JP2000317786A - 半透明で平滑な板ガラスを製造する方法および半透明な板ガラス - Google Patents

半透明で平滑な板ガラスを製造する方法および半透明な板ガラス

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JP2000317786A
JP2000317786A JP2000077707A JP2000077707A JP2000317786A JP 2000317786 A JP2000317786 A JP 2000317786A JP 2000077707 A JP2000077707 A JP 2000077707A JP 2000077707 A JP2000077707 A JP 2000077707A JP 2000317786 A JP2000317786 A JP 2000317786A
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translucent
ground
grinding
sheet
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JP2000077707A
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George Allan Boot
アラン ブート ジョージ
Julian Gould Barnes
グールド バーンズ ジュリアン
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Pilkington Group Ltd
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Pilkington PLC
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C19/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by mechanical means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24479Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including variation in thickness

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】半透明で平滑な板ガラスを製造する。 【解決手段】平滑で半透明の板ガラスを製造するため
に、砂のような通常の研磨剤を用いて透明な板ガラスの
少なくとも一方の面を研削する、新規な方法を提供す
る。好ましくは、透明な板ガラスが、透明なフロート板
ガラスである。本方法は、研削された板が研削はされる
がしかし研磨はされないような状態で動作している、通
常のガラス研削および研磨設備を用いて実施できる。本
製品は、好ましくは布で仕上げ、5.0μM以下の粗さ
Raを有しており、プライバシー保護用のグレージング
として有用なのに充分な半透明性を有している。この研
削されたガラス製品は、80−90%のヘーズ値と、
1.0−3.0μMのRa値とを有する場合があり、新
規であると考えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半透明で平滑な板
ガラス、その新規な製造方法、およびガラス研削および
研摩製造設備を稼働させることによって半透明で平滑な
板ガラスを製造する新規な方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半透明な板ガラスは種々の用途で採用さ
れており、これらの用途では光を透過させる必要がある
のと共に、ある程度のプライバシーが望まれる。この型
の製品は、種々の方法によって製造できる。ショットブ
ラストプロセスは、比較的に粗い表面を有する半透明板
状製品を製造するために使用されている。この表面の粗
さは、これらの製品がすべての用途において許容可能で
はないことを意味している。酸エッチングプロセスが採
用されており、比較的に滑らかな表面を有する製品が製
造されている。しかし、酸エッチングプロセスは、明ら
かに安全性と環境面との問題点を抱えており、このため
に稼働が高価につく。適切なローラーを使用した圧延方
法もまた使用されているが、しかし比較的に粗い表面を
有する製品が製造されている。
【0003】透明で平滑な板ガラスは、現在はほとんど
フロートガラスプロセスによってのみ製造されている。
1950年代終わりのフロートガラスプロセスの開始前
には、透明で平滑な板ガラスは、比較的に粗い板ガラス
を研削および研摩することによって製造されていた。典
型的な研削および研摩プロセスは、フェイ V.トゥー
リー編集、ブック オブ インダストリー社(ニューヨ
ーク州10017、ニューヨーク、サードアベニュー7
77)発行の「ガラス製造ハンドブック(TheHandbook
of Glass Manufacture)」第2巻の705頁に記載され
ている。ガラス研削および研摩設備を利用して板ガラス
を生産することは、現在では、大部分がフロートプロセ
スによっては製造できないガラス製品の生産に限られて
いる。最も顕著な実例は、磨き網入り安全ガラスの生産
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、半透
明な板ガラスの新規な製造方法および新規な半透明な板
ガラスを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】ここで、我々は、適切な
研磨剤によって透明な板ガラスの少なくとも一方の表面
を研削する、半透明な板ガラスの新規な製造方法を発見
した。こうした方法は、板ガラスの研削および研摩用の
既存の設備を利用して行うことができ、行うことが好ま
しい。透明な板ガラスは、研削プロセスのすべてあるい
は一部分に供することができるが、しかし研摩はしな
い。こうした研削プロセスの製品は、好ましくは酸エッ
チングされたガラスの平滑性に近い平滑性を有する。こ
うして研削された表面は、酸エッチングされた板ガラス
からの製品とは区別される特徴を有している。こうした
ある種の研削された板ガラスは新規なものであると考え
られ、これらの板ガラスが本発明の第二の態様を構成し
ている。
【0006】本発明の一態様では、半透明で平滑な板ガ
ラスを製造するのに際して、透明で平坦な板ガラスの少
なくとも一方の表面を、5.0μMのRaよりも良好な
平滑性を有する半透明な板ガラスが得られるように制御
された条件下で研削する方法を提供する。
【0007】Raは、ガラス表面の粗さの測定値であ
り、中心線からの粗さ曲線の絶対距離の算術的平均であ
る。半透明な板ガラスは、一般的には、それを生産する
前の透明な板ガラスよりも平滑性が低いであろう。本明
細書中においては、特に断らない限りは、半透明板ガラ
スの表面は、すべて(三次元像と二次元の単一線による
走査プロファイルとの双方を生成させる)「KSA Te
ncor P10」表面粗さ計を用いて測定した。0.1μ
Mの直径を有する触針を採用し、0.5mgの負荷を使
用した。短距離フィルターは、1秒当たり50μMの走
査速度と50Hzのデータ点サンプリング速度とに対応
する8.3μMの機器の停止設定に維持した。長距離フ
ィルターは採用しなかった。三次元像を、250μM×
250μMの評価領域にわたって記録した。一つの像当
たり50回の走査を収集し、5μMの走査線間隔を得
た。二次元像プロファイルを、4mmの評価長さにわた
って記録した。
【0008】本発明の方法によって得られた研削板ガラ
スは、好ましくは、0.05−5.0μMの範囲内に入
るRa値を有している。好ましくは、本板ガラスは,
0.05−3.0μMの範囲内に入るRa値を有してお
り、最も好ましくは0.1μM−2.0μMに入るRa
値を有している。
【0009】本発明方法で使用する好適な型の透明で平
坦な板ガラスは、フロート板ガラスである。フロートガ
ラスは、Ra0.1μM以下の非常に滑らかな表面を有
しており、種々の厚さのものが広く入手可能である。好
適な実施形態においては、透明なフロート板ガラスは、
4mm−25mmの厚さを有している。一層薄い板ガラ
スも採用できるが、しかし研削工程の間に一層破損し易
い。一層厚い板ガラスも、所望であれば研削可能であ
る。第二の好適な実施形態においては、透明で平坦な板
ガラスが、圧延網入り板ガラスである。ワイヤーの網の
挿入物を備えた安全グレージングが広く採用されてい
る。圧延網入り板ガラスは、通常は研削および研摩する
ことによって、透明な磨き網入り板ガラスを製造するの
にローラーによって形成されたパターンを除去してい
る。本発明の方法においては、この透明な網入り板ガラ
スを、半透明な網入り板ガラスが生成するように制御さ
れた条件下で研削する。この透明な網入り板ガラスは、
一般的には5.0−8.0mmの厚さを有している。
【0010】透明な板ガラスは、好ましくは、一方の表
面のみを研削する。必要であれば、両側を研削できる。
一方の側あるいは両側を研削することが望ましいかどう
かは、通常は、研削板ガラスの使用目的による。研削工
程によって、板ガラスの厚さが減少する。一般的には、
板ガラスの一方の側を研削することによって、板ガラス
の厚さが約0.5mm減少するであろう。
【0011】本発明の研削工程を実施する際には、透明
で平坦な板ガラスを適切な平坦で水平なテーブル上に載
せ、板ガラスを研削ヘッドの下に通過させ、研削ヘッド
に適切な研削媒体を供給することができる。この研削ヘ
ッドは、通常は鋳鉄から製造できる。広範囲の材料が、
ガラス研削工程における研磨剤用に提案されてきた。こ
れらの材料のいずれも、本発明の方法において有用であ
る可能性がある。本発明方法において最も通常使用さ
れ、好適な研磨剤は、砂である。砂は、砂の水性懸濁液
の形で研削ヘッドへと供給する。
【0012】通常は、本工程の間に、段階的に一層細か
い研磨剤を使用して研削操作を実施する。より粗い研磨
剤粒子を研削工程の初期の段階では供給し、研削が進行
するのにつれて、一層細かい粒子によって置き換える。
本方法は、本製造プロセスの二種類の主要な変形例を用
いて実施できる。第一の変形例においては、透明な板ガ
ラスを一連の複数の研削ヘッドの下に通過させ、研削ヘ
ッドの各々に特定等級の研磨剤を供給する。各段階から
の研磨剤粒子を回収し、分級し、研磨剤粒子が更に使用
できないほどすり減るまでは、次の段階へと回す。第二
の変形例においては、板ガラスを単一の研削ヘッドの下
に配置し、研削が進行するのにつれて、段階的に一層細
かい等級の研磨剤を研削ヘッドへと供給する。
【0013】研磨剤の性質、研削ヘッドに対する圧力、
および研削工程の時間は、すべて製造される研削板ガラ
スの性質に顕著な影響を振るう。所望の製品を製造する
ような状態でこれらのパラメーターを調節することは、
本技術の通常の技能の範囲内である。特に、ガラスの研
削された側の粗さが、所望の領域内に入るように調節で
きる。
【0014】半透明の度合いは研削工程のパラメーター
に影響されており、本工程は、所望の半透明製品が生成
するように制御する。プライバシーグレージングが意図
された目的である場合には、このパネルは乳白色の外観
を有しており、これによって、目的物がグレージングの
近くに隣接していない限りは、観察者がグレージングの
反対側上の目的物を見ることができない。
【0015】本発明の研削工程によって、ガラスの表面
に新規な特徴が付与され、新規かつ有用な特性を有する
新規な板ガラスが製造され得る。半透明なフロートガラ
スの研削は、新規なのものであると考えられ、本発明の
他の態様を構成している。
【0016】本研削工程によって、60−80%の光透
過率を有する半透明板ガラスの製造がもたらされ得る。
一般的には、一方の側のみが研削されたガラスは70−
80%の光透過率を有しており、両側が研削されたガラ
スは65−70%の光透過率を有している。更に、本研
削ガラスは、80−95%のヘーズ値を有しており、5
−20%の明度を有している。80−90%のヘーズ値
と、5.0μM以下のRa値とを有する板ガラスは、新
規であると考えられ、本発明の他の態様を構成してい
る。
【0017】本出願人は、これらの新規な特徴を、研削
工程によって生成した表面の性質と関連付けた。測定可
能であり、これらの特徴と関係しているらしいこうした
パラメーターの一つは、頂点密度(Sd);単位サンプ
リング領域内の頂点数である。典型的には、本発明の研
削された表面は、1mm2 当たり、500−1000の
Sd値を有している。
【0018】第二のパラメーターはSa値である。Sa
は、サンプリング領域内での中心面の上および下側への
表面の距離の絶対値の算術的平均である。本発明の研削
された板ガラスは、0.3−4.0/μMの範囲内のS
a値を有することがある。この範囲内で低い方の値、例
えば0.5−2.0/μMは、本発明の新規製品の典型
例であり、特に板ガラスの一方の表面のみが研削された
物の典型例である。
【0019】本発明の研削された板ガラスを特徴付ける
第三のパラメーターは、とがり値(Kurtosis value)S
kuであり、これは表面の高さの分布の頂点の尖りの度
合いあるいは先鋭度の測定値である。完全に乱雑な表面
は3.0の尖り値を有する。本発明の研削された板ガラ
スは,少なくともある領域内では3.0よりも大きい尖
り値を有することがあり、この値は、研削された表面が
比較的にスパイク状の表面であることを示している。
【0020】本発明の他の態様では、研削ユニットと研
摩ユニットとを備えるガラス製造工場を用いて、半透明
で平滑な板ガラスを製造する新規な方法を提供してお
り、透明で平坦な板ガラスを前記研削ユニット内で研削
し、この研削された板を、研摩工程に供することなしに
工場から取り出すことを特徴とする。この板は、研摩工
程に先立って生産ラインから取り出すか、あるいは板を
研摩機器内を通過させる一方、この機器を稼働させない
ようにし、この製造ラインの終点で回収する。
【0021】研削が完了したときに、研削された板を研
削ヘッドから取り除き、洗浄し、乾燥する。次いで、こ
のガラスは、切断および/または梱包に供することがで
きる。研削されたガラスを取り扱う際には、研削された
表面に印を付けることを回避するために注意を払う必要
がある。こうした印は見栄えが悪く、除去が難しいから
である。通常の取り扱い機器を採用でき、ガラスに印を
付けない。
【0022】本発明の方法によって製造される研削板ガ
ラスは、種々の分野において用途を見いだすことができ
る。これらは、酸エッチングが現在採用されている分野
のほとんどにおいて、酸エッチングガラスの代替品とし
て有用な可能性がある。フロート板ガラスの一方の表面
を研削することで製造された研削板ガラスは、プライバ
シーガラス、例えばシャワースクリーンおよび特に家具
の部品の一部としての用途がある。典型的には、本用途
において使用される研削された板ガラスは、3mm−7
mmの厚さを有することがある。5mm(研削後)の厚
さを有する板は、本用途で使用されるものの典型例であ
る。
【0023】また、本研削板ガラスは、複層グレージン
グユニットと、ある程度のプライバシーが望まれる二重
グレージンドユニットとにおいて、用途を見いだすであ
ろう。この用途においては、研削面が大気にさらされ
ず、塵や他の汚染物質を吸引しないように、研削された
板ガラスを配置することが好適である。
【0024】本発明の研削された板ガラスの他の可能な
用途は、アクリル樹脂キャスト成形品の製造用のモール
ドである。アクリルキャスト成形品は、適切なモールド
の表面上へと樹脂を注入し、この樹脂を硬化させること
によって製造できる。こうした硬化した樹脂は、樹脂の
表面にあらゆるパターンを保持している。本用途で使用
される板ガラスは、好ましくは比較的に厚く、例えば1
0mmまたは12mmの厚さである。ガラスの一方の側
のみが研削された板が通常は適用されるが、両側が研削
された板が、ガラスのモールドの各々の側へと同時に樹
脂を注入して生産することが可能なように設計された機
器において採用すると有利な場合がある。
【0025】
【実施例】(実施例1)寸法3.3m×1.985m×
6.3mmのフロート板ガラスを一連の移動中の研削台
上に横たえ、綿ベンチクロスによって台から分離した。
このガラスを、約60rpmで回転中の一連の7個の研
削ヘッドの下を通過させ、各ヘッドに砂スラリーを供給
することによって研削した。
【0026】第一のヘッドにおいては、砂の粒径は典型
的には直径300μmであり、続く各ヘッドでは平均粒
径は段々に小さくなり、これによって第七のヘッドには
典型的には直径50μmの砂粒子を供給した。このフロ
ートガラスの表面を、「Rank Taylor Hobson Surftroni
c Four Plus」機器によって測定して、Ra0.01μ
m以下の焼成研摩面から、0.156、0.062、
0.072の表面粗さ(3つの試料長にわたって測定し
た)と0.9±0.1μmのRaとを有する繊維仕上げ
品へと変えた。
【0027】これと同じ試料長にわたって、ガラスの研
削面のSd値は620、670、610であり、Sa値
は3.79、3.03、2.03/μmであり、Sku
値は2.27、2.76、2.07であった。この研削
されたガラスは、76%の透過率を有しており、90.
2%のヘーズ値を有しており、7.5%の明度を有して
いた。次いで、各板を研削台から除去し、検査し、梱包
した。
【0028】(実施例2)寸法3.3m×1.985m
×6.3mmのフロート板ガラスを一連の移動中の研削
台上に横たえ、綿ベンチクロスによって台から分離し、
約60rpmで回転中の一連の12個の研削ヘッドの下
を通過させ、各ヘッドに砂スラリーを供給することによ
って研削した。第一のヘッドにおいては、砂の粒径は典
型的には直径300μmであり、続く各ヘッドでは平均
粒径は段々に小さくなり、これによって12番目のヘッ
ドには典型的には直径20μmの砂粒子を供給した。
【0029】このフロートガラスの表面を、「Rank Tay
lor Hobson Surftronic Four Plus」機器によって測定
して、Ra0.01μm以下の焼成研摩面から、0.1
07、0.107、0.111の表面粗さ(3つの試料
長にわたって測定した)と0.4±0.1μmのRaと
を有する繊維仕上げ品へと変えた。これと同じ試料長に
わたって、ガラスの研削面のSd値は940、960、
960であり、Sa値は1.39、0.51、0.61
/μmであり、Sku値は1.91、3.37、3.8
5であった。この研削されたガラスは、81.2%の透
過率を有しており、85.9%のヘーズ値を有してお
り、12.4%の明度を有していた。次いで、各板を研
削台から除去し、検査し、梱包した。
【0030】(実施例3)出発原料として粗いキャスト
成形網入りガラスを使用し、実施例1、2の手順を繰り
返した。この生成物は、一つの滑らかな表面を有する半
透明な板であった。研削しなかった表面は、もとの粗い
キャスト面を保持していた。第一の場合では、ガラスの
研削面は布の滑らかな仕上げ面を有しており、Ra0.
4±0.1μmの滑らかさを有しており、第二の場合に
おいては、研削面は布による滑らかな仕上げ面を有して
おり,0.9±0.1μmのRaを有していた(「Rank
Taylor Hobson Surftronic Four Plus 」機器によって
測定した)。第一の場合においては、ガラスは69.3
%の透過率を有しており、91.0%の曇り値と8.1
%の明度とを有していた。第二の場合においては、ガラ
スは73.5%の透過率、84.9%の曇り値および1
4.9%の明度を有していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョージ アラン ブート イギリス国 サウス ヨークシャー ディ ーエヌ3 1エルワイ ドンカスター バ ーンビー ダン パークウッド ライズ 8 (72)発明者 ジュリアン グールド バーンズ ノース ウェールズ デンビー エルエル 16 4ディーエイ ボッドファリ ハフォ ード タン エグルウィス(番地なし)

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半透明で平滑な板ガラスを製造する方法
    であって、透明で平坦な板ガラスの少なくとも一方の表
    面を、5.0μM以下の粗さRaを有する板が生成する
    ような制御条件下で研削する方法。
  2. 【請求項2】 前記半透明の板ガラスが0.05−5.
    0μMの範囲内に入るRa値を有することを特徴とす
    る、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記半透明の板ガラスが0.05−3.
    0μMの範囲内に入るRa値を有することを特徴とす
    る、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記透明で平坦な板ガラスがフロートガ
    ラス板であることを特徴とする、請求項1−3のいずれ
    か一つの請求項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記フロートガラス板が0.1μM以下
    のRaの粗さを有していることを特徴とする、請求項4
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記フロートガラス板が4mm−25m
    mの厚さを有していることを特徴とする、請求項4また
    は5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記透明で平坦な板ガラスが、圧延網入
    り板ガラスであることを特徴とする、請求項1−3のい
    ずれか一つの請求項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記圧延網入り板ガラスが5.0−8.
    0mmの厚さを有することを特徴とする、請求項7記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 前記の透明で平坦な板ガラスの一方の側
    のみを研削することを特徴とする、請求項1−8のいず
    れか一つの請求項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記透明で平坦な板ガラスの厚さを、
    前記の研削工程の間に約0.5mm薄くすることを特徴
    とする、請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記研削工程で使用する媒体が砂の水
    性懸濁液であることを特徴とする、請求項1−10のい
    ずれか一つの請求項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記懸濁液中の前記砂の粒子の粗さ
    を、前記研削工程の間に次第に小さくすることを特徴と
    する、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記研削を鋳鉄製の研削ヘッドを使用
    して実施することを特徴とする、請求項1−12のいず
    れか一つの請求項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 研削ユニットと研磨ユニットとを備え
    ているガラス処理工場内で半透明の平滑な板ガラスを製
    造する方法であって、透明で平坦な板ガラスを前記研削
    ユニット内で研削し、こうして研削された半透明な板ガ
    ラスを研磨工程に供することなしに前記工場から取り出
    すことを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 研削された半透明の板を水洗すること
    によって、前記の研削された表面から前記研削用媒体の
    あらゆる痕跡を取り除くことを特徴とする、請求項14
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記研削工程に供される前記の透明な
    板ガラスが、透明な圧延網入れ板ガラスであることを特
    徴とする、請求項14または15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記研削工程に供される前記透明な板
    ガラスがフロート板ガラスであることを特徴とする、請
    求項14または15記載の方法。
  18. 【請求項18】 研削された半透明なフロートガラス。
  19. 【請求項19】 0.05μMから5.0μMのRa値
    と、80%から90%のヘーズ値を有する半透明な研削
    された板ガラス。
  20. 【請求項20】 一方の側のみが研削されている、請求
    項19記載の半透明な板ガラス。
  21. 【請求項21】 前記研削された表面が0.05μMか
    ら3.0μMのRa値を有することを特徴とする、請求
    項19または20記載の半透明な板ガラス。
  22. 【請求項22】 前記の研削された表面が1mm2 当た
    り500−1000の頂点密度(Sd)値を有すること
    を特徴とする、請求項19−21のいずれか一つの請求
    項に記載の半透明な板ガラス。
  23. 【請求項23】 前記の研削された表面が0.5−4.
    0/μMのSa値を有することを特徴とする、請求項1
    9−22のいずれか一つの請求項に記載の半透明な板ガ
    ラス。
  24. 【請求項24】 前記ガラスの研削された表面が、3.
    0よりも大きい値の尖り比率Ksを有することを特徴と
    する、請求項19−23のいずれか一つの請求項に記載
    の半透明な板ガラス。
JP2000077707A 1999-03-19 2000-03-21 半透明で平滑な板ガラスを製造する方法および半透明な板ガラス Abandoned JP2000317786A (ja)

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GBGB9906327.3A GB9906327D0 (en) 1999-03-19 1999-03-19 Production of sheet glass
GB99/06327:3 1999-03-19

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