JP2000316903A - 使い捨て紙おむつ - Google Patents

使い捨て紙おむつ

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JP2000316903A
JP2000316903A JP11131238A JP13123899A JP2000316903A JP 2000316903 A JP2000316903 A JP 2000316903A JP 11131238 A JP11131238 A JP 11131238A JP 13123899 A JP13123899 A JP 13123899A JP 2000316903 A JP2000316903 A JP 2000316903A
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憲一 田畑
Hiroshi Iemori
啓 家守
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Abstract

(57)【要約】 【課題】着用者がかいた汗が肌と長時間の間接触するこ
とに原因する、汗疹、湿疹やかぶれなどを効果的に防止
する。 【解決手段】透液性トップシート2と、不透液性バック
シート1との間に吸収体3が介在され、紙おむつの両側
部に撥水処理バリヤシート4により表面側に起立する立
体ギャザーBKが形成されるとともに、前記吸収体両側
縁部よりも外方に延在する前記不透液性バックシート1
と、撥水処理バリヤシート4とにより吸収体3の存在し
ないサイドフラップ部SFが形成された使い捨て紙おむ
つにおいて、前記紙おむつの表面側であってかつ前記立
体ギャザーBKの起立固定端よりも外側部位に、紙おむ
つ長手方向のほぼ全長または少なくとも股間部を含む範
囲に亘って脚部吸汗用シート10を貼設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脚周りおよび/ま
たは腰周りに吸汗機能を備えることにより、汗が原因の
汗疹、湿疹およびかぶれなどを防止するようにした使い
捨て紙おむつに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、市場に提供されている紙おむ
つは、図7に示されるように、裏面側に配置されるポリ
エチレン等からなる不透液性バックシート1と、表面側
に配置される不織布等からなる透液性トップシート2
と、これら不透液性バックシート1と透液性トップシー
ト2との間に配置された吸収体3とから主に構成され、
両側部においては、前記不透液性バックシート1が吸収
体3側縁部より外方まで延在されるとともに、表面側に
設けられた不織布等からなるバリヤシート4の側部がわ
シート部分が吸収体3の側縁部より外方に延在し、前記
不透液性バックシート1に対し固着されることにより前
記吸収体3の介在しないサイドフラップ部SFが形成さ
れ、かつこれらバリヤシート4と不透液性バックシート
1との間に複数条の弾性伸縮部材8,8…が紙おむつの
長手方向に沿って配置されることにより、サイドフラッ
プ部SFにひだ状の平面ギャザーGKが形成されるよう
になっている。また、前記バリヤシート4の内側シート
部分は、吸収体3の側縁部よりフラップ状に延在し、先
端に配置された弾性伸縮部材9により表面側に起立する
立体ギャザーBKが形成されている。
【0003】一方、紙おむつの腹部および背部には、前
記不透液性バックーシート1と透液性トップシート2が
共に延在し、吸収体3の存在しないエンドフラップ部E
Fが形成され、このエンドフラップ部EFに対し、不透
液性バックシート1と透液性トップシート2との間に弾
性伸縮バンド6を介在させることによりウエストギャザ
ーが形成されている。
【0004】前記バリヤシート4としては、プラスチッ
クシートなども使用できるが、通常は、肌への感触性を
高めるとともに、尿の透過を確実に防止するために、シ
リコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロイド
系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布が用い
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の紙
おむつにおいては、直接、肌と接触する表面側は尿を透
過させる中央の透液性トップシート2の露出面以外は撥
水処理を施したバリヤシート4により覆われており、ま
た腰周りでも透液性トップシート2と不透液性バックシ
ート1との間に吸水性を有しない弾性伸縮バンド6が配
置されているため、これらの部位では着用者がかいた汗
がいつまでも吸収されずに、長時間の間、着用者の肌と
接触し、汗疹、湿疹およびかぶれ等の原因となるなどの
問題が発生していた。特に乳幼児の場合は、夏場以外で
も腰回りや股間部分に汗をかき易く、また肌が大人より
も敏感で汗疹や湿疹、かぶれなどを起こし易いため、特
に乳幼児用紙おむつでは、このような皮膚症状を起こさ
ない紙おむつの開発が切望されていた。
【0006】そこで本発明の主たる課題は、汗が肌と長
時間の間接触することに原因する、汗疹、湿疹やかぶれ
などを効果的に防止するようにした使い捨て紙おむつを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1発明は、透液性トップシートと、不透液性バック
シートとの間に吸収体が介在され、紙おむつの両側部に
撥水処理不織布またはプラスチックシートにより表面側
に起立する立体ギャザーが形成されるとともに、前記吸
収体両側縁部よりも外方に延在する前記不透液性バック
シートと、撥水処理不織布またはプラスチックシートと
により吸収体の存在しないサイドフラップ部が形成され
た使い捨て紙おむつにおいて、前記紙おむつの表面側で
あってかつ前記立体ギャザーの起立固定端よりも外側部
位に、紙おむつ長手方向のほぼ全長または少なくとも股
間部を含む範囲に亘って、吸汗用シートを貼設したこと
を特徴とするものである。
【0008】また第2発明は、透液性トップシートと、
不透液性バックシートとの間に吸収体が介在され、紙お
むつの両側部に、表面側に起立する立体ギャザーが形成
されるとともに、前記吸収体両側縁部よりも外方に延在
する前記不透液性バックシートと、液透過性不織布とに
より吸収体の存在しないサイドフラップ部が形成された
使い捨て紙おむつにおいて、前記サイドフラップ部に対
し、紙おむつの長手方向に沿って前記液透過性不織布と
不透液性バックシートとの間に吸汗用シートを介在させ
たことことを特徴とするものである。
【0009】また第3発明は、透液性トップシートと不
透液性バックシートとの間に吸収体が介在され、紙おむ
つの前後端部に前記吸収体端縁よりも外方に延在する前
記透液性トップシートと不透液性バックシートとにより
吸収体の存在しないエンドフラップ部が形成され、かつ
このエンドフラップ部に所定幅の弾性伸縮部材が介在さ
れることによりウエストギャザーが形成された使い捨て
紙おむつにおいて、前記エンドフラップ部の表面に、紙
おむつの幅方向に沿って吸汗用シートを貼設したことを
特徴とするものである。
【0010】さらに第4発明は、透液性トップシートと
不透液性バックシートとの間に吸収体が介在され、紙お
むつの前後端部に前記吸収体側縁よりも外方に延在する
前記透液性トップシートと不透液性バックシートとによ
り吸収体の存在しないエンドフラップ部が形成され、か
つこのエンドフラップ部に所定幅の弾性伸縮部材が介在
されることによりウエストギャザーが形成された使い捨
て紙おむつにおいて、前記エンドフラップ部に対し、紙
おむつの幅方向に沿って透液性トップシートと弾性伸縮
部材との間に吸汗用シートを介在させたことを特徴とす
るものである。
【0011】上記本発明においては、従来はサイドフラ
ップ部およびエンドフラップ部などの汗をかき易い部位
にも拘わらず吸汗機能を有しなかった部位に対し、吸汗
用シートを貼設し着用者がかいた汗を迅速に吸収するよ
うにしたため、汗疹、湿疹およびかぶれなどの汗が原因
の諸症状を抑えることができるようになる。
【0012】前記第1および第3発明の場合において、
前記吸汗用シートは、上層側シートと下層側シートとか
らなる二層構造のシート材であり、上層側シートはポリ
エチレン、ポリプロピレンまたはこれらを主体とした合
成繊維による不織布シートまたは多孔性プラスチックシ
ートが用いられ、一方下層側シートはレーヨンまたはキ
ュプラ等の再生繊維による不織布シート或いは綿等の天
然繊維による不織布シートが用いられていることが望ま
しい。吸汗機能素材としては、不織布の中でも比較的吸
水および保水能力の高い再生繊維または天然繊維による
不織布を用いるのが望ましいが、汗を多く吸収したこれ
らの不織布が肌に触れ続けていると、着用者が不快感を
感じるようになるとともに、却って汗疹やかぶれなどの
原因となることもあるので、比較的吸水性、保水性に乏
しいポリエチレン、ポリプロピレンまたはこれらを主体
とした不織布シートや多孔性プラスチックシートにより
前記レーヨン不織布等を覆うことにより肌への感触性が
向上するとともに、肌へのべと付き感が無くなるように
なり、汗を多く吸収した場合であっても本発明の所期の
目的通り、汗疹、湿疹やかぶれなどを効果的に防止でき
るようになる。
【0013】また、前記第2発明および第4発明では、
表面側の液透過性不織布や透液性トップシートが前記上
層側シートと同様の機能を示すため、吸汗用シートとし
ては、レーヨンまたはキュプラ等の再生繊維による不織
布シート或いは綿等の天然繊維による不織布シートから
なる単層不織布シートを用いるのがよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳述する。図1は本発明に係る紙
おむつの一部破断展開図であり、図2はその要部拡大展
開図である。なお、図中、×印は接着部位を示す記号で
ある。
【0015】図1において紙おむつは、ポリエチレン等
からなる不透液性バックシート1と、不織布などからな
る透液性トップシート2との間に、綿状パルプ等からな
る、たとえば長方形(若しくは砂時計形状)のある程度
の剛性を有する吸収体3が介在されている。吸収体3
は、その形状保持のために吸収紙(図示せず)により包
み込むことができる。前記不透液性バックーシート1と
しては、近年、ムレ防止の点から透湿性を有するものも
用いられている。この遮水・透湿性シートは、たとえば
ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に
無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸ま
たは二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シ
ートである。また、前記透液性トップシート2として
は、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシー
トなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維として
は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン
系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レー
ヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とするこ
とができる。
【0016】前記不透液性バックシート1は、吸収体3
の周囲より外方に延在して略砂時計形状を成しており、
その側方延在部は後述するバリヤシート4の側部ととも
に、吸収体の存在しないサイドフラップ部SFを構成し
ている。透液性トップシート2は、吸収体3より若干大
きめの長方形状とされ、吸収体3側縁より若干外方に延
在する部分が前記バリヤシート4と不透液性バックシー
ト1との間に介在されホットメルト接着剤などにより固
着されている。前記バリヤシート4の形成材料として
は、プラスチックシートやメルトブローン不織布などを
使用することもできるが、肌への感触性の点で、不織布
にシリコンなどにより撥水処理をしたものが好適に使用
される。
【0017】他方、紙おむつの長手方向端部、すなわち
腹側および背側では不透液性バックシート1および透液
性トップシート2が共に延在し吸収体3の存在しないエ
ンドフラップ部EFが形成され、発泡ウレタンなどから
なる所定幅の弾性伸縮バンド5,6がそれぞれ介在さ
れ、背側の両端部にはファスニングテープ7,7が設け
られている。
【0018】前記紙おむつの両側部には、長手方向に沿
って使用面側に突出する左右一対の立体ギャザーBKが
形成されている。この立体ギャザーBKは、詳細には図
2に示されるように、不透液性バックシート1に対応し
てサイドフラップ部SFまで延在して設けられたバリヤ
シート4の内側シート部分により構成されるもので、吸
収体3側縁部より若干内方側位置を起立固定端としてい
る。立体ギャザーBKの先端部は所定幅で二重に折り返
され、この折り返し部の内部に1本(または複数本)の
弾性伸縮部材9を配設することにより、その伸縮力を利
用して立体ギャザーBKを起立させるようになってい
る。
【0019】他方、立体ギャザーBKの外側に存在する
サイドフラップSFには、バリヤシート4と不透液性バ
ックシート1との間に紙おむつ長手方向に沿って複数本
の、本例では3本の弾性伸縮部材8,8…がホットメル
ト接着剤などにより固着され、その伸縮力によりひだ状
の平面ギャザーGKが形成されている。前記弾性伸縮部
材8,9としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オ
レフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポ
リウレタン、ポリエチレン等の素材を用いることができ
る。
【0020】前記立体ギャザーBKは、着用時に脚周り
に当接し、その立体ギャザーBKと透液性トップシート
2とで囲まれる、上方開口のほぼ台形状の空間によっ
て、尿または軟便の封じ込め用ポケット空間を形成し、
この空間内に排尿または排便されると、尿は透液性トッ
プシート2を通過して吸収体3に吸収されるとともに、
軟便固形分については前記立体ギャザーBKが障壁とな
って乗り越えが防止される。仮に、立体ギャザーBKを
乗り越えて尿または排便が漏れたとしても前記平面ギャ
ザーGKにより横漏れが防止される。
【0021】かかる紙おむつに対して、本例では紙おむ
つの表面側であってかつ前記立体ギャザーBKの起立固
定端よりも外側部位に、具体的にはサイドフラップ部S
F上に紙おむつ長手方向のほぼ全長に亘って脚部吸汗用
シート10を貼設してある。この脚部吸汗用シート10
は、好ましくは上層側シート10Aと下層側シート10
Bとからなる二層構造のシートとされ、上層側シート1
0Aは、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはこれらを
主体とした合成繊維による不織布シートまたは多孔性プ
ラスチックシートが用いられ、一方下層側シート10B
としてはレーヨンまたはキュプラ等の再生繊維不織布シ
ート或いは綿等の天然繊維不織布シートが用いられてい
る。下層側シート10Bに相対的に吸水性および保水性
に優れたレーヨン等による不織布シートを用いるととも
に、その上層側に相対的に吸水性に劣るポリエチレン等
による不織布シートを重ねることにより、多量の汗を吸
水した場合であっても上層側シート10Aを透過した汗
は下層側シート10Bに吸水・保水されるようになり、
かつ肌には低吸水・低保水性の上層側シート10Aが接
触するようになるため、肌へのべと付き感が抑えられる
ようになるとともに、下層側シート10Bに吸水された
汗が肌と直接、べとべとの状態で接触し続けるのを防
ぎ、汗疹、湿疹やかぶれなどを効果的に防止できるよう
になる。さらに、前記上層側シート10Aの表面にメッ
シュ状等のエンボス模様を付けるようにすれば、肌との
接触面積を減らすことができ、肌への感触もより良好な
ものとなる。なお、使用する脚部吸汗用シート10の保
水能力が十分に高いような条件の下では不織布シートを
単層で使用することもできる。
【0022】ところで、図示の例では、脚部吸汗用シー
ト10の配設部位をサイドフラップ部SF上としたが、
立体ギャザーBKの起立を阻害しないように、起立固定
端の外側であれば吸収体3側部からサイドフラップ部S
Fに跨る領域に配設するようにしてもよい。また、前記
脚部吸汗用シート10を紙おむつの全長に亘って配設し
たが、少なくとも股間部を含む範囲(中間の所定範囲)
であれば部分的に配設するようにしてもよい。
【0023】他方、前記例では撥水処理を施したバリヤ
シート4を用いているため、サイドフラップ部SFの上
面に脚部吸汗用シート10を貼設するようにしたが、図
4に示されるように、バリヤシート4と不透液性バック
シート1との間に、レーヨンまたはキュプラ等の再生繊
維による不織布シート或いは綿等の天然繊維による不織
布シートからなる吸汗用単層シート10Cを介在させる
ようにもできる。この場合には、バリヤシート4を透過
して汗を吸水させる必要があるため、バリヤシート4と
しては撥水処理を行っていない液透過性の不織布を使用
するか、或いは立体ギャザーBK部分は漏れ防止の確実
のために撥水処理を行い、サイドフラップ部分SFにつ
いては撥水処理を行わず液透過性とした不織布を使用す
るようにすればよい。吸汗用単層シート10Cを覆うバ
リヤシート4が丁度、前述した上層側シート10Aの機
能を担うようになり、肌へのべと付き感が抑えられるよ
うになるとともに、吸水された汗が肌と直接、べとべと
の状態で接触し続けるのを防止する。
【0024】他方、本紙おむつでは、エンドフラップ部
EFにおいても、その表面に紙おむつの幅方向に沿って
腰部吸汗用シート10Dを貼設している。図1の例で
は、両側に配設された脚部吸汗用シート10、10に挟
まれた区間に貼設するようにしたが、図6に示されるよ
うに、脚部吸汗用シート10の上下端縁を紙おむつ端部
の手前で止め、腰部吸汗用シート10Dを紙おむつのほ
ぼ全幅に亘って配設するようにしてもよい。なお、この
腰部吸汗用シート10Dは脚部に配置した吸汗用シート
10と同様に、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはこ
れらを主体とした合成繊維による不織布シートまたは多
孔性プラスチックシートよりなる上層側シート10A
と、レーヨンまたはキュプラ等の再生繊維による不織布
シートあるいは綿等の天然繊維による不織布シートより
なる下層側シート10Bの二層構造シートを使用するの
がよい。
【0025】このエンドフラップ部EFにおいても、透
液性トップシート2と弾性伸縮バンド6との間に吸汗用
単層シートを介在させるようにしてもよい。なお、エン
ドフラップ部EFでは、表面側の透液性トップシート2
が本来的に透液性を備えているため、単にレーヨンまた
はキュプラ等の再生繊維による不織布シートあるいは綿
等の天然繊維による不織布シートからなる吸汗用単層シ
ートを介在させるようにすればよい。
【0026】以上、本実施の形態ではテープ止着型紙お
むつを例に採って本発明を説明したが、本発明はパンツ
型紙おむつに対しても全く同様に適用することが出来
る。
【0027】
【発明の効果】以上詳説のとおり本発明によれば、着用
者がかいた汗が肌と長時間の間接触することに原因す
る、汗疹、湿疹やかぶれなどの皮膚症状を効果的に防止
し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙おむつの一部破断展開図であ
る。
【図2】その要部拡大展開図である。
【図3】紙おむつの中央位置での横断面図(図1のIII
−III線矢視図)である。
【図4】脚部吸汗用シート10の配置態様の変形例図で
ある。
【図5】エンドフラップEF部の横断面図(図1のV−V
線矢視図)である。
【図6】腰部吸汗用シート10Dの配置態様の変形例図
である。
【図7】従来の紙おむつの要部拡大展開図である。
【符号の説明】
1…不透液性バックシート、2…透液性トップシート、
3…吸収体、4…バリヤシート、5・6…弾性伸縮バン
ド、7…ファスニングテープ、8・9…弾性伸縮部材、
10…脚部吸汗用シート、10A…上層側シート、10
B…下層側シート、10C…吸汗用単層シート、10D
…腰部吸汗用シート、BK…立体ギャザー、SF…サイ
ドフラップ部、GK…平面ギャザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61F 13/54 5/44 (72)発明者 家守 啓 愛媛県伊予三島市寒川町4765番地11号 ダ イオーペーパーコンバーティング株式会社 内 Fターム(参考) 3B029 BA05 BA12 BA16 BD09 BD12 BD16 BD17 BD18 BD19 4C098 AA09 CC03 CC08 CC10 CC12 CC15 CC16 CD10 DD01 DD03 DD10 DD13 DD20 DD24 DD25 DD26 DD28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透液性トップシートと、不透液性バックシ
    ートとの間に吸収体が介在され、紙おむつの両側部に撥
    水処理不織布またはプラスチックシートにより表面側に
    起立する立体ギャザーが形成されるとともに、前記吸収
    体両側縁部よりも外方に延在する前記不透液性バックシ
    ートと、撥水処理不織布またはプラスチックシートとに
    より吸収体の存在しないサイドフラップ部が形成された
    使い捨て紙おむつにおいて、 前記紙おむつの表面側であってかつ前記立体ギャザーの
    起立固定端よりも外側部位に、紙おむつ長手方向のほぼ
    全長または少なくとも股間部を含む範囲に亘って、吸汗
    用シートを貼設したことを特徴とする使い捨て紙おむ
    つ。
  2. 【請求項2】透液性トップシートと、不透液性バックシ
    ートとの間に吸収体が介在され、紙おむつの両側部に、
    表面側に起立する立体ギャザーが形成されるとともに、
    前記吸収体両側縁部よりも外方に延在する前記不透液性
    バックシートと、液透過性不織布とにより吸収体の存在
    しないサイドフラップ部が形成された使い捨て紙おむつ
    において、 前記サイドフラップ部に対し、紙おむつの長手方向に沿
    って前記液透過性不織布と不透液性バックシートとの間
    に吸汗用シートを介在させたことを特徴とする使い捨て
    紙おむつ。
  3. 【請求項3】透液性トップシートと不透液性バックシー
    トとの間に吸収体が介在され、紙おむつの前後端部に前
    記吸収体端縁よりも外方に延在する前記透液性トップシ
    ートと不透液性バックシートとにより吸収体の存在しな
    いエンドフラップ部が形成され、かつこのエンドフラッ
    プ部に所定幅の弾性伸縮部材が介在されることによりウ
    エストギャザーが形成された使い捨て紙おむつにおい
    て、 前記エンドフラップ部の表面に、紙おむつの幅方向に沿
    って吸汗用シートを貼設したことを特徴とする使い捨て
    紙おむつ。
  4. 【請求項4】透液性トップシートと不透液性バックシー
    トとの間に吸収体が介在され、紙おむつの前後端部に前
    記吸収体側縁よりも外方に延在する前記透液性トップシ
    ートと不透液性バックシートとにより吸収体の存在しな
    いエンドフラップ部が形成され、かつこのエンドフラッ
    プ部に所定幅の弾性伸縮部材が介在されることによりウ
    エストギャザーが形成された使い捨て紙おむつにおい
    て、前記エンドフラップ部に対し、紙おむつの幅方向に
    沿って透液性トップシートと弾性伸縮部材との間に吸汗
    用シートを介在させたことを特徴とする使い捨て紙おむ
    つ。
  5. 【請求項5】前記吸汗用シートは、上層側シートと下層
    側シートとからなる二層構造のシート材であり、上層側
    シートはポリエチレン、ポリプロピレンまたはこれらを
    主体とした合成繊維による不織布シートまたは多孔性プ
    ラスチックシートが用いられ、一方下層側シートはレー
    ヨンまたはキュプラ等の再生繊維による不織布シート或
    いは綿等の天然繊維による不織布シートが用いられてい
    る請求項1、3いずれかに記載の使い捨て紙おむつ。
  6. 【請求項6】前記吸汗用シートは、レーヨンまたはキュ
    プラ等の再生繊維による不織布シート或いは綿等の天然
    繊維による不織布シートからなる単層不織布シートであ
    る請求項2,4いずれかに記載の使い捨て紙おむつ。
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