JP2000318259A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

Info

Publication number
JP2000318259A
JP2000318259A JP13351099A JP13351099A JP2000318259A JP 2000318259 A JP2000318259 A JP 2000318259A JP 13351099 A JP13351099 A JP 13351099A JP 13351099 A JP13351099 A JP 13351099A JP 2000318259 A JP2000318259 A JP 2000318259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
booklet
thickness
transport
conveyance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP13351099A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Takai
正憲 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP13351099A priority Critical patent/JP2000318259A/ja
Publication of JP2000318259A publication Critical patent/JP2000318259A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Common Mechanisms (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冊子を含む媒体の搬送量を一定に定める。 【解決手段】 冊子を含む媒体の搬送時における厚みを
媒体厚み認識手段(S2,S4,S7,S8,S10)
により認識し、その認識結果に基づいて媒体を印字部に
搬送するときの搬送モータの回転角を媒体搬送量補正手
段(S3,S5,S9,S11,S12)により制御し
て媒体の印字部までの搬送量を補正する。これにより、
冊子を含む媒体の搬送時における厚みに応じて、印字部
までの媒体の搬送量を補正することができ、したがっ
て、冊子を含む媒体の搬送位置を正確に定め、正確な印
字位置にデータを印字することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冊子を含む媒体に
データを印字する印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データを印字する媒体を扱うOA機器に
おいては、媒体の先端の位置を規制するために搬送量を
正確に定める必要があるが、媒体を所定位置まで搬送す
る際に、媒体搬送用のモータの回転角が同じでも媒体の
厚みによって搬送量が異なることが分かっている。
【0003】そこで、特開平2−6185号公報に記載
されているように、通帳(冊子)の頁を捲る頁捲り装置
として、通帳の磁気ストライプの内容より得た通帳の総
頁数と、開かれた通帳の頁数から、搬送状態での通帳の
厚みを算出し、この算出結果に基づいて通帳の搬送量を
算出することにより、通帳を頁捲りのための正確な位置
に搬送するようにした提案がなされている。
【0004】また、特開平2−310066号公報に記
載されているように、給紙台上の用紙を対のレジストロ
ーラのニップ部まで給紙する場合に、用紙の先端位置と
厚みとを検出し、その検出結果に基づいて、用紙がレジ
ストローラのニップ部まで到達するのに要する適正時間
を制御する提案がなされている。
【0005】さらに、特開平3−205233号公報に
記載されているように、単票用紙の厚さを検出し、その
検出結果に基づいて、単票用紙を印字開始位置まで搬送
するのに必要な給紙ローラによる初期搬送量を制御する
提案がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】冊子にデータを印字す
る場合、開いた頁により搬送時における冊子の厚みが異
なるため搬送量にバラツキが生ずる。また、冊子の場合
には、開いた頁によっては、開いた頁の枚数以外の別な
要因により搬送量が異なるという問題がある。この結
果、印字位置に狂いが発生する。
【0007】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
で、冊子を含む媒体の搬送量を一定に定めることができ
る印字装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
冊子を含む媒体の搬送径路を定める媒体搬送路と、前記
媒体搬送路に設けられ前記媒体を搬送する搬送部材と、
前記搬送部材を駆動する搬送モータと、前記媒体搬送路
に設けられ前記媒体にデータを印字する印字部と、搬送
時における前記媒体の厚みを認識する媒体厚み認識手段
と、前記媒体厚み認識手段の認識結果に基づいて前記媒
体を前記印字部に搬送するときの前記搬送モータの回転
角を制御して前記媒体の搬送量を補正する媒体搬送量補
正手段とを備える。
【0009】したがって、冊子を含む媒体の搬送時にお
ける厚みに応じて印字部までの搬送量を補正することが
可能となる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記媒体厚み認識手段は、前記冊子に印字
すべき頁の頁情報を固体撮像素子により読み取り、その
読取結果の頁情報に基づいて搬送時における前記冊子の
厚みを認識する。
【0011】したがって、固体撮像素子により読み取っ
た頁情報に基づいて冊子の搬送量を補正することが可能
となる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記媒体厚み認識手段は、前記冊子の磁気
ストライプの内容を磁気読取装置により読み取り、その
読取結果による印字すべき頁情報に基づいて搬送時にお
ける前記冊子の厚みを認識する。
【0013】したがって、磁気読取装置の読取結果によ
る頁情報に基づいて冊子の搬送量を補正することが可能
となる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の発明において、前記媒体搬送量補正手段は、前記冊
子の開く頁数により変化する搬送量を実測により設定
し、その実測された搬送量に基づいて補正量を設定した
テーブルを備える。
【0015】したがって、開く頁により変化する冊子の
厚みの変化による搬送量の変化と、それ以外の要因に基
づく搬送量の変化とを考慮して搬送量を補正することが
可能となる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記印字部は対向配置されたプラテンと印
字ヘッドとよりなり、前記プラテン上の前記媒体と前記
印字ヘッドとの間のヘッドギャップを調整するヘッドギ
ャップ調整装置を備え、前記媒体厚み認識手段は、前記
ヘッドギャップ調整装置により調整されたヘッドギャッ
プ情報に基づいて前記媒体の厚みを認識する。
【0017】したがって、調整されたヘッドギャップに
基づいて媒体の搬送量を補正することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は印字装置の概略構成を側面
から見て示す説明図、図2は印字装置の電気的接続構成
を示すブロック図、図3は頁を開いた状態の冊子を示す
斜視図で、図4は搬送モータの補正値を設定したテーブ
ルの説明図、図5は媒体搬送量の制御処理を示すフロー
チャートである。
【0019】まず、図1を参照して印字装置の概略構成
について説明する。冊子1aを含む媒体1の搬送径路を
定める媒体搬送路2の入口付近には印字する行を合わせ
るマーク(図示せず)が形成されている。この媒体搬送路
2には、媒体1を搬送する搬送部材としてそれぞれ対を
なす複数組の搬送ローラ3〜12が設けられている。媒
体搬送路2の上側の搬送ローラ3,5,7,9,11は
後述する搬送モータにより駆動され、下側の搬送ローラ
4,6,8,10,12は上方に付勢されピンチローラ
として機能する。搬送ローラ9,10と搬送ローラ1
1,12との間には印字部13が設けられている。この
印字部13は、プラテン14と印字ヘッド(この例では
ドッドプリンタヘッド)15とを有する。印字ヘッド1
5は媒体搬送方向と直交する方向に往復駆動されるキャ
リア(図示せず)に搭載されている。さらに、媒体搬送路
2の中間部における下方には、媒体1が冊子1aである
ときにその冊子1aの表紙に形成された磁気ストライプ
(図示せず)に印字済の頁及び行のデータを含む情報を
磁気的に書き込み、或いは書き込まれた情報を読み取る
磁気読取装置としてのMS(Magnetic Stripe)リーダ
16が設けられ、媒体搬送路2の上方にはプラテン14
よりもやや上流側に配置されて冊子1aの頁マークや印
字された領域のデータを読み取る固体撮像素子(以下、
CCDと称する)17が設けられている。
【0020】次に、図2を参照し、印字装置の電気的接
続構成について説明する。各部の動作及び状態を監視す
るCPU18、このCPU18が実行するプログラム等
の固定データが書き込まれているROM19、ワークデ
ータ等の可変データを更新自在に書き込むRAM20、
インターフェース21、正逆回転自在の調整モータ24
を駆動する調整モータドライバ25、正逆回転可能な搬
送モータ22を駆動するための搬送モータドライバ2
3、印字へッド15を駆動するヘッド駆動ドライバ2
6、印字ヘッド15が搭載されたキャリアを往復動させ
る正逆回転可能なキャリアモータ27を駆動するための
キャリア駆動ドライバ28、CCD17を駆動するため
のCCDドライバ29、MSリーダ16を駆動するため
のMSリーダドライバ30、表示器31を制御する表示
制御回路32、キーボード33からの入力を取り込むキ
ーボード制御回路34等がシステムバス35上で接続さ
れている。なお、キーボード33は印字の開始時に操作
するスタートスイッチを有する。
【0021】前述した搬送モータ22、調整モータ2
4、キャリアモータ27はステッピングモータが用いら
れている。調整モータ24はプラテン14上の冊子1a
を含む媒体1と印字ヘッド15との間のヘッドギャップ
を調整するギャップ調整装置(図示せず)のモータであ
る。ギャップ調整装置は公知であるので簡単に説明す
る。
【0022】すなわち、印字ヘッド15が搭載されたキ
ャリアを摺動自在に支持するキャリアシャフト(図示せ
ず)は、その両端に形成された偏心軸が相対向するフレ
ーム(図示せず)に回転自在に支持されている。したがっ
て、調整モータ24を時計方向或いは反時計方向に所定
ステップ数だけ駆動して偏心軸を回転させ、キャリアを
印字ヘッド15とともにプラテン14に対して接近又は
離反させることにより、プラテン14上の媒体1と印字
ヘッド15の先端との間のヘッドギャップが調整され
る。
【0023】また、本実施の形態における印字装置は、
使用する媒体1の種類を指定する操作部(図示せず)と、
搬送時における媒体1の厚みを認識する媒体厚み認識手
段(図示せず)と、この媒体厚み認識手段の認識結果に基
づいて媒体1を印字部13に搬送するときの搬送モータ
22の回転角(駆動ステップ数)を制御して媒体1の搬
送量を補正する媒体搬送量補正手段(図示せず)とを備え
る。
【0024】本実施の形態で扱う媒体1は、単票、複数
枚のシートを重ねた複写紙、冊子1aの3種類で、この
例の冊子1aは、図3に示すように、矢印で示す搬送方
向に対して綴じ部1bが直交する横折れの冊子で、印字
できる頁数が8頁、枚数にして8枚に定められている。
なお、1頁の大きさは、綴じ部1bの両側の領域を含む
大きさで、各頁1cの先端付近の一側には頁情報を示す
頁マーク1dが表示されている。そして、本実施の形態
における媒体搬送量補正手段は、単票や複写紙により変
化する搬送量、及び冊子1aの開く頁数により変化する
搬送量に基づいて補正量を定めたテーブルTを備えてい
る。そのテーブルTを図4に示す。
【0025】このテーブルTは、搬送モータ22をXス
テップ駆動したときの媒体1の種類毎の搬送量を実測に
より設定し、このときの搬送量の違いに応じてXステッ
プに対する補正ステップ数を設定したものである。
【0026】すなわち、単票の搬送量Aを基準にし、複
写紙の場合は搬送量がA+0.67mmであるため−5
の補正ステップ数を与え、冊子1aの開いた印字側の頁
枚数が1〜3枚の場合は搬送量がA−0.2mmである
ため+1の補正ステップ数を与え、冊子1aの開いた印
字側の頁枚数が4〜5枚の場合は搬送量がA+0.26
mmであるため−2の補正ステップ数を与え、冊子1a
の開いた印字側の頁枚数が6〜8枚の場合は搬送量がA
+0.21mmであるため−1の補正ステップ数を与え
る。
【0027】ここで、搬送量Aは、媒体搬送路2の入口
付近に形成されたマークから印字ヘッド15までの距離
に相当する。また、後述するαは、冊子1aを上記のマ
ークからCCD17まで搬送するに必要な搬送モータ2
2のステップ数に相当する。
【0028】次に、図5に示すフローチャートを参照
し、印字に際して行なう媒体搬送量の制御処理について
説明する。まず、媒体1の種類を操作部から指定する。
冊子1aの場合は印字すべき頁1cを開いて媒体搬送路
2に挿入する。操作者が媒体1に印字する行を媒体搬送
路2の入口付近に形成されたマークに合わせ、キーボー
ド33にあるスタートスイッチをONにすると、CPU
18はスタートスイッチがONであることを認識し(S
1のY)、媒体1の搬送を行なう。この場合、キーボー
ド33からの入力により媒体1が単票であると認識した
とき(S2のY)は、搬送モータ22を正転方向にXス
テップ数だけ駆動し(S3)、搬送ローラ3,5,7,
9,11を回転させて単票を印字部13に搬送し、ステ
ップS13に移行する。
【0029】媒体1が単票でないと認識し(S2の
N)、複写紙であると認識したとき(S4のY)は、搬
送モータ22を正転方向にX−5ステップ数だけ駆動
し、搬送ローラ3,5,7,9,11を回転させて複写
紙を印字部13に搬送し、ステップS13に移行する。
複写紙の場合は単票より厚く搬送量がAより0.67m
mだけ長くなるので、ステップ数をXより−5だけ少な
くしている。
【0030】媒体1が単票でないと認識し(S2の
N)、また複写紙でないと認識し(S4のN)た場合
は、媒体1は冊子1aであると認識する。このときは搬
送モータ22を正転方向にαステップ数だけ駆動し(S
6)、搬送ローラ3,5,7,9,11を回転させて冊
子1aを頁マーク1dがCCD17を通過するまで搬送
する。この過程では、冊子1aの表紙に形成された磁気
ストライプ(図示せず)に書き込まれている情報をMS
リーダ16により読み取り、続いて、CCD17により
頁マーク1dを読み取る(S7)。冊子1aを用いる場
合は、搬送モータ22をαステップ数だけ駆動すること
により、冊子1aが媒体搬送路2の入口付近のマークか
らCCD17の位置まで達しているので、Xステップ数
からαステップ数を引いたステップ数に対してステップ
数を補正する。
【0031】すなわち、頁マーク1dの読み取りにより
得た頁情報により冊子1aの開いた印字側の頁枚数が1
〜3枚と認識した(S8のY)の場合は、搬送モータ2
2を正転方向に(X−α)+1ステップ数だけ駆動し
(S9)、搬送ローラ3,5,7,9,11を回転させ
て冊子1aを印字部13に搬送し、ステップS13に移
行する。
【0032】頁マーク1dの読み取りにより得た頁情報
により冊子1aの開いた印字側の頁枚数が1〜3枚では
ないと認識し(S8のN)、4〜5枚と認識した(S1
0のY)の場合は、搬送モータ22を正転方向に(X−
α)−2ステップ数だけ駆動し(S11)、搬送ローラ
3,5,7,9,11を回転させて冊子1aを印字部1
3に搬送し、ステップS13に移行する。
【0033】頁マーク1dの読み取りにより得た頁情報
により冊子1aの開いた印字側の頁枚数が1〜3枚では
ないと認識し(S8のN)、また4〜5枚でないと認識
した(S10のN)場合は、6〜8枚であると認識す
る。この場合には、搬送モータ22を正転方向に(X−
α)−1ステップ数だけ駆動し(S12)、搬送ローラ
3,5,7,9,11を回転させて冊子1aを印字部1
3に搬送し、ステップS13に移行する。
【0034】ステップS13では、既にプラテン14と
印字ヘッド15との間に冊子1aを含む媒体1の先端が
達しているので、調整モータ24を一方向に回転させ、
ホームポジションに位置するキャリアを印字ヘッド15
とともにプラテン14方向に変位させ、プラテン14上
の媒体1に印字ヘッド15が当接した状態を、その当接
による負荷の高まりを検出する等の方法により認識し、
その認識の基に調整モータ24を停止させ、この停止位
置を基準に調整モータ24を逆方向に所定ステップ数だ
け回転させてキャリアを印字ヘッド15とともに媒体1
から離反させることにより、プラテン14上の媒体1と
印字ヘッド15との間のヘッドギャップを調整する。
【0035】続いて、印字処理を実行し(S14)、排
紙処理に移行する(S15)。印字処理は、印字行が複
数行であるときに、1行印字の度に搬送モータ22を1
行分駆動して媒体1を搬送する。排紙処理は、媒体1の
種類に応じてこれまでに媒体1を搬送させるに必要なス
テップ数だけ搬送モータ22を逆方向に回転させ、媒体
1を媒体搬送路2の入口側に向けて搬送する。
【0036】この媒体1の搬送過程では、媒体1が冊子
1aである場合に、先程冊子1aに印字された頁1cの
頁マーク1d及び印字内容がCCD17によって読み取
られ、続いて、CCD17により認識された印字済みの
頁数及び行数データを含むデータが冊子1aの磁気スト
ライプにMSリーダ16によって書き込まれる。
【0037】ここで、ステップS2,S4は、キーボー
ド33からの入力に基づいて媒体1の厚みを認識する媒
体厚み認識手段として機能する。ステップS7,S8,
S10は、冊子1aに印字すべき頁1cの頁情報をCC
D17により読み取り、その読取結果に基づいて搬送時
における冊子1aの厚みを認識する媒体厚み認識手段と
して機能する。
【0038】また、ステップS3,S5,S9,S1
1,S12は、上記の媒体厚み認識手段の認識結果に基
づいて媒体1を印字部13に搬送するときの搬送モータ
22の回転角(ステップ数)を制御して媒体1の搬送量
を補正する媒体搬送量補正手段として機能する。
【0039】このように、単票と複写紙とでは枚数及び
厚みの違いにより搬送量が異なるが、搬送モータ22の
ステップ数を補正することにより、印字部13の定位置
に媒体1を正確に搬送することができる。また、媒体1
が冊子1aの場合であっても、搬送時における開いた冊
子1aの厚み(頁枚数)に応じて搬送モータ22のステ
ップ数を補正することにより、印字部13の定位置に媒
体1を正確に搬送することができる。なお、使用する冊
子1aは予め決められたものを用いるので、1頁の厚みが
解かってり、これにより頁数が解かれば容易に厚みが算
出できる。
【0040】さらに、本実施の形態における媒体搬送量
補正手段は、冊子1aの開く頁数により変化する搬送量
を実測により設定し、その実測された搬送量に基づいて
補正量を設定したテーブルT(図4)を備えるので、開
く頁1cにより変化する冊子1aの厚みの変化による搬
送量の変化と、それ以外の要因に基づく搬送量の変化と
を考慮して搬送量を補正することができる。したがっ
て、冊子1aの搬送位置をより正確に定めることができ
る。
【0041】次に、本発明の第二の実施の形態について
説明する。本実施の形態及びこれに続く他の実施の形態
において、前記実施の形態と同一部分については説明を
省略する。
【0042】本実施の形態における媒体厚み認識手段
は、前記実施の形態で説明したように、搬送モータ22
をαステップ数だけ駆動し(図5のS6)、冊子1aを
CCD17に向けて搬送するときに、冊子1aの磁気ス
トライプの内容をMSリーダ16により読み取るので、
その読取結果による印字すべき頁情報に基づいて搬送時
における冊子1aの厚み、すなわち、冊子1aの開いた
印字側の頁枚数を認識するものである。
【0043】第一、第二の実施の形態において、補正し
たステップ数だけ搬送モータ22を駆動して媒体1を印
字部13に搬送する状態で説明したが、補正前のステッ
プ数で搬送モータ22を駆動して媒体1を印字部13に
搬送した後に、補正ステップ数だけ搬送モータ22を一
方又は他方に駆動して媒体1の搬送位置を補正するよう
にしてもよい。
【0044】さらに、本発明の第三の実施の形態につい
て説明する。前記実施の形態で説明したように、媒体1
の印字すべき行を媒体搬送路2の入口側のマークに合わ
せてた後に媒体1を印字部13に向けて搬送するが、こ
のときは搬送モータ22の駆動ステップ数が基準となる
Xステップ数であっても、少なくとも媒体1の先端はプ
ラテン14と印字ヘッド15との間に達しているので、
ヘッドギャップの調整は可能である。本実施の形態は、
この調整済のヘッドギャップの情報により、搬送モータ
22を補正ステップ数だけ一方又は他方に駆動させるこ
とで媒体1の搬送位置を補正しようとするものである。
【0045】この場合、ギャップ調整装置は媒体1の枚
数だけでなく厚みの変化をも含んでヘッドギャップを調
整する。したがって、長い間使用した冊子1aは何回も
頁を開くために綴じ部1bの膨らみ等によって厚くなる
場合があるが、頁枚数のみならず厚みを含んで、搬送モ
ータ22のステップ数を補正することができる。
【0046】なお、冊子1aは具体的な例として、預貯
金通帳等が挙げられるが、これに限られるものではな
い。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、冊子を含
む媒体の搬送時における厚みを媒体厚み認識手段により
認識し、その認識結果に基づいて媒体を印字部に搬送す
るときの搬送モータの回転角を媒体搬送量補正手段によ
り制御して媒体の搬送量を補正するように構成したの
で、冊子を含む媒体の搬送時における厚みに応じて印字
部までの搬送量を補正することができ、これにより、冊
子を含む媒体の搬送位置を正確に定め、正確な印字位置
にデータを印字することができる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、媒体厚み認
識手段は、冊子に印字すべき頁の頁情報を固体撮像素子
により読み取り、その読取結果の頁情報に基づいて搬送
時における冊子の厚みを認識するので、固体撮像素子に
より読み取った頁情報に基づいて冊子の搬送量を補正す
ることができる。また、冊子印字用の印字装置が備える
頁情報読取用の固体撮像素子を利用して媒体厚み認識手
段を容易に構成することができる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、媒体厚み認
識手段は、冊子の磁気ストライプの内容を磁気読取装置
により読み取り、その読取結果による印字すべき頁情報
に基づいて搬送時における冊子の厚みを認識するので、
磁気読取装置の読取結果による頁情報に基づいて冊子の
搬送量を補正することができる。また、冊子印字用の印
字装置が備える磁気読取装置を利用して媒体厚み認識手
段を容易に構成することができる。
【0050】請求項4記載の発明によれば、媒体搬送量
補正手段は、冊子の開く頁数により変化する搬送量を実
測により設定し、その実測された搬送量に基づいて補正
量を設定したテーブルを備えるので、開く頁により変化
する冊子の厚みの変化による搬送量の変化と、それ以外
の要因に基づく搬送量の変化とを考慮して搬送量を補正
することができる。これにより、冊子の搬送位置をより
正確に定めることができる。
【0051】請求項5記載の発明によれば、印字部は対
向配置されたプラテンと印字ヘッドとよりなり、プラテ
ン上の媒体と印字ヘッドとの間のヘッドギャップを調整
するヘッドギャップ調整装置を備え、媒体厚み認識手段
は、調整されたヘッドギャップ情報に基づいて媒体の厚
みを認識するので、調整されたヘッドギャップに基づい
て媒体の搬送量を補正することができる。これにより、
既存のギャップ調整装置を利用して媒体厚み認識手段を
容易に構成することができる。さらに、冊子に印字する
場合には、冊子の古さによる厚みの変化に拘わらず、頁
枚数のみならず厚みを含んで搬送モータのステップ数を
補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印字装置の概略構成を側面から見て示す説明図
である。
【図2】印字装置の電気的接続構成を示すブロック図で
ある。
【図3】頁を開いた状態の冊子を示す斜視図である。
【図4】搬送モータの補正値を設定したテーブルの説明
図である。
【図5】媒体搬送量の制御処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 媒体 1a 冊子 2 媒体搬送路 3〜12 搬送部材 13 印字部 14 プラテン 15 印字ヘッド 16 磁気読取装置 17 固体撮像素子 22 搬送モータ T テーブル S2,S4 媒体厚み認識手段 S7,S8,S10 媒体厚み認識手段 S3,S5,S9,S11,S12 媒体搬送量補正手

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冊子を含む媒体の搬送径路を定める媒体
    搬送路と、 前記媒体搬送路に設けられ前記媒体を搬送する搬送部材
    と、 前記搬送部材を駆動する搬送モータと、 前記媒体搬送路に設けられ前記媒体にデータを印字する
    印字部と、 搬送時における前記媒体の厚みを認識する媒体厚み認識
    手段と、 前記媒体厚み認識手段の認識結果に基づいて前記媒体を
    前記印字部に搬送するときの前記搬送モータの回転角を
    制御して前記媒体の搬送量を補正する媒体搬送量補正手
    段と、を備える印字装置。
  2. 【請求項2】 前記媒体厚み認識手段は、前記冊子に印
    字すべき頁の頁情報を固体撮像素子により読み取り、そ
    の読取結果の頁情報に基づいて搬送時における前記冊子
    の厚みを認識する請求項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記媒体厚み認識手段は、前記冊子の磁
    気ストライプの内容を磁気読取装置により読み取り、そ
    の読取結果による印字すべき頁情報に基づいて搬送時に
    おける前記冊子の厚みを認識する請求項1記載の印字装
    置。
  4. 【請求項4】 前記媒体搬送量補正手段は、前記冊子の
    開く頁数により変化する搬送量を実測により設定し、そ
    の実測された搬送量に基づいて補正量を設定したテーブ
    ルを備える請求項2又は3記載の印字装置。
  5. 【請求項5】 前記印字部は対向配置されたプラテンと
    印字ヘッドとよりなり、前記プラテン上の前記媒体と前
    記印字ヘッドとの間のヘッドギャップを調整するヘッド
    ギャップ調整装置を備え、前記媒体厚み認識手段は、前
    記ヘッドギャップ調整装置により調整されたヘッドギャ
    ップ情報に基づいて前記媒体の厚みを認識する請求項1
    記載の印字装置。
JP13351099A 1999-05-14 1999-05-14 印字装置 Abandoned JP2000318259A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13351099A JP2000318259A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 印字装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13351099A JP2000318259A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 印字装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000318259A true JP2000318259A (ja) 2000-11-21

Family

ID=15106475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13351099A Abandoned JP2000318259A (ja) 1999-05-14 1999-05-14 印字装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000318259A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007125856A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Oki Electric Ind Co Ltd 印字装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007125856A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Oki Electric Ind Co Ltd 印字装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5773725B2 (ja) 画像形成装置
JP3926639B2 (ja) 用紙の反転方法及び用紙反転装置並びに画像形成装置
JP2586689B2 (ja) 印字装置
US6449440B1 (en) Image forming system having job recovery depending on number of sheets in ejection tray
JP2000318259A (ja) 印字装置
US20090162119A1 (en) Method for image to paper (iop) registration: image one to image two error compensation
JP2596242Y2 (ja) 冊子類のプリンタ装置
JP2814971B2 (ja) プリンタ装置
JPH1087116A (ja) シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置
JPH07334630A (ja) 帳票の傾き修正機構
JPH05208755A (ja) 枚葉用紙用給紙装置
JPH06262819A (ja) 印字装置
JP2000302293A (ja) 紙葉類搬送装置、該紙葉類搬送装置を用いた印刷処理装置、紙葉類搬送方法及び印刷処理方法
JP2723733B2 (ja) 印刷機の連続紙搬送装置
JPS62167061A (ja) 通帳搬送制御方式
JP2573751B2 (ja) 通帳改頁機構及びその改頁方法
JP2886468B2 (ja) 記録媒体圧延装置
JPH11170635A (ja) 冊子プリンタ
JP2022010428A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JPH10139180A (ja) プリンタ装置
JPH04157479A (ja) 用紙端補正方法
JPH09109504A (ja) ページマーク読取り装置
JPH08230267A (ja) プリンタ装置
JPH07246744A (ja) プリンタ
JP2001293920A (ja) 媒体処理装置における印字位置補正機構

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040921

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20041222