JP2000314610A - 成形品の検査装置およびその検査方法 - Google Patents

成形品の検査装置およびその検査方法

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JP2000314610A JP11123152A JP12315299A JP2000314610A JP 2000314610 A JP2000314610 A JP 2000314610A JP 11123152 A JP11123152 A JP 11123152A JP 12315299 A JP12315299 A JP 12315299A JP 2000314610 A JP2000314610 A JP 2000314610A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被成形品の検査装置に於いて、バリや不良変
形部等の不良部を幾何学的に解析して微細部でも正確に
判定出来るようにすることにある。 【解決手段】 被検査成形品Sの基準位置Xから第1の
仮想境界位置Yと第2仮想境界位置Zを求め、基準位置
Xから第1及び第2仮想境界位置Y、Zまでの第1及び
第2距離を演算し、この第1及び第2距離の寸法の大き
さを設定値と対比して成形品の良否を判定する検査装置
及びその検査方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形品の成形バ
リ、成形不良および成形型ズレ等の成形品不良を判定す
る検査装置および検査方法に関する。特に、画像処理に
よる成形品のバリ、欠陥および成形型ズレによる成形品
の不良を検査判定する検査装置及び検査方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する先行技術として図21に
示す成形品のバリ検査機が存在する。この図21は、成
形品としてOリングのバリを検査する検査機の要部を示
すものである。図21において、被検査物であるOリン
グSは、ゴム等の成形材料を成形機により成形すること
によつて生産される。この生産工程において、被検査物
であるOリングSを成形型から離型する関係から、成形
型は分割型に構成されている。
【0003】この分割型で成形されるOリングSは、分
割型の分割面間(Oリングの径方向へ)にバリが発生す
る。このバリのうち内バリは、成形材料の充填の関係か
ら内面に大きく形成されるため、成形後の後工程である
仕上げ工程で切断されている。しかし、内周面に発生す
る欠陥等の成形不良はそのまま残存することになる。一
方、外バリは本来発生させないようにしているが、分割
面の摩耗や成形型の型ズレにより発生して成形品の不良
となることがある。また、上述のように型ズレにより不
良が発生することになる。このため、成形品の検査が必
要となる。
【0004】図21において、成形されたOリングS
は、コンベア80により移動供給されて撮影カメラ71
の真下にセットされる。このOリングSは、撮影カメラ
71に対して、平面状態にセットされた状態で撮影カメ
ラ71に設けられているセンサによりOリングに形成さ
れたバリBを検出する。そして、OリングSのバリがシ
ール機能上から問題にならない範囲内の長さであるか否
かを寸法測定し、合否を判定するものである。
【0005】この合否の判定は、撮影カメラ71とOリ
ングSとの間の側方に配置されているスポット照明機6
5から0リングSに光を照射し、この照射した反射光を
撮影カメラ71に設けられているセンサを介して光電変
換し、これをコンピュータ72に設けられている演算回
路により演算してOリングSのバリBの平面上の形状を
表示画面73に投影する。そして、OリングSのバリB
がOリングSとしてのシール能力に問題があるか否かを
目視判定するものである。このコンピュータ72には表
示画面73が設けられており、この表示画面73にはバ
リBの輪郭が黒く平面的に表示される。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】図22に示す表示画面
73には、Oリングと分かり易くするために黒となる部
分を白くしたバリBとが一体になつて表示された実際の
例である。この表示画面73に表示された例から明らか
なように、実際には、OリングSとバリBとが共に黒く
表示されて区別が不明瞭となり、バリBの長さを正確に
判定することが困難になる。特に、バリBの長さがOリ
ングの周面に一定に形成されている場合には,Oリング
SとバリBとの区別が出来なくなり、バリBがあるOリ
ングSでも、バリBがないOリングとして判定されるこ
とになる。このため、バリBがある不良のOリングS
が、バリBが無いものとして良品に混入されて市場に発
送されることになる。
【0007】また、上型と下型との型ズレによるOリン
グSの断面円形不良の場合にも、型ズレによるOリング
Sの変形不良の部分が形状として検出されないので、不
良品として判定されること無く、次の工程に移動して良
品と一所に混入されることになる。さらに、OリングS
の内周面に成形上の欠陥部が発生しても、その大きさが
機能上問題となるか否か判定できないので、不良品であ
るかを判別することが困難になる。特に、小さい欠陥部
の場合には、問題があっても見逃されて良品と判定され
ることになる。
【0008】本発明は、上述のような問題点に鑑み成さ
れたものであって、その技術的課題は、バリの長さによ
る不良や型ズレにより形成された変形部分の不良、さら
には、成形による欠陥部の不良を正確に算定して成形品
の良否を判定することにある。
【0009】また、バリの長さ、欠陥部および変形部分
の大きさの良否を判定して成形工程における成形不良、
型締力および成形型の分割面の精度等を判定できるよう
にして成形機のチェックを出来るようにすることにあ
る。
【0010】更に、成形品の不良部分の大きさを算定し
て良否を判定する検査方法を見え出すことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたものであって、その技術的手段
は以下のように構成されている。
【0012】請求項1に係わる本発明の成形品の検査装
置は、環状をなす被検査成形品(S)の形状を検査する
検査装置であって、被検査成形品(S)を取り付けて回
動させる回動装置(6)と、回動装置(6)に取り付け
られた被検査成形品(S)の径方向から外周面または軸
方向から内周面に向けて配置されているとともにイメー
ジセンサ(4)を有する撮影カメラ(2)と、撮影カメ
ラ(2)の対向側に配置されて被検査成形品(S)の外
周面または内周面を撮影カメラ(2)側に照射する照明
装置(9)と、撮影カメラ(2)から入力の光電変換信
号を演算処理して被検査成形品(S)の外周面形状また
は内周面形状を判定する演算処理部(24)とを具備
し、演算処理部(24)は被検査成形品(S)の断面の
径方向中心線を通る外形の境界位置(X1)または被検
査成形品(S)の軸の中心位置(X2)である基準位置
(X)を求めるとともに基準位置(X)から被検査成形
品(S)の対象の検査位置を第1の仮想境界位置(Y)
として求め、且つ基準位置(X)から第1の仮想境界位
置(Y)の寸法と相違する位置を第2の仮想境界位置
(Z)として求め、基準位置(X)から第1の仮想境界
位置(Y)までの第1距離(L1、L3)と基準位置
(X)から第2の仮想境界位置(Z)までの第2距離
(L2、L4)を求めて第1距離(L1、L3)または
第2距離(L2、L4)の各値が設定値の範囲外のとき
不良と判定するものである。
【0013】請求項2に係わる本発明の成形品の検査装
置は、環状をなす被検査成形品(S)の形状を検査する
検査装置であって、被検査成形品(S)を取り付けて回
動させる回動装置(6)と、回動装置(6)に取り付け
られた被検査成形品(S)の外周面の接線方向で外周面
に向けて配置されているとともにイメージセンサ(4)
を有する撮影カメラ(2)と、撮影カメラ(2)の対向
側に配置されて被検査成形品(S)の外周面を撮影カメ
ラ(2)側に照射する照明装置(9)と、撮影カメラ
(2)から入力の光電変換信号を演算処理して被検査成
形品(S)の外周面形状を判定する演算処理部(24)
とを具備し、演算処理部(13)は被検査成形品(S)
の断面中心線を通る外形の境界位置(X1)を求めると
ともに中心線と直交する1方側の外形の半輪郭と半輪郭
と対応する被検査成形品(S)の全周輪郭とを同位置に
合わせて中心線と交差する位置を第1の仮想境界位置
(Y)として求め、且つ中心線と直交する他方側の外形
の半輪郭と半輪郭に対応する被検査成形品(S)の全周
輪郭とを同位置に合わせて中心線と交差する位置を第2
の仮想境界位置(Z)として求め、境界位置(X1)か
ら第1の仮想境界位置(Y)までの第1距離(L1)と
境界位置(X1)から第2の仮想境界位置(Z)までの
第2距離(L2)との各最大値を各対応設定値と比較し
て第1距離(L1)と第2距離(L2)とが各対応設定
値の範囲外のとき不良と判定するものである。
【0014】請求項3に係わる本発明の成形品の検査装
置は、環状をなす被検査成形品(S)の形状を検査する
検査装置であって、被検査成形品(S)を取り付けて回
動させる回動装置(6)と、回動装置(6)に取り付け
られた被検査成形品(S)の外周面の接線方向で外周面
に向けて配置されているとともにイメージセンサ(4)
を有する撮影カメラ(2)と、撮影カメラ(2)の対向
側に配置されて被検査成形品(S)の外周面を撮影カメ
ラ(2)側に照射する照明装置(9)と、撮影カメラ
(2)から入力の光電変換信号を演算処理して被検査成
形品(S)の外周面形状を判定する演算処理部(24)
とを具備し、演算処理部(24)は被検査成形品(S)
の断面中心線を通る外形の境界位置(X1)を求めると
ともに中心線と直交する1方側の外形の半輪郭と半輪郭
に対応する被検査成形品(S)の全周輪郭とを同位置に
合わせて中心線と交差する位置を第1の仮想境界位置
(Y)として求め、且つ中心線と直交する他方側の外形
の半輪郭と半輪郭に対応する被検査成形品(S)の全周
輪郭とを同位置に合わせて中心線と交差する位置を第2
の仮想境界位置(Z)として求め、境界位置(X1)か
ら第1の仮想境界位置(Y)までの第1距離(L1)と
境界位置(X1)から第2の仮想境界位置(Z)までの
第2距離(L2)を求めて境界位置(X1)から遠い第
1距離(L1)または第2距離(L2)の値から境界位
置(X1)に近い第2距離(L2)または第1距離(L
1)の値を差し引いた数字が設定値の範囲外のとき不良
と判定して判定した結果を選別機(31)の制御部(1
5)へ出力するものである。
【0015】請求項4に係わる本発明の成形品の検査装
置は、第1距離(L1)と第2距離(L2)とを被検査
成形品の周面に沿って複数箇所求め第1距離(L1)と
第2距離(L2)と対比して小さい値をバリ(B)と判
定するとともにバリ(B)の最大長さが設定値の値より
大きいとき第2順位の欠陥として判定するものである。
【0016】請求項5に係わる本発明の成形品の検査装
置は、環状をなす被検査成形品(S)の形状を検査する
検査装置であって、被検査成形品(S)を取り付けて回
動させる回動装置(6)と、回動装置(6)に取り付け
られた被検査成形品(S)の中心軸方向から内周面に向
けて配置されているとともにイメージセンサ(4)を有
する撮影カメラ(2)と、撮影カメラ(2)の対向側に
配置されて被検査成形品(S)の内周面を撮影カメラ
(2)側に照射する照明装置(9)と、撮影カメラ
(2)から入力の光電変換信号を演算処理して被検査成
形品(S)の内周面形状を判定する演算処理部(24)
とを具備し、演算処理部(24)は被検査成形品(S)
の内周面2点の境界位置を結ぶ仮想線の中心を通る垂直
線に内周面の半径を足して中心位置(X2)を求めると
ともに中心位置(X2)から内周面の境界である第1の
仮想境界位置(Y)までの第1距離(L3)を全周に沿
って求め、且つ中心位置(X2)から第1の仮想境界位
置(Y)までの距離のうち異常変形部の内周面の境界で
ある第2の仮想境界位置(Z)までの第2距離(L4)
を求め、第1距離(X1)及び第2距離(X2)が設定
値より大きいとき不良と判定するものである。
【0017】請求項6に係わる本発明の成形品の検査方
法は、環状を成す被検査成形品(S)の形状を検査する
検査方法であって、被検査成形品(S)を回動装置
(6)で回転しながら被検査成形品(S)の周面をイメ
ージセンサ(4)を有する撮影カメラ(4)で撮影し、
撮影カメラ(4)で撮影した光を光電変換信号に変えて
演算処理部(24)に入力し、演算処理部(24)で被
検査成形品(S)の外形の境界位置(X1)を求めると
共に被検査成形品(S)の断面の輪郭と被検査成形品
(S)の断面中心を通る中心線に対して中心線に直交す
る1方側の外形の半輪郭とを同位置に合わせて中心線と
交差する位置を第1の仮想境界位置(Y)として求め、
次に被検査成形品(S)の断面の輪郭と被検査成形品
(S)の断面の中心を通る中心線に対して中心線に直交
する他方側の外形の半輪郭とを同位置に合わせて中心線
と交差する位置を第2の仮想境界位置(Z)として求
め、境界位置(X1)から第1の仮想境界位置(Y)ま
での第1距離(L1)を求め、境界位置(X1)から第
2の仮想境界位置(Z)までの第2距離(L2)を求
め、境界位置(X)から近い距離(L1またはL2)の
値と遠い距離(L2またはL1)の値から近い距離(L
1またはL2)の値を引いた値の各最大値が前もつて入
力された対応設定値と対比して対応設定値より大きいと
きは不良品と判定するものである。
【0018】請求項7に係わる本発明の成形品の検査方
法は、境界位置(X)から近い第1距離(L1)または
第2距離(L2)の値をバリ(B)の長さと判定し、バ
リ(B)の長さが対応設定値と対比して対応接定値より
大きいとき第2順位の欠陥として判定するものである。
【0019】
【作用】本発明に係わる請求項1の成形品の検査装置
は、被検査成形品(S)を取り付けて回動させる回動装
置(6)を回転し、回動装置(6)に取り付けられた被
検査成形品(S)の内周面の軸方向または外周面の接線
方向に配置されているとともにイメージセンサ(4)を
有する撮影カメラ(2)で撮影する。この撮影カメラ
(2)は対向側に配置されて被検査成形品(S)の内周
面または外周面を撮影カメラ側に照射する照明装置(2
4)の光で被検査成形品(S)の透過、不透過による明
と暗との領域を明るさの変化量で求める。そして、撮影
カメラ(2)から入力の光電変換信号を演算処理部(2
4)で演算処理して被検査成形品(S)の内周面または
外周面形状を判定する。この判定時には被検査成形品
(S)の基準となる基準位置(X)を求めるとともに基
準位置(X)からの距離を測定し、この測定された寸法
のデータと演算処理部(24)に入力されているデータ
の設定値とを対比して演算し、設定値の範囲外の時は不
良と判定する。この判定は基準位置(X)を求めて基準
位置から寸法を測定して判定するため不良を正確に判定
することが可能になる。
【0020】本発明に係わる請求項2の成形品の検査装
置は、被検査成形品(S)を取り付けて回動させる回動
装置(6)を回転し、回動装置(6)に取り付けられた
被検査成形品(S)の外周面を外周面の接線方向に配置
されているとともにイメージセンサ(4)を有する撮影
カメラ(2)で撮影する。この撮影カメラ(2)は対向
側に配置されて被検査成形品(S)の外周面を撮影カメ
ラ側に照射する照明装置(24)の光で被検査成形品
(S)の透過、不透過による明と暗との領域を明るさの
変化量で求める。そして、撮影カメラ(2)から入力の
光電変換信号を演算処理部(24)で演算処理して被検
査成形品(S)の外周形状を判定する。この判定時に
は、演算処理部(24)へ出力する設定値を前もつて記
憶された設定器(25)からのデータを入力して対比す
る。この対比は、演算処理部(24)で被検査成形品
(S)の断面中心線を通る外方形状の境界位置(X1)
を求めるとともに中心線と直交する1方側の外形の半輪
郭と被検査成形品(S)の全周輪郭とを同位置に合わせ
て中心線と交差する位置を第1の仮想境界位置(Y)と
して求め、且つ中心線と直交する他方側の外形の半輪郭
と被検査成形品(S)の全周輪郭とを同位置に合わせて
中心線と交差する位置を第2の仮想境界位置(Z)とし
て求める。そして、境界位置(X1)から第1の仮想境
界位置(Y)までの第1距離(L1)と境界位置(X
1)から第2の仮想境界位置(Z)までの第2距離(L
2)との各最大値を前もって入力された各対応設定値と
比較して第1距離(L1)と第2距離(L2)とが各対
応設定値の範囲外のとき不良と判定するものである。
【0021】この場合の演算処理部が、被検査成形品
(S)の境界位置(X)からのバリ(S)と型ズレによ
る不良変形部(D)との総和の最大値が検査基準の設定
値より大きければ不良品と見なすものである。これは、
バリ(S)と不良変形部(D)とに限定せずにこの両者
の総和が検査基準以上になれば、例えば、Oリングの場
合シール能力に影響するからである。
【0022】本発明の請求項3に係わる成形品の検査装
置は、被検査成形品を回動装置に取り付けて回動しなが
ら被検査成形品の外周面をイメージセンサを有する撮影
カメラで撮影してその撮影データを光電変換信号に変換
する。この光電変換信号を演算処理装置で演算処理して
被検査成形品の外周面形状を判定する。この判定は、演
算処理部(24)により被検査成形品(S)の断面中心
線を通る外形の境界位置(X1)を求めるとともに中心
線と直交する1方側の外形の半輪郭と被検査成形品
(S)の全周輪郭とを同位置に合わせて中心線と交差す
る位置を第1の仮想境界位置(Y)として求め、且つ中
心線と直交する他方側の外形の半輪郭と被検査成形品
(S)の全周輪郭とを同位置に合わせて中心線と交差す
る位置を第2の仮想境界位置(X1)として求める。ま
た、境界位置(X1)から第1の仮想境界位置(Y)ま
での第1距離(L1)と、境界位置(X1)から第2の
仮想境界位置(Z)までの第2距離(L2)とを求めて
境界位置(X1)から遠い第1距離(L1)または第2
距離(L2)の値から境界位置(X1)に近い第2距離
(L2)または第1距離(L1)の値を差し引いた数字
が設定値より大きいとき不良と判定するものである。
【0023】これは型ズレ不良を先ず検査するものであ
る。、例えば、被検査成形品(S)がOリングの場合シ
ール能力に大きく影響するのは、分割面の型ズレによつ
て生ずる成形不良である。そして、バリ(B)が小さい
場合には型ズレ不良よりもシール能力として大きな問題
とならない。このため、第1に型ズレ不良を検査し、次
にバリ不良を検査する。そして、型ズレ不良が存在すれ
ば、バリ不良を検査するまでもなく被検査成形品(S)
として不合格となるからである。そして、この型ズレ不
良はシール能力としての根本問題なので判定結果を後工
程である選別機(31)の制御部(15)へ入力して良
品と不良品とを選別するものである。
【0024】請求項4に係わる本発明の成形品の検査装
置は、第1距離(L1)と第2距離(L2)とを被検査
成形品周面に沿って各々求めるとともに、第1距離(L
1)と第2距離(L2)とを対比して小さい値をバリ
(B)と判定する。このバリ(B)を欠陥の第2順位に
して判定する請求項2に記載のものである。これは、バ
リ(B)も機能としての欠陥として見逃すことが出来な
い場合である。
【0025】請求項5に係わる本発明の成形品の検査装
置は、被検査成形品(S)を回動装置(20)で回転し
ながら被検査成形品(S)の内周面をイメージセンサ
(4)を有する撮影カメラ(4)で撮影する。この撮影
の処理は、反対側に配置の照明装置(9)の照射する光
を受けた被検査成形品(S)の明暗を撮影カメラ(4)
で撮影し、この光を光電変換信号に変えて演算処理部
(24)に入力する。そして、演算処理部(24)で被
検査成形品(S)の内周面の境界位置の2点を結ぶ仮想
線の中心を通る垂直線から測定基準位置となる中心位置
(X)を求める。この中心位置(X)から被検査成形品
(S)の内周面を測定して内径寸法の不良誤差ととも
に、内周面に発生した欠陥を測定し、内径寸法及び欠陥
部が設定値の範囲外であれば不良とするものである。こ
のため、欠陥分を正確に測定することが可能になる。
【0026】請求項6に係わる本発明の成形品の検査方
法は、被検査成形品(S)を回動装置(20)で回転し
ながら被検査成形品(S)の外周面をイメージセンサ
(4)を有する撮影カメラ(4)で撮影する。この撮影
カメラ(4)で撮影した光を光電変換信号に変えて演算
処理部(24)に入力する。そして、演算処理部(2
4)で被検査成形品(S)の外形の境界位置(X1)を
求めると共に、被検査成形品(S)の断面の輪郭と被検
査成形品(S)の断面中心を通る中心線に対して中心線
に直交する1方側の外径の半輪郭とを同位置に合わせて
中心線と交差する位置を第1の仮想境界位置(Y)とし
て求める。次に被検査成形品(S)の断面輪郭と被検査
成形品(S)の断面中心を通る中心線に対して中心線に
直交する他方側の外形の半輪郭とを同位置に合わせて中
心線と交差する位置を第2の仮想境界位置(Z)として
求める。そして、境界位置(X)から第1の仮想境界位
置(Y)までの第1距離(L1)を求めるとともに、更
に境界位置(X)から第2の仮想境界位置(Z)までの
第2距離(L1)を求める。更に、境界位置(X)から
近い距離(L1またはL2)の値と遠い距離(L2また
はL1)の値から近い距離(L1またはL2)の値を引
いた値の各最大値が前もって入力されている対応設定値
と対比して対応設定値の範囲外のときは、不良品と判定
するものである。
【0027】設定器(25)には設定値として検査基準
値が入力されており、この検査基準値のデータと型ズレ
による不良変形部(D)の大きさとを対比して不良変形
部の大きさが大きい場合には不良品と判定する方法であ
る。
【0028】請求項7に係わる本発明の成形品の検査方
法は、境界位置(X)から近い第1距離(L1)または
第2距離(L2)の値をバリ(B)の長さと判定し、バ
リ(B)の長さが対応設定値と対比して対応接定値より
大きいとき第2順位に演算して欠陥と判定する検査方法
である。この場合は、バリ(B)の大きさも考慮して検
査するものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる実施の形態
について成形機の検査装置の図面を基に詳述する。
【0030】図1は、本発明の1実施の形態を示す成形
機の検査装置に関する側面図である。また、図2は図1
の平面図である。図1及び図2に於いて、1は検査装置
である。検査装置1は、撮影カメラ2と照明装置9と回
動装置6と演算処理装置24と表示装置19とから構成
されている。そして、Sは被検査成形品である。この被
検査成形品Sは、実施例としてOリングの側面を示すも
のである。
【0031】先ず、被検査成形品Sについて説明する。
図3に示す被検査成形品の自由形状のOリングSは、ゴ
ム材製であって、断面がO形状に形成されて全体が環状
を成している。このOリングSは、図3のように取り付
けられるため、外周面にバリBや断面の円周面に不良変
形部Dがあるとシール能力が低下する。このため、Oリ
ングSの外形面を検査することが必要になる。
【0032】図4のOリングSは、成形に於いて上型と
下型とが型ズレして型ズレに伴う段部状の不良変形部D
が外周面に形成されたものである。更に外周面には不良
変形部Dの外周側にバリBが不規則に形成されている。
これらは、不良品であって、成形型の分割面の摩耗、型
締め力、射出圧力の変動などによって生じることがあ
る。このOリングSの生産に於いて不良品に成形された
ものを良品と混入しない様にする必要がある。このた
め、この様な不良品を検査して除去しなければならなく
なる。
【0033】OリングSは、検査装置1の回動装置6に
取り付けられて、図1に示すように、回動装置6ととも
に回転する。このOリングSは、回動装置6に設けられ
たOリングSの内径が嵌合する軸型をした取付ジグ7に
嵌合させて取り付けられる。取り付けジグ7は回動装置
6に回動自在に設けられてモータにより回動するように
構成されている。このモータは連続回転するもの、また
は間欠に回転するものが利用される。
【0034】一方、撮影カメラ2と照明装置9は、Oリ
ングSの外周面に対して図2に示すような直線の位置関
係に取り付けられている。この撮影カメラ2は、図2及
び図5に示すように、照明装置9から照射される光をO
リングSの外周面を介して受光し、撮影した画像上でO
リングにより遮られた部分の陰となる暗い光量とOリン
グに遮られることなく透過した明るい光量との光量の変
化お受けることになる。この受光を光電変換して演算処
理部24に入力し、演算結果を表示装置19に表示され
る。尚、図5のOリングSは断面が円形に表示されてバ
リBや不良変形部Dが認められないものであり、図4に
示すものとは反対に、判定結果が良品となるものであ
る。
【0035】図6は、撮影カメラ2と演算処理部24と
の構成を示すものである。図6に於いて、被検査成形品
であるOリングSは、被写体となり、撮影カメラ2によ
り撮影される。そして、撮影カメラ2は、レンズ3と、
レンズ3の後方にエリアセンサ4とを配置した構成に成
されている。更に、エリアセンサ4の白と黒との受光信
号から電気信号に変換するCCDがもうけられている。
そしてエリアセンサ4の構成の1つとして図7に示すよ
うな水平走査回路10と垂直走査回路11とに構成され
ている。
【0036】この2つの走査回路10,11を介して、
エリアセンサ4に投影された光は、トランジュサの光電
変換素子に当たり、電荷が蓄積れることになる。そし
て、蓄積された電荷量は、光の強さ及び照射されている
時間により決まる。更に光が当たって蓄積される電荷
は、信号線から電流または電圧で順次送信される。
【0037】OリングSのバリBや不良変形部Dは、エ
リアセンサ4の素子間の間隔が正確に確認されているの
で、信号線より送り出されてきた電流または電圧パルス
の個数を数えることにより、光の当たっている影像の外
形寸法を計測することが出来る。
【0038】また、エンド信号12は、計測を終了した
ことを知らせる信号である。そして、信号の種類として
は、露光時間に関係する計測開始のスタート信号、並列
な信号を直列な信号に変化するクロックパルス、光電素
子からのビデオ信号などが送信される。
【0039】これらの信号は、演算処理部24に送信さ
れる。この信号は、光の当たっているセンサ信号の個数
を示しているので、このセンサ間隔を乗じて光電像の形
状長さを割り出し、倍率で割ってOリングにどのような
形のバリSや不良変形部Dが存在するか否かを演算処理
する。
【0040】更に、作業者の目で分かるようにするため
に演算処理部24で処理したものを表示回路部17へ送
信して表示回路部17によりOリングの外形状態を目で
判断できるようにもされている。つまり、演算処理部2
4または表示回路部17を介してOリングSの良否を判
定するものである。
【0041】演算処理部24を介して,OリングSの良
否を判定したデータは、図13に示すような後工程であ
る包装工程P前の選別機31の制御部15へ発信され
る。そして、制御部15は選別機31を制御して包装さ
れるOリングSの良否を選別し、包装されるOリングS
に不良なOリングが混入されるのを防止するものであ
る。
【0042】次に、演算処理部24について簡単に説明
する。図8は、演算処理部24の構成を示すものであ
る。演算処理部24はCPU240を中心にメモリ部2
42と必要なデータを入力しておく設定部25とから構
成されている。そして、前もつて記憶されているOリン
グのバリBの設定値や不良変形部Dの設定値は、設定部
25からI/O装置246を介して入力される。また、
撮影カメラ2からの信号は、I/F22を介してA/D
C244によりデジタル形式の信号に変換されてCPU
に入力できるように構成されている。さらに、CPU2
40で処理した信号はメモリ部242のデータを基にメ
モり部242に記憶されている制御プログラムを作動さ
せて、D/AC243によりデジタル形式選別機31の
制御部15を作動させるためにインターフェース回路I
/F21を介して入力する。
【0043】上述の各技術により図1に示す検査装置1
の回転装置6に取り付けられているOリングSは撮影カ
メラ2により撮影される。そして、撮影カメラ2から得
られたデータ信号により演算処理部24から表示装置1
9へと処理される。図9はその処理状況説明するための
画像処理する図面である。
【0044】この図9は、図4のOリングSのバリBと
不良変形部Dを示す拡大図である。図9に於いて、Oリ
ングSの径方向中心線を通る外形の境界位置X1はバリ
Bの外端に相当する。
【0045】次に、図10に示すようにOリングSの図
示する中心線と直交する上側の断面半円形の半輪郭に対
しCPU242または設定部25に入力されているデー
タによる断面の径を示す寸法の円形の全輪郭を位置合わ
せをする。そして、全輪郭と中心線とが交差する点が第
1の仮想境界位置Yとする。さらに、同様にして図11
に示すように、中心の下側の断面半円形の半輪郭に対し
設計した寸法の円形の全輪郭を位置あわせをして中心線
と交差する点を第2の仮想境界位置Zとする。
【0046】そして、境界位置Xから第1の仮想境界位
置Yまでの距離を第1距離L1とする。また、境界位置
Xから第2境界位置Zまでの距離を第2距離L2とす
る。このとき、境界位置Xから第1距離L1または第2
距離L2のうち近い距離LbがバリSの長さ寸法とな
る。また、境界位置Xから遠い距離(欠陥長さ)Lxの
寸法に対し境界位置Xから近い距離(バリ長さ)Lbを
引いた寸法が型ズレによる不良変形部Dの距離寸法Ld
となる。この測定個所は、OリングSの全周に対して測
定する場合、全周の複数箇所について測定を行う場合及
び1カ所について測定する場合がある。このうち全周ま
たは複数箇所を測定する場合は、中心線の中心点の両側
でL1とL2の寸法の大きさが大小に変化する。あるい
は変化しない箇所が存在する。このたっめ、バリ長さ寸
法Lbと不良変形部Dの距離寸法Ldとの最大値を設計
したときの許容寸法と対比して不良品の良否を判定す
る。これらの演算処理は撮影カメラ2からの光を光電変
換信号に変換して演算処理部24で演算処理される。
【0047】上述のバリ長さ寸法Lb及び不良変形部D
の距離寸法Ldの許容寸法は、例えば、ISO3601
Sグレード規格により設定されている。または、実験の
結果機能上問題のない範囲として決めた社内規格により
決定する場合もある。例えば、Oリングの場合には、バ
リ長さ寸法Lbと型ズレの不良変形部Dの距離寸法Ld
は、OリングSの線径dの大きさに対応して種々に決定
される。その例として線径dが1.8から2.65mm
に対しバリ長さ寸法Lbが0.10mm、不良変形部D
の距離寸法Ldが0.08mm、さらに中間は省略し
て、dが5.30から7.00mmではLbが0.15
mmでLdが0.13mmと設定されるものである。
【0048】OリングSの表面に形成される欠陥の大き
さは、以下のような種々の方法で決定される。先ず第1
は、型ズレによる不良変形部Dの距離寸法Ldの大きさ
のみにより決定する場合である。これは、欠陥部として
バリ長さ寸法Lbがほとんど機能上問題とならない場合
でも、不良変形部Dの距離寸法Ldは必ず問題となるか
らである。つまり、不良変形部Dの距離寸法Ld値が設
定値以上であれば不良とするものである。
【0049】次に第2は、バリBが発生して欠陥なるこ
とを考慮して、バリ長さ寸法Lbと不良変形部の距離寸
法Ldの合計が欠陥の大きさとするものである。この場
合は、バリの長さ寸法Lbと不良変形部の距離寸法Ld
の合計値が設定値より大きくなれば不良と判定するもの
である。この場合は欠陥部の大きさが小さいときに、全
体を測定して、検査方法が簡素化できる利点がある。
【0050】さらに第3は、バリ長さ寸法Lbと不良変
形部の距離寸法Ldを各々測定して各測定値Lb、Ld
を不良となる設定値と対比して不良の良否を判定するも
のである。尚、この方法では、検査測定中にバリBの発
生がほとんど認められない場合に、上述の第1または第
2の方法に切り替えることが出来る信頼性と簡素化を選
択することが出来る。なお、バリSのバリ長さ寸法Lb
の判定は、演算処理するとき、不良変形部の判定を第1
位とし、次にバリの長さ寸法Lbを判定する順序によっ
てなされている。
【0051】次に、被検査成形品Sの検査方法について
説明する。
【0052】図12は、検査装置1の画像処理における
検査手順のフローチャートである。被検査成形品である
OリングSを回動装置6の取付ジグ7に嵌合して取り付
ける。次に、照明装置9から撮影カメラ2に対しOリン
グSの外周面を影像する様に照射する。そして、演算処
理部24を含めた画像処理部では、撮影カメラ2で撮影
した画像上に、OリングSにより光が遮られた暗い領域
と光が通過した明るい領域との明暗の変化量を光電変換
信号として求める(工程1)。この明暗の変化量で、変
化量が1/3から2/3、このましくは1/2変化した
位置をバリBの境界位置X1として求める(工程2)。
【0053】OリングSの径方向で断面の中心線に対し
直交する図示の上方の断面の輪郭に円形を重ね合わせて
図示下方の円形を仮想線とする。そして、中心線と交差
する点を第1の仮想境界位置Yとして求める(工程
3)。
【0054】上述と同様にして、OリングSの径方向で
断面の中心線に対し直交する図示下方の断面の輪郭に円
形を重ね合わせて図示の下方の円形を仮想線とする。そ
して、中心線と交差する点を第2の仮想境界位置Zとし
て求める(工程4)。
【0055】そして、演算処理部24で境界位置Xから
近い仮想境界位置YまたはZまでの距離寸法をバリ長さ
寸法Lbとして求める(工程5)。次に、境界位置Xか
ら遠い仮想境界位置ZまたはYまでの距離寸法Lxを求
めると共に、この遠い距離寸法Lxからバリ長さ寸法L
bを引いたものを型ズレにより形成される不良変形部の
距離寸法Ldとして求める(工程6)。
【0056】この不良変形部のDの距離寸法Ldが演算
処理部24の設定部25に記憶されている上述の許容設
定値より越えるときは不良と判定される。不良変形部D
が円周に沿って複数測定されるときは、距離寸法Ldの
最大値が判定基準とされる。また、ばりBの長さLbが
不良判定として測定されるときには、不良変形部Dの判
定をした後に第2位として判定される。そのため、不良
変形部Dの長さが不良と判定されれば、ばりBの長さが
判定されるまでもなく不良品となる(工程7)。
【0057】以上のようにして第1の仮想境界位置Yと
第2仮想境界位置Zとを判定する検査判定方法により、
型ズレによる不良変形部Dの様な、微細で不明瞭な形状
でも正確に測定して判定することが出来る。また、ばり
Bの長さ寸法Lbを測定して機能上問題となる長さなの
か否かも正確に判定することが可能になる。さらには、
この判定されたデータは、選別機31の制御部15へ出
力されて成形品の良品に不良品が混入されるのを効果的
に防止することが可能になる。
【0058】図13は、本発明の第2実施の形態を示す
成形品の検査装置に関する平面図である図13に於い
て、検査装置1には回動装置6が設けられており、この
回動装置6には継手27を介して取付ジグ7が取り付け
られるようになっている。この取付ジグ7には周面に円
形凹状の溝が軸方向に沿って複数形成され、取付部8を
構成している。そして、複数の取付部8には複数の各取
付部8に応じてOリングSが取り付けられる。
【0059】この複数のOリングSは撮影カメラ2と照
明装置9との間に配置されている。そして、回動装置6
のモータ26により回転されるOリングSは、撮影カメ
ラ2により測定して検査される。この撮影カメラ2と照
明装置9は第1実施の形態と同様に構成されている。こ
の撮影カメラ2は,レール5に案内されてOリングSの
配置間隔に応じて間欠に移動できるように構成されてい
る。尚、35は照明装置の拡散板である。
【0060】撮影カメラ2は、レール5に案内されて間
欠に移動し、OリングSを1個ずつ撮影して検査する。
この撮影のためのOリングの取付は、取付ジグ7の図示
右側に配置のハンドリング34がOリングSをチャツク
して取付ジグ7へ移動し、各取付部8にOリングSを嵌
合して取り付ける。また、Oリングの検査が完了すれ
ば、ロボットの離脱装置13により、1個ずつ取り出し
てシュータ30により包装工程Pへ搬送する。
【0061】シュータ30の下降の包装工程P側は、包
装工程Pへの第1シュータ32と不良品ボックスへの第
2シュータ33とに分かれている。そして、演算処理部
24からの合否判定信号を受けた制御部15は、切替板
36を切り替えることによつてOリングの良品は、包装
工程P側へ移動出来るように第1シュータ32へ切り替
える。また、反対に不良品は、第2シュータ33へ移動
するように切り替えて不良ボックスへ投入できるように
する。
【0062】また演算処理部24により判定されたOリ
ングの合否判定信号は成形機にフィードバック出来るよ
うに成形工程発信部40と演算処理部24とに結信され
ている。この成形工程発信部40は、図示省略の制御部
15aにより成形圧力または型締め力等を制御する。
【0063】図14は、本発明に係わる第3の実施の形
態を示す成形品の検査装置の側面図である。図14に於
いて、各構成は、図1に示すものとほぼ同様の構成であ
る。相違する点は、ラインセンサまたはエリアセンサを
設けた撮影カメラ2と対向する照明装置9がオイルシー
ルSの図示軸方向の両側に配置されていることである。
そして、回転装置6の回転板6aは透明材料、例えばガ
ラス板またはアクリル板により形成されている。この回
転板6aは、照明装置6からの照射光を通過させてオイ
ルシールSを投影できるように成されている。尚、第3
の実施の形態では、撮影カメラ2のイメージセンサはラ
インセンサでもエリアセンサでも利用することが可能で
ある。
【0064】この検査装置で検査される被検査成形品
S、すなわち、オイルシールは、内周面に軸部材をシー
ルするためのリップが設けられている。このリップはメ
ス仕上げカットにより加工される。このため、成形不良
やメスカットによる円形不良及び成形時に内部に発生し
た欠陥不良が仕上げ加工により仕上げ表面に現れること
になる。
【0065】図15は、図14に於いて撮影カメラ2に
より撮影したオイルシールSのリップ部の内周面の撮影
画像である。図15の右側はこの撮影視野の拡大した撮
影画像である。
【0066】図16は、図15におけるオイルシールS
の内周面の任意の境界点b1から水平方向にある他の境
界点b2を求め仮想線を引く。この境界点b1、b2の
2点を結ぶ仮想線kの長さの中心点pを求めるととも
に、この中心点pから垂直線を引き内周面の境界点b3
の交差点から半径の第1距離L3を測定して中心位置X
2を求める。図17のX2が求めた中心位置である。こ
の中心位置X2を中心にしてオイルシールSを回動装置
6により回転しながら内周面の第1仮想境界位置Yを全
周にわたり、例えば、0.1度から1度の範囲のうちの
設定角度θごとに第1距離L3をL3a,L3b,L3
c,・・・と測定する。この測定は、図18に示すよう
にして1つの区間ごとに測定する。
【0067】この内周面の測定は、好ましくは、全周に
わたり10度から30度、例えば24度の区間に分け、
その区間おける中心位置X2から第1の仮想境界位置Y
までの第1距離L3の最大値(L3max)と最小値
(L3min)を求めてリップの真円度を判定する。ま
た、図19に示すように、欠陥部Kにより形成される第
2距離L4の最大値(L4max)となる第2の仮想境
界位置Zまでの第2距離L4を求めて演算処理装置24
に入力されているそれぞれに対応する設定値と対比して
欠陥部Kが不良であるか否かを判定する。更には、中心
位置X2から第1の仮想境界位置Yまでの第1距離L3
と欠陥部Kである第2仮想境界位置Zまでの第2距離L
4を求める。または、その第2距離L4から第1距離L
3を引いた差の欠陥部の寸法Tを求める。そして、この
求めた各距離L3,L4、または欠陥部の寸法Tの値が
演算処理装置24に入力されている設定値と対比され
て、設定値の範囲外の時は欠陥部Kを不良と判定する。
この演算処理装置24での処理構成は本発明の第1実
施の形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0068】図20は、画像処理工程の処理フローチャ
ートである。図20に於いて、工程1は、撮影カメラ2
と照明装置9との構成で光の透過、不透過によりオイル
シールSの明暗領域の変化量を求める。工程2は、この
明の変化量が1/3から2/3,好ましくは1/2に変
化した位置を境界点bとする。工程3は、この境界点b
1から他の境界点b2を求めて両境界点b1,b2を結
ぶ仮想線kの距離を求める。そして、工程4は、この仮
想線kの水平方向の中心点pを求める。工程5は、仮想
線kに対して中心点を通る垂直線を引くとともに、垂直
線の境界点p3からオイルシールSの内径の半径値を足
して中心位置X2を求める。
【0069】工程6は、この中心位置X2から境界点b
3までの第1距離L3を設定角度ごとにL3a、L3
b、L3cと全周にわたり求める。工程7は、オイルシ
ールSの内周面の全周に沿って10度から30度ごとの
区間に分け、その区間における第1距離L3の点である
第1の仮想境界位置Yと欠陥部Kにより発生する第2距
離L4の第2仮想境界位置Zを求める。または、第2距
離L4から第1距離L3を引いて欠陥部Kの大きさを求
める。工程8は、工程7で求めた距離L3,L4の値ま
たはその差Tの値を演算処理装置24の設定値と対比し
て設定値の範囲外の時は、不良と判定する。この工程が
各成形品ごとに繰り返して行われる。
【0070】図19は、欠陥部Kを測定した撮影画像で
ある。中心位置X2からの第1距離L1と第2距離L2
との差である欠陥部の寸法Tを求め、この寸法Tが前も
って入力されている設定値より大きい値のときは、欠陥
部Kが存在すると判定された部分である。
【0071】以上のようにして、境界位置X1または中
心位置X2の基準位置Xを求めるとともに、この基準位
置Xから仮想境界位置Y、Zまでの各距離L1,L2を
測定し、その測定値と前もって入力された設定値とを対
比演算することにより不良品等を判定することが可能に
なる。
【0072】上述のように本発明の検査装置は、成形品
の周面に不良変形部D、欠陥部K、バリB等が明確に表
示されなくても、仮想境界位置によって位置を確認する
ことにより正確に判定することが可能となる。また、こ
の検査方法により欠陥部の重要な部分から判定できるの
で、誤判定することが無く、しかも検査の簡素化を図る
ことが可能になる。
【0073】
【発明の効果】本発明の成形品の検査装置は、成形品の
測定する基準位置を求めるとともに、この基準位置から
第1の仮想境界位置及び第2の仮想境界位置までの各距
離を求めて設定値のデータと対比することによりバリや
欠陥部や不良変形部の良否を判定をすることができる。
特に、小さな変形部でも基準位置から割り出す測定によ
り正確に良否を検査できる効果が期待できる。
【0074】また、従来の画像処理では白黒のみの表示
で欠陥部の判定が困難極めてきたが、基準位置から欠陥
部を測定することより高精度に測定することが可能とな
る。
【0075】さらに、重要な順に判定して重要な箇所に
欠陥があれば、その後の判定を省略して検査の能率化を
図ることが可能になる。
【0076】また、検査方法の手順が容易になり、不良
の個所を正確に発見することが可能になる。しかも、検
査の能率化を図ることが期待できる。さらに、重要な順
に欠陥部を測定するので、必要に応じて細かいところま
で確認して判定することが可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる1実施の形態を示す成形品の検
査装置についての側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の検査装置に用いられる被検査成形品の
取付状態図である。
【図4】本発明の検査装置に用いられる不良成形品の断
面図である。
【図5】本発明の検査装置で被検査成形品を画像処理し
た投影図である。
【図6】図1の撮影カメラから演算処理装置についての
作動回路の構成図である。
【図7】本発明に係わる画像処理における横スキャンの
断面図である。
【図8】図1の演算処理部の構成図である。
【図9】本発明に係わる被検査成形品の不良部の処理方
法を示す投影断面図である。
【図10】図9の第1の仮想境界位置を検査測定する投
影図である。
【図11】図2の第2の仮想境界位置を検査測定する投
影図である。
【図12】本発明の画像処理に係わる検査手順のフロー
チャートである
【図13】本発明に係わる第2の実施の形態を示す成形
品の検査装置の平面図である。
【図14】本発明に係わる第3の実施の形態を示す成形
品の検査装置の側面図である。
【図15】図14の検査装置で被検査成形品を画像処理
した平面投影図である。
【図16】図15で検査処理のために中心点pを求める
平面投影図である。
【図17】図15で検査処理のために中心位置X2を求
める平面投影図である。
【図18】図15で検査処理のために円周に沿って角度
ごとに第1距離L3を求める平面投影図である
【図19】図15で検査処理のために第1距離L3と第
2距離L4を求めて欠陥部を判定する平面投影図であ
る。
【図20】本発明の画像処理に係わる検査手順のフロー
チャートである。
【図21】従来例の検査機の側面図である。
【図22】図20の検査機でOリングを検査した画像処
理図である。
【符号の説明】
1 検査装置 2 撮影カメラ 3 レンズ 4 イメージセンサ 5 レール 6 回動装置 7 取付ジグ 8 取付部 9 照明装置 10 水平走査回路 11 垂直走査回路 12 エンド信号 13 離脱装置 15 制御部 15a 制御部 17 表示回路部 19 表示装置 21 I/F 22 I/F 24 演算処理装置 240 CPU 242 メモリ部 243 D/AC 244 A/DC 246 I/O装置 25 設定部 26 モータ 27 継手 30 シュータ 31 選別機 32 第1シュータ 33 第2シュータ 34 ハンドリング 35 拡散板 36 切替板40 成形工程発信部 D 不良変形部 K 欠陥部 L1 第1距離 L2 第2距離 L3 第1距離 L4 第2距離 Lb 近い距離(バリの長さ) Ld 距離寸法(不良変形部の距離寸法) Lx 遠い距離 P 包装工程 S バリ T 欠陥部の寸法 X 基準位置 X1 境界位置 X2 中心位置 Y 第1の仮想境界位置 Z 第2の仮想境界位置 b 境界点 b1 境界点 b2 境界点 b3 境界点 k 仮想線 p 中心点 65 スポット照明器 70 バリ検査機 71 撮影カメラ 72 コンピュータ 73 表示画面 80 コンベア

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状をなす被検査成形品(S)の形状を
    検査する検査装置であって、前記被検査成形品(S)を
    取り付けて回動させる回動装置(6)と、前記回動装置
    (6)に取り付けられた前記被検査成形品(S)の径方
    向から外周面または軸方向から内周面に向けて配置され
    ているとともにイメージセンサ(4)を有する撮影カメ
    ラ(2)と、前記撮影カメラ(2)の対向側に配置され
    て前記被検査成形品(S)の外周面または内周面を前記
    撮影カメラ(2)側に照射する照明装置(9)と、前記
    撮影カメラ(2)から入力の光電変換信号を演算処理し
    て前記被検査成形品(S)の外周面形状または内周面形
    状を判定する演算処理部(24)とを具備し、前記演算
    処理部(24)は前記被検査成形品(S)の断面の径方
    向中心線を通る外形の境界位置(X1)または前記被検
    査成形品(S)の軸の中心位置(X2)である基準位置
    (X)を求めるとともに前記基準位置(X)から前記被
    検査成形品(S)の対象の検査位置を第1の仮想境界位
    置(Y)として求め、且つ前記基準位置(X)から前記
    第1の仮想境界位置(Y)の寸法と相違する位置を第2
    の仮想境界位置(Z)として求め、前記基準位置(X)
    から前記第1の仮想境界位置(Y)までの第1距離(L
    1、L3)と前記基準位置(X)から前記第2の仮想境
    界位置(Z)までの第2距離(L2、L4)を求めて前
    記第1距離(L1、L3)または第2距離(L2、L
    4)の各値が設定値の範囲外のとき不良と判定すること
    を特徴とする成形品の検査装置。
  2. 【請求項2】 環状をなす被検査成形品(S)の形状を
    検査する検査装置であって、前記被検査成形品(S)を
    取り付けて回動させる回動装置(6)と、前記回動装置
    (6)に取り付けられた前記被検査成形品(S)の外周
    面の接線方向で外周面に向けて配置されているとともに
    イメージセンサ(4)を有する撮影カメラ(2)と、前
    記撮影カメラ(2)の対向側に配置されて前記被検査成
    形品(S)の外周面を前記撮影カメラ(2)側に照射す
    る照明装置(9)と、前記撮影カメラ(2)から入力の
    光電変換信号を演算処理して前記被検査成形品(S)の
    外周面形状を判定する演算処理部(24)とを具備し、
    前記演算処理部(13)は前記被検査成形品(S)の断
    面中心線を通る外形の境界位置(X1)を求めるととも
    に前記中心線と直交する1方側の外形の半輪郭と前記半
    輪郭と対応する前記被検査成形品(S)の全周輪郭とを
    同位置に合わせて前記中心線と交差する位置を第1の仮
    想境界位置(Y)として求め、且つ前記中心線と直交す
    る他方側の外形の半輪郭と前記半輪郭に対応する前記被
    検査成形品(S)の全周輪郭とを同位置に合わせて前記
    中心線と交差する位置を第2の仮想境界位置(Z)とし
    て求め、前記境界位置(X1)から前記第1の仮想境界
    位置(Y)までの第1距離(L1)と前記境界位置(X
    1)から第2の仮想境界位置(Z)までの第2距離(L
    2)との各最大値を各対応設定値と比較して前記第1距
    離(L1)と前記第2距離(L2)とが各対応設定値の
    範囲外のとき不良と判定することを特徴とする成形品の
    検査装置。
  3. 【請求項3】 環状をなす被検査成形品(S)の形状を
    検査する検査装置であって、前記被検査成形品(S)を
    取り付けて回動させる回動装置(6)と、前記回動装置
    (6)に取り付けられた前記被検査成形品(S)の外周
    面の接線方向で外周面に向けて配置されているとともに
    イメージセンサ(4)を有する撮影カメラ(2)と、前
    記撮影カメラ(2)の対向側に配置されて前記被検査成
    形品(S)の外周面を前記撮影カメラ(2)側に照射す
    る照明装置(9)と、前記撮影カメラ(2)から入力の
    光電変換信号を演算処理して前記被検査成形品(S)の
    外周面形状を判定する演算処理部(24)とを具備し、
    前記演算処理部(24)は前記被検査成形品(S)の断
    面中心線を通る外形の境界位置(X1)を求めるととも
    に前記中心線と直交する1方側の外形の半輪郭と前記半
    輪郭に対応する前記被検査成形品(S)の全周輪郭とを
    同位置に合わせて前記中心線と交差する位置を第1の仮
    想境界位置(Y)として求め、且つ前記中心線と直交す
    る他方側の外形の半輪郭と前記半輪郭に対応する前記被
    検査成形品(S)の全周輪郭とを同位置に合わせて前記
    中心線と交差する位置を第2の仮想境界位置(Z)とし
    て求め、前記境界位置(X1)から前記第1の仮想境界
    位置(Y)までの第1距離(L1)と前記境界位置(X
    1)から前記第2の仮想境界位置(Z)までの第2距離
    (L2)を求めて前記境界位置(X1)から遠い前記第
    1距離(L1)または前記第2距離(L2)の値から前
    記境界位置(X1)に近い前記第2距離(L2)または
    前記第1距離(L1)の値を差し引いた数字が設定値の
    範囲外のとき不良と判定して前記判定した結果を選別機
    (31)の制御部(15)へ出力することを特徴とする
    成形品の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記第1距離(L1)と前記第2距離
    (L2)とを被検査成形品の周面に沿って複数箇所求め
    前記第1距離(L1)と前記第2距離(L2)と対比し
    て小さい値をバリ(B)と判定するとともに前記バリ
    (B)の最大長さが設定値の値より大きいとき第2順位
    の欠陥として判定することを特徴とする請求項2または
    3に記載の成形品の検査装置。
  5. 【請求項5】 環状をなす被検査成形品(S)の形状を
    検査する検査装置であって、前記被検査成形品(S)を
    取り付けて回動させる回動装置(6)と、前記回動装置
    (6)に取り付けられた前記被検査成形品(S)の中心
    軸方向から内周面に向けて配置されているとともにイメ
    ージセンサ(4)を有する撮影カメラ(2)と、前記撮
    影カメラ(2)の対向側に配置されて前記被検査成形品
    (S)の内周面を前記撮影カメラ(2)側に照射する照
    明装置(9)と、前記撮影カメラ(2)から入力の光電
    変換信号を演算処理して前記被検査成形品(S)の内周
    面形状を判定する演算処理部(24)とを具備し、前記
    演算処理部(24)は前記被検査成形品(S)の内周面
    2点の境界点(b)を結ぶ仮想線(k)の中心を通る垂
    直線に前記内周面の半径を足して中心位置(X2)を求
    めるとともに前記中心位置(X2)から前記内周面の境
    界である第1の仮想境界位置(Y)までの第1距離(L
    3)を全周に沿って角度ごとに求め、且つ前記中心位置
    (X2)から前記第1の仮想境界位置(Y)までの距離
    のうち異常変形部の内周面の境界である第2の仮想境界
    位置(Z)までの第2距離(L4)を求め、前記第1距
    離(L3)及び第2距離(L4)が設定値の範囲外のと
    き不良と判定することを特徴とする成形品の検査装置。
  6. 【請求項6】 環状を成す被検査成形品(S)の形状を
    検査する検査方法であって、前記被検査成形品(S)を
    回動装置(6)で回転しながら前記被検査成形品(S)
    の外形面をイメージセンサ(4)のある撮影カメラ
    (4)で撮影し、前記撮影カメラ(4)で撮影した光を
    光電変換信号に変えて演算処理部(24)に入力し、前
    記演算処理部(24)で前記被検査成形品(S)の外形
    の境界位置(X1)を求めると共に前記被検査成形品
    (S)の断面の輪郭と前記被検査成形品(S)の断面中
    心を通る中心線に対して前記中心線に直交する1方側の
    外形の半輪郭とを同位置に合わせて前記中心線と交差す
    る位置を第1の仮想境界位置(Y)として求め、次に前
    記被検査成形品(S)の断面の輪郭と前記被検査成形品
    (S)の断面の中心を通る前記中心線に対して前記中心
    線に直交する他方側の外形の半輪郭とを同位置に合わせ
    て前記中心線と交差する位置を第2の仮想境界位置
    (Z)として求め、前記境界位置(X1)から前記第1
    の仮想境界位置(Y)までの第1距離(L1)を求める
    とともに、前記境界位置(X1)から前記第2の仮想境
    界位置(Z)までの第2距離(L2)を求め、前記境界
    位置(X)から近い距離(L1またはL2)の値と遠い
    距離(L2またはL1)の値から近い距離(L1または
    L2)の値を引いた値の各最大値が前もつて入力された
    対応設定値と対比して対応設定値より大きいときは不良
    品と判定することを特徴とする成形品の検査方法。
  7. 【請求項7】 前記境界位置(X)から近い第1距離
    (L1)または第2距離(L2)の値をバリ(B)の長
    さと判定し、前記バリ(B)の長さが対応設定値と対比
    して対応接定値より大きいとき第2順位の欠陥として判
    定することを特徴とする請求項6に記載の成形品の検査
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006162412A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Nok Corp 表面欠陥検査方法及び表面欠陥検査システム
JP2014052383A (ja) * 2013-11-11 2014-03-20 Meidensha Corp シャシーダイナモメータ

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