JP2000319489A - 樹脂組成物および樹脂シート - Google Patents

樹脂組成物および樹脂シート

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JP2000319489A JP2000064647A JP2000064647A JP2000319489A JP 2000319489 A JP2000319489 A JP 2000319489A JP 2000064647 A JP2000064647 A JP 2000064647A JP 2000064647 A JP2000064647 A JP 2000064647A JP 2000319489 A JP2000319489 A JP 2000319489A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形加工性、耐衝撃性の物性を損なうことな
く洗剤に対するストレスクラックが発生しにくい樹脂組
成物および樹脂シートの提供。 【解決手段】 (A)結晶化度が限りなく0に近似ない
し50%であるポリエステル系樹脂50〜99重量%
と;共役ジエン系ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エステ
ルおよびビニル芳香族をグラフト重合して得られる
(B)グラフト共重合体、アクリル系ゴム粒子に(メ
タ)アクリル酸エステルおよびビニル芳香族をグラフト
重合して得られる(C)グラフト共重合体、アクリル系
ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エステルとシアン化ビニ
ル系化合物をグラフト重合して得られる(D)グラフト
共重合体および(E)熱可塑性ポリエステル系エラスト
マーから選ばれた1種類以上1〜50重量%と;を含ん
でなる樹脂組成物。この樹脂組成物を成形して得られる
樹脂シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂組成物および
樹脂シートに関するものであり、さらに詳しくは、洗剤
に対するストレスクラックが発生しにくい樹脂組成物お
よび樹脂シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から積層化粧シートは、家具、キャ
ビネット、建具、机、食器棚等の金属または木質系の材
料に貼り合わされ幅広く使用されている。また積層化粧
シートは、単独のシートとして、あるいはシートを上
地、下地、さらに中地と複数のシートを積層した積層化
粧シートとしても使用されている。また、積層化粧シー
トを複雑な曲面を有する被着体に対してメンブレンプレ
ス成形に施し、その輪郭に忠実に貼着することも行われ
ている。このような従来の積層化粧シートとしては、例
えば特開平7−24979号公報に記載されているシー
トが挙げられる。これは、不透明のポリオレフィン系樹
脂フィルムの基材層と、非結晶性ポリエチレンテレフタ
レート樹脂フィルムとからなる積層化粧シートである。
また、特開昭62−124928号公報には、硬質収縮
フィルムが記載されている。これは非晶質なポリエステ
ル系樹脂成分と、少なくとも1個のビニル芳香族系炭化
水素を主体とする重合体ブロック成分と少なくとも1個
の共役ジエン誘導体を主成分とする重合体ブロックから
なる部分を有し、且つ該ビニル芳香族系炭化水素よりな
る重合体成分と、を含む。この従来技術によれば成形性
に優れ、耐衝撃性等に優れた積層化粧シートと硬質収縮
性フィルムが得られるとされている。さらに、特開平2
−129266号には、ポリアルキレンテレフタレート
樹脂の耐衝撃改良剤が記載されている。ポリブチレンテ
レフタレート、ポリエチレンテレフタレートなどのポリ
アルキレンテレフタレート樹脂と、ゴム弾性体をコア
(芯)とし、ガラス状ポリマーをシェル(殻)とするコ
アシェルポリマーよりなる樹脂組成物である。この従来
技術によれば、耐衝撃性に優れた樹脂組成物が得られる
とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
樹脂組成物および積層化粧シートを、建材、とくに台所
等に設置される建材に使用した場合、洗剤に対するスト
レスクラックが生じ易いという問題点があった。したが
って本発明の目的は、成形加工性、耐衝撃性の物性を損
なうことなく洗剤に対するストレスクラックが発生しに
くい樹脂組成物および樹脂シートの提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討の
結果、上記のような従来の課題を解決することを得た。
すなわち本発明は、(A)結晶化度が限りなく0に近似
ないし50%であるポリエステル系樹脂50〜99重量
%と;共役ジエン系ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エス
テルおよびビニル芳香族をグラフト重合して得られる
(B)グラフト共重合体、アクリル系ゴム粒子に(メ
タ)アクリル酸エステルおよびビニル芳香族をグラフト
重合して得られる(C)グラフト共重合体、アクリル系
ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エステルとシアン化ビニ
ル系化合物をグラフト重合して得られる(D)グラフト
共重合体および(E)熱可塑性ポリエステル系エラスト
マーからなる群から選ばれた少なくとも1種類以上1〜
50重量%と;を含んでなる樹脂組成物を提供するもの
である。また本発明は、前記の樹脂組成物を成形して得
られる樹脂シートを提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】(A)ポリエステル系樹脂 本発明で使用される(A)ポリエステル系樹脂は、結晶
化度が限りなく0に近似ないし50%であるものであ
り、具体的には、下記構造式を有し、テレフタル酸10
0モル%、エチレングリコール42〜32モル%および
1,4−シクロヘキサンジメタノール58〜68モル%
からなるグリコール変性ポリシクロヘキシレンジメチレ
ンテレフタレート(PCTG);ジカルボン酸成分とし
て1〜50モル%のイソフタル酸および50〜99モル
%のテレフタル酸からなり、好ましくは1〜25モル%
のイソフタル酸および75〜99モル%のテレフタル酸
からなる酸変性ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフ
タレート(PCTA);等が挙げられる。PCTAの例
としては、80モル%のテレフタル酸、20モル%のイ
ソフタル酸および100モル%の1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールからなるコポリエステル1や、95モル
%のテレフタル酸、5モル%のイソフタル酸、100モ
ル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールからなるコ
ポリエステル2;等が挙げられる。
【0006】
【化1】
【0007】
【化2】
【0008】さらに次の化学式で示すポリエチレンテレ
フタレート類も好ましい。
【0009】
【化3】
【0010】
【化4】
【0011】(A)成分のDSC法(JIS K7121)によ
る結晶融解熱は15(cal/g)以下、好ましくは10
(cal/g)以下、さらに好ましくは7(cal/g)以下が
好ましい。また、(A)成分の粘度はIV値として0.
65〜0.85が好ましい。また(A)成分は必要に応
じて2種類以上を組み合わせて用いることもできる。
【0012】本発明の樹脂組成物は、(A)成分に、共
役ジエン系ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エステルおよ
びビニル芳香族をグラフト重合して得られる(B)グラ
フト共重合体を配合するか、または、(A)成分に、ア
クリル系ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エステルおよび
ビニル芳香族をグラフト重合して得られる(C)グラフ
ト共重合体を配合するか、または、(A)成分に、アク
リル系ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エステルとシアン
化ビニル系化合物をグラフト重合して得られる(D)グ
ラフト共重合体を配合するか、あるいは(A)成分に、
(E)熱可塑性ポリエステル系エラストマーを配合する
か、あるいはまた(A)成分に、上記(B)、(C)、
(D)および(E)成分から選択された2種類以上を配
合してなるものである。以下、各成分について説明す
る。
【0013】(B)グラフト共重合体 (B)グラフト共重合体は、共役ジエン系ゴム粒子に
(メタ)アクリル酸エステルおよびビニル芳香族をグラ
フト重合して得られる。共役ジエン系ゴム粒子の調製に
用いられる共役ジエンは、共役2重結合を有するオレフ
ィン類であり、例えば1,3−ブタジエン、2−メチル
−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブ
タジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエ
ン等が挙げられる。共役ジエン系ゴム粒子の調製は、上
記のような共役ジエンを重合することにより行われる
が、さらにビニル芳香族や他の共重合可能な単量体を用
いて共重合させてもよい。そのためのビニル芳香族とし
ては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、α−エチ
ルスチレン、あるいはそれらの核置換誘導体、例えばビ
ニルトルエン、イソプロペニルトルエン、クロルスチレ
ン、芳香族ビニリデン等が挙げられる。また他の共重合
可能な単量体としては、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレートのようなアルキルアク
リレート;アクリロニトリル、メタクリロニトリルのよ
うなシアン化ビニル;シアン化ビニリデン;等が挙げら
れる。さらに、架橋剤を用いて架橋させてもよい。その
ための架橋性単量体としては、2個以上の反応性の等し
い二重結合をもつ単量体、例えばジビニルベンゼン等の
芳香族ジビニル単量体;エチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、オリ
ゴエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート等のアルカンポ
リオールポリアクリレート;等を挙げることができる
が、とくにブチレングリコールジアクリレート、ヘキサ
ンジオールジアクリレートが好ましく用いられる。共役
ジエン系ゴム粒子は、共役ジエン55〜100重量%、
ビニル芳香族0〜45重量%および他の共重合可能な単
量体0〜45重量%からなるのが望ましく、合計重量%
を100重量%とする。なお、架橋剤は少量用いられ、
具体的な量は適宜選択される。共役ジエン系ゴム粒子の
重合は、公知の重合手段により行うことができ、とくに
制限されない。得られた共役ジエン系ゴム粒子の粒子径
は0.05〜1.0μmのものが好ましい。さらに好ま
しくは、0.05〜0.5μmのものである。
【0014】次に、共役ジエン系ゴム粒子に(メタ)ア
クリル酸エステルおよびビニル芳香族をグラフト重合す
ることにより、(B)グラフト共重合体が調製される。
(メタ)アクリル酸エステルとしては、炭素数が1〜8
を有するものが好適であり、例えばメチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、シク
ロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらはそれぞ
れ併用することもできる。中でも、メチルメタアクリレ
ートが望ましい。ビニル芳香族は上記で例示したものを
使用することができる。
【0015】(メタ)アクリル酸エステルおよびビニル
芳香族のグラフト重合の際には、必要に応じて他の成
分、すなわち他の共重合可能な単量体、架橋剤等を使用
して共重合することもできる。他の共重合可能な単量体
および架橋剤は、上記で例示したものを使用することが
できる。しかしながら、これらの他の成分は、(メタ)
アクリル酸エステル、ビニル芳香族および他の成分の合
計重量に対し、50重量%未満の割合で使用するのが望
ましい。共役ジエン系ゴム粒子と、(メタ)アクリル酸
エステル、ビニル芳香族および必要に応じて使用される
他の成分との共重合反応は、公知の方法を利用すること
ができ、とくに制限されない。例えばシード乳化重合法
等が挙げられる。(B)グラフト共重合体における共役
ジエン系ゴム成分の割合は、40〜90重量%であるの
が好ましい。
【0016】(C)グラフト共重合体 (C)グラフト共重合体は、アクリル系ゴム粒子に、
(メタ)アクリル酸エステルおよびビニル芳香族をグラ
フト重合して得られる。アクリル系ゴム粒子は、アクリ
ル酸エステルを重合することにより得られる。アクリル
酸エステルとしては、アルコール成分の炭素数2〜8を
有するものが好適であり、例えばエチルアクリレート、
プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート
等が挙げられる。アクリル系ゴム粒子の調製は、上記の
ようなアクリル酸エステルを重合することにより行われ
るが、さらにビニル芳香族や他の共重合可能な単量体を
用いて共重合させてもよい。また架橋剤を用いて架橋さ
せてもよい。これらのビニル芳香族、他の共重合可能な
単量体、架橋剤は、上記の(B)グラフト共重合体の欄
で説明したものが例示される。アクリル系ゴム粒子は、
アクリル酸エステル55〜100重量%、ビニル芳香族
0〜45重量%および他の共重合可能な単量体0〜45
重量%からなるのが望ましく、合計重量%を100重量
%とする。なお、架橋剤は少量用いられ、具体的な量は
適宜選択される。アクリル系ゴム粒子の重合は、公知の
重合手段により行うことができ、とくに制限されない。
得られたアクリル系ゴム粒子の粒子径は0.05〜1.
0μmのものが好ましい。さらに好ましくは、0.05
〜0.5μmのものである。
【0017】次に、アクリル系ゴム粒子に(メタ)アク
リル酸エステルおよびビニル芳香族をグラフト重合する
ことにより、(C)グラフト共重合体が調製される。
(メタ)アクリル酸エステルとしては、炭素数が1〜8
を有するものが好適であり、上記の(B)グラフト共重
合体の欄で説明したものが例示される。ビニル芳香族
も、上記の(B)グラフト共重合体の欄で説明したもの
が例示される。(メタ)アクリル酸エステルのグラフト
重合の際には、必要に応じて他の成分、すなわち他の共
重合可能な単量体、架橋剤等を使用して共重合すること
もできる。他の共重合可能な単量体および架橋剤は、上
記で例示したものを使用することができる。しかしなが
ら、これらの他の成分は、(メタ)アクリル酸エステル
および他の成分の合計重量に対し、50重量%未満の割
合で使用するのが望ましい。アクリル系ゴム粒子と、
(メタ)アクリル酸エステル、ビニル芳香族および必要
に応じて使用される他の成分との共重合反応は、公知の
方法を利用することができ、とくに制限されない。例え
ばシード乳化重合法等が挙げられる。(C)グラフト共
重合体におけるアクリル系ゴム成分の割合は、40〜9
0重量%であるのが好ましい。
【0018】(B)グラフト共重合体および(C)グラ
フト共重合体は、グラフト成分のガラス転移温度が40
℃以上であるのが望ましい。
【0019】(D)グラフト共重合体 本発明において、アクリル系ゴム粒子にグラフト重合す
るシアン化ビニル系化合物に特に制限はなく、例えば、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、シアン化ビニ
リデンなどを挙げることができる。また、本発明におい
ては、アクリル系ゴム粒子に、さらに他の単量体をグラ
フト重合することができる。さらに、グラフト重合に際
して、少量の架橋単量体を用いることもできる。 (E)熱可塑性ポリエステル系エラストマー (E)熱可塑性ポリエステル系エラストマーとしては、
例えば好適には下記一般式(1)または(2)
【0020】
【化5】
【0021】
【化6】
【0022】で表されるテレフタル酸系結晶性ポリエス
テルハードセグメント(ポリブチレンテレフタレート
(PBT)またはポリブチレンナフタレート(PB
N))と、一般式(3)
【0023】
【化7】
【0024】(式中、xは2〜4の整数を示し、pは8
〜140の整数を示す)で表される分子量600〜60
00の脂肪族ポリエーテルソフトセグメント(ポリテト
ラメチレンジグリコール(PTMG)、ポリプロピレン
グリコール(PPG)、ポリエチレングリコール(PE
G))とから構成される分子量5,000〜100,00
0のセグメントコポリエステルが挙げられる。 (E)熱可塑性ポリエステル系エラストマーの分子量を
上記範囲に設定することにより、得られる樹脂組成物の
耐衝撃性、引張強度、耐寒性等の物性や、成形加工性が
一層良好となる。上記のハードセグメントとソフトセグ
メントとのモル比を適宜選択することにより、本発明の
樹脂シートの所望の物性、例えば耐衝撃性を付与させる
ことができる。例えば、ハードセグメント/ソフトセグ
メントのモル比は、ソフトセグメントが50モル%以上
であることが好ましい。ハ−ド成分が芳香族ポリエステ
ルでソフト成分が脂肪族ポリエ−テル、ハ−ド成分が芳
香族ポリエステルでソフト成分が脂肪族ポリエステル
(例えば脂肪族ラクトン系エラストマー)、ハ−ド成分
がポリブチレンナフタレートでソフト成分が脂肪族ポリ
エ−テルからなる(共)重合体を挙げることができる。
【0025】本発明の樹脂組成物の配合割合は、(A)
成分50〜99重量%と;(B)成分、(C)成分、
(D)成分および(E)成分からなる群から選ばれた少
なくとも1種類以上1〜50重量%と;を含むようにす
るのがよい。好ましくは、(A)成分70〜90重量%
と;(B)成分、(C)成分、(D)成分および(E)
成分からなる群から選ばれた少なくとも1種類以上10
〜30重量%と;を含むようにするのがよい。
【0026】また本発明の樹脂組成物には、必要に応じ
て下記の(F)完全非晶性ポリエステル系樹脂を配合す
ることもできる。この(F)成分は、再度加熱処理を行
っても再結晶化による物性低下を起こさず、結晶性成分
を全くもたないものである。なお、本発明でいう結晶性
とは、DSC法によって測定された結晶性を意味する(JIS
K7121)。なお、この特開平7−24979号公報に記
載されたシートに用いられる非結晶性ポリエチレンテレ
フタレート樹脂フィルムは、“非結晶性”と呼んでいる
ものの、一部結晶性を有するものである。
【0027】(F)成分は、例えばテレフタル酸または
テレフタル酸ジメチルとエチレングリコールとを主成分
としてエステル化反応を経て重縮合反応によって製造さ
れたものが好適に使用される。また(F)成分は、上記
のジカルボン酸およびグリコール成分の他に、第3成分
を共重合させた共重合体タイプのものも包含し、このタ
イプが好ましい。好ましい態様において、第3成分とし
ては、1,4−シクロヘキサンジメタノール、テレフタ
ル酸、イソフタル酸等が好適であり、さらに好ましく
は、グリコール成分が2種類以上のものから構成される
ものであり、最適には、そのジカルボン酸成分がテレフ
タル酸であり、かつジオール成分がエチレングリコール
50〜99モル%および1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール1〜50モル%であるものがよい。とくに、ジカ
ルボン酸成分がテレフタル酸であり、かつエチレングリ
コール60〜80モル%および1,4−シクロヘキサン
ジメタノール20〜40モル%のものがよい。また、
(F)成分の粘度はIV値として0.65〜0.85が
好ましい。完全非晶性ポリエステル系樹脂の製造方法
は、すでに当業界において広く知られており、例えば米
国特許5,340,907号に開示されている。
【0028】(F)成分を配合した本発明の樹脂組成物
は、(F)成分0.1〜95重量%および(A)成分5
〜99.9重量%からなる(A)+(F)成分50〜9
9重量%と;(B)成分、(C)成分、(D)成分およ
び(E)成分からなる群から選ばれた少なくとも1種類
以上を1〜50重量%含み、さらに(F)成分の添加量
に関係無く(A)成分50〜99重量%に対し、(B)
成分、(C)成分、(D)成分および(E)成分からな
る群から選ばれた少なくとも1種類以上の成分を1〜5
0重量%含む条件を満たすようにするのがよい。(F)
成分を配合することによって、得られる樹脂組成物をシ
ートに加工した際に透明性が向上する。
【0029】本発明の樹脂組成物は、適当量の添加剤を
含有してもよい。このような添加剤としては、例えば難
燃剤、離型剤、耐候性安定剤、酸化防止剤、帯電防止
剤、熱安定剤、滑剤、着色剤、界面活性剤、補強剤、充
填剤等が挙げられる。なお、加工性を向上させることを
目的として滑剤を配合することが好ましい。滑剤として
は、炭化水素系(低分子ポリエチレン、パラフィン)、
脂肪酸系(ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、複
合型ステアリン酸、オレイン酸)、脂肪族アルコール
系、脂肪族アマイド系(ステアロアミド、オキシステア
ロアミド、オレイルアミド、エルシルアミド、リシノー
ルアミド、ベヘンアミド、メチロールアミド、メチレン
ビスステアロアミド、メチレンビスステアロベヘンアミ
ド、高級脂肪酸のビスアミド酸、ステアロアミド、複合
型アミド)、脂肪族エステル系(n−ブチルステアレー
ト、メチルヒドロキシステアレート、多価アルコール脂
肪酸エステル、飽和脂肪酸エステル、エステル系ワック
ス)、脂肪酸金属石鹸系族等を用いることができる。好
ましくは、炭化水素系、脂肪族エステル系であり、より
好ましくは脂肪族エステルである。
【0030】本発明の樹脂組成物は、配合物を例えばバ
ンバリー混練機、1軸または2軸混練機等にて混練する
ことにより得ることができる。また、本発明の樹脂組成
物は、カレンダー製造機、Tダイ押出機等を用いて、所
望のサイズおよび厚さのシートに成形することができ
る。得られたシートは、真空プレス成形、圧空プレス成
形、メンブレンプレス成形等に適用することができる。
【0031】本発明の樹脂組成物から加工された樹脂シ
ートは、単層または積層された樹脂シートとすることが
でき、また樹脂シートは公知の手段で着色することがで
き、および/または表面に印刷を施してもよい。なおこ
の場合、必要に応じて各種の中地を適用することもでき
る。このような本発明の樹脂シートは、例えば各種積層
化粧シートとして利用することができる。
【0032】本発明の樹脂シートあるいは積層樹脂シー
トの厚さはとくに制限されないが、例えば樹脂シートは
単層として5〜1000μm、好ましくは60〜500
μm、積層樹脂シートの場合、シート全体として10〜
2000μm、好ましくは120〜1000μmである
のがよい。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例によりさ
らに説明する。 (実施例1〜21および比較例1〜9)下記に示す材料
を用い、かつ表1〜3に示す配合において、(1)転写
箔/(2)0.2mm厚ポリエステルシート/(3)
0.15mm厚ポリエステルシートをそれぞれ調製し、
(1)(2)(3)の順番で積層し、これらを150℃
〜160℃の金属鏡面ロールにて40秒間熱融着した
(ニップ圧:2.0kg/cmドラム回転速度:2.0
(m/分)、ドラム円周:2.0m)。なお、ポリエス
テルシートは、Tダイ押出し機で所望の厚さに成膜した
ものである。次に積層されたシートを、メンブレンプレ
ス機(機種名:KT−M−139、製造会社名:ベンホ
ーナー)により下記の被着体に貼り合わせた。貼り合わ
せ条件は、プレス温度設定:top/bottom=110℃/
80℃、プレス時間設定:予熱/加圧=60秒/60
秒、圧力:4kg/cm2とした。
【0034】被着体(MDF)は、針葉樹もしくはラワ
ン材等の木材のチップを細かくくだき、プレスして固め
た合板である。その被着体をシステムキッチン等に組み
込まれる扉の形状にカット(サイズ150mm×200
mm程度、厚み18mm程度)さらに曲面加工(3R〜
10R程度)に施してある。天面には装飾の溝が彫りこ
まれた(ルーターと呼称)ものである。なお、貼り合わ
せの前に、この扉形状のMDF表面に例えばウレタン系
の接着剤(ヘンミィティン社製接着剤商品名:3433
3と、同社製硬化剤商品名:ハードナーDとを、重量比
として100:5で混合したもの)を施しておいた。
【0035】本例に使用された材料を以下に示す。 (1)転写箔 品名:京阪尾池転写社製UV−03、タ
イプ:アクリル系転写箔、12μm厚
【0036】(2)ポリエステルシート (A)ポリエステル系樹脂 (i) 製造会社:イーストマン・ケミカル社製 商品名:EASTER PCTG 5445(PCT
G) 組成:コポリマータイプ テレフタル酸100モル%、エチレングリコール42〜
32モル%および1,4−シクロヘキサンジメタノール
58〜68モル%からなるグリコール変性ポリシクロヘ
キシレンジメチレンテレフタレート 結晶成分(結晶化度):微量 結晶融解熱:2.6(cal/g) (ii) 製造会社:イーストマン・ケミカル社製 商品名:THERMX PCTA 6761(PCT
A) 組成:コポリマータイプ ジカルボン酸成分として1〜50モル%のイソフタル酸
および50〜99モル%のテレフタル酸からなり、好ま
しくは1〜25モル%のイソフタル酸および75〜99
モル%のテレフタル酸からなる酸変性ポリシクロヘキシ
レンジメチレンテレフタレート 結晶融解熱:5.5(cal/g) (B)グラフト共重合体 製造会社:鐘淵化学工業 商品名:カネエース B−56 組成 :メタクリル酸メチル・スチレン/ブタジエンゴ
ムグラフト共重合体(MBS) ゴム粒子径:0.1〜0.5μm (C)グラフト共重合体 製造会社:三菱レイヨン 商品名:メタブレンW−300A 組成 :アクリル系ゴム粒子にメタクリル酸メチルおよ
びスチレンをグラフト重合して得られるグラフト共重合
体(MAS) ゴム粒子径:0.05〜0.5μm (D)グラフト共重合体 製造会社:鐘淵化学工業 商品名:カネエース FM 組成:メタクリル酸メチル・アクリロニトリル/アクリ
ルゴム グラフト共重合体 ゴム粒子径:0.05〜0.5μ (E)熱可塑性ポリエステル系エラストマー 製造会社:東レ・デュポン社製 商品名:ハイトレル2551(ハイトレル) 組成:化学構造はハードセグメント(PBT)とソフト
セグメント(ポリエーテル)との共重合体 (F)完全非晶性ポリエステル系樹脂 製造会社:イーストマン・ケミカル社製 商品名:KODAR PETG 6763(PET−
G) 組成:コポリマータイプ グリコール成分:エチレングリコール70モル%および
1,4−シクロヘキサンジメタノール30モル% ジカルボン酸成分:テレフタル酸 結晶成分:0% 結晶融解熱:完全非晶性であるため測定不可
【0037】(3)ポリエステルシート 製造会社:理研ビニル工業社製 商品名:RIVESTAR SET351 FZ133
59 組成:コポリマータイプ 結晶成分(結晶化度):0%
【0038】得られた成形体について、下記の試験を行
った。 ・透明性:目視により判定した。判定レベルは、○:透
明性良好、△:僅かな白濁、×:白濁である。 ・鉛筆硬度試験:JIS K5400に準ずる(荷重:
200g) ・洗剤によるストレスクラック試験:成形したサンプル
に台所洗剤(花王社製商品名マジックリン)を十分塗布
し、常温にて24時間放置後、50℃×90分間、さら
に0℃×90分間の環境に保管した後、成形品表面のク
ラックの有無を目視して判定した。判定レベルは、○:
クラック無し、△:僅かなクラックあり(約1〜10
本)、×:多数のクラックあり(10本以上)、××:
全面にクラックが発生である。結果を表1〜3に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】表1および表2から、本発明の樹脂組成物
から製造されたシートは、洗剤によるストレスクラック
に十分な耐性があることが分かる。これに対し、表3か
ら分かるように、本発明の樹脂組成物に必要な成分が一
つでも欠けると、洗剤によるストレスクラックが不十分
となる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、成形加工性、耐衝撃性
の物性を損なうことなく洗剤に対するストレスクラック
が発生しにくい樹脂組成物および樹脂シートが提供され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 基弘 東京都中央区日本橋本町3丁目11番5号 理研ビニル工業株式会社内 Fターム(参考) 4F071 AA43 AA44 AA45 AA46 AA47 AA77 AE11 AH03 BC01 BC02 4J002 BN122 BN142 CF001 CF002 CF031 CF051 CF061 CF102 CF192 FD170 GL01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)結晶化度が限りなく0に近似ない
    し50%であるポリエステル系樹脂50〜99重量%
    と;共役ジエン系ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エステ
    ルおよびビニル芳香族をグラフト重合して得られる
    (B)グラフト共重合体、アクリル系ゴム粒子に(メ
    タ)アクリル酸エステルおよびビニル芳香族をグラフト
    重合して得られる(C)グラフト共重合体、アクリル系
    ゴム粒子に(メタ)アクリル酸エステルとシアン化ビニ
    ル系化合物をグラフト重合して得られる(D)グラフト
    共重合体および(E)熱可塑性ポリエステル系エラスト
    マーからなる群から選ばれた少なくとも1種類以上1〜
    50重量%と;を含んでなる樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の樹脂組成物を成形して
    得られる樹脂シート。
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