JP2000320715A - 電磁ソレノイド弁 - Google Patents

電磁ソレノイド弁

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JP2000320715A
JP2000320715A JP11128969A JP12896999A JP2000320715A JP 2000320715 A JP2000320715 A JP 2000320715A JP 11128969 A JP11128969 A JP 11128969A JP 12896999 A JP12896999 A JP 12896999A JP 2000320715 A JP2000320715 A JP 2000320715A
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JP
Japan
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core
cap
guide
yoke
plunger
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JP11128969A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Fujita
暢彦 藤田
Wakaki Miyaji
若木 宮地
Jun Kurokawa
純 黒川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コアとガイドとキャップとの同軸度の精度向
上を図る。 【解決手段】 ガイド18とコア41とが圧入または嵌
め合いにより装着されて接合部38により封止され、プ
ランジャ9がブッシュ12と弁座体1と弁体8とを装着
したコア41に挿入され、キャップ131とガイド18
とが圧入または嵌め合いにより装着されて接合部39に
より封止され、上記圧入または嵌め合いによる装着によ
りコア4とガイド18とキャップ131とが同軸状に組
立てられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁ソレノイド
弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の電磁ソレノイド弁を軸方向
に切断して示す断面図である。図4において、1は弁座
体、2は弁座体1の中心に形成された貫通孔、3は貫通
孔2の一端側周縁部に形成された弁座面、4は弁座体1
を先端部に抱持した磁性体からなるコア、5はコア4の
中心に形成された小径孔、6は小径孔5と同軸状に弁座
体1側に連なるようにコア4の中心に形成された大径
孔、7はコア4の外側面にかしめ付けられた磁性体から
なる環状のプレート、8は球状の弁体、9はコア4の中
心に移動可能に挿入された磁性体からなるプランジャ、
10は弁座体1とコア4と弁体8とプランジャ9とブッ
シュ12とにより囲まれた内側空間、11は内側空間1
0とコア4の外側とを連絡するようにコア4の周壁に形
成された連絡孔、12はコア4に対してプランジャ9を
移動可能に支持するためにコア4とプランジャ9との間
において大径孔6に圧入装着された筒状のブッシュ、1
3は磁性体からなるキャップ、14はキャップ13の内
部孔、15はキャップ13の固着部、16は内部孔14
に挿入されて固着部15に結合されたスプリング押え、
17は弁体8が弁座面3に接触するようにプランジャ9
を弁体8側に付勢するためにスプリング押え16とプラ
ンジャ9との間に装着されたコイルスプリングようなス
プリング、18はコア4より突出されたプランジャ9の
後半部を移動可能に支持するためにコア4とキャップ1
3とに装着された非磁性体からなる筒状のガイド、19
はガイド18の周囲に装着された筒状のボビン、20は
ボビン19に巻付けられた筒状のコイル、21は磁性体
からなる筒状のヨークである。ヨーク21はボビン19
およびコイル20を囲み、プレート7とキャップ13と
がボビン19をがたつくことがないように軸方向両側よ
り支持した状態において、ヨーク21の両端部がプレー
ト7の外周部とキャップ13の外周部とにかしめ付けら
れる。22はキャップ13とスプリング押え16との隙
間からの例えば燃料のような制御対象流体漏れおよび外
部からの水の浸入を防止するオーリングのようなシール
部材、23はガイド18とキャップ13との隙間からの
制御対象流体漏れおよび外部からの水の浸入を防止する
オーリングのようなシール部材、24はコア4とガイド
18との隙間からの制御対象流体漏れを防止するオーリ
ングのようなシール部材、25はプレート7とボビン1
9との隙間からの制御対象流体漏れを防止するガスケッ
トのようなシール部材、26はキャップ13とボビン1
9との隙間からの制御対象流体漏れを防止するガスケッ
トのようなシール部材、27,28はコア4と電磁ソレ
ノイド弁が取付けられる相手側部材との隙間からの制御
対象流体漏れを防止するために連絡孔11の上下に位置
するようにコア4の外周面に装着されたオーリングのよ
うなシール部材である。つまり、この従来の電磁ソレノ
イド弁では、大まかには、ヨーク21とヨーク21の一
端にプレート7を介して結合されて弁座体1を備えたコ
ア4とヨーク21の他端に結合されたキャップ13とに
より囲まれた内部には、コイル20と、コイル20の内
部に配置されたガイド18と、ガイド18の内部に移動
可能に支持されて弁座体1に対する弁体8を備えたプラ
ンジャ9とが配置されている。
【0003】前記電磁ソレノイド弁の動作について説明
する。コイル20に電流が供給されると、ヨーク21と
キャップ13とプランジャ9とコア4とプレート7とを
経由する磁気回路Mが形成され、プランジャ9がコア4
側に磁気的に付勢される。この磁気的な付勢力は、プラ
ンジャ9に作用するスプリング17のばね力と同方向で
あって、コイル20に供給される電流により変化するの
で、コイル20への電流を制御することにより、弁座面
3に対する弁体8の開弁動作開始の調整圧が可変され
る。制御対象流体が貫通孔2に充満された状態におい
て、弁体8に作用する制御対象流体力がスプリング17
のばね力と磁気回路Mによる磁気力との総和である可変
調整力を超えると、弁体8が弁座体1より離れる方向に
移動する。そして、上記制御対象流体の一部が弁座体1
と弁体8との隙間より内側空間10と連絡孔11とを経
由して電磁ソレノイド弁の外部に逃げることにより、貫
通孔2側に存在する制御対象流体の圧力が調整される。
また、制御対象流体は内側空間10よりプランジャ9と
ブッシュ12との隙間、小径孔5とプランジャ9との隙
間29、コア4とプランジャ9との隙間30、コア4と
プランジャ9とガイド18とにより囲まれた環状の空間
31、プランジャ9とガイド18との接触面間32、プ
ランジャ9とキャップ13とガイド18とにより囲まれ
たの環状の空間33、プランジャ9とキャップ13との
隙間34、プランジャ9とキャップ13とスプリング押
え16とにより囲まれた空間35にも充填される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電磁ソレノ
イド弁は、コア4とガイド18との装着部36、キャッ
プ13とガイド18との装着部37それぞれが遊びばめ
であり、コア4とキャップ13とガイド18との同軸度
がキャップ13とヨーク21との同軸度およびコア4と
ヨーク21との同軸度より決まる構造であった。具体的
には、装着部36,37が遊びはめの場合、コア4のガ
イド18に装着される部分の外径L1がガイド18のコ
ア4に装着される部分の内径L2より比較的小さく設定
されており、キャップ13のガイド18に装着される部
分の外径L3がガイド18のキャップ13に装着される
部分の内径L4より比較的小さく設定されており、キャ
ップ13とガイド18とが人為的な操作によりがたつき
得るように挿入される形態である。このため、キャップ
13とヨーク21との同軸度、プレート7とヨーク21
との同軸度、コア4とプレート7との同軸度、コア4と
ガイド18との同軸度により、コア4とガイド18とキ
ャップ13との同軸度は大きな影響を受けて精度が悪く
なることがあった。そして、コア4とガイド18とキャ
ップ13との同軸度の精度が悪いと、動作中において、
プランジャ9に偏心力が働き、プランジャ9とガイド1
8との間における摺動摩擦力が増大し、プランジャ9が
円滑に動作しないという問題が生じる。
【0005】この発明の目的は上記課題を解決するため
になされたもので、コアとガイドとキャップとの同軸度
の精度向上を図ることにより、プランジャとガイドとの
間における摺動摩擦力を低減し、プランジャが円滑に動
作できる電磁ソレノイド弁を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る電
磁ソレノイド弁は、筒状のヨークとヨークの一端に結合
されて弁座体を備えるコアとヨークの他端に結合された
キャップとにより囲まれた内部には筒状のコイルとコイ
ルの内部に配置されてコアとキャップとに装着された筒
状のガイドとガイドの内部に移動可能に支持されて弁座
体に対する弁体を備えたプランジャとが配置され、電流
がコイルに供給されて、ヨークとコアとキャップとプラ
ンジャとが磁気回路を形成することにより、弁体が弁座
体に対して弁動作する電磁ソレノイド弁において、コア
とガイドとの装着またはキャップとガイドとの装着のう
ちの少なくとも一方が圧入または嵌め合いにより形成さ
れて、コアとガイドとキャップとが同軸状に組立てられ
たことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明に係る電磁ソレノイド弁
は、請求項1に記載のコアとガイドとの装着部でのコイ
ル側の全外周縁が接合部により封止されたことを特徴と
する。
【0008】請求項3の発明に係る電磁ソレノイド弁
は、請求項1に記載のキャップとガイドとの装着部での
コイル側の全外周縁が接合部により封止結合されたこと
を特徴とする。
【0009】請求項4の発明に係る電磁ソレノイド弁
は、請求項1に記載のコアがガイドに対応するコア本体
とコア本体とは別体でコア本体の外側に配置されてヨー
クに結合される環状のコアプレートとを備え、コア本体
とコアプレートとが互いに結合されたことを特徴とす
る。
【0010】請求項5の発明に係る電磁ソレノイド弁
は、請求項1に記載のキャップがガイドに対応するキャ
ップ本体とキャップ本体とは別体でキャップ本体の外側
に配置されてヨークに結合される環状のキャッププレー
トとを備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1に係る電磁ソレノイド弁を軸方向に切断し
て示す断面図である。図1において、41は前記コア4
に相当するコア、131は前記キャップ13に相当する
キャップ、361は前記装着部36に相当する装着部、
371は前記装着部37に相当する装着部である。そし
て、コア41とガイド18との装着部361、キャップ
131とガイド18との装着部371それぞれが圧入ま
たは嵌め合いにより形成される。例えば、装着部36
1,371が圧入の場合、コア41のガイド18に装着
される部分の外径L5がガイド18のコア41に装着さ
れる部分の内径L6よりもわずかに大きく設定され(コ
ア41の外径L5>ガイド18の内径L6)、キャップ
131のガイド18に装着される部分の外径L7がガイ
ド18のキャップ131に装着される部分の内径L8よ
りもわずかに大きく設定され(キャップ131の外径L
7>ガイド18の内径L8)、キャップ131とガイド
18とが機械的な外力を受けながら圧入により同軸状に
装着される形態である。また、装着部361,371が
嵌め合いの場合、コア41のガイド18に装着される部
分の外径L5がガイド18のコア41に装着される部分
の内径L6とほぼ同一に設定され(コア41の外径L5
≒ガイド18の内径L6)、キャップ131のガイド1
8に装着される部分の外径L7がガイド18のキャップ
131に装着される部分の内径L8とほぼ同一に設定さ
れ(キャップ131の外径L7≒ガイド18の内径L
8)、キャップ131とガイド18とが機械的な外力を
受けることなく人為的な操作によりがたつきなく同軸状
に組立てられる整合する形態である。装着部361,3
71が嵌め合いの場合、例えば、外径L5が内径L6よ
りも1μm程度小さければ、コア41とガイド18とが
手で嵌め込まれる。外径L7が内径L8よりも1μm程
度小さければ、キャップ131とガイド18とが手で嵌
め込まれる。
【0012】この実施の形態1では、コア41は従来の
コア4とプレート7とが同一材料により単一体として形
成されてヨーク21の一端に結合された形態である。キ
ャップ131は、ガイド18に対応するキャップ本体1
311と、キャップ本体1311とは別体でキャップ本
体1311の外側に配置されてヨーク21の他端に結合
された環状のキャッププレート1312とを備える。つ
まり、磁性体からなるキャップ本体1311と磁性体か
らなるキャッププレート1312とが分別形成されてい
る。キャップ本体1311は内部孔14と固着部15と
を有する。1313はキャップ本体1311とキャップ
プレート1312との隙間である。隙間1313は大き
い方がキャップ本体1311とキャッププレート131
2との嵌め込み作業はやりやすいが、隙間1313が大
きければ大きほどキャップ本体1311とキャッププレ
ート1312との磁気的な抵抗が大きくなる。よって、
隙間1313の大きさは、キャップ本体1311とキャ
ッププレート1312との嵌め込み作業性と、キャップ
本体1311とキャッププレート1312との磁気的な
抵抗とを勘案して、定められるのが良い。例えば、キャ
ップ本体1311とキャッププレート1312との嵌め
込み作業性よりも、キャップ本体1311とキャッププ
レート1312との磁気的な抵抗を小さくするのを優先
させるのであれば、キャップ本体1311とキャッププ
レート1312とを圧入し、隙間1313がゼロであっ
ても良い。38は装着部361におけるコア41とガイ
ド18とのコイル20側の全外周縁を溶接またはろう付
けにより封止した接合部、39は装着部371における
キャップ131とガイド18とのコイル20側の全外周
縁を溶接またはろう付けにより封止した接合部である。
【0013】弁座体1、貫通孔2、弁座面3、小径孔
5、大径孔6、弁体8、プランジャ9、内側空間10、
連絡孔11、ブッシュ12、内部孔14、固着部15、
スプリング押え16、スプリング17、ガイド18、ボ
ビン19、コイル20、ヨーク21、シール部材22,
25〜28、隙間29,30、空間31、接触面間3
2、空間33、隙間34、空間35などの要素は従来の
図4と同じである。
【0014】この実施の形態1の構造によれば、筒状の
ヨーク21とヨーク21の一端に結合されて弁座体1を
備えるコア41とヨーク21の他端に結合されたキャッ
プ131とにより囲まれた内部には、筒状のコイル20
と、コイル20の内部に配置された筒状のガイド18
と、ガイド18の内部に移動可能に支持されて弁座体1
に対する弁体8を備えたプランジャ9とが配置され、電
流がコイル20に供給されて、ヨーク21とコア41と
キャップ131とキャッププレート1312とプランジ
ャ9とが磁気回路Mを形成することにより、弁体8が弁
座体1に対して弁動作する電磁ソレノイド弁において、
プランジャ9がブッシュ12と弁座体1と弁体8とを装
着したコア41に挿入され、ガイド18とコア41とが
圧入または嵌め合いにより装着されて接合部38により
封止され、キャップ131とガイド18とが圧入または
嵌め合いにより装着されて接合部39により封止された
形態である。接合部38,39はガイド18とコア41
とキャップ131とが装着された後に実施しても良い。
これにより、コア41とガイド18とキャップ131と
がそれらの内部にプランジャ9を移動可能に内蔵すると
ともに同軸状に一体となる。そして、前記L5〜L8の
寸法関係による装着部361,371それぞれの圧入ま
たは嵌め合いによって、プランジャ9とコア41とガイ
ド18とキャップ131との同軸度の精度が向上され
る。
【0015】また、前記装着部361におけるコア41
とガイド18のコイル20側の全外周縁の接合部38に
よって、装着部361よりシール部材24(図4参照)
を省くことができる。つまり、図4に示すように装着部
36にシール部材24を設けることにより、コア4にお
ける小径孔5とシール部材24との間隔(厚さ)が狭く
なり、コイル20への電流が低くても、その狭い部分に
おいて磁束が飽和し、飽和後はコイル20への電流を多
くしても電磁力がそれ以上あがらなくなる。これに対
し、図1に示すように、装着部361より上記シール部
材24を省くことにより、コア41における小径孔5と
ガイド18との間隔(厚さ)が上記図4の場合よりも増
大し、その増大部分におけるコイル20への電流に対す
る磁束飽和特性が良くなり、コイル20への電流に比例
して電磁力も上げることができる。
【0016】また、装着部361においてコア41とガ
イド18とのコイル20側の全外周縁が接合部38によ
り封止されたので、装着部361にシール部材を用いな
くとも、装着部361からの制御対象流体漏れを適切に
防止することができる。装着部371においてキャップ
131とガイド18とのコイル20側の全外周縁が接合
部39により封止されたので、装着部371にシール部
材を用いなくとも、装着部371からの制御対象流体漏
れを適切に防止することができる。
【0017】また、キャップ131がキャップ本体13
11とキャッププレート1312とに分別形成されたの
で、複雑な形状に成らざるを得ないキャップ本体131
1の材料の外径が小さくでき、環状なる単純な形状で良
いキャッププレート1312が板状の材料より形成でき
る。
【0018】また、スプリング17が内部孔14よりプ
ランジャ9側に挿入され、シール部材22を装着したス
プリング押え16がキャップ13の内部孔14に挿入さ
れ、内部孔14よりスプリング押え16が図示しない工
具で押されることにより、スプリング17からプランジ
ャ9を介して弁体8に作用するばね力があらじめ定めら
れた力に調整される。その状態において、固着部15が
外側より内側にかしめ付けられる(押し潰される)こと
により、固着部15とスプリング押え16とが互いに結
合される。それから、コイル20およびシール部材2
5,26を装着したボビン19がキャップ131側より
ガイド18に装着され、ヨーク21がボビン20に装着
され、キャッププレート1312がキャップ本体131
1に装着されつつヨーク21に重ね合された後、ヨーク
21の両端部がキャッププレート1312の外周部とコ
ア41の外周部とにかしめ付けられる。また、コア41
にはシール部材27,28が装着される。これにより、
電磁ソレノイド弁が図1の形態に組立てられる。この電
磁ソレノイド弁では、プランジャ9とスプリング押え1
6とスプリング17とガイド18とシール部材22とキ
ャップ本体1311などの要素からなる内側構成体と、
ボビン19とコイル20とヨーク21とシール部材2
5,26とキャッププレート1312などの要素からな
る外側構成体とが、単一体のコア41を基準として同軸
状に一体的に組合される。
【0019】実施の形態2.実施の形態1ではコア41
を単一体に形成したが、図2に示す実施の形態2のよう
にコア42が、ガイド18に対応するコア本体421
と、コア本体421とは別体でコア本体421の外側に
配置されてヨーク21に結合される環状のコアプレート
422とを備え、コア本体421とコアプレート422
とが互いに結合されても良い。図2はこの発明の実施の
形態2に係る電磁ソレノイド弁を軸方向に切断して示す
断面図である。図2において、コア本体421とコアプ
レート422それぞれは磁性体により形成される。コア
42は図4のコア4に類似した形状であるが、コア本体
421が弁座体1と小径孔5と大径孔6と連絡孔11と
ブッシュ12とを有する。コア本体421にはコアプレ
ート422がかしめ付けられ、シール部材24,27,
28が装着される。装着部361は実施の形態1のL
5,L6の寸法関係による嵌め合いまたは図4のL1,
L2の寸法関係による遊びばめのいずれかにより形成さ
れる。装着部361では、シール部材24が存在し、コ
ア本体421とガイド18との全外周縁より前記接合部
38が省略される。装着部371は実施の形態1のL
7,L8の寸法関係による圧入または嵌め合いにより形
成される。装着部371ではキャップ131とガイド1
8との全外周縁が接合部39により結合される。
【0020】この実施の形態2の構造によれば、プラン
ジャ9がブッシュ12と弁座体1と弁体8とコアプレー
ト422とを装着したコア42に挿入され、シール部材
24を装着したコア42とガイド18とが嵌め合いまた
は遊びばめにより装着され、キャップ131とガイド1
8とが圧入または嵌め合いにより装着されるとともに接
合部39により封止される。これにより、コア42とガ
イド18とキャップ131とがそれらの内部にプランジ
ャ9を移動可能に内蔵するとともに同軸状に一体とな
る。つまり、キャップ本体1311とガイド18とが圧
入または嵌め合いにより同軸状に装着されたので、動作
中において、プランジャ9がコア42およびキャップ本
体1311に対して大きく偏心することなく、プランジ
ャ9に磁気的偏心力が働くことなく、プランジャ9とガ
イド18との間における摺動摩擦力が減少し、プランジ
ャ9が円滑に動作する。スプリング押え16、スプリン
グ17、ボビン19、コイル20、ヨーク21、シール
部材22,25,26,27,28などは実施の形態1
と同様に組立てられる。
【0021】また、コア42がコア本体421とコアプ
レート422とに分別形成されたので、複雑な形状に成
らざるを得ないコア本体421の材料の外径が小さくで
き、環状なる単純な形状で良いコアプレート422が板
状の材料より形成できる。その上、コア本体421とコ
アプレート422とが互いに結合されたので、実施の形
態1と同様に、プランジャ9とスプリング押え16とス
プリング17とガイド18とシール部材22とキャップ
本体1311などの要素からなる内側構成体と、ボビン
19とコイル20とヨーク21とシール部材25,26
とキャッププレート1312などの要素からなる外側構
成体とが、単一体のコア42を基準として同軸状に一体
的に組合せられる。
【0022】実施の形態3.実施の形態1ではキャップ
131がキャップ本体1311とキャッププレート13
12とに分別形成され、実施の形態2ではキャップ13
1がキャップ本体1311とキャッププレート1312
とに分別形成されるとともにコア41がコア本体421
とコアプレート422とに分別形成されたが、図3に示
す実施の形態3のように、コア41がガイド18に対応
する部分とヨーク21に結合される部分とを有する単一
体に形成され、キャップ132がガイド18に対応する
部分とヨーク21に結合される部分とを有する単一体に
形成されても良い。図3はこの発明の実施の形態3に係
る電磁ソレノイド弁を軸方向に切断して示す断面図であ
る。図3において、装着部361は実施の形態1のL
5,L6の寸法関係による圧入または嵌め合いにより形
成される。装着部361ではコア41とガイド18との
全外周縁が接合部38により封止される。装着部371
は実施の形態1のL7,L8の寸法関係による嵌め合い
または図4のL3,L4の寸法関係による遊びばめのい
ずれかにより形成される。装着部371では、シール部
材23が存在し、キャップ132とガイド18との全外
周縁より前記接合部39が省略される。
【0023】この実施の形態3の構造によれば、ガイド
18とコア41とが圧入または嵌め合いにより装着され
て接合部38により封止され、プランジャ9がブッシュ
12と弁座体1と弁体8とを装着したコア41に挿入さ
れ、ヨーク21がコア41に装着された後、コイル20
およびシール部材25,26を装着したボビン19がガ
イド18に装着され、シール部材23を装着したキャッ
プ132とガイド18とが嵌め合いまたは遊びばめによ
り装着される。その状態において、ヨーク21の両端部
がコア41の外周部とキャップ132の外周部とにかし
め付けられる。よって、ヨーク21がコア41とキャッ
プ132とに結合されることにより、コア41とガイド
18とキャップ132とコイル20とボビン19とヨー
ク21とがそれらの内部にプランジャ9を移動可能に内
蔵するとともに同軸状に一体となる。つまり、コア41
とガイド18とが圧入または嵌め合いにより同軸状に装
着されたので、動作中において、プランジャ9がコア4
1に対して大きく偏心することなく、プランジャ9に磁
気的偏心力が働くことなく、プランジャ9とガイド18
との間における摺動摩擦力が減少し、プランジャ9が円
滑に動作する。スプリング押え16、スプリング17、
シール部材22,27,28などは実施の形態1と同様
に組立てられる。
【0024】また、コア41がガイド18に対応する部
分とヨーク21に結合される部分とを有する単一体に形
成され、キャップ132がガイド18に対応する部分と
ヨーク21に結合される部分とを有する単一体に形成さ
れたので、隙間1313(図1参照)およびそれと同等
の隙間をコア41およびキャップ132から省略でき、
コア41およびキャップ132での磁気的な抵抗が小さ
くなり、磁気的な付勢力を向上することができる。
【0025】前記実施の形態1〜3では弁体8を球体弁
としたが、弁体はニードル弁でも同様に適用できる。ニ
ードル弁の場合、弁体をプランジャ9と単一の棒より形
成しても良い。
【0026】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、コアとガイドとの装着またはキャップとガイドとの
装着のうちの少なくとも一方が圧入または嵌め合いによ
り形成されて、コアとガイドとキャップとが同軸状に組
立てられたことにより、コアとガイドとキャップとの同
軸度の精度を向上することができ、プランジャとガイド
との間における摺動摩擦力が低減でき、プランジャが円
滑に動作できる。
【0027】請求項2の発明によれば、コアとガイドと
の装着部でのコイル側の全外周縁が接合部により封止さ
れたので、コアとガイドとの装着部よりシール部材を省
くことでき、係るシール部材を省けば、上記装着部にお
けるコアの厚さが増大し、コイルへの電流が大きいとき
も、磁気的に飽和することなく電流に比例して電磁力も
上げることができる。また、コアとガイドとの装着部に
シール部材を用いなくとも、同装着部からの制御対象流
体漏れを適切に防止することができる。
【0028】請求項3の発明によれば、キャップとガイ
ドとの装着部でのコイル側の全外周縁が接合部により封
止されたので、係る装着部にシール部材を用いなくと
も、同装着部からの制御対象流体漏れを適切に防止する
ことができる。
【0029】請求項4の発明によれば、コアがガイドに
対応するコア本体とコア本体とは別体でコア本体の外側
に配置されてヨークに結合される環状のコアプレートと
を備えたので、複雑な形状に成らざるを得ないコア本体
の材料の外径が小さくでき、環状なる単純な形状で良い
コアプレートが板状の材料より形成できる。しかも、コ
ア本体とコアプレートとが互いに結合されたので、ガイ
ドとキャップ本体などの要素からなる内側構成体と、コ
イルとヨークとキャッププレートなどの要素からなる外
側構成体とを、コア本体とコアプレートとが互いに結合
された単一体のコアを基準として同軸状に一体的に組合
せることができる。
【0030】請求項5の発明によれば、キャップがガイ
ドに対応するキャップ本体とキャップ本体とは別体でキ
ャップ本体の外側に配置されてヨークに結合される環状
のキャッププレートとを備えので、複雑な形状に成らざ
るを得ないキャップ本体の材料の外径が小さくでき、環
状なる単純な形状で良いキャッププレートが板状の材料
より形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電磁ソレノイ
ド弁を示す断面図。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る電磁ソレノイ
ド弁を示す断面図。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る電磁ソレノイ
ド弁を示す断面図。
【図4】 従来の電磁ソレノイド弁を示す断面図。
【符号の説明】
1 弁座体、8 弁体、9 プランジャ、18 ガイ
ド、20 コイル、21 ヨーク、41,42 コア、
131,132キャップ、361,371 装着部、4
21 コア本体、422 コアプレート、1311 キ
ャップ本体、1312 キャッププレート、M 磁気回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒川 純 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3H106 DA07 DA13 DA23 DB02 DB12 DB23 DB32 DC04 DC17 DD03 EE24 EE34 EE35 EE39 GA14 GA25 GC25 GD04 JJ02 JJ03 JJ08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のヨークとヨークの一端に結合され
    て弁座体を備えるコアとヨークの他端に結合されたキャ
    ップとにより囲まれた内部には筒状のコイルとコイルの
    内部に配置されてコアとキャップとに装着された筒状の
    ガイドとガイドの内部に移動可能に支持されて弁座体に
    対する弁体を備えたプランジャとが配置され、電流がコ
    イルに供給されて、ヨークとコアとキャップとプランジ
    ャとが磁気回路を形成することにより、弁体が弁座体に
    対して弁動作する電磁ソレノイド弁において、コアとガ
    イドとの装着またはキャップとガイドとの装着のうちの
    少なくとも一方が圧入または嵌め合いにより形成され
    て、コアとガイドとキャップとが同軸状に組立てられた
    ことを特徴とする電磁ソレノイド弁。
  2. 【請求項2】 コアとガイドとの装着部でのコイル側の
    全外周縁が接合部により封止結合されたことを特徴とす
    る請求項1記載の電磁ソレノイド弁。
  3. 【請求項3】 キャップとガイドとの装着部でのコイル
    側の全外周縁が接合部により封止結合されたことを特徴
    とする請求項1記載の電磁ソレノイド弁。
  4. 【請求項4】 コアがガイドに対応するコア本体とコア
    本体とは別体でコア本体の外側に配置されてヨークに結
    合される環状のコアプレートとを備え、コア本体とコア
    プレートとが互いに結合されたことを特徴とする請求項
    1記載の電磁ソレノイド弁。
  5. 【請求項5】 キャップがガイドに対応するキャップ本
    体とキャップ本体とは別体でキャップ本体の外側に配置
    されてヨークに結合される環状のキャッププレートとを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の電磁ソレノイド
    弁。
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