JP2000314518A - マイクロ波溶融装置 - Google Patents

マイクロ波溶融装置

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JP2000314518A
JP2000314518A JP11122541A JP12254199A JP2000314518A JP 2000314518 A JP2000314518 A JP 2000314518A JP 11122541 A JP11122541 A JP 11122541A JP 12254199 A JP12254199 A JP 12254199A JP 2000314518 A JP2000314518 A JP 2000314518A
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microwave
container
melted
opening
infrared
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Hiroyuki Asano
啓行 浅野
Kazuhisa Henmi
和久 逸見
Susumu Maeda
進 前田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のマイクロ波溶融装置は、処理効率が悪
い。 【解決手段】 マイクロ波放射装置から放射されるマイ
クロ波によって、焼却灰などの被溶融物5を溶融させる
マイクロ波溶融装置において、斜め下向きに開口部1a
を有する容器1に納められる被溶融物5に、斜め下から
上記開口部を介してマイクロ波を照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波により
焼却灰などを溶融させるマイクロ波溶融装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物,家庭から出されるゴミなど
は、産業構造の変化,経済活動の発展に伴って増大の一
途をたどっている。近年、地球環境問題に対する認識の
高まりにより再資源化率の向上の兆しを見せているが、
依然として焼却処理,直接投棄が廃棄物処理の主流を占
めている。焼却時に残る焼却灰あるいは飛灰からは重金
属やダイオキシンなどの有害物質が溶出する可能性があ
るため、そのまま投棄できない。マイクロ波を用いた溶
融装置で焼却灰あるいは飛灰などを溶融すれば、処理温
度が高温であるためダイオキシンは発生せず、また溶
融,ガラス化による有害物質の閉じこめ効果が期待でき
る。
【0003】図8は、特開平9−112873号公報に
示されたマイクロ波溶融装置を示す図である。本装置で
はマイクロ波放射装置としてジャイロトロンを用いてお
り、1cm程度の短い波長のマイクロ波を利用してい
る。短波長のマイクロ波を用いれば容易に高い電力密度
が得られる。というのも、集束ミラーを用いればマイク
ロ波ビームを波長程度の直径にまで絞り込むことが可能
だからである。被加熱物の温度は、入射するマイクロ波
の電力密度と、輻射により放出される熱の密度とが釣り
合うことによりほぼ決まるので、高い電力密度でマイク
ロ波を照射すれば被加熱物の温度を容易に高温にするこ
とができ、溶融,ガラス化が可能である。
【0004】図8において、5は溶融炉100内におい
て溶融されて減容,固化された後に処分される焼却灰な
どの被溶融物、27は被溶融物5を加熱するためのマイ
クロ波を放射する例えばジャイロトロンなどのマイクロ
波放射装置、28はこのマイクロ波放射装置27に接続
され、マイクロ波を伝送する導波管、25は導波管28
の先端部に設けられ、溶融炉100内においてマイクロ
波を放射するアンテナ、29は溶融炉100内において
アンテナ25に対向して設置され、アンテナ25から照
射されたマイクロ波を被溶融物5に集束して照射する集
束ミラー、40は溶融炉100内で発生する水蒸気や他
のガス類を外部に排気する排気管、41は被溶融物5を
溶融炉100内に投入するための投入口、43は集束ミ
ラー29を駆動して、被溶融物5へのマイクロ波照射位
置を移動させるミラー駆動装置、45はマイクロ波放射
装置27としてのジャイロトロンを発振動作させるため
の電源、46はジャイロトロンを冷却するための冷却装
置、47は焼却灰などの被溶融物5が溶融し、ガラス状
に固化,減容された溶融物を外へ取り出すための取り出
し口、48は溶融炉100を支持する支持構台である。
【0005】次に動作について説明する。上記構成のマ
イクロ波溶融装置を用いて被溶融物5を溶融する場合に
は、まず、ベルトコンベア50などで運ばれてくる被溶
融物5を投入口41より溶融炉100内に投入する。次
に電源45より電力を供給してマイクロ波放射装置27
としてのジャイロトロンを動作させ、発生させたマイク
ロ波を導波管28にて溶融炉100内に導き、アンテナ
25から、対向配置している集束ミラー29に放射す
る。次にミラー駆動装置43を作動させて集束ミラー2
9を制御し、集束ミラー29を回転および平行移動させ
る。これによって、マイクロ波を溶融炉100内の所定
の範囲にビーム状に鋭く集束させて照射し、さらにはそ
の集束したマイクロ波ビームを走査させることにより、
溶融炉100内に投入された被溶融物5をその誘電損に
て内部より発熱させて溶融させる。この被溶融物5の溶
融時には水蒸気やその他のガス類が発生するので、それ
らを排気管40に接続された排気装置(図示省略)で処
理する。溶融炉100内の被溶融物5が溶融して一定時
間経過した後、ガラス状に固化した溶融物を取り出し口
47より溶融炉100外に取り出し、ベルトコンベア5
1などで運搬して処分する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のマイクロ波溶融
装置は、上述したように被溶融物5に対してマイクロ波
を上方から照射するものである。この場合、被溶融物5
は表面から溶融し始めるが、溶融して高温になると強烈
な赤外線を放射し、入射するマイクロ波による熱入力と
赤外線による放射熱が釣り合う。こうなれば、マイクロ
波パワーはそれ以上は被溶融物5に入らなくなる。ま
た、一般に被溶融物5は熱伝導率が小さいため、溶融部
分の熱は未溶融の部分には伝わりにくく、結局、溶融部
分がそれ以上大きくならない。また、溶融部分から放射
された赤外線は溶融炉100の内壁を加熱することにな
り、結局、損失となって加熱効率が低い。
【0007】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたもので、装置の処理能力を向上でき、効率の良
いマイクロ波溶融装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、マイクロ波放
射装置から放射されるマイクロ波によって、焼却灰など
の被溶融物を溶融させるマイクロ波溶融装置において、
斜め下向きに開口部を有する容器に納められる上記被溶
融物に、斜め下から上記開口部を介してマイクロ波を照
射するようにした。また、少なくとも上記開口部側の部
分が1400℃以上の融点を持った高融点材料で形成さ
れたものとする。また、少なくとも上記開口部側の部分
が筒状に形成されたものを用い、この筒状部分の軸中心
が水平面に対して45°〜60°の角度で傾斜する状態
に容器を支持する。また、少なくとも上記開口部側の筒
状部分を、軸中心を回転中心として回転させる。また、
表面に、上記マイクロ波の波長より小さく、上記容器の
開口部付近にある被溶融物から放射される赤外線の波長
より長いピッチで断面V字型の溝が連続して設けられて
成る反射板を備え、この反射板を介して上記容器の開口
部付近の被溶融物にマイクロ波を照射するようにした。
また、上記容器の開口部と上記反射板との間に、上記赤
外線を反射板に導くとともに、再び被溶融物の方に戻す
ための赤外線閉じ込め手段を備えた。また、上記赤外線
閉じ込め手段には、マイクロ波が進入してくる側の開口
の面積を該赤外線閉じ込め部品の断面積より小さくし、
かつマイクロ波をスムーズに上記開口から入射させるた
めの、ホーンなどの手段を備えた。また、反射板の表面
に気体を吹き付ける気体吹き付け手段や、容器内におい
て溶融物から発生するガスを排出するようための排気手
段を設ける。また、容器の上端側には、当該容器に被溶
融物を入れる前に当該被溶融物を押し固める機構を設け
た。また、マイクロ波の放射方向と同方向から反射板の
表面に気体を吹き付ける気体吹き付け手段を備えている
とともに、赤外線閉じ込め手段に排気用のスリットを設
け、このスリットに排気手段の一部を構成する排気パイ
プを繋ぐようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1について、図1,2を用いて説明する。図1
において、1はマイクロ波で溶融される焼却灰などの被
溶融物5が詰め込まれる円筒状の容器であり、内部で被
溶融物5を溶融させるための例えば炭化珪素等の高融点
材料から成る高融点容器6と,金属容器10とを組合わ
せて成るものである。この容器1は、高融点容器6を下
側にして斜めに設置される。2は反射板であり、これは
マイクロ波を容器1の下部側となる高融点容器6の下端
開口部1a方向に反射させるものである。3は反射板2
を冷却するための水を流すためのパイプ、4は赤外線の
発散を防ぐ赤外線閉じ込め部品、27Aはジャイロトロ
ンなどのマイクロ波放射装置、25Aはマイクロ波放射
装置27Aからのマイクロ波を放射するアンテナ、29
Aはアンテナ25Aから放射されてくるマイクロ波を反
射板2に集中させるためのマイクロ波集束ミラーであ
る。7は高融点容器6を高温に保ち、溶融物を流れ出し
やすくするために高融点容器6を断熱する断熱材、8は
断熱材7を納めるケース、9はマイクロ波を遮蔽するた
めのマイクロ波遮蔽筐体、11は金属容器10に固定さ
れた歯車、12は容器1を回転させるモータ、13は容
器1の支持体、13a〜13dは容器1を回転自在に支
えるローラ、14は投入口シャッター、15は被溶融物
5を押し固めるための容器、16は被溶融物5を押しつ
けるピストン、17は被溶融物5を蓄えるタンク、18
は投入口シャッター14を出し入れするシャフト、19
は容器1内の被溶融物5から放出されるガスを排出する
ために一端側が排気ポンプに繋がれ、他端側19aが容
器1内に延長されたガス排出パイプ、20は反射板2の
表面に空気を勢いよく吹き付けるためにコンプレッサな
どに繋がれた空気吹き付けパイプ、21はマイクロ波遮
蔽材、22は溶融物を収集するタンクである。
【0010】上記マイクロ波遮蔽筐体9は、例えばステ
ンレスで形成され、マイクロ波遮蔽筐体9の外にマイク
ロ波が漏れるのを防いで、モータ12などの機械部品を
マイクロ波から保護するためにマイクロ波を遮蔽するた
めのものであり、図2に示すような斜面部9fを有する
外形の筐体から成り、内部には、マイクロ波を放射して
上記高融点容器6の下端開口部1a方向に導くための構
成部品としての上記アンテナ25A,マイクロ波集束ミ
ラー29A,反射板2,赤外線閉じ込め部品4、及び溶
融物を収集するための上記タンク22などが配置されて
いる。尚、このタンク22は上記マイクロ波遮蔽筐体9
の側面に設けられた扉(図示せず)を介して外部に出せ
るようになっている。マイクロ波遮蔽筐体9の斜面部9
fには円形孔9sが形成されており、上記容器1は、上
記高融点容器6の下端開口部1aが上記円形孔9sを介
してマイクロ波遮蔽筐体9内に臨むように配置され、か
つ、ローラ13a〜13dにより回転自在に支持されて
いる。
【0011】上記ローラ13a〜13d及びモータ12
は、上記容器1を囲む例えば図2に示すような円筒状の
支持体13の内周側の数箇所から上記容器1の外周側に
突出する支持アーム13xの先端側に取付けられてい
る。ガイドローラ13a〜13cは金属容器10の外周
面に沿って滑走し、ガイドローラ13dは金属容器10
の容器15側の一端側に設けられたフランジ10aと外
周面との間に形成されたR周面10rに沿って滑走す
る。また、マイクロ波遮蔽板9と上記ケース8のフラン
ジ8aとの間は摺動可能な材料を用いたマイクロ波遮蔽
材21により遮蔽されている。即ち、フランジ8aの表
面には、マイクロ波遮蔽筐体9の円形孔9sの周囲内面
側に対応するようにリング状の金属製のマイクロ波遮蔽
材21が取付けられており、このマイクロ波遮蔽材21
が上記円形孔9sの周囲内面側を摺動する。従って、容
器1は、ガイドローラ13dにより、図1に示すように
斜面部9fに対して直角に延長する状態、即ち、水平面
に対してその軸中心が傾斜した状態に支持され、かつ、
ガイドローラ13a〜13dにより回転自在に支持され
ている。
【0012】上記容器1の傾斜角度は、被溶融物5が溶
融状態になった物が高融点容器6の下端開口部1aから
タンク22にスムーズに落下し、かつ、焼却灰などの被
溶融物5が粉の状態でボロボロと落下しないような条件
を満たす傾斜角度に設定する。尚、マイクロ波を照射し
始めると、被溶融物においてマイクロ波が当たる部分は
全表面が短時間で溶融してしまうので、こうなると、そ
の奥にある粉状の被溶融物5はボロボロと落ちることは
無くなるため、溶融状態物をスムーズに落下させること
を優先して、容器1の軸中心が水平面に対して45°〜
60°ぐらいで傾斜するような状態に容器1を設置する
のが適当かと思われるが、上記条件を満たすのであれば
45°〜60°の範囲以外であってもかまわない。ただ
し、極端に緩やかな傾斜角度だと、被溶融物5が溶融状
態になった物がスムーズに落下しにくく、また、極端に
急な傾斜角度だと、焼却灰などの被溶融物5が粉の状態
でボロボロと落下してしまうと考えられるので、好まし
くない。
【0013】容器1はモータ12による回転駆動力で回
転する。つまり、モータ12の回転駆動力が歯車12a
を介して歯車11に伝達され、これにより、容器1がガ
イドローラ13a〜13dでガイドされながら回転す
る。よって、容器1の高融点容器6の下端開口部1aを
介してこの下端開口部1a側付近にある被溶融物5の表
面全体にマイクロ波を照射できるようになり、また、溶
融物の落下を促進させることができる。尚、この時の回
転速度は1秒に1回転以下の低速がよい。なぜならば、
溶融物は溶融することにより流動性を持つようになる
が、粘度は依然大きく、流れ出すまでに時間がかかるた
めである。
【0014】上記赤外線閉じ込め部品4は、高融点容器
6の下端開口部1a付近にある被溶融物5から放射され
る赤外線の発散を防止し、できるだけ多くの赤外線を反
射板2に導いて、再び被溶融物5の方に戻すことにより
加熱効率を向上する第1の目的と、溶融物をタンク22
に落下させるために高融点容器6と反射板2との間に隙
間を設けるための第2の目的のために取り付けられてい
る。赤外線閉じ込め部品4は、例えばステンレスにより
形成された円筒の一端側の一部を切欠いたものを用い、
この切欠部4aを、図1に示すように、高融点容器6の
下端開口部1aの下方側に対応するよう位置させること
で上記隙間が設けられることになる。尚、赤外線閉じ込
め部品4は、その軸中心が容器1の軸中心と一致するよ
うに、高融点容器6の下端開口部1aと反射板2との間
に設置される。従って、上記切欠部4aにより、赤外線
閉じ込め部品4の一端側を高融点容器6の下端開口部1
aに近接して配置できるようになって上記第1の目的を
達成できるとともに、高融点容器6の下端開口部1aの
下方側と反射板2との間に大きな隙間が設けられること
になって上記第2の目的を達成できる。
【0015】上記反射板2は、例えばアルミニウムやス
テンレスより成り、図3のように、表面にV字型の溝2
aが形成されている。このV字型の溝2aのピッチPは
マイクロ波の波長に対しては十分小さいが、赤外線の波
長に対しては十分大きくしてある。例えば、28GHz
のマイクロ波の波長は約10mmであるので、ピッチP
を1〜2mm程度にしておけばよい。このようにしてお
けば、マイクロ波に対しては反射板2は単に平面ミラー
として働くので、マイクロ波は矢印24aから24bの
方向に進む。一方、被溶融物5から放射される赤外線に
対しては、V字型の溝2aの1段1段がミラーとして働
くので、赤外線は26の破線の矢印のように反射されて
戻って行く。その結果、被溶融物5からの赤外線による
熱の逃げを抑え、加熱効率を向上させることができる。
また、この反射板2は表面に付着物があると十分な効果
が得られなくなるので、コンプレッサなどによりパイプ
20を介して表面に空気を勢いよく吹き付け、表面に付
着しようとする物を吹き飛ばすようにする。また、反射
板2は赤外線を受けて高温になるので、パイプ3を介し
て供給される冷却水で冷却するようにしている。パイプ
3は反射板2内に延長してジグザグ状に配置され、冷却
水を反射板のすみずみまで循環できるようにしている。
【0016】上記マイクロ波放射装置27Aとしてのジ
ャイロトロンは図1,図2に示すように、マイクロ波遮
蔽筐体9の側面に配置され、別の支持装置で支持されて
いる。尚、このジャイロトロンの一般的な構成は図4に
示すとおりである。即ち、電子銃27aから放射される
電子ビームは、電磁石あるいは永久磁石で構成される磁
場発生装置27bによって供給される軸方向磁界に巻く
付きように旋回運動をしながらキャビティ27cに入射
する。キャビティ27cでは、電子ビームと電磁波(マ
イクロ波)とが相互作用を行う事により、電磁波が励振
される。相互作用後の電子ビームはコレクタ27dで回
収され、発生した電磁波は出力窓27eを通過して外部
へ放出される。即ち、アンテナ5を介してマイクロ波集
束ミラー29Aに放射される。
【0017】次に動作について説明する被溶融物5は、
最初にシャッター14が閉じた状態でタンク17から導
入され、ピストン16により容器15内で押し固められ
る。その後、シャッター14を開いて、ピストン16で
被溶融物5を容器1の中に押し込む。押し固める目的
は、押し固めることによって被溶融物5の密度を大きく
し、マイクロ波の吸収効率を高めることと、容器1を斜
めに設置しても被溶融物5が落下することなく、表面か
らマイクロ波の照射を受けて溶融して行くようにするた
めである。
【0018】そして、ジャイロトロンを駆動して発生さ
せたマイクロ波はアンテナ25によって集束ミラーに照
射され、マイクロ波ビームの中心が矢印24aおよび赤
外線閉じ込め部品4を介して矢印24bに沿うように進
み、回転する容器1の高融点容器6の下端開口部1a付
近に位置する被溶融物5に照射され、この被溶融物5を
加熱する。被溶融物5は1400℃程度に加熱され、溶
融して流動性を帯びて流れ出し、タンク22に落下す
る。溶融物はこのように高温になるので、それを納める
部材は高融点の材料で製作された物である必要があるた
め、1400℃以上の融点をもつ高融点材料で形成され
た高融点容器6を用いている。ただ、このように高温に
なるのは一部分であるので、それ程高温にならない部分
は高価な高融点材料を用いた部品である必要はなく、安
価で加工の容易なステンレスなどの金属でよい。高融点
容器6と金属容器10を接合して容器1を構成している
のはこの理由による。
【0019】尚、溶融時には被溶融物5からガスが発生
し、マイクロ波により点火される。この現象が起こる
と、炎はマイクロ波の反射体となり、加熱効率が低下し
たり、マイクロ波放射装置27Aの動作を不安定にする
原因となるため、パイプ19に排気ポンプを繋げ、発生
ガスを排出するようにしている。
【0020】実施の形態1のマイクロ波溶融装置によれ
ば、斜め下向きに開口部1aを持った容器1に納められ
る被溶融物5に対してマイクロ波を斜め下から照射する
ようにし、溶融した部分は、マイクロ波の照射を受けな
いように上記開口部1aから次々と落下させて除去され
るように構成したので、溶融した部分を次々と落下させ
て未溶融部分にマイクロ波を効率よく照射できて単位時
間内の被溶融物の処理量を増やせるという効果が得られ
る。また、容器1を回転させることにより、より確実に
上記効果を達成できる。また、被溶融物5に含まれるダ
イオキシンや重金属などの有害物質が溶出しないように
して無害化し、安全に廃棄あるいは再利用できるように
なる。さらに、マイクロ波に対しては単に平面ミラーと
して、被溶融物5から放射される赤外線に対しては1段
1段がミラーとして機能するようなV字溝を表面に形成
して成る反射板2を備えたので、被溶融物5を効率よく
加熱することができ、実用的なマイクロ波溶融装置を提
供することができる。また、赤外線閉じ込め部品4を備
えているので、被溶融物5を効率よく加熱することがで
き、また、切欠部4aを形成した赤外線閉じ込め部品4
を用いているので、赤外線閉じ込め部品9の一端側を高
融点容器6の下端開口部1aに近接して配置できるよう
になるので、より加熱効率を向上できるとともに、高融
点容器6の下端開口部1aの下方側と反射板2との間に
大きな隙間が設けられることになって溶融物をタンク2
2に確実に落下させることができる。
【0021】実施の形態2.実施の形態1では、マイク
ロ波放射装置27Aとして用いるジャイロトロンは、そ
の管軸が図1の紙面に垂直となるよう配置したが、図5
に示すように、ジャイロトロンの管軸が容器1の軸中心
と略平行となるようにジャイロトロンを配置する。この
ように配置すれば実施の形態1で述べた効果の他に、図
5の奥行き方向の装置寸法が小さくなり、設置場所を小
さくすることが可能となる。尚、本実施の形態2の場
合、ジャイロトロンの管軸が容器1の軸と略平行となる
ようにマイクロ波放射装置27Aとしてのジャイロトロ
ンを配置するために、支持体13としては、図2のよう
な円筒状のものでなく、例えば角筒状のものを用い、平
面となる上面にジャイロトロンを配置する方が、ジャイ
ロトロンを安定に配置するためには好ましい。
【0022】実施の形態3.また、図6のようにしても
よい。図6は、例えば図1を左側から見た図に相当す
る。ここでは、ジャイロトロンを床面Fに設置するよう
にする。即ち、この場合、ジャイロトロンの管軸が鉛直
方向(即ち、水平面に対して直角方向)を向くように設
置するが、曲がった導波管28を用いてマイクロ波をマ
イクロ波遮蔽筐体9内に導くようにする。この場合、ジ
ャイロトロンを床面Fなどに設置することができ、高所
に設置する必要がなくなる。マイクロ波放射装置27A
として用いる一般的なジャイロトロンは大きな重量を持
っており、このようにすることにより、実施の形態1で
述べた効果の他に、設置作業が簡単になると同時に、安
全である。
【0023】実施の形態4.本実施の形態4では、図7
に示すように、マイクロ波用ホーン29を取り付けた赤
外線閉じ込め部品4Aを用い、被溶融物5から放射され
る赤外線をできるだけ閉じ込めることができる構造と
し、また、ホーン29を通って出てきた赤外線は反射板
2で反射させ、再び被溶融物5の方へ戻って行くように
している。即ち、ある程度広がりのあるマイクロ波ビー
ムが、ホーン29の狭い開口29aを通過するようにし
て、被溶融物5に照射するマイクロ波ビームを絞り込む
ためと、赤外線の逃げを少なくするために、マイクロ波
ビーム入射側に狭い開口29aを持つホーン29を取付
けて赤外線閉じ込め部品4Aを構成するようにした。こ
のようなホーン29を有する赤外線閉じ込め部品4Aを
用いれば、マイクロ波ビームを絞り込むことができると
ともに、容器1側からマイクロ波の入射側を見たとき
の、赤外線閉じ込め部品の開口部面積を小さくすること
ができ、それだけ赤外線の逃げを少なくできる。また、
本実施の形態4では、パイプ20による空気の吹き付け
角度を設定し、ホーンから出てくるガスを押し戻すよう
にしている。即ち、空気の吹き付け角度が、マイクロ波
の入射方向24aとほぼ同角度となるように、パイプ2
0が配置されている。尚、実施の形態1でも説明したよ
うに、溶融時に被溶融物5から発生するガスはマイクロ
波により点火され、その結果生成される炎はマイクロ波
の反射体となり、場合によっては、炎はマイクロ波の経
路24a,24bを逆行し、マイクロ波放射装置27A
の動作を不安定にする。よって、図7のようにしておけ
ば、発生ガスがマイクロ波放射装置27Aの方へ拡散し
て行くことを防止でき、マイクロ波放射装置27Aの動
作を安定化できる。ただ、パイプ20から吹き付けられ
た空気は赤外線閉じ込め部品4を通って被溶融物5の方
へ進むが、被溶融物5まで達してしまうと被溶融物5を
空冷する事になり、不利である。そこで、本実施の形態
4では、赤外線閉じ込め部品4に排気スリット30を設
け、この排気スリット30にパイプ19を取り付けて排
気するようにしたので、パイプ20から吹き付けられた
空気は被溶融物5を空冷することなく排気される。この
ようにすることにより、実施の形態1で述べた効果の他
に、赤外線放射による熱損失を小さくし、マイクロ波放
射装置27Aの動作を安定化し、また、被溶融物5が空
冷されることを防ぐことができるので、熱効率が良く、
信頼性が高く、使いやすいマイクロ波溶融装置を提供す
ることができる。
【0024】尚、上記各実施の形態においては、円筒状
の容器1や赤外線閉じ込め部品4,4Aを用いたが、角
筒状など筒状のものを用いればよい。また、上記各実施
の形態においては、斜面部9fを有するマイクロ波遮蔽
筐体9に対して筒状の容器1そのものを傾斜させて設置
するようにしたが、必ずしも斜面部9fを有するマイク
ロ波遮蔽筐体9を用いる必要はないし、また、マイクロ
波が照射される側の下部にだけ、斜め下向きに開口部を
有する容器を用いてもよい。例えば、金属容器の部分は
垂直あるいは水平に延長していて、高融点容器だけが斜
め下向きのような容器を用い、この高融点容器だけを独
立して回転させるようにしてもよい。また、図1に示す
ような支持体13を用いずとも、少なくとも容器1の開
口部に近い部分を回転させることができるように支持さ
れていればよい。また、容器を回転させないようにして
もよい。また、反射板や赤外線閉じ込め部品を用いず
に、マイクロ波をマイクロ波集束ミラーを介して容器の
開口部内に照射するようにしてもよい。従って、少なく
とも、斜め下向きに開口部を有する容器をそのまま支持
し、この容器に納められる被溶融物に斜め下からマイク
ロ波を照射して、上記開口部付近の被溶融物を加熱し、
溶融した部分が自然に落下するようにした構成であれば
よい。また、上記各実施の形態において、排気ポンプの
排気側をパイプ20に繋いで排気を循環させるようにし
て反射板2の表面に吹き付けるようにすれば、排気を効
率的に利用でき、コンプレッサなどが必要なくなるので
設備コストを削減できる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、斜め下向きに開口部を
有する容器に納められる被溶融物に、斜め下から上記開
口部を介してマイクロ波を照射するようにしたので、装
置の処理能力を向上でき、効率の良いマイクロ波溶融装
置が得られる。また、少なくとも上記開口部側の部分が
筒状に形成されたものを用い、この筒状部分の軸中心が
水平面に対して45°〜60°の角度で傾斜する状態に
容器を支持するようにすることで、上記効果が良好に得
られる。また、上記容器の軸中心を回転中心として回転
させることにより、溶融した部分は、より効果的に、マ
イクロ波の照射を受けないように次々と除去されるよう
になって、上記効果をさらに高めることができる。ま
た、反射板を備えたので、被溶融物からの赤外線による
熱の逃げを防ぐことができ、加熱効率を向上させること
ができる。また、赤外線閉じ込め手段を備えたので、加
熱効率を向上させることができ、また、上記赤外線閉じ
込め手段は、一端側が上記容器の開口部に近接するよう
に配置され、かつ、上記開口部の下方側に対応する部分
には切欠部が形成されているものを用いたので、溶融物
の落下を邪魔するものが無くなり、赤外線閉じ込め手段
を用いた場合でも溶融物を確実に落下させることができ
る。また、上記赤外線閉じ込め手段は、上記反射板側で
ある他端側に、マイクロ波が進入してくる側の開口の面
積を該赤外線閉じ込め手段の断面積より小さくし、かつ
マイクロ波をスムーズに上記開口から入射させるための
手段、例えば、ホーンを備えるものとしたので、さらに
加熱効率を上げることができる。また、排気手段を備え
たので、マイクロ波放射装置の動作の安定を担保でき、
加熱効率を上げることができる。また、反射板の表面に
空気を吹き付けるようにしたので、反射板の機能を良好
に維持できる。また、上記マイクロ波の放射方向と同方
向から上記反射板の表面に気体を吹き付ける気体吹き付
け手段を備え、気体が被溶融物の方向に逆行する恐れが
ある場合に、赤外線閉じ込め部品に排気用のスリットを
設けて排気するようにしたので、マイクロ波放射装置の
動作の安定を担保でき、加熱効率を上げることができ
る。また、上記容器に溶融物を入れる前に被溶融物を押
し固めるようにしたので、被溶融物が落下しにくくな
り、また、被溶融物の密度が大きくなるので、被溶融物
のマイクロ波の吸収効率を高めることができる。また、
上記マイクロ波放射装置としてのジャイロトロンの管軸
が被溶融物を納める容器の軸と略平行になるようにジャ
イロトロンを配置すれば、設置場所を小さくする事がで
き、また、その管軸が水平面に対して略直角になるよう
に配置すれば、設置作業を簡単、かつ、安全にできるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のマイクロ波溶融装置の主要部
を示す図である。
【図2】 実施の形態1のマイクロ波溶融装置の概観斜
視図である。
【図3】 反射板の構造を説明するための図である。
【図4】 本発明のマイクロ波溶融装置に使用するジャ
イロトロンの一般的な構造を示す図である。
【図5】 実施の形態2のマイクロ波溶融装置の主要部
を示す図である。
【図6】 実施の形態3のマイクロ波溶融装置を説明す
る図である。
【図7】 実施の形態4のマイクロ波溶融装置を説明す
る図である。
【図8】 従来のマイクロ波溶融装置の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 容器、1a 容器の開口部、2 反射板、4 赤外
線閉じ込め部品、5被溶融物、6 高融点容器、9 マ
イクロ波遮蔽筐体、10 金属容器、12モータ、1
9,20 パイプ,27,27A マイクロ波放射装置
(ジャイロトロン)、29 マイクロ波用ホーン、30
排気スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 進 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3K061 AA23 AB03 AC03 BA07 CA13 DA01 DA17 DB03 DB20 NB02 NB14 NB27 NB28 3K090 LA04 LA05 NA06 NA09 PA05 4K061 AA02 BA12 DA00 DA05

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波放射装置から放射されるマイ
    クロ波によって、焼却灰などの被溶融物を溶融させるマ
    イクロ波溶融装置において、 斜め下向きに開口部を有する容器に納められる上記被溶
    融物に、斜め下から上記開口部を介してマイクロ波を照
    射するようにしたことを特徴とするマイクロ波溶融装
    置。
  2. 【請求項2】 上記容器は、少なくとも上記開口部側の
    部分が1400℃以上の融点を持った高融点材料で形成
    されたものであることを特徴とする請求項1に記載のマ
    イクロ波溶融装置。
  3. 【請求項3】 上記容器として、少なくとも上記開口部
    側の部分が筒状に形成されたものを用い、この筒状部分
    の軸中心が水平面に対して45°〜60°の角度で傾斜
    する状態に容器を支持するようにしたことを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のマイクロ波溶融装置。
  4. 【請求項4】 上記容器の少なくとも上記開口部側の筒
    状部分を、軸中心を回転中心として回転させる手段を備
    えたことを特徴とする請求項3に記載のマイクロ波溶融
    装置。
  5. 【請求項5】 上記回転させる手段は、上記容器の少な
    くとも上記開口部側の筒状部分を、時間平均で1秒に1
    回転以下の低速で連続あるいは断続的に回転させること
    を特徴とする請求項4に記載のマイクロ波溶融装置。
  6. 【請求項6】 表面に、上記マイクロ波の波長より小さ
    く、上記容器の開口部付近にある被溶融物から放射され
    る赤外線の波長より長いピッチで断面V字型の溝が連続
    して設けられて成る反射板を備え、この反射板を介して
    上記容器の開口部付近の被溶融物にマイクロ波を照射す
    るようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2
    または請求項3または請求項4または請求項5に記載の
    マイクロ波溶融装置。
  7. 【請求項7】 上記容器の開口部と上記反射板との間
    に、上記赤外線を反射板に導くとともに、再び被溶融物
    の方に戻すための赤外線閉じ込め手段を備えたことを特
    徴とする請求項6に記載のマイクロ波溶融装置。
  8. 【請求項8】 上記赤外線閉じ込め手段は、一端側が上
    記容器の開口部に近接するように配置される筒状体より
    成り、かつ、上記開口部の下方側に対応する部分には切
    欠部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載
    のマイクロ波溶融装置。
  9. 【請求項9】 上記赤外線閉じ込め手段は、上記反射板
    側である他端側に、マイクロ波が進入してくる側の開口
    の面積を該赤外線閉じ込め部品の断面積より小さくし、
    かつマイクロ波をスムーズに上記開口から入射させるた
    めの手段を備えていることを特徴とする請求項7または
    請求項8に記載のマイクロ波溶融装置。
  10. 【請求項10】 請求項6または請求項7または請求項
    8または請求項9に記載のマイクロ波溶融装置におい
    て、 上記反射板の表面に気体を吹き付ける気体吹き付け手段
    を備えていることを特徴とするマイクロ波溶融装置。
  11. 【請求項11】 請求項1または請求項2または請求項
    3または請求項4または請求項5または請求項6または
    請求項7または請求項8または請求項9または請求項1
    0に記載のマイクロ波溶融装置において、 上記容器内において溶融物から発生するガスを排出する
    ようための排気手段を備えたことを特徴とするマイクロ
    波溶融装置。
  12. 【請求項12】 請求項7または請求項8または請求項
    9に記載のマイクロ波溶融装置において、 上記マイクロ波の放射方向と同方向から上記反射板の表
    面に気体を吹き付ける気体吹き付け手段を備えていると
    ともに、上記赤外線閉じ込め手段に排気用のスリットを
    設け、このスリットに排気手段の一部を構成する排気パ
    イプを繋いだことを特徴とするマイクロ波溶融装置。
  13. 【請求項13】 請求項1または請求項2または請求項
    3または請求項4または請求項5または請求項6または
    請求項7または請求項8または請求項9または請求項1
    0または請求項11または請求項12に記載のマイクロ
    波溶融装置において、 上記容器の上端側には、当該容器に溶融物を入れる前に
    当該溶融物を押し固める機構を備えたことを特徴とする
    マイクロ波溶融装置。
  14. 【請求項14】 請求項1または請求項2または請求項
    3または請求項4または請求項5または請求項6または
    請求項7または請求項8または請求項9または請求項1
    0または請求項11または請求項12または請求項13
    に記載のマイクロ波溶融装置において、 上記マイクロ波放射装置としてジャイロトロンを用いた
    ことを特徴とするマイクロ波溶融装置。
  15. 【請求項15】 ジャイロトロンは、その管軸が略水平
    になるように配置したことを特徴とする請求項14に記
    載のマイクロ波溶融装置。
  16. 【請求項16】 ジャイロトロンは、その管軸が被溶融
    物を納める容器の軸と略平行になるように配置したこと
    を特徴とする請求項14に記載のマイクロ波溶融装置。
  17. 【請求項17】 ジャイロトロンは、その管軸が水平面
    に対して略直角になるように配置したことを特徴とする
    請求項14に記載のマイクロ波溶融装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005021450A1 (ja) * 2003-08-29 2005-03-10 Nippon Sheet Glass Company, Limited ガラス溶融装置及びガラス溶融方法

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WO2005021450A1 (ja) * 2003-08-29 2005-03-10 Nippon Sheet Glass Company, Limited ガラス溶融装置及びガラス溶融方法

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