JP2000315232A - 取引支援装置および記録媒体 - Google Patents

取引支援装置および記録媒体

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JP2000315232A
JP2000315232A JP30260399A JP30260399A JP2000315232A JP 2000315232 A JP2000315232 A JP 2000315232A JP 30260399 A JP30260399 A JP 30260399A JP 30260399 A JP30260399 A JP 30260399A JP 2000315232 A JP2000315232 A JP 2000315232A
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成彦 寺島
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敦子 岡島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フック注文を自動的に処理可能な取引支援装
置を提供する。 【解決手段】 フック注文入力手段50aはフック注文
の入力を受け、フック注文記憶手段50bに供給して記
憶させる。注文検出手段50cは、買い注文の入力を受
け、その買い注文がフック注文を対象とするものである
場合には、フック注文処理手段50dにその旨を通知す
る。フック注文処理手段50dは、買い注文がなされた
フック注文に対する売買処理を実行する。削除手段50
eは、売買処理が終了した場合には、フック注文記憶手
段50bから該当するフック注文を削除する。価格変更
手段50fは、フック先の商品の価格が変更された場合
には、それに応じてフック元の商品の価格を連動させて
変更する。表示手段50gは、フック先の商品が存在す
る等の一定の条件を満足しているフック注文のみを選択
して表示装置60に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取引支援装置およ
び記録媒体に関し、特に、複数の顧客からの売買注文を
表示装置に表示させ、これらの注文に対して売買の引き
合いがあった場合には、仲介人がその対象となる商品に
対する注文を発することによりその商品の売買を成立さ
せる取引を支援する取引支援装置およびそのような取引
支援処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、商品等の取引の確実と迅速を
目的として、取引支援装置が種々利用されている。
【0003】図22は、債券の取引を支援する取引支援
装置と、端末装置等から構成される取引支援システムの
構成例を示すブロック図である。この図において、取引
支援装置1は、仲介人が有する端末装置2から入力され
た、債券に対する売り注文および買い注文等を受け付け
て記憶するとともに、これらの注文に対して所定の処理
を施し、端末装置2に表示させるとともに、顧客側に設
置されている表示装置3−1〜3−nに対して表示させ
る。
【0004】仲介人4側に設置された電話機4は、専用
回線(ホットライン)6を介して、顧客側の電話機5−
1〜5−nと接続されている。このような取引支援シス
テムにおいて、例えば、顧客Aが、電話機5−1を介し
て回号(通し番号の一種)が「183回」である債券に
対する売り注文を電話機4側の仲介人に対して要請した
とする。
【0005】要請を受けた仲介人は、端末装置2を操作
して、「183回」に対する売り注文を入力する。する
と、取引支援装置1は、「183回」の債券に対する売
り注文が入力されたことを検知して内部の記憶装置に記
憶し、仲介人側の端末装置2に対してこの売り注文を表
示させるとともに、表示装置3−1〜3−nに対しても
同様の内容を表示させる。
【0006】図23は、このとき、端末装置2および表
示装置3−1〜3−nに表示される画面の表示例であ
る。この図に示す表示例では、「183回」の債券に対
する売買の注文が一覧表となって表示されている。この
表示例において、図の左側は売り注文が表示される領域
とされており、図の右側は買い注文が表示される領域と
されている。また、「注文番号」は、各売り注文または
買い注文を特定するために付与された番号である。「レ
ート」は、その債券の利回りを示す。「数量」は、注文
の数量であり、「10億」は、10億円を示す。なお、
このような表示画面は板画面と呼ばれている。
【0007】この例では、表示内容が1つだけである
が、複数の注文が存在している場合には、売り注文、買
い注文それぞれにおいてベストのレート(以下、ベスト
レートという)を有する注文から順に表示されることに
なる。
【0008】このような表示画面を参照して、例えば、
顧客Bが電話機5−2を介して仲介者に「183回」に
対して買い注文を行った場合には、仲介人が端末装置2
から要請された買い注文を入力する。その結果、取引支
援装置1は、この「183回」の売り注文に対する約定
処理(取引の成立時に実行される処理)を実行する。
【0009】その結果、「183回」に対する売買が成
立するとともに、取引支援装置1は、記憶装置から「1
83回」に対する売り注文を削除するとともに、端末装
置2および表示装置3−1〜3−nの表示画面から、
「183回」の売り注文に該当する表示項目を削除す
る。なお、他にも売り注文が存在している場合には、表
示項目をレートに応じて適宜並べ替える処理を行う。
【0010】以上のような取引支援装置1を使用する
と、取引を確実にしかも迅速に行うことが可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】取引界では、自己の商
品の売却を条件に他の商品を購入するいわゆるフック
(Hook)取引が行われている。
【0012】例えば、債券の場合では、自己の「183
回」の債券に対して買い注文があった場合には、他人の
債券である「200回」の債券を購入するという取引で
ある。また、逆に他者の「200回」の債券に対して売
り注文があった場合には、自己の「183回」を売却す
る注文である。
【0013】このようなフック取引を図22に示す取引
支援システムで行う場合について考える。例えば、い
ま、顧客から前述のようなフック注文がなされたとする
と、仲介人は、「183回」に対する売り注文を端末装
置2から入力する。すると、端末装置2と表示装置3−
1〜3−nに対して「183回」に対する売り注文が表
示されることになる。
【0014】ところで、このフック注文は、フック先で
ある被フック注文(この例では「200回」)の存在を
前提とした売り注文であるため、仲介者は、フック先で
ある「200回」の売り注文が存在しているか否かを常
に確認し、無くなった場合には「183回」の売り注文
を即座に停止しなければならない。
【0015】従って、このようなフック注文を受け付け
た場合には、仲介者は、常にフック先を監視し続ける必
要があり、煩雑であるという問題点があった。また、フ
ック注文である「183回」に対する買い注文がなされ
た場合には、即座に、被フック注文である「200回」
に対する買い注文を連動して行う必要があり、仲介人の
負担が増大するという問題点があった。
【0016】更に、フック注文が連鎖するような場合
(例えば、前述の例で、「200回」が「201回」に
対するフック注文であるような場合)には、以上の動作
を繰り返し実行する必要があるので、処理を確実にしか
も迅速に行うことが困難となる場合が多いという問題点
もあった。
【0017】また、中古車や不動産取引の分野等では、
自己の商品または不動産に対して買い注文が発生したこ
とを条件として他者の商品または不動産を購入したり、
逆に、他者の商品または不動産に対して売り注文が発生
したことを条件として自己の商品または不動産を売却す
る、いわゆる入れ換え売買が慣行されている。このよう
な商取引においても、前述の場合と同様の問題点があっ
た。
【0018】更に、中古車や不動産等の取引において
は、所有権が移転して名義が書き換えられた時点から課
税対象者が変更になるため、前所有者が余分に税金を支
払っている場合にはこれを返却するとともに、不足分を
現所有者から徴収する手続きを行う必要があり、煩雑で
あるという問題点もあった。
【0019】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、商品等の取引に見られるフック注文や入れ換
え売買注文を確実にしかも迅速に処理することを可能と
する取引支援装置を提供することを目的とする。
【0020】また、本発明は、商品等の所有権移転に伴
う税金等の手続きを確実にしかも簡単に処理することを
可能とする取引支援装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示す、商品の取引を支援する取引
支援装置50において、第1の商品の売却または購入を
条件に他の商品である第2の商品の購入または売却を要
請する注文であるフック注文を入力するフック注文入力
手段50aと、前記フック注文の前記第1の商品に対す
る購入または売却の注文がなされたことを検出する注文
検出手段50cと、前記注文検出手段50cによって所
定のフック注文に対する購入または売却の注文が検出さ
れた場合には、前記第1の商品の売却処理または購入処
理を実行するとともに、前記第2の商品の購入処理また
は売却処理を実行するフック注文処理手段50dとを有
することを特徴とする取引支援装置が提供される。
【0022】ここで、フック注文入力手段50aは、第
1の商品の売却または購入を条件に他の商品である第2
の商品の購入または売却を要請する注文であるフック注
文を入力する。注文検出手段50cは、フック注文の第
1の商品に対する購入または売却の注文がなされたこと
を検出する。フック注文処理手段50dは、注文検出手
段50cによって所定のフック注文に対する購入または
売却の注文が検出された場合には、第1の商品の売却処
理または購入処理を実行するとともに、第2の商品の購
入処理または売却処理を実行する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、本明細書中において、「商
品」とは、「取引の対象となる財貨」であり、「動産」
の他、「不動産」や「無体財産」も含まれるものとす
る。また、請求項中における「フック注文」は、「入れ
換え注文」も包含するものとする。
【0024】図1は、本発明に係る取引支援装置の動作
原理を説明する原理図である。この図において、フック
注文入力手段50aは、第1の商品の売却または購入を
条件に他の商品である第2の商品の購入または売却を要
請する注文であるフック注文を入力する。
【0025】フック注文記憶手段50bは、フック注文
入力手段50aから入力されたフック注文を記憶する。
なお、フック注文記憶手段50bには、フック注文の他
にも、通常の売り注文および買い注文も記憶される。
【0026】注文検出手段50cは、フック注文記憶手
段50bに記憶されている所定のフック注文の第1の商
品に対する買い注文または売り注文がなされたことを検
出する。
【0027】フック注文処理手段は、注文検出手段50
cによって所定のフック注文に対する買い注文または売
り注文が検出された場合には、第1の商品の売却処理ま
たは購入処理を実行するとともに、第2の商品の購入処
理または売却処理を実行する。
【0028】削除手段50eは、フック注文処理手段5
0dによって処理が終了したフック注文をフック注文記
憶手段50bから削除する。価格変更手段50fは、新
たな売り注文または買い注文等によって第2の商品の価
格が変動した場合には、第1の商品の価格を連動して変
更する。なお、価格の変更の必要がない場合には、フッ
ク注文記憶手段50bに記憶されているフック注文をそ
のまま表示手段50gに供給する。
【0029】表示手段50gは、価格変更手段50fに
よって価格が適宜変更されたフック注文を、表示装置6
0に対して表示させる。次に、以上の原理図の動作につ
いて説明する。なお、以下では、自己の商品の売却を条
件に他の商品を購入する形態のフック取引を例に挙げて
説明を行う。
【0030】いま、顧客Aが、自己の債券である「18
3回」の売却を条件として、他の「200回」を購入す
るフック注文を行ったとすると、このフック注文は、例
えば、仲介人によってフック注文入力手段50aから入
力される。なお、以下では、フック注文の売却の対象と
なる債券(いまの例では、「183回」)をフック銘柄
と呼び、また、購入の対象となる債券(いまの例では、
「200回」)を被フック銘柄と呼ぶ。
【0031】フック注文入力手段50aから入力された
フック注文は、フック注文記憶手段50bに記憶され
る。図2は、フック注文記憶手段50bに記憶されてい
るフック注文の一例を示す図である。この例は、前述の
「200回」を被フック銘柄(フック先)とし、「18
3回」をフック銘柄とするフック注文を示す情報を示し
ている。なお、「数量」はフック銘柄の売却数量を示
し、この例では「10億円」とされている。
【0032】また、「レート」は自己の「183回」の
売却レートを決定するための値で、この例では、被フッ
ク銘柄である「200回」のレートに対して「0.1」
を加算した値とすることを示す。従って、「200回」
のレートが「1.05」であれば、「183回」のレー
トは「1.15」となる。
【0033】更に、指定幅は、被フック銘柄のベストレ
ートがこの範囲内にある場合には、フック注文を有効と
することを示す。この例では、被フック銘柄である「2
00回」のベストレートが“1.00”〜“1.20”
の範囲にある場合において、フック銘柄である「183
回」に対して買い注文が発生したときには、被フック銘
柄である「200回」に対する買い注文を実行する。
【0034】価格変更手段50fは、フック注文記憶手
段50bに記憶されているフック注文を読み出して、被
フック銘柄に価格の変動があった場合には、フック銘柄
の価格を変更して表示手段50gに供給する。なお、価
格の変更がなかった場合には、そのままの情報が表示手
段50gに供給される。
【0035】表示手段50gは、価格変更手段50fか
ら供給された情報を表示装置60に表示させる。なお、
このとき、表示手段50gは、各注文に対して注文番号
を発行して付与するとともに、注文がフック注文である
場合にはその旨を示す情報(詳細は後述する)も付与す
る。
【0036】図3は、以上の処理により、表示装置60
に表示される画面の表示例を示す図である。この表示例
では、「183回」と「200回」に関する表示がなさ
れている。「183回」に関する表示では、先に入力さ
れたフック注文に対応する情報に対して、注文番号
“8”が付与されて表示されている。ここで、注文番号
“8”の右下部に表示されている「H」は、この注文が
フック注文であることを示しており、表示手段50gに
よって付与された情報である。また、「レート」には、
その下に表示されている「200回」に関する表示にお
いて、注文番号が“2”である売り注文のレートに対し
て“0.1”が加算された値(=1.150)が表示さ
れている。
【0037】ところで、フック注文は、基本的にはフッ
ク先の商品に対する売買の注文であることから、他の商
品に対する売買の注文も板画面上に表示されるべきと考
えられるが、このような表示を行うと、その買い注文に
対して売り注文が発生することがあるため、注文発生時
には表示を行わず、フック銘柄の売買が成立した後に一
時的に表示する。
【0038】図3に示すような表示を参照して、例え
ば、顧客Bが「183回」に対する買い注文を行ったと
すると、注文検出手段50cは、フック注文記憶手段5
0bを参照して入力された買い注文をフック先とするフ
ック注文が存在するか否かを判定する。その結果、該当
するフック注文があった場合には、その情報をフック注
文記憶手段50bから取得してフック注文処理手段50
dに供給する。
【0039】フック注文処理手段50dは、注文検出手
段50cから供給されたフック注文を参照して、フック
銘柄に対する売却処理と、被フック銘柄に対する購入処
理とを実行する。
【0040】いまの例では、「183回」がフック銘柄
であり「200回」が被フック銘柄であるので、「18
3回」に対する売却処理を実行し、続いて、「200
回」に対する購入処理を実行する。その結果、「183
回」は顧客Bに対して売却され、また、「200回」は
フック注文を行った顧客Aに対して売却され、約定が成
立することになる。
【0041】そして、フック注文の処理が終了すると、
フック注文処理手段50dは、その旨を削除手段50e
に通知する。削除手段50eは、フック注文処理手段5
0dからの通知を受け、該当するフック注文をフック注
文記憶手段50bから削除する。
【0042】その結果、図2に示すフック注文がフック
注文記憶手段50bから削除されるとともに、表示装置
60から図3に示す注文番号が“8”である注文が削除
されることになる。
【0043】また、このとき、表示手段50gは、フッ
ク銘柄に対する買い注文があったことを一時的に表示装
置60に表示させる。なお、フック銘柄に対する買い注
文は、その注文がフック注文に係る買い注文であること
を明示して板画面上に表示させるようにしてもよい。
【0044】以上に示すように、本発明に係る取引支援
装置50によれば、フック注文が自動的に処理されるこ
とから、仲介人等にかかる負担を軽減させることが可能
となる。
【0045】なお、以上の説明では被フック銘柄の価格
の変動等は考慮しなかったが、実際の取引では価格が変
動したり、被フック銘柄の売り注文が取り消されたりす
る場合が存在する。そのような事態が発生した場合に関
する処理を以下に説明する。
【0046】例えば、被フック銘柄である「200回」
に対して新たな売り注文がなされたとし、その売り注文
のレートがその時点において最良のもの(ベストレー
ト)であるとする。フック注文においては、ベストレー
トである被フック銘柄をフックの対象とするため、ベス
トレートが変動した場合には、フック銘柄のレートをそ
れに追従させる必要がある。
【0047】例えば、いま、被フック銘柄である「20
0回」を対象として、レートが「1.055」の新たな
売り注文がなされたとすると、この注文はベストレート
になるため、図4に示すように、「200回」に関する
表示領域の最上部に表示されることになる。
【0048】このとき、価格変更手段50fは、被フッ
ク銘柄のベストレートが変動したことを検知し、フック
銘柄である「183回」のレートを変更して表示手段5
0gに供給する。即ち、いまの例では、フック銘柄のレ
ートは、図2に示すように被フック銘柄のレートに
“0.1”を加算したものであるので、新たなレートと
して“1.155”が算出され、表示手段50gに供給
される。
【0049】表示手段50gは、レートが変更されたフ
ック注文に対して新たな注文番号“12”を発生し、表
示装置60の表示内容を更新する。その結果、図4に示
すように、注文番号が“12”であり、また、レートが
“1.155”であるフック注文が表示装置60に表示
されることになる。
【0050】以上に示すように、本発明に係る取引支援
装置50では、被フック銘柄のレートが変動した場合に
は、フック銘柄のレートが自動的に連動するので、仲介
者の負担を軽減することが可能となる。
【0051】次に、被フック銘柄のベストレートが指定
範囲から外れたり、被フック銘柄が売却済となったり、
売り注文を撤回されて対象となる被フック銘柄が存在し
なくなった場合の処理について説明する。
【0052】いま、例えば、被フック銘柄のベストレー
トが“1.21”になったとすると、図2に示すよう
に、「183回」をフック銘柄とするフック注文の指定
範囲は、“1.00”〜“1.20”であるので範囲を
逸脱することになる。
【0053】そのような場合には、表示手段50gがこ
のフック注文の出力を即座に中止することから、表示装
置60の画面上から対応する情報が削除されることにな
る。また、被フック銘柄の売り注文が無くなった場合に
も同様に、表示手段50gがフック注文の表示を停止す
ることから、画面上から該当する表示が削除されること
になる。
【0054】なお、この表示の停止は、一時的なもので
あるので、被フック銘柄のベストレートが指定範囲内に
復帰したり、被フック銘柄の売り注文が新たに発生した
場合には、再度画面表示がなされることになる。
【0055】以上に示すように、本発明に係る取引支援
装置50によれば、被フック銘柄の売り注文が消滅した
り、被フック銘柄のベストレートが指定範囲を逸脱した
場合にはフック注文の表示が一時的に中止されるので、
仲介人がこれらの条件を監視して、フック注文の表示を
中止させたり再開させたりする必要がなくなるので、仲
介人の負担を軽減することが可能となる。
【0056】なお、被フック銘柄がフック注文である場
合には、フック注文処理手段50dが、被フック銘柄に
対しても同様の処理を実行することにより、フック注文
が連鎖している場合にも対処することができる。例え
ば、先の例では、「183回」の被フック銘柄である
「200回」が、「201回」を被フック銘柄とするフ
ック注文である場合には、先に述べた処理の後に「20
1回」に対する購入処理を追加的に実行することにより
対処が可能となる。
【0057】これにより、仲介人の負担を更に軽減する
とともに、取引の確実と迅速を図ることが可能となる。
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態の構成例に
ついて説明する。
【0058】図5は、本発明の実施の形態の構成例を示
すブロック図である。この図において、取引支援装置1
は、仲介人が有する端末装置2から入力された売り注文
および買い注文等を受け付けて記憶するとともに、ソー
ト処理等の所定の処理を施して、端末装置2および顧客
側に設置されている表示装置3−1〜3−nに対して表
示させる。
【0059】この図に示すように、取引支援装置1は、
CPU(Central Processing Unit)1a、ROM(Rea
d Only Memory)1b、RAM(Random Access Memor
y)1c、HDD(Hard Disk Drive)1d、I/F(In
terface)1e,1f、および、バス1gによって構成
されている。
【0060】CPU1aは、ROM1b、RAM1c、
および、HDD1dに記憶されているプログラム等に応
じて装置の各部を制御するとともに、種々の演算処理を
実行する。
【0061】ROM1bは、CPU1aが実行する基本
的なプログラムやデータ等を記憶している。RAM1c
は、CPU1aが実行対象とするプログラムや演算途中
のデータ等を一時的に格納する。
【0062】HDD1dは、CPU1aが実行する各種
プログラムを格納するとともに、端末装置2から入力さ
れた売り注文、買い注文、および、フック注文等を記憶
する。
【0063】I/F1eは、端末装置2との間のインタ
ーフェースであり、端末装置2と取引支援装置1のデー
タ形式を相互に変換し、これらの間で情報の授受を可能
とする。
【0064】I/F1fは、表示装置3−1〜3−nに
対して画像情報を同報で供給し、図23に示すような板
画面を表示させる。なお、端末装置2の表示内容と、表
示装置3−1〜3−nの表示内容は、同様であるので、
仲介者と顧客との間で同様の情報が共有される。
【0065】バス1gは、CPU1a、ROM1b、R
AM1c、HDD1d、および、I/F1e,1fを相
互に接続し、これらの間で情報の授受を可能とする。仲
介人側に設置された電話機4は、専用回線(ホットライ
ン)6を介して、顧客側の電話機5−1〜5−nと接続
されている。
【0066】次に、以上の実施の形態の動作を、図6を
参照して説明する。図6は、図5に示す実施の形態にお
いて、フック注文がなされた場合に実行される処理の一
例を説明するフローチャートである。この処理が開始さ
れると、以下の処理が実行されることになる。 [S1]CPU1aは、フック注文が発生したか否かを
判定し、発生した場合にはステップS2に進み、それ以
外の場合にはステップS3に進む。
【0067】即ち、CPU1aは、端末装置2が操作さ
れてフック注文が入力された場合にはステップS2に進
み、それ以外の場合にはステップS3に進む。 [S2]CPU1aは、ステップS1において入力され
たフック注文をHDD1dに格納されている所定のファ
イル(予約注文ファイル(図2参照))に記憶させる。 [S3]CPU1aは、端末装置2および表示装置3−
1〜3−nに対して、図2に示す予約注文ファイルに格
納されているフック注文を適宜表示させる処理である
「表示処理」を実行する。
【0068】なお、この処理の詳細は、図7を参照して
後述する。 [S4]CPU1aは、フック注文の条件が満足されな
くなった場合に、そのフック注文を取り消す「取り消し
処理」を実行する。
【0069】なお、この処理の詳細は図8を参照して後
述する。 [S5]CPU1aは、フック先銘柄のベストレートが
変動した場合には、それに連動してフック銘柄のレート
を追従させる「レート追従処理」を実行する。
【0070】なお、この処理の詳細は図9を参照して後
述する。 [S6]CPU1aは、フック注文のフック銘柄に対し
て買い注文がなされた場合には、フック注文を捌くため
に必要な一連の処理である「約定処理」を実行する。
【0071】なお、この処理の詳細は図10を参照して
後述する。 [S7]CPU1aは、処理を終了するか否かを判定
し、終了しない場合にはステップS1に戻り、それ以外
の場合には処理を終了する(エンド)。
【0072】例えば、CPU1aは図示する処理以外の
他の処理からの実行の要請があった場合にはこの処理を
終了し、それ以外の場合にはステップS1に戻る。次
に、図7を参照して、図6に示す「表示処理」の詳細に
ついて説明する。このフローチャートが開始されると、
以下の処理が実行されることになる。 [S10]CPU1aは、HDD1dの予約注文ファイ
ルに、フック注文が登録されているか否かを判定し、登
録されている場合にはステップS11に進み、それ以外
の場合にはもとの処理に復帰(リターン)する。 [S11]CPU1aは、所定のフック注文を1つ予約
注文ファイルから取得する。 [S12]CPU1aは、ステップS11において取得
したフック注文の被フック数量残があるか否か、即ち、
ベストレートの被フック銘柄の数量が充分にあるか否か
を判定し、数量が充分である場合にはステップS13に
進み、それ以外の場合にはステップS17に進む。 [S13]CPU1aは、ベストレートである被フック
銘柄のレートが指定値幅内に収まっているか否かを判定
し、収まっている場合にはステップS14に進み、それ
以外の場合にはステップS17に進む。 [S14]CPU1aは、処理の対象としているフック
注文が既に表示済であるか否かを判定し、表示済である
場合にはステップS17に進み、それ以外の場合にはス
テップS15に進む。 [S15]CPU1aは、注文番号を発行する。 [S16]CPU1aは、端末装置2および表示装置3
−1〜3−nの板画面上に、処理の対象となっているフ
ック注文を表示させる。
【0073】なお、フック注文は、フック先の商品に対
する売買の注文(この例では、買い注文)であるので、
フック先の商品の板画面に対しても注文の発生を表示す
ることが通例であるが、この買い注文は売買を目的とし
ない注文であるためこのような表示は行わない。 [S17]CPU1aは、予約注文ファイルを参照し
て、未処理のフック注文が存在するか否かを判定し、存
在している場合にはステップS11に戻って同様の処理
を繰り返し、それ以外の場合にはもとの処理へ復帰(リ
ターン)する。
【0074】以上の処理によれば、予約注文ファイルに
対してフック注文が登録されている場合において、その
フック注文が表示の条件(被フック数量残が有り、指定
値幅内で有り、かつ、表示済でない)を満足している場
合には、注文番号が付与されて板画面上に表示されるこ
とになる。なお、以上の表示条件が満足されなくなった
場合には、次に示す「取り消し処理」、または、その次
に示す「レート追従処理」によって板画面上から削除さ
れる。
【0075】次に、図8を参照して、図6に示す「取り
消し処理」の詳細について説明する。このフローチャー
トが開始されると、以下の処理が実行されることにな
る。 [S20]CPU1aは、売り注文の取り消しが発生し
たか否かを判定し、売り注文の取り消しが発生した場合
にはステップS21に進み、それ以外の場合にはもとの
処理に復帰(リターン)する。 [S21]CPU1aは、予約注文ファイルを参照し、
取り消された売り注文をフック先とするフック注文が存
在するか否かを判定し、存在する場合にはステップS2
2に進み、それ以外の場合にはもとの処理に復帰(リタ
ーン)する。 [S22]CPU1aは、該当するフック注文を板画面
から削除した後、もとの処理に復帰(リターン)する。
【0076】以上の処理によれば、売り注文の取り消し
が発生した場合において、その売り注文がフック注文の
フック先である場合には、そのフック注文が板画面から
削除されることになる。なお、取り消された売り注文
も、図示せぬ他の処理によって板画面上から削除される
ことはいうまでもない。
【0077】次に、図9を参照して、図6に示す「レー
ト追従処理」の詳細について説明する。このフローチャ
ートが開始されると、以下の処理が実行される。 [S30]CPU1aは、新たな売り注文が発生したか
否かを判定し、売り注文が発生した場合にはステップS
31に進み、それ以外の場合にはもとの処理に復帰(リ
ターン)する。 [S31]CPU1aは、その売り注文がベストレート
であるか否かを判定し、ベストレートの注文(ベストレ
ート注文)である場合にはステップS32に進み、それ
以外の場合にはもとの処理に復帰(リターン)する。 [S32]CPU1aは、予約注文ファイルを参照し、
そのベストレート注文をフック先とするフック注文が存
在するか否かを判定し、存在する場合にはステップS3
3に進み、それ以外の場合にはもとの処理に復帰(リタ
ーン)する。 [S33]CPU1aは、ベストレートに対応する新た
なレートを算出する。即ち、CPU1aは、ステップS
31においてベストレートであると判定された被フック
銘柄のレートに対して、フック注文の際に指定されたレ
ート(図2に示すレート)を加算して、フック銘柄のレ
ートを算出する。 [S34]CPU1aは、該当するフック注文を板画面
から削除する。 [S35]CPU1aは、予約注文ファイルに格納され
ている指定幅を参照し、新たなレートが指定値幅範囲内
に収まっているか否かを判定し、収まっている場合には
ステップS36に進み、それ以外の場合にはもとの処理
に復帰(リターン)する。 [S36]CPU1aは、新たな注文番号を発行する。 [S37]CPU1aは、新たな注文番号と新たなレー
トを付与されたフック注文を板画面に表示させる。
【0078】以上の処理によれば、被フック銘柄のベス
トレートが変動した場合には、該当するフック銘柄が板
画面から削除されるとともに、新たな注文番号と新たな
レートとが付与されたフック注文が板画面上に再表示さ
れる。また、新たなレートが指定値幅範囲内に収まって
いない場合には、そのフック注文が板画面上から削除さ
れることになる。
【0079】最後に、図10を参照して、図6に示す
「約定処理」の詳細について説明する。このフローチャ
ートが開始されると、以下の処理が実行される。 [S40]CPU1aは、買い注文が発生したか否かを
判定し、買い注文が発生した場合にはステップS41に
進み、それ以外の場合にはもとの処理に復帰(リター
ン)する。 [S41]CPU1aは、予約注文ファイルを参照して
その買い注文がフック注文に対する買い注文である場合
にはステップS42に進み、それ以外の場合にはステッ
プS48に進む。 [S42]CPU1aは、対象となるフック注文に係る
売買を自動執行する。即ち、フック銘柄に対して売却処
理を施すとともに、被フック銘柄に対して購入処理を施
す。 [S43]CPU1aは、該当するフック注文を板画面
から削除する。 [S44]CPU1aは、該当するフック注文を予約注
文ファイルから削除する。 [S45]CPU1aは、該当する被フック注文を板画
面から削除する。このとき、CPU1aは、フック先の
商品に対する買い注文が発生したことを示すために、板
画面上にその情報を一時的に表示させる。 [S46]CPU1aは、該当する被フック注文を予約
注文ファイルから削除する。
【0080】なお、被フック注文の数量がフック注文の
数量を上回っている場合には、残りの数量に対して新た
な注文番号(例えば、注文番号“1”に対しては“1−
2”のようにもとの注文から派生した注文であることを
示す番号)を発行して表示させる。 [S47]CPU1aは、被フック注文がフック注文で
あるか否かを判定し、被フック注文がフック注文である
場合にはステップS42に戻って同様の処理を繰り返
し、それ以外の場合にはもとの処理に復帰(リターン)
する。
【0081】即ち、フック注文が連鎖している場合に
は、ステップS42に戻って同様の処理を繰り返すこと
により、連鎖が複数回連続している場合にも対応可能と
なる。なお、処理が複雑になることを避けるために、所
定の回数以上連鎖が継続している場合には、処理を中断
するようにしてもよい。 [S48]CPU1aは、通常の売買処理を行う。即
ち、買い注文はフック注文ではない通常の注文(アウト
ライト注文)を対象としていることから、アウトライト
注文に対する通常の処理が実行され、もとの処理に復帰
(リターン)する。
【0082】以上の処理によれば、買い注文が発生した
場合であって、その買い注文の対象がフック注文(フッ
ク銘柄)である場合には、フック銘柄に対する売却処理
と、被フック銘柄に対する購入処理が自動的に執行され
るとともに、板画面上にその結果が反映されることにな
る。
【0083】以上に示したように、本発明の実施の形態
によれば、フック注文を自動的に処理するようにしたの
で、取引の確実と迅速を図ることが可能となる。また、
被フック銘柄のベストレートが変動した場合には、それ
に追従してフック銘柄のレートも自動的に変動するよう
にしたので、仲介者の負担を軽減することが可能とな
る。
【0084】更に、被フック銘柄のベストレートが変動
して指定値幅外になった場合や、被フック銘柄の売り注
文が消滅した場合にはフック注文を画面上から削除し、
条件が再度合致するまで表示が保留されることから、誤
った買い注文が発生することを防止することが可能とな
る。
【0085】なお、以上の説明では、自己の債券の売却
を条件に他の商品を購入する形態のフック注文のみにつ
いて説明したが、他の債券の購入を条件に自己の商品を
売却する形態のフック注文についても本発明によって実
現することが可能となる。
【0086】また、以上の説明では、債券を例に挙げて
説明を行ったが、本発明はこのような場合にのみ限定さ
れるものではなく、各種商品に対しても適用することが
可能であることはいうまでもない。
【0087】更に、以上の説明においては、フック先の
商品に対する買い注文(または売り注文)は、フック取
引が終了した後に板画面上に一時的に表示させるように
したが、フック先の商品である旨を明示したうえで当初
から板画面上に表示させるようにしてもよい。
【0088】次に、図11を参照して、本発明の第2の
実施の形態について説明する。なお、この図に置いて、
図5の場合と対応する部分には同一の符号を付してある
のでその説明は省略する。
【0089】この実施の形態では、取引の対象として
「中古車」を扱う。端末装置20および端末装置24−
1〜24−3は、パーソナルコンピュータ等によって構
成されており、端末装置20は仲介業者側に、また、端
末装置24−1〜24−3は代理店にそれぞれ設置され
ている。
【0090】ネットワーク21は、例えば、ISDN
(Integrated Service Digital Network)等の公衆回線
であり、取引支援装置1と端末装置24−1〜24−3
その他を相互に接続し、これらの間で情報の伝送を可能
とする。
【0091】CAFIS(Credit And Finance Informa
tion System)(商標)22は、クレジットカード等に
より代金の支払いを行う場合に、クレジットデータをク
レジット会社に中継する処理を行ったり、クレジット会
社のコンピュータセンタの休止時には代行してサービス
を行う。
【0092】CMS(Cash Management Service)シス
テム23は、銀行口座を用いて代金の支払いを行う場合
に、取引相手の銀行との間で口座振替その他の処理を行
う。その他の部分は、図5の場合と同様である。
【0093】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。図12は、本実施の形態において処理の対象と
なる入れ換え注文を説明するための図である。入れ換え
注文とは、ある商品の売却または購入を条件に他の商品
の購入または売却を要請する注文である。図12の例で
は、中古車を例に挙げて説明を行っており、甲が入れ換
え注文の発注者である。また、乙および丙は、それぞれ
入れ換え注文に対する購入者と売却者である。即ち、甲
は、自己の車両Aの売却または車両Bの購入を条件とし
て、車両Bの購入または車両Aの売却を要請する注文で
ある入れ換え注文を行っている。以下では、この入れ換
え注文を適切に処理するための構成および処理について
説明する。
【0094】図13は、図11に示す実施の形態におい
て、中古車の売買注文を入力する場合に実行される処理
の一例を説明するフローチャートである。このフローチ
ャートが開始されると、以下の処理が実行される。 [S50]CPU1aは、端末装置20,24−1〜2
4−3からの注文(通常の注文および入れ換え注文)を
I/F1e,1fを介して入力する。
【0095】図14は、端末装置から入力される注文
(この例では、入れ換え注文)の一例を示す図である。
この図において、「注文番号」は、各注文にシリアルに
付与されたユニークな番号である。「車体番号」は、車
種を特定するための番号である。「年式」は、車体が製
造された時期を示す。「色」は、車体の色を示す。「走
行距離」は、車両の走行距離を示す。「初年度登録日」
は、車両を購入したときの年月日を示す。「前回登録
日」は、前回の車検日を示す。「前回登録番号」は、前
回登録時において付与された車両番号を示す。「希望価
格」はこの車両の希望販売価格を示す。「売買」は、売
買の形態を示し、この例では、同欄の右側に「入れ換
え」と表示されていることから、入れ換え注文であるこ
とが分かる。入れ換えの対象となる車両の概要は、右側
の欄の「車体番号」〜「価格」に示されている。即ち、
車体番号が“111845”であり、年式が「89年
式」、色が「白」、走行距離が「8万Km」、価格が
「90万円」である車が入れ換えの対象である。
【0096】「優先」は、買い注文または売り注文の何
れを優先するかを示す。即ち、買い注文を優先する場合
には、希望する車両が購入できた場合に、自己の車両を
売却する手続きを行う。逆に、売り注文を優先する場合
には、自己の車両が売却できた場合に、希望する車両を
購入する手続きを行う。
【0097】「銀行番号」〜「名義人電話番号」は、売
買が成立した場合に代金を振り替える銀行口座に関する
情報が表示されている。なお、以上の例は、銀行口座か
ら振り替えを行う場合に対応しているが、支払いに関し
ては、クレジットカードを用いることも可能である。図
15は、クレジットカードにより支払いを行う場合の注
文の一例を示している。この例では、「カード番号」〜
「名義人電話番号」がクレジットカードによる支払いに
必要な情報となっている。
【0098】なお、入れ換え取引でない通常の注文の場
合は、「売買」の欄に「通常」と記入されており、ま
た、入れ換えの対象となる車両に関する情報(「優先」
〜「価格」)が除外されたフォーマットとなっている。 [S51]CPU1aは、入力した注文をHDD1dの
所定の領域に格納する。 [S52]CPU1aは、入力した注文が入れ換え注文
であるか否かを判定し、入れ換え注文である場合にはス
テップS54に進み、それ以外の場合にはステップS5
3に進む。 [S53]CPU1aは、入力した注文をI/F1e,
1fを介して端末装置20,24−1〜24−3に対し
て供給して画面に表示させる。
【0099】図16は、端末装置20,24−1〜24
−3に表示された画面の表示例である。この例では、注
文番号“010001”から“010003”までは、
通常の注文(入れ換え注文でない注文)に対応してい
る。画面上に表示されている内容は、各端末装置から入
力された注文の記載内容に対応している。なお、この図
において、「売買」はこの注文が売り注文または買い注
文の何れであるかを示している。 [S54]CPU1aは、入れ換え注文が買い注文優先
であるか否かを判定し、買い注文優先である場合にはス
テップS55に進み、それ以外の場合にはステップS5
6に進む。
【0100】例えば、図14の例では、「優先」の右側
の欄に「買い優先」が表示されていることから、買い注
文優先であるとしてステップS55に進むことになる。 [S55]CPU1aは、入れ換え注文から買い注文を
抽出して、端末装置20,24−1〜24−3に供給し
て表示させる。
【0101】図16では、図14に示す入れ換え注文の
買い注文が行末に表示されている。即ち、図14に示す
右欄が空白となっている部分に表示されている内容が表
示されている。なお、「注文番号」である“01000
4”に付された下線は、この注文が入れ換え注文である
ことを示している。 [S56]CPU1aは、入れ換え注文から売り注文を
抽出して、端末装置20,24−1〜24−3に供給し
て表示させる。
【0102】以上の処理によれば、図11に示すHDD
1dに対して端末装置から入力された注文が格納される
とともに、各端末装置に対して例えば図16に示すよう
な画面が表示されることになる。
【0103】次に、図17を参照して、図11に示す取
引支援装置1において、格納されている注文を処理する
際に実行されるフローチャートについて説明する。この
フローチャートは、例えば、割り込み等によって所定の
周期で実行され、HDD1dに格納されている注文を処
理する。このフローチャートが開始されると、以下の処
理が実行される。 [S60]CPU1aは、処理回数をカウントする変数
iを初期値“1”に設定する。 [S61]CPU1aは、HDD1dに格納されている
注文のうち、第i番目の注文を検索して取得する。 [S62]CPU1aは、取得した注文が入れ換え注文
であるか否かを判定し、入れ換え注文である場合にはス
テップS64に進み、それ以外の場合にはステップS6
3に進む。 [S63]CPU1aは、通常の注文に対する通常の処
理を実行する。
【0104】なお、通常の処理とは、取得した売り注文
または買い注文の条件に合致する買い注文または売り注
文が存在する場合にはそれを予約して精算する処理を意
味する。 [S64]CPU1aは、入れ換え注文が買い注文優先
であるか否かを判定し、買い注文優先である場合にはス
テップS65に進み、それ以外の場合にはステップS6
6に進む。 [S65]CPU1aは、買い注文に対する売り注文が
発生した場合にはその売り注文を予約する処理をし、そ
の後で売り注文に対する処理をする「買い注文優先処
理」を実行する。
【0105】なお、この処理の詳細は、図18を参照し
て後述する。 [S66]CPU1aは、売り注文に対する買い注文が
発生した場合にはその買い注文を予約する処理をし、そ
の後で買い注文に対する処理をする「売り注文優先処
理」を実行する。
【0106】なお、この処理の詳細は、図19を参照し
て後述する。 [S67]CPU1aは、入れ換え注文に対する売買が
成立したか否かを判定し、成立した場合にはステップS
68に進み、それ以外の場合にはステップS69に進
む。 [S68]CPU1aは、売買に係る代金と、それに付
随する税金とを計算し、売買の関係者の銀行口座等から
徴収または振り込む処理である「精算処理」を実行す
る。
【0107】なお、この処理の詳細は、図21を参照し
て後述する。 [S69]CPU1aは、変数iの値を“1”だけイン
クリメントする。 [S70]CPU1aは、変数iの値がHDD1dにそ
の時点において格納されている注文の総数N以下である
場合にはステップS61に戻って前述の場合と同様の処
理を繰り返し、それ以外の場合には処理を終了する。
【0108】次に、図18を参照して、図17に示す
「買い注文優先処理」の詳細について説明する。このフ
ローチャートが開始されると、以下の処理が実行され
る。 [S80]CPU1aは、買い注文が処理済みであるか
否かを判定し、処理済みである場合にはステップS85
に進み、それ以外の場合にはステップS81に進む。
【0109】即ち、買い注文に対応する売り注文が発生
して買い注文に対する売買が既に成立している場合には
ステップS85に進む。より具体的には、図12におい
て甲が車両Bを丙から購入する売買契約のみが成立して
いる場合を指す。 [S81]CPU1aは、HDD1dを検索し、買い注
文の条件に合致する売り注文が存在しているか否かを判
定する。その結果、該当する売り注文が存在している場
合にはステップS82に進み、それ以外の場合にはもと
の処理に復帰する。 [S82]CPU1aは、該当する売り注文に対して予
約を行う。
【0110】例えば、図16に示す注文番号“0100
04”の買い注文の条件に合致する売り注文が存在して
いる場合には、その売り注文に対して予約が行われるこ
とになる。 [S83]CPU1aは、買い注文に対応する表示を停
止する。
【0111】例えば、図16の例では、注文番号“01
0004”の買い注文が各端末装置の画面上から消去さ
れることになる。 [S84]CPU1aは、入れ換え注文の売り注文を各
端末装置に対して表示させる。
【0112】例えば、図14に示す例では、売り注文の
対象となる自己の車両(車体番号が“554845”の
車両)に関する情報が各端末装置に供給されて表示され
ることになる。図20は、その結果として、各端末装置
に対して表示される画面の表示例である。この例では、
車体番号“554845”の車両が、注文番号“010
004”の売り注文として表示されている。 [S85]CPU1aは、売り注文の条件に合致する買
い注文がHDD1dに存在しているか否かを判定し、存
在している場合にはステップS86に進み、それ以外の
場合にはもとの処理に復帰する。
【0113】例えば、図20に示す、注文番号“010
004”の売り注文の条件に合致する買い注文が存在し
ている場合にはステップS86に進む。 [S86]CPU1aは、対応する買い注文を予約す
る。 [S87]CPU1aは、入れ換え注文の売り注文を各
端末装置の画面から消去する。
【0114】例えば、図20の例では、注文番号“01
0004”の売り注文が画面から消去されることにな
る。 [S88]CPU1aは、入れ換え注文をHDD1dか
ら削除する。
【0115】以上の処理により、入れ換え注文の売り注
文を優先した売買処理を実行することができる。次に、
図18を参照して、図17に示す「売り注文優先処理」
の詳細について説明する。このフローチャートが開始さ
れると、以下の処理が実行される。 [S90]CPU1aは、売り注文が処理済みであるか
否かを判定し、処理済みである場合にはステップS95
に進み、それ以外の場合にはステップS91に進む。
【0116】即ち、売り注文に対応する買い注文が発生
して売り注文に対する売買が既に成立している場合には
ステップS95に進む。より具体的には、図12におい
て、乙が甲から車両Aを購入する売買契約のみが成立し
ている場合を指す。 [S91]CPU1aは、HDD1dを検索し、売り注
文の条件に合致する買い注文が存在しているか否かを判
定する。その結果、該当する買い注文が存在している場
合にはステップS92に進み、それ以外の場合にはもと
の処理に復帰する。 [S92]CPU1aは、該当する買い注文に対して予
約を行う。 [S93]CPU1aは、売り注文に対する表示を停止
する。 [S94]CPU1aは、入れ換え注文の買い注文を各
端末装置に対して表示させる。 [S95]CPU1aは、買い注文の条件に合致する売
り注文がHDD1dに存在しているか否かを判定し、存
在している場合にはステップS96に進み、それ以外の
場合にはもとの処理に復帰する。 [S96]CPU1aは、該当する売り注文を予約す
る。 [S97]CPU1aは、入れ換え注文の買い注文を各
端末装置の画面から消去する。 [S98]CPU1aは、入れ換え注文をHDD1dか
ら削除する。
【0117】以上の処理により、入れ換え注文の売り注
文を優先した売買処理を実行することができる。次に、
図21を参照して、図17に示す「精算処理」の詳細に
ついて説明する。このフローチャートが開始されると、
以下の処理が実行されることになる。なお、以下では、
図12に示す売買関係を例に挙げて説明を行う。 [S100]CPU1aは、甲が丙から購入した車両B
の重量税と自動車税の税金余剰r1を算出する。
【0118】即ち、重量税と自動車税とは、次回の車検
までに必要額を前納する形式が採用されているので、所
有権が丙から甲に移転されて名義変更がされた場合に
は、名義変更日以降の税金を丙が余分に負担しているこ
とになる。そこで、この余分な負担額を税金の余剰r1
として算出する。 [S101]CPU1aは、CMSシステム23に対し
て、車両Bの代金と、税金の余剰r1との合計金額を通
知し、甲の口座から前述の合計金額を丙の口座に振り込
ませる。 [S102]CPU1aは、仲介業者の仲介料とその消
費税、および、甲が自動車を取得したことに対して発生
する取得税の合計金額を、CMSシステム23により、
甲の銀行口座から仲介業者の銀行口座に対して振り込ま
せる。
【0119】なお、取得税は、新車価格から減価償却を
算出した価格を基準として算出する。 [S103]CPU1aは、乙が甲から購入した車両A
の重量税と自動車税の税金余剰r2を算出する。 [S104]CPU1aは、CMSシステム23に対し
て、車両Aの代金と、税金の余剰r2との合計金額を通
知し、乙の口座から前述の合計金額を甲の口座に振り込
ませる。 [S105]CPU1aは、仲介業者の仲介料とその消
費税、および、取得税の合計金額を乙の口座から仲介業
者の口座に対して振り込ませる。
【0120】以上の処理によれば、税金と代金とを自動
的に算出するとともに、銀行口座から自動的に振り替え
るようにしたので、仲介業者の手続きを迅速に図ること
が可能となるとともに、売買に付随して生ずる税金を自
動的に計算して徴収することが可能となる。
【0121】以上に説明したように、本発明の第2の実
施の形態によれば、例えば、自動車等の商品を取引する
場合における入れ換え注文を確実にしかも迅速に処理す
ることが可能となる。また、その場合において、売買に
付随して生ずる税金を正確に計算して適切な納税者に対
して請求することができるので、仲介業者の負担を更に
軽減することが可能となる。
【0122】なお、以上の実施の形態では、取引の対象
として中古車を例に挙げて説明を行ったが、例えば、不
動産その他の商品を対象とすることも可能である。ま
た、代金や税金を銀行口座から振り替えるようにした
が、例えば、クレジットカードを用いて精算するように
してもよい。その場合には、図11に示すCAFIS2
2を用いることにより実現可能である。
【0123】最後に、上記の処理機能は、コンピュータ
によって実現することができる。その場合、取引支援装
置が有すべき機能の処理内容は、コンピュータで読み取
り可能な記録媒体に記録されたプログラムに記述されて
おり、このプログラムをコンピュータで実行することに
より、上記処理がコンピュータで実現される。コンピュ
ータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置
や半導体メモリ等がある。
【0124】市場に流通させる場合には、CD−ROM
(Compact Disk Read Only Memory)やフロッピーディス
ク等の可搬型記録媒体にプログラムを格納して流通させ
たり、ネットワークを介して接続されたコンピュータの
記憶装置に格納しておき、ネットワークを通じて他のコ
ンピュータに転送することもできる。コンピュータで実
行する際には、コンピュータ内のハードディスク装置等
にプログラムを格納しておき、メインメモリにロードし
て実行するようにすればよい。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、商品の
取引を支援する取引支援装置において、第1の商品の売
却または購入を条件に他の商品である第2の商品の購入
または売却を要請する注文であるフック注文を入力する
フック注文入力手段と、フック注文の第1の商品に対す
る購入または売却の注文がなされたことを検出する注文
検出手段と、注文検出手段によって所定のフック注文に
対する購入または売却の注文が検出された場合には、第
1の商品の売却処理または購入処理を実行するととも
に、第2の商品の購入処理または売却処理を実行するフ
ック注文処理手段と、を有するようにしたので、フック
取引を確実にしかも迅速に処理することが可能となると
ともに、仲介者等の負担を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】図1に示すフック注文記憶手段に記憶されてい
る情報の一例を示す図である。
【図3】図1に示す表示装置に表示される画面の表示例
である。
【図4】図3において、被フック銘柄に新たな売り注文
がなされた場合の表示例である。
【図5】本発明の実施の形態の構成例を示すブロック図
である。
【図6】図5に示す実施の形態において実行される処理
の一例を説明するフローチャートである。
【図7】図6に示す「表示処理」の詳細を説明するフロ
ーチャートである。
【図8】図6に示す「取り消し処理」の詳細を説明する
フローチャートである。
【図9】図6に示す「レート追従処理」の詳細を説明す
るフローチャートである。
【図10】図6に示す「約定処理」の詳細を説明するフ
ローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態の構成例を示すブ
ロック図である。
【図12】車両の入れ換え取引を説明するための図であ
る。
【図13】図11に示す実施の形態において注文を入力
した場合に実行される処理の一例を説明するフローチャ
ートである。
【図14】図11に示す実施の形態に示す各端末装置か
ら入力される注文の一例を示す図である。
【図15】図11に示す実施の形態に示す各端末装置か
ら入力される注文の他の一例を示す図である。
【図16】図11に示す実施の形態に示す各端末装置に
表示される画面の一例を示す図である。
【図17】図11に示す実施の形態において、入力され
た注文を処理する場合に実行されるフローチャートの一
例である。
【図18】図17に示す「買い注文優先処理」の詳細を
説明するフローチャートである。
【図19】図17に示す「売り注文優先処理」の詳細を
説明するフローチャートである。
【図20】図11に示す実施の形態に示す各端末装置に
表示される画面の他の一例を示す図である。
【図21】図17に示す「精算処理」の一例を説明する
フローチャートである。
【図22】従来における取引支援システムの構成例を示
す図である。
【図23】図22に示すシステムの端末装置および表示
装置に表示される画面の表示例である。
【符号の説明】
1 取引支援装置 1a CPU 1b ROM 1c RAM 1d HDD 1e,1f I/F 1g バス 2 端末装置 3−1〜3−n 表示装置 4,5−1〜5−n 電話機 6 専用回線 20 端末装置 21 ネットワーク 22 CAFIS 23 CMSシステム 24−1〜24−3 端末装置 50 取引支援装置 50a フック注文入力手段 50b フック注文記憶手段 50c 注文検出手段 50d フック注文処理手段 50e 削除手段 50f 価格変更手段 50g 表示手段 60 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡島 敦子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA02 BB16 BB36 BB47 CC05 DD01 EE05 FF03 GG04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の取引を支援する取引支援装置にお
    いて、 第1の商品の売却または購入を条件に他の商品である第
    2の商品の購入または売却を要請する注文であるフック
    注文を入力するフック注文入力手段と、 前記フック注文の前記第1の商品に対する購入または売
    却の注文がなされたことを検出する注文検出手段と、 前記注文検出手段によって所定のフック注文に対する購
    入または売却の注文が検出された場合には、前記第1の
    商品の売却処理または購入処理を実行するとともに、前
    記第2の商品の購入処理または売却処理を実行するフッ
    ク注文処理手段と、 を有することを特徴とする取引支援装置。
  2. 【請求項2】 前記フック注文入力手段から入力された
    フック注文を記憶するフック注文記憶手段と、 前記フック注文処理手段によって処理が終了したフック
    注文を前記フック注文記憶手段から削除する削除手段
    と、 を更に有することを特徴とする請求項1記載の取引支援
    装置。
  3. 【請求項3】 前記フック注文のうち、前記第2の商品
    に係る売却または購入注文が存在し、かつ、その売買に
    係る条件が満足されているものを選択して表示させる表
    示手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の取
    引支援装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記フック注文に係る
    表示であって、前記第2の商品に対する購入または売却
    の注文に関しては、フック注文発生時には表示させず、
    売買が成立した後に表示させることを特徴とする請求項
    3記載の取引支援装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段によって表示されているフ
    ック注文のうち、前記第2の商品の価格が変化した場合
    には、それに連動して自己の商品の価格を変更する価格
    変更手段を更に有することを特徴とする請求項3記載の
    取引支援装置。
  6. 【請求項6】 前記フック注文処理手段は、処理対象と
    なる前記第2の商品に係る注文がフック注文である場合
    には、フック注文処理を連鎖して実行することを特徴と
    する請求項1記載の取引支援装置。
  7. 【請求項7】 売買の結果として納付が必要となる税金
    の金額を算出する納税額算出手段と、 前記フック注文の売買の関係者に対して、前記納税額算
    出手段によって算出された納税額を通知する通知手段
    と、 を更に有することを特徴とする請求項1記載の取引支援
    装置。
  8. 【請求項8】 売買の結果として発生する代金および税
    金を売買の関係者の口座から自動的に振り替える振り替
    え手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の取
    引支援装置。
  9. 【請求項9】 商品の取引を支援する取引支援処理をコ
    ンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体において、 コンピュータを、 第1の商品の売却または購入を条件に他の商品である第
    2の商品の購入または売却を要請する注文であるフック
    注文を入力するフック注文入力手段、 前記フック注文の前記第1の商品に対する購入または売
    却の注文がなされたことを検出する注文検出手段、 前記注文検出手段によって所定のフック注文に対する購
    入または売却の注文が検出された場合には、前記第1の
    商品の売却処理または購入処理を実行するとともに、前
    記第2の商品の購入処理または売却処理を実行するフッ
    ク注文処理手段、 として機能させるプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
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