JP2000321678A - プリント作成システム及び記憶装置 - Google Patents

プリント作成システム及び記憶装置

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JP2000321678A
JP2000321678A JP11134125A JP13412599A JP2000321678A JP 2000321678 A JP2000321678 A JP 2000321678A JP 11134125 A JP11134125 A JP 11134125A JP 13412599 A JP13412599 A JP 13412599A JP 2000321678 A JP2000321678 A JP 2000321678A
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JP11134125A
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Yutaka Ueda
豊 上田
Katsutoshi Sawada
勝利 澤田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えばデジタルカメラで撮像された画像のプリ
ント注文を、より容易に行うことができるプリント注文
受付器を提供する。 【解決手段】画像データが格納されたPCカードCか
ら、画像データを読み出す読み出し装置14と、読み出
し装置14から読み出された画像データを基にして、画
像の表示を行い、かつ表示された画像の中から、プリン
トすべき画像を選択するタッチ式パネル11と、選択さ
れた画像を確認するNEXTボタン11aと、を有し、
画像が選択確認されたことに応動して、選択確認された
画像に対応する画像データが、予め決定されている格納
エリアである記憶媒体Mに格納されるので、例えばプリ
ントを受け付ける際に、プリント受付器10を操作する
者が格納エリアを指定しなくても、自動的に画像データ
が格納されるため、容易にプリントの注文を受け付ける
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント作成シス
テムにかかる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】被写体の光学像を、デジタル画像データ
に変換してメモリカードなどに記憶可能なデジタルカメ
ラが開発され、既に市販されている。デジタルカメラに
は、画像表示用の液晶パネルが通常装備されているの
で、記憶された画像データに基づいて、かかる液晶パネ
ルに撮像した画像を表示させることができる。
【0003】ところで、銀塩写真等とは異なり、デジタ
ルカメラの液晶パネルに表示された画像は、例えばデジ
タルカメラの電源をオフにすると消えてしまうような一
時的なものであるため、長時間にわたって画像を鑑賞す
るような場合には、液晶パネルによる表示は不適切であ
るという問題がある。また、複数人を被写体としてデジ
タルカメラにより撮像した後に、各人に画像を提供した
い場合があるが、画像データ自体は別な記憶媒体にコピ
ーできるとしても、画像の表示手段を有しない者は、コ
ピーされた画像データを記憶した記憶媒体などを提供さ
れたとしても、そのままでは、かかる画像を鑑賞できな
いという問題がある。
【0004】これに対し、記憶媒体に記憶された画像デ
ータをパソコンなどに読み込んで、画像としてディスプ
レイに表示させたり、パソコンに接続されたプリンタを
介して画像をプリントするということは可能である。し
かしながら、パソコン及びプリンタなどの周辺機器は一
般的に高価であるため、デジタルカメラにより撮像され
た画像を鑑賞しようとする全ての者が、パソコンなどを
使用できるとは限らない。従って、デジタルカメラによ
り撮像された画像を、より簡易に鑑賞できるシステムが
必要とされている。
【0005】このような問題に対し、たとえばデジタル
カメラの撮像によって得られた画像データに基づいて、
画像をプリントするサービスが考えられている。かかる
サービスは、顧客が画像データを記憶した記憶媒体をラ
ボなどに持参することによって、ラボ側でかかる画像デ
ータをプリントとして出力し、所定の料金と引き替えに
プリントを顧客に提供するものである。かかるサービス
を利用する顧客は、画像をプリントするのに何ら特殊な
装置を所有する必要はなく、銀塩写真などと同様に簡易
にプリントを得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタルカ
メラの撮像した画像データに基づいて画像を形成する場
合、銀塩写真並の高画質を得るためには、パソコンに接
続可能な汎用プリンタのごとき簡易な装置では足らず、
より高精度の画像形成装置が必要となる。かかる画像形
成装置は、現時点では比較的高価であるため、すぐに広
範囲に導入される可能性は低い。従って、かかる画像装
置が広範囲に導入されるまでに、デジタルカメラの画像
をプリントするサービスは、例えば複数の取次店などで
顧客からの注文を受け取った後、かかる注文を特定の場
所に設置された画像形成装置に送って、所望の画像をプ
リントした後、注文を受けた取次店を介して、プリント
画像を顧客に提供するという形をとると考えられる。
【0007】かかる場合、取次店において顧客からの注
文をいかなる態様で受けて、画像形成装置へと伝達する
かが問題となる。すなわち、画像をプリントするため
に、撮像したデジタルカメラからの画像データの他、例
えば所望の画像を何枚プリントするのかといった注文情
報を顧客側から受けて、これを画像形成装置に適切に入
力する必要がある。ところが、かかる注文情報を取次店
側でいちいち手書きしてメモを作り、かかるメモを見な
がら画像形成装置に手入力するのであれば、相当の手間
がかかり、また顧客と取次店側との意志疎通などに起因
して、誤注文の恐れも生じる。
【0008】更に、撮像した画像の内、顧客がプリント
を所望しないものもあると考えられ、そのような画像が
プリントされることを予め排除できれば便利である。そ
うするためには、顧客が、いかなる画像がプリント不要
かを注文時に特定しなければならない。かかる場合、い
かなる画像がプリント不要かのみを示すためだけに、わ
ざわざ顧客が自己のデジタルカメラを持参するのであれ
ば不便である。
【0009】加えて、例えば名刺やポストカードなど、
顧客が所望する形態でプリント作成を行うことができれ
ば便利である。かかる場合、手書きの文字などを被写体
画像に合成して、名刺やポストカードにプリントできれ
ば、より親しみやすいものとなる。
【0010】また、プリント注文に関する情報をデータ
ベース化できれば、顧客の問い合わせに対して、迅速に
回答できて便利である。
【0011】そこで本発明は、かかる従来技術の問題点
に鑑み、手書きの文字などにかかる画像処理を容易に行
えると共に、プリント注文情報を容易に管理できる技術
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明のプリント作成システムは、プリント注文の
ための手書きの文字又は図形を画像データ化するデータ
化手段と、被写体にかかる画像データと、該手書きの文
字又は図形の画像データと対応づける対応付け手段と、
該被写体にかかる画像データと、該手書きの文字又は図
形の画像データとに基づいてプリント処理を行う処理手
段とを、有することを特徴とする。
【0013】本発明の記憶装置は、プリント注文情報を
管理するデータベースを記憶する記憶装置であって、前
記データベース中において、顧客名及び/又は注文受付
番号に関する情報と、該顧客がプリント作成を依頼し、
プリントが既に作成された画像データが保存されている
かに関する情報とが、互いに対応づけて記憶されている
ことを特徴とする。
【0014】本発明の記憶装置は、プリント注文情報を
管理するデータベースを記憶する記憶装置であって、前
記データベース中において、顧客名及び/又は注文受付
番号に関する情報と、該顧客がプリント作成を依頼した
画像データに基づいて、プリントがなされたかに関する
情報とが、互いに対応づけて記憶されていることを特徴
とする。
【0015】本発明の記憶装置は、プリント注文情報を
管理するデータベースを記憶する記憶装置であって、前
記データベース中において、顧客名及び/又は注文受付
番号に関する情報と、該顧客がプリント作成を依頼した
画像データが記録されているリムーバブルメディアの識
別情報とが、互いに対応づけて記憶されていることを特
徴とする。
【0016】
【作用】本発明のプリント作成システムによれば、プリ
ント注文のための手書きの文字又は図形を画像データ化
するデータ化手段と、被写体にかかる画像データと、該
手書きの文字又は図形の画像データと対応づける対応付
け手段と、該被写体にかかる画像データと、該手書きの
文字又は図形の画像データとに基づいてプリント処理を
行う処理手段とを、有するので、例えば名刺やポストカ
ードなどの形態でプリント作成を所望する場合に、顧客
の手書きの文字や図形などを読み取って、これを被写体
画像と合成することができる。尚、ここでいう文字又は
図形は、英数字や記号なども含んだ概念として定義され
る。
【0017】尚、前記データ化手段は、フラットベッド
スキャナ、デジタルスチルカメラ、又はペン書きの文字
又は図形を読み取るタッチパネル式読取装置を含むと好
ましい。
【0018】本発明の記憶装置は、プリント注文情報を
管理するデータベースを記憶する記憶装置であって、前
記データベース中において、顧客名及び/又は注文受付
番号に関する情報と、該顧客がプリント作成を依頼し、
プリントが既に作成された画像データが保存されている
かに関する情報とが、互いに対応づけて記憶されている
ので、例えば、ある顧客のプリント注文に関して、再注
文のための画像データが残存するか否かを知りたい場合
には、データベースを記憶した記憶装置にアクセスする
ことによって、画像データの残存状況を迅速に把握でき
る。
【0019】本発明の記憶装置は、プリント注文情報を
管理するデータベースを記憶する記憶装置であって、前
記データベース中において、顧客名及び/又は注文受付
番号に関する情報と、該顧客がプリント作成を依頼した
画像データに基づいて、プリントがなされたかに関する
情報とが、互いに対応づけて記憶されているので、例え
ば、ある顧客のプリント注文に関して、現在の状況を知
りたい場合には、データベースを記憶した記憶装置にア
クセスすることによって、その顧客の注文したプリント
が未了か否かを迅速に把握できる。
【0020】本発明の記憶装置は、プリント注文情報を
管理するデータベースを記憶する記憶装置であって、前
記データベース中において、顧客名及び/又は注文受付
番号に関する情報と、該顧客がプリント作成を依頼した
画像データが記録されているリムーバブルメディアの識
別情報とが、互いに対応づけて記憶されているので、例
えば、ある顧客のプリント注文に関して、プリント注文
情報が記録されたリムーバブルメディアの番号などを知
りたい場合には、データベースを記憶した記憶装置にア
クセスすることによって、かかる番号を迅速に知ること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を参照して本発
明を説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるプリ
ント注文受付器の斜視図である。図1において、プリン
ト注文受付器10は、矩形板状であって、上面にタッチ
パネル式の液晶画面11と、電源スイッチ17とを有し
ている。又、プリント注文受付器10は、前部下方に2
つの開口12,13を形成している。開口12,13内
には、それぞれ画像データの読取装置14及び記録装置
15(図2)が形成されている。開口12は、デジタル
カメラによって撮像された画像に対応する画像データが
記録されているリムーバブルメディアC、例えばPCカ
ードを受け入れ自在となっており、開口13は、リムー
バブルメディアM、例えばICカードを受け入れ自在と
なっている。リムーバブルメディアMは、リムーバブル
メディアCよりも、それぞれが記憶しているデータがな
い、つまり空の状態での記録容量が大きいことが好まし
い。尚、リムーバブルメディアC、Mは、ここに示した
PCカード、ICカードに限られない。
【0022】図2は、本実施の形態にかかるプリント注
文受付器の動作を説明する図である。図2において、プ
リント注文受付器10は、開口12に挿入されたリムー
バブルメディアCから画像データを読み取り可能な読取
装置14と、開口13に挿入されたリムーバブルメディ
アMに画像データ及び後述するプリント注文情報を記録
可能な記録装置15と、これらに連結されたCPU16
とを有する。読取装置14は、リムーバブルメディアC
が開口12に挿入されて、画像データを読み取り可能に
なったことを検出して、読み取り可能信号を出力するセ
ンサ14aを備えている。尚、CPU16は、タッチパ
ネル式の液晶画面11から、所定の情報を入力可能であ
ると共に、不図示のドライバを介して液晶画面11に所
定の画像を表示可能となっている。
【0023】図7は、本実施の形態にかかるプリント作
成装置(画像形成装置)の斜視図である。ここでは、画
像形成装置の一例としてプリント作成装置20は、感光
材料に露光して現像し、プリントを作成するものが例示
されているが、これに限らず、画像情報に基づいてプリ
ントを作成できるものであればよく、例えば、インクジ
ェット方式、電子写真方式のプリント作成装置であって
もよいが、特にこの発明では感光材料を用いる方式が好
ましい。
【0024】この実施の形態のプリント作成装置20
は、本体202の左側面にマガジン装填部203を備え
ている。本体202内には記録媒体である感光材料に露
光する露光処理部204と、露光された感光材料を現像
処理して乾燥し、プリントを作成するプリント作成部2
05が備えられ、作成されたプリントは本体202の右
側面に設けられたトレー206に排出される。さらに、
本体202の内部には、露光処理部204の上方位置に
制御部207が備えられている。
【0025】また、本体202の上部には、CRT20
8が配置されている。このCRT208がプリントを作
成しようとする画像情報の画像を画面に表示する表示手
段を構成している。CRT208の左側に、透過原稿を
読み込む画像読取部であるところのフィルムスキャナ部
209が配置され、右側に反射原稿入力装置210が配
置されている。
【0026】フィルムスキャナ部209や反射原稿入力
装置210から読み込まれる原稿として写真感光材料が
あり、この写真感光材料としては、カラーネガフィル
ム、カラーリバーサルフィルム、白黒ネガフィルム、白
黒リバーサルフィルム等が挙げられ、アナログカメラに
より撮像した画像データが記録される。フィルムスキャ
ナ部209のフィルムスキャナーでデジタル情報に変換
し、画像データとすることができる。また、写真感光材
料がカラーぺーパーの場合、反射原稿入力装置210の
フラットべットスキャナーで画像データにすることがで
きる。
【0027】また、本体202の制御部207の位置に
は、画像転送部214が設けられている。画像転送部2
14には、上述したリムーバブルメディアM(ICカー
ド)の他、画像データを記録しているPCカード213
aやフロッピーディスク213bなども差し込み可能に
なっており、差し込まれた記録媒体の画像データ等が読
み出される。
【0028】CRT208の前側に操作部211が配置
され、この操作部211に情報入力手段212が設けら
れ、情報入力手段212は、例えばタッチパネル等で構
成される。
【0029】また、本体202には、記録メディア書込
み部215が設けられ、画像データを有するリムーバブ
ルメディアM等から、画像データを出力しプリントを作
成する際に、記録媒体中の画像データを磁気記録メディ
ア、光記録メディア等に書き込む書込み手段Kを有す
る。
【0030】画像データ記録する記録媒体として、具体
的には、マルチメディアカード、メモリーステック、M
D、CD−ROM等のリムーバブルメディアが挙げられ
るが、これらに限られない。
【0031】なお、操作部211、CRT208、フィ
ルムスキャナ部209、反射原稿入力装置210、画像
転送部214及び記録メディア書込み部215は、本体
202に一体的に設けられて装置の構造となっている
が、いずれか1つ以上を別体として設けてもよい。
【0032】図8は、プリント作成装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0033】プリント作成装置20の制御部207は、
情報入力手段212からの指令情報に基づき、フィルム
スキャナ部209や反射原稿入力装置210からの原稿
情報の読み込みを行い、画像情報を得てCRT208に
表示する。
【0034】また、プリント作成装置20は、データ蓄
積手段271及びテンプレート記録手段272を有す
る。データ蓄積手段271に、リムーバブルメディアM
から読み込んだ画像データと、それに対応するプリント
注文情報(どの駒の画像から何枚プリントを作成するか
の情報、プリントサイズの情報等、詳しくは後述す
る。)とを記録し順次蓄積することができる。フィルム
スキャナ部209からは、アナログカメラにより撮像さ
れたネガフィルムを現像して得られる現像済のネガフィ
ルムNからの駒画像が入力され、反射原稿入力装置21
0からは駒画像を印画紙に焼き付けて現像処理したプリ
ントPからの駒画像が入力される。
【0035】テンプレート記録手段272は、背景画像
と合成領域を設定する少なくとも1個のテンプレートの
データが予め記録されており、オペレータの操作により
セットしてテンプレート記録手段272に予め記録され
た複数のテンプレートから所定のテンプレートを選択
し、画像データは選択されたテンプレートにより合成
し、入力された画像データのプリントを作成する。この
テンプレートによる合成は、周知のクロマキー法によっ
て行なわれる。
【0036】また、制御部207は、画像処理部270
を有し、この画像処理部270で画像情報を画像処理し
て露光用画像情報を形成し、露光処理部204に送る。
露光処理部204では、感光材料に画像の露光が行わ
れ、この感光材料をプリント作成部205に送り、プリ
ント作成部205で露光された感光材料を現像処理して
乾燥しプリントを作成する。
【0037】このプリント作成装置20の画像転送部2
14には、リムーバブルメディアM等の画像データ等を
読み出して転送する読取手段230が備えられている。
この読取手段230は、画像転送部214に差し込まれ
たリムーバブルメディアMから、記録された画像データ
を読み取り、マイクロコンピュータで構成される制御部
207へ転送することができる。
【0038】このプリント作成装置20では、リムーバ
ブルメディアMに記録された画像データと、これに対応
づけて記録されたプリント注文情報とに基づいて、通常
のプリントP1、ファイルプリントP2及びインデック
スプリントP3を行うことができる。
【0039】通常のプリントP1は、1個の画像データ
を1枚のプリントとして作成するものである。この通常
のプリントP1で、例えば所定の模様を有する背景画像
に、所定の合成領域を設定し、この合成領域に1個の駒
画像を合成して記録され、フォトフレームで飾った通常
のプリントサイズのプリントP1を作成するようにして
もよい。このように1個の画像データを1枚のプリント
P1に記録することで、例えば顧客の注文に応じて財布
や定期等に入れたりすることが可能な好みの特殊プリン
トを作成することができる。
【0040】また、ファイルプリントP2は、複数の駒
画像を1枚の大判ファイルとして作成するものである。
このファイルプリントP2でも例えば、所定の模様を有
する背景画像に、例えば3箇所〜10箇所に合成領域を
設定し、この3箇所の合成領域にそれぞれ1個の駒画像
が合成して記録するようにしてもよい。また、ファイル
プリントP2では、背景の中に切り取り線を記録しても
よく、この切り取り線によって容易に、かつ奇麗に切断
して財布や定期等に入れたりすることが可能な好みの特
殊プリントを作成することができる。
【0041】インデックスプリントP3は、再度のプリ
ント注文等に便利なように所定のサイズに画像データに
基づき、全ての画像を1枚のプリントとして作成するも
のである。
【0042】このプリント作成装置において、現像済み
ネガフィルムまたは現像済みリバーサルフィルムの画像
をプリントするには、これらをフィルムスキャナ部20
9のフィルムスキャナーによりスキャンして、デジタル
情報に変換したのち、制御部207を介して同様にプリ
ントを作成できるようになっている。
【0043】次に、本実施の形態にかかるプリント注文
受付器の動作について、図1,2を参照して説明する。
本実施の形態にかかるプリント注文受付器10は、画像
データに基づいて画像を高精度に形成できる画像形成装
置を有しないプリント取次店やコンビニエンスストア
(以下、取次店とする)などに設置されると好ましい。
プリントを所望する顧客は、自己のデジタルカメラで撮
像した画像に対応する画像データを記録したリムーバブ
ルメディアCを、取次店に持参する。尚、リムーバブル
メディアとしては、画像データを記憶可能な、可搬的な
記録媒体であれば、その種類は問わない。
【0044】このとき、取次店側の作業者が、プリント
注文受付器10の電源スイッチ17を投入すると、CP
U16が初期化されて動作可能状態となり、液晶画面1
1に初期画面を表示する。
【0045】ここで、操作者が、顧客からリムーバブル
メディアとしてのリムーバブルメディアCを受け取っ
て、プリント注文受付器10の開口12に挿入すると、
リムーバブルメディアCが画像データを読み取り可能に
位置に固定されたことを、センサ14aが検出し、読み
取り可能信号を送信する。かかる読み取り可能信号に応
動して、読取装置12は、リムーバブルメディアCに記
録された画像データを読み出す。CPU16は、読み出
された画像データに基づいて、リムーバブルメディアC
に記録された画像データに対応する全ての画像を、イン
デックス的に液晶画面11の1画面上に表示する(図1
参照)。尚、リムーバブルメディアCには、同一の画像
に対して、フルサイズの画像データと、フルサイズの画
像データよりもデータ量の小さいサムネール画像データ
とが記録されている場合は、かかるインデックス表示に
おいては、サムネール画像データに基づいて、画像が表
示されることとなる。また、データ量の小さい画像デー
タが記憶されていない場合には、読み出されたフルサイ
ズの画像データからデータ量の小さい画像データを生成
して、インデックス表示するようにしても良い。
【0046】かかる表示を見た顧客(又は顧客に指示さ
れた作業者)は、プリントを所望する画像を、液晶画面
11の画面を押圧することによって選択する。かかる場
合、液晶画面11において押圧された画像については、
CPU16が、例えばその枠の色を変えるようにすれ
ば、どの画像が選択されたか一目でわかり便利である。
【0047】選択が終了すれば、作業者が、液晶画面1
1の右下に表示された「NEXT」ボタン11aを押圧
することによって、CPU16は、液晶画面11におい
て画像合成画面(不図示)を表示する。尚、このボタン
11aの押圧により、CPU16は、選択された画像に
ついて、操作者が、選択が正しいと判断したと確認す
る。これが、リムーバブルメディアMに、選択された画
像に対応する画像データを記録するための条件となる。
画像合成画面においては、顧客が合成を望む場合のみ入
力を行うが、合成を望む場合には、プリント注文受付器
10内に記録されたテンプレート画像が表示され、作業
者が指定できるようになっている。尚、かかるテンプレ
ート画像(あるいはアプリケーション)などは、適宜更
新可能である。
【0048】さて、前述したプリント注文情報として
は、プリント注文の受付日時、プリント仕上がり日、プ
リントサービス料金、取次店の識別情報、取次店の名
前、取次店のメールアドレス、取次店の使用する暗号キ
ー、画像形成装置に関するメールアドレス、画像形成装
置に関する暗号キー、後述するオンラインシステムを利
用する場合にはウェブサーバのURL、ウェブサーバア
クセス時のIDやパスワード、プリント注文の受付番
号、顧客氏名・電話番号・住所・Eメールアドレス、画
像データファイルのファイル名やフォルダのフォルダ
名、プリントサイズ、プリント枚数(どの画像について
何枚プリントするかの情報)、プリント(画像データ)
の識別番号、プリントの種類(ポストカードか、名刺な
どカテゴリー名)、画像ファイルフォーマット(JPE
G、BMPなど)、画像データのパス名(画像の格納場
所)、画像回転情報、バックプリントに印字する内容、
プリント時のはみ出し量(ボーダー量)、クロッピング
(トリミング)情報、色情報、画像出力時に使用するL
UTやフィルター情報、画像合成を行う場合には合成す
るテンプレート画像の番号やはめ込み位置、及びその合
成時のLUTやフィルター情報、注文情報ファイルを生
成した機器名、注文金額、急ぎでプリントするのか、そ
うでないのかなどの優先順位、などがあり、これらの中
の所望の情報が、プリント注文受付器10に入力される
こととなる。尚、取次店に固有の情報に関しては、予め
不図示のメモリに記録されているデータを用いても良
い。かかる注文情報は、画像データと対応した形(例え
ば画像番号を指定するようにして)で、テキストスタイ
ルで所定の記録エリアに記録されることとなる。かかる
場合、プリント注文情報に含まれた画像データのファイ
ル名、顧客名、電話番号などは、対応する画像データを
特定する識別情報として用いても良い。
【0049】尚、プリント注文情報が記録されるファイ
ルのファイル名もしくはフォルダのフォルダ名には、取
次店の識別番号を含めるようにすると、単一の画像形成
装置において、複数の取次店からの情報に基づいて画像
を形成する際に、混同が生じる恐れが減少するので好ま
しい。また、取次店側で変更できる情報(例えばサービ
ス料金)と、変更できない情報とは入力画面を異ならせ
ると良い。
【0050】本実施の形態においては、CPU16に
は、画像データ及びプリント注文情報を、記録エリアと
して、リムーバブルメディアM(ICカード)に記録す
る指示が予め記録されている。尚、記録エリアはこれに
限らず、このプリント受付器に接続された外部の記憶手
段や記憶媒体であっても良い。従って、プリント注文情
報が入力された後、CPU16は、記録装置15を介し
て、プリントを所望する画像に対応する画像データと共
に、リムーバブルメディアMに、互いに対応づける形で
これらを書き込むこととなる。すなわち、作業者は記録
エリアに関する情報などを、プリント注文受付器10に
入力することなく、自動的にリムーバブルメディアMに
データが記録されるので、注文時の手間が省ける。以上
でプリント注文作業が終了するので、作業者は開口12
よりリムーバブルメディアC(PCカード)を抜き取っ
て顧客に返却できる。顧客は、かかるリムーバブルメデ
ィアを自己のデジタルカメラに装着して、必要に応じ
て、画像データを消去し、新たな画像を撮像できること
となる。
【0051】一方、リムーバブルメディアMは、プリン
ト注文受付器10の開口13から抜き出されて、取次店
以外の場所に設置された画像形成装置20まで搬送され
る。かかる画像形成装置20は、読取手段230(図
8)によって、リムーバブルメディアMに記録された画
像データ及びプリント注文情報を読み取って、注文に応
じた画像をプリントする。かかるプリントは、リムーバ
ブルメディアMと共に取次店に戻されて顧客に返却され
ることとなる。
【0052】尚、注文情報がリムーバブルメディアMに
書き込まれる際に、注文管理情報として、前述のプリン
ト注文情報の中に含まれる所定の情報や、その他のプリ
ントサービスに関する情報、例えばプリントの受付番
号、顧客氏名・電話番号・住所、プリントサイズ、プリ
ント枚数、プリント処理情報(例えばプリントが未了で
あれば、プリント未了を記録し、一方プリントが完了し
ていれば画像形成装置20からの信号に応動してプリン
ト済を記録する等)、仕上がり日やプリントサービス料
金などに関する情報の全て、又はこれらの内のいくつか
を適宜液晶画面11に表示すると共に、それらの情報を
バックアップエリアとしてのプリント注文受付器10の
内蔵メモリや、接続された外部の記憶手段や記憶媒体に
自動的に記録させたり、あるいは別個のプリンタによっ
てプリントアウトしたりすれば、誤注文の恐れを防止す
ると共に、プリントの受け渡しをより円滑に行うことが
できる。
【0053】より具体的には、例えば顧客が自らしたプ
リント注文に関して、取次店に問い合わせした場合、取
次店側では、注文管理情報を確認することによって、プ
リントが未了か完了かが一目で分かり、迅速に顧客の要
求に対応できる。
【0054】また、リムーバブルメディアMはリムーバ
ブルメディアCに比較しては大容量であるが、繰り返し
画像データを記録していくと、その残量が低下すること
になる。従って、リムーバブルメディアMの記録可能残
量が、新たにプリント注文受付器10に装着されたリム
ーバブルメディアCに記録されている画像データの量よ
り小さくなった場合には、CPU16は、「空データ容
量不足のため受付不能」などのメッセージを、液晶画面
11に表示すると共に、かかるリムーバブルメディアM
へのデータの書き込みを禁止するように制御しても良
い。かかる場合、必要に応じて、取次店側でリムーバブ
ルメディアMに記録された画像データ又はプリント注文
情報を削除可能となっていると好ましい。又、画像デー
タと対応づけてリムーバブルメディアMに記録されてい
るプリント注文情報中に含まれた時間に関する情報、例
えば受付日時等に基づいて、旧いデータは、新たな画像
データが記録される際に自動的に、あるいは取次店側の
判断により任意に削除するようにしても良いが、その場
合には、液晶画面11に「旧いデータを自動削除する」
旨のメッセージを表示して、作業者の確認を待った後、
データを削除することが好ましい。
【0055】更に、画像形成装置20において作成され
たプリントの裏面には、画像データを識別する情報とし
て、画像データのファイル名や、顧客名、受付日、サー
ビス内容などの少なくとも一つが記録されれば、プリン
トの混同を防止することができる。尚、画像データをユ
ニークに特定できる情報が、プリント裏面に記録される
ことが好ましく、そのために、プリント注文情報に含ま
れる情報をいくつか組み合わせて、その特定情報として
利用しても良い。
【0056】尚、本実施の形態にかかるプリント受付器
の仕様について、以下に説明する。 メモリ :SDRAM:64Mbit × 16bit × 8個 = 64Mbyte PROM :64Mbit × 16bit × 4個 = 28Mbyte 表示関係:LCD :12.1インチ TFTカラー LCDパネル VRAM :UMA方式(メインメモリを使用) 解像度/色数:600×800、65,536色(16bit表示) 操作部 :タッチパネル:抵抗膜式アナログタッチパネル、 電気分解能は10ビット(1024×1024) パラパラダイヤル:EC11B15204(ALPS製)ロータリエンコーダ 汎用スイッチ:左右、Up/Down サウンド:コントローラ:Sound Blaster PRO 互換チップ スピーカ:内蔵(モノラル)、外部にPHONE端子搭載、 ステレオ・ミニ・ジャック端子のヘッドフォンが接続可能 マイク :内蔵(マイク)、外部にMIC端子搭載、 ステレオ・ミニ・ジャック端子のマイクロフォンが接続可 能 時計 :RTC:年月日時分秒と114バイト汎用SRAM、 リチウム電池によるバックアップ 外部インタフェース:PCMCIA:TypeIIスロットを2個搭載 :Serial:D-Sub 9pinコネクタ2個搭載 :USB :USBダミーコネクタ1個搭載 :IrDA :IrDA送受信モジュール1個搭載 電源 :供給電圧:DC9V〜18V :消費電流:15W 外径 :252(W)×356(D)×30(H)mm (高さHはゴム足除く) 重量 :1.7kg 言語 :Java ハードディスク:無し 本実施の形態によるプリント受付器は、以上のような仕
様を有しているので、比較的安価に製造され、コンパク
トな外形を有し、また電源オンからの立ち上がりが早い
ものとなっている。
【0057】ところで、リムーバブルメディアMに画像
データとプリント注文情報とを書き込んで、これを画像
形成装置20まで搬送するという上述のシステムにおい
ては、ハードディスクなどと比較すると、リムーバブル
メディアMの記録可能容量が比較的小さいという問題
や、搬送時にリムーバブルメディアMを破損する恐れも
あるという問題を有している。
【0058】そこで、以下に説明する第2の実施の形態
においては、リムーバブルメディアMを用いることな
く、オンラインシステムによりプリント注文を行うこと
ができるようにしている。図3は、第2の実施の形態を
説明するための図である。図3において、プリント注文
受付器10は、図1,2に示す第1の実施の形態のもの
と共通であるが、リムーバブルメディアMの代わりに、
LANカードLCを開口13に差し込み可能となってい
る。
【0059】LANカードLCは、ダイヤルアップルー
タ30に接続されており、インターネット(又は公衆回
線)Nを介して、画像形成装置20に接続されたサーバ
21と通信可能となっている。
【0060】本実施の形態においては、CPU16に
は、画像データ及びプリント注文情報の記録エリアであ
る、サーバ21のファイル21aのアドレス(URL)
が予め記録されている。従って、プリント注文情報が入
力された後、CPU16は、LANカードLC及びダイ
ヤルアップルータ30から、インターネットNを介して
サーバ21に接続し、プリントを所望する画像に対応す
る画像データと、プリント注文データとが、互いに対応
づける形でサーバ21のファイル21aに転送されるこ
ととなる。すなわち、作業者は記録エリアに関する情報
などを、プリント注文受付器10に入力することなく、
自動的にサーバ21にデータが迅速に転送されるので、
注文時の手間が省ける。尚、転送された画像データ及び
プリント注文情報は、プリント注文受付器10に設けた
メモリMeに記録されるようにすれば、取次店側で転送
されたデータ内容を把握でき便利である。
【0061】一方、通信機能を有するサーバ21は、デ
ータの転送が行われたときに、インターネットNを介し
て、データの転送が行われた旨(着信通知)を、取次店
のプリント注文受付器10に送信する。かかる着信通知
を受けることにより、データ送信を行った取次店側でデ
ータの転送を確認でき便利である。更に、サーバ21
は、画像形成装置20の要求に応じて、記録された画像
データ及びプリント注文情報を画像形成装置20に送信
する。画像形成装置20は、これらに基づき画像をプリ
ントする。かかるプリントは、データを送信した取次店
に戻されて顧客に返却されることとなる。
【0062】図4は、第3の実施の形態を説明する図で
ある。図4においては、2つのプリント注文受付器10
が、ハブHを介して1台のパソコン40に接続されてお
り、かかるパソコン40からインターネットNを介し
て、画像形成装置20に接続されたサーバ21に通信可
能となっている。
【0063】第3の実施の形態においては、例えば、複
数のプリント注文受付器10とパソコン40とでLAN
を構築した社内から、インターネットNを介してプリン
ト注文を行えるようになっている。プリント注文受付器
10から入力された画像データ及びプリント注文情報
は、一旦パソコン40のファイル40a内に蓄積された
後転送されるが、それ以外の点については、上述した第
2の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
尚、上述した各実施の形態において、プリント注文受付
器10において、リムーバブルメディアCに記憶された
画像データと対応した、顧客がタッチパネル式液晶画面
11に手ずから書いた文字や図形などをプリント注文情
報の一つとして入力し、これらと画像データとを合成し
て、画像形成装置において名刺やポストカードを作成す
ることが可能である。
【0064】図5は、第4の実施の形態を説明する図で
ある。本実施の形態においても、撮像により得られた画
像と、プリント注文情報の一つとして顧客が手ずから書
いた文字や図形などを合成して、名刺やポストカードを
作成することが可能である。従って図5に示すように、
第4の実施の形態においては、図2の実施の形態と異な
り、顧客が自ら書いた文字、図形などのイメージを読み
取り可能な入力装置18が備えられている。入力装置1
8から入力される文字、図形などのイメージとしては、
顧客の住所、氏名、勤務先、電話番号、ファクス番号、
Eメールアドレス、URL等が考えられるが、これらは
イメージのままリムーバブルメディアMに記録されるこ
ととなる。
【0065】また、入力装置18としては、顧客が紙に
書いた文字や図形を読み込むフラットベッドスキャナ
や、かかる紙を撮像するデジタルスチルカメラや、表示
パネルにペン書きすることによってイメージを読み込み
可能なタッチパネル式画面などがある。
【0066】図5に示すように、リムーバブルメディア
Mに記録された文字などのイメージは、一旦外部パソコ
ン22において読み出され、リムーバブルメディアMに
記録されていた画像データと合成された後、ポストカー
ドや名刺の形態で、画像形成装置20より出力可能とな
っている。
【0067】一方、リムーバブルメディアMに記録され
た文字などのイメージの一部を、外部パソコン22にお
いて、テキストデータに変換しても良い。具体的には、
顧客の住所、名前、電話番号などは、上述したプリント
注文情報の一部となり得るため、これをテキストデータ
に変換することによって、取次店において、これらの情
報を手入力する手間を省くことができる。尚、プリント
注文受付器10において、テキストデータへの変換を行
うようにしても良い。
【0068】図6は、第5の実施の形態を説明する図で
ある。図6においては、プリント注文受付器10は、図
5の実施の形態のものと共通であるが、リムーバブルメ
ディアMの代わりに、LANカードLCを開口13に差
し込み可能となっている。
【0069】LANカードLCは、ダイヤルアップルー
タ30に接続されており、インターネット(又は公衆回
線)Nを介して、画像形成装置20に接続されたサーバ
21と通信可能となっている。
【0070】本実施の形態においては、入力装置18か
ら入力された文字等のイメージは、画像データ及びプリ
ント注文情報と共に、インターネットNなどを介してサ
ーバー21へと転送され、更に外部パソコン22におい
て、リムーバブルメディアMに記録されていた画像デー
タと合成された後、ポストカードや名刺の形態で、画像
形成装置20より出力可能となっている。それ以外の点
については、上述した第4の実施の形態と同様であるの
で、説明を省略する。図3,4,6の例では、インター
ネットで画像データ及びプリント注文情報を送信する場
合、暗号化してこれを行っても良い。また、データは圧
縮して送信することが好ましい。
【0071】ところで、例えば取次店において、今まで
に受け付けたプリント注文の履歴を示すデータベースに
アクセスできれば、顧客からの問い合わせに対して迅速
に対応できる。
【0072】図9は、プリント注文管理用のデータベー
スの内容を示す図である。かかるデータベースには、プ
リント注文情報かその他の情報が、例えば取次店の受付
番号、受付日、顧客名、ファイル名、記録媒体の番号、
サービスの内容、プリント処理情報、画像保存情報など
がデータとして入力可能となっている。かかるデータベ
ースは、プリント受付器10のメモリ内に形成されてい
ても良く、あるいは画像形成装置20側のサーバー21
に形成されて、適宜プリント注文受付器10によりアク
セス可能となっていても良い。
【0073】例えば、顧客(例えば田中氏)が特定の取
次店にプリントを注文した後、かかる取次店に対して、
現在の状況を問い合わせた場合に、取次店に上述したデ
ータベースが構築されていれば、かかる顧客名(田中)
に基づいてデータベースを検索することにより、顧客
(田中氏)の注文したプリントは、既に完了しているこ
とが直ちに判る。尚、同姓の顧客が存在する場合もあり
得るため、受付番号を用いて検索を行っても良い。
【0074】一方、顧客(例えば田中氏)が特定の取次
店にプリントを注文した後、かかる取次店に対して再注
文を行った場合に、前回の注文時に入力した画像データ
に基づいて再度プリントを行えれば便利である。かかる
場合、データベースに、画像データがリムーバブルメデ
ィアMやサーバー21に記録されているか否かの情報
(画像保存情報)が含まれていれば、かかる顧客名(田
中)に基づいてデータベースを検索することにより、顧
客(田中氏)の画像データが、まだ存在していることが
直ちに判るため、顧客に対し画像データを持参する必要
はないと告げることができる。尚、同姓の顧客が存在す
る場合もあり得るため、受付番号を用いて検索を行って
も良い。
【0075】更に、顧客(例えば田中氏)が特定の取次
店にプリントを注文した後、かかる顧客の画像データ等
がリムーバブルメディアMに記録された状態で、画像形
成装置20への搬送待ちとなっているときに、顧客が取
次店に対して、至急にプリント作成を指示したような場
合、どの顧客の画像データ等が、複数あるリムーバブル
メディアMのいずれに記録されているかが判れば便利で
ある。かかる場合、データベースにおいて、顧客名に対
応して、その画像データが記録されたリムーバブルメデ
ィアMを特定する特定情報としての例えば番号(1)が
含まれていれば、顧客(田中氏)の画像データが保存さ
れているリムーバブルメディアMの特定情報すなわち番
号(1)が直ちに判るため、1番のリムーバブルメディ
アMを直ちに、画像形成装置20へと搬送する等の措置
をとることができる。尚、同姓の顧客が存在する場合も
あり得るため、受付番号を用いて検索を行っても良い。
【0076】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。たとえば、プリント注文受付器10
は、取次店の作業者が操作するのではなく、プリントを
所望する顧客が自ら操作しても良い。又、液晶画面11
は、タッチアップ式に限る必要はなく、別個にキーボー
ド又はペン書きの文字を読み取り可能な読取装置を設け
て、ここから情報を入力するようにしても良い。更に、
画像データなどを記録する記録エリアを、記録媒体にす
るか外部サーバーにするか、作業者が適宜選択できれば
便利である。
【0077】
【発明の効果】本発明のプリント作成システムによれ
ば、プリント注文のための手書きの文字又は図形を画像
データ化するデータ化手段と、被写体にかかる画像デー
タと、該手書きの文字又は図形の画像データと対応づけ
る対応付け手段と、該被写体にかかる画像データと、該
手書きの文字又は図形の画像データとに基づいてプリン
ト処理を行う処理手段とを、有するので、例えば名刺や
ポストカードなどの形態でプリント作成を所望する場合
に、顧客の手書きの文字や図形などを読み取って、これ
を被写体画像と合成することができる。尚、ここでいう
文字又は図形は、英数字や記号なども含んだ概念として
定義される。
【0078】本発明の記憶装置は、プリント注文情報を
管理するデータベースを記憶する記憶装置であって、前
記データベース中において、顧客名及び/又は注文受付
番号に関する情報と、該顧客がプリント作成を依頼し、
プリントが既に作成された画像データが保存されている
かに関する情報とが、互いに対応づけて記憶されている
ので、例えば、ある顧客のプリント注文に関して、再注
文のための画像データが残存するか否かを知りたい場合
には、データベースを記憶した記憶装置にアクセスする
ことによって、画像データの残存状況を迅速に把握でき
る。
【0079】本発明の記憶装置は、プリント注文情報を
管理するデータベースを記憶する記憶装置であって、前
記データベース中において、顧客名及び/又は注文受付
番号に関する情報と、該顧客がプリント作成を依頼した
画像データに基づいて、プリントがなされたかに関する
情報とが、互いに対応づけて記憶されているので、例え
ば、ある顧客のプリント注文に関して、現在の状況を知
りたい場合には、データベースを記憶した記憶装置にア
クセスすることによって、その顧客の注文したプリント
が未了か否かを迅速に把握できる。
【0080】本発明の記憶装置は、プリント注文情報を
管理するデータベースを記憶する記憶装置であって、前
記データベース中において、顧客名及び/又は注文受付
番号に関する情報と、該顧客がプリント作成を依頼した
画像データが記録されているリムーバブルメディアの識
別情報とが、互いに対応づけて記憶されているので、例
えば、ある顧客のプリント注文に関して、プリント注文
情報が記録されたリムーバブルメディアの番号などを知
りたい場合には、データベースを記憶した記憶装置にア
クセスすることによって、かかる番号を迅速に知ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかるプリント注文受付器
の斜視図である。
【図2】本実施の形態にかかるプリント注文受付器の動
作を説明する図である。
【図3】第2の実施の形態を説明するための図である。
【図4】第3の実施の形態を説明するための図である。
【図5】第4の実施の形態を説明するための図である。
【図6】第5の実施の形態を説明するための図である。
【図7】図7は、本実施の形態にかかるプリント作成装
置(画像形成装置)の斜視図である。
【図8】図8は、プリント作成装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】プリント注文管理用のデータベースの内容を示
す図である。かかるデ
【符号の説明】
10 プリント注文受付器 11 液晶画面 14 読取装置 15 書き込み装置 16 CPU 20 画像形成装置(プリント作成装置) 21 サーバ 30 ダイヤルアップルータ C PCカード M 記憶媒体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント注文のための手書きの文字又は
    図形を画像データ化するデータ化手段と、 被写体にかかる画像データと、該手書きの文字又は図形
    の画像データと対応づける対応付け手段と、 該被写体にかかる画像データと、該手書きの文字又は図
    形の画像データとに基づいてプリント処理を行う処理手
    段とを、有することを特徴とするプリント作成システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記データ化手段は、フラットベッドス
    キャナであることを特徴とする請求項1に記載のプリン
    ト作成システム。
  3. 【請求項3】 前記データ化手段は、デジタルスチルカ
    メラであることを特徴とする請求項1に記載のプリント
    作成システム。
  4. 【請求項4】 前記データ化手段は、ペン書きの文字又
    は図形を読み取るタッチパネル式読取装置を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のプリント作成システム。
  5. 【請求項5】 プリント注文情報を管理するデータベー
    スを記憶する記憶装置であって、 前記データベース中において、顧客名及び/又は注文受
    付番号に関する情報と、該顧客がプリント作成を依頼
    し、プリントが既に作成された画像データが保存されて
    いるかに関する情報とが、互いに対応づけて記憶されて
    いることを特徴とする記憶装置。
  6. 【請求項6】 プリント注文情報を管理するデータベー
    スを記憶する記憶装置であって、 前記データベース中において、顧客名及び/又は注文受
    付番号に関する情報と、該顧客がプリント作成を依頼し
    た画像データに基づいて、プリントがなされたかに関す
    る情報とが、互いに対応づけて記憶されていることを特
    徴とする記憶装置。
  7. 【請求項7】 プリント注文情報を管理するデータベー
    スを記憶する記憶装置であって、 前記データベース中において、顧客名及び/又は注文受
    付番号に関する情報と、該顧客がプリント作成を依頼し
    た画像データが記録されているリムーバブルメディアの
    識別情報とが、互いに対応づけて記憶されていることを
    特徴とする記憶装置。
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