaki Matsuda
浩明 松田
Akiyoshi Sugiyama
明美 杉山
Koshin Sugiyama
恒心 杉山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 部品点数を低減させ、機能の集約化を行なう
ことにより、小型化および低コスト化を図りつつ品質の
安定化を行なうことができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 内部に磁界発生手段を有し、トナーと磁
性キャリアと22aを含む2成分現像剤を担持して搬送
する現像剤担持体15と、前記現像剤担持体に担持され
て搬送される前記現像剤の量を規制する第1の規制部材
17と、第1の規制部材により掻き落とされた前記現像
剤を収容する現像剤収容部16と、前記現像剤収容部に
隣接し、前記現像剤担持体にトナーを供給するトナー収
容部とを備え、トナーは、結着樹脂、磁性体、ワックス
を少なくとも含む物質であって、該磁性体は、FeOの
含有量が16〜25wt%であり、体積平均粒径0.2
〜0.3μmの球状磁性粉末であり、かつ、トナー樹脂
における該磁性体の含有量が10〜40重量%含有する
ことを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法、静電
印刷法などに用いられる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真、静電印刷などにおける静電潜
像の乾式現像法には一成分現像法と二成分現像法があ
り、二成分現像法に用いられる乾式二成分現像剤は、比
較的大きなキャリア粒子表面上に微小なトナー粒子が、
両粒子の摩擦により発生した電気力により保持されてお
り、静電潜像に近接すると、静電潜像が形成する電界力
によるトナー粒子に対する潜像方向への吸引力が、トナ
ー粒子とキャリア粒子間の結合力に打ち勝って、トナー
粒子は静電潜像上に吸引付着されて静電潜像が可視化さ
れるものである。そして、現像剤は現像によって消費さ
れたトナーを補充しながら反復使用される。
【0003】したがって、この二成分現像法では安定し
た画像濃度を得るためにキャリアとトナーの混合比(ト
ナー濃度)を一定にする必要があり、そのためのトナー
補給機構やセンサ等を搭載する必要があるために、現像
装置が大型になり、その動作機構も複雑になるという欠
点があった。
【0004】一方、一成分現像法では前記二成分現像法
のようにキャリア粒子とトナー粒子を混合した現像剤を
用いず、トナーと現像スリーブの摩擦により発生する電
気力あるいは磁性体を含有するトナーと磁石を内蔵した
現像スリーブ間の磁気力により現像スリーブ上にトナー
を保持し、静電潜像に近接すると静電潜像が形成する電
界によるトナー粒子に対する潜像への吸引力が、トナー
粒子と現像スリーブ間の結合力に打ち勝って、トナー粒
子は静電潜像上に吸引されて静電潜像が可視化されるも
のである。
【0005】したがって、一成分現像法ではトナー濃度
を制御する必要がないため、現像装置が小型化できると
いう利点はあるが、現像領域でのトナー粒子数が二成分
現像法に比べて少ないために感光体へのトナーの現像量
が充分ではなく、高速の複写機への対応が困難であっ
た。
【0006】これに対して、従来トナー濃度検知手段を
必要とせず、現像剤の動きによってトナーを取り込む現
像装置が知られている。しかし、この現像装置では、現
像剤の動きが活発な箇所とそうでない箇所、あるいは現
像剤の多い箇所と少ない箇所においてトナーの取り込み
量が異なり、部分的にトナー濃度が不安定となって画像
濃度ムラやかぶりが発生し易い。そこで、トナーホッパ
ー内に2つのトナー供給部材を配設し、各トナー供給部
材で形成される経路に現像剤を通過させることにより、
装置長手方向における画像濃度ムラやかぶりを解決する
技術が特公平8−3684号公報に開示されている。
【0007】しかし、上記公報に開示された技術では、
トナー供給部材を2つ使用するため、現像ユニットが大
型化してしまうと共にコストアップしてしまうという問
題点があった。またさらに特開平9−197833号公
報に開示された技術により前記欠点を解消する方法が提
示されているが、現像能力に関しては充分なものではな
かった。
【0008】また、磁性粒子粉末の黒色度は、「粉体お
よび粉末治金」第26巻第7号第239〜240頁の
「試料の黒色度合はFe(II)含有量および平均粒径に
よって左右され、平均粒径0.2μmの粉末は青味を帯
びた黒粉末で有り、黒色顔料としても最適である。…F
e(II)含有量が10%以下に減少すると各試料は黒色
から赤茶色に変化する。」なる記載のように、トナーに
使用される磁性体の着色度は粒径およびFe(II)の含
有量によって左右される。また、FeOを多量に含有し
た磁性トナーは、帯電の環境安定性が悪化するため含有
させる量には限界があった。
【0009】これら問題を解決するためにFeOの量を
規定した特許が特許第1906594号で公にされては
いるが、これら公報では一成分装置に限定したものであ
り、本願に示した二成分現像剤を用いた特定のプロセス
に適用されたものではなかった。また、特許第2783
674号では一成分装置に限定したものであり、さらに
樹脂を限定する必要があった。また、これら磁性体を使
用した場合、高温で混練する際Fe(II)が酸化されて
Fe(III)になりやすく、Fe(III)の酸化物を含む
トナーは赤っぽく見えるため、画像濃度が不十分である
ことから、これら問題を解決するために、耐熱性の良い
Alを磁性体表面に固着させることによりFe(II)の
酸化を防ぐ方法が特許第2746476号で示されてい
るが、定着性を満たすためには特定の構造を有する樹脂
に限定する必要があった。また、特許第2805392
号は一成分装置に限定されたものであり、本願に示した
二成分現像剤を用いた特定のプロセスに適用されたもの
ではなかった。
【0010】また近年、コピー画像の高画質化への要求
が高まり、トナーの小粒径化が求められている。しか
し、トナーの小粒径化は、画質の向上をもたらすが、同
時に種々の問題が生じてくる。特に、定着においては、
ハーフトーン部の定着性が悪くなる。これは、ハーフト
ーン部分は、トナーの付着料が小さいため、転写材上の
凹部に転写されたトナーは、定着ローラーから与えられ
る熱量が極端に少なく、オフセット現象を発生しやすく
なる欠点があった。
【0011】また、静電荷保持体から転写材へトナーを
転写する機構としては、環境上の配慮からオゾンの発生
を低減させるために、オゾン発生量の少ない接触式転写
装置が用いられている。この方式は、転写材と静電荷保
持体との密着性がとりやすく、質の良い転写像が得られ
るものの、トナー像に加わる圧力のためにトナーの凝集
が発生する。その結果、静電荷保持体との付着力が大き
くなり、密着の強固な部分は転写材上に転写されない現
象が起こる。この現象は、ライン画像で一般に顕著に見
られ、中心部の転写されない「中抜け現象」と呼ばれ問
題視されている。特に、近年の高画質の要求から使用さ
れる微小トナーは、凝集度が高く、流動性が悪いため、
虫喰い転写不良の発生が大きいことが知られている。
【0012】また、逆に、粗いトナーでは、凝集度が低
いため虫喰い転写不良の発生は少ないが、画像のシャー
プさに欠け、画像の品質が落ちる。この問題を解決する
方法として、粉砕工程において、トナーを球形化処理す
ることにより、静電荷保持体との接触面積を減らし、付
着力を低くすることによる虫喰い転写不良の発生を減少
させる方法が知られている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決し、部品点数を低減させ、機能の集約化を行なう
ことにより、小型化および低コスト化を図りつつ品質の
安定化を行なうことができる画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
重ねた結果、内部に磁界発生手段を有し、トナーと磁性
キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現像
剤担持体と、前記現像剤担持体に担持されて搬送される
前記現像剤の量を規制する第1の規制部材と、第1の規
制部材により掻き落とされた前記現像剤を収容する現像
剤収容部と、前記現像剤収容部に隣接し、前記現像剤担
持体にトナーを供給するトナー収容部とを備え、前記現
像剤担持体上の現像剤のトナー濃度の変化により、該現
像剤と前記トナーとの接触状態を変化させて、前記現像
剤担持体上の現像剤のトナー取り込み状態を変化させる
現像装置を有する画像形成装置であって、前記現像剤収
容部は、第1の規制部材よりも前記現像剤担持体上の現
像剤の搬送方向上流側に配設された第2の規制部材を有
し、第2の規制部材は、前記現像剤担持体上の現像剤の
トナー濃度が上昇し、該現像剤の層厚が増加した場合に
該現像剤の増加分の通過を規制すべく、前記現像剤担持
体との間隙が設定されており、前記現像剤担持体上の現
像剤のトナー濃度の変化に拘らず、前記現像剤収容部内
の現像剤が同現像剤収容部内で移動し、前記現像剤担持
体上の現像剤のトナー濃度が所定のトナー濃度となった
際に、第2の規制部材により通過を規制された現像剤が
前記現像剤担持体上の現像剤と前記トナーとの接触部に
溜まり、該現像剤が前記接触部を塞ぐことにより前記現
像剤担持体上の現像剤のトナー取り込み状態を停止さ
せ、該トナーは、結着樹脂、磁性体、ワックスを少なく
とも含む物質であって、該磁性体は、FeOの含有量が
16〜25wt%であり、体積平均粒径0.2〜0.3
μmの球状磁性粉末であり、かつ、トナー樹脂における
該磁性体の含有量が10〜40重量%含有すること満足
する場合、高画像濃度であり、かつ、画像濃度ムラが少
ない前記欠点を解消した高画質な画像を提供し得ること
を見出した。さらに、粒子表面にAl原子を含有するこ
とにより、高温でのトナー混練後のトナーが赤みを帯び
る問題を抑制でき、高画像濃度が得られることを見出し
た。
【0015】FeOの含有量が25wt%より大きい場
合は、高温高湿環境下での画像濃度の低下という問題が
発生した。16wt%より小さい場合は低温低湿環境下
での画像濃度の低下や地肌汚れが発生した。さらに、粒
子表面にAl原子を含有することにより、高温でのトナ
ー混練後のトナーが赤みを帯びる問題を抑制可能であっ
た。これは、Al元素が高温時のFe(II)からFe
(III)への酸化を押さえることによると考えられる。
【0016】体積平均粒径が0.2未満であると、磁性
体の凝集性が強いために、トナー中の分散が不十分とな
り帯電が不均一となり、画像濃度ムラが発生した。ま
た、磁性体の比表面積が増え酸化されて赤くなるという
問題が発生した。0.3μmを越えると、トナー中に均
一に磁性体が入らず、特に微粒径のトナーに不均一なも
のが増え画像濃度ムラが発生した。
【0017】また、磁性トナーの流動性はトナー表面に
露出している磁性粒子の表面状態の影響を受けるため、
八面体や六面体等の角のある粒子の場合、流動性が悪く
なるので、流動性を向上させるため多量の外添剤を加え
る必要があるが、摩耗による感光体やキャリアの耐久性
低下という不具合が発生する。球状の磁性体を使用する
ことにより、トナー表面に出た磁性体が丸いためにトナ
ー流動性が良く帯電立ち上がり性に優れ画像濃度ムラが
良好であった。また、摩擦によるストレスも小さく、キ
ャリアや感光体への耐久性にも優れていた。トナー樹脂
における該磁性体の含有量が10重量%より小さい場
合、着色度が不十分であり必要な画像濃度を得るために
は、多量の現像剤が必要であった。また、40重量%よ
り多い場合はホットオフセット性が不十分であった。
【0018】FeOの含有量計測は、以下の方法で行な
った。不活性ガス雰囲気下において、磁性粒子粉末0.
500gをリン酸と硫酸が2:1の混合溶液25mlに
溶解させる。この液を希釈し、指示薬としてジフェニル
アミンスルホン酸を数滴加えた後、重クロム酸カリウム
水溶液を用いた酸化還元滴定を行なった。希釈液が紫色
を呈したときを終点とし、それまで用いた重クロム酸カ
リウム溶液の量から計算して求めた。
【0019】磁性酸化鉄粒子の粒子表面のAlは、蛍光
X線分析装置3063M型(理学電気工業(株)製)を使
用し、JIS K0119の蛍光X線分析通則にしたが
って測定した。
【0020】磁性体の平均粒子径および粒子形状は、走
査型電子顕微鏡(日立S−800)により観察した。
【0021】また特に、トナー体積平均粒径が4〜7μ
mである場合に、細線再現性に優れた高画質な画像を得
ることが可能であった。ここで、トナー体積平均粒径の
測定は、種々の方法によって測定可能であるが、本発明
では米国コールター・エレクトロニクス社製のコールタ
ーカウンターTAIIを用いた。
【0022】また特に、トナー平均円形度が0.950
以上である場合に、ライン画像における転写抜けが少な
い良好な画像が得られた。これは、トナー表面が充分に
滑らかなため、像支持体との接点が減少し、静電荷保持
体から転写材へのトナーの虫喰い転写不良が減少するた
めと考えられる。ここで、トナー平均円形度の測定は、
東亞医用電子株式会社製 FPIA−1000フロー式粒子像分
析装置を用いた。
【0023】次に本発明のトナーに用いられる材料につ
いて詳細に説明する。本発明に使用される結着樹脂とし
ては、ポリスチレン、ポリp−クロロスチレン、ポリビ
ニルトルエンなどのスチレンおよびその置換体の単重合
体;スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン
−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重
合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン
−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エ
チル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、
スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メ
タクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エ
チル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合
体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合
体、 スチレン−アクリロニトリル共重合体、 スチレン
−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエ
チルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン
共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−イ
ンデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチ
レン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系共
重合体が挙げられる。
【0024】また下記の樹脂を混合して使用することも
できる。ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタク
リレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、
ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポ
リアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹
脂、フェノール樹脂、脂肪族または脂環族炭化水素樹
脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィン
ワックスなどが挙げられる。
【0025】また特に圧力定着用に好適な結着樹脂とし
ては下記のものを挙げることができ、混合して使用でき
る。ポリオレフィン(低分子量ポリエチレン、低分子量
ポリプロピレン、酸化ポリエチレン、ポリ4弗化エチレ
ンなど)、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン
−ブタジエン共重合体(モノマー比5〜30:95〜70)、
オレフィン共重合体(エチレン−アクリル酸共重合体、
エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メ
タクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル
共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂)、ポリビニル
ピロリドン、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共
重合体、マレイン酸変性フェノール樹脂、フェノール変
性テルペン樹脂等。
【0026】また、本発明のトナーに含有される帯電制
御剤としては、従来公知のものが使用できる。正帯電制
御剤としては、ニグロシン、塩基性染料、塩基性染料の
レーキ顔料、四級アンモニウム塩化合物他等が挙げら
れ、負帯電制御剤としては、モノアゾ染料の金属塩、サ
リチル酸、ナフトエ酸、ダイカルボン酸の金属錯体他等
が挙げられる。
【0027】また本発明のトナーは、必要に応じて添加
物を混合してもよい。添加物としては、例えばテフロ
ン、ステアリン酸亜鉛のごとき滑剤あるいは酸化セリウ
ム、炭化ケイ素等の研磨剤、あるいは例えばコロイダル
シリカ、酸化アルミニウムなどの流動性付与剤、ケーキ
ング防止剤、あるいは例えばカーボンブラック、酸化ス
ズ等の導電性付与剤、あるいは低分子量ポリオレフィン
などの定着助剤等がある。
【0028】着色剤としては、トナー用として公知のも
のが使用できる。黒色の着色剤としては、例えば、カー
ボンブラック、アニリンブラック、ファーネスブラッ
ク、ランプブラック等が使用できる。シアンの着色剤と
しては、例えば、フタロシアニンブルー、メチレンブル
ー、ビクトリアブルー、メチルバイオレット、アニリン
ブルー、ウルトラマリンブルー等が使用できる。マゼン
タの着色剤としては、例えば、ローダミン6Gレーキ、
ジメチルキナクリドン、ウォッチングレッド、ローズベ
ンガル、ローダミンB、アリザリンレーキ等が使用でき
る。イエローの着色剤としては、例えば、クロムイエロ
ー、ベンジジンイエロー、ハンザイエロー、ナフトール
イエロー、モリブデンオレンジ、キノリンイエロー、タ
ートラジン等が使用できる。
【0029】本発明に使用し得るキャリアとしては、公
知のものが使用可能であり、例えば鉄粉、フェライト
粉、ニッケル粉のごとき磁性を有する粉体、ガラスビー
ズ等およびこれらの表面を樹脂などで処理したものなど
が挙げられる。
【0030】本発明におけるキャリアにコーティングし
得る樹脂粉末としては、スチレン−アクリル共重合体、
シリコーン樹脂、マレイン酸樹脂、フッ素系樹脂、ポリ
エステル樹脂エポキシ樹脂等がある。スチレン−アクリ
ル共重合体の場合は、30〜90重量%のスチレン分を
有するものが好ましい。この場合スチレン分が30重量
%未満だと現像特性が低く、90重量%を越えるとコー
ティング膜が硬くなって剥離しやすくなり、キャリアの
寿命が短くなるからである。また本発明におけるキャリ
アの樹脂コーティングは、上記樹脂の他に接着付与剤、
硬化剤、潤滑剤、導電材、荷電制御剤等を含有してもよ
い。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面によって更に
詳細に説明する。図1は、本発明の現像装置の1例を採
用した画像形成装置の現像装置要部の概略構成図であ
る。潜像担持体である感光体ドラム(1)の側方に配設
された現像装置(13)は、支持ケース(14)、現像
剤担持体としての現像スリーブ(15)、現像剤収容部
材(16)、現像剤規制部材としての第1ドクターブレ
ード(17)等から主に構成されている。
【0032】感光体ドラム(1)側に開口を有する支持
ケース(14)は、内部にトナー(18)を収容するト
ナー収容部としてのトナーホッパー(19)を形成して
いる。トナーホッパー(19)の感光体ドラム(1)側
寄りには、トナー(18)と磁性粒子であるキャリアと
からなる現像剤(22)を収容する現像剤収容部(16
a)を形成する現像剤収容部材(16)が、支持ケース
(14)と一体的に設けられている。また、現像剤収容
部材(16)の下方に位置する支持ケース(14)に
は、対向面(14b)を有する突出部(14a)が形成
されており、現像剤収容部材(16)の下部と対向面
(14b)との間の空間によって、トナー(18)を供
給するためのトナー供給開口部(20)が形成されてい
る。
【0033】トナーホッパー(19)の内部には、図示
しない駆動手段によって回動されるトナー供給手段とし
てのトナーアジテータ(21)が配設されている。トナ
ーアジテータ(21)は、トナーホッパー(19)内の
トナー(18)をトナー供給開口部(20)に向けて撹
拌しながら送り出す。また、トナーホッパー(19)の
感光体ドラム(1)と対向する側には、トナーホッパー
(19)内のトナー(18)の量が少なくなったときに
これを検知するトナーエンド検知手段(14c)が配設
されている。
【0034】感光体ドラム(1)とトナーホッパー(1
9)との間の空間には、現像スリーブ(15)が配設さ
れている。図示しない駆動手段で図の矢印方向に回転駆
動される現像スリーブ(15)は、その内部に、現像装
置(13)に対して相対位置不変に配設された、磁界発
生手段としての図示しない磁石を有している。現像剤収
容部材(16)の、支持ケース(14)に取り付けられ
た側と対向する側には、第1ドクターブレード(17)
が一体的に取り付けられている。第1ドクターブレード
(17)は、その先端と現像スリーブ(15)の外周面
との間に一定の隙間を保った状態で配設されている。
【0035】現像剤収容部材(16)のトナー供給開口
部(20)の近傍に位置する部位には、規制部材として
の第2ドクターブレード(23)が配設されている。第
2ドクターブレード(23)は、その自由端が現像スリ
ーブ(15)の外周面に対して一定の隙間を保つべく、
現像スリーブ(15)の表面に形成される現像剤(2
2)の層の流れを妨げる方向、すなわち、自由端を現像
スリーブ(15)の中心に向けて、基端を現像剤収容部
材(16)に一体的に取り付けられている。現像剤収容
部(16a)は、現像スリーブ(15)の磁力がおよぶ
範囲で、現像剤(22)を循環移動させるに十分な空間
を有するように構成されている。
【0036】なお、対向面(14b)は、トナーホッパ
ー(19)側から現像スリーブ(15)側に向けて下向
きに傾斜するよう、所定の長さにわたって形成されてい
る。これにより、振動、現像スリーブ(15)の内部に
設けられた図示しない磁石の磁力分布のむら、現像剤
(22)中の部分的なトナー濃度の上昇等が発生した際
に、第2ドクターブレード(23)と現像スリーブ(1
5)の周面との間から現像剤収容部(16a)内のキャ
リアが落下しても、落下したキャリアは対向面(14
b)で受けられて現像スリーブ(15)側に移動し、磁
力で現像スリーブ(15)に磁着されて再び現像剤収容
部(16a)内に供給される。これにより現像剤収容部
(16a)内のキャリア量の減少を防止することがで
き、画像形成時における、現像スリーブ(15)の軸方
向での画像濃度ムラの発生を防止することができる。対
向面(14b)の傾斜角度(α)としては5゜程度が、
また、所定の長さ(l)としては、好ましくは2〜20
mm、さらに好ましくは3〜10mm程度が望ましい。
【0037】上記構成により、トナーホッパー(19)
の内部からトナーアジテータ(21)によって送り出さ
れたトナー(18)は、トナー供給開口部(20)を通
って現像スリーブ(15)に担持された現像剤(22)
に供給され、現像剤収容部(16a)へ運ばれる。そし
て、現像剤収容部(16a)内の現像剤(22)は、現
像スリーブ(15)に担持されて感光体ドラム(1)の
外周面と対向する位置まで搬送され、トナー(18)の
みが感光体ドラム(1)上に形成された静電潜像と静電
的に結合することにより、感光体ドラム(1)上にトナ
ー像が形成される。
【0038】ここで、上記トナー像形成時における現像
剤(22)の挙動を説明する。現像装置(13)に磁性
キャリア(22a)のみからなるスタート剤をセットす
ると、図2に示すように、磁性キャリア(22a)は現
像スリーブ(15)の表面に磁着されるものと現像剤収
容部(16a)内に収容されるものとに分かれる。現像
剤収容部(16a)内に収容された磁性キャリア(22
a)は、現像スリーブ(15)の矢印(a)方向への回
転に伴い、現像スリーブ(15)内からの磁力によって
矢印(b)方向へ循環移動する。そして、現像スリーブ
(15)の表面に磁着された磁性キャリア(22a)の
表面と現像剤収容部(16a)内で移動する磁性キャリ
ア(22a)の表面との境界部において界面(X)が形
成(図2)される。
【0039】次に、トナーホッパー(19)にトナー
(18)がセットされると、トナー供給開口部(20)
より現像スリーブ(15)に担持された磁性キャリア
(22a)にトナー(18)が供給される。したがっ
て、現像スリーブ(15)は、トナー(18)と磁性キ
ャリア(22a)との混合物である現像剤(22)を担
持することとなる。
【0040】現像剤収容部(16a)内では、収容され
ている現像剤(22)の存在により、現像スリーブ(1
5)によって搬送される現像剤(22)に対して、その
搬送を停止させようとする力が働いている。そして、現
像スリーブ(15)に担持された現像剤(22)の表面
に存在するトナー(18)が界面(X)へ搬送される
と、界面(X)近傍における現像剤(22)間の摩擦力
が低下して界面(X)近傍の現像剤(22)の搬送力が
低下し、これにより界面(X)近傍での現像剤(22)
の搬送量が減少する。
【0041】一方、合流点(Y)より現像スリーブ(1
5)の回転方向上流側の現像剤(22)には、上述の現
像剤収容部(16a)内のような、現像スリーブ(1
5)によって搬送される現像剤(22)に対して、その
搬送を停止させるような力は作用しないので、合流点
(Y)へ搬送されてきた現像剤(22)と界面(X)を
搬送される現像剤(22)との搬送量のバランスが崩れ
て現像剤(22)の玉突状態が発生し、合流点(Y)の
位置が上昇して界面(X)を含む現像剤(22)の層厚
が増加する。また、第1ドクターブレード(17)を通
過した現像剤(22)の層厚も徐々に増加し、この増加
した現像剤(22)が第2ドクターブレード(23)に
よって掻き落とされる。
【0042】そして、第1ドクターブレード(17)を
通過した現像剤(22)が所定のトナー濃度に達する
と、第2ドクターブレード(23)に掻き落とされて層
状となった増加分の現像剤(22)がトナー供給開口部
(20)を塞ぎ、この状態でトナー(18)の取り込み
が終了する。このとき、現像剤収容部(16a)内では
トナー濃度が高くなることにより現像剤(22)の嵩が
大きくなり、これにより現像剤収容部(16a)内の空
間が狭くなることによって、現像剤(22)が図の矢印
(b)方向に循環移動する移動速度も低下する。
【0043】このトナー供給開口部(20)を塞ぐよう
に形成された現像剤(22)の層において、第2ドクタ
ーブレード(23)に掻き落とされた現像剤(22)
は、移動して対向面(14b)で受けられるが、対向面
(14b)が現像スリーブ(15)側に向けて角度
(α)で下方に傾斜し、かつ、所定長さ(l)を有して
いるため、現像剤(22)の層の移動による、トナーホ
ッパー(19)への現像剤(22)の落下を防止するこ
とができ、現像剤(22)の量を常に一定に保つことが
できるので、トナー供給を常時一定に自己制御すること
が可能となる。
【0044】
【実施例】以下、本発明を下記の実施例によってさらに
具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。尚、現像装置は前記構成中に示した図1,2の
装置を用いた。本実施例等に用いるシリコーン樹脂を被
覆層に有するキャリアの製造例(部はすべて重量部)を
示す。これは公知の手段により行なうことができる。 <キャリア製造例> 被覆層形成液の組成 シリコン樹脂溶液 (RSR213 東レ・ダウコーニング・シリコーン社製) 100部 カーボンブラック 4部 トルエン 100部 上記処方をホモミキサーで30分間分散して被覆層形成
液を調製した。この被覆層形成液を平均粒径100μm
の球状フェライト1000重量部の表面に流動床型塗布
装置を用いて被覆層を形成したキャリアAを得た。
【0045】本発明に用いる磁性体は、マグネタイト、
ヘマタイト、フェライト等の酸化鉄の金属あるいはこれ
ら金属のアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウ
ム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、
カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、
タングステン、バナジウムのような金属の合金およびそ
の混合物などが挙げられ、これら磁性体は硫酸第一鉄を
原料とする湿式法などの一般に知られる製造方法で作ら
れる。また、磁性体粒子表面へのAlの固着は、磁性体
微粒子の水懸濁液にAlの無機化合物の水溶液を添加
し、添加した元素が、酸化物、水酸化物、含水酸化物等
として沈殿するpH4〜12の領域に調整することによ
り行なうことができる。表1に上記の方法により作成し
た磁性体の物性を示す。
【0046】
【表1】
【0047】 <実施例1> ポリエステル樹脂 70部 スチレン−アクリル樹脂 30部 酸化ライスワックス 3部 磁性体a 26部 上記組成の混合物をヘンシェルミキサー中で十分撹拌混
合した後、ロールミルで130〜140℃の温度で約3
0分間加熱溶融し、室温まで冷却後、得られた混練物を
ジェットミルで粉砕分級し、体積平均粒径8.0μm の
粒径のトナーを得た。添加剤(R972日本アエロジル
社製)をトナー100部に対して1.5部添加し、ヘン
シェルミキサーで撹拌混合後メッシュを通して大粒径の
粒子を削除し最終トナーを得た。このトナー10部に対
して、キャリアA90部とをボールミルで混合し、現像
剤1を得た。
【0048】<実施例2>実施例1の磁性体をbに変更
した以外は実施例1と同様な現像剤2を得た。
【0049】<実施例3>実施例1の磁性体をcに変更
した以外は実施例1と同様な現像剤3を得た。
【0050】<実施例4>実施例1の体積平均粒径を
6.0μmに変更した以外は、実施例1と同様な現像剤
4を得た。
【0051】<実施例5>実施例4で得られた混練物を
機械式粉砕機で粉砕した以外は、実施例4と同様な現像
剤5を得た。
【0052】<比較例1>実施例4の磁性体をdに変更
した以外は実施例4と同様な現像剤6を得た。
【0053】<比較例2>実施例4の磁性体をeに変更
した以外は実施例4と同様な現像剤7を得た。
【0054】<比較例3>実施例4の磁性体をfに変更
した以外は実施例4と同様な現像剤8を得た。
【0055】<比較例4>実施例4の磁性体をgに変更
した以外は実施例4と同様な現像剤9を得た。
【0056】<比較例5>実施例4の磁性体をhに変更
した以外は実施例4と同様な現像剤10を得た。
【0057】 <比較例6> ポリエステル樹脂 70部 スチレン−アクリル樹脂 30部 酸化ライスワックス 3部 磁性体a 72部 上記組成の混合物をヘンシェルミキサー中で十分撹拌混
合した後、ロールミルで130〜140℃の温度で約3
0分間加熱溶融し、室温まで冷却後、得られた混練物を
ジェットミルで粉砕分級し、体積平均粒径6.0μm の
粒径のトナーを得た。添加剤(R972日本アエロジル
社製)をトナー100部に対して1.5部添加し、ヘン
シェルミキサーで撹拌混合後メッシュを通して大粒径の
粒子を削除し最終トナーを得た。このトナー10部に対
して、キャリアA90部とをボールミルで混合し、現像
剤11を得た。
【0058】 <比較例7> ポリエステル樹脂 70部 スチレン−アクリル樹脂 30部 酸化ライスワックス 3部 磁性体a 9部 上記組成の混合物をヘンシェルミキサー中で十分撹拌混
合した後、ロールミルで130〜140℃の温度で約3
0分間加熱溶融し、室温まで冷却後、得られた混練物を
ジェットミルで粉砕分級し、体積平均粒径6.0μm の
粒径のトナーを得た。添加剤(R972日本アエロジル
社製)をトナー100部に対して1.5部添加し、ヘン
シェルミキサーで撹拌混合後メッシュを通して大粒径の
粒子を削除し最終トナーを得た。このトナー10部に対
して、キャリアA90部とをボールミルで混合し、現像
剤12を得た。
【0059】各現像剤の評価内容に関しては以下に示す
ように行なった。図1および図2に示される現像装置を
(株)リコー製複写機 MF−200に組み込み、現像
剤1〜12を用いて画像評価テストを行ない、画像濃
度、画像濃度ムラ、環境変動、ホットオフセット、地肌
汚れ、細線再現性、虫喰いについて評価した。表1に磁
性体およびトナーの特性を示す。表2に評価結果を示
す。
【0060】(画像濃度)全面黒ベタ原稿をA4サイズ
で出力し、その画像濃度を、以下の判断基準により5段
階で評価を行なった。 良 ◎:大変良い、○:良い、□:普通、△:悪い、
×:大変悪い 悪 (画像濃度ムラ)全面ハーフトーン原稿をA4サイズで
15枚連続で出力した後の画像濃度ムラ(直前の画像の
履歴)の発生の程度を、以下の判断基準により5段階で
評価を行なった。 良 ◎:大変良い、○:良い、□:普通、△:悪い、
×:大変悪い 悪 (環境安定性)環境安定性は、10℃、20%の低温低
湿環境と30℃、80%の高温高湿環境での帯電量を、
ブローオフ法によって求め、そのときの値を下記式に代
入し、環境変動率を算出後、以下の判定基準により5段
階に評価した。 環境変動率(%)=(低温低湿帯電量−高温高湿帯電量)/低
温低湿帯電量×100 良 ◎:50%未満、○:50〜60%、□:60〜7
0%、△:70〜80%、×:80%以上 悪 (定着評価)定着ローラーとしてテフロンローラーを使
用した(株)リコー製複写機 MF−200の定着部を
改造した装置を用いて、これにリコー製のタイプ620
0紙をセットし複写テストを行なった。定着温度を変え
てホットオフセット発生温度を求めた。紙送りの線速度
は、ホットオフセットで50mm/secに設定した。 (ホットオフセット)良 ◎:201℃以上、○:20
0〜191℃、□:190〜181℃、△:180〜1
71℃、×:170℃以下 悪 の5段階で行なった。 (地肌汚れ)地肌汚れ評価は、初期と10万枚後の非画
像部の付着しているトナー濃度を、以下の判断基準によ
り5段階で評価を行なった。 良 ◎:大変良い、○:良い、□:普通、△:悪い、
×:大変悪い 悪 (細線再現性)細線再現性の評価を行なった。評価は、
以下の判断基準により5段階で評価を行なった。 良 ◎:大変良い、○:良い、□:普通、△:悪い、
×:大変悪い 悪 (虫食い評価)官製はがき上に、文字チャート(「機
械」の羅列 1行19文字、10ポイント、明朝)のコピー
を行ない、各行の転写抜け(虫喰い)文字の個数を数え
て、その転写抜け(虫喰い)文字の個数の程度で相対評
価を行なった。 良 ○:良い、□:普通、×:悪い 悪
【0061】
【表2】
【0062】
【発明の効果】以上詳細且つ具体的な説明から明らかな
ように、本発明においては、部品点数を低減させ、機能
の集約化を行なうことにより、小型化および低コスト化
を図りつつ品質の安定化を行なうことができる静電荷現
像装置を有し、高画質であり、かつ、濃度ムラのない、
高い現像能力をもつ画像形成装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の1例を示す図である。
【図2】本発明のトナー像形成時における現像剤の挙動
を示す例である。
【符号の説明】
1 潜像担持体(感光体ドラム) 13 現像装置 14 支持ケース 14a 支持ケース突出部 14b 支持ケース対向面 14c トナーエンドセンサ 15 現像剤担持体(現像スリーブ) 16 現像剤収容部材 16a 現像剤収容部 17 第1の規制部材(第1ドクターブレード) 18 トナー 19 トナー収容部(トナーホッパー) 20 トナー供給開口部 21 トナー供給手段(トナーアジテータ) 22 現像剤 22a 磁性キャリア 23 第2の規制部材(第2ドクターブレード) X 界面部(界面) Y 現像剤合流点 a 現像スリーブ回転方向 b キャリア循環方向 α 対向面傾斜角度 l 対向面長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 浩明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 杉山 明美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 杉山 恒心 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AA02 AA06 AA15 AB10 CA14 CB03 EA05 EA07 FA01 2H077 AB04 AD06 AD13 DA16 DA36 EA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に磁界発生手段を有し、トナーと磁
    性キャリアとを含む2成分現像剤を担持して搬送する現
    像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持されて搬送され
    る前記現像剤の量を規制する第1の規制部材と、第1の
    規制部材により掻き落とされた前記現像剤を収容する現
    像剤収容部と、前記現像剤収容部に隣接し、前記現像剤
    担持体にトナーを供給するトナー収容部とを備え、前記
    現像剤担持体上の現像剤のトナー濃度の変化により、該
    現像剤と前記トナーとの接触状態を変化させて、前記現
    像剤担持体上の現像剤のトナー取り込み状態を変化させ
    る現像装置を有する画像形成装置であって、前記現像剤
    収容部は、第1の規制部材よりも前記現像剤担持体上の
    現像剤の搬送方向上流側に配設された第2の規制部材を
    有し、第2の規制部材は、前記現像剤担持体上の現像剤
    のトナー濃度が上昇し、該現像剤の層厚が増加した場合
    に該現像剤の増加分の通過を規制すべく、前記現像剤担
    持体との間隙が設定されており、前記現像剤担持体上の
    現像剤のトナー濃度の変化に拘らず、前記現像剤収容部
    内の現像剤が同現像剤収容部内で移動し、前記現像剤担
    持体上の現像剤のトナー濃度が所定のトナー濃度となっ
    た際に、第2の規制部材により通過を規制された現像剤
    が前記現像剤担持体上の現像剤と前記トナーとの接触部
    に溜まり、該現像剤が前記接触部を塞ぐことにより前記
    現像剤担持体上の現像剤のトナー取り込み状態を停止さ
    せ、該トナーは、結着樹脂、磁性体、ワックスを少なく
    とも含む物質であって、該磁性体は、FeOの含有量が
    16〜25wt%であり、体積平均粒径0.2〜0.3
    μmの球状磁性粉末であり、かつ、トナー樹脂における
    該磁性体の含有量が10〜40重量%含有することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 該磁性体は粒子表面にAl原子を含有す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 該トナー体積平均粒径が4〜7μmであ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 該トナー平均円形度が0.950以上で
    あることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記
    載の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003107792A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Ricoh Co Ltd 電子写真用トナーおよびそれを用いる画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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