JP2000313783A - 熱可塑性樹脂組成物、その摺動性改質剤ないし改良方法および改質剤の製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物、その摺動性改質剤ないし改良方法および改質剤の製造方法

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JP2000313783A
JP2000313783A JP12321799A JP12321799A JP2000313783A JP 2000313783 A JP2000313783 A JP 2000313783A JP 12321799 A JP12321799 A JP 12321799A JP 12321799 A JP12321799 A JP 12321799A JP 2000313783 A JP2000313783 A JP 2000313783A
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polytetrafluoroethylene
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slidability
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JP12321799A
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English (en)
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Takashi Miura
崇 三浦
Masahiro Osuga
正宏 大須賀
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動性を付与した熱可塑性樹脂組成物、その
改良方法、その為の改質剤およびその製造方法。 【解決手段】 ポリテトラフルオロエチレン含量が0.
5〜80重量%である粒子径が10μm以下のポリテト
ラフルオロエチレン粒子と、有機系重合体とを含有する
改質剤。様々な成型方法において、優れた摺動性が永久
的に持続し、かつ、表面外観性の良好な成型品を得るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摺動性の改良され
た熱可塑性樹脂組成物ないしその改質剤、改良方法、改
質剤の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR等のAV機器、プリンタ等のOA
機器をはじめとする種々の分野に、熱可塑性樹脂からな
る成形体が広く用いられており、それらの成形体の要求
物性の一つとして摺動性が挙げられる。現在、熱可塑性
樹脂の摺動性を付与する改質剤として、シリコーンオイ
ル、シリコーンパウダー、テフロンパウダー等の添加が
提案されている(参照:特開平2−18444号公報、
特開平6−179788号公報、文献「摺動特性」"プ
ラスチックス Vol.47 NO.9")。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た改質剤による手段では、一時的には良好な結果を示す
が、永久的な改良効果を発揮するものとはいえず、ま
た、均一に分散されにくいため表面外観が損なわれるこ
とがあった。本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、摺動性を付与した熱可塑性樹脂組成物、その
改良方法、その為の改質剤およびその製造方法を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の摺動性改質剤
は、ポリテトラフルオロエチレン含量が0.5〜80重
量%である粒子径が10μm以下のポリテトラフルオロ
エチレン粒子と、有機系重合体とを含有するものであ
る。この摺動性改質剤は、粒子径が0.05〜1.0μm
のポリテトラフルオロエチレン粒子水性分散液と有機系
重合体粒子水性分散液との混合物を凝固またはスプレー
ドライにより粉体化するか、または、粒子径が0.05
〜1.0μmのポリテトラフルオロエチレン粒子水性分
散液の存在下で、有機系重合体を構成する単量体を重合
した後、凝固またはスプレードライにより粉体化する
か、または、粒子径が0.05〜1.0μmのポリテトラ
フルオロエチレン粒子水性分散液と有機系重合体粒子水
性分散液とを混合した分散液中で、エチレン性不飽和結
合を有する単量体を乳化重合した後、凝固またはスプレ
ードライにより粉体化して製造したものが望ましい。
【0005】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、その摺動
性改質剤が、熱可塑性樹脂を100重量部に対して、
0.5〜50重量部添加されていることを特徴とするも
のである。この際、熱可塑性樹脂の100重量部に対す
るポリテトラフルオロエチレン成分の含量割合が0.0
001〜20重量部であることが望ましい。また、熱可
塑性樹脂組成物中には、さらにゴム成分を含有すること
が望ましい。請求項3に係る熱可塑性樹脂組成物の摺動
性改良方法は、上記摺動性改質剤を熱可塑性樹脂に添加
し、溶融混練してマスターペレット化し、このマスター
ペレットをさらに熱可塑性樹脂に配合し、摺動性改質剤
の含有量を熱可塑性樹脂の総量100重量部に対して
0.5〜50重量部とすることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明が適用される熱可塑性樹脂
(A)には、一般に知られている殆ど全ての熱可塑性樹
脂を挙げられる。例えば、ポリスチレン(PS)、スチ
レン/アクリロニトリル共重合体樹脂(SAN)等のス
チレン系樹脂、ポリメチルメチクリレート(PMMA)
などのアクリル系ビニル重合体、ポリエチレン(P
E)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリフェニレンエ
ーテル樹脂(PPE)及びその変性品、芳香族ポリエス
テル樹脂(PET、PBT)、ポリカーボネート樹脂
(PC)、ポリカプロアミド(ナイロン6)、ポリヘキ
サメチレンアジパミド(ナイロン66)などポリアミド
樹脂(PA)、ポリオキシメチレン(POM)等が挙げ
られる。これらは2種以上の成分を併せて使用すること
もできる。更に、グラフトコポリマーの様な相溶化剤を
併用することもできる。
【0007】本発明での熱可塑性樹脂組成物には、上述
した熱可塑性樹脂(A)に加えて、ゴム成分(B)を配
合することもできる。このゴム成分(B)としては、コ
ア−シェル型、もしくはエラストマー等のゴム質重合体
が挙げられ、具体的には、メチルメタクリレート/ブタ
ジエン/スチレン共重合体樹脂(MBS樹脂)、アクリ
ロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体樹脂(AB
S樹脂)等のジエン系コアシェル型ゴム質重合体、アク
リレート/スチレン/アクリロニトリル共重合体樹脂
(ASA樹脂)、アクリレート/メチルメタクリレート
共重合体樹脂等のアクリル系コアシェル型ゴム質重合
体、シリコーン/アクリレート/メチルメタクリレート
共重合体樹脂、シリコーン/アクリレート/アクリロニ
トリル/スチレン共重合体樹脂等のシリコーン系コアシ
ェル型ゴム質重合体、エチレン/プロピレン共重合体
(EPR)、エチレン/ブテン−1共重合体、エチレン
/プロピレン/非共役ジエン共重合体(EPDM)、エ
チレン/酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン/ア
クリル酸エチル共重合体(EEA)などのオレフィン系
熱可塑性エラストマー(TPO)、スチレン/ブタジエ
ン/スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン/
エチレン/ブチレン/スチレンブロック共重合体(SE
BS)、スチレン/エチレン/プロピレンブロック共重
合体(SEP)、スチレン/イソプレン/スチレン共重
合体(SIS)等のスチレン系熱可塑性エラストマー
(TPE)、及びこれらの無水マレイン酸やグリシジル
メタクリレート等による変性品、熱可塑性ポリエステル
(TPEs)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、イソ
ブテン/イソプレンゴム(IIR)、ポリイソプレン
(IR)、天然ゴム(NR)、ブタジエン/アクリロニ
トリル共重合体(NBR)、ブタジエン/スチレン共重
合体(SBR)等が挙げられる。又、これらは2種以上
併せて使用することもできる。
【0008】本発明の摺動性改質剤は、ポリテトラフル
オロエチレン粒子含有粉体(C)である。そのポリテト
ラフルオロエチレン含有粉体(C)は粒子径が10μm
以下のポリテトラフルオロエチレン粒子と有機系重合体
とを含有してなリ、粉体中でポリテトラフルオロエチレ
ンが10μm以上の凝集体となっていないことが必要で
ある。このようなポリテトラフルオロエチレン含有粉体
としては、粒子径が0.05〜1.0μmのポリテトラフ
ルオロエチレン粒子水性分散液と有機系重合体粒子水性
分散液とを混合して凝固またはスプレードライにより粉
体化して得られるもの、あるいは、粒子径が0.05〜
1.0μmのポリテトラフルオロエチレン粒子水性分散
液存在下で有機系重合体を構成する単量体を重合した
後、凝固またはスプレードライにより粉体化して得られ
るもの、あるいは、粒子径が0.05〜1.0μmのポリ
テトラフルオロエチレン粒子水性分散液と有機系重合体
粒子水性分散液とを混合した分散液中で、エチレン性不
飽和結合を有する単量体を乳化重合した後、凝固または
スプレードライにより粉体化して得られるものが好まし
い。
【0009】本発明に用いるポリテトラフルオロエチレ
ン含有粉体(C)を得るために用いる、粒子径が0.0
5〜1.0μmポリテトラフルオロエチレン粒子水性分
散液は、含フッ素界面活性剤を用いる乳化重合でテトラ
フルオロエチレンモノマーを重合させることにより得ら
れる。ポリテトラフルオロエチレン粒子の乳化重合の
際、ポリテトラフルオロエチレンの特性を損なわない範
囲で、共重合成分としてヘキサフルオロプロピレン、ク
ロロトリフルオロエチレン、フルオロアルキルエチレ
ン、パーフルオロアルキルビニルエーテル等の含フッ素
オレフィンや、パーフルオロアルキル(メタ)アクリレ
ート等の含フッ素アルキル(メタ)アクリレートを用い
ることができる。共重合成分の含量は、テトラフルオロ
エチレンに対して10重量%以下であることが好まし
い。ポリテトラフルオロエチレン粒子分散液の市販原料
としては、旭ICIフロロポリマー社製の「フルオンA
D−1」、「AD−936」、ダイキン工業社製の「ポ
リフロンD−1、D−2」、三井デュポンフロロケミカ
ル社製の「テフロン30J」等を代表例として挙げるこ
とができる。
【0010】本発明に用いるポリテトラフルオロエチレ
ン含有粉体を構成する有機系重合体としては特に制限さ
れるものではないが、熱可塑性樹脂に配合する際の分散
性の観点から各々の樹脂との親和性が高いものであるこ
とが好ましい。有機系重合体を生成するための単量体の
具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−
メチルスチレン、o−メチルスチレン、t−ブチルスチ
レン、o−エチルスチレン、p−クロロスチレン、o−
クロロスチレン、2,4−ジクロロスチレン、p−メト
キシスチレン、o−メトキシスチレン、2,4−ジメチ
ルスチレン等の芳香族ビニル系単量体;アクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、
アクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸−2−
エチルヘキシル、アクリル酸ドデシル、メタクリル酸ド
デシル、アクリル酸トリデシル、メタクリル酸トリデシ
ル、アクリル酸オクタデシル、メタクリル酸オクタデシ
ル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘ
キシル等の(メタ)アクリル酸エステル系単量体;アク
リロニトリル、メタアクリロニトリル等のシアン化ビニ
ル系単量体;無水マレイン酸等のα,β−不飽和カルボ
ン酸;N−フェニルマレイミド、N−メチルマレイミ
ド、N−シクロヒキシルマレイミド等のマレイミド系単
量体;グリシジルメタクリレート等のグリシジル基含有
単量体;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル
等のビニルエーテル系単量体;酢酸ビニル、酪酸ビニル
等のカルボン酸ビニル系単量体;エチレン、プロピレ
ン、イソブチレン等のオレフィン系単量体;ブタジエ
ン、イソプレン、ジメチルブタジエン等のジエン系単量
体等を挙げることができる。これらの単量体は、単独で
あるいは2種以上混合して用いることができる。これら
の単量体の中で上記熱可塑性樹脂との親和性の観点から
好ましいものとして、芳香族ビニル系単量体、(メタ)
アクリル酸エステル系単量体、シアン化ビニル系単量体
を挙げることができる。
【0011】本発明に用いるポリテトラフルオロエチレ
ン含有粉体中に占めるポリテトラフルオロエチレンの含
有割合は、0.1〜90重量%であることが好ましい。
0.1重量%未満では、充分な摺動性を付与することが
困難となり、90重量%を超えると表面外観が悪化する
場合がある。また、ポリテトラフルオロエチレン粒子中
のポリテトラエチレンの含有割合は、0.5〜80重量
%である。0.5重量%未満では充分な摺動性を付与す
ることが困難で、80重量%を超えると表面外観が悪化
する場合がある。
【0012】本発明に用いるポリテトラフルオロエチレ
ン含有粉体は、その水性分散液を塩化カルシウム、硫酸
マグネシウム等の金属塩を溶解した熱水中に投入し、塩
析、凝固した後に乾燥するか、スプレードライにより粉
体化することができる。通常のポリテトラフルオロエチ
レンファインパウダーは、粒子分散液の状態から粉体と
して回収する工程で100μm以上の凝集体となってし
まうために熱可塑性樹脂に均一に分散させることが困難
であるのに対して、本発明に用いるポリテトラフルオロ
エチレン含有粉体は、ポリテトラフルオロエチレンが単
独で粒子径が10μmを超えるドメインを形成していな
いためにポリカーボネート樹脂等に対する分散性がきわ
めて優れている。この結果、本発明の熱可塑性樹脂組成
物は、ポリテトラフルオロエチレンが熱可塑性樹脂中で
効率よく繊維化しており、種々の成形性が優れる上に、
表面性にも優れるものとなる。
【0013】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、上述した
熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して、上記ゴム成
分(B)が0〜100重量部、ポリテトラフルオロエチ
レン含有粉体(C)が0.5〜50重量部添加されたも
のである。この際、ポリテトラフルオロエチレン含有粉
体(C)は、その内のポリテトラフルオロエチレン成分
が、熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して0.00
01〜20重量部になるように配合されることが望まし
い。ゴム成分(B)が100重量部を超えると熱可塑性
樹脂が柔らかくなり密着性が大きくなる。ポリテトラフ
ルオロエチレン含有粉体(C)が0.5重量部未満、ま
たは、そのポリテトラフルオロエチレン成分が0.00
01重量部未満では摺動性付与効果が乏しく、本発明の
効果を効果的に得ることができない場合がある。また、
ポリテトラフルオロエチレン含有粉体(C)が50重量
部を超えるか、または、そのポリテトラフルオロエチレ
ン成分が20重量部を超えると表面外観が悪化する場合
がある。
【0014】本発明の樹脂組成物には、本来の目的を損
なわない範囲で、顔料や染料、ガラス繊維、金属繊維、
金属フレーク、炭素繊維などの補強剤や充填剤、2,6
−ジ−ブチル−4−メチルフェノール、4,4´−ブチ
リデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)などのフェノール系酸化防止剤、トリス(ミックス
ド、モノおよびジニルフェニル)ホスファイト、ジフェ
ニル・イソデシルホスファイトなどのフォスファイト系
酸化防止剤、ジラウリルチオジプロピオネート、ジミリ
スチルチオジプロピオネートジアステリアルチオジプロ
ピオネートなどの硫黄系酸化防止剤、2−ヒドロキシ−
4−オクトキシベンゾフェノン、2−(2−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールなどのベン
ゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ビス(2,2,6,6)
−テトラメチル−4−ピペリジニル)などの光安定剤、
ヒドロキシルアルキルアミン、スルホン酸塩などの帯電
防止剤、エチレンビスステアリルアミド、金属石鹸など
の滑剤、およびテトラブロムフェノールA、デカブロモ
フェノールオキサイド、TBAエポキシオリゴマー、T
BAポリカーボネートオリゴマー、三酸化アンチモン、
TPP、リン酸エステルなどの難燃剤などの各種添加剤
を適宜配合することにより、さらに望ましい物性、特性
に調節することができる。本発明の熱可塑性樹脂組成物
は、上述した必須成分及び所望により任意成分の各成分
を所定量配合し、ロール、バンバリーミキサー、単軸押
出機、2軸押出機等の通常の混練機で混練することによ
り調製される。通常、ペレット状にするのが好ましい。
また、ポリテトラフルオロエチレン含有粉体(C)を高
濃度に含むマスターペレットを熱可塑性樹脂(A)もし
くはゴム質重合体(B)で希釈して本発明の組成物とし
ても良い。
【0015】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、様々な成
型方法において成型品の摺動性や成形時の滑性を発揮
し、また、ポリテトラフルオロエチレンのマクロな凝集
物がなく成型品の表面性も優れている。本発明の熱可塑
性樹脂成物の加工法としては特に制限はないが、射出成
形、カレンダー成形、ブロー成形、押し出し成形、熱成
形、発泡成形、溶融紡糸などを挙げることができる。本
発明の熱可塑性樹脂組成物を用いて得られる有用な成形
体としては特に制限はないが、射出成型品、シート、フ
ィルム、中空成形体、パイプ、角棒、異形品、熱成形
体、発泡体、繊維などを挙げることができる。
【0016】
【実施例】以下、「部」は重量部を示す。諸物性の測定
は下記の方法による。 (1)固形分濃度:粒子分散液を170℃で30分乾燥
して求めた。 (2)粒子径分布、重量平均粒子径:粒子分散液を水で
希釈したものを試料液として、動的光散乱法(大塚電子
(株)製「ELS800」、温度25℃、散乱角90
度)により測定した。 (3)ゼータ電位(表面電位):粒子分散液を0.01
mol/lのNaCl水溶液で希釈したものを試料液と
して、電気泳動法(大塚電子(株)製「ELS80
0」、温度25℃、散乱角10度)により測定した。 (4)摺動性:75t射出成形機を用い、試片を成形
し、JIS K7218A法に基づきスラスト式摩擦摩
耗試験を使用した。相手材は同材を用いた。試験片は、
外径25.6mm、内径20.0mmの中空円筒形のもの
を用い、相手材にも同様の形状を用いた。 動摩擦係数の測定条件は室温23℃、湿度50%雰囲気
中で荷重2kg、走行速度10cm/secで測定し
た。 動摩擦係数は次式で求められる。 μ=f×r/L×R (−) μ:動摩擦係数 f:ロードセルで検出した摩擦力 R:試料平均半径 r:軸中心ロードセル長さ L:荷重 比摩耗量の測定条件は、室温23℃、湿度50%雰囲気
中で荷重2kg、走行速度10cm/sec、走行距離
8.64kmで測定した。比摩耗量は次式で求められ
る。 A=△W/P×l×α (mm3/N・m) A:比摩耗量 △W:サンプルの重量変化 P:荷重 l:走行距離 α:サンプルの密度
【0017】(5)表面傷つき性 75t射出成形機を用いて試片を成形し、スチールウー
ルを用いて表面傷付き性を下記の基準で評価した。 ○:殆ど表面に傷が見られない。 △:表面に傷が見られる。 ×:傷が見えて摩耗する。 (6)表面外観 75t射出成形機を用いて試片を成形し、成形品の表面
外観を下記の基準で評価した。 ○:平滑で外観が良好 △:少し表面の肌荒れが見られる ×:表面の肌荒れがひどく外観が悪い
【0018】[改質剤実施例1:ポリテトラフルオロエ
チレン含有粉体(C−1)]撹拌翼、コンデンサー、熱
電対、窒素導入口を備えたセパラブルフラスコに、蒸留
水190部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
1.5部、スチレン100部、クメンヒドロパーオキシ
ド0.5部を仕込み、窒素気流下に40℃に昇温した。
次いで、硫酸鉄(II)0.001部、エチレンジアミン
四酢酸二ナトリウム0.003部、ロンガリット塩0.2
4部、蒸留水10部の混合液を加えラジカル重合を開始
させた。発熱が終了した後、系内の温度を40℃で1時
間保持して重合を完了させ、スチレン重合体粒子分散液
(以下、P−1と称する)を得た。スチレン重合体粒子
分散液(P−1)の固形分濃度は33.3重量%で、粒
子径分布は単一のピークを示し、重量平均粒子径は96
nm、表面電位は−32mVであった。一方、ポリテト
ラフルオロエチレン系粒子分散液として旭ICIフロロ
ポリマーズ社製「フルオンAD936」を用いた。「フ
ルオンAD936」の固形分濃度は63.0重量%であ
り、ポリテトラフルオロエチレン100部に対して5部
のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルを含む
ものである。「フルオンAD936」の粒子径分布は単
一のピークを示し、重量平均粒子径は290nm、表面
電位は−20mVであった。833部の「フルオンAD
936」に蒸留水1167部を添加して、固形分濃度が
26.2重量%のポリテトラフルオロエチレン粒子分散
液(F−1)を得た。ポリテトラフルオロエチレン粒子
分散液(F−1)は、25重量%のポリテトラフルオロ
エチレン粒子と1.2重量%のポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテルを含むものである。160部のF−
1(ポリテトラフルオロエチレン40部)と181.8
部のP−1(ポリスチレン60部)とを撹拌翼、コンデ
ンサー、熱電対、窒素導入口を備えたセパラブルフラス
コに仕込み、窒素気流下に室温で1時間撹拌した。その
後、系内を80℃に昇温し、1時間保持した。一連の操
作を通じて固形物の分離は見られず、均一な粒子分散液
を得た。粒子分散液の固形分濃度は29.3重量%、粒
子径分布は比較的ブロードで重量平均粒子径は168n
mであった。この粒子分散液341.8部を塩化カルシ
ウム5部を含む85℃の熱水700部に投入し、固形物
を分離させ、濾過、乾燥してポリテトラフルオロエチレ
ン含有粉体(C−1)98部を得た。ポリテトラフルオ
ロエチレン含有粉体(C−1)を250℃でプレス成形
機により短冊状に賦形した後、ミクロトームで超薄切片
としたものを無染色のまま透過型電子顕微鏡で観察し
た。ポリテトラフルオロエチレンは暗部として観察され
るが、10μmを超える凝集体は観察されなかった。
【0019】[改質剤実施例2:ポリテトラフルオロエ
チレン含有粉体(C−2)]撹拌翼、コンデンサー、熱
電対、窒素導入口、滴下ロートを備えたセパラブルフラ
スコに、上記改質剤実施例1で使用したF−1を160
部(ポリテトラフルオロエチレン40部)、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸1.0部、蒸留水70部を仕込み、窒
素気流下に80℃に昇温した。次いで、硫酸鉄(II)
0.001部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.
003部、ロンガリット塩0.24部、蒸留水10部の
混合液を加えた後、n−ブチルアクリレート20部、ス
チレン40部、ターシャリーブチルペルオキシド0.3
部の混合液を滴下ロートより90分間で滴下し、ラジカ
ル重合を進行させ、滴下終了後、内温を80℃で1時間
保持した。一連の操作を通じて固形物の分離は見られ
ず、均一な粒子分散液を得た。粒子分散液の固形分濃度
は33.2重量%、粒子径分布は比較的ブロードで重量
平均粒子径は248nmであった。この粒子分散液30
1.5部を塩化カルシウム5部を含む85℃の熱水70
0重量部に投入し、固形物を分離させ、濾過、乾燥して
ポリテトラフルオロエチレン含有粉体(C−2)98部
を得た。ポリテトラフルオロエチレン含有粉体(C−
2)を250℃でプレス成形機により短冊状に賦形した
後、ミクロトームで超薄切片としたものを無染色のまま
透過型電子顕微鏡で観察した。ポリテトラフルオロエチ
レンは暗部として観察されるが、10μmを超える凝集
体は観察されなかった。
【0020】[改質剤実施例3:ポリテトラフルオロエ
チレン含有粉体(C−3)]ドデシルメタクリレート7
5部とメチルメタクリレート25部の混合液にアゾビス
ジメチルバレロニトリル0.1部を溶解させた。これに
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2.0部と蒸留
水300部の混合液を添加し、ホモミキサーにて100
00rpmで4分間撹拌した後、ホモジナイザーに30
MPaの圧力で2回通し、安定なドデシルメタクリレー
ト/メチルメタクリレート予備分散液を得た。これを撹
拌翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入口を備えたセパ
ラブルフラスコに仕込み、窒素気流下で内温を80℃に
昇温して3時間撹拌してラジカル重合させ、ドデシルメ
タクリレート/メチルメタクリレート共重合体粒子分散
液(以下、P−2と称する)を得た。P−2の固形分濃
度は25.1重量%で、粒子径分布は単一のピークを示
し、重量平均粒子径は198nm、表面電位は−39m
Vであった。上記改質剤実施例1で用いたF−1を16
0部(ポリテトラフルオロエチレン40部)と159.
4部のP−2(ドデシルメタクリレート/メチルメタク
リレート共重合体40部)とを撹拌翼、コンデンサー、
熱電対、窒素導入口、滴下ロートを備えたセパラブルフ
ラスコに仕込み窒素気流下に室温で1時間撹拌した。そ
の後系内を80℃に昇温し、硫酸鉄(II)0.001
部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.003
部、ロンガリット塩0.24部、蒸留水10部の混合液
を加えた後、メチルメタクリレート20部とターシャリ
ーブチルペルオキシド0.1部の混合液を30分かけて
滴下し、滴下終了後内温を80℃で1時間保持してラジ
カル重合を完了させた。一連の操作を通じて固形物の分
離は見られず、均一な粒子分散液を得た。粒子分散液の
固形分濃度は28.5重量%で、粒子径分布は比較的ブ
ロードで重量平均粒子径は248nmであった。この粒
子分散液349.7部を塩化カルシウム5部を含む75
℃の熱水600部に投入し、固形物を分離させ、濾過、
乾燥してポリテトラフルオロエチレン含有粉体(C−
3)97部を得た。乾燥したポリテトラフルオロエチレ
ン含有粉体(C−3)を220℃でプレス成形機により
短冊状に賦形した後、ミクロトームで超薄切片としたも
のを無染色のまま透過型電子顕微鏡で観察した。ポリテ
トラフルオロエチレンは暗部として観察されるが、10
μmを超える凝集体は観察されなかった。
【0021】[改質剤実施例4:ポリテトラフルオロエ
チレン含有粉体のマスターペレット(M−1)]ポリカ
ーボネート(三菱エンジニアリングプラスチック社製
「ノバレックス7022A」)100部に対して、上記
改質剤実施例3で得たテトラフルオロエチレン含有粉体
(C−3)を20部配合してハンドブレンドした後、3
0mm二軸押出機を用いて、バレル温度280℃、スク
リュー回転速度100rpmにて溶融混練しペレット状
に賦形し、ポリテトラフルオロエチレン含有粉体のマス
ターペレット(以下、M−1と称する)を得た。
【0022】[実施例]表1、2に示すように、熱可塑
性樹脂(A)100重量部に対して、ゴム質重合体
(B)及び、上記各改質剤(テトラフルオロエチレン含
有粉体(C−1〜3)またはマスターペレット(M−
1))を配合し、押出機により押し出し(ダイス温度は
表中に記載)、ペレットを調製した。このペレットを用
いて75t射出成形機を用いて成形し(シリンダ温度は
表中に記載)、スラスト式摩擦摩耗試験および表面傷付
き性、表面外観を評価した。結果を表1、2に示す。 [比較例]比較のために、表3、4に示すように、ポリ
テトラフルオロエチレン含有粉体を添加せずに、または
過少若しくは過剰に添加して押し出したもの(比較例1
〜6、8〜21)、市販のポリテトラフルオロエチレン
パウダー(旭硝子(株)製「ルブリカントL169
J」)を添加したもの(比較例7)を同様に評価した。
「ルブリカントL169J」は、有機系重合体を含まな
いポリテトラフルオロエチレンである。結果を表3、4
に示す。
【0023】表中、熱可塑性樹脂(A)には以下のもの
を使用した。 PS:住友化学(株)「スミブライトM140」 SAN:旭化成(株)「AP789」 PMMA:三菱レイヨン(株)「アクリペットVH」 PVC:信越化学(株)ポリ塩化ビニル樹脂「TK70
0」を100部、安定剤及び滑剤としてジオクチル錫メ
ルカプチド3部、三菱レイヨン(株)「メタブレンP−
550」を2部、三菱レイヨン(株)「メタブレンPー
710」を1部をヘンシェルミキサーで110℃になる
まで10分間混合した。 PP:日本ポリケム(株)「ノバッテクFY−6H」 HDPE:日本ポリケム(株)「ノバッテクHY43
0」 PC:三菱エンプラ(株)「ノバレックス7022A」 PPE:(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エー
テル、還元粘度(ηsp/c)=0.59dl/g PBT:三菱レイヨン(株)「タフペットN1000」 PET:三菱レイヨン(株)「KR582」 PA6:東レ(株)「CM1017」 PA66:東レ(株)「CM3001N」 HIPS:住友化学(株)「スミブライトE580」 ABS:三菱レイヨン(株)「ダイヤペット3001」 POM:ポリプラスチックス(株)「M90−02」
【0024】ゴム質重合体(B)には以下のものを使用
した。 MBS:三菱レイヨン(株)「メタブレンC223A」 SAS:三菱レイヨン(株)「メタブレンSX006」 AR:三菱レイヨン(株)「メタブレンW341」 SiR:三菱レイヨン(株)「メタブレンS2001」 EPR:三井化学(株)「タフマーP0680」 SEBS:シェル化学(株)「クレイトンG1650」
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】表1〜4から明らかなように、本実施例の
熱可塑性樹脂組成物であれば、摺動性に優れ、表面に傷
がつきにくい上に、表面外観も良好である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、様々な成型方法におい
て、優れた摺動性が永久的に持続し、かつ、表面外観性
の良好な成型品を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/00 C08L 101/00 Fターム(参考) 4F070 DA34 DA35 DC07 DC11 FA03 FB03 FB04 4J002 AC013 AC024 AC034 AC063 AC064 AC073 AC083 BB031 BB034 BB053 BB063 BB073 BB121 BB124 BB153 BB174 BB183 BB213 BC031 BC034 BC061 BC084 BC094 BC114 BD041 BD15X BE044 BF014 BF024 BG044 BG054 BG061 BG064 BG094 BG104 BH024 BN123 BN153 BN163 BN173 BP013 BP023 CB001 CD194 CD203 CF041 CF161 CG001 CH071 CK023 CL011 CL031 FD010 FD040 FD050 FD070 FD090 FD100 FD130 FD170 GC00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリテトラフルオロエチレン含量が0.
    5〜80重量%である粒子径が10μm以下のポリテト
    ラフルオロエチレン粒子と、有機系重合体とを含有する
    摺動性改質剤。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂の100重量部に対して、
    請求項1記載の摺動性改質剤が0.5〜50重量部添加
    されていることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の摺動性改質剤を熱可塑性
    樹脂に添加し、溶融混練してマスターペレット化し、こ
    のマスターペレットをさらに熱可塑性樹脂に配合し、ポ
    リテトラフルオロエチレン粒子含有粉体の含有量を熱可
    塑性樹脂の総量100重量部に対して0.5〜50重量
    部とすることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の摺動性
    改良方法。
  4. 【請求項4】 粒子径が0.05〜1.0μmのポリテト
    ラフルオロエチレン粒子水性分散液と有機系重合体粒子
    水性分散液との混合物を凝固またはスプレードライによ
    り粉体化することを特徴とする摺動性改質剤の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 粒子径が0.05〜1.0μmのポリテト
    ラフルオロエチレン粒子水性分散液の存在下で、有機系
    重合体を構成する単量体を重合した後、凝固またはスプ
    レードライにより粉体化することを特徴とする摺動性改
    質剤の製造方法。
  6. 【請求項6】 粒子径が0.05〜1.0μmのポリテト
    ラフルオロエチレン粒子水性分散液と有機系重合体粒子
    水性分散液とを混合した分散液中で、エチレン性不飽和
    結合を有する単量体を乳化重合した後、凝固またはスプ
    レードライにより粉体化することを特徴とする摺動性改
    質剤の製造方法。
  7. 【請求項7】 ゴム成分を有することを特徴とする請求
    項2記載の熱可塑性樹脂組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249668A (ja) * 2001-02-27 2002-09-06 Mitsubishi Rayon Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物、成形品、およびこれに用いる混合体
JP2005097574A (ja) * 2003-08-22 2005-04-14 Calp Corp 成形用原料及びこれを用いた難燃性樹脂組成物の製造方法
JP2012513511A (ja) * 2008-12-22 2012-06-14 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 引掻耐性の向上方法及び関連製品及びその使用
WO2021251327A1 (ja) * 2020-06-10 2021-12-16 学校法人福岡大学 側鎖結晶性ブロック共重合体を含む成形体、及びその製造方法

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