JP2000317904A - ジグソー - Google Patents
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- JP2000317904A JP2000317904A JP11127281A JP12728199A JP2000317904A JP 2000317904 A JP2000317904 A JP 2000317904A JP 11127281 A JP11127281 A JP 11127281A JP 12728199 A JP12728199 A JP 12728199A JP 2000317904 A JP2000317904 A JP 2000317904A
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- housing
- switch
- knob
- motor
- jigsaw
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 定盤そのものの構造を簡易化して、製造コス
トを低廉に維持するのみならず、軽量且つ小型化を図る
ことが可能なジグソーを提供する。 【解決手段】 ジグソーは、モータ2と、その回転運動
を直線往復運動に変換する変換機構Tと、これによって
上下に往復動するスピンドル11とを内蔵するハウジン
グ1を備えている。ハウジング1の下部に定盤取付部1
x、1yを一体に形成して、これに定盤16を固定す
る。ハウジング1内において、その下方にスイッチ19
を設ける一方、ハウジング1の上方部分に摘み17をス
ライド可能に設け、摘み17の操作によってスイッチ1
9がオンオフされるように、摘み17とスイッチ19と
を揺動アーム18を介して連結する。
トを低廉に維持するのみならず、軽量且つ小型化を図る
ことが可能なジグソーを提供する。 【解決手段】 ジグソーは、モータ2と、その回転運動
を直線往復運動に変換する変換機構Tと、これによって
上下に往復動するスピンドル11とを内蔵するハウジン
グ1を備えている。ハウジング1の下部に定盤取付部1
x、1yを一体に形成して、これに定盤16を固定す
る。ハウジング1内において、その下方にスイッチ19
を設ける一方、ハウジング1の上方部分に摘み17をス
ライド可能に設け、摘み17の操作によってスイッチ1
9がオンオフされるように、摘み17とスイッチ19と
を揺動アーム18を介して連結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動工具としての
ジグソーに関する。
ジグソーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ジグソーのハウジングは、モー
タと、このモータの回転運動を直線往復運動に変換する
変換機構と、この変換機構によって上下に往復動するス
ピンドルとを内蔵している。
タと、このモータの回転運動を直線往復運動に変換する
変換機構と、この変換機構によって上下に往復動するス
ピンドルとを内蔵している。
【0003】この種のジグソーに関して、実開平5−2
9701号公報は、定盤を備えたジグソーを開示してい
る(以下、「先行技術1」という)。先行技術1におい
て、定盤は金属製であって、取付部を備えており、この
取付部がジグソーのハウジングの下部にネジ止めされ
る。
9701号公報は、定盤を備えたジグソーを開示してい
る(以下、「先行技術1」という)。先行技術1におい
て、定盤は金属製であって、取付部を備えており、この
取付部がジグソーのハウジングの下部にネジ止めされ
る。
【0004】また、実開平6−61473号公報は、電
動工具においては、グリップ部を片手で把持し易いコン
パクトな形状とする必要がある等の理由から、各構成部
品の配置には一定の制約を伴い、このような制約に基づ
いて、モータの駆動をオンオフするためのスイッチがハ
ウジングの後部に内蔵される傾向があることを開示して
いる(以下、「先行技術2」という)。
動工具においては、グリップ部を片手で把持し易いコン
パクトな形状とする必要がある等の理由から、各構成部
品の配置には一定の制約を伴い、このような制約に基づ
いて、モータの駆動をオンオフするためのスイッチがハ
ウジングの後部に内蔵される傾向があることを開示して
いる(以下、「先行技術2」という)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術1においては、定盤そのものが取付部を備えており、
この取付部をジグソーのハウジングにネジ止めする取付
構造を採用しているため、定盤そのものの構造が複雑に
なり、従って、煩雑な製造工程が要求され、これに起因
して製造コストが高騰化する傾向があった。また、先行
技術1においては、定盤自体が金属製であるため、かな
りの重量を有しており、従って、ジグソー全体の重量が
増加する傾向があった。
術1においては、定盤そのものが取付部を備えており、
この取付部をジグソーのハウジングにネジ止めする取付
構造を採用しているため、定盤そのものの構造が複雑に
なり、従って、煩雑な製造工程が要求され、これに起因
して製造コストが高騰化する傾向があった。また、先行
技術1においては、定盤自体が金属製であるため、かな
りの重量を有しており、従って、ジグソー全体の重量が
増加する傾向があった。
【0006】先行技術2においては、スイッチをハウジ
ングの後部に内蔵することによって、ハウジングの全長
が長くなり、軽量且つ小型化を図ることが困難であっ
た。
ングの後部に内蔵することによって、ハウジングの全長
が長くなり、軽量且つ小型化を図ることが困難であっ
た。
【0007】本発明の目的は、定盤そのものの構造を簡
易化して、製造コストを低廉に維持するのみならず、軽
量且つ小型化を図ることが可能なジグソーを提供するこ
とにある。
易化して、製造コストを低廉に維持するのみならず、軽
量且つ小型化を図ることが可能なジグソーを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の本発明は、モータ(2)と、前記モ
ータ(2)の回転運動を直線往復運動に変換する変換機
構(T)と、前記変換機構(T)によって上下に往復動
するスピンドル(11)とを内蔵するハウジング(1)
を備えたジグソーにおいて、前記ハウジング(1)の下
部に定盤取付部(1x、1y)を一体に形成して、これ
に定盤(16)を固定し、前記ハウジング(1)内にお
いて、その下方にスイッチ(19)を設ける一方、前記
ハウジング(1)の上方部分に摘み(17)をスライド
可能に設け、前記摘み(17)の操作によって前記スイ
ッチ(19)がオンオフされるように、前記摘み(1
7)と前記スイッチ(19)とを揺動アーム(18)を
介して連結していることを特徴とする。
ために、請求項1の本発明は、モータ(2)と、前記モ
ータ(2)の回転運動を直線往復運動に変換する変換機
構(T)と、前記変換機構(T)によって上下に往復動
するスピンドル(11)とを内蔵するハウジング(1)
を備えたジグソーにおいて、前記ハウジング(1)の下
部に定盤取付部(1x、1y)を一体に形成して、これ
に定盤(16)を固定し、前記ハウジング(1)内にお
いて、その下方にスイッチ(19)を設ける一方、前記
ハウジング(1)の上方部分に摘み(17)をスライド
可能に設け、前記摘み(17)の操作によって前記スイ
ッチ(19)がオンオフされるように、前記摘み(1
7)と前記スイッチ(19)とを揺動アーム(18)を
介して連結していることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係るジ
グソーを図1乃至図5を参照しながら詳述する。ジグソ
ーは、モータ2と、変換機構Tと、スピンドル11とか
らなる基本構成を有しており、これらの構成要素はハウ
ジング1に内蔵されている。
グソーを図1乃至図5を参照しながら詳述する。ジグソ
ーは、モータ2と、変換機構Tと、スピンドル11とか
らなる基本構成を有しており、これらの構成要素はハウ
ジング1に内蔵されている。
【0010】モータ2は、図1に示すように、ハウジン
グ1のほぼ中央の位置に配置されており、モータ2の出
力軸2aの両端部が軸受3、4を介してハウジング1に
支持されている。この出力軸2aは、軸受3、4間にお
いて、前方側の軸受4に近接した位置に冷却ファン26
が取り付けられており、更に、この軸受4から突出した
出力軸2aの先端にはピニオン5が形成されている。
尚、図1において、符号24は、モータ2の回転子コイ
ルに電流を流すためのブラシである。
グ1のほぼ中央の位置に配置されており、モータ2の出
力軸2aの両端部が軸受3、4を介してハウジング1に
支持されている。この出力軸2aは、軸受3、4間にお
いて、前方側の軸受4に近接した位置に冷却ファン26
が取り付けられており、更に、この軸受4から突出した
出力軸2aの先端にはピニオン5が形成されている。
尚、図1において、符号24は、モータ2の回転子コイ
ルに電流を流すためのブラシである。
【0011】変換機構Tは、モータ2の回転運動を直線
往復運動に変換するためのもので、ギヤ6と、偏心ピン
7と、可動軸受8とから構成されている。ギヤ6は、上
述したモータ2のピニオン5の上方の位置に、これと噛
み合うように支持軸6aを介してハウジング1に取り付
けられている。支持軸6aとギヤ6との間には軸受10
が配置されている。偏心ピン7は、このギヤ6の中心か
ら偏倚した位置に取り付けられており、そして、ジグソ
ーの前方側に向けて突出している。可動軸受8は、この
ように突出した偏心ピン7を先端部を受け入れており、
ギヤ6と可動軸受8との間にはスラストワッシャ9が配
置されている。
往復運動に変換するためのもので、ギヤ6と、偏心ピン
7と、可動軸受8とから構成されている。ギヤ6は、上
述したモータ2のピニオン5の上方の位置に、これと噛
み合うように支持軸6aを介してハウジング1に取り付
けられている。支持軸6aとギヤ6との間には軸受10
が配置されている。偏心ピン7は、このギヤ6の中心か
ら偏倚した位置に取り付けられており、そして、ジグソ
ーの前方側に向けて突出している。可動軸受8は、この
ように突出した偏心ピン7を先端部を受け入れており、
ギヤ6と可動軸受8との間にはスラストワッシャ9が配
置されている。
【0012】スピンドル11は、上述したギヤ6の前方
側の位置において、上下一対の軸受12、13を介し
て、上下に往復動可能にハウジング1に取り付けられて
いる。上述した可動軸受8は、これらの軸受12、13
間において、スピンドル11に固定されている。上記ス
ピンドル11の下端には、保持部材14を介してブレー
ド15が着脱可能に取り付けられている。
側の位置において、上下一対の軸受12、13を介し
て、上下に往復動可能にハウジング1に取り付けられて
いる。上述した可動軸受8は、これらの軸受12、13
間において、スピンドル11に固定されている。上記ス
ピンドル11の下端には、保持部材14を介してブレー
ド15が着脱可能に取り付けられている。
【0013】上述したモータ2、変換機構T及びスピン
ドル11を内蔵するハウジング1は合成樹脂からなり、
ハウジング本体1sと、その下部に一体的に形成された
定盤取付部1x、1yとから構成されている。このハウ
ジング1は、成形性の問題から、左右の半割シェル1
a、1bに分割されており、これらシェル1a、1bを
相互に組み合わせ、ネジ止めすることによってハウジン
グ1が形成される。
ドル11を内蔵するハウジング1は合成樹脂からなり、
ハウジング本体1sと、その下部に一体的に形成された
定盤取付部1x、1yとから構成されている。このハウ
ジング1は、成形性の問題から、左右の半割シェル1
a、1bに分割されており、これらシェル1a、1bを
相互に組み合わせ、ネジ止めすることによってハウジン
グ1が形成される。
【0014】定盤取付部1x、1yは、図2から明らか
なように、ジグソーの正面において、ハウジング本体1
sの最大幅を有する中間部分よりも外側に張り出してい
る。ハウジング1の底面において、定盤取付部1x、1
yは相互に協働して、前方部中央に後述する刃口板25
のための開口部28を有する矩形の形状を露呈する。定
盤取付部1x、1yの長さは、図1から明らかなよう
に、ハウジング本体1sの全長よりも僅かに短い。
なように、ジグソーの正面において、ハウジング本体1
sの最大幅を有する中間部分よりも外側に張り出してい
る。ハウジング1の底面において、定盤取付部1x、1
yは相互に協働して、前方部中央に後述する刃口板25
のための開口部28を有する矩形の形状を露呈する。定
盤取付部1x、1yの長さは、図1から明らかなよう
に、ハウジング本体1sの全長よりも僅かに短い。
【0015】ハウジング1の底面において、定盤取付部
1x、1yには、定盤としての金属製のベースプレート
16がネジ止めされている。勿論、このベースプレート
16は、定盤取付部1x、1yが相互に協働して形成す
る上述した形状と実質的に同一の矩形の形状を有してお
り、しかも、上述した開口部28に対応する位置に、同
様の開口部を備えている。
1x、1yには、定盤としての金属製のベースプレート
16がネジ止めされている。勿論、このベースプレート
16は、定盤取付部1x、1yが相互に協働して形成す
る上述した形状と実質的に同一の矩形の形状を有してお
り、しかも、上述した開口部28に対応する位置に、同
様の開口部を備えている。
【0016】このように、定盤取付部1x、1yをハウ
ジング本体1sに一体的に形成することは、ハウジング
1の成形用型における成形キャビティの形状を予め所定
の形状に設定することによって容易に実現できる。しか
も、ベースプレート16は、定盤取付部1x、1yから
外側に張り出すことがなく、このような定盤としての金
属製ベースプレート16が小型化されるため、ジグソー
全体の軽量化が可能になる。しかも、先行技術1と異な
り、定盤としてのベースプレート16に取付部を設ける
必要がないため、ベースプレート16の形状を簡単な形
状にすることができ、その製造が容易である。
ジング本体1sに一体的に形成することは、ハウジング
1の成形用型における成形キャビティの形状を予め所定
の形状に設定することによって容易に実現できる。しか
も、ベースプレート16は、定盤取付部1x、1yから
外側に張り出すことがなく、このような定盤としての金
属製ベースプレート16が小型化されるため、ジグソー
全体の軽量化が可能になる。しかも、先行技術1と異な
り、定盤としてのベースプレート16に取付部を設ける
必要がないため、ベースプレート16の形状を簡単な形
状にすることができ、その製造が容易である。
【0017】次に、上述したジグソーにおいて、モータ
の駆動をオンオフするためのスイッチ19及びこれを作
動させる摘み17について説明する。
の駆動をオンオフするためのスイッチ19及びこれを作
動させる摘み17について説明する。
【0018】スイッチ19は、図1及び図2に示すよう
に、モータ2の下方に配置されている。このスイッチ1
9は、スイッチ本体19aと、これにスライド可能に取
り付けられ、オンオフ動作を行なうロッド19bとから
構成されている。スイッチ本体19aは、上記ロッド1
9bがジグソーの長さ方向にそってスライド可能なよう
に、ハウジング1の内側面に、そこから内側に向けて突
出したリブ16、16によって保持されている。
に、モータ2の下方に配置されている。このスイッチ1
9は、スイッチ本体19aと、これにスライド可能に取
り付けられ、オンオフ動作を行なうロッド19bとから
構成されている。スイッチ本体19aは、上記ロッド1
9bがジグソーの長さ方向にそってスライド可能なよう
に、ハウジング1の内側面に、そこから内側に向けて突
出したリブ16、16によって保持されている。
【0019】上述したスイッチ19は、モータ2の電気
回路に接続され、ロッド19bが図1に示すように前方
に押し出された状態においては、オフの状態を保持し、
一方、ロッド19bが後方に引っ込められた状態におい
ては、オンの状態を保持する。
回路に接続され、ロッド19bが図1に示すように前方
に押し出された状態においては、オフの状態を保持し、
一方、ロッド19bが後方に引っ込められた状態におい
ては、オンの状態を保持する。
【0020】摘み17は、図1及び図2に示すように、
モータ2の上方において、上述したスイッチ19と対向
するハウジング1の部分、即ち、把持部Gに、ジグソー
の長さ方向にスライド可能に配置されている。この摘み
17は、摘み本体17aと、一対の脚部17b、17b
と、係合突起17dとから構成されている。摘み本体1
7aは、作業者の指が接触する部分であり、上面に凹凸
部を有している。一対の脚部17b、17bは、摘み本
体17aの下面における中央の位置に、摘み17のスラ
イド方向と直交する平面内において、下方に向けて相互
に間隔をあけて伸びている(図2参照)。これらの脚部
17b、17bの下端には、外側方向に相互に反対側に
向かって伸びる爪部17c、17cがそれぞれ形成され
ている。係合突起17dは、摘み本体17aの下面にお
ける先端側の位置に、下方に向かって突出するように形
成されている。
モータ2の上方において、上述したスイッチ19と対向
するハウジング1の部分、即ち、把持部Gに、ジグソー
の長さ方向にスライド可能に配置されている。この摘み
17は、摘み本体17aと、一対の脚部17b、17b
と、係合突起17dとから構成されている。摘み本体1
7aは、作業者の指が接触する部分であり、上面に凹凸
部を有している。一対の脚部17b、17bは、摘み本
体17aの下面における中央の位置に、摘み17のスラ
イド方向と直交する平面内において、下方に向けて相互
に間隔をあけて伸びている(図2参照)。これらの脚部
17b、17bの下端には、外側方向に相互に反対側に
向かって伸びる爪部17c、17cがそれぞれ形成され
ている。係合突起17dは、摘み本体17aの下面にお
ける先端側の位置に、下方に向かって突出するように形
成されている。
【0021】図3に示すように、ハウジング1の上述し
た把持部Gは、摘み17をスライド可能に受け入れるた
めの凹部1cを有しており、その凹部1cを形成する底
壁中央部には、これを貫通する長孔1eが形成されてお
り、更に、上記底壁の前方部には、摘み17の上記係合
突起17dが係合可能な嵌合穴1dが形成されている。
この長孔1e内に、上記摘み17の脚部17b、17b
を挿入することによって、摘み17は凹部1c内にスラ
イド可能に配置される。摘み17が前方にスライドし
て、前方限界位置に到達すると、摘み17の係合突起1
7dは、上記嵌合穴1d内に係合する。
た把持部Gは、摘み17をスライド可能に受け入れるた
めの凹部1cを有しており、その凹部1cを形成する底
壁中央部には、これを貫通する長孔1eが形成されてお
り、更に、上記底壁の前方部には、摘み17の上記係合
突起17dが係合可能な嵌合穴1dが形成されている。
この長孔1e内に、上記摘み17の脚部17b、17b
を挿入することによって、摘み17は凹部1c内にスラ
イド可能に配置される。摘み17が前方にスライドし
て、前方限界位置に到達すると、摘み17の係合突起1
7dは、上記嵌合穴1d内に係合する。
【0022】上述した摘み17と上述したスイッチ19
とは揺動アーム18によって連結されている。即ち、揺
動アーム18は、図2に示すように、モータ2の側面に
沿って湾曲して形成されており、その上端部には、摘み
17の脚部17b、17bが弾発的に係合可能な取付け
孔18aが形成されている。この揺動アーム18は、上
述したように、モータ2の側面に沿って配置されるが、
その中央部の両側が、ハウジング1の内側面から突出し
た一対の支持突起20、20によって拘束され、その結
果、揺動アーム18は、その中央部を中心として揺動可
能な状態に保持される。このような状態において、揺動
アーム18の上記取付け孔18aには摘み17の脚部1
7b、17bが挿入され、その爪部17c、17cが取
付け孔18cの周囲に係合しており、これにより、脚部
17b、17bの取付け孔18aからの抜けが防止され
る。
とは揺動アーム18によって連結されている。即ち、揺
動アーム18は、図2に示すように、モータ2の側面に
沿って湾曲して形成されており、その上端部には、摘み
17の脚部17b、17bが弾発的に係合可能な取付け
孔18aが形成されている。この揺動アーム18は、上
述したように、モータ2の側面に沿って配置されるが、
その中央部の両側が、ハウジング1の内側面から突出し
た一対の支持突起20、20によって拘束され、その結
果、揺動アーム18は、その中央部を中心として揺動可
能な状態に保持される。このような状態において、揺動
アーム18の上記取付け孔18aには摘み17の脚部1
7b、17bが挿入され、その爪部17c、17cが取
付け孔18cの周囲に係合しており、これにより、脚部
17b、17bの取付け孔18aからの抜けが防止され
る。
【0023】一方、揺動アーム18の下端部は、スイッ
チ19のロッド19bに連結されている。この揺動アー
ム18の下端部とロッド19bとの連結のために、これ
らの構成要素の相対運動を許容する適宜の連結手段、例
えば、連結ピンとこれが挿通される孔との組合せを使用
してもよいが、ロッド19bに対する揺動アーム18の
運動量が著しく小さく、しかも、揺動アーム18が若干
の弾性変形が可能な合成樹脂等から成形した場合には、
ロッド19bと揺動アーム18の下端部とを接着しても
よい。
チ19のロッド19bに連結されている。この揺動アー
ム18の下端部とロッド19bとの連結のために、これ
らの構成要素の相対運動を許容する適宜の連結手段、例
えば、連結ピンとこれが挿通される孔との組合せを使用
してもよいが、ロッド19bに対する揺動アーム18の
運動量が著しく小さく、しかも、揺動アーム18が若干
の弾性変形が可能な合成樹脂等から成形した場合には、
ロッド19bと揺動アーム18の下端部とを接着しても
よい。
【0024】次に、摘み17の操作によるスイッチ19
のオンオフ動作について説明する。図1に示すように、
摘み17が後方側に位置しているときには、スイッチ1
9のロッド19bは前方に押し出された状態に置かれ、
スイッチ19はオフの状態に保持されている。従って、
モータ2に電流が供給されず、その停止状態が保持され
る。
のオンオフ動作について説明する。図1に示すように、
摘み17が後方側に位置しているときには、スイッチ1
9のロッド19bは前方に押し出された状態に置かれ、
スイッチ19はオフの状態に保持されている。従って、
モータ2に電流が供給されず、その停止状態が保持され
る。
【0025】ここで、摘み17を前方にスライドさせ
て、前方限界位置に到達すると、摘み17の係合突起1
7dがハウジング1の嵌合穴1dに係合し、これによっ
て、摘み17はロックされる。このような摘み17の前
方へのスライドに伴って、揺動アーム18は、ハウジン
グ1の支持突起20、20付近の部分を中心として、図
1において時計方向に揺動し、これに連動して、スイッ
チ19のロッド19bは、後方に引っ込められた状態に
置かれ、スイッチ19はオンの状態に保持される。従っ
て、モータ2に電流が供給されて、これが駆動する。モ
ータ2の駆動により、その回転運動を直線往復運動に変
換する変換機構Tを介してスピンドル11が往復動し、
同時に、ブレード15も往復動し、これによって、被加
工材の切断が実施される。
て、前方限界位置に到達すると、摘み17の係合突起1
7dがハウジング1の嵌合穴1dに係合し、これによっ
て、摘み17はロックされる。このような摘み17の前
方へのスライドに伴って、揺動アーム18は、ハウジン
グ1の支持突起20、20付近の部分を中心として、図
1において時計方向に揺動し、これに連動して、スイッ
チ19のロッド19bは、後方に引っ込められた状態に
置かれ、スイッチ19はオンの状態に保持される。従っ
て、モータ2に電流が供給されて、これが駆動する。モ
ータ2の駆動により、その回転運動を直線往復運動に変
換する変換機構Tを介してスピンドル11が往復動し、
同時に、ブレード15も往復動し、これによって、被加
工材の切断が実施される。
【0026】上述した状態から、モータ2の駆動を停止
する場合には、摘み17の前方部分を上方に引き上げ
て、その係合突起17dとハウジング1の嵌合穴1dと
の係合を解除し、このような状態で、摘み17を後方に
スライドさせる。このような摘み17の後方へのスライ
ドに伴って、揺動アーム18は、ハウジング1の支持突
起20、20付近の部分を中心として、図1において反
時計方向に揺動し、これに連動して、スイッチ19のロ
ッド19bは、前方に押し出された状態に置かれ、スイ
ッチ19はオフの状態に保持される。
する場合には、摘み17の前方部分を上方に引き上げ
て、その係合突起17dとハウジング1の嵌合穴1dと
の係合を解除し、このような状態で、摘み17を後方に
スライドさせる。このような摘み17の後方へのスライ
ドに伴って、揺動アーム18は、ハウジング1の支持突
起20、20付近の部分を中心として、図1において反
時計方向に揺動し、これに連動して、スイッチ19のロ
ッド19bは、前方に押し出された状態に置かれ、スイ
ッチ19はオフの状態に保持される。
【0027】上述したように、スイッチ19をモータ2
の下方に配置し、このスイッチ19のオンオフを摘み1
7によって確実に行なうことができるため、ハウジング
1の後部にスイッチを内蔵することを回避し、もって、
ハウジング1の全長を短くすることができる。
の下方に配置し、このスイッチ19のオンオフを摘み1
7によって確実に行なうことができるため、ハウジング
1の後部にスイッチを内蔵することを回避し、もって、
ハウジング1の全長を短くすることができる。
【0028】本発明のジグソーは更に、刃口板25の改
良された取付け構造を有している。即ち、図4に示すよ
うに、ハウジング1の底面に形成された矩形状の開口部
28の両側縁には一対のスライド溝21、21がそれぞ
れ形成されている。このスライド溝21、21の前方寄
りの位置には、一対の係合溝22、22がそれぞれ形成
されており、更に、スライド21、21のほぼ中央の位
置には、他の一対の係合溝23、23がそれぞれ形成さ
れている。これらのスライド溝21、21、一対の係合
溝22、22及び他の一対の係合溝23、23は、ハウ
ジング1の定盤取付部1x、1yとベースプレート16
との間に形成される。
良された取付け構造を有している。即ち、図4に示すよ
うに、ハウジング1の底面に形成された矩形状の開口部
28の両側縁には一対のスライド溝21、21がそれぞ
れ形成されている。このスライド溝21、21の前方寄
りの位置には、一対の係合溝22、22がそれぞれ形成
されており、更に、スライド21、21のほぼ中央の位
置には、他の一対の係合溝23、23がそれぞれ形成さ
れている。これらのスライド溝21、21、一対の係合
溝22、22及び他の一対の係合溝23、23は、ハウ
ジング1の定盤取付部1x、1yとベースプレート16
との間に形成される。
【0029】刃口板25は、スライド溝21、21間の
間隔と実質的に同一の幅、及び、上記開口部28の長さ
の約2分の1の長さを有する矩形状に形成されている。
このい刃口板25は、両側縁に一対の突条25b、25
bをそれぞれ有している。これらの突条25b、25b
は、その先端側の対応する位置に、外側に突出する一対
の突起25c、25cをそれぞれ備えている。刃口板2
5は、更に、その中央部において、前方に向けて開放さ
れた開口溝25dを有している。
間隔と実質的に同一の幅、及び、上記開口部28の長さ
の約2分の1の長さを有する矩形状に形成されている。
このい刃口板25は、両側縁に一対の突条25b、25
bをそれぞれ有している。これらの突条25b、25b
は、その先端側の対応する位置に、外側に突出する一対
の突起25c、25cをそれぞれ備えている。刃口板2
5は、更に、その中央部において、前方に向けて開放さ
れた開口溝25dを有している。
【0030】次に、上述した刃口板25の使用方法を説
明する。刃口板25を使用する場合には、これは、図4
において実線で示すように、ジグソーの前方側に位置す
る。この状態において、刃口板25の突起25c、25
cは、ハウジング1の開口部28の前方側に位置する係
合溝22、22内に係合して、刃口板25は使用状態で
ロックされている。ここで、ブレード15は、刃口板2
5の開口溝25d内に収められる。
明する。刃口板25を使用する場合には、これは、図4
において実線で示すように、ジグソーの前方側に位置す
る。この状態において、刃口板25の突起25c、25
cは、ハウジング1の開口部28の前方側に位置する係
合溝22、22内に係合して、刃口板25は使用状態で
ロックされている。ここで、ブレード15は、刃口板2
5の開口溝25d内に収められる。
【0031】刃口板25を使用しない場合には、これを
後方に向かって押圧する。このように刃口板25を押圧
することによって、これが変形して、突起25c、25
c間の有効幅が僅かに減少し、その結果、突起25c、
25cが係合溝22、22から離脱する。従って、刃口
板25は、スライド溝21、21に沿ってスライド可能
な状態に置かれる。この状態で、刃口板25を後方にス
ライドさせると、突起25c、25cが係合溝23、2
3にそれぞれ係合して、刃口板25は不使用状態でロッ
クされる。
後方に向かって押圧する。このように刃口板25を押圧
することによって、これが変形して、突起25c、25
c間の有効幅が僅かに減少し、その結果、突起25c、
25cが係合溝22、22から離脱する。従って、刃口
板25は、スライド溝21、21に沿ってスライド可能
な状態に置かれる。この状態で、刃口板25を後方にス
ライドさせると、突起25c、25cが係合溝23、2
3にそれぞれ係合して、刃口板25は不使用状態でロッ
クされる。
【0032】刃口板25を再び使用状態に置くために
は、これを前方に向かって引っ張る。このように刃口板
25を引っ張ることによって、これが変形して、突起2
5c、25c間の有効幅が僅かに減少し、その結果、突
起25c、25cが係合溝23、23から離脱する。従
って、刃口板25は、スライド溝21、21に沿ってス
ライド可能な状態に置かれる。この状態で、刃口板25
を前方にスライドさせると、突起25c、25cが係合
溝22、22にそれぞれ係合して、刃口板25は使用状
態でロックされる。
は、これを前方に向かって引っ張る。このように刃口板
25を引っ張ることによって、これが変形して、突起2
5c、25c間の有効幅が僅かに減少し、その結果、突
起25c、25cが係合溝23、23から離脱する。従
って、刃口板25は、スライド溝21、21に沿ってス
ライド可能な状態に置かれる。この状態で、刃口板25
を前方にスライドさせると、突起25c、25cが係合
溝22、22にそれぞれ係合して、刃口板25は使用状
態でロックされる。
【0033】上述した取付け構造によれば、刃口板25
を使用状態及び不使用状態の何れかに容易、迅速且つ確
実に保持することができる。しかも、刃口板25は、ハ
ウジング1の開口部28にスライド可能に保持され、刃
口板25がこの開口部28から外れることはないので、
刃口板25の紛失に関する問題が回避される。
を使用状態及び不使用状態の何れかに容易、迅速且つ確
実に保持することができる。しかも、刃口板25は、ハ
ウジング1の開口部28にスライド可能に保持され、刃
口板25がこの開口部28から外れることはないので、
刃口板25の紛失に関する問題が回避される。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、請求項1
に記載したように、ハウジングの下部に定盤取付部を一
体に形成して、これに定盤を固定し、ハウジング内にお
いて、その下方にスイッチを設ける一方、ハウジングの
上方部分に摘みをスライド可能に設け、摘みの操作によ
ってスイッチがオンオフされるように、摘みとスイッチ
とを揺動アームを介して連結しているので、定盤そのも
のの構造を簡易化して、製造コストを低廉に維持するの
みならず、軽量且つ小型化を図ることができる。
に記載したように、ハウジングの下部に定盤取付部を一
体に形成して、これに定盤を固定し、ハウジング内にお
いて、その下方にスイッチを設ける一方、ハウジングの
上方部分に摘みをスライド可能に設け、摘みの操作によ
ってスイッチがオンオフされるように、摘みとスイッチ
とを揺動アームを介して連結しているので、定盤そのも
のの構造を簡易化して、製造コストを低廉に維持するの
みならず、軽量且つ小型化を図ることができる。
【図1】本発明の実施形態に係るジグソーの断面図
【図2】図1のII−II線断面図
【図3】摘み及びその周辺を示す拡大断面図
【図4】図1のIV−IV線断面図
【図5】図4のV−V線断面図
1 ハウジング 1x、1y 定盤取付部 2 モータ T 変換機構 16 定盤 17 摘み 18 揺動アーム 19 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 15/16 H01H 15/16 Z
Claims (1)
- 【請求項1】 モータと、前記モータの回転運動を直線
往復運動に変換する変換機構と、前記変換機構によって
上下に往復動するスピンドルとを内蔵するハウジングを
備えたジグソーにおいて、 前記ハウジングの下部に定盤取付部を一体に形成して、
これに定盤を固定し、前記ハウジング内において、その
下方にスイッチを設ける一方、前記ハウジングの上方部
分に摘みをスライド可能に設け、前記摘みの操作によっ
て前記スイッチがオンオフされるように、前記摘みと前
記スイッチとを揺動アームを介して連結していることを
特徴とするジグソー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11127281A JP2000317904A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | ジグソー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11127281A JP2000317904A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | ジグソー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000317904A true JP2000317904A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=14956104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11127281A Pending JP2000317904A (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | ジグソー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000317904A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010201516A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Hitachi Koki Co Ltd | 電動工具 |
CN104339330A (zh) * | 2013-08-08 | 2015-02-11 | 宝时得机械(张家港)有限公司 | 往复式动力工具 |
JP2015174201A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
US9954418B2 (en) | 2014-03-17 | 2018-04-24 | Makita Corporation | Power tool |
US11355983B2 (en) | 2018-12-14 | 2022-06-07 | Makita Corporation | Electric motor and method of manufacturing such an electric motor |
-
1999
- 1999-05-07 JP JP11127281A patent/JP2000317904A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010201516A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Hitachi Koki Co Ltd | 電動工具 |
CN104339330A (zh) * | 2013-08-08 | 2015-02-11 | 宝时得机械(张家港)有限公司 | 往复式动力工具 |
CN104339330B (zh) * | 2013-08-08 | 2016-11-02 | 宝时得机械(张家港)有限公司 | 往复式动力工具 |
JP2015174201A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
US9954418B2 (en) | 2014-03-17 | 2018-04-24 | Makita Corporation | Power tool |
US10811937B2 (en) | 2014-03-17 | 2020-10-20 | Makita Corporation | Power tool |
US11355983B2 (en) | 2018-12-14 | 2022-06-07 | Makita Corporation | Electric motor and method of manufacturing such an electric motor |
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