JP2000316694A - 医療用積層生地 - Google Patents

医療用積層生地

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療用テキスタイルとして、洗濯・滅菌処
理に対して、耐久性能を有する制菌性と防水性を有した
医療用積層生地を提供する。 【解決手段】ポリエステル系長繊維織編物に、軟化点が
190℃以上のポリウレタン系樹脂を主体とした実質的
に無孔タイプのフィルムを非全面に均一に接着剤層を介
し積層接着し、初期透湿度が2000g/m2・24h
rs以上、洗濯・滅菌処理100回後の耐水圧が0.1
kgf/cm2以上、殺菌活性値が0以上の性能を有す
ることを特徴とする医療用積層生地。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療用テキスタイル
分野で使用する手術衣、キャップ、ドレープ、シーツ等
に好適な医療用積層生地に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、医療機関で用いられている生
地は、綿繊維よりなる織編物が主である。綿繊維素材は
肌当たりが良好で、吸汗性に優れている反面、手術中に
おける体液や血液、あるいは水溶性アルコール等の液体
が生地内部に浸透しやすく、バクテリアやウイルス等の
微細な病原菌が医師等の身体に接触し感染する危険性が
あった。また綿繊維は短繊維で構成さているため、繊維
自身からの塵や埃等の発塵性が非常に高いという問題も
あった。
【0003】体液や血液等の浸透を防ぐため、例えば、
特開平4−370240号公報には、極細マルチポリエ
ステル長繊維からなる布帛の表面にループを形成させ撥
水加工を施した織物が開示されている。この方法では発
塵性は少ないが、防水性能が不十分であり、長時間にわ
たる手術の場合には適していないという問題があった。
【0004】また、ディスポーザブルタイプの医療用生
地として、ポリエステル製スパンボンド不織布と合成樹
脂製フィルムとを積層接着したものがある。この医療用
積層生地は、不織布を用いているので、高温洗濯や滅菌
処理等を施し、繰り返し使用することができないという
問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
現状に鑑みて行われたものであり、手術中に付着する血
液や体液等の浸透を防ぎ、生地に付着した病原菌の増殖
を抑制し、着用中の蒸れ感が少なく、塵や埃等の発塵性
が少なく、かつこれらの性能が高温洗濯や滅菌処理等に
対して高い耐久性を有する医療用積層生地を得ることを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するもので、次の構成よりなるものである。すなわ
ち、本発明は、ポリエステル系長繊維織編物と、軟化点
が190℃以上のポリウレタン系樹脂を主体とした実質
的に無孔タイプのポリウレタン系樹脂フィルムとが接着
剤によって非全面に均一に積層接着されてなる生地で、
この積層生地の透湿度が2000g/m2・24hrs
以上、耐水圧が0.1kgf/cm2以上、殺菌活性値
が0以上の性能を有することを特徴とする医療用積層生
地を要旨とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明では、ポリエステル系長繊維織編物と、ポリウレ
タン系樹脂フィルムとが接着剤によって積層接着されて
なる生地を用いる。本発明で用いるポリエステル系長繊
維織編物とは、テレフタル酸を主たる酸成分とし、炭素
数2〜8のアルキレングリコールを主たるグリコール成
分とするポリエステルポリマーからなる延伸糸や仮撚加
工糸等のフィラメントを用いて構成されたものである。
ポリエステル系短繊維織編物は、着用中の短繊維の脱落
や摩耗劣化による埃の発生があるので好ましくない。ポ
リエステル繊維は、高温洗濯や滅菌処理に対して優れた
耐久性を有しており、さらに織編物にした時の形態安定
性にも優れているので、繰り返し使用する繊維素材とし
て好適である。本発明で用いるポリエステル系長繊維織
編物は、織編物組織、構成繊維の繊度、フィラメント数
については特に限定しないが、好ましくは風合いおよび
発塵性の点から、単糸繊度0.5デニール以下の極細糸
を含むマルチフィラメントとカーボンあるいは導電性セ
ラミックスを含有した導電性ポリエステルフィラメント
を混用した織編物を用いるのがよい。
【0008】本発明で用いるポリウレタン系樹脂フィル
ムは、イソシアネートとポリオールを共重合せしめて得
られるポリウレタン系樹脂のフィルムで、好ましくは高
温洗濯や滅菌処理に対してフィルムの耐久性を向上させ
るために、軟化点が190℃以上のポリウレタン樹脂を
用いるのがよい。また、本発明で用いるポリウレタン系
樹脂フィルムとしては、手術中に付着する血液や体液等
の浸透を効果的に遮断する防御層として、実質的に無孔
のフィルムを用いるのが好ましい。ウレタン系樹脂フィ
ルムの製膜方法としては、湿式法、乾式法等が挙げられ
るが、実質的に無孔のフィルムを得るには乾式法を用い
るのが好ましい。具体的には通常のコーティング法、例
えばナイフコーター、コンマコーター、リバースコータ
ー等を用いて離型紙、離型フィルム等の離型性のある基
材に塗布しフィルム化する。ウレタン系樹脂の塗布量
は、本発明の透湿性能と耐久性能の関係から適宜調整す
ればいい。
【0009】本発明では、上述のポリエステル系長繊維
織編物とポリウレタン系樹脂フィルムを接着剤によって
積層接着する。本発明で用いる接着剤としては、ポリエ
ステル系長繊維布帛とポリウレタン系フィルムの両者に
親和性の高いポリマーで、かつ繰り返し滅菌処理に耐え
うる接着剤であればいかなるものを使用してもよく、本
発明では特に限定しないが、ウレタン系接着剤を用いる
のが好ましく、特に耐湿熱性に優れたポリカーボネート
系ポリエステル型ポリウレタン系接着剤を使用すること
が望ましい。ウレタン系接着剤に、イソシアネート化合
物を3〜15重量%併用すると風合いおよび高温洗濯や
滅菌処理に対して耐久性が向上するので好ましい。イソ
シアネート化合物としては、トリレン2,4−ジイソシ
アネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、1,6−ヘキサンジイソシアネートまたはこれらの
ジイソシアネート類3モルと活性水素を含有する化合物
(例えば、トリメチロールプロパン、グリセリン等)1
モルとの付加反応によって得られるトリイソシアネート
類が使用できる。上記のイソシアネート類は、イソシア
ネート基が遊離した形のものであってもよく、また、フ
ェノール、ラクタム、メチルケトン等で付加ブロック体
を形成させ、熱処理によって解離させる形のものであっ
てもよく、作業性や用途等により適宜使い分ければよ
い。また、接着剤の硬化速度を促進するために、オクチ
ル酸錫、ジブチル錫ジオクトエート等の錫系触媒、トリ
エチルアミン、トリエチレンジアミン等のアミン系触媒
を併用してもよい。
【0010】本発明では接着剤をポリウレタン系樹脂フ
ィルムに非全面に均一に塗布し、乾燥させるが、塗布方
法として、公知のグラビアコータ、ロータリースクリー
ン、フラットスクリーン等を用いて、点状、線状、市松
模様、亀甲模様等の形状に全面にわたって均一に塗布す
る。接着剤の塗布面積は、塗布面の全面積に占める接着
剤の占有面積比率が30〜60%、好ましくは45〜5
5%の範囲で塗布するのがよい。接着剤の占有面積比率
が30%未満では耐久性能が乏しく、60%以上では透
湿性能が低下するとともに風合いが硬くなる。接着剤を
塗布した後、50〜100℃の温度で0.5〜5分間乾
燥させ、次いでポリエステル系長繊維織編物と積層接着
させ、接着剤の硬化を十分に進行させるために3日間以
上のエージングを行う。
【0011】上述のポリエステル系長繊維織編物とポリ
ウレタン系樹脂フィルムとからなる積層生地は、透湿度
が2000g/m2・24hrs以上、耐水圧が0.1
kgf/cm2以上、殺菌活性値が0以上の性能を有す
る。積層生地の透湿度が2000g/m2・24hrs
未満であると、着用時発汗によるムレ感を感じるので好
ましくない。積層生地の耐水圧が0.1kgf/cm2
未満であると、手術中に付着する血液、体液、あるいは
水溶性アルコール等の液体類が浸透し、バクテリアやウ
イルス等の微細な病原菌が医師等の身体に接触し感染す
る危険性が生じる。さらに付着した病原菌の増殖を抑制
するために、積層生地の殺菌活性値が0以上の制菌性能
を有する。
【0012】ここで用いる殺菌活性値とは、JIS L
−1902(定量試験)で規定されたもので、高温加速
洗濯方法にで所定回数繰り返し洗濯した生地を用いて制
菌試験を行い、植菌数の対数から18時間培養後の生菌
数の対数を引いたものである。本発明の積層生地は、医
療関連の特定用途に使用する制菌基準である殺菌活性値
が0以上の性能を有する。殺菌活性値が負の値となるこ
とは、接種菌が増殖したことになるので好ましくない。
殺菌活性値が0以上の性能を積層生地に付与する方法と
しては、ポリエステル系長繊維織編物を紡糸する際に、
酸化亜鉛や銀ゼオライト等の無機系無機系制菌剤を溶融
混合して紡糸する方法、ポリウレタン系樹脂フィルムを
形成する際に、無機系制菌剤を混合して製膜する方法、
接着剤に制菌剤を混合して接着する方法、ポリエステル
系長繊維織編物にカルボン酸エステル系化合物や有機窒
素硫黄系化合物等の有機系制菌剤を吸尽させる方法、積
層生地に制菌剤をパディングする方法等を挙げることが
できる。制菌剤の付与量については、制菌剤の種類、付
与方法により異なるので、特に限定はしないが、例え
ば、吸尽法を用いて無機系制菌剤をポリエステル系長繊
維織織編物に付与する場合は、繊維重量に対して0.5
〜5重量%用いるのが好ましく、またパディング法では
0.01〜3重量%用いるのが好ましい。
【0013】本発明の積層生地に様々な付帯加工を施し
てもかまわない。例えば、手術中における体液や血液、
あるいは水溶性アルコール等の液体が生地内部に浸透す
ることを防ぐために、撥水加工を施すのが好ましい。こ
こで使用する撥水剤としては撥アルコール性を考慮し、
フッ素系撥水剤が最も効果的であり、耐久性の観点から
メラミン−ホルマリン系樹脂を代表とする架橋剤と有機
アミン塩系を代表とする架橋促進剤の併用やブロックイ
ソシアネート化合物を併用する処方が効果的である。撥
水剤の付与方法としては、公知のパディング法、スプレ
ー法、あるいは浸漬法等が考えられるが、パディング法
が最も一般的であり、樹脂の付着量は積層生地重量に対
して0.3〜2.0%が好ましい。
【0014】
【作用】ポリエステル系長繊維織編物とポリウレタン系
樹脂フィルムを接着剤を介し積層接着すると、ポリウレ
タン系樹脂フィルムにより、防水性に優れ、手術中に付
着する血液、体液等の液体類の浸透を防御することがで
きる。さらに積層生地に制菌加工が施されているため、
付着した細菌の増殖を抑制し、院内二次感染を防止する
ことができる。また軟化点が190℃以上のポリウレタ
ン系樹脂を主体とした実質的に無孔タイプのフィルムを
用いると、耐熱性に優れているので、医療用途の過酷な
高温洗濯や滅菌処理に対してフィルムの耐久性が高くな
り、繰り返し使用することができる。ポリエステル系長
繊維織編物を用いているので、木綿を代表とする短繊維
で構成される布帛のような素材自身からの塵や埃等の発
生を大幅に改善することができる。またポリウレタン系
樹脂フィルムに接着剤を非全面に均一に塗布してポリエ
ステル系長繊維織編物を積層接着しているので、透湿性
にも優れ、着用時のムレ感が少ない。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、実施例における積層生地の測定、評価は透湿
性は加工上がりの試料で、耐水圧と制菌性は洗濯(制菌
加工繊維製品の洗濯方法)100回後の試料について下
記の方法で行った。 (1)透湿性 JIS L−1099(A−1法) (2)耐水圧 JIS L−1092(高水圧法) (3)制菌性 JIS L−1902(定量試験) (4)抗発塵性 埃の発生度合いを視覚による官能評価
にて相対的に次の2段階で評価した。○;埃の発生が少
ない。×;埃の発生が多い。
【0016】実施例1 経糸にポリエステル加工糸75デニール/36フィラメ
ント、緯糸にポリエステル極細加工糸125デニール/
417フィラメント(単糸繊度0.3デニール)を用い
て、経糸密度108本/インチ、緯糸密度80本/イン
チの平組織の織物を製織し、通常の方法により糊抜き、
精練、プレセットを行った後に、下記処方1により染色
を行い、ポリエステルフィラメントの平織物を得た。
【0017】 処方1 Dianix Red H2G−FS 0.1%owf Dianix Blue BG−FS 0.9%owf Dianix Yellow H4G−FS 0.9%owf (ダイスタージャパン株式会社製 分散染料) ニッカサンソルト SN−130 0.5g/リットル (日華化学株式会社製 分散剤) 48%酢酸水溶液 0.2cc/リットル
【0018】次いで、下記処方2に示す組成で固形分2
0%のポリウレタン系樹脂溶液を、ナイフオーバーロー
ルコーターを用いて離型紙上に塗布量120g/m2
て塗布した後、100℃で乾燥し、膜厚が20μmのポ
リウレタン系フィルムを得た。
【0019】 処方2 ラックスキン U−390 100部 (セイコー化成株式会社製 軟化点205℃エーテル系ポリウレタン樹脂) メチルエチルケトン 15部
【0020】この離型紙付きポリウレタン系フィルム上
に25メッシュ、深度350μm、接着剤占有面積比率
50%、円形ドット状(ドットの幅0.7mm、ドット
とドットの間隔0.3mm)のグラビアロールを用い
て、下記処方3に示す組成で固形分50%のポリウレタ
ン系接着剤を塗布し、100℃で2分間乾燥した後、3
kg/cm2の圧力で前述のポリエステル織物を圧着
し、その後、50℃で3日間エージングを行い、積層生
地を得た。
【0021】処方3 ニッポラン3124 100部 (日本ポリウレタン工業株式会社製 エステル系ポリウレタン接着剤) コロネート−HX 10部 (日本ポリウレタン工業株式会社製 イソシアネート化合物) UY−5 1部 (セイコー化成株式会社製 有機錫系促進剤) 酢酸エチル 15部
【0022】この積層生地に下記処方4の制菌剤をパデ
ィング(絞り率45%)し、乾燥後、170℃で1分間
熱処理を行い、実施例1の医療用積層生地を得た。 処方4 マルカサイトRT−DP 3% (大阪化成株式会社製 有機窒素硫黄系制菌剤)
【0023】実施例2 制菌剤の付与方法を実施例1で用いたパディング法をに
変えて、織物の染色の際に処方1にマルカサイトRT−
DPを2%owf加えて吸尽法により制菌剤を付与する
以外は実施例1と全く同一の方法により実施例2の医療
用積層生地を得た。
【0024】比較例1 本発明と比較のために、実施例1の処方2のラックスキ
ンU−390(軟化点205℃)の代わりに、クリスボ
ンNB−790(大日本インキ化学工業株式会社製 軟
化点170℃ ポリウレタン系樹脂)を用いる以外は本
実施例1と全く同一の方法により比較例1の医療用積層
生地を得た。
【0025】比較例2 本発明と比較のために、接着剤の塗布に用いるグラビア
ロールを25メッシュ、深度250μm、接着剤占有面
積25%、円形ドット状(ドットの幅0.7μm、ドッ
トとドットの間隔0.6mm)に換える以外は、本実施
例1と全く同一の方法により比較例2の医療用積層生地
を得た。
【0026】比較例3 本発明と比較のため、本実施例1におけるグラビアロー
ルをナイフオーバーロールコーターに換え、処方3の接
着剤をポリウレタン系フィルム上に、8g/m 2で全面
に塗布する以外は、本実施例1と全く同一の方法により
比較例3の医療用積層生地を得た。
【0027】比較例4 本発明と比較のため、本実施例1の処方4を除き、制菌
加工を行わない以外は本実施例1と全く同一の方法によ
り比較例4の医療用積層生地を得た。
【0028】本発明および比較用の医療用積層生地の性
能を測定し、その結果を合わせて表1に示した。
【0029】比較例5本発明と比較のため、ポリエステ
ルフィラメントの平織物の代わりに、木綿100%の晒
上がりの平織物(経糸、緯糸共に80番手、経糸密度1
08本/インチ、緯糸密度80本/インチ)を用いる以
外は、本実施例1と全く同一の方法により比較例5の医
療用積層生地を得た。
【0030】
【表1】
【0031】表1より明らかなごとく、本発明の医療用
積層生地は、洗濯後も透湿性、耐水性が高くかつ、非常
に高い制菌性能を有していることが分かる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、医療用テキスタイル分
野における過酷な洗濯・滅菌処理に対して、手術中の体
液や血液等を媒介とする二次感染を防ぐことが可能な制
菌性と防水性を有し、また着用中の塵や埃等の発塵性を
抑制することができ、繰り返し使用することが可能な医
療用積層生地を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B102 BA11 BA12 4F100 AK41A AK51B AK51G BA02 BA32 CB00 DG04A DG11A EH46 GB66 JA04B JB07 JC00 JD04 JK20 YY00 YY00B 4L033 AA07 AB05 AB06 AC07 AC10 CA50

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル系長繊維織編物と、軟化点
    が190℃以上のポリウレタン系樹脂を主体とした実質
    的に無孔タイプのポリウレタン系樹脂フィルムとが接着
    剤によって非全面に均一に積層接着されてなる生地で、
    この積層生地の透湿度が2000g/m2・24hrs
    以上、耐水圧が0.1kgf/cm2以上、殺菌活性値
    が0以上の性能を有することを特徴とする医療用積層生
    地。
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