JP2014052383A - シャシーダイナモメータ - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触でタイヤの動的半径を高精度に計測することができるシャシーダイナモメータを提供する。
【解決手段】シャシーダイナモメータのローラ3上で自動車1のタイヤ5aが回転しているときにホイル5の側面の外周を走査線(図8中、Lで示す)が横切り、かつ、この走査線がシャシーダイナモメータに対して水平になるように設置される撮像手段であるラインセンサ14と、画像中のホイル5の外周の軌跡を所定の2点の位置として検出する位置検出手段10と、所定の2点の位置と予め計測したホイル5の半径(図10中、「L1−C」又は「L2−C」で示す)とに基づき前記ホイルの回転中心を求め、所定の2点の位置の中点(図10中、Mで示す)とホイル5の回転中心との距離と、予め計測したローラ3の上面からラインセンサ14の走査線までの距離とを加算することにより、タイヤの動的半径を算出するタイヤ半径算出手段とを備えた。
【選択図】図7

Description

本発明は、シャシーダイナモメータに関する。
従来から、自動車の性能を検査する装置としてシャシーダイナモメータが知られている。シャシーダイナモメータは、自動車を回転軸にダイナモが設置されたローラの上に固定し、各種走行条件で自動車の性能を検査する装置である。ところで、タイヤの半径は、タイヤとローラの接触点からタイヤの回転中心までの距離を計測して求める。
しかし、試験中のタイヤの半径は自動車の運転状態により変化しているため、試験中に連続してたタイヤの半径を計測する必要がある。このため、下記特許文献1には、画像計測を用いてタイヤのエッジを抽出し、タイヤの回転中心を求め、タイヤの半径を計測する方法が開示されている。
特開2005−351730号公報 特開昭63−52066号公報
しかしながら、上記特許文献1では、タイヤがパンクしたり、ローラ上から著しく逸脱した場合など、大きくタイヤの位置や半径が大きく変化するような場合には大変有効であるが、通常の試験中にタイヤ半径を計測するような用途では、タイヤ全体を撮像するため、画像の解像度が落ちてしまう。したがって、変化量の比較的小さな動的半径の変化を計測するのが困難であるという課題がある。また、タイヤのエッジが必ずしも円になっているとは限らないのに、円に近似したりしているため、計測誤差が大きいという課題がある。
以上のことから、本発明は、非接触でタイヤの動的半径を高精度に計測することができるシャシーダイナモメータを提供することを目的とする。
上記の課題を解決する第1の発明に係るシャシーダイナモメータは、
シャシーダイナモメータのローラ上で自動車のタイヤが回転しているときにホイルの側面の外周を走査線が横切り、かつ、該走査線が前記シャシーダイナモメータに対して水平になるように設置される撮像手段と、
画像中の前記ホイルの外周の軌跡を所定の2点の位置として検出する位置検出手段と、
前記所定の2点の位置と予め計測した前記ホイルの半径とに基づき前記ホイルの回転中心を求め、
前記所定の2点の位置の中点と前記ホイルの回転中心との距離と、予め計測した前記ローラの上面から前記撮像手段の前記走査線までの距離とを加算することにより、タイヤの動的半径を算出するタイヤ半径算出手段と
を備える
ことを特徴とする。
本発明によれば、非接触でタイヤの動的半径を高精度に計測することができるシャシーダイナモメータを提供することができる。
本発明の第1,2の参考例に係るシャシーダイナモメータの構成を示した模式図である。 本発明の第1,2の参考例及び第1の実施例に係るシャシーダイナモメータにおける回転角度算出装置のブロック図である。 本発明の第1,2の参考例に係るシャシーダイナモメータにおけるカメラの撮像視野を示した模式図である。 本発明の第1の参考例に係るシャシーダイナモメータにおけるホイルの回転中心の算出方法を示した模式図である。 本発明の第1の参考例に係るシャシーダイナモメータにおけるホイルの回転中心の座標系の算出方法を示した模式図である。 本発明の第2の参考例に係るシャシーダイナモメータにおける連続撮像で得られた座標列を示した模式図である。 本発明の第1の実施例に係るシャシーダイナモメータの構成を示した模式図である。 本発明の第1の実施例に係るシャシーダイナモメータにおけるラインセンサの走査位置を示した模式図である。 本発明の第1の実施例に係るシャシーダイナモメータにおけるラインセンサ画像を示した模式図である。 本発明の第1の実施例に係るシャシーダイナモメータにおける走査位置からホイルの回転中心までの距離の算出方法を示した模式図である。
以下、本発明に係るシャシーダイナモメータを実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
参考例1
以下、本発明に係るシャシーダイナモメータの第1の参考例について説明する。
本参考例に係るシャシーダイナモメータは、図1,3に示すように、カメラ7によって、ホイル5の側面に貼った2個のマーカ6の位置を検出し、タイヤ5aの回転中心を算出して、タイヤ5aの動的半径を算出することを特徴とする。
上記特許文献2では、中心外の1点に付した1個のマーカにより回転体の中心位置を算出しているが、この方法では回転体の中心位置の検出精度に課題がある。
これに対し、本発明に係るシャシーダイナモメータは、2個のマーカ6からホイル5の回転中心を算出するため、ホイル5の回転中心の検出精度が良いという利点がある。
はじめに、本参考例に係るシャシーダイナモメータの構成について説明する。
図1に示すように、自動車1はシャシーダイナモメータ上に載置される。シャシーダイナモメータは、回転軸にダイナモ2が取り付けられたローラ3や、シャシーダイナモメータを制御するシャシーダイナモメータ制御装置4等により構成されている。そして、自動車1のホイル5が回転することにより、シャシーダイナモメータのローラ3が回転して、自動車1の出力等を計測できるようになっている。
また、本参考例に係るシャシーダイナモメータは、ホイル5に貼った2個のマーカ6の位置を撮像するカメラ7と、カメラ7により撮像した画像からタイヤ半径を算出するタイヤ半径算出装置8とを備えている。なお、本参考例においては、カメラ7は二次元画像を撮像することが可能なエリアカメラを用いるものとする。
図2に示すように、本参考例に係るシャシーダイナモメータにおけるタイヤ半径算出装置8は、カメラ7からの画像を入力する画像入力手段9と、画像入力手段9から入力した画像中のマーカ6やホイル5の外周の位置を画像処理により検出する位置検出手段10と、位置検出手段10により検出したマーカ6の位置からホイル5の回転中心を検出する回転中心算出手段11と、回転座標系におけるマーカ6の位置データを記憶する位置データ記憶手段12と、タイヤの半径を検出するタイヤ半径算出手段13とにより構成されている。
なお、本参考例においては、タイヤ半径算出装置8は、後述する実際のタイヤ5aの動的半径の計測の開始前の作業として、2個のマーカ6の位置とホイル5の回転中心の関係を計測する際と、実際にタイヤ5aの半径を算出する際の両方において用いるものとする。
次に、本参考例に係るシャシーダイナモメータの動作原理について説明する。
はじめに、実際のタイヤ5aの動的半径の計測開始前の作業として、2個のマーカ6の位置とホイル5の回転中心との関係を計測する作業の手順について説明する。
はじめに、自動車1を持ち上げてタイヤ5aとローラ3が接触しないようにした上でカメラ7により2個のマーカ6の1回目の撮像を行い、さらに、ホイル5を任意の角度だけ回転させた上でカメラ7により2個のマーカ6の2回目の撮像を行う。
次いで、位置検出手段10において、1回目に撮像した画像から1回目の2個のマーカ6の位置(図4中、点m2,M2で示す位置)を検出し、さらに、2回目に撮像した画像から2回目の2個のマーカ6の位置(図4中、点m1,M1で示す位置)を検出する。
次いで、回転中心算出手段11において、図4に示すように、1回目の2個のマーカ6の位置を結んで得た垂直二等分線と、2回目の2個のマーカ6の位置を結んで得た垂直二等分線とを求め、これら2本の垂直二等分線の交点をホイル5の回転中心(図4中に示す点C)として算出する。
最後に、位置データ記憶手段12において、図5に示すように、m1とM1とを通る軸をU軸とし、U軸に対して直角方向でm1を通る軸をV軸とするUV座標系を設定して算出した回転中心をUV座標系に変換し、その回転中心のUV座標系における座標CUVを記憶する。
以上がタイヤ5aの半径の計測の開始前に行う作業である。
次に、実際にタイヤ5aの動的半径を算出する手順について説明する。
はじめに、図1に示すように、シャシーダイナモメータ上に自動車1を固定し、カメラ7はホイル5の側面を撮像する位置に設置する。
図3に示すように、カメラ7は、カメラ7の撮像視野、すなわち、画面(図3中にSで示す)の下端の位置が、ローラ3の上面(すなわち、ローラ3とタイヤ5aとの接触点)からの距離(図3中にP1で示す位置)となるように、カメラ7を固定する。このため、ローラ3の上面からカメラ7の撮像視野の下端までの距離(図3中、P1で示す)は既知の距離となる。
次いで、カメラ7によりシャシーダイナモメータのローラ3上でタイヤ5aが回転しているときの2個のマーカ6の撮像を行う。
次いで、位置検出手段10において、画像中の2個のマーカ6を検出する。
最後に、タイヤ半径算出手段13において、図5中に示すように、検出した2個のマーカ6の位置に基づき、UV座標系を角度θの分だけ回転させ、ベクトルTの分だけ平行移動させることにより位置データ記憶手段12に記憶した回転中心の座標CUVを、カメラ7の撮像視野内のXY座標系における回転中心の座標CXYに変換する。
座標CXYと画像の解像度からカメラ7の撮像視野(図3中、Sで示す)の下端の位置からの距離を算出する。そして、カメラ7の撮像視野の下端の位置からの距離と、ローラ3の上面からカメラ7の撮像視野の下端までの距離とを加算することにより、タイヤ5aの動的半径を算出することができる。
以上説明したように本参考例に係るシャシーダイナモメータは、2個のマーカ6の位置とホイル5の回転中心との関係を計測する作業を行うために、タイヤ5aとローラ3とが接触しないようにした上で所定の2点である2個のマーカ6が映る画像の1回目の撮像を行い、ホイル5を任意の角度回転させ2個のマーカ6が映る画像の2回目の撮像を行う撮像手段であるカメラと、1回目に撮像した画像から1回目の2個のマーカ6の位置を検出し、さらに、2回目に撮像した画像から2回目の2個のマーカ6の位置を検出する位置検出手段10と、1回目の2個のマーカ6の位置を結んで得た垂直二等分線と、2回目の2個のマーカ6の位置を結んで得た垂直二等分線との交点をホイル5の回転中心として算出する回転中心算出手段11と、回転中心の所定の座標系における座標を算出し変換し、予め算出した回転中心の座標として記憶する位置データ記憶手段12とを備えることを特徴とする。
さらに、本参考例に係るシャシーダイナモメータは、実際にタイヤ5aの動的半径を算出するために、シャシーダイナモメータのローラ3上で自動車1のタイヤ5aが回転しているときのホイル5の側面の2個のマーカ6が映る二次元の画像を撮像するカメラ7と、画像中の2個のマーカ6の位置を検出する位置検出手段10と、2個のマーカ6の位置に基づき、予め算出した回転中心の座標CUVを、カメラ7の撮像視野内の座標系であるXY座標系における回転中心の座標CXYに変換し、この変換した座標CXYとカメラ7の撮像視野の下端の位置との距離と、予め計測したローラ3の上面からカメラ7の撮像視野の下端までの距離(図3中、P1で示す)とを加算することにより、タイヤ5aの動的半径を算出するタイヤ半径算出手段13とを備えることを特徴とする。
本参考例に係るシャシーダイナモメータは、ホイル5に貼った2個のマーカ6からタイヤ5aの動的半径を求めることを特徴とし、以下の利点がある。
1.非接触でタイヤ5aの動的半径を高精度に計測できるという利点がある。
2.上記特許文献2に記載されている中心外の1点に付した1個のマーカにより回転体の中心位置を算出する方法に比べ、タイヤ5aの動的半径の検出精度が良いという利点がある。
3.ホイル5に2個のマーカ6を貼るだけで、簡易にタイヤ5aの動的半径を測定することができるという利点がある。
参考例2
以下、本発明に係るシャシーダイナモメータの第2の参考例について説明する。
なお、本参考例に係るシャシーダイナモメータの構成は、第1の参考例と同様である。
次に、本参考例に係るシャシーダイナモメータの動作原理について説明する。
本参考例においては、第1の参考例で説明したように、タイヤ5aとローラ3とを接触しないようにできない場合には、実際の計測の開始前の作業として、2個のマーカ6の位置とホイル5の回転中心の関係を以下の手順で計測する。
はじめに、自動車1のギア位置をニュートラルとするか自動車1のクラッチを切るなどしてホイル5が自動車1の駆動系から切り離され自由に回転できる状態とした上で、ローラ3を回転させてホイル5を一定速度で回転させて連続的に画像の撮像を行う。
次いで、位置検出手段10において、それぞれの画像において2個のマーカ6の位置を座標列として検出する。
次いで、回転中心算出手段11において、図6に示すように、得られた座標列はM1〜Mnの座標列とm1〜mnの座標列はそれぞれ円を構成しており、これら2つの円は同心円となっているため、それぞれの円の中心を求めることによって回転中心を算出する。なお、求められる2つの円の中心の点Cは同一の点となる。
最後に、位置データ記憶手段12において、m1とM1とを通る軸をU軸とし、U軸に対して直角方向の軸をV軸とするUV座標系を設定して、算出した回転中心をUV座標系に変換し、その回転中心のUV座標系における座標CUVを記憶する。
以上が計測の開始前に行う作業である。なお、この後の作業は第1の参考例と同様である。
以上説明したように本参考例に係るシャシーダイナモメータは、2個のマーカ6の位置とホイル5の回転中心との関係を計測する作業を行うために、ローラ3上に載置された自動車1においてホイル5を自動車1の駆動系から切り離されて自由に回転できる状態として、ローラ3を一定速度で回転させることでホイル5を回転させて2個のマーカ6が映る画像を連続的に撮像するカメラ7と、連続的に撮像した2個のマーカ6の位置を検出する位置検出手段10と、一方のマーカ6の位置であるM1〜Mnの座標列と他方のマーカ6の位置であるm1〜mnの座標列とがそれぞれ構成する円の中心を求めることによりホイル5の回転中心を算出する回転中心算出手段11と、所定の座標系としてUV座標系における回転中心の座標CUVを算出し、予め算出した回転中心の座標として記憶する位置データ記憶手段12とを備えることを特徴とする。
本参考例に係るシャシーダイナモメータは、第1の参考例の利点に加え、自動車1を持ち上げてタイヤ5aとローラ3を接触しないようにすることができない場合に有効であるという利点がある。
以下、本発明に係るシャシーダイナモメータの第1の実施例について説明する。
なお、本実施例に係るシャシーダイナモメータの構成は、第1の参考例とほぼ同様であるが、図7に示すように、ラインセンサ14を用いる点が異なる。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、図7に示すように、ラインセンサ14でホイル5を撮像し、このホイル5の外周を抽出して、タイヤ5aの動的半径を算出することを特徴とし、ホイル5の側面にマーカを設置する必要がないという利点がある。
一般的な価格のエリアカメラは2次元画像を撮像でき、かつ、撮像周波数は60fps程度である。これに対し、ラインセンサ14は、一次元画像しか撮像できないものの、高解像度、かつ、高い撮像周波数で撮像することができる。したがって、本実施例に係るシャシーダイナモメータにおいてはラインセンサ14を使用するため、エリアカメラに比べて高精度かつ高い周波数で計測できるという利点がある。
次に、本実施例に係るシャシーダイナモメータの動作原理について説明する。
ラインセンサ14は、図7に示したラインセンサ14のスキャン方向が、シャシーダイナモメータ上に設置した自動車1のホイル5を横切るように設置する。
図8に示すように、ラインセンサ14は、ラインセンサ14の走査線(図8中、Lで示す)の位置が、ローラ3の上面(すなわち、ローラ3とタイヤ5aとの接触点)から既知の距離(図8中、P2で示す位置)となり、かつ、スキャン方向が水平方向(図7中、x方向)となるようにラインセンサ14を固定する。なお、本実施例においては、予めホイル5の半径を計測しておく。
図9に示すように、ラインセンサ14により、時間tにおけるホイル5の2つの外周の軌跡の画像を取得する。そして、2つのホイル軌跡の間隔は、ホイル5の水平方向(図7中、x方向)の任意の位置の幅に対応する。これは、図10に示すように、ホイル5を円とした場合の弦に相当する。
位置検出手段10において、2値化処理を使用して画像中のホイル5の外周の軌跡の位置x1(t),x2(t)を抽出する。
次いで、タイヤ半径算出手段13において、「x1(t)−x2(t)」により、ホイル外周の軌跡間の距離w(t)(図10においては、「L1−L2」間の距離)を算出する。
図10に示すように、「L1−L2」間の距離が求まれば、「L1−L2」間の中心位置Mを求め、ラインセンサ14の走査線(図8中、Lで示す)上の中心位置Mから垂直にホイル5の中心位置までの距離を算出することができる。
そして、ラインセンサ14の走査線からホイル5の中心位置までの距離(図10中、Hで示す)と、予め計測したローラ3の上面からラインセンサ14の走査線までの距離(図10中、P2で示す)とを加算することにより、タイヤ5aの動的半径を算出することができる。
以上説明したように本実施例に係るシャシーダイナモメータは、シャシーダイナモメータのローラ3上で自動車1のタイヤ5aが回転しているときにホイル5の側面の外周を走査線(図8中、Lで示す)が横切り、かつ、この走査線がシャシーダイナモメータに対して水平になるように設置される撮像手段であるラインセンサ14と、画像中のホイル5の外周の軌跡を所定の2点の位置として検出する位置検出手段10と、所定の2点の位置と予め計測したホイル5の半径(図10中、「L1−C」又は「L2−C」で示す)とに基づき前記ホイルの回転中心を求め、所定の2点の位置の中点(図10中、Mで示す)とホイル5の回転中心との距離と、予め計測したローラ3の上面からラインセンサ14の走査線までの距離とを加算することにより、タイヤの動的半径を算出するタイヤ半径算出手段とを備えることを特徴とする。
本実施例に係るシャシーダイナモメータは、ラインセンサ14を用いてタイヤ5aの動的半径を求めることを特徴とし、以下の利点がある。
1.非接触でタイヤ5aの動的半径を高精度に計測できるという利点がある。
2.上記特許文献2に記載されている中心外の1点に付した1個のマーカにより回転体の中心位置を算出する方法に比べ、タイヤ5aの動的半径の検出精度が良いという利点がある。
3.エリアカメラに比べ、高分解能、かつ、高いサンプリング周波数でタイヤ5aの動的半径を計測できるという利点がある。
4.ホイル5側面にマーカを設置しなくとも、ラインセンサ14を設置するだけで、簡易にタイヤ5aの動的半径を測定できるという利点がある。
本発明は、例えば、シャシーダイナモメータにおける非接触でのタイヤの動的半径の計測に利用することが可能である。
1 自動車
2 ダイナモ
3 ローラ
4 シャシーダイナモメータ制御装置
5 ホイル
5a タイヤ
6 マーカ
7 カメラ
8 タイヤ半径算出装置
9 画像入力手段
10 位置検出手段
11 回転中心算出手段
12 位置データ記憶手段
13 タイヤ半径算出手段
14 ラインセンサ

Claims (1)

  1. シャシーダイナモメータのローラ上で自動車のタイヤが回転しているときにホイルの側面の外周を走査線が横切り、かつ、該走査線が前記シャシーダイナモメータに対して水平になるように設置される撮像手段と、
    画像中の前記ホイルの外周の軌跡を所定の2点の位置として検出する位置検出手段と、
    前記所定の2点の位置と予め計測した前記ホイルの半径とに基づき前記ホイルの回転中心を求め、
    前記所定の2点の位置の中点と前記ホイルの回転中心との距離と、予め計測した前記ローラの上面から撮像手段の前記走査線までの距離とを加算することにより、タイヤの動的半径を算出するタイヤ半径算出手段と
    を備える
    ことを特徴とするシャシーダイナモメータ。
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