JP2000315708A - ボンディングツール - Google Patents

ボンディングツール

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JP2000315708A
JP2000315708A JP11124383A JP12438399A JP2000315708A JP 2000315708 A JP2000315708 A JP 2000315708A JP 11124383 A JP11124383 A JP 11124383A JP 12438399 A JP12438399 A JP 12438399A JP 2000315708 A JP2000315708 A JP 2000315708A
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Toru Terada
透 寺田
Fumihiro Tominaga
文洋 富永
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Shibuya Corp
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors
    • H01L2224/7525Means for applying energy, e.g. heating means
    • H01L2224/753Means for applying energy, e.g. heating means by means of pressure
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ボンディングツールの先端面に、微
小異物の逃げ場を設けることにより、ボンディングツー
ルの先端面に微小異物が付着した場合にもボンディング
への悪影響が出ないものとする。 【解決手段】本発明は、次の手段を有する。第1に、先
端面にチップの吸着口を有するボンディングツールと、
チップを吸着したボンディングツールを基板に押圧する
ための加圧手段と、ボンディングツールに水平方向の振
動を与えるための超音波発生手段とを有するボンディン
グ装置とする。第2に、チップに基板への押圧を掛けな
がら振動を与えてチップを基板にボンディングするボン
ディング装置とする。第3に、ボンディングツールのチ
ップが当接する先端面に、チップから発生する微小異物
が入り込む微細溝を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波発生手段に
よる振動を利用して、チップを基板にボンディングする
装置において、チップを吸着してボンディングするボン
ディングツールの改良に関するものであって、主として
フリップチップボンディング装置のボンディングツール
の先端面に主眼をおいて開発されたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波発生手段による振動を利用
してチップを基板にボンディングするフリップチップボ
ンディング装置は、基板とチップの位置合わせを行った
後、ボンディングツールによりチップを基板に対して押
圧しながら、超音波発生手段によりチップ裏面より超音
波振動を加え、チップを基板にボンディングするもので
あった。
【0003】しかし、この種のボンディング装置では、
ボンディングツールの先端、即ち、チップの吸着面に微
小異物が付着することがあり、ボンディングに悪影響を
及ぼしていた。例えば、チップのエッジ等で発生するク
ラック粉やチップのこすれによる粉塵等がボンディング
ツールの先端面に固着したり、又は、ウエハの粘着シー
トの粘着剤がボンディングツールの先端面に付着したり
することにより、超音波振動のチップへの伝達効率を低
下させ、ボンディング不良を起こすといった問題が生じ
ていた。
【0004】特に、ボンディングツールの先端面が、鏡
面仕上げのような場合には、微小異物の付着が著しいも
のであった。これは、一旦ボンディングツールの先端面
に付着した微小異物の逃げ場がなく、繰り返しのボンデ
ィングにより微小異物が押圧され、ボンディングツール
の先端面に強固に付着し、累積するためであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するため、ボンディング装置におけるボンディン
グツールの先端面に、微小異物の逃げ場を設けることに
より、ボンディングツールの先端面に微小異物が付着し
た場合にもボンディングへの悪影響が出ないものとす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、先端面にチップの吸着口を有するボンディングツー
ルと、チップを吸着したボンディングツールを基板に押
圧するための加圧手段と、ボンディングツールに水平方
向の振動を与えるための超音波発生手段とを有し、チッ
プに基板への押圧を掛けながら振動を与えてチップを基
板にボンディングするボンディング装置のボンディング
ツールにおいて、ボンディングツールのチップが当接す
る先端面に、チップから発生する微小異物が入り込む微
細溝を形成したことを特徴とするボンディングツールを
提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施例とともに本発
明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に利
用されるボンディング装置の概略図である。図1に表れ
るボンディング装置は、超音波発生手段を有するフリッ
プチップボンディング装置である。
【0008】該フリップチップボンディング装置は、Z
軸駆動機構1に従って上下動し、且つ、Θ軸駆動機構2
に従って回転するボンディングヘッド3と、X軸駆動機
構4によりX軸方向へ、Y軸駆動機構5によりY軸方向
への移動を可能とされたXYテーブル6上に設置された
基板ステージ7とを有する。
【0009】ボンディングヘッド3の下端部には、先端
面にチップ11の吸着口32を形成したボンディングツ
ール31が装着されており、ボンディングツール31の
上方には、チップ11を吸着して基板10に押圧すると
きの加圧制御手段がボンディングヘッド3を上下動させ
るZ軸駆動機構1に設けられている。このZ軸駆動機構
1と加圧制御手段とが、本発明におけるチップ11を吸
着したボンディングツール31を基板10に押圧するた
めの加圧手段となる。
【0010】ボンディングツール31の上部には、チッ
プ11を吸引吸着するための負圧を発生させるチップ吸
着バキューム(図示されていない)が、吸引通路9を介
して接続されており、ボンディングツール31の吸着口
32に負圧を与えている。
【0011】実施例でのボンディングツール31の材質
は、超硬質のタングステンカーバイトである。図2に示
されるようにボンディングツール31は、先端面33に
おいて、複数の微細溝34が形成されている。この微細
溝34は、側面状態で観察すると、周期的な微小の山部
35と谷部36を有する。これにより微小異物37の逃
げ場となる微細溝34を形成する。
【0012】即ち、ボンディングツール31がチップ1
1を吸引吸着した際にチップ11のエッジ等から発生す
るクラック粉や、ウエハの粘着シートの粘着剤等の微小
異物37を谷部36に入り込ませる。尚、微細溝34
は、チップ11から発生する微小異物37が入り込める
大きさのもので、実施例において微細溝34の山部35
から谷部36までの深さは100ミクロン以下、好まし
くは概ね0.2ミクロン乃至50ミクロンであり、谷部
の幅(山部から次の山部までの間隔)は5ミクロン乃至
100ミクロンである。尚、図示した微細溝34は、構
成を明確にするため、誇張して描かれたものである。
【0013】図3乃至図6は、ボンディングツール31
の先端面33の微細溝34の実施例の概略を示すもの
で、図3に表れる先端面33の微細溝34は、先端面3
3の正方形状に対して、一辺に水平または垂直の平行直
線状に形成したものであり、図4に表れる先端面33の
微細溝34は、先端面33の正方形状に対して、斜めの
直線状に形成したものである。微細溝34は、一部が吸
着口32に連通しているが、微細なものであるので、チ
ップ11の吸着力は低下せず、ボンディング時にチップ
11のずれを生じない。
【0014】図5に表れる先端面33の微細溝34は、
先端面33の正方形状に対して、格子状に形成したもの
であり、図6に表れる先端面33の微細溝34は、先端
面33の正方形状に対して、吸着口32を中心とする同
心円を吸着口32より外側に向かって複数形成したもの
である。但し、先端面33の微細溝34の形状は、これ
らの形状に限定されるものではない。尚、微細溝34が
存在することにより、吸着口32の周りで不要な吸引力
が発生して、チップ11が回転してしまう現象を防止す
ることもできる。
【0015】ボンディングツール31の上部側方には、
ボンディングツール31を水平方向に振動させる超音波
発生手段8が装着されている。又、ボンディングツール
31の下方には、エアシリンダ13により、ボンディン
グツール31の先端面33と待避位置との間の移動が可
能とされた吸引ノズル12が設けられており、該吸引ノ
ズル12は、図示されていない吸引手段に接続されてお
り、微細溝34に入り込んだ微小異物37の除去に用い
られる。図1に示される吸引ノズル12は、ボンディン
グツール31の先端面33から待避位置へ待避している
状態を表す。
【0016】以下、本発明に利用されるボンディング装
置のボンディング手順について説明する。先ず、ボンデ
ィングツール31は図示されていない別設のチップ供給
装置よりチップ11が供給される。本発明に利用される
チップ11は、寸法が、0.3ミリメートル乃至8ミリ
メートルであり、チップ材質が、シリコン、ガリウムヒ
素、サファイヤガラス、水晶等である。このときボンデ
ィングツール31は、図示されていないチップ吸着バキ
ュームにより吸引されているので、チップ11を吸着口
32にて吸着する。吸引吸着後、ボンディングツール3
1はZ軸駆動機構1により上方へ移動する。
【0017】他方、基板ステージ7上には、基板10が
供給され、位置決め配置された基板10がボンディング
ツール31の真下に位置する。次に、Z軸駆動機構1に
よりボンディングツール31を下降させて、加圧制御手
段を作動させながらチップ11を吸着したボンディング
ツール31を基板10に押圧する。この際、超音波発生
手段8によりボンディングツール31に対して水平方向
の振動を与える。即ち、チップ11に基板10への押圧
を掛けながら振動を与えてチップ11を基板10にボン
ディングする。
【0018】
【発明の効果】本発明は如上のように構成されたため、
以下のような効果を発揮する。第1に、チップが当接す
るボンディングツールの先端面に、チップ等から発生す
る微小異物が入り込む微細溝を形成したため、微小異物
は微細溝に入り込み、繰り返しのボンディングの圧接に
よる強固な付着も生じず、微細溝に入った微小異物も落
下や吸引により簡単に排除できるものとなった。従っ
て、微小異物の付着による超音波振動のチップへの伝達
効率の低下等を生じず、ボンディング不良を起こすこと
がなくなった。
【0019】第2に、微細溝は、ボンディングツールの
先端面に形成されているが、微細なものであるので、チ
ップの吸着力は低下はせず、ボンディング時のチップの
ずれを生じない。更に、ボンディングツール先端面に微
細溝が存在することにより、吸着口の周りで不要な吸引
力が発生して、チップが回転してしまうといった現象も
防止することができるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に利用されるボンディング装置の概略図
【図2】微小異物の付着したボンディングツールを示す
側面図
【図3】ボンディングツールの先端面の微細溝の一実施
例を示す平面図
【図4】同他実施例を示す平面図
【図5】同他実施例を示す平面図
【図6】同他実施例を示す平面図
【符号の説明】
1.......Z軸駆動機構 2.......Θ軸駆動機構 3.......ボンディングヘッド 4.......X軸駆動機構 5.......Y軸駆動機構 6.......XYテーブル 7.......基板ステージ 8.......超音波発生手段 9.......吸引通路 10......基板 11......チップ 12......吸引ノズル 13......エアシリンダ 31......ボンディングツール 32......吸着口 33......先端面 34......微細溝 35......山部 36......谷部 37......微小異物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端面にチップの吸着口を有するボンディ
    ングツールと、チップを吸着したボンディングツールを
    基板に押圧するための加圧手段と、ボンディングツール
    に水平方向の振動を与えるための超音波発生手段とを有
    し、チップに基板への押圧を掛けながら振動を与えてチ
    ップを基板にボンディングするボンディング装置のボン
    ディングツールにおいて、ボンディングツールのチップ
    が当接する先端面に、チップから発生する微小異物が入
    り込む微細溝を形成したことを特徴とするボンディング
    ツール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7134588B2 (en) 2004-09-29 2006-11-14 Fujitsu Limited Bonding tool for ultrasonic bonding and method of ultrasonic bonding

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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