JP2000317223A - 高圧フィルタープレス稼働方法及び装置 - Google Patents

高圧フィルタープレス稼働方法及び装置

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JP2000317223A
JP2000317223A JP11133020A JP13302099A JP2000317223A JP 2000317223 A JP2000317223 A JP 2000317223A JP 11133020 A JP11133020 A JP 11133020A JP 13302099 A JP13302099 A JP 13302099A JP 2000317223 A JP2000317223 A JP 2000317223A
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pressure
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high pressure
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JP11133020A
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Takeshi Hoya
武司 保谷
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高圧フィルタープレスを軽量化し、稼働し易く
操作性やメンテナンス性が良好で、設計通りの固液分離
が効率的に行えるようにする。 【解決手段】相互に面当接自在な濾板を枠締めして固液
分離し、開枠してケーキを分離するようにする高圧フィ
ルタープレスの稼働に際し、濾板の枠締の時の初期では
中低圧で、中、終期では高圧で行う高圧フィルタープレ
スの稼働方法に使用する装置であって、濾板4´´の始
端濾板4´´´から一本のボールスクリュー37が後延
配設され、その前端に始端濾板に対する不干渉フックが
設けられ始端濾板の周囲に複数の高圧ジャッキ32が配
設され、各高圧ジャッキに後設するガイドパイプ32´
が配設され、装置フレーム30に設けたロック装置3
5,36にロック、アンロック自在にされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、高圧フィルタープレ
スの脱水稼働技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、市民生活が著しく豊かにな
り、それに伴って産業活動も著しく隆盛にはなってきた
が、同時に各種の製造業や建設業等を含めて公害問題や
環境破壊問題等も生ずるようになり、就中、工場廃液や
各種作業現場からの汚泥等を含むスラリーの排出量は経
年的に著しく大量になり、そのまま廃棄すると、地下水
汚染や海水や河川等の汚染をきたして一部の地域のみな
らず、全地球規模での甚だしい環境破壊や衛生状態の悪
化等の公害問題を生ずるようになってきたがために、か
かるスラリーの処理が極めて重要視されるようになり、
該スラリーに対する確実な固液分離を図り、液分は無害
化して河川等に放流排水し、有害な固形部分は焼却埋立
て処分し、或いは、回収してリサイクル的に有効再利用
等するようにされているが、上記固液分離効率が高く、
確実なスラリー処理が可能である等のさまざまなメリッ
トから出願人の開発した多くの発明考案の所謂高圧フイ
ルタープレスが広く用いられるようになっている。
【0003】而して在来態様のフィルタープレスの基本
的態様は図12に示す様に、ベース1に一対のスタンド
2,3を立設し、図上一方側のスタンド2の一側寄りに
鋳物製の濾板4,4…をガイドレール5に沿って進退移
動自在にすると共に、他方のスタンド3に設けた大容量
の油圧シリンダー6により開枠,枠締自在にし、枠締状
態での固液分離作用による濾液は排液シュート7を介し
て所定に排出され、順次濾板4の開枠により固化した分
のケーキは所定に剥離落下させて除去されるようにされ
ている。
【0004】而して、該種フイルタープレスにおいて、
図13に示す様に、各濾板4は上述の如くその鋳物製の
濾枠を一体的に有する濾板本体8の両側面に濾液ガイド
溝9,9…が放射状、或いは、上下方向に設定数所定態
様で刻設されて下側の分離液排液口10に接続され、そ
の表裏面に添設される連続状の濾布11に対しスラリー
供給口12から濾板本体8,8間のスラリー室に供給さ
れるスラリーを枠締時に所定の高圧で該スラリー室で押
圧させて固液分離させ、濾布11より分離される濾液を
濾板本体8の濾液ガイド溝9を介して濾液排液口10に
導いて排液処理をして固液分離するようにされている。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】したがって、各濾板4に於ては高圧で供給
されるスラリーに対向するための油圧シリンダ6による
該各濾板4に対する枠締時の締付け圧が大きいことによ
り、相当の強度と剛性を有しておらねばならず、又、操
作時は勿論のこと、保守,点検,整備等や交換時に操作
がし難く損傷が生じて固液分離機能に著しい障害を及ぼ
すことがないようにするために、上述した如く一般には
濾枠を一体に有する濾板本体8が強固な鋳物製にされて
おり、したがって、相当の重量であり、取り扱いに大き
な動力や労力を要して作業性が煩瑣であるという欠点が
あるうえに、開枠,枠締時の油圧シリンダ6の使用動力
が大きく、又、製造は勿論のこと、組付けにも多大な工
数がかかり、コスト高になる不利点があるうえに、メン
テナンスがし難いという難点があった。
【0006】これに対処するに、出願人の先願発明であ
る特開平2−268804号公報発明等に示されるよう
に、短円筒状の濾枠を用い、又平板状の濾板本体を該濾
枠に組付けることによりフイルタープレスの製造が容易
であるばかりでなく、その断面円形の耐圧性を利用して
大押圧力による固液分離が行われ、開枠や締枠操作もし
易く、ランニングコストが低く、メンテナンス性も良い
という利点がある高圧フイルタープレスが実用化される
ようになってはきている。
【0007】しかしながら、該種高圧フイルタープレス
においては濾枠が断面円形のリング状の短円筒状にされ
ているために、金網等のメッシュ体や連続状の濾布の各
濾板に対する添設がし難いという不都合さがあった。
【0008】これに対し出願人は先願の特願平10−3
35214号発明の如く図15の濾板4´ の濾枠15
に対し薄肉厚の鋼板製の濾板本体8´ にメッシュ体9
´ を介して鉄製の楔プレート15´ を介して嵌着一体
化し、更に、濾板本体8と濾枠15にかけて1枚ごとの
単体の濾布11´ を表面に添設し、ゴム製の補強体1
4を蟻溝タイプのノッチ27を介して一体化し枠締め時
の濾板4相互のシール性を保持するべく該補強体14の
相対向する部分に0−リング17´ を介装していた。
【0009】しかしながら、該種新態様では枠締時にス
ラリー室に高圧が作用すると、ゴム製の補強体が変形し
て固液分離がし難くなる難点があり、又、0ーリング1
7,17´ が計画通りにシール性を発揮出来ない欠点
もあり、部品点数も多くなる不都合さがあり、コスト高
になる不利点もあり、保守点検整備が煩瑣となる不具合
もあった。
【0010】尚、22は濾板本体8´ の両側面に凹部
22´ を介して一体的に植立した所定数の枠締時の濾
板本体8´ の変形防止のバー状のボスであり、12は
スラリー室にスラリーを供給するスリット25を有する
パイプのスラリー供給部であり、23は両側のフランジ
24,24を有して濾板本体8´ を通過するスラリー
供給パイプである。
【0011】そして、19,20は枠締時の濾4,4の
植立のセンタリングを行うオスメスタイプの芯合せ体で
ある。
【0012】そして、該種先願発明にあっては、始端濾
板を急速接近遅速前進させるボールスクリューが設けら
れているが、該ボールスクリューの先端が始端濾板のエ
アーブロー通路やスラリー供給部に干渉する難点があ
り、又、高圧ジャッキによる濾枠時の反力をとるロック
部が大がかりになるという欠点があり、又、在来態様同
様に濾板の開枠を1枚づつ行わねばならず、作業能率が
悪いという不都合さも解消出来なかった。
【0013】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく高圧フイルタープレス等の固液分離装置における
濾板の重量過大や濾板本体の濾枠に対する組付や濾板に
対する濾布の添設やエアブロー通路に対するボールスク
リューの干渉性やロック装置の構造の大きさや本来的な
機能の悪さ等の問題点を解決すべき技術的課題とし、固
液分離装置を軽量で耐圧性が良く、枠締時の濾板本体の
変形防止やシール性の向上と1枚ごとの濾布の添設もし
易く、スラリー室に於ける濾板本体の配設が均一状態に
され、設計通りの高効率の固液分離がされ得、作業性も
良く、軽量化が促進され、又、メンテナンス等の操作も
し易くされるようにして公害防止産業に於ける固液分離
技術利用分野に益する優れた高圧フィルタープレスの稼
働方法及び装置を提供せんとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述目的に沿い先述特許
請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前述
課題を解決するために、相互に面当接自在な濾板を枠締
めして固液分離し、開枠してケーキを分離するようにす
る稼働に際し、濾板の枠締の時の初期では中、低圧で、
中、終期では固液分離を高圧で行うようにする高圧フィ
ルタープレスの稼働方法において、上記濾板の始端濾板
の急速接近をの枠締時と開枠時に該始端濾板のエアブロ
ー通路に該始端濾板に対する近接するボールスクリュー
の先端部が干渉しないように行うようにしていることを
基幹とし、上記濾板の濾板の低速枠締めと急速開枠とを
該始端濾板の周辺に配設した複数の高圧ジャッキにより
行うようにするようにし、上記濾板の始端濾板の低速で
の高圧枠締めに際し、高圧ジャッキの反力を該高圧ジャ
ッキに後設したガイドパイプを装置フレームに対しロッ
クして行うようににもし、又、上記濾板の始端濾板の開
枠時は高圧ジャッキに後設したガイドパイプの装置フレ
ームに対するロックを解除して行うようにするようにも
し、更に、上記濾板の開枠時に濾板相互を微小間隔で離
反した状態で所定ブロックごとの間隔で介して開枠する
ようにし、相互に面当接自在な濾板を枠締めして固液分
離し、開枠してケーキを分離するようにする高圧フィル
タープレスの稼働に際し、濾板の枠締の時の初期では中
低圧で、中、終期では高圧で行うようにする高圧フィル
タープレスの稼働方法に直接使用する装置であって、上
記濾板の始端濾板から一本のボールスクリューが後延配
設され、その前端に始端濾板に対する不干渉フックが設
けられ該始端濾板の周囲に複数の高圧ジャッキが配設さ
れている高圧フィルタープレス稼働装置において、上記
各高圧ジャッキに後設すうガイドパイプが配設され装置
フレームに設けたロック装置にロック、アンロック自在
にされていることを他の基幹とし、又、上記ボールスク
リューのネジストロークが大ストロークに形成されてい
るようにし、上記高圧ジャッキの各々が小型に形成され
ているようにし、又、上記フックが始端濾板中に予め埋
設されており、開枠時には該始端濾板に掛止自在に形成
されているようにし、上記濾板の濾板本体が薄鋼製であ
って、その両側面に相互に、而も当接自在なボスが配設
されているようにもし、更に、上記濾板の濾枠にウレタ
ンがその外面をフラットにされて配設されて、更にウレ
タン外面に濾布が添設されているようにする技術的手段
を講じたものである。
【0015】
【作用】上述構成に於いて、工場廃液や建設現場からの
スラリーを高圧フィルタープレス等を介し、固液分離す
るに際し、複数枚の濾板の始端濾板の中心から先端部で
は該始端濾板のエアブロー通路に干渉しないフックを内
臓し後方に延接した一本のネジストロークの大きなボー
ルスクリューに係合したネジプーリーを介し、駆動モー
ターによりラチェット、及び、スリップリング機構を介
し、一方方向に該ネジプーリーを回転させることにより
当該ボールスクリューを押進させ上記始端濾板を介し、
急速に枠締開始動作を行い、所定のストローク端に於い
てリミットスイッチ等を介し、当該駆動モーターが停止
し、ボールスクリューの急速枠締が停止すると、当該始
端濾板の周囲に設置されている油圧式の所定数の小型の
ジャッキが伸長作動し、その際その反力は装置フレーム
に対して各小型のジャッキに後設したガイドパイプにロ
ック機構を介し始端濾板の反力を支持し各濾板の枠締を
行い、固液分離作業が行われるが、該固液分離作業に際
し、各濾板の両側面に立体的に植立された短円柱状のボ
ス相互が濾布を介し、間接的に密接的に当接し、且つ、
濾板の濾枠にはウレタン製の補強体がその相対向する面
をフラットにされて、濾布を介装しながらもそのシール
性が充分に保持され完全に固液分離され、液体部分は当
該濾布を介し、濾枠の廃液溝を介し廃液され、各濾板間
のスラリー室にはケーキが残留され、そこで上記ジャッ
キが装置フレームに対する後設ガイドパイプに対し、ロ
ックを解除されて縮退し、始端濾板を後退させて、開枠
が始まり、該スラリー室に残留したケーキが剥離落下し
て除去され、その際、各濾板はチェーンなどを開し微小
間隔を介して所定複数ブロックごとに開枠されて開枠能
率が向上しその際ケーキは微小間隔を介して各1枚ごと
の濾布より落下し濾板相互はウレタンにより充分に固液
分離機能を維持し、このようにして固液分離作用の1サ
イクルが終了し、再び固液分離作用が開始されるように
し、装置全体は濾板本体が薄板性の鋼板製であり、又、
高圧ジャッキがガイドパイプを含めて小型で複数設置さ
れている等の点から全体的に軽量化が図られ、取り扱い
性がスムーズであり、保守点検整備等のメンテナンスも
し易く、所定数ブロックごとの濾板の分離解体が行われ
て作業性が良いようにし、高精度の固液分離作用が低コ
ストで設計通りに容易に、且つ、正確に行われるように
したものである。
【0016】
【発明が実施しようとする形態】次に、この出願の発明
の実施しようとする形態を実施例の態様として図1〜図
11を参照して説明すれば以下の通りである。
【0017】尚、図12以下の図面と同一態様部分は同
一符号を用いて説明するものとする。
【0018】図示実施例は高圧フィルタープレスに用い
る態様であり、工場からの廃液や建設現場からのスラリ
ーを固液分離するものであり、まず図1、図2に示す態
様に於いて、その要部を説明すると、29はこの出願の
発明の要旨の中心をなす高圧フィルタープレスの稼働装
置であり、その全体フレーム30に対してはガイドレー
ル5に沿って枠締開枠する濾板4´´,4´´…が縦方
向に所定数間隔調整自在なチェーン5´ を介して相互
配列され、その始端濾板4´´´ には径方向にスラリ
ー供給通路31,エアブロー通路31´ が併設けられ
て、各濾板4´´の中心のスラリー供給部に連通するス
ラリー供給部12´ に接続すると共に図示しないスラ
リー供給ポンプ及び逆洗用のエアブローに接続されてい
る。
【0019】そして、該始端部の濾板4´´´ の周囲
には所定数複数(当該実施例に於いては4基の油圧式の
高圧ジャッキ32,32´´…が配設され、図示しない
制御盤に指示され、又、そのシャンク部分は固定板33
を挿通し、その後端部にはガイドパイプ32´ が一体
的に接続固設されガイド板34を挿通され、ロック板3
5に開閉自在にされている。
【0020】そして、各高圧ジャッキ32の基端部は軽
量化のため小形化と小サイズ化のためのガイドパイプ3
2´ が連続されてガイド板34,ロック板35に挿通
されている。
【0021】而して、該ロック板35はその基端部を装
置フレーム30に固定された油圧シリンダー36により
所定角度旋回して、ガイド板34から後延して延出する
各高圧ジャッキ32に後設されたガイドパイプ32´
を図2に示す様にロックしたり、又、開放して図1に示
す様に後方にスライド自在にアンロックすることが出来
るようにされている。
【0022】尚、ガイド板34は図3に示す様にロック
板35と共にガイドパイプ32´に対するスライド孔3
2´´´ とガイド孔32´´´´を穿設されて該ガイ
ドパイプ32´ 、即ち高圧ジャッキ32の周方向ガタ
ツキを防止するようにされている。
【0023】而して、37はそのネジストロークが大で
あるように形成されたボールスクリューであり、その先
端部は図4に示す様にフランジ37´ にされて始端濾
板4´´´ の中央内部に形成された凹部38´ に収納
され設けられたベアリングプレート38に回動自在に係
合されると共にフレーム30に対しボールベアリング3
9´ を介し回動自在に且つ、前後方向に移動不可能な
状態にして配設されているネジプーリー39に螺合して
おり、該ネジプーリー39とフレーム30に固設されて
いる駆動モーター40のシャフト41に固設されたタイ
ミングプーリー42との間にタイミングベルト43が張
設されてモーター40の回転力をボールスクリュー37
に伝達して該ボールスクリュー37即ち、始端濾板4´
´´ を押進退自在にすることが出来るようにされてい
る。
【0024】尚、ボールスクリュー37の穿端部のフッ
クとしてのフランジ37´ は図4に示す様に始端濾板
4´´´ に形成されたペアリングプレート38の凹部
38´ 内に予め内臓的に形成され、スラリー通路31
´ に当接せずに干渉しないように形成されている。
【0025】尚、ネジプーリー39には周知のラチェッ
ト、及び、スリップリング機構が設けられてモーター4
0の回転力をタイミングベルト43に伝達することがで
きるが、ボールスクリュー37の後退による場合には設
定ストローク以上後退すると図示しないスリップリング
の作用によりネジプーリー39は単に逆方向に遊転する
のみで、モーター40に逆回転を与えることがないよう
にされている。
【0026】4´´は濾板であり、その構成は図9に示
す様に、大別してリング状の短パイプ状の濾枠15と薄
鋼板製のディスク状の濾板本体8´ と単体としての濾
布のメッシュ体9´ 、及び、濾布11´ 、及び、中央
のスラリー供給部12´ の5体からなるものであり、
その実質的構成は先述した特願平10−51244号発
明と同一であって、更に各構成別に説明すると、濾枠1
5はその内外の周面に凹状のリング状の排液溝10´
,10´´を形成されており、両排液溝10´,10
´´の間には通液孔13が穿設されて連通されて濾過液
を廃液することが出来るようにされている。
【0027】尚、メッシュ体9´ 及び濾布11´ は図
7,9に示す様に各濾布本体8´ごとに別個に作成され
て所定にピン止め等8´ により添着するようにされて
いる。
【0028】而して、該濾枠15の外周面の軸方向に向
けて位置合せ用のオスピン19とメスピン20とが軸方
向に中心を一致させて所定数固設されて、センタリング
機能を有しており、又、該各濾枠15の両表面には断面
半円形のリング状のノッチ16,16が刻設されてお
り、いずれか一方の該ノッチ16にはO−リング17が
嵌設されて枠締の際のシール性をより一層確実にするよ
うにされている。
【0029】尚、濾板4´ ,4´ 間は微小間隙を有し
て開枠されるようにチェーン5´は所定ピッチ(即ち
4,5枚の濾板4´ ,4´ …)ごとにブロック化され
るようにされている。
【0030】而して、濾板本体8´ は超硬鋼板製のも
のであり、該超硬鋼板製の該濾板本体8´ は在来態様
の硬度40〜50゜に対し、硬度128〜180゜もの
超硬度を有するものであり、したがって、その肉厚は在
来態様の鋳物製の濾板本体等に比し、数mm〜十数mm
程度の薄肉厚にされ、併せて小型高圧ジャッキ32の後
設されたガイドパイプ32´ と共に充分に軽量化がな
されており、その周縁部は濾枠15の内側の排液溝10
´´内に嵌着され、両者間には鉄製の楔15´が介装圧
入されているものである。
【0031】そして、該超硬鋼板製の濾板本体8´ の
両側面の表面には図2,図6に示す様に、短円筒状のバ
ー状のボス22がその外面を滑らかなフラット面にされ
て該濾板本体8´ に座ぐり孔22´ を介し適宜に各該
ボス22を圧入嵌着して濾枠15の軸方向肉厚の程度に
突出して相隣る濾板本体8´ から相互に突出するボス
22の先端が上述する如く、濾布11´ を介し圧着状
態にし、面当接するようにされて該相隣る濾板本体8´
,8´ 間のスラリー室間の枠締時の圧力が高圧になっ
ても、各濾板本体8´ が変形したり撓むことがないよ
うにされている。
【0032】尚、各ボス22の形成は濾板本体8´の成
形時に鋳型枠流し込み成形により濾枠15と一体成形も
可能である。
【0033】尚、該ボス22の座ぐり孔22´ の成形
加工は該濾板本体8´ が超硬鋼板製であるために、一
般的には成形加工が困難ではあるが、当該加工を工作機
械の通常の超硬座ぐり盤により又、鋳ぐるみ成形により
所定に加工することが出来る。
【0034】又、各濾板本体8´ の中央部分には同じ
く超硬工作機械により図7に示す様に所定径の孔23´
が形成されて該座ぐり孔23´ にスラリー送給部12
´の短パイプ23が挿通されて濾板本体8´ の両面に
近接してフランジ24,24が嵌設され、該スラリー供
給部12´ の濾板本体8に対する安定姿勢状態を保持
することが出来るようにされている。
【0035】そして、上記スラリー供給部12´ にあ
っては該スラリー供給用の短パイプ23の両端部にはス
ラリー供給用のスリット25を所定数斜設されたスリー
ブ26が図3に示す様に、スラリー供給用の短パイプ2
3に対しスライド自在に外挿されている。
【0036】而して、該濾板本体8´ の両側面には図
8に示す様に、上記各ボス22、及び、スラリー供給用
の短パイプ23を貫挿して所定の金属製や硬質プラスチ
ック等の単体の合成樹脂製のメッシュシート9´ が添
設されており、該メッシュシート9´ の外側には該各
ボス22をオーバーハングしてカバーするように同じく
単体の濾布11´ がピン8´ 等を介して添設されてい
る。
【0037】したがって、この出願の発明の濾板本体8
´ の表面には図13に示す様な在来態様の濾液ガイド
溝9等が設けられておらず、又、該濾液ガイド溝9は該
濾板本体8´ が超硬鋼板製であるために、加工が難し
く成形加工されておらず、濾布シート11´ を濾過さ
れた濾液はメッシュシート9´ を介し濾枠15の外側
の排液溝10´ に対し、内側の排液溝10´´を介し
通液孔13を通り濾過された清澄液として排液されるよ
うにされているものである。
【0038】而して、各相隣る濾板本体8´ ,8´ の
スラリー室に印加されるスラリー圧は濾枠15と濾板本
体8´ との境界部において一般的に強く作用するため
に、この出願の発明においては該濾板本体8´ と濾枠
15との取合い部に高弾性を有する合成樹脂体、例え
ば、ウレタン製等の薄肉厚の補強体14´ をワンタッ
チ的に嵌設するようにされており、該補強体14´ は
断面梯形であり、相対向する面はフラットであって、濾
布11´を介装してもその高い弾性によりシール性は充
分に保持できるものであり、その外側面は濾板本体8´
の表面に平行にフラットに形成され、内面はテーパー
形状に斜設され、該濾枠15側の外面にはテーパー面2
7が外広がり形状に一体成形されて濾枠15の内面に周
方向に所定数形成された蟻溝タイプのノッチ27´ は
図12に示す様に、縦位置に一体的に嵌着結合するよう
にされており、、この場合、該補強体14´ が濾枠1
5の内周面に対し全周的に嵌着されるがために、周方向
少くとも2箇所以上の背切り部14´´が図10に示す
ように形成されて完全にリング形状を保持し、該補強体
14´ のウレタンを濾枠15に嵌着させると共に濾板
本体8´ に対しメッシュシート9´ を間にして密着状
態に固設し、該濾板本体8´ の両側面から補強し、濾
枠15に一体的に固設状態を保持するようにされてい
る。
【0039】尚、ウレタンは濾板本体8´ の全表面に
例えばライニングすることも可能である。
【0040】したがって、該補強体14´ は在来態様
のゴム製などの補強体とは異なり、枠締時の高圧に対し
ても変形は生ぜず、0ーリング等も不要であり、シール
性は充分に保持出来る。
【0041】而して、濾布11´ の端部の周縁部は該
補強体14´ が濾枠15に嵌設される組み合わせ時に
ピン8に代えてパンチング28を介して一体的に固設す
るようにされている。
【0042】又、ガイド板34,ロック板35は図3に
示す様に、各高圧ジャッキ32の後延するガイドパイプ
32´ 及びそのガイド32´´の挿通孔32´´´ ,
ガイドノッチ32´´´´が設けられている。
【0043】上述構成において、当該高圧フィルタープ
レスを稼働に供して所定のスラリーの固液分離,脱水作
用を行うに際しては、図1に示す開枠状態姿勢におい
て、各濾板4´´ごとの間に濾布11´ とメッシュシ
ート9´ を単体づつ介装添設した状態において、駆動
モーター40を所定に回転させると、そのシャフト41
に固定されたタイミングプーリー42が回転し、タイミ
ングベルト43を介し、他方のネジプーリー39を回転
させ、その長いストロークにされたボールスクリュー3
7を回転すると同時に押進させる。
【0044】而して、該ボールスクリュー37の押進速
度はモーター40の回転を介してのタイミングプーリー
42に及び、ネジプーリー39の高速回転により急速に
前進しその先端のボールベアリングプレート38を介
し、始端濾板4´´´ を急速前進させ、フレーム30
内に於いて配設されている各濾板4´´,4´´相互を
近接させて各濾枠15のウレタン補強体14´ のフラ
ットな面に介装された各単体の濾布11´ を介し密接
に当接圧着される。
【0045】尚、この間ボールスクリュー37先端には
フランジ37´ がボールベアリングプレート38の内
部空間1の凹部38´ を介してクッション作用を生じ
スラリー供給通路31及びエアブロー通路31´ に干
渉することはない。
【0046】そこで、図示しないスラリータンクより所
定のスラリーを圧送して始端濾板4´´´ の通液孔と
してのスラリー送給通路31を介し中央部のスラリー送
給部12´ から図10に示してある各濾板4´´の中
央部に配設されているスラリー送給部12´ に送給し
て該スラリー送給部12´ のスリーブ26のスリット
25から隣設する濾板4´´との間のスラリー室に供給
される。
【0047】この間、各スラリー送給部12´ に於け
る送給パイプ23の両端に設けられている両フランジ2
4,24は濾板本体8´ に挟装されてずれたり変動さ
れたりすることはない。
【0048】そして、ボールスクリュー37が始端濾板
4´´´ の所定のストロークエンドに達すると、図示
しないリミットスイッチの作用により制御機構を介して
モーター40の回転は停止し、ボールスクリュー37の
押進も停止する。
【0049】そこで、当該リミットスイッチを介しての
図示しない制御装置により、油圧シリンダー36が所定
角度回転し、ガイド板34に挿通されている各高圧ジャ
ッキ32の後設ガイドパイプ32´ をロック板35を
介し閉塞状態にし、該高圧ジャッキ32の後退をロック
し反力を支持する。
【0050】この際、各機構部の挙動によりガイドパイ
プ32´ や高圧ジャッキ32が揺動する可能性がある
が、ガイド板34,ロック板35の挿通孔32´´´
及びガイドノッチ32´´´´のガイドパイプ32´
のガイド32´´の係合を介しての周方向のガタツキは
確実に防止される。
【0051】そこで、各高圧ジャッキ32が作動し、伸
長して低速前進し、始端濾板4´´´ を介し順次各濾
板4´´を隣設状態で密接させるように押進近接させ、
各相隣る濾板本体8´ は各ボス22の相対向する面当
接及び、濾枠15の面当接を介し、密着状態になり、当
該押進作用により枠締作用が行われ各スラリー室におけ
るスラリーの固液分離作用が開始により枠締圧が増加さ
れると、濾過固液分離作用が始まり、濾過液は外側の濾
布11´ を介し滲み出て外側、即ち、濾板本体8´ に
添着されているメッシュシート9´ を介し濾枠15の
内側の排液溝10´´に入り、通液孔13を介し外側の
排液溝10´ を通って所定に廃液されていく。
【0052】而して、この間スラリー室の圧力は高圧化
されるが、濾板本体8´と濾枠15間の補強体14は高
弾性のウレタン樹脂製であるため、変形や損傷は生ぜず
濾布11´ のシール性も充分である。
【0053】このように、各濾板4´´が枠締めされる
に際し、該濾枠15の外側面に固設されたオスピン1
9、メスピン20が相互にセンタリングされて固定され
周方向の変位や変動は避けられ、又、該各濾枠15の相
対向する面に設けられたノッチ16に介装されているO
−リング17により各濾枠15、即ち、濾板4´´の相
互のシール性はより確実に保持される。
【0054】又、枠締め状態にあっては、各相隣る濾板
本体8´ の所定数のボス22,22相互が相対向して
濾布11´ を間にして面当接し、スラリー室における
スラリーの供給圧が増強されても、相互に該ボス22相
互の押圧支持により濾板本体8´ の変形やズレ等は阻
止され、又、該濾板本体8´ 自体が超硬鋼板製である
ことによって充分な強度と剛性を有してその変形は阻止
され、充分に濾板本体8´ としての機能を保持するこ
とが出来る。
【0055】この間濾板4´´,4´´´ の枠締はそ
の初期において、ボールスクリュー37による急速接近
とそのストロークエンドからの高圧ジャッキ32による
低速高圧の枠締により効率的な固液分離作用が行われ
る。
【0056】そして、ボールスクリュー37及び、高圧
ジャッキ32がガイドパイプ32´により小型軽量であ
るために全体的な重量も軽く、操作性が良く、又、メン
テナンスもしやすい。
【0057】特に、高圧ジャッキ32は後設するガイド
パイプ32´ により作動性は良好で軽量化もプラスす
る。
【0058】又、所定の固液分離作用が終了すると、油
圧シリンダー36を所定プログラムにより作動させてロ
ック板35を元に戻してロック状態を解除し、ガイド板
34のジャッキ32の高速後退を許容し、該各高圧ジャ
ッキ32を縮退させると、後設のガイドパイプ32´
の後端部はガイド板35を貫通して高速に続いて低速で
後退し、各ガイド4´´,4´´の開枠が行われ、各ス
ラリー室内に残留されていたケーキは在来態様同様に濾
布11から落下し除去される。
【0059】而して、当該開枠に際し、各濾板4´´,
4´´…はチェーン5´ により連係されているために
濾板本体8´ 相互の相隣るピッチを微小間隔にして、
例えば、4,5枚程度ブロック化して開枠をブロック毎
に行うと開枠能率は向上し、その微小間隔の濾板本体8
´ ,8のケーキは該小間隔を介して充分に脱落する。
【0060】そして、4,5枚づつのブロック化された
濾板4´ をブロックごとに開枠することにより1枚づ
つの濾板4´ の開枠効率は高能率に開枠が行われる。
【0061】尚、ボールスクリュー37の始端濾板4´
´´ の高圧ジャッキ32の後退による低速後退により
ネジプーリは逆回転する。
【0062】但し、該ネジプーリー39はボールベアリ
ング、及び図示しないスリップリング39´ を介し、
フレーム30に所定ストローク以上は後退不可能に拘束
されているために、逆回転しようとするが、該ネジプー
リ39に設けられているラチェット機構及び、スリップ
リングにより単に自在に回転するのみであり、タイミン
グベルト43を介し、モーター40に逆回転を与える虞
は全くない。
【0063】尚、固液分離作用中における脱水する濾過
液はスラリー室の高圧により濾布11´ を介し、ウレ
タンの補強体14と濾枠15との間の廃液溝10を介し
該通液孔13より所定に廃液されていく。
【0064】そして、上述1サイクルの固液分離作用が
終了する。
【0065】而して、エアブローにより逆洗エアブロー
がエアブロー通路31´ を介して各濾板4´´間の濾
布11に対して逆洗作用を行い脱水機能を維持するが、
上述プロセスを反復し、固液分離作用を継続して行う。
【0066】尚、この出願の発明の実施態様は上述実施
例に限るものでないことは勿論であり、例えば、駆動源
については動力モーターばかりでなく、油圧式の駆動シ
ステムであってもよく、又、設計変更的にはタイミング
ベルトに変えてチェーンにしたり、又、濾板間を連係す
るチェーンについてはワイヤー等をすることが出来るこ
とは勿論のことである。
【0067】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
に工場廃液や建設現場から出るスラリーの固液分離を介
して固体分を有効再利用に供することが出来る様にする
高圧フィルタープレスの稼働方法において、枠締の初期
においては複数の濾板の始端部濾板をボールスクリュー
を介し低圧で急速接近させ、所定ストロークエンドにお
いて、該ボールスクリューの押進を停止させ、始端濾板
の周囲に配設した小型高圧の高圧ジャッキをして低速で
高圧前進させ、枠締させて所定の固液分離作用を行い効
率的な固液分離が出来るという優れた効果が奏される。
【0068】而して、ボールスクリューの洗端部がエア
ブロー通路に干渉しないように形成されていることによ
り固液分離後のエアブローによる逆洗効果は充分に保証
されるという優れた効果が奏される。
【0069】このようにして高圧稼働に際しボールスク
リュー37、及び、小型の高圧ジャッキ32による枠締
や開枠が行われるために、極めて軽量であることから動
力は少なくて済み、又、取り扱いやメンテナンス性も容
易であるという優れた効果が奏される。
【0070】そして、高圧ジャッキに後設してガイドパ
イプが延設されているためにその機能は保証されるが軽
量化が促進されるという効果があり、又、ガイドパイプ
のガイドがロック板やガイドパイプのガイドノッチに係
合するため、その挙動にガタツキが来ず、固液分離機能
を保持し、耐久性を良好に保つという優れた効果が奏さ
れる。
【0071】そして、高圧ジャッキ32による低速枠締
が行われる時、該高圧ジャッキ32のシャンクの後端部
に対するロック板35をして閉塞し、該高圧ジャッキ3
2の低速前進のみを図ることが出来、確実に固液分離作
用が出来るという優れた効果が奏される。
【0072】又、開枠時に各濾板ごとにケーキの脱落を
行う代わりに濾板を所定数ブロックづつまとめて開枠
し、各濾板間の小間隙を介してケーキを落下させること
が出来るために開枠作業が高能率に行われるという優れ
た効果が奏される。
【0073】又、各濾板4´´は従来の如く、ゴム製や
鋳物製でない為に、そして、薄鋼製であるために軽量化
が出来、また該濾板の両側面にボスが所定数突出して濾
布を介し、密接当接可能である様にされている為にスラ
リー室の発力が高圧になっても各濾板や濾枠の変形やず
れが生ぜず正確に固液分離作用が設定通りに行われると
いう優れた効果が奏される。
【0074】加えて、ウレタン等の補強体が添設されて
いるためにブロック毎の濾板4´´の開枠時に各濾板本
体8´ の濾布11´ の濾布11´ の添着が維持出来
ケーキの剥離脱落が効果的に行われるという利点もあ
る。
【0075】又、各濾板において濾枠と濾板との本体と
の間に該ウレタン等の補強体が介装されたり、ライミン
グされていることにより、在来態様のゴム製などの濾板
と異なり、濾布を添設しても0−リング等を介装せずと
も、そのフラットな面で密着当接するが可能であるため
に、濾布の変形や損傷等も生ぜず、該濾布を介して濾過
液分の廃液溝への通過がスムーズに図れるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の装置の1実施例の開枠時の全
体概略部分断面側面図である。
【図2】同枠締時の全体概略部分断面側面図である。
【図3】機構部の要部の概略正面図である。
【図4】この出願の発明の1実施例のスクリュー先端部
の部分切截側面図である。
【図5】この出願の発明のメッシュ体と濾布の要部断面
斜視図である。
【図6】この出願の発明の他の実施例の構造の要部斜視
図である。
【図7】濾板本体に対するメッシュ体と濾布本体の取付
け部分斜視図である。
【図8】スラリー供給部の部分断面側面図である。
【図9】同部分断面図であって補強体と濾枠の嵌合取合
い部分態様図である。
【図10】同補強体と濾枠との取合い部分側面図であ
る。
【図11】同斜視図である。
【図12】一般態様の固液分離装置としての高圧フィル
タープレスの概略側面図である。
【図13】従来技術に基づく濾板の縦配列の側断面図で
ある。
【図14】同濾板の部分切截半断面側面図である。
【図15】同濾板半断面図である。
【符号の説明】
4´´ 濾板 4´´´ 始端濾板 31´ エアブロー通路 37 ボールスクリュー 32 高圧ジャッキ 39 ネジプーリー 35、36 ロック機構 32´ ガイドパイプ 8´ 濾板本体 30 装置フレーム 22 ボス 28 ウレタン製補強体 37´ 不干渉フック 8´ 濾板本体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に面当接自在な濾板を枠締めして固液
    分離し、開枠してケーキを分離するようにする稼働に際
    し、濾板の枠締の時の初期では中、低圧で、中、終期で
    は固液分離を高圧で行うようにする高圧フィルタープレ
    スの稼働方法において、上記濾板の始端濾板の急速接近
    をの枠締時と開枠時に該始端濾板のエアブロー通路に該
    始端濾板に対する近接するボールスクリューの先端部が
    干渉しないように行うようにしていることを特徴とする
    高圧フィルタープレス稼働方法。
  2. 【請求項2】上記濾板の濾板の低速枠締めと急速開枠と
    を該始端濾板の周辺に配設した複数の高圧ジャッキによ
    り行うようにすることを特徴とする請求項1記載の高圧
    フィルタープレス稼働方法。
  3. 【請求項3】上記濾板の始端濾板の低速での高圧枠締め
    に際し、高圧ジャッキの反力を該高圧ジャッキに後設し
    たガイドパイプを装置フレームに対しロックして行うよ
    うにすることを特徴とする請求項2記載の高圧フィルタ
    ープレス稼働方法。
  4. 【請求項4】上記濾板の始端濾板の開枠時は高圧ジャッ
    キに後設したガイドパイプの装置フレームに対するロッ
    クを解除して行うようにすることを特徴とする請求項2
    記載の高圧フィルタープレス稼働方法。
  5. 【請求項5】上記濾板の開枠時に濾板相互を微小間隔で
    離反した状態で所定ブロックごとの間隔で介して開枠す
    るようにすることを特徴とする請求項1〜4いづれか記
    載の高圧フィルタープレス稼働方法及び方法。
  6. 【請求項6】相互に面当接自在な濾板を枠締めして固液
    分離し、開枠してケーキを分離するようにする高圧フィ
    ルタープレスの稼働に際し、濾板の枠締の時の初期では
    中低圧で、中、終期では高圧で行うようにする高圧フィ
    ルタープレスの稼働方法に直接使用する装置であって、
    上記濾板の始端濾板から一本のボールスクリューが後延
    配設され、その前端に始端濾板に対する不干渉フックが
    設けられ該始端濾板の周囲に複数の高圧ジャッキが配設
    されている高圧フィルタープレス稼働装置において、上
    記各高圧ジャッキに後設すうガイドパイプが配設され装
    置フレームに設けたロック装置にロック、アンロック自
    在にされていることを特徴とする高圧フィルタープレス
    稼働装置。
  7. 【請求項7】上記ボールスクリューのネジストロークが
    大ストロークに形成されていることを特徴とする請求項
    6記載の高圧フィルタープレス稼働装置。
  8. 【請求項8】上記高圧ジャッキの各々が小型に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の高圧フィルター
    プレス稼働装置。
  9. 【請求項9】上記フックが始端濾板中に予め埋設されて
    おり、開枠時には該始端濾板に掛止自在に形成されてい
    ることを特徴とする請求項6記載の高圧フィルタープレ
    ス稼働装置。
  10. 【請求項10】上記濾板の濾板本体が薄鋼製であって、
    その両側面に相互に、而も当接自在なボスが配設されて
    いることを特徴とする請求項6記載の高圧フィルタープ
    レス稼働装置。
  11. 【請求項11】上記濾板の濾枠にウレタンがその外面を
    フラットにされて配設されて、更にウレタン外面に濾布
    が添設されていることを特徴とする請求項6記載の高圧
    フィルタープレス稼働装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100376307C (zh) * 2006-03-10 2008-03-26 蒋卓冰 一种压滤机
JP2014079684A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Ishigaki Co Ltd フィルタープレスの脱水方法並びに閉板装置

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