JP2000316820A

JP2000316820A - 医療プログラムに対する患者のコンプライアンスを改善するための方法

Info

Publication number: JP2000316820A
Application number: JP2000066928A
Authority: JP
Inventors: Eric W Brown; エリック・ダブリュ・ブラウン
Original assignee: Remote Medical Corp
Current assignee: Remote Medical Corp
Priority date: 1999-03-11
Filing date: 2000-03-10
Publication date: 2000-11-21
Also published as: TW537880B; EP1034734A1

Abstract

(57)【要約】【課題】外来患者が使用し、典型的には患者の家に設
けられた基地局と交信する移動式薬剤投薬およびデータ
入手装置を使用する医療システム方法を提供する。【解決手段】基地局は遠隔制御局と定期的に交信す
る。遠隔制御局は医療計画を基地局にダウンロードし、
移動式装置に送り、さらには移動式装置および基地局を
介して患者からの使用量および医療状態情報を受信す
る。送信反復プロトコルが使用され、これにより患者の
情報が遠隔局によって受信される確実性が高まる。遠隔
局は患者の行動および状態を監視し、レポートを提供
し、さらには備品が少なくなったときに補充要求を提供
できるようにする。患者への提示は、重要な事項を説明
し、かつ備品および薬剤の購入を勧めながら過去のグラ
フを示すことを含む、インターネットまたは他の単純な
技術によって提供される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の分野】この発明は一般に医療訓練を受けていな
い人による医療データの監視および管理に関し、特に、
患者および患者の介護者へのフィードバックと、提供さ
れる薬剤のおよび他の販売用医療供給品選択を含む専門
家の医療アドバイスの提供とにより、入念に健康管理が
行なわれることを確実とするための、患者管理データを
収集し、使用する自動化された方法に関する。

【０００２】

【関連技術の説明】以下の技術がこの分野の現状を明ら
かにする。

【０００３】クチック（Kutzik）他の米国特許第５，６
９２，２１５号は、使用者の生活圏において使用者を監
視するシステムを説明している。このシステムはシステ
ム制御装置および行動検出サブシステムを含む。行動検
出サブシステムは使用者の日々の生活行動を監視し、日
々の生活行動を表わす情報をシステム制御装置に与え
る。システム制御装置は、行動検出サブシステムによっ
て得られた日々の生活行動情報に応答して制御信号を発
生する制御回路を含む。システム制御装置からの制御情
報は制御情報通信チャネルによって行動検出サブシステ
ムおよび遠隔監視場所の両方に与えられる。行動検出サ
ブシステムは、自宅周辺での使用者の動きと、使用者に
よる薬剤コンプライアンスと、ストーブまたは他の危険
性のある器具の使用についての問題と、選択された補助
器具とを判断するためのシステムであってもよい。

【０００４】リプシャー（Lipscher）の米国特許第４，
０８２，０８４号は、異なる生理機能および／または条
件を検査する交換式電子検査装置が配置されるケース状
ハウジングを含む、特に、医療分野の検査のための移動
式診断装置を説明している。ハウジングは、電子検査装
置の各々に供給を与える電子電源と、検査装置の出力信
号を受取る共通の表示装置と、ハウジングと各検査装置
との間の電気的接続を与える電気コネクタとを含む。ハ
ウジングの室内は２つの別個の部分に分割され、その第
１はモジュラシステム内に配置され、摺動式の検査装置
を収容し、第２の部分は検査のために必要な付属手段を
収容するのに役立つ。

【０００５】フー（Fu）の米国特許第４，８０３，６２
５号は、患者の体重、体温、血圧およびＥＣＧ（心電
図）波形を測定するためのセンサを含むパーソナルヘル
スモニタを与える。モニタはモデムを介して中央ユニッ
トに結合され、患者に対し、所定の時間に所定の薬剤を
とり、センサを用いて所定の健康パラメータを測定し、
かつ選択された質問に回答を与えるように促すようプロ
グラミングされたコンピュータを含む。薬剤コンプライ
アンス情報、試験結果および患者の回答は、中央装置に
自動的に送信される複合ログに編集される。コンピュー
タはまた、ＥＣＧモジュールの使用中のような患者モニ
タの相互作用のある期間の間は交流電源からモニタを自
動的に分離し、内蔵されたバッテリの電力に依存するよ
うプログラミングされる。このように、患者への危険性
とＥＣＧモジュールの複雑性とが最小にされる。コンピ
ュータはまた、測定された試験情報を予め定められた期
待値と比較し、不一致がある場合は患者からさらなる情
報を収集して中央ユニットの訓練を受けた人員が複合ロ
グを解釈するのを助ける。コンピュータはまた、１つ以
上の測定されたパラメータが所定の正常範囲から逸脱す
ると直ちに中央ユニットに警告するようプログラミング
される。所与のパラメータに対する正常範囲は、誤った
警告の発生を低減するために、１つ以上の他のパラメー
タの測定値に従って変化するようにされる。

【０００６】ボーン（Bornn）他の米国特許第４，８２
７，９４３号は、基地局と介護者との間の冗長信号経路
を有する中間基地局を利用する、介護者と監視される患
者との間のリンクを与える。介護者は基地局からの信号
を受信する装置を着用する。基地局からの信号は監視さ
れる患者についての情報を提供し、介護者が基地局の範
囲内に留まっているかどうかを判断するために用いるた
めの信号を与える。監視される患者が着用する装置は、
監視される患者が支援を必要とするときに基地局に警報
信号を送信するようセンサから受信された信号を評価す
るための診断回路を含み得る。監視される患者が基地局
の範囲外から移動するたびに監視される患者と介護者と
に警報を出す範囲監視システムが設けられる。

【０００７】カウフマン（Kaufman）の米国特許第４，
９３３，８７３号は、予め選択された用量の薬剤と物理
試験装置との両方を収容する対話式患者支援装置を説明
している。薬剤および試験装置の両方が通常は、患者が
アクセスしない装置内の別個のコンパートメント内に保
持される。装置は薬剤および診断試験計画を追跡する。
装置はまた患者の口頭命令を受け、解釈することができ
る。装置は、薬剤計画または患者の口頭命令の受取に応
じて予め選択された用量の薬剤が患者に入手可能である
ようにする。同様に、試験計画または患者からの口頭命
令の受取のいずれかに応答して試験装置が患者にとって
利用可能となる。

【０００８】トリーチ（Treatch）の米国特許第５，０
０７，４２９号は、患者の血圧試験のための動作パラメ
ータのプログラミングを巡回式患者血圧監視装置へと与
え、そこから血圧データをダウンロードするためのユー
ザインターフェイスを説明している。ユーザインターフ
ェイスは、複数のマイクロプロセッサベースの巡回式血
圧測定患者装置と、オフィス制御装置と、典型的に電話
線によってアクセスされるデータ処理センターとを含む
システムに対して作用する。オフィス制御装置は特定の
患者のための試験方式で患者装置をプログラミングする
ために用いられる。制御装置はまた、患者装置からデー
タをダウンロードし、そのデータを患者を識別するデー
タとともに中央データ処理施設へと転送するために用い
られる。オフィス制御装置は、さまざまなインターフェ
イスルーチンを記憶するローカルメモリと、ルーチンを
実行するためのマイクロプロセッサと、整数入力を可能
にする１２文字キーパッドと、使用者への助言を表示す
るための表示装置とを含む。制御装置の初期の電源投入
時に、制御装置を用いる操作者はスタートアップシーケ
ンスおよびメニュー選択シーケンスによってシステムの
所望の機能を実行するよう促される。全選択が行なわ
れ、電話のようなキーパッドによって全動作パラメータ
が入力される。表示装置は使用者に対して、どのパラメ
ータの入力が要求され、どのメニューアイテムが選択可
能であるかを示す。データを中央処理施設に転送する
間、電話の受話器によってさらなる助言が音声で操作者
に対して与えられ得る。

【０００９】ブロムキィスト（Blomquist）の米国特許
第５，３３８，１５７号は、局所的かつ遠隔的に薬物配
達装置のような巡回式医療装置と通信するためのシステ
ムおよび方法に関連した発明を説明している。一実施例
において、介護者の薬物ポンプがデータ収集、問題解決
および動作プログラム変更のために遠隔患者薬物ポンプ
と通信する。介護者の薬物ポンプは患者の薬物ポンプと
少なくとも実質的に同一の構成である。介護者の薬物ポ
ンプは介護者のキー入力信号を遠隔の患者薬物ポンプに
送信する。患者の薬物ポンプはそのキー入力信号を受信
し、所望のプログラムにアクセスし、介護者の薬物ポン
プの表示装置上に表示するための情報を送信する。他の
実施例では、薬物ポンプと局所的および／または遠隔的
に通信するためのコンピュータが設けられる。コンピュ
ータはポンプの画像を有する表示装置を含んでもよい。
コンピュータは、パーソナルコンピュータを使用しなが
らポンプの使用をシミュレートするために、ポンプの画
像に対してマウスまたはタッチスクリーンを用いて動作
させ得る。コンピュータはまた、介護者および／または
患者に薬物ポンプの使い方を訓練するための訓練支援と
して用いられ得る。

【００１０】メイストル（Maestre）の米国特許第５，
３４７，４５３号は、所定の薬剤投薬計画に従って薬剤
または調合薬を投与するのを助けるための移動式プログ
ラマブル薬剤装置を説明している。第１の例示的実施例
において、プログラマブル薬剤警報装置が、患者に投与
されるべき各薬剤投薬に対する所与の投与時刻、投薬
量、投与方法、薬剤指示を特定する所定の薬剤投薬計画
を表わすデータで手動でプログラミングされる。プログ
ラミングされた各投与時刻の発生に応じて、可聴投薬警
報信号が発生され、所定の投与時刻、投薬量、投与方法
および薬剤指示のグラフ表示が予め規定された視覚的表
示フィールドに視覚的に表示される。第２の例示的実施
例において、移動式薬剤警報装置が、自動化されたデー
タ通信プロセスを用いて、所定の投薬計画データをコン
ピュータシステムから薬剤警報装置のメモリへとロード
することによってプログラミングされる。プログラミン
グされた薬剤警報装置を従来の薬剤容器、たとえば、目
薬ディスペンサボトル、鼻スプレーキャニスタまたはピ
ルボトルへとその作業の中断なしに取付ける薬剤容器保
持具も開示される。

【００１１】スタットマン（Stutman）の米国特許第
５，４１６，６９５号は、権限を与えられた使用者、た
とえば医者が歩き回る患者の特定の医療的および測地的
情報に関する選択および制限パラメータを遠隔的に設定
でき、その後、パラメータが合致すると無線通信ネット
ワークによってその情報のアップデートを受信できるよ
うになる医療警報システムを説明している。患者に取付
けられた遠隔測定装置は医療および測地的情報の入来す
る流れをホストコンピュータに与え、ホストコンピュー
タは通信ネットワークを介して遠隔処理装置によって与
えられるパラメータに応答してその情報の選択された部
分を抽出するように構成される。後者の処理を完了する
と、ホストコンピュータは抽出された情報をネットワー
クによって遠隔処理装置に転送し、それによって医者に
医療の状況を知らせる。

【００１２】メイストル（Mastere）の米国特許第５，
４９５，９６１号は、所定の薬剤投薬計画に従って薬剤
または調合薬の投与を助けるための移動式プログラマブ
ル薬剤警報装置を説明している。第１の例示的な実施例
において、プログラマブル薬剤警報装置が、患者に投与
されるべき各薬剤投薬に対する所定の投与時刻、投薬
量、投与方法および薬剤指示を特定する所定の薬剤投薬
計画を表わすデータで手動でプログラミングされる。プ
ログラミングされた各投与時刻の発生に応じて、可聴投
薬警報信号が発生され、所定の投与時刻、投薬量、投与
方法および薬剤指示のグラフ表示が予め規定された視覚
的表示フィールドに視覚的に表示される。第２の例示的
実施例において、移動式薬剤警報装置が、自動化された
データ通信プロセスを用いて、所定の投薬計画データを
コンピュータシステムから薬剤警報装置のメモリへとロ
ードすることによってプログラミングされる。また、プ
ログラミングされた薬剤警報装置を従来の薬剤容器、た
とえば、目薬ディスペンサボトル、鼻スプレーキャニス
タまたはピルボトルへと、その作業を中断せずに取付け
る薬剤容器保持具が開示される。

【００１３】ヴァスコ（Vasko）の米国特許第５，５７
３，５０６号は、タッチトーン電話（すなわち、ＩＶポ
ンプにおけるヴォイスメールシステム）による対話式音
声応答での遠隔的にプログラミング可能な注入ポンプを
説明している。遠隔的にプログラミング可能な注入シス
テムはまた音声信号を記憶するための音声記憶装置を含
む。遠隔的にプログラミング可能な注入システムはさら
に、遠隔通信ポート、音声記憶装置およびメモリに結合
されて、音声記憶装置からの音声信号とメモリからのプ
ログラマブルプロトコルとにアクセスし、かつ遠隔プロ
グラミング信号の受信に応答してプログラマブルプロト
コルを処理する処理装置を含む。

【００１４】カーテンバック（Kurtenback）の米国特許
第５，５８２，３２３号は、所定の時刻に患者に薬剤を
投薬するための複数のピル投薬コンパートメントを内蔵
するハウジングを含んだ発明の薬剤投薬および監視シス
テムを説明している。この発明は、望ましい時刻に薬剤
を投薬するようプログラミングされ、適切な手順が完了
しなければ警報を活性化する。この発明はまた電話線を
介して緊急人員に接触し、患者と緊急人員との間に双方
向でハンドフリーの通信を開始する。この発明は緊急人
員に接触するために患者が着用するペンダント式送信機
をさらに含む。

【００１５】ハルトマン（Hultman）の米国特許第５，
５８２，５９３号は、電話データアクセスラインまたは
無線周波通信による遠隔監視場所との通信によって変更
可能であるプログラミングされた配達計画に従って予め
定められた量の流体を汲み出すためのコンピュータ制御
リニアモータポンプを有する巡回式ポンプ装置を含んだ
巡回式薬剤配達システムを説明している。臨床医の通信
装置と患者の通信装置とが情報を巡回式ポンプ装置に送
受信し、また、訓練を受けた医療ワーカーが多くの患者
の場所を監視し、必要に応じて薬剤配達プロファイルを
変更または変化できる遠隔監視場所にあるコンピュータ
と電話データモデムアクセスによって通信する。

【００１６】タックリンド（Tacklind）の米国特許第
５，７０４，３６６号は、測定値およびタイムスタンプ
を含むデータ記録を記憶し、かつ通信システムによって
記録を遠隔報告装置に送信するためのスタンドアローン
モニタを含む、医療情報を監視および報告するためのシ
ステムを説明している。遠隔報告装置は、記録がモニタ
からダウンロードされるときに更新される関係のあるデ
ータベースと、特定の患者に対する測定値の年代順のグ
ラフを発生するための報告発生器と、要求するヘルスケ
ア提供者に報告を送信するための報告送信装置とを含
む。

【００１７】リッジウェイ（Ridgeway）の米国特許第
５，７１０，５５１号は、所定の投薬計画とのコンプラ
イアンスを保証するための在宅自己治療の遠隔監視用シ
ステムを説明している。システムは、通信リンクおよび
遠隔中央監視局とにインターフェイスする少なくとも１
つの加入者家庭薬剤局を含み、遠隔中央監視局はまたリ
ンクによってインターフェイスされ、家庭薬剤局が送信
するメッセージを受取って分析するよう動作する。好ま
しい家庭薬剤局の実施例は、家庭薬剤局が薬剤の用量を
求めてアクセスされるたびに通信リンクによって中央局
にメッセージを送信する。中央局のコンピュータ手段は
各加入者の独自に計画された投薬時刻ウィンドウ内でこ
のような信号の受信を確認し、投薬計画の誤りが検出さ
れれば操作者に適切な行動をとるよう警報を出す。代替
的な家庭薬剤局の実施例は内蔵式のプログラマブルタイ
マモジュールを利用して、加入者の独自に計画された投
薬時刻ウィンドウ内で薬剤のアクセスを確認し、投薬計
画の誤りがタイマモジュールによって検出されれば通信
リンクによって中央局への警報信号送信を開始する。全
実施例が加入者にヘルプボタン手段を与えて、薬剤に対
する副作用または他の緊急事態が発生すると通信リンク
によって中央局への警報メッセージの送信を開始させ
る。計画された投薬が行なわれなければ中央局が警報を
受けるので、加入者がヘルプボタンを押したり助けを求
めたりすることができないようになる緊急事態は、連続
して計画された投薬の間の最大時間よりも長くは検出さ
れないままとはならない。

【００１８】タックリンド（Tacklind）の米国特許第
５，７５２，７０９号は、測定値およびタイムスタンプ
を含むデータ記録を記憶し、かつ通信システムによって
記録を遠隔報告装置に送信するためのスタンドアローン
モニタを含む、医療情報を監視および報告するためのシ
ステムを説明している。遠隔報告装置は、記録がモニタ
からダウンロードされるときに更新される関係のあるデ
ータベースと、特定の患者に対する測定値の年代順のグ
ラフを発生するための報告発生器と、要求するヘルスケ
ア提供者に報告を送信するための報告送信装置とを含
む。

【００１９】ストゥープ（Stoop）の米国特許第５，７
６７，７９１号は、中央場所において複数の遠隔的に存
在する患者の生理データまたは他の患者データを表示
し、監視する双方向遠隔測定システムを説明している。
システムは、それぞれの患者によって各々着用される複
数のバッテリによって電力を与えられる遠隔計測器と、
遠隔計測器から受信される患者データを受信し、表示
し、監視する中央局とを含む。遠隔計測器は、タイムス
ロットのタイムシェアリングをもたらし、かつ遠隔計測
器にサービス要求を中央局へと送信させるためにコンテ
ンションスロットを用いる双方向ＴＤＭＡプロトコルを
用いて中央局と通信する。各遠隔計測器上でただ１つの
アンテナおよび１つのトランシーバを用いる、双方向の
特殊な多様性が与えられる。遠隔計測器は、不使用時に
（バッテリの電源を維持するために）その活性状態のト
ランシーバ構成要素をオフにするための回路を含み、電
源投入時に急速な低電力周波数固定サイクルを行なうた
めの回路を含む。システムは周波数ホッピング（展開ス
ペクトル）モードおよび固定周波数モードを含む複数の
動作モードを有し、その両方は好ましくは９０２−９２
８ＭＨｚＩＳＭ帯域を用いる。臨床医に各患者の場所を
追跡させるために患者位置突き止め装置が設けられる。

【００２０】ラッソ（Russo）の米国特許第５，８０
７，３３６号は、第１の室内の場所に配置されるプログ
ラマブル医療装置と第２の室内の場所に配置される遠隔
モニタおよび／またはコントローラを設けられた医療装
置を説明している。プログラマブル医療装置は治療を患
者に与えるために用いられ、遠隔モニタ／コントローラ
は、医療装置の動作を監視し、医療装置の動作を制御
し、および／または医療装置からのデータを遠隔モニタ
／コントローラに転送するために用いられ得る。この装
置は、医療装置が遠隔場所から監視および／または制御
されている間に、遠隔モニタ／コントローラと医療装置
によって治療を受けている患者との間の音声通信を可能
にできる。遠隔モニタ／コントローラはまた、接続され
る医療装置のタイプを決定するための手段を含んでもよ
い。

【００２１】ブルドニイ（Brudny）他の米国特許第５，
８１０，７４７号は、神経性運動障害を患う患者、また
は、能力向上を求め、訓練を支援する対象者のために用
いられる対話式介入訓練システムを説明している。患者
（または訓練者）局が対話式訓練において用いられる。
患者（または訓練者）局はコンピュータを含む。監督者
局がたとえば医療または他の専門家によって用いられ
る。患者（または訓練者）局および監督者局はたとえば
インターネットまたはＬＡＮによって互いに通信でき
る。患者（または訓練者）局は監督者局に対して遠隔的
にまたは局所的に配置され得る。患者または対象者が訓
練を行なっている間に、センサが患者または対象者から
の生理的情報または物理的情報を収集する。この情報は
監督者局に与えられる。これは要約され、患者／対象者
および／または監督者に表示され得る。患者／対象者お
よび監督者はたとえば映像によってリアルタイムで互い
に通信できる。エキスパートシステムおよびニューラル
ネットワークが訓練中に達成されるべき目標を定める。
一人以上の患者（または訓練者）局があってもよく、そ
れによって、監督者は同時に多くの患者／対象者を監督
できる。

【００２２】先行技術は患者の電子測定および監視の使
用を教示している。しかしながら、先行技術は、フィー
ドバックのある自動化された薬剤および監視システム
が、新規な信号反復プロトコルによってデータの完全さ
および正確さが保証されるような方法で用いられ得るこ
とを教示していない。また、先行技術は、患者への健康
結果の報告が、進行中の管理プログラムと関連した医療
供給品および薬剤の提供を含む専門家の医療アドバイザ
の助けとともに、新規な遠隔通信プロトコルによって、
適切な患者の行動を指示するために行なわれ得ることを
教示していない。この発明はこれらの必要を満たし、以
下の概要で述べるようなさらなる関連した利点を与え
る。

【００２３】

【発明の概要】この発明は以下に述べる目的を生じるデ
ータ処理方法のある利点を教示する。

【００２４】この発明は、先行技術で説明されていない
在宅介護医療データのロギング、交信および報告方法を
提供する。

【００２５】この発明の主たる目的は、先行技術によっ
て教示されていない利点を有し、特にコンプライアンス
のない患者のための正確な医療データ記録ができるこの
ような方法を提供することである。

【００２６】他の目的は、患者がかなりの期間にわたっ
てデータ受信局のデータ送信範囲外にいても正確な医療
データの送信を保証できるこのような方法を提供するこ
とである。

【００２７】さらに他の目的は、気が進まない患者のコ
ンプライアンスを高めるために、対話式に健康状態およ
び行動状態を相関させ、報告する手段を有するこのよう
な方法を提供することである。

【００２８】さらなる目的は、医療プログラムに従って
供給品および薬剤を患者に提供し、それらを購入するよ
う動機付けることが可能となるこのような方法を提供す
ることである。

【００２９】この発明の他の特徴および利点は、添付の
図面を参照すると、この発明の原理を例示する以下のよ
り詳細な説明から明らかとなるであろう。

【００３０】

【詳細な説明】図面はこの発明、すなわち、患者の医療
プログラムに対するコンプライエンスを高めるための装
置および方法を含むシステムを示す。医療プログラムは
薬剤投薬要素および医療状態検知要素またはその両方を
含み得る。この発明は、医療を監視および変更し、特
に、薬剤投薬および医療状態検知に関連した患者の行動
パターンと、治療に関連した供給品の取得および維持に
関する患者の行動とを監視し、変更するために用いられ
る。この装置は移動式医療装置手段１０を含み、移動式
医療装置手段１０は、一実施例では、ピルボトルのよう
な薬剤貯蔵手段と、ピルボトルに対するキャップのよう
な薬剤アクセス手段と、簡単な数値を指し示すものを有
する電子フリップフロップカウント回路４０のようなも
のであり、好ましくはバッテリＢ１によって電力を供給
され、当業者に公知であって図２では文字「Ｍ」で表わ
される何らかの電気機械、磁気または他の物理要素によ
ってピルボトルのキャップと交信し、キャップがピルボ
トルから除去されるとスイッチＳ１は回路のカウント手
段が次に高い数値を指し示すようにされ、無線トランシ
ーバ５０のような医療装置電波エネルギ交信手段が起動
される投薬薬剤カウント手段とを設ける。移動式医療装
置手段１０は単数の投薬およびカウント装置または複数
の装置を含んでもよく、さらに、複数の投薬されたアイ
テムのための単数のカウント装置または単数の投薬され
たアイテムのための（冗長のための）複数カウント装置
を含んでもよく、投薬薬剤カウント手段は、薬剤アクセ
ス手段が薬剤貯蔵手段へのアクセスのために操作される
ごとにカウント回路４０を順序付けする（sequence）こ
とが可能とされ、装置手段１０はさらに、たとえばカウ
ント回路４０の現在の数値とクロック回路７０の使用な
どによるカウント回路４０の順序付けの対応の時刻およ
び日付とを含むデータセットを確立することを論理回路
６０によって可能とされ、電波エネルギ交信手段５０
は、たとえば、論理回路６０内の制御プログラムによっ
て、選択された送信期間、たとえば７２時間の間にわた
って新しく確立された各データセットに対応する電波エ
ネルギ信号をたとえば３０分ごとに反復して送信するこ
とが可能とされ、送信期間は、医療装置手段１０に対し
て遠隔的に配置されているが実際的な電波エネルギ受信
範囲内には頻繁に入る基地局２０によって上述の電波エ
ネルギ信号が受信される選択された確率を保証するよう
に選択される。トランシーバの送信範囲がＦＣＣ規則に
よって制限されので、移動式医療装置手段１０が患者に
よって基地局２０の範囲内にない場所に運ばれることは
想定でき、極めてよくあることである。これは、たとえ
ば患者が毎日午後２時から午後４時の間に公園を散歩す
る習慣を有しており、午後３時に薬を飲むことができる
ようにピルボトルを携行するとすれば、定期的に起こる
ことであろう。この投薬はピルボトルのキャップが外さ
れるときにカウントされるであろうが、ピルボトルがそ
のとき範囲外にあろうので基地局２０には直ちに受信さ
れることができない。

【００３１】他の実施例では、この発明は、医療状態検
知手段と第１の実施例の医療装置電波エネルギ交信シス
テム５０とを設ける移動式医療装置手段１０を含み、医
療状態検知手段は、検知手段、すなわち、体温計、体重
計、血圧計または血糖測定システムが何らかの周知の、
すなわちいかなる検診所または診療所でも共通の医療状
態可変操作プロトコルに従ってそれぞれ操作されるごと
に体温、体重、血圧レベルまたは血糖のような医療状態
変数を検知することが可能とされ、さらに、検知手段が
操作されるごとに上述のように電子カウンタ４０を順序
付けすることがセンサの使用のような簡単な機械的構成
「Ｍ」によって可能とされ、測定された医療状態の値と
カウンタ４０の数値とクロック回路７０からの測定の対
応の時刻および日付とを含むデータセットを確立するこ
とが可能とされ、電波エネルギ交信手段５０は選択され
た送信期間にわたって新しく確立された各データセット
に対応する電波エネルギ信号を反復して送信することが
上述のように可能とされ、送信期間はここでも上述のよ
うに基地局２０が上述の電波エネルギ信号を受信する選
択された確率を保証するように選択される。

【００３２】いずれの実施例でも、この発明は好ましく
は可聴警報または振動発生装置（図示せず）のような人
反応信号手段をさらに含み、これは、以下で「医療計
画」と呼ぶ患者の薬剤および状態測定計画に従って、投
薬または医療状態検出が必要とされるときに患者に警報
を出すことが可能とされる。このような可聴警報および
振動警報、すなわち注意喚起技術は個人用ポケットベル
（登録商標）業界で周知である。

【００３３】好ましくは、基地局２０は医療装置手段１
０と類似したまたは同一の無線トランシーバ５０のよう
な基地局電波エネルギ交信手段を含み、好ましくは物理
的にたとえば患者の自宅内に配置されて、医療装置電波
エネルギ交信手段５０の少なくとも１回の反復の電波エ
ネルギ信号を受信可能にし、かつ医療装置手段１０に医
療計画を送信し、基地局２０はさらに電話または他の交
信手段のような図１に示す一次的双方向交信手段９０を
設け、これは、論理回路とシステムエンジニアリングに
おいて周知であるようなソフトウェアプログラミングと
によって、電波エネルギ信号によって受信されるような
医療装置手段１０のデータセット値を選択された交信計
画に従って自動的に送信可能とされる。すなわち、１つ
以上の移動式医療装置手段１０から基地局２０において
受信される情報が双方向交信手段９０によって遠隔監視
局３０に送信され、遠隔監視局３０はさらに、受信され
たデータセット値と監視されている選択された医療状態
パラメータとの間の相関分析のような、医療専門家、介
護者および患者自身の関心のあるサマリ情報を計算する
ための汎用コンピュータのような計算手段を含み、遠隔
監視局３０はさらに、モデムまたは他の手段によって、
関心のある情報を二次的双方向交信手段９０によって一
次的双方向交信手段に送信することを可能とし、かつ選
択された医療計画、通常は患者の医者のような主な治療
提供者によって規定される計画を送信することを可能と
する。好ましくは、基地局２０は「ピルボトル１８７」
を表わす独自の識別符号「ＰＢ１８７」または「血圧モ
ニタ４５６」を表わす「ＢＰＭ４５６」と、１９９８年
１２月１日午前１０時３０分に対応する時刻−日付スタ
ンプを表わす「１０３０Ａ−１２０１９８」と、医療状
態測定の場合はさらに、測定の時刻および日付での血圧
レベルを表わす「１２５／８０」のような測定値符号と
を受信する。このような送信はしたがって「ＢＰＭ４５
６．１０３０Ａ−１２０１９８．１２５／８０」として
おそらく符号化され、バイナリコード１０進形式で送信
されるか送信前にデジタル形式に変換され得る。さまざ
まな医療装置手段１０からの他の送信は、バッテリ低下
状態、薬剤なし、または他の供給品、「活性」、「待
機」または「無効」状態等を時刻／日付識別とともに含
み得る。医療装置手段１０または基地局２０もしくはそ
の両方において用いられるソフトウェアプロトコルは好
ましくは、血圧または血糖レベルが危険なレベルにある
場合のような緊急状態を識別するよう構成される。この
場合、医療装置手段１０は可聴警報または他の警報を直
ちに発して、患者または患者の介護者が測定を繰返すよ
う要求する。以下において、また説明および請求の範囲
中において、「患者」は実際の患者、家族のような身近
な介護者、または、実地経験のある看護婦もしくは医療
ワーカーのような介護提供者を含むものとして認識され
るべきである。好ましくは患者はこの発明に関して少な
くとも一部積極的であるが、患者が積極的でなければ介
護者が患者のために働き、介護者が少なくとも頻繁に実
際の患者の近辺に存在しなければならないことが意図さ
れる。

【００３４】基地局２０は、信頼すべき監督および医師
決定等が直ちに得られるように警報メッセージを遠隔監
視局３０に直ちに送るよう構成される。これらの結果を
達成するための手段、すなわち、能動化は医療装置手段
１０および基地局２０手段内のマイクロプロセッサ手段
によって制御されるソフトウェア論理プログラムにより
最も効果的に完了される。このような能動化は当業者の
能力範囲内にあると考えられ、したがってここではこれ
以上詳細には規定しない。

【００３５】明らかに、移動式医療装置手段１０は、薬
用吸入剤と、静脈薬剤と、ピル、カプセル、キャプレッ
トか、他の形態の固体薬剤または液体もしくは他の形態
の内部薬剤として処方される薬剤と、局所用処方との選
択された用量を投薬するための吸入剤投薬器、静脈投薬
システム、経口または肛門薬剤投薬器、局所用処方投薬
器等のような薬学および医学において用いる何らかの１
つ以上の周知の投薬装置であってもよい。各場合におい
て、ボトルキャップ、投薬チューブ巻取器、吸入剤ポン
プまたはＩＶ流量計のような薬剤アクセス手段が、何ら
かの簡単な周知の検知構成によって、予め選択された用
量の薬剤を同時に投薬しながらカウント手段をトリガす
るよう適合される。代替的に、投薬量は患者または現場
にいる介護者によって調整されてもよい。

【００３６】好ましい実施例では、医療装置手段１０の
医療装置波エネルギ通信手段５０は、データ送受信では
簡単なことである、基地局２０から送信されるような医
療計画を受信し、実行するための何らかの一般的なまた
は周知のデータ送信プロセスによって、あるこの発明の
方法を達成するよう適合される。このように、薬剤また
は状態検知計画は医療装置手段１０のメモリ装置または
回路８０内で遠隔的に構成されており、またいつ変更さ
れてもよい。さらに、遠隔操作局３０はこれらの方法、
すなわち簡単な追跡プロトコルによって、供給品が少な
くなっていることがその計算により示されると適切なと
きに補充要求メッセージを構成し、かつ、この補充要求
メッセージを、たとえばランプを点すか、ＬＣＴ上に書
かれたメッセージを提示するか、基地局または医療装置
手段１０上に同様の表示を提示することによって基地局
２０に送って患者に警報を出すよう適合される。

【００３７】好ましくは、この発明の方法は、たとえ
ば、各薬剤が実際にとられた時、また各医療測定が実際
に完了した時を示す図表によるサマリレポートを構成す
るよう適合される。このような事象歴は患者が傾向を知
ることができるように１週間、１ヶ月またはそれ以上長
い期間であってもよい。この発明の移動式医療装置手段
１０は、メモリ装置８０によって、選択された送信期
間、たとえば７２時間にわたって確立された上述の全デ
ータセットのリストを記憶することが可能とされ、リス
トは選択された送信頻度、たとえば３０分毎に反復して
送信されて、送信の冗長性によって、医療装置手段１０
が確立する全データセットが基地局２０に受取られる確
率を高める。好ましい実施例では、各データセットはチ
ェックサムおよびＣＲＣと組合され、基地局２０は受信
されたデータセットに作用するチェックサムおよびＣＲ
Ｃ誤り低減プロトコルを誤り低減のために与える。これ
らの誤り検査プロトコルは周知であるが本出願の分野で
はこれまでに用いられておらず、ここでの使用では確か
に非常に重要である。

【００３８】使用において、患者は必要とされる薬剤お
よび／または医療状態測定のためのもとになる医療計画
について遠隔監視センターに通知する。これは電話、フ
ァックス、通知書面またはインターネット画面によって
達成可能であり、後者を図７に示す。データベースは患
者のために遠隔監視センターで確立される。もとになる
医療計画情報は一次的および二次的交信手段、一般に電
話によって基地局２０へとダウンロードされる。基地局
２０は次にもとになる医療計画の適切な部分を患者が使
用する医療装置手段１０の各々に送信する。医療装置手
段１０の各々は次に、薬剤または測定が取られるべきと
きに患者に警報を出す。医療装置手段１０は、このよう
な事象が完了するまでそれが必要とされることを患者に
思い出させ続ける。各事象が達成されたことは上述のよ
うに記録され、事象リストへと入力される。入力リスト
は上述のようにたとえば７２時間または他の選択された
期間にわたって選択された期間毎、たとえば３０分毎に
基地局２０に送信される。リストが基地局２０によって
受信される毎に、それは基地局２０の常駐リストと比較
され、常駐リストの空白があればそれは新たに受信され
たリストから埋込まれる。複製入力は次に、結果として
生じるリストが完全であって、冗長でないように廃棄さ
れる。

【００３９】この発明は図３−６および８に示す報告機
能をさらに与える。図３は、血圧レベルまたは血糖レベ
ルのような健康パラメータの維持のための薬剤計画との
行動的コンプライアンスの重要性を強調するために用い
られ得る相関報告を示す。個々のデータ報告は医学界で
周知であるが、棒グラフのようなグラフによって規定さ
れるような、１つ以上の健康統計に対する患者の行動の
図表による報告が新規であり、先行技術とは異なると考
えられる。

【００４０】報告は遠隔監視局３０によって一旦発生さ
れると、取るべき行動を可能にするために患者に与えら
れる。この与え方には郵便配達によって送られるハード
コピーの紙による報告、ファックスコピー、またはイン
ターネットのウェブページによるものが含まれる。イン
ターネットのウェブページによって与えるのは、色の付
いた図表の使用が経済的に可能となるために好ましい。
色は図４および５において、たとえば、投薬のし損ない
や遅延を赤色で示し、時間通りの投薬を緑色で示すよう
に、計画された投薬時刻からのずれを強調するために用
いられ得る。患者に対して良い行動パターンおよび悪い
行動パターンを強調することは改善された行動を確立す
るために機能的である。

【００４１】図４は図３と類似しているがウェブページ
形式の報告の使用を示す。多くの異なる医療装置手段を
使用しなければならない場合に患者はよく混乱してしま
う。

【００４２】図６は、患者の認識および理解を高めるた
めに如何に情報が特定の装置により容易に関連付けられ
るか、すなわち、患者が使用している装置の絵を含める
ことを示す。図６はまた、患者または局所的な介護者が
装置設定に関するコマンドを遠隔監視局３０に直接的に
送ることができる制御（スクリーンボタン）を示す。こ
れに対して、遠隔監視局３０はこれらの制御メッセージ
を患者の住居内にある基地局２０に中継することが可能
にされる。このように、ウェブページ形式は患者に情報
を与えるために用いられ、離れた場所の臨床医がたとえ
ば編集された健康データ統計に基づいて患者の器具を制
御するようにも用いられ得る。

【００４３】図７は、如何にウェブページ形式が薬剤投
薬器のような医療装置手段１０のセットアップおよび制
御に完全に専用化され得るかを示す。図７において、遠
隔監視センターまたは何らかの離れた場所にいる臨床医
が、投薬に関連した情報および指示と薬剤投薬器のため
の医療計画とを入力できる。

【００４４】図８は患者に対する医療情報報告の進行を
示す。この進行は、患者のコンプライアンスまたは健康
統計の実際の測定値から構成された２つ以上の行動およ
び／または健康データグラフの相関を含む。さらに、報
告は人の画像とそれに関連した発話されたメッセージと
を含み、これは好ましくはビデオメッセージであるがラ
イブであってもよい。この人の画像は好ましくは臨床
医、たとえば看護婦であるが、医者または他の主たる介
護者であってもよい。上述のように、メッセージはリア
ルタイムで届けられ得るが、好ましくは、患者がそれを
都合に合わせて二度以上見たり再生したりできるよう
に、電子メールまたは記憶されたストリーミングビデオ
のような記憶された形式で届けられる。このような再生
は図に示すような専用の再生ボタンで容易にされる。ビ
デオメッセージ報告は、指示に従うよう患者の行動を変
更するのに必要であるような励まし、教育、情報、強化
または叱責の要素を含んでもよい。このような要素は、
患者が購入または他の方法で入手することが必要である
かそれを望むかもしれないアイテム、たとえば、薬剤補
充、情報冊子、保険情報、および患者のやる気を高める
ための花、グリーティングカード等のような諸々のアイ
テムのリストをさらに含んでもよい。報告は好ましく
は、患者が専用のコンタクトボタンによって容易に質問
をするか質問に答えることができるように対話式であ
る。一実施例では、このようなボタンは、返答メッセー
ジを構成するためのテキスト、ボイスまたはビデオ画像
形式を発生できる周知のような電子メール返答画面を起
動する。報告はさらに、薬剤の補充物または血糖監視テ
ストストリップのような医療装置供給品を購入するか、
花、本、ビデオ、音楽記録または他の家庭用品のような
家庭用供給品を注文するか、または、新しい薬剤のため
のさらなるピルボトルのような新しい用具を注文するこ
とを患者に思い出させるように臨床医の画像が行なう購
入の助言、ヒントまたは要求を含む。さらに、報告は患
者がこのような助言、ヒントまたは要求に対して図示す
るように「注文」ボタンによって応答することができる
ようにする。遠隔監視センターで確立されるアカウント
のタイプ次第では、注文ボタンはビデオ画像によって示
される注文を直ちに行なうか他の選択および情報画面に
つなぐことができ、これは当該技術において周知であ
る。対話式報告はさらに、臨床医画像によって与えられ
る質問に応答するか、臨床医画像に新しい質問を出す
か、患者が臨床医画像に出した前の質問に応答するため
のインビテーションを有してもよい。さらに、臨床医画
像は患者がビデオメッセージに応答してその内容の理解
を強化するよう提案してもよい。ここに規定するような
対話式報告の使用は先行技術とは異なるようこの分野に
おいて新規であると考えられる。

【００４５】以下のグラフは、ビデオ報告（画像）が生
み出される好ましい態様と、好ましい画面内容と、画面
の使用方法と、好ましい事後行動とを規定する。「基地
局２０」を表わすＢ−Ｓと「遠隔監視局３０」を表わす
Ｍ−Ｃが用いられることに留意されたい。ビデオスクリーンの生成方法健康事象データ（たとえばピルボトルへのアクセス回数
および血圧など）を確保する。

【００４６】 ↓ Ｂ−Ｓ基地局に送信して記憶する。

【００４７】 ↓ 予め定められた時刻にＭ−Ｃ（メディカルコーポレイシ
ョン）に転送して事象記録サーバに記憶する。

【００４８】 ↓ 健康事象データと、過去の患者事象データ履歴および患
者記録とを統合して関連付ける。

【００４９】 ↓ 二重エントリをすべて削除する。

【００５０】 ↓ 予め定められた時刻に、Ｍ−Ｃオペレータが事象記録サ
ーバにアクセスして患者特定情報を検索する。

【００５１】 ↓ Ｍ−Ｃオペレータが、最新のエントリ、過去のエント
リ、備品および補充物（レフィル）状態、ならびに患者
に関する特定的な情報を有する患者特定情報を観察す
る。観察は、好ましくは、スクリーンに表示されその時
点での図であるグラフを参照して行なわれる。

【００５２】 ↓ Ｍ−Ｃオペレータが、好ましくはモニタの上に取付けら
れたカメラおよびマイクロホンを作動させる（このよう
にするとオペレータが患者情報を観察しながら話すこと
ができる）。

【００５３】 ↓ Ｍ−Ｃオペレータがカメラおよびマイクロホンにビデオ
メッセージを向ける。

【００５４】 ↓ ビデオメッセージは、好ましくは下記のものの一部また
はすべてを含み得る、情報の構成要素を有する。

【００５５】 ↓ １．親密性を増すために必要である、一般的な事項に関
する記録（すなわち患者名、認識されている慢性症状、
家族またはペット、および趣味など）２．グラフ形式の記録の臨床的観察。これには、表示さ
れたその時点での健康および行動の傾向を表わすグラフ
に対する特定的なコメントが含まれる。このようなグラ
フ形式の記録は、メニューにある選択肢のうち適切なも
のを押すことによって臨床医が映像を記録する際に自動
的に更新され得る（すなわちグラフ形式の記録は臨床医
の記録が増加するにつれて血圧から血糖に関するものへ
と変化する）。３．健康パラメータの傾向に関する情報の観察（たとえ
ば血糖）。４．行動パラメータの傾向に関する情報の観察（たとえ
ば薬剤コンプライアンスレート）。５．積極的な行動の強化に関する陳述５．１．よい行動の認識５．２．よい行動の奨励５．３．目標を思い出させるもの（たとえば血圧が低け
れば１０ポイントなど）５．４．よい行動でない場合の非難、および／または５．５．よい行動の強化６．教育情報６．１．装置の作動方法６．２．薬物および副作用に関する情報６．３．薬物および健康に有益なものに関する情報６．４．他の教育事項や、臨床的または社会的に有効で
あると考えられる事項７．患者の記録に基づいて必要であると考えられる、購
入情報、提案、鍵および推奨７．１．薬物の補充７．２．付加的な監視装置（たとえばピルボトルの追
加）７．３．装置供給補充物（たとえば血糖監視ストリッ
プ）７．４．他の医療供給補充物（たとえば外傷用包帯およ
び消毒薬）７．５．繊維製品７．５．１．患者を励ますための花およびキャンディ７．５．２．（回復期間中に時間をつぶすための）書
物、音楽、ゲームおよびビデオ７．６．健康維持プログラムに対する患者のコンプライ
アンスを高めるために必要とされるまたは推奨される他
の物品。８．過去の患者または家族である介護者からの問合せに
対する対応９．質問がある場合に臨床医、Ｍ−Ｃオペレータまたは
他の権威ある人物に連絡をとることの推奨１０．少なくとも一度はビデオを再度再生することの推
奨 ↓ Ｍ−Ｃオペレータはメッセージの完成後「記録停止」ボ
タンを押す。

【００５６】 ↓ Ｍ−Ｃオペレータはオプションとしてメッセージを読直
し、変更が必要な場合には再度記録する。

【００５７】Ｍ−Ｃオペレータはビデオメッセージおよ
び関連のグラフ図をウェブサーバに転送して記憶する。

【００５８】 ↓ ウェブサーバはビデオメッセージおよび関連のグラフ図
を受信する。ウェブ、ウェブＴＶまたは他のマルチメデ
ィア形式で自動的に保存する。

【００５９】 ↓ ウェブサーバは、パスワードアクセスを受信すると直ち
に、フォーマット化されたビデオメッセージおよび関連
のグラフ図を、遠隔地に設けられたウェブブラウザから
患者または他の観察者に伝送する。

【００６０】 ↓ オプションとして、ウェブサーバは、更新済の映像記録
が利用可能である患者、介護者および／または臨床医
に、自動的な電子メールによる通知を送信するようプロ
グラミングされてもよい。ビデオメッセージスクリーンの使用方法患者または家族である介護者（「観察者」と称する）が
患者の状態をチェックすることを決定する。この決定は
状態をチェックする予め定められた期間の到来、Ｍ−Ｃ
からそれを思い出させるものが受信されたこと、患者の
状態の変化、好奇心または自発性などに基づいて行なわ
れる。

【００６１】 ↓ 観察者はＭ−Ｃウェブサーバにアクセスするために、イ
ンターネットブラウザ、ウェブＴＶまたは他の公知の観
察用装置を備えた通常のＰＣを使用する。

【００６２】 ↓ 観察者はＩＤコードとパスワードとを入力する。

【００６３】 ↓ 観察者は画像情報を含む患者記録を見る。

【００６４】 ↓ 観察者は「映像再生」ボタンを押してビデオメッセージ
の再生を開始する。

【００６５】 ↓ 「映像再生」ボタンが「再度映像再生」に変化する。

【００６６】 ↓ ビデオメッセージの再生が開始する。

【００６７】 ↓ オプションとして、観察者は「再度映像再生」ボタンを
押してビデオメッセージの再生を開始する。

【００６８】 ↓ ビデオメッセージの再生が開始する。

【００６９】 ↓ 観察者は「注文」ボタンを押して、提案された備品およ
び補充物を注文する。

【００７０】 ↓ 観察者は備品および補充物のリストを見る。送信するも
のを確認する。「注文の確認」ボタンを押す。ボタンは
「注文送信」に変化する。

【００７１】 ↓ 「注文確認」ボタンは「注文送信」に変化する。

【００７２】 ↓ ５秒後に、観察者は（グラフ形式の記録およびビデオメ
ッセージを有する）報告頁に自動的に戻る。

【００７３】 ↓ 観察者は「看護婦と連絡をとる」ボタンを押す。

【００７４】 ↓ 技術分野においては周知であるように、観察者は送信用
電子メールウィンドウを見る（しかしながら、観察用装
置にビデオカメラが取付けられている観察者には「送信
用ビデオメッセージの作成」ウィンドウなどの他の送信
用メッセージウィンドウが使用され得る）。

【００７５】 ↓ 観察者はＭ−Ｃ（または他の権力のある部署）に送信さ
れるメッセージを作成し、技術分野においては周知であ
るように「メッセージ送信」ボタンを押す。ピルボトルスクリーンの使用方法患者または家族である介護者（「観察者」と称する）が
患者の状態をチェックすることを決定する。この決定
は、状態をチェックする予め定められた期間の到来、Ｍ
−Ｃからそれを思い出させるものが受信されたこと、患
者の状態の変化、好奇心または自発性に基づいて行なわ
れる。

【００７６】 ↓ 観察者は、Ｍ−Ｃウェブサーバにアクセスするために、
インターネットブラウザ、ウェブＴＶまたは他の公知で
ある観察用装置を備えた通常のＰＣを使用する。

【００７７】 ↓ 観察者はＩＤコードとパスワードとを入力する。

【００７８】 ↓ 観察者は、思い出させるもの、薬剤投与回数、ピルボト
ルＩＤコード、および要求される他の事項を設定するた
めに枠内にデータを入力する。

【００７９】 ↓ 思い出させるもの、薬剤投与回数、ピルボトルＩＤコー
ド、および他の事項のデータが自動的にＭ-Ｃウェブサ
ーバに伝送される。

【００８０】 ↓ 思い出させるもの、薬剤投与回数、ピルボトルＩＤコー
ド、および他の事項のデータが、事象記録サーバにある
患者の情報データベースと自動的に統合される。

【００８１】 ↓ 観察者がＭ-Ｃウェブサーバから下記のテキストメッセ
ージを受信する：「基地局が次回こちらと連絡をとった
ときには、新しい薬剤計画書をダウンロードする予定で
す。」 ↓ 観察者はその時点でのグラフおよびビデオメッセージ報
告スクリーンなどの、他のスクリーンへと移動する。Ｂ-ＳとＭ-Ｃとの交信Ｂ-Ｓからのデータが自動的に事象記録サーバにアップ
ロードされる。

【００８２】 ↓ それが完了すると、事象記録サーバからの新しい計画デ
ータがＢ-Ｓに自動的にダウンロードされる。

【００８３】 ↓ 転送が完了するとＢ-Ｓは自動的に切断される。

【００８４】 ↓ Ｂ-Ｓは「ビープ音」を発し、新しい計画情報を示す視
覚信号が受信される。

【００８５】 ↓ Ｂ-Ｓは、いずれの装置が新しい計画を有するかを視覚
的に表示するものを発生する。

【００８６】 ↓ 患者または家族である介護人は、無線、電波エネルギま
たはハードワイヤであるデータ転送手段を使用して、装
置とＢ-Ｓとの間にリンクを張る。

【００８７】 ↓ Ｂ-Ｓはリンクを感知し、適当な装置にデータを自動的
に転送する。この独特なＩＤコードにより、誤ったスケ
ジュールが間違った装置にロードされることを防止す
る。

【００８８】 ↓ データ転送が完了すると、リンクが切断される。

【００８９】 ↓ 患者が指示どおり装置を使用する。

【００９０】上記のことから、この発明が、医療監視お
よび制御システムにおいてビデオスクリーンを生成する
ための方法を提供することがわかる。この方法は、下記
の順序付けられたステップを含む。

【００９１】ａ）患者の行動によって、または通常は
患者の家にいる介護者の助けを借りて患者の行動によっ
て可能となるこのような事象が起こるたびに、投薬装置
および／または医療状態測定装置からの健康事象データ
を自動的にロギングするステップ。

【００９２】ｂ）健康事象データをローカル基地局に
自動的に送信して記憶するステップ。基地局は一般的に
は患者の家に設けられる。

【００９３】ｃ）予め定められた計画にある健康事象
データをリモート監視センターに自動的に送信して記憶
するステップ。センターは患者の家の外部に置かれ、通
常は離れた場所にあり、病院または医師の職場の近くに
あるかもしれない。

【００９４】ｄ）事象データのうち新しく送信された
ものと、同じ基地局からの過去に記録された事象データ
すべての既存の記録とを自動的に統合するステップ。

【００９５】ｅ）事象データの二重エントリを削除す
るステップ。ｆ）図およびグラフなどを含む事象データレポートと
して事象データを検索するステップ。

【００９６】ｇ）医療職員が事象データレポートを評
価するステップ。ｈ）事象データレポートに関するコメントを医療職員
が記録するステップ。コメントは、一般的な事項に関す
る記録、グラフ形式の記録の臨床的観察、健康パラメー
タの傾向に関する情報、行動パラメータの傾向に関する
情報、積極的な行動の強化、教育に関する情報、購入に
関する情報、提案、鍵および推奨、確認および返答、な
らびに推奨を含む。

【００９７】ｉ）ステップ（ｈ）による記録されたコ
メントを記憶装置に伝送または送信して、マルチメディ
ア形式で保存するステップ。

【００９８】ｊ）ステップ（ｉ）による記録されたコ
メントを要求に応じて介護者に送信するステップ。

【００９９】ｋ）記録されたコメントおよび代替的な
備品および補充物のリストを介護者が観察するステッ
プ。

【０１００】ｌ）提案された備品および薬剤の補充を
介護者が注文するステップ。ｍ）電子メッセージを介護者が医療職員に送信するス
テップ。

【０１０１】明らかに、上記方法は、無線、電話、イン
ターネットリンク、電線および他の可能なものなどであ
る周知のタイプの無線通信、陸線ワイヤベースの通信お
よびネットワーク化通信方法によって容易になる。

【０１０２】医療相談方式として予め記録された情報の
タイプの一例としては、以下のものが挙げられる。現在
の状況ではこのビデオレポートが自宅の介護者によって
観察されるが、患者自身によって観察されてもよく、ま
たは介護者または患者の両方によって観察されてもよ
い。図８を参照して、この患者レポートに関するビデオ
メッセージは、以下のような内容であろう。

【０１０３】「ボブさん今日は。リモートメディカルの
看護婦ブラウンです。お母様のお誕生日おめでとうござ
います。お母様は今週８０歳になられますよね。お母様
のコンプライアンスおよび生命兆候に関するレポートを
拝見致しました。今月前半は薬剤をきっちりととってお
られ血糖レベルも安定していました。これはすぐ左にあ
るグラフをご覧になるとわかるでしょう。しかしその後
は薬剤をあまりきっちりととられず、血糖レベルも高く
なりすぎてレッドソーンにまで入ってしまいました。今
では望ましい軌道に戻られたようです。お母様はお一人
で暮らしておられるようですので、以下に貴方がお母様
のためにされたらよいことを提案させて頂きます。お母
様とこの図をご覧になって、薬剤を摂取しなかったこと
により血糖レベルが悪化したことを示してあげて下さ
い。そしてウェブＴＶで医療コンプライアンスおよび血
糖レベルに関する患者教育ビデオを見せてあげて下さ
い。ビデオは患者教育頁にあります。お母様の血圧値を
拝見致しました。加圧帯が腕に正しく巻かれたとは思え
ません。お母様と一緒にお座りになって、オンラインビ
デオによって装着方法を確認して下さい。お母様がご自
身で正しく血圧モニタを使用できるようにして下さい。
そうすれば血糖の場合と同様にお母様の血圧を追跡する
ことができます。また、お母様の脚に小さな下肢壊疽の
画像を拝見致しました。これは直り始めているようで
す。患部を清潔にし医師によって処方された軟膏を塗布
して下さい。完全に直るまでには数週間かかるでしょ
う。それから、お母様のファイルを拝見すると、非常警
告ボタンを先週１回押されたようです。２分以内にこち
らから彼女に電話をしましたが、誤って押されたと仰い
ました。お母様は着替え中に不意にボタンを押してしま
ったようです。ですから貴方や貴方のお姉様にはお知ら
せしませんでした。このように誤って警告ボタンを押し
てしまうことは非常によくあることであり、私どもには
何の問題もありません。お母様のことは一日２４時間監
視させて頂いてますのでご安心下さい。お母様が警告ボ
タンを押し問題が発生している場合には貴方や連絡リス
トにある他の方々に直ちにご連絡差し上げます。最後に
なりましたが、お買い求め頂く必要がある備品がありま
す。お母様が薬剤を最後に補充なさってから３０日が経
過しています。また私のコンピュータによると、お母様
の血糖監視ストリップは後１０日分しかありません。２
箱分の注文をお勧めします。私のすぐ下にある「注文」
ボタンを押して頂ければ、薬剤および備品をお送り致し
ます。すべて直ちに出荷することができます。また、お
望みでしたらお母様のバースデーには貴方からのカード
をお付けして花束を送らせて頂きます。これはオプショ
ンとして補充および備品頁から注文することができま
す。ご質問がありましたら私の真下にある看護婦連絡ボ
タンを押し電子メールを送信して下さい。１時間以内に
ご連絡差し上げます。ボブさん、本日は多くの事項につ
いてご報告差し上げました。私の真下にある再生ボタン
を押してもう一度これらの事項をご確認されることをお
勧め致します。貴方がお母様のご健康について非常に心
配なさっていることは存じております。お母様の介護を
頑張ってなさっています。私どもに何かできることがご
ざいましたらお知らせ下さい。さようなら。」上記の連絡方法は有効であり、事実を提供するという点
のみならず、非常に重要なことに行動の動機付けが可能
であるという点で、優れた音声または文面による連絡方
法である。理解できなかった情報または前回再生したと
きに単に聞き取れなかった情報をさらに入手するため
に、必要に応じてメッセージを繰返し再生することがで
きる。

【０１０４】この発明を少なくとも１つの好ましい実施
例を参照して説明したが、当業者にはこの発明がこれに
限定されないことが明らかに理解されるであろう。この
発明の範囲は前掲の請求の範囲に関連してのみ解される
べきである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の主な要素間の関係を示す概略ブロ
ック図である。

【図２】その典型的な投薬装置の概略ブロック図であ
る。

【図３】患者の状態に相関した薬剤投薬コンプライア
ンスを示すこの発明の典型的な印字された報告を示す図
である。

【図４】患者の状態に相関した投薬コンプライアンス
を示すこの発明の典型的なモニタ画面表示報告の図であ
る。

【図５】経口薬剤コンプライアンスを示すこの発明の
典型的なモニタ画面表示報告の図である。

【図６】糖尿病患者のための日々の糖レベル変化を示
し、そのための測定装置を示すこの発明の典型的なモニ
タ画面表示報告の図である。

【図７】この場合では薬剤指示のための患者管理の注
文を入力するためのこの発明の典型的なモニタ画面表示
の図である。

【図８】薬剤補充物および供給品の注文、行動変更お
よび管理、または他の発明に関連した交信についての説
明、情報、フィードバック、提案、指示の音声および映
像送信を与える、看護婦、臨床医または他のヘルパーに
健康または行動情報を届ける方法を示すこの発明の典型
的なモニタ画面表示の図である。

【符号の説明】

１０移動式医療装置手段、２０基地局、４０カウ
ント回路、５０無線トランシーバ、６０論理回路、
７０クロック回路、８０メモリ装置。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】医療プログラムに対する患者のコンプラ
イアンスを改善するための方法であって、（ａ）薬剤貯蔵手段、薬剤アクセス手段、投薬薬剤カ
ウント手段、および医療装置電波エネルギ交信手段を提
供する移動式医療装置手段を提供するステップと、（ｂ）前記薬剤貯蔵手段にアクセスするために前記薬
剤アクセス手段が操作されるたびに前記投薬薬剤カウン
ト手段のカウンタを順にカウントアップするステップ
と、（ｃ）前記カウンタの新しい数値と、前記カウンタの
数値の、対応する時刻および日付とを含むデータセット
を確立するステップと、（ｄ）選択された伝送期間にわたって、新たに確立さ
れたデータセットの各々に対する電波エネルギ信号を繰
返し伝送するステップとを備え、前記伝送期間は、基地
局によって前記電波エネルギ信号が受信される確率を高
めるように選択される、方法。
【請求項２】医療計画に従ってヒト応答信号手段を活
性化して、前記移動式医療装置手段が計画的にタイミン
グよく使用されるようにするステップをさらに含む、請
求項１に記載の方法。
【請求項３】前記基地局から前記医療装置手段に前記
薬剤計画を伝送するステップをさらに含む、請求項１に
記載の方法。
【請求項４】前記医療装置手段のデータセット値を前
記基地局に伝送するステップをさらに含む、請求項３に
記載の方法。
【請求項５】遠隔監視局を提供するステップと、前記
遠隔監視局において前記基地局からのデータセット値を
受信するステップと、前記受信されたデータセット値と
選択された医療計画とのグラフ相関値を計算するステッ
プと、前記グラフ相関値を患者に伝送するステップとを
さらに含む、請求項４に記載の方法。
【請求項６】補充要求メッセージを作成するステップ
と、前記補充要求メッセージを前記患者に伝送するステ
ップとをさらに含む、請求項５に記載の方法。
【請求項７】グラフ形式のサマリレポートを作成する
ステップをさらに含み、前記サマリレポートは、選択さ
れた期間にわたる投薬量の時間的変化を示し、前記選択
された期間にわたる、対応する医療データ測定値の時間
的変化が、それに対して相関性を有する、請求項５に記
載の方法。
【請求項８】前記選択された伝送期間にわたって確立
された前記データセットすべてのリストを記憶するステ
ップと、選択された伝送周波数で前記リストを繰返して
伝送するステップとをさらに含む、請求項１に記載の方
法。
【請求項９】前記データセットの各々とデジタルデー
タ完全性チェックコードとを対にするステップと、前記
データセットが受信される際にそれに作用するエラー低
減プロトコルを提供してエラーの低減を図るようにする
ステップとをさらに含む、請求項１に記載の方法。
【請求項１０】医療プログラムに対する患者のコンプ
ライアンスを改善するための方法であって、（ａ）医療状態感知手段、医療状態値記録手段、およ
び医療装置電波エネルギ交信手段を提供する移動式医療
装置手段を提供するステップと、（ｂ）前記医療状態を感知するために前記医療状態感
知手段が操作されるたびに前記医療状態を記録するステ
ップと、（ｃ）前記医療状態の新しい値と、カウンタの数値で
ある、対応する時刻および日付とを含むデータセットを
確立するステップと、（ｄ）選択された伝送期間にわたって、前記新たに確
立されたデータに対応する電波エネルギ信号を繰返し伝
送するステップとを備え、前記伝送期間は、基地局によ
って前記電波エネルギ信号が受信される確率を高めるよ
うに選択される、方法。
【請求項１１】医療計画に従ってヒト応答信号手段を
作動させて、前記移動式医療装置手段が計画的にタイミ
ングよく使用されるようにするための手段をさらに含
む、請求項１０に記載の方法。
【請求項１２】前記医療装置手段に前記基地局からの
医療状態感知計画を伝送するステップをさらに含む、請
求項１０に記載の方法。
【請求項１３】前記医療装置手段のデータセット値を
前記基地局に伝送するステップをさらに含む、請求項１
２に記載の方法。
【請求項１４】遠隔監視局を提供する出力と、前記遠
隔監視局において前記基地局からのデータセット値を受
信するステップと、前記受信されたデータセット値と選
択された医療計画とのグラフ相関値を計算するステップ
と、前記グラフ相関値を患者に伝送するステップとをさ
らに含む、請求項１３に記載の方法。
【請求項１５】前記選択された伝送期間にわたって確
立された前記データセットすべてのリストを記憶するス
テップと、その後に、選択された伝送周波数で前記リス
トを繰返し伝送するステップとをさらに含む、請求項１
０に記載の方法。
【請求項１６】前記データセットの各々とデジタルデ
ータ完全性チェックコードとを対にするステップと、受
信時に前記データセットに作用するエラー低減プロトコ
ルを提供してエラーの低減を図るステップとをさらに含
む、請求項１０に記載の方法。
【請求項１７】医療監視および制御システムにおいて
ビデオスクリーンを生成するための方法であって、（ａ）複数の時間依存型データロギング事象の各々が
起こる度に、一連の健康事象データをデータ記憶手段に
ロギングするステップと、（ｂ）好ましい伝送計画に従って複数の前記一連の健
康事象データを遠隔監視センターに伝送するステップ
と、（ｃ）いくつかの前記一連の健康事象データの中の健
康事象データを、当該健康事象データの、非冗長性セッ
トとして統合するステップと、（ｄ）前記健康事象データの、非冗長性セットに従っ
て健康状態レポートを作成するステップと、（ｅ）前記健康状態レポートを評価するステップと、（ｆ）前記健康状態レポートに関する専門家のコメン
トを映像および音声形式で記録するステップと、（ｇ）前記記録および前記健康状態レポートを適合さ
せて需要に即応じて電子的に伝送できるようにするため
のステップとを含む、方法。
【請求項１８】前記記録されたコメントが、一般的な
事項に関する記録、グラフ形式の記録の臨床的観察、健
康パラメータの傾向に関する情報、行動パラメータの健
康に関する情報、および購入情報として利用可能な所要
の製品の少なくとも１つの主題を含む、請求項１７に記
載の方法。
【請求項１９】前記記録されたコメントが、積極的な
行動の強化、教育に関する情報、購入に関する情報、患
者の行動改善のための少なくとも１つの提案、ならびに
鍵、推奨、確認および返答の少なくとも１つのうちの、
少なくとも１つの事項に関する主題を含む、請求項１７
に記載の方法。
【請求項２０】前記健康状態レポートを示すビデオス
クリーンの第１の部分と、前記第１の部分に隣接し、専
門家のコメントの記録を示す、ビデオスクリーンの第２
の部分とを含むビデオスクリーンを作成するステップを
さらに含む、請求項１７に記載の方法。
【請求項２１】前記コメントの記録が、行動の強化に
関するコメント、教育に関するコメント、および安心に
関するコメントのうち少なくとも１つを含み、前記コメ
ントの記録は患者の行動を改善することに向けられる、
請求項１７に記載の方法。
【請求項２２】前記コメントの記録が、医療的重要性
および患者の行動および薬剤における推奨される変更を
含む健康状態レポートのサマリを含む、請求項１７に記
載の方法。
【請求項２３】前記コメントの記録が、患者の購入活
動に関する推奨、提案、奨励、要求および鍵の少なくと
も１つを含む、請求項１７に記載の方法。
【請求項２４】前記ビデオスクリーンに複数の行動誘
発ボタンアイコンを組込むステップと、前記専門家のコ
メントの記録時に提示される選択肢に関連する行動およ
び前記ボタンアイコンを統合するステップとをさらに含
む、請求項１７に記載の方法。
【請求項２５】前記行動誘発ボタンアイコンの少なく
とも１つが、前記専門家のコメントの記録時に、購入が
推奨される医療製品および備品の映像による提示、なら
びに推奨される医療製品および備品の購入に関する誘発
ビデオスクリーンのうち少なくとも１つに関連付けられ
て活性化される、請求項２４に記載の方法。
【請求項２６】前記行動誘導ボタンアイコンのうち少
なくとも１つが、前記専門家のコメントの記録を再開す
るために活性化される、請求項２４に記載の方法。
【請求項２７】前記行動誘導ボタンアイコンのうち少
なくとも１つが、メッセージを医療専門家に伝送するた
めに活性化される、請求項２４に記載の方法。
【請求項２８】前記ビデオスクリーンに医療装置のグ
ラフ表現を組込むステップと、前記ボタンアイコンおよ
び前記医療装置の動作に関連した行動とを統合するステ
ップとをさらに含む、請求項１７に記載の方法。
【請求項２９】前記スクリーンの上で前記製品のうち
いずれかを選択するために、前記健康状態レポートに関
連する複数の商用医療製品のグラフ形式のリストと、専
門家のコメントおよびグラフ手段とを含むビデオスクリ
ーンを生成するステップをさらに含む、請求項１７に記
載の方法。
【請求項３０】前記ビデオスクリーン生成ステップ
は、請求方法を選択するためのグラフ形式の選択手段を
さらに生成する、請求項２９に記載の方法。
【請求項３１】ビデオレポートの観察が可能であるこ
とを患者に知らせる付加的なステップをさらに含む、請
求項１７に記載の方法。