JP2000314673A - Yagレーザ用ファイバの断線検出方法およびその装置 - Google Patents
Yagレーザ用ファイバの断線検出方法およびその装置Info
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- JP2000314673A JP2000314673A JP11126125A JP12612599A JP2000314673A JP 2000314673 A JP2000314673 A JP 2000314673A JP 11126125 A JP11126125 A JP 11126125A JP 12612599 A JP12612599 A JP 12612599A JP 2000314673 A JP2000314673 A JP 2000314673A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 検出器の取付が容易で、ファイバの断線検出
動作にノイズによる誤動作およびタイミングのずれによ
る誤動作が生じる可能性を回避する。 【解決手段】 戻り光ファイバ2が出射側の戻り光を入
射側まで導き、戻り光ファイバ2の終端で光電検出器3
が戻り光を検出し、光電検出器3の出力信号を信号保持
回路4が一定時間保持する。断線判定器5が、信号保持
回路4から出力される戻り光検出信号とレーザ出力用制
御部21の出力指令信号とを照合して、出力指令信号が
存在するのに戻り光検出信号が存在しないときファイバ
が断線したと判定する。
動作にノイズによる誤動作およびタイミングのずれによ
る誤動作が生じる可能性を回避する。 【解決手段】 戻り光ファイバ2が出射側の戻り光を入
射側まで導き、戻り光ファイバ2の終端で光電検出器3
が戻り光を検出し、光電検出器3の出力信号を信号保持
回路4が一定時間保持する。断線判定器5が、信号保持
回路4から出力される戻り光検出信号とレーザ出力用制
御部21の出力指令信号とを照合して、出力指令信号が
存在するのに戻り光検出信号が存在しないときファイバ
が断線したと判定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばレーザ加
工機に適用されるYAGレーザ用ファイバの断線検出方
法と、YAGレーザ用ファイバの断線検出装置に関する
ものである。
工機に適用されるYAGレーザ用ファイバの断線検出方
法と、YAGレーザ用ファイバの断線検出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、YAGレーザは、ファイバによ
り光の経路を自由にかつ柔軟に導くことができる利点が
あるため、レーザ加工機等に広く利用されている。とこ
ろが、光ファイバはその柔軟性のため外力に弱いという
特性があり、仮にファイバが折れた場合には、その断線
箇所から人体に有害なパワーの高いレーザ光が漏れだし
てしまうことになる。そのため、ファイバの断線を検出
する装置を実装して、異常を検出した場合は速やかにレ
ーザ発振器を停止させるようになっている。
り光の経路を自由にかつ柔軟に導くことができる利点が
あるため、レーザ加工機等に広く利用されている。とこ
ろが、光ファイバはその柔軟性のため外力に弱いという
特性があり、仮にファイバが折れた場合には、その断線
箇所から人体に有害なパワーの高いレーザ光が漏れだし
てしまうことになる。そのため、ファイバの断線を検出
する装置を実装して、異常を検出した場合は速やかにレ
ーザ発振器を停止させるようになっている。
【0003】従来のこの種のファイバの断線検出装置に
は、図5に示すようなものと、図6に示すようなものと
がある。図5に示すファイバの断線検出装置71は、フ
ァイバ40の入射前の集光レンズ29等からの反射光を
検出する入射側検出器73aと、ファイバ出射後のコリ
メータレンズ51等からの反射光を検出する出射側検出
器73bと、両検出器73a、73bからの信号を照合
してファイバ40の断線を判定する断線判定器75とか
ら構成され、各検出器73a、73bには一般にフォト
ダイオード等が用いられる。図中30は共振器である。
は、図5に示すようなものと、図6に示すようなものと
がある。図5に示すファイバの断線検出装置71は、フ
ァイバ40の入射前の集光レンズ29等からの反射光を
検出する入射側検出器73aと、ファイバ出射後のコリ
メータレンズ51等からの反射光を検出する出射側検出
器73bと、両検出器73a、73bからの信号を照合
してファイバ40の断線を判定する断線判定器75とか
ら構成され、各検出器73a、73bには一般にフォト
ダイオード等が用いられる。図中30は共振器である。
【0004】このファイバの断線検出装置71は、仮に
ファイバ40が断線すると、入射側検出器73aからは
断線判定器75に信号が入力されるにもかかわらず、出
射側検出器73bからは断線判定器75に信号が入力さ
れなくなるため、断線判定器75はファイバ40が断線
したと判定し、レーザ電源等にアラームを出力して共振
器30を停止させる。
ファイバ40が断線すると、入射側検出器73aからは
断線判定器75に信号が入力されるにもかかわらず、出
射側検出器73bからは断線判定器75に信号が入力さ
れなくなるため、断線判定器75はファイバ40が断線
したと判定し、レーザ電源等にアラームを出力して共振
器30を停止させる。
【0005】一方、図6に示すファイバの断線検出装置
71は、出射側検出器73は図5の出射側検出器73b
と同様であるが、入射側検出器73aはなく、代わりに
レーザ出力用制御装置21から出力される出力指令信号
が断線判定器75に入力されるようになっている。
71は、出射側検出器73は図5の出射側検出器73b
と同様であるが、入射側検出器73aはなく、代わりに
レーザ出力用制御装置21から出力される出力指令信号
が断線判定器75に入力されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものはいずれも、検出器73の取付が困難で
あるという問題がある。すなわち、検出器73は集光レ
ンズ29やコリメータレンズ51等の微少な反射光を検
出しなければならないが、集光レンズ29やコリメータ
レンズ51等の周辺はとくに寸法制限を受けやすいた
め、検出器73を取り付けるスペースを確保することが
困難である。とりわけ出射側は、一般に複雑な加工物の
形状に対応できるように小さく細く作られなければなら
ないため、入射側よりもさらに検出器73の取付が困難
である。
うな従来のものはいずれも、検出器73の取付が困難で
あるという問題がある。すなわち、検出器73は集光レ
ンズ29やコリメータレンズ51等の微少な反射光を検
出しなければならないが、集光レンズ29やコリメータ
レンズ51等の周辺はとくに寸法制限を受けやすいた
め、検出器73を取り付けるスペースを確保することが
困難である。とりわけ出射側は、一般に複雑な加工物の
形状に対応できるように小さく細く作られなければなら
ないため、入射側よりもさらに検出器73の取付が困難
である。
【0007】また、従来のものはいずれも、一般に数メ
ートルもの距離を隔てて配置される入射側と出射側との
間で検出器73の信号線を引き回すため、検出器73に
用いられるフォトダイオードの信号は非常に微弱である
ことから、ノイズによる誤動作を起こしやすいという問
題がある。
ートルもの距離を隔てて配置される入射側と出射側との
間で検出器73の信号線を引き回すため、検出器73に
用いられるフォトダイオードの信号は非常に微弱である
ことから、ノイズによる誤動作を起こしやすいという問
題がある。
【0008】また、図6に示すファイバの断線検出装置
71は、仮止め溶接等で用いられる1ショット(非常に
短い光を1回だけ出力する)の場合は、レーザ出力用制
御装置21から出力指令信号が断線判定器75に入力さ
れるタイミングと、検出器73から検出信号が断線判定
器75に入力されるタイミングとにずれが生じるため、
誤動作の原因となるという問題もある。
71は、仮止め溶接等で用いられる1ショット(非常に
短い光を1回だけ出力する)の場合は、レーザ出力用制
御装置21から出力指令信号が断線判定器75に入力さ
れるタイミングと、検出器73から検出信号が断線判定
器75に入力されるタイミングとにずれが生じるため、
誤動作の原因となるという問題もある。
【0009】この発明の課題は、上記従来のもののもつ
問題点を排除して、検出器の取付が容易で、ファイバの
断線検出動作に、ノイズによる誤動作およびタイミング
のずれによる誤動作が生じる可能性を回避することので
きるYAGレーザ用ファイバの断線検出方法およびその
装置を提供することにある。
問題点を排除して、検出器の取付が容易で、ファイバの
断線検出動作に、ノイズによる誤動作およびタイミング
のずれによる誤動作が生じる可能性を回避することので
きるYAGレーザ用ファイバの断線検出方法およびその
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するものであって、請求項1に係る発明は、YAGレ
ーザ用ファイバに入射するレーザ出力信号の有無と、フ
ァイバから出射するレーザ検出信号の有無とを照合する
ことでファイバの断線を検出する方法において、出射側
の戻り光を入射側付近まで導いてその終端で検出する工
程と、検出された信号を一定時間保持する工程と、保持
された戻り光検出信号を、レーザ出力用制御部の出力指
令信号と照合して、出力指令信号が存在するのに戻り光
検出信号が存在しないときファイバが断線したと判定す
る工程とからなるYAGレーザ用ファイバの断線検出方
法である。
決するものであって、請求項1に係る発明は、YAGレ
ーザ用ファイバに入射するレーザ出力信号の有無と、フ
ァイバから出射するレーザ検出信号の有無とを照合する
ことでファイバの断線を検出する方法において、出射側
の戻り光を入射側付近まで導いてその終端で検出する工
程と、検出された信号を一定時間保持する工程と、保持
された戻り光検出信号を、レーザ出力用制御部の出力指
令信号と照合して、出力指令信号が存在するのに戻り光
検出信号が存在しないときファイバが断線したと判定す
る工程とからなるYAGレーザ用ファイバの断線検出方
法である。
【0011】請求項2に係る発明は、YAGレーザ用フ
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する方法において、出射側の戻り光
を入射側付近まで導いてその終端で検出する工程と、検
出された信号を一定時間保持する工程と、保持された戻
り光検出信号を、レーザ出力用制御部の出力指令信号と
照合して、出力指令信号が存在するのに戻り光検出信号
が存在しないときファイバが断線したと判定する工程
と、出力指令信号が存在しないのに戻り光検出信号が存
在するときその戻り光が外乱光であると判定する工程と
からなるYAGレーザ用ファイバの断線検出方法であ
る。
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する方法において、出射側の戻り光
を入射側付近まで導いてその終端で検出する工程と、検
出された信号を一定時間保持する工程と、保持された戻
り光検出信号を、レーザ出力用制御部の出力指令信号と
照合して、出力指令信号が存在するのに戻り光検出信号
が存在しないときファイバが断線したと判定する工程
と、出力指令信号が存在しないのに戻り光検出信号が存
在するときその戻り光が外乱光であると判定する工程と
からなるYAGレーザ用ファイバの断線検出方法であ
る。
【0012】請求項3に係る発明は、YAGレーザ用フ
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する方法において、出射側の戻り光
を入射側付近まで導いてその終端で検出する工程と、検
出された信号を一定時間保持する工程と、保持された戻
り光検出信号を、レーザ出力用制御部の出力指令信号と
照合して、出力指令信号が存在するのに戻り光検出信号
が存在しないときファイバが断線したと判定する工程
と、出力指令信号が存在しないのに戻り光検出信号が存
在するときその戻り光が外乱光であると判定する工程
と、外乱光の判定に基づいて、戻り光検出信号が存在し
なくなるまでその検出感度を下げる調整工程とからなる
YAGレーザ用ファイバの断線検出方法である。
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する方法において、出射側の戻り光
を入射側付近まで導いてその終端で検出する工程と、検
出された信号を一定時間保持する工程と、保持された戻
り光検出信号を、レーザ出力用制御部の出力指令信号と
照合して、出力指令信号が存在するのに戻り光検出信号
が存在しないときファイバが断線したと判定する工程
と、出力指令信号が存在しないのに戻り光検出信号が存
在するときその戻り光が外乱光であると判定する工程
と、外乱光の判定に基づいて、戻り光検出信号が存在し
なくなるまでその検出感度を下げる調整工程とからなる
YAGレーザ用ファイバの断線検出方法である。
【0013】請求項4に係る発明は、YAGレーザ用フ
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する装置において、出射側の戻り光
を入射側付近まで導く手段と、導かれた戻り光を入射側
付近で検出する手段と、検出された信号を一定時間保持
する手段と、保持された戻り光検出信号を、レーザ出力
用制御部の出力指令信号と照合して、出力指令信号が存
在するのに戻り光検出信号が存在しないときファイバが
断線したと判定する手段とを備えているYAGレーザ用
ファイバの断線検出装置である。
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する装置において、出射側の戻り光
を入射側付近まで導く手段と、導かれた戻り光を入射側
付近で検出する手段と、検出された信号を一定時間保持
する手段と、保持された戻り光検出信号を、レーザ出力
用制御部の出力指令信号と照合して、出力指令信号が存
在するのに戻り光検出信号が存在しないときファイバが
断線したと判定する手段とを備えているYAGレーザ用
ファイバの断線検出装置である。
【0014】請求項5に係る発明は、YAGレーザ用フ
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する装置において、出射側の戻り光
を入射側付近まで導く手段と、導かれた戻り光を入射側
付近で検出する手段と、検出された信号を一定時間保持
する手段と、保持された戻り光検出信号を、レーザ出力
用制御部の出力指令信号と照合して、出力指令信号が存
在するのに戻り光検出信号が存在しないときファイバが
断線したと判定する手段と、出力指令信号が存在しない
のに戻り光検出信号が存在するときその戻り光が外乱光
であると判定する手段とを備えているYAGレーザ用フ
ァイバの断線検出装置である。
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する装置において、出射側の戻り光
を入射側付近まで導く手段と、導かれた戻り光を入射側
付近で検出する手段と、検出された信号を一定時間保持
する手段と、保持された戻り光検出信号を、レーザ出力
用制御部の出力指令信号と照合して、出力指令信号が存
在するのに戻り光検出信号が存在しないときファイバが
断線したと判定する手段と、出力指令信号が存在しない
のに戻り光検出信号が存在するときその戻り光が外乱光
であると判定する手段とを備えているYAGレーザ用フ
ァイバの断線検出装置である。
【0015】請求項6に係る発明は、YAGレーザ用フ
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する装置において、出射側の戻り光
を入射側付近まで導く手段と、導かれた戻り光を入射側
付近で検出する手段と、検出された信号を一定時間保持
する手段と、保持された戻り光検出信号を、レーザ出力
用制御部の出力指令信号と照合して、出力指令信号が存
在するのに戻り光検出信号が存在しないときファイバが
断線したと判定する手段と、出力指令信号が存在しない
のに戻り光検出信号が存在するときその戻り光が外乱光
であると判定する手段と、外乱光の判定に基づいて、戻
り光検出信号が存在しなくなるまでその検出感度を下げ
る調整手段とを備えているYAGレーザ用ファイバの断
線検出装置である。
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する装置において、出射側の戻り光
を入射側付近まで導く手段と、導かれた戻り光を入射側
付近で検出する手段と、検出された信号を一定時間保持
する手段と、保持された戻り光検出信号を、レーザ出力
用制御部の出力指令信号と照合して、出力指令信号が存
在するのに戻り光検出信号が存在しないときファイバが
断線したと判定する手段と、出力指令信号が存在しない
のに戻り光検出信号が存在するときその戻り光が外乱光
であると判定する手段と、外乱光の判定に基づいて、戻
り光検出信号が存在しなくなるまでその検出感度を下げ
る調整手段とを備えているYAGレーザ用ファイバの断
線検出装置である。
【0016】請求項7に係る発明は、YAGレーザ用フ
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する装置において、出射側の戻り光
を入射側まで導く戻り光ファイバと、戻り光ファイバの
終端で戻り光を検出する光電検出器と、光電検出器の出
力信号を一定時間保持する信号保持回路と、信号保持回
路から出力される戻り光検出信号とレーザ出力用制御部
の出力指令信号とを照合して、出力指令信号が存在する
のに戻り光検出信号が存在しないときファイバが断線し
たと判定する断線判定器とを備えているYAGレーザ用
ファイバの断線検出装置である。
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する装置において、出射側の戻り光
を入射側まで導く戻り光ファイバと、戻り光ファイバの
終端で戻り光を検出する光電検出器と、光電検出器の出
力信号を一定時間保持する信号保持回路と、信号保持回
路から出力される戻り光検出信号とレーザ出力用制御部
の出力指令信号とを照合して、出力指令信号が存在する
のに戻り光検出信号が存在しないときファイバが断線し
たと判定する断線判定器とを備えているYAGレーザ用
ファイバの断線検出装置である。
【0017】請求項8に係る発明は、YAGレーザ用フ
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する装置において、出射側の戻り光
を入射側まで導く戻り光ファイバと、戻り光ファイバの
終端で戻り光を検出する光電検出器と、光電検出器の出
力信号を一定時間保持する信号保持回路と、信号保持回
路から出力される戻り光検出信号とレーザ出力用制御部
の出力指令信号とを照合して、出力指令信号が存在する
のに戻り光検出信号が存在しないときファイバが断線し
たと判定する断線判定器と、出力指令信号が存在しない
のに戻り光検出信号が存在するときその戻り光が外乱光
であると判定する外乱光判定器とを備えているYAGレ
ーザ用ファイバの断線検出装置である。
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する装置において、出射側の戻り光
を入射側まで導く戻り光ファイバと、戻り光ファイバの
終端で戻り光を検出する光電検出器と、光電検出器の出
力信号を一定時間保持する信号保持回路と、信号保持回
路から出力される戻り光検出信号とレーザ出力用制御部
の出力指令信号とを照合して、出力指令信号が存在する
のに戻り光検出信号が存在しないときファイバが断線し
たと判定する断線判定器と、出力指令信号が存在しない
のに戻り光検出信号が存在するときその戻り光が外乱光
であると判定する外乱光判定器とを備えているYAGレ
ーザ用ファイバの断線検出装置である。
【0018】請求項9に係る発明は、YAGレーザ用フ
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する装置において、出射側の戻り光
を入射側まで導く戻り光ファイバと、戻り光ファイバの
終端で戻り光を検出する光電検出器と、光電検出器の出
力信号を一定時間保持する信号保持回路と、信号保持回
路から出力される戻り光検出信号とレーザ出力用制御部
の出力指令信号とを照合して、出力指令信号が存在する
のに戻り光検出信号が存在しないときファイバが断線し
たと判定する断線判定器と、出力指令信号が存在しない
のに戻り光検出信号が存在するときその戻り光が外乱光
であると判定する外乱光判定器と、外乱光の判定に基づ
いて、戻り光検出信号が存在しなくなるまでその検出感
度を下げる感度調整器とを備えているYAGレーザ用フ
ァイバの断線検出装置である。
ァイバに入射するレーザ出力信号の有無と、ファイバか
ら出射するレーザ検出信号の有無とを照合することでフ
ァイバの断線を検出する装置において、出射側の戻り光
を入射側まで導く戻り光ファイバと、戻り光ファイバの
終端で戻り光を検出する光電検出器と、光電検出器の出
力信号を一定時間保持する信号保持回路と、信号保持回
路から出力される戻り光検出信号とレーザ出力用制御部
の出力指令信号とを照合して、出力指令信号が存在する
のに戻り光検出信号が存在しないときファイバが断線し
たと判定する断線判定器と、出力指令信号が存在しない
のに戻り光検出信号が存在するときその戻り光が外乱光
であると判定する外乱光判定器と、外乱光の判定に基づ
いて、戻り光検出信号が存在しなくなるまでその検出感
度を下げる感度調整器とを備えているYAGレーザ用フ
ァイバの断線検出装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照して説明する。図1は、この発明によるYAGレー
ザ用ファイバの断線検出装置の一実施の形態を適用した
レーザ加工機の一例を示すブロック図であり、このレー
ザ加工機10は、レーザ発振器20で発振させたレーザ
光をファイバ40を経て出射光学系50からワーク60
に照射することで、ワーク60を加工するようになった
ものである。
参照して説明する。図1は、この発明によるYAGレー
ザ用ファイバの断線検出装置の一実施の形態を適用した
レーザ加工機の一例を示すブロック図であり、このレー
ザ加工機10は、レーザ発振器20で発振させたレーザ
光をファイバ40を経て出射光学系50からワーク60
に照射することで、ワーク60を加工するようになった
ものである。
【0020】レーザ発振器20は、レーザ出力用制御装
置21からの電力供給指令信号に応答して、電源部22
からランプ23に電力を供給してランプ23の光をYA
Gロッド24に当てると、リヤミラー25と出力ミラー
26との間で共振してレーザ光が発生する。この状態
で、レーザ出力用制御装置21からのシャッタ開指令信
号に応答して、シャッタソレノイド27を作動させてシ
ャッタ28を開けると、レーザ光が出力され、そのレー
ザ光は集光レンズ29により集光されてファイバ40の
一端に入射される。入射したレーザ光はファイバ40を
通ってその他端から出射される。出射したレーザ光は、
出射光学系50を構成するコリメータレンズ51、集光
レンズ52を通ってワーク60に照射されるようになっ
ている。また、リヤミラー25の背後にはパワーモニタ
31が設けてある。
置21からの電力供給指令信号に応答して、電源部22
からランプ23に電力を供給してランプ23の光をYA
Gロッド24に当てると、リヤミラー25と出力ミラー
26との間で共振してレーザ光が発生する。この状態
で、レーザ出力用制御装置21からのシャッタ開指令信
号に応答して、シャッタソレノイド27を作動させてシ
ャッタ28を開けると、レーザ光が出力され、そのレー
ザ光は集光レンズ29により集光されてファイバ40の
一端に入射される。入射したレーザ光はファイバ40を
通ってその他端から出射される。出射したレーザ光は、
出射光学系50を構成するコリメータレンズ51、集光
レンズ52を通ってワーク60に照射されるようになっ
ている。また、リヤミラー25の背後にはパワーモニタ
31が設けてある。
【0021】このようなレーザ加工機10に適用された
YAGレーザ用ファイバの断線検出装置1は、ファイバ
40に隣り合って配置された戻り光ファイバ2を備えて
いる。戻り光ファイバ2は、その一端がファイバ40の
出射端に隣接して配置され、出射光学系50のコリメー
タレンズ51やワーク60から戻ってきた光を検出し
て、その戻り光をレーザ発振器20まで導くようになっ
ている。
YAGレーザ用ファイバの断線検出装置1は、ファイバ
40に隣り合って配置された戻り光ファイバ2を備えて
いる。戻り光ファイバ2は、その一端がファイバ40の
出射端に隣接して配置され、出射光学系50のコリメー
タレンズ51やワーク60から戻ってきた光を検出し
て、その戻り光をレーザ発振器20まで導くようになっ
ている。
【0022】このように、ファイバ40に隣り合って戻
り光ファイバ2を配置し、とくに戻り光ファイバ2の一
端をファイバ40の出射端に隣接して配置することによ
り、従来のようにファイバ40の出射端付近に検出器を
設置する場合に比べて、戻り光ファイバ2を設置するの
に必要な設置スペースは小さくなる。その結果、出射光
学系50の寸法を小さくできるため、レーザ加工ヘッド
を小さくコンパクトに構成することができ、したがって
さまざまなワーク60に対応することができる。
り光ファイバ2を配置し、とくに戻り光ファイバ2の一
端をファイバ40の出射端に隣接して配置することによ
り、従来のようにファイバ40の出射端付近に検出器を
設置する場合に比べて、戻り光ファイバ2を設置するの
に必要な設置スペースは小さくなる。その結果、出射光
学系50の寸法を小さくできるため、レーザ加工ヘッド
を小さくコンパクトに構成することができ、したがって
さまざまなワーク60に対応することができる。
【0023】レーザ発振器20まで導かれた戻り光ファ
イバ2の他端には、フォトダイオード等を用いた光電検
出器3が配置され、光電検出器3によって戻り光は電気
信号に変換される。そして、光電検出器3の検出信号は
信号保持回路4に入力されて、図2に示すように、微小
時間幅の信号であっても一定時間幅の信号に変換され、
信号保持回路4から出力される一定時間幅の戻り光検出
信号がレーザ出力用制御装置21に入力されるようにな
っている。
イバ2の他端には、フォトダイオード等を用いた光電検
出器3が配置され、光電検出器3によって戻り光は電気
信号に変換される。そして、光電検出器3の検出信号は
信号保持回路4に入力されて、図2に示すように、微小
時間幅の信号であっても一定時間幅の信号に変換され、
信号保持回路4から出力される一定時間幅の戻り光検出
信号がレーザ出力用制御装置21に入力されるようにな
っている。
【0024】このように、光電検出器3は、出射光学系
50を備えたレーザ加工ヘッドに比べてスペースに余裕
のあるレーザ発振器20に設置されるため、光電検出器
3の設置が容易である。
50を備えたレーザ加工ヘッドに比べてスペースに余裕
のあるレーザ発振器20に設置されるため、光電検出器
3の設置が容易である。
【0025】また、光電検出器3をレーザ発振器20内
に配置してあるため、光電検出器3で戻り光から変換さ
れた電気信号が(信号保持回路4を介して)レーザ出力
用制御装置21に入力されるまでに要する信号線の長さ
が短く、そのため、ノイズにより誤動作を起こすおそれ
がない。
に配置してあるため、光電検出器3で戻り光から変換さ
れた電気信号が(信号保持回路4を介して)レーザ出力
用制御装置21に入力されるまでに要する信号線の長さ
が短く、そのため、ノイズにより誤動作を起こすおそれ
がない。
【0026】レーザ出力用制御装置21には断線判定器
5が設けられ、断線判定器5は、信号保持回路4から出
力される戻り光検出信号と、レーザ出力用制御装置21
から出力される出力指令信号(電力供給指令信号および
シャッタ開指令信号)とを照合して、出力指令信号が存
在するのに戻り光検出信号が存在しないときファイバ4
0が断線したと判定するようになっている。
5が設けられ、断線判定器5は、信号保持回路4から出
力される戻り光検出信号と、レーザ出力用制御装置21
から出力される出力指令信号(電力供給指令信号および
シャッタ開指令信号)とを照合して、出力指令信号が存
在するのに戻り光検出信号が存在しないときファイバ4
0が断線したと判定するようになっている。
【0027】電力供給指令信号やシャッタ開指令信号を
出力してランプ23やシャッタ28を制御しているのは
レーザ出力用制御装置21のCPUの機能である。一
方、断線判定器5がファイバの断線を判定するのもレー
ザ出力用制御装置21のCPUの機能である。一般に、
CPUは信号を常時監視しているわけにはいかず、大部
分は他の処理をしている。そのため、微小時間幅の信号
が入力されても、その信号を取りこぼすことが多々あ
る。ところが、光電検出器3の検出信号は微小時間幅の
信号であっても、信号保持回路4で一定時間幅の信号に
変換された戻り光検出信号がレーザ出力用制御装置21
に入力されるため、CPUはその信号を確実に認識する
ことができ、その結果、断線判定器5が、戻り光検出信
号のタイミングと出力指令信号のタイミングとのずれに
より誤動作を起こすおそれがない。
出力してランプ23やシャッタ28を制御しているのは
レーザ出力用制御装置21のCPUの機能である。一
方、断線判定器5がファイバの断線を判定するのもレー
ザ出力用制御装置21のCPUの機能である。一般に、
CPUは信号を常時監視しているわけにはいかず、大部
分は他の処理をしている。そのため、微小時間幅の信号
が入力されても、その信号を取りこぼすことが多々あ
る。ところが、光電検出器3の検出信号は微小時間幅の
信号であっても、信号保持回路4で一定時間幅の信号に
変換された戻り光検出信号がレーザ出力用制御装置21
に入力されるため、CPUはその信号を確実に認識する
ことができ、その結果、断線判定器5が、戻り光検出信
号のタイミングと出力指令信号のタイミングとのずれに
より誤動作を起こすおそれがない。
【0028】次に、上記の実施の形態の作用について説
明する。レーザ出力用制御装置21が出力指令信号(電
力供給指令信号およびシャッタ開指令信号)を出力する
ことにより、レーザ発振器20で発振させたレーザ光を
ファイバ40を経て出射光学系50からワーク60に照
射することで、ワーク60の加工が行われる。この加工
中は、戻り光ファイバ2に導かれた戻り光が光電検出器
3および信号保持回路4を介して戻り光検出信号となっ
て断線判定器5に入力されるから、断線判定器5は、こ
の戻り光検出信号と出力指令信号とが両方とも存在して
いることを確認することによって、ファイバ40は断線
していないと判定している。
明する。レーザ出力用制御装置21が出力指令信号(電
力供給指令信号およびシャッタ開指令信号)を出力する
ことにより、レーザ発振器20で発振させたレーザ光を
ファイバ40を経て出射光学系50からワーク60に照
射することで、ワーク60の加工が行われる。この加工
中は、戻り光ファイバ2に導かれた戻り光が光電検出器
3および信号保持回路4を介して戻り光検出信号となっ
て断線判定器5に入力されるから、断線判定器5は、こ
の戻り光検出信号と出力指令信号とが両方とも存在して
いることを確認することによって、ファイバ40は断線
していないと判定している。
【0029】ところが、加工途中でファイバ40が断線
すると、ファイバ40の入射端にレーザ光が入射される
ことは変わらないのに、ファイバ40の出射端からはレ
ーザ光が出射されなくなるため、出射光学系50からの
戻り光もなくなり、その結果戻り光検出信号も存在しな
くなる。この状態が一定時間持続すると、断線判定器5
はファイバ40が断線したと判定する。そして、この判
定に基づいてレーザ発振器20の作動が停止されること
で、ファイバ40の断線箇所から人体に有害なパワーの
高いレーザ光が漏れだしてしまう危険が未然に防止され
ることとなる。
すると、ファイバ40の入射端にレーザ光が入射される
ことは変わらないのに、ファイバ40の出射端からはレ
ーザ光が出射されなくなるため、出射光学系50からの
戻り光もなくなり、その結果戻り光検出信号も存在しな
くなる。この状態が一定時間持続すると、断線判定器5
はファイバ40が断線したと判定する。そして、この判
定に基づいてレーザ発振器20の作動が停止されること
で、ファイバ40の断線箇所から人体に有害なパワーの
高いレーザ光が漏れだしてしまう危険が未然に防止され
ることとなる。
【0030】図3は、この発明によるYAGレーザ用フ
ァイバの断線検出装置の他の実施の形態を適用したレー
ザ加工機の一例を示すブロック図であり、このレーザ加
工機は、図1に示すレーザ加工機10と同様のものであ
り、また、このYAGレーザ用ファイバの断線検出装置
も、図1に示すYAGレーザ用ファイバの断線検出装置
1と同様のものであるので、それぞれ同一の符号を付け
て示す。
ァイバの断線検出装置の他の実施の形態を適用したレー
ザ加工機の一例を示すブロック図であり、このレーザ加
工機は、図1に示すレーザ加工機10と同様のものであ
り、また、このYAGレーザ用ファイバの断線検出装置
も、図1に示すYAGレーザ用ファイバの断線検出装置
1と同様のものであるので、それぞれ同一の符号を付け
て示す。
【0031】図1のものとの相違点は、レーザ出力用制
御装置21のCPUの機能として、ファイバの断線を判
定する断線判定器5の機能の他に、外乱光による検出異
常を判定する外乱光判定器6の機能を備えていることで
ある。すなわち、外乱光判定器6は、信号保持回路4か
ら出力される戻り光検出信号と、レーザ出力用制御装置
21から出力される出力指令信号とを照合して、出力指
令信号が存在しないのに戻り光検出信号が存在すると
き、その戻り光が外乱光であると判定するようになって
いる。
御装置21のCPUの機能として、ファイバの断線を判
定する断線判定器5の機能の他に、外乱光による検出異
常を判定する外乱光判定器6の機能を備えていることで
ある。すなわち、外乱光判定器6は、信号保持回路4か
ら出力される戻り光検出信号と、レーザ出力用制御装置
21から出力される出力指令信号とを照合して、出力指
令信号が存在しないのに戻り光検出信号が存在すると
き、その戻り光が外乱光であると判定するようになって
いる。
【0032】レーザ発振器20が作動していない状態で
は、レーザ出力用制御装置21から出力される出力指令
信号も、信号保持回路4から出力される戻り光検出信号
も、いずれも存在していない。この状態で、例えば、レ
ーザ加工機10の設置環境に隣接するTIG溶接(タン
グステンイナートガスアーク溶接)からのアーク光等の
何らかの外乱光が、戻り光ファイバ2に導入されると、
その外乱光は光電検出器3で検出され、信号保持回路4
を介してレーザ出力用制御装置21に入力されてしま
う。
は、レーザ出力用制御装置21から出力される出力指令
信号も、信号保持回路4から出力される戻り光検出信号
も、いずれも存在していない。この状態で、例えば、レ
ーザ加工機10の設置環境に隣接するTIG溶接(タン
グステンイナートガスアーク溶接)からのアーク光等の
何らかの外乱光が、戻り光ファイバ2に導入されると、
その外乱光は光電検出器3で検出され、信号保持回路4
を介してレーザ出力用制御装置21に入力されてしま
う。
【0033】このような環境で、レーザ発振器20を作
動してレーザ光を発生させた場合、仮にファイバ40が
断線しても、外乱光が戻り光ファイバ2に導入されるこ
とによって、断線判定器5はファイバが断線したことを
判定することができない。その結果、レーザ発振器20
はレーザ光を発生させ続け、ファイバ40の断線箇所か
ら光が漏れだし、非常に危険な状態に陥ってしまう。
動してレーザ光を発生させた場合、仮にファイバ40が
断線しても、外乱光が戻り光ファイバ2に導入されるこ
とによって、断線判定器5はファイバが断線したことを
判定することができない。その結果、レーザ発振器20
はレーザ光を発生させ続け、ファイバ40の断線箇所か
ら光が漏れだし、非常に危険な状態に陥ってしまう。
【0034】このような不都合を解消するものが外乱光
判定器6であり、前記のように、レーザ発振器20が作
動していない状態で外乱光が戻り光ファイバ2に導入さ
れた場合、レーザ出力用制御装置21から出力される出
力指令信号が存在しないのに、信号保持回路4から出力
される戻り光検出信号が存在することとなるため、この
状態が一定時間持続すると、その戻り光が外乱光である
と判定するのである。そして、この判定に基づいてレー
ザ発振器20を作動不能にする。
判定器6であり、前記のように、レーザ発振器20が作
動していない状態で外乱光が戻り光ファイバ2に導入さ
れた場合、レーザ出力用制御装置21から出力される出
力指令信号が存在しないのに、信号保持回路4から出力
される戻り光検出信号が存在することとなるため、この
状態が一定時間持続すると、その戻り光が外乱光である
と判定するのである。そして、この判定に基づいてレー
ザ発振器20を作動不能にする。
【0035】このようにして外乱光判定器6が外乱光に
よる検出異常を判定すると、適宜のアラームを発生して
オペレータに知らせ、オペレータはアラームを認識する
ことにより、付近のTIG溶接等を遠ざけたり、遮光す
るなりして対策を講じる。このような対策が行われては
じめて、レーザ発振器20の作動不能状態を解除するこ
とで、外乱光による誤った戻り光検出動作に起因して断
線判定器5が判定不能状態に陥る危険は回避される。そ
の結果、ファイバ40が断線している状態での危険なレ
ーザ出射は未然に防止されることとなる。
よる検出異常を判定すると、適宜のアラームを発生して
オペレータに知らせ、オペレータはアラームを認識する
ことにより、付近のTIG溶接等を遠ざけたり、遮光す
るなりして対策を講じる。このような対策が行われては
じめて、レーザ発振器20の作動不能状態を解除するこ
とで、外乱光による誤った戻り光検出動作に起因して断
線判定器5が判定不能状態に陥る危険は回避される。そ
の結果、ファイバ40が断線している状態での危険なレ
ーザ出射は未然に防止されることとなる。
【0036】図4は、この発明によるYAGレーザ用フ
ァイバの断線検出装置のさらに他の実施の形態を適用し
たレーザ加工機の一例を示すブロック図であり、このレ
ーザ加工機は、図3に示すレーザ加工機10と同様のも
のであり、また、このYAGレーザ用ファイバの断線検
出装置も、図3に示すYAGレーザ用ファイバの断線検
出装置1と同様のものであるので、それぞれ同一の符号
を付けて示す。
ァイバの断線検出装置のさらに他の実施の形態を適用し
たレーザ加工機の一例を示すブロック図であり、このレ
ーザ加工機は、図3に示すレーザ加工機10と同様のも
のであり、また、このYAGレーザ用ファイバの断線検
出装置も、図3に示すYAGレーザ用ファイバの断線検
出装置1と同様のものであるので、それぞれ同一の符号
を付けて示す。
【0037】図3のものとの相違点は、レーザ出力用制
御装置21のCPUの機能として、ファイバの断線を判
定する断線判定器5の機能、および、外乱光による検出
異常を判定する外乱光判定器6の機能の他に、検出異常
を判定したとき検出感度を下げる感度調整器7の機能を
備えていることである。すなわち、感度調整器7は、外
乱光判定器6が、信号保持回路4から出力される戻り光
検出信号と、レーザ出力用制御装置21から出力される
出力指令信号とを照合して、出力指令信号が存在しない
のに戻り光検出信号が存在することでその戻り光が外乱
光であると判定したとき、戻り光検出信号が存在しなく
なるまでその検出感度を下げるようになっている。
御装置21のCPUの機能として、ファイバの断線を判
定する断線判定器5の機能、および、外乱光による検出
異常を判定する外乱光判定器6の機能の他に、検出異常
を判定したとき検出感度を下げる感度調整器7の機能を
備えていることである。すなわち、感度調整器7は、外
乱光判定器6が、信号保持回路4から出力される戻り光
検出信号と、レーザ出力用制御装置21から出力される
出力指令信号とを照合して、出力指令信号が存在しない
のに戻り光検出信号が存在することでその戻り光が外乱
光であると判定したとき、戻り光検出信号が存在しなく
なるまでその検出感度を下げるようになっている。
【0038】この場合の検出感度は、光電検出器3また
は信号保持回路4自体の検出感度であってもよいが、両
者間に信号増幅器8を設けて、その信号増幅率(ゲイ
ン)を感度調整器7から自由に可変できるようにするこ
とが好ましい。
は信号保持回路4自体の検出感度であってもよいが、両
者間に信号増幅器8を設けて、その信号増幅率(ゲイ
ン)を感度調整器7から自由に可変できるようにするこ
とが好ましい。
【0039】レーザ発振器20が作動していない状態
で、例えば隣接するTIG溶接からのアーク光等の何ら
かの外乱光が戻り光ファイバ2に導入されることによっ
て、戻り光検出信号がレーザ出力用制御装置21に入力
された場合、外乱光判定器6が検出異常を判定するか
ら、これを受けて感度調整器7が、信号増幅器8のゲイ
ンを下げていき、戻り光検出信号が入力されなくなった
ときの値でゲインを固定する。
で、例えば隣接するTIG溶接からのアーク光等の何ら
かの外乱光が戻り光ファイバ2に導入されることによっ
て、戻り光検出信号がレーザ出力用制御装置21に入力
された場合、外乱光判定器6が検出異常を判定するか
ら、これを受けて感度調整器7が、信号増幅器8のゲイ
ンを下げていき、戻り光検出信号が入力されなくなった
ときの値でゲインを固定する。
【0040】このように、強い外乱光に合わせて信号増
幅器8のゲイン調整を自動的に行なって、戻り光検出信
号の検出感度を調整することで、外乱光による誤った戻
り光検出動作は回避される。その結果、ファイバ40が
断線している状態での危険なレーザ出射は未然に防止さ
れることとなる。ただし、ゲインの調整範囲を超えても
戻り光検出信号がレーザ出力用制御装置21に入力され
続けるときは、レーザ発振器20を作動不能にする。
幅器8のゲイン調整を自動的に行なって、戻り光検出信
号の検出感度を調整することで、外乱光による誤った戻
り光検出動作は回避される。その結果、ファイバ40が
断線している状態での危険なレーザ出射は未然に防止さ
れることとなる。ただし、ゲインの調整範囲を超えても
戻り光検出信号がレーザ出力用制御装置21に入力され
続けるときは、レーザ発振器20を作動不能にする。
【0041】なお、上記の実施の形態では、レーザ出力
用制御装置21から出力される出力指令信号として、ラ
ンプ23の電源部22への電力供給指令信号と、シャッ
タ28のソレノイド27へのシャッタ開指令信号とを例
示したが、これに限定するものでなく、例えば、電力供
給指令信号に代えて、パワーモニタ31が出力している
信号でもよく、また、シャッタ開指令信号に代えて、シ
ャッタ開状態を確認するリミットスイッチ等の信号でも
よい。
用制御装置21から出力される出力指令信号として、ラ
ンプ23の電源部22への電力供給指令信号と、シャッ
タ28のソレノイド27へのシャッタ開指令信号とを例
示したが、これに限定するものでなく、例えば、電力供
給指令信号に代えて、パワーモニタ31が出力している
信号でもよく、また、シャッタ開指令信号に代えて、シ
ャッタ開状態を確認するリミットスイッチ等の信号でも
よい。
【0042】
【発明の効果】以上に述べたことから明らかなように、
この発明によれば、出射側の戻り光を入射側まで導いた
うえで検出するため、検出器を取り付ける設置スペース
に余裕があり、そのため検出器の取付が容易である。ま
た、検出器の出力信号は入射側で断線判定器に適用され
るため、検出器の信号線を引き回す必要がなく、そのた
めノイズによる誤動作を起こすおそれがない。また、検
出器の出力信号は信号保持回路を介して断線判定器に適
用されるため、検出器の出力信号の発生タイミングとの
間では、レーザ出力用制御部の出力指令信号の発生タイ
ミングにずれがあっても、信号保持回路から出力される
戻り光検出信号との間ではずれが解消され、そのため、
照合する信号どうしの発生タイミングのずれによる誤動
作を起こすおそれがないという効果がある。
この発明によれば、出射側の戻り光を入射側まで導いた
うえで検出するため、検出器を取り付ける設置スペース
に余裕があり、そのため検出器の取付が容易である。ま
た、検出器の出力信号は入射側で断線判定器に適用され
るため、検出器の信号線を引き回す必要がなく、そのた
めノイズによる誤動作を起こすおそれがない。また、検
出器の出力信号は信号保持回路を介して断線判定器に適
用されるため、検出器の出力信号の発生タイミングとの
間では、レーザ出力用制御部の出力指令信号の発生タイ
ミングにずれがあっても、信号保持回路から出力される
戻り光検出信号との間ではずれが解消され、そのため、
照合する信号どうしの発生タイミングのずれによる誤動
作を起こすおそれがないという効果がある。
【図1】YAGレーザ用ファイバの断線検出装置の一実
施の形態を適用したレーザ加工機の一例を示すブロック
図である。
施の形態を適用したレーザ加工機の一例を示すブロック
図である。
【図2】図1のものの信号保持回路の動作原理を示すタ
イムチャートである。
イムチャートである。
【図3】YAGレーザ用ファイバの断線検出装置の他の
実施の形態を適用したレーザ加工機の一例を示すブロッ
ク図である。
実施の形態を適用したレーザ加工機の一例を示すブロッ
ク図である。
【図4】YAGレーザ用ファイバの断線検出装置のさら
に他の実施の形態を適用したレーザ加工機の一例を示す
ブロック図である。
に他の実施の形態を適用したレーザ加工機の一例を示す
ブロック図である。
【図5】従来のファイバ断線検出装置の一例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図6】従来のファイバ断線検出装置の他の例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1 YAGレーザ用ファイバの断線検出装置 2 戻り光ファイバ 3 光電検出器 4 信号保持回路 5 断線判定器 6 外乱光判定器 7 感度調整器 8 信号増幅器 10 レーザ加工機 20 レーザ発振器 21 レーザ出力用制御装置 22 電源部 23 ランプ 24 YAGロッド 25 リヤミラー 26 出力ミラー 27 シャッタソレノイド 28 シャッタ 29 集光レンズ 30 共振器 31 パワーモニタ 40 ファイバ 50 出射光学系 51 コリメータレンズ 52 集光レンズ 60 ワーク
Claims (9)
- 【請求項1】 YAGレーザ用ファイバに入射するレー
ザ出力信号の有無と、ファイバから出射するレーザ検出
信号の有無とを照合することでファイバの断線を検出す
る方法において、 出射側の戻り光を入射側付近まで導いてその終端で検出
する工程と、 検出された信号を一定時間保持する工程と、 保持された戻り光検出信号を、レーザ出力用制御部の出
力指令信号と照合して、出力指令信号が存在するのに戻
り光検出信号が存在しないときファイバが断線したと判
定する工程と、からなることを特徴とするYAGレーザ
用ファイバの断線検出方法。 - 【請求項2】 YAGレーザ用ファイバに入射するレー
ザ出力信号の有無と、ファイバから出射するレーザ検出
信号の有無とを照合することでファイバの断線を検出す
る方法において、 出射側の戻り光を入射側付近まで導いてその終端で検出
する工程と、 検出された信号を一定時間保持する工程と、 保持された戻り光検出信号を、レーザ出力用制御部の出
力指令信号と照合して、出力指令信号が存在するのに戻
り光検出信号が存在しないときファイバが断線したと判
定する工程と、 出力指令信号が存在しないのに戻り光検出信号が存在す
るときその戻り光が外乱光であると判定する工程と、か
らなることを特徴とするYAGレーザ用ファイバの断線
検出方法。 - 【請求項3】 YAGレーザ用ファイバに入射するレー
ザ出力信号の有無と、ファイバから出射するレーザ検出
信号の有無とを照合することでファイバの断線を検出す
る方法において、 出射側の戻り光を入射側付近まで導いてその終端で検出
する工程と、 検出された信号を一定時間保持する工程と、 保持された戻り光検出信号を、レーザ出力用制御部の出
力指令信号と照合して、出力指令信号が存在するのに戻
り光検出信号が存在しないときファイバが断線したと判
定する工程と、 出力指令信号が存在しないのに戻り光検出信号が存在す
るときその戻り光が外乱光であると判定する工程と、 前記外乱光の判定に基づいて、戻り光検出信号が存在し
なくなるまでその検出感度を下げる調整工程と、からな
ることを特徴とするYAGレーザ用ファイバの断線検出
方法。 - 【請求項4】 YAGレーザ用ファイバに入射するレー
ザ出力信号の有無と、ファイバから出射するレーザ検出
信号の有無とを照合することでファイバの断線を検出す
る装置において、 出射側の戻り光を入射側付近まで導く手段と、 導かれた戻り光を入射側付近で検出する手段と、 検出された信号を一定時間保持する手段と、 保持された戻り光検出信号を、レーザ出力用制御部の出
力指令信号と照合して、出力指令信号が存在するのに戻
り光検出信号が存在しないときファイバが断線したと判
定する手段と、を備えていることを特徴とするYAGレ
ーザ用ファイバの断線検出装置。 - 【請求項5】 YAGレーザ用ファイバに入射するレー
ザ出力信号の有無と、ファイバから出射するレーザ検出
信号の有無とを照合することでファイバの断線を検出す
る装置において、 出射側の戻り光を入射側付近まで導く手段と、 導かれた戻り光を入射側付近で検出する手段と、 検出された信号を一定時間保持する手段と、 保持された戻り光検出信号を、レーザ出力用制御部の出
力指令信号と照合して、出力指令信号が存在するのに戻
り光検出信号が存在しないときファイバが断線したと判
定する手段と、 出力指令信号が存在しないのに戻り光検出信号が存在す
るときその戻り光が外乱光であると判定する手段と、 を備えていることを特徴とするYAGレーザ用ファイバ
の断線検出装置。 - 【請求項6】 YAGレーザ用ファイバに入射するレー
ザ出力信号の有無と、ファイバから出射するレーザ検出
信号の有無とを照合することでファイバの断線を検出す
る装置において、 出射側の戻り光を入射側付近まで導く手段と、 導かれた戻り光を入射側付近で検出する手段と、 検出された信号を一定時間保持する手段と、 保持された戻り光検出信号を、レーザ出力用制御部の出
力指令信号と照合して、出力指令信号が存在するのに戻
り光検出信号が存在しないときファイバが断線したと判
定する手段と、 出力指令信号が存在しないのに戻り光検出信号が存在す
るときその戻り光が外乱光であると判定する手段と、 前記外乱光の判定に基づいて、戻り光検出信号が存在し
なくなるまでその検出感度を下げる調整手段と、を備え
ていることを特徴とするYAGレーザ用ファイバの断線
検出装置。 - 【請求項7】 YAGレーザ用ファイバに入射するレー
ザ出力信号の有無と、ファイバから出射するレーザ検出
信号の有無とを照合することでファイバの断線を検出す
る装置において、 出射側の戻り光を入射側まで導く戻り光ファイバと、 戻り光ファイバの終端で戻り光を検出する光電検出器
と、 光電検出器の出力信号を一定時間保持する信号保持回路
と、 信号保持回路から出力される戻り光検出信号とレーザ出
力用制御部の出力指令信号とを照合して、出力指令信号
が存在するのに戻り光検出信号が存在しないときファイ
バが断線したと判定する断線判定器と、を備えているこ
とを特徴とするYAGレーザ用ファイバの断線検出装
置。 - 【請求項8】 YAGレーザ用ファイバに入射するレー
ザ出力信号の有無と、ファイバから出射するレーザ検出
信号の有無とを照合することでファイバの断線を検出す
る装置において、 出射側の戻り光を入射側まで導く戻り光ファイバと、 戻り光ファイバの終端で戻り光を検出する光電検出器
と、 光電検出器の出力信号を一定時間保持する信号保持回路
と、 信号保持回路から出力される戻り光検出信号とレーザ出
力用制御部の出力指令信号とを照合して、出力指令信号
が存在するのに戻り光検出信号が存在しないときファイ
バが断線したと判定する断線判定器と、 出力指令信号が存在しないのに戻り光検出信号が存在す
るときその戻り光が外乱光であると判定する外乱光判定
器と、を備えていることを特徴とするYAGレーザ用フ
ァイバの断線検出装置。 - 【請求項9】 YAGレーザ用ファイバに入射するレー
ザ出力信号の有無と、ファイバから出射するレーザ検出
信号の有無とを照合することでファイバの断線を検出す
る装置において、 出射側の戻り光を入射側まで導く戻り光ファイバと、 戻り光ファイバの終端で戻り光を検出する光電検出器
と、 光電検出器の出力信号を一定時間保持する信号保持回路
と、 信号保持回路から出力される戻り光検出信号とレーザ出
力用制御部の出力指令信号とを照合して、出力指令信号
が存在するのに戻り光検出信号が存在しないときファイ
バが断線したと判定する断線判定器と、 出力指令信号が存在しないのに戻り光検出信号が存在す
るときその戻り光が外乱光であると判定する外乱光判定
器と、 前記外乱光の判定に基づいて、戻り光検出信号が存在し
なくなるまでその検出感度を下げる感度調整器と、を備
えていることを特徴とするYAGレーザ用ファイバの断
線検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11126125A JP2000314673A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | Yagレーザ用ファイバの断線検出方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11126125A JP2000314673A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | Yagレーザ用ファイバの断線検出方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000314673A true JP2000314673A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14927285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11126125A Pending JP2000314673A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | Yagレーザ用ファイバの断線検出方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000314673A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105043726A (zh) * | 2015-09-15 | 2015-11-11 | 深圳市创鑫激光股份有限公司 | 一种用于检测自身回光对激光器影响的方法及检测设备 |
JP2018082045A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | ファナック株式会社 | レーザ装置 |
JP2020123704A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | ファナック株式会社 | レーザ制御装置、レーザ制御システム及びレーザ装置ならびにレーザ制御方法 |
-
1999
- 1999-05-06 JP JP11126125A patent/JP2000314673A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105043726A (zh) * | 2015-09-15 | 2015-11-11 | 深圳市创鑫激光股份有限公司 | 一种用于检测自身回光对激光器影响的方法及检测设备 |
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US10637205B2 (en) | 2016-11-16 | 2020-04-28 | Fanuc Corporation | Laser device |
JP2020123704A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | ファナック株式会社 | レーザ制御装置、レーザ制御システム及びレーザ装置ならびにレーザ制御方法 |
US11293835B2 (en) | 2019-01-31 | 2022-04-05 | Fanuc Corporation | Laser control device, laser control system, laser device, and laser control method |
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